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CINCH Pictorial Instruction
● シンチ 図解取扱説明書
※製品の使用に入る前に必ずこの説明書と製品添付の説明書を合わせてお読みください
リリースレバー
リリース
タブ
シンチの部位名称
回転軸穴
カラビナ
ホール
ロープの通し方
シンチのプレートを回転させて
開き、溝に記載されたグリップ
する手とクライマーの図によっ
て示されたとおりにロープを溝
に通します。
クライマーの図がある溝の端
からクライマーに繋がる側の
ロープエンド(ラッペリングの際
はアンカーに繋がるエンド)が
出ていることを確認してくださ
い。
クライマーへ
繋がる側
ブレーキ
ハンド側
クライマーへ
シンチのプレートを回転させて
閉じ、ロープを内部に閉じ込め
ます。次にハーネスメーカーの
取扱説明書に従ってロッキン
グ(環付)カラビナを用いてあな
た(確保者)のハーネスのビレ
イループに取り付けてくださ
い。
※ロープはCEマーク(ヨーロッ
パ連合が定めた安全規格をク
リアしたマーク)が付いたシン
グルロープに限ります。ダブル
用ロープ・ツイン用ロープには
絶対に利用しないでください。
クライマーへ
ブレーキ
ハンドへ
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CINCH Pictorial Instruction
ロッキングカラビナは写真のよ
うに上下2ヶ所のタイインポイ
ントを直接連結する形で使わ
ないでください。直接連結する
とギアやロープの操作がうまく
行えず事故や怪我などの原因
になります。
(注:タイインポイントが1ヶ所
の場合やシットハーネス型はこ
の限りではありません。)
テスト(動作確認)
シンチを用いたビレイを始める
前に、動作確認は必須です。
ロープを装填したシンチをハー
ネスに連結した上でクライマー
に繋がる側のロープをしっかり
力強く引き、効き目を確かめて
ください。もし、シンチがロープ
をロックしなければ、ロープが
正しく通されていません。
適切に通されていれば、写真
のような状態でロックされま
す。
ぐっと引く
ビレイ(シンチによる確保)
ロープをクライマーに対して繰
り出すには、シンチを図示され
たように右手で握ってくださ
い。その際、右手親指はレ
バーのあるプレート上の回転
軸穴をふさぐ位置に、人差し指
は裏側の回転軸穴をふさぐ位
置に添えてください。ロープを
繰出す時には、右手でシンチ
をクライマーと逆方向に引きつ
けるようにするとロープの流れ
がスムーズとなり不要なロック
の作動を回避できます。ロープ
の繰り出しを上手に、そしてス
ムーズに行えるよう練習をして
ください。クライマーの墜落を
止めたり、確保するときは、右
手がブレーキハンドとなりま
す。確保・ロワーリング・ラッペ
ルいずれの最中にも、決して
右手はブレーキ側ロープから
は離してはいけません。
親指と人差し指で回転
軸穴を押さえている
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CINCH Pictorial Instruction
リリース(解除)
シンチがロープをロックした状
態から、リーダー(クライマー)
へのロープを少し緩める場合、
もしくは解除の必要がある場
合は、右手(ブレーキハンド)を
ロープから決して放さずに、図
のように銀色のリリースタブを
左手で引き離します。くれぐれ
もロープから右手(ブレーキハ
ンド)を放してはなりません。ま
たロープをクライマーに対して
繰り出す通常の状況では銀色
のリリースタブを握ってはいけ
ません。
ロワー(吊り降し)
クライマーを吊り降ろすには、
左手の指を使いリリースレ
バーを引き下げます。左手の
親指はリリースレバー軸の付
け根に図のように押し当てレ
バー全体を握り、レバーをテコ
のように作動させて負荷を解
除します。図のように親指と他
の指を使ってテコの操作を行
わない限り、リリースやクライ
マーのロワー(吊り降ろし)はき
わめて困難です。単に力任せ
でレバーを引くだけではシンチ
の解除は行えず、かえってリ
リースレバーの不具合の原因
となります。 ロワーリング実
行中はブレーキハンドを使って
のロープ制御保持はとても重
要であり、掌のロープ火傷を防
ぐためにクライミンググローブ
の使用を強く推奨します。
右図のように右レッグループ
に掛けたカラビナにブレーキエ
ンド(シンチに入っていく側)の
ロープを通して方向を変えるこ
とでブレーキハンドによる制動
がかなり楽になります。
レバー軸の付根に
親指をしっかり添えて
レバー全体を握り
操作します
右レッグループに掛けたカ
ラビナでロープの流れる
方向を変える
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