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VR 雲台
TU-03AVR
取扱説明書
この度は本製品をご購入頂き、誠にありがとうございます。
本品の機能・性能を最大限に活用し、安全にご利用頂くため、
本取扱説明書は必ずお読み下さい。
サポート体制
・本製品についてのお問い合わせは、下記までご連絡いただきますよう
お願い致します。
溝の口事業所
営業本部
第1営業部
〒213-0002
TEL(044)812-0931
FAX(044)812-0932
E-mail:[email protected]
〒721-0926
福山事業所
川崎市高津区二子 6-10-10
広島県福山市大門町 4-18-30
TEL(0849)41-3335
FAX(0849)43-9770
E-mail:fukuyama @shotoku.co.jp
インターネットホームページ
アドレス
・製品情報
http://www.shotoku.co.jp
新製品情報、製品の個別仕様、広告情報
目
次
ページ
安全上のご注意
・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
1.お守りいただきたいこと
・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・2
2.概要
・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・3
3.各部名称
・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・3
4.機能・構造
・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・4
5.セットアップ
・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
6.保守
・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・7
7.その他注意事項
・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・7
安全上のご注意
当社の製品は安全に対して充分な配慮をしておりますが、誤った使い方により
御使用になる方や他の方への危害、財産への損害を未然に防止するため
必ずお守りいだきたいことを、次のように説明しています。
●表示内容を無視して、誤った使い方をした時に生じる危険や損害の程度を
次の表示で区分し、説明しています。
!
警告
この表示は「死亡または重傷などを負う可能性が想定」さ
れる内容です
!
注意
この表示は「傷害を負う可能性または物質的損害のみが発
生する可能性が想定」される内容です
●お守り頂きたい内容の種類を、以下の記号表示で区分し、説明しています。
!
一般的な注意を促す記号です(注意)
これは行為を禁止する記号です(禁止)
!
これは行為を指示する記号です(強制)
指を挟まないよう注意を促す記号です
回転物に対して注意を促す記号です
1
1.お守りいただきたいこと
下記の注意事項を守らないと事故などにより死亡や大ケガの原因
となることがあります。事故を未然に防ぐために、必ずお守りください。
指示
カメラ等の取付は2人以上で行う
!
1人で行うと腰を痛めたり、ケガの原因になることがあります。
指示
ブレーキを確認する
!
パン、チルトのブレーキが正常に動作するか確認してください。
指挟み
可動部に指を挟まないよう注意する
挟みこまれると、ケガの原因になることがあります。
指示
設置時は電源コードや接続コードを外す
!
転倒などによるケガの原因となることがあります。
指示
カメラ搭載時はチルトストッパをかける
!
設置場所の水平状態や搭載時の前後バランスによっては、
雲台が自発的にチルトしてケガの原因となることがあります。
禁止
製品の上に乗らない、重量物を載せない
倒れたり、落ちたり、壊れたりして、雲台の性能を
発揮できなかったり、予期せぬケガの原因になることがあります。
禁止
改造しない
改造すると強度が低下し、雲台やカメラが転倒して
ケガの原因となることがあります。
回転物
回転物に注意する
雲台を旋回させる時には周囲に注意して下さい。
ケガや破損の原因となることがあります。
2
2.概
要
本 装 置 は 各 種 小 型 ハ ン デ ィ カ メ ラ を 搭 載 し 、 EFP 及 び ENG 用 に 使 用 す る 雲 台 で す 。
チ ル ト バ ラ ン ス 及 び 微 調 力 は 無 段 階 で 調 節 で き 、お 好 み の 状 態 に す る こ と が で き ま す 。
ペ デ ス タ ル や 三 脚 へ の 取 付 け は 御 客 様 の 仕 様 に よ り 異 な り ま す が 、 150 ボ ウ ル タ イ プ
と M 40 ナ ッ ト 固 定 タ イ プ が あ り ま す
3.各部名称
①
②
③
④
⑤
⑨
⑧
⑦
⑥
⑩
⑪
⑫
① 前後スライドロック
ツマミ
⑦ カメラプレート
② パン棒菊座
⑧ 3/8 イ ン チ
③ チルトストッパ
⑨ カメラプレート
④ チルトバランス
ツマミ
⑩ 水準器
⑤ チルトブレーキ
レバー
⑪ パン微調
⑥ パンブレーキ
レバー
⑫ チルト微調
3
カメラ取付ネジ
ストッパ
ツマミ
ツマミ
4.機能・構造
①前後スライドロック
ツマミ
(a)カ メ ラ を 前 後 に ス ラ イ ド さ せ て 前 後 方 向 の バ ラ ン ス を 取 る 時 に 使 用 し ま す 。
(b)右 へ 廻 す と ス ラ イ ド が ロ ッ ク さ れ 、 左 へ 廻 す と 解 除 さ れ ま す 。
(c)前 後 バ ラ ン ス の 調 整 は 、 こ の ツ マ ミ を 解 除 し カ メ ラ の 位 置 を 調 整 し ま す 。
調整後は忘れずにロックして下さい。
②パン棒菊座
(a)パ ン 棒 を 取 り 付 け る 座 で す 。
(b)歯 切 り に 合 わ せ て パ ン 棒 の 角 度 を 自 由 に 変 え ら れ 、 確 実 に 固 定 で き ま す 。
③チルトストッパ
(a)チ ル ト 回 転 を ピ ン に よ り 完 全 に 固 定 す る ス ト ッ パ で す 。
(b)ロ ッ ク の 方 法 は 一 度 手 前 に 引 き 、 そ の 状 態 で 90゜ 右 、 あ る い は 左 に 廻 し 指 を 放
します。解除の方法はこの逆を行います。
(c)カ メ ラ の 着 脱 及 び カ メ ラ の 側 を 離 れ る 時 は 、必 ず チ ル ト ス ト ッ パ を か け て 下 さ い 。
④チルトバランス
ツマミ
(a)右 へ 廻 す と カ メ ラ を 水 平 に し よ う と す る 力 が 強 く な り 、左 へ 廻 す と カ メ ラ を 倒 す
力が強くなります。
(b)ツ マ ミ は カ メ ラ が 水 平 付 近 (チ ル ト 0°付 近 )で 回 転 し ま す 。
(c)ツ マ ミ は 約 2 回 転 し ま す 。
(d)カ メ ラ 、 レ ン ズ 、 そ の 他 を 換 え た 時 、 あ る い は オ プ シ ョ ン を 追 加 し た 時 な ど に
使用します。通常は一度設定すれば、以後動かす必要はありません。
⑤チルトブレーキ
レバー
(a)右 へ 廻 す と チ ル ト 回 転 に ブ レ ー キ が 掛 か り 、 左 へ 廻 す と 解 除 さ れ ま す 。
⑥パンブレーキ
ツマミ
(a)右 へ 廻 す と パ ン 回 転 に ブ レ ー キ が 掛 か り 、 左 へ 廻 す と 解 除 さ れ ま す
⑦カメラプレート
(a)カ メ ラ の 底 面 に 取 付 け ま す 。
(b)カ メ ラ の 前 後 バ ラ ン ス 調 整 を ±50mm で き ま す 。
4
⑧ 3/8 イ ン チ
カメラ取付ネジ
(a)⑦ カ メ ラ プ レ ー ト を こ の ネ ジ 2 本 で カ メ ラ に 取 付 け ま す 。
(b)ネ ジ 穴 の 位 置 を 合 わ せ 2 本 の ネ ジ ゙を 交 互 に 少 し ず つ 締 め 付 け 、 さ ら に 付 属 工 具
又はコイン等で確実に締めてください。
⑨カメラプレートストッパ
(a)⑦ カ メ ラ プ レ ー ト が 雲 台 か ら 脱 落 し な い よ う に 、 カ メ ラ プ レ ー ト が 前 後 50mm
の時に働くストッパです。
⑩水準器
(a)カ メ ラ を 取 り 付 け る 前 に 雲 台 の 水 平 を 出 す 時 に 使 用 し ま す 。
(b)中 央 の 丸 の 中 に 気 泡 が 入 っ て い る 状 態 が 水 平 で す 。
⑪パン微調
ツマミ
(a)右 へ 廻 す と 微 調 力 が 強 く な り 、 左 へ 廻 す と 弱 く な り ま す 。
(b)ツ マ ミ は 約 5 回 転 し ま す 。
⑫チルト微調
ツマミ
(a)右 へ 廻 す と 微 調 力 が 強 く な り 、 左 へ 廻 す と 弱 く な り ま す 。
(b)ツ マ ミ は 約 5 回 転 し ま す 。
5
4.セットアップ
(1)カ メ ラ 底 面 に カ メ ラ プ レ ー ト を 取 り 付 け ま す 。( ⑦ )
(2)水 準 器 を 用 い て 雲 台 の 水 平 を 出 し ま す 。( ⑩ )
(3)パ ン 棒 菊 座 に パ ン 棒 を 取 り 付 け ま す 。( ② )
(4)カ メ ラ を 雲 台 に 取 り 付 け ま す 。
チ ル ト ス ト ッ パ を 有 効 に し て お き ま す 。( ③ )
念のため、チルトブレーキ・パンブレーキを効かせます(⑤⑥)
カメラプレートを雲台側の天板にならい「カチン」と音がするまで押し込んで
ください。天板上で前後に動かしてバランスの良い位置で前後スライドロック
を 右 に 回 し 、 カ メ ラ プ レ ー ト が 動 か な い こ と を 確 認 し ま す 。( ① ⑦ )
それからカメラを載せてください。
(5)パ ン 棒 を 持 ち チ ル ト ス ト ッ パ 、 チ ル ト ブ レ ー キ を 外 し ま す 。( ③ ⑤ )
この時点では雲台がバランスしていないとカメラが急に倒れる事がありますので
必ずパン棒を持って行って下さい。
(7)ス ラ イ ド ロ ッ ク を 解 除 し 、 軽 く 上 下 に チ ル ト し な が ら カ メ ラ を 前 後 に 動 か し 、
前 後 バ ラ ン ス を 調 整 し ま す 。チ ル ト バ ラ ン ス が 極 端 に 狂 っ て い る と 前 後 バ ラ ン ス の
調 整 は 難 し い の で 、 こ の 時 は あ る 程 度 チ ル ト バ ラ ン ス を と っ た 後 ,前 後 バ ラ ン ス を
調 整 し ま す 。 調 整 後 に 再 び ス ラ イ ド ロ ッ ク を 行 い ま す 。( ① )
(8)軽 く 上 下 に チ ル ト し て バ ラ ン ス の 様 子 を 見 な が ら 少 し ず つ チ ル ト バ ラ ン ス ツ マ ミ
を回します。
ど の 角 度 で も カ メ ラ が 静 止 ( バ ラ ン ス ) す る よ う に な れ ば 調 整 は 完 了 で す 。 (④ )
(9)チ ル ト 微 調 、 パ ン 微 調 を 好 み の 強 さ に 調 節 し て 使 用 し て 下 さ い 。( ⑪ ⑫ )
6
5.保守
ホコリなどの清掃以外は、殆ど日常の保守は必要ありません。
年に1度、メーカ側でのオーバーホールをお勧め致します。
6.その他注意事項
(1)ウ イ ン グ ナ ッ ト の 締 付 が 弱 い と 、 雲 台 操 作 中 に ガ タ つ き ま す 。
シッカリと締付け、増し締めを行ってください。
(2)チ ル ト バ ラ ン ス ツ マ ミ は 一 度 調 整 す れ ば 、搭 載 す る 物 を 変 え な い 限 り 動 か す 必 要 は
ありません。むやみに回すとその度に調整しなければならなくなりますので注意
して下さい。
(3)本 雲 台 は 完 全 に バ ラ ン ス し た 状 態 に お い て 性 能 を 発 揮 し ま す 。
チルトバランスが狂った状態で使用しますと本来の性能が発揮できません。
好みによって前後バランス調整を行って下さい。
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