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シリカモノリス捕集剤 MonoTrap ®
〈2013 年 4月改訂版〉
シリカモノリス捕集剤
MonoTrap
モ ノ ト ラ ッ プ
®
Monolithic Material Sorptive Extraction
濃縮分析の常識を変える
画期的な捕集ツール
Based on monolithic technology,
Merck KGaA,Dermstadt,Germany
MonoTrap
®
濃縮分析の常識を変える画期的な捕集ツール
モノトラップ
MonoTrap®
Monolithic Material Sorptive Extraction = MMSE
MonoTrap は、連続孔(スルーポア)を有するモノリス構造体で、シリカ骨格に細孔を持つ、表面積の
大きい高純度シリカゲルです。捕集能力が高く、濃縮分析の常識を変える画期的な捕集剤で、気体・液体
を問わずあらゆるサンプルに対応が可能なツールです。このシリカモノリスを使用する濃縮・抽出方法を
MMSE と呼びます。
シリカモノリス構造
母材の高純度シリカゲルを均一な三次元網目構造(モノリス構造)
にすることで、高い通気性、通液性を持っています。
連続孔(スルーポア)
骨格に細孔(メソポア)
シリカモノリス構造
Based on monolithic technology, Merck KGaA, Darmstadt, Germany
(本製品は、Merck KGaA 社のモノリス技術を基にし、弊社の技術を組み合わせた製品です。)
MonoTrap捕集模式図
試料はモノリス構造の連続孔(スルーポア)を通過し、
シリカ骨格表面に化学修飾された官能基や骨格内外
に含まれている活性炭などに捕集されます。
150 m 2 /g 以上という大きな表面積により、高い捕
集効率を発揮します。また、シリカ表面は、エンド
キャップ処理(不活性化処理)を施しています。
試料
活性炭
ODS 基
(C18 基)
活性炭
試料
ODS 基(C18 基)
MonoTrap 捕集模式図例
(活性炭含有タイプ)
1
Monolithic Material Sorptive Extraction
特長
開封後すぐに使用可能
多彩なサンプリング方法
MonoTrap は洗浄、コンディショニング済です。
低ブランクのため、開封後すぐに使用が可能です。
ヘッドスペースガスサンプリング、浸漬・攪拌サンプリング、パッ
シブサンプリングなど、多彩な方法で使用できます。
高い捕集効率
少量の溶媒で効率的に抽出が可能
(溶媒抽出)
試料負荷量が大きく、溶媒抽出でも充分な測定感度を得るこ
とができます。
また、加 熱 脱 着用は、溶 媒で希 釈されずに GC、GC/MS に
導入されるため、さらなる高感度分析が可能です。
溶媒抽出時、溶媒全体が連続孔(スルーポア)中を効率よく移
動するため、表面全体に均一に接することで、捕集した成分の
脱離が早く、少量の溶媒で迅速に抽出することができます。有
機溶媒の種類は限定されません。
(ジクロロメタンも使用可能)
短時間で捕集が可能
豊富なラインアップ
モノリス構造により、流路抵抗が大変小さいため、試料や溶媒
は骨格内を容易に拡散します。官能基や吸着剤に効率的に接す
ることができるため、捕集に時間がかかりません。
高不活性
窒素化合物、硫黄化合物、ハロゲン化合物など、吸着活性の
高い成分も容易に脱離が可能で、幅広い香気成分や悪臭成分
のサンプリングにも有効です。
PDMS(Polydimethyl Siloxane)相や化学修飾した ODS
基(C18 基)をはじめ、極性化合物に対応する活性炭やグラファ
イトカーボンを組み合わせたハイブリッドタイプまで、豊富な
種類をとりそろえています。
※感度を得るために抽出溶媒を濃縮する場合は、あらかじめ操作ブランク
試験を行うことをお薦めします。
注)MonoTrap は捕集能力が高いため、開封状態の保存は雰囲気中の成分
を吸着して汚染の原因になります。必ず密封状態で保存してください。
(保存に関しての詳細は取扱説明書を参照してください。)
無極性
極性
対象成分
高沸点
低沸点
溶媒抽出用
吸着剤を含有しないタイプ
(DSC18、RSC18)
活性炭含有タイプ
(DCC18、RCC18)
グラファイトカーボン含有タイプ
(RGC18 TD)
加熱脱着用
吸着剤を含有しないタイプ
(RSC18 TD)
PDMS(Polydimethyl Siloxane)相タイプ
(RGPS TD)
脱着効率
高
捕集能力
高
MonoTrap シリーズの特性
吸着剤含有MonoTrapの高い捕集能力
右図は、活性炭と ODS 基を合わせ持つハイブリッドタイプの
DCC18 と、ODS 基のみのタイプである DSC18 による回収
率の違いを示しています。
疎水性の高い成分の回収率は同程度ですが、DCC18 は、リナ
ロールやリモネンなど官能基を有する極性化合物、環状構造の
化合物では回収率が向上します。
方法:標準試料を MonoTrap DCC18、DSC18 を入れた
バイアル(44 mL 容量)へ直接添加し、回収率を算出。
(抽出溶媒:ジクロロメタン)
Limonene
100 %
80 %
Caprylic acid
60 %
Cineol
40 %
20 %
0%
beta.-Linanool
Indole
2,6-Dimethylpyrazine
MonoTrap DCC18
Methylpyrazine
MonoTrap DSC18
2
®
MonoTrap の捕集・抽出方法
開封後すぐにサンプリングを行えます。
溶媒抽出
加熱脱着
ヘッドスペースガスサンプリング
浸漬・攪拌サンプリング
MT Stand に MT Holder を立たせ MonoTrap
バイアルにサンプルを入れ、MonoTrap を浮か
べます。
先端を洗浄したペンチで MT Holder をつかみ
セプタムに差し込みます。
ハンドレスシェーカー&専用ホルダー
の穴に通すように差し込みます。
2 本までバイアルをセットできます。
MonoTrap は撥水性があり、水面に浮いた
状態で捕集できます。
加温、攪拌には振とう水槽※をお薦めします。
また加温しない場合は、ハンドレスシェー
、専用ホルダー
カー(Cat.No.8500-50000)
(Cat.No.8500-50001)をお薦めします。
そのままバイアルにキャップしてセット完了です。
※専用のサンプリングバッグを用意しています
ので、詳細はお問い合わせください。
加熱脱着
Diskタイプからの抽出方法
②
生花など、自然な状態で香気成分の捕集に有効
です。
※振とう水槽は EYELA 社製 NTS-4000B シリー
ズを推奨します。バイアルラックも用意できま
すので、詳細はお問い合わせください。
溶媒抽出
①
パッシブサンプリング
MonoTrap を専用のガラスチューブに入れ、加熱脱着装置にて脱着します。
オートサンプラーによる連続分析の場合、ガラスチューブを自動キャッピン
グできる装置の使用をお薦めします。
③
④
①抽出溶媒を MT Extract Cup に入れます。
②捕集後の MonoTrap を入れます。
③純水を MT Extract Cup に接する程度入れ、バイアルを閉めます。
④超音波を照射(5 分程度)します。
Rodタイプからの抽出方法
GC 用のオートサンプラーバイアルおよびイン
サートを使用し、抽出します。
注意
3
捕集後の MonoTrap から、直ちに抽出しない場合は、容量の小さい密閉容器に入れて冷蔵保存してください。溶媒抽出では、すばやく抽
出を行い、抽出溶媒の冷蔵保存をお薦めします。
MMSE 法と従来法の比較
Monolithic Material Sorptive Extraction
● 溶媒抽出用MonoTrap®
活性炭含有の MonoTrap DCC18 は、IogP が低い成分から高い成分まで、つまり親水性から疎水性までの各成分について、回収率
が良い結果になりました。抽出溶媒がアセトニトリルやメタノールに限定される他社製品と異なり、MonoTrap は、より抽出力の高
いジクロロメタンなどの溶媒でも抽出することができます。目的成分によって、抽出溶媒の種類を選択することができ、高い回収率を
得ることができます。
標準試料:リモネン、シネオール、β - リナロール、メチルピラジン、
2,6- ジメチルピラジン、インドール、カンフル、オクタン酸、
クマリン、2'- アセトナフトン、各 200 µg/mL in Methanol
MonoTrap DCC18(活性炭含有)
140 %
他社 PDMS 製品A
120 %
100 %
回収率
標準試料
25 µL
15%NaCl 水溶液 20 mL
80 %
60 %
40 %
20 %
捕集(振とう法)
DCC18(活性炭含有)
1枚
0%
捕集(振とう法)
他社 PDMS 製品 A
1個
60 ℃、30 分
90 rpm
0
成分
MonoTrap DCC18
(活性炭含有)
他社
PDMS 製品A
0.21
18.8 %
0.6 %
30.7 %
1.8 %
Indole
2.14
32.0 %
3.5 %
Cineol
2.74
107.0 %
30.5 %
Linalool
2.97
97.0 %
29.8 %
スプリットレス
ブルーチーズの香りを捕集した後、加熱脱着装置を用いて分析を
行いました。クロマトグラムより、MonoTrap RGPS TD が最
も効率よく成分を捕集していることがわかります。
6.5 g を 40 mL バイアルに入れる
Col.Temp.
Carrier Gas : GC/MS-Thermal Desorption(T-Dex Ⅱ)
: InertCap Pure-WAX
0.32 mm I.D. × 60 m df = 0.50 µm
: 40 ℃(3 min hold)- 6 ℃ /min - 250 ℃(30 min hold)
: He 1 mL/min(constant flow)
Desorb Temp.
Time
Flow
Split
Cryo Trapping
Injection Temp.
Detection
: 250 ℃
: 5 min
: 7 mL/min
: Splitless
: -150 ℃
: 250 ℃
: MS Scan(28.5 - 600 m/z)
System
Column 捕集(HS)
各捕集ツール
logP
0.54
1 µL 注入
● 加熱脱着用MonoTrap®
ブルーチーズ
5
Methylpyrazine
GC/MS
1 µL 注入
スプリットレス
4
2,6-Dimethylpyrazine
アセトニトリル 200 µL
GC/MS
3
MonoTrap DCC18(活性炭含有)と他社 PDMS 製品Aの回収率(抜粋)
溶媒抽出
ジクロロメタン 200 µL
2
logP
60 ℃、30 分
マグネチックスターラーで撹拌
溶媒抽出
1
40 ℃、30 分
TD-GC/MS
各捕集ツールとの比較 - ブルーチーズ香気成分
(×10,000,000)
3.00
2.75
2.50
2.25
2.00
1.75
MonoTrap RGPS TD
1.50
1.25
1.00
他社 PDMS 製品 A
0.75
0.50
0.25
他社 PDMS 製品 B
0.00
5.0
7.5
10.0
12.5
15.0
17.5 20.0
Time(min)
22.5
25.0
27.5
30.0
ブルーチーズの捕集
(MonoTrap RGPS TD)
※注
1 PDMS 製品 B ではクライオフォーカスを使用していないため、
他社
低沸点成分(トップノート)の情報が得られていません。
4
®
MonoTrap シリーズ ラインアップ
製品ラインアップ
脱離
方法
品名
推奨使用
温度
MonoTrap DCC18
外観
溶媒抽出
形状
サイズ※1
ー
Disk
MonoTrap RCC18
ー
MonoTrap DSC18
吸着剤・官能基・固定相
価格
加熱脱着
活性炭
グラファイト ODS 基
PDMS
カーボン (C18 基)
入数
直径 10 mm
厚さ 1 mm
●
●
50 枚
1050-72101 20,000
Rod
直径 2.9 mm
高さ 5 mm
●
●
50 個
1050-72201 20,000
ー
Disk
直径 10 mm
厚さ 1 mm
●
50 枚
1050-71101
MonoTrap RSC18
ー
Rod
直径 2.9 mm
高さ 5 mm
●
50 個
1050-71201 20,000
MonoTrap RGC18 TD ※2
200 ℃
Rod
直径 2.9 mm
高さ 10 mm
●
30 個
1050-74201 25,000
MonoTrap RSC18 TD ※2
200 ℃
Rod
直径 2.9 mm
高さ 10 mm
●
30 個
1050-73201 25,000
MonoTrap RGPS TD ※2
250 ℃
Rod
直径 2.9 mm
高さ 10 mm
30 個
1050-74202 25,000
●
●
●
Cat.No.
20,000
※ 1 各製品の中心には、直径 1 mm の貫通孔が開いています
※ 2 加熱脱着用の MonoTrap は、アンプルに個別包装されています。
MonoTrap シリーズの名称は、各製品の特性を表しています。
①
例) MonoTrap
②
③
④
R G C18 TD
①形状…D: ディスク(円盤)状、R: ロッド(円柱)状
②吸着剤…C: 活性炭含有、G: グラファイトカーボン含有、S: 吸着剤なし
③官能基、固定相…C18: シリカ母材に ODS 基(C18 基)を化学結合・エンドキャップ処理
PS: シリカ母材に PDMS(Polydimethyl Siloxane)相をコーティング・エンドキャップ処理
④脱離方法…記載なし : 溶媒抽出、TD: 加熱脱着
装置環境・用途に応じて選択できる製品をラインアップしています。
5
Monolithic Material Sorptive Extraction
スタートアップキット
MonoTrap を初めて使用する場合に必要なパーツをまとめた、便利なキットです。
溶媒抽出や加熱脱着など用途によって選択できます。
用途
品名
溶媒抽出用
加熱脱着用
内訳(下記写真①∼⑭を参照)
価格
Cat.No.
MMSE Start Up KIT for SE
①∼④各 20 個、⑧∼⑩、⑪ 5 本、⑫ 40 本を含む
1050-79001
55,000
MMSE Start Up KIT for TD(OPTIC/LINEX)
⑤∼⑦各 10 個、⑧∼⑨、⑪ 5 本、⑬ 3 本を含む
1050-78001
60,000
MMSE Start Up KIT for TD(T-Dex/ATD/TD-20) ⑤∼⑦各 10 個、⑧∼⑨、⑪ 5 本、⑭ 3 本を含む
1050-78002
60,000
溶媒抽出用
① DCC18
② RCC18
⑧ MT Holder 5 本
加熱脱着用
③ DSC18
⑨ MT Stand 1 個
④ RSC18
⑩ MT Extract Cup with
Vial(20 mL) 5 本
アクセサリー : 上記写真⑧∼⑫を参照
入数
⑪ Clean Pin Hole Septum
with Vial(40 mL)
⑦ RGPS TD
⑫ 200 µL ガラスインサート
(フラットボトム)
加熱脱着装置専用ガラスチューブ : 上記写真⑬∼⑭を参照
Cat. No.
価格
写真番号+品 名
⑧ MT Holder
5本
1050-79003
9,000
⑨ MT Stand
1個
1050-79004
7,000
5本
1050-79005
9,000
72 本
1050-79006
23,000
500 本
1030-17211
15,000
⑩ MT Extract Cup with Vial
(20 mL)
⑪ Clean Pin Hole Septum with Vial
(40 mL)
⑫ 200 µL ガラスインサート
(フラットボトム)
⑥ RGC18 TD
⑭ MonoTrap TD Liner for T-Dex/ATD/TD- 20
⑬ MonoTrap TD Liner for OPTIC/LINEX
写真番号+品 名
⑤ RSC18 TD
⑬ MonoTrap TD Liner
for OPTIC/LINEX
⑭ MonoTrap TD Liner
for T-Dex/ATD/TD-20
入数
Cat. No.
価格
1本
1003-75001
6,000
1本
1003-75002
8,000
※その他の加熱脱着装置対応のガラスチューブについては、別途お問い合わ
せください。
GC・GC/MS用キャピラリーカラム InertCap Pure-WAX
高不活性 WAX カラム InertCap Pure-WAX は、香気成分分析に最適なカラムです。
MonoTrap と併せての使用をお薦めします。
内径(mm)
0.25
0.32
0.53
長さ(m)
膜厚(µm)
最高使用温度(℃)
Cat.No.
価格
30
0.25
iso.260-prog.260
1010-68142
61,000
109,000
60
0.25
iso.260-prog.260
1010-68162
30
0.25
iso.260-prog.260
1010-68242
67,000
60
0.25
iso.260-prog.260
1010-68262
120,000
15
1.00
iso.240-prog.240
1010-68425
43,000
30
1.00
iso.240-prog.240
1010-68445
77,000
※その他のサイズ、種類も用意しています。InertCap 総合カタログを参照してください。
6
アプリケーション
ジーエルサイエンスのホームページ上で紹介しているアプリケーションツール「テクニカルノート」
から、
MonoTrap を使用した分析方法を検索することができます。
http://www.gls.co.jp/technique/technical_note/index.html
①ジーエルサイエンスホームページより、 ②分野別「におい・かおり」をクリック
「テクニカルノート」をクリック
③気になる「タイトル」をクリック
すると、前処理及び分析方法が記
載されているクロマトグラムを閲
覧できます
Contents (アプリケーションの一部を紹介します。)
タイトル
MonoTrap
溶出方法
ページ
レギュラーコーヒーの香気成分 分析例
RGPS TD
TD
8
桃ジュースの香気成分 分析例
RGPS TD
TD
8
生花(くちなし)の香気成分 分析例
DCC18
SE
9
赤ワインの香気成分 分析例
DCC18
SE
9
しいたけの香気成分 分析例
DCC18
SE
10
プーアル茶の香気成分 分析例
DCC18
SE
10
シナモンの香気成分 分析例
RCC18
SE
11
燃焼物由来の揮発性成分 分析例
RCC18
SE
11
コピー用紙由来の揮発性成分 分析例
RCC18
SE
12
キャベツ腐敗臭由来の揮発性成分 分析例
RCC18
SE
12
RGPS TD
TD
13
たばこの香気成分 分析例
RGC18 TD
TD
13
チーズの香気成分 分析例
RGC18 TD
TD
14
メープルシュガーの香気成分 分析例
RGC18 TD
TD
14
頭皮由来の揮発性成分 分析例
SE:溶媒抽出 TD:加熱脱着
7
Monolithic Material Sorptive Extraction
レギュラーコーヒーの香気成分 分析例
市販のレギュラーコーヒー
ポリジメチルシロキサンをコーティングした MonoTrap RGPS TD
を用いて、レギュラーコーヒーの香気成分の簡易濃縮分析を行いまし
た。このように吊るすだけで、香気成分を捕集することができます。
3.0 g を 40 mL バイアルに入れる
捕集(HS)
MonoTrap RGPS TD × 1 個
TD-GC/MS
4.00
(x10,000,000)
TIC
3.75
Col.Temp.
Carrier Gas
: GC/MS-Thermal Desorption (OPTIC-4) : InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 60 m df = 0.25 µm
: 40 ℃(3 min hold)- 5 ℃ /min - 250 ℃
: He 1 mL/min(constant flow)
Desorb Temp.
Time
Flow
Split
Cryo Trapping
Injection Temp.
Detection
: 250 ℃
: 10 min
: 1 mL/min
: Split 1:20(split flow 20 mL/min)
: -150 ℃
: 250 ℃
: MS Scan(28.8 - 600 m/z)
System
Column
60 ℃ 10 分
18
3.50
3.25
3.00
1. Pyridine
2. Pyrazine
3. Methylpyrazine
4. 3-Hydroxy-2-butanone
5. 1-Hydroxy-2-propanone
6. Dimethylpyrazine
7. Dimethylpyrazine
8. Ethylpyrazine
9. Dimethylpyrazine
10. 1-Hydroxy-2-butanone
11. Ethylmethylpyrazine
12. Ethylmethylpyrazine
2.75
2.50
1
2.25
2.00
3
1.75
15
5
1.50
1.25
7
6
1.00
0.75
2
0.50
4
16
12
10
14
8 11 13
17
9
0.25
19
21
23
22
20
24
13. Trimethylpyrazine
14. Acetylfuran
15. Furfuryl acetate
16. 2-Formyl-5-methylfuran
17. 2-Formyl-1-methylpyrrole
18. 2-Furanmethanol
19. 1-Acetyl-1,4-dihydropyridine
20. 1-Furfurylpyrrole
21. Guaiacol
22. Maltol
23. 1H-Pyrrole-2-carboxaldehyde
24. 2-Methoxy-4-vinylphenol
ライブラリ検索結果による
(6 ∼ 7、9 および 11 ∼ 12:異性体)
0.00
10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5 35.0 37.5 40.0
Time(min)
桃ジュースの香気成分 分析例
市販の桃ジュース
30 mL を 40 mL バイアルに入れる
捕集
捕集
((撹拌)
HS)
MonoTrap
MonoTrapRGPS
RGPS××1 1個個
36 ℃ 10 分
160 rpm
TD-GC/MS
(x1,000,000)
6.5
TIC
6.0
1
5.0
4.5
4.0
5
3.5
3.0
7
2.5
20
2.0
8 9
2 4
6
10
3
1.5
1.0
14
12
18
16
15
: 250 ℃
: 10 min
: 1 mL/min
: Split 1:20(split flow 20 mL/min)
: MS Scan(28.8 - 600 m/z)
12. p-Menthan-2-one
13. Linalool
14. Terpineol
15. Geranyl acetate
16. Damascenone
17. γ -Decalactone
18. δ -Decalactone
19. 6-Pentyl-5,6-dihydro-2H-pyran-2-one
20. δ -Undecalactone
21. γ -Dodecalactone
22. δ -Dodecalactone
ライブラリ検索結果による
(5 ∼ 6:異性体)
21
11
Desorb Temp.
Time
Flow
Split
Detection
1. Isoamyl acetate
2. Isopentanol
3. Ethyl hexanoate
4. Hexyl acetate
5. Hexenyl acetate
6. Hexenyl acetate
7. Hexanol
8. 3-Hexenol
9. 2-Hexenol
10. Furfural
11. Benzaldehyde
17
13
5.5
Col.Temp.
Carrier Gas
: GC/MS-Thermal Desorption (OPTIC-4) : InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 30 m df = 0.25 µm
: 40 ℃(5 min hold)- 4 ℃ /min - 250 ℃
: He 1 mL/min(constant flow)
System
Column
表面を超純水で軽く洗い流し、
水気を拭き取る
洗浄
ポリジメチルシロキサンをコーティングした MonoTrap RGPS TD
を用いて、桃ジュースの香気成分の簡易濃縮分析を行いました。また、
ジュースに直接入れて撹拌することで、クライオトラップを使用しな
くても高い感度を得ることができました。
19 22
0.5
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
Time(min)
35.0
40.0
45.0
8
アプリケーション
生花(くちなし)
の香気成分 分析例
くちなし生花
活性炭を含有した MonoTrap DCC18 を用いて、くちなしの香気成
分の簡易濃縮分析を行いました。三辺閉じのサンプリングバッグ※内
部に MonoTrap をセットしパッシブサンプリングを行いました。活
性炭の効果により、含窒素成分である Indole を濃縮できました。
一輪
※専用のサンプリングバッグについては別途お問合せください。
捕集(パッシブ)
室温 3 時間静置
MonoTrap DCC18 × 1 枚
System
Column
Col. Temp.
Carrier Gas
Injection
ジクロロメタン 1000 µL
超音波照射 5 分
窒素パージにて 100 µL まで濃縮
溶媒抽出 / 濃縮
Detection
Sample Size
GC/MS
: GC/MS
: InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 30 m df = 0.25 µm
: 40 ℃(5 min hold)- 4 ℃ /min - 250 ℃(5 min hold)
: He 120 kPa
: Splitless 0.5 min
250 ℃
: MS Scan(40-350 m/z)
: 1.0 µL
(x1, 000, 000 )
5.0
4
2
TI C
5
7
1
4.5
4.0
3.5
1. β -cis-Ocimene
2. β -Linalool
3. Caryophyllene
4. Benzoic acid, methyl ester
5. α -Farnesene
6. Benzyl Alcohol
7. Indole
8. Benzyl Benzoate
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
8
0.5
3
6
標準試料による同定結果
0.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
Time(min)
35.0
40.0
45.0
赤ワインの香気成分 分析例
国産赤ワイン
活性炭を含有した MonoTrap DCC18 を用いて、ヘッドスペースサ
ンプリングにより国産赤ワインの香気成分の簡易濃縮分析を行いまし
た。
60 ℃に加温することで、30 分という短時間の捕集で多くの情報を得
ることができました。
20 mL
捕集(HS)
MonoTrap DCC18 × 1 枚
System
Column
60 ℃ 30 分間静置
ジクロロメタン 300 µL
超音波照射 5 分
溶媒抽出
50.0
Col. Temp.
Carrier Gas
Injection
捕集イメージ
Detection
Sample Size
: GC/MS
: InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 30 m df = 0.25 µm
: 40 ℃(5 min hold)- 6 ℃ /min -250 ℃(5 min hold)
: He 95 kPa
: Splitless
250 ℃
: MS Scan(55-400 m/z)
: 1.0 µL
GC/MS
(x1,000,000)
4 5
TIC
10
26
15
1.1
31
17
1.0
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
20
2
0.4
16
24
0.3
0.2
9 11 13 18 19
67
12 14
8
3
1
0.1
21
23
32
28
22
25 27
29
30
33
0.0
7.5
9
10.0
12.5
15.0
17.5
Time(min)
20.0
22.5
25.0
27.5
1. 2,2,6-Trimethyl6-vinyltetrahydropyran
2. Isoamyl acetate
3. Limonene
4. 1-Pentanol
5. Ethyl hexanoate
6. Maleic anhydride
7. 3-Methylpentanol
8. 1,1-Dimethoxy-2-propanol
9. Ethyl 2-hexenoate
10. 1-Hexanol
11. cis-3-Hexen-1-ol
12. Nonanal
13. cis-2-Hexen-1-ol
14. Ethyl 2-hydroxy3-methylbutanoate
15. Ethyl octanoate
16. Furfural
17. 2-Ethyl-1-hexanol
18. Benzaldehyde
19. 3-Ethyl-4-methylpentanol
20. 2-Bornene
21. n-Propyl propionate
22. Ethyl dl-2-hydroxycaproate
23. β -Cyclocitral
24. Ethyl decanoate
25. α -D-Galactopyranose
methyl glycoside
26. Diethyl succinate
27. 3-(Methylthio)-1-propanol
28. 1,5,8-Trimethyl1,2-dihydronaphthalene
29. Hexanoic acid
30. Benzyl Alcohol
31. Phenylethyl Alcohol
32. Diethyl dl-malate
33. Octanoic Acid
ライブラリ検索結果による
赤文字…文献掲載成分
(
[食べ物]香り百科事典 日本香料協会編集)
Monolithic Material Sorptive Extraction
しいたけの香気成分 分析例
しいたけ
活性炭を含有した MonoTrap DCC 18 を用いて、産地(状態)の違
う 2 種類のしいたけの香気成分の簡易濃縮分析を行いました。
産地の違う国産しいたけ(A , B) 各 38 g
System
Column
捕集(静置)
Col. Temp.
Carrier Gas
Injection
室温 12 時間
MonoTrap DCC18 × 5 枚
ジエチルエーテル 1000 µL,
超音波照射 5 分
窒素パージにて数 µL まで濃縮
溶媒抽出 / 濃縮
Detection
Sample size
: GC/MS
: InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 30 m df = 0.25 µm
: 40 ℃(5 min hold)- 4 ℃ /min - 250 ℃(5 min hold)
: He 95 kPa
: Split 1:10
250 ℃
: MS Scan(25-450 m/z)
: 1.0 µL
GC/MS
(x1,000,000)
1
2.75
2.50
2.25
2.00
1.75
1.50
1.25
1.00
0.75
0.50
0.25
0.00
-0.25
3
4
しいたけA
しいたけA
しいたけB
1. 3-Octanone
1.8 %
35.8 %
2. Dimethyl trisulfide
1.7 %
4.5 %
3. 3-Octanol
1.7 %
33.1 %
4. 1-Octen-3-ol
2.3 %
4.5 %
しいたけB
2
10.0
<主要香気成分の面積%による比較>
参考文献・・・([ 食べ物 ] 香り百科事典 日本香料協会編集)
15.0
20.0
25.0
30.0 35.0
Time (min)
40.0
45.0
プーアル茶の香気成分 分析例
茶葉
5 g に沸騰した超純水 15 mL 添加
捕集
活 性 炭 を 含 有 し た MonoTrap DCC18 を 用 い て、 プ ー ア ル 茶 の
香 気 成 分 を 簡 易 濃 縮 分 析 し ま し た。 お 湯 で 抽 出 し た 茶 葉 の 上 に
MonoTrap を直接乗せて捕集し、高沸点成分であるカフェインを高
感度に検出することができました。
Col. Temp.
Carrier Gas
Injection
ジクロロメタン 1000 µL
超音波照射 5 分
溶媒抽出
55.0
System
Column
直接茶葉に乗せ 60 ℃
30 分
MonoTrap DCC18 × 1 枚
50.0
Detection
Sample Size
: GC/MS
: InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 30 m df = 0.25 µm
: 40 ℃(5 min hold)- 4 ℃ /min - 250 ℃
: He 1 mL/min
: Splitless
250 ℃
: MS Scan(40-600 m/z)
: 1.0 µL
窒素パージにて
100 µL まで濃縮
濃縮
GC/MS
(x1,000,000)
1.50
8 13
TIC
1.25
1.00
0.75
20
17
1
15
0.50
0.25
10
2 5 3 12
46 9 1114 16
7
18
19
0.00
10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 55.0
Time(min)
1. Methylpyrazine
2,3. Dimethylpyrazine
4. Ethylpyrazine
5. 6-Methyl-5-hepten-2-one
6. 2-Ethyl-6-methylpyrazine
7. Trimethylpyrazine
8. Furfural
9. Acetol acetate
10. 2,4-Heptadien-1-al
11. 2-Acetylfuran
12. Benzaldehyde
13. 2-Formyl-5-methylfuran
14. Methyl 2-furoate
15. 2-Furanmethanol
16. Dimethoxybenzene
17. Trimethoxybenzene
18. Pyrrole-2-aldehyde
19. Coumaran
20. Caffeine
ライブラリ検索結果による
(2 ∼ 3:異性体)
10
アプリケーション
シナモンの香気成分 分析例
シナモン
活性炭を含有した MonoTrap RCC18 を用いて、シナモンの香気成
分を簡易濃縮分析しました。シナモン由来と思われる成分を検出する
ことができました。
適量
System
Column
捕集(HS)
MonoTrap RCC18 × 2 個
Col. Temp.
Carrier Gas
Injection
エタノール 200 µL
超音波照射 5 分
溶媒抽出
Detection
Sample Size
シナモン
捕集イメージ
GC/MS
1. Cycloisosativene
2. α -Cubebene
3. Sativen
4. Sativen
5. β -Elemene
6. γ -Muurolene
7. Eudesma-4(14),11-diene
8. β -Chamigrene
9. α -Muurolene
10. δ -Cadinene
11. Calamenene
12. α -Calacorene
13. Cinnamaldehyde
14. 3-Methyl-7,8-dihydroquinolin-5(6H)-one
15. Cedr-8-ene
16. Murolan-3,9(11)-diene-10-peroxy
17. α -Cadinol
18. Cadalene
19. Coumarin
(x1,000,000)
2.00
2
TIC
69
11
13 14
19
1.75
1.50
1.25
10
1.00
16
1
0.75
4
5
0.50
7
3
15
12
17
8
18
0.25
0.00
10.0
: GC/MS
: InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 30 m df = 0.25 µm
: 40 ℃(5 min hold)- 5 ℃ /min - 250 ℃
: He 1 mL/min
: Split 1:20
250 ℃
: MS Scan(35-600 m/z)
: 1.0 µL
15.0
20.0
25.0
30.0
35.0
40.0
ライブラリ検索結果による
(3 ∼ 4:異性体)
Time(min)
燃焼物由来の揮発性成分 分析例
土上の木材(12 . 75 g)にガソリン
(10 mL)をかけて燃焼し、水によ
り消火した土部分
試料
捕集(パッシブ)
MonoTrap RCC18 × 2 個
System
Column
室温、1 時間静置
捕集後の MonoTrap を取
り出し、超純水で軽く流
し、表面の土・汚れを除去
洗浄
燃焼中
Detection
Sample Size
1. 2-Methylpentane
2. 3-Methylpentane
3. Hexane
4. Methylcyclopentane
5. 2-Methylhexane
6. 2,3-Dimethylpentane
7. 3-Methylhexane
8. Trimethylpentane
9. Heptane
10. Benzene
11. Trimethylpentane
12. Trimethylpentane
13. 2-Methylheptane
14. Toluene
15. 2-Methyloctane
回収した土部
GC/MS
4.5
Col.Temp.
Carrier Gas
Injection
(x1,000,000)
23
TIC
20
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
17
1.5
1.0
0.5
0.0
14
8
1112
2
5 7 9 10 13
1 3 4 6
10.0
11
15.0
: GC/MS
: InertCap AQUATIC
0.25 mm I.D. × 60 m df = 1.00 µm : 40 ℃(5 min hold)- 4 ℃ /min - 220 ℃
: He 1 mL/min
: Split 1:50
220 ℃
: MS Scan(30 - 600 m/z)
: 1.0 µL
アセトン 200 µL
超音波照射 5 分
溶媒抽出
5.0
ガソリンをかけた木材を燃焼し、消火後の回収物から揮発する成分に
ついて活性炭を含有する MonoTrap RCC18 を用いて簡易濃縮分析
を行いました。回収物からは、燃焼に使用されたガソリンに由来する
成分などが多数検出しました。
20.0
15 16
25.0
21
22 24
25 27
19
28
26
18
29
16. Ethylbenzene
17. m.p-Xylene
18. o-Xylene
19. Propyl benzene
20. Ethyl methyl benzene
21. Trimethyl benzene
22. Ethyl methyl benzene
23. Trimethyl benzene
24. Propyl toluene
25. Cymene
26. Indane
27. Cymene
28. 1-Ethyl-3,5-dimethylbenzene
29. Naphthalene
30. 1-Methylnaphthalene
30
30.0
Time(min)
35.0
40.0
45.0
50.0
ライブラリ検索結果による
(8,11,12:異性体、20,22:異性体、21,23:異性体、25,27:異性体)
Monolithic Material Sorptive Extraction
コピー用紙由来の揮発性成分 分析例
コピー用紙
1. カラー印刷前の紙 それぞれ裁断したものを 10 g
2. カラー印刷後の紙
捕集
System
Column
バイアル内で静置し
60 ℃ 3 日
MonoTrap RCC18 × 5 個
溶媒抽出
活性炭を含有する MonoTrap RCC18 を使用し、紙からの揮発成分
をヘッドスペース法にて簡易濃縮分析しました。カラー印刷前後で揮
発成分に大きな違いを確認することができました。
Col. Temp.
Carrier Gas
Injection
ジクロロメタン 500 µL
超音波照射 5 分
GC/MS
Detection
Sample Size
左 : カラー印刷前 右 : カラー印刷後
(x1,000,000)
(x1,000,000)
7.0
6.5
6.0
5.5
5.0
4.5
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
拡大
-カラー印刷後
-カラー印刷前
10.0
15.0
: GC/MS
: InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 30 m df = 0.25 µm
: 40 ℃(5 min hold)- 4 ℃ /min - 250 ℃
: He 1 mL/min
: Splitless
250 ℃
: MS Scan(35-500 m/z)
: 1.0 µL
20.0
25.0 30.0 35.0
Time(min)
40.0
45.0
腐敗
カラー印刷後
カラー印刷前
16.0 16.5 17.0 17.5 18.0 18.5 19.0 19.5 20.0 20.5
Time(min)
活性炭を含有した MonoTrap RCC 18 を用いて、新鮮なキャベツと
腐敗させたキャベツ揮発性成分のスクリーニング分析を行いました。
腐敗が進むことによって生成する硫黄化合物が確認できました。
60 ℃で一定期間放置し腐敗させる
捕集(パッシブ)
バイアルに入れて室温、3 時間
新鮮なキャベツ
ジエチルエーテル /n- ペンタン= 1:1
混合溶媒 500 µL
超音波照射 5 分
System
Column
GC/FPD
Col. Temp.
Carrier Gas
Injection
(x100,000)
1.75
Dimethyl trisulfide
S
1.50
Indene
ライブラリ検索結果による
千切りし、25 g を 100 mL バイアルに入れる
MonoTrap RCC18 × 3 個
溶媒抽出
1-Isopropenyl
-4-methylbenzene
50.0
キャベツ腐敗臭由来の揮発性成分 分析例
キャベツ
7.0
6.5
6.0
5.5
5.0
4.5
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
Detection
Sample Size
S
S
60 ℃で 3 日間放置して
腐敗させたキャベツ
: GC/FPD
: InertCap AQUATIC
0.25 mm I.D. x 60 m df = 1.00 µm
: 40 ℃(5 min hold)- 6 ℃ /min - 220 ℃(10 min hold)
: He 1 mL/min
: Split 1:50
220 ℃
: FPD(S)
: 1.0 µL
1.25
1.00
0.75
0.50
0.25
0.00
Dimethyl disulfide
S
S
60 ℃中 7日
60 ℃中 3日
新鮮なキャベツ
10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5
Time(min)
ライブラリ検索結果による
12
アプリケーション
頭皮由来の揮発性成分 分析例
ポリジメチルシロキサンをコーティングした MonoTrap RGPS TD
を PTFE バッグに入れて、頭皮にヘアピンで固定し、頭皮成分の簡
易濃縮分析を行いました。体臭だけでなく整髪料由来の成分も捕集す
ることができました。
20 代 女性
捕集(パッシブ)
MonoTrap RGPS TD × 1 個
System
Column
図は PTFE バッグに MonoTrap RGPS
TD を入れてヘアピンで固定。
Col.Temp.
Carrier Gas : GC/MS-Thermal Desorption(T-Dex Ⅱ)
: InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 60 m df = 0.25 µm
: 35 ℃(5 min hold)- 4 ℃ /min - 250 ℃
: He 1 mL/min(constant flow)
Desorb Temp.
Time
Flow
Split
Cryo Trapping
Injection Temp.
Detection
: 250 ℃
: 5 min
: 5 mL/min
: Splitless
: -150 ℃
: 250 ℃
: MS Scan(28.8 - 600 m/z)
(その上から毛髪をかぶせる。)
TD-GC/MS
7.0
室温(生活環境下) 3 時間
(x1,000,000)
TIC
5
3
7
6.0
1. D-Limonene
2. 6-Methyl-5-hepten-2-one
3. Nonanal
4. Linalool
5. Octadecane
6. Hexanoic acid
7. Dinonyl sebacate
8. Phenoxyethyl alcohol
9. Octanal, 2-(phenylmethylene)10. 1-Octadecanol
11. Benzyl Benzoate
12. Tetradecanoic acid
13. Squalane
5.0
4.0
8
9
3.0
12
2.0
6
2
1.0
1
13
11
10
4
20
30
40
Time(min)
50
60
70
たばこの香気成分 分析例
たばこ
ライブラリ検索結果による
グラファイトカーボンを含有した MonoTrap RGC18TD を用いて、
たばこ香気成分のスクリーニング分析を行いました。
1 本をほぐしてバイアルへ
Col.Temp.
Carrier Gas
: GC/MS-Thermal Desorption(T-Dex Ⅱ)
: InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 30 m df = 0.25 µm
: 40 ℃(5 min hold)- 4 ℃ /min- 250 ℃
: He 1 mL/min(constant flow)
Desorb Temp.
Time
Flow
Split
Cryo Trapping
Injection Temp.
Detection
: 200 ℃
: 5 min
: 2 mL/min
: Splitless
: -160 ℃
: 250 ℃
: MS Scan(40 - 600 m/z)
System
Column
捕集(静置)
MonoTrap RGC18 TD × 1 個
60 ℃、90 分間
捕集イメージ
TD-GC/MS
(x1,000,000)
3.50
3.25
3.00
2.75
2.50
2.25
2.00
1.75
1.50
1.25
1.00
0.75
0.50
0.25
0.00
TIC
1. 6-Methyl-5-hepten-2-one
2. trans-Geranylacetone
3. Megastigmatrienone
4. Megastigmatrienone
4
2
1
10.0
13
ライブラリ検索結果による
(3 ∼ 4:異性体)
3
15.0
20.0
25.0
30.0
Time(min)
35.0
40.0
45.0
50.0
Monolithic Material Sorptive Extraction
チーズの香気成分 分析例
10 g
捕集(HS)
MonoTrap RGC18 TD × 1 個
Col.Temp.
Carrier Gas
: GC/MS-Thermal Desorption(T-Dex Ⅱ)
: InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 60 m df = 0.25µm
: 40 ℃(5 min hold)- 6 ℃ /min - 250 ℃
: He 1 mL/min(constant flow)
DesorbTemp.
Time
Flow
Split
Cryo Trapping
Injection Temp.
Detection
: 200 ℃
: 5 min
: 1 mL/min
: Splitless
: -150 ℃
: 250 ℃
: MS Scan(28.5 - 600 m/z)
System
Column
60 ℃ 30 分間静置
TD-GC/MS
(x1,000,000)
1. Methanethiol
2. Ethyl Acetate
3. 2-Butanone
4. 2-methylbutanal
5. 3-methylbutanal
6. 1-Propanol
7. Toluene
8. Dimethyl disulfide
9. Hexanal
10. 2-Pentenal
11. 3-Penten-2-one
12. 2-Heptanone
13. D-Limonene
14. Acetoin
15. Acetol
16. Dimethylpyrazine
17. Dimethylpyrazine
18. Dimethylpyrazine
TIC
4.5
5
4.0
3.5
24
3.0
2.5
4
2.0
1.5
12
3
1.0
0.5
1
2
9
15
6 78 1011 13
0.0
5.0
14
10.0
15.0
29
3435
28
16 18
33
17
22
27
30 31
19 20 21 23 25 26
32
20.0
25.0
Time (min)
30.0
ライブラリ検索結果による
(16 ∼ 18:異性体)
メープルシュガーの香気成分 分析例
メープルシュガー
グラファイトカーボンを含有した MonoTrap RGC18 TD と音声認識
におい嗅ぎシステム OPV 277 ※を用いて、メープルシュガーの香気成分
の簡易濃縮分析を行いました。
におい嗅ぎと MS 検出器の分岐比は 1: 9 ですが、香ばしいナッツの様な
においを呈するピラジン類も、においを検出することができました。
この手法は、においのキー成分や異臭原因物質の探索に威力を発揮します。
10 g を 40 mL バイアルに入れる
捕集(HS)
MonoTrap RGC18 TD × 1 個
35.0
※音声認識におい嗅ぎシステム OPV277 については別途お問い合わせください。
60 ℃ 1 時間
Col.Temp.
Carrier Gas
: GC/MS-Thermal Desorption(T-Dex Ⅱ)
: InertCap Pure-WAX
0.25 mm I.D. × 60 m df = 0.25 µm
: 40 ℃(5 min hold)- 6 ℃ /min - 250 ℃
: He 1 mL/min(constant flow)
DesorbTemp.
Time
Flow
Split
Cryo Trapping
Injection Temp.
Detection
: 200 ℃
: 5 min
: 1 mL/min
: Split 1:2(Desorb 10 mL/min, Split 20 mL/min)
: -150 ℃
: 250 ℃
: MS Scan(28.8 - 600 m/z)
System
Column
GC/MS
TD-GC/MS-O
エチルピラジン
N
(x100,000)
19.13 min
(x100,000)
1.5 TIC
1.4 108.00(10.00)
1.3 107.00(10.00)
1.2
1.1
1.0
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0.0
18.25 18.50 18.75 19.00 19.25 19.50 19.75 20.00 20.25 20.50 20.75
Time(min)
TIC
音声認識ソフトウェア画面
4.5
3.0
においを確認
2.5
2.0
3 弱 しいたけ
3.5
19.10 min
1 弱 レモン
4.0
MSで確認
2 弱 甘い
5.0
N
ライブラリ検索結果による
19. 2-Nonanone
20. 2,5-Dimethyl-3-ethylpyrazine
21. Benzaldehyde
22. Isobutyric acid
23. 2-Undecanone
24. Butanoic acid
25. 2-Furanmethanol
26. Acetamide
27. 2-Tetradecanol
28. 2-Tridecanone
29. Hexanoic acid
30. Dimethyl sulfone
31. δ -Octalactone
32. 2-Pentadecanone
33. Octanoic acid
34. δ -Decalactone
35. Decanoic acid
4 弱 ナッツ ピラジン
5.0
5 弱 ピラジン
パルメザンチーズ
グラファイトカーボンを含有した MonoTrap RGC18 TD を用い
て、チーズ香気成分のスクリーニング分析を行いました。溶媒を使用
しない簡便な操作で、チーズ香気成分中の微量成分を検出することが
できました。
1.5
1.0
No.
0.5
0.0
15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5 35.0 37.5 40.0 42.5
Time(min)
におい開始
におい終了
(min)
18.11
18.18
18.36
においの強度
1
2
3
(mim)
18.05
18.11
18.30
4
19.10
19.23
弱
5
19.64
19.68
弱
弱
弱
弱
ボイスグラム
コメント
レモン
甘い
しいたけ
ナッツ
ピラジン
ピラジン
14
MonoTrap、InertCap は、ジーエルサイエンス株式会社の日本における登録商標です。
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東 京 営 業 部
大
阪
支
店
横
浜
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筑 波 営 業 所
北 関 東 営 業 所
千 葉 営 業 所
名 古 屋 営 業 所
広 島 営 業 所
九 州 営 業 所
T E L . 0 3( 5 3 2 3 )6 6 1 1
T E L . 0 6( 6 3 5 7 )5 0 6 0
T E L . 0 4 5( 9 8 5 )7 9 0 0
T E L . 0 2 4( 5 3 4 )2 1 9 1
T E L . 0 2 9( 8 5 8 )3 7 0 0
T E L . 0 4 8( 6 6 7 )1 6 1 1
T E L . 0 4 3( 2 4 8 )2 4 4 1
T E L . 0 5 2( 9 3 1 )1 7 6 1
T E L . 0 8 2( 2 3 3 )1 1 0 1
T E L . 0 9 2( 7 3 8 )6 6 3 3
F A X . 0 3( 5 3 2 3 )6 6 2 2
F A X . 0 6( 6 3 5 7 )4 5 8 0
F A X . 0 4 5( 9 8 5 )7 9 0 1
F A X . 0 2 4( 5 3 6 )1 5 1 8
F A X . 0 2 9( 8 5 8 )3 7 8 0
F A X . 0 4 8( 6 6 7 )1 6 5 6
F A X . 0 4 3( 2 4 8 )2 4 8 5
F A X . 0 5 2( 9 3 1 )1 8 1 4
F A X . 0 8 2( 2 3 3 )1 1 1 0
F A X . 0 9 2( 7 3 8 )6 6 3 6
総 合 技 術 本 部
福
島
工
場
T E L . 0 4( 2 9 3 4 )2 1 2 1
T E L . 0 2 4( 5 3 3 )2 2 4 4
F A X . 0 4( 2 9 3 4 )2 1 2 8
F A X . 0 2 4( 5 3 4 )2 1 3 9
http://www.gls.co.jp
E-mail:[email protected]
安全に関するご注意
ご使用前には必ず「取扱説明書」を
よくお読みのうえ、
正しくお使いください。
20130329KH3T