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MUCHO-TL/TL-DSU 電話機能 の 拡張 の お知らせ このたびは ISDN/専用線対応アクセスルータ“ムーチョ”MUCHO-TL/TL-DSU をお買いあげいただき、誠にありがとうございます。 今回お買い求めいただいた MUCHO-TL/TL-DSU では、日本電信電話株式会社 (以降NTT )で実施している「INS ネット発信者番号通知サービス」への対応や、 お客様が電話をより便利にお使いいただけるように機能が拡張されています。 本資料では、こ れら新しい機能 に関して説明 しています(取 扱説明書では 説 明されておりません)。 MUCHO-TL/TL-DSU をご使用の前に本資料を良 くお読みのうえ、正しくお 使 いください。 お知らせ MUCHO-TL/TL-DSUではダイヤルパルス(DP)はサポートしていません。 ご利用できる電話はプッシュトーンをサポートしている機種に限ります。 >>>目次<<< 1 NTT ナンバーディスプレイサービスへの対応 ............................................. 2 1.1 ナンバーディスプレイ装置をご利用できます..................................................................2 1.1.1 ナンバーディスプレイ装置使用の有無 .....................................................................3 1.1.2 ナンバーディスプレイがうまくできない時 ..............................................................4 1.2 発信者番号による電話への着信制限(識別着信)...........................................................5 1.3 電話をかける時の発信者番号の通知...............................................................................7 2 ファックスを有効に活用していただくために ............................................10 2.1 プリフィックス発信 .....................................................................................................10 2.2 FAX 無鳴動着信 ...........................................................................................................11 3 フリー転送を有効に活用していただくために ............................................12 3.1 フリー転送代替着信 .....................................................................................................12 4 なりわけ着信を有効に活用していただくために ..........................................14 4.1 INS なりわけ着信の機能拡張.........................................................................................14 4.2 擬似なりわけ...............................................................................................................14 5 フッキングができない子機等を有効に活用していただくために ......................16 5.1 フッキング代用特番 .....................................................................................................16 6 電話からの設定をより便利にしました .....................................................18 6.1 他ポート設定 ...............................................................................................................18 6.2 全ポート設定...............................................................................................................18 6.2.1 着信転送の全ポート指定........................................................................................18 1 1 NTT ナンバーディスプレイサービスへの対応 MUCHO-TL/TL-DSU では INS ナンバーディスプレイサービスに対応すると同 時に「発信者番号通知」を利用した機能が強化されています。 1.1 ナンバーディスプレイ装置をご利用できます 着信時、ナンバーディスプレイに対応した電話機などのディスプレイに、電話をか けてきた人の電話番号などを表示することができます。表示できる内容は、お客様の 「INSナンバーディスプレイ」契約状況により異なります。 「 INSナンバーディスプレイ」の契約に関しましてはNTTにお問い合わせください。 INSナンバーディスプレイ契約状態とディスプレイへの表示内容 電話をかけてくる所 発信時の条件 一般電話から 番号通知で発信 INSネットから INS ナンバーディスプレイ INS ナンバーディスプレイ 契約時の表示内容 非契約時の表示内容 発信者番号 “O” 番号非通知で発信 “P” “O” 番号通知で発信 発信者番号 発信者番号 番号非通知で発信 “P” “O” 番号通知で発信 発信者番号 発信者番号 その他発信番号の通知 番号非通知で発信 ができる電話から ー 公衆電話から ー その他発信番号の通知が できない電話から ー 内線 ー 内線転送 “P” “O” “C” “O” “O” “O” なし なし なし なし P:Privacy(匿名を表します)、C:Coin, Card(公衆電話を表します)、O:Out of area(表示圏外を表します) 内線発信元番号:1(該当ポートはTEL1)または2(該当ポートはTEL2) I SDN 1234567890 iNFONET MUCHO 一般加入者電話 (加入者電話番号:1234567890) ナンバーディスプレイ対応電話 お知らせ l 呼出し遅延設定(詳細は取扱説明書を参照してください)されているTELポートでのナ ンバーディスプレイは、他ポートが遅延分呼び出されてから行います。 l 割り込み着信をナンバーディスプレイする事はできません。 l TEL1とTEL2の両ポートへ同時に着信した場合は、TEL1側でのナンバーディスプレイ が終わってから、TEL2側でのナンバーディスプレイが行われます。 l 非表示理由(”P”,”C”,”O”)の具合的な表示内容はご使用の電話やディスプレイ端末で異 なります。 l データ通信による MP により回線を2回線使用している時の着信に対してはナンバーデ ィスプレイをいたしません。通常の着信となります。 2 1.1.1ナンバーディスプレイ装置使用の有無 ナンバーディスプレイ装置をご利用になる時は、該当の TEL ポートに「ナン バーディスプレイ装置を使用する」の設定が必要となります。 この設定の工場出荷時設定は「ナンバーディスプレイ装置を使用しない」 と なっていますので、ナンバ ーディスプレイ装置をご 利用にならない場合、こ の 設定項目の設定は必要ありません。 ナンバーディスプレイ装置を呼び出すための呼出音の ON/OFF 時間は 0.5 秒 /0.5秒が規定値となっていますが、MUCHO-TL/TL-DSUではこの時間をTELポー ト毎に変更できます。 電話からの設定手順 内容 1*60 1*61 1*62 ナンバーディスプレイ装置を使用しない(工場出荷時設定) ナンバーディスプレイ装置を使用する(起動信号は規定値) ナンバーディスプレイ装置を使用する(起動信号は0.65秒/0.35秒) 設定ユーティリティ(アナログ設定:TELポートの設定)での設定(例:TEL1ポートの場合) チェック項目は上から順に 1*60∼2に対応します。 3 1.1.2ナンバーディスプレイがうまくできない時 ナンバーディスプレイは、電話がかかってきたタイミングによってはうま く 動作しない時がありますが 、動作できない状況が続 く場合は次の設定変更で な おる場合があります。 ナンバーディスプレイできない状況 通常の呼出 音よりも短 い間隔でベ ル がなり、ナ ンバーディ スプレイで き ない 変更する内容 “9*70∼3”の設定でベル周波数を変更してください。 また、”1*62”(ナンバーディスプレイ装置を使用する(起 動信号は 0.65 秒/0.35 秒))の設定でも確認してみてく ださい。 短い呼出音 は鳴らない が、ナンバ ー “9*00∼1”の設定で通話ボリュームを変更してください。 ディスプレイできない。 お知らせ STOP お願い l 1300Hz無鳴動着信ご利用時もこの設定は有効になります。1300Hz無鳴動着信をご利 用する場合はご注意ください。 l この設定項目は、ナンバーディスプレイ装置を設置した場合は「使用する」、設置し ない場合は「使用しない」と設定してください。設置状態と設定の内容が正しくない 時は、電話または、ナンバーディスプレイ装置が誤動作します。 l 「ナンバーディスプレイ装置を使用する」状態で停電等でナンバーディスプレイ端末がご 利用できない時は、電話のベルが鳴ってから約6秒後に受話器を取るようにしてくだ さい(通常より短い間隔で鳴っている間は受話器を取らないでください)。この間に 受話器を取っても繋がりませ ん。このような状態が長く 続くような場合は「ナンバ ー ディスプレイ装置を使用しない」設定にしてご利用ください。 l 「ナンバーディスプレイ装置を使用する」状態で着信転送時の呼出ベル(”2*30∼9”)や追 加呼出遅延(”9*10∼9”)を利用すると、電話機により着信転送時や追加呼出時の遅 延 呼出回数は設定した回数より 1∼2 回少ない場合があります。このような時は、呼出 回数を多めに設定してください。 4 1.2 発信者番号による電話への着信制限(識別着信) いたずら電話や無用な電話を受けないように、かかってきた電話の発信者番号等の 内容から、TELポート毎に着信を制限することができます。 着信を制限する条件と設定方法は次の通りです。 電話からの設定手順 内容 着信識別、着信制限は行わない。(工場出荷時設定) 9*50 MUCHO-TL/TL-DSUに 1短縮登録されている電話番号と同じ発信者番号 9*51 9*52 9*53 9*54 9*55 9*56 1 の着信(識別着信)は許可する。 識別着信と2INSなりわけ登録番号からの着信も許可する。 発信者番号が通知されている、あるいはINSなりわけ登録者からの着信を 許可する。 識別着信とINSなりわけ登録者からの着信に加え、3公衆電話からの着信も 許可する。 発信者番号が通知されている、あるいはINSなりわけ登録者からの着信に 加え、公衆電話からの着信も許可する。 INSなりわけ登録者以外からの4匿名の着信は着信しない。 短縮登録:MUCHO-TL/TL-DSUでは短縮番号登録をTELポート毎に40件登録できます。 2 INSなりわけ登録者:NTTのINSなりわけサービスの契約が必要です。契約後、NTTに登録した番号を識別することができます。INSなりわけサービスにつ いてはNTTにお問い合わせください。なお、擬似なりわけは識別着信に対応していません。 3 公衆電話からの着信:INSナンバーディスプレイの契約をすることで識別することができます。 4 匿名の着信:INSナンバーディスプレイの契約をすることで識別することができます。 5 設定ユーティリティ(アナログ設定:TELポートの設定)での設定(例:TEL1ポートの場合) ここをクリックするとメニューがでます。 メニューの内容は上から順に 9*50∼6の設定に対応します。 短縮登録 着信チェック ! 発信者番号通知:0123456789 発信者番号通知無し iNFONET 発信者番号通知拒否 MUCHO なりわけ 公衆電話 お知らせ l 擬似なりわけ(P14)による着信は識別着信と同等の扱いになります。 l この設定項目は、取扱説明書では識別着信の設定として“9*51”までについて説明さ れ ています。ここでは、この設定項目を拡張して利用できることを説明しています。 6 1.3 電話をかける時の発信者番号の通知 MUCHO-TL/TL-DSUから184または186をダイヤルしないで電話をかけた時に、発信 者番号を相手に通知するか、しないかをTELポート毎に決められます。 また、発信者番号通知はこの設定項目の内容と共に、INS ネット発信者番号通知 サ ービスの契約内容に影響されますので、お客様の契約内容も御確認ください。 電話からの 内容 設定手順 発信者番号を 4*0 通知しない 4*1 NTTとの 契約内容 通常の 発信時 呼毎通知許可 通知しない 呼毎通知拒否 通知しない 通知しない 通知する 常時拒否 通知しない ※通知しない ※通知しない 通知しない 通知する 発信者番号を 呼毎通知許可 通知する 通知しない 通知する 通知する 呼毎通知拒否 通知する 通知しない 通知する 常時拒否 4*2 184を 186を つけた発信時 つけた発信時 通知しない ※通知しない ※通知しない 発信者番号の 呼毎通知許可 通知する 通知しない 通知する 通知は契約による 呼毎通知拒否 通知しない 通知しない 通知する (工場出荷時設定) 常時拒否 通知しない ※通知しない ※通知しない ※通知しない:通話相手によっては電話が繋がりません。(次ページのmemoを御参照ください) 設定ユーティリティ(アナログ設定:TELポートの応用設定)での設定(例:TEL1ポートの場合) チェック項目は上から順に 4*0∼2 に対応します。 7 iNFONET MUCHO I SDN (電話番号:0987654321) ・186のダイヤル ・4*1の設定 ・4*2の設定で呼毎通知許可 通知 0987654321 ・184のダイヤル ・4*0の設定 ・4*2の設定で呼毎通知拒否 非通知 一般加入者電話 (ナンバーディスプレイ対応) INS ネット発信者番号通知サービスを「常時拒否」で契約されますと、データ通信の接 STOP お願い 続時も発信者番号の通知は行われません。データ通信時のネットワークセキュリティ を 確保する為にも、INS ネット発信者番号通知サービスは「呼毎通知許可」または「呼毎 通知拒否」で契約してください。 データ通信の接続は「発信者番号を通知する」で固定となっています。 memo お客様の INS ネット発信者番号通知サービスの契約内容が「常時拒否」の場合、「ナンバーリ クエスト」「INSナンバーリクエスト」を契約されている相手には電話がかかりません。 お知らせ この設定項目は、取扱説明書では発信者番号の設定として“4*1”までについて説明されて います。ここでは、この設定項目を拡張して利用できることを説明しています。 また、工場出荷時設定値の値も“4*2”に変更しています。 8 ナンバーディスプレイと着信転送 memo MUCHO-TL/TL-DSUにおいて着信が転送される時、転送先でナンバーディスプレイされる内容は その時の着信転送の方法で次の内のどれかとなります。 l 発信元の電話番号 l 着信転送を実施したMUCHO-TL/TL-DSUの電話番号 l 表示内容なし(表示拒否理由は発信元の拒否理由またはMUCHO-TL/TL-DSUの拒否理由となります) 発信者の状況 発信者番号を通知する MUCHO-TL /TL-DSU での 転送先でナンバー 着信転送方法 発信者番号 契約状況 ディスプレイされる内容 通知の設定 (常時拒否は除く) フレックスホン − − 発信者の電話番号 (転送先が携帯電話やPHS等の移動体電話の場合は 通知されません(1998.5現在)) フリー転送 発信者番号は通知しない フレックスホン 4*0 4*1 4*2 − − 呼毎通知許可 呼毎通知拒否 − − 表示拒否理由(MUCHO-TL/TL-DSUの) MUCHO-TL/TL-DSUの電話番号 MUCHO-TL/TL-DSUの電話番号 表示拒否理由(MUCHO-TL/TL-DSUの) 表示拒否理由(発信者の) (転送先が携帯電話やPHS等の移動体電話の場合は 通知されません(1998.5現在)) フリー転送 4*0 4*1 4*2 − − 呼毎通知許可 呼毎通知拒否 表示拒否理由には「匿名」、「表示圏外」等があります。 9 表示拒否理由(MUCHO-TL/TL-DSUの) MUCHO-TL/TL-DSUの電話番号 MUCHO-TL/TL-DSUの電話番号 表示拒否理由(MUCHO-TL/TL-DSUの) 2 ファックスを有効に活用していただくために MUCHO-TL/TL-DSU では、G3 ファックスの「無鳴動(1300 HZ)着信」 を有効にご利用できます。 memo 無鳴動着信とは、FAX電話が呼出し音を鳴らすことなくFAXを受信できる機能です。 この機能をご利用になるには、受信するFAXが「無鳴動(1300HZ)着信」に対応している必要 があります。 2.1 プリフィックス発信 MUCHO-TL/TL-DSU では、通常の電話番号の前に特定の番号を付けてダイヤルす る だけで、その回の電話に限ってHLC(高位レイヤ整合性)を特定することができます。 また、通話中の着信(コールウエイティング)を無視することもできます。 番号 180 181 182 183 185 お知らせ 内容 通信中着信をこの回だけ禁止にする。ただし、保留後や内線転送後は無効となる。 HLCを「任意(HLCの通知は行わない)」として発信する。 HLCを「電話」として発信する。 HLCを「FAX」として発信する。また、通信中の着信はこの回だけ禁止にする。 フッキング代用特番をこの回だけ中止する。 ・発信者番号の通知は「発信者番号通知設定(P7)」の内容に依存します。 ・184または186と同時に使用する事はできません。 ・通常のダイヤル時のHLCは「機器種別設定(取扱説明書参照)」の内容に依存します。 10 2.2 FAX 無鳴動着信 HLCの通知ができない一般電話からのFAX着信を「無鳴動(1300HZ)着信」するこ とができます。 MUCHO-TL/TL-DSU が着信した時、その着信番号が契約番号かダイヤルインかで 無 鳴動するかしないかをTELポート毎に区別できます。 電話からの設定手順 内容 9*60 9*61 9*62 9*63 9*64 FAX無鳴動着信禁止(工場出荷時設定) 着信時のHLCがFAXの時のみ無鳴動着信を許可する。 無条件に無鳴動着信を許可する。 契約者回線番号着信(グローバル着信)時のみに無鳴動着信を許可する。 ダイヤルイン着信時のみに無鳴動着信を許可する。 設定ユーティリティ(アナログ設定:TELポートの応用設定)での設定(例:TEL1ポートの場合) チェック項目は上から順に 9*60∼4に対応します。 お知らせ l ダイヤルインのご利用はダイヤルインサービスの契約が必要です。詳細はNTTにお問い 合わせください。 l “9*63”または”9*64”の設定を行うと通常の電話 は着信時に呼出音が鳴らなくなります の でご注意ください。 l この設定項目は、取扱説明書ではFAX無鳴動着信の設定として“9*62”までについて説 明されています。ここでは、この設定項目を拡張して利用できることを説明しています。 11 3 フリー転送を有効に活用していただくために フリー転送機能 は、フレックス ホンの着信転 送機能では実現 できない、便 利 な機能を提供します。 フレックスホン の着信転送機能 を御契約して いる場合、フリ ー転送の便利 な 機能はご利用に なれません。フ リー転送の便利 な機能をご利用 になりたい場 合 はフレックスホンの着信転送は御解約ください。 フレックスホン着信転送とフリー転送の関係 転送処理の種類 転送時必要な 空き回線数 単純転送 1 2 ○ ○ フレックスホン着信転送 フリー転送 利用できる転送サービス 5 追っかけ転送 代替着信 × ○ × ○ 3.1 フリー転送代替着信 フリ ー 転送 を ご利 用 時、 転 送先 の 事情 で 着信 転 送が 失 敗し た 場合 は 、 MUCHOTL/TL-DSUが着信した時のTELポートに繋がれている電話を呼び出すようにTELポート 毎に設定できます。 なお、着信転送の失敗は通常の呼出し失敗に加え、相手が30秒以内に応答しない場 合も含みます。 電話からの設定手順 内容 2*70 2*71 2*72 2*73 5 フリー転送禁止 フリー転送許可(工場出荷時設定) (転送失敗時はビジー音が鳴り、発信者には課金は発生しません) フリー転送許可 (転送失敗時は転送先のビジー音またはメッセージが聞こえ、発信者に課金が発生します) フリー転送代替着信を行う。 (フレックスホン着信転送を契約されている場合はご利用になれません) 追っかけ転送については取扱説明書を御参照ください 12 設定ユーティリティ(アナログ設定:TELポートの着信転送設定)での設定(例:TEL1ポートの場合) チェック項目は上から順に2*70∼3に対応します。 ① 電源OFFや圏外で転送が失敗する × iNFONET MUCHO 携帯電話やPHS ② 着信転送したTELポートに着信する。 網 (留守番でんわ) 一般加入者電話 お知らせ この設定項目は、取扱説明書 ではフリー転送の設定として “2*72”までについて説明さ れ ています。ここでは、この設定項目を拡張して利用できることを説明しています。 13 4 なりわけ着信を有効に活用していただくために NTT の INS なりわけサービスを契約されているお客様にはより使いやすく、 契約されていな いお客様には擬 似的になりわけ サービスを利用 することがで き ます。 4.1 INS なりわけ着信の機能拡張 なりわけ着信中においても、他の TEL ポートで通常の着信や新たななりわけ着信が 可能です。 お知らせ l 取扱説明書では、なりわけ着信中の着信は受け付けないとなっています。 l ナンバーディスプレイを行わない設定の MUCHO にナンバーディスプレイ装置を接続し てなりわけを行うと、 ナンバーディスプレ イ装置によっては電話 がうまく繋がらない 場 合があります。この場合は、MUCHOのナンバーディスプレイを有効にするか、ナンバー ディスプレイ装置の機能を無効にしてください。 4.2 擬似なりわけ NTT のなりわけサービスを契約されていない場合でも、短縮登録している相手から 着信を受けた場合、電話を6なりわけ呼出ベルと同じように鳴らす事を TEL ポート毎に 設定できます。 電話からの設定手順 内容 1*50 1*51 6 擬似なりわけは使用しない(工場出荷時設定) 擬似なりわけを使用する なりわけ呼出ベル:通常の呼出ベルより短いサイクルでなります。また、通常の通話中着信音は2回ずつなりますが、なりわけ着信時は4回ずつなります。 14 設定ユーティリティ(アナログ設定:TELポートの応用設定)での設定(例:TEL1ポートの場合) チェック項目は上から順に1*50∼1に対応します。 短縮登録 ! 0123456789 ン ! リ ン iNFONET お知らせ ! リ リン! 着信チェック 発信者番号通知:0123456789 MUCHO l 電話機の呼出音の種類によっては、通常の 呼出しとなりわけ時の呼出しの区別がつき に くい場合があります。電話機の呼出音をご確認の上、ご利用願います。 l コールバック時の呼出音は、通常の呼出音となります。 l ナンバーディスプレイを行わない設定の MUCHO にナンバーディスプレイ装置を接続し てなりわけを行うと、ナンバーディスプレ イ装置によっては電話がうまく繋がらない 場 合があります。この場合は、MUCHO のナンバ ーディスプレイを有効にするか、ナン バ ーディスプレイ装置の機能を無効にしてください。 15 5 フッキ ングが でき ない子 機等を 有効 に活用 して い ただくために お手持ちのフッ キングができな い電話機(特 に親子電話の子 機)でも、通 信 中着信の応答や外線通話の内線転送等フッキングを利用した操作ができます。 ただし、電話機は“#”が押せるものでなければいけません。 5.1 フッキング代用特番 “#”のキーをフッキング(キャッチ)として代用します。フッキング操作表に お ける“フッキング”の操作時には“#”を押してください。 通常ダイヤルの発信時、ボイスワープ登録中(ステミュラス手順中)等の“#” は フッキングにはなりません。 また、“#”を押すことに よってダイヤリングのキャ ン セルや特殊ダイヤルとして“#”を利用する事はできません。 電話からの設定手順 内容 9**0 9**1 フッキング代用は使用しない(工場出荷時設定) フッキング代用を使用する 設定ユーティリティ(アナログ設定:TELポートの応用設定)での設定(例:TEL1ポートの場合) チェック項目は上から順に 9**0∼1 に対応します。 16 フッキング操作の変換一覧表 項目 通常の操作 フッキング代用での操作 保留/保留解除 [通話を保留にする] [通話を保留にする] お話中に➡1回フッキング➡“1”➡受話器は 戻 お話中に➡“#”➡“1”➡受話器は戻さない さない [保留を解除する] [保留を解除する] 受話器を戻す➡呼出しベルが鳴る➡受話器を取 る 受話器を戻す➡呼出しベルが鳴る➡受話器を取 る ➡保留していた相手とお話する ➡保留していた相手とお話する お話 中 に ➡ 通 話 中 着 信音 ➡ 1 回 フ ッ キ ン グ ➡ お話中に➡通話中着信音➡“#”➡“1”➡通 話 通話中着信受信 “1”➡通話中に着信してきた相手とお話する(以 中に着信してきた相手とお話する(以前の相手 は 前の相手は保留される) 保留される) 話中者 と保留 者 保留の相手がいる話中➡1回フッキング➡“1 ” 保留の相手がいる話中➡“#”➡“1”➡保留 さ ➡保留されていた相手とお話する(以前の相手 は れていた相手とお話する(以前の相手は保留さ れ の切り替え 保留される) る) [内線通話する時] [内線通話する時] 内線転送 お話中に➡1回フッキング➡“2”➡転送する 旨 お話中に➡“#”➡“2”➡転送する旨を通知 す を通知する➡オフフック る➡オフフック [内線通話しない時] [内線通話しない時] お話中に➡1回フッキング➡“2”➡オフフック お話中に➡“#”➡“2”➡オフフック お話中に通話中着信音➡1回フッキング➡かけ て お話中に通話中着信音➡“#”➡“1”➡かけ て コール ウエイティング きた相手とお話する➡1回フッキング➡“1” ➡ きた相手とお話する➡“#”➡“1”➡前の方 と 前の方とお話する お話する お話中に➡1回フッキング➡“1”➡電話番号 ➡ お話中に➡“#”➡“1”➡電話番号➡転送す る 通話中転送 転送する旨を通知する➡1回フッキング➡“0 ” 旨を通知する➡“#”➡“0”➡オフフック ➡オフフック お話中に➡1回フッキング➡“1”➡電話番号 ➡ お話中に➡“#”➡“1”➡電話番号➡転送す る 3者通話 転送する旨を通知する➡1回フッキング➡“3 ” 旨を通知する➡“#”➡“3”➡3人でお話し す ➡3人でお話しする る [通話の中断] 通話中機器移動 [通話の中断] お話中に➡1回フッキング➡“#”➡認識番号(0 お話中に➡“#”➡“#”➡認識番号(0∼9 ) ∼9)➡オフフック ➡オフフック [機器移動後の通話再開] [機器移動後の通話再開] 受話器をあげる➡“#”➡認識番号(0∼9) ➡ 受話器をあげる➡“#”➡認識番号(0∼9) ➡ “#”➡お話する “#”➡お話する ダイヤリング ダイヤル中➡1回フッキング➡ダイヤルをやり 直 ダイヤル中➡受話器を置く➡受話器を取る➡ダ イ す ヤルをやり直す キャンセル ビジートーン キャンセル 1回フッキング “#”➡“1” 17 6 電話からの設定をより便利にしました MUCHO-TL/TL-DSU では、電話の設定項目は数 字と“*”を利用して電話 か らも設定できます。 電話からの設定は、設定を行っている電話が繋がれている TEL ポートに行わ れますが、他の TEL ポートや同時に全ての TEL ポートに対して設定する事もで きます。 6.1 他ポート設定 設定の為に受話器を取っていない、もう片方のTELポートの設定を行います。 次の操作の後、続けて各設定項目に対応した電話操作を行ってください。 他ポート設定時の手順 * ➡ # ➡ # ➡ 各設定項目に応じた手順 例:短縮番号の登録 * ➡ # ➡ # ➡ 0 ➡ * ➡ 短縮番号(00∼39)➡電話番号(市外局番から)➡ # 今迄通りの設定手順 6.2 全ポート設定 設定の為に受話器を取っていない、もう片方のTELポートの設定も同時に行います。 次の操作の後、続けて各設定項目に対応した電話操作を行ってください。 全ポート設定時の手順 * ➡ # ➡ * ➡ 各設定項目に応じた手順 例:短縮番号の登録 * ➡ # ➡ * ➡ 0 ➡ * ➡ 短縮番号(00∼39)➡電話番号(市外局番から)➡ # 今迄通りの設定手順 6.2.1着信転送の全ポート指定 前述の「全ポート設定」を利用して同時に両ポートの設定ができますが、 着 信転送を「行う/行わない 」に関しては、より短い 操作手順で済むように特 別 な全ポート設定のコマンドを用意しています。 電話からの設定手順 内容 #20 #21 全てのTELポートを着信転送OFFとする。 全てのTELポートを着信転送ONとする。 外出先から着信転送の設定解除を行う為の暗証番号を、両ポートで同じ番号に設 定 すれば、外出先からでも着信転送の設定解除を全ポート同時に行なえます。 18 © 1998.5 古河電気工業株式会社 Printed in Japan 19