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消費生掻甚補品の補品安党に係る欧州における
リスクアセスメントに関する
調査研究報告曞
平成 21 幎 3 月
財団法人
財団法人
囜際経枈亀流財団
補品安党協䌚
この事業は、競茪の補助金を受けお
実斜したものです。
http://ringring-keirin.jp
圓該事業結果の芁玄
この調査研究事業の目的は「補品に内圚するリスクを事前評䟡する」こずに
ある。
消費生掻甚補品にかかわる事故に察しお消費者の関心が高たり、瀟䌚問題ず
しお捉えられるようになっおいる。
政府は、重倧事故情報報告・公衚制床により、事故の再発・拡倧リスクに察す
る察策を手圓、たた、長期䜿甚補品安党点怜制床により点怜を促すこずで、䜿
甚䞭の経幎劣化事故リスクに察する察策を手圓した。たた、䌁業偎も事故リ
コヌル察応にかかる䜓制敎備に重点を眮いおきた。
しかし今埌は、事故の未然防止の曎なる匷化の芳点から、補品安党察策の䞭
栞である補品出荷段階たでの安党確保を䞭心に、補品ラむフステヌゞの各ステ
ップにおいお補品安党察策を図るこずが重芁ずなっおいる。
即ち、政府は盎接の重倧事故情報、NITE による非重倧事故情報の分析、安党
察策の抜出を行い、事故情報の䌁業ぞの公開フィヌドバックをするず
共に、事故情報の事前察策補品安党四法ぞのフィヌドバックずしお、芏制
察象品目の远加リチりムむオン電池幎月、石油燃焌機噚幎
月から、ガスコンロ幎月、電動車いす諮問䞭を行う等、技
術基準の芋盎しを行い、曎に、補品安党四法の事前芏制の芋盎しも始めようず
しおいる。
たた䌁業偎も、安党な補品の蚭蚈・開発に補品安党察策の力点を眮き぀぀ある。
しかしながら、①補品の倚様化・耇雑化、補造プロセスのサプラむチェヌン
の倉化、経隓ノりハりの限界、②䜿甚者偎の意識の䜎䞋高霢化等を背景ずし
お、③想定されおいなかった䜿甚圢態、④想定されおいなかった倚重芁因゜
フトりェアのバグなどを背景に、既存の安党基準では想定しおいなかった新た
な危険芁因により事故の倚くは発生するようになった。
【䟋】シュレッダヌの幌児の指挟み(䜿甚圢態倉化)、FF 匏石油暖房機の郚品劣
化(経幎劣化)、電気䟿座の発火(䜿甚圢態の倉化)、掗濯機の指挟み(経幎劣化)、
電気の発煙発火(想定倖の䜿甚圢態)、電気コンロ(䜿甚圢態の倉化)等
これらの新たな領域に察しお、囜際瀟䌚は個別の技術基準を匷化するよりも、
リスクアセスメントを䌁業自身が実斜し、自䞻的に倧きなリスクを未然に陀去、
䜎枛する方法に切り替えおきおいる。この補品開発段階からの未然防止掻動は、
欧州の動向ずしお顕著である。
このように、補品に内圚するリスクを事前に評䟡するリスクアセスメントを
補品の生産プロセスの流れに䜵せお行う䌁業内システム構築を、瀟䌚が支揎す
る補品安党確保䜓系を䜜り䞊げる、ための情報収集ず具䜓的な手段の提案をこ
の調査研究事業の目的ずした。
- 1 -
最終的な達成目暙は、欧州発の䞖界暙準になっおいる、補品安党を぀の手
段、①基本安党芏栌A 芏栌、グルヌプ安党芏栌B 芏栌、個別安党芏栌C
芏栌ずいう階局芏栌䜓系で消費生掻補品の党おを網矅する、②基準を性胜
芏定化し技術進歩の倚様性に察応する、③リスクアセスメントによる安党性評
䟡を䌁業自らが行う、④本質的安党蚭蚈方策、安党防護策、䜿甚䞊の情報提瀺
ずいうステップメ゜ッドで優先順䜍を぀けおリスク䜎枛を図る、④CE マヌク
を統䞀シンボルずする、基準適合確認を AH モゞュヌルで行うずいう䜓系を消
費生掻甚補品に導入する、で達成するシステムの日本ぞの導入ず展開である。
この調査研究で埗られた成果は、調査項目の順に、
①工業補品に斌ける機械安党リスクアセスメントは、日本においおは 2006 幎
の劎働安党法改正により、リスクアセスメント実斜が努力矩務化されたこずも
あり、浞透し぀぀ある。
②消費生掻甚補品ぞのリスクアセスメントは、䞖界展開をしおいる家電補品
業界で、経営トップの指揮䞋、深く広く普及しおいる。䞀方、SG 補品を含む日
甚品の䞭小䌁業の業界にあっおは、補品安党確保䜓制組織の蚭眮はあるが、
リスクアセスメント実斜の知識が䞍足しおおり、普及のためには、技術的支揎
が必芁である。
③リスクアセスメントが進んでいる欧州事情は、11 月に開催された ICPHSO 囜
際䌚議に参加し、
「䞭囜補品を意識したうえで、どのようにしお安党確保を行え
ば良いかに぀いおの共通認識䞖界暙準を持ち、各囜間の察話が行われおい
る」こずが分かった。たた䞭囜でも欧州流の CCC 認蚌の匷化拡倧が図られおい
るこずが分かった。なお、欧州の事故情報開瀺の RAPEX で䜿われるリスクアセ
スメント手法の改良ず、2010 幎 1 月斜行予定の補品安党の認定ず垂堎監芖匷化
に関する EC 文曞を入手した。
④消安法、電安法、ガス・LPG 法補品安党法などぞの、リスクアセスメ
ント抂念の導入に関しおは、日本の珟圚の補品安党確保斜策は欧州垂堎統合前
の状況であるずの認識から、欧州システムを日本に導入する為の囜際暙準に基
づいた「安党芏栌䜓系」敎備の具䜓策を収集分析した。
⑀第䞉者認蚌制床システムぞのリスクアセスメントの導入に関しおは、協䌚
が持぀第䞉者補品認蚌制床である SG マヌク制床の改善に向けた階局芏栌䜓系
及び保険制床の調査・研究をした。䞭小䌁業ぞのリスクアセスメント実斜の導
入は、事䟋を瀺しお、その事䟋から自瀟補品ぞの類掚・適甚を進めおいただく
こずが必芁ずの認識から、リスクずそれぞの察策を衚で瀺す、党ラむフサむク
ルに察応した補品安党リスクマネゞメント手法R-Mapの実斜事䟋を 50 䟋以
䞊集めた。今埌ずもこの事䟋を䜿っおリスクアセスメントの普及掻動を行う。
⑥セミナヌ等を通じたリスクアセスメントの普及に関しおは、8 か所でセミナ
ヌを SG 関係事業者に察しお行い、90 瀟 250 人䜙の参加者を埗た。リスクアセス
メント手法を倚くの䞭小䌁業者は知らないずいうこずを知った。8 か所以埌も各
組織からの補品安党ずリスクアセスメント講挔の䟝頌があり、普及掻動を継続
しおいる、など広範囲にわたるものがある
- 2 -
目次
圓該事業結果の芁玄
頁
目的
1.1 調査の目的
1.2 調査の進め方
1.3 ずりたずめの方法
頁
委員名簿
頁
調査研究項目
頁
巻頭蚀
䜐藀吉信
3.1
工業補品に斌ける「機械安党」リスクアセスメントの実斜状況
頁
3.2
(1)
(2)
(3)
(4)
消費生掻甚補品ぞのリスクアセスメントの実斜状況
CSR レポヌトで芋る䌁業の安党察策怜蚌ず評䟡
䌁業蚪問むンタビュヌ調査
補品安党察策優良䌁業経枈産業倧臣衚地の内容
リスクアセスメントのアンケヌト
頁
3.3 リスクアセスメントで進んでいる欧州等ずの情報亀換
(1) 欧州における補品安党芏制
(2) ICPHSO 4 th Meeting and Training Symposium出垭報告曞
(3) 䞭囜 CCC 認蚌
(4) RAPEX「食品を陀く消費甚補品に぀いおのリスクアセスメント
・ガむドラむン」
(5) 補品の流通における認蚌及び垂堎監芖に関する芁件を芏定
する芏則(EEC)No339/93
3.4
頁
消安法、電安法、ガス・LPG 法などぞの、リスクアセスメント抂 頁
念の導入
(1) 商品分類ず補品安党四法などの芏制察象補品
(2) 囜際安党芏栌の特城ず ISO/IEC Guide 51
(3) 芏栌の階局化
(4) リスクアセスメントずステップメ゜ッドISO12100-1
(5) 危険源の同定
(6) 消費生掻甚補品の危険源特定
- 3 -
3.5 第䞉者認蚌制床システムぞのリスクアセスメントの導入
(1) 第者認蚌制床
(2) 消費生掻甚補品の䞻芁法芏及び認蚌マヌク
(3) 階局的芏栌䜓系の導入
(4) 補品安党に関連する保険制床
(5) リスクアセスメント・ツヌルずしお―の運甚52 䟋
(6) 補品安党ず広告衚瀺
頁
3.6 セミナヌ等を通じたリスクアセスメントの普及
(1) リスクアセスメント・セミナヌ講挔
(2) 「簡易型䜜成」に向けお
頁
今埌の展開
頁
資料線
頁頁
- 4 -
目的
1.1 調査の目的
補品の安党確保、補品事故の未然防止のため、䌁業の蚭蚈段階から、蚭蚈者・
補造加工事業者に加えお䜿甚者、補品安党の専門家の 3 者によるリスクアセス
メントを実斜し、その成果を生かした事故の未然防止を図るシステムを構築す
るための調査を行う。
(1)工業補品に斌ける「機械安党」リスクアセスメントの実斜状況を調査する。
リスクアセスメントの手法(R-Map、FMEA、FTA など)の普及状況を把握、各䌁
業のリスクアセスメントの実斜事䟋を収集し分析する。
(2)消費生掻甚補品ぞのリスクアセスメントの実斜状況を調査する。リスクアセ
スメントの手法の普及状況を把握、各䌁業のリスクアセスメントの実斜事䟋
を収集分析する。
(3)リスクアセスメントが進んでいる欧州等ずの情報亀換、経隓・知識の盞互亀
流を進める。
(4)補品の安党に関する第䞉者認蚌制床SG マヌク制床、マヌク制床などの
認蚌システムに、リスクアセスメントを導入する考え方を研究する。
(5)消安法、電安法、ガス石油等の関連法の既存の法䜓系に、リスクアセスメ
ントを導入する考え方を研究する。
(6)普及ず実践のために、セミナヌ、研修、珟地指導を通じお、補品開発ぞのリ
スクアセスメント実斜の重芁性ず効果を実蚌する。
1.2 調査の進め方
(1) 調査実斜者による資料・デヌタの収集・分析曞籍、Website から日・欧の
リスクアセスメントに関する事䟋研究および䌁業の CSR レポヌトなどから
リスクアセスメントの実斜状況の資料を収集し、海倖物は翻蚳し、゚ッセン
スを抜出する。
(2) 実態調査の実斜ヒアリング・アンケヌト等研究員、調査員による囜内
の補造・流通䌁業および第䞉者認蚌機関ぞのリスクアセスメントの実斜事䟋
調査アンケヌト・ヒアリング、R-Map の分析䟋の䜜成
、海倖の行政圓局
や䌁業に蚪問しお調査を行う。
(3) 普及ず実践セミナヌ、研修、珟地指導消費生掻甚補品等の補造事業者
を察象に、R-Map の分析䟋の䜜成などリスクアセスメントの実斜を䞭心にし
たセミナヌおよび䌁業に察する珟地指導を行う。
1.3 ずりたずめの方法
(1) 有識者で構成される委員䌚の蚭眮・開催リスクアセスメントに知芋ある各
分野の 10 名の有識者からなる委員䌚を蚭眮・開催し、資料・実態調査の内
容蚭蚈・実斜・評䟡、セミナヌ等の実斜に関し議論する。
- 5 -
委員名簿
委員長
䜐藀 吉信
囜立倧孊法人 東京海掋倧孊 教授
委員
䜐藀 圀圌
小西 貞行
梁瀬 和男
有田 芳子
新井 勝己
石井 宏治
日野 桂
玉朚 æ·³
田蟺 安雄
(æ ª)むンタヌリスク総研
PL 蚎蚟匁護士
金城孊院倧孊 非垞勀講垫
䞻婊連合䌚 環境郚長
独立行政法人 補品評䟡技術基盀機構
有CDS 研究所
コクペファニチャヌ㈱
東京海䞊日動火灜保険株匏䌚瀟 広域法人郚法人第䞀課長
株匏䌚瀟 日本機胜安党 取締圹
事務局
若井 博雄
高杉 和埳
菅
寛隆
æ°žç”° 豊史
関根 由䜳
井野 孝
村田 侀郎
高掲 信光
財補品安党協䌚
財補品安党協䌚
財補品安党協䌚
財補品安党協䌚
財補品安党協䌚
財補品安党協䌚
調査員
調査員
- 6 -
調査研究項目
巻頭蚀
叀代アテネの民䞻政治の完成者であるペリクレスは郜垂囜家アテネの政治
システムが優れおいる理由の䞀぀ずしお圌らが政治的決定を行なう際に発揮
するリスクを掚定し査定する胜力をあげおいるここでのリスクは将来起
きるかもしれない事象に察する䞍確実性の圱響である
1970 幎代米囜においお商甚原子炉が実甚化されるに至った安党は囜な
ど芏制圓局あるいは民間芏栌などが定める蚭蚈仕様あるいは構造仕様に適合す
るこずが必芁十分条件であったしかし技術的に未知の郚分が倚い分野にお
いお単に蚭蚈仕様あるいは構造仕様に適合するこずで安党ず蚀い切るこずで
は人々に十分な安心感をもたらし埗なかったのであるそこで各皮芏制・
基準に適合した䞊でさらに偶然性などが起因する危険性を確率論的に掚定し
既存のシステムの統蚈量ずしおの危険性ず比范怜蚎するこずで商甚原子炉の安
党を評䟡したのであるこの䞍確実性を含む危険が安党に関するリスクずいう
こずになった以降玆䜙曲折をぞおISO/IEC 囜際暙準においお安党は受容
できないリスクから免れおいるこずず定矩されるに至った
珟圚においおも蚭蚈仕様あるいは構造仕様に適合するこずが安党の必芁十
分条件ずなるこずは理想であるしかし技術革新の加速化生み出される補
品数の膚倧化等により党おの補品に察しお蚭蚈仕様あるいは構造仕様による
安党芏制を制定するこずはたすたす困難になり぀぀あるさらには消費者が
蚭蚈仕様あるいは構造仕様に適合する以䞊の安党を補品に求める傟向等により
今日では補品のリスクアセスメントを実斜するこずが補品安党の確保の必芁
条件ずなり぀぀ある
本報告曞は以䞊の芳点を螏たえ補品安党に係る先進囜でもある欧州にお
いおどのように補品のリスクアセスメントが行なわれ぀぀あるかたた行なわ
れようずしおいるかを調査研究の䞭心におき関連する我が囜での補品のリス
クアセスメントの珟況及び方向性をも蚀及したものであるこれにより補品
のラむフサむクルにおけるリスクアセスメントの実斜による補品事故未然防止
システムの構築に向けた基瀎資料が埗られおいる
委員長 䜐藀吉信
東京海掋倧孊教授 工孊博士
- 7 -
3.1 工業補品に斌ける「機械安党」リスクアセスメントの実斜状況
機械安党囜際暙準に瀺される機械安党に察する基本的考え方は、ペヌロッパ
やアメリカだけではなく、日本を陀くアゞア諞囜にも浞透しおきおおり、囜際
的な共通抂念ずなっおきおいる。特に䞭囜は、囜策ずしお囜内の技術基準や制
床に囜際暙準を積極的に取り蟌んでいる。
我が囜の産業界では埓来は機械で安党を守るずいう考え方が薄かったため
珟状でも機械安党囜際暙準の考え方は十分に浞透しおいるずは蚀えず欧米に
比べお機械の安党確保に関しおは䜎いレベルにあるず蚀わざるを埗ない。さら
に、劎働灜害事故件数が䞋げ止たりの傟向を瀺し逆に芏暡の倧きな事故が数倚
く発生しおいる珟状においおは早急に機械安党囜際暙準の考え方を我が囜に
も浞透させ定着させるこずが必芁ず考えられる。
我が囜ではこれたで機胜コスト玍期等を重芖するあたり機械蚭備偎
の安党察策よりは人間の泚意による安党確保が重芖されおきたしかし珟
圚の安党の囜際芏栌はこれを認めおいない。人間の泚意による安党よりはた
ず機械蚭備偎での安党確保を優先すべきずしおいる。
「人間は間違えるもので
あり機械はい぀かは壊れるものである」ずいう事実を倧前提にしながらも人
間を傷぀けるのは機械偎でありしかも機械の信頌性のほうが,泚意するずい
う人間の信頌性よりもはるかに高いからである。
機械蚭備偎の安党察策ずしおも事故が起きおから察凊するずいうのでは
なく事故が起きる前に危ないずころを芋出しお前もっお察策を打っおおく
すなわち蚭蚈段階から安党を組み蟌んでおくずいう予防安党が安党の囜際芏栌
の基本粟神である。いわゆるリスクアセスメントである。
リスクアセスメントの実斜状況に関しおは、日本機械工業連合䌚が、平成 15
幎床に行った、茞出・囜内向けの個別受泚及び量産仕蟌み生産でか぀単品及び
システム玍入の機械補造業埓業員数 100 入以䞊売䞊高 10 億円以䞊が倧半
を察象にした「機械補造業における機械安党マネゞメント及び機械安党リスク
アセスメント実斜状況実態調査報告曞」によれば、機械䞀郚電気機噚を含む
補造業における機械安党ぞの取り組み状況は、
蚭蚈・開発は、品質マネゞメントシステム等の䞋で、機械安党の䜜り蟌みに
埓来の蚭蚈倫理芳を螏襲し取り組んでいるが、機械安党リスクアセスメント
を駆䜿した前向きな察応は、未だ環境敎備がなされおおらず、その成果は十
分に䞊がっおいない。
補造は、補造郚門の劎働灜害の芳点に重きが眮かれ、自瀟補品の機械安党ぞ
の関心が薄いのではないかず想定しおいたが、補造から蚭蚈・開発ぞのフィ
ヌドバックがほずんどの䌁業で行われおおり、今埌も䌁業内での機械安党の
普及のために補造からのアプロヌチが有効な遞択肢ず考えられる。
- 8 -
日本の補造䌁業の倚くが、機械安党を品質マネゞメントシステムの䞋で取り
組んでいる傟向が匷いこずが分かった。しかし、珟圚、倚くの䌁業が実斜し
おいる品質マネゞメントは組織䜓制認蚌の域に留たっおいるこず、パフォヌ
マンス及び品質氎準を必ずしもマネゞメントしおいないこずを勘案するず、
機械安党に求められおいるパフォヌマンス及び安党レベルを远求する機械
安党マネゞメントを、珟状の品質マネゞメントシステムの䞋で取り組むこず
に本質的な課題があるず刀断した。今埌、機械安党ぞの取り組みは、JIS Q
9004 を考慮した品質マネゞメントシステムでの察応、又は新たに機械安党
マネゞメントシステムを構築しおの察応などが必芁である。
䞊蚘は平成幎床の状況である。しかしながら平成 18 幎2006 幎に劎働
安党法が改正されおリスクアセスメントが、努力矩務ずしお導入されたため、
近時はリスクアセスメント実斜に倉化が芋られおきたずいう。
3.2 消費生掻甚補品ぞのリスクアセスメントの実斜状況
消費生掻甚補品の安党確保に関し、䌁業が安党にどの皋床重きを眮いおいる
かを、たず、49 瀟の CSR レポヌトで分析した。次に、CSR レポヌトの完成床が
高い䌁業の蚪問を行いリスクアセスメントの実斜状況を䌺った。か぀、平成
幎床の補品安党察策優良䌁業経枈産業倧臣衚地制床の第二回受賞䌁業の授賞
理由を分析した。CSR レポヌトを䜜成する、倧臣衚地を受ける倧䌁業は、リスク
アセスメントは確実に実斜しおいたこずは蚀うたでもない。しかし䌁業トップ
の安党に察する意識の差が、補品安党ぞの取り組みの差ずしお衚れおいるこず
が分かった。
補品安党協䌚以䞋「圓協䌚」の SG 補品の補造䌁業は、䞭堅・䞭小䌁業で
あり、倧䌁業はごく少ない。そこで䞊蚘ずは別にこれら䌁業に察しおのアンケ
ヌト調査を実斜した。配垃 90 瀟䞭、瀟の回答を分析するず、SG 関連䌁業も
補品安党確保の重芁性は認識しおおり瀟内組織化はほが終了しおいたが、リス
クアセスメントの実斜経隓がない䌁業が半数を超えおいるこずがわかった。即
ち䞭堅・䞭小䌁業には補品安党確保の意欲はあるがリスクアセスメント手法の
知識がない、これに察する技術支揎が重芁であるこずが明らかになった。
(1) CSR レポヌトで芋る䌁業の安党察策怜蚌ず評䟡
䌁業は利益远求を目的ずし、それを自らの存圚䟡倀に眮くこずは瀟䌚が認め
おいる事実である。
しかし、䌁業が瀟䌚からその䌁業掻動の支持を埗るには、利益远求ず同時に
それに䌎う瀟䌚に察する責任が䞍可分であり、その䌁業責任を衚す蚀葉ずしお
CSR ずいう甚語が䜿われおいる。この CSRCorporate Social Responsibility
は、
「䌁業の瀟䌚的責任」ず蚳されるが、今の時代、䌁業はその責任を぀に分
け、その責任を自らを取り巻く利害関係者Stakeholdersに察しお果さない
ずならない。
- 9 -
぀の責任ずは、①株䞻、顧客に察する責任、②埓業員、取匕先に察す
る責任、③事業所地域に察する責任のこずであり、この぀の責任に共通し
お必芁なものが「安党」ずいう芳念である。
䌁業芏暡の倧、小、業皮の違いに拘わらず、䌁業の぀の責任は、CSR レポヌ
トを発行する偎に立぀䌁業ずしお蚘述する必須の項目である。これを安党ずい
う切口から 49 瀟が発行した CSR レポヌトを怜蚌した。個々の䌁業に固有の状況
ず独自な安党察策があり、それをたた CSR レポヌトで衚珟する手段も様々であ
るが、今回の調査報告では、CSR 単独冊、瀟長蚀及、特蚭章立お、蚘茉箇所、蚘
茉回数、ナニヌク床ずいう評䟡基準を定めお採点評䟡した。そしお、CSR レポヌ
トの評䟡点で䌁業を順䜍付けし、最高 95 ポむント瀟最䜎 10 ポむント
瀟たでに順列を付けた。
評䟡結果
昚今の消費者が厳しく芁求する食に察する安党意識の高たりを反映しお、日
本暙準産業分類による食品の補造業09に属する䌁業は、総じお安党に察
する芳念が高く、たた安党蚘述の回数も倚く、今回の評䟡方法では高いポむン
トを埗たが、ポむント評䟡の 1 䜍、2 䜍は化孊䌁業であった。ポむントで倧きく
差が぀いたのは、䌁業トップの安党に察する有意床の評䟡軞である。䌁業自䜓
の安党颚土は、個々埓業員の意識ず行動が䜜っおゆくものであるが、やはり䌁
業トップが安党に有意性を持っおいるこずが重芁であった。
なお、䌁業蚪問調査をさせおいただいた 4 瀟は、䜕れも評䟡点は高かった。
(2) 䌁業蚪問むンタビュヌ調査
① 垝人株匏䌚瀟
② パナ゜ニック電工株匏䌚瀟
③ 株匏䌚瀟
④ 株匏䌚瀟バンダむ
(3) 補品安党察策優良䌁業経枈産業倧臣衚地の内容
① 株匏䌚瀟バンダむ
・ 業界最高レベルの品質基準の蚭定
関連法芏・業界基準を包含した独自の品質基準を芏定し、その遵守状況
を厳栌に管理しおいる。
・ 生産工堎の積極的なモニタリング
品質怜査の結果を瀟内 web 経由でリアルタむムに確認しおいる。たた、
品質・安党管理状況に加え、劎働環境の維持向䞊の芳点も含めた生産珟
堎の監査を実斜しおいる。
・ 補品安党に関する教育・情報亀換の充実
協力メヌカヌ察象の勉匷䌚を定期実斜し、補造・量産段階におけるリス
クの回避補造ミスの撲滅を図っおいる。
② 富士れロックス株匏䌚瀟
- 10 -
・ 重倧補品事故れロの蚭蚈思想
過去の補品事故に孊び、
「発煙以䞊事故れロ」ずいう蚭蚈抂念を提案し、
商品安党マネゞメントシステムを運甚しおいる。
・ 厳栌な蚭蚈基準の策定
重倧事故を発生させないずいう方針の元、審議䞭の安党性芏栌を先取り
し、圓該芏栌よりも厳しい蚭蚈基準を蚭蚈郚門䞻導で策定しおいる。
・ 商品安党フォヌラム安党を考える日の開催
意識啓蒙掻動のマンネリ化防止、曎なる意識醞成の必芁性から、本幎床
より商品安党フォヌラムを開催しおいる。
③ 䞉菱電機株匏䌚瀟
・ フェヌルセヌフ蚭蚈基準の適甚
蚭蚈段階で定量的なリスクアセスメントを実斜し、重倧危険死亡、重
傷、火灜等の排陀を図っおいる。
・ ラむプンドを考慮した蚭蚈・開発
補品のラむプンドを考慮した蚭蚈・開発を実斜しおいる。長幎䜿甚に
より補品が老朜化しおも、重芁郚品が壊れお事故が起きないよう配慮し
おいる。
・ 消費者の立堎に立った情報開瀺、顧客察応
ホヌムペヌゞで原因究明䞭の補品䞍具合に぀いお公衚しおいる。たた、
䞻婊向け情報サむトや 24 時間 365 日察応のお客様盞談センタヌ等を運甚
し、消費者の声の収集及びその察応を積極的に行っおいる。
④ IDEC 株匏䌚瀟
・ ものづくり安党文化の定着ず継承
高い信頌性ず安党性を持぀補品を䞖の䞭に送り出すこずを䌁業目暙ずし
お掲げ、創業時から取扱補品のリスクアセスメントを実斜するなど、珟
圚たで䞀貫しお安党な補品を䞖に送り出す「安党」が党瀟的に継
承されおいる。
・ 独自の補品安党実珟の取り組み
(i)リスクアセスメントぞのセヌフティアセッサ資栌保持者の掻甚、(ii)
手法による開発管理、(iii)などの取り組みにより、開発プ
ロセスにおける高い信頌性、安党性の確保を実珟しおいる。
・ 囜際安党芏栌創成掻動ぞの参画
自瀟技術者がやの囜際安党芏栌創成掻動に参画しおいる。
自瀟開発した安党スむッチに関する囜際芏栌づくりに成功しおい
る。
â‘€ 䞊新電機株匏䌚瀟
・ 卓越したアフタヌサヌビス䜓制の構築敎備
アフタヌサヌビス実瞟で培った䞍具合察応のノりハりず、「お買䞊履歎
情報」を長幎蓄積し、調達先においお回収率が思うように䞊がらない堎
合に、察応方法等を提案しおいる。
- 11 -
・ 安党な補品の仕入・販売
安党性に疑矩のある補品を取り扱わないほか、調達先ず「補品の安党性
に関する芚曞」を締結する取り組みに着手しおいる。
・ 店舗販売員による補品安党情報の提䟛
販売員が携垯情報端末を䜿っお、接客時に補品の䞍具合情報を提䟛する
こずを可胜ずしおいる。
⑥ 株匏䌚瀟ニトリ
・ 補造委蚗先を含めた品質管理の培底
品質基準に基づき、補造委蚗先に察する監査を䜓系的に実斜し、䞍適合
を発芋した堎合、䞀䜓ずなっお改善掻動を実斜しおいる。新芏商品のう
ち人䜓ぞの安党や健康に圱響を䞎え埗るもの等には、販売前に必ず「技
術評䟡䌚」を開催し、自瀟の評䟡項目に基づいた詊隓に合栌したものの
みを販売開始しおいる。
・ 迅速な顧客察応・垂堎品質確認
店舗や配送センタヌで発生するクレヌムを本郚お客様盞談宀で吞収し、
組織的察応を行っおいる。昚幎導入した
クレヌム情報を䞀括で管理できる早期譊戒システムで、より迅速に垂堎
品質の確認䜓制を構築し察策を実斜しおいる。
・ 怜査䜓制・蚭備の構築
07 幎より、自瀟内に技術解析宀を蚭眮し、商品事故や䞍具合が発生した
堎合は、原因解析、再珟テストを実斜しお迅速な察応をしおいる。
⑩ 株匏䌚瀟ハヌト
・ 100オヌガニックの実珟
(1)コンプラむアンス、(2)トレヌサビリティ確保、(3)コンタミネヌショ
ン防止、以䞊぀を柱ずした協力䌚瀟のモニタリングを実斜し、100%オ
ヌガニック補品の品質管理に䞇党を期しおいる。
・ 補造出荷プロセスにおける怜査の培底
流通・倉庫・工堎、党工皋で化孊薬品による移染・汚染・混入がないこ
ずを確保するため、蛍光怜査及び曞類による裏付調査を培底しお行っお
いる。
・ トレヌサビリティシステムの確立
補品に貌付されたロット番号によっお生産履歎蟲堎→運送䌚瀟→工堎
を確認するこずができるシステムを構築しおいる。
⑧ 日本宅配システム株匏䌚瀟
・ 消費者芖点の経営理念
䟡栌抑制に目を向けがちな業界の䞭で、消費者の目線で考え、消費者が
望んでいる安党を実珟した宅配ボックスの提䟛ずその䜓制を確立しおい
る。
- 12 -
・ 蚭蚈、補造、蚭眮におけるリスクアセスメントの培底
事故の未然防止に向けたリスクアセスメントの仕組みを構築し、補品の
朜圚的なリスクに察しお、本質安党蚭蚈を実践しおいる。
・ 自瀟䞀貫䜓制による迅速な察応の実珟
開発アフタヌサヌビスたで自瀟䞀貫システムを有し、補品䞍具合の修
理時や緊急時等の迅速な察応䜓制を構築しおいる。
(4) リスクアセスメントのアンケヌト
アンケヌト集蚈の評䟡
察象䌁業は消費生掻甚補品の補造䌁業のうち、マヌクを取埗しおいる䌁
業ずその調達先、及び仕入先などの関連䌁業や団䜓で蚈 8 組織である。調査方
法は補品安党セミナヌの開催時にアンケヌト祚を配垃し、数日間留眮のうえ回
収し集蚈した。セミナヌの参加䌁業は 90 瀟、聎講者は 253 名、集蚈されたアン
ケヌト総数は 36 祚であった。
「䌁業リスク」に関する質問に察しおは、リコヌルやクレヌマヌの経隓がな
いずいう回答が倚く、回答者の業務環境は平穏な状態であるこずが評䟡される。
ただ、顧客に被害を䞎えたこずは肯定回答が倚く、これは軜埮な被害、物損や
擊り傷皋床のこずがあるず掚枬される。
文曞の敎備、管理状態に関する蚭問に関しおは、回答が 2 分する。
「事故
の再発防止察策蚘録はありたすかクレヌム察応マニュアルはありたすか」な
ど、危機管理に関する文曞敎備は肯定、吊定が同数であるのに察し、
「顧客情報
は管理されおいたすか補品情報は管理されおいたすか」などの自瀟内で完結
できる文曞敎備は肯定回答が殆どで、この調査察象は瀟䌚性のある危機管理察
策はこれからの状態である。同様にリコヌルに繋がりかねない、
「䞋請先の評䟡
基準はありたすか」の回答も可吊半々の状態であるのが珟状であった。
組織に関する質問、
「品質安党の担圓組織はありたすか」は蚈画䞭を含めれば、
ほが党員が肯定しおおり、䞔぀「品質安党の組織は経営トップず盎結しおいた
すか」にも、肯定が殆どで、安党に察する組織づくりは出来おいるようである。
しかしながらリスクアセスメントの実斜は 60の䌁業に止たっおいた。
補造物責任に関する蚭問は、保険に察する加入者が殆どだが、未加入者
がただ居るこずは、リコヌルやクレヌマヌのリスクを、あたり経隓しおいない
こずず関連する。
総合的に評䟡するず、自瀟で完結できない事象、䞋請けの䞍祥事や、発生す
るリスクぞの事前・事埌の察応は充分ではないようであった。
3.3 リスクアセスメントで進んでいる欧州等ずの情報亀換
(1) 欧州における補品安党芏制
欧州における補品安党芏制は、EU Directive 補品安党指什に基づく。この指
什は、欧州統䞀化の過皋で、各囜でばらばらであった安党芏制を少なくずも欧
州域内は共通化しようずいう意図から発せられたものであり、グロヌバル化し
た補品垂堎にマッチしたものずしお、ISO/IEC の囜際暙準を通じおこの欧州のや
り方は䞖界䞭に広がりを芋せおいる。特に消費生掻甚補品の䞖界の工堎ず化し
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぀぀ある䞭囜CCC 認蚌での動きは急である。以䞋この章では、欧州の補品安
党指什、欧州の補品安党芏制における官民の圹割分担を基に、EC モゞュヌル A
H ずいう適合性評䟡方法を日本の安党四法に導入し、具䜓的に消費生掻甚補品
安党法適甚補品䟋を掲茉しおいる。
(2) ICPHSO 4 th Meeting and Training Symposium出垭報告曞
欧州、アメリカ、䞭囜、日本からの参加者により、暙蚘の囜際䌚議がブラッ
セルの EC 䌚議堎にお開催された。初日に EU、米囜、䞭囜から珟圚の補品安党の
グロヌバル化に䌎う取組の必芁性や状況に぀いお報告がなされた。党䜓を通じ
お、䞭囜補品を意識したうえで、どのようにしお安党確保を行えばよいのかに
぀いお共通認識があり、囜際䌚議による芏制の察話が重芁であるずいう発衚が
倚かった。
(3) 䞭囜 CCC 認蚌
我が囜機械補品の茞出垂堎ずなっおきた䞭囜においお、補品の安党性を囜際
芏栌の考え方に則っお求める匷制力ある基準認蚌制床CCC マヌク制床が拡倧
匷化され぀぀ある。
垂堎参入システムである、CCC 認蚌制床の基本は、匷制性認蚌「補品リスト」内
の補品は必ず、認蚌機関にお認蚌蚌曞を取埗し、補品にマヌクを぀けた埌でな
ければ補造、販売、茞入たたは経営掻動に䜿甚するこずができない、䞭囜囜内
で生産される補品は工堎から出荷する前に CCC マヌクを付さなければならない、
海倖からの茞入品は茞入前に CCC マヌクを぀けなければならないこずである。
CCC 認蚌制床のモゞュヌルは、型匏詊隓、補造珟堎での抜き取り詊隓あるいは怜
査、垂堎抜き取り詊隓あるいは怜査、䌁業品質保蚌システム審査、認蚌取埗埌
の怜査など䞀皮或いは倚皮の組み合わせであり、欧州の各皮モゞュヌル遞択タ
むプず同皮であるずみられる。
そんな䞭、2008 幎倏に、リスクアセスメント手法の改良ず垂堎サヌベむラン
ス流通における認蚌ず垂堎監芖に関する 2 ぀の重芁な文曞が EU 委員䌚から
発せられおいるので、掲茉した。
(4) RAPEX「食品を陀く消費甚補品に぀いおのリスクアセスメント・ガむドラむ
ン」RAPEXRapid Alert System for Non-Food Productsに぀いお
アむロンでやけどをする、はさみやナむフで指を切るずいうように、消費者
補品は䜿甚者に害を及がす危険もある。倚くの堎合、䞀般的な知識や取扱説明
曞によっおこうした事故は防げるものの、リスクが完党に消えるこずはない。
リスクを枬る方法ずしおは、ノモグラフ、マトリックス、RAPEX 評䟡方法ずい
った様々なものがある。それぞれのリスクアセスメント方法は、基本原則では
䞀臎するものの、リスクの詳现な定量化に関しおは議論が続いおいる。このガ
むドラむンの目的は、䞀般補品安党指什General Product Safety Directive)
の枠組みにおいお、透明で実甚的なリスクアセスメント方法を提䟛するこずに
ある。
- 14 -
圓然のこずながら、ガむドラむンを適甚するにあたっおは事前の研修が必芁
であり、リスクアセスメントの専門家による協力も欠かせない。このガむドラ
むンでは、実蚌ず科孊に基づく䞀貫性のあるリスクアセスメントを導き出すこ
ずができるよう、コンパクトで扱いやすい、明確に区分されたステップによる
手法が提案されおいる。なお、リスクアセスメントの䜜成方法に぀いおは、簡
単な抂芁ずフロヌチャヌトが第章に掲茉されおいる。
(5) 補 品 の 流 通 に お け る 認 蚌 及 び åž‚ å Ž 監 芖 に 関 す る 芁 件 を 芏 定 す る 芏 則
(EEC)No339/93
① この新しい枠組みNew Legislative Framework : NLFは EU 党䜓の氎平芏
制である。
② 2010 幎 1 月 1 日から、EU 各囜の皎関圓局に察しお、EU 域倖から茞入された
補品の EU 技術芏制ぞのコンプラむアンス審査が矩務付けられる。補品にマ
ヌクの䞍正衚瀺や芏制䞍適合が認められた堎合には垂堎ぞの自由な流通が
停止される。
③ 実践の基本芁玠は、認定Accreditationず垂堎調査Market Surveillance
であり、芏制が十分機胜するようにこれらに察するレビュヌを行う。
④ 認定の目的は、認蚌の信頌性ず適合性評䟡機関の質向䞊を盞互に拡倧するこ
ず、適合性評䟡機関の胜力評䟡のために透明性のある共通のルヌルを適甚す
るこずである。認定機関は競合するこずのない公的機関ずしおメンバヌ囜に
それぞれ䞀぀のみ蚭眮される。
â‘€ 垂堎調査のポむントは、芏制の実践状況を改善しコントロヌルするこずであ
り、EU 域内がむコヌルコンディションずなるために、各囜の協力を拡倧し
情報亀換を行うなどのコミュニケヌションが必芁である。実斜にあたっおは、
垂堎調査プログラム等のガむドラむンが提䟛される。
⑥ メンバヌ囜間の協力は矩務である。盞互協力のためのゞョむントむニシアチ
ブ、教育プログラム、リ゜ヌスの分配などが行われる。
⑩ 可胜な補品には砎壊怜査等も実斜する。
⑧ 深刻な危険を有する補品に぀いおは、垂堎からの撀去やリコヌルなどの措眮
がずられる。
⑹ RAPEX やデヌタベヌスにより情報共有が図られる。
⑩ この新芏枠組みは EU の垂堎監芖を匷化するものであり、CE マヌキング原則
ず EU の技術芏制ぞのニュヌアプロヌチを曎新するこずになる。
3.4 消安法、電安法、ガス・LPG 法などぞの、リスクアセスメント抂念の導入
(1) 商品分類ず補品安党四法の芏制察象補品
消費生掻甚補品安党法、液化石油ガスの保安の確保及び取匕の適正化に関する
法埋、ガス事業法、高圧ガス保安法、電気甚品安党法の察象ずなっおいる補品
の、日本暙準商品分類䞊での䜍眮付けを調べた。
䞊蚘の法埋の察象補品をカバヌしおいるず考えられる商品分類の倧分類は、次
- 15 -
の分類である。
・ 消費生掻甚補品安党法察象補品が䞭心䞀郚、液化石油ガスの保安の確保及
び取匕の適正化に関する法埋、ガス事業法、電気甚品安党法察象補品がある
の ①生掻文化甚品、②茞送甚機噚
・ 電気甚品安党法察象補品が䞭心䞀郚、消費生掻甚補品安党法、液化石油ガ
スの保安の確保及び取匕の適正化に関する法埋察象補品があるの
③そ
の他の機噚、④生産甚蚭備機噚及び゚ネルギヌ機噚、
・ 電気甚品安党法察象補品が䞭心䞀郚、液化石油ガスの保安の確保及び取匕
の適正化に関する法埋、高圧ガス保安法察象補品があるの
① 工基瀎材及び䞭間補品、⑥情報通信
それぞれの倧分類にはこの法察象補品は含たれおいるのであるが、これをそ
の䞋の䞭分類で分析するず、䞭分類の内、25 䞭分類には察象補品が含たれ
おいない。さらに、小分類で分析するず、小分類の内、䞊蚘の察象補品
が含たれる分類はこの 5 分のの分類に過ぎなくなる小分類には
察象補品はない。
米囜 CPSA では、消費生掻甚補品の補品品目はおおよそ 15,000 あるずしおい
る。ずころで、䞊蚘の 5 法の察象補品は、SG 補品122を含んでも倧凡 1000
から 1500 品目である蚈算される。日米の品目数がほが同じずするず、法埋がカ
バヌできる品目数は、党品目の玄 1 割匱、他の 9 割の消費生掻甚補品には安党
基準が存圚しないこずである。
この安党基準の数をいかに増やすかが、補品安党の課題である。
(2) 囜際安党芏栌の特城ず ISO/EEC Guide 51
倚くの IS0,1EC 囜際安党芏栌が欧州 EN 芏栌を原案ずしお開発されおいる。
そしお、EN 芏栌開発の目的も EU 指什ぞの適合の手段である。
こうしお開発された芏栌には共通に芋られる特城がある。
たず第䞀に芏栌䜓系䞊の特城がある。,囜際安党芏栌には
芏栌安党基本芏栌芏栌グルヌプ安党芏栌芏栌個別安党芏栌
ずいう皮別がある。芏栌ずは蚭蚈のための基本原則甚語などを定める芏
栌ですべおの機械類に適甚できる䞀般面を瀺す芏栌である。芏栌ずはガ
ヌド面手操䜜制埡装眮安党距離などを定める芏栌で広範囲の機械類にわ
たっお䜿甚される安党面又は安党関連装眮の䞀皮を取り扱う芏栌である芏
栌ずはフラむス盀マシニングセンタなど特定の機械やこれらを包含する䞊
䜍の抂念にある工䜜機械など個別の機械を察象にした芏栌で個々の機械又は
機械のグルヌプのための詳现な安党芁求事項を瀺す芏栌である。このような䜓
系により原則䞊あらゆる分野にもれなく芏栌を適甚するこずができる䜓系
ずなっおいるC 芏栌がない堎合芏栌を䜿えばよいし芏栌がないなら
- 16 -
ば芏栌を䜿えばよい。
日本においおは䞀郚の芏栌矀を陀けばこのような䜓系的に敎理された芏栌
矀はあたり存圚しおいない埓来の JIS などではプレス機械やゎム機械など
の特定の機械に関しおの芁求事項を定める芏栌で原則ずしお機械の皮類ごず
の個別察応である。
第二の点ずしおはIS0,IEC ではその技術基準を性胜芏定ずしおいるこず
である。他方倚くの JIS は仕様芏定である。
・ 性胜芏定その補品に真に必芁な実甚性寿呜信頌性などを定性的又
は定量的に衚珟した芏定。
・ 仕様芏定構造圢状・寞法材料倖芳等の項目を含んだ蚭蚈又は蚘
述的特性を含んだ芏定。
第䞉の点ずしおはリスクアセスメントによる安党性評䟡があげられる。リ
スクアセスメントは危険源ハザヌド危害の朜圚的な源を同定しそこ
から掟生するリスクがどのくらいの倧きさかを芋積もりそのリスクが十分に
䜎枛されおいるかどうかを刀定する䜜業であり埓来, JIS にはこのような
考え方はなかった
第四の点ずしおステップメ゜ッドず呌ばれるリスク䜎枛方策があげられ
る。リスク䜎枛が本質的安党蚭蚈方策、安党防護策䜿甚䞊の情報に分類さ
れおおり優先順䜍付けがなされおいる。
WTO/TBT 協定により1995 幎以降倚くの JIS が IS0,IEC に敎合するようにな
っお来おいるが、日本においお埓来これらの特城を反映した JIS はあた
り存圚しおいなかった。
囜際安党芏栌の四぀の特城を芋おきたが欧州においおは埓来から EN 414
(Safety of machinery: Rules for the drafting and presentation of safety
standards)がありこの芏栌の䞭で䞊に述べたこずが芏定されおいた。䞀方、
ISO, IEC においおは、ISO/IEC Guide 51 ずいう ISO/IEC 䞡機関により共同で
関発した、芏栌に安党に関する芏定を導入するためのガむドラむンがあり、四
぀の特城はすべおこの ISO/EEC Guide 51 で芏定されおおり、倚くの囜際安党
芏栌は、このガむドに基づいお䜜成されおいた。
この章では日本での芏栌の階局化の手段、リスクアセスメント実斜ず安党確保
のためのステップメ゜ッドISO12100-1の手法、危険源の同定それに基づ
く消費生掻甚補品の危険源特定方法に぀いお資料収集し分析した。
3.5 第䞉者認蚌制床システムぞの、リスクアセスメントの導入
(1) 第者認蚌制床に぀いお
補品認蚌制床ずは、ある補品が察応する補品芏栌に芏定する品質等の各芁件
に合臎しおるこずを認蚌機関が圓該補品芏栌に適合しおいるこずを蚌明しお品
質等保蚌する制床である。
- 17 -
第䞉者補品認蚌制床は、認蚌機関ず補造事業者茞入事業者を含むが契玄
しお、補品の技術基準適合や管理䜓制が適切かを確認する制床であり、認蚌機
関が技術基準適合詊隓、工堎調査を通じお専門的立堎から、補品安党確保をサ
ポヌトしおいる。第䞉者補品認蚌を利甚する補造事業者等は、自ら行う技術基
準適合の確認に加えお、第䞉者による次のサヌビスを受けるこずになる。
・ 技術基準適合安党確認および認蚌マヌクの衚瀺
・ 安党確保に必芁な事項の工堎調査サヌビス
・ 補造・怜査管理䜓制に察するサヌビス
・ 補品に関する情報提䟛
(2) 消費生掻甚補品の䞻芁法芏及び認蚌マヌク
囜内倖の代衚的な第䞉者補品認蚌制床ずしお次の制床があげられる。
・ SG マヌク制床補品安党協䌚
・ S マヌク制床電気安党環境研究所、日本品質保蚌機構、UL Japan、TUV ラ
むンランドゞャパン
・ JIA マヌク制床日本ガス機噚怜査協䌚
・ JHIA マヌク制床日本燃焌機噚怜査協䌚
・ UL マヌク制床UL
・ GS マヌク制床TUV 等
・ TUV マヌク制床TUV 等
経枈産業省関係安党法で指定されおいる品目ず第䞉者補品認蚌制床に関連
する補品の品目は、法什で求めおいる技術䞊の基準に適合しおいるこずを瀺す
マヌクずずもに、それぞれの法什に関係の深い第䞉者補品認蚌制床によるマヌ
クも䞊行しお衚瀺されるのが䞀般的である。
このように日本の第䞉者認蚌制床の特城は、それぞれの組織が、それぞれの
分野の技術的な基準に基づいおリスクアセスメントを実斜し、それぞれのマヌ
クを衚瀺しおいるこずである。この結果消費者はマヌクの意味が理解できない、
皮々のマヌクが同じ補品に所狭しず䞊ぶ、既存の認蚌機関では、新補品、新技
術、ニッチ補品に察応できないずいう昔の欧州の状態を呈しおいる。
この問題を解決するために、
(3) 階局的芏栌䜓系の導入ずいう具䜓案を提瀺しおいる。
この考えは、今回のリスクアセスメントのセミナヌでの流通業者の方から発せ
られた、
「基準マヌクが 122 で少ないずの事ですが、確かに党䜓が䞇
千ず聞いお䞀瞬少ないなず思いたした。が、補償も蟌みの基準です、少ない
ずは特に思えたせん。ただし、マヌクたでいかなくおも、たくさんの品目
に圱響するガむドラむン的なものを䜜っおくださったらなずいう思いが生じた
した。こういったものを協䌚さんで䜜っおくださり、その䞭からマヌ
クにランクアップされるずいう段構えがあるずありがたいなず思う・・・」
ずの発蚀に察応したものである。
- 18 -
C 芏栌個別安党芏栌だけではなくお、消費生掻甚補品に察する A 芏栌安
党基本芏栌ず B 芏栌グルヌプ安党芏栌の開発䞊蚘のガむドラむン的な
ものが必芁になるこずから、その䞀䟋を「消費生掻甚補品の階局的芏栌䜓系
の䞀䟋」ずしお提瀺した。
(4) 補品安党に関連する保険制床に぀いお
SG マヌク制床では、幎間玄 30 件の SG マヌク衚瀺補品で申し出ある人損事
故に察しお、保険適甚が可胜か吊か察応しおいる。前述の「機械は壊れる、人
は間違う」ずの原則に埓えば、最高の補品安党確保策を講じたずしおも、被害
者救枈の芳点から保険制床は䞍可欠の制床であるずいえる。
この調査では、保険䌚瀟の「PL リスク管理状況チェックリスト」が集められた。
保険䌚瀟は、総合リスクコンサルテむング䌁業を目指しおいるこずがうかがえ
る。この䞭には PL 掚進䜓制は蚘茉されおいるが、具䜓的にリスクアセスメント
を実斜しおいるか吊かは未だである。将来リスクアセスメントの実斜によっお
保険料率が倉わっおくる珟圚、50%たでの割匕こずが期埅される。
(5) リスクアセスメント・ツヌルずしお―の運甚52 䟋
「補品安党確保のためのリスクアセスメントは重芁であるらしい」ず、リス
クアセスメントの瀟䌚的認知は䞊昇し぀぀あるが、䞭小䌁業では、その手法を
知らないのではないかずの仮説から、䞻に SG マヌク補品の補造・流通䌁業を察
象にリスクアセスメント セミナヌを実斜した。この仮説は、前述のアンケヌト
でもふれたように裏付けられ、セミナヌ埌に掻発な質疑応答、今埌の曎なる指
導芁請がなされた。
このセミナヌの䞭で䜿甚しおいる R-Map ずは、リスクず察策効果の芋える化
に特城がある。効果ある察策の優先順䜍が付けられる。たずえば、リコヌル自
䜓では回収率がを䞊回るこずはたれであり、リスクは 10 のマむナス 1 乗
しか効かない。事故察応ずしおは、それよりも事前にリスクアセスメントを実
斜し、リスクをのマむナス 2 乗 3 乗レベルで枛少させるこずが効果的であ
り、事故被害者の枛少に通じるこずが明瀺的にわかる図になっおいる。
「安党なものは芋えない」ずいう名蚀があるが、蚀い換えれば危険なものは
芋お感じるこずができるずいうこずである。そしお、危険源を取り去った埌の
「差尺」こそが安党ずいうのが珟圚の考え方である。
そこで、芋えないものならば芋える圢にしお管理しようずする考え方のリス
クアセスメント・ツヌルが―である。
―は、ルヌビックキュヌブの䞀面に䌌た、瞊暪の小間に、プロ
ットした各々の危害情報の安党床リスクを衚瀺する。それにより察象補品
を客芳的な芖点、䜿甚者の芖点からデザむンしお芋せる補品安党のツヌルであ
る。基本ずなる考え方はハむンリッヒの法則、
「死亡事故傷害事故ヒダリハ
ット事䟋の発生数」によるが、-は発生の実数その
- 19 -
ものにはこだわらない。先述の䞉぀の発生数を察比した堎合、リスクの生起数
が䞀桁二桁䞉桁ず䞀桁ず぀倉わるずいう芳点にある。瀟䌚で発生する数々
のハザヌドは、重倧な事故は少なく軜埮な事故は倚いずいう事実であり、さら
に「リスクはそのハザヌドの性質によっお倍ごずに倉化する」。そしおリス
クが発生した堎合、補造者の䌁業存亡察策も十倍の环進で講じるこずが肝芁で
あるこずを、―は県に芋える圢、芖芚に蚎える圢にデザむンしお瀺し
おいる。
(6) 補品安党ず広告衚瀺
補品安党ず広告衚瀺に぀いお議論を重ねた結果、譊告衚瀺の PL トラブルを回
避するポむントは䞋蚘のように芁玄された。
① 譊告ラベル、取り扱い説明曞は「補品の付属物」ではなくお、「補品の
䞀郚」であるずいう認識が必芁。
② 具䜓的に、正確に、やさしく、簡朔に説明する。
③ 「・・・しないで䞋さい」ずいう譊告だけでは䞍十分。危険の皮類、皋
床、さらには、応急凊眮や解毒方法なども蚘茉する。
④ 重倧な危険性に぀いおは、すぐに気付くような衚瀺をすべきである。
â‘€ 䞻な察象が子䟛、高霢者、倖囜人などの堎合は、特別な配慮が必芁であ
る。
⑥ 譊告ラベルは補品本䜓の芋やすい所に貌付する。
⑩ 譊告ラベルの耐甚幎数は補品の耐甚幎数に合わせる。
⑧ 消費者に過倧な安心感を䞎えたり、過倧な期埅を抱かせるような衚珟を
しない。
⑹ 広告で衚珟する補品の䜿い方は、メヌカヌが蚭蚈段階から意図した正し
い䜿甚方法、たたは、メヌカヌが合理的に予芋しおいる䜿甚法ずみなさ
れる。
⑩ 補品の取り扱い説明曞や譊告ラベルの衚瀺内容ず矛盟するような広告
衚珟はしない。
⑪ 補品のナヌザヌ・タヌゲット及びコミュニケヌション・タヌゲットを配
慮した、わかりやすい衚珟ずする。
⑫ 小売業者が実斜する広告衚珟のチェック䜓制を敎える。
⑬ PL の責任期間である幎間は、広告䜜品および関連資料を保存しお
おく。
⑭ 海倖向けの広告衚珟に぀いおは、PL 専門の匁護士に最終チェックをし
おもらう。
補品の安党性は、本来、補品本䜓で解決すべきであり、安易に譊告衚瀺に頌
るべきではない。
3.6 セミナヌ等を通じた、リスクアセスメントの普及
(1) リスクアセスメント・セミナヌ講挔
①. 「わが瀟の補品は安党だず蚀おう」
- 20 -
②. 「぀くっお安党぀かっお安党」
䞋蚘の組織に察しお、リスクアセスメント・セミナヌを実斜した。内容は、
リスクアセスメントずその䞀方匏である R-Map 実践䟋の玹介であった。
組織ず参加者は、
軜金属補品協䌚 22 名、株匏䌚瀟ピカコヌポレむション 13 名、日本生掻協同
組合連合䌚東京本郚 29 名、パヌル金属株匏䌚瀟 27 名、和平フレむズ株匏䌚瀟
42 名、燕垂商工䌚議所 36 名、アップリカ株匏䌚瀟 40 名、自動車甚品工業䌚 33
名、であった。
(2) 「簡易型䜜成」に向けお
補品事故は、補品欠陥もあるが、消費者の䞍泚意ずご䜿甚にも起因しお起こ
る。SG 事故などの事故原因分析においお、おおよそその確率は補品欠陥
消費者の䞍泚意ず誀䜿甚ず分析されおいる。そこで、今埌の察応ずしおは、
消費者力の涵逊も必芁であるこずから、消費者の方々に盎接に、消費生掻甚補
品のリスクアセスメントを実斜しおもらうこずを蚈画した。今埌別途実行を予
定する。
① タむトル
「日甚品の異垞発芋ハンドブック」副題生掻䜿甚
にマッチしおいない商品適しおいない商品買っおはいけない商品
ずいう感芚で芋る
② 察象者
䞻婊等の普通の消費者、孊校教育等の堎で䜿う
③ 目的 消費者の補品に察するリスク感芚危険ず効甚の関係の涵逊
ず共に、䜿甚する環境を考えお䜏空間や生掻圢態に照らしお商品賌
入前の商品遞択刀断に䜿っおもらう。
④ 資料分析
過去の補品事故事䟋事故の原因、䜿甚状況、普及率、事埌察策を分析
する。
・ 「芋守りハンドブック」、
・ 「の事故動向等専門解析委員䌚資料」、
・ 「等からの」
ハンドブックの内容
① 消費者甚補品の安党の評䟡軞を瀺す。
— 店員さんに、消費生掻甚補品の賌入時に、こういう事を聞こうずい
うチェックリストの䜜成。こんなものを買おうず思ったけどいけな
いのだろうか
— 生掻すごろく、発想法すごろくプラむスヌ効甚―コストリスク
チェヌン
¾ 喘息の子䟛→FF か電気、→加湿噚超音波か加熱匏、→现菌
— 消費生掻甚補品の Risk Map12 象限の簡易版20 䟋゚ッセンス
が分かればよいを䟋ずしお䜿う。
— 西堀カルタようの補品安党カルタ賢い母さんよく読む取説
- 21 -
② 残留リスクを劂䜕に発芋するか、自ら䜕故䜕故を回問いかける。
(i) モノこんな補品が危ない
¾ 本質安党、セヌフガヌド倧型、自動、ガス石油
(ii) 堎所䞻たる䜿甚堎所
危ない品目はこんな堎所では䜿わない。
¾ 䜿甚環境リビングカタログ1 人甚、3 人甚
(iii) 人䞻たる䜿甚者幌児子䟛、高霢者は危ない。
(iv) 過去の誀動䜜等の䟋安党装眮の誀動䜜
¾ 火灜報知噚の誀動䜜
¾ 安党装眮は故障しおも安党か
危険ず効甚の比范䟋ずしお暖房機の遞択基準
• ガス石油燃焌噚具、電気ハロゲン銖振りヒヌタ、床暖房、ホ
ットカヌペット、セラミックヒヌタ通電時の比范
(ア) 石油ストヌブは R-Map のクラス B が二぀ある。他の補
品は党おクラスである。
(ã‚€) 石油ストヌブ倀段は安い、䜿い勝手も良い。しかし、
石油を入れる、干し物を䞊に吊す、ぶ぀かる、前に䜕か
可燃物を眮く時に危険
(ã‚Š) 暖たったら、換気のために空気入れ替えを行い冷やす。
事務所ならばであろうが、和宀ならば効率は悪い。
熱亀換型の換気扇ずの䜵甚もある
(ã‚š) オむルヒヌタリスクカテゎリヌが䜎いはずである。空
気はきれい。しかし䜙り暖たらない。
- 22 -
今埌の展開
怜蚎を曎に進める課題
・ 補品事故は起こるが、倚くの補品には安党基準がない。→法的芏制では䜕故、
安党基準を倚く䜜れなかったのか。
・ 䞉階局芏栌䜓系の構築芏栌䜜成ずその実践。→䜕故今たで構築されなか
ったのか。
・ 補品事故ずリコヌルを枛らすこずに目暙蚭定は出来ないのか。
・ 基準の䜜成、詊隓の実斜、品質管理の確認、審査、保険の各機胜を、どう各
組織で分担しあったら最も効果的か。
・ ものを䜿う力䜿甚者力が萜ちおいる。䜿甚者に察する有効な斜策はなに
か。
・ どの様なこずが満足されたら、補品安党は確保されるのか、囜民に信じおも
らえるのか。
事故予防 (Prevention) を、「マヌク制床アルファ」で図るために、
平成 20 幎床の調査研究の成果を生かし、今埌具䜓的に「補品安党にリスク
アセスメントを行なうプロゞェクト」を動かしたい。
1). セミナヌむベントチェヌンを実斜する。
 QC品質、PS安党、RAリ
スクアセスメントのチュヌタヌの育成し、札幌から沖瞄ぞのセミナヌ補
品安党課、経枈産業局、䞭小䌁業関係組織、日本商工䌚議所などの協力を埗
おを実斜する。
・ 簡易型 R-Map損害、頻床で面皋床を䜜成する。
・ R-Map 100 事故䟋収集分野ずリスクを敎理しお衚瀺する。
2). 申請者によるリスクアセスメントの実斜を求める。
・ 既存のリスクアセスメント事䟋を雛圢ずしお䜿う事䟋を沢山集めお、
䞭小䌁業ぞの技術支揎を行う。
3). リスクアセスメント結果の怜蚌。実際に機胜したか怜蚌する。
・ SG マヌク補品以倖の補品に぀いおも、最小限床の安党確認を普及させる
ため、家電補品業界で実斜されおいる S マヌク協議䌚様の組織を蚭立し、
SG+αの圢で運甚する。
4). 補品安党䜓系の構築 CE マヌク制床の考え方の導入のため、補品安党基準
の準備NITE2007 幎 3 月、PS ガむドブックAEHA、技術法芏管理
ガ ã‚€ ド  JEITA  2002 幎 の æµ· 倖 展 開 に 䜿 っ た Know How 集 、 Risk
Assessment を行なうを基に、消費生掻甚補品に察する補品安党䜓系を具
䜓的に蚭蚈する。
・ 補品安党確保䜓系の敎理、安党基準の䜜成個別基準だけではなく、機
胜に応じた共通基準倒れ難さ、隙間、匷床、耐燃性、安定性、・・B 芏
栌䜜りを行う。
・ リスクアセスメント、補品基準、品質管理状況のチェックに基づき工堎
認定を行なう。
- 23 -
・ 保険は、人損既存の SG、物損その物、拡倧被害、リコヌル費甚察
象、制玄条件、各遞択肢の提䟛など、保険䌚瀟ずの協力で、バラ゚ティ
を増やす。
・ 新しいシンボルおよび衚瀺を行う。衚瀺の方法
- 24 -
資料線収集した資料、怜蚎した事項などの詳现
頁
3.1 工業補品に斌ける「機械安党」リスクアセスメントの実斜状況(*1)
29
・調査結果(*2)
䜿甚した文献:
*1:ISO 機械安党囜際芏栌向殿政男監修 日刊工業新聞瀟
安党蚭蚈の基本抂念向殿政男監修 日本芏栌協䌚
安党の囜際芏栌 機械の安党向殿政男監修 日本芏栌協䌚
最近の機械安党囜際芏栌の玹介 2009 幎 2 月 12 日 日本機械
工業連合䌚
*2:機械補造業における機械安党マネゞメント及び機械安党リスクアセスメン
ト実斜状況実態調査報告曞平成 16 幎 3 月日本機械工業連合䌚
参照した文献:
・日本ず欧米の安党・リスクの基本的な考え方に぀いお
向殿政男
・安党文化から芋た日本ず欧米の比范䞭島掋介
・暙準における安党関連の基瀎甚語の日本ず欧米の比范
宮厎浩䞀
・安党ずリスクに関連した蚎蚟に察する日本ず欧米ずの違い
束本俊次
・劎働安党分野における日本ず欧州ずの安党蚭蚈思想の比范
梅厎重倫
䞊蚘文献は、日本芏栌協䌚 暙準化ず品質管理 Vol61,
2008, No.12
3.2 消費生掻甚補品ぞのリスクアセスメントの実斜状況
(1). CSR レポヌトで芋る䌁業の安党察策怜蚌ず評䟡
(2). 䌁業蚪問むンタビュヌ調査
① 株匏䌚瀟
② パナ゜ニック電工株匏䌚瀟
③ 株匏䌚瀟バンダむ
④ 垝人株匏䌚瀟
(3). リスクアセスメントのアンケヌト
3.3 リスクアセスメントで進んでいる欧州等ずの情報亀換
(1) 欧州における補品安党芏制(*3)
①. 補品安党指什
②. 欧州の補品安党芏制における官民の圹割分担
③. 欧州の補品安党指什に基づく適合性評䟡
④. EC モゞュヌル AH ず安党四法補品の EU における適合性評䟡方
法ず察応関係
i). 電気甚品安党法適甚補品䟋
- 25 -
32
35
61
66
ii). 消費生掻甚補品安党法適甚補品䟋
(2) ICPHSO 4 th Meeting and Training Symposium出垭報告曞
(3) 䞭囜 CCC 認蚌(*4)
(4) RAPEX「食品を陀く消費甚補品に぀いおのリスクアセスメント・ガ
むドラむン」RAPEXRapid Alert System for Non-Food Products
に぀いお
(5) 補品の流通における認蚌及び垂堎監芖に関する芁件を芏定する芏
則(EEC)No339/93
72
79
81
117
䜿甚した文献
*3:平成 18 幎床 補品安党基準の敎備補品安党芏栌䜓系の調査報告曞
及び 同別添 18平成 19 幎 3 月 独立行政法人補品評䟡技術基盀機
構
安党蚭蚈の基本抂念向殿政男監修日本芏栌協䌚
*4:機械安党囜際芏栌の動向ず䞭囜の基準認蚌制床の状況
2008 幎 3 月 11 日 日本機械工業連合䌚
3.4 消安法、電安法、ガス・LPG 法などぞの、リスクアセスメント抂念の
導入
(1) 商品分類ず補品安党四法の芏制察象補品
(2) 芏栌の階局化(*5)
芏栌の䜍眮づけず他芏栌ずの関係
(3) リスクアセスメントずステップメ゜ッドISO12100-1(*6)
① リスクアセスメント
② ステップメ゜ッド(ISO 12100-2)
(4) 危険源の同定(*7)
① 挔繹的方法FTA故障の朚解析
② 垰玍的分析法FMEA故障モヌド圱響解析
(5) 消費生掻甚補品の危険源特定(*8)
① 消費生掻甚補品の危険源特性芁因図
② 消費生掻甚補品のリスク分析ず安党察策チェ
ックシヌト
141
153
155
157
161
䜿甚した文献
*5:*6:*7: *8:平成 18 幎床 補品安党基準の敎備補品安党芏栌䜓系の
調査報告曞 及び 同別添 18 平成 19 幎 3 月 独立行政法人補品評
䟡技術基盀機構
安党の囜際芏栌 機械の安党向殿政男監修 日本芏栌協䌚
ISO14121 を基瀎にした「リスクアセスメント」に぀いおの勉匷䌚/協議
䌚資料 平成 20 幎 12 月 19 日 日本機械工業連合䌚
ISO 機械安党囜際芏栌向殿政男監修日刊工業新聞瀟
安党蚭蚈の基本抂念向殿政男監修日本芏栌協䌚
3.5 第䞉者認蚌制床システムぞのリスクアセスメントの導入
(1) 消費生掻甚補品の䞻芁法芏及び認蚌マヌク(*9)
- 26 -
169
① SG マヌク制床の抂念図
② 電気甚品安党法ず S マヌク認蚌制床の抂念図
(2) 階局的芏栌䜓系の導入(*10)
①消費生掻甚補品の階局的芏栌䜓系の䞀䟋
②電気甚品の階局的芏栌䜓系の䞀䟋
(3) 補品安党に関連する保険制床に぀いお
173
175
䜿甚した文献
*9: 被害者救枈䜓制の敎備調査消費生掻甚補品の裁刀倖玛争凊理等に
よる被害者救枈察尟性および第䞉者補品認蚌制床に関する調査研究報
告曞 平成 20 幎 3 月 補品安党協䌚
*10: 平成 18 幎床 補品安党基準の敎備補品安党芏栌䜓系の調査報
告曞 及び 同別添 18 平成 19 幎 3 月 独立行政法人補品評䟡技術基
盀機構
(4) リスクアセスメント・ツヌルずしお―の運甚52 䟋
① 10 倍ごずに倉化するリスクを、芋えるかたちでコントロヌルする
② 自転車事故事䟋研究子䟛を守れ
③ マりンテンバンク 䟋
④ 貞金庫
â‘€ 石油ファンヒヌタヌ 䟋
⑥ シュレッダヌ
⑩ コヌヒヌメヌカヌ 䟋
⑧ S-H 怜蚎法から R-Map ぞの展開―事務甚むス
⑹ 譊告衚瀺のあり方
180
参照した文献
・補品安党・リスク管理に圹立぀ R-Map 手法の掻甚 品質月間委員䌚
No.366
・補品安党察策に係る事故リスク評䟡ず察策の効果分析の手法に関する調
査研究報告曞 平成0 幎 3 月 株匏䌚瀟むンタヌリスク総研R-Map
の事䟋倧型自動回転ドア、自転車、゚スカレヌタ、石油枩颚噚、ガス
湯沞かし噚、電気也燥機、ヘア・ドラむダヌ、シュレッダヌ、ケヌブル
255
(5) 補品安党ず広告衚瀺
参照した文献
・補品安党譊告ず取扱説明曞日本芏栌協䌚
・日本ず欧米のリスクコミュニケヌション
䞭村昌よし、日本芏栌協䌚 暙準化ず品質管理 Vol61, 2008, No.12
3.6 セミナヌ等を通じた、リスクアセスメントの普及
(1).リスクアセスメント・セミナヌ講挔
① 講挔日時、講挔先
② 「わが瀟の補品は安党だず蚀おう」
- 27 -
288
③
「぀くっお安党぀かっお安党」
3.7 議事録
(1). 第䞀回リスクアセスメント委員䌚
(2). 第二回リスクアセスメント委員䌚
(3). 第䞉回リスクアセスメント委員䌚
- 28 -
2008 幎 10 月 21 日
2008 幎 12 月 04 日
2009 幎 02 月 12 日
330
335
341
3.1 工業補品に斌ける「機械安党」リスクアセスメントの実斜状況
調査結果
(1) 蚭備賌入時の機械安党に぀いお、どのような察応をしおいたすか
(回答数:127)
回答
・リスクアセスメント結果を芁求しおいる
・自瀟安党基準で発泚しおいる
・䟛絊者の安党基準に任せおいる
・特に芁求しおいない
・その他
回答䌁業数
3
38
41


(2) 安党な襖賊を䟛絊するために、法的芏制に぀いお、どのように考えたすか(回答
数:150)
・欧州指什のような法的芏制が泌芁
37
・欧州指什より厳しい法芏制が必芁

・安党な機械の定矩がないので、法的芏制は必芁ない

・既に法的芏制が存圚するので、斯たな法的芏制は必芁ない
30
・安党な機械の䟛絊は、補造者の責務であり、法的芏制は必芁ない
22
・その他

(3) 機披安党リスクアセスメントを実斜しおいたすか回答数:146
・既に実斜
・実斜するための準備䞭
・実斜するかどうかを怜蚎䞭
・リスクアセスメント以倖の方法で実斜しおいる
・実斜しおいない
(4) 機械安党リスクアセスメントの実斜は蚭蚈の必須事項ですか
①新芏蚭蚈に察しお はい54
堎合による36
回答数:141
(6) 䌌 èš­ 蚈 に はい21
倉曎箇所のみ65
察 し お
 回 答
数:139
(7) 準 品 等 の はい28
堎合による59
蚭蚈に察
しお回
答
数:140
い い え の 理 由 は  芏栌を適甚しおい 法的芁求がない50
回答数
る9
31
13
14
16
26
いいえ10
いいえ14
いいえ13
その他41
(5) 機械安党リスクアセスメントの実斜結果を生産プロセスの䞭で掻甚しおいたすか
① 調 達 仕 様 曞 に 反 映 し お い た す か ?  回 答 はい31 時々27 いいえ42
- 29 -
数:121
②組立完成時点でリスクの䜎枛を確認しおい はい44
たすか?回答数:121
(8) 付匕き枡し時リスクの䜎枛を確認 はい36
しおいたすか回答数:120
時々25
いいえ31
時々22
いいえ42
(6) 蚭備賌入時の機械安党に぀いお、どのような察応をしおいたすか
回答数:117
・自瀟安党基準で発泚しおいる
・䟛絊者の安党基準に任せおいる
・実斜するかどうかを怜蚎䞭
・特に芁求しおいない
・その他
(7) 機械安党リスクアセスメントを実斜しおいたすか(回答数:126)
・既に実斜
・その実斜郚門はどこです 蚭蚈・郚門開発92 品質保蚌郚6
か(回答数:49)
・実斜するための準備䞭
・実斜するかどうかを怜蚎䞭
・リスクアセスメント以倖の方法で実斜しおいる
・実斜しおいない
4
44
46
36
3
39
その他2
(8) 機械安党リスクアセスメントの実斜は蚭蚈の必須事項ですか
① 新 芏 èš­ 蚈 に 察 し お ( 回 答 はい58
堎合による30
数:115)
② 類 䌌 èš­ 蚈 に 察 し お ( 回 答 はい17
倉曎箇所のみ66
数:110)
(9) 準品等の蚭蚈に察 はい23
堎合による58
しお(回答数:112)
いいえの理由は(回答数23) 芏栌を適甚しおい 法 的 芁 求 が な い
る9
43
9
13
8
31
いいえ12
いいえ17
いいえ19
その他48
(9) 機械安党リスクアセスメントの実斜結果を生産プロセスの䞭で掻甚しおいたすか
① 調 達 仕 様 曞 に 反 映 し お い た ナ か  ( 回 答 はい35 時々30 いいえ35
数:101)
(10)立完成時点でリスクの䜎枛を確認 はい42 時々22 いいえ36
しおいたすか(回答数:101)
(11)付匕き枡し時リスクの䜎枛を確認 はい37 時々26 いいえ37
しおいたすか(回答数:100)
(10) 機械安党リスクアセスメントの実斜結果ずしお、補品安党 I の他にどのような効果
がありたすか(回答数:109)
・客先の評䟡が高たった
9
・蚭蚈者の安党意識が向䞊
58
・生産工皋の安党性が向䞊
10
・コストが䞋がった
0
・その他
23
- 30 -
(11) 機械安党リスクアセスメントの実斜芁求に぀いお
海倖の堎合
① 先から芁求があ 垞にある9 時々ある40
りたすか(回
答数113)
②調達先に芁求しおいたす 垞にある13 時々する23
か(回答数:111)
囜内の堎合
①客先から芁求がありたす 垞にある5 時々ある33
か(回答数115)
②調達先に芁求しおいたす 垞にある13 時々する22
か(回答数:112)
ない51
怜 蚎 äž­ しおいない
11
53
ない62
怜 蚎 äž­ しおいない
13
52
(12) 機械安党リスクアセスメントを普及するために、䜕か必芁ず思いたすか
以䞋の項目から重芁ず考えるものを぀遞んでください。(回答数:329)
・機械安党に関する法敎備
・䜿甚者からの匷い芁求
・機械安党マネゞメントシステムの暙準化
・機械安党リスクアセスメントにおけるリスク評䟡の基準
・機械安党マネゞメントシステムおよびリスクアセスメント実斜率䟋の収集(æ©Ÿçš®
別)
・機械安党リスク䜎枛事䟋の収集及び䜓系化
・機械安党開連俳賂類、暙準化資料のデヌタベヌス化(CAD システムずの結合など)
・機械安党掚進専門家、機械安党技術者などの育成
・機械安党マネゞメントシステムの認蚌制床(公的認蚌、第䞉者認蚌、自己認蚌な
ど)
・機械安党リスクアセスメントアセッサヌの認蚌制床(公的認蚌、第䞉者認蚌、自
己認蚌など)
・機械安党技術者の認蚌制床(公的認蚌、第䞉者認蚌、自己認蚌など)
・䌁業内技術者ぞの啓蒙・教育(セミナヌ、研修䌚、講挔䌚など)の充実
・倧孊等における機械安党教育の充実
・その他((公的補助䞍明:)
機械補造業における機械安党マネゞメント及び機械安党リスクアセスメント
態調査報告曞 平成 16 幎 3 月 日本機械工業連合䌚
- 31 -
12
9
18
16
7
3
4
12
7
1
1
9
0
2
実斜状況実
3.2 消費生掻甚補品ぞのリスクアセスメントの実斜状況
()
CSR レポヌトに芋る䌁業の安党察策怜蚌ず評䟡
村田䞀郎
䌁業は利益远求を目的ずし、それを自らの存圚䟡倀に眮くこずは䞖の䞭瀟䌚
が認めおいるこずは事実である。䞭でも株匏䌚瀟ずしお株匏を䞊堎しおいる䌁
業は、未䞊堎䌁業に比しお数少ない。いわゆる䞊堎䌁業ず呌ばれる䌁業は珟圚
4,000 瀟匱ずされおいる。䞊堎、非䞊堎を含めた党䌁業数は未確認だが、数䞇瀟
に及ぶこずである。その䌁業矀を生産物で二぀に分けるずすれば、ハヌドであ
る補品を補造する䌁業ず、補品を補造しないで、サヌビスやメンテナンス、プ
ログラムなど゜フトの提䟛を専門ずする䌁業に分けるこずができる。どちらの
䌁業であっおも、その䌁業掻動が消費者の支持を埗られるこずで、その䌁業の
継続ず発展が望めるのである。
䌁業が瀟䌚からその䌁業掻動の支持を埗るには、利益远求ず同時にそれに䌎
う瀟䌚に察する責任が䞍可分であるが、その䌁業責任を衚す珟圚の蚀葉ずしお、
CSR ず略語されお䜿われおいる。この CSRCorporate Social Responsibility
は、
「䌁業の瀟䌚的責任」ず蚳されるが、今の時代、䌁業はその責任を䞉぀に分
け、その責任を自らを取り巻く利害関係者Stakeholderに察しお果たすこず
が、䞖の䞭瀟䌚から求められおいる。
䞉぀の責任ずは、1株䞻、顧客に察する責任、埓業員、取匕先に察する
責任、3事業所地域に察する責任のこずであるが、この䞉぀の責任に共通しお
必芁なものが「安党」ずいう芳念である。
安党は、それのみが独立しお存圚するこずではなく、あらゆる䌁業掻動にお
いお、その生産工皋各々の䞀郚を成すものである。CSR の䞉぀の責任の堎合で芋
おみるず、1株䞻、顧客に察する責任ずは、株䞻に察しお株䟡の高倀を䞋萜さ
せるこずなく維持する安党のこずであり、顧客には補品やサヌビスの利䟿を安
党に提䟛するこずである。埓業員、取匕先に察する責任ずは、絊䞎や仕入
金を恒垞的に安定支払し、埓業員、取匕先の生掻を安党に維持するこずである。
3事業所地域に察すに責任ずは、䞻に地域環境の保党察策に重きを眮かれるが、
これも氎質汚染、公害ず瀟䌚問題であった氎俣病、むタむむタむ病の䟋が有る
ように、地域の安党ずしお、曎には地球芏暡の倧気汚染などから人類を守るず
いう、環境安党に察する責任である。今回本調査で䌁業が発行しおいる CSR レ
ポヌトを芋るにあたり、䞻な芖点を本調査の䞻題である䌁業の補品安党察策ず、
その怜蚌プロセスずしおのリスクアセスメントの実斜状況を察象ずしたので、
環境安党は看過したが、今回倚くの CSR レポヌトを芋る過皋においお、各瀟個々
の考え方ずしお環境安党が CSR レポヌトの構成に反映されおいるこずは評䟡し
た。
䌁業の掻動の䞀環である䌁業利最、安党察策、環境保党はそれぞれが盞関し
ながら盞殺しあっお二埋背反で進行する。䟋えば、ある䌁業掻動をするず利最
は䞊がるが補品安党はスポむルされ、環境保党を掚進すれば、䌁業掻動が鈍化
するずいう䟋が倚々発生する。䞭囜の䟋であるが、朚補幌児甚玩具に鉛塗料を
䜿甚し、その発色性や䜜業性の良さから圓面の利益は䞊がったのであろうが、
- 32 -
茞出した䞖界の囜々から、環境保党ず幌児に察する䜿甚安党の危険性を摘発さ
れ、巚倧リコヌルを受けおその䞭囜䌁業は存続できなくなったこず事件は぀い
最近である。この䞭囜䌁業は、䞉぀の責任を果たすこずを疎んじお、極めお非
安党な䌁業掻動をしおいた蚳である。蚀い換えれば、䌁業は利益远求の手段を
行䜿する䞭、消費者の䞀員である自らの利害関係者Stakeholderの芁求を果
たすこずが CSR であるが、前出の䞉぀の責任を䞉぀の安党ずしお捉え、CSR の
CS を顧客満足の CSCustomer Satisfactionにたで行き着かせるこずが重芁
なポむントである。その考え方に基づいお CSR レポヌトを芋るこずで、安党に
察する䌁業の考え方、実斜事䟋、それに察する客芳的評䟡を䞉぀の利害関係者
に向け、情報発信しおいる䌁業の考え方、特に今回調査では補品安党に寄䞎し
おいる実態を掚枬するこずができた。䌁業芏暡の倧、小、業皮のハヌド、゜フ
トに拘わらず、䌁業の䞉぀の責任は、CSR レポヌトを発行する偎に立぀䌁業ずし
お蚘述する必須の項目である。これを安党ずいう切り口から数十瀟が発行した
CSR レポヌトを怜蚌した。怜蚌した結果は、個々の䌁業に固有の状況ず独自な安
党察策があり、それをたた CSR レポヌトで衚珟する手段も様々であるから、同
様䞀列には評䟡順列は決められない。が、今回調査報告曞では、察象ずなった
䌁業の評䟡に䞀芧性を持たせるこずが重芁考え、䟿宜的に盞互の優䜍性に評䟡
基準を定めお採点評䟡ずした。評䟡基準は䞋蚘ずした。
15
10
15
合蚈
安党察策ナニヌ
ク床
10
安党蚘茉ペヌゞ
数回以䞊
15
安党蚘茉ペヌゞ
数回以䞊
15
総ペヌゞ分の
䞀以内に安党蚘
茉
総ペヌゞ分の
䞀以内に安党蚘
茉
20
安党特蚭章建お
10
瀟長安党蚀及
20
䜵茉
点
数
単独冊
評䟡項目
評䟡基準
100
これによっお、調査䌁業の CSR レポヌトをその業皮や芏暡などを超えお、評䟡
の䞀芧性を持たせるこずができた。
CSR レポヌト評䟡から、高埗点䌁業の安党察策を珟地取材
CSR レポヌトの評䟡点の高い䌁業を順䜍付けしお䞀芧化し、埗点が平均ポむン
ト以䞊平均 55 ポむントの䌁業の䞭から取材先を遞び、実際の安党察策を確
認するこずずした。その結果、取材候補䌁業は䞊堎䌁業の䞭でも、曎に䌁業品
質の高い、゚クセレントカンパニヌず呌称される䌁業ずなった。遞定した䌁業
の内、3 ぀の䌁業から取材に応じお頂けた。取材先は 4 瀟であるが、もう 1 瀟は、
経枈産業省が実斜した、2008 幎補品安党察策優良䌁業衚地で金賞を受賞した䌁
業を、取材先に遞定した。
今回取材のテヌマが䌁業の安党察策ずリスクアセスメントなどの実斜状況ず
いう、取材を受ける䌁業にずっお、通垞では䞖の䞭瀟䌚から極めお秘匿したい
- 33 -
郚分であるにも拘らず、各䌁業ずも数人の方々で取材察応を頂けたこずに感謝
の意を衚しおおく。自らの䌁業の、ややもすればデメリットになる事実を話し
お頂けたのも、この取材を通しお最終顧客の CS を埗るこずが重芁であるず刀断
しおのこずである。蚘・NPO 法人品質安党機構 村田䞀郎
CSR レポヌトをレポヌト安党蚘事評䟡基準で採点評䟡した。
レポヌトを評䟡するための基準を぀くり、䌁業が発行しおいる
レポヌトの党おを採点評䟡したものが䞋蚘である。評䟡軞は、その䌁業が補品
安党の重芁性をレポヌトに具珟化しおいる状況を、぀の評䟡軞ずし、
項目で評䟡した。
採点方法

レポヌトの造本圢䜓単独冊環境環境レポヌ
ト。ポむントは 20100

䌁業トップの安党有意床瀟長安党に蚀及なし。ポむントは 200

䌁業の安党に察する有意床安党の特蚭章建おなし。ポむントは 15
0

䌁業の安党に察する安党芳念総ペヌゞ分の以内に安党蚘茉総ペ
ヌゞ分の以内に安党蚘茉なし。ポむントは 15100

䌁業の安党斜策内容安党蚘茉ペヌゞ数回以䞊安党蚘茉ペヌゞ数
回以䞊なし。
ポむントは 15100

安党察策ナニヌク床独自で有益な察策法通垞の察策法。ポむント
は 150
以䞊の評䟡基準で党おのレポヌトを評䟡採点するず、高最 95 ポむン
ト瀟最䜎 10 ポむント瀟たでに順列を付けた。
評䟡結果
昚今の消費者が厳しく芁求する食に察する安党意識の高たりを反映しお、日
本暙準産業分類による食品の補造業09に属する䌁業は、総じお安党に察
する芳念が高く、たた蚘述の回数も倚く、今回の評䟡方法では高いポむントを
埗おいる。
今回のレポヌト分析のため収集した結果、化孊業16が倚く集た
った。から芁求した関係や、レポヌトの垞備状態などの事情から入手期
限で打切った結果である。ポむント評䟡の 1 䜍、2 䜍は化孊業であるが、
レポヌトの内容は安党に配慮した内容で高いポむントずなった。
ポむント 1 䜍の䌁業ず、取材をした 3 ぀の䌁業のレポヌトを察照した
結果が䞋蚘グラフである。1 䜍ずのポむントで倧きく差が぀いたのは、䌁業トッ
プの安党に察する有意床の評䟡軞である。䌁業自䜓の安党颚土は、個々埓業員
の意識ず行動が぀くっおゆくものであるが、やはり䌁業トップが安党に有意性
を持っおいるこずが重芁であるず評䟡した。
今の時代は、䌁業は倚品皮の商品を補造し、瀟名には生産物の名称を冠さず、
生産拠点を海倖に求めるなど、消費者から芋ればたすたす䌁業の顔が芋えなく
- 34 -
なっおいる。そこで、レポヌト䞊で、䌁業トップの蚀葉がその䌁業の考
え方を衚珟したものであるずしお、評䟡採点した結果、次ペヌゞの採点結果に
なったこずは興味深い。
レポヌト分析評䟡の 1 䜍䌁業ず今回取材した 3 䌁業比范。
(2) 䌁業蚪問むンタビュヌ調査
- 35 -
A
B
NO
C
D
章立お
E
F
CSRレポヌト2008幎版安党キヌワヌド怜蚌
瀟長蚀安党関連文蚀
ペヌゞ 本文安党関連蚘述
味の玠グルヌプAJINOMOTO
代衚取締圹山口範雄スクリヌニング力を 特集key challenge
磚く。味の玠グルヌプ品質保蚌システム「ア
スカ   
 をクリアヌしたものを
マヌケットに出す。
【8】
代衚取締圹瀟長荻田 䌍 商品の物性ずし 品質保蚌の培底
おの安党性を確保。
【22】
安党で高品質な商品を提䟛するこずは、事業掻動を継
続する生呜線。
【23】
近幎、お客様の「食の安党」に察する関心は䞀段ずたかた
る。
サプラむチェヌンの各プロセスで、商品の品質・安党性
を確保。
「食の安党を支える分析・研究機関の蚭眮。
䞭囜垂堎に向けに、安党な「食を提䟛。
安党品質ず顧客満足、補品の安党が求められる䞭、䌁画
から開発、蚭蚈、出荷たでの品質管理。
G
H
総ペヌゞ
数
I
CSR
J
環境
K
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M
CSR単独
冊䜵茉
䜵茉
N
瀟長安党
に蚀及
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Q
R
総ペヌゞ
安党蚘茉 安党察策
分の䞀
ペヌゞ回 ナニヌク 合蚈
以内に安
床
数
党蚘茉
安党の特
蚭章建お
1
1
S
食卓に「おいしいず「安党をお届けするためにアスカ。
42
1
20
20
15
15
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0
70
20
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15
15
15
80
2
アサヒビヌルグルヌプAsahi
3
4
2
【24】
5
6
7
(株)アシックスASICS
8
3
代衚取締圹瀟長尟山基安党面や補品面
の品質を犠牲にせずに補品の環境面での䟡
倀を高めおいく。
その他の取組み
CSRの基本的な考え方
【27】
【41】
【4】
安党品質ず顧客満足
【5】
アシックスの補品安党理念、「安党な補品以倖は䞖に出さ
ない」
なし
なし
なし
【63】
補品の安党を確認し守るこずは、品質掻動の基本。
46
1
34
1
46
1
9
ブラザヌグルヌプrother
なし
キャノン(株)Canon
代衚取締圹䌚長埡手掗富士倫、代衚取締 お客様ずのかかわり
圹瀟長内田恒䞉安党の重芁性を改めお胞
に刻み、品質のさらなる向䞊、ものづくりに携
わる人の品質の向䞊を掚進する。
4
10
11
12
13
14
15
16
5
補品安党自䞻行動蚈画の策定
【64】
実質安党を远求、法什で芏制されおいなくおも、実際の䜿
い方を想定しお安党性を確保。
なし
なし
なし
お客様ずずもに
なし
豊かな未来を情報通信の力でデザむン
する
【28】
なし
【8】
リチりムむオン蓄電池の電気甚品安党芏制ぞの取組み。
なし
補品・サヌビスの安党ず補造物責任
(æ ª)むトヌキITOKI
なし
お客様ずのコミュニケヌション
【17】
蚭蚈開発、補品安党、補造、品質管理などに関係する専
門的な技胜、知識を習埗し、レベルアップを図る。
JSR株匏䌚瀟
なし
安党、環境、品質、補品安党に関する経
営方針
掻動
【6】
【11】
顧客のために
【32】
補品安党、原料から補品たでの安党性を確保し、関係す
る党おの人々の健康保護ず財産の保党に努めたす。
2007幎床実瞟、基準に埓い、事前環境、安党評䟡の
実斜。
1994幎に「基準を制定し、「チェックシヌト」で
補品の安党性をチェック評䟡技術の向䞊、品質事故予
防掻動を匷化。
トップメッセヌゞ
【4】
6 富士通グルヌプFUITSU
7 堀堎補䜜所HORIBA
日本アむビヌ゚ム(æ ª)IBM JAPAN
8
9
17
18
78
10
1
66
4
1
34
47
23
1
1
15
1
19
日本ハムグルヌプNH Nippon Ham Group
20
21
代衚取締圹瀟長小林浩
日本ハムグルヌプ独自の品質保蚌芏定に
則った、「安党・安心
11
品質保蚌、お客様ずの぀ながり
【33】
安心の品質のために
【35】
22
23
24
25
26
27
28
満足の品質のために
【37】
12 日本電気(株)NEC
13 オリンパス(株)OLYMPUS
束䞋電噚産業(æ ª)Panasonic
14
なし
なし
なし
なし
なし
「CSR」経営の足元を固める
なし
なし
【17】
サントリヌ(æ ª)SUNTORY
なし
なし
なし
なし
垝人グルヌプTEIJIN
なし
ビゞョンず戊略
【19】
・品質保蚌、・品質保蚌単䜍系掻動の定着化。
瀟䌚戊略
【43】
生産
【7】
・品質保蚌アセスメントを実斜。2007幎は473件の実
瞟。
生産安党・安心をカタチにするためにネオレストハむブ
リッドはマヌク察象補品、1台1台の履歎を確認できる
䜓制を確立。
品質保蚌党瀟品質保蚌委員䌚で安党な商品の提䟛に
努めおいる。
「補品安党自䞻行動蚈画を定めおいる。
15
15
29
TOTO株匏䌚瀟
なし
30
31
【8】
16
【24】
32
1
51
1
31
42
1
30
41
1
1
62
42
1
1
補品に起因する重倧な補品事故、補品回収の情報開瀺。
33
34
35
36
37
品質監査、安党怜査を実斜し、日本ハムグルヌプ独自
の品質保蚌芏定に則った、「安心・安党」ぞの取組みを実
斜。
日本ハムグルヌプでは囜内だけでなく、海倖においおも囜
内同様の安党を確保し、お客様に安心しおいただくための
品質保蚌掻動を展開しおいたす。
安心を確保するために、日本ハムグルヌプ以倖からの芖
点囜際的な倖郚認蚌で評䟡し、その維持・向䞊に努め
おいる。
特定原材料5品目乳、卵、小麊、そば、萜花生を䞀切
工堎内に持ち蟌たないアレルギヌ察応食品専甚工堎を
2006幎に皌動。
なし
なし
補品安党問題ず工堎火灜のご報告。FF匏石油暖房機事
故ぞの察応状況
17
YKKグルヌプ
18 旭化成(株)
なし
゚コプロダクツ
【14】
なし
旭化成グルヌプ理念
レスポンシブル・ケアの掚
補品安党
【2】
【2】
【47】
「安党・安心」䜿甚する人が安心しお䜿える、「快適生掻
スタむル」
、補品ず事業掻動における安党を確保したす。
環境保党、保安防灜、補品安党
補品安党事故は、発生したせんでした。
- 36 -
28
82
1
1
A
NO
B
C
D
CSRレポヌト2008幎版安党キヌワヌド怜蚌
瀟長蚀安党関連文蚀
章立お
沖電気工業(株)
取締圹瀟長兌CEO篠塚勝正「安党に、確実 䌁業理念
に」利甚できる、ナビキタスサヌビスにあふれ
る瀟䌚−すなわちOKIの提唱する「e瀟䌚」
E
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ペヌゞ 本文安党関連蚘述
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総ペヌゞ
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CSR
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環境
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CSR単独
冊䜵茉
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瀟長安党
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安党蚘茉 安党察策
分の䞀
ペヌゞ回 ナニヌク 合蚈
以内に安
床
数
党蚘茉
安党の特
蚭章建お
1
19
38
39
【2】
OKIグルヌプのCSRのかたち
【8】
安心・安党なナビキタス瀟䌚の実珟が可胜ずなりたす。
OKIグルヌプのCSRのかたち
【12】
OKI グルヌプのCSR 掚進の取り組み
【19】
お客様満足の向䞊
【24】
オムロングルヌプの抂芁
CSRの目暙ず実瞟
【3】
【14】
アヌティクル補造の䌁業にも補品安党性評䟡の責任を課
した芏則であり
補品安党掻動をお客様により知っおいただくための掻動を
掚進
商品の安党性を高めるため、「補品安党技術委員䌚」を蚭
眮し、「安党技術に関する4法の遵守
「安党・安心・環境・健康」をテヌマに。
目暙を策定、「安党・安心・環境・健康」の領域に重
点を眮きながら、補品やサヌビスの創造に挑戊する。
顧客ずずもに
特集安党ず安心ぞの取組み
【37】
【16】
40
41
42
43
44
45
オムロン(株)
なし
20
花王(株)
なし
46
47
48
21
特集安党ず安心ぞの取組み
【20】
特集安党ず安心ぞの取組み
品質保蚌
【20】
【28】
4぀の重点課題
【5】
特集自動車保険の最前線
瀟䌚線 お客様ずニコン
【6】
【34】
【25】
行動憲章
【4】
49
株匏䌚瀟損害保険ゞャパン
50
51
52
53
54
55
56
57
23
24
株匏䌚瀟ニコン
瀟長執行圹員刈谷道郎 品質ず安党性
に優れた補品ずサヌビスを提䟛。
九州電力
なし
お客さたにずっお䟡倀のある商品・サヌビスを、個人
情報の保護を培底のうえ、安党か぀確実にお届けし、
瀟䌚安党確保のための蚭備察策や技術改善はもずより
安党第䞀䞻矩の培底
商品・サヌビスの安党に向けた取組み
ランフラットタむダは、利䟿性、安党性、環境性を䜵せ持
぀、ブリヂストンならではの「解」。
次䞖代倧型航空機の安党性ず環境負荷軜枛を支える新
構造タむダを実甚化。
お客様の芖点に立っお補品の安党性をトヌタルで審査。
「安党ず「環境に配慮した商品開発
「安党ず「環境に配慮した商品開発
【23】
なし
特集
【9】
特集
【11】
数床Cレベルの加熱枩床蚭定で安党ずおいしさの䞡立を
远及。
瀟䌚ぞの責任ず行動
【19】
食品業界ではいち早く1985幎に品質保蚌郚を蚭眮。原
材料の調達から販売に至るたでの党プロセスを審査。
代衚取締圹瀟長鈎朚 豊 本圓に安心しお キュヌピヌのものづくり
おいしいず思っおいただくために。食品メヌ
カヌは䞇が䞀ずいうこずにたいしお、垞に緊
匵感を持っおいる必芁がありたす。
【20】
原料の安党を守る取組み。品質は原料メヌカヌ様ず䞀緒
になっお䜜り䞊げおいくものです。
代衚取締圹瀟長家氞 昌明 䌁業存立の基 瀟䌚ずのコミュニケヌション
瀎である安党の培底ず環境ずの調和を図る
【8】
CSR䜓制、リスク管理、PL基本芏定。
【11】
ブレヌキ液原料、塗料甚暹脂などを提䟛し、安党で快適
なドラむブをサポヌトしおいたす。
【6】
信頌性ず安党性に䞇党を期したものづくり䜓制を基本に、
【16】
コンプコンプ掚進䜓制ず教育、瀟内通報制床、適正な倖
郚劎働力の受け入れ。
【17】
R/MR/M䜓制.
【41】
瀟䌚面の目暙ず実瞟。お客様ずずもに品質・安党性の確
保。
59
キッコヌマングルヌプ
安党・安心に察するお客様のニヌズに答え「解を提䟛
するこず。
安党・安心に぀ながる商品改蚂、サヌビスの怜蚎。
保険の入口から出口たで、お客様の安党・安心を远及。
「安党蚭蚈基本などに埓い、デザむンレビュヌ、補造ラ
むンなどで安党性を確認。
代衚取締圹瀟長荒川詔四 CSRは環境
安党、品質、補品の安党、䌁業掻動の根
幹ずなる項目を網矅。
技術継承ぞの取組み
26
安党性を、機胜、性胜、コストに優先するものず䜍眮づけ。
消費者の立堎に立っお”よきモノづくり”を行い䌁業理
念である「花王り゚むに基づき商品のラむフサむクル党
䜓を通しお「安党」ず「安心を远求。
4 販売段階幅広い察象者に継続的な安党・安心啓発掻
動を実斜。
5 「お客様の声をさらなる安党・安心品質の向䞊に掻
甹
独自の安党基準を定めお科孊的なリスクアセスメントを実
斜する実際の䜿甚や誀䜿甚の評䟡・怜蚎を行う。
【5】
【45】
【48】
【21】
25
株匏䌚瀟ブリヂストン
58
なし
安心、安党なコミュニケヌションを実珟するナビキタスネッ
トワヌクを駆䜿しお
1
27
62
キュヌピヌグルヌプ
28
63
䞉掋化成
29
64
56
シチズングルヌプ
なし
CSRの基盀
1
79
1
66
1
68
1
30
0
15
15
15
85
0
0
0
15
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20
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15
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80
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20
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0
15
15
15
15
70
10
20
15
15
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75
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15
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15
85
20
0
0
15
15
15
65
10
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0
15
10
15
70
20
0
15
10
15
15
75
50
49
1
103
1
1
66
67
20
1
59
52
65
20
36
60
61
S
38
1
68
シャヌプ株匏䌚瀟
69
取締圹䌚長町田勝圊、取締圹瀟長片山幹 瀟䌚ずシャヌプ
雄補品の安党性確保を始めずする顧客満
足の向䞊敎備を進める。
31
【43】
補品安党確保の取組み①シャヌプ補品安党自䞻行動蚈
画、②補品安党掚進䜓制、③補品の安党確保に向けた取
組み。④補品事故察応を明蚘した「補品安党に関する自
䞻行動蚈画を定める。
【26】
安党保障茞出管理キャッチオヌル芏制。
【27】
レスポンシブル・ケア行動指針新補品開発においお安
党および健康の確保に配慮する。
【30】
品質保蚌お客様が安心しお䜿える補品づくり。
瀟䌚性報告
【33】
お客様ずのかかわり安党な補品の提䟛は䌁業掻動の優
先課題のひず぀。
安党ぞの取組み
【55】
安党ぞの取組み、保安防灜、蚭備安党、保党予防、劎働
安党。
70
昭和電工株匏䌚瀟
なし
CSRマネッゞメント
54
1
71
72
73
32
74
75
- 37 -
66
1
A
NO
B
C
D
章立お
E
F
ペヌゞ 本文安党関連蚘述
G
H
総ペヌゞ
数
I
CSR
J
環境
CSRレポヌト2008幎版安党キヌワヌド怜蚌
瀟長蚀安党関連文蚀
䜏友ゎムグルヌプ
代衚取締圹瀟長䞉野哲治 リコヌルの届 リスクマネッゞメント
け出をする事態安党な商品を提䟛するず
いうメヌカヌの原点に立ち返り、
お客様のために
【10】
R/M危機管理䜓制の図。
【26】
モヌタヌサむクル甚タむダのリコヌル説明。
64
1
なし
お客様ぞの責任
【19】
お客様ぞの責任
【20】
品質基本方針品質、コスト、玍期、補品安党及びサヌビ
スを提䟛する
補品安党を確かなものにSIIの補品安党ぞの基本方針
PL/PS方針に則り、お客様の安心ず信頌を高めるこず。
46
1
基盀品質の確保 「モノの品質」の基盀ずなる商品の信頌性
88
1
K
L
M
CSR単独
冊䜵茉
䜵茉
N
瀟長安党
に蚀及
O
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Q
R
総ペヌゞ
安党蚘茉 安党察策
分の䞀
ペヌゞ回 ナニヌク 合蚈
以内に安
床
数
党蚘茉
安党の特
蚭章建お
1
76
33
S
20
20
15
15
10
15
95
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0
0
10
10
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20
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15
15
10
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0
85
77
セむコヌむンスツル株匏䌚瀟
78
34
79
積氎化孊工業株匏䌚瀟
35
80
代衚取締圹瀟長倧久保尚歊 「環境」
CSR経営の基盀
「CS品質」「人材・人暩」「安党」及び「瀟䌚貢
献を芋盎す。
CS品質での際立ち
【4】
【13】
䜏たいは、毎日の生掻の基本ずなる堎であり、安心・安
党、そしお快適に過ごせるこずが基本です。䞀方で課題も
【11】
医薬品の有効性ず安党性を最倧限に高め、品質の高い医
療の実珟に貢献。
【23】
人の生呜ず健康を守るこずにおいお、品質ず安党性を守る
こずを最優先。
【24】
医薬品の安党管理、品質安党性連絡協議䌚、安党性教
育研修
【25】
物流品質ず補品・容噚の安党性の向䞊
取締圹瀟長倧蟌䞀男 食の安党・安心や穀 特集
物調達に関する事柄が、より倧きな課題。
【10】
安党である事はもちろんお客様に安心しおいただける
商品を提䟛するこずが重芁。
代衚取締圹瀟長朚村 宏 食品事業では、 経営の基本姿勢
「䞀番倧切な人に食べおもらいたい」を基本
理念に安党・安心な商品の提䟛に取り組
んでできた。
代衚取締圹瀟長小瀬 昉 お客様の安党・ 経営の基本姿勢
安心の芁望に高品質で安心な補品をお届け
する努力を続ける。
【22】
【8】
原材料の品質ず安党性ぞの取組み
代衚執行圹瀟長持田蟲倫男 補品安党面 瀟䌚性報告
からお客さたにご迷惑のかからない管理の
掚進。
代衚取締圹瀟長埌藀 昇 補品の品質、安 「環境・安党・健康ぞの取組み
党性、環境察応ぞの先進性等、CSRが䌁
業存続に問われおいる。
【22】
安党な補品の提䟛䜓制PS/PL委員䌚を構成し、PS掻動
を展開。
53
【16】
人の安党や健康に圱響を及がす化孊物質に぀いお、調達
アセスメント、補品アセスメント、着色アセスメントの3぀で
管理。
31
なし
【20】
81
田蟺䞉菱補薬
(爪芋出し装本
82
代衚取締圹瀟長葉山倏暹 補品の安党性 医薬品を提䟛する䌁業ずしお
ず品質の確保に尜力したす。
患者さんのために
83
36
84
50
1
51
1
20
20
15
15
0
0
70
62
1
20
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0
15
0
0
55
20
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0
15
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1
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0
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15
15
15
15
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20
15
15
0
0
70
85
日枅オむリオグルヌプ
37
86
日本たばこ産業株匏䌚瀟
38
87
ハりス食品
88
39
89
90
日立金属グルヌプ
40
91
ポリプラスチックス株匏䌚瀟
41
92
パナ゜ニック電工株匏䌚瀟
42
埪環型瀟䌚の実珟に向けたビゞネスの
創造・拡倧
盞談通報䜓制の充実
【4】
品質保蚌ぞの取組み 安党による安心の獲埗
【7】
安党・安心で満たされた補品をお客様にお届けしたす。
1
1
マッサヌゞチェアの発火リコヌル埌、安党思想や安党基準
のさらなる匷化を実斜。
44
瀟内資栌の衚瀺資栌認定制床で250名が有資栌者ずしお
認定
43
1
20
45
1
20
0
0
0
0
0
20
50
1
20
20
0
15
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0
0
0
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15
30
20
0
15
15
15
15
80
750
410
255
520
380
360
1
93
マルハチニチログルヌプ (æ ª)マルハニチロホヌルデむ 代衚取締圹瀟長五十嵐雄二 私たちマル 特集 食の安党・安心
ハチニチログルヌプは、食の安党・安心ずい
43 ングズ
う基本姿勢に立ち返り。
暪河電機(æ ª)
なし
なし
44
94
95
96
【14】
なし
なし
皆さたの安心を支える圓瀟斜工建造物
銙枯での高架橋工事は第䞉者の安党を最優先し、安党
網、安党朝瀌、安党巡芖、安党打合せ安党斜工サむク
ル、安党教育を行い
安党 「補品安党に関する基本方針」を定め、人身たたは
財産に被害を䞎える事のない安党な補品を補造、販売し
。CEOを議長ずする党瀟PL䌚議を蚭眮。
補品・サヌビスに応じた所定基準、自䞻基準を蚭け、
䞭囜の生産協力メヌカヌに察し個別に品質䌚議を開催し
おいたす。
、「安党で安心できる補品䜜りに培し、䞖界のお客様から
信頌ず満足を埗られる商品を
商品回収のお詫びずお願い
埓来角ばっおいた倖フレヌムを䞞くし、安党な
商品にしたしたセむカ。
ヌ
前田建蚭工業株匏䌚瀟
代衚取締圹瀟長前田靖治 瀟䌚むンフラの MAEDAの仕事 斜工建造物
䞍備は人の呜に関わる「安党・安心の確 事業掻動ハむラむト
保は圓瀟に求められおいる瀟䌚的責任。
【3】
【17】
KENWOOD
なし
【15】
45
97
瀟䌚ぞの取組み
46
98
99
47 バンダむナムコグルヌプ
なし
法的・倫理的責任ぞの取り組み
安党・品質向䞊のための取り組み
【16】
【19】
安党品質ナニバヌサルデザむン
【20】
100
101
102
【21】
【23】
103
104
蚈
ヌ
ヌ
ヌ
ヌ
- 38 -
51
1
68
1
2393
33
7
8
2675 56.91489
株匏䌚瀟
品質安党は顧客の芁求に応じた品質の぀くりこみによっお確保する
株匏䌚瀟の前身は、旧称を日本合成ゎム株匏䌚瀟ず蚀い、1957 幎昭和 32 幎に
斜行された法埋、
「合成ゎム補造事業特別措眮法」に基づいお蚭立された。
蚭立以来半䞖玀以䞊たった珟圚でも、合成ゎム、゚マルゞョン、合成暹脂の石油化孊系事
業においお、いずれの事業での囜内マヌケットシェアはトップに䜍眮しおいる。 加えお、
近幎は、石油化孊系事業で培っおきた高分子技術を、ディスプレむ材料、電子材料、光孊材
料などの成長著しい「情報」「通信」分野ぞ展開、数々の情報電子材料を䟛絊するずずもに、
同分野で高いシェアを確保しおいる。
䞊述した皮々の化孊玠材の補造メヌカヌである同瀟は、1995 幎よりレスポンシブル・ケ
ア掻動に取り組んでおり、2003 幎からは各郚門の最高責任者で構成する䌚
議を発足させ、䌁業倫理委員䌚、レスポンシブル・ケア掚進委員䌚を蚭眮、2008 幎からは
さらにリスク管理委員䌚、瀟䌚貢献委員䌚を蚭眮し掻動を掚進しおいる。掻動の
䞭で同瀟は、安党、環境、品質、補品安党に関する経営方針を定め事業掻動を行っおいる。
同瀟は、たた日本レスポンシブル・ケア協議䌚のメンバヌでもある。
レスポンシブル・ケアずは化孊物質を補造し、たたは取り扱う事業者がレスポンシブル・
ケア実斜の宣誓ず目暙の蚭定に基づいお行なう自䞻管理掻動のこずを指す。この䌚員は
に察しお以䞋の条文を守っお䌁業経営するこずを自䞻宣誓する。
JRCC 䌚員は実斜基準である぀の「レスポンシブル・ケア コヌド」に埓っお掻動を
41
- 39 -
行ないたす。
 レスポンシブル・ケアの実斜は PDCAPlan-Do-Check-Actサむクルに沿っお行な
いたす。
 JRCC 䌚員は実斜蚈画および成果を、毎幎「レスポンシブル・ケア実斜蚈画曞」「レ
スポンシブル・ケア実斜報告曞」「レスポンシブル・ケア内郚監査蚌明曞」ずしお
JRCC に提出したす。
同瀟の珟圚の事業領域は倧きく 4 ぀の郚門に分かれおいる。
の珟圚の぀の事業領域
1.゚ラストマヌ事業
2.゚マルゞョン事業
3.合成暹脂事業
4.倚角化事業
このうち、の倚角化郚門ずは、半導䜓や液晶ディスプレむ甚材料など、情報電子材料を
扱う事業を蚀い、珟圚同瀟の売䞊高でほが 50匱に達しおいる事業である。同瀟は䞭期経
営蚈画でも、この事業領域のさらなる成長を目指しおいる。
同瀟の補品安党の基本掻動はProduct Liability Prevention 補造物責任リス
クの発生を予防ず品質保蚌掻動を基本にしおいる。同瀟は玠材メヌカヌであり、その玠材
は最終補品あるいは、郚材メヌカヌの顧客の仕様に基づいお補造する。それゆえ顧客の芁求
基準を満足する補品を補造するこず、および通垞の品質保蚌掻動が重芁であるず考えおいる。
42
- 40 -
同瀟の事業領域を瀺す
同瀟は掻動ずしお
1994 幎に基準を制定
した、これは法の斜行の 1 幎前である。この基準は蚭蚈・開発、補造ず販売を䞭
心ずする各郚門に芏定を定め、リスクの発生予防のため、業務をレビュヌするこずに
力を入れおいる。特に蚭蚈・開発段階では、通垞のデザむンレビュヌずずもに「チェ
ックシヌト」を䜜成し、蚭蚈開発段階でのリスクの発生予防を図っおいる。「
チェックシヌト」のチェック項目の代衚には、補品は、䜿甚方法や甚途が明確にされおい
るか」、原材料反応物の安党性チェックなどがある。たた、同瀟は玠材補品の補造に圓た
る基本ずしお、顧客の芁求性胜仕様を明確にした䞊で開発・補造するこずを心掛けおいる。
同瀟が補造する補品の原料のは、基本的に同瀟自らがチェックし、原材料の基準を
確認し補造する。぀たり同瀟にずっおの掻動ず  補
品安党掻動は、顧客芁求基準を理解しお補品の信頌性を向䞊するこずが基本ずなっおいる。
品質保蚌掻動ずしお、関連の取埗に぀いおはを四日垂工堎、千葉工
堎、鹿島工堎の 3 事業所で取埗しおいる、環境に぀いおも同じサむトで
取埗した。品質保蚌掻動では、この 3 事業所それぞれの(Quality Assurance)掚進䌚議
43
- 41 -
ず党瀟を暪断する党瀟の掚進䌚議を持ち、前者のトップずしお各工堎長が、埌者は品質
保蚌担圓取締圹が運営する。
この䌚議に取り䞊げられるテヌマは、品質レベルの向䞊掻動、品質䞍良の予防察策、
掻動の展開、品質異垞の報告などがあり、収集された情報は局別されお同根の問題の再発防
止に圹立おおいる。問題の発芋から再発防止策の運甚はサむクルずしお運甚される。
その䞭で収集された補品品質クレヌムには、性胜䞍良から異物、異材混入などもあり、補品
事故に発展しそうな危険性に぀いおも報告される。その様な堎合を含めお重芁品質問題は、
工堎長および本瀟の品質監査を受けるこずになっおいお、埌者に぀いおは品質保蚌担圓取締
圹がこれに圓たっおいる。
重芁品質問題が発生した堎合、それによる障害をどう凊眮するかずいう

  䌁業防衛よりも、障害発生を未然防止するが重芁
ずされる。同瀟は補品の補造品質を管理するに手法ずしおを䜿甚しおいる。これは品
質機胜展開衚ずも呌ばれ。衚の行に目的ずする品質芁求品質を列に盎接管理可胜な芁
玠品質芁玠を蚘入した二元衚品質芁求展開衚である。たた、新補品の補造、補造時
の工皋倉曎や工皋改善をする堎合には、を䜿っお䞍具合事象の発生を怜蚌するなど
しおから、実䜜業に入るこずにしおいる。この様に幟重にも補品に瑕疵が発生しない様、未
然防止の怜蚌を行いながらリスク解析を行っおいる。このこずは安党察策の囜際基準である
ステップメ゜ッドを䜓珟しおいる䌁業ず蚀えよう。
同瀟では、補品のグリヌン化を進めるため、化孊物質を぀の区分に分類しお管理する化
孊物質管理指針を䜜成、幎から運甚しおいる。この指針は、日本の法埋だけでなく
欧州諞囜の廃電気・電子危機指什、特定有害物質䜿甚犁止指什、
廃自動車指什等の環境に配慮した法埋にも察応しおいる。
44
- 42 -
同瀟は2007幎12月10日に創立50呚幎を迎え、幟぀かの蚘念事業を行った。䞉重県立図曞通
に専門図曞850冊から成る「文庫」寄莈や、千葉県垂原垂に障害者送迎甚車䞡1台を寄
莈などであるが、この蚘念事業の䞀環ずしお瀟員教育斜蚭の拡充を行い、3工堎がある四日
垂、千葉、鹿島にそれぞれ教育セ
ンタヌを新蚭した。このセンタヌで入瀟-3幎の瀟員、入瀟6-10幎の瀟員、マネヌゞャヌ昇
栌前埌の
四日垂研修センタヌ
鹿島研修センタヌ
千葉研修センタヌ
45
- 43 -
瀟員等を察象にした、品質管理ずを含めた皮々の階局別教育を行っおいる。教育によ
る品質レベルの向䞊補品事故の予防も同瀟の重芁な掻動である。ずもあれ、同瀟の補品安
党に察する基本は、
「品質安党は顧客の芁求に応じた品質の぀くりこみによっお確保する」
ず蚀えよう。このこずは特に、新しい玠材を開発した時が重芁であるず同瀟が考えおいるも
のず思われる。
取材・法人品質安党機構 村田䞀郎
――――――――――――――――――――――――――――――――
パナ゜ニック電工
新補品開発段階にリスクアセスメントを掻甚し、ニヌズ適合型商品を創
出
品質評䟡技術棟倧阪府門真垂
パナ゜ニック電工株匏䌚瀟以降、同瀟ず略は、創業者である束䞋幞之助氏の考えによ
る、「䌁業は瀟䌚の公噚である」ずいう蚀葉を䌁業の瀟是ずしおいる。この瀟是を、さらに
具珟化した経営理念ずしお、「瀟䌚生掻の改善ず向䞊を図り、䞖界文化の進展に寄䞎するこ
ず」を掲げお日々の事業掻動に取り組んでいる。さらに、2004 幎からは経営ビゞョン
『真・お客様䞻矩』を掲げ、䌁業掻動のあらゆる分野で、その内容の充実を図っおおり、
2007 幎床からは CQF 掻動 1)の䞀環ずしお、2012 幎に向け商品品質同瀟の瀟内呌称では、
生産物を「補品」ず蚀わず「商品」ずしおいる。以降、本皿でも商品ず衚蚘する。のレベ
ルをダントツに䞊げるべく、「桁違い品質」ぞの取り組みをスタヌトさせた。
この「桁違い品質」が目暙ずするのは、「環境・省゚ネ」「健康・高霢化」「情報化」
「安心・安党」「快適・䟿利」の5぀の瀟䌚トレンドに及んでいるが、それに察応しおいる
同瀟の倚様な商品矀の品質を、「車茉商品品質レベル」にたで高めるこずである。そのため
に「商品安党」を重芖しお、お客様の声に耳を傟け、お客様に遞んで頂くための「勝぀品質
46
- 44 -
づくり」を远求しおいる。たた、開発段階・補造段階それぞれに高品質な商品を造り蟌むた
めのしくみを芋盎し、「品質造り蟌みシステムの匷化」を図っおいる。
同瀟の創業は1918幎、倧正7幎3月。アタッチメントプラグを創業の補品ずしお誕生した。
珟圚は前述した5぀の瀟䌚トレンドに察応する商品を持ち、5侇8千人に及ぶ埓業員ず連結売
䞊高が兆千億円を超える䌁業であるが、創業者である束䞋幞之助氏の創業の理念を継承
し、その時代の芁求に応じた䌁業掻動を展開しおいる。この「創業者の考え方1942幎」
は珟圚でも同瀟の商品づくりや䌁業行動の根幹ずしお生き続けおいるので、いく぀かを䞋蚘
に匕甚する。
優良品補䜜に関する瀟䞻達瀺1942幎発行
『時局䞋各皮の統制匷化にずもなひ、資材、玠材の関係に困難なる点あり、代甚品の䜿甚、
仕様の倉曎等を必芁ずするこずあらんも、之が為に補品自䜓を劣化せしむるが劂き事ありお
は
䞀倧事に有之候間、劂䜕に代甚品を䜿甚する共、仕様に倉曎を加ふるずも、其の補品はより
良き成果を埗らるる様、特に巊蚘各項に留意せられ、束䞋電噚補品は 劂䜕なる芋地よりす
るも斯界に斌お其の優秀性を保持する様考察盞成床候。』
時局は日本が第二次䞖界倧戊に突入したころである。この瀟䞻達瀺の内容は、資源の少な
い日本は、これからあらゆる物資が䞍足するこずが予枬されるが、補品の性胜劣化のない様、
同瀟補品の品質を維持する様に、ずなっおいる。
創業商品のアタッチメントプラグ
この瀟䞻達瀺は、さらに分かりやすい具䜓的な目暙を掲げおいる。
補品には芪切味、情味、おくゆかしさ、ゆずりの倚分にふくたれるものを補出し、需芁
者に喜ばれるこずを根本の信念ずするこず。
47
- 45 -
経営の本諊を誀り利最にずらわれ、資材の甚法、補品の仕様、工䜜の方法等に無理を生
ずるごずき
こずにお、補品を劣化せしむるこず埀埀あり、ずくにこの点留意のこず。
垞に業界の動きおよび垂堎に関心を持ち、同業他瀟の商品ずの比范研究調査をなし、い
かなる埮现郚分たりずも遜色なきものの補出を期するこず。
各皮の統制匷化され、資材その他に盞圓困難はあらんも、これにこだわり資材の節玄を
あえおし、
自然ず補品の劣化を来たすがごずきこずのなきよう泚意するこず。
ナショナルのマヌクは、その補品が抌しも抌されもせぬ誇りを衚瀺するものなるこずを
念頭に眮き、
寞分のすきなき補品を以っおするこず。
補品の物的芁玠たる資材、工具は時局䞋統制時代、いずれの業界も同等の芋方あらんも、
心的芁玠たる䜜業員の動䜜は、その指導蚓緎によっお栌段の差を生ずべく、特にこの点に
関心を持぀こず。
以䞊の諞点よりかえりみお埮现たりずも心圓たりあらば、いかなる犠牲を払いおもたち
どころに是正改善の策を立぀るこず。
この束䞋幞之助氏の瀟䞻達瀺を読むず、今から60幎前の蚀葉であるが、今に通じる品質マ
ネゞメントの考え方が党おこの文章に包含されおしたっおいるこずに驚く。ステヌクホルダ
ヌやコンプラむアンスなど、倖来語の圱も芋えない時代に、日本人の䞭に消費者ず自瀟商品
を愛する偉倧な先達の蚀葉が先にあったこずは嬉しい限りである。
リスクのシングルPPMを達成。次䞖代カヌを支えるEVリレヌ
400ボルトずいう高電圧の盎流を瞬時にオン・オフするEVリレヌ。同瀟が開発したEVリレ
ヌでは、この盎流高電圧の遮断に最適な氎玠を接点空間に封入しおいる。この氎玠を密閉し
た独自機構の開発により、埓来の盎流リレヌに比べお小型・軜量、さらに高い安党性を達成
するこずができた。
同瀟が、すべおの自瀟商品の品質目暙ずしおいる「車茉商品品質レベル」は、リスクのシ
ングルPPM発火などから重倧な事故に結び぀く、ハザヌドの発生確率が癟䞇分の䞀であ
るが、この商品はそれを達成しおいる。安党な商品から安心な商品にず改善しおいるのであ
48
- 46 -
る。
同瀟の堎合、䌁業颚土ずしお独特の蚀語感芚をもっおいお、珟圚の瀟䌚共通甚語にもなっ
お、毎日必ずや新聞などのマスコミの䜕凊かで、誰かが䜿っおいる「安党・安心」ずい
う甚語を「安心・安党」ずひっくり返しお䜿っおいる。「安心」「安党」の定矩に぀いおは、
同瀟のナニバヌサルデザむン安心・安党配慮商品蚭蚈ガむドラむンの付属曞3に以䞋の蚘述
がある。
『「安心」「安党」の定矩に぀いお様々な文献を調査したが文献によりさたざたな定矩が
あり明確な定矩付けはされおいなかった。そこで、これらの調査結果をもずにしお同瀟にお
いお、「安心」「安党」に぀いお次のような定矩付けをしおいる。
甚語
定矩
商品ぞの安心感
科孊的根拠は無いが、お客様の䞻芳的評䟡により、商品に「危険がな
い」ずむメヌゞされるこず。
実際は危険かもしれないが、心理的に「危険が無い」ず刀断される商
品
商品の安党性
科孊的根拠をもっお、客芳的にお客さたに察しお、商品に「危険がな
い」ず説明できるこず。
その時代・環境においお倉化するものであり普遍的なものはない
尚、「安心」「安党」の定矩をする際に「䜕に察しお安心・安党か」を明確にするため、単
語の甚語での定矩付けはせずに、䞊蚘のように「商品ぞの安心感」「商品の安党性」ずいう
甚語にしお定矩づけた。』
商品安党リスクアセッサヌ99名を2012幎たでに150名に拡充
同瀟は倧阪府門真垂にある。京阪本線の西䞉荘駅で䞋車するず、そこは同瀟の専甚駅の感
がある。京阪本線の線路ず平行に走る囜道号線を挟んで、広倧な敷地に入堎するための正
門がある。受付を枈たせ敷地内にはいるが、構内には数十棟の建屋が敎然ず䞊ぶ。受付で蚪
問先を告げた時、盎ぐ構内地図を枡され、この地図を片手に目的の棟に向かうシステムにな
っおいる。
各棟ずも同じデザむンで、シルバヌグレヌの壁装材で統䞀されおいるため、䞀瞬目的の棟の

49
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発芋が䞍安になるが、敎然ず配眮されおいるこずで、構内地図を頌りに速やかに到着できた。
今回取材目的である、同瀟補品のリスクアセスメントに関する業務は、正門、䞭門ずくぐ
っお䞭ほど右奥に立぀、「品質評䟡技術棟」内の品質郚で管蜄しおいる。埓前は倚数に分か
れた商品分野の業務棟ごずに評䟡詊隓蚭備を配眮しおいたが、1998幎にこの棟を立䞊げ蚭備
を集䞭させた。そのため、この構内に数十棟立ち䞊ぶ建屋の䞭で、䞀番電力を䜿う建屋にな
っおしたったずいう。
評䟡詊隓蚭備は䞀぀のフロアにこれも敎然ず配眮され、補品の発煙・発火を怜蚌する燃焌
詊隓宀や、材料の䜿甚環境を促進劣化する環境詊隓蚭備など、およそ同瀟補品が垂堎で遭遇
する、ありずあらゆるハザヌドを想定しおいる。たた、蚭蚈基準ずしお、商品が䜿甚者に䞎
える危害を少なくするため、人身傷害での䜿甚限界を芋極める噚具などは自前で開発しおい
る。
この品質評䟡技術棟は、同瀟の品質郚が管理運甚しおいるが、䞻な業務は蚭蚈品質目暙の
構築で、新
補品に察する芁求項目ずその氎準蚭定ずアセスメントを行っおいる。同瀟では、「商品安党
リスクアセッサヌ」ず呌称される瀟内認定制床を構築しおリスクアセスメントの普及促進を
行なっおおり、この認定者を2012幎たでに珟圚の50増の150名に増員する蚈画を進行䞭で
ある。 補品安党リスクアセッサヌは補品開発蚭蚈者ず品質保蚌担圓者を䞭心に逊成しおお
り、通垞の商品化のプロセスにおいお、リスクアセスメントを実斜しおいる。リスクの倧き
いものはその察応を行
ない、実際の商品で評䟡詊隓を実斜し、リスク䜎枛方策の劥圓性を怜蚌しおいる。リスクア
郚品故障

軜埮な発煙
補品発火
呚囲延焌
 
党焌・ 半焌
傷害なし
軜症
侭等症
重症
重節・死亡
P1(1)
P2(2)
P3(4)
P4(6)
P5(8)
C5(5)
C(5)
B(10)
A(20)
A(30)
A(40)
危害の重倧性
危害の発生頻床
-4
頻発する
10 超 え
しばしば発生 する
10 -10
時々発生する
10 -10
起こりそうにない
10 -10
-4
-5
C4(4)
C(4)
B(8)
A(16)
A(24)
A(32)
-5
-6
C3(3)
C(3)
B(6)
B(12)
A(18)
A(24)
-6
-7
C2(2)
C(2)
C(4)
B(8)
B(12)
A(16)
たず起こり埗ない
10 -7-10 - 8
C1(1)
C(1)
C(2)
C (4)
B(6)
B(8)
考えられない
10 未 満
C0(0)
C(0)
C(1)
C (2)
C (3)
C(4)
-8
50
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↑同瀟の怜
蚌ツヌル
←日科技
連オリゞ
ナルの

セッサ―は商品の安党性を怜蚌する業務を行っおいるが、その時に怜蚌ツヌルずしお䜿甚す
るのがを参考にしたリスクアセスメントずいう。
同瀟の堎合、のオリゞナルのセヌフティヌ・モゞュヌルを改良しおいる。図
参照。
オリゞナルは、アセスメントされた補品がプロットされる領域を、領域領域領域
リコヌル領域泚意領域安党領域ず衚しおいるが、同瀟ではこれにそれぞれ配点を
加えおいる。そしお、評䟡点16点以䞊の項目は、5点以䞋になるよう蚭蚈改善をしおいる。
最近、同瀟補品であるマッサヌゞ・チェアから発火する事故が発生した。このずきの同瀟
の察応は速く、幞いに䜿甚者ぞの被害拡倧を防ぐこずができた。事故は2006幎12月22日、最
初が宮城県の商業斜蚭内で発火事故が発生した。続いお2回目の事故が2007幎1月14日、今床
は神奈川県でも発生。この2䟋目を重芖した同瀟は翌日の1月15日所蜄消防眲ず事故品を怜蚌
し、原因究明を図る。曎に䞉日埌、補品に欠陥ありずしお同補品を出荷停止した。事故報告
からわずか28日間、しかも幎末幎始で、䞖の䞭瀟䌚が䌑止しおいる時期を含んでのこずであ
る。補品事故発生に際しおこのスピヌドは、業界を問わず察岞の火事ずするこずなく、䜿甚
者安党の確保のため芋習うべきこずである。曎に補品の発火事故ずいう、䌁業にずっお倧き
なマむナス情報を瀟䌚に䌝える手段も成功事䟋ずしお挙げられる。同瀟の堎合、新聞の瀟告
に先駆けお同瀟のりェブサむトに事故情報をアップしおいる。この事故の皮類は発火である
51
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が、同瀟はこのマッサヌゞ・チェア発火事故の原因を、刀明した段階でマスコミに発衚しお
いる。
この様に、メヌカヌの䜓面や利益を優先するのではなく、䜿甚安党を優先し、お客様のご
迷惑を最小限に抌さえ蟌む掻動をシンプルそしお、スピヌディに実践する掻動こそ「真・お
客様䞻矩」のビゞョンを持぀䌁業の姿であり 倧䞍況の最䞭でこそ真䟡を発揮するこずであ
ろう。取材法人品質安党機構 村田䞀郎
経営ビゞョンず同瀟の品質方針
脚泚

お客様第䞀の「Customer
First」ず品質第䞀のQuality Firstを組み合わせた同瀟独自の
甚語

PHP総合研究所発行のPHPれミナヌル「経営資料集」より

商品安党に関する知識を持ち、蚭蚈者のリスクアセスメント実斜時の助蚀および商品安党の
教育指導を行う者
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䌁業取材バンダむ
リスクアセスメント察策で、経産省補品安党察策優良䌁業衚地で金賞を受賞。
株匏䌚瀟バンダむ以降、同瀟ず略の本瀟は、東京は台東区の駒圢にある。
東京がただ江戞ず蚀っおいた時代からある叀い地名で、東京の北に䜍眮する䞋町であり、぀
ずに職人の町ずしお知られた地である。道路を挟んだ向かい偎に創業幎の䞋町料理の
店、「駒圢どぜう」が䞊ぶ。同瀟の最寄駅は郜営倧江戞線蔵前駅である。駅からタクシヌに
乗り、行き先の同瀟を぀げるず、運転手さんから「䌚瀟の前にテレビにでる、色んなキャラ
クタヌ人圢が立っおいお有名ですよ」ず教えられた。
本瀟瀟屋の倖芳
同瀟の瀟名は䞭囜の叀蟞「萬代䞍易ばんだいふえき」から取っお、1950 幎創業者山科
盎治が付けたものである。創業時の瀟名は「萬代屋」であった。この「萬代」をカタカナ衚
蚘にしたものが珟圚の同瀟の正匏瀟名である。そもそも「萬代」ずは、䞭囜の呚代兵法曞
「六韜」の䞭にある”氞久に倉わらないモノ”ずいう意味を持぀蚀葉である。同瀟は 2005
幎 9 月に株匏䌚瀟ナムコず経営統合し、バンダむナムコグルヌプずなっおいる。同グルヌプ
は 5 ぀の事業領域を持ち、戊略ビゞネスナニットず呌称しおいる。
バンダむナムコグルヌプの 5 ぀の戊略ビゞネスナニット
トむホビヌ䞻幹䌚瀟
同瀟
アミュヌズメント斜蚭䞻幹䌚瀟 株匏䌚瀟ナムコ
ゲヌムコンテンツ䞻幹䌚瀟 株匏䌚瀟バンダむナムコゲヌムス
ネットワヌク䞻幹䌚瀟
バンダむネットワヌクス株匏䌚瀟
映像音楜コンテンツ䞻幹䌚瀟
バンダむビゞュアル株匏䌚瀟
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䞊蚘の様に、同瀟の事業領域はトむホビヌの戊略ビゞネスナニットである。察象ずする顧
客の幎霢局は子䟛から倧人たで幅広い。蚀わば、新生児からその祖父祖母に近い幎霢局たで
を察象ずする。この広い顧客局に向けた䌁業スロヌガンは、「楜しいずきを創る䌁業」ずい
う文蚀を掲げおいる。1950 幎の創業時は、金属補玩具を扱う問屋業ずしお事業をスタヌト
しおいる。、圓時は日本のおもちゃ産業は倖貚獲埗の花圢産業であり、同瀟もその䞀翌を担
っおいた蚳である。
たた、1955 幎、圓時の業界に先駆けお、保蚌玩具制床を導入した「1956 幎型 トペペット
クラりン」を発売した、今で蚀うずころの掻動の先鞭を぀けおいる。
第䞀号補品。赀凜ビヌシヌシリヌズのトペペットク
ラりン
同瀟は最近では、こどもだけでなく倧人も楜しめる商品を開発しおいる。音響メヌカヌで
あるの協力を埗お、40 代以䞊の男性向けに発売した「




」がそれである。音楜に合わせお、ゞ
ャズバンドを組んだミュヌゞシャンが楜噚を挔奏する動きは、芋おいる男たちに癒しの効果
を発揮しおいる。




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

同瀟は今幎、経産省の平成 20 幎床補品安党察策優良䌁業衚地「倧䌁業・補造事業者郚
門」で金賞を受賞した。この衚地制床は去幎から始たったものである。いく぀かある衚地理
由の䞀぀は、「補品安党に関する教育・情報亀換の充実・・・協力メヌカヌ察象の勉匷䌚を
定期実斜し、補造・量産段階におけるリスクの回避補造ミスの撲滅を図っおいる。」ず
なっおいお、補品安党の倧リスク芁因である、蚭蚈の欠陥、補造の欠陥、衚瀺の欠陥のう
ち、補造の欠陥に察するリスクの回避がその䞀぀になっおいる。
今回この衚地制床に同瀟ずしお応募したのは、「自瀟での補品安党察策ぞの取組みが、ど
の皋床第䞉者の方から評䟡をいただけるのか」を知るためであったず蚀う。品質保蚌䜓制の
囜際基準シリヌズは、を 1996 幎に取埗しおいるが、今回の衚地で
同瀟の品質に察する姿勢がより鮮明になったず蚀えよう。
新補品䌁画段階でのチェックは1ず回行う。1 では蚭蚈図面ずモック
アップで怜蚌し、で詊䜜品や金型の怜蚌を行っおいる。
この怜蚌には同瀟が制定した 350 項目に及ぶ「バンダむ基準」が適甚される。
この基準の䞭には性胜基準ずずもに安党基準があり、特に幌児に察するハザヌドである、
小さな郚品を飲み蟌むこずによる窒息の危険性がないよう、補品の䞀郚に空気流入甚の穎を
蚭ける等が盛り蟌たれおいる。この「バンダむ基準」は、癟瀟以䞊に及ぶメヌカヌに開瀺さ
れ、危険な補品を䜜らないずいうこずで、未然防止に圹立おおいる。
同瀟の堎合、調達先メヌカヌはほずんどが囜内䌁業であるが、その先は䞻に䞭囜の工堎ぞ
委蚗されおいる。したがっお、今䞖界䞭の補造䌁業が悩たされおいる䞭囜補造品の品質問題
の察策ずしおは、新芏に取匕を開始する際に行なう、「新芏工堎登録監査」を始め、定期的
に行なう「生産状況管理監査」により、工堎内の確認を行なうず共に補品の材料に぀いおも
定期的に怜査を行なっおいる。
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蛍光線分析装眮
おもちゃ業界に共通するハザヌドは、幌児固有の特性ずしおの、「䜕にでも觊り、掎んだ
ものは䜕でも口に入れる」こずがあげられる。それゆえ幌児甚玩具の堎合、圓然、補品や郚
品のシャヌプ゚ッゞやバリなどの機械的ハザヌドの存圚は蚱されないが、化孊的ハザヌドも
重芁芖される。危害ずしおは、皮膚のかぶれや毒性がそれに圓たるが、最近では、やはり䞭
囜補造の朚補玩具に塗られた塗料に鉛が含有されおいお、䞖界䞭の囜々で総蚈数癟䞇個に及
ぶ巚倧リコヌルを実斜したこずが蚘憶に新しい。同瀟では、先述のような監査や怜査を実斜
しおいたためこの被害には合わなかったが、この様な巚倧リスクの発生を未然に防止するた
め、バンダむナムコグルヌプでは、補品䞭に含たれる有害物質などの怜査䜓制を匷化するた
め、蛍光線分析装眮や赀倖線分析装眮の導入を行っおいる。この装眮は今、
グルヌプ党䜓で 5 台が皌働䞭である。
玩具は子䟛が舐める恐れがあるため、囜内では食品衛生法により芏制されおいる。バンダ
むはこの芏制はもちろんのこず、歳未満察象の玩具には、法埋を網矅すべく業界基準ず
しお蚭定されおいる基準ず、さらにそれを網矅するバンダむ基準で安党性を確保しおい
るが、補品に察するリスクアセスメントは垞時実斜されおいる。お客様からの声が早い段階
から瀟員党員が確認できる、「システム」の情報をもずに週䞀回開催される「苊情削
枛䌚」や、毎月行なわれる「基準怜蚎䌚」、「基準審議䌚」でアセスメントされる。その䞭で
予枬される事象は党お「バンダむ基準」ずしお取り入れ、垞に同瀟補品の補品安党向䞊に取
り組んでいる。
取材・NPO 法人品質安党機構 村田䞀郎
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垝人グルヌプ
品質保蚌掻動にサヌビスを組み蟌んだ垝人グルヌプ
垝人グルヌプ以降、同瀟ず略では、すべおの補品ずサヌビスを察象ずした補品安党・
品質保蚌掻動を「グルヌプ・品質保蚌芏皋」に基づいお実斜しおいる。䞋図参照
この䜓制で、垝人ずいう䌁業グルヌプが特城的に思えるのは、察象を『補品ずサヌビス』
ずしおいお、゜フトであるサヌビスを品質保蚌掻動に組み蟌んでいる点にある。単なる補造
䌁業であれば、補品安党・品質保蚌掻動ず蚀えば、補品ずいうハヌドのみを察象にしおいる
が、同瀟はサヌビスずいう゜フトたでを掻動に組み蟌んでいる。このこずから同瀟が、補品
安党は補品ずいうハヌドのみで確保されるものではなく、補品を䜿甚する事をサポヌトする、
サヌビスずいう゜フトの圹割の重芁性をよく理解しおのこずず感じた。ちなみに補品の品質
保蚌モデルでも、補造郚門倖のスタッフ郚門である営業を取り蟌んでいる。
この補品安党・品質保蚌掻動は、ず呌称されるチヌフオフィサヌで統括管理され
おいお、その䞋郚組織にグルヌプ委員䌚がある。
この委員䌚の䞋郚組織のひず぀に、幎に䞀回以䞊の
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頻床で開かれるグルヌプ・品質保蚌郚䌚がある。ここで同瀟の補造物責任や
品質に関する基本方針および目暙を審議し、8 郚門ある事業グルヌプやそれに属さない個別
の管理䌚瀟の・品質保蚌掻動に展開しおいる。8 郚門ずは以䞋である。
〈8 郚門の事業グルヌプ〉
1 ポリ゚ステル繊維事業グルヌプ
2 高機胜繊維事業グルヌプ
3 医薬医療事業グルヌプ
4 フィルム事業グルヌプ
5 暹脂事業グルヌプ
6 流通・補品事業グルヌプ
7 事業グルヌプ
8 新事業開発グルヌプ
この 8 グルヌプを、それぞれ代衚するグルヌプ・品質保蚌郚䌚の委員が同郚䌚の制定
事項を自グルヌプに持ち垰り、業務のに組み蟌むずいうこずである。
ちなみに・品質保蚌䞭期目暙をあげるず、クレヌムに察する防止策をあげおいる。
〈・品質保蚌䞭長期目暙〉
 ・品質保蚌単䜍系掻動の定着化
 ・品質保蚌単䜍系の海倖グルヌプ䌚瀟ぞの展開
 賌入品質・補品の甚途などの明確化ず顧客ぞの積極的情報提䟛
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 芏則・基準類の敎備・充実
ここで・品質保蚌単䜍系ずいう同瀟独自の衚珟がでおくるが、これは、前述した
・品質保蚌掻動を実践しを行う組織単䜍を衚しおいる。䟋えば、ポリ゚ステル繊
維事業グルヌプでは、30 単䜍ほどに分かれお掻動しおいる。ポリ゚ステルは補品矀単䜍で
分かれおいお、ポリ゚ステル長繊維単䜍系、ポリ゚ステル短繊維単䜍系、原料チップ単䜍系
ずいったこずになっおいる。同瀟党䜓では 50 単䜍ほどの・品質保蚌単䜍系になるが、
これは事業郚ずは異なり、あくたでも・品質保蚌掻動のを掚進するこずを目的
ずしお぀くられた組織単䜍である。それぞれに管理責任者を眮いおいる掻動の内容ずしお、
情報収集、補造、販売などがあり、その掻動のひず぀に・品質保蚌アセスメント品質
に関する圱響の事前評䟡がある。補品のハザヌドを芋぀け出し、デンゞャヌ、コヌション、
ノヌティスなど、危害の芋積もりをする。そのリスクアセスメントの芋積もりツヌルのひず
぀にの考えを取り入れおいる。
同瀟が補造しおいる補品は、繊維、暹脂などず玠材䞭間補品のりェむトが高く、最終
補品は少ない。ポリ゚ステル繊維事業グルヌプの補品、ポリ゚ステル玠材「ポランパリア
」は垝人ファむバヌの開発玠材であるが、花粉が぀きにくく萜ちやすく、たた撥氎性も高
い。高性胜耐久性電糞「ピヌりェル」スポヌツ甚のアりタヌりェアに利甚されおいる。
スポヌツ甚のアりタヌりェア→
高機胜繊維事業グルヌプの玠材のひず぀に「テナックス」があるが、高匷床、高匟性、軜
量の特性を持぀炭玠繊維玠材で、航空機や颚力発電甚颚車のブレヌドに䜿甚されおいる。
颚力発電のブレヌド→
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同じく高機胜繊維事業グルヌプでは、アスベスト代替ブレヌキパッド玠材を補造販売しお
いる。
流通・補品事業グルヌプの垝人商事では最終補品を手掛けおいお、「゚アロシェルタ
ヌⅡ」は、軜量で最匷力ポリ゚ステル織物「テトロン パワヌリップ」を䜿甚した超軜量で
コンパクトな倧型仮蚭テントで、短時間で組み立おる事ができる。
゚アロシェルタヌⅡ→
そのほかにも垝人ファヌマヌでは医療甚酞玠濃瞮噚「ハむサン゜」など、高霢化瀟䌚
に有益な補品を補造しおいる。
医療甚酞玠濃瞮噚
「ハむサン゜」→
←アスベスト代替ブレヌキパッド
同瀟は、2007 幎に以䞊の様な最終補品を含めた補品のリスクアセスメントを、473 件実
斜した。その 50以䞊は衣料品で、垂堎品も察象ずしお怜蚌を実斜した。衣料品のク
レヌム、重倧品質クレヌムに特有のもののひず぀に、針の混入がある。
同瀟のクレヌム分類でクレヌムずは、補品によっお䜿甚者が生呜、身䜓、財産を䟵害
されるクレヌムであり、重倧品質クレヌムはたかり間違えばクレヌムになった可胜性の
あるクレヌムであるずしおいる。衣料品に察する針の混入防止策ずしお、補造を委蚗する調
達先は、安党監査をしおから取匕をするこずずし、たた取匕開始埌も、補造珟堎の珟地指導
を行っおいる。こうした掻動により、垝人グルヌプでのクレヌムは、統蚈を取り出しお
以来発生しおいない。䞖界の補造工堎である䞭囜には、垝人化成など垝人グルヌプ䌚瀟が玄
60
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ヵ所拠点を持぀が、工堎内には日本人が垞駐しお、補品品質の指導をしおいる。
欧州化孊物質芏制芏制ぞの察応
2007 幎 6 月 1 日に斜行された欧州化孊物質芏制芏制は、幎間トン以䞊
域内で䜿甚する化孊物質を党お登録する芏制制床で、登録された化孊物質以倖は䜿甚でき
ないこずになる。珟圚䜿甚されおいる化孊物質は 10 䞇皮ず掚定されるが、その内の 3 䞇皮
が登録察象である。この膚倧な化孊物質情報を管理するのがである。は、
フィンランド共和囜のヘルシンキに本拠地を眮く、芏制のために新たに発足した
欧州化孊物質庁ナヌロピアン・ケミカル・゚ヌゞェンシヌずいう芏制機関の略号である。
2008 幎 6 月 1 日から、芏制の運甚を本栌的に開始し、2008 幎 12 月 1 日に予備登
録を終えたが、垝人では、玄 30 皮類の化孊物質を予備登録した。
のこれからの業務は、予備登録された化孊物質の本登録、評䟡、認可、制限など
の芏制をする独自機関ずしお、最終的には 450 人に及ぶずされる独自の職員が行っおいく。
欧州化孊物質芏制芏制の考え方ずしお、登録されおいない化孊物質は䜿甚
できないずいうこずであり、未登録の化孊物質を䜿甚した補品は販売できなくなる。この芏
制方法は、ノヌデヌタ、ノヌマヌケットず衚珟されおいる。日本でも省合同経枈産業省、
厚生劎働省、環境省で、
「化孊物質の審査及び補造等の芏制に関する法埋」化審法の芋
盎しが行われおいるが、芏制に類䌌した芏制が掚進されおいくこずになろう。
同瀟のの考え方
䌁業の瀟䌚的責任の䞀぀に䌁業情報の公開、情報の開瀺がある。その責任を果たす手段の
䞀぀に䌁業自らが発行するレポヌトがある。同瀟も 60 ペヌゞを超えるボリュヌムの
報告曞を発行しおいお、その䞭で補品のリスクアセスメントや安党察策に関しお蚘述
しおいる。この報告曞は、埓来から発行しおいる環境報告曞を発展させたもので、いわゆる
ステヌクホルダヌの投資家が泚目するものである。圌らが投資の刀断ずしお必読する文曞は、
財務報告曞ず䜵せお、この報告曞である。これら文曞で開瀺されたに情報に拠っお投
資を行っおいるずいうこずである。そのほかにもレポヌトは、同瀟を志望する孊生に
ずっおも重芁な情報源ずしお機胜しおいお、各倧孊の就職指導課もリポヌトを読む事
を掚奚しおいる。それ故か、発行郚数の 25は孊生からの芁求である。若い方達がリクル
ヌトのために読むずは蚀え、レポヌトを通しお䌁業の補品安党斜策に觊れる事は願っ
61
- 59 -
おもないこずであるず思っおいる。
この報告曞に぀いお、同瀟ずしおは䌁業のサスティナビリティヌ䌁業の継続性
広報の媒䜓ず䜍眮づけおいるが、旧来の䌚瀟案内ずは異なる線集方針で発行しおいる。䌚瀟
案内ず倧きく異なるのは、瀟䌚的責任であるマむナス情報も適切に開瀺しおいる点である。
2008 幎版にも次のマむナス情報が開瀺されおいる。
・ 䞉原事業所でボむラヌの砎損事故があり隒音が発生。
・ 垝人アラミド㈱゚ヌメン工堎で硫酞蒞気が挏掩し県やのどを刺激。
幞いに重節な人灜に至らない事故であったが、このようなヒダリハット事故を重倧事故、
アクシデントに至る前のむンシデント予兆ずしお捉え、再発防止の䞀環ずしお事䟋を開
瀺しお、氎平展開する同瀟の姿勢は芋習うべきものがある。取材法人品質安党機
構
村田䞀郎
62
- 60 -
(3) リスクアセスメントのアンケヌト
補品安党のリスク芁因リサヌチアンケヌト集蚈の評䟡
今回の消費生掻甚補品の補造䌁業に察するリスクアセスメント調査の䞀環ずしお、
暙蚘の「補品安党のリスク芁因リサヌチアンケヌト」を実斜した。アンケヌト調査
の察象䌁業は消費生掻甚補品の補造䌁業のうち、マヌクを取埗しおいる䌁業ず
その調達先、及び仕入先などの関連䌁業や団䜓で蚈 8 瀟である。調査方法は別途開
催した、補品安党セミナヌの開催時にアンケヌト祚を配垃し、数日間留眮のうえ回
収し集蚈する方法をずった。セミナヌの参加䌁業は 90 瀟で、聎講者は 253 名である。
その埌集蚈された総数は 36 祚である。アンケヌトの蚭問は、䌁業単䜍での回答を想
定した蚭蚈ずしたので、今回アンケヌトの回収率は 40に及んだ。
蚭問の蚭蚈
アンケヌトの蚭問 28 問は、䞀郚 2 択の 3 択ず、蚘述匏蚭問 3 問ずした。3 択2
択含む蚭問は、5 ぀の芳点から質問した。

䌁業リスクに関する蚭問同業他瀟の事故情報を収集しおいたすかリスク
コミュニケヌションを実斜しおいたすかリスクアセスメントを実斜しおいた
すかリコヌルの実瞟はありたすか特殊顧客クレヌマヌなどはいたすか
䜿甚者に損害を䞎えた事はありたすか事故の実瞟はありたすか

文曞の敎備、管理に関する蚭問品質安党の察応マニュアルはありたすか
補品やサヌビスのメンテナンス基準はありたすか補品情報は管理されおいた
すか䞋請先の評䟡基準はありたすか顧客情報は管理されおいたすか顧客
からの情報を補品に反映しおいたすかクレヌム察応マニュアルはありたすか
䌁業秘密情報は管理された状態ですか事故の再発防止察策蚘録はあり
たすか事故の蚘録はありたすか

䌁業の組織ず業務に関する蚭問マむナス情報は郚門間で氎平展開しおいた
すかマむナス情報の䞊通性がある瀟颚ですか品質安党の担圓組織はありた
すか品質安党の組織は経営トップず盎結しおいたすか品質安党の組織にリ
スク察応の担圓者がいたすか
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
䌁業の瀟䌚環境に関する蚭問埓業員の定着率は同業他瀟ず比べお良いです
か瀟員の犏利厚生は同業他瀟ず比べお良いですか䞋請先の業瞟は良いです
か

生産物責任に関する蚭問保険に加入しおいたすかリコヌル保険に加
入しおいたすか業務保険に加入しおいたすか倱敗を付保する保険
分析ず評䟡
䌁業リスクに関する質問に察しお、いづれも吊定する回答が倚い。リコヌルやク
レヌマヌの経隓がないずいう回答が倚く、回答者の業務環境は平穏な状態であるこ
ずが評䟡される。ただ、顧客に被害を䞎えたこずは肯定回答が倚いが、これは軜埮
な被害、物損や擊り傷皋床のこずがあるず掚枬される。
文曞の敎備、管理状態に関する蚭問に関しおじは、回答が 2 分する。「事故の
再発防止察策蚘録はありたすかクレヌム察応マニュアルはありたすか」など、危
機管理に関する文曞敎備は肯定、吊定が同数であるのに察し、「顧客情報は管理され
おいたすか補品情報は管理されおいたすか」などの自瀟内で完結できる文曞敎備
は肯定回答が殆どで、この調査察象は瀟䌚性のある危機管理察策はこれからの状態
である。同様にリコヌルに繋がりかねない、「䞋請先の評䟡基準はありたすか」の回
答も可吊半々の状態であるのが珟状である。
組織に関する質問、「品質安党の担圓組織はありたすか」は蚈画䞭を含めれば、ほ
が党員が肯定しおい、䞔぀「品質安党の組織は経営トップず盎結しおいたすか」に
も前問答ず同様、肯定が殆どで、安党に察する組織づくりは出来おいるようである。
回答者を取り巻く瀟䌚環境は、「䞋請先の業瞟は良いですか」などに芋られるよう
に、肯定も吊定も出来ない「どちらでもない」が倧勢を占め、これからの業瞟の䞍
透明さを衚しおいる。
補造物責任に関する蚭問は、保険に察する加入者が殆どだが、未加入者がた
だ入るこずは、リコヌルやクレヌマヌのリスクを、あたり経隓しおいないこずず関
連する。総合的に評䟡するず、自瀟で完結できない事象、䞋請けの䞍祥事や、瀟䌚
の芁求である危機管理䜓制の䞍足によっお発生するリスク察する回答が少ないよう
である。蚘・法人品質安党機構
村田䞀郎
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リスクアセスメント調査集蚈グラフ
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リスクアセスメント調査集蚈グラフ
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補品安党のリスク芁因リサヌチアンケヌト

回答
蚭問
いづれかに○
1 品質安党の担圓組織はありたすか
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
2 品質安党の察応マニュアルはありたすか
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
3 苊情ぞの察応マニュアルはありたすか
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
5 同業他瀟の事故情報を収集しおいたすか
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
6 品質安党の組織は経営トップず盎結しおいたすか
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
7 品質安党に関し、リスクアセスメントを実斜しおいたす はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
はい1
いいえ2ちらずもいえない 1 2 3
10 補品やサヌビスのメンテナンスの基準はありたすか
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
11 事故の経隓はありたすか
はい1
いいえ2
ヌ
1 2 12 事故の再発防止察策蚘録はありたすか
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
13 保険に加入しおいたすか
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
14 リコヌルを行った経隓はありたすか
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
15 リコヌル保険に加入しおいたすか
はい1
いいえ2
蚈画䞭3
1 2 3
4
事故、苊情、お客様盞談などの所謂マむナス情報
は郚門間で共有化されおいたすか
品質安党の組織に、リスクアセスメント察応の担圓
者がいたすか
原材料・郚品賌入先䌁業の補品安党に察する評
9
䟡基準はありたすか
8
16 貎瀟固有の安党察策はなんですか。蚘茉ください。
17 貎瀟にずっおの䌁業リスクはなんですか。蚘茉ください。
18 貎瀟で䜿われおいるリスクアセスメント手法はなんですか。蚘茉ください。
19 ご疑問点、曎に知りたいこずがございたしたら、蚘茉ください。
20 貎瀟個別の盞談事項・芁望がございたしたら、蚘茉ください。
貎瀟のお名前、連絡先をお教えください。
有難う埡座いたした。
送付先  補品安党協䌚 若井博雄 宛
郵䟿の堎合〒110-0012 東京郜台東区竜泉2-20-2

ミサワホヌムズ䞉ノ茪階
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3.3 リスクアセスメントで進んでいる欧州等ずの情報亀換
(1)
欧州における補品安党芏制
① 補品安党指什
欧州では、䞀般補品安党指什 2001/95/EC を補品安党芏制における䞀般
法ずすれば、分野別の補品安党指什は、䞀般補品安党指什に察する特別法
ずいう関係になる。
䞀般補品安党指什は、垂堎におかれるすべおの補品を察象ずしおおり、
「消費者を意図するかたたは消費者を意図しない堎合でも合理的に予芋で
きる条件䞋で消費者によっお䜿甚されるず考えられるすべおの補品」を芏
制察象ずしおいる。
「新品、䞭叀品たたは修理品のいずれであるかを問わな
い」ずしおいるが、
「骚董品および䜿甚前に修理たたは再生が必芁な補品ず
しお䟛絊される䞭叀品」には、適甚が陀倖されおいる。たた、分野別の補
品安党指什が該圓する堎合には、それらすべおの適甚指什の芏定に適合す
るこずがもずめられおいる。この分野の補品安党指什は、䞀぀の補品が有
する危険源によっおは、耇数の指什が適甚される。たた、分野別の補品安
党指什でカバヌされおいない安党面たたはリスクに関しおは、䞀般補品安
党指什の芏定が適甚される。
欧州における補品安党芏制の構造
䞀般法
特別法
䞀般補品安党指什
―CE マヌキング指什―
䜎電圧指什
単玔圧力容噚指什
分
野
玩具指什
建蚭資材指什
別
電磁䞡立性EMC指什
非自動はかり指什
補
身䜓保護具指什
埋蟌匏胜動医療機噚指什
品
機械指什
蚺断甚医療機噚指什
指
ガス噚具指什
熱氎指什
什
圧力機噚指什
民需甚爆薬指什
無線機噚及び電気通信端
指什
末機噚指什
医療機噚指什
小型嚯楜船舶指什
冷蔵機噚効率指什
枬定機噚指什
② 欧州の補品安党芏制における官民の圹割分担
欧州の補品安党芏制の芏制圓局である欧州委員䌚ず民間機関の圹割は、欧
州委員䌚は指什によっお補品が満たすべき必須芁求事項を芏定する。必須芁
求事項を満たす技術䞊の基準は、敎合芏栌によっお瀺される。敎合芏栌は図
に瀺すように、技術芏制ず敎合芏栌の制定手順に関する指什 98/34/EC に基
づく、欧州委員䌚ず欧州暙準化機関ずの間で協定を結び、民間の欧州暙準化
機関が定めるこずになる。欧州暙準化機関は、欧州委員䌚による芁望曞
- 66 -
Mandateに沿っお芏栌を䜜成し、欧州委員䌚によっお認められた芏栌が
敎合芏栌ずしお EU 官報に公瀺される。敎合芏栌は、EU 加盟囜の囜家芏栌に
眮き換えられ、囜内法に匕甚される。
EU の匷制法芏ず暙準化等における囜ず民間の圹割分担
- 67 -
技術芏制ず敎合芏栌の制定手順に関する指什
98/34/EC
③ 欧州の補品安党指什に基づく適合性評䟡
ニュヌアプロヌチにおいお䜿甚される補品の有するリスクの皋床に応じ
た適合性評䟡手続きは、CE マヌキング及び䜿甚の芏則に関する閣僚理事䌚
決定 93/465/EEC においお、事業者による自己適合宣蚀モゞュヌル A
から、第䞉者適合性評䟡機関による ISO9000 を基本ずした総合品質保蚌モ
ゞュヌル Hたでのモゞュヌルを芏定しおいる。A から H たでのモゞュヌ
ルの䞭から分野別の補品安党指什が定める耇数の適合性評䟡から䞀぀のモ
ゞュヌルを事業者が遞択できる構造になっおいる。
EU 加盟各囜は、適合性評䟡を行う機関の適栌性を確認しお、ノヌテむフ
ァむド・ボデヌNBずしお公衚し、欧州委員䌚に通知しおいる。NB の間
で、適合性評䟡䞊の問題を調敎し、手匕曞を䜜成し、適合性評䟡手続きの
䞀貫性を確保するよう努力しおいる。
④ EC モゞュヌル AH ず安党四法補品の EU における適合性評䟡方法ず察応
関係
i) 電気甚品安党法適甚補品䟋
ii) 消費生掻甚補品安党法適甚補品䟋
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- 69 -
- 70 -
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
ICPHSO 4 th Meeting and Training Symposium出垭報告曞
日本機胜安党
田蟺安雄
開催日 2008 幎 11 月 18-19 日
堎所EC 䌚議堎 ブラッセル ベルギヌ
参加者補品評䟡技術基盀機構 矢野友䞉郎次長、新井勝己専門官、日本機胜安党
田蟺安雄
抂芁
欧州、アメリカ、䞭囜、日本からの参加者により、掲題の囜際䌚議がブラッセルの EC の
䌚議堎にお開催された。初日に E.U、アメリカ、䞭囜から、珟圚の補品安党のグロヌバル
化にずもなう取り組みの必芁性や状況に぀いお報告がなされた。
党䜓を通しお、䞭囜補品を意識した䞊でグロヌバル化をどのように安党確保を行えば良い
かに぀いお共通の認識があり、囜際䌚議による芏制の察話が重芁であるずの発衚が倚かっ
た。
なお、リスクアセスメントを導入した RAPEX ガむドラむンの改蚂が行われる予定ずのこ
ずであるが、リスクアセスメントの具䜓的な方法論に぀いおの発衚はなかった。
しかし、デンマヌクの Mr.Torben Rahbek から、12 月䞋旬、䞋蚘の Web にリスクアセスメ
ントの事䟋をいれた本が公開されるずのこずである。
http://www.emars.eu/
入手資料
別途
議論
11 月 18 日
オヌプニングRegulatory Perspective on Consumer Product Safety
Robert Madelin EC、Nancy Nord CPSC、Wei Chuanzhong AQDIQ
米囜では、政治環境が倉わり CPSC の議長が亀代する。安党芏栌に基づいた認蚌プログ
ラムは、テスト蚈画に基づかねばならいない。たた、囜際協力が必芁である。䞭囜では、
政府が消費者の安党に責任を持ち、2007 幎にはか月間の掻動により食品ず補品の安党に
良い結果を埗た。補品安党の共通ゎヌルのためには、䞀぀の囜の責任ではなく、共通の䜜
業になる。䞭囜はオヌプンか぀クリアで、責任あるポゞションにある。䞭囜からは、以䞋
の 5 ぀の提案が行われた。
政府の積極的努力
囜際的なコミュニケヌション
囜際的なコントロヌルのメカニズム
収集デヌタのフィヌドバックメカニズム
ICPHSO などの䌚議による理解増加
パネルセッション出珟する課題に぀いおの芏制の党䜓像Regulatory Perspective on
Emerging Issues
Stefano Soro(EC)、John Gibson MullanUS-COSC、Tokomosaburo Yano日本
Robert Ianiroカナダ
、Xie Jun(䞭囜)
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Stefano Soro(EC)
EC では緊急な課題おもちゃの磁石、子䟛にアピヌルする電気品、ナノテク、゜ファや
靎の DMF、E-シガレット、パヌ゜ナルマルティプレヌダがある。珟圚は、メンバヌ囜ず
定期的な䌚合、科孊的な委員䌚ずの協議を実斜しおいる。䞭囜/アメリカは情報亀換を実斜
し、ProSafe、ICPSC,ICPHSO、OECD、ISO/COPOLCO ずのマルティラテラルな枠組み
をも぀。珟圚のチャレンゞずしおは、
新補品のリスクをどのように保蚌するか
デヌタは十分にあるか
リスクアセスメントの方法は
高床な安党を保蚌する手順ず革新の奚励を同時に達成するには
出珟した課題ずリスクの効率的なフォロヌアップをどのように行うか
ハヌモナむスした方法をどう保蚌するか
である。
Robert Ianiroカナダ
珟圚の環境は、
・ グロヌバルな傟向
・ 補品䜿甚䞭の材料の暎露による急性でない朜圚危険non-acute hazardの評䟡
・ 䜿甚パタヌン情報のアベむラビリティヌに基づいたリスクの分類コンシュヌマ補品
・ 政府のリスクアセスメント、リスクマネヌゞメントの蚈画は EU ず類䌌。
・ 芏制における譊告の原則十分な科孊的確蚌にないずきの脅嚁ず向き合ったずきの
Decision Making が課題。
・ ナノ材料ナノ物質
・ 公開性に察する消費者の期埅
・ グロヌバル化、垂堎の増加、アりト゜ヌシング、垂堎サヌベランス、コンプラむアンス
・ 情報亀換、協力の増加の必芁性
・ リスクの識別、アセスメント/マネヌゞメント原則、芏栌の開発
・ ハヌモナむスの必芁性
・ 補品安党が共有された責任であるこずの認識
Xie Jun(䞭囜)
・認蚌ず認定のサヌベヌランスプロセスを奚励しおいる。
・䞭囜は品質・安党に力を入れおいる。倧きな生産囜である、健康ず安党を保護する。
・囜際的な協力に焊点をあおる。
・コミュニケヌション、協力が非垞に重芁である。このため、EU ず米囜ず協力をする。
・Non Food を察象にした RAPEXChina がある
・おもちゃに察しおは、積極的に察応したい。
Annette Dragsdahr(デンマヌク)
補品安党を改善するかに関しお、次の補品安党をずりたく環境がある。
新材料化孊物質
グロヌバル゜ヌシング
耇雑な補品
E-コマヌス
芏制
競争
補品安党
グロヌバル゜ヌシング
- 73 -
停装品
図
たた、補造者は次の環境にある。
消費者の高い芏制
芏制から暙準化ぞ
第䞉者認蚌
補造者
厳しい芏制
事故統蚈デヌタ䞍足
䞍十分な䞀般的な研究
匷い競争
異なる芏制芁求
図
防護ず政策は薄い関係Thin Lineであり、芏制ず認蚌の芁求は補造者の問題解決にはな
らない。補品蚭蚈に補品安党が統合されなければならないず䞻匵した。
掚奚事項ずしおは、
・ 先を芋越すこず、単に積極的な繰り返しだけではないこずBe Proactive and not only
re-active
・ 事故統蚈の蚭立
・ 盞互認識プログラムの蚭立
・ リスクアセスメント
・ post market サヌベむランスの蚭立
・ 囜境を越えた協力・情報亀換が必芁
セッション 䜕故、今日のグロヌバルなサプラむ・チェヌンの品質プロセスでは逆か
Why Invert in Today’s Gloval Supply Chain Quality Process
Nadege Claudel Carrefour
芏制・コンプラむアンス・ラべリング・コヌドがたちたちである。
品質の定矩が倚い。性胜、安党、材料、信頌性、䟡栌他に察する期埅ず考えおいる。
Stefano Parnegiani、O&T Strategy and Customer Quality, Whirlpool Europe
・䞖界的品質を匕き枡す組織の構築が必芁であり、品質は難しい課題。
・品質の定矩は難しく、人によっお解釈が異なり、倚くの偎面を持っおいる。
・耇雑な性質のために枬定が難しい。枬定できないものは改善できない。
・最終的な品質の責任がビゞネスリヌダヌになるために必芁であり、暪断した組織的な蚭
定が必芁である。
Robert Duncombe Qualite Sans Frontieres
品質マネヌゞメントずいったずきに、䜕を感じるか。ISO9000?QC?QA?
QM の重芁性の知識向䞊のためにどうすれば良いか。倚くの囜が新しい補品安党法を成立さ
せおいる今が倉化の時である。文化ず蚀語の違いはリスクであり、reputation ず Brand
Image ぞのリスクが増加しおいる。倚くの囜で品質マネヌゞメントが孀立しおおり、今埌
は、cross-functional な品質マネヌゞメントが必芁になるであろう。埓っお、次のステップ
- 74 -
ずしおは、新しい品質マネヌゞメントのアむデアを議論するこずが重芁になる。
セッション 芏制芁求事項の収斂Convergence of Regulatory Requirements
30 カ囜ある EU を、䞀぀の EU 芏栌で統合しミリオンの消費者の垂堎を䜜る。
芏栌は文曞ではなく、ボランタリヌでコンセンサスを反映したものであり、䞀぀のペヌロ
ッパ垂堎を察象にしおいる。
Suzanne Kiraly カナダ
人ずビゞネスのために芏栌を開発しおおり、䞀般倧衆の健康ず安党を向䞊させ生掻の質を
改善する。
Sandra Stefabovic オランダ
グロヌバルなハヌモナむズは耇雑であり、忍耐がいる。磁石の吞匕事故の堎合、ASTM ず
CEN、ISO で゜リュヌションは䌌おいるが同じではない。芏制環境、議論グルヌプ、タむ
ミングが異なっおいるのが課題。
David H.Baker アメリカ
米囜を陀いお倚くの囜で䞀般安党芏制ぞ集玄する方向にある。芏制者のコミュニケヌショ
ンが必芁になっおいる。
11 月 19 日
セッション 補品安党の環境ず健康の偎面Environment and Health Aspects of
Product Safety
Wayrie Morris モデレヌタ
公衆の安党は補品安党以䞊であり、珟圚の䞖界の芁求は党䜓的なアプロヌチを芁求しお
いる。必芁性ずあう継続性を開発するこずが重芁である。
そのため補造者は、
・ 瀟䌚的責任をずるか
・ 政府はパヌトナヌになれるか
・ 消費者は保護されおいるか
・ 環境は向䞊しおいるか
・ 生呜は改善されるか
を考えるこずが必芁になる。これは、巚倧なトピックであり、環境ず補品安党の統合が必
芁である。
Better Lorz(E.C)
EU の持続可胜な消費&ラむフサむクル思考に基瀎を眮く補造の方針EU Sustainable
Consumption & Production Poliicies Building on life-cycle thinking
持続可胜でない補造&消費Unsustainable Production & Consumptionには様々な因
子が圱響する気候倉化、健康ぞの脅嚁、経枈成長、人口増加など
゚ネルギヌずリ゜ヌスの効率的経枈ぞの広範なチャレンゞである。
特に考慮するものは、
・ ゚コデザむンディレクティブ
・ ゚コラベル及び EMAS 芏制
・ 緑の公共調達Green Public Procurement
・ 廃棄物の枠組みディレクティブFramework Directive on Waste
・ 廃棄物ディレクティブ
・ 環境技術のアクションプラン
・ 環境技術
- 75 -
環境ラむフサむクルの構築
・ 補品の環境ラむフサむクル思考の提唱
・ 補品の継続的改善
・ 垂堎ずの䜜業
・ 株䞻の関䞎
拡倧した゚コデザむンは、゚ネルギヌ䜿甚補品Energy-usingから゚ネルギヌ関連補品
(energy-related)補品ぞの転換になる。察策の実斜の最䜎限の芁求事項ずしおは、環境性胜
のベンチマヌクず芁求事項ずベンチマヌクの定期的な曎新がある。
Leaner production(すくない生産)のためにはリ゜ヌスの効率ず゚コの革新を奚励、産業界
の環境ポテンシャルの向䞊が必芁であり、前者にはモニタヌしおベンチマヌクする手段や
環境技術の怜蚌のスキヌムが、埌者にはの改蚂や環境産業のポリシヌがいる。
継続しうる補品のためのグロヌバル垂堎を確立するには、グッドプラクティスの奚励、環
境にやさしい補品ずサヌビスの囜差貿易の奚励、気候ずネゎする囜際的なセクタヌアプロ
ヌチが奚励される。
Viktor Sundberg (E,C)
珟圚、環境圱響を評䟡する共通認識された手法がない。
・ 化孊物質ず゚ネルギヌずのトレヌドオフは
・ 安党ずのトレヌドオフは
・ 法什を匷化するには
・ EUC ず茞入補品の補造者に同じ芁求を課すこずが必芁である。
実際にできるこずは、
・ ゚ネルギヌ効率リミット蚭蚈
・ 化孊的な面は RoHS,REACH などで芏制
・ ゚コ蚭蚈ぱネルギヌ効率、化孊リミットの倖で芏制されない
・ ゚コ蚭蚈は WEEE ディレクティブの補造責任のようなむンセンティブの蚭定で奚励さ
れる
刷新Refurbishmentが再䜿甚re-useの代わりに芏制されるべきである。
・ re-use は枬定たたは芏制できない2ndhand 垂堎をふくんでいるため
・ 補品消費者安党
・ 化孊的な成分
・ ゚ネルギヌ効率
・ オリゞナルな補品ず Refurbisher 間の Liability が入るべき
・ Refurbishment は認蚌されるべきではない
・ 補品は Refurbisher の名前でラベルされるべき
Scott MacleadUL
ASTM F40&IEC TC111
Technical Committee Update
産業界の関心はこれたで、汚染であったが、珟圚は補品EU RoHS、China RoHS,PhHS
などである。ASMT TCF40 の芏栌制定掻動ASTM F2576,F2577,F2725,F2617 ほか
や IECTC 111no 制定掻動IEC 62545, 62472,62430,62321,62596,62476,62452の玹介
がなされた。IEC TC111 は電気・電子補品・システムの環境暙準である。
セッション 幎霢区別ずラベリングAge Grading and Labeling
おもちゃの安党の芁求に぀いおの議論が展開された。
- 76 -
この堎合、リスクの皋床は、ナヌザの胜力ず調和がずられなければならない。ナヌザの最
少幎霢や、おもちゃの䜿甚方法がナヌザに喚起されなければならない。
䟋えば、
‘Not suitable for children under 36 months’
Linda Crane 英囜 BRC
ラべリングには、芁求䜕が必芁で、䜕が必芁でないか
、蚘茉最倧幎霢ず最少幎霢、重
さ、倧きさ
、䜍眮包みの䞊、補品の䞊、芋えるずころなどなどに぀いお明瞭さず䞀貫
性が必芁である。たた耇数のメッセヌゞによっお混乱しないような適切さも必芁。䞍正な
幎霢衚瀺や䞍正なラべリングには制裁が芁る。
Nancy Macpherson米囜
幎霢ず遊びの経隓に基づいた等玚を蚭定する。これは芋えるようにしお䞀貫しおいるこず。
消費者ず介護者には教育が必芁になる。䞡芪は情報を欲しがり、メッセヌゞの繰り返しが
必芁である。
ペヌロッパの補品安党システムずサプラむ・チェヌンThe European Product Safety
System and the Supply chain
Jacqueline Minor (モデレヌタ E.C)
どのようにサプラむチェヌンに補品安党が適甚されるかに぀いお、人の発衚者から異
なる偎面から議論が行われた。
Robert Nuji (E.C)
お欧州ず䞭囜は 2 週間のリサヌチを実斜した。
䞻芁な結果は、
・ 補品安党はテストだけでは達成できない。党䜓の開発ず補造のプロセスに組み蟌たれる
必芁がある。
・ 品質ず安党の文化が必芁
・ 䞭囜は茞出のコントロヌル匷化に努力した。
RAPEX の統蚈ず結果からは、EU 垂堎には倚くの非適合補品ず䞍安党な補品があるこずが
瀺された。珟圚のグロヌバルな補品サプラむチェヌンは垂堎サヌベヌランスが避けられな
い状況にした。消費補品は第䞉囜からきおいるので、post making entry から point of entry
ぞのチェックぞず転換を芁しおいる。最終的なテストだけでは補品安党は保蚌できない。
Christen Iverson ペヌロッパおもちゃ産業の議長
おもちゃ産業では、が毎幎新しくなり、は小さな工堎で生産され、
は䞭囜からの茞入である。おもちゃの安党ディレクティブ匷化では、文曞化し、マンダト
リヌな安党のアセスメントを導入、品質保蚌プロセスの蚘茉を補造者に芁求する。安党は、
党おのプロセスに統合されなければならず、品質ず安党の文化が必芁である。たた、囜際
協力が必芁であり、ICPHSO、EU-䞭囜間の芏制の察話が重芁。垂堎のサヌベヌランスによ
っお、ベストプラクティスの蚓緎ず開発がいる。
Carlos CarreuaU.L
高床に単玔化した補品安党システムは、耇雑さが増加しおいる電気・電子補品には機胜し
ない。
ペヌロッパの補品安党システムの䞋でのリコヌルRecalls Under European Product
Safety System
- 77 -
Jean-Luc Lffineur Cabinet’s D’avocals Laffineur 匁護士
法的な枠組みGPSD+セクタヌディレクティブ、MS 法は、包括的だが耇雑。ディレ
クティブず MS 間、芏栌、ガむドラむンの発散した解釈が可胜な状態にある。補品のテス
トも認蚌機関における EN 芏栌の発散した解釈があり、どの政府の機関が信頌できるかず
いう課題がある。コントロヌルの課題ずしおは、垂堎のサヌベむランス、回収、リコヌル、
皎関のコントロヌル、茞出前怜査、第䞉囜でのコミュニティヌコントロヌルが必芁である。
・ 包括的な、芏制システムを珟圚有しおいるが、十分でない。
・ EN 芏栌の法的な䜍眮づけを議論が必芁であるが、EN 芏栌は歓迎される。
・ 芏栌ず詊隓機関labsの間の解釈の盞違井から生じる問題を解決する必芁がある。
・ 第䞉囜のコミュニティヌコントロヌルが安党匷化のためには重芁である。
ペヌロッパの補品安党システムの䞋でのリコヌルRecalls Under European Product
Safety System
Maija.Laurila (E.C)
RAPEX の蚭立ずその結果から、2004-2008 幎統蚈の結果、リコヌル補品の半分は、ビゞ
ネス䞊発生し、半分はメンバヌ囜のオヌ゜リティむヌによる。
RAPEX は単なるデヌタベヌスではない。匷みずしおは、ネットワヌクの効果、透明性であ
り、EU の䟡倀を増加しおいる。
チャレンゞずしおは、
・ RAPEX の通達以埌、リコヌル手順、匁償ず凊眰が囜内的になり、メンバヌ囜は異なる
リスクアセスメント方策をずるこずができる。
・ 䜕が公衚され公衚されないかに぀いおのようなセンシティブな情報の透明性ず保護が
必芁である。
・ たた、第䞉囜ずの情報の亀換は公衚デヌタのみ開瀺し、RAPEX ぞのフルアクセスは
守秘保護が矩務付けられる。
・ RAPEX ガむドラむンは、リスクアセスメントガむドラむンを含むように改蚂される。
Ron Gaianford (U.K)
・ 英囜は、今幎リコヌルの倏を経隓した。芏制の枠組みは O.K だが、䞻芁課題は詊行に
ある。
・ 危険な暡造品が殺人者になる堎合がある。
英囜のリコヌル情報は䞋蚘の Web で芋るこずが可胜。
www.tradingstandards,gov.uk
www.tsi.org.uk
Chuck Samuals (米囜)
米囜の CPSC モデルはボランタリヌであり、消費者はプレリリヌスず貿易ぞのノヌティス
によっお簡単に識別できる。
Sophie Lesser(英囜)
リコヌルの通達のタむミングは‘ただちに’であり、その結果、E.U 内倖でのアクション
が可胜になる。守秘は十分に、か぀フランクに開瀺するがコントロヌルを倱うリスクがあ
る。EU 内郚、EU-US、で異なるアプロヌチがあり、リコヌルのマネヌゞングが必芁であ
る。
以䞊
- 78 -
 䞭囜 CCC 認蚌の内容
我が囜機械補品の茞出垂堎ずなっおきた䞭囜においお、補品の安党性を囜
際芏栌の考え方に則っお求める匷制力ある基準認蚌制床CCC マヌク制床が
拡倧匷化される぀぀ある。この状況に぀いおの最新動向の的確な理解が必芁
である。
垂堎参入システムである、CCC 認蚌制床の基本は、匷制性認蚌「補品リスト」
内の補品は必ず、認蚌機関にお認蚌蚌曞を取埗し、補品にマヌクを぀けた埌
に補造、販売、茞入たたは経営掻動に䜿甚するこずができる。
䞭囜囜内で生産される補品は工堎から出荷する前に CCC マヌクを付さなけ
ればならない。䌚議からの茞入品は茞入前に CCC マヌクを぀けなければなら
ない。
CCC 認蚌制床のモゞュヌルは、型匏詊隓、補造珟堎での抜き取り詊隓あるい
は怜査、垂堎抜き取り詊隓あるいは怜査、䌁業品質保蚌システム審査、認蚌
取埗埌の怜査など䞀皮或いは倚皮の組み合わせがある。
CCC 認蚌制床の敎備状況
・ 2007 幎 6 月たですでに 22 皮、159 品目の CCC 認蚌補品を公衚
・ 14 の指定認蚌機開
・ 146 の指定詊隓所
・ 75 の実斜芏則
・ 機械安党分野の状況
9 CCC マヌク制床に組み蟌たれるスケゞュヌルは未定、しかし CQCCUC 共
にすでに任意で認蚌を実斜しおおりすぐにでも察応できる状態にある
CCC 認蚌の流れ
①認蚌申請ず
受理2 週間
→
②型匏詊隓 サンプル
詊隓4 週間
↑
↓
原則は䞭囜詊
登録枈
隓所にお実斜
み工堎
日本工堎の堎合䞭囜から怜査
員が掟遣される。怜査員の
・準備に 612 週間
↓
䞭囜工堎は玄 3 ヶ月で CCC 認蚌
蚱可、日本工堎の堎合その 2 倍
→
③初回の工堎怜
査2 週間
↓
→
④認蚌24 週
間CNCA 委員䌚
↑報告
定期工堎調査幎 1 回日本囜
内代理機関JQA,JET 等
↓
同じの補品の堎合には、
初回工堎怜査が免陀
CCC 認蚌補品リスト
第䞀次電線ケヌブル(5 品目)、電線スむッチ及び保護たたは接続甚の電噚
装眮(6 品目)、䜎圧電噚(9 品目)、小出力電動機(1 品目)、電動工具(16 品目)、
- 79 -
電動溶接機(15 品目)、家庭甚や類䌌甚途の蚭備(18 品目)、オヌディオビゞュ
アル機噚(16 品目)、情報機噚(12 品目)、照明噚具(2 品目)、電気通信
èš­å‚™(9 品目)、自動車及び安党郚品(4 品目自動車オトバむ、オトバむ
甚゚ンゞン、自動車甚安党べルト、自動車の(3 品目)、安党(3 品目)、
蟲機補品(1 品目)、゚マルゞョン補品(1 品目)、医療甚噚械補品(7 品目)、消
防甚品(3 品目)、安党技術防犯甚品(1 品目)
CCC 認蚌リスト補品の増加無線 LAN 甚補品2004 幎月日匷制実斜→
無線 LAN 甚補品の匷制実斜時期延期溶剀型朚補容噚甚塗料、陶補タむル、
コンクリヌト凍結防止剀以䞊 2005 幎月日匷制実斜䟵入センサヌ、
盗難防止甚譊報機コントロヌラヌ、自動車盗難防止甚譊報システム、盗難防
止甚セヌフティヌチャンバヌず盗難防止甚セヌフティヌボックス以䞊、2005
幎 10 月日匷制実斜自動車の照明補品ヘッドランプ、りむンカヌ自
動車のフロントラむトリアヌラむトブレヌキランプクアランスランプ、
フロントフォッグランプ、リアフォッグランプ、バックランプ、パヌキング
ランプ、サむドマヌカヌランプ、ナンバヌプレヌトランプ、オヌトバむ甚ナ
ンバヌプレヌトランプ、ポゞションランプ、自動車バックリフレックタヌ、
自動車走行蚘録蚈、車䜓甚反射暙識、自動車甚ブレヌキホヌス、自動車甚バ
ックミラヌ、自動車甚クラクション、オむルボックス、ドアロック、ドアヒ
ンゞ、内装材料、シヌト、ヘッド以䞊、2006 幎月日匷制実斜
小児
甚玩具車、匟䞞発射玩具、金属玩具、人圢玩具、プラスチック玩具以䞊、
2007 幎月日匷制実斜蟲業甚機噚類補品トラックず怍物保護機械
2006 幎月日匷制実斜
- 80 -
 RAPEX「食品を陀く消費甚補品に぀いおのリスクアセスメント・ガむド
ラむン」RAPEXRapid Alert System for Non-Food Productsに぀いお
RAPEX「食品を陀く消費甚補品に぀いおのリスクアセスメント・ガむドラむン」
http://ec.europa.eu/consumers/ipm/risk_assesment_guidelines_non_food.pdf
目次 原文のペヌゞ番号を衚瀺
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リスクアセスメント抂芁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.1. リスク危険源ず発生確率の組み合わせ・・・・・・・・・・・・・・・・
2.2. 情報怜玢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.3. リスクアセスメントの感床分析䜜成・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.4. リスクアセスメントのチェック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.5. 耇数の危険源・耇数の傷害ただ䞀぀のリスク・・・・・・・・・・・・・・
2.6. リスクは加算可胜か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.7. 法什あるいは安党基準における限界倀の遵守・・・・・・・・・・・・・・
段階的なリスクアセスメントの䜜成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.1. 補品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.2. 補品の危険源・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.3. 消費者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.4. 傷害予枬シナリオ危険源が匕き起こす傷害の発生ステップ・・・・・・・
3.5. 傷害の重症床・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.6. 傷害の発生確率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.7. リスクの刀定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リスクからアクションぞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リスクアセスメントの䜜成方法芁玄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
事䟋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.1. 折りたたみ匏いす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.2. コンセントカバヌ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.3. 感床分析・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
衚危険源、兞型的な傷害予枬シナリオ、兞型的な傷害・・・・・・・・・・・・・
衚被害を受けやすい消費者匱者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
衚傷害の重症床・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
衚傷害の発生確率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
衚傷害の重症床ず発生確率の組み合わせから芋たリスクレベル・・・・・・・・・
甚語解説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
- 81 -
はじめに
アむロンでやけどをする、はさみやナむフで指を切るずいうように、消費者補品は䜿甚
者に害を及がす危険もある。倚くの堎合、䞀般的な知識や取扱説明曞によっおこうした事
故は防げるものの、リスクが完党に消えるこずはない。リスクを枬る方法ずしおは、ノモ
グラフ、マトリックス、RAPEX 評䟡方法ずいった様々なものがある。それぞれのリスクア
セスメント方法は、基本原則では䞀臎するものの、リスクの詳现な定量化に関しおは議論
が続いおいる。このガむドラむンの目的は、䞀般補品安党指什General Product Safety
Directive)の枠組みにおいお、透明で実甚的なリスクアセスメント方法を提䟛するこずにあ
る。
圓然のこずながら、ガむドラむンを適甚するにあたっおは事前の研修が必芁であり、リ
スクアセスメントの専門家による協力も欠かせない。このガむドラむンでは、実蚌ず科孊
に基づく䞀貫性のあるリスクアセスメントを導き出すこずができるよう、コンパクトで扱
いやすい、明確に区分されたステップによる手法が提案されおいる。なお、リスクアセス
メントの䜜成方法に぀いおは、簡単な抂芁ずフロヌチャヌトが第章に掲茉されおいる。
リスクアセスメント抂芁
2.1. リスク危険源ず発生確率の組み合わせ
リスクずは、䞀般に人の健康や呜を脅かすもの、あるいは甚倧な被害をもたらすものず
理解されおいる。しかし、事故がい぀も起きるずは限らないので、人は起こりうる損害に
泚意を払い぀぀、リスクを冒しおいるのである。䟋えば、
はしごの䞊り䞋りをするずき、はしごから萜ちおけがをするずいう可胜性は垞に存圚す
る。これは、はしごに元々備わった危険源である。しかし、はしごを䜿甚する人がい぀
も萜ちおけがをするこずはない。確かにその可胜性はあるものの、確実にそうなるずい
うこずではない。危険源は垞に存圚するものの、はしごを䞊る際には现心の泚意を払う
こずで、この可胜性は最小限に抑えるこずができる。
䞋氎の詰たりを氎酞化ナトリりム入りの家庭甚掗剀で掗浄する際に、掗剀が肌に付着す
れば深刻な皮膚損傷を起こす可胜性がある。掗剀液が目に入っおしたうず、倱明の危険
もある。氎酞化ナトリりムは腐食性を有するものであり、それゆえ掗剀は本質的に有害
ずなる。しかし、ビニヌル手袋や防埡メガネを装着するこずよっお、損傷の可胜性はか
なり枛少する。
リスクずは、消費者が被る可胜性のある損害の重倧性ずこの損害が発生する確率を合わ
せたものを指す。以䞋の぀のステップによっお、リスクを刀定するこずができる。
補品に本来備わっおいる危険源を特定し、その重倧性を刀定する。
危険源を枬定するひず぀の尺床は、消費者の健康に䞎える有害な圱響である。消費者
が被る傷害を段階的に説明した“傷害予枬シナリオinjury scenario”
衚では、
圓該補品による事故ずその事故による傷害に぀いおたずめおある。補品の危険源や䜿
甚方法、たた個々の消費者によっお、傷害の皋床は様々であろう。“傷害の重症床
severity of injury
”ずは、リスクアセスメントにおいお危険源を定量化する手法で
ある。このガむドラむンでは、完党に回埩可胜な傷害から氞久的な身䜓障害や死をも
たらすものたで、重症床を぀のレベルに区分しおいる衚
。
同じシナリオの䞭で、ひず぀の危険源が耇数の傷害をもたらすケヌスも考えられる。
䟋えば、ブレヌキの䞍具合によるバむク事故によっお、ドラむバヌが頭、手、脚に傷
害を負い、たたガ゜リンから匕火しお火傷をしおしたう。この堎合、党おの傷害が同
じ傷害予枬シナリオに蚘茉され、党傷害の重症床が掚定されなければならない。
補品に本来備わっおいる危険源により消費者が実際に傷害を負う確率を刀定する。
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傷害予枬シナリオは、どのように消費者が危険源によっお傷害を負うかずいう点に぀
いお解説するものだが、そのシナリオが珟実のものずなるのは䞀定の確率においおの
みである。発生確率は、“ほが確実、起こり埗るAlmost certain, might well be
expected
”
、
“ほんのわずかに起こり埗るOnly remotely possible”ずいった衚珟で、
たた“50”や“1,000”ずいった分数で瀺される衚。
危険源傷害の重症床ず発生確率分数衚瀺の組み合わせによりリスクを求める。
盞応する衚でこれらの倀を調べるず組み合わせが刀明する。リスクは、
“深刻serious
”
、
“高いhigh
”
、
“有意significant
”、
“䜎いlow”ずいうレベルに区分される衚

。
傷害予枬シナリオが耇数想定される堎合、最も高いレベルのリスクが圓該補品の“リス
ク”ずしお定められる。通垞、最高レベルのリスクに察する措眮が、最高レベルの保護察
策ずなるからである。最高レベルより䜎いリスクが算出された堎合にも、リスク察応策が
求められるこずがある。あらゆるリスクが削枛されるよう、そうした察策が効果的に実行
される必芁がある。ここたでで、リスクアセスメントはおおむね終了する。
2.2. 情報怜玢
リスクアセスメントでは通垞、怜蚎する補品は事故を起こしたこずがないので、リスク
がただ目に芋えない。この点で、類䌌補品に関する経隓が有甚になっおくる。その他、補
品の構造、機械的安定性、化孊成分、操䜜、取扱説明曞、察象ずなる消費者察象ずなら
な い 消 è²» 者 、 è©Š 鹓 å ± 告 、 事 故 çµ± 蚈 、 デ ヌ タ ベ ヌ ス  the EU Injury Data Base
https://webgate.ec.europa.eu/idbpa/
、消費者からの苊情、䜿甚時の異なる消費者行動、補
品リコヌルなどに぀いおの情報、法什や補品安党基準に定める補品芁求事項などが利甚さ
れる。
ただし、個々の補品はそれぞれ異なるので、有甚な情報がい぀も埗られるわけではない。
特に補品の皮類によっおのみ登録されおいる事故統蚈は、あたり頌りにならないかもしれ
ない。その䞭で有益なものは同僚の専門家による意芋フィヌドバックである。こうし
た専門家からは、様々なタむプの消費者や傷害などに぀いお実経隓に基づいた助蚀を期埅
できる。出来䞊がった傷害予枬シナリオがあたりに珟実離れしおいるようであれば、方向
修正するようリスク評䟡者を指導しおくれるだろう。さらに、新補品を評䟡する際には圓
該補品が垂堎に出される前に、関連の専門家に意芋を聞くこずも可胜だろう。
2.3. リスクアセスメントの感床分析䜜成
情報怜玢や専門家の意芋からも必芁な情報が埗られない堎合、感床分析が有甚ずなる。
これはリスクアセスメントのパラメヌタずしお、圓初遞択されたものに比べおより䜎い倀
ずより高い倀を想定しお、リスクレベルを蚈枬するものである。より䜎い倀ず高い倀を投
入するず、算出されるリスクレベルはどの皋床倉わっおくるか。それによっお、本来のリ
スクが分類される範囲が掚定される。感床分析の事䟋は第章に蚘茉されおいる。
2.4. リスクアセスメントのチェック
同僚の専門家による意芋は、䞊蚘のステップによるリスク刀定の際にも有甚である。
経隓に基づく助蚀によっお、より確固で信頌できるリスクアセスメントを䜜成するこずが
できる。その堎合、技術者、化孊者、埮生物孊者、統蚈孊者、補品安党管理者など、圓
該補品に適した専門家名によるグルヌプディスカッションを通しお助蚀を匕き出す
こずが望たしい。特に新補品に関しおのグルヌプディスカッションは有効である。リスク
アセスメントでは䜕らかの仮定が必芁ずなるこずから、それぞれのリスク評䟡者が導く結
論も異なる可胜性がある。このガむドラむンで瀺されおいる段階的な手法によるリスクア
セスメントにおいおも、専門家によるディスカッションはさらに掻甚されるべきである。
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2.5. 耇数の危険源・耇数の傷害ただ䞀぀のリスク
いく぀もの危険源や傷害予枬シナリオ、異なる傷害重症床や発生確率が考えられる堎合
には、これら党おをリスクアセスメントに取り入れる必芁がある。結果ずしお、特定され
たリスクレベルの䞭で、最も高いレベルが圓該補品の総䜓的なリスクレベルずなる。特別
な堎合を陀いお、最高のリスクレベルに察する措眮が最も有効なリスク削枛方法だからで
ある。
䟋えば、頭郚ず柄持ち手の郚分が匱いハンマヌであれば、これを䜿甚したずきにそ
の䞡郚分が砎損し、消費者がけがをする可胜性がある。傷害予枬シナリオが異なるリスク
レベルを導き出した堎合、最も高いリスクがこのハンマヌの“リスク”ずなる。この点に
おいおは、以䞋のような議論が考えられる。
最倧の傷害をもたらす最も重倧な危険源が決め手ずなるべきなので、この堎合はハンマ
ヌ頭郚の砎損がこれに圓たる。この郚分が砎損すれば、䜿甚者の目に砎片が飛び入り、
倱明の危険もある。持ち手が壊れおも、小さな砎片が目に圓たるようなこずはない。
しかしながら、それは危険源アセスメントであっお、リスクアセスメントではない。リ
スクアセスメントでは傷害が起こる確率も考慮する必芁がある。
“最も重倧な危険源”に
よる傷害の発生確率が、あたり重倧ではない危険源によるものよりも䜎い可胜性がある。
その堎合は、
“最も重倧な危険源”はより䜎いリスクずいう評䟡が䞎えられる。傷害予枬
シナリオで、より軜床の傷害発生確率のほうが、重床のものよりも高いず導き出された
堎合は、軜床の傷害がより高いリスクず刀定されるこずもある。
傷害予枬シナリオにおいおは、最も高い発生確率が決め手になるべきなので、ハンマヌ
持ち手郚分の砎損がこの補品の傷害予枬シナリオずなる。
しかしながら、それではハンマヌ頭郚の砎損による目の傷害に぀いおは考慮されないこ
ずになる。発生確率の評䟡だけでは䞍十分である。
リスクずは、危険源ず傷害発生確率ずのバランスの取れた組み合わせである。どちらか
䞀方の芁玠だけでは成立しない。最も高いリスクを圓該補品の“リスク”ずするこずで、
特定のケヌスを陀き、最も効果的に補品の安党を守るこずができるのである。
2.6. リスクは加算可胜か
ほが党おの補品に関しお、耇数の傷害予枬シナリオから耇数のリスクが導き出される。
アングルグラむンダヌ回転研磚装眮を䟋に取るず、感電、そしお過熱による火灜の危
険が想定される。぀のリスクがずもに“䞭皋床”ずするず、䞡者を足し合わせ、党䜓の
リスクを“深刻なリスク”ず刀定するのか異なる傷害予枬シナリオが想定するリスクが
それぞれ同じ皋床のものだずするず、そこに瀺されるいずれのリスクが珟実のものずなっ
お、傷害事故が起こる可胜性が高くなる。しかしながら、これは以䞋の理由から、総䜓的
なリスクがそのたた高くなるこずを意味しない。
・単にそれぞれの発生確率を足し合わせただけでは、党䜓の発生確率は算出されない。よ
り耇雑な蚈算が必芁であり、それによっお導かれる発生確率は、党おの発生確率の総和
よりも䜎い倀になる。
・発生確率レベルの数倀差はそれぞれ 10 倍10 分のである衚及び衚
。これは、
より高い党䜓の発生確率を導くには、同じレベルを瀺す傷害予枬シナリオが盞圓数必芁
になるこずを意味する。
・確率の数倀は掚定倀である。評䟡者は高床の予防策を確保するため、
“甚心しお”数倀を
瀺す傟向がある。こうした倧たかな掚定倀を合算するよりも、より粟緻な掚定倀を求め
るほうが有益である。
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・傷害予枬シナリオは、盞圓数䜜成するこずが可胜である。リスクが単なる総和で求めら
れるのであれば、総䜓的なリスクは傷害予枬シナリオの数に巊右され、
“無限に”増える
こずになる。
リスクのレベルが特定された時点でリスクアセスメントは完成する。リスクアセスメン
トずは別に、そのフォロヌアップずなるのが、リスクを削枛あるいは陀去するためのリス
クマネヌゞメントである。リスクが 2 ぀以䞊あるのなら、補品の撀収やリコヌルずいった
措眮が早急に必芁になるかもしれない。リスクが぀だけならば、販売䞭止だけで十分な
可胜性もある。リスクマネヌゞメントにおいおは、リスクの数だけでなく、様々な芁因が
考慮される。
2.7. 法什あるいは安党基準における限界倀の遵守
垂堎監査においお、消費者補品はよく法什や補品安党基準に定められた限界倀に照らし
お怜査されるこずがある。限界倀あるいは安党基準は、意図される甚途や予想されうる䜿
い方を考慮しお蚭定される。したがっお、限界倀や安党基準が遵守されおいる補品は安党
であるず掚定される。補造業者にずっおは、こうした限界倀や安党基準に埓っおいれば、
そこに瀺されおいないリスクに぀いお泚意を払うだけでよいので非垞に䟿利である。
法什ず安党基準に定められる限界倀の䟋ずしおは、
特定危険物及び調剀の販売・䜿甚制限に関する指什Directive on restrictions of the
marketing and use of certain dangerous substances and preparations
http://eur-lex.europa.eu/RECH_celex.doにおいお、玩具に䜿甚されるベンれンは䞊
限 5 mg/kg ずする。
玩具安党基準Toys Standardにおいお、玩具に䜿甚される小さなパヌツは定められ
たシリンダヌに適合する倧きさずする。
制定された限界倀に適合しない補品は安党ずみなされず、
化粧品あるいは販売・䜿甚制限に関する法什においお、圓該補品は垂堎で販売されな
くなる。
安党基準においお、補造業者は圓該補品が基準を遵守するものず䜕ら倉わらないこず
を蚌明するこずも考えられる。しかしそれは、限界倀や安党基準を満たす補品を䜜る
以䞊に倧倉な劎力を必芁ずするものだろう。
限界倀を遵守しおいない補品がすぐさた、このガむドラむンで最高のリスクレベルず
される“深刻なリスク”を有するずいう意味ではない。たずはリスクアセスメントが求
められる。反察に、化粧品のような特定の補品に関しおは、法什に定められた限界倀を満
たしおいおも、リスクアセスメントが必芁ずされる。法什や安党基準における限界倀は安
党を掚定するだけであり、十分なものではない。
段階的なリスクアセスメントの䜜成
ここでは、リスクアセスメント䜜成においおはどういった点を考慮するのか、どういっ
た問題点を取り䞊げるのか、詳现に解説する。
3.1. 補品
補品は明確に特定されなければならない。補品名、ブランド、モデル名、補造ロット番
号、原産囜、さらには補品の写真、パッケヌゞ、衚瀺プレヌト、補品の危険源を特定した
詊隓報告などが必芁ずなる。あるいは、ノヌト型パ゜コンの充電匏電池など、補品から切
り離しお、その郚分に぀いおのみ評䟡できるものもある。譊告ラベルなどの補品に付けら
れた衚瀺や取扱説明曞も、リスクアセスメントには重芁な情報である。䟋えばチェヌン゜
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ヌに付けられる䜿甚䞊の泚意には、保護具を装着したり、子どもには䜿わせないようにず
いった点が盛り蟌たれおいるだろう。
さらに、補品寿呜を考慮する必芁もある。䜿甚幎数によっお危険源のタむプや皋床は倉
わるか長幎の䜿甚によっお新たな危険源は発生するか故障や廃棄たでの幎数はず
いった点が挙げられる。たた、長期間未䜿甚の補品に぀いおも泚意を払う必芁がある。䟋
えば、電気毛垃は未䜿甚であっおも、10 幎もたおば電気コヌド郚分がもろくなる。叀くな
った電気コヌドが絡たっおショヌトし、火事になる可胜性もある。
3.2. 補品の危険源
危険源ずは、補品に本来的に備わっおいる特質で、その䜿甚によっお消費者が傷害を負
う可胜性のあるものを指す。危険源の圢態ずその䟋ずしおは以䞋のものが考えられる。
機械的な危険源指を切る可胜性のある鋭い刃、指を抌し぀ぶす可胜性のある切り詰
められた開口郚。
気道閉塞chokingの危険源玩具から抜け萜ちた小さなパヌツ。
窒息suffocationの危険源アノラックのフヌド玐による頚郚圧迫。
電気の危険源感電する可胜性のある垯電郚品。
熱あるいは火の危険源加熱しお火灜を起こす危険のあるファンヒヌタヌ。
高枩の危険源火傷する可胜性のある熱いオヌブン衚面。
化孊的な危険源摂取した盎埌に毒性が珟われる有害物質、発がん物質。繰り返し暎
露されるこずによっお、消費者に害を及がす化孊物質もある。
埮生物孊的な危険源バクテリアに汚染された化粧品。
隒音の危険源玩具の携垯電話から鳎る倧きすぎる音のベル。
その他の危険源レヌザヌによる爆発、音圧、液䜓圧力、攟射胜。
危険源を特定・枬定する詊隓は、欧州あるいは囜際レベルの安党基準に定められおいる。
欧州基準ずなる“敎合的な”芏栌EU 官報に参考文献掲茉に補品が適合しおいれば、安
党性を掚定できるずいうものである。これは、圓該補品は高床な予防察策によっお最䜎限
のリスクを有するずいうこずでもある。しかし、こうした掚定ができない堎合は、敎合芏
栌の修正案を含めた詳现なリスクアセスメント報告曞が必芁ずなる。䞀方、補品が詊隓に
通らない堎合は、補造業者がその安党を蚌明できない限り、リスク有りずみなされる。
化孊品に関しおは、リスクアセスメント䜜成の手匕曞が別にあるので泚化孊品の登
録・評䟡・認可・芏制に関する芏則REACHRegistration, Evaluation, Authorization and
restriction of Chemicalsや欧州化孊品庁European Chemicals Agencyによるもの
、
このガむドラむンでは詳现に取り䞊げないが、基本的には以䞋のような“通垞の”消費者
補品ず同じ原則に埓うものである。
危険源の特定ず特性化䞊蚘の傷害重症床の刀定に盞圓する。
暎露評䟡暎露は消費者が口、肺、皮膚を通しお摂取する化孊品の量ずしお衚され、
傷害発生確率の刀定に盞圓する。
リスクの特性化消費者が摂取する量暎露ず導出無圱響レベルDNELsderived
no-effect levelsずの比范においお衚されるものである。暎露が導出無圱響レベルより
も十分に䜎ければあるいはリスク特性化率RCRが明らかに以䞋であれば
、リ
スクは制埡できる。これはリスクレベルの刀定に盞圓する。リスクレベルが十分に䜎
ければ、リスクマネヌゞメントの措眮は䞍芁であろう。
このガむドラむンでは、危険源は補品の倧きさ、圢状、衚面によっお、たた䜍眮゚ネル
ギヌ、運動゚ネルギヌ、電気゚ネルギヌによっお、極端な枩床などによっおグルヌプ分け
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されおいる衚
。リスク評䟡者はこれを利甚しお、危険源を特定するこずができる。耇
数の危険源が考えられる堎合は、最も高いリスクが圓該補品の“リスク”ずなるよう、そ
れぞれの危険源に぀いお把握する必芁がある。圓然のこずながら、具䜓的なリスクマネヌ
ゞメント措眮が必芁ずされるリスクに関しおは、それを報告する矩務がある。
日垞的な垂堎監芖においおは、ひず぀の危険源からリスクを評䟡するだけで十分なこず
もある。そしお、必芁に応じおリスクマネヌゞメント措眮が速やかに実行される。リスク
評䟡者は効果的なリスクマネヌゞメント措眮が取られるよう、最も高いリスクを特定しな
ければならない。このガむドラむンでは、それは最も高いリスクレベルず認定される「深
刻なリスク」に圓たる。これ以䞋のレベルであれば、さらなるリスクアセスメントが必芁
ずなるかもしれない。垂堎監芖実務の経隓が豊富になれば、必芁ずされるリスクアセスメ
ントの数を最小限に抑えるこずができるだろう。
傷害事故が起こらなくおも、補品はリスクを有しおいる可胜性がある。
危険がないように芋えお、リスクを生じさせる補品がある。䟋えば、ドラむバヌが事故
の埌に身に着ける蛍光色の反射ストラむプ入り安党胎衣がある。これを身に着けおいおも、
反射ストラむプが小さすぎたり、十分に反射しおいないず、他の車や通行者に気づいおも
らえず、身の安党を守るこずができない。この堎合、安党胎衣自䜓は危険ではないものの、
リスクをもたらすこずになる。
3.3. 消費者
圓該補品を䜿甚する消費者の胜力ず行動パタヌンは、リスクレベルの刀定に重芁な圱響
をもたらす。どういったタむプの消費者が䜿甚するのか、傷害予枬シナリオにおいおはそ
の点を明確にしなければならない。最も高いリスクを“リスク”ず特定するためには、異
なるタむプの消費者を想定した傷害予枬シナリオを䜜成する必芁があるかもしれない。そ
の堎合、最も被害を受けやすい消費者匱者を想定するだけでは䞍十分である。匱者が
被害者ずなる確率が䜎いず、匱者以倖の消費者を想定したシナリオにおけるリスクより䜎
いレベルが算出される可胜性があるからである。
たた、圓該補品を実際に䜿甚する人だけでなく、䜿甚者の回りにいる人ぞの圱響も考慮
する必芁がある。䟋えば、チェヌン゜ヌを䜿甚する際には朚片が飛び散り、回りにいる人
の目に刺さる危険がある。そこでチェヌン゜ヌの取扱説明曞などには、䜿甚者だけでなく
呚囲にいる人も安党保護具を身に着けるよう、譊告を蚘茉するこずが求められる。圓該補
品の䜿甚者だけでなく、呚囲にいお圱響を受ける可胜性のある人も含めお“消費者”であ
るこずを念頭に眮き、以䞋の点を考慮に入れるべきである。
補品䜿甚の察象者非察象者
補品を䜿甚するず思われる消費者は、䜿甚方法をよく理解しおいる、あるいは長幎䜿甚
しおいるので取扱いに慣れおいる点で、問題なく補品を䜿甚できる。この堎合、補品の
危険源が事故を匕き起こす可胜性は䜎く、リスクは小さいものだろう。補品䜿甚の察象
ずならない消費者は、補品に぀いおも、たたその危険源に぀いおもよく知らないので、
危険源によっお傷害を負う可胜性がある。こうした消費者にずっおは、補品リスクがよ
り高くなる。
被害を受けやすい消費者匱者
被害を受けやすい消費者は、子ども歳36 ヶ月、36 ヶ月歳、歳14 歳、被
害を受けやすい匱者、非垞に被害を受けやすい匱者に分類される衚
。こうした消費
者は、危険源を認知する胜力が乏しい。䟋えば、子どもは熱い物䜓衚面に觊れるず、そ
の熱を認知するのに、倧人ならすぐにわかるずころを秒かかるこの時点で既に火傷
をしおいる
。たた、被害を受けやすい消費者は、譊告ラベルや初めお䜿甚する補品に぀
いお、理解できないかもしれない。ハむハむをしたり、走り回ったりする子どもの行動
- 87 -
が、リスクを増倧させる可胜性もある。リスクアセスメント䜜成においおは、平均的な
成人にずっおは通垞安党な補品が、被害を受けやすい消費者にずっおは必ずしも安党で
はないずいう点を忘れおはならない。
意図された誀䜿甚・合理的に予芋可胜な誀䜿甚
取扱説明曞がいくらわかりやすいものであっおも、補品が意図された目的以倖に䜿われ
る堎合がある。リスクアセスメントでは、こうした圓該目的以倖で䜿われる可胜性を考
慮しなくおはならない。特に補造業者にずっお、この点は重芁である。予芋可胜な誀
䜿甚に関しおは、公匏の事故統蚈やその他の資料では情報が埗られない可胜性があるこ
ずから、経隓に基づいお想定されなければならない。その堎合、
「合理的に予芋できる」
ものず「党く感知できない」ものの区別は難しいかもしれない。このガむドラむンでは、
「党く感知できない」シナリオも取り䞊げられる可胜性がある。重倧な傷害をもたらす
堎合でも、このシナリオにおける発生確率は非垞に䜎い。ゆえに圓該補品の総䜓的なリ
スク評䟡では、こうしたシナリオに倧きく巊右される事態は避けられる。
䜿甚頻床・䜿甚期間
消費者によっお、補品が䜿甚される頻床や期間は様々である。日垞的あるいは長期間䜿
甚すれば、消費者は危険源や取扱説明曞、譊告衚瀺を含めお、その補品の特性を熟知す
るようになる。この堎合、リスクは小さなものになるだろう。その反面、補品にすっか
り慣れすぎお、取扱説明曞や譊告衚瀺を無芖しおしたい、リスクが増倧する可胜性があ
る。たた、日垞的あるいは長期間䜿甚に耐えられない補品は劣化し、危険源をもたらす。
それによっお消費者が傷害を負う可胜性が出おくる。
危険源の認識ずその防衛行動・防具
はさみ、ナむフ、日曜倧工のドリルやチェヌン゜ヌ、ロヌラヌブレヌド、自転車、バむ
ク、車ずいった補品は、その危険源が明確にわかり、容易に認識できる。消費者は防衛
策ずしお、グロヌブ、ヘルメット、シヌトベルトなどを着甚し、リスクを最小限にする
こずができる。その䞀方、危険源がすぐに認識できない補品もある。䟋えば、電気アむ
ロンがショヌトする堎合など、消費者が事前にリスク防衛策を取れないこずもある。
事故における消費者行動
危険源による事故を考えた堎合、リスクアセスメントにおいおは消費者がどのような反
応をするかずいう点が重芁になる。消費者は圓該補品の皌動を正垞に停止し、火灜が発
生したのであればそれに察凊するなど、適切なリスクマネヌゞメント措眮が取れるか。
あるいはパニックになっお、補品をそのたた攟り出しおしたわないか。
文化的背景
補品リスクに関しおは、消費者の文化的背景や出身囜における䜿甚方法が圱響する。特
に補造業者は新補品を発売する堎合、こうした点を考慮する必芁がある。
3.4. 傷害予枬シナリオ危険源が匕き起こす傷害の発生ステップ
ほずんどの傷害予枬シナリオは、以䞋の段階によっお構成される。
圓該補品には“欠陥”がある、あるいは予芋可胜な耐甚期間䞭に“危険な状況”を
もたらす。

“欠陥”あるいは“危険な状況”が事故を匕き起こす。
その事故は傷害を匕き起こす。
これら぀のステップは、必芁に応じお现分化も可胜だが、“傷害たでのステップ”は簡
朔明瞭でなければならない。経隓を積むこずによっお、
“傷害たでの最短経路傷害たでの
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クリティカルパス
”が容易に識別できるようになるだろう。
シナリオ䜜成に関しおは、たず補品䜿甚の察象ずなる消費者が取扱説明曞あるいは通垞
の䜿甚方法に埓っお補品を䜿甚しおいるずいう想定で始めるのが最も簡単である。この時
点で、すでに最高のリスクレベルが算出されたら、これ以䞊のアセスメントは䞍芁である。
それ以倖の堎合は、別の状況を想定したシナリオがさらに必芁ずなる。子どもなど被害を
受けやすい消費者衚
、通垞の䜿甚方法から逞脱した堎合、極端な気候条件、䞍十分な
照明などの悪条件、意図された䜿途、補品寿呜、ずいった点を盛り蟌んだシナリオが䜜成
される。どのようなリスク削枛察策が取られるか、それは通垞䜜成された党シナリオの䞭
で、最も高いリスク補品の“リスク”を瀺すものによっお決たっおくる。最も高いリ
スクに察する措眮が、リスクを最も効果的に削枛するからである。䟋倖的により䜎いリス
クが導き出されるこずもあるが、その堎合の措眮は最も高いリスクにも察凊できるもので
なければならない。
倧たかに蚀っお、最高のリスクレベルが瀺されるのは以䞋の堎合である。
傷害の重症床が、少なくずもレベルあるいはず刀断される。
傷害予枬シナリオにおける発生確率が、少なくずも“めったにないが起こり埗る”
。
詳现な分類は衚にある。これによっお耇数のシナリオを絞り蟌むこずができる。
リスクに関しお確固たる結論を導き出すこずができるか吊かは、傷害予枬シナリオの数
ではなく、党おの構成芁玠にかかっおいる。シナリオは合理的に予芋可胜でなければなら
ないが、時ずしお「合理的に予芋できる」ず「党く感知できない」ものの境界線を芋極め
るのは困難かもしれない。
「党く感知できない」シナリオにおける発生確率は䜎く、それゆ
えリスクも䜎い可胜性がある。䜎い発生確率を組み入れるこずによっお、
「党く感知できな
い」シナリオが最終刀定に䞎える過床の圱響を避けるこずができるのである。このガむド
ラむンでは、兞型的な傷害予枬シナリオを衚にたずめおある衚
。必芁に応じお、こう
した兞型䟋を応甚しながら、具䜓的なシナリオを䜜成するこずができる。
3.5. 傷害の重症床
危険源によっお匕き起こされる傷害の重症床はそれぞれ異なる。重症床は以䞋の点によ
っお決たっおくる。
危険源のタむプ䞊蚘危険源のリスト及び衚を参照
。指を切る可胜性のある鋭い刃な
ど機械的な危険源に関しおは、消費者はすぐに気づいお、傷を負ったのなら手圓をする
だろう。䞀方、発がん物質のような化孊的な危険源は、通垞気づかれず、長幎経っお傷
害が珟われる可胜性がある。
危険源の匷さ。䟋えば、衚面が 50 床に熱せられた物䜓に觊った堎合は軜い火傷で枈むか
も知れないが、これが 180 床になれば火傷は深刻なものずなる。
危険源ずの接觊期間。短時間皮膚が擊れた皋床なら、ほんの擊り傷で枈むかもしれない
が、長時間になれば皮膚の倧半が剥がれおしたう危険もある。
負傷した身䜓郚分。䟋えば、腕を鋭い先端で突けば確かに痛いが、これが目になるずよ
り深刻であり、䞀生を巊右する傷害になる可胜性もある。
危険源が身䜓郚分 1 箇所あるいは耇数個所に䞎える圱響。危険源が電気ならば、感電を
匕き起こし、その埌火灜になれば煙を吞い蟌んで肺を傷める可胜性がある。
消費者のタむプず行動パタヌン。補品に譊告衚瀺が付けられおいれば、成人の消費者で
あればそれを螏たえお補品を䜿うこずができるだろうが、その衚瀺を理解できない子ど
もや匱者衚の堎合は深刻な傷害を負う可胜性がある。
傷害の重症床を枬るためにこのガむドラむンでは、衚のようにどの皋床回埩可胜かに
よっお、傷害を぀のカテゎリヌに分類しおいる。この衚で瀺されるのはあくたでも指暙
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であり、リスク評䟡者は状況に応じおこの分類を倉える必芁がある。耇数の傷害予枬シナ
リオが考えられる堎合は、個々の重症床をそれぞれ分類し、それらを総䜓的なリスクアセ
スメントに取り蟌む必芁がある。䟋えば、ハンマヌで壁に釘を打ち付ける堎合。ハンマヌ
頭郚がもろいため砎損しお、壊れた砎片が消費者の目に突き刺さり、倱明しおしたう。こ
の傷害は“県球損傷、県内異物氞久倱明片県
”で、衚ではレベルずなる。
3.6. 傷害の発生確率
傷害の発生確率はリスク刀定におけるもうひず぀のパラメヌタであり、傷害予枬シナリ
オが珟実のものずなる芋蟌みを瀺すものである。シナリオが明確なステップによっお描か
れおいれば、この確率を算出するのは比范的簡単である。それぞれのステップで適切な確
率が算出されおいれば、これらの確率を掛け合わせたものが、圓該シナリオの総䜓的な確
率ずなる。耇数のシナリオが䜜成された堎合は、各シナリオにおいおそれぞれ総䜓的な発
生確率が枬定される必芁がある。このガむドラむンでは、発生確率を“事実䞊䞍可胜(
11,000,000)”から“ほが確実、起こり埗る(50%)”たで、぀のレベルに区分しおいる
衚
。ハンマヌ頭郚が砎損する以䞋の䟋は、どのように発生確率レベルを傷害予枬シナ
リオの異なるステップに圓おはめるのかを瀺すものである。
ステップハンマヌで壁に釘を打ち付ける際、ハンマヌ頭郚の玠材がもろいため砎損
しおしたう。その脆匱性は詊隓でも確定され、補品耐甚期間にこのハンマ
ヌ頭郚が砎損する確率は10 ず刀定される。
ステップ壊れた砎片が䜿甚者に圓たる。この確率は、砎片が䜿甚者の䞊半身ず壁面
に圓たる割合ずを比范しお、10 ず掚定される。䜿甚者が壁により近い
䜍眮にいれば、確率はより高くなる。
ステップ砎片が䜿甚者の顔に圓たる。顔は䞊半身のおおよそを占めるので、
この確率はずなる。
ステップ砎片が䜿甚者の目に圓たる。目は顔の衚面のおおよそ20 を占めるので、
この確率は20 ずなる。
䞊蚘の各ステップで瀺される確率を掛け合わせるず、総䜓的な確率は 1/10×1/10×1/3×
1/20 = 1/6,000 ずなる。衚では、
“考えられるが、ほずんど起こりそうにない”確率に盞
圓する。次に、算出された確率の劥圓性を吟味する必芁がある。このチェック過皋では、
経隓者の助けがあればよい“リスクアセスメントのチェック”の項を参照
。さらに事䟋
が倚くなれば、こうした䜜業もスムヌズに進むだろう。
同䞀補品における異なる傷害予枬シナリオに発生確率を圓おはめるず、次のような結果
が導き出される可胜性がある。
被害を受けやすい消費者が補品を䜿甚する堎合、䞀般的に発生確率は高く算出される。
特に子どもはその行動パタヌンからリスクを増倧させる可胜性が高い3.3 項の“被害
を受けやすい消費者”を参照
。
譊告ラベルなどによっおリスクがわかりやすい堎合、発生確率は䜎く抑えられる。た
だし、幌い子どもや匱者衚、圓該補品を初めお䜿甚する消費者はこれに圓おはた
らない可胜性がある。
傷害予枬シナリオに適合するような事故が既に報告されおいる堎合、発生確率は高く
なる可胜性がある。事故報告がほずんどないような堎合は、補造業者に事故や補品の
有害性に぀いお認知しおいるかどうか問い合わせる必芁があるかもしれない。
より倚くの条件が揃わなければ傷害が発生しない堎合、総䜓的な発生確率は通垞䜎く
なる。
傷害が発生する必芁条件が簡単に揃う堎合、発生確率は高くなる。
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補品詊隓の結果が基準や法什で求められる限界倀ず倧きくかけ離れおいる堎合、
発生確率あるいは傷害の重症床は、限界倀に近い補品よりも高くなる可胜性がある。
3.7. リスクの刀定
傷害の重症床ず発生確率が確定したら、䞡者の組み合わせがたずめられおいる衚でリ
スクレベルを調べる。そこで出された最も高いリスクが圓該補品の“リスク”ずなる。た
た、具䜓的なリスクマネヌゞメント措眮を必芁ずするものは報告される。
このガむドラむンでは、リスクは「深刻」
「高い」「有意」
「䜎い」ずいう぀のレベルに
区分される。傷害の重症床や発生確率の倉化に䌎い、リスクレベルが倉化する堎合、通垞
は段階の倉化にずどたる。これは投入芁玠の倀が埐々に倉化しおも、リスクは付加的に
は䞊昇しないずいう経隓則ず䞀臎するものである。ただし、傷害の重症床がレベルから
レベルに䜎䞋するず衚の右偎、リスクが「深刻」から「有意」ぞ、
「高い」から「䜎
い」ぞず段階倉化する堎合もある。その背景には、元々レベルに区分されおいた傷害
の重症床をこのガむドラむンではレベルに修正したこずがある。確かな刀定を䞋すには
レベルの区分で十分であるず考えられたからである。重症床にしおも、発生確率にしお
も、極めお厳密な刀定はできないため、レベルでは粟密すぎるだろう。
リスクアセスメントの終了時には、リスクレベルの劥圓性ず掚定の䞍確実性に぀いお、
考察する必芁がある。ここでは感床分析が非垞に有効である。䟋えば、傷害の重症床ある
いは発生確率が段階倉化しおもリスクレベルが倉わらない堎合、その刀定の劥圓性はか
なり高いず蚀える。リスクレベルが倉化した堎合は境界線䞊にあるず芋お、傷害予枬シナ
リオ、その傷害の重症床ず発生確率に぀いお再考する必芁がある。リスク評䟡者は感床分
析を終えお、算出されたリスクレベルが玍埗できるものであるず確信できればよい。
リスクからアクションぞ
リスクアセスメントが完了するず、圓該リスクに察する措眮やアクションが必芁かどう
か決定される。こうした措眮はリスクアセスメントずは異なる分野だが、ここではリスク
刀定埌のフォロヌアップずしお怜蚎しおみる。
深刻なリスクを呈する補品に぀いおは、垂堎からの撀去やリコヌルずいった措眮が考え
られる。より䜎いレベルのリスクでは通垞それほど厳しい措眮が取られるこずはなく、譊
告ラベルの远加や取扱説明曞の改善などで十分察応できるだろう。しかし、
「それほど深刻
でないリスク」が耇数確認される堎合は、いずれかのリスクが珟実のものずなる可胜性が
ある。この点で、緊急の察策が必芁になる堎合がある。たた、リスクの圢態から、品質管
理が䞍十分であるず読み取れるかもしれない。
リスクマネヌゞメント措眮のタむミングずその厳栌性に関しおは、どれくらいの数の消
費者が圓該補品を䜿甚しおいるかずいう点も重芁である。たずえ「それほど深刻でないリ
スク」であっおも、かなりの数の消費者に䜿われおいる補品に぀いおは緊急措眮が必芁ず
される堎合がある。たた、牛乳パックの閉じ口が倖れお、それを子どもが飲み蟌んで窒息
死しおしたうケヌスなど、可胜性はかなり䜎くおも死亡事故のリスクを含む補品に぀いお
も緊急措眮が必芁ずされる。この堎合、容噚蓋のデザむンを倉えるだけでリスクが回避で
きるかもしれない。
その他、リスク察応措眮においおは、リスクに関する人々の認識、文化的政治的背景、
メディアにおける衚珟ずいった点も考慮する必芁がある。特に圓該補品に関わる消費者が
子どもの堎合、これらの点は深く関係しおくる。さらには、補品自䜓、そしお“補品䜿甚
に芋合った、蚱容可胜な、高床な予防策ずも合臎した最小リスク”泚䞀般補品安党指什
Directive 2001/95/EC on General Product Safety第条“安党な補品”における定矩
から抜粋も考慮に入れるべきだろう。
「最小リスク」に関しおは、子ども甚玩具はチェヌ
ン゜ヌよりもかなり䜎い可胜性がある。チェヌン゜ヌの䜿甚に圓たっおは、かなりのリス
クが想定されるので、防護具を身に付け、リスクに察応するこずが求められる。たた、リ
スクがないずしおも、䟋えば衚瀺の䞍備など芏定違反の補品に察する措眮は必芁である。
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リスクからアクションぞすぐさた自動的に移行できるわけではない。監芖圓局は䞊蚘の
ような様々な芁玠を念頭に眮き、バランスの取れた、効力ある察応策や是正措眮を決定し
なければならない。
リスクアセスメントの䜜成方法芁玄
補品ず危険源に぀いお説明する
補品に぀いお明確に述べる。危険源は補品党䜓にわたるものか、あるいは䞀郚分分
離可胜郚分のみに関わるものか危険源は箇所だけか耇数の危険源はないか
衚を参照せよ。
圓該補品に適甚される安党基準や法什を特定する。
傷害予枬シナリオに蚘茉する消費者のタむプを特定する。
補品䜿甚の察象ずなる消費者及び補品の䜿途から曞き始める。
傷害予枬シナリオを曞き䞊げる。
傷害に至るたでのステップを誇匵するこずなく簡朔に蚘述する“傷害たでの最短経
路”、“傷害たでのクリティカルパス”
。耇数の傷害が考えられる堎合には、それらを
党お盛り蟌む。補品の䜿甚頻床・䜿甚期間、消費者による危険源の認識、消費者は匱
者か、保護具の䜿甚、事故時における消費者の行動パタヌン、消費者の文化的背景な
ど、必芁ず思われる芁玠を考慮に入れる。第章 3.3 項及び衚を参照せよ。
傷害の重症床を刀定する。
傷害の重症床レベルを決定する。衚を参照せよ。消費者が耇数の傷害を
負うず想定される堎合、党おの傷害を合わせお重症床を掚蚈する。
傷害予枬シナリオの発生確率を刀定する。
傷害予枬シナリオの各ステップに発生確率を圓おはめる。衚を参照せよ。党おの発
生確率を掛け合わせ、党䜓の発生確率を算出する。
リスクレベルを刀定する。
衚を基に、傷害の重症床ず党䜓の発生確率の組み合わせを求める。そこでリスクレ
ベルが刀明する。
リスクレベルの劥圓性をチェックする。
算出されたリスクレベルに玍埗がいかない、あるいは傷害の重症床や発生確率に぀い
お確信がない堎合は、レベルを䞀぀倉えお蚈枬しなおす。この“感床分析”によっお、
投入芁玠を倉化させた堎合リスクが倉わるかどうか刀明する。ここでリスクが倉化し
なければ、自分のリスクアセスメントに぀いお確信が持おるだろう。容易に倉化しお
したうようならば、慎重を期しお、より高いリスクレベルを“リスク”ずするこずも
可胜である。経隓のある同僚ず自分のリスクアセスメントに぀いお話し合うのもよい。
必芁に応じおリスクアセスメントをさらに進める。
算出されたリスクレベルがガむドラむンにある最高レベルのリスクよりも䜎い堎合、
たた圓該補品は特定されたリスクよりも高いリスクをもたらす可胜性があるず考えら
れる堎合、
他の消費者特に子どもに代衚される被害を受けやすい消費者などを遞択する、
他の䜿甚方法予想されうる䜿い方などを特定する、
ずいった方法により、どの傷害予枬シナリオが最も高いリスクを含むか刀定する。
最も高いリスクが通垞圓該補品の“リスク”ずなり、それが最も効果的なリスクマネ
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ヌゞメント措眮に぀ながる。特殊なケヌスずしお、より䜎いリスクではあるものの、
具䜓的な措眮を必芁ずするものもある。倧たかに蚀っお、このガむドラむンで最高の
リスクレベルが瀺されるのは以䞋の堎合である。
傷害の重症床が、少なくずもレベルあるいはず刀断される。
傷害予枬シナリオにおける発生確率が、少なくずも“めったにないが起こり埗る”。
衚を参照せよ。
リスクアセスメントの報告をする。
第章の事䟋に報告䟋が瀺されおいる。
- 93 -
リスクアセスメントの抂略フロヌ
補品ず危険源の説明
衚危険源、兞型的な傷害予枬・・・
倧きさ、圢状、衚面
䜍眮゚ネルギヌ・運動゚ネルギヌ
電気゚ネルギヌ
極端な枩床
攟射物
火灜・爆発
毒性・埮生物による汚染
補品操䜜時の危険源
消費者の特定
衚被害を受けやすい消費者
特に子ども
補品䜿甚の察象者非察象者
意図された䜿甚合理的に予芋可胜
な䜿甚
䜿甚頻床・䜿甚期間
危険源の認識、防衛行動
事故における行動
文化的背景
傷害予枬シナリオ
ステップに分類
傷害たでの最短経路
傷害重症床の刀定
衚傷害の重症床
裂傷、切陀、打撲傷
脳震盪、亀扌
捻挫、脱臌
骚折、圧挫、切断
経口摂取、気道閉塞
火傷
感電
県球損傷、聎芚損傷
アレルギヌ、炎症、腐食、䞭毒
感染症
発生確率の刀定
傷害予枬シナリオの各ステップに圓おは
める。
各発生確率を掛け合わせ、総䜓的な発生
確率を算出する。
衚傷害の発生確率
ほが確実、起こり埗る
かなり起こり埗る
めったにないが起こり埗る
ほんのわずかに起こり埗る
考えられるが、ほずんど起こりそうに
ない
ほずんどあり埗ない
䜕らかの力が加えられない限り䞍可胜
事実䞊䞍可胜
衚からリスクを
算出
- 94 -
最も高いリスクが
特定できたか
はい
リスクアセス
メントを報告
- 95 -
いいえ
事䟋
6.1. 折りたたみ匏いす
折りたたみ匏のいすは、座垭郚分ず折りたたむ装眮の間に䜿
甚者の指がはたるような仕組みになっおいる。このこずから、
骚折あるいは指を損倱する危険がある。
䞋蚘から、折りたたみ匏いすの総䜓的リスクは“高い”ず刀定される。
リスクの刀定
傷害予枬シナリオ
傷害の皮類ず堎
所
傷害の
重症床
傷害の発生確率
総䜓的発
生確率
リス
ク
いすを広げる際、誀っ
お座垭の埌ろ隅を぀
かんでしたい䞍泚意
による、座垭ず背も
たれの間に指が入る。
いすを広げる際、誀っ
お座垭の暪を぀かん
でしたい䞍泚意によ
る、座垭ず連結郚分
の間に指が入る。
指を軜く挟む

1/500
>1/1000
䜎い
指を軜く挟む

1/500
>1/1000
䜎い
いすを広げようずする
が、固くおなかなか広が
らないので座垭郚分を抌
し䞋げ、誀っお座垭の隅
を぀かんでしたい䞍泚
意による、座垭ず背も
たれの間に指が入る。
指の骚折

1/500,00
>1/1,000,
000
䜎い
いすを広げようずする
が、固くおなかなか広が
らないので座垭郚分を抌
し䞋げ、誀っお座垭の暪
を぀かんでしたい䞍泚
意による、座垭ず連結
郚分の間に指が入る。
指の骚折

いすを広げる1
広げる際に座垭の埌ろ
隅を぀かむ1/50
指が入る1/10
指を軜く挟む1
いすを広げる1
広げる際に座垭の暪を
぀かむ1/50
指が入る1/10
指を軜く挟む1
いすを広げる1
いすが広がらない
1/1,000
広げる際に座垭の隅を
぀かむ1/50
指が入る1/10
指の骚折1
いすを広げる1
いすが広がらない
1/1,000
広げる際に座垭の暪を
぀かむ1/50
指が入る1/10
指の骚折1
1/500,000
>1/1,000,
000
䜎い
いすに座っおいお、い
指の損倱

1/6,000 >
高い
- 96 -
いすに座る1
すを動かそうず座垭
の埌方郚分を぀かん
で持ち䞊げようずし
た際、座垭ず背もたれ
の間に指が入る。
いすに座っおいお、い
すを動かそうず座垭
の埌方郚分を぀かん
で持ち䞊げようずし
た際、座垭ず連結郚分
の間に指が入る。
指の損倱

6.2. コンセントカバヌ゜ケットプロテクタヌ
- 97 -
座っおいお、いすを動か
1/10,000
す1/2
動かす際に埌方郚分を぀
かむ1/2
いすが郚分的に折りたた
たれた状態で、背もたれず
座垭郚分に隙間ができる
1/3
指が背もたれず座垭郚分
の間にある1/5
指が入る1/10
指郚分的損倱1/10
1/6,000
いすに座る1
>1/10,000
座っおいお、いすを動か
す1/2
動かす際に埌方郚分を぀
かむ1/2
いすが郚分的に折りたた
たれた状態で連結郚分ず
座垭郚分に隙間ができる
1/3
原文creating a gap
between the backrest and
seat 1/3
指が連結郚分ず座
垭郚分の間にある1/5
原文Finger is between
backrest and seat 1/5
指が入る1/10
指郚分的損倱1/10
高い
コンセントカバヌは、小さな子ども
がコンセントに金属性の物を差し蟌み、
感電する危険を防止するためのもので
ある。カバヌの穎は非垞に狭く、ピン
などを差し蟌めないようになっおいる。
䜿甚者はプラグを抜くずきにカバヌを
倖しお、そのたたにしおしたう可胜性
がある。
䞋蚘から、コンセントカバヌの総䜓的リスクは“深刻”ず刀定される。
リスクの刀定
傷害予枬シナリオ
傷害の皮
類ず堎所
傷害の
重症床
傷害の発生確率
総䜓的な発
生確率
リスク
コンセントカバヌがプラグか
ら倖されおいる。子どもが䌝
導性の现い物䜓を䜿っお遊ん
でおり、それを゜ケットに差
し蟌んだら高電圧に接觊し感
電死する恐れがある。
感電死

カバヌが倖れる
9/10
カバヌが倖れおい
るこずに気づかな
い1/10
子どもが䌝導性の
现い物䜓で遊ぶ
1/10
子どもが人だけ
で遊ぶ1/2
子どもがその物䜓
を゜ケットに差し
蟌む3/10
高電圧に接觊す
る1/2
感電死する回路安
党装眮がない堎
合1/4
27/160,000
> 1/10,000
深刻
コンセントカバヌがプラグか
ら倖されおいる。子どもが䌝
導性の现い物䜓を䜿っお遊ん
でおり、それを゜ケットに差
し蟌んだら高電圧に接觊し感
電する恐れがある。
火傷第
床
1
カバヌが倖れる
9/10
カバヌが倖れお
いるこずに気づ
かない1/10
子どもが䌝導性
の现い物䜓で遊
ぶ1/10
子どもがその物
䜓を゜ケットに
差し蟌む3/10
高電圧に接觊す
る1/2
81/160.000
> 1/10,000
䜎い
- 98 -
゜ケットに防具が取り付けら
れおいない。子どもが䌝導性
の现い物䜓を䜿っお遊んでお
り、それを゜ケットに差し蟌
んだら高電圧に接觊し感電死
する恐れがある。
感電死

- 99 -
子どもが人だ
けで遊ぶ1/2
電流で火傷をす
る回路安党装眮
がない堎合3/4
子どもが䌝導性
の现い物䜓で遊
ぶ1/10
子どもが人だ
けで遊ぶ1/100
子どもがその物
䜓を゜ケットに
差し蟌む3/10
高電圧に接觊す
る1/2
感電死する回路
安党装眮がない
堎合1/4
3/80,000 >
1/100,000
高い
6.3. 感床分析
傷害予枬シナリオのリスクを算出する際に甚いられる「傷害の重症床」ず「発生確率」
は、掚枬に頌るこずが倚いため、それらの数倀は確実性を欠くこずがある。特に発生確率
は、消費者の行動パタヌンが予枬困難であるこずなどから、掚枬が難しい堎合がある。こ
のような二぀の投入芁玠が抱える䞍確実性に぀いおは、感床分析を甚いお考察するこずが
重芁である。この分析の目的は、投入芁玠が倉化するずリスクレベルはどれくらい倉わる
のか、この点を明らかにするこずにある。䞋蚘の事䟋では、傷害の重症床は比范的確実に
予枬できるこずから、発生確率のみを倉化させおある。
感床分析の実甚方法は、特定のシナリオにおいお異なる発生確率を甚いお、リスクアセ
スメントを繰り返し行うものである。䟋えば、皮の入ったキャンドルを䜿甚する堎合、皮
に火が぀いお燃え䞊がり、火灜を起こす危険がある。家具やカヌテンに燃え移り、その郚
屋にいない人も毒性のガスを吞い蟌んでしたう恐れがある。
傷害予枬シナリオ
傷害の皮
類ず堎所
傷害の
重症床
皮あるいは豆に火が぀いお
燃え䞊がる。家具あるいはカ
ヌテンに火が぀く。郚屋にい
ない人が毒性のガスを吞い
蟌む。
臎呜的な
䞭毒

傷害の発生確率
導出される
発生確率
・皮あるいは豆に 0.00675
>1/1,000
火が぀く90%
(0.9)
・人がしばらくの
間郚屋にいない
30% (0.3)
・家具あるいはカ
ヌテンに火が぀
く50% (0.5) キ
ャンドルがどこ
に立おられおい
るかによる
・人が毒性のガス
を吞い蟌む5%
(0.05)
リスク
深刻
シナリオの各ステップにおける発生確率は、衚に瀺されるように掚定された。総䜓的な
発生確率は 0.00675 であり、これは衚によれば“ほんのわずかに起こり埗る>1/1,000”
レベルである。以䞊から、
“深刻なリスク”ずいう結論が導き出される。泚目するべきは、
正確な数倀0.00675が 1/1,000 よりも 1/100 に近いこずである。衚においお“> 1/1,000”
の列よりも“>1/100”の列のほうに、深刻なリスクが倚く含たれる。よっおこのリスクレ
ベル刀定にある皋床自信を持぀こずができる。
仮に毒性ガスを吞い蟌む確率のが䞍確かな数倀だずしよう。その堎合、これよりか
なり䜎い 0.1% (0.001 =1/1,000)ず掚枬しお、蚈算しなおすず総䜓的な発生確率は 0.000135
ずなり、 “考えられるが、ほずんど起こりそうにない>1/10,000”に分類される。しかし、
リスクはそのたた深刻なレベルにある。䜕らかの理由で、発生確率がたた 10 分の䞋がっ
たずしおも、リスクは高いたたであろう。したがっお、発生確率が 10 倍あるいは 100 倍倉
化しおも、リスクは深刻あるいはかなり“深刻”に近い高いたた倉化しないこずがわ
かる。以䞊のように感床分析によっお、
「リスクは深刻」であるず、かなり確信できるよう
になる。
しかしながら、䞀般にはリスクアセスメントは“玍埗のいく最悪のケヌス”に基づくべ
きである。各投入芁玠に関しおは、悲芳的過ぎおもよくないが、楜芳的過ぎおもいけない
のである。
- 100 -
衚危険源、兞型的な傷害予枬シナリオ、兞型的な傷害
危険源の分類
危険源補品の特質 兞型的な傷害予枬シナリオ
倧きさ、圢状、 障害物になる
぀たずいお転ぶ。ぶ぀かる。
衚面
空気を通さない
口や錻がふさがれる子ども
に倚い
小さなパヌツ
飲み蟌む。喉に぀たり、気道
がふさがれる子ども
。
小さなパヌツをかじ 飲み蟌む。消化管に぀たる子
る可胜性
ども。
尖った隅や先端
先端郚にぶ぀かる、もしくは
刺さる。穿刺や貫通傷害をも
たらす。
鋭い刃
䜍眮゚ネルギ
ヌ
窒息
内郚気道閉塞
消化管閉塞
穿刺、県を぀ぶす、県
内異物、聎芚損傷原
文は hearing、耳内
異物
裂傷、切陀、切断
滑りやすい面
接觊するず皮膚が裂ける、も
しくは組織たで切られる。
歩いおいお、滑っお転ぶ。
起䌏のある面
滑っお、擊れたり擊りむく。
æ“Šã‚Šå‚·
隙間や開口郚
開口郚に手足や胎䜓が入り、
指、腕、銖、頭、胎䜓、衣服
が挟たっおしたう。重力や動
䜜によっお傷害を負う。
補品が転倒する。補品の䞊に
乗っおいお萜䞋する。補品に
ぶ぀かる。電化補品が転倒し
お壊れ、垯電郚に接觊する。
電化補品が衚面の近くで加熱
し続ける。
補品が過重負担により厩壊す
る。補品の䞊に乗っおいお萜
䞋する。補品にぶ぀かる。電
化補品が転倒しお壊れ、垯電
郚に接觊する。電化補品が衚
面の近くで加熱し続ける。
補品の高所に乗っおいお、バ
ランスを厩し、支えもなく、
そのたた萜䞋しおしたう。
ピンず匵ったスプリングなど
が急に攟たれ、人に圓たる。
圧挫、骚折、切断、絞
扌
加圧された液䜓やガスが急に
攟たれるず、付近の人を打撃
する。内郚爆発によっおもの
が飛び散る。
補品にぶ぀かったり、抌し倒
される。
䞀緒に動いおいるパヌツの間
に䜓の䞀郚が挟たる。抌し぀
脱臌、骚折、圧挫、切
陀火灜・爆発の欄を
参照
䜎機械的安定性
䜎機械的匷床
高所にいる堎合
匟力性のあるものや
スプリング
圧力のかかった液䜓
やガス、真空
運動゚ネルギ
ヌ
兞型的な傷害
打撲傷、骚折
動いおいる補品
互いに反察の動きを
するパヌツ
- 101 -
打撲傷、骚折
打撲傷、脱臌、捻挫、
骚折、圧挫、感電、火
傷
打撲傷、脱臌、骚折、
圧挫、感電、火傷
打撲傷、脱臌、骚折、
圧挫
打撲傷、脱臌、骚折、
圧挫
打撲傷、捻挫、骚折、
圧挫
打撲傷、脱臌、骚折、
圧挫
互いにすれ違う動き
をするパヌツ
回転するパヌツ
互いに接近しお回転
するパヌツ
加速
飛んでくる物䜓
振動
隒音
電気゚ネルギ
ヌ
高䜎電圧
発熱
耇数の垯電郚が接近
しおいる
極端な枩床
裞火
熱い衚面
熱い液䜓
熱ガス
ぶされる。
鋏のように動いおいるパヌツ
の間に䜓の䞀郚が挟たる。せ
ん断される。
䜓の䞀郚、髪、衣服が巻き蟌
たれる。牜匕力をもたらす。
䜓の䞀郚、髪、衣服が匕き蟌
たれる。牜匕力をもたらし、
䜓の郚分に圧力をかける。
加速のかかった補品の䞊に乗
っおいお、バランスを厩し、
支えもなく、スピヌドが加わ
りながら萜䞋しおしたう。
飛んでくる物䜓にぶ぀かり、
その゚ネルギヌによっおは傷
害を負う。
補品を持っおいお、バランス
を厩し転倒する。長期間振動
しおいる補品に接觊しおいる
ず、神経疟患、骚関節障害、
脊髄損傷、血管障害を匕き起
こす。
補品が発する隒音にさらされ
る。音の倧きさず距離によっ
おは、耳鳎りや聎力損倱を匕
き起こす可胜性がある。
高電圧が流れおいる補品郚分
に觊っお、感電する。感電死
する可胜性もある。
熱くなっおいる補品に觊っ
お、火傷をする。あるいは溶
解粒子や蒞気などが発生し、
被害をもたらす可胜性があ
る。
垯電郚の間で電気アヌクや火
花が発生し、火灜や匷い攟射
が匕き起こされる危険があ
る。
火の近くにいお、衣服に火が
燃え移り、火傷をする可胜性
がある。
衚面が熱くなっおいるず気づ
かずに、觊っおしたい、火傷
を負う。
熱い液䜓の入った入れ物を持
っおいお、それを皮膚にこが
しおやけどを負う。
補品から発せられる熱ガス
高枩気䜓を吞い蟌み、肺
熱傷を負う。あるいは長期間
高枩気䜓にさらされお、脱氎
- 102 -
裂傷、切陀、切断
打撲傷、骚折、裂傷頭
郚の皮膚
、亀扌
圧挫、骚折、切断、亀
扌
脱臌、骚折、圧挫
打撲傷、脱臌、骚折、
圧挫
打撲傷、脱臌、骚折、
圧挫
聎芚損傷
感電
火傷、熱湯や蒞気に
よるやけど
県球損傷、火傷、熱
湯や蒞気によるやけ
ど
火傷、熱湯や蒞気に
よるやけど
火傷
熱湯や蒞気による
やけど
火傷
冷たい衚面
攟射物
火灜・爆発
玫倖線攟射、レヌザ
ヌ
高匷床の電磁堎、䜎
呚波あるいは高呚波
電磁波
可燃性物質
爆発性混合物
発火源
過熱
症状になる。
衚面が冷たくなっおいるず気
づかずに、觊っおしたい、凍
傷を負う。
補品が発する攟射に皮膚や県
球がさらされる。
電磁堎の近くにいお、䜓䞭
枢神経が電磁波を受ける。
可燃性物質の近くにいお、発
火源から匕火しお、傷害を負
う。
爆発性混合物の近くにいお、
発火源が爆発を起こし、衝撃
波、燃えおいるもの、さらに
は炎によっお傷害を負う。
発火源から火灜が起こる。火
炎により傷害を負う。あるい
は䜏宅火灜から発したガスで
䞭毒を起こす。
補品が過熱し、火灜や爆発を
起こす。
凍傷原文は Burn
火傷、熱湯や蒞気に
よるやけど、神経疟
患、県球損傷、皮膚が
ん、突然倉異
神経脳障害、癜血
病子ども
火傷
火傷、熱湯や蒞気に
よるやけど、県球損
傷、 県内異物、聎芚
損傷、耳内異物
火傷、䞭毒
火傷、熱湯や蒞気に
よるやけど、県球損
傷、 県内異物、聎芚
損 傷  原 文 は
hearing、耳内異物
毒物
口から摂取したり、皮膚に付
着する。
固圢物、液䜓、吐物から吞い
蟌む肺吞匕
。
急性䞭毒、炎症、皮膚
炎
肺急性䞭毒吞匕性肺
炎
、感染症
有毒ガス、有毒蒞気、 毒物を吞い蟌む。毒物が皮膚
有毒粉塵
に付着する。
肺急性䞭毒、炎症、皮
膚炎
感䜜性物質
感䜜、アレルギヌ反応
有毒の固圢物や液䜓
刺激性あるいは腐食
性のある固圢物や液
䜓
刺激性あるいは腐食
性のあるガスや蒞気
CMR 物質発がん物
質・突然倉異物質・
生殖毒性物質
埮生物汚染
埮生物汚染
補品操䜜時の
危険な姿勢
口から摂取したり、皮膚に付
着する。ガス、蒞気、粉塵を
吞い蟌む。
口から摂取する。皮膚に付着
したり、目に入る。
毒物を吞い蟌む。皮膚に付着
したり、目に入る。
口から摂取する。皮膚に付着
する。ガス、蒞気、粉塵ずな
った物質を吞い蟌む。
経口摂取、吞入、皮膚接觊を
通しお汚染された補品に接觊
する。
補品を操䜜する際に危険な姿
- 103 -
炎症、皮膚炎、皮膚火
傷、県球損傷、県内異
物
炎症、皮膚炎、皮膚火
傷、急性䞭毒もしくは
肺 や 県 球内 の 腐食 䜜
甹
がん、突然倉異、生殖
毒性
感染症、局所もしくは
党身
筋挫傷、筋骚栌疟病
危険源
過剰な劎力
解剖孊的に芋お䞍適
圓
個人の安党を無芖
䞍慮の皌動停止
操䜜䞊の䞍備
停止倱敗
突然の開始
停止䞍可胜
郚品取り付け䞍備
保護具の䞍備あるい
は誀った装着
䞍十分な譊告文字や
暙識蚘号
䞍十分な譊報
勢を取るような蚭蚈。
補品を操䜜する際に過剰な劎
力を必芁ずする蚭蚈。
人䜓構造に適応しないため操
䜜が困難もしくは䞍可胜な蚭
蚈。
補品操䜜に際し保護具を身に
着けるこずが難しい蚭蚈。
容易に皌動停止できるた
め䞍芁な操䜜を匕き起こす。
誀った操䜜を匕き起こす。安
党機胜が思うように䜜動しな
い。
補品を停止しようずしおも、
そのたた皌動し続ける。
停電時に皌動が停止するが、
危険な圢で皌動再開する。
緊急時に操䜜を停止するこず
ができない。
郚品を取り付ける際に、かな
りの劎力を芁する。補品が壊
れる。あるいは郚品の取り付
けが緩く、䜿甚時に緩む。
危険源に接觊する可胜性があ
る。
䜿甚者が譊告文字に気づかな
い。暙識蚘号を理解しない。
䜿甚者が譊報芖芚的もしく
は聎芚的を芋たり聞いたり
せず危険な操䜜をしおした
う。
捻挫もしくは筋挫傷、
筋骚栌疟病
捻挫もしくは筋挫傷
様々な傷害
様々な傷害
様々な傷害
様々な傷害
様々な傷害
様々な傷害
捻挫もしくは筋挫傷、
裂傷、切陀、打撲傷、
絞扌
様々な傷害
様々な傷害
様々な傷害
衚被害を受けやすい消費者匱者
被害を受けやすい消費者
乳幌児
幌児
幎長児
子ども
被害を受けやすい人
非垞に被害を受けやすい人
定矩
036 ヶ月
36 ヶ月8 æ­³
8 歳14 歳
䞊蚘぀の定矩を党お含む
身䜓機胜、感芚、知力が衰えた人䟋えば郚分障害者、身䜓胜
力・知力が衰えた高霢者
、あるいは経隓や知識が䞍足しおいる
人䟋えば幎長児
倚岐にわたり耇雑な障害がある人
- 104 -
衚傷害の重症床
はじめに
このガむドラむンでは、傷害の重症床は぀のレベルに区分されおいる。重芁なのは、
重症床を客芳的に評䟡するこずである。目的は異なるシナリオにおける重症床を比范し、
優先順䜍を付けるこずであっお、この段階で単䞀の傷害に぀いおその受容性を刀断するこ
ずではない。容易に回避できたず思われる傷害は、消費者にずっおは受け入れ難いものだ
ろう。しかし、圓局が䜕よりも取り返しの぀かない結果になるこずを回避しようず尜力す
るのは、圓然であるず考えられる。
重症床急性の傷害あるいはその他の健康被害を評䟡するための客芳的な刀断基準ず
しおは、医療介入の皋床、そしお被害者の身䜓機胜ぞの圱響が考えられる。䞡者は共に費
甚換算するこずが可胜だが、健康被害の圱響を金額で蚈るこずは難しいかもしれない。
これらの刀断基準を取り入れお、傷害の重症床を次のレベルに特定するこずが可胜で
ある。

基本的な凊眮通垞は医垫によるものではない応急凊眮を斜した埌、身䜓機胜障
害あるいは過床の苊痛をもたらさない。通垞、完党に回埩可胜である。

救呜救急宀での治療が必芁ずなるかもしれないが、䞀般に入院の必芁性はない。䞀
定期間、身䜓機胜に圱響を及がす可胜性があるが、それが 6 ヶ月を超えるこずはな
い。ほが完治する。
 通垞、入院が必芁になる。身䜓機胜ぞの圱響は 6 ヶ月を超え、氞久的な機胜損倱を
もたらす可胜性もある。
 脳死、生殖機胜ぞの圱響、身䜓障害をもたらす確率が 10を超える重床の四肢損倱
や身䜓機胜の損倱など、臎呜傷になり埗る。
以䞋の衚は、党 4 レベルにおける傷害の事䟋を瀺すものである。
- 105 -
傷害の皮類

裂傷、切陀
è¡šå±€
打撲傷擊り傷 è¡šå±€
挫傷、腫脹、浮腫 顔 で は 25 cm²
以䞋、䜓では 50
cm² 以䞋
脳震盪
亀扌締め付け
軜床の締め付け
捻挫、 筋挫傷、
筋骚栌疟病
脱臌
四肢
関節
脊怎脱臌や骚折
ではない
―
骚折
―
圧挫
―
傷害の重症床


çž« 合 が 必 芁 な 倖 芖神経
傷䜓では 10cm 頚動脈
を超える深さ、顔 気管
ではcm を超え 内臓噚官
る深さ
腱もしくは関節
内
癜県もしくは角
膜
気管
広い範囲
顔 で は 25 cm² 内臓噚官軜床
を超える広さ、䜓 心臓
では 50 cm² を 脳
肺胞郚に血や空
超える広さ
気が入る
短 時 間 意 識 䞍 明 長期間意識䞍明
数分
―
打撲傷、圧挫、
骚折、脱臌、切断
の結果を参照
膝靭垯筋挫傷
靭垯もしくは腱
断裂
筋断裂
鞭打ち症
四肢手指、足指、 足銖
手銖
手、足
肩
肘
腰
顎
膝
歯のぐら぀き
脊怎 <spine>
四肢手指、足指、 足銖
脚倧腿骚・䞋肢
手、足
腰
手銖
倧腿郚
腕
頭蓋骚
肋骚
脊怎軜床の圧迫
胞骚
骚折
錻
顎重床
æ­¯
喉頭
顎
倚発性肋骚骚折
県呚蟺の骚
胞郚に血や空気
が入る
―
四肢手指、足指、
手、足
肘
足銖
手銖
前腕
- 106 -

気管支
食道
倧動脈
脊髄䜎䜍
内臓噚官の深い
裂傷
高䜍脊髄切断
脳重床の損傷
機胜障害
脳幹
脊髄麻痺
昏睡
窒息亀扌の
欄を参照
―
脊 柱 <spinal
column>
頞郚
脊柱
脊髄
䞭倮䜎䜍の頞郚
胞重床の圧挫
脳幹
切断
―
―
刺傷、穿刺
衚皮のみ軜床の
深さ
衚皮より深い
腹壁臓噚に圱響
はない
経口摂取
―
―
気道閉塞
―
―
窒息亀扌
―
―
溺氎溺死
火傷熱湯や蒞
気によるやけど
―
1 床で䜓衚の
100たで
床で䜓衚の
未満
―
床で䜓衚の
15
感電
局所的な圱響䞀
時的な痙攣もし
くは筋肉麻痺
神経疟患
電流によっお
火傷する可胜性
があるこずから
火傷の欄も参照
―
県球損傷、 県内
―
異物
聎芚損傷、耳内異
物
―
䞭毒経口摂取、 䞋痢、嘔吐、局所
吞入、皮膚から 症状
―
脚
肩
気管
喉頭
骚盀
手指数本
足指数本
手
足
腕郚分
脚
県球
県球
内臓噚官
胞壁
内臓噚官損傷摂
取物が食道䞊郚
に詰たった堎合
は気道閉塞の欄
を参照
脳ぞの酞玠流が
閉塞されるが、そ
の圱響は氞久的
には残らない。
脳ぞの酞玠流が
閉塞されるが、そ
の圱響は氞久的
には残らない。
―
床で䜓衚の 16
35、もしくは
床で䜓衚の
35以䞋
気道熱傷
―
癲癇性発䜜
電磁堎による神
経ぞの圱響
―
郚分的な芖力喪
倱
氞久倱明片県
―
郚分的な聎力喪
倱
聎力損倱片耳
回埩可胜な内臓 回埩䞍可胜な内
噚官損傷肝臓、 臓 噚 官 損 傷  食
- 107 -
䞡四肢
倧動脈
心臓
気管支
腹郚臓噚肝臓、
腎臓、腞など
氞久的な内臓噚
官障害
脳ぞの酞玠流が
閉塞され、その圱
響が氞久的に残
る。
臎呜的な窒息
亀扌
溺死
床もしくは
床で䜓衚の 35
未満
呌吞補助を必芁
ずする気道熱傷
感電死
―
氞久倱明䞡県
聎力損倱䞡耳
回埩䞍可胜な神
経系損傷
腎臓、軜床の溶血
性貧血など
炎症、皮膚炎、炎 軜床の局所炎症
症、物質の腐食䜜
甚吞入、皮膚
アレルギヌ反応
もしくは感䜜
アレルギヌ性接
觊皮膚炎、衚面及
び局所
長期にわたる物
質ずの接觊もし
くは攟射線照射
による損傷
䞋痢、嘔吐、局所
症状
埮生物孊的な感
染
道、胃、肝臓、腎
臓、溶血性貧血な
ど、回埩可胜な
神経系損傷
肺呌吞䞍党
化孊性肺炎
回埩䞍可胜な党
身性䜜甚
郚分的な芖力喪
倱
腐食䜜甚
感䜜、広範囲のア 匷床の感䜜、倚様
レルギヌ性接觊 な物質に察しお
皮膚炎
匕き起こされる
アレルギヌ
回 埩 可 胜 な 内 臓 神経系の損傷県
噚官損傷肝臓、 球 ミ オ ク ロ ヌ ヌ
腎臓、軜床の溶血 ス症候矀OPS
など、回埩䞍可
性貧血など
胜な内臓噚官損
傷食道、胃、肝
臓、腎臓、溶血性
貧血など、回埩
可胜な神経系損
傷
回埩可胜な損傷
回埩䞍可胜な圱
響
回埩可胜な県球
損傷
回埩可胜な党身
性䜜甚
炎症䜜甚
臎死
肺呌吞補助が
必芁
仮死
アナフィラキシ
ヌ反応、ショック
臎死
がん癜血病
生殖機胜ぞの圱
響
子孫ぞの圱響
䞭枢神経系の抑
制
長期間の入院が
必芁な感染、
抗生物質耐性菌、
臎死
衚傷害の発生確率
補品の予芋可胜な耐甚期間䞭に傷害を匕き起こす確率
ほが確実、起こり埗る
 50 %
かなり起こり埗る
 1/10
めったにないが起こり埗る
 1/100
ほんのわずかに起こり埗る
 1/1,000
考えられるが、ほずんど起こりそうにない
 1/10,000
ほずんどあり埗ない
 1/100,000
䜕らかの力が加えられない限り䞍可胜
 1/1,000,000
事実䞊䞍可胜
 1/1,000,000
- 108 -
衚傷害の重症床ず発生確率の組み合わせから芋たリスクレベル
傷害の重症床
補品の予芋可胜な耐甚期間䞭に傷害を匕き起こす確率
ほが確実、起こり埗る
 50 %
かなり起こり埗る
 1/10
めったにないが起こり埗る
 1/100
ほんのわずかに起こり埗る
 1/1,000
考えられるが、ほずんど起こりそうにない  1/10,000
ほずんどあり埗ない
 1/100,000
䜕らかの力が加えられない限り䞍可胜
 1/1,000,000
事実䞊䞍可胜
 1/1,000,000

S
S
S
S
S
H
Sig
L

S
S
S
S
H
Sig
L
L

S
S
S
H
Sig
L
L
L

H
Sig
Sig
L
L
L
L
L
S – Serious Risk深刻なリスク
H – High risk高いリスク
Sig – Significant risk有意なリスク
L – Low risk䜎いリスク
甚語解説
Hazardハザヌド
傷害や損害を匕き起こす危険源。このガむドラむンでは、リスクアセスメントにおいお危
険源を枬定する方法は、起こり埗る傷害もしくは損害の重症床である。
Product hazardプロダクトハザヌド
補品の特質によっおもたらされる危険源。
Riskリスク
危険源ず傷害発生確率ずのバランスの取れた組み合わせ。危険源か発生確率、どちらか䞀
方の芁玠だけでは説明できない。
Risk assessmentリスクアセスメント
぀のステップによる危険源の特定ず評䟡の手順。
― 危険源の重倧性を特定。
― 消費者が圓該の危険源によっお傷害を負う確率を刀定。
― 危険源ず発生確率の組み合わせ。
Risk-levelリスクレベル
「深刻serious
」「高いhigh
」「有意significant」「䜎いlow」に分類されるリス
クの皋床。リスクの最も高いレベルが特定された時点で、リスクアセスメントは完了
する。
Risk managementリスクマネヌゞメント
リスクアセスメントずは別に、リスクの削枛や陀去を目的ずするフォロヌアップ・アクシ
ョン。
- 109 -
【Rapid Alert System for Non-Food Productsに぀いお】
http://ec.europa.eu/consumers/safety/rapex/index_en.htm
に基づく緊急譊報システムで、補品安党にかかわる情報を加盟囜間で亀換す
るシステム
では、毎週加盟囜から報告された危険な補品に関する情報を公開しおいる。
は、における危険な消費生掻甚補品の緊急譊告システムである食品、薬
品、医療機噚など他の仕組みでカバヌされおいるものを陀く。消費者の健康ず安党に深
刻な危険を及がす補品の䜿甚や販売を制限したり止める措眮をずるために、加盟囜ず欧州
委員䌚ずの迅速な情報亀換を促進するシステムである。囜内圓局による指瀺ず補造者及び
販売事業者による自䞻的措眮の双方がによっお報告される。
はどのように運甚されおいるか
・危険な補品䟋えば、玩具や育児甚品、家庭甚品などが報告されるず、所蜄の囜内圓
局がリスクを排陀するために適切な察策を行う。垂堎から補品を匕き揚げ、消費者から回
収し、譊告を出す。そしお、各囜の連絡窓口から欧州委員䌚の保健・消費者保
護総局ぞその補品ず消費者がさらされおいる危険に぀いお報告され、事故や危険を防ぐ措
眮がずられる。
・欧州委員䌚は、他のすべおの加盟囜の連絡窓口ぞ向けお情報を発信する。
危険な補品の情報ずその危険の排陀に関する察応に぀いおは、毎週むンタヌネット䞊で発
衚される。
・各加盟囜の連絡窓口には、圓局が新たに通報された危険な補品が垂堎に
あるかどうかを確認する責任がある。もしあれば、リスクを排陀するための察策を講じる、
぀たり垂堎からその補品を匕き揚げさせ、消費者から回収し、譊告を出す。
【加盟囜の担圓窓口リスト】
http://ec.europa.eu/consumers/safety/rapex/contact_points.pdf
●AUSTRIA
Mr Helmuth PERZ
Federal Ministry of Social and Consumer Protection Unit III/2
Radetzkystrasse 2, AT – 1031 Wien
Tel. +43 1 71 100 25 - 11
Fax +43 1 71 89 470 - 2182
[email protected]
[email protected]
●BELGIUM
Mr Gautier MANIQUET
Mr Jan DECONINCK
Federal Public Service Economy, SMEs, Self-employed and Energy DG Quality & Safety
Division Regulation & Enforcement Policy Consumer Safety Service Boulevard du Roi
Albert-II 16 B – 1000 Brussels
Tel. +32 2 277 93 72 Fax +32 2 277 54 38
[email protected]
www.economie.fgov.be
www.economie.fgov.be/protection_consumer/security/home_nl.htm
●BULGARIA
Mrs Rumyana PEKANOVA (RAPEX Contact Point)
- 110 -
Commission for Consumer Protection
4A Place Slaveykov , BG – 1000 Sofia
Tel. +359 2 93 30 559
Fax +359 2 98 84 218
[email protected]
www.kzp.bg
www.mee.government.bg
●DENMARK
Mr Bjarne LEHRMANN
Inspektør - Sikkerhedsstyrelsen
Danish Safety Technology Authority
Nørregade 63, DK – 6700 Esbjerg
Tel. +45 33 73 20 00
Dir. +45 33 73 21 04
Fax +45 33 73 20 99
[email protected]
www.sik.dk
●FINLAND
Ms Riitta OJALA (RAPEX Contact Point)
Ms Anna Pukander (in the absence of the RAPEX Contact Point)
The Finnish Consumer Agency
Haapanienmenkatu 4, PO Box 5, FI – 00 531 Helsinki
Tel. +358 9 77 26 7524
+358 9 77 26 7294
Fax +358 9 7726 75 86
[email protected]
●FRANCE
Mr Steve LE MENTEC & Mr Frederic VICTORIEN &
Mr Yannick BAILBLED (RAPEX Contact Points)
Direction Générale de la Concurrence, de la Consommation et de la Répression des
Fraudes
59, boulevard Vincent Auriol, FR – 75 703 Paris Cedex 13
Tel. +33 1 44 87 17 17
Tel. +33 1 44 97 31 76 (LE MENTEC)
[email protected]
www.minefi.gouv.fr/DGCCRF
●GERMANY
Mr Peter WANDERS & Mr Jochen BLUME (RAPEX Contact Points)
Bundesanstalt für Arbeitsschutz und Arbeitsmedizin
Federal Institute for Occupational Safety and Health
Gruppe 2.1 – Produktbeschaffenheit, Grundsatzfragen
Friedrich-Henkel-Weg 1-25, DE – 44 149 Dortmund
Tel. +49 231 9071 23 09
Fax +49 231 9071 23 64
[email protected]
- 111 -
www.bmelv.de
www.bmas.bund.de/BMAS/Navigation/Arbeitsschutz/Technischer-Arbeitsschutz/geraete
-und-produktsicherheit.html
●IRELAND
Mr Dermot KAVANAGH
Commercial Practices Division,
4 Harcourt Road, IE – Dublin 2
Tel. +353 1 40 25 508
Fax +353 1 40 25 501
[email protected]
www.consumerconnect.ie
www.nca.ie
National Consumer Agency
●ITALY
Mr Antonio VECCHI & Mrs Donatella MELUCCI (RAPEX Contact Points)
Direzione generale per l’armonizzazione del Mercanto e la tutella dei consumatori
Via Molise, 2 IT – 00 187 Roma
Tel. +39 06 47 05 25 94
+39 06 47 05 27 79
Fax +39 06 47 05 20 46
[email protected]
[email protected]
www.sviluppoeconomico.gov.it
●LUXEMBOURG
Mr Manou GILLEN (RAPEX Contact Point)
ILNAS (Institut luxembourgeois de la normalisation, de l'accréditation, de la
sécurité et qualité des produits et services)
34, avenue de la Porte-Neuve, B.P. 10, LU – 2010 Luxembourg
Tel. +352 46 97 46-29
Fax +352 46 97 46-49
[email protected]
www.ilnas.lu
●MALTA
Mr Michael CASSAR
Head - Market Surveillance Directorate
Malta Standards Authority
2nd Floor, Evans Building, Merchants Street, MT – Valletta, VLT03
Tel. +356 21 242420
Fax +356 21 242406
[email protected]
www.msa.org.mt
●the NETHERLANDS
Mr V. CACERES (RAPEX Contact Point)
Voedsel en Waren Autoriteit
Afdeling Keuringsdienst van Waren, Postbus 19506, NL – 2500 CM Den Haag
- 112 -
Tel. +31 70 448 48 48
Fax +31 70 340 54 35
[email protected]
www.vwa.nl
●NORWAY
Mrs Liv-Eli RODLAND (RAPEX Contact Point)
Directorate for Civil Protection and Emergency Planning
PO Box 2014, NO – 3103 Tønsberg
Tel. +47 33 41 25 00
Fax +47 33 31 06 60
[email protected]
www.dsb.no
●PORTUGAL
Mrs Isabel ESPINHEIRA (RAPEX Contact Point)
Mrs Fátima SANTOS (Deputy)
Direcção-Geral do Consumidor
Praça Duque de Saldanha, 31 - 2°, PT – 1069 - 013 Lisboa
Tel. +351 21 356 46 12/00
Fax +351 21 356 47 19
[email protected]
www.consumidor.pt
●SWEDEN
Ms Lena BÄCKLUND (RAPEX Contact Point)Ms Maria HOLMBERG (in the absence of the Rapex
Contact Point)Swedish Consumer Agency
Box 48, SE – 65102 Karlstad
Tel. +46 771 423 300
Fax +46 54 194 195
[email protected]
[email protected]
www.konsumentverket.se
●SLOVENIA
Mr Luka RUS (RAPEX Contact Point)
Market Inspectorate of Republic of Slovenia
Parmova 33, SI – 1000 Ljubljana
Tel. +386 12 808 745
Fax +386 12 808 740
[email protected]
www.mg.gov.si
●SPAIN
Mr Carlos ARNAIZ RONDA (RAPEX Contact Point)
Instituto Nacional del Consumo
Ministerio de Sanidad y Consumo
c/ Príncipe de Vergara 54, ES – 28071 Madrid
Tel. +34 91 57 55 240
- 113 -
Fax +34 91 57 63 927
[email protected]
www.consumo-inc.es
●UNITED KINGDOM
Mrs Yeshim HALIL (RAPEX Contact Point)
General Product and Services Safety / Rapex Unit
Consumer and Competition Policy Directorate
Department for Business, Enterprise and Regulatory Reform
Bay 428, 1 Victoria Street, UK – London SW1H 0ET
Tel. +44 20 7215 0362
Fax +44 20 7215 0357
[email protected]
www.berr.gov.uk
●EFTA Surveillance Authority
Mr Steven VERHULST & Ms Tuija RISTILUOMA & Ms Lindsay JORE & Ms Danielle De Borger
(RAPEX Contact Points)
EFTA Surveillance Authority
Rue Belliard, 35, BE – 1040 Brussels
Tel. +32 2 286 18 71
Fax +32 2 286 18 00
[email protected]
www.eftasurv.int
◆ “”
2004幎に保健・消費者保護総局は䞭囜の囜家品質監督怜査怜疫総局
ずの間で亀わした芚曞の䞀぀が、The RAPEX-CHINA systemである。
RAPEX-CHINAオンラむンシステムは、ず䞭囜の間で補品安党管理のデヌタを垞時迅速に
亀換するためのシステムである。DG-SANCOは䞭囜圓局に察し、危険ず特定され、その結果
犁止され、加盟囜が垂堎から回収しおシステムを通じお欧州委員䌚ぞ報告され
た䞭囜補品に関する情報を提䟛する。
は、デヌタベヌスにアクセスしお受け取ったすべおの通知を調査し、必芁があ
れば危険な消費生掻甚補品のぞ向けおの曎なる茞出を制限したり防ぐ措眮を講じる。
は、欧州委員䌚ぞ、のデヌタを元に行われた調査結果ず危険な補品
に関しお取られた察策に぀いお詳现な報告を行う。これらの報告は四半期ごずに行われる。
【Enhancing market surveillance through best practice】
ベストプラクティスによる垂堎監芖掚進匷化プロゞェクト
欧州経枈領域加盟囜内の垂堎監芖組織においお、専門知識ず実践経隓の基本氎
準を確保しおいくためのプロゞェクトである。欧州委員䌚のDG-SANCOの経枈的支揎を受け、
PROSAFEによっお運営されおいる。
●このプロゞェクトでは、以䞋の事項の構築をめざしおいる。
・さたざたな囜の間で行われおいる垂堎監芖゚リアにおけるベストプラクティスをさら
に充実させおいくこず
・すべおの単䞀垂堎に公平な垂堎監芖が行われるように調敎をしおいくこず
・基本的な知識基盀や「ベストプラクティスハンドブック」、「リスクアセスメントハ
ンドブック」がのネットワヌクにおいおのみ共有されるのではなく、他の指什
- 114 -
の管理協力グルヌプや、消費者や䌁業においおも認められるものにしおい
くこず泚では各指什ごずに管理協力グルヌプを蚭眮しおいる
・消費者や䌁業に察し、単䞀垂堎監芖の信頌性を高めおいくこず
●このプロゞェクトには以䞋の倚くのグルヌプが関わっおいる
European Product Safety Network補品安党ネットワヌク
Prosafe補品安党執行フォヌラム
Adco-Lvd䜎電圧指什管理グルヌプ
Adco-Machines機械指什管理グルヌプ
Adco-Toys玩具指什管理グルヌプ
Adco-Ppe身䜓防護甚具指什管理グルヌプ
Consumer & Business Sectors消費者ず産業郚門
Other Related Organizations such as Eurosafe他の関連機関
このプロゞェクト党䜓を通しお関わるこれら党おのグルヌプの察等で協調的なレベルが実
質的で長続きするこずが想定される。これは、より協調的な垂堎監芖を確保するために倧
倉重芁である。
たた、実際に日々の業務を行う垂堎監芖担圓者間の経隓を共有し、ネットワヌクを構築す
る圹目を果たすものである。
このプロゞェクトでは、特に、小さな事務局の蚭眮やペヌロッパのさたざたな囜からの非
垞に高い参加率によっお、䞀旊プロゞェクトが動き出せば、付加的な利益が容易に埗られ
る、䟋えば、ペヌロッパ補品安党ネットワヌクが容易に利甚できるよう迅速に情報を議論
する堎を立ち䞊げるためのベヌスずしおを掻かす可胜性を議論するような
こずが考えられる。このプロゞェクトのフォロヌアップずしお、氞続的な解決策のサポヌ
トが提案されるであろう。
このプロゞェクトのスピルオヌバヌ効果は、垂堎監芖業務ぞの効果が芋られたり、それぞ
れの担圓責任者からの信頌が増すだけでなく、単䞀垂堎内の補品安党のレベルがより高く
なるこずが考えられる。
スピルオヌバヌ効果公共サヌビスや経枈䞻䜓の䟿益がそのための費甚を負担しない
倖郚にも及ぶ効果のこず。
●プロゞェクトの組織に぀いお
は、欧州委員䌚からの党面的な支揎により、補品安党執行フォヌラムProsafe
のメンバヌにより実斜されおいる。及びその他の囜々もたたこのプロゞェクトに
資金を拠出しおいる。の15名のメンバヌが資金的なサポヌトを受けおこの
プロゞェクトに参加しおおり、から1名、から1名ずなっおいる。
【2007幎12月11-12日のワヌクショップに぀いお】
http://www.emars.eu/Risk_Assessment.html
2006幎から2007幎にかけお、欧州委員䌚は、加盟囜の専門家の協力を埗お、リ
スクアセスメントガむドラむンの改定を行った。改定ガむドラむンの報告ず審議のために、
委員䌚は加盟囜、産業界、などからの参加者を察象ずしたワヌクショップを開催し、
ガむドラむンの背景ず抂芁、たた実際の事䟋に察しどのように適甚するか説明を行った。
◆背景
倚くのペヌロッパの垂堎監芖圓局は、珟圚プロゞェクトに参加しおいる。プロ
ゞェクトの目的は、情報を共有し、さらに垂堎監芖を協働しお行うための進め方に぀いお
コンセンサスを埗るこずである。
『Best Practice in Market Surveillance』は、このプロゞェクトに぀いお予定されおい
た成果の䞀぀である。この本の抂芁は、2007幎10月のワヌクショップで発衚されおいる。
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この本の䞭に補品のリスクアセスメントの章が含たれおおり、加盟各囜の専門家チヌムに
よっおその章が曞かれ、原皿は入手可胜である。
◆ガむドラむンぞのリンクに぀いお
䞊蚘のように、2006 幎始めより、European working group (WG IRAG) では、
申請においお䜿甚されおいるリスクアセスメントの手法の改定が議論されおいた。欧州委
員䌚は、12 月 11 日のに基づくリスクアセスメントガむドラむンに぀いおのワ
ヌクショップにおいお、改定案を発衚した。関係者による怜蚎が行われ、その埌新しい
ガむドラむンが取り纏められた。
のリスクアセスメント専門家チヌムもこのワヌキンググルヌプず共に䜜業を行
っおきたが、その目的は、消費垭掻甚補品のリスクアセスメントの珟行のベストプラクテ
ィスずしお新しいガむドラむンの普及させるこずである。『The Best Practice book』で
は、リスクアセスメントに関する远加情報、問題や事䟋などの実践的解決法を玹介しおい
る。
◆ワヌクショップに぀いお
12 月 11 日のワヌクショップに合わせお、
リスクアセスメントチヌムは、
12 日に垂堎監芖に埓事しおいる参加者を招き半日のミヌティングを開いた。リスクアセス
メントの専門家はすでにブラッセルに来おおり、book のリスクアセスメントの
章に぀いお芋圓するにはうっお぀けの参加者であるず期埅しおいる我々は、このスケゞ
ュヌルの遞定が䞡䌚議を぀なぐために倧倉効果的であるず期埅しおいる。
◆ワヌクショップの目的
ワヌクショップは、垂堎監芖におけるベストプラクティスのリスクアセスメン
トの章の案を怜蚎する機䌚ずなるであろう。参加者は、この章の内容がペヌロッパにおけ
るベストプラクティスずしお芋なされるかどうかを議論できるであろう。我々は、いく぀
かの事䟋を通しお、双方向的にこれを行い、困難な課題に関する考えを怜蚌し、指摘され
たこずすべおを蚘録する予定である。ワヌクショップの埌、チヌムは最終案を
曞き盎し、むンタヌネット䞊で公衚する。
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補品の流通における認蚌及び垂堎監芖に関する芁件を芏定する芏則
(EEC)No339/93
欧州連合の欧州議䌚及び理事䌚
ストラスブヌル、2008 幎 7 月 9 日 2007/0029 (COD) LEX 901 PE-CONS 3614/4/08 REV 4 COMPET
76 ECO 30 ENT 43 MI 76 UD 26 CODEC 254
欧州議䌚・理事䌚芏則
2008幎7月9日付 補品の流通における認蚌及び垂堎監芖に関する芁件を定める欧州議䌚・理
事䌚芏則(EC) No .../2008を改正する欧州議䌚・理事䌚芏則(EEC) No 339/93 (EEA関連文
曞)
欧州議䌚及び理事䌚は、
条玄、ずりわけ第95条及び133条に配慮し、
欧州委員䌚の提案を考慮し、
欧州経枈瀟䌚委員䌚の芋解を考慮し(1)、
地域委員䌚の諮問を受け
条玄251条の手続きに埓っお(2)、以䞋の芏則を承認した。
(1) 官報 C120、2008.5.16 p.1
(2) 2008幎2月21日付け欧州議䌚の芋解官報では未公衚及び2008幎月23日の理事
䌚決定
以䞋の条件の䞋で、:
(1) 欧州共同䜓域内においお自由移動によっお利益を受ける補品が、劎働環境の健康ず安
党、消費者の保護、環境ずセキュリティの保護ずいった高氎準の公益の保護に関する芁求
を満たすこずを確保する必芁がある。補品の自由移動が、共同䜓域内調和芏定や他の関連
する共同䜓芏則によっお認められおいるより倧きい範囲を保蚌されないずいうこずではな
い。
本条項は、埓っお、第䞉囜からの補品ずそのマヌクの管理、垂堎監芖及び認蚌に関す
る芏則に埓うべきものである。
(2)認蚌ず垂堎監芖における芏則ず原則の包括的枠組みを確立する必芁がある。この枠組み
は、健康、消費者や環境の保護などの公益を保護する目的を明蚘した条項を含む珟行法什
の実質的な芏則に圱響が及ぶものではないが、しかし運甚の促進を目指すものである。
(3)本芏則は、補品の流通に関する䞀般的枠組みに぀いおの欧州委員䌚及び理事䌚決定
(1)No/2008/ECを補完するものである。
(1) 官報日付ず番号に2615/08を挿入する。
(4) 珟圚流通する、たたは、今埌開発される党おの補品に぀いお共同䜓法で芏定するこず
は倧倉困難である幅広くあらゆる補品に察応する共通の法的枠組みが必芁であり、具䜓
的には改正が求められおいる珟行の法什の脱萜を補完し、そしお特に、条玄第95条が
求めおいる環境ならびに消費者の健康ず安党の高氎準の保護の確保を目的ずする珟行又は
将来策定される特定の法什を補完する幅広い法的な枠組みが必芁である。
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(5) 本芏則で制定された垂堎監芖の枠組みは、垂堎監芖および関連の条項の執行に関する
共同䜓域内調和芏定の珟行の芏定を、補完し匷化するものである。しかしながら、特別法
の原則に埓っお、この芏則は、共同䜓域内調和芏定における他の珟行及び将来策定される
芏則においお、同じ目的、性質、効果のある特定の条項がない限り、適甚されるべきもの
である。䟋ずしお以䞋のものがあげられる麻薬前駆物質、医療機噚、人䜓及び家畜甚医
薬品、自動車および航空機。本芏則にある同様の条項は、埓っお、そのような特定の条項
の察象ずなる領域で適甚されるべきではない。
(6) 䞀般補品安党指什2001/95/EC(1)に消費者甚補品の安党性を確保するための芏定が
蚭けられた。
垂堎監芖圓局は、指什に基づき、より具䜓的な措眮を取るこずができる。
(1) 官報 L 11, 15.1.2002, p. 4.
(7)しかしながら、高氎準の消費者甚補品の安党性を達成するためには、指什(2001/95/EC)
に芏定されおいる垂堎監芖のメカニズムが、本芏則で定められた原則に埓っお、重倧なリ
スクを有する補品に関する察策が匷化されるべきである。
(8) 認定は、適合性評䟡ず垂堎監芖を含み、適合性の適甚芁件を審査し確保するよう策定
されたシステム党䜓の䞀郚である。
(9) 認定の有効性は、芏定の芁件ずの適合性を確保する圹割を持぀機関の技術的胜力を芏
定しおいるずいう事実にある。
(10)これたで共同䜓芏暡で芏定されなかった認蚌が、すべおの加盟囜においお実斜される。
その掻動のための共通芏則の䞍足は、共同䜓党䜓に異なるアプロヌチず異なったシステム
をもたらし、その結果、審査の遂行に適甚される厳しさの床合いは加盟囜の間で異なっお
いた。埓っお、認蚌の包括的枠組みを開発し、そしお、その運営ず組織に関する原則が共
同䜓芏暡で制定される必芁がある。
(11)統䞀された囜内認定機関の蚭眮は、各加盟囜内の機胜の配分に偏りなく行なわれるべ
きである。
(12)共同䜓域内調和芏定が適合性評䟡機関の遞定を、その実珟性、透明性、認蚌性による
ず芏定しおいるように、本芏則においおも芏定しおいるが、適合性蚌明曞に必芁な信頌性
を確保するには、共同䜓党䜓を通しお、囜内公共機関が、その機関のその技術的胜力を掚
奚する方法で瀺すず刀断されるべきである。しかしながら、囜内圓局は、圌ら自身がこの
評䟡を実斜する適切な手段を有するず刀断するこずができる。そのような堎合、他の囜内
圓局によっお行なわれた評䟡の信頌性に぀いお適切な氎準を確保するため、関連する通垞
芁件を審査した適合性認蚌機関のコンプラむアンスを瀺すために必芁な蚌拠曞類を、委員
䌚䞊びに他の加盟囜に提䟛しなければならない。
(13)拘束力のある芏則によっお機胜する認定のシステムは、適合性評䟡機関の胜力ずその
認定の結果ずしお発行される蚌明曞及び詊隓結果報告曞に関しおは、加盟囜間盞互の信頌
性を匷化する助けずなるものである。それによっお、盞互承認の原則が匷化され、埓っお、
認定に぀いおの本芏則の条項は、芏制される分野、芏制されない分野のどちらであっおも
適合性の審査を行なう関連機関には適甚される。重芁な問題は、品質蚌明曞及び怜査報告
曞が芏制されおいる分野か吊かを問わないこずであり、分野による制限がないこずである。
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(14)本芏則においおは、囜内認定機関による非営利の運営は、その機関の運営者たたは䌚
員のリ゜ヌスにどのような利益も発生しない掻動であるず理解されるべきである。囜内認
定機関には、利益の分配や事業の拡倧ずいう目的はないが、支払い又は収入ず匕き換えに、
サヌビスを提䟛するこずはある。そのようなサヌビスから発生する超過所埗は、その機関
の䞻たる業務が本来のものであるかぎりにおいお、その掻動の展開のための投資に利甚す
るこずができるものである。囜内認定機関の䞻たる目的は、いかなる利益をも生み出すこ
ずを意図しない掻動をサポヌトし、たた、積極的に取り組むものであるこずが重芖される
ものであるべきである。
(15)認定の目的は、適合性評䟡掻動の公的な宣蚀を提䟛するこずにあり、加盟囜は、耇数
の囜内認定機関を保持するべきではなく、その掻動の客芳性ず公平性を守るための方法が
敎備された機関を確保するべきである。
そのような囜内認定機関は、商業的な適合性評䟡掻動を独立的に実斜するべきである。埓
っお、囜内認定機関は、その法的地䜍に関わりなく、その任務遂行においお、公的暩嚁を
行䜿するものであり、加盟囜は、それを確保するこずを適切に行なうものである。
(16) 適合性評䟡機関の胜力を評䟡し継続的な監督を行なうためには、その技術的知識ず経
隓ずその評䟡を実斜する胜力を刀断するこずが䞍可欠である。埓っお、囜内認定機関は、
関連知識、その任務を適切に遂行する手法ず胜力を保持するこずが必芁である。
(17) 認定は、原則ずしお、独立した掻動ずしお実斜されるべきである。加盟囜は、特別な
任務達成のため、経枈的揎助の確保をするべきである。
(18)囜内認定機関の蚭眮が、それを蚭眮する加盟囜にずっお経枈的に有意矩でも持続可胜
でもない堎合、その加盟囜は、他の加盟囜の囜内認定機関を利甚し、たた、可胜な限り利
甚されるこずが掚奚される。
(19)囜内認定機関間の競合は、その掻動の商業䞻矩を導くものであり、適合性評䟡連鎖に
おける管理の最終段階ずしおの圹割は、互換性のないものである。本芏則の目的は、欧州
連合域内で、1件の認蚌蚌明が連合党域で十分であるこずを確保するこずである。そしお、
付加コストは発生しおも付加䟡倀のない、倚重認蚌をさけるこずである。
囜内認定機関は、第䞉囜の垂堎においお競合するこずが刀明した堎合、共同䜓域内での掻
動、たた、本芏則で承認される機関によっおオヌガナむズされた協同䜜業やピア・゚バリ
ュ゚ヌションに圱響が及ばないようにしなければならない。
(20)耇数の認蚌を避けるために、そしお認蚌蚌明の受理及び承認を匷化するために、たた、
適合性評䟡機関の審査を効果的に監督するために、適合性評䟡機関は、それが蚭立されお
いる加盟囜の囜内認定機関に認蚌を求めなければならない。
それでも、その加盟囜自䜓に囜内認定機関がない、たたはあっおも求められる認蚌サヌビ
スを提䟛する胜力がない堎合に備えお、適合性評䟡機関が他の加盟囜に認蚌を芁請するこ
ずができるこずを確保する必芁がある。
そのような堎合、適切な連携ず情報の亀換が囜内認定機関の間で行なわれるべきである。
(21) 囜内認定機関が、本芏則の芁件を満たし、矩務を果たすこずを確保するためには、加
盟囜が認蚌制床の正垞化を支揎し、定期的に囜内認定機関を監督し、必芁ずされる劥圓な
時間枠の䞭で適切な是正措眮を取るこずが重芁である。
(22) 適合性評䟡機関の胜力のレベルの等䟡性を確保するために、たた、盞互承認を促進し、
認蚌機関によっお亀付される適合性評䟡蚌明曞の総合的な承諟を進展させるために、囜内
認定機関は、厳しく、透明性のあるピア・゚バリュ゚ヌション制床を運営し、定期的にそ
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の審査を受ける必芁がある。
(23) 本芏則は、認蚌の分野においおある機胜に関しおは、欧州芏暡で唯䞀の組織を承認し
おいる。欧州認定協力機構("EA")は、その䞻たる䜿呜は、欧州内の適合性評䟡機関の胜力
の審査の透明性ず品質を促進するこずであるが、加盟囜及び他の欧州各囜の囜内認定機関
におけるピア・゚バリュ゚ヌション制床を運甚しおいる。その制床は、その効果が蚌明さ
れ、盞互の信頌をもたらすものである。EAは、埓っお、本芏則で承認された最初の機関で
あり、加盟囜は、その囜内認定機関がそのように承認されるこずを求めお、の䌚員ず
なっおいる。たた同時に、将来の必芁性を考慮し、本芏則で承認される関連機関の倉曎の
可胜性に぀いおも芏定されるものずする。
(24) 各囜内認定機関の間における有効な連携は、ピア・゚バリュ゚ヌションの適正な実斜
や囜境を越えた認蚌には䞍可欠である。透明性を期すためには、埓っお、囜内認定機関自
身が情報を亀換する矩務を芏定し、そしお囜内圓局ず委員䌚に関連する情報を提䟛する提
䟛するこずが必芁である。認蚌掻動の有甚性に関する新しく正確な情報もたた公開され、
特に適合評䟡機関にずっお手に入れやすくするべきである。
(25)分野別認蚌のスキヌムは、特定の詳现な技術たたは、保健及び安党性関連の芁件が課
されるずころの必芁な保護のレベルを確保するためには、適合性評䟡機関の胜力に関する
䞀般芁求事項が十分ではない分野の掻動をカバヌするものである。
がその自由で幅広い専門技術を持぀ずいう事実を螏たえ、特に、共同䜓法の察象ずな
る分野に぀いおは、そのようなスキヌムの䜜成が芁請されるべきである。
(26) 共同䜓域内調和芏定の等䟡で䞀貫性のある斜行を確保する目的のため、
本芏則は、加盟囜によっお達成された目的の背景に察する最䜎芁件が定矩されおいる共同
䜓垂堎監芖の枠組み䞊びに加盟囜内の情報亀換を含む事務的な連携の枠組みを導入するも
のである。
(27) 取り扱い事業者が認定された適合性評䟡機関によっお発行された適合性を蚌明する
報告曞や蚌明曞を保持しおいる堎合、関連する共同䜓域内調和芏定が報告曞たたは蚌明曞
を芁求しないずころでは、補品抂芁の確認を行なう際に、垂堎監芖圓局は、それらを十分
考慮するものずする。
(28) 囜内芏暡及び囜境を接した囜同士の情報の亀換、違反や、危険な補品が垂堎に投入さ
れる前にも関わらず業務停止をもたらす行為調査に関する関係圓局間の連携は、䞻に、海
枯においお、それらを特定する措眮の匷化、そしお健康や安党性保護及び囜内垂堎のスム
ヌズな運甚を保蚌するこずは䞍可欠である。囜内の消費者保護圓局は、囜内芏暡で、囜内
垂堎監芖圓局ず連携すべきである、そしお、リスクが疑わしい補品に関連する情報の亀換
を行なうべきである。
(29) リスクアセスメントは、あらゆる関連デヌタを考慮し、可胜な限り、問題の補品に関
するリスクの詳现なデヌタを取るべきである。たた、リスクを軜枛しようず努める取り扱
い事業者によっお取られる察策に぀いおも考慮すべきである。
(30)ある補品に重倧なリスクが刀明した堎合は、補品の回収、その補品のリコヌルや䜿甚
犁止を䌎う速やかな介入が必芁である。このような状況においおは、加盟囜ず委員䌚ずの
間の迅速に情報を亀換するシステムにアクセスするこずが必芁である。指什2001/95/ECの
第12条で芏定されたシステムは、消費者甚補品の分野でその有効性ず効果を発揮した。無
駄な重耇を避けるために、そのシステムは、本芏則の目的にも利甚されるべきである。さ
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らに、共同䜓域内における銖尟䞀貫した垂堎監芖は、このシステムの枠を超える意味でも、
包括的な情報亀換を必芁ずする。
(31) 所管の圓局間で亀換される情報は、機密性及び職業䞊の守秘矩務ずいう最も厳しい保
蚌を受け、調査が信甚のおけるものであり、取り扱い事業者の名誉が䟵害害されないこず
を確保するために、守秘矩務の芏則に則り適甚可胜な囜内法に埓い、委員䌚に぀いおは、
欧州議䌚、理事䌚䞊びに委員䌚曞類の情報公開に関する欧州議䌚及び理事䌚芏則(EC) No
1049/2001(1)に埓っお、取り扱われる。
1995 幎 10 月 24 付個人デヌタ凊理に係る個人の保護及び圓該デヌタの自由な移動に関する
欧州議䌚及び理事䌚指什 95/46/EC(2) 䞊びに、2000 幎 12 月 18 日付個人デヌタ凊理に関わ
る個人の共同䜓関係機関による保護及び圓該デヌタの自由な移動に関する欧州議䌚及び理
事䌚芏則(EC) No 45/2001(3) が本芏則の文脈で適甚される。
(32) 共同䜓域内調和芏定は、囜内政策が補品の正圓な自由移動を制限しおいないかどうか
を確定する手続きセヌフガヌド条項の手続きを定めおいる。その手続きは、 次のよう
な重倧なリスクを有する補品の迅速な情報亀換に適甚されるものである。
(33) 察倖囜境の入囜地点は、それが垂堎に出る前であっおも、安党でない非適合補品
や䞍圓に、又は、誀認させるようなマヌクが貌付された補品が発芋される堎所である。
共同䜓垂堎に投入される補品の管理を担圓する圓局の矩務は、埓っお、より安党な垂堎ず
するに適正な芏暡で怜査を実斜するこずである。怜査の有効性を向䞊させるため、圓局は、
あらかじめ、垂堎監芖圓局から危険な非適合補品に関するすべおの必芁な情報を受け取る
べきである。
(1) 官報 L 145, 31.5.2001, p. 43.
(2) 官報 L 281, 23.11.1995, p. 31.
芏則により改正された指什(EC) No 1882/2003 (官報 L 284, 31.10.2003, p. 1).
(3) 官報 L 8, 12.1.2001, p. 1.
(34)第䞉囜(1)から茞入される補品の安党性に関する芏定によっお適合性を審査する1993
幎2月8日付理事䌚芏則(EEC)No 339/93は、関皎圓局による補品の垂堎投入の停止ならび
に垂堎監芖圓局の関䞎を含む曎なる措眮に぀いお定めおいる。
(35) 発衚されない補品がしばしば再茞出され、その埌、他の手段を䜿っお共同䜓垂堎に入
っおくるずいう関皎圓局の努力を無駄にするような事態が発生しおいる。垂堎監芖圓局は、
それが適切であるず考えられる堎合には、補品を砎壊するずいう手段で察応しおいる。
(36) 本芏則を官報で公衚しお1幎以内に、委員䌚は、消費者安党マヌキングの領域に
おける詳现な分析を発衚し、远っお必芁ずされる法案を提出すべきである。
(37) 補品の適合性を瀺すマヌクは、広い意味で適合性評䟡党䜓の過皋の結果が明らか
である。マヌクに関する䞀般原則は、速やかに適甚され、たた、将来の法什を簡略化
するよう、本芏則で明蚘された。
(38) マヌクは、共同䜓域内調和芏定の察象ずする補品であるこずを瀺す唯䞀のマヌク
である。しかしながら、他のマヌクは、消費者保護の改善に寄䞎する限りにおいお䜿うこ
ずができ、共同䜓域内調和芏定の適甚範囲ではない。
(1) 官報 L 40, 17.2.1993, p. 1. 最新の改正芏則 (EC) No 1791/2006 (官報 L 363,
20.12.2006, p. 1)
- 121 -
(39)補品を垂堎に投入するこずに制限をかけたり、リコヌルや回収の芁請を行なう所蜄官
庁や管蜄裁刀所、刑事裁刀所による措眮に぀いおは、適切な救枈手段を提䟛する必芁があ
る。
(40) 加盟囜は、垂堎監芖プログラムを蚭定し、実斜、曎新するに堎合には、分野別の専門
機関や消費者団䜓を含む関係者ずの協力䜓制を確立するこずが有効であるこずがわかる。
(41) 加盟囜は、本芏則の条項に察する違反に適甚される眰則芏定を定め、それらが実行さ
れるこずを確保するものずする。これらの眰則は、か぀お本芏則の条項に同様の違反をし
たような関連の取り扱い事業者を増加させないように、効果的で、適切で、違反を予防さ
せるものであるべきである。
(42) 本芏則の目的を達成するために、認蚌ず垂堎調査の分野においお政策を実斜が求め
られる掻動に察し、共同䜓には財務䞊の貢献が必芁である。
財務に぀いおは、欧州委員䌚の䞀般䌚蚈に適甚される財務芏則No 1605/2002 of 25 June
2002(1)財務芏則に埓い、その掻動が経枈的に独立したものであるために、本芏則で承
認される機関に察し、申し出の呌びかけに関わらず、たた他の機関ずの契玄の結果ずしお
であっおも、補助金の圢で提䟛されるべきである。
(1) 官報 L 248, 16.9.2002, p. 1. 最新の改正芏則No 1525/2007 (官報 L 343,
27.12.2007, p. 9).
(43) 分野別認蚌スキヌムの策定や改蚂などのいく぀かの専門的業務のために、たた、技術
的胜力や実隓蚭備、蚌明曞や怜査機関などに関する他の業務のために、は、必芁な技
術的専門知識を提䟛するずいう点においおは適任ず蚀う意味で、共同䜓の補助を受けるべ
きである。
(44)本芏則で承認される機関に䞎えられる認蚌機関のピア・゚バリュ゚ヌションにおける
圹割は、ピア・゚バリュ゚ヌションの運営をする加盟囜の支揎であり、委員䌚は、本芏則
で承認される機関の事務局の機胜に察し補助金を提䟛する立堎にあり、共同䜓芏暡の認蚌
掻動に察する継続的支揎をするべきである。
(45) 連携協定は、委員䌚ず本芏則で承認される機関の間で、財務芏則の芏定に埓い、認蚌
掻動の財務における管理ず䌚蚈芏則を確定するために、承認されるものずする。
(46) さらに、資金調達はたた、本芏則で承認される機関以倖の機関にも可胜である。適合
性評䟡、蚈枬孊、認蚌および垂堎調査の領域における他の掻動、䟋えば、ガむドラむンの
䜜成や曎新ずいった他の掻動、セヌフガヌド条項の運甚にリンクした囜際盞互比范掻動、
それらの地域における共同䜓法の実斜に関連する予備的、付随的な掻動、共同䜓及び囜際
的芏暡の地域における政策の匷化ず同様に、第䞉囜ずの技術支揎や協力蚈画などである。
(47) 本芏則は、欧州連合基本暩憲章に保障されおいる基本暩を尊重し、原則を守るもので
ある。
(48) 本芏則の目的、即ち、共同䜓法の察象ずなる垂堎の補品が、認蚌ず垂堎監芖の枠組み
の芏定により囜内垂堎の機胜を保蚌するこずで、高氎準の保健及び安党性ず公益の提䟛ず
いう芁件を満たすこずを確保するこずは、加盟囜では十分に達成するこずが出来ないが、
その芏暡ず圱響力によっお、共同䜓芏暡のほうが達成できるこずから、共同䜓は、条
玄第 5 条に明蚘されおいる補完性の原則に埓い措眮を講じるこずができる。たた、その条
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文に明蚘されおいる比䟋の原則に埓い、本芏則は、その目的を達成するために必芁な範囲
を逞脱しおいない。
第 1 章 総則
第 1 条 目的ず適甚範囲
1. 本芏則は、適合性の審査を行なう適合性評䟡機関の審査の運甚ず組織に関する芏定を定
めるものである。
2. 本芏則は、補品が高い氎準の公益保護、即ち、通垞の健康ず安党、劎働環境の健康ず安
党、消費者保護、環境ずセキュリティの保護に関する芁件を満たすこずを確保するために、
垂堎監芖の枠組みを芏定するものである。
3. 本芏則は、第䞉囜からの補品を管理するための枠組みを芏定するものである。
4. 本芏則は、マヌクの䞀般原則を定めおいる。
第 2 条 定矩
本芏則においお、以䞋の定矩が適甚される
1) 「垂堎で入手可胜にするこず」ずは、有料、無料に関わらず、商業掻動の過皋で共同䜓
垂堎においお流通、消費たたは利甚されるために補品が䟛絊されるこずを意味する。
2) 「垂堎に投入する䞊垂」ずは、共同䜓垂堎においお、初めお補品が入手可胜にずな
るこずを意味する。
3) 「補造業者」ずは、䌁画、補造した任意の個人又は法人を意味し、その名称たたは商暙
を以っお補品を垂堎に出す者である。
4) 「正匏代衚者」ずは、共同䜓域内で蚭眮された任意の個人たたは法人を意味し、関連す
る共同䜓法に基づき、補造者の矩務に関する特定の業務に぀いおその代理を務めるよう補
造者の委任状を持぀者である。
5)「茞入業者」ずは、共同䜓垂堎に第䞉囜からの補品を投入する任意の個人又は法人を意
味する。
6)「販売業者」ずは、サプラむチェヌンにおける任意の個人又は法人を意味し、垂堎で補
品を提䟛する補造業者および茞入業者以倖の者である。
7)「 取り扱い事業者」ずは、補造者、正匏代衚者、茞入者、販売業者のこずをいう。
8)「技術仕様曞」は補品、過皋たたはサヌビスが履行されるための技術的芁求事項を指瀺
する曞面のこずをいう。
9)「敎合芏栌」ずは、附属曞Ⅰに掲げられた欧州暙準化機関の䞀぀によっお採甚された芏
栌を意味し、それは、指什第6条に埓い、委員䌚の芁請で定められた情報瀟䌚サヌビスの芏
則(1)の手続きを芏定する1998幎月22日に欧州議䌚及び閣僚理事䌚の指什98/34/ECに
おいお定められおいる。
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10)「認蚌」ずは、囜内認定機関による蚌明を意味し、敎合芏栌で芏定されおいる芁件、䞊
びに、該圓する堎合は、関連の分野別スキヌムに明蚘されおいる芏定を含む、あらゆる远
加芁件に合臎した適合性評䟡機関が、適合性審査の掻動を実斜するこずである。
(1) 官報 L 204, 21.7.1998, p. 37 改正された最新の理事䌚指什2006/96/EC (
官報 L 363, 20.12.2006, p. 81)
11)「囜内認定機関」は、その囜の暩嚁を以っお認定を行なう、加盟囜に唯䞀の機関である
こずを意味する。
12)「適合性評䟡」は、補品、補造過皋、サヌビス、組織、人たたは機関が特定の芁件を満
たしおいるかどうかを瀺す過皋を意味する。
13) 「適合性評䟡機関」ずは、校正、詊隓、認蚌、および怜査を含む適合性評䟡掻動を実
斜する団䜓を意味する。
14) 「リコヌル」ずは、既に゚ンドナヌザが利甚可胜な状態にある補品の回収を目的ずし
た措眮を意味する。
15) 「回収」ずは、垂堎で売買可胜ずなった状態から、サプラむ・チェヌンにおける補品
を垂堎で売買可胜ずするこずを防ぐこずを目的ずする措眮を意味する。
16) 「ピア・゚バリュ゚ヌション盞互評䟡
」は、ある囜内認定機関が、他の囜の囜内認
定機関による審査を受ける過皋を意味するもので、本芏則の芁件䞊びに、適甚可胜な付随
する分野別の技術仕様曞に埓っお実斜される。
17)「垂堎監芖」ずは、関連する共同䜓域内調和芏定に明蚘されおいる芁件に適合する補品、
即ち、健康、安党性、公益保護に関するあらゆる面で危険がない補品を確保するため、公
的機関が実斜する行為であり措眮を意味する。
18)「垂堎監芖圓局」ずは、加盟囜内の垂堎監芖の実斜に責任のある機関のこずである。
19) release for free circulationずは、1992幎10月12日に制定された共同䜓関皎法(1)
法什(EEC) No 2913/92の79条の手続きを意味する。
20)「マヌキング」ずは、補造者が、その補品が共同䜓域内調和芏定に明蚘の適甚芁件
に適合する補品であるこずを瀺すために付けるマヌクのこずである。
21) 「共同䜓域内調和芏定」ずは、補品の垂堎での取匕に関する条件を統䞀する共同䜓の
法什である。
第 2 章 認蚌
第 3 条 適甚範囲
本章は、認蚌が匷制たたは任意であっおも、その評䟡が矩務づけられたものか吊か、たた、
認蚌を行なう機関の法的地䜍のいかんに関わらず適甚されるものずする。
(1) 官報 L 302, 19.10.1992, p. 1. 最新の改正芏則No 1791/2006 (官報 L 363,
20.12.2006, p. 1)
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第 4 条 䞀般原則
1. 各加盟囜は、それぞれ䞀぀の囜内認定機関を指定するものずする。
2. 加盟囜が、経枈負担が倧きい、又は持続的に䞀定の認蚌サヌビスを提䟛する囜内認定機
関を蚭眮できない堎合、可胜な限り、別の加盟囜の囜内認定機関の利甚を怜蚎しおよい。
3. 各加盟囜は、第項に埓い、他囜の囜内認定機関を利甚する堎合は、委員䌚及その他の
加盟囜に通知するものずする。
4. 第条第項の条文に掲げる情報に基づき、委員䌚は、囜内認定機関のリストを䜜成
し、公開するものずする。
5. 認蚌が公的機関自身によっお盎接運営されないずころでは、加盟囜は、その囜の囜内認
定機関にその公的機関の行為である審査の実斜を委蚗し、それを正匏なものず芋なす。
6. 囜内認定機関の責任ず責務は、関連する囜内圓局ず明確に区別される。
7. 囜内認定機関は、非営利で運営される
8. 囜内認定機関は、適合性評䟡機関が提䟛するいかなる行為及びサヌビスも提案、提䟛し
おはならない。たた、コンサルタントサヌビスを提䟛したり、機関自䜓が適合性評䟡機関
ず䌚蚈的か぀経営䞊の利益を共有しおはならない。
9. 各加盟囜は、その囜の囜内認定機関がその任務を適切に遂行するための適切な経枈的、
人的資源を確保するものずし、その任務は、欧州䞊びに囜際的認定協力の掻動ならびに自
己資金調達ではなく、公共政策を支揎するこずを求める掻動である。
10. 囜内認定機関は、第条で承認される機関のメンバヌであるこずずする。
11. 囜内認定機関は、その組織に所属するあらゆる関係者の有効的か぀均衡のずれた関䞎
を確保するために蚭眮され、適切に組織を維持するものであり、か぀第14条で承認された
団䜓である。
第 5 条 認蚌
囜内認定機関は、適合性評䟡機関から芁請があった堎合、その適合性評䟡機関の掻動
胜力に぀いお評䟡を行なう。その胜力があるず刀断された堎合は、囜内認定機関は、その
旚、蚌明曞を発行する。
2. 加盟囜が、認蚌を䜿甚しないこずを決定する堎合、共同䜓域内調和芏定を執行するため
に遞択される適合性評䟡機関の胜力の怜蚌に必芁な党おの曞類を、委員䌚及び他の加盟囜
に提䟛するものずする。
3. 囜内認定団䜓は、認蚌蚌明曞を発行する適合性評䟡機関を監督するものずする。
4. 囜内認定機関が、適合性評䟡機関に、受領した適合性蚌明曞がもはや特定の適合性評䟡
行為を実斜する胜力がない、又は、重倧な矩務違反のあった旚を確認した堎合、制限され、
留保される劥圓な時間枠内においお、又は蚌明曞が回収される䞭であっおも、あらゆる適
- 125 -
切な措眮を取るものずする。
5. 加盟囜は、申立の解決のための手順を、必芁に応じお、認定決定に察する法的救枈策た
たはそれが無い堎合を含めお、蚭定するこずずする。
第 6 条 非競合の原則
1. 囜内認定機関は、適合性評䟡機関ず競合しおはならない
2. 囜内認定機関は、他の囜内認定機関ず競合しおはならない
3. 囜内認定機関は、他の加盟囜の領域内でも、第7条(1)に明蚘された事情による適合性評
䟡機関の芁請があれば、たたは、第7ç« (3)に埓い囜内認定機関による芁請を受けた堎合、
その加盟囜の囜内認定機関ず連携しお、囜境を越えお指瀺を行なうこずが認められるもの
ずする。
第 7 条 囜境をたたぐ認蚌
1適合性評䟡機関が審査を請求する堎合、その機関が蚭眮されおいる加盟囜の囜内認定機
関か、たたは、第 4 条(2)に埓い、䟝頌された加盟囜に蚭眮された囜内認定機関が実斜する。
しかしながら、適合性評䟡機関は、以䞋の条件のどれか䞀぀が第1項に掲げる以倖の囜内認
定機関に審査を請求するこずができる。

(a) 加盟囜が、囜内認定機関を蚭眮しないず決定しおいるおり、なお䞔぀第4条(2)に基づ
き他の加盟囜の囜内認定機関に䟝頌しない堎合
(b) 前項に掲げる囜内認定機関が、適合性評䟡掻動においお認定を行なわない堎合
(c)䞊蚘の項に掲げた囜内認定機関が、認蚌を求める適合性評䟡掻動においお、第10条に基
づくピア゚バリュ゚ヌションを受けない堎合
2. 第1項(b)又は(c)に基づく芁請を受ける囜内認定機関においおは、適合性評䟡の䟝頌が
発生した加盟囜の囜内認定機関ぞその旚を通知するものずする。
その堎合、適合性評䟡機関に芁請されるずころの加盟囜の囜内認定機関は、オブザヌバヌ
ずしお参加するものずする。
3. 囜内認定機関は、他の囜内認定機関に認定行為の䞀郚の実斜を䟝頌するこずが出来る。
その堎合、認定蚌明は、䟝頌された機関が発行するものずする。
第 8 条 囜内認定機関の芁件
囜内認定機関は、以䞋の芁件を満たさなければならない
1)評䟡を行なう適合性評䟡機関は、経枈的な圱響を受けるこずなく、さらに利益盞反のな
い適合性評䟡機関であるこず
2) その掻動の客芳性ず公平性を守るために、組織され運甚されるこず。
3) 認蚌胜力に関するそれぞれの決定は、評䟡を実斜した人ずは別の人によっお行なわれる
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こずを確保するこず。
4) 取埗した情報の機密性を守るために十分な䜓制であるこず。
5) その適合性評䟡掻動の審査、指瀺の胜力は、必芁に応じお、関連する共同䜓たたは囜内
法や芏栌ず同定するものずする。
6) 胜率的な経営ず適切な内郚管理を確保するための手順を定めおおくべきこず。
7)その業務を適切に遂行するために、自由か぀十分に䜿える倚数の有胜な人材を確保すべ
きこず。
8) 認蚌の品質に圱響を及がす、又、認蚌胜力を蚌明する人員の矩務、責任、暩限を文曞に
蚘録するものずする。
9) 認定を担圓する人員の胜力および適性を監督するための手続きを構築、実行、維持する
ものずする。
10) 適合性評䟡が適切に実斜されおいるこずを確認すべきこず。぀たり、䞍必芁な負担が
課されるこずなく、その事業の芏暡、運甚される分野、その組織、補造技術の耇雑さの床
合いや補造過皋の芏暡や長さが考慮されるこずを意味する。
11) 䞀般䌚蚈原則に埓っお、監査された幎次䌚蚈報告を公開するものずする。
第 9 条 芁件の遵守
1囜内認定機関が本芏則の芁件を満たしおいない堎合、又は、以䞋の責務を果たさない堎
合、関䞎する加盟囜は、適切な是正措眮を取るか、又は、修正措眮の実行を確保したうえ
で、委員䌚に通知するものずする。
2各加盟囜は、第条に定められた甚件を匕き続き実行するこずを確保するために、囜内
認定機関を定期的に監芖するものずする。
3各加盟囜は、本条文の第項に掲げるモニタリングを実斜する堎合は、第10条に基づく
ピア・゚バリュ゚ヌションの結果の最も適切な説明を採甚するものずする。
4囜内認定機関は、審査を受けた適合性評䟡機関に察する異議申し立おに察応する必芁な
手続きを持っおいるものずする。
第 10 条 ピア・゚バリュ゚ヌション盞互評䟡
1囜内認定機関は、第14条で承認される機関によるピア・゚バリュ゚ヌションを受けるも
のずする。
2関係者は、ピア・゚バリュ゚ヌション掻動を統括するための制床に参加する暩限を持぀
ものずする。
3加盟囜は、各自の認定機関が、第項の求めるピア・゚バリュ゚ヌションを、芏則に埓
っお受けるこずを確保する。
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4ピア・゚バリュ゚ヌションは、確かで透明性の高い評䟡基準ず手続きに基づき、特に、
組織、人材ずプロセス芁件、機密保持、異議申し立おの凊理に぀いお実斜される。たた、
実斜された評䟡の結果、採甚された決定に察する適切な䞍服申し立お手続きが、芏定され
おいるものずする。
5. ピア・゚バリュ゚ヌションは、囜内評䟡機関が、第8条に芏定の芁件に合っおいるか、
第11条に掲げる関連する敎合芏栌を考慮しお確認するものずする。
6. ピア゚バリュ゚ヌションの結果は、第 14 条で承認された機関によっお、加盟囜及び委
員䌚に公衚され、連絡されるものずする。
7. 委員䌚は、加盟囜ず連携し、ピア・゚バリュ゚ヌション制床の芏則ず適正な機胜を監芖
するものずする。
第 11 条 囜内認定機関の適合性の掚定
1. 関連する敎合芏栌の評䟡基準に適合しおいるこずを蚌明する囜内認定機関は、官報
で公衚されおいるように、第10条の䞋でのピア・゚バリュ゚ヌションの成果によっお、第8
条に芏定されおいる芁件を満たすものずする。
2. 囜内圓局は、第10条によるピア・゚バリュ゚ヌションを経た認蚌機関によっお提䟛され
るサヌビスは、すべからく等䟡であるずみなされる。埓っお、本条文の第項に掲げられ
おいる掚定に基づき、承認される堎合には、その機関の適合性の蚌明および認蚌が、審査
した適合性評䟡機関によっお発行されるものずする。
第 12 条 通知矩務
1各囜の囜内認定機関は、他の囜内認定機関に察し、実斜する審査及び倉曎事項に぀いお、
通知するものずする。
2各加盟囜は、委員䌚及び第 14 条で承認される機関に察し、共同䜓域内調和芏定を支え
る認定の実斜などすべおの適合性を審査する掻動、及び倉曎事項に぀いお、通知するもの
ずする。
3各囜の囜内認定機関は、ピア・゚バリュ゚ヌションの結果、䞊びに実斜する審査及び倉
曎事項などの適合性評䟡機関の掻動に関する情報を、定期的に公開するものずする。
第 13 条 第 14 条で承認される機関ぞの芁請
1委員䌚は、指什 98/34/EC 第 5 条に定める委員䌚の諮問を受け、第 14 条で承認される機
関に察し、域内における認定の振興、維持及び実斜に寄䞎するよう芁請するこずができる。
2委員䌚はたた、第項に定める手順に埓い、以䞋のこずを行なう
a第 14 条で承認される機関に察し、ピア・゚バリュ゚ヌションの評䟡基準ずその手順
を定め、分野別認定のスキヌムを策定するよう芁請する。
- 128 -
bピア・゚バリュ゚ヌションの評䟡基準䞊びにその手順を定めた既存のスキヌムを承認
する。
3委員䌚は、技術、保健、安党性、環境に関する特定芁件を芁求する分野、たたは、他の
公益保護に関する芁件に関する環境の分野においお、共同䜓域内調和芏定が求める適性氎
準に合臎する技術仕様が特定できるような分野別認定のスキヌムを確保するものずする。
第 14 条 欧州認定基盀
1委員䌚は加盟囜の諮問を受け、本芏則の付属曞Iに瀺す芁件を満たす機関を承認するも
のずする。
2第項に基づいお承認される機関は、委員䌚ず合意を取り亀わすものずする。この協定
は、特に、機関の詳现な業務、資金調達、管理に関する芏定を明蚘しなければならない。
委員䌚ず圓該機関はずもに、定められた正圓な通知期間満了時には理由はなくずも合意を
解陀できるものずする。
3委員䌚ず圓該機関はその合意を公衚するものずする。
4委員䌚は加盟囜及び囜内認定機関に察し、第項に基づいお承認した機関に぀いお通知
する。
5委員䌚は同時に぀以䞊の機関を承認するこずはできない。
6本芏則で承認される最初の機関は、第項に明蚘された合意が行なわれたずいう意味で、
欧州認定協力機構EAである。
第 3 ç«  共同䜓の垂堎監芖ず共同䜓垂堎に入っおくる補品の管理
第 1 郚 総則
第 15 条 適甚範囲
1第 16 条から第 26 条は、共同䜓域内調和芏定の察象ずなる補品に察しお適甚されるもの
ずする。
2第 16 条から 26 条の各芏定は、共同䜓域内調和芏定に同様の条項がない限り、適甚され
るものずする。
3本芏則の適甚は、垂堎監芖圓局が指什 2001/95/EC に定める、より具䜓的な措眮を講じ
るこずを劚げないものずする。
4第 16 条から 26 条においお、“補品”ずは、食品、飌料、動怍物、将来の生殖に盎接関
係するヒト由来補品及び動怍物補品以倖で、補造工皋を通しお䜜られた物質、調補品、物
品を意味する。
5第 27 条、28 条、29 条は、他の共同䜓法が囜境怜査機関に関する特定の条項を含たない
限り、共同䜓法が察象ずする党補品に適甚されるものずする。
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第 16 条 䞀般芁件
1加盟囜は本章に定めるように、垂堎監芖を組織し、遂行するものずする。
2垂堎監芖においおは、共同䜓域内調和芏定が察象ずする補品が、本来の甚途に即し、あ
るいは合理的に予想可胜な状況で、たた適切に蚭眮・維持されおいる状態で䜿甚されるこ
ずを確保し、䜿甚者の健康や安党を危うくするあるいは共同䜓域内調和芏定に瀺される芏
定芁件に適合しない堎合は、圓該補品の回収あるいは、販売の犁止もしくは制限を行ない、
その旚を囜民、委員䌚、その他の加盟囜に通知しなければならない。
3囜内垂堎監芖の基盀及びプログラムは、共同䜓域内調和芏定に埓い、いかなるカテゎリ
ヌの補品に関しおも、有効な措眮が取られるこずを確保するものずする。
4垂堎監芖では、共同䜓域内調和芏定の芏定が適甚される堎合、補造者自身が䜿甚するた
めに組み立おあるいは補造された補品も察象ずなる。
第 2 郚 共同䜓垂堎監芖の枠組み
第 17 条 通知の責務
1加盟囜は、委員䌚に察し、囜内の垂堎監芖圓局及びその暩限領域に぀いお通知しなけれ
ばならない。委員䌚はその情報を他の加盟囜に䌝達するものずする。
2加盟囜は、囜内垂堎監芖圓局の存圚、責務、どういうものであるかに぀いお、たた垂堎
監芖圓局ぞの連絡方法に぀いお、囜民に知らせなければならない。
第 18 条 組織化に関する加盟囜の矩務
1加盟囜は、各囜の垂堎監芖圓局間においお、適切なコミュニケヌション及び連携を築く
ものずする。
2加盟囜は適正な手順に぀いお、以䞋のように定める:
(a) 共同䜓域内調和芏定の察象ずなる補品に関連しお生じるリスクに関する問題の苊情
や報告をフォロヌアップする。
b事故や健康ぞの危害の原因ず思われる補品を監芖し、
c是正措眮が取られるこずを確認し、
d安党問題に関する科孊的・技術的情報をフォロヌアップする。
3加盟囜は、垂堎監芖圓局に、その任務を適切に遂行する䞊で必芁な暩限、資源、知識の
管理を委任するものずする。
4加盟囜は、比䟋性の原則に基づく垂堎監芖圓局による暩限の行䜿を確保する。
5加盟囜は、垂堎監芖プログラムを構築し、実斜し、定期的に曎新するものずする。加盟
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囜は、䞀般の垂堎監芖プログラム、あるいは垂堎監芖を行う分野を察象ずする分野別プロ
グラムを䜜成し、他の加盟囜及び委員䌚に連絡し、電子通信や必芁に応じお、その他の手
段で䞀般に公開するものずする。最初の䌝達は、2010 幎 1 月 1 日たでに実斜するものずす
る。それ以降のプログラム曎新も同じ方法で公開する。加盟囜は、こうした目的のため関
連するあらゆる関係者ず協力するものずする。
6加盟囜は、定期的に囜内の垂堎監芖機胜を芋盎し評䟡する。芋盎しず評䟡は、少なくず
も 4 幎目ごずに実斜され、その結果は他の加盟囜及び委員䌚に䌝えられ、電子通信や必芁
に応じおその他の手段を通じお公開されるものずする。
第 19 条 垂堎監芖措眮
1垂堎監芖圓局は、適正な基準で補品の特性に぀いお、適切に怜査を行なうものずし、そ
の怜査は、曞類怜査、必芁に応じお適正なサンプルを元に物理的にか぀怜査所においお行
なわれるものずする。怜査においおは、制定されおいるリスクアセスメント原則、苊情、
その他の情報を考慮に入れるものずする。
垂堎監芖圓局は、取り扱い事業者に察し、圓局の調査に必芁ず思われる曞類や情報の提䟛
を芁求し、必芁か぀䞍可欠な堎合は、取り扱い事業者の斜蚭に立ち入り、必芁な補品サン
プルを入手するこずができる。たた、必芁ず刀断された堎合は、重倧なリスクを有する䜿
甚䞍可胜な補品を砎棄又は䜿甚䞍可胜な補品であるこずを宣蚀するこずができる。取り扱
い事業者が詊隓報告曞や公認の適合性評䟡機関が発行した適合性蚌明曞を提瀺した堎合は、
垂堎監芖圓局はかかる報告曞や蚌明曞を十分に怜蚎するものずする。
2垂堎監芖圓局は、特定された補品が、障害やその他の損害をもたらす危険を軜枛するに
十分な時間内に、その管蜄区域内の利甚者に譊告するよう、適切な措眮を講じるものずす
る。
たた、圓局は、取り扱い事業者が公衚やリスクを軜枛する察応に、協力するものずする。
3䞀加盟囜の垂堎監芖圓局が、別の加盟囜においお補造された補品の回収を決定した堎合、
圓該補品もしくは補品添付曞類に蚘されおいる䜏所の取り扱い事業者に通知するものずす
る。
4垂堎監芖圓局は、その任務を独自に、公平に、先入芳なく遂行するものずする。
5垂堎監芖圓局は、域内における䜿甚者の利益を守るため、本芏則に基づく十分な情報公
開を求める芁請がない限り、囜内法に埓い、商業機密や個人情報を保護するため、必芁に
応じお、機密が保持されるよう監督するものずする。
第 20 条 重倧リスクを有する補品
1加盟囜は、緊急の介入を芁する重倧なリスクを有する補品に関しお、重倧なリスクの圱
響が差し迫ったものでなくずも、リコヌルをかけ、回収し、あるいは販売犁止の措眮を取
り、第 22 条に埓い盎ちに委員䌚に通知するこずを確保するものずする。
2補品が重倧なリスクを有するか吊かの刀断は、危険の性質及び発生の可胜性を考慮した
適切なリスクアセスメントに基づくものずする。より高いレベルの安党性が埗られる可胜
性や、より䜎いリスクを有する他の補品が入手可胜であるかずいった点は、補品が重倧な
リスクを有するか吊か刀断する䞊での根拠ずはならない。
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第 21 条 芏制措眮
1加盟囜は、関連する共同䜓域内調和芏定に埓い、垂堎にある補品の販売犁止もしくは販
売の制限、垂堎からの回収、リコヌルずいったいかなる措眮も適切に執行し、その根拠を
性栌に提瀺するこずを確保する。
2これらの措眮は、関連する取り扱い事業者に盎ちに通知し、同時に圓該加盟囜の法埋に
基づく可胜な察応策䞊びに察応の制限時間に関しお通知するものずする。
3第䞀項に掲げる措眮の導入に先立ち、䜿甚者の健康や安党面あるいは関連する共同䜓域
内調和芏定の察象ずする公益の面においお緊急を芁する堎合を陀き、圓該の取り扱い事業
者は、少なくずも 10 日前たでに意芋を述べる機䌚を䞎えられるものずする。補造者の意芋
を聞かずに措眮が取られた堎合、補造者は可胜な限り早急に意芋を述べる機䌚が䞎えられ、
圓該措眮は速やかに芋盎されるものずする。
4第項に掲げるいかなる措眮も、取り扱い事業者自らが実効ある察策を取ったこずを蚌
明した時点で、速やかに撀回もしくは修正されるものずする。
第 22 条 情報の亀換共同䜓域内の迅速な情報システム
1加盟囜が、第 20 条に埓い措眮を講じるもしくはその意向がある堎合、たたその察策を
迫られる理由もしくはその圱響が地域内にずどたらない堎合、圓該加盟囜は本条項の第
項に埓い、盎ちに委員䌚にその措眮に぀いお通知するものずする。圓該加盟囜はたた、委
員䌚に察し、措眮の倉曎もしくは措眮の撀回に぀いお盎ちに通知するものずする。
2重倧なリスクを有する補品が垂堎にある堎合、加盟囜は、取り扱い事業者が取った自䞻
的察応の連絡を受け、委員䌚に通知するものずする。
3第 1 項及び第項によっお提䟛される情報は、特に補品の正䜓、補造堎所、サプラむチ
ェヌン、関連するリスク、囜内における察策ずその期間、補造者等による自䞻的措眮ずい
った必芁なデヌタなど、党おの利甚可胜な詳现情報を含むものずする。
4第、第、及び第項の目的のために、䞀般補品の安党性に関する指什 2001/95 第 12
条に芏定されおいる垂堎監芖及び情報亀換システムが䜿甚されるものずする。指什第 12 条
の第、第及び第項を準甚するものずする。
第 23 条 䞀般情報の支揎システム
1委員䌚は、垂堎監芖掻動に関する問題、垂堎監芖プログラム及び共同䜓域内調和芏定の
䞍遵守に関する情報に぀いお、電子的手段を通しお、䞀般アヌカむブ及び情報亀換システ
ムを開発・維持するものずする。同システムは、第 22 条で芏定された通知及び報告を適切
に反映するものずする。
2第項においお、加盟囜は、自由に䜿え、か぀リスクを有する補品に関しお第 22 条で
定められおいない情報を委員䌚に提䟛するものずし、その情報ずは、具䜓的には、リスク
の識別、実斜された詊隓結果、暫定的な芏制察策、関連する取り扱い事業者ずの連絡、察
策を講じるたたは講じない理由などである。
3 第19条(5) もしくは守秘矩務における囜内法を䟵害するこずなく、情報内容に関する
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機密性の保護は確保されるものずする。
機密性の保護は、有効な垂堎監芖掻動に必芁な情報を、垂堎監芖圓局に呚知させるこずを
阻たないものずする。
第 24 条 加盟囜ず委員䌚の協力に関する原則
1加盟囜は、垂堎監芖プログラム及びリスクを有する補品におけるあらゆる問題に関しお、
囜内垂堎監芖圓局ず他の加盟囜の垂堎監芖圓局ずの間における、たた自囜圓局、委員䌚、
域内関連機関ずの間における効率的な連携及び情報亀換を確保するものずする。
2第項においお、任意の加盟囜の垂堎監芖圓局は他の加盟囜の垂堎監芖圓局に察し、情
報や文曞の提䟛、適切な調査や察策の遂行、さらに他の加盟囜で開始される調査ぞの参加
などにより、必芁十分な芏暡の支揎を提䟛するものずする。
3委員䌚は、その矩務を果たせるよう囜内垂堎監芖措眮に関するデヌタを収集したずめる
ものずする。
4第 21 条(3) に基づきあるいは別の方法で取り扱い事業者から提䟛された情報は、報告
する加盟囜が調査結果ず措眮に぀いお他の加盟囜及び委員䌚に通知する際に加えられるも
のずする。埌続の情報は、既に提䟛された情報に関連するものずしお他のものず明確に区
別される。
第 25 条 資源の共有
1委員䌚あるいは圓該加盟囜は、各加盟囜関係圓局の間で資源や専門知識を共有するため
の垂堎監芖むニシアチブを創蚭するこずができる。委員䌚がこのむニシアチブの調敎を行
うものずする。
2第項においお、委員䌚は加盟囜ず協力し以䞋のこずを行なう
a囜内担圓官の蚓緎や亀流プログラムを策定、組織する。
b経隓・情報・成功事䟋ベストプラクティスの亀換、共通プロゞェクト向けのプロ
グラム及び掻動、情報キャンペヌン、合同芖察プログラム及びその情報共有のためのプロ
グラムを策定、組織、蚭立する。
3加盟囜は、必芁に応じお囜内の関係圓局が第項に掲げる掻動に党面的に参加するこず
を保蚌する。
第 26 条 第䞉囜関係圓局ずの協力
1垂堎監芖圓局は、情報亀換、技術支揎、欧州システムの普及ず利甚促進、適合性評䟡・
垂堎監芖・認蚌に関する掻動の普及ずいった目的で、第䞉囜の関係圓局ず協力するこずが
できる。
委員䌚は加盟囜ず協力し、その目的ための適切なプログラムを策定するものずする。
2第䞉囜の関係圓局ずの協力は、特に第 25 条(2) に掲げる掻動圢態をずるものずする。
加盟囜は、囜内の関係圓局がこうした掻動に党面的に参加するこずを保蚌する。
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第 3 郚 共同䜓垂堎に入る補品の管理
第 27 条 共同䜓垂堎に入る補品の管理
1共同䜓垂堎に入る補品の管理を担圓する加盟囜圓局は、その任務を適正に遂行するため
に必芁な暩限ず資源を有するものずする。圓局は、第 19 条(1) に定める原則に埓い、補品
が自由に流通する前に、十分な芏暡で補品の特性に぀いお適切な怜査を行うものずする。
2䞀加盟囜においお耇数の関係圓局が垂堎監芖あるいは察倖囜境管理に圓たる堎合、
関係圓局は、職務に関連する情報を共有するなど必芁に応じお互いに協力するものずする。
3察倖囜境管理を担圓する圓局は、第項に掲げる怜査の過皋で、以䞋のような状況
が刀明した堎合、共同䜓垂堎における自由な流通に向けた補品の垂堎投入を停止するもの
ずする。

a補品が、適正に蚭眮、維持、䜿甚された堎合、第条に掲げる健康、安党、環境、あ
るいはその他の公益に察する重倧なリスクがあり、それが原因ず思われる特性が認められ
る。
b関連する共同䜓域内調和芏定が求める文曞あるいは電子文曞が補品に添付されおいな
い、もしくは同法に埓った衚瀺がされおいない。
c誀ったあるいは虚停のマヌクが補品に付けられおいる。
察倖囜境管理圓局は、こうした䞀時停止凊眮に぀いお、垂堎監芖圓局に、盎ちに通知
するものずする。
4生鮮品に関しおは、察倖囜境管理圓局は、可胜な限り、こうした補品を保存する䞊
で、圓該補品に求められる保管あるいは茞送車䞡の駐車に関する芁請を同時に満たすこず
ができるよう努めるものずする。
5本条項では、察倖囜境管理圓局に関しおは、第 24 条が、圓局間におけるより具䜓
的な連携のシステムを芏定する共同䜓法の適甚を䟵害するこずなく、適甚されるものずす
る。
第 28 条 補品の垂堎ぞの投入
1第 27 条に埓い察倖囜境管理圓局によっお垂堎投入が䞀時停止ずなった補品は、䞀
時停止しおいる就業日日以内に垂堎監芖圓局による措眮に぀いお通知されない堎合、垂
堎投入に関するその他の党芁件及び手続きを満たしおいれば、垂堎に投入されるものずす
る。
2垂堎監芖圓局が圓該補品には健康や安党面で重倧なリスクを有しないず刀断、あるいは
共同䜓域内調和芏定に違反しおいるずみなされない堎合、垂堎投入に関するその他の党芁
件及び手続きを満たしおいれば、その補品は垂堎に投入されるものずする。
第 29 条 囜内における措眮
1垂堎監芖圓局が、ある補品が重倧なリスクを有するず刀断した堎合、圓局は、補品の垂
堎ぞの投入を犁止する措眮を取り、察倖囜境管理圓局に察し、補品に添付されたコマ
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ヌシャル・むンボむス及び関連添付曞類に、あるいはコンピュヌタ䞊で情報凊理がされる
のであればそのデヌタ凊理システムの䞭に、次の承認を぀けるこずを芁請するものずする。
「危険な補品―自由流通垂堎ぞの投入を蚱可せず―芏則ECNo 
/2008∗」
* 官報本芏則の番号を挿入する
2. 垂堎監芖圓局は、補品が共同䜓内調和芏定を遵守しおいないず刀断した堎合、必芁な堎
合は、補品の垂堎ぞの投入犁止を含む適切な措眮をずるものずする。
䞊蚘に埓っお垂堎ぞの投入が犁止される堎合、垂堎監芖圓局は、察倖囜境管理圓局に
察し、自由流通垂堎に補品を投入しないよう、たた補品に添付されたコマヌシャル・むン
ボむス及び関連添付曞類に、あるいはコンピュヌタ䞊で情報凊理がされるのであればその
デヌタ凊理システムの䞭に、次の承認を぀けるよう芁請するものずする。
「䞍適合補品―自由流通垂堎ぞの投入を蚱可せず―芏則ECNo 
/2008∗」
3. その補品が、自由流通垂堎ぞの投入ずは別にその埌皎関手続きを枈たせ、垂堎監芖圓局
が異議を唱えないのであれば、第及び第項に明蚘された承認は、同様の条件の䞋で、
その手続きに䜿われた関係曞類にも付けられるものずする。
4. 加盟囜の圓局は、必芁か぀適切ず刀断すれば、重倧なリスクを有する補品を砎棄、又は
䜿甚䞍可胜な補品であるず宣蚀するこずが出来る。
5. 垂堎監芖圓局は、察倖囜境管理圓局に察し、重倧なリスクあるいは第及び第項
の意味するずころに埓っおいないず刀断された補品カテゎリヌに関しお、情報を提䟛する
ものずする。
* 官報本芏則の番号を挿入する。
第 4 ç«  マヌク
第 30 条 マヌクの䞀般原則
1. マヌクは、補造者の正匏代衚者によっおのみ貌付されるものずする。
2. 附属曞IIに瀺すマヌクは、特定の共同䜓域内調和芏定によりその貌付に぀いお芏定
されおいる補品にのみ貌付されるもので、他のいかなる補品にも貌付されるこずはない。
3. マヌクの貌付により、補造者は、マヌクの貌付を芏定しおいる共同䜓域内調和
芏定に明蚘された適甚芁件にその補品が適合しおいるずいうこずに、責任を取るこずをし
めす。
4. マヌクは、マヌク添付を芏定する共同䜓域内調和芏定の適甚芁件に補品が適合する
こずを蚌明する唯䞀のマヌクである。
5. 第䞉者がマヌクの意味や圢態に関しお誀解を招くような補品マヌク、サむン、印字
をしおはならない。マヌクが明確に読み取れ、理解される堎合においおのみ、他の衚
瀺を補品に添付するこずができる。
6. 第41条を䟵害するこずなく、加盟囜は、マヌクを管理する制床に誠実に埓い、マヌ
クの誀った䜿甚があれば適切な措眮を取るものずする。加盟囜はたた、違反行為に察しお
- 135 -
眰則を䞎えるものずし、重倧な違反には刑事眰を考慮するものずする。こうした眰則は、
違法行為の重倧性に察しお適切、か぀䞍正䜿甚に察する効果的な抑止ずなるものずする。
第 5 ç«  共同䜓による資金提䟛
第 31 条 欧州党䜓の利益を远求する機関
第14条で承認される機関は、芏則EC, EuratomNo 1605/2002 1の詳现な実斜芏定を定め
た2002幎12月23日付け委員䌚芏則EC, EuratomNo 2342/2002の第162条においお、欧州
党䜓の利益を远求する機関ずみなすものずする。(1)
(1) 官報 L357、31.12.2002、p.1. 改正された最新の芏則(EC、Euratom) No 478/2007
(官報 L111、28.4.2007、p.13)
第 32 条 共同䜓の補助察象ずなる掻動
1共同䜓は、本芏則適甚に関連しお、以䞋の掻動を補助するこずができる。

a第 13 条(3) に掲げる分野別認定のスキヌムの策定及び改定。
b認定掻動の調敎、ピア・゚バリュ゚ヌションシステムの運営に関する技術的凊理、関
係者ぞの情報提䟛、囜際的認定機関の掻動ぞの参加など、第 14 条で承認される機関の事務
局による掻動。
c認定分野の指針に察する提蚀の䜜成及び曎新、認定評䟡機関委員䌚ぞの通知、適合性
評䟡、垂堎監芖。
d緊急茞入制限条項の運甚に関する盞互比范的な掻動。
e運営協力団䜓ぞの資金提䟛、垂堎監芖の刀決、緊急茞入制限条項の蚎蚟ずいった垂堎
監芖運営ぞの協力を掚進する技術的専門知識の利甚。
f研究、プログラム、評䟡、指針、比范分析、盞互合同芖察、調査掻動、デヌタベヌス
の開発及び維持、蚓緎掻動、実隓宀における研究、熟達床詊隓、実隓宀間詊隓、適合性評
䟡䜜業、欧州垂堎監芖キャンペヌン、及び類䌌の掻動ずいった共同䜓法の掚進に関連する
敎合性評䟡の実斜、枬定孊、認定及び垂堎監芖掻動に関する準備もしくは補助的䜜業。
(g) 技術支揎プログラムのもずで実斜される掻動、第䞉囜ずの協力、欧州適合性評䟡の振
興及び匷化、地域内の関係団䜓間における、たた囜際芏暡の垂堎監芖及び認定方針・シス
テム。
2第項aに掲げる掻動は、指什 98/34/EC 第条に定める委員䌚が本芏則第 14 条で
承認される機関に提出された芁件に関しお諮問を受けおいる堎合においおのみ、共同䜓の
補助の察象ずなるものずする。
第 33 条 共同䜓の補助察象ずなる機関
共同䜓の補助は、第 32 条に定める掻動を遂行する目的で、第 14 条で承認される機関に䞎
- 136 -
えられる。
しかしながら、共同䜓による補助はたた、第 32 条第項(a)及び(b)に定める以倖に、同条
文に明蚘された掻動を遂行する他の機関にも䞎えられる堎合がある。
第 34 条 資金
本芏則に掲げるずころの掻動に充おられる予算割圓額は、有効な財政枠内においお毎幎予
算圓局によっお決定されるものずする。
第 35 条 資金割付
1共同䜓による資金は、以䞋のように提䟛される
a申請の芁請がなくずも、第 14 条で承認される機関に察し、財務芏則に基づく亀付察
象ずなり埗る第 32 条(1)aからgに掲げる掻動を遂行するために、提䟛されるもの
ずする。
b申請を受け、あるいは公の資金調達手続きによっお、第 32 条(1)cからgにお
ける掻動を遂行する他の機関に提䟛されるものずする。
2. 第 14 条で承認される機関の事務局の、第 32 条(1)に掲げる掻動は、運営補助金
から提䟛される。曎新の際には、この運営補助金は自動的に枛額されるものではない。
3. 補助金の取り決めにおいおは、受絊者の間接経費が EC 予算から調達される運営補助金
から賄われる堎合を陀き、諞経費に぀いおは、掻動にかかる党盎接経費の最高 10たでを
定額支揎するこずが認められる。
4. 共通の協力目暙䞊びに、第14条で承認される機関に亀付される補助金に関する運営及び
財務条件は、財務芏則及び芏則EC, EuratomNo 2342/2002に基づき委員䌚ず圓該機関が
調印した包括協力合意曞においお定めるこずができる。欧州議䌚及び理事䌚は、かかる合
意の締結に぀いお通知されるものずする。
第 36 条 管理および監督
1適合性評䟡、認定、垂堎監芖掻動を補助するため、予算圓局によっお決定された予算割
圓額は、本芏則の目的を達成するために盎接必芁な準備、モニタリング、怜査、䌚蚈監査、
評䟡、たた特に研究、䌚議、情報提䟛、出版掻動に関連した䞀般管理費、情報亀換のため
の情報ネットワヌク関連経費、及び委員䌚が適合性評䟡及び認定掻動に利甚するその他の
管理及び技術支揎経費を賄うこずもできる。
2. 委員䌚は、共同䜓政策及び共同䜓法の芁件に照らし、共同䜓が補助する察象ずなる適合
性評䟡、認定及び垂堎監芖掻動の劥圓性を審査し、この評䟡の結果を2013幎月日たで
に、さらにその埌幎ごずに、欧州議䌚及び理事䌚に通知するものずする。
第 37 条 欧州共同䜓の経枈的利益の保護
1委員䌚は、本芏則に基づく補助を受けた掻動が実斜された堎合、詐欺、䞍正行為、その
他の違法行為に察する予防措眮の適甚により、実効的な監芖により、そしお䞍圓に支払わ
れた資金の回収により、共同䜓における財政䞊の利益が保護されるこずを確保するもので
- 137 -
ある。䞍法行為が認められた堎合は、共同䜓における財政䞊の利益の保護に関する 1995 幎
12 月 18 日付け理事䌚芏則EC, EuratomNo 2988/95(1) 、詐欺やその他の違法行為から
共同䜓における財政䞊の利益を守るため委員䌚が実斜する立ち入り怜査に関する 1996 幎 11
月 11 日付け理事䌚芏則EC, EuratomNo 2185/96 2、及び欧州䞍正察策局OLAF
European
Anti-Fraud Office (OLAF)(3) の捜査に関する 1999 幎月 25 日付け欧州議䌚及び理事
䌚芏則ECNo 1073/1999 3 に基づく効果的で適切な抑止効果のある眰則により、共同䜓
における財政䞊の利益が保護されるこずを確保するものである。
2本芏則に基づき補助される共同䜓域内の掻動においおは、芏則EC, EuratomNo 2988/95
第条(2) に掲げる䞍正行為ずは、共同䜓法芏定の違反、あるいは䞍圓な出費により共同
䜓の総予算や共同䜓が管理する予算に損倱を䞎える取り扱い事業者の行為による契玄矩務
䞍履行を指すものずする。
(1) 官報 L 312, 23.12.1995, p. 1. 委員䌚芏則によっお改正された芏則(EC) No
1233/2007官報L 279, 23.10.2007, p. 10
(2) 官報 L 292, 15.11.1996, p. 2.
(3) 官報 L 136, 31.5.1999, p. 1.
3. 本芏則から生じるあらゆる合意及び契玄は、委員䌚あるいは委員䌚が公認する代理人に
よる監督及び財務管理、䞊びに欧州監査院による䌚蚈監査必芁に応じお珟地で実斜され
る堎合もあるがを芏定するものである。
第 6 ç«  最終芏定
第 38 条 技術的指針
本芏則の斜行を円滑に進めるために、委員䌚は利害関係者ず協議し、拘束力のない指針を
起草するものずする。
第 39 条 暫定芏定
2010 幎月日以前に発行される認蚌は、2014 幎 12 月 31 日たでは有効である。しかしな
がら、本芏則は有効期限の延長や曎新に適甚されるものずする。
第 40 条 芋盎しず報告
*たでに委員䌚は、欧州議䌚䞊びに理事䌚に察し、本芏則、指什 2001/95/EC、及び垂堎監芖
に関連する EC 法埋文曞の適甚に関する報告曞を提出しなければならない。
報告曞は、
特に、
垂堎監芖分野における共同䜓芏則の敎合性に぀いお分析するものずする。適切であれば、
より良い芏則及び簡玠化のために、圓該文曞の改正・敎備を求める申請曞を添付する。党
補品に本芏則第章の適甚範囲を拡匵するこずに぀いおの評䟡を含むものずする。2013 幎
1 月 1 日たで、たたその埌幎ごずに、委員䌚は加盟囜ず協力し、本芏則の実斜に関する報
告曞を䜜成し、欧州議䌚䞊びに理事䌚に提出するものずする。
第 41 条 眰則
加盟囜は、取り扱い事業者に察し、本芏則の条文の違反に適甚される眰則のルヌルを決定
し、それが執行されるこずを確保するために必芁な党おの措眮を講ずる。芏定される眰則
は、効果的で、均衡のずれた、か぀抑止力のあるものであり、もし、関連事業者が本芏則
- 138 -
の条文に察し同様の違反を繰り返した堎合は、眰則を匷めるこずができるものずする。
加盟囜は委員䌚に、2010 幎月日たでにその芏定を通知し、それに圱響を受ける修正を
遅滞なく通知するものずする。
本芏則の発効日から幎。
第 42 条 指什 2001/95/EC の改正
指什 2001/95/EC の第条(3)は、以䞋のように差し替えられるものずする。
“3重倧なリスクを有する補品に関しお、関係圓局は第項bからfに掲げる適切
な措眮を緊急に講じるものずする。重倧なリスクを有するか吊かは、加盟囜が個々のケヌ
スに぀いお是非を芋極め、付属曞 II のに掲げる指針を考慮しお刀断するものずする。”
第 43 条 芏則の廃止
芏則EECNo 339/93 はこれにより 2010 幎 1 月 1 日をもっお廃止ずなる。廃止芏則ぞの参
照は、本芏則ぞの参照ず解釈されるものずする。
第 44 条 斜行
本芏則は、官報収茉の20日埌に斜行される。
2010幎1月1日から適甚されるものずする。
本芏則は、その党䜓においお拘束的であり、党加盟囜に盎接的に適甚される。
本芏則は、官報による公衚埌 12 日目から効力を発生するものずする。2010 幎 1 月 1 日
から適甚される。本芏則は、䜙すずころなく拘束力を持ち、党おの加盟囜においお盎接適
甚されるものずする。
ストラスブヌルにおいお。
欧州議䌚議長、閣僚理事䌚議長の眲名
付属曞Ⅰ 第14条においお承認される機関に適甚される芁件
本芏則第 14 条“機関”で承認される機関は、共同䜓域内で蚭立されるものずする。
2. 同機関の芏玄に基づき、共同䜓域内の囜内認定機関は、その芏則及び目的に埓い、包括
合意曞においお委員䌚ず亀わした合意に明蚘されるその他の条件を遵守するならば、その
䞀員ずなる資栌を䞎えられるものずする。
3. 圓該機関は、関連する党おの関係者ず協議するものずする。
4. 同機関は、そのメンバヌに察し、第10条䞊びに11条の芁件を満たすピア・゚バリュ゚ヌ
ションを提䟛するものずする。
5. 同機関は、本芏則に基づき委員䌚ず協力するものずする
付属曞Ⅱ マヌク
- 139 -
1. マヌクは、むニシャルの「」から成るものずする:
2. 本マヌクを瞮小たたは拡倧する堎合、第1項の目盛り付きの図面にある圢状が尊重
されるものずする。
3. 特定の法什が特定の寞法を課さない限り、マヌクは高さ5mm以䞊ずする。
- 140 -
3.4 消安法、電安法、ガス・LPG 法などぞの、リスクアセスメント抂念の導入
商品分類ず補品安党四法の芏制察象補品
井野孝
- 141 -
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
- 142 -
生掻・文化甚品 77 台所甚品及び食卓甚品銀噚、銀めっき品及び類䌌金 771 調理甚具 (6)
属品を陀く。 (8)
772 料理甚具 (5)
773 飲食噚 (7)
774 食卓噚具 (6)
775 食料貯蔵噚具 (6)
776 食卓甚ナむフフォヌクスプヌンはし及び同附属品 (2)
777 バヌアクセサリ (7)
779 その他の台所甚品及び食卓甚品 (6)
78 衣服履物及び身の回り品を陀く。 (9)
781 倖衣 (6)
782 例着 (6)
783 寝衣和装を陀く。 (3)
784 和服 (7)
785 く぀䞋 (4)
786 足袋 (3)
787 垜子 (3)
788 手袋ゎム補を陀く。 (2)
79 身の回り品 (9)
789 その他の衣服履物及び身の回り品を陀く。 (2)
791 ハンカチヌフ (4)
792 えり食り毛皮補を陀く。 (7)
793 ズボン吊りく぀䞋止めアヌムバンド衣服甚ベルトバックルカラヌ及びカフス
(6)
794 和装甚身の回り品 (7)
795 袋物 (5)
796 かばん (8)
797 かさ及び぀え (3)
798 扇子及びうちわ (3)
799 その他の身の回り品 (3)
80 履物 (7)
801 革靎スポヌツ専甚靎を陀く。 (3)
802 ゎム補履物サむズは総ゎムスリッパ及びサンダルを陀き革靎ず同じスポヌツ専甚
革靎を陀く。 (5)
803 プラスチック補履物スポヌツ専甚靎を陀く。 (3)
804 スポヌツ専甚靎 (4)
805 和颚履物 (4)
806 家庭甚スリッパゎム補スリッパを陀く。
809 その他の履物
81 装身具、身蟺现貚品及び銀噚 (6)
811 装身具 (9)
812 化粧甚具頭髪甚品か぀ら及びこれらに類するもの (6)
813 喫煙甚具 (4)
814 銀噚銀めっき補品及び類䌌金属補品装身具及び化粧甚具を陀く。 (4)
815 時蚈バンド (6)
819 その他の装身具身蟺现貚品及び銀噚 (5)
SG
①
○
○
○
○
○
○
液化ガス
②
ガス
③
高圧ガス
④
電機
â‘€
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
液化ガス
②
ガス
③
高圧ガス
④
電機
â‘€
82 家庭甚繊維補品 (9)
- 143 -
821 床敷物 (8)
822 寝具 (9)
823 こた぀ふずん座ぶずん及びクッション (3)
824 カヌテン及びずばり (2)
825 テヌブル掛けナプキン及び関連補品 (6)
826 いすカバヌ及び座ぶずんカバヌ (2)
827 タオルバスマット及び関連補品 (9)
828 かや (3)
829 その他の家庭甚繊維補品 (2)
83 家具 (27)
8301 たんす (3)
8302 戞だな (9)
8303 たな (5)
8304 ç®± (6)
8305 フォノキャビネット (4)
8306 机 (3)
8307 テヌブル卓子 (2)
8308 鏡台 (7)
8311 台 (9)
8312 いす怅子及び腰掛け (9)
8313 ベッド (9)
8314 マットレス運動甚を陀く。 (4)
8315 金庫 (3)
8316 ロッカヌ (2)
8317 噚物台 (8)
8318 衣こう桁぀い衝立及びびょうぶ屏颚
8321 垜子掛け及びかさ傘立
8322 ベビヌザヌクル及び揺らん
8323 サヌビスワゎン (3)
8324 本立ブック゚ンドを含む。及びマガゞンラック (3)
8325 黒板
8326 冷蔵庫電気を䜿甚しない冷蔵庫 (2)
8327 火ばち (5) 電気火ばち
8328 教壇及び挔壇
8331 ふみ台 → 脚立
8398 家具の郚分品及び附属品
8399 その他の家具
84 冷暖房甚、食品調理甚噚具及び装眮䞻熱源に電気を 841 暖房甚装眮及び攟熱噚 (9)
䜿甚しない䞊びに衛生蚭備甚品 (8)
842 暖房機噚 (5)
843 家庭甚調理機噚 (3)
844 業務甚厚房装眮 (9)
845 家庭甚枩氎機噚 (4)
SG
①
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
- 144 -
846 バヌナ倧圢ボむラを陀く。 (3)
847 衛生蚭備甚品 (5)
849 その他の冷暖房甚・食品調理甚噚具及び装眮䞻熱源に電気を䜿甚しない䞊びに
衛生蚭備甚品 (4)
85 その他の䜏生掻甚品 (9)
851 電気を䜿甚しない家庭甚噚具 (2)
852 家庭甚バスケットバケツ掗面噚ふろ堎甚品歯ブラシ及び袋もの (6)
853 台所甚ハンガヌ及び同類䌌補品 (4)
854 家庭甚園芞噚具 (6)
855 芞術品及び装食品銀補銀めっき及び同類䌌金属補品を陀く。 (9)
856 カヌテン及びずばり甚品生地を陀く。 (4)
857 日おい日よけ及びすだれ
858 鳥獣甚品家畜・家きん甚品を陀く。 (5)
859 他に分類されない䜏生掻甚品 (8)
86 医療甚品及び関連補品 (9)
861 衛生材料 (8)
862 蚺断甚線関連甚品 (4)
863 鋌補噚具 (7)
864 県科甚品及び関連補品 (8)
865 家庭甚治療機噚 (9)
866 歯科材料 (7)
867 衛生甚品及び関連補品 (7)
868 動物専甚医療甚品及び関連補品 (5)
869 その他の医療甚品及び関連補品 (2)
87 医薬品及び関連補品 (9)
871 神経系及び感芚噚官甚医薬品 (4)
872 個々の噚官系甚医薬品 (8)
873 代謝性医薬品 (5)
874 組織现胞機胜甚医薬品 (5)
875 生薬及び挢方凊方に基づく医薬品 (3)
876 病原生物に察する医薬品 (5)
877 治療を䞻目的ずしない医薬品 (5)
878 麻薬 (3)
879 動物に䜿甚する医薬品及び関連補品 (9)
88 化粧品、歯みがき、石けん、家庭甚合成掗剀及び家庭 881 化粧品 (6)
甚化孊補品 (5)
882 歯みがき (5)
883 石けんシャンプヌを陀く。 (6)
884 家庭甚合成掗剀 (2)
885 家庭甚化孊補品包装されたもの (5)
89 嚯楜装眮及びがん具 (7)
891 玉突き堎及びプヌル匏玉突き台装眮 (3)
892 運動堎装眮 (8)
893 硬貚カヌド及び遊戯甚メダル投入匏嚯楜装眮 (9)
894 宀内嚯楜甚具 (3)
895 がん具及び人圢 (9)
SG
①
液化ガス
②
○
ガス
③
○
高圧ガス
④
電機
â‘€
○
○
○
○
○
○
○
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
- 145 -
896 子䟛甚車䞡 (7)
899 その他の嚯楜装眮及びがん具狩猟甚わなを含む。
90 楜噚 (9)
901 ピアノその他けん鍵盀のある匊楜噚及びハヌプ (3)
902 オルガンリヌド楜噚及びリヌドオルガン電動匏を含む。 (7)
903 管楜噚 (3)
904 匊楜噚 (9)
905 打楜噚 (9)
906 電子楜噚及び電気楜噚 (2)
907 和楜噚 (4)
908 楜噚の郚分品及び附属品 (8)
909 その他の楜噚 (3)
911 野球・゜フトボヌル甚具 (2)
91 スポヌツ甚具靎及びナニフォヌムを陀く。 (9) 登山
912 バスケットボヌルバレヌボヌルラグビヌサッ力ヌアメリカンフットボヌルハン
もスポヌツずしおも
ドボヌルドッゞボヌル等甚具 (8)
913 フィヌルド・トラック甚具 (3)
914 テニス・卓球・バドミントン甚具 (3)
915 ゎルフ・フィヌルドホッケヌ・アむスホッケヌ・ボりリング甚具 (4)
916 スキヌ・アむススケヌト・ロヌラヌスケヌト・氎䞊スキヌ・サヌフィン・サヌフラむダヌ・
スクヌバ・ダむビング甚具 (6)
917 ボクシング・匓・フェンシング・歊道甚具 (8)
918 䜓操甚具 (9)
919 その他のスポヌツ甚具 (5)
92 印刷物、フィルム、レコヌド及びその他の蚘録物プログ 921 出版物 (6)
ラムを陀く。 (8)
922 出版印刷物 (3)
923 商業印刷物 (5)
924 蚌刞印刷物 (3)
925 映画甚フィルム珟像したもの及び写真補品 (2)
926 レコヌド及びその他の蚘録物プログラムを陀く。 (4)
927 印刷業甚サヌビス補品 (3)
929 その他の印刷物等 (2)
93 文具、玙補品、事務甚具及び写真甚品 (9)
931 筆蚘具 (7)
932 筆蚘具関連品 (4)
933 印章朱肉スタンプ及びスタンプ台 (4)
934 事務甚具 (3)
935 玙補品 (3)
936 謄写及び耇写甚品 (9)
937 写真甚品 (2)
938 絵画甚品及び曞道甚品 (2)
939 その他の文具玙補品事務甚具及び写真甚品 (8)
94 矎術品、収集品及び骚ずう品 (3)
941 矎術工芞品補䜜埌幎を経過しないもの (4)
942 収集品別掲を陀く。補䜜埌幎を経過しないもの (6)
SG
①
○
○
液化ガス
②
ガス
③
高圧ガス
④
電機
â‘€
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
943 骚ずう品補䜜埌幎を経過したもの
951 マッチろうそくくん薫物及び線銙 (6)
952 裁瞫甚小物甚具 (4)
953 暙識及び広告甚品 (7)
954 宗教甚具 (5)
959 他に分類されない生掻・文化甚品 (9)
茞送甚機噚
48 自転車 (3)
481 自転車 (6) → 手動車怅子を含む
488 自転車甚郚品及び附属品 (46)
489 その他の自転車
47 自動車及び二茪自動車原動機付自転車を含む。 (8) 471 完成自動車四茪及び六茪自動車 (6)
472 完成自動車二茪自動車原動機付自転車を含む。 (2)
473 トレヌラ (4)
再掲 ゚ンゞン (2)
475 シャシヌ機関駆動操瞊装眮及び車茪を備えるもの (2)
476 車䜓 (2)
478 郚品及び附属品 (7)
479 その他の自動車及び二茪自動車原動機付自転車を含む。
その他の機噚 56 冷凍機、冷凍機応甚補品及び装眮 (7)
561 冷凍機 (6)
562 空気調和機噚完成セットに限る。 (5)
563 冷凍冷蔵機噚完成セットに限る。 (8)
564 冷凍機応甚補品完成セットに限る。別掲を陀く。 (3)
565 冷凍機応甚装眮 (3) 陀湿機
566 冷华塔及びヒヌティングタワヌ空気調和冷凍冷蔵その他の冷凍機応甚補品及
び装眮に甚いるものに限る。 (2)
568 冷凍機冷凍機応甚補品及び装眮甚の郚品及び附属品 (4)
57 商業及びサヌビス業甚機噚 (8)
571 業務甚ランドリヌ機械装眮 (9)
572 業務甚ドラむクリヌニング機械装眮 (9)
573 く぀修繕装眮
574 矎容院・理髪店装眮 (9)
575 自動車甚サヌビス機噚・装眮 (6)
576 遊園地甚遊戯装眮 (4)
577 射的堎装眮・ぱちんこ装眮その他類䌌の嚯楜装眮 (3)
579 その他の商業及びサヌビス業甚機噚
58 自動販売機及び自動サヌビス機 (4)
581 自動販売機 (2)
582 自動サヌビス機 (9)
588 自動販売機及び自動サヌビス機の硬貚・玙幣・カヌド装眮及び郚分品
589 その他の自動販売機
59 事務甚機械及び装眮 (6)
591 耇写機事務甚オフセット印刷機及び謄写機 (6)
592 事務甚文曞䜜成装眮 (6)
593 レゞスタ金銭登録機 (4)
594 電子匏卓䞊蚈算機䌚蚈機械及び電子匏卓䞊翻蚳機 (5)
SG
①
液化ガス
②
ガス
③
高圧ガス
④
電機
â‘€
95 その他の生掻・文化甚品 (5)
○
○
○
○
- 146 -
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
- 147 -
595 電子ファむリング装眮及びマむクロシステム機噚 (6)
599 その他の事務甚機械 (9)
60 民生甚電気・電子機械噚具 (9)
601 映像機噚 (5)
602 音声機噚 (9)
603 民生甚電子機噚の関連機噚 (5)
604 電熱甚品理矎容甚のものを陀く。 (5)
605 電気冷蔵庫及び電気冷凍機応甚補品 (6)
606 扇颚機換気扇及び関連補品 (4)
607 電気掗濯機業務甚を陀く。 (3)
608 電気掃陀機 (2)
609 その他の民生甚電気・電子機械噚具 (8)
61 電子応甚装眮電子蚈算機及び関連装眮䞊びに通信装 611 線装眮 (9)
眮及び関連装眮を陀く。 (7)
612 粒子加速装眮 (9)
613 攟射性物質応甚装眮 (5)
614 音波応甚装眮 (6)
615 電磁応甚装眮 (5)
616 電力応甚装眮 (6)
619 その他の電子応甚装眮電子蚈算機及び関連装眮䞊びに通信装眮及び関連装眮
を陀く。 (9)
62 その他の電気・電子機械噚具 (7)
621 電球類 (9)
622 照明噚具 (7)
623 電池 (3)
624 電気也燥装眮及び加熱装眮 (7)
625 電磁応甚補品 (7)
626 内燃機関の電装品 (9)
629 他に分類されない電気・電子機械噚具
63 蚈量噚分析機噚詊隓機及び蚈枬機噚別掲を陀く。 631 基本単䜍蚈量噚蚈枬制埡機噚を陀く。 (6)
(8)
632 誘導単䜍蚈量噚蚈枬制埡機噚を陀く。 (9)
633 粟密枬定機噚 (9)
634 電気蚈枬噚 (6)
635 蚈枬制埡機噚電気蚈枬噚を陀く。 (6)
636 詊隓機及び分析機噚 (6)
637 枬量機 (9)
639 その他の蚈量機,分析機噚,詊隓機及び蚈枬機噚別掲を陀く。
64 時蚈 (7)
641 りオッチ完成品 (2)
642 クロック完成品 (5)
643 りオッチムヌブメント (2)
644 クロックムヌブメント (2)
645 時蚈の郚分品別掲を陀く。 (3)
646 りオッチ及びクロックのケヌス䞊びにその郚品 (2)
649 その他の時蚈の郚分品 (5)
SG
①
液化ガス
②
ガス
③
高圧ガス
④
電機
â‘€
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
65 理化孊機械及び光孊機械 (5)
66 医療甚機噚 (9)
67 歊噚 (9)
- 148 68 利噚工匠具及び手道具 (3)
生産甚蚭備機 27 ボむラ (5)
噚及び゚ネル
ギヌ機噚
28 機関及びタヌビン (7)
29 原子力機噚 (5)
651 理化孊機噚 (8)
652 光孊機械 (4)
653 カメラ及び写真甚品 (9)
654 映画装眮 (5)
659 その他の理化孊機械及び光孊機械
再掲 画像蚺断システム (9)
再掲 生䜓珟象蚈枬・監芖システム (6)
663 医甚怜䜓怜査機噚 (7)
664 凊眮甚・斜蚭甚機噚 (9)
665 生䜓機胜補助・代行機噚 (6)
666 治療甚・手術甚機噚 (9)
667 歯科甚機噚 (5)
668 動物専甚機械噚具・装眮 (8)
669 その他の医療甚機噚
671 銃 (6)
672 ç ² (7)
673 爆発物投射機 (9)
674 戊闘車䞡 (6)
675 銃匟 (6)
676 砲匟 (9)
677 爆発物 (9)
678 指揮装眮照準装眮を含む。 (8)
679 その他の歊噚 (9)
681 利噚 (7)
682 工匠具 (6)
683 手道具 (7)
271 䞀般陞甚ボむラ (7)
272 発電甚ボむラ (5)
273 舶甚ボむラ (6)
274 車䞡甚ボむラ (5)
279 その他のボむラ
281 内燃機関 (9)
282 è’žæ°—æ©Ÿé–¢
283 蒞気タヌビン (5)
284 氎力タヌビン (4)
285 氎車氎力タヌビンを陀く。
286 ガス流䜓タヌビン (4)
289 その他の機関及びタヌビン (4)
291 原子炉蚭備 (5)
292 栞燃料集合䜓及び郚分品 (2)
293 栞燃料サむクル蚭備 (4)
SG
①
液化ガス
②
ガス
③
高圧ガス
④
電機
â‘€
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
- 149 -
294 攟射線利甚機噚
299 その他の原子力機噚
30 重電機噚 (5)
301 回転電気機械 (5)
302 静止電気機械噚具 (9)
303 開閉制埡装眮 (9)
304 配線噚具䞊びに配電及び制埡装眮の郚分品 (4)
309 その他の重電機噚
31 ポンプ圧瞮機真空ポンプ送颚機油圧機噚及び空 311 ポンプ (7)
気圧機噚 (6)
312 圧瞮機冷凍機を陀く。 (4)
313 真空ポンプ及び真空装眮 (7)
314 送颚機排颚機を含む。 (4)
315 油圧機噚 (8)
316 空気圧機噚 (5)
32 金属加工機械 (8)
321 金属工䜜機械 (9)
322 金属次補品補造機械及び粟敎仕䞊装眮 (6)
323 第次金属加工機械 (9)
324 電気溶接機及びガス溶接・溶断機䞊びに装眮 (6)
325 金属加工機械の附属機噚及び構成品 (9)
326 金属加工機械の保持具 (4)
327 治具取付具及び金属加工甚具 (6)
329 その他の金属加工機械
33 マニピュレヌタ、ロボット及びその関連装眮 (4)
331 マニピュレヌタ (4)
332 ロボット (7)
333 ロボット郚品附属品及び附属装眮
334 システム関連装眮 (3)
34 工具金型及びロヌル (5)
341 機械工具 (7)
342 手持工具 (6)
343 金型 (4)
344 産業甚暡型 (4)
345 ロヌル (4)
35 運搬・昇降・貚物取扱装眮及びその関連装眮 (8)
351 クレヌン (8)
352 コンベダ (8)
353 巻䞊機 (9)
再掲 玢道 (5)
355 ゚レベヌタ゚スカレヌタ及び動く歩道 (4)
356 駐車装眮 (3)
357 リフト及びゎンドラ (3)
359 その他の運搬・昇降・貚物取扱装眮及びその関係装眮 (8)
36 繊維機械及び瞫補機械 (9)
361 人造繊維補造機械 (5)
362 玡瞟機械 (9)
363 準備機械 (3)
SG
①
液化ガス
②
ガス
③
高圧ガス
④
電機
â‘€
○
○
○
○
○
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
37 印刷関連機械及び玙工機械 (4)
38 化孊繊維 (8)
- 150 -
39 鉱山・建蚭機械 (8)
40 蟲林・持業甚機械 (13)
41 保安・環境保党機噚 (8)
364 織機 (6)
365 線組機械 (5)
366 染色仕䞊機械 (8)
367 瞫補機械 (2)
368 繊維機械甚郚甚品 (5)
369 その他の繊維機械及び瞫補機械 (6)
371 印刷機械 (8)
372 補版機械 (9)
373 補本機械 (6)
374 玙工機械 (4)
381 分離甚機噚 (5)
382 熱亀換噚化孊装眮甚に限る。 (6)
383 混合機かくはん機及び粉砕機化孊装眮甚に限る。 (7)
384 反応甚機噚蒞煮機噚及び化孊工業甚炉 (3)
385 搭そう機噚貯蔵そう及び電解そう (2)
386 也燥機噚化孊装眮甚に限り赀倖線也燥装眮及び誘電加熱装眮を陀く。 (4)
387 焌成機 (4)
389 その他の化孊機械 (2)
391 鉱山機械・装眮 (8)
392 建蚭機械 (9)
393 ç Žç •æ©Ÿ (7)
394 摩砕機グラむンディングミル (8)
395 砎砕機及び摩砕機の補助機 (6)
396 遞別機 (7)
397 遞別機の補助機 (3)
399 その他の鉱山・建蚭機械
再掲 蟲林甚トラクタ (3)
4002 敎地甚機具 (7)
4003 栜培管理甚機具 (7)
4004 収穫調敎甚機具 (9)
4005 怍物粗補繊維加工甚機 (3)
4006 畜産甚機械噚具 (8)
電撃殺虫噚
4007 蚕皮補造甚及び逊蚕甚機噚・甚具 (7)
4008 林業甚機械噚具 (9)
4011 持具 (9)
4012 持業甚蚈噚 (5)
4013 増逊殖甚噚材 (5)
4014 遊魚甚぀り釣具及び附属品 (8)
4099 その他の蟲林・持業甚機噚
411 産業甚安党保護具 (8)
412 救呜噚具船甚及び航空機甚を含む。 (9)
SG
①
液化ガス
②
ガス
③
高圧ガス
④
電機
â‘€
○
○
○
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
- 151 -
413 消火蚭備及び消火噚具 (5)
414 鉄道信号保安装眮 (4)
415 譊報蚭備及び信号装眮 (5) ガス挏れ譊報機
416 公害防止装眮 (4)
417 浄氎装眮 (2)
419 その他の保安・環境保党機噚
42 トラクタ (3)
421 蟲林甚トラクタ (5)
422 建蚭甚トラクタ (6)
429 その他のトラクタ
43 その他の産業甚機械 (8)
431 食品及び飲料の加工機械・装眮 (9)
432 パルプ・補玙機械 (4)
433 ゎム工業甚機械及び合成暹脂加工機械 (2)
434 朚材加工機械 (7)
435 工業炉燃焌炉及び電気炉 (9)
436 鋳造機械・装眮 (7)
437 包装機械及び荷造り機械 (4)
439 他に分類されない産業機械 (9)
44 軞受チェヌン歯車動力䌝導装眮及び最滑装眮 (5) 441 軞受 (8)
442 チェヌン (6)
443 歯車スプロケットを含む。 (7)
444 動力䌝導装眮 (4)
445 最滑装眮 (6)
45 匁及び管継手 (3)
451 匁 (2)
452 管継手 (2)
459 その他の匁及び管継手
111 ゎムタむダ及びチュヌブ (9)
2 加工基瀎材 11 ゎム補基瀎材 (9)
及び䞭間補品
112 蟲業機械甚ゎム補品 (2)
(17)
113 再生ゎム (3)
114 カヌボンマスタヌバッチ及び粉末ゎム (2)
115 ゎムホヌス (7) 高圧ホヌス等
116 ゎム補履物甚品及び補修材料 (2)
117 ゎムベルト (6)
118 工業甚ゎム補品 (9)
119 その他のゎム補基瀎材 (9)
18 鉄及び鋌 (9)
181 銑鉄原鉄補鋌甚ベヌスメタル及び玔鉄塊 (4)
182 鋳鉄品 (5)
183 フェロアロむ及び同類䌌補品 (8)
184 粗鋌及び鋌半補品 (2)
185 鋳鋌品鍛鋌品及び鍛工品 (3)
186 熱間圧延鋌材熱間抌出圢鋌を含み溶接鋌を陀く。 (3)
187 鋌管鋳鋌管及びベンディングロヌルで加工した鋌板補の管を陀く。 (3)
SG
①
液化ガス
②
○
ガス
③
高圧ガス
④
電機
â‘€
○
○
○
① 消費生掻甚補品安党法マヌク補品
② 液化石油ガスの保安の確保に及び取匕の適正化に関する法埋
③ ガス事業法
④ 高圧ガス保安法
â‘€ 電機甚品安党法
25 容噚茞送甚及び分配甚容噚に限る。
及び包装甚副材料別掲を陀く。 (9)
22 電線及びケヌブル (4)
- 152 -
5 情報通信
機噚 (4)
55 電子郚品 (9)
SG
①
188 冷間仕䞊鋌材めっき鋌材衚面凊理鋌板冷間ロヌル成型鋌材及び溶接圢鋌 (5)
189 その他の鉄及び鋌 (4)
251 金属補容噚 (9) 高圧ガス容噚
252 ガラス補容噚 (7)
253 プラスチック補容噚 (7)
254 箙, 板玙及びセロファン補容噚 (9)
255 朚補及び竹補容噚 (2)
256 繊維補容噚 (5)
257 せん, ふた及び容噚の附属品 (3)
258 粘着テヌプ (7)
259 その他の容噚 (7)
221 銅線 (2)
222 アルミニりム線 (2)
223 光ファむバ補品 (2)
229 その他の電線及びケヌブル
液化ガス
②
ガス
③
高圧ガス
④
電機
â‘€
○
○
○
○
○
551 電子管 (9)
○
552
553
554
555
556
557
558
559
○
○
○
○
○
○
○
○
半導䜓玠子 (9)
集積回路胜動成分を含む。 (9)
受動郚品 (9)
接続郚品電子機構郚品 (9)
倉換郚品 (9)
メモリヌ郚品 (2)
電子郚品の郚分品及び材料 (8)
その他の電子郚品 (2)
芏栌の階局化
埓来工業に係わる芏栌は通垞個別の補品の構造や機胜を定めおきおいる。
しかし近幎 ISO 9000 品質システムや IS014000環境マネゞメントシス
テムに芋られるように芏栌は䌁業の補品に察する管理基準を䞀緒に含めお
定めおきおおり芏栌が拡匵され぀぀ある。
囜際安党芏栌においおも個別の補品に関する安党性確保の構造や機胜を定め
るだけでなく各皮補品に共通するような安党性確保の機胜を䞀般芏栌ずしお
定めおこの䞀般芏栌に基づいお逆に個別補品の安党性確保の基準を定めよう
ずしおきでいる。
芏栌を機胜別に分類しお定めおその組み合せで個別補品芏栌を定めるような
芏栌構成方法を芏栌の階局化ず呌ぶ。階局化は倚くの埓来の個別補品に関する
囜家芏栌類を暪断的に参照した科孊的考察の結果ずしお必然的に生じおきおい
る。
ISO/IEC ガむド 51 ずは, ISO ず IEC が共同で安党芏栌制定のために瀺した指
針である。 ISO/IEC  51 はこの䞡機関の合意事項ずしお䞖界暙準化䜓系制
定の目的で䜜成された指針である。この指針では安党に関する芏栌を以䞋に瀺
すように通りに分類しお䜜成するよう芏定しおいる。
- 153 -
囜際安党芏栌の階局化構成
ISO/IEC ガむド 51安党芏栌䜜成のためのガむドラむン
囜際暙準化機構ISO
芏栌分類
囜際電気暙準䌚議IEC
(機械類の安党性)
機械類の安党性䞀基本抂念
基本安党芏栌
䞀般蚭蚈原則芏栌
党おの芏栌類で共通に
(ISO/TR12100)
適芁できる基本抂念
リスクアセスメシト芏栌
蚭蚈原則を扱う芏栌
(ISO 14121)
むンタロック芏栌(ISO
グルヌプ安党芏栌B 電気蚭備安党芏栌IEC
14119)
広範囲の機械類で利甚で 60204)
ガヌドシステム芏栌(ISO
きるような安党又は安 非垞停止芏栌(IEC 13850)
14120)
党装眮を扱う芏栌
センサ䞀般安党芏栌(IEC
システム安党関連郚(ISO
61496)
13849-1)及び
センサ応甚芏栌(IEC 62046)
安党関連郚品芏栌(ISO
電気的安党機胜芏栌(IEC
13849-2)
61508)
安党距離芏栌(ISO 13852)
スむッチ類芏栌(IEC 947)
突然の起動防止芏栌(ISO
EMC 芏栌 ClEC 61000 べ
14118)
トランス芏栌(IEC 76
䞡手操䜜制埡装眮芏栌(ISO
防爆安党芏栌 CIEC 79
13851)
マットセンサ芏栌(ISO
13856)
階段類の芏栌(ISO 14122)
個別の補品芏栌
特定の機械に察する詳现な安党芁件を芏定する芏栌
個別の補品は基本安党芏栌ずグルヌプ安党芏栌を利甚しお䜜成するこず。ただし,䞍足
する堎合䞊びに芏栌が芁求を満たさない堎合は新しく芏定しおよい
補品䟋工䜜機械,産業甚ロボット鍛圧機械,無人搬送車,化孊プラント茞送機械など。
1).基本安党芏栌党おの補品、サヌビス等における安党䞀般に関する基本的な
抂念や原則芁求事項で構成される芏栌。
2).グルヌプ安党芏栌異皮もしくは同皮の補品/サヌビス等の安党面で利
甚できる芏栌で耇数の技術委員䌚又は分科䌚で扱われるような芏栌
である。できる限り基本安党芏栌を匕甚するこず。
3).補品安党芏栌単䞀の技術委員䌚又は分科䌚の管蜄内で扱われる特定の
又は同皮の補品/サヌビス等の安党面で構成される芏栌である。できる限り基
本安党芏栌ずグルヌプ安党芏栌を匕甚するこず。
䞊述の分類で3)は個別の補品に関する安党芏栌であっお1)及び 2)の芏栌
をできる限り匕甚するこずを芏定しおいる。2)は 3)の補品芏栌を扱う耇数の技
術委員䌚で利甚可胜な補品等に関する芏栌の䜜成を芏定しおいる。
1)は党補品及びサヌビスの安党䞀般を扱っお安党確保の䞀般原則を扱うべき
ず芏定しおいる。このように, ISO/IEC ガむド 51 は安党に関する芏栌を階局化
しお定めるように芏定し、これにより新補品を合む皮々の補品芏栌が未だ定
- 154 -
たっおいない個別補品であっおもグルヌプ安党芏栌及び基本安党芏栌を甚い
お安党性の怜蚌等が行えるこずになっおいる。
芏栌の䜍眮づけず他芏栌ずの関係
ISO/IEC ガむド
ISO 機械系
機械類の安党性―基本抂念、
䞀般蚭蚈原則芏栌(ISO 12100)
芏栌(ISO 14121)
芏栌(ISO 14119)
芏栌(ISO 14120)
    安 å…š 芏 æ Œ (ISO 13849-1)
安 å…š 関 連 郚 品 芏 æ Œ (ISO
13849-2)
安党距離芏栌(ISO 13852)
非垞停止芏栌(ISO 13850)
突 然 の èµ· 動 防 æ­¢ 芏 æ Œ (ISO
14118)
äž¡ 手 操 䜜 制 埡 装 眮 芏 æ Œ (ISO
13851)
芏栌(ISO 13856)
階段類の芏栌(ISO 14122)
統合生産芏栌(ISO 11161)
IEC 電気系
A 芏栌
基本安党芏栌
党おの芏栌類で
共通に利甚でき
る基本抂念、蚭蚈
原則を扱う芏栌
B 芏栌
グルヌプ安党芏
栌
広範囲の機械類
で利甚できるよ
うな安党又は安
党装眮を扱う芏
栌
電気蚭備安党芏栌
(IEC 60204)
䞀般安党芏栌(IEC
61496)
   応 甹 芏 æ Œ (IEC
62046)
電気的安党機胜芏栌
(IEC 61508)
    類 芏 栌 芏 栌 (IEC
60947)
EMC 芏栌(IEC61000-4)
芏栌(IEC60076)
防 爆 安 å…š 芏 æ Œ (IEC
60079)
ISO
11161
:2007
C 芏栌
ロボット芏栌(ISO 10218)
個別機械安党芏
ISO
栌特定の機械に
10218
察する詳现な安
党芁件を芏定す
る芏栌
補品䟋工䜜機械、産業甚、鍛圧機械、無人搬送車、化孊、茞送機械など
リスクアセスメントずステップメ゜ッドISO12100-1
リスク䜎枛のための方法論ではその内容は二぀に分類される。その䞀぀はリ
スクアセスメントでありもう䞀぀はステップメ゜ッドず呌ばれるリスク䜎
枛のための技術的保護方策である。
リスクアセスメントはたず圓該機械に関する䜿甚䞊の制限意図する䜿甚
合理的に予芋可胜な誀䜿甚の考慮等空間䞊の制限機械の可動範囲オペレ
ヌタヌ機械間むンタフェヌス等時間䞊の制限機械各コンポヌネントのラ
- 155 -
むフリミット等で構成される機械類の制限から始たりその制限範囲内で
機械によっお匕き起こされる可胜性のある皮々の危険源恒久的な危険源及び
予期せずに珟れ埗る危険源を同定し可胜な限り芁因の定量的なデヌタ等を
もずにそれぞれの危険源に぀いおどのくらいのリスクがあるかを算定し結果
ずしおリスクの䜎枛が必芁マあるかどうかを最終的に決定する䜜業である。
危険源の陀去又はリスクの䜎枛が必芁な堎合はステップメ゜ッド優先順
䜍付けがなされおいるず呌ばれる次の方策によるリスク䜎枛を行う。
ステップメ゜ッド
・
本質的安党蚭蚈方策
・
安党防護及び付加保護策
・
残留リスクに぀いお䜿甚䞊の情報
①
リスクアセスメント
リスクアセスメントはISO 12100 の䞭栞をなす芏定の䞀぀である。その詳现
は ISO 14121 (Safety of machinery-Principles for risk assessment)で瀺さ
れおいるこの芏栌は ISO 12100 に代衚される囜際安党芏栌に瀺されおいるリ
スグアセスメントを系統的に行うための原則を蚘したものであり機械類で想
定される危険源を同定しリスクを芋積もり評䟡するための手順ずリスクアセ
スメントの実斜に関しお芁求される提出文曞の圢匏に぀いお述べおいる。
ISO 12100 の抂芁
→
リスクアセスメント及びリスク䜎枛の反埩的プロセス
→
↑
䜿甚䞊の情報
↓
危険源の同定
↓
リスク芋積り

ステ
ップ
↑
安党防護策付加保 
保護
護策含む
法策
↑
本質的安党蚭蚈方針
↑
← No
スタヌト
↓
機械類の制限の決定
←
↓
リスク評䟡
↓
適切にリスクは䜎枛
されたか
Yes ↓
ストップ
- 156 -
リスク分析
リ
ス
ク
ア
セ
ス
メ
ン
ト
② ステップメ゜ッド(ISO 12100-2)
i). 保護方策䞀本質的安党蚭蚈方策(ISO 12100-2)
ガヌド又は保護装眮を䜿甚しないで機械の蚭蚈又は運転特性を倉曎するこ
ずにより,危険源を取り陀くか又は危険源に開運するリスクを䜎枛する保護方
策でありa危険源を回避する方法b危険区域ぞの進入の必芁性を䜎枛す
るこずにより危険源ぞさらされる機䌚を制限する方法に倧別される。
a危険源を回避する方法
9
幟䜕孊的及び物理的芁玠に関する配慮
9
機械蚭蚈に関する䞀般的技術知識の考慮
9
機械的結合の安党原則
9
人間工孊原則の遵守
9
制埡システム蚭蚈䞊の安党原則
9
安党機胜故障の確率の最小化
9
空圧油圧蚭備の危険源防止 定栌圧力 危険な流䜓の流出
9
電気的危険源の防止 等
b危険区域ぞの進入の必芁性を䜎枛する方法
9
蚭備の信頌性による危険源ぞの暎露機䌚の制限
9
搬入䟛絊搬出取り出し䜜業の機械化及び自動化による危険源
ぞの暎露機䌚の制損
9
蚭定段取り等及び保党の䜜業䜍眮を危険区域倖ずするこずによる
危険源ぞの暎露機䌚の制限
ii). 保護方策䞀安党防護及び付加保護方策IS0 12100-2)
本質的蚭蚈方策により合理的に陀去できない危険源又は十分に䜎枛できない
リスクから人を保護するための安党防護物の䜿甚による保護方策であり次の
䞉぀に分類される.
aガヌド個定匏ガヌド可動匏ガヌド調敎匏ガド制埡匏ガヌド等
b保護装眮䞡手操䜜成制埡装眮むンタヌロック装眮怜知装眮ラむト
カヌテンレヌザスキャナ等等
c付加保護方策非垞停止捕捉された人の脱出及び救助遮断及び土ネル
ギヌの消散
等
iii). 保護方策䞀䜿甚䞊の情報IS0 121002
䜿甚者に情報を䌝えるための䌝達手段䟋えば文章語句暙識信号
蚘号回圢を個別に又は組み合わせお䜿甚する保護方策であり倧きく次
の方策に分類される.
a信号及び譊報装眮
b衚瀺暙識絵文字譊告文
c附属文曞特に取扱説明曞
危険源の同定
ISO 14121, 附属害本曞の付録 4などを䜿甚しお圓該機械の危険源
- 157 -
を探し出す方法。
なお危険源の同定の段階で危険源が芋萜ずされるず結果ずしお危害に至
るこずになるので危険源を同定する堎合はシステマティックで包括的な
危険源分析の手法を甚いるこずが望たしいその危険源分析の方法には挔鐞
的方法トップダりンアプロヌチず垰玍的方法ボトムアップアプロヌチ
の二぀がある。
挔鐞的方法ずは危害の発生ずいう最終事象を仮定しこの最終事象を匕き
起こすず考えられる事象を逆に探し出す方法であるこれず逆の方法は垰玍
的方法ず呌ばれる垰玍的方法ずは機械の故障を想定しこの故障が匕き起
こすず考えられる事象を探し出す方法である。
危害から危険源を探し出す方法が挔鐞的方法トップダりンアプロヌチで
あり曎に危険源から危害を探し出す方法が垰玍的方法ボトムアップアプ
ロヌチである。
挔鐞的方法ず垰玍的方法のむメヌゞ
ト
ッ
プ
ダ
ã‚Š
ン
ア
プ
ロ
ヌ
チ
危害
↓
危険事象
↓
危険状態
↓
↓
↓
↓
↓←
危険区域
↓
危険源
↑
↑
↑
→↓
人
ボ
ト
ム
ア
ッ
プ
ア
プ
ロ
ヌ
チ
危険源の同定
危険源分析手法
↓
Proces
hazard
identification
HAZOP
What if
FTA
↓
Hardware hazard
identification
FMEA
FMECA
MOP
PHA
Maintenance
Analisis
↓
Control hazard
identification
CHAZOP
SADT
Structured
methods
《略号の正匏名称》
・HAZOP (Hazard and operability study)
・FTA (Fault tree analysis)
・PHA (Preliminary hazard analysis)
- 158 -
↓
Human
hazard
identification
Task analysis
HTA
Action
error
analysys
Human
relaiability
analysys
・FME A (Failure mode and effect analysis)
・FMECA (Failure modes j effects, and criticality analysis)
・MOP (Maintenance and operability study)
・CHAZOP (Computer hazard and operability study)
・SADT (Structured Analysis and Design Techniques)
・HTA (Hierarchical task analysis)
①挔鐞的方法:FTA など
挔鐞的方法ずしおは, FTA (Fault Tree Analysis,故障の朚解析が䞀般的
である。
②垰玍的分析法:FMEA, PHA など
垰玍的方法ずしおは, FMEA (Failure Modes and Effects Analysis, 故障
モヌド及び圱響分析)や PHA (Potentially Hazardous Asteroids, 予備危険源分
析)が䞀般的である。
- 159 -
FTA
定矩
ツヌル抂芁
利甚者
利甚段階
利甚目的
必芁な情報
入力情報
埗られる情報
出力情報
利甚に係る
メリット及び
デメリット
あるアむテムにおいお,各䞋䜍アむテムに存圚し埗るフォヌル
トモヌドの調査䞊びにその他の䞋䜍アむテム及び元のアむテ
ムさらに䞊䜍のアむテムの聟求機胜に察するフォヌルトモ
ヌドの圱響の決定を含む定性的な信頌性解析手法.
(ある芁求機胜に察しおフォヌルトをも぀アむテムのずり埗る
状態.)
FTA は,システム党䜓の特定欠陥事象の発生芁因を遡及的に解析
するための定性的あるいは定量的な手法であるシステムの欠
陥事象トップ事象を蚭定し関連するサブシステムや構成
品などの原因ずみなされる䞋郚事象ず論理蚘号を甚いお FT 図
を䜜成し,さらに基本事象に故障の発生確率を割り付けおトッ
プ事象の発生確率を定量的に求めるこずが可胜である。
FTA は, 1960 幎代初期に米囜の倧陞間匟道ミサむルの開発段階
においおミサむル打ち䞊げ管制システムの安党性を評䟡する
ためにベル通信研究所が開発し䜿甚したのが始たりずされおお
り日本でも自動車や電気機噚などの蚭蚈開発に倚ぐの適甚
䟋がある。
FTA の手順は通垞次の四぀のプロセスで構成される。
1察象システムずトップ事象欠陥事象を決定する。
2トップ事象の発生原因ずなる次䞭間事象を求めトップ事
象ず論理蚘号を甚いお結合する。
3䞭間事象に぀いお 2ず同様の怜蚎を行う。
4䞋䜍事象が基本事象ずなれば䞭止しFT 図を完成させる。
蚭蚈者生産技術者管理者など
䌁画段階
システムの欠陥事象の原因系を定性的・定量的に把握する
トップ事象䞭間事象基本事象の特定ず各事象間の因果関
係論理和及び論理積基本事象の発生確率
察象補品の蚭蚈生産技術コスト信頌性などの点から芋た
取り組むべき重芁な点
《メリット》
・トップ事象の発生経路を明確にし臎呜的事象を特定できる.
・各基本事象の発生確率が既知の堎合はトップ事象の発生確
率を蚈算するこずができる.
・トップ事象の発生に察する各基本事象の寄䞎床を把握できる。
《デメリット》
・トップ事象発生の原因ずなる事象のみに぀いお分析するため
トップ事象に無関係な䞭間基本事象に぀いおは解析できない。
- 160 -
FMEA
定矩
䞋䜍アむテム又は倖郚事象もしくはこれらの組合せのフォヌ
ルトモヌドのいずれかが定められたフォヌルトモヌドを発生
させ埗るかを決めるための, FTA 圢匏で衚された解析
ツヌル抂芁
FMEA は補品の朜圚故障モヌドを摘出しその故障がシステム
に及がす圱響を順次考察しお定性的に評䟡しシステムの信
頌性の問題点及び必芁な察策を導出するための手法である。
米囜のアポロ蚈画においお信頌性及び安党性の評䟡に甚いら
れ成果をあげたこずにより広く知られるようになり珟圚では
自動車や航空機などの蚭蚈開発をはじめずする幅広い分野で適
甚䟋がある。
FMEA の手順は通垞次の五぀のプロセスで構成される.
1解析察象ずするシステム及びそれを構成する郚品や芁玠を
決定する。
2各故障モヌドの発生頻床圱響床を評䟡するための基準を決
定する。
3具䜓的な故障モヌドを列挙しその圱響を蚘述する.
4) 2)の評䟡基準に基づき故障モヌドの圱響解析を行い各芁玠
の重芁床“発生頻床×圱響床”等ずしお定矩するを評䟡する.
5重芁床に応じお各芁玠に必芁な察策を怜蚎する
利甚者
蚭蚈者生産技術者管理者など
利甚段階
䌁画段階
利甚目的
システムの信頌性の問題点及び必芁な察策を導出する
必芁な情報
蚭蚈察象の仕様,類䌌補品等の故障事䟋デヌタ重芁床に関する
入力情報 刀断指暙
察策案
埗られる情報 重芁床の商い故障モヌドの特定ずその改善のための察策
出力情報
利甚に係る
《メリット》
メリット及び
・ハヌドりェアの単䞀故障の解析に適しおいる.
デメリット
・構成品すべおに぀いで故障の怜蚎ができる.
・䞍適切が刀明した蚭蚈にはその時点で改善を図るこずが
可胜である
ため開発費甚ず開発期間が削枛できる.
・蚭蚈段階だけでなく補䜜工皋怜査工皋の改善などにも
応甚可胜
《デメリット》
‘定量的な評䟡には適さない
消費生掻甚補品の危険源特定
① 消費生掻甚補品の危険源特定特性芁因図
- 161 -
- 162 -
②
消費生掻甚補品のリスク分析ず安党察策チェックシヌト
消費生掻甚補品に該圓する危険源を参考文献等から該圓するものをリ
ストアップし、危険源ごずに分類し、チェックリストずしお線集した。
「消費生掻甚補品の危険源特定チェックリスト」に基づき、個別補品の
危険源を該圓する・該圓しないかを刀断するこずが可胜ずなる。
消費生掻甚補品の危険源の倧分類項目
--電気的な危険源感電、発煙、発火
--熱的な危険源火傷
--機械的な危険源
--補品の萜䞋・転倒
--回転郚分から来る危険源
--振動・隒音からくる危険源
--砎裂・爆発の危険源
--補品から発生する生物孊的・化孊的な危険源廃棄埌の毒性を含む
--補品の䜿甚環境からくる危険源
--攟射線に起因する危険源
--電磁䞡立性EMCに起因する危険源
--人間工孊を無芖した蚭定による危険源
◇ISO 芏栌 12100-1:2003 蚭定のための基本抂念・原則JISB9700-1
â–œIEC ガむド 104:1997 安党出版物の䜜成・基本安党及びグルヌプ安党出版
物の䜿甚
▲ACOS/366/INF:2005 安党関連のリスクアセスメント芏栌
○ISO/IEC ガむド 50:2002
☆EIAJ(珟 JEITA:目で芋る補品安党 ver2 (PS チャヌトブック)
- 163 -
- 164 -
- 165 -
- 166 -
- 167 -
- 168 -
3.5 第䞉者認蚌制床システムぞの、リスクアセスメントの導入
()消費生掻甚補品の䞻芁法芏及び認蚌マヌク
囜内の消費生掻甚補品の䞻芁法芏ず認蚌マヌクは図に瀺すずおりである。
消費生掻甚補品の䞻芁法芏及び認蚌マヌク、電気甚品安党法ず S マヌク認蚌
制床の抂念図G マヌク認蚌の抂念図
階局的芏栌䜓系の導入
・
消費生掻甚補品の階局的芏栌䜓系の䟋
・
電気補品の階局的芏栌䜓系の䟋
補品安党に関連する保険制床に぀いお
・
補品安党に関連する保険制床のラむンアップ
・
保険の加入状況䞭小䌁業 PL 保険
・
事故の発生状況
・
保険䌚瀟の販売手法の倉化
PL リスク管理状況チェックリスト、䞭小䌁業 PL 保険制床、リコヌル
費甚担保特玄
- 169 -
- 170 -
- 171 -
- 172 -
- 173 -
- 174 -
- 175 -
- 176 -
- 177 -
- 178 -
- 179 -
リスクアセスメント・ツヌルずしお―の運甚52 䟋
10 倍ごずに倉化するリスクを、芋えるかたちでコントロヌルする
村田 侀郎
私たちは毎日䜕らかの補品を䜿わなければ生掻や仕事ができない。倚くの補品
は補造者の自信䜜であろうが、䜿甚者にずっおは必ずしも満足がゆくものばか
りずは限らない。
満足が埗られなかった補品で、その䞍満足芁因を分析しおみるず、補品を垂堎
品にするたでの蚭蚈、補造、衚瀺の工皋の䜕れかに、あるいは党おにその原因
が朜んでいるこずが発芋される。
人が創り出し人が䜿う補品であるから、蚭蚈者の責任は重倧で、蚭蚈時の心構
えずしお、
「䜿甚者の利䟿ずは䜕であるか」を知り埗た䞊で蚭蚈をするこずが望
たしい。 悪しき䟋は、
「類䌌補品が垂堎にないこずが唯䞀の特色」であったり、
奇をおらった圢態や機胜のみがセヌルスポむントの補品は、いざ賌入し䜿甚し
おみるず、甚だ䜿い心地が悪く、
「蚭蚈者の倢は䜿甚者の悪倢」ず評される所以
にたどり着くのである。䜿いやすい補品は芋た目も矎しく、䜿いやすさが衚れ
た結果の「甚の矎」こそ、補造者が目指す目的ずすべきであるず考えるこずが
できる。
最近、いく぀かの䌁業が自らの存呜を巊右する補品事故を起こしお以来、
「安
党・安心」ずいう蚀葉が、マスコミや政党のマニフェストにもよく登堎し、ち
ょっずした瀟䌚珟象である。しかし、
「安党」ほど捉えどころがなく評䟡しにく
いものはない。
「安党なものは芋えない」ずいう名蚀があるが、蚀い換えれば危険なものは
芋お感じるこずができるずいうこずである。そしお、危険源を取り去った埌の
「差尺」こそが安党ずいうもの、ずいうのが珟状の考え方である。
私たちの平穏な日垞生掻を実珟するための安党定矩ずしお、先述の消去法に
よった「安党」は甚だ心蚱ない感がある。そこで、芋えないものならば芋える
圢にしお管理しようずする考え方のリスクアセスメント・ツヌルが―
である。芋えるずいうこずの重芁さは、人間の行動の以䞊は芖芚からの
情報によっおいるこずにあるが、確かに県からむンプットされた事象は匷烈で
忘れがたい。
筆者の堎合、睡眠䞭に芋る倢も起きおから蚘憶にあるのは映像だけで音声は蚘
憶にない。
―は、ルヌビックキュヌブの䞀面に䌌た、瞊暪の小間に、プロッ
トした各々の危害情報の安党床リスクを衚瀺する。それにより察象補品を
客芳的な芖点、䜿甚者の芖点からデザむンしお芋せる補品安党のツヌルである。
基本ずなる考え方はハむンリッヒの法則、
「死亡事故傷害事故ヒダリハット
事䟋の発生数」によるが、-は発生の実数そのもの
にはこだわらない。着目すべきこずは、先述の䞉぀の発生数を察比した堎合、
リスクの生起数が䞀桁二桁䞉桁ず䞀桁ず぀倉わるずいう芳点にある。瀟䌚
で発生する数々のハザヌドは、重節な事故は少なく軜埮な事故は倚いずいう事
実であり、さらに「リスクはそのハザヌドの性質によっお倍ごずに倉化す
る」ずいう芳点である。そしおリスクが発生した堎合、補造者の䌁業存亡察策
①
- 180 -
も十倍の环進で講じるこずが肝芁であるこずを、―は県に芋える圢、
芖芚に蚎える圢にデザむンしおコントロヌルする。
消費生掻甚補品に䜿甚する R-Map
リスクを芋える化したマトリックス
発
生
é »
床
 件台・幎
0.0001 超
 0.00001

0.0001
 0.000001

0.00001
 0.0000001

0.000001
1ppm 超
 0.00000001 
0.0000001
 0.00000001 以䞋
れロレベル
C
B3
A1
A2
A3
しばしば C
発生する
時々発生 C
する
起こりそ C
うにない
B2
B3
A1
A2
B1
B2
B3
A1
C
B1
B2
B3
たず起こ C
りえない
考えられ C
ない
無傷
なし
C
C
B1
B2
C
C
C
C
軜埮
軜傷
䞭皋床
通院加療
頻発する
なし
0
重倧
臎呜的
重傷入 死亡
院加療
補 品 補 品 発 火 火灜
火灜建
発煙 補品焌損
物焌損
I
II
III
IV
危害の皋床
発生頻床発生頻床れロレベル珟状の掚定倀
・ 10 の乗 (1ppm) 以䞋゚レベヌタ、゚スカレヌタ、倧型自動回転ド
ア、画像蚺断甚医療機噚など
・ 10 の 7 乗 (0.1ppm) 以䞋自動車、電動車いす、電動アシスト自転車
など
・ 10 の 8 乗 (0.01ppm) 以䞋家電補品、ガス・石油機噚、事務甚機噚、
その他の䞀般的な消費生掻甚補品など
②⑚の資料を次ペヌゞ以降に茉せた。
②
③
④
â‘€
⑥
⑩
⑧
⑹
自転車事故事䟋研究子䟛を守れ
マりンテンバンク 䟋
貞金庫
石油ファンヒヌタヌ 䟋
シュレッダヌ
コヌヒヌメヌカヌ 䟋
S-H 怜蚎法から R-Map ぞの展開―事務甚むス
譊告衚瀺のあり方
- 181 -
によるリスクアセスメント
『による』自転車事故事䟋研究子䟛を守れ
財日本科孊技術連盟 実践研究䌚
- 189 -
- 182 -
- 190 -
- 183 -
- 191 -
- 184 -
- 192 -
- 185 -
- 193 -
- 186 -
- 194 -
- 187 -
- 195 -
- 188 -
- 196 -
- 189 -
- 197 -
- 190 -
- 198 -
- 191 -
- 199 -
- 192 -
- 200 -
- 193 -
のリスクアセスメント事䟋
によるマりンテンバむクのリスクアセスメント貞金庫のリスクアセ
スメント
事䟋MTB1
事故事䟋の安党化察策ずしお 3 皮類の安党察策を実斜した。たず、安党装眮の蚭眮で危害
の皋床を 2 段階䜎枛した。自転車の構造ずしお埌ろギダは倉速装眮であり、チェヌンがギダ
を切り換える可動郚であるため簡易的なカバヌを想定した。しかしこの事䟋では足指切断で
あり、危害皋床が高レベルのため未だ危険領域にある。自転車の二人乗りは法什違反である
が、違反による危害の残留がある。そこで違反防止策を斜し、発生頻床を䞋げた䞊、自己防
衛のプロテクタヌずしおサンダル履きを止め、安党化を完了した。
- 194 -
事䟋
圓該事故事䟋の安党化察策ずしお皮類の安党察策を実斜した。安党装眮の蚭眮で
危害の皋床を 2 段階䜎枛した。自転車の構造ずしお前のギダには安党装眮のカバヌを蚭
眮し易く、䞀皮類の安党化察策で完了した。䜆し、カバヌが経幎劣化や衝撃などで壊れ
れば、たた危険な状況に戻る。
- 195 -
事䟋MTB3
圓該事故事䟋の安党化察策ずしは皮類の安党察策を実斜した。安党郚品ずしおの
ペダル、および靎の採甚で 2 段階に危険性を䜎枛し、さらに防護具の着甚をしたが未だ
危険領域にある。そのため運転者の安党教育教育をし、安党化を果たした。この事䟋の
ように、甚具に察するの安党匷化だけでは補品の安党化は果たせず、やはり䜿甚者の安
党芳念の意識匷化も重芁である。
- 196 -
事䟋MTB4
圓該事故事䟋の安党化察策ずしは皮類の安党察策を実斜した。第䞀に譊告をラベ
ルで本䜓衚瀺し、䜿甚者の泚意喚起をし。発生頻床が段階䞋がったが未だ危険領域に
留たっおいる。そこで第二に補品本䜓の仕様を倉曎し、危険郚䜍、圓該事䟋ではブレヌ
キディスクにカバヌを蚭眮した。この安党化によっお段階に安党性が向䞊し、安党領
域に到達した。
- 197 -
事䟋MTB5
圓該事故事䟋の安党化察策を段階で実斜した。泥道走行など、タむダの道に察す
るグリップ力が萜ちるので、タむダ制動力の高いディスクブレヌキに倉曎し、発生頻床
を段階さげたが未だ危険領域にある。そこでブレヌキレバヌを換えお、発生頻床を
段階䞋さげ、さらにブレヌキの走行䞭のブレヌキを機胜保党するこずを実斜しお安党化
を果たした。
- 198 -
事䟋MTB6
圓該事故事䟋の安党化察策を段階で実斜した。ギダに過床な応力がかかったり、経幎
劣化で匷床が萜ちた堎合などに歯が欠ける事がある。この堎合、チェヌンずのマッチングが
できず「ギダ跳び」が発生し、走行䞭の転倒に繋がる恐れがある。これを避けるためギダの
材質、圢状を倉曎し匷床アップをしたが、未だ危険領域である。さらに危害情報ずしお「ギ
ダ跳び」は事故の予兆であるこずを教育した。次に教育効果の実珟ずしお、始業点怜項目化
した。
- 199 -
事䟋MTB7
圓該事故事䟋の安党化察策を段階で実斜した。ブレヌキワむダの劣化砎断察策ずし
お、ワむダを 2 軞ずしたが、安党化が達成できないため、さらに消耗郚品ずしおの定期亀換
を告知し、培底する手段ずしお乗車前点怜ずしお䜿甚者の安党芳念をアップさせた。
- 200 -
事䟋MTB8
圓該事故事䟋の安党化察策を皮類実斜した。走行䞭の自転車を停止させるためのブレ
ヌキ郚品は、重芁安党郚品であるが、ややもするずメンテナンスを忘れられがちである。そ
のため、緊急制動を芁する堎合に始めお発芋され、事故に至る事䟋ずしお挙げた。安党化の
段階はメンテナンス忘れのヒュヌマン゚ラヌ防止をブレヌキ郚品に斜した。危害皋床が
段階䞋がったが未だ危険領域にあるため、さらに䜿甚者教育を実斜した。発生率は安党領域
近くたで䞋がったが、察物や自損事故時の危害皋床䜎枛のため、䜿甚者にプロテクタヌを着
甚させた。
- 201 -
事䟋貞金庫
圓該事故事䟋の安党化察策を皮類実斜した。圓研究䌚の䜜成芁領は、安党察策
の蚘述順䜍を本質安党を第䞀䜍ずし、順次呚蟺安党に降ろしおゆくこずを決めおいるが、圓該事
䟋はその芁領ずは異なっおいる。安党化の蚘述順䜍を、䜿甚珟堎で慣習的によく行われる、「安䟡
で採りやすい察策」順に蚘述しおいる。暙蚘の危害はかなり重節であるが、たず採った察策は譊
告衚瀺であり、で危険領域を脱しおいないこずが刀る。次にセンサヌによる緊急停止
機胜を付加したが、未だ高い危険性である。ここたでの察策内容は、六本朚アヌクヒルズの倧型
回転ドアず党く同じである。本件は危害皋床を重節なけがずしたので、この段階で危険領域
であるが、前蚘回転ドアは死亡であるから危害皋床が右に䞀぀䞊がった危険領域である。死
亡事故は必然ず蚀えよう。貞金庫の安党察策は次に映像ず音声による䜿甚者教育したが危険領域
から抜け出られない。最終的に危険機胜である䞭箱再䞊昇機胜を廃止しお安党化をたっせいし
た。圓該事䟋は、圓初から危険機胜を廃止する本質安党を実斜し早期に枈んだ事を物語っおいる
事䟋である。
- 202 -
のリスクアセスメント事䟋
によるコ石油ファンヒヌタヌのリスクアセスメント
- 203 -
- 204 -
- 205 -
- 206 -
- 207 -
のリスクアセスメント事䟋
によるコシュレッダヌのリスクアセスメント
シュレッダヌのリスクアセスメント怜蚎衚
リスク評䟡
察策又は確認の内容
安党察策
レベル
ガむダンス
最倧倀
阻害芁因
幌児の指が入らないように
②保護装眮
開口郚を狭くする。
-3
家庭甚シュレッタヌで
開口郚がプラスチック
補のものがあり、開口
郚が拡倧する可胜性
1
-2
-2
玙の挿入郚ず裁断郚たでの
距離をずっお、指が裁断郚
②保護装眮
刃たで届かない構造に
する
-3
刃が倉圢するなどしお
挿入郚近くたで接近す
る可胜性???
1
-2
-2
玙挿入口に感熱センサヌ
を取り付け、指が入ったら、
③安党装眮
裁断刃の動きが停止する
構造ずする
-2
センサヌ䜜動䞍良の可
胜性
1
-1
-1
リスク増加 実質リスク 初期怜蚎
レベル 䜎枛レベル 時蚭定倀
①安党察策レベルからガむダンス最倧倀を䞀矩的に決定する。
②阻害芁因は、関係者でディスカッションし、可胜性のある芁因を抜出し、リスク増倧レベルを決定する
③䞊蚘①②から実質リスク削枛レベルを決定し、実質リスクレベルのみを R-Map 䞊に衚瀺する。
④技術デヌタずしお SM ず本怜蚎衚は察で管理する。
このケヌススタディでは初期怜蚎時蚭定のリスク䜎枛レベルを参考ずしお衚瀺しおあるが、
実際の運甚ではこの項目は削陀される。
- 208 -
阻害因子を付加した
埓来の
- 209 -
のリスクアセスメント事䟋
によるコヌヒヌメヌカヌのリスクアセスメント
- 210 -
- 211 -
- 212 -
- 213 -
- 214 -
- 215 -
- 216 -
- 217 -
- 218 -
- 219 -
- 220 -
- 221 -
- 222 -
- 223 -
- 224 -
- 225 -
R-Map Safety Moduleコヌヒヌメヌカヌ ヌ
ハ
ザ
Risk
補品分野
ID
1
2
電気補品
電気補品
53 電気補品
54 電気補品
55 電気補品
55電気補品
2
56 電気補品
56電気補品
2
58 電気補品
58電気補品
2
58電気補品
3
危
害
ド
熱
熱
熱
熱
熱
熱
熱
熱
熱
熱
熱
火
傷
火
傷
火
傷
リスク分析
ラ
ã‚€
・発生芁玠
フ
・発生条件
サ
・発生原因
ã‚€
・故障モヌド
ク
ル
リスク評䟡
危 発 
害 生 
の 頻 
保護察象ず予 繋 床 の
想される危害 床
倧
き
さ
リスクコントロヌル
安
å…š
察
策
レ
ベ
ル
Ⅰ 5 B ③
異垞過熱により
飛び出した熱 Ⅰ 3 B ②
䜿
熱湯が飛び出
湯で火傷する。
甹
る。
Ⅰ 2 C ②
察策又は確認の内容
発生頻床の䜎枛ランク
察策は耇数
枩床ヒュヌズによる過熱防止
ヒヌタ容量を小さくし、枩床䞊昇速床
を遅くする。
熱湯が飛び出せない構造密閉構造に
する。
ヒヌタ容量を小さくし、蒞気発生量を
Ⅰ 5 B ②
小さくする。
䜿甚時に蒞気に
蒞気で火傷す
䜿
容易に接觊できる郚分は蒞気の噎出堎
誀っお手を觊れ
Ⅰ 3 B ②
る。
甹
所ずしない。
る。
Ⅰ 2 C â‘€ 譊告衚瀺
発
生
é »
床



の
倧
き
さ
Ⅰ 3
B
Ⅰ 2
C
Ⅰ 0
C
Ⅰ 3
B
Ⅰ 2
C
Ⅰ 1
C
危
害
の
繋
床
ヒヌタ容量を小さくし、蒞気発生量を
Ⅰ 3
Ⅰ 5 B ②
コヌヒヌが容噚
小さくしお、熱湯の流出速床を遅くする。
掩れたコヌヒヌ
䜿
から溢れだしお、
で火傷する。
甹
手を觊れる。
熱湯が飛び出せない構造密閉構造に
Ⅰ 1
Ⅰ 3 B ②
する。
B
C
火
傷
異垞加熱により
䜿 倖装が熱倉圢
火傷する。
甹 し、手を觊れ火
傷する。
Ⅰ 5 B ② 耐熱暹脂などの材質倉曎
火
傷
運転時のガタツ
足に怪我をす
䜿
キにより机から足
る。
甹
に萜ちる。
Ⅱ 5 A ② 底郚に滑り止めゎムなどを぀ける。
火
傷
運転時のガタツ
䜿
足に怪我をす
キにより机から足
甹
る。
に萜ちる。
Ⅰ 5 B ② 底郚に滑り止めゎムなどを぀ける。
Ⅰ 3
B
Ⅰ 3 B â‘€ 譊告衚瀺
Ⅰ 2
C
Ⅱ 5 A ② 底郚に滑り止めゎムなどを぀ける。
Ⅰ 3
B
火
傷
運転時のガタツ
䜿 キにより受け容
火傷する。
甹 噚からコヌヒヌが
こがれる。
振動解析で共振点を高く蚭定するこずに
Ⅰ 2
よりガタツキにくくする
B
Ⅰ 3 B ③
Ⅱ 3 B ②
Ⅱ 3 B ③
Ⅰ 3
B
枩床ヒュヌズにより枩床の䞊限制限をす
Ⅰ 1
る。
C
Ⅱ 3
B
振動解析で共振点を高く蚭定するこずに
Ⅱ 1
よりガタツキにくくする
C
Ⅱ 2 B â‘€ 譊告衚瀺
Ⅰ 1
C
運転時のガタツ
䜿 キにより受け容
火傷する。
甹 噚からコヌヒヌが
こがれる。
Ⅰ 5 B ② 底郚に滑り止めゎムなどを぀ける。
Ⅰ 3
B
Ⅰ 3 B â‘€ 譊告衚瀺
Ⅰ 2
C
氎を入れないで
䜿 空焚きで容噚が
怪我をする
けが
甹 割れ、飛散し顔
などを傷぀ける。
Ⅱ 5 A ③ 枩床センサヌ匏から空炊き防止装眮
Ⅱ 3
B
Ⅱ 3 B ③ 枩床ヒュヌズor バむメタル
Ⅱ 1
C
氎を入れないで
䜿 空焚きで容噚が
怪我をする
けが
甹 割れ、飛散し顔
などを傷぀ける。
Ⅱ 5 A ③ 枩床センサヌ匏から空炊き防止装眮
Ⅱ 3
B
Ⅱ 3 B ③ 圧力センサヌ匏空炊き防止装眮
Ⅱ 2
B
氎を入れないで
䜿 空焚きで容噚が
けが
怪我をする
甹 割れ、飛散し顔
などを傷぀ける。
Ⅱ 5 A ③ 枩床センサヌ匏から空炊き防止装眮
Ⅱ 3
B
Ⅱ 3 B ③ 枩床ヒュヌズor バむメタル
Ⅱ 1
C
火
傷
- 226 -
R-Map Safety Moduleコヌヒヌメヌカヌ ヌ
ハ
ザ
Risk
補品分野
ID
危
害
ド
倱
59 電気補品 その他
明
リスク分析
ラ
ã‚€
・発生芁玠
フ
・発生条件
サ
・発生原因
ã‚€
・故障モヌド
ク
ル
䜿
甹
倱
59電気補品 その他
明
2
䜿
甹
59倱
電気補品 その他
3
明
䜿
甹
有毒
61 電気補品
物
健
康
被
害
䜿
甹
有毒
62 電気補品
物
例
痢
発
熱
䜿
甹
氎を入れないで
空焚きで容噚が
割れ、飛散し目
を傷぀け倱明す
る。
氎を入れないで
空焚きで容噚が
割れ、飛散し目
を傷぀け倱明す
る。
氎を入れないで
空焚きで容噚が
割れ、飛散し目
を傷぀け倱明す
る。
容噚加工時に
衚面に有害物
質が残っおいお、
それが熱湯に溶
けたものを飲み
蟌む。
湿気により容噚
衚面に菌が繁
殖し、それがコヌ
ヒヌに入っお飲み
蟌む
リスク評䟡
危 発 
害 生 
の 頻 
保護察象ず予 繋 床 の
想される危害 床
倧
き
さ
倱明する
倱明する
倱明する
有害物摂取
リスクコントロヌル
発
生
é »
床



の
倧
き
さ
Ⅲ 5 A ② 枩床センサヌ匏から空炊き防止装眮
Ⅲ 3
B
Ⅲ 3 B ③ 枩床ヒュヌズor バむメタル
Ⅲ 1
B
Ⅲ 1 B ② 圧力センサヌ匏空炊き防止装眮
Ⅲ 0
C
Ⅲ 5 A ① ステンレス材を䜿甚する
Ⅲ 0
C
Ⅲ 5 A ② 異垞高枩でも割れにくい材質
Ⅲ 3
B
Ⅲ 3 B ③ 割れおも飛散しない材質
Ⅲ 1
B
Ⅲ 1 B ② 空焚き防止装眮
Ⅲ 0
C
Ⅰ 5 B ① 加工段階での掗浄衚面/バリデヌション
Ⅰ 2
C
Ⅰ 5 B ② 容噚衚面内面ぞの防菌コヌト
Ⅰ 3
B
Ⅰ 3 B ② 掗浄しやすい構造ずする
Ⅰ 1
B
Ⅰ 3
B
Ⅰ 3 B ② 詊䜜段階におシャヌプ゚ッゞの有無確認 Ⅰ 2
C
安
å…š
察
策
レ
ベ
ル
察策又は確認の内容
発生頻床の䜎枛ランク
察策は耇数
危
害
の
繋
床
有害物摂取
倖装プラスチック
䜿

63
のシャヌプ゚ッゞ 手を切る
けが
電気補品
甹

(64)
により手を切る。
容噚の取っ手郚
䜿

65
にバリがあり手を 手を切る
けが
電気補品
甹

(66)
切る。
容噚を掗い、氎
を切るため逆さに
眮いおいたずこ
運動
怪我
怪我 枅掃
84 電気補品
ろ、倒れお砎片
E
が飛び怪我をす
る。
長期倪陜光
䞋、高枩保管に
より持ち手材質
85 電気補品 劣化 火傷 保管 が劣化→䜿甚 火傷
時砎損により萜
䞋しお怪我をす
る。
保管時に他物ず
の積み重ね等に
よりストレスがか
86 電気補品 圧力 怪我 保管
怪我
かり、本䜓亀
裂、砎損により
怪我をする。
Ⅰ 5 B ②
蚭蚈段階でシャヌプ゚ッゞのない蚭蚈ず
する面取り、加工
バリの皋床を小さくする様、成圢条件を
倉曎する。
Ⅰ 3
B
Ⅰ 3 B ② 補造段階におバリを取り陀く
Ⅰ 1
C
Ⅰ 5 B ② 逆さにしおも安定性の良い圢状にする
Ⅰ 3
B
Ⅰ 3 B â‘€ 取扱説明曞に枅掃時の泚意事項を曞く Ⅰ 2
C
取手の材質をポリカヌボネヌト材質等の
Ⅰ 3
高枩劣化を起しにくいものにする。
B
Ⅰ 5 B ②
Ⅰ 5 B ②
Ⅰ 3 B â‘€ 取扱説明曞に保管堎所の説明を曞く
Ⅰ 2
C
Ⅰ 5 B â‘€ 補品および梱包箱に譊告シヌルを貌る
Ⅰ 4
B
Ⅰ 4 B â‘€ 取扱説明曞に保管時の泚意事項を曞く Ⅰ 3
B
Ⅰ 3 B ② 梱包箱の匷床をアップする
C
- 227 -
Ⅰ 2
R-Map Safety Moduleコヌヒヌメヌカヌ ヌ
ハ
ザ
Risk
補品分野
ID
危
害
ド
リスク分析
ラ
ã‚€
・発生芁玠
フ
・発生条件
サ
・発生原因
ã‚€
・故障モヌド
ク
ル
リスク評䟡
危 発 
害 生 
の 頻 
保護察象ず予 繋 床 の
想される危害 床
倧
き
さ
䜿甚埌の枅掃
健
が䞍十分であ
有毒 康
枅掃 り、内郚にカビが 健康障害
87 電気補品
障
物
発生し人䜓に取
害
り蟌たれる。
枩泉地の硫黄
雰囲気などによ
り、電気郚品が
電気
88
発煙
発煙 䜿甚
電気補品
E
(89)
材質劣化→高
抵抗化→発熱
→発煙する。
箱に入れず棚に
保管しおいたた
め、掃陀䞭に
䜍眮
怪我 保管
90 電気補品
怪我
匕っ掛けお萜
E
し、砎片が圓た
り怪我をする。
保管、取出し時
の振動によりガラ
スポットず本䜓金
運動
91
怪我 保管 属郚ずの衝撃が 怪我
電気補品
E
(92)
加わり、ガラスが
亀裂、砎損しお
怪我をする。
93 電気補品
消費者が分解

怪我 分解 䜜業䞭に怪我を 怪我

する。
消費者が分解・
組立埌、異垞
その
怪我 分解 䜜動し、怪我な 怪我
94 電気補品
他
どの様々なリスク
が発生する。
95 電気補品


環境
96 電気補品
汚染
健
康
障
害
97 電気補品


環境芏制の匷
化により、リサむ


クル関連費甚が
発生する。
環境芏制の匷
化により、䞍法
廃棄 投棄が発生し、 健康障害
環境に悪圱響を
䞎える。
䞍法投棄によ
り、補品䞭の有
 害物質ガラス 
が呚蟺に攟眮さ
れる。
バザヌで売るず
き、取扱説明曞
や箱を付けずに
火傷
98 電気補品 熱E 怪我 䜿甚
匕き枡し、䜿甚
法が分からず火
傷をする
リスクコントロヌル
安
å…š
察
策
レ
ベ
ル
察策又は確認の内容
発生頻床の䜎枛ランク
察策は耇数
Ⅰ 5 B ② 抗菌玠材コヌティングを䜿甚する
Ⅰ 3 B â‘€
取扱説明曞にお十分な掗浄の重芁性
を説明する
Ⅰ 5 B ③ 保護コヌティングを行う
Ⅰ 3 B â‘€
発
生
é »
床



の
倧
き
さ
Ⅰ 3
B
Ⅰ 3
B
Ⅰ 3
B
危
害
の
繋
床
取扱説明曞に䜿甚環境の泚意曞きをす
Ⅰ 2 
る
Ⅰ 5 B â‘€ 譊告衚瀺をする
Ⅰ 4
B
Ⅰ 4 B â‘€ 取扱説明曞に保管時の泚意事項を曞く Ⅰ 3
B
Ⅰ 3 B ④ 取手の圢状を匕っかかり難い圢状にする Ⅰ 2
C
Ⅰ 5 B ① ステンレス補サヌバヌを䜿甚する
ねじ止めを䜿甚せず、容易に分解出来
ない構造にする
Ⅰ 3 B â‘€ 取扱説明曞に分解犁止を明蚘する
ねじ止めを䜿甚せず、容易に分解出来
Ⅱ 5 A ②
ない構造にする
Ⅰ 1 
Ⅰ 3
B
Ⅰ 2
C
Ⅱ 3
B
Ⅱ 3 B â‘€ 取扱説明曞に分解犁止を明蚘する
Ⅱ 2
B
Ⅱ 2 B â‘€ 譊告シヌルを貌る「分解犁止」
Ⅱ 1
C
Ⅰ 5 B ②
0
0 C 
Ⅰ 5 B ②
察策しない
0
安党ずは無関係リスク事象の察象倖
0
C
環境犁止物資を含たない材料で蚭蚈/
Ⅰ 3
補造する
B
Ⅰ 3 B â‘€ 玍入仕様曞にお確認
Ⅰ 2
C
0
0
0
C
Ⅰ 4
B
Ⅰ 3
B
0 C - 法違反の為、扱わない
Ⅰ 5 B â‘€ 本䜓に「簡易䜿甚法」のシヌルを付ける
本䜓に「案内URL  Tel」を蚘茉した
シヌルを貌る
取扱説明曞に明蚘する。「取説ず箱は
Ⅰ 3 B â‘€ 倧切に保管し、他人に貞したり売るずき
は䞀緒に枡す旚」
Ⅰ 4 B â‘€
- 228 -
Ⅰ 2 
-怜蚎法からぞの展開―事務甚むスのリスクアセスメント
財日本科孊技術連盟認定実践技術者
法人品質安党機構
理事長
村田䞀郎
1. はじめに
補品の信頌性・安党性は、その補品の䜿甚者にずっお賌入動機の䞀郚を成す重芁なものであ
る。
補品の送り手偎で、安党な補品を䜿甚者に提䟛するために行う、補品の信頌性・安党性を解析
し評䟡するリスクアセスメント手法は、補品の送り手偎ごずに様々で色々ずある
、
、怜蚎法などがそれの代衚的なものであるが、いずれも補品蚭蚈の過皋で察象補
品の信頌性や安党性を確認するために甚いられる事が倚い。
本皿では、オフィス家具の数ある品皮のうち、人間ず最も接觊しおいる時間の長い、事務甚
むスを俎䞊に茉せ、怜蚎法ず法を組み合わせおリスク評䟡を詊みた。事務甚
むスの安党性を評䟡するこずに際し、通垞のでは危険分析衚を甚い、ハザヌドず䜿
甚状況・圢態から危険事象を芋぀け出すのであるが、
本皿では、によるリスクア
セスメント手順の説明を兌ねお、リスクファむンディングの手法ずしお怜蚎法を甚いた。
電気などの゚ネルギヌ源のない事務甚むスは、人ずの関わりにおいお事故が発生するこずが最
も倚い補品である。このこずも怜蚎法を甚いた䞀぀の理由ずなった。
怜蚎法では、総合点点は改善䞍芁ずなっおおり、点以䞊の事象に぀いおは察
策の芁、䞍芁を怜蚎するこずになっおいる。そこで察策の劥圓性評䟡を行えるに、
怜蚎法で点以䞊の事象を移し、リスク評䟡を詊みた結果に぀いお蚘述する。
埓来の解析方法ず問題点
前項で述べた様に、リスクアセスメント手法は様々で
、、怜蚎法な
どがあるが、リスクアセスメントの基瀎ずなるハザヌドに぀いおも、解析手法は様々あるがど
の手法も䞀長䞀短があり、䜿甚状況、目的に応じお䜿い分けるこずが必芁である。
『ハザヌド
解析技法の問題点ずその改善策の研究』日科技連研究䌚第幎床グルヌプ
怜蚎法に぀いお蚀えば、
『安党察策の方向を決めただけであり、察策埌リスクが誀
䜿甚ずの関係でどのように䜎枛するのかリスクアセスメント、たた補品が正垞の堎合、誀䜿
甚したずきどのように解析するのか、など皮々䞍明な点も解っおきたので今埌の課題ずしたい』
ず述べおいる。
぀たり各皮解析手法をどう組み合わせお察策を採ればいいのか、あるいは察策埌のリスクが
蚱容レベルたで䜎枛しおいるのか、などが刀別できないずいう課題がある。
そこで本皿では、怜蚎法をリスクファむディングの補助ツヌルずしお䜿い、スクリヌ
ニングされた危害状況をによっお評䟡し、察策ず察策埌のリスクを再床評䟡するこ
ずでこれらの課題をクリアするこずができるず考えた。
衚は、解析方法比范の衚である。この衚から分かるように、どの解析手法もリスクアセス
メントのハザヌド解析プロセスたでの方法論であっお、察策や察策埌のリスク評䟡に察しお具
䜓的な方法を瀺しおいない。
- 229 -
ハザヌド解析方法の特城ず問題点の比范傍点は筆者
ツヌル
なし
抂芁
長所
短所
専らブレむンストヌミ どんな補品にも適甚可胜
高床のスキルが必芁。
ングで危害発生堎面を
=個人差が倧きい。


客芳性が䞍足。
むメヌゞする方法
チ ェ ッ ク 経隓的に分かっおいる 蚭問が具䜓的ハザヌドなら、 蚭問が具䜓的になる皋、新たなハ
リスト
ハザヌドの有無をチェ 個人差が出ず、効率的なチェ ザヌドは怜出䞍可、リストが膚倧

ック
ックが出来る。蚭問が抜象的 化。頻繁な保守が必芁。

なら適甚補品が広い。
MEA
ハヌドり゚ア等の異垞 郚品、ナニットのハヌド故障 誀䜿甚、ヒュヌマン゚ラヌを入れ

状態での圱響を調べる が解析できる。個人のスキル にくく、個人差が出やすい。耇合

方法
の圱響小。客芳性あり
故障を考慮しおいない。

FTA
問題発生の条件をツリ 問題の圱響、察策の効果が芖 過去に経隓した発生条件以倖の

ヌ状に AND,OR で衚珟
芚的に芋える。
予芋が難しい。

ETA
問題発生のシナリオを ぀のシナリオに぀いお詳 起こりうる耇数シナリオの予芋

時系列で分析
现な分析ができる。
は困難

   怜 暪 軞 に ã‚œ フ ト (miss 誀䜿甚を含めた解析ができ ゜フト(暪軞)の内容が課題。膚倧
 
蚎法
use 等)、瞊軞にハヌド る。第者から分かり易く客 な マトリクスでは解析時間短瞮

のマトリックスで解析 芳性あり (= 蚎蚟の反蚌に䜿 が課題。

甚
    瞊軞に危害発生頻床、 瞊暪 30 小間にリスクがプロ リスク分析の行皋に時間を芁す
手法
暪軞に危害皋床を衚瀺 ットされ、リスクが「芋える る。
し、リスクの倧きさは 化」されおいるため誰にでも

そ の 掛 け 合 わ せ ず す 分かり易い。斜した安党察策

る。
も評䟡し衚瀺する。
怜蚎法ずは
怜蚎法は、束䞋電噚の和田浩氏がから発展させお考案した、信頌性・安党性
評䟡技法である。は、補品の䜿われ方゜フトりェアの
、は構成郚品の故障ハヌドり
ェアのを瀺し、補品の誀った䜿い方ず安党性の関係を調べるのに郜合の良い解析手法であ
る。
怜蚎法における、評䟡の基準は䞋蚘①③の䞉぀の芁玠である。最終的には䞉぀の
芁玠をを掛け合わせお、その積を総合点ずしお評䟡の刀断する。
① 発生床郚品故障ず誀䜿甚の発生床合い点
② 圱響床怪我が発生した堎合の傷害の倧きさ点
③ 怜知床ナヌザにずっお䞍安党状態の発芋しにくさ点
④ 総合①発生床×②圱響床×③怜知床
今回の怜蚎法による安党察策の方向および具䜓的内容に぀いおは、④の総合を評
䟡するこずにより決めるこずずした。
- 230 -
総合が点は、改善䞍芁○印
点は、芁確認△印
点は、詳现確認▲印
点以䞊は、芁改善×印
のように、芏定する。
怜蚎法の様匏は、瞊軞に構成郚品ハヌドをずり、暪軞に䜿われ方゜フト
を列挙したマトリクスの亀点を䞊蚘各評䟡項目で評䟡し点数を蚘入する。
亀点の点数゚リアの曞匏は䞋図ずなる。
①発生床 ③圱響床
②怜知床 ④総合
事務甚むスの怜蚎法によるリスクアセスメント
事務甚むスのヒダリハット事䟋に基づき、むスの䜿甚にかかわる想定事故䟋をリストアップ
した
怜蚎法の衚の暪軞に消費者の䜿甚状態における人損・物損被害の具䜓事䟋を配
した
瞊軞には、ハヌドり゚アである補品事務甚むスの異垞モヌドを件配した。
䞡軞の各亀点におけるリスクの有無を確認し、リスクの倧きさを䞀次評䟡した。
今回の怜蚎法では、発生床、圱響床、怜知床をそれぞれ段階に分類し、䞋蚘のよう
に定矩した
①発生床
事故発生の起こる床合い
めったに起きない
②圱響床
点ずきどき起きる
点よく起きる
点
事故が発生した堎合の、危害の皋床 *被害の皋床のほか、垂堎品数量も考慮
する
軜埮
点䞭皋床通院
③怜知床
容易
点重症(入院)
点
事故原因ずなる䞍良の発芋しにくさ
点やや難
点困難
点
総合評䟡は以䞋ずした。
①③たでは各点
総合点を次匏により定矩し、総合点の点数により、リスクの倧きさを分類した
④総合点

①発生床×②圱響床×③怜知床
点
蚈算された総合点から、察象ずしたハザヌドのリスク察策を決める。
改善䞍芁点以䞋
芁確認点、点
。
芁重芁確認点、点、点
芁改善点以䞊点たで
本皿末に事務甚むスの怜蚎法による実斜䟋を瀺す
- 231 -
ぞの展開
怜蚎法により芋出された危険事象件のうち、改善䞍芁件を陀く、芁確認芁改
善に盞圓する件をで解析する事ずした


危険事象 発生郚䜍背
機械的力人の力,:
1 物を汚損、砎損させる
機械的力人の力,:
2 摩擊たたは擊過傷
機械的力人の力,:
3 切り傷たたは切断される
機械的力人の力,:
4 圧迫、抌し朰される
機械的力人の力,:
5 突き傷たたは刺し傷
機械的力人の力,:
6 匕き蟌たれたたは萜ち蟌み
機械的力人の力,:
7 衝撃を受ける
機械的力人の力,:
8 䞍適切な機械的匷床(過剰、䞍
機械的力人の力,:
9 安定性の喪倱たたは転芆、転倒
機械的力人の力,:
10 物䜓・液䜓の萜䞋・噎出

C

E
F
G
H
I
背裏
座面
座面裏
メカ郚
脚
支柱
脚矜根
キャスタヌ
1
1
1
1
1
2
3
1
1
による危険分析衚郚分
事務甚むスの危険分析をする堎合、補品の補造から廃棄たでに至るラむフステヌゞを怜蚎す
るず、危害状況が芋出される事故が発生する堎所は、䜿甚珟堎であるオフィス内にほが限
定される
この危険分析衚では、発生堎所は䜿甚珟堎であるこずを芏定条件ず蚭定した。さらに事故発生
の再発防止の䞀助ずしお、事故を誘発する危険郚䜍が特定できるように蚭定した。
本衚の瞊軞は暙準ハザヌド泚ずし、暪軞に事故を誘発する危険郚䜍を配した。
尚、事務甚むスは特殊な物を陀き電気゚ネルギヌを持たないが、本衚ではオフィス家具の品皮
の党おを察象ず出来る様、電気゚ネルギヌによる危険分析も考慮した
- 232 -
事務甚むスの-
リスクアナリシス衚郚分を瀺す
むスのリスクアセスメント衚
危
蚘 危険事
号 象
害の 生 の
繋
発生郚䜍 芋出された危険状況
2
3
é » 倧きさ 察策レベル 察策内容
床 床 
Ⅳ 

1
発
溶接たたは 着座䞭に座面裏パむプの溶接が砎断、䜿
A
8
L
B
5
C
座面裏
C
3
B
背裏
接続
支柱
甚者が転倒
アりタヌビヌムの角が鋭利で、着座者が手
を圓おお切る
金属補背板の曲げが倖向きで、背貌地か
ら突出お手を切る
Ⅱ
3
2
Ⅰ
3
1
Ⅰ
4
2
暹脂脚矜根のテヌパヌ嵌合が緩んで支柱
③又は④ 溶接管理
以䞊
④又は⑀
以䞊
ヌドの限床
安党パヌツ
③又は④ 曲げ加工
以䞊
③又は④
に仕様倉曎
嵌
され
衚䞭の行で事象を衚瀺し、
『芋出された危険状況』のほか、衚以降の『評䟡の基準」
に埓い、『危害の皋床』ず『発生頻床』を入力する。
『リスクの倧きさ』ず、それに察する講ずべき『察策レベル』を衚瀺する。
講じた察策内容から、さらに残留する『危害の皋床』ず『発生頻床』を入力する。
リスクが残留しおいる堎合、その倧きさず、さらに講ずべき『察策レベル』が衚瀺される。
以䞊はリスクマップ䞊に衚瀺され、ビゞュアルに䞀芧できる。
発生頻床、危害の皋床
の䞡面を考慮しお刀断する
発生頻床はからたでの段階に区分する
起こらない
件以䞋垂堎品䞇脚に件以䞋の発生確率
段階䞊がるごずに発生率が倍になるこずずし、最高レベルでは頻発 件
以䞊。垂堎品脚に脚以䞊ずした
事務甚むスの堎合、幞いにしお死亡は過去に䟋がなく、最も重節な危害を重症入院ず芏
定したが、今回の研究䟋ではそれは芋出されなかった。
最も重節な危害を重症入院は芋出されなかったが、そのたた攟眮できない危険状況が衚
瀺された
それに぀いお、安党化を行いその察策内容をむンプットし、再床-化したのがこの衚で
ある
䟋蚘号でだけが残り、他の察策䟋は危害状況が䞋がり、
「䜿甚䞊で察応できるリスク領
域」ぞず移動した。
- 233 -
事務甚むスの SM 及び危険状況に察策した結果を瀺す
ペヌゞの郜合で同時に衚瀺できないが、次に瀺した衚が䞊蚘 SM の基ずなったリスクアセスメ
ントである。
䞊段が芋出された状態のハザヌド、䞋段がそのハザヌドに安党化察策を斜した状態のリスクア
セスメントである。䞊蚘の衚で分かる様に、安党化を必芁ずする領域B 領域にプロットさ
れたハザヌド矀が、安党な領域C 領域に移ったこずがビゞュアルで刀る。P ハザヌド黒倪
枠で衚瀺だけが B 領域に残ったが、これは次のリスクアセスメント衚にある通りで察策䞍芁
ずしたものである。
芋出された危険状況ハザヌドのリスクアセスメント衚郚分
蚘 危 é »
危険状況
号 害 床
A
Ⅱ
3 着座䞭に座面裏パむプの溶接が砎断、䜿甚者が転倒
B
Ⅰ
3 アりタヌビヌムの角が鋭利で、着座者が手を圓おお切る
C
Ⅰ
4 金属補背板の曲げが倖向きで、背貌地から突出お手を切る
D
Ⅰ
4 暹脂脚矜根のテヌパヌ嵌合が緩んで支柱が䞋がり、畳や朚床を損じる
E
Ⅰ
3 リクラむニング調節ノブが脱萜し、背もたれが倒れ転倒
F
Ⅰ
4 基準倖の長いタッカヌ針で背貌地を止め、背あおから突出お指を刺す
G
Ⅱ
4 座面の䜍眮が高く前傟し、滑り易い貌地のため座面から滑萜した
H
Ⅲ
2 座面の前埌が逆に぀けられたむスを長期䜿甚し、心筋梗塞になる
I
Ⅱ
3 自宅で䜿甚䞭、幌児が鋏状郚に手を入れたたた転倒、䞭指第䞀関節亜切断
J
Ⅰ
2 座ず脚を繋ぐを逆に組付け、䜿甚䞭に座が倖れ転倒
K
Ⅰ
3 背のガスシリンダヌに封入した油が、シヌルの偏磚耗で挏れ、床を汚す
- 234 -
芋出された危険状況ハザヌドを安党化したリスクアセスメント衚郚分
蚘 危
é »
察策内容
号 害
床
A
Ⅰ
1 溶接管理者を囜家資栌者に限定。ビヌドの限床芋本を敎備。
B
0
0 安党パヌツ付きに仕様倉曎した
C
Ⅰ
0 曲げ加工を床から床カヌル状に仕様倉曎
D
0
0 嵌入される脚矜根に支柱受けを蚭けた
E
0
1 ノブの止めネゞをダブルナットにした
F
Ⅰ
1 タッカヌの管理を針の長さごずに色分けし、誀甚防止をした
G
0
1 座面を埌傟させ、貌地の材質を代えた
H
0
0 組立斜工者に組立方を再教育した
I
Ⅰ
0 鋏み状郚の無いテレスコピックに倉曎
J
Ⅰ
1 組立斜工者に組立方を再教育した
K
Ⅰ
2 ガスシリンダヌのメヌカヌに品質管理を芁請した
安党察策をする評䟡の基準を瀺す
発生頻床
発生数
5 頻発する
10-2
4 しばしば発生する 10-3
3 時々発生する
0.001
-4
0.0001
-5
0.00001
10
2 起こりそうにない 10
1 たず起こり埗ない 10-6
0 起こらない
0.01
-7
10
0.000001
0.0000001
以䞊の手順による補品安党評䟡「怜蚎法からぞの展開― 事務甚むスのリス
クアセスメント」を進める䞊で、重芁なこずは評䟡基準を定め、評䟡者や被評䟡物が代わっお
も、垞に同じ結果を導き出すこずである。本衚はに策定した基準を瀺した。発生頻床は段階
ずし、段階䞊がる毎に倍ずした危害の皋床は、ヒダリハット、ⅠからⅣ重症入院
たでの段階に区分する
事務甚むスの堎合は、死亡事故がないため、重節なけがを危害の皋床最高レベルずした。
- 235 -
危害の皋床
Ⅳ 重症入院
Ⅲ 䞭皋床通院
Ⅱ 軜埮物損含む
Ⅰ 痛みを感じる
0 ヒダリハット
③リスクの倧きさ領域は通垞察策䞍芁領域であるが、
ここでは、「䜿甚䞊で察応可胜なリスク領域」ず䜍眮付けた
発生頻床 5

3
1
2
3
領域 蚱容できないリスク領域
4

2
3
1
2
領域 可胜な限り䜎枛すべきリスク領域
3

1
2
3
1
領域 䜿甚䞊で察応できるリスク領域
2


1
2
2
領域  1



1
1
領域  0





領域 

Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
危害の皋床
④察策レベルの基準
段階のレベルで-䞊に衚瀺されるスタンダヌドである基本安党原則に基づい
察策レベルの基準
レベル倀
察策レベルの基準
①レベル
危険の陀去 危険源を無くす察策が必芁 本䜓の仕様倉曎をする。回収をする
危険の䜎枛 危険を可胜な限り䜎枛する
②レベル
察策が必芁
具䜓的な察策の䟋
本䜓の仕様倉曎をする。
安党装眮の付加 安党装眮を付加する察 本䜓に安党装眮プロテクタヌなどを付加す
③レベル
策が必芁
譊報装眮の付加 譊報装眮を付加する察
④レベル
策が必芁
本䜓衚瀺の貌付譊告衚瀺を付加する察
⑀レベル
⑥レベル
策が必芁
る
本䜓に譊報装眮音、光を付加する
本䜓に譊告ラベルを貌付する
䜿甚方法の䌝達安党な䜿甚方法を䌝え 取説、組説などに泚意文を付加する。安党
る察策が必芁。
教育を実斜する
た。具䜓的な察策䟋に぀いおは、オフィス家具業界で氎平展開ができる方法を考慮した
- 236 -
たずめ
以䞊述べたように、事務甚むスでは怜蚎法で比范的簡単にリスクファむンディングが
でき、デヌタも容易にに移すこずができた。
具䜓的には䞋蚘に瀺すようなこずが可胜ずなった。
怜蚎法ではハザヌドの発生郚䜍ごずにリスクファむンディングが行え、危険郚䜍が
特定できた。
では、同じ危険事象でもリスクの倧きさがマトリクス䞊に配眮され、ビゞュア
ルに結果が分かるず同時に安党化ぞの優先順䜍が簡単に分かった。
では、安党察策された項目の察策前ず察策埌がリスクマップ䞊に衚瀺され、察
策の効果すなわち受け入れられる領域たでリスクが䜎枛できたかどうかがビゞュアルで䞀
芧できた。
以䞊のように、単に法のみで解析を進めるだけでは、危険な状況を芋぀けるのが
困難だったかも知れない事象を匕き出せた怜蚎法での評䟡点はの評䟡点
ずシステムが異なるので、そのたたでは流甚できないが圱響床などは危害の皋床の参考にな
った。ただし、怜蚎法からにデヌタを移す際に、以䞋のこずが盞違し、考
慮すべき事項である。
怜蚎法の評䟡システムずの評䟡システムは、その考え方が異なるため、
自動的には倉換が䞍胜である。本皿の末尟に゚クセルによるグラフを付した。これでも分か
るように、怜蚎法ずでのリスク評䟡は、誀差範囲を残しおはいるが、倧き
な差異はない様である。
本皿では、圱響床がで発生床ず怜知床がの堎合あるいは逆の採点でも
、総合が点
ずなり改善䞍芁ずしたため、点以䞋はに移さなかった。の䜜成手順
の説明ずしお分かりやすくしたためである。しかし、この方法では、圱響床がの䞭にも重
傷以䞊の危害が含たれる事があり、怜蚎法では発生床でも、においおは
発生頻床たでの党おを含んでいるず考えられる事䟋もあり、、領域にあるかもし
れないリスクを切り捚おしたう危険性を孕んでいる。
したがっお、今回のぞの展開に際しお、点以䞋を切り捚おるのではなく、挙げら
れた事象すべおをの評䟡システムで芋盎すず蚀う考え方が呚到な考え方であろう。
- 237 -
怜蚎法ずの評䟡比范を瀺す
- 238 -
事務甚回転むスのリスクアセスメント怜蚎法
メヌカヌ名
安党機胜
故障モヌド
発生郚䜍
危害郚品
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
安
å…š
に
䜿
甹
指
に
ビ
ス
の
先
端
が
さ
さ
る
補
品
が
分
離
し
転
倒
受
傷
る継
続
䜿
甹
で
心
筋
梗
塞
に
な
鋭
利
郚
に
觊
れ
手
を
切
る
指折
を り
切た
断た
み
時
に
指
が
入
り
ず幌
児
が
足
を
螏
み
蟌
み
抜
け
入ポ
り ケ
ç Ž
く ト
に
肘
か
け
端
郚
が
靎
の
èžµ
を
損
じ
る
æ²¹
が
垂
れ
床
を
損
じ
る
じ支
る柱
端
郚
が
こ
す
り
床
を
損
継
続
䜿
甹
で
腰
痛
に
な
る
る袖
ボ
タ
ン
を
鋏
み
服
を
損
じ
傷背
も
た
れ
が
倒
れ
転
倒
し
受
すチ
る
ン
掛
け
時
に
転
倒
受
傷
16
17
18
19
20
21
足
を
匕
脚
矜
æ ¹
が
折
れ
転
倒
受
傷
塗
装
が
移
染
し
床
を
損
じ
る
座
面
か
ら
滑
萜
し
受
傷
み折
受り
傷た
た
み
時
に
指
肉
を
鋏
着
座
äž­
に
指
肉
を
鋏
み
受
傷
っ
機皮名
3
ョ
no
2
ッ
評䟡基準ず配点
①発生床 めったに起きない 点ずきどき起きる 点よく起きる 点
②圱響床 軜埮 点䞭皋床通院 点重症(埌遺障害 点
③怜知床 容易 点やや難 点難かしい 点 ①③たでは各点④は①×②×③の積 点
④が点 改善䞍芁点 芁確認点 重芁確認点以䞊 芁改善
1
掛
け
受
傷
安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡
①発②圱 ①発 ②圱 ①発 ②圱①発 ②圱①発②圱 ①発②圱①発 ②圱 ①発 ②圱 ①発 ②圱響①発 ②圱響①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総
③怜④総 ③怜 ④総 ③怜 ④総③怜 ④総③怜④総 ③怜④総③怜 ④総 ③怜 ④総 ③怜 ④総合③怜 ④総合③怜知
1
1
ヌ
正垞
なし
2
2

衚面に鋭利な突起物がない アりタヌカバヌをミリビスで止め先端がで 座面
る
ビス
3
3

構造郚品は䜿甚埌幎砎 座面裏ず支柱のスポット溶接が砎断
壊しない
座面
溶接
4
4

誀組立が出来ない構造
座面
座受け
5
5

衚面に鋭利な突起物がない バックシェルが鋭利
アりタヌシェル
暹脂シェル
なし
なし
0
座面の前埌を逆に付ける
0
0
6
6

開閉郚はカバヌされ手が觊 鋏み状に動く郚分が露出しおいる
れない
テレン
補匷金具
7
7

座面ず座面ずの間隔が適正 座面ず座面ずの間隔が䞍適正
座面
座面
8
8

構造郚品は䜿甚埌幎砎 座面ず脚郚の溶接が砎断
壊しない
座面
溶接
9
9

衚面に鋭利な突起物がない アりタヌビヌムの角が鋭利
座受け
アりタヌビヌム
10
10

端郚が服を匕っ掛ける䜍眮 肘かけ端郚が着座者に向く
にない
肘かけ
肘かけ
衚面に鋭利な突起物がない キャスタヌ取り付け郚が鋭利
キャスタヌ
C受け金具
12
12

誀組立が出来ない構造
支柱
支柱カバヌ
13
13

曲げ郚は内向きで手が觊れ 鉄背板の曲げ郚が倖向きで鋭利
ない
背もたれ
背圓お板
14
14

廃棄時たで油が挏れない
背もたれ
ガスシリンダヌ
15
15

構造郚品は䜿甚埌幎砎 支柱が折れる
壊しない
支柱
支柱
16

支柱が脚矜根に締結されお ãƒ†ãƒŒãƒ‘ãƒŒàžµåµŒåˆãŒç·©ã¿æ”¯æŸ±ãŒäž‹ãŒã‚‹
いる
脚郚
支柱
17
17

巊右の寞法公差ミリ
座面
座受け
18
18

衚面に物が挟たる溝がない 肘裏に溝がある
肘かけ
肘かけ
19
19

郚品は砎壊以倖で倖れない が脱萜する
背もたれ
ノブ
20
20

構造郚品は䜿甚埌幎砎 座受郚の溶接が砎断する
壊しない
座受け
溶接
座面が右にミリ傟いおいる

0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
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0
0
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0
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0
0
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0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
2
3
12
0
0
0
0
0
2
1
3
6
1
3
1
3
0
0
0
0
0
0
2
1
2
0
0
0
0
0
0
0
1
2
3
6
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
2
2
8
1
0
0
0
1
1
1
0
0
0
1
0
0
0
座面前瞁は前脚接地点より 座面前瞁は前脚接地点より前方にある 座面
埌方にある
0
0
0
21
0
0
0
21
0
0
0
16
0
0
0
から油が挏れる
0
0
0
0
支柱カバヌを䞊䞋逆に付ける
8
0
0
0

2
0
0
0
11
2
0
0
11
0
2
3
1
6
1
2
1
2
0
0
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0
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0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
3
1
3
0
0
0
0
0
0
0
0
2
1
1
1
1
1
1
1
1
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0
0
0
0
0
0
0
0
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0
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0
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0
0
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0
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0
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0
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0
0
0
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0
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0
0
0
0
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0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
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0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
1
2
6
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
1
3
6
0
0
0
0
1
1
2
2
0
0
1
1
1
1
0
1
1
2
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
2
1
2
0
前瞁
0
0
0
0
0
0
- 239 -
0
0
0
0
0
0
0
0
2
2
1
4
事務甚回転むスのリスクアセスメント怜蚎法
メヌカヌ名
安党機胜
故障モヌド
発生郚䜍
危害郚品
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
安
å…š
に
䜿
甹
指
に
ビ
ス
の
先
端
が
さ
さ
る
補
品
が
分
離
し
転
倒
受
傷
る継
続
䜿
甹
で
心
筋
梗
塞
に
な
鋭
利
郚
に
觊
れ
手
を
切
る
指折
を り
切た
断た
み
時
に
指
が
入
り
ず幌
児
が
足
を
螏
み
蟌
み
抜
け
入ポ
り ケ
ç Ž
く ト
に
肘
か
け
端
郚
が
靎
の
èžµ
を
損
じ
る
æ²¹
が
垂
れ
床
を
損
じ
る
じ支
る柱
端
郚
が
こ
す
り
床
を
損
継
続
䜿
甹
で
腰
痛
に
な
る
る袖
ボ
タ
ン
を
鋏
み
服
を
損
じ
傷背
も
た
れ
が
倒
れ
転
倒
し
受
すチ
る
ン
掛
け
時
に
転
倒
受
傷
16
17
18
19
20
21
足
を
匕
脚
矜
æ ¹
が
折
れ
転
倒
受
傷
塗
装
が
移
染
し
床
を
損
じ
る
座
面
か
ら
滑
萜
し
受
傷
み折
受り
傷た
た
み
時
に
指
肉
を
鋏
着
座
äž­
に
指
肉
を
鋏
み
受
傷
っ
機皮名
3
ョ
no
2
ッ
評䟡基準ず配点
①発生床 めったに起きない 点ずきどき起きる 点よく起きる 点
②圱響床 軜埮 点䞭皋床通院 点重症(埌遺障害 点
③怜知床 容易 点やや難 点難かしい 点 ①③たでは各点④は①×②×③の積 点
④が点 改善䞍芁点 芁確認点 重芁確認点以䞊 芁改善
1
掛
け
受
傷
安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡 安党評䟡
①発②圱 ①発 ②圱 ①発 ②圱①発 ②圱①発②圱 ①発②圱①発 ②圱 ①発 ②圱 ①発 ②圱響①発 ②圱響①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱響
①発生
②圱
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総合
③怜知
④総
③怜④総 ③怜 ④総 ③怜 ④総③怜 ④総③怜④総 ③怜④総③怜 ④総 ③怜 ④総 ③怜 ④総合③怜 ④総合③怜知
22
22

構造郚品は䜿甚埌幎砎
壊しない
23
23

衚面に鋭利な突起物がない 貌地をミリのタッカヌ針で止め先端
がでる
24
24

構造郚品は䜿甚埌幎砎
壊しない
25
25

貌地抌さえ棒を瞫い付けお固 瞫糞が切れお抌さえ棒が突き出る
定
26
26

座受け金具の溶接が砎断する
座受け
溶接
背もたれ
タッカヌ針
座受け
溶接
座面
貌地抌さえ棒
䞭空の暹脂脚矜根の肉厚は 䞭空郚が偏圚し、肉厚が䞍均䞀
均等
脚
脚矜根
0
座受け郚の溶接が砎断する
0
0
1
2
3
6
0
27
27

郚品は砎壊以倖で倖れない 肘ず背が分離する
背もたれ
接着剀
28
28

衚面に鋭利な突起物がない 貌地をミリのタッカヌ針で止め先端
がでる
肘圓お
タッカヌ針
29
29

郚品に異物が付着しおいな に切子が固着
い
座面
ワッシャヌ
30
30

塗装膜は鉛筆硬床でH
脚
塗料
31
31

衚面に鋭利な突起物がない 脚止め金具にバリ
脚
脚止め金具
0

背あおず背あおずの間隔が
適正
33
33

34
34
35
35
36
36
背あおず背あおずの間隔が䞍適正
貌地抌さえ棒は瞫い付けられ 貌地抌さえ棒の瞫糞が切れる
おいる
座面
貌地止め棒

座面は着座者を保持できる 座面が前傟。貌地が滑りやすい。
座面
貌地

衚面に鋭利な突起物がない 貌地をミリのタッカヌ針で止め先端
がでる
座面
タッカヌ針

衚面に鋭利な突起物がない 座受郚の溶接にバリ
座受け郚
溶接
接合郚は指肉を挟たない圢 脚の接合郚が指肉を挟む圢状
状
38
38

構造郚品は䜿甚埌幎砎
壊しない
39
39

40
40
41
41
背もたれ
座受金具
脚矜根端郚はカバヌされおい カバヌが倖れ止め金具が出おいる
る
脚矜根
カバヌ止め金
具

構造郚品は䜿甚埌幎砎 背もたれの暹脂郚品が砎断
壊しない
背もたれ
バックフヌプ

ネゞ頭は正垞で滑らか
座面
ネゞ
座受け金具が砎断
42
42

衚面に鋭利な突起郚がない 座面溶接にバリ
座面
溶接
43
43

可動郚は指肉を挟たない圢 肘にある郚品が指肉を挟む圢状
状
肘かけ
スラむド金具
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
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0
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0
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0
0
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0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
2
2
8
1
1
2
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
座面裏ネゞ頭ガレ
0
0
0
0
スラむドストッ
パヌ
0
0
0
0
1
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
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0
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0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
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0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
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0
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0
0
0
0
0
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0
0
0
0
0
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0
0
0
0
0
0
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0
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0
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0
0
0
0
1
1
1
1
3
3
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
3
1
3
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
6
0
0
0
0
0
0
0
0
0
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0
0
0
0
0
0
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0
0
0
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0
0
0
0
0
0
1
2
3
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
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0
0
0
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0
0
0
0
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0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
- 240 -
0
0
0
0
0
0
0
1
2
3
6
0
0
0
0
0
0
0
0
6
1
0
6
3
6
0
2
3
2
3
0
1
1
1
0
脚
0
0
0
0

0
0
0
0
37
0
0
0
0
37
0
0
0
0
背もたれ
0
0
0
0
背もたれ
8
0
0
0
32
2
0
0
0
32
2
0
0
床枅掃の溶剀で脚塗装が溶ける
2
0
0
1
2
3
6
0
0
2
1
1
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
1
1
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
2
3
6
によるリスクアセスメント
「譊告衚瀺のあり方」の実践研究
日 科 技 連 R-M ap実 è·µ 研 究 䌚
  に よ る
『譊 告 è¡š 瀺 の あ り方 』 の 実 è·µ 研 究
東芝メディカルシステムズ㈱ 垂川 敏倫
★ R-Mapず は Risk Mapの 略 で 、 IEC 60601-1-4 プ ロ グ ラ マ ブ ル 電 子 機 噚 の 安 å…š 性 
に芏皋されおいるリ スクマ トリクスを基準ずしお暙準化 したもの
- 241 -
1
- 242 -
- 243 -
- 244 -
- 245 -
- 246 -
- 247 -
- 248 -
- 249 -
- 250 -
- 251 -
- 252 -
- 253 -
- 254 -
補品安党のリスクアセスメント
補品安党ず広告衚瀺
幎月日火
金城孊院倧孊 非垞勀講垫
ⓒ 梁瀬和男
目次
1
補品安党の広告衚瀺に関する
䞻な法埋
2
補品安党に関する広告衚瀺の事䟋
3
今埌、留意すべき事項
- 255 -
 補品安党の広告衚瀺
に関する䞻な法埋
補造物責任法法
景品衚瀺法
改正消費生掻甚補品安党法
特定業界の諞法埋
 補品安党の広告衚瀺の事䟋
譊告衚瀺こんにゃくれリヌの食べるな危険
譊告衚瀺ず取扱説明曞の䞀䜓化
カビずり剀の「たぜるな危険」
・「カビキラヌ」ゞョン゜ン
・「カビずりハむタヌ」花王)
カタログガス瞬間湯沞かし噚パロマ、リンナむ、
自動車トペタ、日産、ホンダ
テレビカビずり剀ゞョン゜ン、゚ステヌ化孊、花王
リコヌル瀟告①䞻婊連の提案、②の内容、
③事䟋むオン、パロマ、束䞋電噚産業
- 256 -
 今埌、留意すべき事項
譊告衚瀺のPLトラブルを回避する
ポむント
広告衚珟のPLトラブルを回避する
ポむント
新しい広告衚瀺のあり方
 法ず補品安党の広告衚瀺
その
■「補造物の衚瀺」に関する圓時の通産省や経
枈䌁画庁の芋解1994幎8月ごろ
「補造物の衚瀺」ずは、補造物に付着した衚瀺物譊告ラベル
や補造物に同梱された衚瀺物取扱説明曞のこずをいい、
補造物に付着も同梱もしおいないカタログ、新聞広告、テレビ
などの広告衚珟は察象ではない。
- 257 -
 法ず補品安党の広告衚瀺
その
■「法ず取扱説明曞・カタログ・広告衚珟」
梁瀬和男著、産胜倧孊出版郚、
1994幎12月10日発行
 法ず補品安党の広告衚瀺
その
■「法ず取扱説明曞、
カタログ、広告衚珟」
補造物の欠陥
梁瀬和男著、産胜倧孊出版郚、
1994幎12月10日発行
蚭蚈䞊の欠陥
補造䞊の欠陥
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譊告衚瀺䞊の
欠陥
広告衚珟䞊の
欠陥
 法ず補品安党の広告衚瀺
その
「補造物に぀いおの衚瀺」EC指什第6条1項aに関する芋解
「補造者がその補造物に぀いお消費者に知らせようずするすべおの行動を意味する。その補造
物の説明、特性の衚瀺、䜿甚法の指瀺などであり、具䜓的には、本䜓付着のラベル、取扱説
明曞、カタログ、さらには新聞・雑誌広告、テレビ・ラゞオCMなどのマスコミ広告たで含たれる。」
「本指什の䞭で、補造物に぀いおの「衚瀺」ずいう甚語はドむツ語の”Darbietung”が䜿甚されお
いる。この蚀葉は本来、提出、提䟛、芋せもの、催しもの、䜙興などの意味で、商品自䜓の「倖
芳」「芋栄え」たで含み、非垞に広範囲な「衚瀺」を意味する。したがっお、「補造物に぀いおの
衚瀺」は、補造物に関する説明はもちろんのこず、販売促進にかかわるすべおの衚瀺を意味す
る。」
出兞奜矎枅光䞀橋倧孊名誉教授著「EC指什ず補造物責任」「刀䟋タむムス673号」所収
 法ず補品安党の広告衚瀺
その
■「補造物の衚瀺」に関する圓時の通産省、
経枈䌁画庁の新芋解1994幎11月末
JAROの広告研究講座
「補造物の衚瀺」には、補造物に付着した衚瀺物譊告ラ
ベルや補造物に同梱された衚瀺物取扱説明曞の他
に、補造物に付着も同梱もしおいないカタログ、新聞広告、
テレビなどの広告衚珟も考慮の察象ずなる。
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 景品衚瀺法ず補品安党の広告衚瀺
その
■「優良誀認」景衚法4条1項1号
「商品又はサヌビスの品質、芏栌その他の内容䟋
補品の安党性に぀いお、䞀般消費者に察し、実際
のもの又は事実に盞違しお競争事業者のものよりも
著しく優良であるず消費者に瀺す衚瀺」 消費者を誀
認させる「䞍圓衚瀺」ずしお景衚法違反
 景品衚瀺法ず補品安党の広告衚瀺
その
■「有利誀認」景衚法4条1項2号
「商品又はサヌビスの䟡栌その他の取匕条件䟋
安党装眮などの䟡栌に぀いお、実際のもの又は競
争事業者のものよりも著しく有利であるず消費者に誀
認される衚瀺」 「䞍圓衚瀺」ずしお景衚法違反
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 改正消費生掻甚補品安党法の
補品安党に関する広告衚瀺その
■「届出事業者の衚瀺」法13条
届出事業者は、その届出に係る型匏の特定補品の技術氎準
に察する適合性に぀いお、・・・・・圓該特定補品に䞻務省什で
定める方匏による衚瀺を付するこずができる。
 改正消費生掻甚補品安党法の
補品安党に関する広告衚瀺その
■「蚭蚈暙準䜿甚期間、点怜期間等の補品衚瀺」
法32条の4
特定補造事業者等は、その補造又は茞入に係る特定保守
補品を販売する時たでに、・・・・・圓該特定保守補品に次の
事項を衚瀺しなければならない。事業者責務
①特定補造事業者等の氏名又は名称及び䜏所、②補造幎月、③蚭蚈暙
準䜿甚期間、④点怜期間の始期及び終期、⑀点怜その他の保守に関
する問合せを受けるための連絡先、その他
- 261 -
 改正消費生掻甚補品安党法の
補品安党に関する広告衚瀺その
■「危害の発生及び拡倧を防止するための措眮」
法38条項 䟋回収➡瀟告
消費生掻甚補品の補造又は茞入の事業を行う者は、その補
造又は茞入に係る消費生掻甚補品に぀いお補品事故が生じ
た堎合には、圓該補品事故が発生した原因に関する調査を行
い、危害の発生及び拡倧を防止するため必芁があるず認める
ずきは、圓該消費者補品の回収その他の危害の発生及び拡
倧を防止するための措眮をずるよう努めなければならない。
 補品安党の広告衚瀺に関する
その他の法埋その
安党基準
①消費生掻甚補品安党法
②電気甚品安党法
③ガス事業法
④液化石油ガス保安法
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 補品安党の広告衚瀺に関する
その他の法埋その
効胜・効果補品の安党性
①景品衚瀺法
②䞍正競争防止法
③特定商取匕法
④健康増進法
â‘€JAS法
⑥食品衛生法
⑊薬事法医薬品等適正広告基準
⑧東京郜消費生掻条䟋
 補品安党の広告衚瀺に関する
その他の法埋その
■䞍実蚌広告芏制景品衚瀺法4条2項
効胜・効果補品の安党性に関する広告内容に疑いがある
堎合、公取委はその事業者に察しお、その裏付けずなる合理
的な根拠資料の提出を期間を定めお求めるこずができる。
そしお、期限内に資料が提出されない堎合や、提出された資
料が事実ず異なる堎合には、䞍圓衚瀺優良誀認ずみなされ
る。なお、合理的な根拠資料ずは、①提出資料が客芳的に実
蚌された内容のものであるこず、②衚瀺された効胜・効果ず提
出資料によっお実蚌された内容が適切に察応しおいるこず、の
二぀の芁件が満たされおいなければならない。
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 補品安党の広告衚瀺の事䟋
譊告衚瀺こんにゃくれリヌの食べるな危険
①新聞蚘事朝日新聞、平成幎月30日
「こんにゃくれリヌ」新聞蚘事20幎9月30日 朝日016.jpg
②「蒟蒻畑」マンナンラむフ瀟補造のパッケヌゞ衚面写真
「こんにゃくれリヌ」パッケヌゞ衚面・20幎10月5日賌入017.jpg
③䞊蚘の裏面写真譊告衚瀺
「こんにゃくれリヌ」パッケヌゞ裏面H20幎10月5日賌入024.jpg
④朝日新聞瀟説平成幎10月5日
「こんにゃくれリヌ」朝日新聞瀟説H20幎10月5日025.jpg
⑀譊告衚瀺の文蚀 次頁
⑥「補造䞀時停止」朝日、日経新聞、平成20幎10月8日(倕)
[補造䞀時停止」朝日、日経新聞H20幎10月8日倕006.jpg
 補品安党の広告衚瀺の事䟋
譊告衚瀺こんにゃくれリヌの食べるな危険
譊告文蚀
 「蒟蒻畑」マンナンラむフ瀟補造のパッケヌゞ
●お子様や高霢者の方は、のどに詰たるおそれがありたすので、食べないでくださ
い。
●䞇が䞀、のどに詰たった堎合には、膝の䞊にう぀ぶせにしお背䞭をたたくか、た
たは、にぎりこぶしをみぞおちに圓おお抌し䞊げ、吐き出させおください。
●お子様の手に届かないずころに保管しおください。
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 補品安党の広告衚瀺の事䟋
譊告衚瀺こんにゃくれリヌの食べるな危険
譊告文蚀の新提案
●お子様や高霢者の方は、のどに詰たり死亡するおそれがありたすので、食べ
ないでください。
●䞇が䞀、のどに詰たった堎合には、膝の䞊にう぀ぶせにしお背䞭をたたくか、
たたは、にぎりこぶしをみぞおちに圓おお抌し䞊げ、吐き出させおください。
それでも出おこない堎合は、倧倉危険ですので人工呌吞をしながら、至急、救
急車を呌び医垫に蚺せおください。
●お子様の手に届かないずころに保管しおください。
本件は、「譊告衚瀺」の問題ではなく、本質的に「補品本䜓」の安党性で解決す
べきである、ず考える。
「食べ物で窒息死」新聞蚘事、20.10.18
食べ物で窒息死新聞蚘事20.10.18).jpg
 補品安党の広告衚瀺の事䟋
譊告衚瀺こんにゃくれリヌの食べるな危険
マンナンラむフ瀟の補造再開の告知平成幎月日
・業界団䜓「䞀口タむプのこんにゃく入りれリヌの事故防止匷化策」
月日発衚に埓い、譊告マヌク・衚瀺を改善した
・パッケヌゞ正面に譊告マヌクを倧きくいれる
・裏面の譊告衚瀺に「凍らせないように」ずいう譊告文の远蚘
・個包装にも譊告マヌクをいれる
こんにゃく粉を枛量した補品を補造自瀟刀断
業界団䜓䞻宰の「こんにゃく入りれリヌ物性等改善方策怜蚎委員
䌚」ぞの参画
●発売予定日平成幎月日
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 補品安党の広告衚瀺の事䟋
譊告衚瀺こんにゃくれリヌの食べるな危険
 補品安党の広告衚瀺の事䟋
譊告衚瀺こんにゃくれリヌの食べるな危険
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 補品安党の広告衚瀺の事䟋
譊告衚瀺こんにゃくれリヌの食べるな危険
 補品安党の広告衚瀺の事䟋
譊告衚瀺ず取扱説明曞の䞀䜓化
カビずり剀の「たぜるな危険」
・ 「カビキラヌ」ゞョン゜ン
「カビキラヌ」旧パッケヌゞ・.jpg
・
「カビずりハむタヌ」花王)
「カビハむタヌ」花王本䜓写真H20幎10月7日003.jpg
「カビハむタヌ」裏面衚瀺H20幎10月7日004.jpg
譊告衚瀺
・
「カビずりハむタヌ」花王)の新聞蚘事
カビずりハむタヌ日経新聞蚘事H10幎5月31日021.jpg
・
「カビずり剀」の譊告衚瀺の特城
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 補品安党の広告衚瀺の事䟋
「カビずり剀」の譊告衚瀺の特城
●業界統䞀甚語「たぜるな危険」を䜿甚。
●「䜿い方」「䜿甚䞊の泚意」「応急凊眮」ず区分けしお衚瀺。
●䜿甚䞊の泚意「・・・ず混ざるず、有毒なガスが出お危険。」
●応急凊眮「目に入った時は倱明のおそれがある。」「飲み蟌んだ時は・・・」「皮膚に぀い
た時は・・・」など、具䜓的に衚瀺。
提案「・・・ず混ざるず、有毒な塩玠ガスが出お死亡するおそれがあり危険。」
ミニミニ取扱説明曞「䞊手な䜿い方」を本䜓に貌り付けおいる。
 補品安党の広告衚瀺の事䟋
カタログ
①ガス瞬間湯沞かし噚パロマ、リンナむ、
②自動車トペタ、日産、ホンダ
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カタログ①ガス瞬間湯沞かし噚パロマ
良い䟋
安党性の断定衚珟を避ける「良い䟋」は無い。
ガステヌブルの良い䟋
・・・安党ぞの察応を䜕よりも優先しおいたす。
最新の配慮から「調理油加熱防止装眮」「消し忘れ消化機胜」「焊げ぀
き消火機胜」をすべおのバヌナヌに搭茉しお安党性を高めたした。
カタログ①ガス瞬間湯沞かし噚パロマ
悪い䟋
新省什基準に察応しお、より安党になりたした。
䞇が䞀に備える6぀の安心
安心1䞍完党燃焌防止装眮、安心2再点火防止装眮、・・・
- 269 -
カタログ①ガス瞬間湯沞かし噚リンナむ
良い䟋
安党装眮が充実しおガス瞬間湯沞かし噚が新しくなりたした。
䞍完党燃焌防止装眮が䜜動し、機噚の運転を停止したす。
䞍完党燃焌防止装眮が3回連続で䜜動するず䜿甚犁止状態になり、䜿
甚できなくなりたす。
その他の安党装眮も暙準装備。
消し忘れ防止装眮点火埌、玄10分で自動的に消化、止氎したす。
立消え安党装眮立消えなどで炎が消えるず、自動的にガスを遮断し、
止氎したす。
カタログ①ガス瞬間湯沞かし噚リンナむ
悪い䟋
無し
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カタログ②自動車トペタ
良い䟋CAROLLA Axio)
SRS゚アバッグは䞇䞀の衝突時に・・・
乗員の頭や胞ぞの重倧な障害を軜枛したす。
歩行者ぞの安党にも配慮
バンパヌ郚、ボンネット郚などの衝撃吞収構造
カタログ②自動車トペタ
悪い䟋CAROLLA Axio)
さたざたな状況を想定しお安党性を確保
䞇䞀の際に乗員を保護するために開発された衝撃吞収
ボディず高匷床キャビンからなる衝突安党ボディ“GOA”
党方䜍からの衝突に察しおもカロヌラアクシオの優れた
安党性を確保するず同時に・・・
- 271 -
カタログ②自動車日産
良い䟋BLUEBIRD SYLPHY)
い぀でも安心に運転できるようドラむバヌをサポヌトしたす。
危険な状態になりそうな時も安党な状態に戻すように
ドラむバヌをサポヌトしたす。
・・・ブレヌキング時の安心感を高めたした。
䞖界最高氎準の安党性胜を目指した高匷床安党ボディ
カタログ②自動車日産
悪い䟋BLUEBIRD SYLPHY)
ABS・ブレヌキアシストず組み合わせるこずで、
䞇が䞀の際の危機回避胜力を確保しおいたす。
SRSデュアル゚アバッグシステムに加え、SRSカヌテ
ン゚アバッグシステムも蚭定し、高床な安党性胜を
確保しおいたす。
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カタログ②自動車ホンダ
良い䟋ACCORD
・サむドカヌテン゚アバッグ
・・・偎面衝突時の乗員頭郚保護性胜をいちだんず高めおい
たす。
・Passive Safety
・・・歩行者ぞの安党を考え、・・・「歩行者障害軜枛ボディ」
も採甚しおいたす。
カタログ②自動車ホンダ
悪い䟋ACCORD
・Passive Safety
・・・独自の衝突安党技術「Gコントロヌル」により、・・・
優れた衝突安党性胜を実珟。
- 273 -
 補品安党の広告衚瀺の事䟋
テレビ
「目に入ったら『倱明する』おそれのある
『カビずりハむタヌ』の テレビ」
B-01カビキラヌ・TVCM.avi
B-02゚ステヌ化孊・カビずりTVCM.avi
B-03花王カビずりハむタヌ・TVCM.avi
 補品安党の広告衚瀺の事䟋
リコヌル瀟告
①䞻婊連の提案
「瀟告」案䞻婊連の提案朝日新聞蚘事H19幎10月30日倕刊.jpg
・蚘茉䟋ず蚘茉項目次ペヌゞ
②の内容
「瀟告のJIS芏栌」朝日新聞蚘事H20幎7月20日023.jpg
・蚘茉䟋ず蚘茉項目次ペヌゞ
- 274 -
- 275 -
- 276 -
 補品安党の広告衚瀺の事䟋
リコヌル瀟告
③事䟋むオンほか
むオン「回収瀟告」朝日新聞H20幎9月27日026.jpg
ナニクロ「回収瀟告」朝日新聞H20幎9月30日001.jpg
゚ヌ゚ス・むンタヌナショナル「回収瀟告」朝日新聞H20幎
10月5日002.jpg
・最近の事䟋HPパッカヌド、䞉掋、デン゜ヌ、䌊藀ハム
- 277 -
- 278 -
- 279 -
- 280 -
- 281 -
 補品安党の広告衚瀺の事䟋
リコヌル瀟告
④事䟋
・旧束䞋電噚のFF匏石油暖房機
・パロマの改善䟋
- 282 -
- 283 -
- 284 -
 今埌、留意すべき事項その
譊告衚瀺のPLトラブルを回避するポむント
譊告ラベル、取扱説明曞は「補品の付属物」ではなく、「補品の䞀郚」であるずいう認
識が必芁である。
具䜓的に、正確に、やさしく、簡朔に説明する。
「・・・しないで䞋さい」ずいう譊告だけでは䞍十分。危険の皮類、皋床、さらに、応急
凊眮や解毒方法なども蚘茉する。
重倧な危険性に぀いおは、すぐ気付くようなimmediately obvious衚瀺をすべき
である。
䞻な察象が子䟛、高霢者、倖囜人などの堎合、特別な配慮が必芁である。
譊告ラベルは補品本䜓の芋やすいずころに貌付する。
譊告ラベルの耐甚幎数は補品の耐甚幎数に合わせる。
補品の安党性は、本来、補品本䜓で解決すべきであり、安易に譊告衚瀺に頌るべき
ではない。
- 285 -
 今埌、留意すべき事項その
広告衚珟のPLトラブルを回避するポむント
消費者に過倧な安心感を䞎えたり、過倧な期埅を抱かせるような衚珟をしない。
広告で衚珟する補品の䜿い方は、メヌカヌが蚭蚈段階から意図した正しい䜿甚方
法、たたは、メヌカヌが合理的に予芋しおいる䜿甚方法ずみなされる。
補品の取扱説明曞や譊告ラベルの衚瀺内容ず矛盟するような広告衚珟をしない。
補品のナヌザヌ・タヌゲットおよびコミュニケヌション・タヌゲットを配慮した分かりや
すい衚珟をする。
小売業者が実斜する広告衚珟のチェック䜓制を敎える。
PLの責任期間である10幎間は、広告䜜品および関連資料を保存しおおく。
海倖向けの広告衚珟に぀いおは、PL専門の匁護士に最終チェックをしおもらう。
 今埌、留意すべき事項その
新しい広告衚瀺のあり方
「メリット・デメリット感芚」の排陀
――送り手のデメリットは受けおのメリットだ――
分かりやすく、芪切な遞択情報
「隠さない文化の確立
――「隠しお買わせお倧損するのは自分だ――
うっかりやらかしたら、必ず、リカバリヌショット
●゚ステヌ化孊のパッケヌゞ冷蔵庫甚脱臭剀
゚ステヌ化孊・パッケヌゞ20.9.22.jpg
゚ステヌ化孊・蚂正パッケヌゞ20.9.22.jpg
●゜フトバンクの新聞広告通話料「0円」広告
゜フトバンク「円」新聞譊告18.10.26.jpg
゜フトバンク「980円・月額基本䜿甚料」新聞広告19.1.16.jpg
ドコモの家族通話無料 新聞広告20幎5月29日 朝日.jpg
au「囜内通話無料」日経新聞H20幎9月5日005.jpg
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参 考
事䟋束䞋電噚産業
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3.6 セミナヌ等を通じた、リスクアセスメントの普及
(1)リスクアセスメント・セミナヌ講挔
①. 講挔日時、講挔先
1). 2008 幎 11 月 26 日 軜金属補品協䌚東京郜枯区赀坂
ル
参加者22 名
2). 2009 幎 1 月 21 日 株匏䌚瀟ピカコヌポレむション倧阪府東倧阪垂
é•·ç”°äž­ 4-4-10
参加者13 名
3). 2009 幎 1 月 22 日 日本生掻協同組合連合䌚東京本郚東京郜枋谷区
æž‹è°· 3-29-8 コヌププラザ
参加者29 名
4). 2009 幎 1 月 23 日 パヌル金属株匏䌚瀟新期県䞉条垂五明 190 番地
参加者27 名
5). 2009 幎 1 月 23 日 和平フレむズ株匏䌚瀟新期県䞉条垂五明 190 番地
参加者42 名
6). 2009 幎 1 月 23 日 燕垂商工䌚議所新期県燕垂東倪田 6856
参加者36 名
7). 2009 幎 2 月 2 日 アップリカ株匏䌚瀟倧阪垂䞭倮区島之内 1-13-13
参加者40 名
8). 2009 幎 2 月 3 日 自動車甚品工業䌚東京郜文京区湯島 3-16-10 東畳
ビル 3 階
参加者33 名
②.
③.
「わが瀟の補品は安党だず蚀おう」
「぀くっお安党぀かっお安党」
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補品安党協䌚 セミナヌ
補品安党ずリスクアセスメント
「我が瀟の補品は安党である」ず蚀おう
2009幎 1月
株むンタヌリスク総研 コンサルティング第䞀郚
䞊垭コンサルタント 䜐藀圀圌
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瀟䌚からの芁求ずしおの補品安党
補品による
効甚 安党性䞍足
䌁業
åž‚å Ž
瀟䌚
利最 賠償・回収
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InterRisk
補造物責任法PL法ず補品安党
補造物責任
補品安党
補品の安党性の欠劂
補品欠陥を察象
補品の安党性そのもの
より幅広く捉える
個別補品ケ毎に
損害賠償請求・提蚎
補品矀で安党察策
補品安党察策を行っおも、倖れ玉のPLは垞に可胜性あり。
PLの察象ではなくおも、補品安党䞍足は瀟䌚が批刀する。
3
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欠陥の刀断基準
暙準逞脱基準
暙準逞脱基準
Deviation
Deviationfrom
fromthe
thenorm
normtest
test
危険効甚基準
危険効甚基準
Risk-utility
Risk-utilitytest
test
危険で圓然の補品のみ
包䞁・医薬品等
消費者期埅基準
消費者期埅基準
Consumer
Consumerexpectation
expectationtest
test
蚭蚈・衚瀺䞊の欠陥
蚭蚈・衚瀺䞊の欠陥
法・芏制、安党基準、
法・芏制、安党基準、
業界暙準からの逞脱
業界暙準からの逞脱
補造䞊の欠陥
補造䞊の欠陥
蚭蚈からの逞脱
蚭蚈からの逞脱
①補品の有甚性ず必芁性
①補品の有甚性ず必芁性
②事故発生の蓋然性ずその被害の皋床
②事故発生の蓋然性ずその被害の皋床
③代替蚭蚈の可胜性
③代替蚭蚈の可胜性
④補造業者による危険回避可胜性
④補造業者による危険回避可胜性
⑀消費者による危険防止可胜性
⑀消費者による危険防止可胜性
⑥危険に察する消費者の認識
⑥危険に察する消費者の認識
⑊補造業者による損倱分散の可胜性
⑊補造業者による損倱分散の可胜性
珟圚最も広く甚いられおいる
珟圚最も広く甚いられおいる
消費者の芖点からの欠陥刀断基準
消費者の芖点からの欠陥刀断基準
「通垞の消費者が合理的に期埅する
「通垞の消費者が合理的に期埅する
安党性」
安党性」
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InterRisk
察策ずしおの総合補品安党察策
総合補品安党察策
補品安党の掚進

技術
事故察応
・瀟内䜓制、責任の明確化
・文曞管理䜓制の確立
・事故原因究明䜓制の構築
・補品安党技術の向䞊
・補品安党審査制床の
確立
・苊情凊理䜓制の構築
・賠償資力の確保
技術は補品固有技術ではなく、管理技術
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ISO/IECガむドの考え方
「絶察の安党」はありえない。
「安党」ずは
受け入れ䞍可胜なリスクがないこず。
◆補品䜿甚䞊のすべおの危険源の確認
◆確認された危険源によるリスクの評䟡
◆芁求される安党レベルの刀断
◆蚭蚈による“組み蟌み”安党
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
ISO/IEC51
IEC:電気系
ISO:機械系
ISO14121
リスクアセスメント

ISO12100
機械類の安党性
基本抂念、蚭蚈原則
基本安党芏栌
ISO13852䞊肢安党距離
ISO13854人䜓最小隙間
ISO13850非垞停止装眮
ISO14120ガヌドシステム
ISO14119むンタヌロック
IEC61508電気・電子・プログラマ
ブル電気安党関連系の機胜安党
IEC60204産業機械電気蚭備
IEC61496センサヌ䞀般安党
IEC62046電気怜知保護装眮

グルヌプ安党芏栌

ISO10218
産業甚ロボット
等
個別・セクタヌ安党芏栌
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InterRisk
リスクアセスメント
開 始
意図する䜿甚および
合理的に予芋可胜な誀䜿甚の明確化
リスク分析
Risk Analysis
危険源の同定
Hazard Identification
さらなる
リスクの䜎枛
本質安党蚭蚈
安党防護(ガヌド・安党装眮)
远加の安党方策
䜿甚䞊の情報
Risk Reduction
リスクの芋積もり
Risk Estimation
リスクの評䟡
リスクアセスメント
Risk Assessment
Risk Evaluation
NO
蚱容可胜なリスクに
達したか

終了
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
リスクの評䟡ず安党方策
受け入れ䞍可胜
なリスク
蚱容可胜な
リスク
広く受け入れられる
リスク
安党方策
取るに足りない
リスク
残留リスク
リスクの倧きさ
(倧)
(小)
䜿甚䞊の情報
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
予芋可胜な誀䜿甚
蚭蚈責任あり
蚭蚈者の意図しない䜿甚
合理的に予芋䞍可胜な誀䜿甚・逞脱した䜿甚
蚭蚈者の意図しない䜿甚
予芋可胜な誀䜿甚・逞脱した䜿甚
蚭蚈者の意図する䜿甚
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
誀䜿甚ハンドブック
消費生掻甚補品の誀䜿甚事故防止
(独)補品評䟡技術基盀機構
• 誀䜿甚により発生した事故のすべおが、
消費者の責任であるずの刀断をしない
• 䟋耐甚期間倖、故障状態での事故
事業者が予芋可胜、すべお免責にはならない
「安党に壊れる技術フェむルセヌフ化」
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
リスク䜎枛の方法
本質安党蚭蚈機械゚ネルギヌを䞋げる
危険な角を䞞くする
安党防護 ガヌド物理的保護
安党装眮センサヌ監芖等
远加の安党方策ヘルメット、非垞停止等
䜿甚䞊の情報取扱説明曞、運転譊報装眮等
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
考慮すべき優先順序
機械の寿呜の党局面にわたる安党性
機胜を遂行するための機械の胜力
機械の䜿甚性
機械の補造、運転及び分解のコスト
芁因を配慮した最倧に可胜なリスクの䜎枛
利害関係者の合意個別補品芏栌
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
䞍安党の原因
機械は故障する→ハヌドりェア故障
゜フトりェア故障
人間は間違う →ヒュヌマンファクタヌ
正垞であっおも本質的に危険
→リスクアセスメント自動回転ドア
リスク認識したくない
→組織事故・心理的拒吊
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
故障の性質
ハヌドりェアの故障「ランダム・ハヌドりェア故障」
最初は正垞状態にある蚭眮時確認可胜。
芁玠郚品等が故障しお党䜓機胜が故障する。
芁玠の故障は、寿呜期間䞭はランダムに発生する。
芁玠の故障率は実蚌も可胜、バスタブ曲線モデル。
定量化が可胜
初期故障
寿呜故障
ランダム故障領域
mワむブル
圢状
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
゜フトりェアの故障「決定論的故障」
Systematic Failure 系統的故障
最初から存圚しおいるが、故障するたで認識䞍胜。
故障する条件が揃えば、必ず故障する。
定性的手法のみが有効「必芁な努力を尜くす」
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
ヒュヌマンファクタヌ
人間は間違うものである
人間工孊ISO/JIS芏栌 倚数
人間の楜な姿勢、芋易い衚瀺、
操䜜しやすい制埡噚 etc.
劎働安党倚数の成曞
間違いを少なくするための教育蚓緎
補品安党
間違いを起こさせない補品蚭蚈
譊告衚瀺を含むが、頌り過ぎないこず
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A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
ヒュヌマン゚ラヌの発生確率
 
倱敗
違反
党く䞍慣れで考えもしない
0.55
泚意も必芁でない簡単な䜜業
0.09
䜎いレベルの技胜で行なう定䟋的䜜業
0.02
チェックを行ないながらシステムを移行
0.003
よく蚓緎され、慣れた人の定䟋的䜜業
0.0004
モチベヌションも高く、倱敗修正䜙裕もある
埓うこずが䞍䟿であり、簡単に違反できる
0.59
発芋される可胜性がほずんど無い
発芋される可胜性は高いが個人的な利益
0.25
瀟䌚的非難、発芋可胜性䜎い
0.01
瀟䌚的非難、発芋可胜性高く悪い結果に
0.0001
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InterRisk
フェむルセヌフ蚭蚈の䟋
誀っお電源コヌドに足を匕っかけおも、
簡単にはずれるマグネットプラグ
甚語定矩からは削陀、「危険偎故障」のみが残る
他の䟋安党匁、ヒュヌズ、地震感知石油ストヌブ
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InterRisk
安党蚭蚈の倱敗の芁因
む安党基準・芏則・芏栌の未充足
口安党装眮の䞍備(無い・䞍適切)
ハ予芋可胜な誀䜿甚ぞの察策䞍十分
二予芋可胜な事故ぞの察策䞍十分
ホ実地詊隓の未実斜(安党配慮䞍足)
ぞ他瀟補品ずの比范による安党性の欠劂
トその他(安党軜芖・利益優先)
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InterRisk
IEC61508リスクグラフ手法によるリスク評䟡
危害生起確率時間
危害結果
時間・頻床
危険回避
高 äž­ 䜎
軜い傷害
特に 䞍芁 䞍芁
なし
SIL 特に 䞍芁
 なし
SIL SIL 特に

 なし
SIL SIL SIL



砎局的事象を含めたため、軜傷に甘い
可胜
開始点
めったに
重傷
危険源
数名死亡
䞍可胜
しばしば
可胜
めったに
䞍可胜
しばしば
倚数死亡
可胜
䞍可胜
めったに
可胜
しばしば
䞍可胜
単䞀の安党制埡系では䞍十分
SIL

SIL

SIL


SIL

SIL

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リスクの等玚化 IEC61508 の䟋
頻床
結果
頻繁に起きる
かなり起きる
たたに起きる
あたり起こらない
起こりそうもない
信じられない
リスク等玚
等箚Ⅰ
等玚Ⅱ
等玚Ⅲ
等玚Ⅳ
InterRisk
砎局的な
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
重倧な
Ⅰ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅳ
軜埮な
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅳ
無芖できる
Ⅱ
Ⅲ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅳ
Ⅳ
説明
蚱容できないリスク。異垞な状況以倖ではリスク
は正圓化されない
受け入れ䞍可胜なリスク
奜たしくないリスク。リスク軜枛が非珟実的費甚察
効果な時だけ蚱容しなければならない
リスク軜枛にかかる費甚が、埗られる改善効果を
䞊回る時に蚱容できるリスク
無芖できるリスク。リスクがこのレベルにずどたっ
おいるこずを確認し続ける必芁がある
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備考 1 実際にどの事象がどの等玚になるかは、適甚される
分野によっお異なり、たた“頻繁に起こる”又は“かなり
起こる”などずいうのが実際にどのくらいの頻床なのか
に䟝存する。
埓っおこの衚は、今埌利甚するための仕様ずしお芋る
よりは、この衚がどのようなものかを瀺す䞀䟋ずしお
みるべきである。
この衚の頻床から安党床氎準を決定する方法に぀い
おは付属曞Cに瀺す。
R-Map ⇒ 適甚分野毎に危害の皋床
及び頻床を指定
23
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リスクの芋積・評䟡
R-Mapによる芋える化
件幎・台
発
5

B3
A1
A2
A3
 以䞊
4

B2
B3
A1
A2
  
生
3

B1
B2
B3
A1

é »
2


B1
B2
B3
  
床
1



B1
B2
  
0

A=リコヌル領域

 
B=ALARP領域





0
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ


以䞋
C=安党領域
ALARPAs Low As
Reasonably Applicable
実行可胜な限り䜎く
数倀䟋は
䞀般消費者甚補品基準
危害の皋床
適甚ルヌルの明確化ず刀断基準の数倀化
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危害の皋床の定矩
危害の皋床

Ⅰ
人の危害
危害なし
軜傷
火灜
危害なし
補品発煙
Ⅱ
Ⅲ
䞭皋床
重傷
通院加療 入院治療
補品発火
補品焌損
火灜
呚蟺延焌
Ⅳ
死亡
臎呜的
火灜
建屋延焌
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消費生掻甚補品ぞの適甚
z 経枈産業省重倧補品事故報告制床
報告の分析に䜿甚
“”レベル 件幎・台以䞋
リコヌル芁請の刀断材料の䞀぀
匱者に察する配慮が必芁
子䟛・高霢者・障害者ランク䞊の察策を芁請
経幎劣化察策の察象品目の蚭定にも䜿甚
z NITE補品事故報告の分析に䜿甚
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リスク䜎枛の方法
本質安党蚭蚈機械゚ネルギヌを䞋げる
危険な角を䞞くする
安党防護 ガヌド物理的保護
安党装眮センサヌ監芖等
远加の安党方策ヘルメット、非垞停止等
䜿甚䞊の情報取扱説明曞、運転譊報装眮等
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安党察策の有効性
①危険源陀去
その危険源に効果MAX
補品回収、出荷停止も含む
②危険の䜎枛
䜎枛方策内容による
③安党装眮
桁
SIL盞圓の単䞀安党装眮
SIL以䞊の安党装眮は電子系では困難
倚重化安党装眮又は䜎枛策ずの組み合わせ
④譊報装眮
桁
⑀取扱説明曞蚘茉 0.5桁
⑥䜕もしない

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InterRisk
取扱説明曞
安党譊告 リスクアセスメントの結果の反映
残存リスクに぀いお安党譊告する
米囜芏栌  
取扱説明曞等における補品安党情報
取扱説明曞の安党譊告の曞き方
䜜成指針 䟋のガむド
解説本 「取扱説明曞䜜成マニュアル」
珟地人によるチェックが必須
蚀語のネィティブチェック、珟地の垞識
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譊告語シグナル・ワヌド衚瀺法
事故の可胜性
Will
事故時の危害
死亡・重傷
Could
Will
Could
䞭小 傷害のみ
人身事故なし
財産損害のみ
Copyright 2008 InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved
- 303 -
30
A company of MitsuiSumitomo Insurance Group
InterRisk
ご静聎ありがずうございたした
Copyright 2008 InterRisk Research Institute & Consulting, Inc. All rights reserved
- 304 -
31
぀くっお安党぀かっお安党
䌁業リスクを回避するために
Product Safety
&
Risk Management
圓内容の転茉を犁じたす。法人品質安党機構 copyright(c) all right reserved. http://park21.wakwak.com/~safety/
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- 305 -
ゞェットコヌスタヌ脱茪事故
倧阪吹田垂゚キスポランド幎月
安党に぀いおの感性なし幎間怜査せず
瀟䌚の芁求基準に無知深傷詊隓の矩務
故障のメカニズムに無知疲劎故障
幎にも囜の基準違反が件
無資栌瀟員が運転
・本件事故の圱響で入園者が激枛。
幎月日倒産。負債億円。
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シュレッダヌ幌児指切断事故
・投入口の安党サむズに無頓着。
オフィス甚のたた家庭甚に流甚
・幌児保護者に
・危害情報が䞍足。
・プラむバシヌ保護の過剰反応。
個人情報保護法に過敏反応
・危害情報の扱い方が䞍実。
事故埌も販売
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- 306 -
リスクを䞋げる癟䞇分の
発生頻床
発生数
10-2
5 頻発する
4 しばしば発生する 10-3
0.001
10-4
0.0001
2 起こりそうにない 10-5
1 たず起こり埗ない 10-6
0.00001
0.000001
10-7
0.0000001
3 時々発生する
0 起こらない
危害の皋床
Ⅳ 重症入院
Ⅲ 䞭皋床通院
0.01
Ⅱ 軜埮物損含む
Ⅰ 痛みを感じる
0 ヒダリハット
リスクの倧きさ発生頻床×危害の皋床
発生頻床
5

3
1
2
3
領域 蚱容できないリスク領域
4

2
3
1
2
領域 可胜な限り䜎枛すべきリスク領域 3

1
2
3
1
領域 䜿甚䞊で察応できるリスク領域
2


1
2
2
1



1
1






Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
倚い↑0
危害の皋床
→重い
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連結金具が
巊偎→右偎ず砎断した。
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- 307 -
背もたれず座面を繋ぐ金具が砎断いす
砎断順序


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砎断した金具の砎面解説。
金属の疲劎砎壊によるこずが刀る。
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- 308 -
疲劎砎壊の始点いすの座受け金具
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チェア  重工
蚭蚈の欠陥
事故内容 着座䞭に座受け金具が折れお転倒。けがはなかった。
発生原因 背ず座を繋ぐ座受け金具が金属疲劎で砎断する。法の幎
間の䜿甚に耐えられない、匷床䞍足の構造で蚭蚈の欠陥。
調査脚のうち脚に亀裂発生。発生率。
安党化察策 リコヌル䞇脚実斜。座受け金具を匷床を䞊げた郚品に代替。
亀裂発生個所
補匷金具を溶接
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- 309 -
金属疲劎により発生した粒界砎壊実物
脚矜根ずキャスタヌを繋ぐ゚ルボヌの疲劎砎壊
砎壊の始点
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金属疲劎により発生した粒界砎壊実態顕埮鏡
無数の砎断線は突起郚のコヌナヌを蟿る圢で䌞展しおいる。
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- 310 -
金属疲劎により発生した粒界砎壊SEM写真
亜鉛合金の粒界を蟿っお䌞展した砎断
線
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安党化の䞖界暙準
  



危険を陀去たたは枛少させる。
陀去できなかった危険に防護察策を
行う。
それでもなお、残存する危険を譊告
し、トレヌニングや防護具を指瀺する。
×
ISI/ IECガむド51オフィス家具PLガむドラむン瀟団法人日本オフィス家具協䌚 1995幎PL察応ガむドラむン
日本パヌティション工業䌚 1995幎指什1985幎
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- 311 -
事故のは補品に欠陥
蚭蚈、補造、衚瀺
補品事故の発生原因掚移件
100%
80%
1
0
1
2
7
3
2
2
5
1
7
9
60%
12
3
4
0
0
5
5
3
1
0
3
1
1
0
1
33
1
10
2
60
4
5
5
24
8
21
20%
衚瀺の欠陥
補造の欠陥
7
シ ェア
40%
5
䜿甚者責任
9
15
9
9
7
5
114
蚭蚈の欠陥
2
0%
94幎
95幎
96幎
97幎
98幎
99幎
00幎
1幎
2幎
3幎
幎
蚈
䜿甚者責任
1
5
7
2
5
4
3
3
1
1
1
33
衚瀺の欠陥
0
2
3
2
1
0
0
1
0
0
1
10
補造の欠陥
1
7
9
7
12
5
5
5
3
4
2
60
蚭蚈の欠陥
5
9
21
24
15
9
9
2
8
7
5
114
幎
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リスクアセスメントの手順
察象補品の情報収集 クレヌム 故障 事故
危険源ハザヌドの遞定 暙準ハザヌド
リスク分析衚ハザヌド・マトリックス䜜成 項
の䜜成安党察策前
の䜜成安党察策埌
補品に反映 仕様倉曎 防護具 衚瀺
の繰り返し
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- 312 -
察象補品の情報収集
クレヌム 故障 事故
幎PL事故の発生明现



発生
補品
月
02
10 サむラクスチェア
02
䜿甚期間幎 被害の皋床 発生原因
● ●
11 KDチェア
●
●
座面からビスが出る。スヌツ着
ほころび損害。
●
脚矜根゚ルボヌが折れ区民の老
女が転倒。裁刀を提起
廃止補品。
02 06 プラズマディスプレ●
●
●

02 12 チェア
●
●

02 04 

02 06 貞し金庫

02 06 システマシンラむン

02 06 Sスツヌル

02 07 リクラむニン●
 02 07 FZパネル
 02 11 型チェア
ヌ
察策
●

蚈 ヌ
珟象
1 3 5 8超物打裂折蚭補衚自 幎
ヌ
●
●
●
●
●
●
●
●●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
PDを止めおいるブラ
ケットが棚柱から倖れ、
背・座が前に転倒。尻
逅を぀き腰を打ち、机も
肘の倪錓貌り郚から釘
の先端が出お指を刺す
ボックス内の瞊仕切りず
扉裏に挟たれる。
レヌル内にボルトが散
乱したたた䜿甚。前列
靎売り堎甚の金属い
す。安定悪く、子䟛が
リクラむニング時に背
座の隙間に指を挟む
盎線面に片偎安定版
を぀け、コの字レむアり
背あおが倒れお転倒。
腰を打撲
3 4 0 2 2 3 5 2 1 9 2 0 0ヌ
廃止補品。短いビスに倉
曎ずみ
垂堎品台を新
仕様に倉曎
廃止補品。パヌ
ツも肉厚枈み
代替。釘を
32mmから
新造品の仕様倉
曎
ロックナット䜿甚
で再斜工
新仕様で補造枈
み。PL停装事件
垂堎品台を新
仕様に倉曎
゚の字レむアりト
に倉曎
ボルトの蚭蚈倉
曎すみ
ヌ
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危険源ハザヌドの遞定
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- 313 -
暙準ハザヌド
リスク分析衚の䜜成
30項目
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「シュレッダ可動郚の安党に関するガむドラむン」
平成幎月日発行瀟ビゞネス機䌚・情報機械産業協䌚瀟党日本文具協䌚
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- 314 -
客先に芁請する安党化の
安党性
・客先でセヌフティヌアタッチメント
が容易に倖れれば、安党性は担
保されない。
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客先に芁請する安党化の安党性
・客先でのねじ締めの品質が䞍明で、
安党性は担保されない。
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- 315 -
重芁なのはヒダリハットをなくす事
ハむンリッヒ
の法則


重倧な灜害

軜埮な灜害

ヒダリハット
無傷の事
故
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人間の行動特性事故の因子
Affordance (ある状態がある行動を促す)
フラットな面があれば乗るモノを茉せる⇒
思いこみがあるず芋えおいおも気が぀かない
幌児の行動特性安党性䞀桁䞊る
動いおいるモノに手を出す扇颚機
぀かんだら口に入れる鉛塗料
隙間の䞭に指を入れるシュレッダヌ
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- 316 -
安党は䞉぀の力のバランス
安党
安党
バランスが厩れるず安党は小さくなる
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メヌカヌが意図しない䜿い方でも、
予芋できれば安党確保が瀟䌚の芁求
Ⅰ
Ⅱ
意図しなくおも
予芋できるなら
ば安党性の確保
が必芁
Ⅲ
Ⅳ
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- 317 -
予芋できない非垞識
な䜿い方
予芋できるが瀟䌚通念
を超えた䜿い方
予芋できるがメヌカヌが
意図しない䜿い方
メヌカヌが意図した
䜿い方
欠陥ずは。法条項
補品事故が起きた時、
以䞋の぀を考慮しおもなお、
補品本来が有すべき安党性を欠いおいるこ
ずを、補品の欠陥ずする。
圓該補造物の特性
通垞予芋される䜿甚圢態
圓該補造物を匕き枡した時期
その他、圓該補造物に係る事情
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瀟䌚が蚱容可胜なリスクTolerable riskずは。
発生率癟䞇分の䞀
瀟䌚が蚱容する、自然灜害の死亡率ず同じ。
人口100䞇人圓たり 幎間死亡人
䞊限は疟病死亡率で、幎間死亡䞇人
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- 318 -
生掻の䞭の「リスク癟䞇分の䞀」
自動車で480キロ走行する
亀通事故
ゞェット機で1,600キロ飛行する
飛行機事故
1.4本の玙たばこ喫煙
たばこ喫煙者ず2ヵ月間暮らす
優良病院で胞郚X線撮圱を回受ける
ピヌナツバタヌを小匙40杯食べる
発ガン、心臓病
発ガン、心臓病
発ガン
肝臓がんアフラトキシン
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リスク癟䞇分の䞀ずは。
発生頻床
発生数
10-2
5 頻発する
4 しばしば発生する 10-3
0.001
-4
0.0001
2 起こりそうにない 10-5
1 たず起こり埗ない 10-6
0.00001
0.000001
10-7
0.0000001
3 時々発生する
0 起こらない
危害の皋床
Ⅳ重症入院
Ⅲ䞭皋床通院
0.01
10
Ⅱ軜埮物損含む
Ⅰ痛みを感じる
0 ヒダリハット
リスクの倧きさ発生頻床×危害の皋床
発生頻床
5

3
1
2
3
領域 蚱容できないリスク領域
4

2
3
1
2
領域 可胜な限り䜎枛すべきリスク領域 3

1
2
3
1
領域 䜿甚䞊で察応できるリスク領域
2


1
2
2
1



1
1






Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
倚い↑0
→重い
危害の皋床
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- 319 -
譊告衚瀺の割り付け
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リスクの発芋ず安党化察策
発芋時のリスクアナリス衚
蚘号
危害
頻床
危険状況
蚘号
察策埌のリスクアセスメント衚
危害
頻床
察策内容
M1
Ⅲ
2
二人乗り走行し同乗者の足が埌ギダに
挟たれ足指を切断した。
M1
Ⅰ
1
安党装眮を付加する
M2
Ⅳ
2
M2
0
1
二人乗り防止装眮を取り付けた。
N1
Ⅱ
3
公道を二人乗り走行しおバランスを厩
し転倒、埌続車にはねられ二人ずも死
亡した
フロントギダにカバヌがなくペダル
操䜜時に足が觊れ切り傷をした。
N1
0
1
フロントギダカバヌを蚭眮した。
N2
Ⅲ
2
N2
Ⅰ
1
滑りにくい圢状のペダルに替え、靎も
バむク専甚にした。
N3
Ⅱ
2
N3
0
1
N4
Ⅱ
3
悪路走行䞭に振動でペダルから脚が離
れ、暪倒しに転倒しお骚盀を骚折し
た
他人のバむクを運転し、乗車ポゞショ
ンが悪いたた長距離を走行し、腰痛に
なる
無灯火で倜間走行し、走路のギャップ
で転倒し骚折した。
N4
Ⅰ
1
乗車前の始業点怜項目に乗車ポゞショ
ンを加え、確認埌乗車するように矩務
぀けた
無灯火の倜間走行の危険性ず道亀法眰
則芏定を教育し、取説に蚘茉した。
N5
Ⅰ
3
N5
Ⅰ
2
無灯火の倜間走行の危険性ず道亀法眰
則芏定を教育し、取説に蚘茉した。
N6
Ⅲ
2
蟲道走行で蜍に車茪を取られ、田んが
に転萜し䜜物のオむル汚れで匁償し
た
無灯火で倜間走行し、カヌブで察向
車に接觊され転倒し骚折した。
N6
Ⅲ
1
悪路の危険性を取説に泚意喚起し、
予防運転の教育をした。
O1
Ⅱ
3
O1
Ⅰ
1
ブレヌキパッドに摩滅限界が解る仕様
倉曎をし、消耗郚品である事の䜿甚者
教育をした。
O2
Ⅰ
3
O2
0
1
ブレヌキデスクに火傷防止カバヌを付
けた。
O3
0
0
ブレヌキデスクにやけど防止カバヌを
付けた。
P1
Ⅱ
1
悪路走行時はタむダ管理を定時に励行
するこずを教育し、メンテ方法を取説
に蚘茉した。ラむダヌの運転モラルが
O3
Ⅰ
3
P1
Ⅱ
3
公道をブレヌキパッドが枛ったたた走
行し、制動距離が延びお、亀差点で偎
方からきたバむクず衝突しけがをし
た
長い坂道をハヌフブレヌキで䞋り、加
熱したブレヌキディスクに觊れおやけ
どをした
長い坂道をハヌフブレヌキで䞋り、加
熱したブレヌキディスクのたた駐車し
お 幌児が觊れおやけどをした
泥路を走行しタむダに泥が詰たったた
たブレヌキむングしたが、滑っお転倒
しけがをした。
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- 320 -
による安党の芋える化
発生頻床
発芋時のリスクマップ
発生頻床
5
察策埌のリスクマップ
5
4
4
N5  
N1 N4 O1
 

3
M1
N3
3

N2
 
2
N5
M2
2
1
N1 N3 M1 N2 N4 O1  

1 M2 
0
0

 
0
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
床
危害の皋床
0
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
危害の皋床
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有甚性メリットず
危険性リスクの瀟䌚刀断
き
容認で
るリスク


チェア 危険性が優る
調査脚で座受金具に亀裂脚。
発生率
垂堎品䞇脚。ヒダリハットの報告件
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- 321 -
有甚性メリットず
危険性リスクの瀟䌚刀断
き
容認で
るリスク


・クリオ血液補剀血友病治療薬 危険
性が優る
、人投䞎で人が゚むズ発症
発生率 投䞎人で人発症
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党自動貞金
庫のバック
ダヌド。
銀行斜蚭の
地䞋に蚭眮
されおいる
- 322 -
自働貞金庫の
䜿甚者が操䜜
するブヌス。
右偎の四角い
穎から、
貎重品の入っ
た䞭箱が競り
䞊がっおくる。
リスク䜎枛の芋える化指はさみ
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- 323 -
リスク䜎枛の芋える化衝突
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リスク䜎枛の芋える化転倒
チェアの安党察策
補品砎壊
のみ発生頻床
発生
転倒によ
る打撲を
予想し、
危害皋床
を䞀桁䞊
座受金具の砎断発
生率が14ず高く
倖にある。
危害はなくヒダリ
A2
A3
ハットのみだが、
転倒を重く芋お打
撲ずした。
A1
A2
5
C
B3
A1
4
C
B2
B3
3
C
B1
B2
2
C
C
B1
1
C
C
C
0
C
C
C
C
C
0
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
補匷した座受金具
B3
A1
の詊隓結果は、3,3
倍の匷床であっ
た。法䞊の安
B2
B3
党確保期間10幎果
たしたず刀断し
たB1
B2
危害の皋床
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- 324 -
リスク䜎枛の芋える化䞋敷き
倩板の畳み角
床を°ã«èŠ
制し、重心䜍眮
を䞭倮寄りに移
動した。重心の
移動量が足らず、
リスクが残留しお
いる。
支柱を脚矜根の
䞭倮ぞミリ移
動し、重心䜍眮
をほが䞭倮に確
保した。
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リスク䜎枛の芋える化䞋敷き
折テヌブルのリスクマップ
発生頻床
支柱を脚矜根の䞭
5
支柱を脚矜根
の䞭倮ぞミリ
倮ぞミリ移動し、
移動し、重心䜍
4
眮をほが䞭倮に
重心䜍眮をほが䞭
確保した。
倮に確保した。
3
領域に䞋げた。
倩板を畳み角床を
°ã«èŠåˆ¶ã—、重心䜍眮
を䞭倮寄りに移動した。
重心の移動量が足らず
、リスクが残留しおいる。
ただ領域にある。
転倒①
転倒②
転倒①
2
1
転倒②
0
0
Ⅰ
Ⅱ
蚘号
危害
頻床
転倒①
Ⅳ
4
転倒②
Ⅳ
4
Ⅲ
Ⅳ
危害の皋床
の
危険状況
倧きさ
奥行き補品の倩板を垂盎に畳み,
キャスタヌを転がしお移動䞭、床の䞍陞
2
で転倒し、偎の人の足に倒れお骚折し
た。
奥行き補品の倩板を垂盎に畳み,
キャスタヌを転がしお移動䞭、床の䞍陞
2
で転倒し、偎の人の足に倒れお骚折し
た。
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- 325 -
人間ぱラヌを起こす。
それ故、安党蚭蚈が必芁
 
 
 
 
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どうしお事故が起きるの
か
自動化システムが新しい問題を匕起こす。
・自動溶接のシステム
最初ず最埌が良ければ行皋内の党お良品
回転自動ドアの自動監芖センサヌ
センサヌの監芖倖は危険な領域
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- 326 -
どうしお事故が起きるの
か
 1 回限りで、繰返しの効かない
䜜業においおも、ゲム感芚、
リセット感芚で緊匵感がない。
溶接䜜業囜家資栌の特採事業、
甚゜ニヌ電池の金属粒子混入590䞇個リコヌ
ル
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安党に王道なし
゚ゞプト王プトレマむオス䞖が、数孊者ナヌクリッドに、
「もっず早く、幟䜕を孊ぶ方法はないか。」ずたずねた。
ナヌクリッドは、「恐れながら王よ、幟䜕孊に王道はありたせん。」ずいたしめた。
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- 327 -
圓機構は安党、安心を安䟡で提䟛したす。
・安党リスクのマネッゞメント
・品質安党基準の構築
・補品ずサヌビスの安党コンサルタント
・補品事故被害者の賠償支揎
・リコヌルの揎助
・安党知識の普及出版
・セキュリティ・チェック
・オフィス営繕の安党化
・環境補品開発
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埓業員が䌚瀟にをプレれント。
デルタ航空が䞍況にも銖切りをしなかったお瀌。
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- 328 -
ご枅聎ありがずう埡座いたした。
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- 329 -
議事録
第䞀回リスクアセスメント委員䌚 議事録
日時

堎所

参加委員
2008 幎 10 月 21 日火
補品安党協䌚 䌚議宀
䜐藀 吉信
囜立倧孊法人 東京海掋倧孊 教授
䜐藀 圀圌
(æ ª)むンタヌリスク総研
梁瀬 和男
金城孊院倧孊 非垞勀講垫
石井 宏治
有CDS 研究所
日野 桂
コクペファニチャヌ㈱
、若井専務 委員䌚の説明
、倧接理事長補品安党協䌚の説明
委員䌚の目的リスクアセスメントの実斜
、委員の玹介
事務局あいさ぀埌、
日野委員事務甚家具の補造を行う䌁業に所属。
品質保蚌には、工堎管理ず顧客察応がある。
石井委員品質保蚌のアドバむザヌをしおいる。
今、
“リスクアセスメント”は良いテヌマである。
䜐藀委員所属が補品安党のコンサルタント。
犏祉甚具のリスクアセスメントにも関わっおいる。
日科技連で の委員。
梁瀬委員日立で家電の宣䌝に 30 幎近く関わっおいた。
その埌、広告䌚瀟で、䌁画等しおいた。
愛知孊泉倧孊コミュニティヌ政策孊郚で 8 幎。昚幎 3 月蟞めお、珟圚金城
孊院倧孊の非垞勀講垫。
広告法芏専門他に著䜜暩などの知的財産暩
消費者の立堎で補品安党をみおいく。 リコヌル瀟告など。
䜐藀委員長東京海掋倧孊教授16 幎←旧東京氎産倧孊ず旧東京商船倧孊の統合
海掋工孊郚。リスク分析論、信頌性工孊、機胜安党。
その前、旧劎働省の安党研究所にお、事故分析工堎のリスクアセスメン
ト等に関わる。その他、ロボットず人間の関係ずか、の機械安党、
の機胜安党2000 幎に携わる。
暪浜囜立倧孊の枅氎先生に頌たれ、そこで講矩10 幎
。理論的確率論的にリ
スクをみる。
珟圚、日本信頌性孊䌚副䌚長、 TC囜内委員䌚委員長、NITE 事故審
委員など
、今回の調査目的 若井専務
①䌁業を䞻なタヌゲットずする。→ 資料に぀いお。→ 消費生掻甚補品の
品目品目ごずに SG 基準があるか。これは、15,000 品目あるずいう消費生掻
甚補品党䜓の 1 パヌセントしかカバヌしおいない。今埌、どうやっおふやしおいくか
②資料の SG マヌクの保険制床に぀いお。珟圚、賠償請求は人身事故のみ。こ
れは、いたのたたでよいか特に、火灜等を含むガス石油補品等を察象にした時
に䞍備になる。
③未然防止のシステムの構築。SG マヌク制床α 䜕を加えお、䜕を陀いおいくか
④ペヌロッパの Cマヌクシステムの様な制床の日本導入が出来ないか参考資料
- 330 -
ペヌロッパの動き market suryrance むンタヌネットで資料が出おくる。
⑀リスクアセスメント技術支揎ず普及
・ リスクアセスメントの手法を䞭小䌁業に技術支揎する。
・ 家電、医療・・先進的な䌁業の調査
・ 海倖調査
、䜐藀圀圌委員
・リスクアセスメントの珟状経枈産業省の報告が先週来た。
委員高杉さん束田さ
ん
・欧のノモグラフ法ず R-Map を比范した。R-Map は消費生掻甚補品の評䟡には向いおい
る。
・新 RAPEX に぀いおストヌリヌ䜜り、ストヌリヌの信頌性を今でも怜蚎したい。
・リスクアセスメント関係
消費生掻甚補品事故→R-MAP を䜜りたい。
・SG マヌクをずっおいる䌁業に教育をしおいくのは良いが、倖郚の人がリスクアセス
メントをしお、それを評䟡するのは難しいのではないか。
※ RAPEX英語の資料の衚
リスクがあったずき RAPEX で評䟡する。
リコヌルをするかどうか←リスクが High かモデレヌトかで刀断する。
リスク刀断では、
高霢者、子どもなど配慮が必芁である。
珟状ずしお、リコヌルは囜の指瀺から、自瀟の刀断から、IEC の基準違反等から行われ
る。
RAPEX でリスクアセスメントを行っおリコヌルをしたずいう䟋はみられおいない。
、梁瀬委員
① 補品安党ず広告衚瀺
、補品安党の広告衚瀺に関する法埋
、補品安党の広告衚瀺に関する事䟋
、今埌、留意すべき点
② 、補品安党の広告衚瀺に関する法埋
() 法
() 景品衚瀺法
() 改正消費生掻甚補品安党法
() 特定業界の諞法埋
③ 、補品安党ず衚瀺の事䟋
() こんにゃくれリヌ 
 “食べるな、危険”の業界統䞀衚瀺が無い。
() カビずり剀の「たぜるな危険」
カビキラヌなど業界で統䞀
→譊告衚瀺ず取扱説明曞の䞀䜓化
() カタログの䞭で自瀟補品の安党性を蚀う→景衚法の優良誀認→衚珟のあり方
リコヌル瀟告䞻婊連の提案→JIS
、
() むオン、パロマ、
旧束䞋の瀟告の事䟋
新聞瀟メディアも、蚘事ずいう貎重なスペヌスを䜿っお、䌁業の回収等
の措眮を読者に効果的に䌝えお事故の拡倧、再発の防止に努力しおいる。
④ 、今埌、留意すべき事項
 譊告衚瀺の PL トラベルを回避するポむント
 広告衚珟の PL トラブルを回避するポむント
 新しい広告衚瀺のあり方
â‘€ 1-.法ず補品安党の広告衚瀺その
- 331 -
・圓時の通産省や経枈䌁画庁の芋解1994,8
「補造物の衚瀺」ずは・・・補造物に付着も同梱もしおいないカタログ、新聞広告、
テレビなどの広告衚珟は察象ではない。
⑥ 1-.法ず補品安党の広告衚瀺その
補造物の欠陥
蚭蚈䞊の欠陥 補造䞊の欠陥 譊告衚瀺䞊の欠陥 広告衚珟䞊の欠陥
⑩ 1-.法ず補品安党の広告衚瀺その
補造物に぀いおの衚瀺指什 第 6 条 1 項 a
⇒衚瀺に関する党おの行為が含たれるそのず反する
ラベル、取扱説明曞、カタログ、新聞、雑誌広告、テレビ、ラゞオなど
この、EC 指什の Darbietungドむツ語を英蚳したものを日本の省庁が参考にしお
日本の PL 法の条文を䜜成したのである。
※奜矎枅光著「指什ず補造物責任」刀䟋タむムズ 673 号所収
⑧ 1-.法ず補品安党の広告衚瀺その
通産省 そのず意芋が倉わる。新芋解。
「党おの広告衚珟が察象になる可胜性もある。
」
そのず同じ
→最近、公取委の「優良誀認」の刀断で「䞍実蚌広告芏制景品衚瀺法 4 条 2 項
」
がよく利甚されおいる。
、石井委員
自動車郚品、甚品及び補品等のアドバむザヌをしおいる。
今たでの話でリスク、蚭蚈品質、補造品質、衚瀺が出おきたが、その䞭でも、蚭蚈品
質、補造品質に぀いお取り䞊げたい。
䌁業は補品安党だけでなく、あらゆる品質が重芁。芋栄え、出来栄えをも重芖しおの
予防措眮、品質保蚌を考えおいる。しかし、今は事故にり゚むトがかかっお来た。
蚭蚈品質
で問題点を抜出する。
予防措眮では、かこもん過去の問題を倧事にしおいる。かこもんに照らし合わ
せた。蚭蚈者は垞に勉匷しおいる。
郚品メヌカヌに通さないず蚭蚈審査に通らない。
update しおいく
垞に問題も起きる
ISO9000 の予防措眮では原因远究があるが、この意味の理解が難しい。審査する立堎
からも難しい。かなり幅広い予防措眮、顧客満足床に反するこずも察象にする原因
远及を行う。
補造品質
もの䜜り、バラ぀きが発生
バラ぀きの統蚈数倀を考慮に入れおを行う。
補造品質に察しお、を行っおいる䌁業は少ない蚭蚈段階の FMEA に包含さ
れおいるこずもある
問題が出おきたずころで、䌁業が持っおいる人材、資金、時間でどう察凊しおいく
かどこたでできるのか抜出した結果の凊眮には時間がかかる。
“+α”のリスクアセスメント
・ 䌁業のアセスメントの仕組みを評䟡する。
- 332 -
・ その次は、そんな商品が䜜れおいるかを評䟡する。
・ 結果に察する凊眮がきちんず出来たかを評䟡する。
・ 䌁業が持っおいる人材、資金、時間を考慮しお評䟡する。
最終的には、リスクアセスメントや埌、措眮が出来るのかどうかが問題な
のである。
、日野委員
ず安党確保に぀いお
・ 安党に関わる項目は毎幎芋盎しをしおいる。
品質保蚌郚、開発郚門協働
・ 他業界の動きを劂䜕に取り組むかが課題である。
・ JOYHA オフィス家具 PL ガむドラむンがある。
2008,3
折りたたみ怅子 安党察策提蚀を東京郜がたずめるに際し、JOIFA ずしお
意芋提出
2001,
リコヌル 家庭甚怅子 パズチェア → 党事業郚に察しおの品質保蚌
䜓制の確認ず䞍備の改善
2002,
リコヌル 事務所甚怅子 コルサ
→ 品質詊隓芏栌の刷新
2006,7
リコヌル 事務所甚怅子 アリヌナ → 暹脂郚材の評䟡方法の刷新
基本的には、かこもんを集めお詊隓しおいる。
で぀らい事は、課題ずしお自瀟ではであるが海倖や他の産業では起きおいる
こずが突っ蟌たれるこずである。䟋えば、米囜にはこういう芏栌があるではないかず。
を導入するのは良いが、危険床の評䟡に察する察応は出来ない。
確率が少し
でもあればその可胜性はなきこずになる。こういうこずはなきこず。→少ないけど
起きたらリコヌルである。
、広告ずリスクに぀いお ディスカッション
・広告偎ずしお、客芳的デヌタ、実蚌がほしい。
・定量的リスク評䟡故障率を求めお数倀化したずしおもの数倀であり、補品その
ものではない。
・譊告衚瀺ラベルをすれば どれくらい有効なのか逆にリスクにならないか
そもそも、本質安党を重芖すべき。しおいなくお、ラベルを貌っおいおも駄目。
リスクアセスメントには、譊告衚瀺はリスク補償にならない。ずりあえず、ラベルを぀
ければいいのではない。本質安党ず防護たでがリスクアセスメントの範囲ではないか。
しかし、技術氎準ず䟡栌の問題がある。Guide51 もコスト芋合いず蚀っおいる。
メヌカヌは時間ず競争しおいる。発売日が最初に決たっおいる。残存リスクずしおどこ
たで蚱されるか→譊告衚瀺がリスク、安党察策の逃げになっおいないか
・リスクアセスメントにおいお、譊告衚瀺に぀いおも考えるべきである。
・誀䜿甚、垞識倖れぞの察凊ずしお、念のための譊告衚瀺は。
・リスクの皋床に関わる。 たいしたこずない事故→衚瀺取説
人が死ぬ
→衚瀺だけの問題ではなくなる。
・䜓制はすぐ曞ける。問題は、最埌の措眮がずれるか吊かである。
・゜フトバンクの「通話料 0 円」広告が公取委から「譊告」を受けた。
衚瀺においお、メリットを倧きく、デメリットを小さくが珟状景衚法 411、、
優良・有利誀認
今埌は、打ち消し衚瀺に぀いお、デメリットずいう考えをなくす必芁がある。これ
は、消費者にずっお重芁な情報である。メリット、デメリットを重芁な商品遞択情報
ずしおセットで考える。デメリット、メリットの考え方をなくすこずが重芁である。
・安党基準
囜が䜜るもの がある。

䌁業で䜜る
- 333 -
個別の芏栌はあるが、具䜓的補品は䟋えば“金属+垃”であり、耇合しおいる。
最近、補品のラむフサむクルが短い。
芏栌ずは匷制ではなく、遞択の䜙地があるこず。暪断共通芏栌は必芁である。
・・・芏栌を消費者甚補品でやりたい。やるこず自䜓いいのか、混乱を招くのか。
個別にやるのはいいが、䞊からの匷制はいけない。
システムずしお、幅があるのはいいず思う。 ぀぀個別の芏栌を぀くるのは倧倉
である。
・リスクアセスメントは、かこもん、かこれき過去事故履歎から
の事象は「かこもん」からしか取り䞊げられない。そこが、どれだけ
持っおいるかが䌁業の技術力である。過去の問題点をゞャンル分けしお集めおいる。
しかし、かこもんだけでは、カバヌできない。新しい創造 
 これが技術力あり
無しの勝負所になる。
メヌカヌはリスクアセスメントずは蚀わない。蚭蚈審査 Design Review ず蚀う。補品
自䜓のスペックになる。
・は 3 幎、5 幎で芋盎しをしおいる。マヌクは、事故事䟋をみお、芋盎しを入
れおいる。
・ ①䌁業の品質管理
②今のリスクアセスメント
⇒䞡方やっお、安党を確保できる。
では、品質管理の定矩は
補品の機胜䟋えば、お湯をわかす。をちゃんず果たし、それが安党でないずいけな
い。
安党機胜お客満足を品質ずいう。
・今ここで怜蚎するのは、人や物に危害を䞎えるものを察象に品質管理を行う。
、今埌
い぀、だれがリスクアセスメントを行うのか等を次回議論する。
海倖調査䜐藀委員長 郜合が悪くなり、代わりの人を怜蚎するこずになった→日本
機胜安党の田蟺安雄さんが調査するこずになった
囜内調査日野さん、村田さん
技術支揎・普及石井さん、䜐藀圀圌さん、村田さん
衚瀺
梁瀬さん
次回 委員䌚は、12 月 4 日朚第二回 13 時半から
- 334 -
幎 12 月日
財補品安党協䌚 事務局
第二回リスクアセスメント委員䌚 議事録
日時
幎月日朚
堎所
補品安党協䌚䌚議宀
参加者 委員長
䜐藀 吉信
囜立倧孊法人東京海掋倧孊 教授
委員
有田 芳子
䞻婊連合䌚 環境郚長
石井 宏治
株匏䌚瀟 CDS 研究所
小西 貞行
小西法埋事務所PL 蚎蚟匁護士
䜐藀 圀圌
株匏䌚瀟むンタリスク総研
玉朚 æ·³
東京海䞊日動火灜保険株匏䌚瀟 広域法人郚法人第䞀課長
田蟺 安雄
株匏䌚瀟日本機胜安党 取締圹
日野 桂
コクペファニチャヌ株匏䌚瀟
梁瀬 和男
金城孊院倧孊 非垞勀講垫
欠垭新井 勝己
補品評䟡技術基盀機構海倖出匵䞭
事務局
倧接 幞男
若井 博雄
井野 孝
調査員村田
財団法人補品安党協䌚 理事長
財団法人補品安党協䌚 専務理事
財団法人補品安党協䌚 事務局
侀郎
配垃資料
議事次第
1. 委員名簿
2. 第䞀回委員䌚議事録
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
th
ICPHSO 4 Meeting and Training Symposium 出垭報告曞田蟺委員
補品安党ず瀟告衚瀺梁瀬委員
報告曞䜓系案
「暙準化ず品質管理」
SG マヌク制床の抂念図、S マヌク認蚌の抂念図
RAPEX
EU 芏制䜓系
商品分類ず補品安党四法の芏制察象補品
CSR レポヌトの分析
補品安党察策優良䌁業経枈産業倧臣衚地経枈産業省 HP
消費生掻補品の階局的芏栌䜓系の䞀䟋、電気補品の階局的芏栌䜓系の䞀䟋
消費者甚 補品事故から身を守るために芋・守りハンドブック
議事録
1. 開䌚
委員の自己玹介今回初出垭の方
小西貞行委員PL 蚎蚟匁護士であり、PL 蚎蚟、賠償責任賠償事故、医療蚎蚟などに携
わっおいる。
有田芳子委員䞻婊連合䌚環境郚長であり、玩具などの化孊物質に぀いおのリスクアセス
- 335 -
メントを行っおいる。前回は韓囜に出匵しおいた。
田蟺安雄委員日本機胜安党取締圹であり、機胜安党におけるコンサルティングを行っお
いる。その前は、東芝で原子力プラントの蚭蚈に携わっおいた。
玉朚淳委員 東京海䞊日動火灜保険株匏䌚瀟で、保険の態様を瀟䌚に提䟛しおいる。
2. 前回の議事録確認
配垃資料を参照
3. ICPHSO の報告田蟺委員
報告資料を参照
・ NITE の矢野友䞉郎次長ず新井勝己専門官ず 11 月 18-19 日に ICPHSO囜際消費者補品健
康安党機構に参加しお来た。
・ 欧米の参加者の他、䞭囜 36 名うち民間は名、台湟 1 名、韓囜 2 名が参加しおいた。
日本からは名である。
抂芁
・䞭囜補品を意識した䞊で、補品安党のグロヌバル化に䌎う取り組みの必芁性や状況に぀
いお議論しおいた。
・リスクアセスメントを導入したガむドラむンが改定の予定である。そのガむ
ドラむンのドラフトや去幎やったワヌクショップの資料がある。
新井氏玹介のデンマヌ
ク Mr.Torben Rahbek からのメヌルに添付されお送られお来た。
オヌプニングセッション18 日
・ 米囜安党芏栌に基づいた認蚌プログラムは、囜際的なテスト蚈画に基づくべきであり、
囜際協力が必芁である。
・ 䞭囜2007 幎に 4 ヶ月間の掻動により、食品ず補品の安党に良い結果を埗た。
぀の提案が行われた。
政府の積極的努力、囜際的なコミュニケヌション、囜際的な
コントロヌルのメカニズム、収集デヌタのフィヌドバックメカニズム、ICPHSO などの
䌚議による理解増加
・ EC では緊急な課題は、おもちゃの磁石、子どもにアピヌルする電気補品、ナノテ
ク、゜ファや靎の、E-シガレット、パヌ゜ナルプレヌダヌである。
高床な安党を保蚌する手順ず、補品の技術革新の奚励を同時に達成するためにどうし
たら良いのか
※ N,N-ゞメチルホルムアミド (CH3)2 消防法で危険物質第 4 類
第 2 石油類に指定
・ カナダ消費生掻甚補品の、䜿甚パタヌン情報のアベむラビリテむヌに基づいたリスク
の分類をしおいる。
十分な科孊的根拠がない脅嚁に向き合ったずきの予防をどうするかそれが課題であ
る。化孊物質管理に蚀う、precautionary principle疑わしきは眰するず、
precautionary approach の問題であるず思われる。

・ 䞭囜囜際協力が重芁であり、ず米囜ず協力しおいく。
Non Food を察象ずした RAPEX China がある。
・ デンマヌク補品安党をずりたく環境の䞭に、停装品海賊版おもちゃの停補品問
題ず、グロヌバル゜ヌシング家電補品の郚品調達問題がある。これらが安党を害す
こずがある。囜の芏制では、现かいずころ安党問題の具䜓的なずころたでは察応で
きない。
・ 芏制ず認蚌の芁求は、補造者の問題解決にはならない。補品蚭蚈に補品安党を統合すべ
きである。
・ 掚奚事項
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・
・
・
・
先を芋越すこず、リスクアセスメントが必芁。
事故統蚈を䜜るこず
各囜間の盞互認蚌プログラムが必芁である。
垂堎に出た埌 post market サヌベむランスが倧事である。
囜境を越えた協力ず情報亀換が必芁である。
品質管理がサプラむチェヌンの囜際化に䌎いグロヌバル化しおいる。品質管理に関する
囜際的組織の構築が必芁である。
芏制、コンプラむアンス、ラベリング、コヌドが䞖界䞭でたちたちである。
消費生掻甚補品は耇雑な性質を持぀故に、枬定は難しい。そしお枬定できないものは改
善が出来ない。芏制も出来ない。
では、芏栌はボランタリヌコンセンサスを反映したものであり、぀のペヌロッパ
垂堎を察象にしおいる。
セッション19 日
・ 補品安党の、環境ず健康偎面が議論された。
・ 公衆安党は補品安党以䞊である。
・ 環境ず補品安党の統合が必芁である。
・ Refurbishment刷新ず Re-use再䜿甚の関係
新補品ではないが再䜿甚品䟋えば、電気毛垃の毛垃郚分だけ取り替えお、詊隓し再䜿
甚する。コピヌ機の回転郚分は䜿えなくなるが、電機郚品は䜿い回しが効く。自動車の
タむダもそうである。
・ 幎霢区分ずラベリングおもちゃの安党の芁求に぀いお議論された。
有田委員欧州では、7 歳たでの子どもは保護されるべきであり、EN71 を守らないず
玩具指什違反である。日本では、ホルムアルデヒドは 24 ヶ月の子䟛たでの芏制がある。
未就孊児童は保護されるべきだず思う。
幎霢ず遊びの経隓に基づいた等玚を蚭定するこずが必芁である。消費者ず介護者には教
育が必芁であり、䞡芪は情報をほしがり、メッセヌゞの繰り返しが必芁ずある。
・ 欧州ず䞭囜は 2 週間のリサヌチを実斜し、次のこずが結果ずしお埗られた。
①補品安党はテストだけでは達成できず、党䜓の開発ず補造のプロセスに組み蟌たれ
る必芁がある。
②品質ず安党の文化が必芁である。
③䞭囜は茞出のコントロヌル匷化に努力した。
・ RAPEX の統蚈ず結果から
EU 垂堎には倚くの非適合補品ず䞍完党な補品がある。
消費補品は倚く第䞉囜から来おいるので、post making entry から point of entry ぞ
のチェックぞず転換しおいる。最終的なテストだけでは補品安党は保蚌できない。
・ おもちゃ産業は、85 パヌセントが䞭囜からの茞入である。そのため、EU-䞭囜間の芏制
の察話が重芁である。おもちゃの安党デむレクトリヌ匷化では、①文曞化、②安党アセ
スメントの矩務化、③品質保蚌プロセスの蚘茉が補造事業者に芁求される。
・ RAPEX ガむドラむンは、リスクアセスメントガむドラむンを含むように改蚂される。
・ リコヌルマネヌゞングが必芁である。
4. 補品安党ず瀟告衚瀺梁瀬委員
報告資料を参照
・ こんにゃくれリヌの䟋。日本ではこんにゃくれリヌによっお、今たで 19 人もなくなら
れた。韓囜やではれリヌにこんにゃくの含有物が犁止されおいるため、販売を犁止
しおいる。しかし日本は、健康志向の熱心な愛奜者がいるこずずその補品で特蚱を取埗
しおいるこずなど、販売犁止が難しい。
・ 平成 20 幎 10 月日補造を䞀時停止ずなった。
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
譊告衚瀺の䞀郚は以䞋の通りであった。
「お子様や高霢者の方は、のどに詰たるおそれがありたすので、食べないでください。
䞇が䞀、のどに詰たった堎合には、膝の䞊にう぀ぶせにしお背䞭をたたくか、たたは、
にぎりこぶしをみぞおちに圓おお抌し䞊げ、吐き出させおください。
」
しかし、梁瀬委員は以䞋のように、もっず螏み蟌んだ譊告衚瀺をするべきであるず提案
をした。
「お子様や高霢者の方は、のどに詰たり死亡するおそれがありたすので、食べないでく
ださい。䞇が䞀、のどに詰たった堎合には、膝の䞊にう぀ぶせにしお背䞭をたたくか、
たたは、にぎりこぶしをみぞおちに圓おお抌し䞊げ、吐き出させおください。それでも
出おこない堎合は、倧倉危険ですので人工呌吞をしながら、至急、救急車を呌び医垫に
蚺させおください。
」
しかし実際は、
「譊告衚瀺」の問題ではなく、本質的に「補品本䜓」の安党性で解決す
べきである。
譊告衚瀺に関しお、以䞋の点を修正し、平成 20 幎 12 月 5 日販売再開する。
資料参照
パッケヌゞ正面に譊告マヌクを倧きく入れる。
䞊蚘の提案
裏面の譊告衚瀺に「凍らせないように」ずいう譊告文の远蚘。
個包装にも譊告マヌクを入れる。
たた、自瀟刀断で補品自䜓をやわらかくしお販売するなど、工倫をしおいる。

カビずり剀の譊告衚瀺は、良い䟋である。倩井に吹きかけたらしずくが萜ちる。
花王では、
「目に入ったら倱明したす」ず螏み蟌んで明蚘しおいる。
䞻婊連がリコヌル瀟告のモデル案を出し、それがずしお完成した。前回資料参
照⇒黒の癜抜きで分かりやすく明蚘するなど工倫しおいる。
蚘茉項目は、瀟名、どういう危険があるか、ブランド・圢匏、䜕をすればよいか回収
する、取り替える・・・を、分かりやすく茉せる。
瀟告には、お詫びの気持ちの衚珟が必芁であるず考えたが、はの蚘茉圢匏
であれば、おわびの気持ちが䌝わるずしお、あえおお詫びは入れなかった。
パロマの譊告衚瀺に察する改善䟋。
最初の譊告衚瀺
「  ファンが䜜動しない堎合には事故に至る危険性がございたす。
」
梁瀬委員がパロマに手玙を出し、問題点を指摘した。改善埌は、
「䞀酞化炭玠を含む排気ガスが宀内に挏れ出し、死亡事故に至るおそれがありたす」
⇒死亡事故に぀ながるこずを明蚘しおいる。
むオンの回収瀟告では、回収瀟告の右ペヌゞや同ペヌゞの䞊に、新聞メデむアのメッセ
ヌゞ解説などが入っおいお、メデむアずしお倧倉良い詊みである。
束䞋も、リンナむも「死に至る事故」ず瀟告に曞いた。パロマも月にそう曞いた。
前進である。
5. 調査の進捗状況ず議論
配垃資料を参照。
調査研究項目の
1). 工業品に斌ける「機械安党」リスクアセスメントの実斜状況
・ 産業システムのリスクの発生頻床ず皋床を評䟡しお、リスク察策を行う。
・ ゜フトりェアが入っおいるシステムをどういうふうに蚭蚈しお維持しおいくかが、蚘さ
れおいる。たた、ハヌドりェアに察しおも、リスクを芋積もっおいく必芁がある。
・ 「安党ず安心」に぀いお、消費者の立堎で考えおいくこずが倧事である。
・ リスクアセスメントを行わなければ、劎働安党法に反しおいるのか
・ 劎働安党法で、リスクアセスメントは掚奚 (shall) されおいるが、実質的には must で
なければならない。
・ 劎働安党法に、雇甚者は被雇甚者の安党を守るこずずいう芏皋があるから、リスクアセ
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・
・
・
・
・
・
スメントを実斜するこずが矩務付けられおいるものである。公法ず雇甚者の矩務の確保
手段を隔絶するこずは䞍可胜である。
しかしながら珟実は
事故が起きる前に、あらゆる事故を想定するのは䞍可胜である。
リスクアセスメントモデルは確立されおいない。
劎働安党研究所の教科曞の䞞写しになる。
䞭小䌁業ではリスクアセスメントの実斜は難しい。人が避けない。
「日本ず欧米のリスクコミュニケヌション」の内容は、リスクコミュニケヌションの抂
念が叀いのではないか、化審法の理解も叀いのではないか。
「安党ずリスクに関連した蚎蚟に察する日本ず欧米の違い」に関しお
Good Engineering Practice に関しおは、芏則に埓っおいれば絶察良いずいうものでは
ない。䌁業偎の立蚌ずしおは䞀応は充分であるが、それで免責になるものではなくお、
実際に行った事柄を総合的に刀断するこずになる。
欧米では、リスクアセスメント、リスク䜎枛の䜜業をしたこずが評䟡される。リスクを
枛らす䜜業のプロセスが評䟡される。リスク䜎枛の蚘録の提出が出来ないため日本䌁業
が苊境に立たされる䟋がある。
補品を䜿う人がどう考えおいるのかは、欧州ず米囜では違いがある。
2). 消費生掻甚補品のリスクアセスメントの実斜状況
・ 䞭小䌁業はどこたでリスクアセスメントができるのか人手がない、専門家がいない、
時間がない、お金がない。
・ 導入するコストを劂䜕に抑えるのか、町工堎の方が二の足を螏たないようにするこずが
重芁である。
・ 保険に入るのも䞀぀の手である。
・ リスクアセスメントは教科曞に曞いおあるこずだけではなくお、䌁業個々に行うべきで
る。
・ 「経営ず䞭小䌁業」ずいう調査分析が近畿経枈産業局でなされた。
・ ず蚀うず、人暩NIKI 事件ず劎働安党が泚目されるが、䞭小䌁業も、を
やっおいないず取匕したせんずいう流れがあり、をやるしかなくなっおきた。
・ 冊のレポヌトを分析したが、Green 調達ずの関係もあり䞭小䌁業の瀟長は、
調達に必死になっおいる。
・ 日本の玩具のは䞭囜から来る。茞入日本䌁業の察応が必芁である。NIKI は䜕時で
も教えたすず蚀っおいる。
・ 村田氏が 100 以䞊を集めた。しかし、消費生掻甚補品は䞍足であるので、NITE の分析事
䟋を提䟛しおもらおうず考えおいる。NITE の新井委員に曎にお願いする
3). リスクアセスメントの進んでいる欧州等ずの情報亀換、経隓・知識の盞互亀流
・ のプレれンテヌション資料を、公開されたらダりンロヌドしお分析する。
田蟺委員、新井委員に䟝頌する。

・ 新井委員玹介のデンマヌク Mr.Torben Rahbek からのメヌルに添付されお送られお来た、
リスクアセスメントを導入したガむドラむンのドラフトや去幎やったワヌ
クショップの資料を分析する。
・ 他の文献情報の敎理を行う。
4). 消費生掻甚補品安党法、ガス事業法、電気甚品安党法、液化石油ガスの保安の確保及
び取匕の適正化に関する法埋の既存の法䜓系に、リスクアセスメントを実斜するずいう抂
念を導入する研究
・ 日本の消費生掻甚補品を海倖に出しおいくためには、海倖の安党の芏栌に合わせおいく
必芁がある。
- 339 -
・ モゞュヌル䜓系を入れおいく。
新井委員ず高杉氏に支揎を頌む。

5). 安党の自䞻基準である第䞉者認蚌制床の認蚌システムに、リスクアセスメントを導入
する考え方の研究
・ レポヌトを出しおいるのは倧郚分が倧䌁業である。その補品安党が曞かれおいる
ずころをチェックしおいる。䌁業が補品安党をどう考え、䜕をやっおいるかのチェック
である。
村田氏に報告の曎なる分析を頌む
・ 補品安党察策優良䌁業経枈産業倧臣衚地の、優良䌁業遞定基準が参考になる。村田氏
に、䌁業蚪問やアンケヌト調査を頌む
・ 階局芏栌䜓系では、、の囜際基準を可胜な限り䜿っおいく。
・ NITE の研究結果を、補品にも䜿えるように、基準も入れお肉付けする。
新井
委員ず高杉氏に支揎を頌む。

・ 芏栌、芏栌に基づく認蚌アルファヌも遞択肢ずしお考える。新井委
員ず高杉氏に支揎を頌む。

・ 消費者甚「補品事故から身を守るために」を刀断基準にしお、消費者のための簡易版
-の雛圢ができないであろうか。有田委員に、䜜成の怜蚎をお願いしたい。

・ 保険制床の察象範囲を拡倧したい。オプションずしお既存制床に付け加えおいきた
い。人損だけでなく、物損火灜、高霢者甚等の傷害保険補品起因か吊かを問わな
い
、リコヌル保険返品、修理、亀換など、自家保険、保険付䞎が䞍必芁事故審査
のみずする
、いろいろずオプションを甚意しおいきたい玉朚委員に、オプションの
怜蚎をお願いしたい。

6). 普及ず実践のために、セミナヌ、研修、珟地指導を通じお、補品開発ぞのリスクアセ
スメント実斜の重芁性ず効果の実蚌
・ R-Map の事䟋を集め、䞭小䌁業にリスクアセスメントの考え方を説明、セミナヌや研究
䌚の実斜し、䜿っおもらう。
・ 䞭小䌁業様には、この R-Map 事䟋を自瀟補品甚に修正しおリスクアセスメントを行っお
もらうように掚奚 or 誘導したい。
・ 個別に産業団䜓・䌁業に䌺っお R-MAP ずかリスクアセスメントの説明をしお、その成果
を報告曞に盛り蟌んでいく。
村田氏、䜐藀委員、石井委員にお願いをする
6. 今埌の予定
・ 議事録案を、䞀週間以内に委員に送るので、修正等いただきたい。
・ 2009 幎 2 月 10 日に補品安党協䌚䌚議宀で第䞉回のリスクアセスメント委員䌚を行
う。
・ 各委員ぞの、今埌の怜蚎䟝頌事項2 月 25 日たでにご提出いただきたい。
— 報告曞の基調論文巻頭蚀
䜐藀吉信委員長
— の事䟋収集新井勝己委員、村田䞀郎氏
— 海倖事情調査及び調査報告曞田蟺安雄委員、新井勝己委員、
— リスクアセスメント䜓系の敎理及び調査報告曞新井勝己委員、高杉和埳氏
— 䌁業蚪問調査及び調査報告曞村田䞀郎氏
— 補品安党䞉階局芏栌䜓系の敎理及び調査報告曞新井勝己委員、高杉和埳氏
— 簡易型䜜成及び調査報告曞有田芳子委員
— 保険制床損害保険の皮類、保険金額等の実態の提案玉朚淳委員
— 団䜓、䌁業ぞの普及掻動リスクアセスメント、R-Map のセミナヌ開催ず調敎、
コンサルテむング
䜐藀圀圌委員、石井宏治委員、村田䞀郎氏
— 報告曞の取りたずめ、ファむル化村田䞀郎氏ほか
- 340 -
第䞉回リスクアセスメント委員䌚
議事録
幎月日
財補品安党協䌚 事務局
1. 日時幎月日火
2. 堎所(財)補品安党協䌚 第䞀䌚議宀
3. 参加者
委員長䜐藀 吉信 囜立倧孊法人東京海掋倧孊 教授
委員 小西 貞行 小西法埋事務所PL 蚎蚟匁護士
䜐藀 圀圌 株匏䌚瀟むンタリスク総研
玉朚 æ·³
東京海䞊日動火灜保険株匏䌚瀟 広域法人郚法人第䞀課長
田蟺 安雄 株匏䌚瀟日本機胜安党 取締圹
梁瀬 和男 金城孊院倧孊 非垞勀講垫
事務局倧接 幞男 財団法人補品安党協䌚 理事長
若井 博雄 財団法人補品安党協䌚 専務理事
調査員 村田 侀郎
欠垭新井
有田
石井
日野
勝己
芳子
宏治
桂
補品評䟡技術基盀機構
䞻婊連合䌚 環境郚長
株匏䌚瀟 CDS 研究所
コクペファニチャヌ株匏䌚瀟
4. 議事
1). 開䌚
2). 前回の議事録案の承認
3). 䜜業の進捗報告
(1). リスクアセスメントずしおのの運甚村田氏
SH ず R-Map ずの比范を行った。
・ SH では、発芋しにくさに泚目しおいる。しかし、R-Map では発芋しにくさに盎接のリ
ンクは無い
・ R-Map では「発生頻床」を䜿っおいる。定矩は、幎間・台数圓たりの事故件数である。
・ 䞀般消費者甚補品のれロレベルはのマむナス乗以䞋。億台に幎間台の事
故
・ 発生頻床①垂堎に出おから、蚈算する。②垂堎に出す前に掚定する。ダマハの電
動自転車では、販売芋蟌みず類䌌補品の事故件数から掚定した。
・ 事務甚怅子の分割事故の S-H 怜蚎法の適甚
— 発芋し難い事䟋亀裂、発芋し易い事䟋怅子の倖偎に出おいれば発芋し易い
— 発芋しやすさ。故障から事故たでのステップは暹脂、金属郚品であるず先ず、異
音発生⇒暹脂や金属粉の発生⇒ガタ぀き発生⇒ひび⇒割れ⇒最埌に転倒に至る。
このステップのできるだけ早い段階で発芋すればシリアスな事象を避けるこずが
できる。
車間距離譊報装眮センサヌの効果に぀いお
 赀倖線レヌザヌをパルス状の発射しお、前の車からの反射を継続的に蚈枬し、接近しす
ぎるず、譊報が出る装眮。
 日野自動車での最初の装眮は倧型で、重量があった。
- 341 -
 この装眮を぀ける事によっお、どれだけ事故が枛ったか。リスク軜枛が出来るかの評䟡
をした。
 独の自動車䌚瀟では、車に盎接センサヌを付けお実隓し、ヒアリハットのデヌタを収集
しお分析し評䟡した。
 日本では実隓しないで蚭蚈・詊䜜段階で、故障・人間の゚ラヌ分析をしお評䟡した。
 車間距離譊報装眮では、事故率を䞀桁は䞋げられない数十の䜎枛率である。自動
ブレヌキを付けるず桁䞋がるが。
 ドラむバヌが譊報装眮のオンオフを刀断しおいる混雑時には頻繁に譊報がなる。
 自動オンオフだず、事故の責任は人間が持぀のか、機械が持぀のかの問題が生じる。
人間よりも機械を優先させる方法もある。
(2). 「 補品安党の広告衚瀺の事䟋」梁瀬委員
ガス瞬間湯沞かし噚カタログ
・ パロマ
— ガステヌブルの良い䟋「安党ぞの察応を䜕よりも優先しおいたす。」、「安党性を
高めたした。
」
断定衚珟を避けた䞊手い説明である。
— 悪い䟋
「より安党になりたした。」安党に関する断定衚珟はしない。
・ リンナむ
— 「安党装眮が充実しお・・・新しくなりたした。」
読んでいお玠盎である。
車カタログ
・ トペタ
— 良い䟋
「軜枛したす。」
「安党にも配慮」
— 悪い䟋「安党性を確保した。」
断定衚珟である。
・ 日産
— 良い䟋「安心に運転できるよう」、
「安党な状態に戻すように」、
「安心感を高めた
した。
」
— 悪い䟋
「高床な安党性胜を確保」断定衚珟である。
・ ホンダ
— 良い䟋
「䞀段ず高めおいる」、「歩行者ぞの安党を考え」
— 悪い䟋「優れた衝突安党性胜を実珟」
裁刀所では、断定的ず蚀われるのではな
いか。
譊告衚瀺のポむント
・ 譊告衚瀺は補品の䞀郚であるず蚀う認識が重芁譊告ラベル、取説は今珟圚、䌁業
の䞭ではあたり重芖されおいない。

・ 「䜕々しないで䞋さい。」だけでは䞍十分である。危険の皮類、応急措眮や解毒方
法も蚘茉した方がよい。食べお喉に詰たったらどうするのか、カビ取り剀が目に
入ったらどうするか。応急措眮も曞く。応急措眮の蚘茉がないず、米囜の PL 裁刀
では負ける。
・ Immediately obvious が必芁である。そうでないず曞いたこずにならない、ず刀断
される。
・ 子䟛高霢者倖囜人英語、䞭囜語、韓囜語などの䜵蚘ぞの配慮が必芁。
・ 譊告ラベルは、補品本䜓の刀るずころに貌っおないずいけない。譊告衚瀺を読たな
かったから消費者が悪いではない。
・ ラベルの材質は、補品の耐甚幎数に芋合う必芁がある。
・ 補品の安党性は、原則ずしお、補品本䜓で抜本的にやるべきである。譊告衚瀺に頌
るべきではない。
広告衚珟のポむント
・ 過倧な期埅・安心感を䞎えない
・ 広告で衚珟する補品の䜿い方は、補品本来の正しい䜿甚方法ず芋なされる。
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—
—
・
・
・
・
・
掗濯機の広告で雚降りの䞭でタレントが埮笑んでいるものがあった。梅雚時にも
䟿利な也燥胜力の高さを匷調したかったものであるが、掗濯機は挏電の危険性が
あるので、氎気のあるずころでは䜿っおはならない。
車が斜床のき぀い所を䞊がったり走り回ったりするコマヌシャル。それを真䌌た
お客様が転倒しお事故が起こった䟋がある。
取説ず広告の内容には矛盟があっおはならない。
小売業者電気店のポップ公告にも気を぀けた方がよい。
PL 責任は幎間、広告䜜品も幎間保存しおおいた方がよい。
海倖向け広告衚珟は PL 専門家のチェックが必芁である。
原告の蚎蚟資料は、補品蚭蚈図曞よりも取説や補品カタログの方が裁刀では䜿いや
すい。
その他
・ 保険玄欟では免責でも、保険の募集トヌクではこういうケヌスでもお支払い出来る
ずした。刀決で負けた刀䟋がある。
・ 募集資料は法務郚がチェクする。
・ 販売店では独自に広告は䜜らない方がよい。メヌカヌが䞀時的に責任をずらされ、
販売店は求償されるおそれがある。
(3). 補品安党に関連する保険制床の実態玉朚委員
リコヌル費甚保険に぀いお
・ 重倧な補品事故のみ補償狭い
— 異物、埮生物の混入病院に行く
— 健康被害、事故のおそれがある
— 倧䌁業や海倖展開䌁業が䞭心で、殆ど普及しおいなかった。䞭小䌁業は入っおいな
かった
・ 保険䌚瀟恣意性、恐れでリコヌルが発生しおしたう。
— リスクを適切に刀断するこずが出来ない。
— 䞭小䌁業のリスク評䟡が保険䌚瀟にはお手䞊げである。
— 食品億円の売䞊げ、千䞇円のリコヌル費甚は自己負担、から
䞇円の掛け捚おになる。
— 免責金額を高くしおも保険金額は䞋がらない。
— リコヌル保険の金額提瀺するず、䌁業は動かなくなる。
䞭小䌁業 PL 保険
・ 1995 幎 7 月 商工団䜓 補造物責任保険察策協議䌚
・ 
瀟が加盟しおいる。
2 幎前に METI から話があり、
リコヌル保障の远加 
䞭小䌁業が加盟した。東京火灜海䞊がシェアで件は画期的な数
である。その前は瀟䜍であった。
・ 事故頻床、倧きさに差異がある。
・ 倧口事故の事䟋はある。
アセスメントの分野たで螏み蟌む。
・ 䞭堅・倧䌁業が察象の䞭心、だが䞭小䌁業も察象にしたい。
・ PL リスク管理状況をチェックし、Maxの割匕を行なう。䌁業ごずに適甚する。
・ 保険事故を防止する。䌁業にリスクを正確に教える。
・ 補品のリスクアセスメントのためには、
䞭小䌁業は人材の確保ができない。→ 支揎が必芁である。
・ 䞭小䌁業はコストを支払う意志は小さい。
・ 垞識離れしおいるが、そのリスクを今は保険䌚瀟にも立蚌できない
・ 今は誰かが䜜った統蚈を基に、蚈算しおいる。
- 343 -
・ 䞊手いリスクアセスメント実斜の効果が、はかれない。
ずするず、基本的にも䞭小䌁業に売るなずなる。アセスメントの文化が根付いたならば
良いのだが。
・ 䌁業はリコヌルたで行くず倒産に至るが、そういうずころは保険にも入らない。
・ 億円の保険で、免責千䞇円にしおも、保険料は䞇円△䞇円にしか䞋が
らない。
甚語の䜿い方には、ISO ず IEC で差がある。
ISO ç³»
IEC ç³»
リスクアセスメント
リスク評䟡
リスクの䜎枛
リスクの軜枛
Risk evaluation
リスク評䟡
リスク査定
(4). 䌁業蚪問調査村田氏
・ 瀟の CSR レポヌトを芋お、䌁業に蚪問調査の䟝頌を行なった。キャノン、昭電、ケ
ンりッド、ブリゞストンからは取材は断られた。垝人、パナ゜ニック電工、バンダむ、
JSR に蚪問した。
・ 取材では、広報・CSR・品質の者が出おきた。R-Map は瀟ずも知っおいた。
・ 新補品には RA を行なう。自分たちの業態に応じ RA を行なっおいた。
・ 補造珟堎は囜倖にある。日本人が人匵り付いおいる。あずは珟地の人が品質管理等を
行なっおいる。日本に茞入される時に入囜時のチェックはあるが、䞭囜工堎で䜜ったも
のは、果たしおいかがなものか。
・ 垝人は化孊品の補造業、
・ パナ゜ニック電工は圢あるものの補造業。すべおの補品に R-Map を行なっおいる。日科
技連のオヌ゜ドックスな R-Map ずは少し違えおいる。しかし時間はかかる。
・ バンダむは、本幎床の補品安党察策優良䌁業 No1 である。
・ バンダむは、䞭囜品は扱っおいない。
・ 朝日新聞に・・・の蚘事が出おいた。指挟みが人圢で起こった。おもちゃがタむダの圢
からろいろいろな圢になる。
・ JSR玠材メヌカで管理手法は、補造工皋管理である。
(5). 報告曞の分析村田氏
・ 瀟分の CSR レポヌトの分析を行った。
・ 各瀟の CSR レポヌトの定量分析を行ないたい。䌁業の優劣を数倀で衚せれば良い。
・ 採点基準は、折り目最初のペヌゞを印刷するに蚘事がある堎合は、高埗
点ずする。
読み順ずしお読者に蚎求する順䜍を早めおいる
・ CSR 報告曞は、誰に読んでもらうのか。
・ CSR は、株䞻リクルヌトを芋おいる。
・ 孊生、埓業員、わが瀟の埓業員に読んでもらいたいず蚀う経営者もいる。
・ Stakeholders
株䞻、埓業員、お客様、地域に察する責任の明瀺が重芁
・ Compliance(法什遵守 minimum) から CS: Customer Satisfaction に至るこずがで
重芁である。
(6). 普及掻動報告セミナヌの開催村田氏
・ 団䜓、䌁業でセミナヌを開催した。アンケヌト結果今珟圚の回収数䌁業を
ビゞュアルに芋せたい。
・ 䜐藀講垫のプレれンは、原皿になっおいる。なおペヌゞは修正されおいる。R-Map
は、高霢者等でリスクを桁䞊げるこずになっおいる。
・ リスクの評䟡は、倚皮の人、補品の品質管理や安党の人が集たっおやる。第䞉者も入る
必芁があるのではないか。
- 344 -
・ リスクアセスメントの倖郚専門家は補品の蚭蚈審査の時に、暪に座わっおいるだけ。ア
ドバむスはするが、刀断はしない。第䞉者が No ず蚀っおいるから、売るのを止めるか
それの刀断は経営刀断である。
・ 機胜安党評䟡は、芏栌に拠れば独立郚局が行なうこずになっおいる。しかし日本にはそ
う蚀った文化はない。
・ IEC61508 では、第䞉者認蚌が必芁だが、その補品を売るか売らないかは、第䞉者の関䞎
するずころではない。
(7). 「簡易型䜜成」のむメヌゞ若井
「補品安党にリスクアセスメントを行なうプロゞェクト」
来幎床蚈画したいの䞭での䜍
眮づけ
 簡易型 R-Map損害、頻床で面皋床の䜜成
 R-Map 100 事故䟋収集分野ずリスクを敎理しお衚瀺する。
 R-Map オリゞンの考え方
 セミナヌむベントチェヌン
— QC品質
、PS安党
、RAリスクのチュヌタヌの育成、
— 札幌から沖瞄ぞのセミナヌ補品安党課、経枈産業局、䞭小関係組織、日本商工
䌚議所などの実斜。
 補本安党䜓系・法芏の構築CE マヌク制床NITEの考え方の導入、
 Generic SG 制床の構築PS ガむドブックAEHA
、技術法芏管理ガむドJEITA
2002 幎の海倖展開に䜿った Know How 集、Risk Assessment を行なう様の構築
・ ホットカヌペットの死亡䟋は無いわけではない。
・ 安党装眮は故障しおも安党か安党ずはいえない。
— ゚レベヌタ頻繁に停止が起こるず、ブレヌキシュヌが磚耗しお、止たった時に
はブレヌキが効かない。ゎンドラの反察にある錘は人䜓よりも倍以䞊重い、埓
っお効かないブレヌキで動いおしたう。
— ガス瞬間湯沞かし噚パロマのフェむルセむフは幎䞭故障しおいるず困る。迂回
回路を䜜っおしたった。
・ 消費者目線
— 的を絞り、消費者に培底させる。ナヌザヌの消費者力・胜力を䞊げおいく。
— 䌁業からナヌザヌに蚎えたいものを幅広くすくい䞊げ、ハンドブック化する。
— 幎前ならば䌁業は積極的に情報は出さなかった。自分の恥郚は出さなかった。
䞀昚幎の事故情報収集制床から倉わったかもしれない。
・ 消費者庁、囜民生掻センタヌ、
— 今動きはある。時代の流れに乗っおいる。消費者自立の芖点が重芁である。
— 補正予算で、地方の消費者啓蒙促進に億円぀くず蚀う。どう䜿うか。啓蒙、
セミナヌ、ガむドブック
(8). その他、
この調査研究の名称は、
「消費生掻甚補品の補品安党に係る欧州におけるリスクアセスメ
ントに関する調査研究事業」である。
欧州 RAPEX のガむドラむンのドラフずを入手した。
4). 今埌の予定

2 月 20 日金たでに、事務局・委員長で報告曞原案䜜成
→ 委員ぞのサヌキュレむション→意芋聎取→修正

2 月 27 日に、原案の委蚗先ぞの提出
→ 継続委員ぞのサヌキュレむション→意芋聎取→修正
- 345 -

3 月 13 日に、委蚗先からの修正芁望
→ 委員ぞのサヌキュレむション→意芋聎取→修正
→ 委員長ずの最終報告曞の䜜成必芁に応じお委員䌚開催

3 月 26 日に、報告曞印刷発泚

3 月 31 日に、報告曞の委蚗先提出
- 346 -