Download デジタル・オシロスコープ 取 扱 説 明 書
Transcript
デジタル・オシロスコープ DS-5512/5522/5532/5552 DS-5514/5524/5534/5554 取 扱 説 明 書 *リモート・コントロール・マニュアルにつきましては、 本体付属のCDに収録されたPDFデータをご参照願います。 Ⓒ 2011 IWATSU TEST INSTRUMENTS CORPORATION.All rights reserved. はじめに ◇ この度は岩通計測の測定器をお買い上げいただき、ありがとうございます。今後とも 岩通計測の測定器を末長くご愛用いただきますよう、お願い申し上げます。 ◇ 本取扱説明書をよくお読みの上、内容を理解してからお使いください。お読みになっ た後も、大切に保管してください。 ◇ 本取扱説明書は、本製品の取り扱い上の注意、操作方法、使用例、性能について説明 し て い ま す 。USB、LAN 及 び GPIB に よ る リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル に つ い て は 、本 体 付 属 の CD に 収 録 さ れ て い る リ モ ー ト・コ ン ト ロ ー ル・マ ニ ュ ア ル を 参 照 し て く だ さ い 。 安全にご使用いただくために 本製品を安全にお使いいただき、人体への危害や財産への損害を未然に防ぐために守ってい ただきたい事項が、本取扱説明書の「警告」と「注意」に記載されています。安全にご使用 いただくために、必ずお読みください。更に、パネルに注意を促す記号が記されています。 本取扱説明書の「警告」と「注意」の説明 警告 ここに記載されている事項を無視して、誤った取り扱いをすると、 注意 ここに記載されている事項を無視して、誤った取り扱いをすると、 人が死亡する または 重傷を負う可能性が想定されます。 人が傷害を負う または 機器が破損する可能性が想定されます。 パネルの記号の説明 一般注意 人 体 を 保 護 す る お よ び 本 製 品 を 損 傷 か ら 守 る た め 、取 扱 説 明 書 の 記 載事項を参照の上、ご使用いただくための記号です。 ご注意 ◇ 本取扱説明書の内容の一部を性能・機能の向上などにより、予告なく変更することが あります。 ◇ 本取扱説明書の内容を無断で転載、複製することを禁止します。 ◇ 本製品を廃棄するときは地方自治体の条例、または規則に従ってください。 ◇ 本書に含まれる商品名およびブランド名の全ては、識別目的として記載しています。 各々は該当する個人、法人団体が保持する登録商標です。 ◇ 本製品に対するお問い合わせなどがございましたら、岩通計測株式会社の営業部、営 業所にご連絡ください。 ( 別 紙 の『 セ ー ル ス ネ ッ ト ワ ー ク と お 問 い 合 わ せ 窓 口 』参 照 )。 履 歴 ◇ 2011 年 1 月 第 1 版 発 行 KML075511 A1-224101( N) i 安全のために、必ずお読みください。 警 次ページもお読みください。 告 ● 周囲に爆発性のガスがある場所で使用しないでください。 爆発性のガスがある場所で使用すると、爆発の原因になります。 ● 煙 がでる、異 臭 または異 音 がする場 合 は 、 直 ち に 電 源 を 切 り 、 電源プラグをコンセントから抜いてください。 そのまま使用すると、感電・火災の原因になります。電源スイッチを スタンバイ状 態 に し 、プ ラ グ を コ ン セ ン ト か ら 外 し た 後 、弊 社 の サ ー ビ ス 取 扱 所( 別 紙 の『 セ ー ル ス ネ ッ ト ワ ー ク と お 問 い 合 わ せ 窓 口 』参 照 )に 修 理 を ご 依 頼 く だ さ い 。お 客 様 に よ る 修理は危険ですから絶対におやめください。 ● 本 製 品 に 水 が 入 ら な い よ う 、また、濡 ら さ な い よ う ご 注 意 く ださい。 濡 ら し た ま ま 使 用 す る と 、感 電・火 災 の 原 因 に な り ま す 。水 な ど が 入 っ た 場 合 は 、電 源 ス イ ッ チ を ス タ ン バ イ 状 態 に し 、プ ラ グ を コ ン セ ン ト か ら 抜 い た 後 、弊 社 の サ ー ビ ス 取 扱 所( 別 紙 の『 セ ー ル ス ネ ッ ト ワ ー ク と お 問 い 合 わ せ 窓 口 』参 照 )に 修 理 を ご 依 頼ください。 ● 濡れた手で電源コードのプラグにさわらないでください。 濡れた手でさわると、感電の原因になります。 ● ぐらついた台の上や傾いた所など不安定な場所に本製品を置 かないでください。 不 安 定 な 場 所 に 置 く と 、落 ち た り 、倒 れ た り し て 感 電・け が・火 災 の 原 因 に な り ま す 。 本 製 品 を 落 と し た り 、カ バ ー を 破 損 し た 場 合 は 、電 源 ス イ ッ チ を ス タ ン バ イ 状 態 に し 、 プ ラ グ を コ ン セ ン ト か ら 抜 い た 後 、弊 社 の サ ー ビ ス 取 扱 所( 別 紙 の『 セ ー ル ス ネ ッ ト ワークとお問い合わせ窓口』参照)に修理をご依頼ください。 ● カ バ ー およびパ ネ ル を 外 さ な い で く だ さ い 。 内 部 に は 電 圧 の 高 い 部 分 が あ り ま す の で 、さ わ る と 感 電 の 原 因 に な り ま す 。点 検 、校 正 ま た は 修 理 を 行 う 場 合 は 、弊 社 の サ ー ビ ス 取 扱 所( 別 紙 の『 セ ー ル ス ネ ッ ト ワ ー ク とお問い合わせ窓口』参照)にご依頼ください。 ● 高電圧を測定するときは、十分に気を付けてください。 測定中に高電圧にさわると、感電の原因になります。 ii 安全のために、必ずお読みください。 警 次ページもお読みください。 告(続き) ● 3芯電源コードをご使用ください。 3 芯電源コードを使用しないと、感電・故障の原因になります。 ・ 3 芯 -2 芯 変 換 ア ダ プ タ を 使 用 し て 、2 線 式 の コ ン セ ン ト か ら 電 源 を 供 給 す る と き は 、 3 芯 -2 芯 変 換 ア ダ プ タ の グ ラ ン ド 端 子 を 接 地 し て く だ さ い 。 ・ 付属の 3 芯電源コードを使用して、3 線式のコンセントから電源を供給すると、 電源コードのグランド線で接地されます。 ● 規定の電源電圧でご使用ください。 規定以外の電圧で使用すると、感電・火災・故障の原因になります。使用できる電 源電圧範囲、周波数範囲を表 1 に示します。 表 1 電源仕様 周波数範囲 ・ 単 相 、 100~ 120 V (±10 % )、 AC50/60/400 Hz (±5 % ) 電圧範囲 47- 63 Hz 90 - 264 V 380- 420 Hz 90 - 132 V ・ 単 相 、 200~ 240 V (±10 % )、 AC50/60 Hz(±5 % ) 電源仕様は背面パネルに記されています。 ● 電 源 コ ー ド の 取 り 扱 い については、以 下 の 事 項 を 厳 守 し て く だ さい。 厳守しないと感電・火災の原因になります。電源コードが傷んだ場合は、弊社のサ ービス取扱所(別紙の『セールスネットワークとお問い合わせ窓口』参照)に修理 をご依頼ください。 ・電源コードを加工しない ・電源コードを引っ張らない ・電源コードを無理に曲げない ・電源コードを加熱しない ・電源コードをねじらない ・電源コードを濡らさない ・電源コードを束ねない ・電源コードを重いものをのせない ● 本製品を改造しないでください。 改造すると、感電・火災・故障の原因になります。改造した場合は修理に応じられ ない場合があります。 ● 近くに雷が発生したときは電源プラグをコンセントから抜 いてください。 雷によっては、感電・火災・故障の原因になります。 iii 安全のために、必ずお読みください。 警 次ページもお読みください。 告(続き) ● プローブおよび入力コネクタのグランドを被測定物の接地電位 (グランド)に接続してください。 本製品のグランドを被測定物のグランド以外の電位に接続すると、感電・事故(被測 定 物 、本 製 品 、接 続 し て い る 他 機 器 の 破 損 )の 原 因 に な り ま す( 下 図 わ る い 例 参 照 )。 [わ る い 例 ] フ ロ ー テ ィ ン グ 電 位 を 測 定 す る 場 合 は 、 差 動 方 式 ( 下 図 の 例 で は CH1-CH2 の 減 算 ) に よ る 測 定 を お 勧 め し ま す ( 下 図 [よ い 例 ] 参 照 )。 [よ い 例 ] ● 通気孔などから金属や燃えやすいものなど異物を入れないでく ださい。 通気孔などから金属や燃えやすいものなど異物を入れると火災・感電・故障の原 因 に な り ま す 。異 物 が 入 っ た 場 合 は 、電 源 ス イ ッ チ を OFF に し 、プ ラ グ を コ ン セ ン ト か ら 抜 い た 後 、弊 社 の サ ー ビ ス 取 扱 所( 別 紙 の『 セ ー ル ス ネ ッ ト ワ ー ク と お 問 い 合 わ せ窓口』参照)に修理をご依頼ください。 ● 電 源 プ ラ グ は 、ほ こ り 等 が 付 着 し て い な い こ と を 確 認 し て か らコンセントに差し込んでくださ い 。 ま た 半 年 か ら 1 年 に 1回は、電源プラグや電源アダプタをコンセントから抜 いて点検・清掃をしてください。 汚れにより、感電・火災・故障の原因になります。 iv 安全のために、必ずお読みください。 注 次ページもお読みください。 意 設置場所 ●規 定 の 動 作 環 境 で ご 使 用 く だ さ い 。 動作範囲外で使用すると、故障の原因になることがあります。 屋内使用のみ 性 能 保 証 温 度 範 囲 、 湿 度 範 囲 : 10 ℃ ~ + 35℃ 、 80 %RH 以 下 ( 結 露 な き こ と ) 動 作 保 証 温 度 範 囲 、 湿 度 範 囲 : 0 ℃ ~ + 40℃ 、 5~ 80 % RH 以 下 ( 30 ℃ 以 下 、 結 露 な き こ と ) 上 限 値 55 % RH( 40 ℃ 、 結 露 な き こ と ) ●本製品側面の通気孔 および ファンの近くにものを置かないでください。 近くにものを置くと、内部に熱がこもり、火災・故障の原因になることがあります。 ●本製品の背面・両側にスペースを開けてください。 ラックマウント内または他の測定器の上に置くときは温度上昇にご注意ください。 動作及び性能不良になる場合があります。 ●湿気やほこりの多い場所に置かないでください。 湿気やほこりの多い場所に置くと、感電・火災の原因になることがあります。 測定するとき ● 入 力 端 子 ( CH1, CH2, CH3 注 2 , CH4 注 2 , EXT TRIG) に 規 定 以 上 の 電 圧 を 加 え な い で く だ さ い 。故障 の 原 因 に な る こ と が あ り ま す 。入 力 で き る 最 大 電 圧 は 次の通りです。 1 MΩの と き 50 Ω の と き : 400 Vmax 注 1 300 Vmax 注 1 : 5 Vrms 注 1 (DC+ peakAC≦ 5 kHz)、 CATⅠ (DC+ peakAC≦ 5 kHz)、 CATⅡ ( DS-555X/553X 機 の み ) [注 1]:入 力 信 号 の 周 波 数 、高 電 圧 パ ル ス に よ っ て 入 力 で き る 最 大 電 圧 は 低 下 し ま す 。 [注 2]: CH3、 CH4 は 4CH 機 の み に つ い て の 記 載 で す 。 ● プ ロ ー ブ ま た は 測 定 用 ケ ー ブ ル な ど を 接 続 し て い る と き は 、そ れ ら を 引 い て 本 製品を倒さないようにご注意ください。 本製品が倒れると感電・けが・火災・故障の原因になることがあります。 電源 ● 正 面 パ ネ ル 左 下 の POWER ス イッ チ は 、 本 製 品 の 動 作 状 態 を 制 御 し ま す 。 本 製 品 に は 、 「 オ ン 」 ,「 ス タ ン バ イ 」 と い う 2 つ の 基 本 的 な 状 態 が 存 在 し ま す 。 オン状態の場合には、本製品全般に電源が供給されて動作可能になります。スタンバ イ状態の場合は、特定のスタンバイ回路を除いて電源がオフにされます。 POWER ス イ ッ チ を オ フ に し て も 、 コ ン セ ン ト と 電 源 コ ー ド で 接 続 さ れ て い れ ば ス タ ンバイ回路で若干、下記の電力が消費されます。完全に電源をオフにするには、電源 コードを抜いてください。 ・ 待 機 電 力 : 2 Wmax v 安全のために、必ずお読みください。 注 次ページもお読みください。 意 電源(続き) ● 電 源 ス イ ッ チ を OFF に し て か ら 、 電 源 コ ー ド の 取 り 付 け 、 取 り 外 し を 行 っ て ください。 電源が供給されているときに行うと、感電・故障の原因になることがあります。 ●電源コードをコンセントから外すときは、プラグを持って抜いてください。 電源コードを引っ張るとコードが傷つき、感電・火災の原因になることがあります。 ●本製品に同梱されている電源コードを他の電気機器に使用しないでください。 本製品に同梱されている電源コードは、電気用品安全法上の取り扱いに基づき、本製品 以外の電気機器では使用できません。 取り扱い ●損傷したケーブルやアダプタを使用しないでください 。 損傷したものを使用すると、感電・火災の原因になることがあります。 ●本製品の上にものを置かないでください。 ●故障したまま使用しないでください。 故障したまま使用すると、感電・火災の原因になることがあります。故障の場合は、 弊社のサービス取扱所(別紙の『セールスネットワークとお問い合わせ窓口』参照) に修理をご依頼ください。 ● 長 時 間 ご 使 用 に な ら な い 場 合 は 、安 全 の た め 、電 源 プ ラグ を コ ン セ ン ト か ら 抜 いてください。 電源プラグをコンセントから抜かないと、感電・火災の原因になることがあります。 持ち運び方 ● 本 製 品 が 落 下 す る と 、衝 撃 に よ り 身 体 を 負 傷 ま た は 器 物 を 損 傷 す る お そ れ が あ ります。ハンドルの中央をしっかり握って、落下させないでください。 (1)ケ - ブ ル 類 を 外 す ①電源コ-ドを抜きます(巻いて束ねます)。 ②プロ-ブのコネクタを反時計方向に回して外します。 (2)ハ ン ド ル を 持 つ ①ハンドルを起こします。 ②ハンドルの中央を持ちます。 輸送 ● 本 製 品 を 輸 送 す る 場 合 は 、ご 購 入 時 の 包 装 材 料 か 、同 等 以 上 の 包 装 材 料 を ご 使 用ください。 輸送中に本製品にかかる振動・衝撃が大きいと、故障して火災の原因になることがあ ります。適当な包装材・緩衝材がない場合は、弊社のサービス取扱所(別紙の『セー ルスネットワークとお問い合わせ窓口』参照)に修理をご依頼ください。 vi 梱包内容の確認 製品がお客さまのお手元に届きましたら、下記構成品表及び構成品図で内容物の確 認をしてください。万一、欠品または運送上の損傷などがありましたら、サービス取扱 所(別紙の『セールスネットワークとお問い合わせ窓口』参照)にご連絡ください。 構成品表 モデル名 DS-5512 DS-5522 DS-5532 DS-5552 DS-5514 DS-5524 DS-5534 DS-5554 本体 1 2 プ ロ ー ブ (SS-0130R) 4 2 プ ロ ー ブ (SS-101R) 4 1 付 属 品 電 源 コ ー ド (3 芯 形 ) 取扱説明書 取 扱 説 明 書 & リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル ・ マ ニ ュ ア ル CD : 1 ユーザーズ・ガイド :1 フロントパネルカバー:1 コードストラップ:1 セールスネットワークとお問い合わせ窓口:1 プローブについて ○ SS-101R( DS-5532/5552/5534/5554 用 ) 付属品テーブル 項 目 数 量 ① 矢型チップ 1 ② グ ラ ン ド リ - ド ( 11 cm) 1 ③ アースアタッチメント 1 ④ IC テ ス ト チ ッ プ 1 ⑤ カ ラ ー リ ン グ (赤 、 黄 、 青 、 緑 ) 4×2 ⑥ 調整用ドライバ 1 ○ SS-0130R( DS-5512/5522/5514/5524 用 ) 付属品テーブル 項 目 数 量 矢型チップ 1 アースリ-ド 1 アースアタッチメント 1 IC テ ス ト チ ッ プ 1 カ ラ ー リ ン グ (赤 、 黄 、 青 、 緑 ) 調整用ドライバ vii 4×2 1 開梱図(本体、付属品) viii 製品の管理 本製品を廃棄する際は、地域の法律や規則に従って、適切にリサイクルまたは、廃棄する必 要 が あ り ま す 。廃 棄 す る 場 合 は 、地 域 の 法 律 、規 則 に 従 い リ サ イ ク ル 業 者 に ご 依 頼 く だ さ い 。 修理および校正依頼について 万一故障が発生したときは、弊社のサービス取扱所にご返送ください。保証期間内に発生 した弊社の責任による故障に関しては無償で修理いたします。 修理品のご返送に際してはお手数ですが、製品名、シリアル番号(本製品の背面にラベル が 貼 っ て あ り ま す 。)、 不 良 の 内 容 、 ご 担 当 者 の お 名 前 、 ご 所 属 、 電 話 番 号 な ど を 明 記 し て く ださい。 ix 取扱説明書について 本 取 扱 説 明 書 で は 、 ViewGoⅡ シ リ ー ズ の デ ジ タ ル ・ オ シ ロ ス コ ー プ の 主 に 機 能 、 操 作 方 法 に ついて説明します。本取扱説明書は以下のように構成されています。 <ユーザーズ・ガイド> 第 1章 ViewGoⅡ シ リ ー ズ の 概 要 こ の 章 で は 、 ViewGoⅡ シ リ ー ズ の 概 要 、 特 長 、 モ デ ル 間 比 較 な ど を 紹 介 し ま す 。 第 2章 基本操作説明 この章では、本製品をすぐに使うための準備、基本的な操作方法を中心に説明し ます。 <取扱説明編> 第3章 機能及び操作方法 この章では、本製品を理解し、使用していただくための機能、操作方法を説明し ます。 第4章 Math 演 算 機 能 こ の 章 で は 、 本 製 品 が 持 つ て い る 加 算 、 減 算 、 乗 算 、 FFT な ど の 演 算 機 能 、 操 作 方法を説明します。 第 5章 日常の点検 この章では、以下の方法について説明します。 a) 手 入 れ 、 保 管 方 法 b) 校 正 方 法 c) 異 常 時 の 対 処 方 法 d) 製 品 購 入 時 の 初 期 設 定 に 戻 す 方 法 第6章 性能 この章では、製品仕様、適合規格について記載します。 ヘルプ機能について 本製品には、パネル面のボタン、ツマミが持つ各機能について説明するヘルプ機能がありま す 。こ の ヘ ル プ 機 能 は HELP[ ヘ ル プ ]ボ タ ン を 押 し 、次 に 調 べ た い ボ タ ン 、ツ マ ミ を 操 作 す る と そ の ボ タ ン 、ツ マ ミ の 持 つ 機 能 、操 作 方 法 が 画 面 に 表 示 さ れ ま す 。次 に 、任 意 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の 操 作 を す る と HELP 機 能 は 解 除 さ れ ま す 。 詳 細 は ユ ー ザ ー ズ ・ ガ イ ド の “ 2.5.3 節 HELP[ ヘ ル プ ] 機 能 ” ま た は “ 3.17 節 HELP[ ヘ ルプ]メニュー”を参照してください。 x 目次 は じ め に ........................................................................ i 安 全 に ご 使 用 い た だ く た め に ...................................................... i 梱 包 内 容 の 確 認 ................................................................ vii 開 梱 図 ( 本 体 、 付 属 品 ) ....................................................... viii 製 品 の 管 理 ..................................................................... ix 修 理 お よ び 校 正 依 頼 に つ い て ..................................................... ix 取 扱 説 明 書 に つ い て .............................................................. x ヘ ル プ 機 能 に つ い て .............................................................. x 第1章 ViewGoⅡ シ リ ー ズ の 概 要 .................................................. 1 1.1 ViewGoⅡ シ リ ー ズ の 用 途 ................................................... 1 1.2 特 長 ..................................................................... 1 1.2.1 見 や す い ............................................................. 1 1.2.2 使 い や す い ........................................................... 1 1.2.3 高 速 性 ( 速 い ) ....................................................... 2 1.3 第2章 ViewGoⅡ シ リ ー ズ の モ デ ル 比 較 ............................................. 3 基 本 操 作 説 明 ............................................................ 5 2.1 操 作 フ ロ ー ............................................................... 5 2.2 機 器 の 設 置 ............................................................... 6 2.2.1 設 置 条 件 ............................................................. 6 2.2.2 設 置 姿 勢 ............................................................. 6 2.3 電 源 の 接 続 、 電 源 ス イ ッ チ の オ ン / ス タ ン バ イ ............................... 7 2.3.1 電 源 コ ー ド の 接 続 ..................................................... 7 2.3.2 電 源 ス イ ッ チ の オ ン / ス タ ン バ イ ....................................... 8 2.4 各 部 の 名 称 及 び そ の 機 能 ................................................... 9 2.4.1 正 面 パ ネ ル ........................................................... 9 2.4.2 背 面 パ ネ ル ......................................................... 14 2.4.3 ボ タ ン の 点 灯 及 び そ の 動 作 、 条 件 ...................................... 16 2.4.4 画 面 表 示 及 び レ イ ア ウ ト .............................................. 17 2.5 使 用 す る 前 に ............................................................ 19 2.5.1 画 面 の 輝 度 設 定 ...................................................... 19 2.5.2 言 語 選 択 ............................................................ 19 2.5.3 Help[ ヘ ル プ ] 機 能 .................................................. 20 2.5.4 日 付 、 時 刻 の 設 定 .................................................... 20 2.6 ま ず 測 定 し て み ま し ょ う .................................................. 22 2.6.1 設 定 の 初 期 化 ........................................................ 22 2.6.2 AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 測 定 ................................ 23 2.6.3 波 形 表 示 条 件 の 変 更 .................................................. 24 2.6.4 プ ロ ー ブ の 位 相 補 正 .................................................. 27 2.6.5 ト リ ガ 設 定 の 変 更 .................................................... 28 第3章 機 能 及 び 操 作 方 法 ....................................................... 32 xi 3.1 画 面 レ イ ア ウ ト 、 表 示 に つ い て ............................................ 32 3.1.1 通常測定時の画面レイアウト、表示 3.1.2 Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー の 自 動 測 定 実 行 時 の 画 面 レ イ ア ウ ト 、 表 示 ....... 43 3.2 a) リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 ........... 32 メ ニ ュ ー 、 メ ッ セ ー ジ 表 示 ................................................ 45 3.2.1 サ ブ メ ニ ュ ー と 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー .................................... 45 3.2.2 ポ ッ プ ア ッ プ メ ニ ュ ー ................................................ 45 3.2.3 一 時 表 示 メ ッ セ ー ジ .................................................. 46 3.3 CHメ ニ ュ ー .............................................................. 47 3.3.1 観 測 波 形 の 表 示 、 消 去 ................................................ 47 3.3.2 CHメ ニ ュ ー の 表 示 、 ペ ー ジ 更 新 、 ク リ ア ................................ 47 3.3.3 メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 .................................................. 48 3.3.4 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 .................................................. 50 3.3.4.1 Invert[ 反 転 ] 機 能 ............................................................................. 51 3.3.4.2 Rescale[ リ ス ケ ー ル ] 機 能 ................................................................. 51 3.3.4.3 Deskew[ ス キ ュ ー ] 機 能 ...................................................................... 52 3.4 VERTICAL[ 垂 直 軸 ] メ ニ ュ ー .............................................. 53 3.4 VERTICAL[ 垂 直 軸 ] メ ニ ュ ー .............................................. 53 3.4.1 オ フ セ ッ ト 調 整 ...................................................... 53 3.4.2 Volts/div(垂 直 軸 )の 設 定 ............................................. 54 3.5 3.4.2.1 波 形 の 拡 大 、 縮 小 (Division/Voltsの 違 い ) ............................................ 54 3.4.2.2 [Volts/div] 調 整 ツ マ ミ の Undo操 作 ...................................................... 56 HORIZONTAL[ 水 平 軸 ] メ ニ ュ ー ............................................ 57 3.5.1 Delay[ デ ィ レ イ ] 調 整 ............................................... 57 3.5.2 HORIZONTAL(水 平 軸 )の 設 定 ............................................ 58 3.5.3 メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 .................................................. 59 3.5.4 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 .................................................. 60 3.5.5 Mode[ 取 込 み モ ー ド ] 設 定 ............................................ 60 3.5.5.1 Normal[ ノ ー マ ル ・ サ ン プ リ ン グ ] ...................................................... 60 3.5.5.2 Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ] ................................................................. 60 3.5.5.3 Average[ 平 均 化 ] ............................................................................... 61 3.5.6 EquivalentSample(Equ)[ 等 価 サ ン プ リ ン グ ] 設 定 ....................... 62 3.5.7 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 設 定 ............................................ 63 3.6 3.5.7.1 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 ................................................................... 63 3.5.7.2 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の [Times/div] .......................................... 63 3.5.7.3 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の 波 形 表 示 ............................................... 64 3.5.7.4 他 の 機 能 と の 関 連 ................................................................................ 64 TRIGGER[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー ............................................... 65 3.6.1 ト リ ガ レ ベ ル の 調 整 .................................................. 65 3.6.2 メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 .................................................. 66 3.6.3 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 .................................................. 67 3.6.3.1 Type: Edge[ エ ッ ジ ト リ ガ ] ................................................................ 67 3.6.3.2 Type: Edge ALT[ エ ッ ジ オ ル タ ネ ー ト ト リ ガ ] ..................................... 68 3.6.3.3 Type: Edge OR[ エ ッ ジ ORト リ ガ ] ...................................................... 68 3.6.3.4 Type: Pulse Count[ パ ル ス 数 ト リ ガ ] ................................................. 69 3.6.3.5 Type: Pulse Width[ パ ル ス 幅 ト リ ガ ] ................................................. 69 3.6.3.6 Type: Period[ 周 期 ト リ ガ ] ................................................................ 70 xii 3.6.3.7 Type: Dropout[ 欠 落 ト リ ガ ] .............................................................. 70 3.6.3.8 Type: TV[ テ レ ビ ト リ ガ ] ................................................................... 71 3.6.3.9 Type: OR/ NOR/ AND/ NAND[ パ タ ー ン ト リ ガ ] ..................................... 72 3.6.4 ト リ ガ の 種 類 と 設 定 方 法 .............................................. 73 3.6.4.1 Edge[ エ ッ ジ ト リ ガ ] .......................................................................... 73 3.6.4.2 Edge ALT[ エ ッ ジ オ ル タ ネ ー ト ト リ ガ ] ............................................... 74 3.6.4.3 Edge OR[ エ ッ ジ ORト リ ガ ] ................................................................. 75 3.6.4.4 Pulse Count (パ ル ス 数 ト リ ガ ) ............................................................ 76 3.6.4.5 Pulse Width[ パ ル ス 幅 ト リ ガ ] ........................................................... 77 3.6.4.6 Period [ 周 期 ト リ ガ ] ........................................................................ 78 3.6.4.7 Dropout [ 欠 落 ト リ ガ ] ...................................................................... 80 3.6.4.8 TV ( テ レ ビ ト リ ガ ) ........................................................................... 81 3.6.4.9 OR/ NOR/ AND/ NAND[ パ タ ー ン ト リ ガ ] ............................................... 83 3.7 UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー ..................................... 84 3.7.1 UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] に 関 す る ボ タ ン 、 ツ マ ミ 、 メ ニ ュ ー ......... 84 3.7.2 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 .................................................. 85 3.7.2.1 Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー ................................................ 85 3.7.2.2 Print[ 印 刷 ] メ ニ ュ ー ........................................................................ 85 3.7.2.3 Config[ シ ス テ ム 設 定 ] メ ニ ュ ー ......................................................... 86 3.7.2.4 Calibration[ 校 正 ] メ ニ ュ ー .............................................................. 87 3.7.2.5 Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソ フ ト ウ エ ア の 更 新 ] メ ニ ュ ー ....... 87 3.7.2.6 Remote[ リ モ ー ト ] メ ニ ュ ー ............................................................... 88 3.7.3 文 字 、 記 号 、 数 字 の 入 力 方 法 .......................................... 89 3.7.4 フ ァ ー ム ウ エ ア ソ フ ト の 更 新 方 法 ...................................... 90 3.7.5 リ モ ー ト (IP接 続 )設 定 方 法 ............................................ 91 3.8 画 面 の 出 力 ( フ ァ イ ル 、 印 刷 ) ............................................ 92 3.8.1 USBメ モ リ に 画 面 デ ー タ を フ ァ イ ル 出 力 ................................. 92 3.8.2 PictBridge対 応 プ リ ン タ で 画 面 を 印 刷 .................................. 93 3.9 DISPLAY[ デ ィ ス プ レ イ ] メ ニ ュ ー ......................................... 95 3.9.1 DISPLAY[ デ ィ ス プ レ イ ] に 関 す る ボ タ ン 、 ツ マ ミ 、 メ ニ ュ ー ............. 95 3.9.2 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 .................................................. 96 3.9.3 パ ー シ ス タ ン ス (PERSISTENCE) ......................................... 96 3.10 INTENSITY/REPLAY [波 形 輝 度 /リ プ レ イ ] 機 能 .............................. 97 3.10.1 3.10.1.1 INTENSITY[ 波 形 輝 度 ] 機 能 ............................................................... 97 3.10.1.2 REPLAY[ リ プ レ イ ] 機 能 .................................................................... 98 3.10.2 3.11 操 作 方 法 ........................................................... 97 INTENSITY[ 波 形 輝 度 ] 機 能 / REPLAY[ リ プ レ イ ] 機 能 の 制 限 事 項 ........ 99 CURSORS [カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー ........................................... 100 3.11.1 カ ー ソ ル 測 定 の 種 類 ................................................ 100 3.11.2 Cursors[ カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー の 操 作 方 法 ............................. 101 3.11.3 便 利 な メ ニ ュ ー 、 ボ タ ン 操 作 ........................................ 104 3.11.4 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 ................................................ 105 3.11.5 Main画 面 /Zoom画 面 に お け る カ ー ソ ル 測 定 ............................. 106 3.11.6 Cursors[ カ ー ソ ル ] 測 定 と 他 の 機 能 と の 関 係 ......................... 107 3.12 MEASURE[ 測 定 ] メ ニ ュ ー ............................................... 108 3.12.1 MEASURE[ 測 定 ] メ ニ ュ ー の 操 作 方 法 ................................. 108 xiii 3.12.2 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 ................................................ 109 3.12.2 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 ................................................ 110 3.12.3 測 定 項 目 .......................................................... 112 3.12.3.1 No of Pulse[ パ ル ス 数 ] ................................................................. 113 3.12.3.2 Cycle RMS[ サ イ ク ル 実 効 値 ]、 Cycle Mean[ サ イ ク ル 平 均 値 ] .......... 113 3.12.3.3 Overshoot[ オ ー バ ー シ ュ ー ト ] ....................................................... 113 3.12.3.4 Integral[ 積 分 ] ............................................................................ 114 3.12.3.5 Skew[ ス キ ュ ー ] ............................................................................ 114 3.12.4 3.13 他 の 機 能 と の 関 連 .................................................. 115 REF[ 参 照 波 形 ] メ ニ ュ ー ............................................... 116 3.13.1 REF[ 参 照 波 形 ] メ ニ ュ ー 、 操 作 方 法 ................................. 116 3.13.2 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 ................................................ 118 3.13.3 保 存 、 呼 出 、 表 示 に 関 す る 補 足 ...................................... 118 3.14 SAVE/ RECALL[ 保 存 / 呼 出 ] メ ニ ュ ー .................................... 119 3.14.1 SAVE[ 保 存 ] 機 能 .................................................. 119 3.14.1.1 保 存 対 象 .......................................................................................... 119 3.14.1.2 デ ー タ 形 式 ...................................................................................... 119 3.14.2 Recall機 能 ........................................................ 120 3.14.3 対 象 デ バ イ ス ...................................................... 121 3.14.4 フ ァ イ ル 仕 様 ...................................................... 122 3.14.4.1 デ ィ レ ク ト リ 構 成 ............................................................................ 122 3.14.4.2 フ ァ イ ル 名 ...................................................................................... 122 3.14.5 SAVE/RECALL[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー .................................. 123 3.14.6 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 ................................................ 129 3.15 ZOOM[ ズ ー ム ] メ ニ ュ ー ................................................ 131 3.15.1 Zoom[ ズ ー ム ] メ ニ ュ ー 、 操 作 方 法 .................................. 131 3.15.2 Main画 面 / Zoom[ ズ ー ム ] 画 面 ...................................... 131 3.15.3 範 囲 指 定 用 カ ー ソ ル ................................................ 131 3.16 AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] メ ニ ュ ー .............................. 132 3.16.1 操 作 方 法 .......................................................... 132 3.16.2 Math[ 演 算 ] の オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ .................................. 132 3.17 第4章 4.1 HELP[ ヘ ル プ ] メ ニ ュ ー ................................................ 133 Math演 算 機 能 .......................................................... 134 Math[ 演 算 ] の 種 類 ..................................................... 134 4.1.1 加 算 、 減 算 ......................................................... 134 4.1.2 乗 算 ............................................................... 135 4.1.3 FFT演 算 ............................................................ 135 4.2 デ ー タ 表 示 ............................................................. 136 4.3 メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 ..................................................... 137 4.4 メ ニ ュ ー 項 目 と 階 層 ..................................................... 139 4.5 FFT演 算 機 能 ............................................................ 140 4.5.1 概 要 、 用 途 ......................................................... 140 4.5.2 本 製 品 で の 特 徴 、 注 意 事 項 ........................................... 140 4.5.3 測 定 例 ............................................................. 143 4.6 第5章 制 限 事 項 と 他 の 機 能 と の 重 複 ............................................. 144 日 常 の 点 検 ............................................................ 145 xiv 5.1 手 入 れ の 方 法 ........................................................... 145 5.2 校 正 ................................................................... 145 5.2.1 Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] ....................................... 145 5.2.2 Self Calibration[ 自 己 校 正 ] ....................................... 146 5.2.3 Touch Panel Calibration[ タ ッ チ ス ク リ ー ン 校 正 ] .................... 147 5.2.4 定 期 校 正 ........................................................... 147 5.3 修 理 ・ 校 正 依 頼 に つ い て ................................................. 148 5.4 保 管 、 輸 送 ............................................................. 148 5.4.1 保 管 ............................................................... 148 5.4.2 輸 送 ............................................................... 148 5.5 診 断 の 手 引 き ........................................................... 148 第6章 性 能 .................................................................. 151 垂 直 軸 (Y軸 ) ................................................................. 151 サ ン プ リ ン グ シ ス テ ム ........................................................ 154 水 平 軸 (X軸 ) ................................................................. 154 ト リ ガ シ ス テ ム .............................................................. 155 デ ィ ス プ レ イ ................................................................ 157 各 種 機 能 .................................................................... 157 校 正 信 号 出 力 ................................................................ 159 イ ン タ フ ェ ー ス .............................................................. 159 一 般 仕 様 .................................................................... 160 外 観 図 ...................................................................... 161 オ プ シ ョ ン .................................................................. 161 製品保証 xv メモ xvi 第1章 ViewGoⅡシリーズの概要 ViewGoⅡ シ リ ー ズ は ViewGo シ リ ー ズ の 後 継 機 で す 。 ViewGo シ リ ー ズ の 特 長 に 加 え て 、 さ ら に 、“ 見 や す い ”、“ 使 い や す い ”、“ は や い ” に 重 点 を 置 い た 製 品 で す 。 ViewGoⅡ シ リ ー ズ の 概 要 を 1.1 節 ~ 1.3 節 で 説 明 し ま す 。 1.1 ViewGoⅡシリーズの用途 ViewGoⅡ シ リ ー ズ は 主 に 下 記 の よ う な と こ ろ で 使 用 さ れ ま す 。 ・広範囲の技術者、学生、製造現場の検査部門及びサービス関連部門向けの汎用機 ・ビデオ信号波形観測、デジタル回路の設計、評価 ・パワーエレクトロニクスデバイスの設計、評価 ・ロボット、モータなどメカトロニクスの設計、評価 1.2 特長 1.2.1 見やすい ViewGoⅡ シ リ ー ズ は 、 小 型 で も 大 画 面 で き れ い に カ ラ ー 表 示 す る オ シ ロ ス コ ー プ で す 。 豊富な調節機能で好みの設定にすることができます。 (1) 7.5 イ ン チ VGA カ ラ ー 液 晶 画 面 、 640×480 ド ッ ト 、 豊 富 な カ ラ ー 表 示 (2) 筐 体 正 面 の 面 積 に 対 す る 、 画 面 面 積 は 約 1/3 に も な り ま す 。 (3) コントラストが良く、明るくきれいにみえます。 (4) 観 測 波 形 に つ い て 、 輝 度 設 定 を INTENSITY ツ マ ミ で 調 節 で き ま す 。 (5) 3 段階のバックライトの輝度調整ができます。 (6) 波形表示領域のグリッドの輝度調整ができます。 1.2.2 使いやすい 使 い や す さ に つ い て は 、 下 記 の よ う な 特 長 が あ り ま す 。( 図 1-1 を 参 照 ) (1) タッチスクリーン ボ タ ン 操 作 あ る い は 各 CH の レ ン ジ 情 報 表 示 を 触 れ る だ け で メ ニ ュ ー が 開 く 、 タ ッ チ スクリーンを採用しています。メニューが開いた後もサブメニューをタッチしていく こ と で 、 メ ニ ュ ー が 切 り 替 わ り ま す 。 (タ ッ チ ス ク リ ー ン は メ ニ ュ ー 関 連 の み で す 。 ) (2) 各 CH、 MATH の 独 立 設 定 VERTICAL( 垂 直 軸 設 定 )に つ い て は 、各 CH、MATH 専 用 の オ フ セ ッ ト 、レ ン ジ 切 替 の ツ マ ミ が 備 わ っ て お り 、 CH ボ タ ン 、 MATH ボ タ ン で 切 り 替 え な く て も 設 定 で き ます。 (3) 多国語言語表示 画面のメニュー、ポップアップ、一時表示メッセージ、ヘルプについては、日本語/ 英語のどちらでも表示できます。 (4) ヘルプ機能 HELP ボ タ ン を 押 し て 、直 後 に 調 べ た い ボ タ ン 、ツ マ ミ を 押 し た り 、回 す こ と で 液 晶 画面に正面パネルのボタン、ツマミの機能、操作方法などについて、説明が表示され ます。 (5) USB イ ン タ フ ェ ー ス 正 面 パ ネ ル と 背 面 パ ネ ル に 装 備 さ れ て い ま す 。 正 面 パ ネ ル の USB イ ン タ フ ェ ー ス で は 、 USB メ モ リ を 接 続 し 本 製 品 の 画 面 デ ー タ を 簡 単 に 出 力 で き ま す 。 背 面 パ ネ ル の USB イ ン タ フ ェ ー ス で は 、 PictBridge 対 応 プ リ ン タ に 印 刷 し た り 、 パ ソ コ ン に USB ド ラ イ バ を イ ン ス ト ー ル す る こ と で 、USB イ ン タ フ ェ ー ス の リ モ ー ト 制 御 が 可 能 で す 。 1 (1) 画 面 右 に メ ニ ュ ー が 開 き ま す。中のメニュー項目をタッ チすることで、サブメニュー が切り替わっていきます。 (4)ヘ ル プ 機 能 HELP ボ タ ン を 押 す こ と で 、 次 の ボ タ ン 、ツ マ ミ 操 作 で 画 面 に 機 能 、操 作 説 明 が 表 示 さ れ ま す 。( 緑 枠 内 ) (3)多 国 語 言 語 表 示 UTILITIES メ ニ ュ ー ボ タ ン で押して、メニューを開 き 、Config で 言 語 を 選 択 し ま す 。( 緑 枠 内 ) (5)USB イ ン タ フ ェ ー ス (緑枠内) (1)タ ッ チ ス ク リ ー ン 方 式 画 面 下 の 各 CH レ ン ジ 表 示 を タ ッチすれば、メニューが開き ます。 (白枠内) (1) CH ト レ ー ス ボ タ ン 、 MATH ト レ ー ス ボ タ ン を 押 す こ と で 、そ の ト レ ー ス の 表 示 /非 表 示 を 切 り 替られます。 (2)各 CH、MATH ボ タ ン の 独 立 設定!(赤枠内) 図 1-1 ViewGoⅡ シ リ ー ズ の 特 長 1.2.3 (1) 高速性(速い) 電 源 投 入 後 、フ ァ ー ム ウ エ ア ソ フ ト が 約 3 秒 で 立 ち 上 が り 、す ぐ に 使 え る よ う に な ります。 (2) (3) 波 形 更 新 ス ピ ー ド が 速 い 。( 最 大 5000 波 形 / 秒 ) リ モ ー ト 制 御 ( LAN 制 御 ) 時 、 波 形 表 示 さ せ な い コ マ ン ド を 使 用 す る こ と で 、 波形取込み完了までの時間を短縮することができます。 2 1.3 ViewGoⅡシリーズのモデル比較 表 1-1 で ViewGoⅡ シ リ ー ズ の モ デ ル 間 の 性 能 比 較 を 示 し ま す 。 表 1-1 は モ デ ル 間 で 差 が あ る製品仕様のみ記載しています。製品仕様についての詳細は、第 6 章 性能をご参照くださ い。 表 1-1 ViewGoⅡ シ リ ー ズ の 性 能 比 較 モデル DS-5512 DS-5522 CH 数 DS-5532 DS-5552 DS-5514 DS-5524 2 100MHz 200MHz 周波数帯域 周波数帯域制限 注 1 最高サンプリング 速度 1GS/s 5ns/div~ 50s/div 時間軸レンジ カップリング注 20MHz 2 350MHz 500MHz 20MHz/100MHz 注 3 ) 1GS/s(非 インターリーブ時 ) 100MHz 200MHz 20MHz 1GS/s 350MHz 500MHz 20MHz/100MHz 2GS/s(インターリーブ時 注 3 ) 1GS/s(非 インターリーブ時 ) 1ns/div~ 500ps/div 5ns/div~ 2ns/div~ 50s/div ~50s/div 50s/div 50s/div 1ns/div~ 500ps/div 50s/div ~50s/div GND,DC1MΩ, GND,DC1MΩ, GND,DC1MΩ, GND,DC1MΩ, AC1MΩ AC1MΩ, DC50Ω AC1MΩ AC1MΩ, DC50Ω 2 mV/div~10V/div 垂直軸感度 DS-5554 4 2GS/s(インターリーブ時 2ns/div~ 50s/div DS-5534 2 mV/div~10V/div 2 mV/div~2 V/div 2 mV/div~10 V/div 2 mV/div~10 V/div 2 mV/div~2 V/di (50 Ω) ・ 1MΩ : 400 Vmax (50 Ω) ・ 1MΩ : 400 Vmax ・ 1MΩ : 400 Vmax ・ 1MΩ : 400 Vmax (DC+ peakAC≦ 5kHz) (DC + peakAC≦ 5kHz) (DC + peakAC≦ 5kHz) (DC + peakAC≦ 5kHz) CAT I 最大入力電圧 ・ 1MΩ : 300 Vmax CAT I CAT I ・ 1MΩ : 300 Vmax ・ 1MΩ : 300 Vmax CAT I ・ 1MΩ : 300 Vmax (DC+ peakAC≦ 5kHz) (DC + peakAC≦ 5kHz) (DC + peakAC≦ 5kHz) (DC + peakAC≦ 5kHz) CATⅡ CATⅡ CATⅡ ・50Ω:5 Vrms CATⅡ ・50Ω:5 Vrms 注 1. 表 内 の 指 定 周 波 数 以 下 で 、 ロ ー パ ス フ ィ ル タ の 設 定 が 可 能 で す 。 注 2. 周 波 数 帯 域 が 350 MHz、 500 MHz の モ デ ル は 入 力 イ ン ピ ー ダ ン ス 50 Ω の カ ッ プ リ ン グ が 設 定 で き ま す 。 垂 直 軸 感 度 、 最 大 入 力 電 圧 に は 入 力 イ ン ピ ー ダ ン ス 50 Ω の カ ッ プ リング時の性能も併記しています。 注 3. 本 製 品 内 蔵 の AD コ ン バ ー タ を 1CH あ た り に 複 数 使 用 す る こ と で 、 実 現 し ま す 。 但 し 、 2CH の 同 時 観 測 に お い て は 、 DS-5522/5532/5552 は CH1 と CH2 で 、 DS-5524/5534/5554 は CH1 と CH3、CH1 と CH4、CH2 と CH3、CH2 と CH4 の 組 み 合 わ せ で 2GS/s を 実 現 し ま す 。 3 Memo 4 第2章 基本操作説明 本 章 で は 、 ViewGoⅡ シ リ ー ズ の 基 本 的 な 操 作 を 中 心 に 説 明 し ま す 。 2.1 操作フロー 下 図 は ViewGoⅡ シ リ ー ズ を 初 め て お 使 い に な る 方 に 、ViewGoⅡ シ リ ー ズ の 操 作 全 体 の フ ローを理解していただくためのものです。本書に記載されている説明内容を示しているも の で は あ り ま せ ん 。 各 項 目 の 詳 細 に つ い て は 、 図 中 の ►で 示 し た 機 能 、 操 作 説 明 の 各 章 、 各節をご参照ください。 測定前の準備 機器の設置 電源の接続、電源投入 ►2.2 節 機器の設置 ►2.3 節 電源の接続、電源スイッチのオン /スタンバイ 画面に波形を表示する 機器の初期化 ►2.6.1 節 設定の初期化 AUTO SETUP ►2.6.2 節 AUTO SETUP プローブの調整 ►2.6.4 節 プローブの位相補正 波形の表示調整 ►2.6 ►3.3 ►3.4 ►3.5 ►3.6 ・垂直軸の調整 ・水平軸の調整 ・トリガの調整 節 節 節 節 節 まず測定してみましょう CH メ ニ ュ ー VERTICAL[ 垂 直 軸 ] メ ニ ュ ー HORIZONTAL[ 水 平 軸 ] メ ニ ュ ー TRIGGER[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー ►4 章 ►3.11 節 ►3.12 節 Math[ 演 算 ] 機 能 CURSORS[ カ - ソ ル ] メ ニ ュ ー MEASURE[ 測 定 ] メ ニ ュ ー 波形の演算/解析 ・波形の演算 ・波形の解析 データの保存/出力 ・波形、各種データの保存 ・波形、各種データの出力 ►3.13 節 ►3.14 節 ►3.8 節 ►3.7 節 図 2.1 REF[ 参 照 波 形 ] メ ニ ュ ー SAVE/RECALL[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー 画面の出力(ファイル、印刷) UTILITIES[ ユ - テ イ リ テ イ - ] メ ニ ュ ー 本製品の操作フロー 5 2.2 機器の設置 本製品を使用する前に以下の条件に合う場所、環境条件に設置してください。 2.2.1 設置条件 ・平坦で水平な場所 安定した場所に、左右前後とも水平に保って設置してください。不安定な場所で使用す ると、転倒したり、落下することでケガ、故障の原因になることがあります。 ・風通しの良い場所 本 製 品 の 両 側 面 に は 通 気 孔 (正 面 向 か っ て 右 )、排 気 口 (正 面 向 か っ て 左 )が あ り ま す 。機 器 内部の温度上昇を防ぐため、周囲に十分なスペースをとり、これらの通気孔、排気口を ふさがないようにしてください。 ・性能保証温度及び動作保証温度、湿度範囲 性 能 保 証 温 度 範 囲 : + 10 ℃ ~ + 35 ℃ 動 作 保 証 温 度 範 囲 、 湿 度 範 囲 : 0 ℃ ~ + 40 ℃ 、 5 % ~ 80 %RH(30 ℃ 以 下 、 結 露 な き こ と ) 上 限 値 55 % RH(40 ℃ 、 結 露 な き こ と ) 注意)温度、湿度の低い環境から高い環境に移動したり、急激な温度変化がある と 結 露 す る こ と が あ り ま す 。こ の よ う な 場 合 、温 度 は 徐 々 に 上 が る よ う に 、 周囲の温度に充分慣らしてから使用してください。 2.2.2 設置姿勢 本製品は水平、またはスタンドを使って傾斜させて設置します。 底 面 の 4 箇 所 の 足 の う ち 、 前 側 の 2 箇 所 の 足 を ス タ ン ド と し て 図 2.2(b)の よ う に 前 に 開 く こ と で 、 傾 斜 (約 10°)を つ け 、 見 や す く す る こ と が で き ま す 。 前側の 2 箇所の足は通常は折りたたみ、傾けるときは開きます。 スタンド 図 2.2(a) 通 常 の 姿 勢 図 2.2(b) ス タ ン ド を 使 用 し て 傾 け た 姿 勢 6 2.3 電源の接続、電源スイッチのオン/スタンバイ 電源接続、電源コードについては本書の冒頭ⅰ~ⅵページの警告、注意の中で説明してい ます。電源を接続する前に警告、注意事項を必ずお守りください。 以下にて、電源の接続、電源スイッチのオン/スタンバイの操作要領を説明します。 2.3.1 ① 電源コードの接続 機器の正面パネル左下の電源スイッチがスタンバイであることを確認します。 正面パネル 電源スイッチ オン状態 スタンバイ状態 図 2.3 ② 背 面 パ ネ ル の 電 源 コ ー ド 接 続 用 の AC ラ イ ン 入 力 端 子( ~ LINE)に 、付 属 品 の 電 源 コードの ③ 電源スイッチのオン/スタンバイ プ ラ グ を 差 し 込 み ま す 。 (図 2.4 参 照 ) 電 源 コ ー ド の も う 片 方 の プ ラ グ を 電 源 コ ン セ ン ト に 接 続 し ま す 。 (図 2.4 参 照 ) 背面パネル AC ラ イ ン 入 力 端 子 図 2.4 電源の接続 7 2.3.2 電源スイッチのオン/スタンバイ 電 源 ス イ ッ チ は 図 2.3(前 ペ ー ジ )の 正 面 パ ネ ル の 左 下 に あ り ま す 。プ ッ シ ュ ボ タ ン 式 で 1 度押すとオンになり、もう一度押すとスタンバイになります。 ・電源オン時の動作 電源スイッチをオンにすると、数秒で立上がり、波形表示画面になります。 メ モ ) 精 度 の 良 い 測 定 を す る に は 電 源 ス イ ッ チ を オ ン に し て か ら 、 20 分 以 上 の ウ オーミングアップをしてください。 ・電源スタンバイ時の動作 電 源 を ス タ ン バ イ に す る と (電 源 コ ー ド を 抜 い て も )、直 前 の 設 定 条 件 が 記 憶 さ れ ま す 。 次に電源をオンにすると、記憶された設定条件が自動的に呼び戻されます。 8 2.4 各部の名称及びその機能 本 節 で は 、本 製 品 の 正 面 パ ネ ル 、背 面 パ ネ ル の 各 部 の 名 称 、及 び そ の 機 能 を 表 2.1(a)~ (d)、 表 2.2 で 説 明 し ま す 。 2.4.1 正面パネル ⑬ ⑭ ⑮ ⑦ ⑧ ⑲ ① ⑫ ⑪ ⑯ ⑳ ⑰ ⑱ 22 ⑨ ⑩ ② ③ ④ ⑤ 9 ⑥ 表 2.1 № ① 名称 ディスプレイ 正面パネル内の各部の名称及び機能 概略説明 参照箇所 観 測 波 形 、リ ー ド ア ウ ト 、メ ニ ュ ー 、各 CH の リ ー ド ア ウ ト 、ト ► 3.1 節 リガ情報、状態メッセージなどを表示します。 ► 3.2 節 7.5 イ ン チ VGA カ ラ ー 液 晶 画 面 、 640×480 ド ッ ト で 、 カ ラ - は 豊 富 で (16 色 以 上 )、 波 形 、 CH 情 報 を 配 色 し て い ま す 。 ② POWER ス イ ッ チ 本製品の電源を投入するスイッチです。押された状態でオン、 ► 2.3 節 押されていない状態でスタンバイです。 ③ USB 端 子 外 部 (USB メ モ リ )と デ ー タ を 入 出 力 す る た め の 端 子 で す 。 ► 3.8 節 ・入力機能:本体ソフトのバージョンアップやデータ、設定条 ► 3.13 節 件を呼出すときに使用します。 ④ INPUT 端 子 ► 3.14 節 ・出力機能:画面データ、設定条件など外部へ出力します。 ►6 章 正 面 左 側 か ら CH1,CH2,CH3,CH4(CH3,CH4 は 4CH モ デ ル の み )の 信 ► 3.1 節 号 入 力 (BNC)端 子 で す 。 ► 3.9 節 ・入力仕様:パネル右下に記載されています。 ►6 章 ・ XY 波 形 測 定 時 は X に CH1、 Y に CH2 を 割 り 当 て ま す 。 ⑤ ⑥ EXT 端 子 CAL 端 子 外部トリガ信号、クロック信号を取込む端子です。 ► 3.6 節 ・入力仕様:パネル右下に記載されています。 ►6 章 校 正 信 号 を 出 力 し ま す 。 上 側 が CAL 信 号 出 力 で 、 下 側 が GND 端 ► 2.6 節 子です。主にプローブを校正する時に使用します。 ►6 章 信 号 は 3.0Vp-p、 1kHz の 矩 形 波 で す 。 ⑦ ⑧ AUTO SETUP ボタンを押すと、垂直軸感度、時間軸、トリガ条件を自動的に ► 2.6 節 [オートセット 設 定 し 、 観 測 波 形 及 び メ ニ ュ ー (画 面 右 )が 表 示 さ れ ま す 。 ► 3.16 節 ア ッ プ ]実 行 ボ タ メ ニ ュ ー の 最 下 部 の Undo を 選 択 す る と 、 AUTO SETUP 実 行 前 の ン 設定条件に戻すことができます。 PRINT[ 印 刷 ] USB メ モ リ に フ ァ イ ル を 保 存 す る こ と が で き ま す 。 実行ボタン 出 力 仕 様 は 表 内 ⑬ の UTILITIES[ ユ -テ ィ リ テ ィ - ]メ ニ ュ ー ボ ► 3.8 節 タ ン の 中 の Print メ ニ ュ ー で 設 定 し 、フ ァ イ ル 形 式 、画 面 背 景 、 ファイル名をメニューで選択、入力できます。 ⑨ ⑩ MENU CLOSE 画 面 右 の 最 下 位 の 階 層 メ ニ ュ ー を 閉 じ 、上 位 の 階 層 メ ニ ュ ー に 戻 [メニュークロ り ま す 。上 位 の 階 層 メ ニ ュ ー が な い 場 合 に は 、メ ニ ュ ー を 閉 じ ま ー ズ ]実 行 ボ タ ン す。 HELP[ ヘ ル プ ] HELP ボ タ ン を 押 し た 直 後 に 操 作 し た ボ タ ン 、ツ マ ミ の 機 能 、操 ► 2.5 節 メニューボタン 作 に つ い て 画 面 に 表 示 し ま す 。HELP ボ タ ン 以 外 の ボ タ ン 、ツ マ ► 3.17 節 ミを操作すると、ヘルプ機能は解除されます。 ⑪ ADJUST 表 内 ⑯ の CURSORS 機 能 で 、 画 面 上 の カ ー ソ ル を 垂 直 、 水 平 方 向 ► 3.7 節 FINE/COARSE に動かすときに使用します。ツマミを時計方向に回すとカーソ ► 3.11 節 [調整] ルは軸の+方向に移動し、反時計方向に回すと軸の-方向に移 [ 微 調 /粗 調 ] 動 し ま す 。CURSORS 機 能 の Type 設 定 時 、ツ マ ミ を 押 す と 移 動 可 ツマミ 能のカーソルを順次選択できます。 ⑬ の UTILITIES 機 能 の 中 で フ ァ イ ル 名 を 入 力 す る 場 合 、 ツ マ ミ を回転することで、文字、番号、記号を選び、押すことで入力 を確定します。 上 記 以 外 の メ ニ ュ ー 内 で ADJUST マ ー ク が つ い て い る 項 目 の 設 定を行う場合に使用します。 10 ⑫ INTENSITY 波 形 表 示 操 作 機 能 と し て 2 つ の 機 能 と 、波 形 取 り 込 み に つ い て の [波形輝度] 初期化の機能があります。 調整ツマミ ►3.10 節 波 形 輝 度 の 調 整 機 能 を も ち 、ツ マ ミ を 時 計 方 向 に 回 す と 輝 度 が あ がり、反時計方向にまわすと輝度が下がります。 波 形 取 り 込 み 後 、 Stop 以 外 の 点 灯 状 態 で ツ マ ミ を 押 す と 、 ペ ー ジ 選 択 機 能 に な り 、 ツ マ ミ 横 の REPLAY LED が 点 灯 し ま す 。 画面右上のリードアウト表示域に輝度、画面が表示されます。 ・ INTENSITY: 波 形 の 輝 度 を 0~ 100% で 調 整 で き ま す 。 Stop 中 に ツ マ ミ を 押 し 、 回 す と 下 記 の 機 能 が 動 作 し ま す 。 ・ REPLAY: リ プ レ イ (1~ 最 大 画 面 )を 選 択 で き ま す 。 Run 動 作 中( AUTO、NORMAL、SINGLE ボ タ ン 点 灯 )に 、ツ マ ミ を 押すことで、下記の機能が初期化されます。 ⑬ ・ Mode[ 取 込 み モ ー ド ] の Average ►3.5.5.3 節 ・ Persist[ パ ー シ ス タ ン ス ] ►3.9.3 節 ・ Measure[ 測 定 ] の 自 動 測 定 項 目 の Max 値 、 Min 値 ►3.12.4 節 UTILITIES ボ タ ン を 押 す と 画 面 右 に メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ 、下 記 の 各 項 目 に つ ► 3.7 節 [ ユ -テ ィ リ テ ィ いて設定、入力することができます。 - ]メ ニ ュ ー ボ タ ・ Print ン ・ Remote: イ ン タ フ ェ ー ス 形 式 を 選 択 で き ま す 。 : USB メ モ リ 、 印 刷 の 出 力 仕 様 の 設 定 ・ Config: 言 語 、 日 付 、 単 位 表 示 、 電 源 管 理 、 ビ ー プ 音 、 パネルロック、グリッドの輝度が設定、選択できます。 ・その他:校正、ステータス表示、ソフトのバージョンアップ、 オプションの項目について閲覧、設定できます。 ⑭ DISPLAY ボ タ ン を 押 す と 画 面 右 に メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ 、下 記 の 項 目 に つ い ► 3.9 節 [ディスプレイ] て設定することができます。 メニューボタン ・ Type : YT 波 形 、 XY 波 形 の 選 択 ・ Vector :波形データ間を線で結ぶか否かの選択 ・ Graticule :波形目盛の選択 ・ Persist Time :波形重ね書き時間の選択 ・ Color Gradation : 波 形 表 示 色 階 調 の 単 色 と ス ペ ク ト ラ ム の選択 ⑮ SAVE/RECALL[ 保 各 CH の 波 形 デ ー タ 、 SETUP デ ー タ 、 REF デ ー タ を USB メ モ リ ま 存 /呼 出 ] メ ニ ュ た は 内 部 メ モ リ に 保 存 (SAVE)、 ま た は 呼 出 し (RECALL)し ま す 。 ► 3.14 節 ー表示ボタン ⑯ CURSORS[ カ ー ソ 波形表示域にカーソルを水平、垂直方向に表示し、波形情報を ル]選択ボタン 詳細に測定することができます。測定結果はリードアウト表示 ► 3.11 節 域 、 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に 各 CH ご と に 表 示 し ま す 。 ⑰ MEASURE[ 測 定 ] 下記の情報から 4 種まで同時に自動測定することができます。 選択ボタン ・水平軸:立上がり/立下がり時間、周波数、周期、パルス ► 3.12 節 幅、パルス数、デューティ比 ・ 垂 直 軸 : 最 大 値 、 最 小 値 、 ピ ー ク _ピ ー ク (Vp-p)、 実 効 値 平 均 値 、 ト ッ プ 値 、 ベ ー ス 値 、 ±オ ー バ ー シ ュ ー ト ・ そ の 他 : 面 積 、 2CH 間 ス キ ュ ー 、 レ ベ ル 間 時 間 差 な ど ⑱ REF[ 参 照 波 形 ] 画面上の波形データの形式、設定条件を 5 個まで保存したり、 選択ボタン 呼出したりできます。波形比較などで有効です。 11 ► 3.13 節 ⑲ TRIGGER トリガ機能について下のボタン、ツマミの項目を設定します。 LEVEL 各 CH ご と の ト リ ガ レ ベ ル を 調 整 し ま す 。ツ マ ミ を 時 計 方 向 に 回 PUSH FIND LEVEL すとレベルは+方向に移動し、反時計方向に回すと-方向に移 [ ト リ ガ ]レ ベ ル 動します。ツマミを 1 回押すとトリガソース波形の振幅範囲を 調整ツマミ 中 心 に ト リ ガ レ ベ ル を 設 定 で き ま す 。 (FIND LEVEL) SETUP ボタンを押すと画面右にメニューが表示され、下記の各トリガ トリガメニュー 機能の項目について設定することができます。 表示ボタン ・ Type: Edge,Edge ALT, Edge OR, Pulse count, Pulsewidth, ► 3.6 節 Period, Dropout,TV,OR,NOR,AND,NAND ・ Source: CH1, CH2, CH3, CH4, EXT, EXT/10, LINE ・ Slope: 立 上 が り 、 立 下 が り ・ Coupling: AC,DC,HF Reject,LF Reject,DC Noise Reject ・ Hold off: off、 ~ 50sec(表 内 ⑪ ADJUST ツ マ ミ で 調 整 ) AUTO ボ タ ン を 押 す こ と で AUTO モ ー ド に な り 、ト リ ガ 信 号 が な く て も [オートモード] 自動でトリガ信号を発生させ、波形の取り込みを行います。 NORMAL[ ノ ー マ ル トリガ信号が発生するごとに波形の取込みを行います。 モード]ボタン (数 10Hz の 低 周 波 信 号 で も 安 定 観 測 で き ま す 。 ) SINGLE[ シ ン グ ル AUTO,NORMAL 時 に ボ タ ン を 押 す と 波 形 の 取 込 み が 停 止 し ま す 。 モード]ボタン トリガ信号が発生すると、1 回だけ波形の取込みを行います。 RUN/STOP AUTO、NORMAL、SINGLE の 各 ト リ ガ モ ー ド で 、ボ タ ン を 押 す と ト [ 取 込 み 開 始 /停 リ ガ は 停 止 し 、最 後 に 取 得 し た デ ー タ を 表 示 し て Stop 状 態 に な 止]ボタン り ま す 。 Stop 状 態 で RUN/STOP ボ タ ン を 押 す と 取 込 み を 開 始 し ます。 ⑳ HORIZONTAL 水平軸のトリガディレイ及びレンジ選択、波形取込み機能の設 ► 3.5 節 定、ズーム機能について以下の機能があります。 DELAY 全 CH に つ い て 、 ト リ ガ デ ィ レ イ を 調 整 し ま す 。 PUSH ZERO DELAY ツマミを時計方向に回すことで、+方向に波形が移動し、反時 [水平軸遅延] 計方向に回すことで-方向に移動します。ツマミを 1 度押すと 調整ツマミ 該 当 レ ン ジ の 0sec を 中 心 に 波 形 表 示 が 移 動 し 、再 度 押 す と 元 の ► 3.5 節 波形表示に戻ります。ディレイ時間は画面左上のリードアウト 表示域に表示されます。 [ Time/div] 全 CH の 時 間 軸 レ ン ジ を 選 択 し ま す 。時 計 回 り に 回 す と 短 い 時 間 調整ツマミ 軸レンジに設定し、反時計方向に回すと長い時間軸レンジに設 ► 3.5 節 定します。設定した時間軸レンジは画面左上のリードアウト表 示域に表示されます。 SETUP[ 水 平 軸 ] 波 形 取 込 み 機 能 に つ い て 、取 込 み モ ー ド 、メ モ リ 長 、EQU[ 等 価 メニュー表示ボ サ ン プ リ ン グ ] 及 び Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] の オ ン /オ フ を 設 定 タン します。 ZOOM[ ズ ー ム ] ズーム機能は取込んだ元の波形を観測しながら、指定した部分 実行ボタン を拡大して観測する機能です。 ボ タ ン を 押 す こ と で ボ タ ン が 点 灯 し 、オ ン /オ フ が 切 り 換 わ り ま す。オンの場合、画面が上下に分割され、上に元波形、下にズ ーム波形が表示されます。ボタンの点灯状態では、タイムベー ス 関 連 の 操 作 は Zoom 波 形 に 対 し て し か 効 か な く な り ま す 。 12 ► 3.5 節 ► 3.15 節 VERTICAL 垂 直 軸 の オ フ セ ッ ト 、レ ン ジ 選 択 、及 び CH 選 択 に つ い て 、以 下 ► 3.4 節 のツマミ、ボタンの機能があります。 [ CH] ト レ ー ス 左 か ら CH1,CH2,CH3,CH4 の 配 置 で す 。 ボ タ ン を 押 す と 該 当 色 に ボタン ボタンが点灯し、画面に波形、画面右にメニューが表示されま ► 3.3 節 す 。再 度 ボ タ ン を 押 す と 、消 灯 し 、波 形 、メ ニ ュ ー が 消 え ま す 。 OFFSET 各 CH の オ フ セ ッ ト を 独 立 に 調 整 し ま す 。ツ マ ミ を 時 計 方 向 に 回 [垂直軸オフセ すことで+方向に移動し反時計まわりに回すことで-方向に移 ッ ト ]調 整 ツ マ ミ 動 し ま す 。一 度 押 す と 該 当 レ ン ジ の OV に 波 形 表 示 が 移 動 し 、再 ► 3.4 節 度 押 す と 元 の 波 形 表 示 に 戻 り ま す 。各 CH の オ フ セ ッ ト 電 圧 値 は 画面下の波形リードアウト表示域に表示されます。 [ Volts/div] 各 CH の レ ン ジ を 独 立 に 選 択 で き ま す 。時 計 ま わ り に 回 す と 感 度 調整ツマミ の高いレンジへ、反時計回りに回すと感度の低いレンジへ設定 ► 3.4 節 し ま す 。各 CH の 設 定 レ ン ジ は 画 面 下 の 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に表示されます。 MATH[ 演 算 ] Math 演 算 波 形 の 、 垂 直 軸 の オ フ セ ッ ト 、 レ ン ジ 選 択 及 び CH 選 択について、以下のツマミ、ボタンの機能があります。 トレースボタン ボ タ ン を 押 す と 画 面 に Math 演 算 波 形 が 表 示 さ れ ま す 。 画 面 右 の Math メ ニ ュ ー で 選 択 し た ソ ー ス CH で 、 加 算 、 減 算 、 乗 算 、 FFT 演 算 を 実 施 し ま す 。 OFFSET 演算後の表示波形について、オフセットを調整します。 [垂直軸オフセ ツマミを時計方向に回すことで、+方向に移動し、反時計まわ ッ ト ]調 整 ツ マ ミ りに回すことで、-方向に移動します。ツマミを押すと、該当 レンジの O が画面表示の中央に移動し、再度押すと該当レンジ の O が元の位置に戻ります。オフセット値は画面下の波形リー ド ア ウ ト 表 示 域 の pos の 横 に 表 示 さ れ ま す 。 レンジ Math 波 形 表 示 の レ ン ジ を 選 択 し ま す 。時 計 ま わ り に 回 す と 感 度 調整ツマミ の高いレンジへ、反時計回りに回すと感度の低いレンジへ切り 替 わ り ま す 。Math 波 形 表 示 の 設 定 レ ン ジ は 画 面 下 の 波 形 リ ー ド アウト表示域に表示されます。 13 ►4 章 2.4.2 背面パネル ④ ⑦ ⑤ ⑥ ② ① ③ ⑧ 14 ③ 表 2.2 № 背面パネル内の各部名称及び機能 名称 ① AC ラ イ ン 入 力 端 子 説明 AC 電 源 用 コ ネ ク タ で 、上 側 に AC 電 源 仕 様 が 記 載 さ れ て い ま 参照箇所 ► 2.3 節 す。 ② 盗難防止用ロック穴 及びマーク ③ スタンド ロ ッ ク す る た め の 穴 が 開 い て い て 、ケ ン ジ ン ト ン ロ ッ ク な ど の柄の部分を上側の穴に通します。 装 置 背 面 側 の ス タ ン ド で 、固 定 で す 。正 面 側 に あ る ス タ ン ド ► 2.2 節 をたてれば、傾斜姿勢で使用できます。 ④ GP-IB 端 子 GP-IB イ ン タ フ ェ ー ス 用 の 端 子 で す 。PC と 接 続 し て リ モ ー ト ► 3.7 節 制 御 す る こ と が 可 能 で す 。 GP-IB オ プ シ ョ ン DS-576 が 必 要 で す 。 (工 場 オ プ シ ョ ン ) ⑤ USB 端 子 ⑥ LAN 端 子 リ モ ー ト 制 御 の コ マ ン ド な ど に つ い て は 、 付 録 CD に 収 録 さ ► リモート・コン れ て い る“ リ モ ー ト・コ ン ト ロ ー ル・マ ニ ュ ア ル .pdf”を 参 トロール・マニュア 照してください。 ル(CD 内 ) PC と 接 続 し て リ モ ー ト 制 御 し た り 、 プ リ ン タ に 接 続 し て 、 ► 3.7 節 画 面 デ ー タ を 印 刷 す る た め の 端 子 で す 。 (標 準 装 備 ) ► 3.8 節 リ モ ー ト 制 御 の コ マ ン ド な ど に つ い て は 、 付 録 CD に 収 録 さ ► リモート・コン れ て い る“ リ モ ー ト・コ ン ト ロ ー ル・マ ニ ュ ア ル .pdf”を 参 トロール・マニュア 照してください。 ル(CD 内 ) LAN イ ン タ フ ェ ー ス 用 の 端 子 で す 。PC と 接 続 し て リ モ ー ト 制 ► 3.7 節 御 す る こ と が 可 能 で す 。 (標 準 装 備 ) ⑦ AUX イ ン タ フ ェ ー ス 端 子 ⑧ AUX IO1 端 子 AUX IO2 端 子 リ モ ー ト 制 御 の コ マ ン ド な ど に つ い て は 、 付 録 CD に 収 録 さ ► リモート・コン れ て い る“ リ モ ー ト・コ ン ト ロ ー ル・マ ニ ュ ア ル .pdf”を 参 トロール・マニュア 照してください。 ル(CD 内 ) 外部オプションと接続するコネクタ端子です。 ( 外 部 オ プ シ ョ ン に は 対 応 予 定 で す が 、 使 用 で き ま せ ん 。) CH1-CH2 出 力 オ プ シ ョ ン DS-577 実 装 時 、 ► 3.7 節 ・ AUX IO1: オ フ セ ッ ト 電 圧 を 加 え た CH1 入 力 信 号 を 出 力 し ►6 章 ます。 ・ AUX IO2: オ フ セ ッ ト 電 圧 を 加 え た CH2 入 力 信 号 を 出 力 し ます。 CH1-TRIG 出 力 オ プ シ ョ ン DS-578 実 装 時 、 ・ AUX IO1: オ フ セ ッ ト 電 圧 を 加 え た CH1 入 力 信 号 を 出 力 し ます。 ・ AUX IO2: ト リ ガ 時 に H レ ベ ル の TRIG 出 力 ( 方 形 波 信 号 ) を出力します。 15 2.4.3 ボタンの点灯及びその動作、条件 本製品では,操作性及び視認性の向上を目的としていくつかのボタンが点灯します。 点 灯 す る ボ タ ン と そ の 動 作 及 び 条 件 を 表 2.3 に 示 し ま す 。 表 2.3 ボタン名称 CURSORS ボタンの点灯表示とその動作、条件 色 緑 動作 点灯条件 Cursors[ カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー 表 示 。 ADJUST ツ マ ミ の 操 作 対 象 が [カーソル] Off/Time/Amplitude/ CURSORS[ カ ー ソ ル ] に な っ て 選択ボタン Time&Amplitude/ いる場合。 Value at Cursor の タ イ プ 切 替 え 。 MEASURE Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー 表 示 。 Measure[ 測 定 ] の 測 定 結 果 が [自動測定] Measure[ 測 定 ]リ ー ド ア ウ ト の オ ン リードアウト表示されている 選択ボタン /オフ。 場合。 Reference Waveform [ 参 照 波 形 ] メ REF[ 参 照 波 形 ] が 1 波 形 で も [参照波形] ニュー表示。 表示されている場合。 選択ボタン 参照波形のオン/オフ。 REF AUTO 緑 緑 緑 オートモード波形の取込み開始。 オートモード波形取込み中。 緑 ノーマルモード波形の取込み開始。 ノーマルモード波形取込み中。 緑 波形取込停止中に押すと、シングル シングルモード波形取込み中。 [オートモード] 選択ボタン NORMAL [ノーマルモード] 選択ボタン SINGLE [シングルモード] モード波形の取込みを 1 回だけ実施 ボタン し、点灯を継続します。 RUN/STOP オートモード、ノーマルモード中は オートモード波形取込み中。 [ 取 込 み 開 始 /停 止 ] 緑 点灯しています。このとき押すと取 ノーマルモード波形取込み中。 ボタン 込みを停止し、消灯します。消灯中 シングルモード波形取込み中。 に押すと、取込みを開始します。 シングルモードでは、ボタンを押す と取込み中は点灯し、取込み完了す るとトリガ停止し、消灯します。 CH1 黄 トレースボタン CH2 CH ト レ ー ス の オ ン / オ フ CH 波 形 が 表 示 さ れ て い る 場 CH メ ニ ュ ー の 表 示 。 合。 マゼンタ トレースボタン CH3 ( CH3、 CH4 は 4CH 仕 様 の 青 機 器 の み で す 。) トレースボタン CH4 緑 トレースボタン MATH[ 演 算 ] 赤 トレースボタン ZOOM[ ズ ー ム ] 緑 Math [ 演 算 ] 波 形 オ ン / オ フ Math[ 演 算 ]波 形 が 表 示 さ れ て Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー の 表 示 。 いる場合。 ズームのオン/オフ ズーム波形の表示モードにな 実行ボタン っている場合。 16 2.4.4 画面表示及びレイアウト 本 製 品 で は カ ラ ー 液 晶 画 面 を 使 用 し 、 特 に 各 CH の 波 形 、 設 定 条 件 な ど を カ ラ ー で 区 別 し て い ま す 。 画 面 レ イ ア ウ ト 、 表 示 内 容 に つ い て は 通 常 の 測 定 時 と Measure[ 測 定 ] (以 下 自 動 測 定 )時 で 2 種 類 あ り ま す 。 下 記 に て 説 明 し ま す 。 ・ 各 CH 表 示 波 形 色 、 設 定 条 件 前 節 の CH メ ニ ュ ー ボ タ ン と 同 様 に 、表 示 波 形 、波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 の 1 行 目 も 表 2.4 の よ う に 配 色 さ れ て い ま す 。 表 2.4 表示波形と波形リードアウト表示の配色 波形表示色 波形リードアウト表示域の 1 行目表示色 CH1 黄 黄 CH2 マゼンタ マゼンタ CH3 シアン 青 CH4 緑 緑 Math 赤 赤 REF 白 - * 波形リードアウト表示域の 1 行目の文字は黒です。 ( 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に つ い て は 次 ペ ー ジ 、 図 2.5 参 照 ) 17 ・通常測定時の画面レイアウト 通 常 測 定 時 の 画 面 レ イ ア ウ ト を 図 2.5 に 示 し ま す 。 図 2.5 通常測定時の画面レイアウト 通 常 測 定 時 は 図 2.5 の よ う に 大 き く 分 け て 、 6 つ の 領 域 に 分 割 さ れ ま す 。 LCD サ イ ズ が VGA 画 面 の た め 、 横 方 向 が 640dot、 縦 方 向 が 480dot に な っ て い ま す 。 機 能 、 操 作 説 明 編 の 3.1.1 節 で ① ~ ⑥ の 領 域 の レ イ ア ウ ト 、 掲 載 項 目 、 項 目 内 容 を 説 明 します。 ・ MEASURE( 自 動 測 定 ) 時 の 画 面 レ イ ア ウ ト MEASURE( 自 動 測 定 )が オ ン の 場 合 は 、波 形 表 示 域 を 縦 に 縮 小 し 、波 形 表 示 域 の 下 に 4 行 分 の MEASURE( 自 動 測 定 )表 示 域 が で き ま す 。MEASURE( 自 動 測 定 )時 の 画 面 レ イ ア ウ ト を 図 2.6 に 示 し ま す 。 640dot リードアウト表示域 (1行) メニュー表示域 320 dot表 示 モ ー ド 480dot 自動測定値表示域 (4行) 波形表示域 Δt カ ー ソ ル 測 定 値 , ト リ ガ情報表示域(1行) 波形リードアウト表示域 (3 行 ) 周波数表示 サンプリングレート、実行メモリ長の表示 日付、時刻表示 図 2.6 MEASURE( 自 動 測 定 ) 時 の 画 面 レ イ ア ウ ト 18 2.5 使用する前に 使用状況に応じて下記の設定を行ってください。 2.5.1 画面の輝度設定 電源投入後、画面の表示波形について輝度の設定を行います。輝度はパネルの INTENSITY[ 波 形 輝 度 ] 調 整 ツ マ ミ で 、 下 記 の 手 順 で 調 整 し ま す 。 ① INTENSITY[ 波 形 輝 度 ] 調 整 ツ マ ミ が 輝 度 を 調 節 す る モ ー ド に し ま す 。 ツ マ ミ の 上 の REPLAY ラ ン プ が 消 え て い れ ば 輝 度 を 調 節 で き る モ ー ド で す 。 REPLAY ラ ン プが点灯している場合、ツマミを 1 度押してランプを消灯します。 ② 画 面 の 波 形 を 見 な が ら INTENSITY ツ マ ミ を 回 し て 輝 度 を 調 節 し ま す 。ツ マ ミ は 時 計 方 向 に 回 す と 輝 度 は 増 加 し 、 反 時 計 方 向 に 回 す と 減 少 し ま す 。 画 面 の 右 上 に 0~ 100 % の 範 囲 で 輝 度 表 示 さ れ ま す 。 2.5.2 言語選択 画面に表示されるユーザ・インタフェースについては、画面のメニュ-、ポップアップ 画 面 、 一 時 表 示 メ ッ セ ー ジ 及 び Help マ ニ ュ ア ル の み 言 語 選 択 す る こ と が で き ま す 。 下 記の操作で言語選択してください。 ① パ ネ ル 上 段 の UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。 画 ② Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 内 の Config.[ シ ス テ ム 設 定 ]メ ニ ュ ー を 選 択 ③ Language[ 言 語 ]を 選 択 (タ ッ チ )し ま す 。シ ス テ ム 設 定 メ ニ ュ ー Language[ 言 語 ] ④ 言 語 設 定 メ ニ ュ ー の Language[ 言 語 ] 内 の 言 語 を 選 択 (タ ッ チ )し ま す 。 ⑤ MENU CLOSE[ メ ニ ュ ー ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 2 回 押 し て 、 メ ニ ュ ー を 閉 じ ま す 。 面 右 に Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 2.7 参 照 ) (タ ッ チ )し ま す 。 Config.[ シ ス テ ム 設 定 ] メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 2.8 参 照 ) が 開 き ま す 。 (図 2.9 参 照 ) 図 2.7 [ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メニュー 図 2.8 [ シ ス テ ム 設 定 ] メニュー 19 図 2.9 [ 言 語 ] メ ニ ュ ー 2.5.3 Help[ ヘ ル プ ] 機 能 本 製 品 に は ボ タ ン 、ツ マ ミ な ど の 操 作 を 説 明 す る Help マ ニ ュ ア ル が 搭 載 さ れ て い ま す 。 Help[ ヘ ル プ ]表 示 は HELP[ ヘ ル プ ]ボ タ ン を 押 し た 直 後 に 操 作 し た ボ タ ン に 対 し て 行 い ま す 。 HELP[ ヘ ル プ ] ボ タ ン を 押 す と “ Display help message of selected item. [ 選 択 し た 項 目 の ヘ ル プ メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。]” と い う 一 時 表 示 メ ッ セ ー ジ を 画 面 下のステータス情報域に表示し、次の操作を待ちます。この状態で何か操作されたら、 波 形 表 示 領 域 全 面 に Help[ ヘ ル プ ]情 報 の 表 示 を 行 い ま す 。こ の 場 合 の 一 時 表 示 メ ッ セ ージは,他の場合のように一定時間経過後に自動的に消去することはせず,次の操作が 行 わ れ る ま で Help[ ヘ ル プ ]表 示 は 次 に 何 か 操 作 さ れ た と き に 消 去 し ま す 。別 な 機 能 の Help[ ヘ ル プ ]を 表 示 し た い 場 合 は ,再 度 HELP[ ヘ ル プ ]ボ タ ン を 押 し て か ら 目 的 の 機能を操作してください。 Help[ ヘ ル プ ] メ ッ セ ー ジ は 1 画 面 で す 。( ペ ー ジ 送 り や ス ク ロ ー ル は 行 い ま せ ん 。) HELP[ ヘ ル プ ]の ボ タ ン 待 ち 状 態 で 再 度 HELP を 押 さ れ た 場 合 は そ の ま ま の 状 態 を 保 ち , Help[ ヘ ル プ ] の オ ン / オ フ 動 作 は 行 い ま せ ん 。 ① 正 面 パ ネ ル の 最 上 段 、 最 左 列 の HELP[ ヘ ル プ ] ボ タ ン を 押 し ま す 。 “ Display help message of selected item.[ 選 択 し た 項 目 の ヘ ル プ メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。]” と い う 一 時 表 示 メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。 ② 2.5.4 Help[ ヘ ル プ ] マ ニ ュ ア ル を 見 た い ボ タ ン 、 ツ マ ミ を 操 作 し ま す 。 日付、時刻の設定 本製品は年、月、日、時刻を設定することができます。設定された年、月、日、時刻は 画面最下行の右端に表示できます。 ① パ ネ ル 上 段 の UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。 画 面 右 に Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 2.10 参 照 ) ② Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 内 の Config.[ シ ス テ ム 設 定 ]メ ニ ュ ー を 選 択 (タ ッ チ )し ま す 。 Config.[ シ ス テ ム 設 定 ] メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 2.11 参 照 ) ③ Date & Time[ 日 時 ] メ ニ ュ ー を 選 択 (タ ッ チ )し ま す 。 Date & Time [ 日 時 ] メ ニ ュ ー が 開 き ま す (図 2.12 参 照 )。 以 下 a)~ e)の 操 作 で 西 暦 、 月、日、時、分を設定します。 a) Display[ 表 示 ]を 選 択 (タ ッ チ )し ま す 。Display[ 表 示 ]メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 メ ニ ュ ー か ら 下 記 の ど れ か を 選 択 (タ ッ チ )し ま す 。 ・ Off[ オ フ ] :日時を画面表示しません。 ・ Real- time clock[ 時 計 ] :日時を画面右下に表示します。 ・ ACQ(Acquisition Time- stamp)[ 波 形 取 得 時 刻 ] :表示波形のトリガ時刻を表示します。 b) Year [ 西 暦 ] を 選 択 (タ ッ チ ) し ま す 。 Year [ 西 暦 ] メ ニ ュ ー の 左 上 に ADJUST マ ー ク が 有 効 に な り ま す 。こ の と き 、ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 回 し て Year[ 西 暦 ] 内 の 囲 み 数 字 を 設 定 し た い 年 号 に し ま す 。 c) Month[ 月 ] / Day[ 日 ] を 選 択 (タ ッ チ )し ま す 。 Month[ 月 ] / Day [ 日 ]メ ニ ュ ー の 左 上 に ADJUST マ ー ク が 有 効 に な り ま す 。こ の と き 、 ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 回 し て Month[ 月 ]/ Day[ 日 ]内 の 囲 み 数 字を設定したい月、日にします。 20 d) Hour[ 時 ]/ Min[ 分 ]を 選 択 (タ ッ チ )し ま す 。Hour[ 時 ]/ Min[ 分 ] メ ニ ュ ー の 左 上 に ADJUST マ ー ク が 有 効 に な り ま す 。 こ の と き 、 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し て Hour[ 時 ] / Minute[ 分 ] 内 の 囲 み 数字を設定したい時、分にします。 e) 上 記 a)~ d)の 設 定 内 容 確 定 後 、 確 定 (Enter を タ ッ チ )し ま す 。 図 2.10 [ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] 図 2.11 [ シ ス テ ム 設 定 ] メニュー 21 図 2.12 [ 日 時 ] 2.6 まず測定してみましょう 本節では、方形波の繰り返し波形をまず測定し、画面に表示してプローブの位 相 補 正 を 実 施 し ま す 。そ の 後 、垂 直 軸 、時 間 軸 、ト リ ガ の 基 本 的 な 操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。 尚 、 信 号 源 と し て CAL 信 号 出 力 を CH1 に 接 続 し 、 測 定 す る 内 容 で 具 体 的 に 説 明 し ま す 。 2.6.1 設定の初期化 本 製 品 が お 手 元 に 届 い て か ら 初 め て ご 使 用 に な る 場 合 は 、こ の 操 作 は 必 要 が あ り ま せ ん 。 この初期化の操作は、入力信号に合わせて設定していったときに最初から設定をやり 直したい場合に便利です。下記で初期化の操作方法を説明します。 ① 図 2.13 で SAVE/ RECALL[ 保 存 / 呼 出 ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。画 面 右 に Save/ Recall[ 保 存 / 呼 出 ] メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 2.14 参 照 ) ① 図 2.13 ② ボタン、ツマミのレイアウト 図 2.14 で 、Save/ Recall[ 保 存 / 呼 出 ]メ ニ ュ ー 内 の Recall Default Setup[ 出 荷 時 設 定 の 呼 出 ]メ ニ ュ ー を 選 択 (タ ッ チ )し ま す 。図 2.15 に 初 期 化 さ れ た 画 面 を 示 し ます。 ② 図 2.14 Recall Default Setup ボ タ ン の 選 択 メモ)初期化されない設定内容 以下の内容は設定の初期化の操作をしても、 初期化されず保存されています。 ・ UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー シ ス テ ム 設 定( 言 語 、日 時 、ビ ー プ 音 、パ ネ ル ロ ッ ク 、グ リ ッ ド 輝 度 、ト リ ガ カ ウ ン タ 、電 源 管 理 、オ フ セ ッ ト 設 定 、デ ィ レ イ 設定)印刷設定、リモート設定 ・SAVE/ RECALL[ 保 存 / 呼 出 ]メ ニ ュ ー 保存したパネル設定 図 2.15 ・ REF[ 参 照 波 形 ] メ ニ ュ ー 初期化された波形画面 保存した参照波形 22 2.6.2 AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 測 定 AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 測 定 は 入 力 信 号 に 合 わ せ て 、 垂 直 軸 、 水 平 軸 (時 間 軸 )、 ト リ ガ 設 定 な ど を 自 動 的 に 設 定 し 、 波 形 を 画 面 に 表 示 す る も の で す 。 まずは、波形を表示したいときや入力信号がどんな信号なのか不明で設定条件がわから ないときに便利です。 AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 機 能 は 画 面 下 の 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 の チ ャ ネ ル カ ラ ー が 点 灯 し て い る (ト レ ー ス オ ン 状 態 )チ ャ ネ ル の み 対 象 と な り ま す 。 下 記 に て AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 測 定 の 操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。 ① プローブを準備します。 付属のプローブをご使用になるときはプロ ーブの取説を参照してください。 ② プ ロ ー ブ の BNC コ ネ ク タ 側 を 測 定 入 力 端 子 CH1 に 接 続 し ま す 。 (図 2.16 参 照 ) ③ プ ロ ー ブ の 先 端 を GND 端 子 と CAL 出 力 端 子 に 接 続 し ま す 。 (図 2.16 参 照 ) ④ CH1~ CH4 ト レ ー ス ボ タ ン を 各 1 回 ず つ 押 し、波形を表示させます。 ⑤ AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 実 行 ボ タ ン を 押 し ま す 。 (図 2.16 参 照 )画 面 右 に Auto Setup[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ (図 2.17 参 照 )、 画 面 にオートセットアップ測定された波形が表示さ れ ま す 。 (図 2.17 参 照 ) ⑥ 図 2.16 プ ロ ー ブ の 接 続 Auto Setup[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] メ ニ ュ ー 内 の Undo[ 設 定 を 前 に 戻 す ] メ ニ ュ ー を 選 択 ( タ ッ チ ) し ま す 。 (図 2.17 参 照 ) AUTO SETUP ボ タ ン を 押 す 以 前 の 設 定 条 件 に 戻 す こ と が で き ま す 。 ⑤ 図 2.17 CAL 信 号 波 形 測 定 例 1 23 2.6.3 波形表示条件の変更 ここでは、垂直軸である電圧軸の感度、垂直位置、水平軸である時間軸などの設定を 変 え る と き の 操 作 方 法 に つ い て 説 明 し ま す 。前 ペ ー ジ の Auto Setup[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ]測定した例に続いて説明します。 ・ CH1 の み 選 択 し 、 他 の CH を 画 面 か ら 消 し ま す 。 垂 直 軸 に 関 連 し た ボ タ ン 、 ツ マ ミ を 図 2.18 に 示 し ま す 。 ① 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 領 域 の CH1 情 報 を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 画 面 右 に は 図 2.19 の CH メ ニ ュ ー (1/2 又 は 2/2)が 表 示 さ れ ま す 。 ② 図 2.18 で 、 CH2,3,4 選 択 ボ タ ン を 各 1 回 ず つ 押します。 ② 画 面 か ら CH2、 CH3、 CH4 の 波 形 が 消 え ま す 。 図 2.20 の よ う に CH1 の 波 形 の み 画 面 に 表 示 されます。 ③ 図 2.18 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト MENU CLOSE ボ タ ン を 押 し 、 CH メ ニ ュ ー を 消 し ま す 。 (図 2.20 参 照 ) ③ ① 図 2.19 図 2.20 CH メ ニ ュ ー ( 1/2、 2/2) CAL 信 号 波 形 測 定 例 2 ・波形を画面の中央に移動します。 図 2.20 の 測 定 例 2 に 続 い て 、 CH1 波 形 を 画 面 中 央 に 移 動 し ま す 。 ① 図 2.21 の [ 垂 直 軸 オ フ セ ッ ト ] 調 整 ツ マ ミ を 1 度 押 し ま す 。 CH1 の オ フ セ ッ ト 電 圧 が 画 面 中 央 に 移 動 し 、 図 2.22 の よ う に な り ま す 。 画 面 左 下 に オ フ セ ッ ト 電 圧 が “ ofs 0.00V ” と 表 示 さ れ ま す 。 この方法以外にも[垂直軸オフセット]調整ツマミを回すことでも移動することが できます。 24 オ フ セ ッ ト 電 圧 0.00V ① 図 2.21 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト 図 2.22 CAL 信 号 波 形 測 定 例 3 ・ 垂 直 軸 レ ン ジ を 2.00 V / div に し ま す 。 図 2.22 の 測 定 例 3 の 垂 直 軸 レ ン ジ を 変 え て み ま し ょ う 。 ① 下 記 図 2.23 の[ Volt/div]調 整 ツ マ ミ を 反 時 計 回 り に 1 ク リ ッ ク 回 し ま す 。画 面 下 の波形リードアウト表示域に垂直軸レンジが表示されています。その数値を見なが ら 1.00 V を 2.00 V に し ま す 。 画 面 の CH 波 形 は 図 2.24 の よ う に な り ま す 。 垂 直 軸 レ ン ジ 2.00 V /div ① 図 2.23 垂 直 軸 キ ー 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト 図 2.24 CAL 信 号 波 形 測 定 例 4 ・ 水 平 軸 レ ン ジ を 500μ s / div に し ま す 。 図 2.24 CAL 信 号 波 形 測 定 例 4 で 水 平 軸 レ ン ジ を 変 え て み ま し ょ う 。 水 平 軸 に 関 連 し た ボ タ ン 、 ツ マ ミ を 図 2.25 に 示 し ま す 。 ① 図 2.25 の[ Time/div]調 整 ツ マ ミ を 反 時 計 回 り に 回 し 、画 面 左 上 の リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 の 水 平 軸 レ ン ジ を 500μ s/div に し ま す 。表 示 波 形 は 図 2.26 の よ う に な り ま す 。 25 水 平 軸 レ ン ジ 500μ s/div ① 図 2.26 CAL 信 号 波 形 測 定 例 5 図 2.25 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト ② プ ロ ー ブ の 位 相 補 正 が 充 分 に さ れ て い な い 場 合 、 下 記 図 2.27(a)、 (b)の よ う な 波 形 が 観 測 さ れ る こ と も あ り ま す 。こ れ ら の 場 合 、次 節 2.6.4 プローブの位相補正を実 施します。 図 2.27(a) プ ロ ー ブ 未 調 整 例 1 図 2.27(b) プ ロ ー ブ 未 調 整 例 2 方 形 波 の 立 上 が り 、 立 下 が り が 図 2.27 の よ う に な っ て い な け れ ば 、“ 2.6.4 節 プ ロ ー ブ の 位 相 補 正 ” は 実 施 せ ず 、“ 2.6.5 節 ト リ ガ 設 定 の 変 更 ” へ 進 ん で く だ さ い 。 26 2.6.4 プローブの位相補正 プローブの位相補正は、オシロスコープとプローブを組み合わせた場合、周波数に対し て利得が一定になるように、プローブ内にある可変コンデンサの容量を調整します。こ の調整が適切にされていないと正しい測定ができません。初めて本製品にプローブを接 続して使用する場合、このプローブの位相補正を行ってください。 同種のオシロスコープや、同一のオシロスコープ内のチャネル間で入力容量が若干異な ることがあるため、一度位相補正を実施していてもオシロスコープとの組合せを変えた り、接続するチャネルを変えた場合は、再度位相補正を実施してください。位相補正は 付 属 の プ ロ ー ブ を 測 定 入 力 端 子 と CAL 信 号 出 力 端 子 に 接 続 し て 、 実 施 し ま す 。 本 製 品 の CAL 信 号 の 仕 様 は 下 記 の よ う に な っ て い ま す 。 ・ 周 波 数 : 1kHz、 振 幅 : 3.0V P-P 方 形 波 注) CAL 信 号 出 力 端 子 に は 外 部 か ら 電 圧 を 印 加 し な い よ う に し て く だ さ い 。 内部の回路が損傷することがあります。 下記の操作手順にて、プローブの位相補正を実施します。 ① 電源スイッチをオンにします。 ② プ ロ ー ブ の BNC コ ネ ク タ 側 を 測 定 入 力 端 子 (CH1~ 4)に 接 続 し ま す 。 (図 2.28 参 照 ) ③ プ ロ ー ブ の 先 端 を GND 端 子 と CAL 出 力 端 子 に 接 続 し ま す 。 (図 2.28 参 照 ) ④ AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 実 行 ボ タ ン を 押 し ま す 。 ⑤ 画 面 の 方 形 波 (図 2.29(a)、(b))を 見 な が ら 、プ ロ ー ブ の 位 相 調 整 用 穴 に 付 属 の 調 整 用 ド ラ イ バ を 差 込 ん で 回 し て (図 2.28 参 照 )、 方 形 波 を 理 想 波 形 (図 2.29(c))に で き る だ け 近 く な る よ う に 調 整 し ま す 。 この部分が平坦になるように調整します。 図 2.29 (a) 補 償 不 足 図 2.29 (b) 補 償 過 剰 図 2.28 位 相 調 整 図 2.29 (c)理 想 波 形 27 2.6.5 トリガ設定の変更 取り込まれた入力信号の波形のうち、どの時点の波形を表示するかを決めるのが、トリ ガ設定です。 こ こ で は 、Auto Setup[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ]測 定 、プ ロ ー ブ 位 相 補 正 後 に 観 測 さ れ た 方形波のトリガ設定を変えてみましょう。簡単にトリガを実感するために詳細な説明は 省 略 し ま す 。 (詳 細 は “ 3.6 節 機 能 及 び 操 作 方 法 ” を 参 照 ) Auto Setup[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ]測 定 を 実 行 す る と 、ト リ ガ の 種 類 は ト リ ガ ソ ー ス が CH1 の エ ッ ジ ト リ ガ に 設 定 さ れ ま す 。 トリガソース:設定されたトリガ条件の対象となる信号のことです。 エッジトリガ:入力信号の立ち上がり/立ち下がりのエッジでトリガをかけます。 ・トリガスロープを確認します。 2.6.3 節 ま で 、 ま た は 2.6.4 節 の プ ロ ー ブ 位 相 補 正 後 に 観 測 さ れ た 波 形 を 図 2.31 に 示 し ま す 。ト リ ガ の 種 類 は エ ッ ジ ト リ ガ で 、ト リ ガ ス ロ ー プ は 波 形 画 面 、ま た は Trigger[ ト リガ]メニューで確認できます。 ① 画 面 で 波 形 表 示 域 の 上 側 の 枠 に CH 色 の ▼ マ ー ク を 探 し ま す 。図 2.31 で は 、▼ マ ー ク がトリガポイントを示しています。 ② Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー で は 図 2.30 の SETUP 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。画 面 右 に は ② 図 2.31 の Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー が 開 きます。 ③ Trigger[ ト リ ガ ]メ ニ ュ ー 内 の Slope メ ニ ューどちらのスロープを示しているか確認 します。測定例 5 ではトリガスロープは立 図 2.30 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト ち上がりを示しています。 ①トリガポイント ③ Slope[ ス ロ ー プ ] ボ タ ン 図 2.31 CAL 信 号 波 形 測 定 例 5 28 ・トリガスロープを変えます。 前 ペ ー ジ 図 2.31 の 状 態 か ら 、 ト リ ガ ス ロ ー プ を 変 え ま す 。 ① 図 2.32 の Trigger[ ト リ ガ ]メ ニ ュ ー の Slope を タ ッ チ す る こ と で 、立 ち 下 が り に 変 え ま す 。 波 形 と ト リ ガ ポ イ ン ト の 位 置 関 係 が 前 ペ ー ジ の 図 2.31 か ら 図 2.32 に 変 わります。 ② MENU CLOSE[ メ ニ ュ ー ク ロ ー ズ ]ボ タ ン を 押 し て 、Trigger[ ト リ ガ ]メ ニ ュ ー を消します。 トリガポイント ① ② 図 2.32 CAL 信 号 波 形 測 定 例 6 29 ・ ト リ ガ ポ ジ シ ョ ン を 左 に 2div 移 動 し ま す 。 トリガがかかったあとの波形を観測したいときなどに利用します。 ① 図 2.33 の [ 水 平 軸 遅 延 ] 調 整 ツ マ ミ を 反 時 計 回 り に 回 し ま す 。 ② 画面左上のリードアウト表 示域のディレイ時間値が トリガディレイ - 1ms に な る よ う に 調 整 し ま す 。 (図 2.34 参 照 ) ① ② デ ィ レ イ 時 間 値 - 1ms 図 2.34 CAL 信 号 波 形 測 定 例 7 図 2.33 ボ タ ン 、 ツ マ ミ レ イ ア ウ ト 30 ・トリガモードを変更します。 ど の よ う な 条 件 (タ イ ミ ン グ や 回 数 )で 表 示 波 形 を 更 新 す る か で 、 ト リ ガ モ ー ド を 区 別 し て い ま す 。 Auto Setup[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 測 定 を 実 施 す る と 、 AUTO[ オ ー ト ] モ ー ド に 設 定 さ れ ま す 。 SINGLE[ シ ン グ ル ] モ ー ド で は 、 ト リ ガ が か る と 1 回 だ け 波 形 の 表 示 を 更 新 し 、 波 形 の 取 り 込 み を ス ト ッ プ し ま す 。 SINGLE[ シ ン グ ル ] モ ー ド は 単 発 信 号 の 観 測 に 適 し て い ま す 。こ こ で は 、前 節 図 2.34 の 測 定 例 7 か ら 、SINGLE[ シ ン グル]モードでの操作方法を説明し、測定例を掲載します。 ① AUTO[ オ ー ト ] モ ー ド 測 定 の 状 態 か ら 、 SINGLE[ シ ン グ ル モ ー ド ] 選択ボタンを押します。 ① 図 2.35 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト 波 形 の 取 り 込 み が ス ト ッ プ す る と 図 2.34 の 画 面 の リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に 表 示 さ れ て い た“ Auto”あ る い は“ Trig’d”が“ Stop”に 変 わ り ま す 。(図 2.36 参 照 )そ の 後 、SINGLE [ シ ン グ ル モ ー ド ] 選 択 ボ タ ン を 押 す と Single[ シ ン グ ル ] モ ー ド と な り 、 1 回 波 形 を 取込むと停止します。 波 形 取 り 込 み が 終 わ る と ” Stop” と 表 示 し ま す 。 図 2.36 CAL 信 号 波 形 測 定 例 8 31 第3章 機能及び操作方法 本章では、本製品の機能およびその操作方法について説明します。 3.1 画面レイアウト、表示について 2.4.4 節 で 画 面 レ イ ア ウ ト に つ い て 概 要 を 説 明 し ま し た 。本 節 で は 各 表 示 域 で の 画 面 レ イ ア ウト、表示項目、表示内容を説明します。 3.1.1 a) 通常測定時の画面レイアウト、表示 リードアウト表示域 ## nnnus nnnnnus ## nnnus xxxx xxxx ##xxxxxxx ## nnnn/nnnn リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 の 表 示 形 式 を 図 3.1.1 に 示 し ま す 。 ① ② 注) ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ## nnn% ⑪ ⑫ 図中の文字、記号は下記の内容を示します。 ・ ##: ア イ コ ン 、 n : 数 字 、 u : 単 位 、 x : 文 字 図 3.1.1 リードアウト表示域の表示形式 図 3.1.1 中 の ① ~ ⑫ の 表 示 項 目 に つ い て の 説 明 を の 表 3.1 に 示 し ま す 。図 3.1.2 に 表 示 例 を 示 し ま す 。 表 示 例 は ZOOM 機 能 で 波 形 を 時 間 軸 方 向 に 拡 大 表 示 し た も の を 示 し て い ます。 リードアウト用アイコン 状態表示 デ イレ イ 時 間 ZOOM 画 面 の 時 間 軸 レ ン ジ MAIN 画 面 の 時 間 軸 レ ン ジ 図 3.1.2 表 3.1 NO 表 示 項 目 ページ情報 波形輝度 リードアウト表示域の表示例 リードアウト表示域の表示項目 表示、シンボル 表示内容、備考 MAIN 画 面 、 ZOOM 画 面 の 表 示 状 態 ① 画面種別シンボル を示します。 ② 水平軸レンジ nnn us MAIN 画 面 、 あ る い は ZOOM 画 面 の 1div あ た り の 時 間 ス ケ ー ル を 示 し ま す 。 ③ 遅延時間 nnnnn us ④ MAIN シ ン ボ ル トリガポイントからの遅延時間を示します。 ZOOM[ ズ ー ム ] 機 能 表 示 を 使 用 し て い る 場 合 、 MAIN 画 面 の シ ン ボ ル を 表 示 し 、 MAIN 画面の水平軸レンジを指し示します。 ⑤ 水 平 軸 レ ン ジ (MAIN) nnn us ZOOM 機 能 表 示 を 使 用 し て い る 場 合 、 MAIN 画 面 の 1div あ た り の 時 間 ス ケ ー ル を 示 し ま す 。 32 ⑥ 取込みモード ⑦ 取込みモード 空欄 ノーマル状態 Peak ピーク検出状態 Avg 平均化表示状態 空欄 ノーマル状態 Roll ロールモード状態 Equ ⑧ トリガ状態 、 等価サンプリング状態 _____ Auto ト リ ガ が か か っ て い な い 状 態 (オ ー ト ト リ ガ ) Ready ト リ ガ の 待 ち 受 け 状 態 (ノ ー マ ル /シ ン グ ル ) Trig'd トリガがかかっている状態 Inhibit トリガが無視されている状態 Run ロールモードの状態 Stop トリガをストップさせた状態 ⑨ リプレイシンボル ⑩ 画面数 アイコンと文字で下記の状態を示します。 リプレイランプオンのときのみ表示します。 nnnn/nnnn 表 示 画 面 番 号 /全 ペ ー ジ 数 を 表 示 し ま す 。 画 面 情 報 は 、 Run 状 態 で は 表 示 せ ず 、 ス ト ッ プ 状態で表示します。画面操作は画面情報が 表示されている場合に実行できます。 常時表示します。 ⑪ 波形輝度シンボル ⑫ 波形輝度 nnn% [ 波 形 輝 度 /リ プ レ イ ] 調 整 ツ マ ミ で 調 節 し た 0~ 100 (% )の 値 を 表 示 し ま す 。 注) 表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。 ・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。 ・ u: p(ピ コ )、 n(ナ ノ )、 μ (マ イ ク ロ )、 m(ミ リ )、 k(キ ロ )、 M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。 33 b) 波形表示域 波 形 表 示 域 の 表 示 イ メ ー ジ を 図 3.1.3 に 示 し ま す 。 上端に張り付いた場合. 上端に張り付いた場合. ディレイマーク T 1 波形リファレンスマーク 1 T 波形表示域 トリガレベルマーク T 1 上端に張り付いた場合. 下端に張り付いた場合. 図 3.1.3 波形表示域の表示イメージ 図 3.1.4 に 表 示 例 を 示 し ま す 。 表 示 例 は CH1 観 測 波 形 、 カ ー ソ ル 、 ト リ ガ デ ィ レ イ マ ー ク、波形リファレンスマーク及びトリガレベルマークを表示しています。 ト リ ガ デ イレ イ マ ー ク カーソル 波形リファレンスマーク 観測波形 図 3.1.4 波形表示域の表示例 34 トリガレベルマーク c) Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域 Δ t カ ー ソ ル 測 定 値 、 ト リ ガ 情 報 表 示 域 の 表 示 形 式 を 図 3.1.5 に 示 し ま す 。 Δ t=nnn us ① Δ t=nnn us 1/Δ t=nnn uHz xxxxxxx ## ## xxxxxx nnn uV ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ Δ f=nnn uHz xxxxxxx ## ## xxxxxx nnn uV 注 1) 図 中 の 文 字 、 記 号 は 下 記 の 内 容 を 示 し ま す 。 ##: ア イ コ ン 、 n : 数 字 、 u : 単 位 、 x : 文 字 注 2) 図 3.1.5 FFT 波 形 表 示 の 場 合 は Δ f は f で 表 示 し ま す 。 Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域の表示形式 図 3.1.5 中 の ① ~ ⑦ の 表 示 項 目 に つ い て の 説 明 を 、表 3.2(a)、表 3.2(b)、表 3.2(c)に 示 し ま す 。図 3.1.6 に 表 示 例 を 示 し ま す 。表 示 例 は カ ー ソ ル 測 定 値 1、カ ー ソ ル 測 定 値 2、 ト リ ガ タ イ プ 、ト リ ガ ス ロ ー プ 、 ト リ ガ ソ ー ス 、 ト リ ガ 結 合 及 び ト リ ガ レ ベ ル を 表 示 しています。 カーソル測定値 1 トリガスロープ トリガタイプ カーソル測定値 2 トリガソース 図 3.1.6 表 3.2(a) NO Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域の表示例 表示内容 表示形式 ① カーソル測定値 1 Δt カーソル測定 ② カ ー ソ ル 測 定 値 2 1/Δt カ ー ソ ル 測 定 注) 備考 Δ t=±nnn us t(V at t)カ ー ソ ル 測 定 トリガタイプ トリガレベル Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域の表示項目 表示項目 ③ トリガ結合 t=±nnn us 1/Δt=±nnn uHz Δf カーソル測定 Δ f=±nnn uHz f(dbm at f)カ ー ソ ル 測 定 f=±nnn uHz エッジトリガ Edge エッジオルタネート Edge ALT エ ッ ジ OR Edge OR パルス数トリガ Pulse Count パルス幅トリガ Pulse Width 周期トリガ Period 欠落トリガ Dropout テレビトリガ TV 論理和 OR 否定論理和 NOR 論理積 AND 否定論理積 NAND FFT 波 形 表 示 時 表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。 ・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。 ・u:p(ピ コ )、n(ナ ノ )、μ (マ イ ク ロ )、m(ミ リ )、k(キ ロ )、M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。 35 表 3.2(b) NO 表示項目 Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域の表示項目 表示内容 表示形式 備考 ④ ト リ ガ ス ロ ー プ Edge-Pos 立上がりエッジ Edge-Neg 立下がりエッジ Don’t care ⑤ トリガソース Pulse Width-Pos 正極性 Pulse Width-Neg 負極性 Period-Pos 立 上 が り エ ッ ジ (周 期 ) Period-Neg 立 下 が り エ ッ ジ (周 期 ) Pulse Count-Pos 立 上 が り エ ッ ジ (パ ル ス 数 ) Pulse Count-Neg 立 下 が り エ ッ ジ (パ ル ス 数 ) Dropout・Pos 正極性 Dropout-Neg 負極性 TV-Pos 立 上 が り エ ッ ジ (TV) TV-Neg 立 下 が り エ ッ ジ (TV) CH1 CH2 CH3 CH4 Ext Ext/10 AC ラ イ ン ⑥ トリガ結合 AC 結 合 AC DC 結 合 DC HF-Reject 高周波除去 LF-Reject 低周波除去 DC ノ イ ズ 除 去 TV モ ー ド DC Noise Reject NTSC 方 式 NTSC PAL 方 式 PAL Custum Setup Custom 36 カスタム設定 表 3.2(c) NO 表示項目 ⑦ トリガレベル Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域の表示項目 表示内容 トリガレベル値 表示形式 ±nnn uV 備考 TV ト リ ガ 、 Line ソ ー ス 以 外に表示します。 フィールド Any Fields フィールド番号 1 TV ト リ ガ の み 表 示 し ま す 。 2 3 4 5 6 7 8 注) 表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。 ・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。 ・u:p(ピ コ )、n(ナ ノ )、μ (マ イ ク ロ )、m(ミ リ )、k(キ ロ )、M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。 37 d) 波形リードアウト表示域 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 の 表 示 形 式 は 大 別 す る と CH 情 報 、Math[ 演 算 ]情 報 、FFT 演 算 情 報 の 3 種 が あ り ま す 。さ ら に 、カ ー ソ ル 測 定 有 無 、XY/YT 表 示 の 組 合 せ で 主 に 図 3.1.7 の よ う な 表 示 形 式 が あ り ま す 。 ①→ ⑤→ ⑦→ ⑨→ ⑪→ 1) CH( カ ー ソ ル 測 定 な し ) ② ③ ④ ↓ ↓ ↓ 123456789 012 1: nnnuV ↓ BW DC1MΩ Deskew ←⑥ ofs nnnuV ←⑧ 2) CH( カ ー ソ ル 測 定 あ り ) 123456789 012 1: nnnuV ↓ BW DC1MΩ Deskew #v nnnuV 3) Math( カ ー ソ ル 測 定 な し ) ⑩ ↓ 123456789012 M :nnnuV CH1 + CH2 ofs nnnuV 4) Math( カ ー ソ ル 測 定 あ り ) 123456789012 M :nnnuV CH1 + CH2 #v nnnuV 5) FFT( カ ー ソ ル 測 定 な し ) 123456789012 M :nnnudBm 1FFT nnuHz ←⑫ pos nnnudBm 6) FFT( カ ー ソ ル 測 定 あ り ) 123456789012 M :nnnumdBm 1FFT nnnuHz pos nnnudBm 7) Math( カ ー ソ ル 測 定 な し ) 123456789012 M :nnnuV CH1 + CH2 ofs numV 図 3.1.7 8) CH( カ ー ソ ル 測 定 な し ,XY 表 示 ) 123456789012 X:0.00uV BW DC1MΩ Δ Vx nnnuV 波形リードアウト表示域の表示形式 図 3.1.7 中 の ① ~ ⑫ の 表 示 項 目 に つ い て の 説 明 を 表 3.3(a)及 び 、 表 3.3(b)に 示 し ま す 。 さ ら に 、 図 3.1.8 に 表 示 例 を 示 し ま す 。 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 で は 、 各 CH1~ 4 の 垂 直 軸 Volt/div、入 力 結 合 の 種 類 、オ フ セ ッ ト 電 圧 あ る い は 垂 直 軸 の カ ー ソ ル 測 定 値 (カ ー ソ ル 測 定 オ ン 時 )を 表 示 し ま す 。Math[ 演 算 ]実 行 時 は 右 側 に Math[ 演 算 ]波 形 の 垂 直 軸 Volt/div、演 算 の 種 類 、オ フ セ ッ ト 電 圧 あ る い は 垂 直 軸 の カ ー ソ ル 測 定 値 (カ ー ソ ル 測 定 オ ン 時 )を 表 示 し ま す 。 (Math[ 演 算 ] の 詳 細 に つ い て は 4 章 を ご 参 照 く だ さ い 。 ) 38 CH2 情 報 CH1 情 報 CH3 情 報 CH 番 号 CH4 情 報 Math[ 演 算 ]情 報 垂 直 軸 Volt/div ト レ ー ス ON 時 に CH 色 、 入力結合の種類 OFF 時 は グ レ ー 色 オフセット電圧値または 垂直軸のカーソル測定値 図 3.1.8 表 3.3(a) NO 項目 ① CH 番 号 ② Volts/Div 波形リードアウト表示域の表示例 波形リードアウト表示域の表示項目 表示内容 表示形式 CH1(YT 表 示 時 ) 1: CH2(YT 表 示 時 ) 2: CH3(YT 表 示 時 ) 3: CH4(YT 表 示 時 ) 4: X(XY 表 示 時 ) X: Y(XY 表 示 時 ) Y: 垂直軸レンジ nnn uV 備考 ・ 電 流 プ ロ ー ブ の 場 合 は ” A” 単 位 で 、 Coupling は DC1MΩ の み で す 。 ③ Invert 正負反転表示 空欄 ↓ ④ Band Width ⑤ Coupling 帯域幅 結合 空欄 Full BW 100 MHz、 20 MHz DC1MΩ AC1MΩ GND DC50Ω ⑥ - 空欄 Deskew 0.00 ns か つ Rescale off Deskew スキュー Deskew Deskew 数 値 設 定 時 Des Res Deskew 数 値 設 定 時 か つ Rescale on Rescale リスケール Rescale Rescale on Des Res Deskew 数 値 設 定 時 か つ Rescale on 39 表 3.3(b) NO 項目 ⑦ Offset[ オ フ セ ッ ト ] ΔV カーソル 波形リードアウト表示域の表示項目 表示形式 備考 カーソル非選択時 表示内容、条件 ofs ・カーソル選択時は カーソル選択時 ΔV オフセット操作中に Δ Vx だけオフセットを一 Δ Vy 時表示します。 V at t カ ー ソ ル カーソル選択時 FFT ポ ジ シ ョ ン カーソル非選択時 V Pos (FFT 演 算 時 ) Δ dBm カ ー ソ ル カーソル選択時 Δ dBm (FFT 演 算 時 ) dBm at f カ ー ソ ル カーソル選択時 dBm (FFT 演 算 時 ) データなし Empty ⑧ Offset[ オ フ セ ッ ト ] 値 カ ー ソ ル 非 選 択 時 ±nnnuV ΔV カーソル カーソル選択時 ±nnnuVV V at t カ ー ソ ル カーソル選択時 ±nnnuV FFT ポ ジ シ ョ ン カーソル非選択時 ・⑦に同じです。 ±nnnudBm (FFT 演 算 時 ) Δ dBm カ ー ソ ル カーソル選択時 ±nnnudBm (FFT 演 算 時 ) dBm at f カ ー ソ ル カーソル選択時 ±nnnudBm (FFT 演 算 時 ) ⑨ MATH[ 演 算 ] 記 号 ⑩ Volts/div M: 垂直軸レンジ nnnuV (加 算 /減 算 /乗 算 時 ) dB/div ⑪ MATH[ 演 算 ] 種 別 ⑫ (CH 番 号 )FFT/div 注) (FFT 演 算 時 ) nnnudBm ADD[ 加 算 ] CHn + CHn SUB[ 減 算 ] CHn - CHn MULT[ 乗 算 ] CHn * CHn FFT 演 算 n FFT 水平軸レンジ nnnuHz 表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。 ・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 n の 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。 ・u:p(ピ コ )、n(ナ ノ )、μ (マ イ ク ロ )、m(ミ リ )、k(キ ロ )、M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。 40 e) メニュー表示域 画面右のメニュー表示域では、各ボタンのメニュー内容を階層表示します。メニュー内 の 項 目 を 選 択 (タ ッ チ )、ADJUST ツ マ ミ で 選 択 、入 力 、実 行 し ま す 。 (図 3.1.9 参 照 ) メ ニ ュ ー は 最 下 位 階 層 が 表 示 さ れ 、MENU CLOSE ボ タ ン を 押 す ご と に 最 下 位 階 層 が 消 去 さ れ 、上 位 階 層 が 表 示 さ れ ま す 。 同 一 階 層 内 で 項 目 が 多 数 の 階 層 で は 、複 数 ペ ー ジ に な っ て お り Next を タ ッ チ す る こ と で Next メ ニ ュ ー を 実 行 し 、ペ ー ジ を め く る こ と が で き ま す 。 メ ニ ュ ー 表 示 域 の 表 示 形 式 、 表 示 項 目 の 説 明 は 3.2 節 を ご 参 照 く だ さ い 。 メニュー表示域 ADJUST ツ マ ミ パネル側 画面側 図 3.1.9 メニュー表示域の表示例 41 f) ステータス情報域 ス テ ー タ ス 情 報 域 の 表 示 形 式 を 図 3.1.10 に 示 し ま す 。 RTC 表 示 f:nnnnnn uHz nnn uS nnn u points RTC:nnnn/nn/nn nn:nn:nn ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ACQ 表 示 f:nnnnnn uHz 注) nnn uS nnn u points ACQ:nnnn/nn/nn nn:nn:nn:n 表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。 上 段 が 現 在 の 時 刻 を 表 示 す る RTC(Real- time clock)[ 時 計 ] 表 示 で 、 下 段 は 波 形 取 り 込 み 終 了 時 刻 を 表 示 す る ACQ(Acquisition Time- stamp)[ 波 形 取 得 時 刻 ] 表 示 で す 。 図 3.1.10 中 の ① ~ ⑦ の 表 示 項 目 に つ い て の 説 明 を 表 3.4 に 示 し ま す 。 表 3.4 NO 項目 ステータス情報域の表示項目 表示内容 表示形式 ① 周波数カウンタ 文字 ② 周波数カウンタ値 数値+単位 ③ サンプリングレート 数値+単位 nnn uS ④ メモリ長 数値+単位 nnn u Points ⑤ 時間種別 現在の時刻 RTC: 波形取り込み終了 ACQ: 備考 f: nnnnnn uHz 時刻 トリガストップ中のみ表示し、 波 形 取 り 込 み 中 は RTC 表 示 で す。 ⑥ 年 月 日 日 付 (日 本 語 /英 語 ) ⑦ 時 分 秒 時 刻 (RUN 中 ) yyyy/mm/dd nn:nn:nn 波形取り込み終了 nn:nn:nn.n 時刻 トリガストップ中のみ表示し、 波 形 取 り 込 み 中 は RTC 表 示 で す。 注) 表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。 ・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 n の 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。 ・u:p(ピ コ )、n(ナ ノ )、μ (マ イ ク ロ )、m(ミ リ )、k(キ ロ )、M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。 42 3.1.2 Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー の 自 動 測 定 実 行 時 の 画 面 レ イ ア ウ ト 、 表 示 自 動 測 定 値 表 示 域 の 表 示 例 を 図 3.1.12 に 示 し ま す 。 4 種 の 測 定 項 目 ま で 設 定 し 、 表 示 す る こ と が で き ま す 。 図 3.1.12 の よ う に A,B,C,D の 行 ご と に 自 動 測 定 結 果 を 表 示 し ま す 。 図 3.1.12 中 の ① ~ ⑥ の 表 示 項 目 に つ い て の 説 明 を 次 ペ ー ジ の 表 3.5 に 示 し ま す 。自 動 測 定 値 表 示 域 で は 図 3.1.12 の 表 示 例 の よ う に 各 行 に 測 定 番 号 、 測 定 項 目 名 、 対 象 ソ ー ス 、 測 定 値 及 び 最 大 値 / 最 小 値 を 表 示 し ま す 。自 動 測 定 は MEASURE[ 測 定 ]選 択 ボ タ ン で 設 定 し ま す 。 詳 細 は 3.12 節 MEASURE[ 測 定 ] メ ニ ュ ー で 説 明 し ま す 。 ①測定番号 ②測定項目名 ④測定値 ③対象ソース 図 3.1.12 ⑥最小値 ⑤最大値 自動測定表示域の表示例 43 表 3.5 NO 表示項目 自動測定値表示域の表示項目 表示内容 表示形式 ① 測定番号 ② 測定項目 備考 A:,B:,C:,D: 立 上 が り 時 間 (20-80% ) Tr 20-80% 立 下 が り 時 間 (80-20% ) Tr 80-20% 立 上 が り 時 間 (10-90% ) Tr 10-90% 立 下 が り 時 間 (90-10% ) Tr 90-10% 周波数 Frequency 周期 Period 正のパルス数 No. of +Pulse 負のパルス数 No. of -Pulse 正のパルス幅 +Pulse Width 負のパルス幅 -Pulse Width デューティー比 DutyCycle 実効値 RMS サイクル実効値 Cycle RMS 平均値 Mean サイクル平均値 Cycle Mean 最大値 Maximum 最小値 Minimum ピ-ク-ピ-ク Peak-Peak トップ Top ベース Base トップ-ベース Top-Base +オ ー バ ー シ ュ ー ト +Overshoot -オ ー バ シ ュ ー ト -Overshoot 積分 Integral スキュー Skew ス キ ュ ー @レ ベ ル Skew@Level ③ 対象ソース 対象ソース設定なし Off CH1 CH2 CH3 CH4 Math ④ 測定値 電圧値 ±nnnn uV ・電圧値:3 桁 ・アベレージ電圧値:4 桁 ・時間:4 桁、百分率:3 桁 ⑤ 最大値 ±nnn uV(max) ④ に 同 じ で す 。 ⑥ 最小値 ±nnn uV(Min) ④ に 同 じ で す 。 注) 表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。 ・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 n の 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。 ・u:p(ピ コ )、n(ナ ノ )、μ (マ イ ク ロ )、m(ミ リ )、k(キ ロ )、M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。 44 3.2 メニュー、メッセージ表示 本製品の基本操作は最初に機能ボタンを押下し、画面右にメニューを表示して、メニュー 項 目 を タ ッ チ す る こ と 及 び ADJUST ツ マ ミ 及 び MENU CLOSE ボ タ ン で 選 択 、 入 力 、 実 行します。 CH メ ニ ュ ー に つ い て は 、 画 面 下 の 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 領 域 に あ る CH 情 報 を タ ッ チ す ることで、メニューを表示するのが基本です。 本節ではメニューの種類とその操作概要を説明します。各ボタンが持つ機能説明、メニュ ー 操 作 に つ い て は 、 3.3 節 ~ 3.17 節 に て 説 明 し ま す 。 3.2.1 サブメニューと選択肢表示メニュー 通常、メニュー動作するボタンを押すと画面右にメニューが開きます。メニュー中の項 目をタッチすることで選択します。メニュー中の項目により、サブメニューが開く場合 と選択肢表示メニューが開く場合があります。サブメニューは設定内容が豊富であるボ タンに対応し、選択肢表示メニューは設定、選択内容が限定されているボタンに対応し ま す 。 サ ブ メ ニ ュ ー と 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー の 違 い を 図 3.2.1 に 示 し ま す 。 選択肢表示メニュー メニューから左下にず らして表示されます。 図 3.2.1 メニュー サブメニュー メニューと同位置に 重ね表示されます。 サブメニューと選択肢表示メニューの違い サ ブ メ ニ ュ ー は あ く ま で も メ ニ ュ ー の 一 つ で あ り , 上 位 メ ニ ュ ー に 戻 る に は MENU CLOSE[ メ ニ ュ ー ク ロ ー ズ ]ボ タ ン を 押 し て 意 識 的 に 上 位 に 戻 る 操 作 を す る 必 要 が あ り ます。選択肢表示メニューはあるメニュー項目の選択肢を一時的に一覧表示している状 態であり,選択されると自動的に上位メニューに戻ります。また、選択肢表示メニュー は MENU CLOSE[ メ ニ ュ ー ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押 し て も 上 位 メ ニ ュ ー に 戻 れ ま す 。 3.2.2 ポップアップメニュー ポップアップメニューは,通常のメニューでは操作が困難なもの又は操作性が著しく低 下する恐れのあるものなどに対して,画面上に別メニューを大きく表示し,見やすく操 作 し や す い ユ ー ザ ・ イ ン タ フ ェ ー ス を 提 供 す る た め の も の で す 。 図 3.2.2 に 機 器 の ス テ ータス情報表示例を示します。 図 3.2.2 機器のステータス情報表示例 45 3.2.3 一時表示メッセージ 本製品の一時表示メッセージには大別して次のものがあります。 ・エラーメッセージ ・警告メッセージ ・ステータスメッセージ 一時表示メッセージは,操作を行った結果がエラーになった場合,他の項目が強制的に 変更された場合又は要求した処理が完了した場合などに表示します。 一 時 表 示 メ ッ セ ー ジ の 表 示 場 所 及 び 消 去 さ れ る 条 件 を 図 3.2.3 に 示 し ま す 。 一時表示メッセージは優先度によって以下のどちら かを表示します。 ・優先度高のメッセージ 波形表示域の中央に表示します。 ・優先度低のメッセージ 画面の最下段に表示します。 【メッセージの消去される条件】 ・優先度高のメッセージ 次の操作が行われた場合(ポップアップ表示時に MENU CLOSE[ メ ニ ュ ー ク ロ ー ズ ]ボ タ ン を 押 下 し た 場 合 , 一 時 表 示 も )、 消 去 し ま す 。 ・優先度低のメッセージ 時 間 の 経 過( 3 秒 程 度 )ま た は ,次 の 操 作 が 行 わ れ た場合、消去します。 図 3.2.3 一時表示メッセージ 46 3.3 CH メニュー CH メ ニ ュ ー は 、波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 の 各 CH 情 報 を タ ッ チ し た と き 、ま た は CH ト レ ー ス ボ タ ン 押 し て 波 形 を 表 示 さ せ た と き に 表 示 さ れ ま す 。そ の 機 能 、操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。 3.3.2 節 ~ 3.3.3 節 の 操 作 方 法 は CH メ ニ ュ ー だ け で な く 、 そ の 他 の メ ニ ュ ー で も 同 様 の 操 作方法です 3.3.1 観測波形の表示、消去 垂 直 軸 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.3.1 に示します。 ① 図 3.3.1 の 中 央 付 近 (赤 い 点 線 枠 内 )に あ る CH1 ~ 4 の CH ト レ ー ス ボ タ ン を 押 す と ボ タ ン が 点 灯 し 、 画 面 に 該 当 す る CH ① ② メニューと波形が表示されます。 ② さ ら に 、 同 じ CH ト レ ー ス ボ タ ン を 押 す と CH メ ニ ュ ー と 波 形 が 画 面 か ら 消 去 さ れ ま す 。 図 3.3.1 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト 3.3.2 CH メ ニ ュ ー の 表 示 、 ペ ー ジ 更 新 、 ク リ ア CH メ ニ ュ ー を 図 3.3.2 に 示 し ま す 。 ① 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 の CH 情 報 を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 CH メ ニ ュ ー が 画 面 右 に 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.3.2 参 照 ) ② CH メ ニ ュ ー 最 下 部 の Next を タ ッ チ し ま す 。 CHメニューの最下部にメニューのページ数 ③ Next(1/2)が 、 Next(2/2)に 切 り 換 わ り ま す 。 CH メ ニ ュ ー の 項 目 も 切 り 換 わ り ま す 。 ③ MENU CLOSE[ メ ニ ュ ー ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を押します。 図 3.3.2 の CH メ ニ ュ ー が 画 面 か ら 消 え ま す 。 ② 図 3.3.2 CH メ ニ ュ ー ( 1/2)、( 2/2) 47 3.3.3 メニュー項目の設定 CH メ ニ ュ ー が 画 面 に 表 示 さ れ た 後 、 次 の 操 作 で メ ニ ュ ー 項 目 を 設 定 し ま す 。 a) 選択肢表示メニューから選択する方法 図 3.3.3 で Coupling[ 結 合 ] の 例 で 操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。 選択肢表示メニュー ① CH メ ニ ュ ー の Coupling を タ ッ チ し ま す 。 選択肢表示メニューが開きます。 ② Coupling 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー の ど れ か を ① タ ッ チ し 、 Coupling[ 結 合 ] の 4 種 か ら 選択します。 注 ) DC50Ω の 項 目 は 350MHz/ 500MHz モデルのみです。 ② 選択肢表示メニューが消え、選択した項目 が CH メ ニ ュ ー の Coupling[ 結 合 ] の 項 目 が設定されます。 そ の 他 の メ ニ ュ ー 項 目 の Bandwidth [ バ ン ド 幅 ]、 Probe[ プ ロ ー ブ ] Unit [単位]も同様の操作方法で選択、設定 します。 図 3.3.3 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー か ら 選 択 b) 2 つの項目から選択する方法 図 3.3.4 の Invert の 例 で 操 作 方 法 を 説明します。 ① 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 の CH 情 報 を タ ッ チ (選択)します。 CH(1/2)メ ニ ュ ー が 開 き 、 Invert [反転]は ② になっています。 メ ニ ュ ー 内 の Invert を タ ッ チ し ま す 。 Invert は になります。 そ の 他 の メ ニ ュ ー 項 目 の Volts/div も 同様の操作方法で選択、設定します。 ① 図 3.3.4 48 ② 2 つの項目から選択する方法 c) 数値設定したり、多数項目から選択する方法 図 3.3.5 の Deskew[ ス キ ュ ー ] の 例 で 操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。 数 値 は + 1.04ns に 設定します。 ① 3.3.2 節 の 操 作 手 順 ① と 同 様 に し て CH メ ニ ュ ー (2/2)を 開 き ま す 。 ② ADJUST ツ マ ミ を 1 回 押 し ま す 。 ADJUST ツ マ ミ を Coarse[ 粗 調 ]に し ま す 。こ の と き 、メ ニ ュ ー 項 目 Deskew[ ス キュー]内の ③ マークが マ ー ク に 切 り 替 わ り ま す 。 (図 3.3.5(a)、 (b)参 照 ) ADJUST ツ マ ミ を 時 計 回 り に 回 し 、 CH メ ニ ュ ー の Deskew の 数 値 を +1.00ns に し ま す 。 (図 3.3.5(a)参 照 ) ④ ADJUST ツ マ ミ を 1 回 押 し 、 Fine[ 微 調 ] に し ま す 。 こ の と き CH メ ニ ュ ー の Deskew 項 目 の 左 上 に ADJUST ツ マ ミ の マ ー ク が 図 3.3.5(b)の よ う に 変 化 し ま す 。 (図 3.3.5(a)、 (b)参 照 ) ⑤ さ ら に ADJUST ツ マ ミ を 時 計 回 り に 回 し 、CH メ ニ ュ ー の Deskew の 数 値 を +1.04ns に し ま す 。 (図 3.3.5(a)参 照 ) ⑤ ④ ③ ② ① ②③ ④⑤ 図 3.3.5(a) ADJUST ツ マ ミ に よ る 設 定 ADJUST ツ マ ミ の マ ー ク 粗 調 ADJUST ツ マ ミ の マ ー ク 微 調 図 3.3.5(b ) ADJUST ツ マ ミ の マ ー ク (微 調 、 粗 調 ) 49 3.3.4 メニュー項目と階層 CH メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 図 3.3.6 に 示 し ま す 。さ ら に 、各 項 目 の 設 定 内 容 、使 用 条 件 、 用途などの概要を右側で説明します。 : 交 流 信 号 を 観 測 し た い 場 合 、 入 力 抵 抗 1MΩ : 入 力 信 号 に よ ら ず GND 位 置 を 表 示 : DC 結 合 、 入 力 抵 抗 1MΩ :DC 結 合 、入 力 抵 抗 50Ω (350MHz/ 500MHz 機 の み ) :周波数帯域は最高帯域になります。 : 入 力 信 号 か ら 100MHz 以 上 の 成 分 を 除 去 し ま す 。 (350MHz/ 500MHz 機 の み ) : 入 力 信 号 か ら 20MHz 以 上 の 成 分 を 除 去 し ま す 。 :プローブセンス機能付プローブを自動認識、電圧換算表示 : プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 1: 1 に 設 定 : プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 5: 1 に 設 定 : プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 10: 1 に 設 定 : プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 20: 1 に 設 定 : プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 50: 1 に 設 定 : プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 100: 1 に 設 定 : プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 200: 1 に 設 定 : プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 500: 1 に 設 定 : プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 1000: 1 に 設 定 : プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 2000: 1 に 設 定 :観測信号を画面中心で反転表示 :反転表示解除 : 2mV ,5mV ,10mV ,・・・・,1V,2V,5V,10V レ ン ジ の ス テ ッ プ 可 変 : 2mV ~ 10V の 可 変 範 囲 、 Volt/div レ ン ジ の 1/100 ス テ ッ プ 可 変 :垂直軸の単位を電圧単位 V に設定 :垂直軸の単位を電流単位 A に設定 :垂直軸の単位を電力単位 W に設定 :垂直軸の単位を温度単位℃に設定 :垂直軸の無単位に設定 : 垂 直 軸 レ ン ジ の ス ケ ー ル 変 換 , 換 算 値 = a* Data+ b :垂直軸レンジのスケール変換オフ :垂直軸レンジのスケール換算式中の a 値の設定 :垂直軸レンジのスケール換算式中の b 値の設定 : 垂 直 軸 レ ン ジ の ス ケ ー ル 換 算 式 中 の a 値 、b 値 を 左記( )内の値にリセット :チャネル間の位相差を補正する時間差を 設定します。等価サンプリングの場合は サンプリング速度、その他の場合は実メ モリ長によって設定範囲が変化します。 図 3.3.6 CH メ ニ ュ ー の 設 定 項 目 次 ペ ー ジ 、3.3.4.1~ 3.3.4.3 節 に て 、上 記 CH メ ニ ュ ー 項 目 の う ち 、Invert[ 反 転 ]機 能 、 Rescale[ リ ス ケ ー ル ] 機 能 、 Deskew[ ス キ ュ ー ] 機 能 に つ い て 、 説 明 し ま す 。 50 3.3.4.1 Invert[ 反 転 ] 機 能 Invert[ 反 転 ] は 垂 直 軸 レ ン ジ の 選 択 状 態 に よ ら ず 、 観 測 信 号 を 画 面 中 心 に 反 転 し て 表 示します。他の機能、メニューとの関連があるためその特徴、注意事項を説明します。 a) Invert[ 反 転 ] 機 能 は CH で 独 立 し て 設 定 可 能 で す 。 b) Invert[ 反 転 ]を 選 択 し た 場 合 、Math、自 動 測 定 及 び カ ー ソ ル 測 定 は 反 転 さ れ た 波 c) SAVE/ RECALL[ 保 存 / 呼 出 ] 機 能 は 観 測 デ ー タ を 対 象 と し ま す 。 保 存 時 に 設 定 形に対して、演算又は測定を行います。 条件も同時に保存するため、観測データのみ保存しても呼出時に反転状態が復元さ れます。 3.3.4.2 Rescale[ リ ス ケ ー ル ] 機 能 Probe に 電 流 プ ロ ー ブ を 使 用 し て 電 流 測 定 す る な ど の 場 合 、 本 機 能 を 使 用 し ま す 。 リスケールの計算式は下記となります。 a×入 力 電 圧 + b ・ ・ ・ ・( 3.1) a: 垂 直 軸 レ ン ジ 倍 率 b: オ フ セ ッ ト < 例 ; 弊 社 の 電 流 プ ロ ー ブ SS-240/240A/250 を 使 用 す る 場 合 > 電 流 測 定 の た め 、垂 直 軸 の 単 位 を 電 流 に 設 定 し ま す 。CH メ ニ ュ ー の Unit サ ブ メ ニ ュ ー で 、 Ampere[ A] を 選 択 し ま す 。 CH メ ニ ュ ー の Rescale サ ブ メ ニ ュ ー で 、 a、 b の 定 数 を 設 定 し ま す 。 弊 社 の SS-240/240A/250 の 場 合 、 出 力 感 度 が 0.1 V/A な の で 、 下 記 の 式 で a=10 に な ります。 電 流 測 定 結 果 [ A] = 1/(0.1[ V/A] )×入 力 電 圧 [ V] = 10 × 入 力 電 流 [ A] ・ ・ ・ ・( 3.2) 上 式 に よ っ て 変 換 さ れ た 垂 直 軸 レ ン ジ の 換 算 表 を 表 3.6(a)に 示 し ま す 。 Math[演 算 ]の Source1[演 算 ソ ー ス 1]、 Source2[演 算 ソ ー ス 2]に 設 定 し た CH の 垂 直 軸 レ ン ジ が 電 流 に 設 定 さ れ て い る 場 合 の Math[ 演 算 ]の 単 位 を 表 3.6(b)に 示 し ま す 。 表 3.6(a) 電 圧 / 電 流 変 換 さ れ た 垂直軸レンジ 変換前 電圧レンジ 2mV 5mV 10mV 20mV 50mV 100mV 200mV 500mV 1V 5V 10V 変換後 電流レンジ 20mA 50mA 100mA 200mA 500mA 1A 2A 5A 10A 50A 100A 表 3.6(b) Math[ 演 算 ] の 単 位 演算種別 ×演 算 CHx V A A V + ,- 演 算 A 51 CHy V V A V A⇒ V (電 圧 に 換 算 ) A Math[ 演 算 ] 単位 VV VA AA V V A 3.3.4.3 Deskew[ ス キ ュ ー ] 機 能 Deskew で は 、 チ ャ ネ ル 間 の 位 相 差 を 補 正 す る 時 間 差 を 設 定 し ま す 。 図 3.3.7 は CH2 の Deskew を Δ t に 設 定 し た 場 合 の 例 を 示 し ま す 。 ● ● ● CH1 CH2 Δt ▲ Δt ▲ △ ●:CH1 取得データ ● ▲ Δt △ △:CH2 取得データ(Deskew=0[s]) △ ▲:CH2 取得データ(Deskew=Δt[s]) ● ● 図 3.3.7 CH2 の Deskew を Δ t に 設 定 し た 場 合 の 例 Deskew[ ス キ ュ ー ]の 設 定 は CH メ ニ ュ ー 項 目 の Deskew を タ ッ チ し て 、ADJUST 調 整 ツ マ ミで数値設定します。設定範囲は、等価サンプリングの場合はサンプリング速度、その 他 の 場 合 は 実 メ モ リ 長 に よ っ て 設 定 範 囲 が 変 化 し ま す 。詳 細 は 下 記 を 参 照 し て く だ さ い 。 非インターリーブ時注) +0.00~ +5.00 ns : ~ メ モ リ 長 500 points +0.00~ +10.00 ns : メ モ リ 長 1 k~ 5 k points +0.00~ +20.00 ns : メ モ リ 長 10 k~ 1 M points インターリーブ時注) +0.00~ +5.00 ns : ~ メ モ リ 長 1 k points +0.00~ +10.00 ns : メ モ リ 長 2 k~ 4 k points +0.00~ +20.00 ns : メ モ リ 長 10 k~ 1 M points 等価サンプリング時 +0.00~ +5.00 ns : サ ン プ リ ン グ 速 度 100 GS/s +0.00~ +10.00 ns : サ ン プ リ ン グ 速 度 50 GS/s +0.00~ +20.00 ns : サ ン プ リ ン グ 速 度 2 G~ 25 GS/s 注 ) 非 イ ン タ ー リ ー ブ 時 : CH1~ CH4 使 用 (4CH 機 ) CH1~CH2 使 用 ( 2CH 機 ) インターリーブ時 : CH1 と CH3、CH1 と CH4、CH2 と CH3、CH2 と CH4 の ど れ か の 組 み 合 わ せ (4CH 機 ) CH1 の み あ る い は CH2 の み (2CH 機 ) 52 3.4 VERTICAL[垂直軸]メニュー 本 節 で は [ 垂 直 軸 オ フ セ ッ ト ] 調 整 ツ マ ミ 、 [Volts/div] 調 整 ツ マ ミ に 関 し て 説 明 し ま す 。 3.4.1 オフセット調整 垂 直 軸 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.4.1 に 示 し ま す 。 ② 、③ オフセット調整は[垂直軸オフセット]調整ツマミで操作します。 ① 調 整 対 象 の [CH] ト レ ー ス ボ タ ン を 押 し て 波 形 を 表 示 さ せ ま す 。 調 整 対 象 の [CH]ト レ ー ス ボ タ ン (図 3.4.1 青 枠 内 )は 波 形 色 に 対 応 し た 色 で 点灯します。 ② オ フ セ ッ ト を GND 位 置 (0)に 調 整 し た い 場 合 、 ① [ 垂 直 軸 オ フ セ ッ ト ] 調 整 ツ マ ミ (図 3.4.1 緑 枠 内 ) を 1 回押します。 画 面 の 波 形 中 心 は GND 位 置 (0)に 移 動 し ま す 。 ③ オ フ セ ッ ト を 自 由 に 調 整 し た い 場 合 、[ 垂 直 軸 オ フ セット]調整ツマミを回します。時計回りに回す 図 3.4.1 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レイアウト と 、 波 形 は 上 (垂 直 軸 の + 方 向 )に 移 動 し ま す 。 反 時 計 回 り に 回 す と 、 波 形 は 下 (垂 直 軸 の - 方 向 ) に移動します。 オフセット値の表示は画面下の波形リードアウト 表 示 域 に CH ご と に 表 示 し ま す 。 (図 3.4.2 参 照 ) オ フ セ ッ ト の 可 変 範 囲 を 表 3.7 に 示 し ま す 。 オ フ セ ッ ト の 可 変 範 囲 は Volts/div に よ っ て 違 い ま す 。 オフセット値 図 3.4.2 オ フ セ ッ ト 値 の 表 示 例 表 3.7 オ フ セ ッ ト 可 変 範 囲 (電 圧 単 位 ) Volts/div 10V 5V 2V 1V 500mV 200mV 100mV 50mV 20mV 10mV 5mV 2mV オフセット可変範囲 電圧値 div 値 - 10div~ +10div - 20div~ +20div - 100 V~ +100 V - 50div~ +50div - 100div~ +100div - 20div~ +20div - 10 V~ +10 V - 50div~ +50div - 100div~ +100div - 20div~ +20div - 50div~ +50div - 1 V~ +1 V - 100div~ +100div - 200div~ +200div - 500div~ +500div 53 3.4.2 Volts/div(垂 直 軸 )の 設 定 垂 直 軸 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.4.3 に 示 し ま す 。 垂 直 軸 レ ン ジ の 設 定 は [Volts/div] 調 整 ツ マ ミ で 操 作 し ま す 。 ① 設 定 対 象 の [CH]ト レ ー ス ボ タ ン を 押 し て 波 形 を 表 示 さ せ ま す 。 設 定 対 象 の [CH]ト レ ー ス ボ タ ン (図 3.4.3 青 枠 内 )は 波 形 色 に 対 応 し た 色で点灯します。 ② 垂 直 軸 レ ン ジ を 設 定 し た い 場 合 、 [Volts/div] ① 調 整 ツ マ ミ (図 3.4.3 緑 枠 内 )で 設 定 し ま す 。 時計回りに回すとレンジが上がり、反時計 回りに回すとレンジが下がります。 ② 垂直軸の表示は画面下の波形リードアウト 図 3.4.3 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト 表 示 域 に CH ご と に 表 示 し ま す 。 (図 3.4.4 参 照 ) Volts/div 垂 直 軸 の 可 変 範 囲 は 2m V /div~ 10V/div で す 。 CH メ ニ ュ ー 内 の プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 1: 1 以 外 に設定している場合、可変範囲はプローブ減衰 比 の 設 定 に 応 じ て 10 倍 、 100 倍 、 1000 倍 な ど 図 3.4.4 [ Volts/div] の 表 示 例 のシフトが発生します。 通 常 、 1- 2- 5 ス テ ッ プ で 切 り 換 え る よ う に な っ て い ま す が 、 CH メ ニ ュ ー 内 の 変 換 機 能 を 設 定 し て いる場合は例外で、変換の設定内容に従います。 3.4.2.1 波 形 の 拡 大 、 縮 小 (Division/Volts の 違 い ) 垂 直 軸 方 向 の 波 形 の 拡 大 、縮 小 の 方 法 は ど こ を 基 準 に 設 定 す る か で 2 通 り の 方 法 が あ り ます。 ・ Division: GND 位 置 を 基 準 に 波 形 の 拡 大 / 縮 小 を 行 い ま す 。 ・ Volts: 画 面 中 央 を 基 準 に 波 形 の 拡 大 / 縮 小 を 行 い ま す 。 Division を 選 択 す る と CH ご と の GND 位 置 が 垂 直 軸 レ ン ジ を 調 整 し て も 変 わ ら な い た め 、 例 え ば 図 3.4.5 の よ う な 場 合 に 有 効 で す 。 図 3.4.5 Division の 有 効 例 Volts は 波 形 の 一 部 を 拡 大 / 縮 小 す る と き に 、 観 測 し た い 部 分 の 垂 直 位 置 を オ フ セ ッ ト 調 整 で 画 面 中 央 に あ わ せ る と 、[ Volts/div] を 変 え て も 垂 直 位 置 が 移 る こ と な く 観 測 で き ま す 。 例 え ば 、 図 3.4.6 の よ う に 拡 大 し て 観 測 し た い 部 分 を 画 面 中 央 に 移 動 さ せ て や れば画面中央で拡大されるため、有効です。 54 図 3.4.6 Volts の 有 効 例 こ れ ら の 設 定 は Utilities [ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 内 で 設 定 し ま す 。UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー ボ タ ン が あ る レ イ ア ウ ト を 図 3.4.7 に 示 し ま す 。 ① ① [ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を押します。 ② [ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー (1/3)の Config. [ シ ス テ ム 設 定 ] を タ ッ チ (選 択 )し ま す 。 (図 3.4.8 参 照 ) ③ 図 3.4.7 UTILITIES ボ タ ン の 選 択 Config [ シ ス テ ム 設 定 ] メ ニ ュ ー (1/2) の Offset Setting [ オ フ セ ッ ト 設 定 ] の Division[ デ ビ ジ ョ ン 基 準 ] あ る い は Volts[ 電 圧 基 準 ] を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 (図 3.4.8 参 照 ) ④ MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 2 回 押 し て Config [ シ ス テ ム 設 定 ] メ ニ ュ ー (1/2)、 Utilities メ ニ ュ ー [ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] (1/3)を 閉 じ ま す 。 (図 3.4.8 参 照 ) ② ④ ③ ③ 図 3.4.8 Division/ Volts の 選 択 55 3.4.2.2 [Volts/div] 調 整 ツ マ ミ の Undo 操 作 [Volts/div]調 整 ツ マ ミ は 1 回 押 す こ と で 、[Volts/div]ツ マ ミ を 回 し て も 元 の 設 定 に 戻 す ことができます。但し、この操作はトリガストップさせた状態に限ります。 垂直軸関連のボタン、ツマミのレイアウト及びトリガ関連のボタン、ツマミのレイアウ ト を 図 3.4.9(a)、 (b)に 示 し ま す 。 ① SINGLE[シ ン グ ル モ ー ド ] 選 択 ボ タ ン 、あ る い は RUN/STOP[ト リ ガ 開 始 /停 止 ] 選 択 ボタンを押します。 測 定 例 を 図 3.4.10(a)に 示 し ま す 。 ② [Volts/div] 調 整 ツ マ ミ を 時 計 回 り に 回 し 、 垂直軸レンジを 1 段階あげます。 ① 測 定 例 を 図 3.4.10(b)に 示 し ま す 。 ③ [Volts/div] 調 整 ツ マ ミ を 1 回 押 し ま す 。 波 形 画 面 は 図 3.4.10(a)に 戻 り ま す 。 この機能は水平軸方向についても同様の機能が 備わっています。トリガストップさせた状態で 図 3.4.9(a) ト リ ガ 関 連 の レ イ ア ウ ト あ れ ば 、[Time/div] 調 整 ツ マ ミ を 回 し て も を 1 回押せば、元の設定条件に戻せます。 ②、③ 図 3.4.9(b) 垂 直 軸 関 連 の レ イ ア ウ ト トリガストップ状態を示すアイコン 図 3.4.10 (a) ト リ ガ を STOP し た 状 態 図 3.4.10(b) 垂 直 軸 感 度 を あ げ た 状 態 56 3.5 HORIZONTAL[水平軸]メニュー 本 節 で は DELAY[ 水 平 軸 遅 延 ]調 整 ツ マ ミ 、[Time/div] 調 整 ツ マ ミ 、及 び Horizontal[ 水 平 軸 ]メ ニ ュ ー に 関 してその機能、操作方法を説明します。 3.5.1 ① 、② 、③ Delay[ デ ィ レ イ ] 調 整 Delay[ デ ィ レ イ ] 時 間 は 画 面 中 央 を 時 間 0 に し た と き の 遅 延 時 間 を 示 し ま す 。HORIZONTAL(水 平 軸 ) 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.5.1 に 示 し ま す 。Delay[ デ ィ レ イ ] 時 間 調 整 は DELAY[ 水 平軸遅延]調整ツマミで操作します。 ① DELAY[ 水 平 軸 遅 延 ]調 整 ツ マ ミ を 時 計 回 り に 回 し ま す 。ト リ ガ デ ィ レ イ マ ー ク 及 び 観 測 波 形 は 画 面 中 央 か ら 右 側 に 移 動 し ま す 。デ ィ レ イ 時 図 3.5.1 水 平 軸 関 連 の レイアウト 間 は + 表 示 に な り ま す 。 (図 3.5.2(a)参 照 ) ② DELAY[ 水 平 軸 遅 延 ]調 整 ツ マ ミ を 反 時 計 回 り に 回 し ま す 。ト リ ガ デ ィ レ イ マ ー ク 及 び 観 測 波 形 は 画 面 中 央 か ら 左 側 に 移 動 し ま す 。デ ィ レ イ 時 間 は - 表 示 に な り ま す 。 (図 3.5.2(b)参 照 ) ③ 時 間 デ ィ レ イ を 0 に し た い 場 合 は 、DELAY[ 水 平 軸 遅 延 ]調 整 ツ マ ミ を 1 回 押 し ま す 。 (図 3.5.2(c)参 照 ) トリガディレイマーク デ ィ レ イ 時 間 + 200μ s 図 3.5.2(a) 時 間 デ ィ レ イ 調 整 例 ① デ ィ レ イ 時 間 - 200μ s トリガディレイマーク 図 3.5.2(b) 時 間 デ ィ レ イ 調 整 例 ② デ ィ レ イ 時 間 0.000μ s トリガディレイマーク (時 間 0) 図 3.5.2(c) 時間ディレイ調整例③ 57 3.5.2 HORIZONTAL(水 平 軸 )の 設 定 HORIZONTAL(水 平 軸 )関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.5.3 に 示 し ま す 。 水 平 軸 レ ン ジ の 設 定 は [Times/div] 調 整 ツ マ ミ で 操 作 し ま す 。 ① [Times/div] 調 整 ツ マ ミ を 時 計 回 り に 回 す と レ ン ジ が 上 が り、反時計回りに回すとレンジが下がります。 ① [Times/div]の 表 示 は 画 面 左 上 の リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に 表 示 し ま す 。 (図 3.5.4 参 照 ) [Times/div]は 1-2-5 ス テ ッ プ で 設 定 し ま す 。 可 変 範 囲 は ViewGoⅡ シ リ ー ズ モ デ ル に よ り 差 異 が あ り ま す 。 表 3.8 の 可変範囲を参照してください。 図 3.5.3 水 平 軸 関 連 の レイアウト Times/div: 200μ s 図 3.5.4 Times/div の 表 示 例 表 3.8 HORIZONTAL[ 水 平 軸 ] レ ン ジ の 可 変 範 囲 モデル 周波数帯域 DS-5512 DS-5514 DS-5522 100MHz DS-5524 DS-5532 DS-5534 200MHz 350MHz DS-5552 DS-5554 500MHz 水 平 軸 レ ン ジ 可 変 範 囲 5ns/div~ 50s/div 2ns/div~ 50s/div 1ns/div~ 50s/div 500ps/div~ 50s/div ロールモード可変範囲 注 1) 50ms/div~ ( 注 1) 実 メ モ リ 長 に よ り 動 作 レ ン ジ が 異 な り ま す 。( 3.5.7.2 節 の 表 3.10 を 参 照 ) 58 3.5.3 メニュー項目の設定 HORIZONTAL(水 平 軸 )関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.5.5 に 示 し ま す 。 メ ニ ュ ー 項 目 Mode(取 込 み モ ー ド )の 設 定 例 で 操 作 説 明 し ま す 。 ① 右 図 の SETUP[ 水 平 軸 メ ニ ュ ー ]表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。 Horizontal[水 平 軸 ]測 定 項 目 メ ニ ュ ー が 画 面 右 に 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.5.6 参 照 ) ② メ ニ ュ ー 項 目 Mode[ 取 込 み モ ー ド ] を タ ッ チ ( 選 ① 択)します。メニュー項目の選択肢表示メニューが 開 き ま す 。 (図 3.5.7 参 照 ) ③ 選択肢表示メニュー内のメニュー項目をタッチ ( 選 択 ) し ま す 。 (図 3.5.7 参 照 ) ④ MENU CLOSE[ メ ニ ュ ー ク ロ ー ズ ] 実 行 ボ タ ン を 押 し ま す 。図 3.5.6 の Horizontal[水 平 軸 ]測 定 項 目 メ ニューが閉じます。 図 3.5.5 水 平 軸 関 連 の レイアウト ② ⑤ ③ ④ 図 3.5.6 Horizontal[ 水 平 軸 ] 測 定 項 目 メ ニ ュ ー 注 ) Mode(取 込 み モ ー ド )の 選 択 状 態 で 上 記 3 種 の どれかの測定項目メニューが開きます。 図 3.5.7 サ ブ メ ニ ュ ー [Mode] メ ニ ュ ー 項 目 の Max Memory Length(最 大 メ モ リ 長 )に つ い て も タ ッ チ (選 択 )す る こ と で 、 同 様 に 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き 、 500、 1k 、 10k 、 100k 、 500k 、 1 M の メ モ リ 長 を 選 択 し ま す 。メ ニ ュ ー 項 目 の Equivalent Sample(Equ、等 価 サ ン プ リ ン グ )、Roll Mode(ロ ー ル モ ー ド )に つ い て は 測 定 項 目 メ ニ ュ ー 上 で タ ッ チ (選 択 )す る こ と で 、On、Off を 設 定 し ま す 。 メ ニ ュ ー 項 目 の Avg Count(平 均 化 回 数 )に つ い て は ADJUST ツ マ ミ (図 3.5.6 の ⑤ )を 回 し 、 平 均 化 回 数 2,4,8,16,32,64,128,256 を 設 定 し ま す 。 59 3.5.4 メニュー項目と階層 Horizontal[ 水 平 軸 ] メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 図 3.5.8 に 示 し ま す 。 さ ら に 各 項 目 の 設 定内容、使用条件、用途などの概要を右側で説明します。 :ノーマルサンプリング。通常の取込みモードです。 : 最 大 値 / 最 小 値 を 検 出 及 び 波 形 表 示 、 最 小 検 出 時 間 1ns : 平 均 化 回 数 は 下 記 No.of Times 値 を 設 定 可 能 で す 。 (最 大 メ モ リ の 制 限 な し ) :繰り返し信号観測の場合、等価サンプリングの原理で 見 か け 上 の サ ン プ リ ン グ 速 度 が 最 大 100GS/s で す 。 :波形データの取込みと表示をリアルタイムに行うことが 可 能 で す 。 掃 引 時 間 レ ン ジ は 50ms/div~ で す 。 ・ 最 大 メ モ リ 長 を CH ご と に 設 定 可 能 で す 。 設定メモリは左記の 5 種類です。 図 3.5.8 Horizontal[ 水 平 軸 ] メ ニ ュ ー の 設 定 項 目 3.5.5 節 に て 上 記 CH メ ニ ュ ー 項 目 に つ い て 詳 細 説 明 し ま す 。 3.5.5 Mode[ 取 込 み モ ー ド ] 設 定 Horizontal[ 水 平 軸 ]メ ニ ュ ー の 項 目 の Mode[ 取 込 み モ ー ド ]で は N ormal[ ノ ー マ ル ・ サ ン プ リ ン グ ]、 Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ]、 Average[ 平 均 化 ] の 3 種 を 設 定 し ま す 。 尚 、 N ormal 以 外 の Mode で は リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に “ Peak”、“ Avg” を 表 示 し ま す 。 3.5.5.1 Normal[ ノ ー マ ル ・ サ ン プ リ ン グ ] Normal[ ノ ー マ ル ・ サ ン プ リ ン グ ] で は 観 測 波 形 を 100ms の 描 画 タ イ ミ ン グ で 表 示 し 、100ms 間 に 取 り 込 ま れ た 波 形 デ ー タ を 重 ね 合 わ せ て 表 示 し ま す 。ト リ ガ が 100ms の 間 で 発 生 し な い 場 合 は 最 終 の 100ms 間 の 波 形 デ ー タ を 表 示 し ま す 。 3.5.5.2 Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ] Peak Detect に 設 定 す る と 、 Peak Detect し な い 場 合 の サ ン プ リ ン グ 周 期 の 2 倍 の 区 間に発生する最大値/最小値を検出し、結果を交互にメモリに記録していきます。 ViewGoⅡ シ リ ー ズ で は 最 大 値 / 最 小 値 の 検 出 可 能 な 最 小 時 間 は 1ns(1GS/s)で す 。 次 ペ ー ジ の 図 3.5.10 に Peak Detect を 設 定 し た 場 合 と 設 定 し な い 場 合 で 比 較 し た 例 を 示 し ま す 。 メ モ リ 長 と 掃 引 時 間 を 適 宜 に 選 択 し た 場 合 、 Peak Detect を 設 定 し な い と 図 中 の 波 形 デ ー タ A 点 を 検 出 で き な い こ と が あ り ま す 。 下 側 の 場 合 の よ う に Peak Detect を 設 定 す る と サ ン プ リ ン グ 周 期 と は 無 関 係 に 1ns 周 期 で 捕 捉 す る た め 、サ ン プ リング周期内で発生した現象を確実に捕らえることができます。 60 図 3.5.10 メモ) Peak Detect を 設 定 し た 場 合 の 比 較 例 Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ] 測 定 時 の 制 限 に つ い て ・Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ]に 設 定 し た 場 合 で も 、250MS/s 以 上 の サ ン プ リ ン グ レ ー ト で は 動 作 し ま せ ん 。 Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ] 機 能 が 動 作 し て い る と き は 、 画 面 上 の リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に“ Peak”が 表 示 さ れ ま す 。ま た 、サ ン プ リ ン グ レ ー ト は 画 面 下 の ス テ ー タ ス 情 報 域 に 表 示 さ れ ま す 。サ ン プ リ ン グ レ ー ト が 大 き い 場 合 は 、[ Time/div]調 整 ツ マ ミ で 調 整 す る か 、Horizonntal[ 水 平 軸 ]メ ニ ュ ー 内 の Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] の 設 定 を 変 更 し て 調 整 し て く だ さ い 。 3.5.5.3 Average[ 平 均 化 ] Average を 設 定 す る と 入 力 信 号 を 取 込 む ご と に 同 一 時 間 軸 上 の デ ー タ に 対 す る 平 均 化 処理を行い、波形表示します。但し、平均化回数が多いほど信号にのったノイズを軽 減して観測できますが、処理に時間がかかります。 Run 動 作 中 ( AUTO、 NORMAL、 SINGLE ボ タ ン 点 灯 ) に 、 INTENSITY ツ マ ミ を 押 す こ と で 、 平均化の処理が初期化されます。 メ モ ) Average[ 平 均 化 ] 設 定 時 の 制 限 に つ い て ・ Average を 設 定 し て も 最 大 メ モ リ 長 の 設 定 に は 制 限 は あ り ま せ ん 。 ・Average 設 定 中 に Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]を オ ン に す る と 、Average 設 定 は 強 制 的 に 解 除 さ れ 、ノ ー マ ル・サ ン プ リ ン グ に 設 定 さ れ ま す 。同 様 に Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]オ ン の 設 定 中 に 、Average を 選 択 す る と 強 制 的 に Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]が オ フになります。 61 3.5.6 EquivalentSample(Equ)[ 等 価 サ ン プ リ ン グ ] 設 定 観測したい信号が繰り返し信号の場合、等価サンプリングの原理を使うことで見かけ上 のサンプリング速度をあげて測定することができます。等価サンプリングの原理を図 3.5.11 に 示 し ま す 。ト リ ガ 発 生 の 時 間 T を 基 準 に し て 、そ の t1,t2,t3 時 間 後 に 取 込 ん だ デ ー タ を △ 、○ 、×で 示 し て い ま す 。こ の tn(n=1,2,3・・・) 時 間 を 測 定 し 、相 対 的 な 時間関係を考慮して波形データを重ね書きすることで、見かけ上非常に高いサンプリン グ速度を実現できます。 図 3.5.11 等価サンプリングの原理 本 製 品 で は 、上 記 tn 時 間 測 定 の 分 解 能 を 10ps で 行 う こ と で 等 価 的 に 最 大 100GS/s を 実 現します。 メ モ ) Equ[ 等 価 サ ン プ リ ン グ ] 設 定 時 の 制 限 に つ い て ・Equ 設 定 オ ン 時 、Max Memory Length の 設 定 は 1Mpoints ま で 可 能 で す が Equ 動 作 は 実 行 さ れ ま せ ん 。ま た 、Max Memory Length[ 最 大 メ モ リ 長 ]が 先 に 100 k、500 k、1 M points に 設 定 さ れ て い て も Equ 設 定 オ ン に す る と 内 部 処 理 で メ モ リ 長 は 10k 以 下 に 設 定 さ れ ま す 。 Equ 設 定 オ ン 時 、Max Memory Length[ 最 大 メ モ リ 長 ]は Horizonta[ 水 平 軸 ] メ ニ ュ ー 上 、 最 大 1 Mpoints ま で 設 定 で き る よ う に 表 示 さ れ て い ま す が 、 最 大 10k ま で し か 設 定 さ れ ま せ ん 。 62 3.5.7 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 設 定 波形データの取込みと表示をリアルタイムに行うことができます。 以下にてロールモード動作の特徴を説明します。 3.5.7.1 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の ト リ ガ モ ー ド に よ る 対 応 動 作 を 表 3.9 に 示 し ま す 。 表 3.9 Roll 動 作 時 の ト リ ガ モ ー ド 対 応 動 作 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の 対 応 動 作 トリガモード AUTO[ オ ー ト モ ー ド ] リアルタイムで取込み、表示を継続します。 NORMAL[ ノ ー マ ル モ ー ド ] SINGLE[ シ ン グ ル モ ー ド ] を 繰 り 返 し ま す 。 SINGLE[ シ ン グ ル モ ー ド ] ト リ ガ 信 号 が 1 回 発 生 す る ま で 取 込 み 、 停 止 し ま す 。 3.5.7.2 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の [Times/div] Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] に 対 す る Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の [Times/div] を 表 3.10 に 示 し ま す 。 表 3.10 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の [Times/div] Max Memory 1div の デ ー タ 数 サンプリング時間 500 50 1 ms 1k 100 500 μ s 10 k 1,000 50 μ s 100 k 10,000 50 μ s 500 k 50,000 10 μ s 1M 100,000 10 μ s 63 Roll 動 作 時 の [Times/div] 50ms/div~ 50s/div 500ms/div~ 50s/div 1 s/div~ 50s/div 3.5.7.3 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の 波 形 表 示 トリガストップ状態から波形取り込み状態に切り替わった場合は,表示している波形 をクリアし,画面の右端から表示していきます。トリガストップ状態から波形取り込 み 状 態 に 切 り 替 わ っ た と き の 波 形 表 示 イ メ ー ジ を 図 3.5.12 に 示 し ま す 。 トリガストップ状態 図 3.5.12 3.5.7.4 掃引モード開始直後 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 開 始 時 の 波 形 表 示 他の機能との関連 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 と 他 の 機 能 が 重 複 し て 設 定 し た 場 合 の 動 作 、 機 能 を 説 明 し ます。 a) Mode[ モ ー ド ] の Average[ 平 均 化 ] 機 能 と の 重 複 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]設 定 が オ ン 状 態 で Average[ 平 均 化 ]機 能 が 選 択 さ れ た 場 合 、 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]設 定 は 強 制 的 に オ フ に な り ま す 。ま た 、画 面 に は“ Roll mode off. [ ロ ー ル モ ー ド を オ フ に し ま し た 。]“ と い う メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。 逆 に 、 Average[ 平 均 化 ] 機 能 が 選 択 さ れ て い る 状 態 で 、 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 設 定 を オ ン に す る と 、強 制 的 に Mode[ モ ー ド ]は Normal[ ノ ー マ ル モ ー ド ]に 変 更 さ れ ま す 。 ま た 、 画 面 に は “ Changed to Normal Sampling.[ ノ ー マ ル ・ サ ン プ リ ン グ に し ま し た 。]“ と い う メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。 b) Zoom[ ズ ー ム ] 機 能 と の 重 複 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 設 定 が オ ン 状 態 で 、 動 作 中 は Zoom[ ズ ー ム ] 波 形 表 示 は し ま せ ん 。 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 中 に Zoom を オ ン に す る と 、 波 形 表 示 域 は 上 下 に 2 分 割 表 示 し ま す が 、Zoom 表 示 域 に は 何 も 表 示 し ま せ ん 。ま た 、画 面 下 に は“ No Zoom waveform while Roll mode.[ ロ ー ル 動 作 中 、ズ ー ム 波 形 は 表 示 し ま せ ん 。] “と い う メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。 Zoom 波 形 の 表 示 は ト リ ガ が ス ト ッ プ (RUN/STOP ボ タ ン を 押 す 。)さ れ た 時 点 で 表 示 し ま す 。さ ら に 、再 度 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]動 作 さ せ る (AUTO/NORMAL/SINGLE の ボ タ ン の ど れ か を 押 し ま す 。 )と Zoom 波 形 は 消去されます。 Zoom[ ズ ー ム ] 機 能 の 詳 細 は 3.15 節 を ご 参 照 く だ さ い 。 64 3.6 TRIGGER[トリガ]メニュー 本 節 で は 、Trigger LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ]調 整 ツ マ ミ 及 び Trigger(ト リ ガ )メ ニ ュ ー に 関 して、その機能、操作方法を説明します。 3.6.1 [ ト リ ガ レ ベ ル ]調 整 ツ マ ミ ① ② ③ トリガレベルの調整 信号を観測する場合、トリガレベルを信号の振幅範囲内に 設 定 し ま す 。 ト リ ガ レ ベ ル は TRIGGER LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ] 調 整 ツ マ ミ で 操 作 し ま す 。 TRIGGER[ ト リ ガ ] 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.6.1 に 示 し ま す 。 ① Trigger LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ]調 整 ツ マ ミ を 時 計 回 り に 回 し ま す 。ト リ ガ レ ベ ル マ ー ク は 画 面 の 上 方 に 移 動 し ま す 。ト リガレベルが画面右下の波形リードア ウ ト 表 示 域 に 表 示 さ れ ま す 。(図 3.6.2(a) 参 照 、ト リ ガ レ ベ ル が オ フ セ ッ ト 電 圧 よ 図 3.6.1 トリガのボタン、ツマミの レイアウト り + 側 で あ れ ば 正 の 表 示 に ま す 。マ ー ク Tの上下どちらかにある線がトリガレ トリガレベルマーク ベルを示しています。) ② Trigger LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ]調 整 ツ マミを反時計回りに回します。トリガレ ベルマークは画面の下方に移動します。 トリガレベルは画面右下の波形リードア ウ ト 表 示 域 に 表 示 さ れ ま す 。(図 3.6.2(b) 参照、トリガレベルがオフセット電圧よ り-側であれば負の表示になります。) ③ トリガレベルを波形振幅の中央にしたい トリガレベル表示 場 合 は 、Trigger LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ] 調 整 ツ マ ミ を 1 回 押 し 、Find Level に し 図 3.6.2(a) ト リ ガ レ ベ ル + の 表 示 例 ま す 。 (図 3.6.2(c)参 照 ) トリガレベルマーク トリガレベルマーク トリガレベル表示 トリガレベル表示 図 3.6.2(b) ト リ ガ レ ベ ル - の 表 示 例 図 3.6.2(c) 65 Find Level の 表 示 例 3.6.2 メニュー項目の設定 TRIGGER[ ト リ ガ ] 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.6.3 に 示 し ま す 。 Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。 ① 図 3.6.3 で TRIGGER [ ト リ ガ ] SETUP 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。 Trigger[ト リ ガ ]メ ニ ュ ー が 画 面 右 に 表示されます。 (図 3.6.4 参 照 ) ② 図 3.6.4 の メ ニ ュ ー 項 目 の Type(タ イ プ )を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。メ ニ ュ ー項目の選択肢表示メニューが開き ① ま す 。 (図 3.6.5 参 照 ) ③ 図 3.6.5 で 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー 内 の メニュー項目をタッチ(選択)します。 選択肢表示メニューからさらに下の階層 図 3.6.3 トリガのボタン、ツマミの レイアウト メニューで各トリガタイプの設定を行います。 ④ MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] 実 行 ボ タ ン を 2 回 押 し ま す 。 図 3.6.4、 図 3.6.5 の Trigger[ト リ ガ ]メ ニ ュ ー 及 び 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 閉 じ ま す 。 3.6.3 節 で は メ ニ ュ ー 項 目 を 階 層 表 示 し て 、各 ト リ ガ タ イ プ に お け る メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 方 法 に つ い て は 3.6.4 節 に て 説 明 し ま す 。 ② ③ ④ 図 3.6.4 Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 図 3.6.5 Trigger[ ト リ ガ ] 選 択 肢 表 示 メニュー 66 3.6.3 メニュー項目と階層 Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー の 設 定 内 容 を 3.6.3.1~ 3.6.3.9 節 で Type[ ト リ ガ タ イ プ ] 別 に 図 3.6.6(a)~ (i)に 示 し ま す 。 本 製 品 で 設 定 で き る Type[ ト リ ガ タ イ プ ] は 大 別 し て 、 下 記 の 9 種 で す 。 ・ Edge[ エ ッ ジ ト リ ガ ] ・ Edge ALT[ エ ッ ジ オ ル タ ネ ー ト ] ・ Edge OR[ エ ッ ジ OR] ・ Pulse Count[ パ ル ス 数 ト リ ガ ] ・ Pulse Width[ パ ル ス 幅 ト リ ガ ] ・ Period[ 周 期 ト リ ガ ] ・ Dropout[ 欠 落 ト リ ガ ] ・ TV[ テ レ ビ ト リ ガ ] ・ OR[ 論 理 和 ] / NOR[ 否 定 論 理 和 ] / AND[ 論 理 積 ] / NAND[ 否 定 論 理 積 ] 3.6.3.1 Type: Edge[ エ ッ ジ ト リ ガ ] 立 上 が り エ ッ ジ ( Slope)、 立 下 が り エ ッ ジ ( Slope) を 設 定し、指定エッジでトリガがかかります。 トリガソース信号を左記 7 種から選択 ・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み ・ EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力 ・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍 ・ Line は Edge ト リ ガ の み 設 定 可 能 :波形の立上がりエッジでトリガが発生するように設定 :波形の立下がりエッジでトリガが発生するように設定 :トリガ信号の交流成分のみを通過 :トリガ信号のすべての周波数成分を通過 : 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 : 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 :ト リ ガ 感 度 を 鈍 く し て 、ノ イ ズ 成 分 を 検 知 し に く く す ることでエッジトリガの精度を向上します。 波形取込み終了後、指定時間トリガ信号の発生を禁止 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ で Off(0)、 数 値 設 定 図 3.6.6(a) Edge[ エ ッ ジ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 67 3.6.3.2 Type: Edge ALT[ エ ッ ジ オ ル タ ネ ー ト ト リ ガ ] 立 上 が り エ ッ ジ 、立 下 が り エ ッ ジ で 交 互 に ト リ ガ が か か り ます。 トリガソース信号を左記 6 種から選択 ・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み ・ EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力 ・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍 :トリガ信号の交流成分のみを通過 :トリガ信号のすべての周波数成分を通過 : 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 : 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 :ト リ ガ 感 度 を 鈍 く し て 、ノ イ ズ 成 分 を 検 知 し に く く す ることでエッジトリガの精度を向上します。 波形取込み終了後、指定時間トリガ信号の発生を禁止 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ で Off(0)、 数 値 設 定 図 3.6.6(b) 3.6.3.3 Edge ALT[ エ ッ ジ オ ル タ ネ ー ト ト リ ガ ] メ ニ ュ ー Type: Edge OR[ エ ッ ジ OR ト リ ガ ] 1CH か ら 複 数 CH に つ い て 、 立 上 が り エ ッ ジ ( Slope)、 立 下 が り エ ッ ジ ( Slope) を 設 定 し 、 1 つ で も 指 定 エ ッ ジ があれば、トリガがかかります。 ト リ ガ ソ ー ス 信 号 を 左 記 4 種 か ら 選 択 し て 、独 立 に 設 定 可 能 ( CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み ) : 指 定 し て い る CH を ト リ ガ 動 作 か ら は ず し ま す 。 :波形の立上がりエッジでトリガが発生するように設定 :波形の立下がりエッジでトリガが発生するように設定 :トリガ信号の交流成分のみを通過 :トリガ信号のすべての周波数成分を通過 : 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 : 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 :トリガ感度を鈍くして、ノイズ成分を検知しにくくするこ とでエッジトリガの精度を向上します。 図 3.6.6(c) Edge OR[ エ ッ ジ OR ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 68 3.6.3.4 Type: Pulse Count[ パ ル ス 数 ト リ ガ ] 指 定 し た 立 上 が り エ ッ ジ ( Slope )、 立 下 が り エ ッ ジ ( Slope)か ら 、指 定 し た パ ル ス 数 で ト リ ガ が か か り ま す 。 トリガソース信号を左記 6 種から選択 ・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み ・ EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力 ・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍 :波形の立上がりから指定パルス数でトリガが発生するよう に設定 :波形の立下がりから指定パルス数でトリガが発生するよう に設定 :トリガ信号の交流成分のみを通過 :トリガ信号のすべての周波数成分を通過 : 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 さ せ ま す 。 : 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 さ せ ま す 。 :トリガ感度を鈍くして、ノイズ成分を検知しにくくする ことでエッジトリガの精度を向上します。 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ で 数 値 設 定 (整 数 値 )。 ツ マ ミ を 押 し 、粗 調 / 微 調 を 選 択 し て 設 定 し ま す 。 図 3.6.6(d) 3.6.3.5 Pulse Count [ パ ル ス 数 ト リ ガ ] メ ニ ュ ー Type: Pulse Width[ パ ル ス 幅 ト リ ガ ] 指 定 し た 極 性 で 、指 定 し た パ ル ス 幅 で ト リ ガ が か か り ま す 。 トリガソース信号を左記 6 種から選択 ・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み ・ EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力 ・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍 :パルス波形の正極性でトリガが発生するように設定 :パルス波形の負極性でトリガが発生するように設定 :トリガ信号の交流成分のみを通過 :トリガ信号のすべての周波数成分を通過 : 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 : 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 :トリガ感度を鈍くして、ノイズ成分を検知しにくくす ることでエッジトリガの精度を向上します。 : ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ で m,n の 数値設定 15.0ns~ 50s 図 3.6.6(e) Pulse Width [ パ ル ス 幅 ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 69 3.6.3.6 Type: Period[ 周 期 ト リ ガ ] 指 定 し た 立 上 が り エ ッ ジ ( Slope )、 立 下 が り エ ッ ジ ( Slope) か ら 、 指 定 し た 時 間 で ト リ ガ が か か り ま す 。 トリガソース信号を左記 6 種から選択 ・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み ・EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力 ・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍 :波形の立上がり 1 周期でトリガが発生するように設定 :波形の立下がり 1 周期でトリガが発生するように設定 :トリガ信号の交流成分のみを通過 :トリガ信号のすべての周波数成分を通過 : 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 さ せ ま す 。 : 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 さ せ ま す 。 : ト リ ガ 感 度 を 鈍 く し て 、ノ イ ズ 成 分 を 検 知 し に く く す る ことでエッジトリガの精度を向上します。 : ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ で m の数値設定 図 3.6.6(f) 3.6.3.7 Period[ 周 期 ト リ ガ ] メ ニ ュ ー Type: Dropout[ 欠 落 ト リ ガ ] 指 定 し た 立 上 が り エ ッ ジ ( Slope )、 立 下 が り エ ッ ジ ( Slope) か ら 、 指 定 し た Dropout Time の 間 に 指 定 エ ッ ジがない場合、トリガがかかります。 トリガソース信号を左記 6 種から選択 ・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み ・EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力 ・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍 :波形の立上がりでエッジを設定 :波形の立下がりでエッジを設定 :トリガ信号の交流成分のみを通過 :トリガ信号のすべての周波数成分を通過 : 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 さ せ ま す 。 : 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 さ せ ま す 。 : ト リ ガ 感 度 を 鈍 く し て 、ノ イ ズ 成 分 を 検 知 し に く く す る ことでエッジトリガの精度を向上します。 :可変範囲 : 30.0 ns~ 50.0 s : 最 小 設 定 分 解 能 : 10.0 ns 図 3.6.6(g) Period[ 周 期 ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 70 3.6.3.8 Type: TV[ テ レ ビ ト リ ガ ] 指 定 し た TV同 期 信 号 の フ ィ ー ル ド ま た は ラ イ ン で 機 器 を トリガするのに使用します。 トリガソース信号を左記 6 種から選択 ・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み ・ EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力 ・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍 TV 同 期 信 号 の プ ラ ス ス ロ ー プ で ト リ ガ が 発 生 す る よ う に 設 定 TV 同 期 信 号 の マ イ ナ ス ス ロ ー プ で ト リ ガ が 発 生 す る よ う に 設 定 *デフォルト[初期]設定はマイナススロープ ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ で 数 値 設 定 (整 数 値 ) ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ で 数 値 設 定 (整 数 値 ) ADJUST [ 調 整 ]ツ マ ミ で数値設定 (整 数 値 ) 図 3.6.6(h) TV Trigger[ TV ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 71 3.6.3.9 Type: OR/ NOR/ AND/ NAND[ パ タ ー ン ト リ ガ ] 1CHか ら 複 数 CHに つ い て High/ Lowレ ベ ル を 設 定 し 、ト リ ガ ソ ー ス に 対 し て 、 4種 か ら 選 択 し た ブ ー ル 演 算 子 に 基 づいて演算し、トリガをかけます。 ト リ ガ ソ ー ス 信 号 を 左 記 4 種 か ら 選 択 し て 、独 立 に 設 定 可 能 ( CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み ) : 指 定 し て い る CH を ト リ ガ 動 作 か ら は ず し ま す 。 : High レ ベ ル で ト リ ガ が 発 生 す る よ う に 設 定 : Low レ ベ ル で ト リ ガ が 発 生 す る よ う に 設 定 :トリガ信号の交流成分のみを通過 :トリガ信号のすべての周波数成分を通過 : 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 : 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 :トリガ感度を鈍くして、ノイズ成分を検知しにくくするこ とでエッジトリガの精度を向上します。 図 3.6.6(i) OR/ NOR/ AND/ NAND[ 論 理 ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 72 3.6.4 トリガの種類と設定方法 本 節 で は 、本 製 品 で 設 定 で き る ト リ ガ に つ い て 、メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。 3.6.4.1 Edge[ エ ッ ジ ト リ ガ ] エッジトリガでは指定したトリガソース信号と入力信号が交差した位置でトリガ信号 を 発 生 さ せ ま す 。 3.6.2 節 の 操 作 手 順 ③ 以 降 の メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。 ① 図 3.6.7 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Source[ 対 象 ソ ー ス ] を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 Source ⑥ [ 対 象 ソ ー ス ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー (1/2、 2/2)が 開 き ま す 。 (図 3.6.8 参 照 ) ② 図 3.6.8 で Source[ 対 象 ソ ー ス ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー (1/2、2/2)か ら ト リ ガ ソ ー ス 信 号 ① をタッチ(選択)します。 ③ 図 3.6.7 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Slope [スロープ]をタッチ(選択)します。 ③ ④ 図 3.6.7 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Coupling[ 結 合 ]を タ ッ チ 選 択 し ま す 。Coupling[ 結 合 ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.9 ④ 参照) ⑤ 図 3.6.9 の Coupling[ 結 合 ] 選 択 肢 表 示 メ ニューから結合をタッチ(選択)します。 ⑥ ⑥ 図 3.6.7 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Holdoff[ ホ ー ル ド オ フ ]を ADJUST ツ マ ミ を 回 し て 設 定 します。 図 3.6.7 Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー ② ② ⑤ 図 3.6.8 Source[ ト リ ガ ソ ー ス ] サ ブ メ ニ ュ ー 73 図 3.6.9 Coupling[ ト リ ガ 結 合 ] サブメニュー 3.6.4.2 Edge ALT[ エ ッ ジ オ ル タ ネ ー ト ト リ ガ ] エッジオルタネートトリガは、トリガソース信号の立ち上がり、立ち下がりで交互に トリガ信号を発生させます。 前 ペ ー ジ 3.6.4.1 節 の エ ッ ジ ト リ ガ の よ う な Slope(立 上 が り 、立 下 が り )の 設 定 の 必 要 は あ り ま せ ん 。 Slope 以 外 の 操 作 方 法 は 3.6.4.1 節 の 操 作 手 順 を 参 照 し て く だ さ い 。 図 3.6.10 に エ ッ ジ オ ル タ ネ ー ト ト リ ガ の サ ブ メ ニ ュ ー を 示 し ま す 。 エッジオルタネートトリガはトリガソース信号が最初の エッジを検出して波形を表示するまで、処理時間が必要 です。その処理時間中の立上がり、立下がりはトリガ検出 しません。波形表示完了後、次の立上がり、立下がりの エッジから検出してトリガがかかります。 図 3.6.10 74 Trigger[ ト リ ガ ]サ ブ メ ニ ュ ー 3.6.4.3 Edge OR[ エ ッ ジ OR ト リ ガ ] エ ッ ジ OR ト リ ガ は 、 1CH か ら 複 数 CH に つ い て 、 立 上 が り エ ッ ジ ( Slope)、 立 下 が り エ ッ ジ ( Slope) を 指 定 し 、 1 つ で も 指 定 エ ッ ジ が あ れ ば 、 ト リ ガ が か か り ま す 。 ト リ ガ ソ ー ス 信 号 の CH の う ち 、 ト リ ガ の 対 象 と し な い CH は 図 3.6.11 の 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー で 、 Don't Care を 選 択 し て く だ さ い 。 ① 図 3.6.11 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Source[ 対 象 ソ ー ス ] を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 Source [ 対 象 ソ ー ス ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー (1/2、 2/2)が 開 き ま す 。 (図 3.6.12 参 照 ) ② 図 3.6.12 で Source[ 対 象 ソ ー ス ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー (1/2、2/2)か ら ト リ ガ ソ ー ス 信 号 ① をタッチ(選択)します。 ③ 図 3.6.11 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Slope [スロープ]をタッチ(選択)します。 ③ Slope[ ス ロ ー プ ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.13 参 照 ) ④ 図 3.6.13 の Slope[ ス ロ ー プ ] 選 択 肢 表 示 ⑤ メ ニ ュ ー で 、 Don’t Care / Positive / Negative の ど れ か を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。 ⑤ 図 3.6.11 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Coupling[ 結 合 ]を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。Coupling[ 結 合 ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 図 3.6.11 Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 3.6.14 参 照 ) ⑥ 図 3.6.14 の Coupling[ 結 合 ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー か ら 結 合 を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。 ⑦ Trigger Level[ ト リ ガ レ ベ ル ] 調 整 ツ マ ミ でトリガレベルを調整します。 (「 3.6.1 ト リ ガレベルの調整」参照) ⑧ ① ~ ⑦ を 繰 り 返 し て 、す べ て の Source[ 対 象 ソ ー ス ] の Slope[ ス ロ ー プ ] な ど を 設 定します。 ④ ② ⑥ 図 3.6.12 Source[ ト リ ガ ソ ー ス ] 図 3.6.13 Slope[ ス ロ ー プ ] 選択肢表示メニュー 選択肢表示メニュー 75 図 3.6.14 Coupling[ ト リ ガ 結 合 ] 選択肢表示メニュー 3.6.4.4 Pulse Count (パ ル ス 数 ト リ ガ ) パ ル ス 数 ト リ ガ は 指 定 し た 回 数 の ト リ ガ 信 号 を カ ウ ン ト す る と 、ト リ ガ が 発 生 し ま す 。 カウンタ回路やエンコーダの動作確認などに適しています。 3.6.2 節 の 操 作 手 順 ③ 以 降 の メ ニ ュ ー 項 目 の う ち 、No.of Pulse(パ ル ス 数 )の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。 (Source[ ト リ ガ ソ ー ス ]、 Slope[ ス ロ ー プ ] 及 び Coupling[ ト リ ガ 結 合 ] の 設 定 方 法 は 3.6.4.1 節 の 操 作 手 順 を 参 照 し て く だ さ い 。 ) ① 3.6.2 節 の 図 3.6.5 の Type[ ト リ ガ タ イ プ ] サ ブ メ ニ ュ ー で 、 Pulse Count [ パ ル ス 数 ] ③ を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。Trigger[ ト リ ガ タ イ プ ] サ ブ メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.15 参照) ② パ ル ス 数 を 設 定 す る た め 、 No.of Pulse[ パ ル ス数]をタッチ(選択)します。 ③ 図 3.6.15 の ADJUST ツ マ ミ 回 し て No.of Pulse (パ ル ス 数:1~ 9999 の 整 数 値 )の 値 を 設 定します。時計方向に回すとサブメニュー内 の数値が増え、反時計方向に回すと数値は減 少します。 ② 図 3.6.15 Type[ ト リ ガ タ イ プ ] サブメニュー 76 3.6.4.5 Pulse Width[ パ ル ス 幅 ト リ ガ ] パルス幅トリガは、入力したパルスが指定した極性で、指定したパルス幅の条件を満 たす場合にトリガがかかります こ の ト リ ガ は 正 の パ ル ス と 負 の パ ル ス を Polarity[ 極 性 ] で 設 定 し 、 パ ル ス 幅 の 取 り 出 す 条 件 は Pulse Width[ パ ル ス 幅 ] で 設 定 し ま す 。 3.6.2 節 の 操 作 手 順 ③ 以 降 の メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。 (Source[ ト リ ガ ソ ー ス ]、 Coupling[ ト リ ガ 結 合 ] の 設 定 方 法 は 3.6.4.1 節 エ ッ ジ ト リ ガ の 操 作 手 順 を参照してください。) ① 図 3.6.16 の Polarity[ 極 性 ]を タ ッ チ( 選 択)します。 ② 図 3.6.16 の Pulse Width[ パ ル ス 幅 ] を タ ッチ(選択)します。 Pulse Width[ パ ル ス 幅 ] サ ブ メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.17 参 照 ) ③ パルス幅の範囲、条件を指定するため 図 3.6.17 の When[ 条 件 ]を タ ッ チ( 選 択 ) し ま す 。When[ 条 件 ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー ① が 開 き ま す 。 (図 3.6.18 参 照 ) ④ 図 3.6.18 の 条 件 を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 図 3.6.17 の Pulse Width[ パ ル ス 幅 ] サ ブ メニューに戻ります。 ⑤ パ ル ス 幅 の 範 囲 を 設 定 す る た め 、 図 3.6.17 ② のm、nの設定範囲の指定ボタンをタッチ (選択)します。 図 3.6.16 ⑥ 図 3.6.17 の ADJUST ツ マ ミ を 回 し 、 m あ Type[ ト リ ガ タ イ プ ] サブメニュー るいはnの値を設定します。 ③ ⑥ ④ ⑤ 図 3.6.17 Pulse Width[ パ ル ス 幅 ] サ ブ メ ニ ュ ー 77 図 3.6.18 When[ 条 件 ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー 3.6.4.6 Period [ 周 期 ト リ ガ ] 周 期 ト リ ガ で は 、あ る 信 号 周 期 に 条 件 を 設 定 し 、ト リ ガ を 発 生 さ せ る こ と が で き ま す 。 このような機能はモータなどのパルス列計測などに利用されます。 本 節 で は 、周 期 ト リ ガ の メ ニ ュ ー 項 目 の う ち 、Interval Time(時 間 間 隔 )の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。 (Source[ ト リ ガ ソ ー ス ]、 Slope[ ス ロ ー プ ] 及 び Coupling[ ト リ ガ 結 合 ] の 設 定 方 法 は 3.6.4.1 節 の 操 作 手 順 ① ~ ⑤ を 参 照 し て く だ さ い 。 ) ① 図 3.6.19 で 、 時 間 間 隔 を 設 定 す る た め 、 Interval Time[ 時 間 間 隔 ]を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。Interval Time[ 時 間 間 隔 ] サ ブ メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.20 参 照 ) ② Interval Time[ 時 間 間 隔 ]の 範 囲 、条 件 を 指 定 す る た め 図 3.6.20 の When[ 条 件 ]を タ ッ チ( 選 択 ) し ま す 。When[ 条 件 ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.21 参 照 ) ③ 図 3.6.21 の 条 件 を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。図 3.6.20 の Interval Time[ 時 間 間 隔 ]サ ブ メ ニ ュ ー に 戻 り ます。 ④ 図 3.6.20 の ADJUST ツ マ ミ 回 し て 、 m の 値 ① ( Interval Time[ 時 間 間 隔 ]) を 設 定 し ま す 。 図 3.6.19 Type[ ト リ ガ タ イ プ ] サブメニュー ② ④ ③ 図 3.6.21 When[ 条 件 ] サブメニュー 図 3.6.20 Interval Time[ 時 間 間 隔 ] サブメニュー 78 注 意 ) Period( 周 期 ト リ ガ ) に お け る 制 限 周 期 ト リ ガ の 動 作 周 波 数 に は 制 限 が あ り 、こ れ を 超 え る 周 波 数 が 入 力 さ れ たとき、動作は保証されません。 設定された周期によって下記のように動作の上限周波数が変わります。 設定周期 動作上限周波数 ~ 167.6 msec 40 MHz ~ 335.2 msec 20 MHz ~ 670.4 msec 10 MHz ~ 1.3 sec 5 MHz ~ 1.6 sec 4 MHz ~ 3.3 sec 2 MHz ~ 6.7 sec 1 MHz ~ 13.4 sec 500 kHz ~ 16.7 sec 400 kHz ~ 33.5 sec 200 kHz ~ 50.0 sec 100 kHz 79 3.6.4.7 Dropout [ 欠 落 ト リ ガ ] Dropout( 欠 落 )ト リ ガ は 、指 定 し た 立 上 が り エ ッ ジ( Slope)、立 下 が り エ ッ ジ( Slope) か ら 、 指 定 し た Dropout Time の 間 に 指 定 エ ッ ジ が な い 場 合 、 Dropout Time 経 過 時 に トリガがかかります。 パルスが規定とおりに発生しているかどうかの検査などに使用します。 本 節 で は 、 Dropout( 欠 落 ) ト リ ガ の メ ニ ュ ー 項 目 の う ち 、 Dropout Time(欠 落 時 間 ) の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。(Source[ ト リ ガ ソ ー ス ]、Slope[ ス ロ ー プ ]及 び Coupling [ ト リ ガ 結 合 ] の 設 定 方 法 は 3.6.4.1 節 の 操 作 手 順 ① ~ ⑤ を 参 照 し て く だ さ い 。 ) ① 欠 落 時 間 を 設 定 す る た め 、 図 3.6.22 の ADJUST ツ マ ミ 回 し て 、 t の 値 ( Dropout Time[ 欠 落 時 間 ]) ① を設定します。 図 3.6.22 Type[ ト リ ガ タ イ プ ] サブメニュー 80 3.6.4.8 TV ( テ レ ビ ト リ ガ ) テ レ ビ ト リ ガ は 、 指 定 し た TV信 号 の フ ィ ー ル ド ま た は ラ イ ン で 機 器 を ト リ ガ す る の に 使用します。 本 節 で は 、TV ト リ ガ の メ ニ ュ ー 項 目 の う ち TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ]の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。(Source[ ト リ ガ ソ ー ス ]、Slope[ ス ロ ー プ ]の 設 定 方 法 は 3.6.4.1 節 の 操 作手順①~⑤を参照してください。) ① 図 3.6.23 で テ レ ビ 設 定 の 内 容 を 指 定 す る た め 、 TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ] を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ] サ ブ メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.24 参 照 ) ② 図 3.6.24 の TV Standard[ テ レ ビ 規 格 ] を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。TV Standard[ テ レ ビ 規 格]選 択肢 表示メ ニュ ーが開 きま す。(図 3.6.25 参 照 ) ③ 図 3.6.25 で NTSC/ PAL/ Custom の テ レ ビ 規 格 をタッチ(選択)します。 NTSC、PAL の メ ニ ュ ー 設 定 方 法 と Custom の メ ニ ュ ① ー設定方法を次ページにて別々に説明します。 図 3.6.23 Type[ ト リ ガ タ イ プ ] サブメニュー ② ③ 図 3.6.25 TV Standard[ テ レ ビ 規 格 ] 選択肢表示メニュー 図 3.6.24 TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ] サブメニュー 81 NTSC と PAL の メ ニ ュ ー 設 定 方 法 ① 図 3.6.26 の TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ] サ ブ メ ニ ュ ー で 、 Line Number[ ラ イ ン 番 号 ] を 2 者択一でタッチ(選択)します。 ② ③ ④ ② Field Sequence[ ラ イ ン の 数 ]を タ ッ チ ( 選 択 ) し 、 ADJUST ツ マ ミ を 回 す こ と で 選 択 し ① ま す 。 ラ イ ン の 数 は 1,2,4,8 の 4 種 で す 。 ③ Field No[ フ ィ ー ル ド 番 号 ]を タ ッ チ( 選 択 ) し 、 ADJUST ツ マ ミ を 回 す こ と で し ま す 。 ② フィールド番号の設定値は次の制限があり ま す 。フ ィ ー ル ド 番 号 の 選 択 値 は ② の ラ イ ン ③ の 数 以 下 の 正 の 整 数 あ る い は Any Fields[ す べてのライン]です。 ④ Any Fields/Line No[ す べ て の ラ イ ン /ラ イ ④ ン 番 号 ] を タ ッ チ ( 選 択 ) し 、 ADJUST ツ マ ミを回すことで設定します。 す べ て の ラ イ ン /ラ イ ン 番 号 の 設 定 値 は 次 の 制 限 が あ り ま す 。 す べ て の ラ イ ン /ラ イ ン 番 号の選択値は①のライン番号以下の正の整 図 3.6.26 TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ] サブメニュー 数 あ る い は Any Fields[ す べ て の ラ イ ン ] です。 Custom の メ ニ ュ ー 設 定 方 法 ① Custom Setting[ カ ス タ ム 設 定 ]を Custom Setting[ カ ス タ ム 設 定 ] サ ブ メ ニ ュ ー タ ッ チ( 選 択 )し 、サ ブ メ ニ ュ ー を 開 き ま す 。 (図 3.6.27) ② Field Frequency[ フ ィ ー ル ド 周 波 数 ] ② を タ ッ チ ( 選 択 ) し 、 ADJUST ツ マミで設定します。 ③ No of Scan Line[ 走 査 線 の 数 ] を ③ ① タ ッ チ ( 選 択 ) し 、 ADJUST ツ マ ミで設定します。 ⑤ ④ MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ]ボ タ ン を 押 し て TV Setting サ ブ メ ニ ュ ー に戻ります。 ⑥ ⑤ Field Sequence[ ラ イ ン の 数 ]を タ ッ チ ( 選 択 ) し 、 ADJUST ツ マ ミ で設定します。 ⑦ ⑥ Fields No.[ フ ィ ー ル ド 番 号 ] を タ ッ チ ( 選 択 ) し 、 ADJUST ツ マ ミ で設定します。 ⑦ Any Fields/Line No[ す べ て の ラ イ ン /ラ イ ン 番 号 ] を タ ッ チ ( 選 択 ) し 、ADJUST ツ マ ミ で 設 定 し ま す 。 82 図 3.6.27 TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ] サブメニュー ④ 3.6.4.9 OR/ NOR/ AND/ NAND[ パ タ ー ン ト リ ガ ] 1CH か ら 複 数 CH に つ い て High/ Low レ ベ ル を 設 定 し 、 ト リ ガ ソ ー ス に 対 し て 、 4 種 か ら選択したブール演算子に基づいて演算し、トリガをかけます。 ト リ ガ ソ ー ス 信 号 の CH の う ち 、 図 3.6.29 の 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー で 、 Don’ t Care を 選 択 す れ ば 、 そ の CH を ト リ ガ の 対 象 か ら は ず す こ と が 可 能 で す 。 OR[ 論 理 和 ] ト リ ガ の 例 ① 図 3.6.28 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の 4 種 の パ タ ーントリガをタッチ(選択)します。 ② 図 3.6.28 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Source[ 対 象 ソ ー ス ]を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。Source ② [対象ソース]選択肢表示メニューが開 き ま す 。 (図 3.6.29 参 照 ) ③ 図 3.6.29 で Source[ 対 象 ソ ー ス ] 選 択 ① 肢表示メニューからトリガソース信号を ④ タッチ(選択)します。 ④ 図 3.6.28 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の State ⑥ [ステート]をタッチ(選択)します。 State[ ス テ ー ト ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.30 参 照 ) ⑤ 図 3.6.30 の State[ ス テ ー ト ] 選 択 肢 表 示メニューで、どれかをタッチ(選択) します。 ⑥ 図 3.6.28 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Coupling 図 3.6.28 Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー [ 結 合 ]を タ ッ チ (選 択 )し ま す 。Coupling [ 結 合 ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.31 参 照 ) ⑦ 図 3.6.31 の Coupling[ 結 合 ] 選 択 肢 表 示メニューから結合をタッチ(選択)し ます。 ⑤ ③ ⑦ 図 3.6.29 Source [トリガソース] 選択肢表示メニュー 図 3.6.30 State [ステート] 選択肢表示メニュー 83 図 3.6.31 Coupling [トリガ結合] 選択肢表示メニュー 3.7 UTILITIES[ユーティリティ]メニュー 本 節 で は UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン の 持 つ 機 能 、 操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー で は 次 の 機 能 に 関 し て 設 定 し 、本 製 品 を 有 効に活用して観測波形を測定することができます。 ・ Print[ 印 刷 ] 機 能 の 設 定 : 画 面 表 示 デ ー タ を 出 力 す る た め の 設 定 ・ Config[ シ ス テ ム 設 定 ] : 日 付 、 時 刻 、 ユ ー ザ ・ イ ン タ フ ェ ー ス 言 語 、 電 源 シ ス テ ム などの設定 ・ Calibration[ 校 正 ] :校正に関する設定及び実施、校正データの呼出及び保存 ・ Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソ フ ト の 更 新 ] :本製品のハードウエア、ソフト及びオプションに関する 状態表示、設定、更新 ・ Remote[ リ モ ー ト 制 御 ] : TCP/IP、 GPIB、 USB か ら リ モ ー ト 制 御 を 選 択 し ま す 。 3.7.1 UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] に 関 す る ボ タ ン 、 ツ マ ミ 、 メ ニ ュ ー UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.7.1 に ① 示します。ボタン、ツマミ、メニューの 操作方法を説明 します。 ① 図 3.7.1 図 3.7.1 の UTILITIES [ユ ー テ ィ リ ボタン、ツマミのレイアウト テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。画 面 右 に Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.7.2 参 照 ) ② ③ 図 3.7.2 の メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ( 選 択)します。 ③ 図 3.7.2 の ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ で メ ニ ュ ー 項 目 を 選 択 、設 定 し ま す 。 ④ ② 図 3.7.2 の MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ]ボタンでメニューを閉じます。 ④ 各設定項目のサブメニュ-、選択肢表示 メ ニ ュ ー 内 容 に つ い て は 次 節 3.7.2、の メ ニュー項目と階層で説明します。 図 3.7.2 84 Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 3.7.2 メニュー項目と階層 Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 図 3.7.3(a)~ (f)に 示 し ま す 。 Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー の 第 1 階 層 サ ブ メ ニ ュ ー は Print[ 印 刷 ]、Config [ シ ス テ ム 設 定 ]、 Calibration[ 校 正 ]、 Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソ フ ト の 更 新 ]お よ び Remote[ リ モ ー ト 制 御 ]の 5 種 で す 。各 メ ニ ュ ー 項 目 ご と に 階 層 で 示 し 、 各項目の設定内容、使用条件、用途などの概要を右側で説明します。 3.7.2.1 Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー の 項 目 を 図 3.7.3(a)に 階 層 で 示 し ま す 。 ・ ・ ・ ・ 図 3.7.3(b)参 照 ・ ・ ・ ・ 図 3.7.3(c)参 照 ・ ・ ・ ・ 図 3.7.3(d)参 照 ・ ・ ・ ・ 図 3.7.3(e)参 照 ・ ・ ・ ・ 図 3.7.3(f)参 照 。 リモートコントロール時、設定します。リモート制御 方 法 、 コ マ ン ド 詳 細 に つ い て は 付 属 の CD に 収 録 さ れ ているリモート・コントロール・マニュアルを参照し てください。 図 3.7.3(a) 3.7.2.2 Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー Print[ 印 刷 ] メ ニ ュ ー 出力先のデバイスタイプを下記から選択します。 : USB メ モ リ : PictBridge 対 応 プ リ ン タ Printer を 選 択 す る と Print メ ニ ュ ー で Paper Size を ADJUST ツ マ ミ で 選 択 し ま す 。 出力データのファイル形式を選択 : TIFF フ ァ イ ル 形 式 : BMP フ ァ イ ル 形 式 : PNG フ ァ イ ル 形 式 出力する画面データの背景色を選択 :白 : 黒 (画 面 表 示 イ メ ー ジ ) フ ァ イ ル 名 の 入 力 方 法 は 3.7.3 節 で説明します。 図 3.7.3(b) Print[印 刷 ]サ ブ メ ニ ュ ー 、 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー 85 3.7.2.3 Config[ シ ス テ ム 設 定 ] メ ニ ュ ー メ ニ ュ ー 、ポ ッ プ ア ッ プ 、一 時 表 示 メ ッ セ ー ジ Help の 言 語 体 系 を 設 定 し ま す 。 画面右下に表示される時刻の 種類設定 :表示なし :現在の年月日、時刻表示 :波形取り込み終了時刻を表示。 ( Stop 状 態 の み ) 日付、年月日の設定。 Year : 2000~ 2099 Month : 01~ 12 Day Hour : 00~ 23 Min :確定 Enter : 01~ 31 : 00~ 59 :波 形 リ フ ァ レ ン ス マ ー ク (GND 位 置 )を 中 心 に 波形を拡大、縮小 :画面中央を中心に波形を拡大、縮小 :ト リ ガ デ ィ レ イ リ フ ァ レ ン ス マ ー ク (時 間 0 位 置 )を 中 心 に 波 形 を 拡 大 、 縮 小 :画面中央を中心に波形を拡大、縮小 ボタンやツマミを押すときのビープ音の設定 :鳴らない。 :鳴る。 正面パネルのボタン、ツマミのロック設定 :ロックしない。 :ロックする。 画面内のグリッドの輝度設定 [ 機 能 ]ツ マ ミ で 設 定 値 を 調 整 し ま す 。 画 面 最 下 部 の ス テ ー タ ス 情 報 域 に 、観 測 波 形 の 周 波 数 表 示 の ON/ OFF を 設 定 機器の消費電力節約のための設定 最後に操作してから指定時間後に 画面表示をオフにします。 何か操作すると表示が再開します。 Never: 設 定 な し 機器の消費電力節約のための設定 最後に操作してから指定時間後に 電源をオフにします。 何か操作すると電源がオンになります。 Never: 設 定 な し 機器の消費電力節約のための設定 画面表示全体の輝度を設定します。 左記の 3 段階に設定可能 図 3.7.3(c) Config[シ ス テ ム 設 定 ]サ ブ メ ニ ュ ー 、 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー 86 3.7.2.4 Calibration[ 校 正 ] メ ニ ュ ー 図 3.7.3(d) 3.7.2.5 Calibration[校 正 ]サ ブ メ ニ ュ ー Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソ フ ト ウ エ ア の 更 新 ] メ ニ ュ ー 図 3.7.3(e) Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソ フ ト ウ エ ア の 更 新 ] サ ブ メ ニ ュ ー 87 3.7.2.6 Remote[ リ モ ー ト ] メ ニ ュ ー 図 3.7.3(f) Remote[リ モ ー ト ]サ ブ メ ニ ュ ー 88 3.7.3 文字、記号、数字の入力方法 本 節 で は 3.7.2.2 節 、 3.7.2.5 節 の サ ブ メ ニ ュ ー で 、 File Name[ フ ァ イ ル 名 ] の 項 目 における文字、数字、記号の入力方法を説明します。尚、他のメニューにおいても入 力時はポップアップ画面が表示され、同様の方法で入力します。以下にてファイル名 の入力方法について説明します。 ① ファイル名を入力する時は,該当する項目をタッチ(選択)します。メニュー項 目 の 左 側 画 面 に 入 力 で き る 文 字 が ポ ッ プ ア ッ プ に て 表 示 さ れ ま す 。 (下 図 参 照 ) ② カ ー ソ ル 位 置 を ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ の 回 転 に て 文 字 を 選 択 し ,ツ マ ミ を 押 す ことで文字を確定します。 ポップアップでの文字入力例を下記に示します。 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ!#$%&’ ()+,-.=@[]^{}~0123456789 File Name WBIN0000 ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 右 に 1 ク リ ッ ク回転します。 ポップアップ メニューボックス ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ!#$%&’ ()+,-.=@[]^{}~0123456789 File Name XBIN0000 ※ ポ ッ プ ア ッ プ 内 は “ X” が 反 転 さ れ , メ ニ ュ ー ボ ッ ク ス 内 の “ W” が “ X” に 変 わ り ま す 。 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 押 し ま す 。 メニューボックス ポップアップ ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ!#$%&’ ()+,-.=@[]^{}~0123456789 File Name XBIN0000 ※ メ ニ ュ ー ボ ッ ク ス 内 の 反 転 が “ B” に 移 り , ポ ッ プ ア ッ プ 内 も “ B” が 反 転 さ れ ま す 。 注 1) ポップアップ内の表示文字 ポップアップには,入力可能文字だけを表示します。 下のメニューボックス内のファイル名で ○の 4 文字部分 :入力時は英数字,記号 △の 4 桁部分 :入力時は数字だけ表示 メニューボックス File Name[ フ ァ イ ル 名 ] ○○○○△△△△ 注 2) フ ァ イ ル 名 の 入 力 ポ ッ プ ア ッ プ は 他 の 操 作 が 実 行 さ れ る と 消 去 さ れ ま す 。 89 3.7.4 ファームウエアソフトの更新方法 本節ではファームウエアソフトの更新方法を説明します。 最新のファームウエアソフトの更新内容、機器との適合性、入手方法については、 弊 社 Web サ イ ト (URL : http://www.iti.iwatsu.co.jp)に て 、 ご 確 認 く だ さ い 。 さ ら に 、 弊 社 Web サ イ ト の 指 示 内 容 に 従 っ て 、 更 新 し て く だ さ い 。 注) ① 操作要領のみ説明しています。 ファームウエアソフトを搭載した USB メ モ リ デ バ イ ス を 機 器 左 下 の ポップアップ画面 USB コ ネ ク タ に 接 続 し ま す 。 ( 図 3.7.4 参 照 ) ② 図 3.7.5 で UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。 UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー (2/3)が 画 面 右 に 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.7.6 参 照 ) ③ ① USB コ ネ ク タ ⑥、⑦ 図 3.7.6 で 、Status& Update[ ス テ ー タ ス と ソ フ ト ウ エ ア の 更 新 ]項 目 図 3.7.4 正面パネル を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。サ ブ メ ニ ューが表示されます。 ④ ② 図 3.7.6 で 、Update メ ニ ュ ー を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 Update [ ソ フ ト ウ エ ア の 更 新 ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.7.6 参 照 ) ⑤ 図 3.7.6 で 、OK 実 行 メ ニ ュ ー を タ ッ 図 3.7.5 チ(選択)します。 ボタン、ツマミのレイアウト ソフトウエアの更新が開始され、画 面下のステータス情報表示域に経過 を示すメッセージが表示されます。 インストールが完了すると、画面中 央に完了を知らせるポップアップ画 面が表示されます。 注意)ソフトウエア更新中に、決し て 電 源 を 切 っ た り 、 USB メ モ リ を 引 き抜いたりしないでください。故障 の原因になります。 ⑥ POWER ス イ ッ チ を オ フ に し ま す 。 ⑦ POWER ス イ ッ チ を オ ン に し ま す 。 更新されたソフトウエアで機器が立 ち上がり、表示されます。 ⑤ 図 3.7.6 90 ④ ③ Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソフトウエアの更新]サブメニュー 3.7.5 リ モ ー ト (IP 接 続 )設 定 方 法 TCP/IP ネ ッ ト ワ ー ク ・ プ ロ ト コ ル を 使 用 し 、 イ ー サ ネ ッ ト を 通 じ て オ シ ロ ス コ ー プ を コンピュータに接続することができます。このイーサネット接続はストレート・ケーブ ル を 使 っ て ネ ッ ト ワ ー ク 経 由 で 行 う か( ハ ブ な ど を 使 用 )、ク ロ ス・ケ ー ブ ル を 使 っ て オ シロスコープのイーサネット・インタフェースとコンピュータとの間で行います。オシ ロ ス コ ー プ の ア ド レ ス を 設 定 す る 必 要 が あ る 場 合 は 、UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニューで実施します。以下にて、オシロスコープをリモート制御する際の設定方法を説 明します。 ① UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し 、 UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー が 画 面 右 に 表 示 さ れ ま す 。 ② Remote[リ モ ー ト ]を タ ッ チ ( 選 択 ) し 、 DHCPを タ ッ チ し て Onま た は Offに 設 定 し ま す 。 オ シ ロ ス コ ー プ と ホ ス ト PCを ク ロ ス ケ ー ブ ル で 直 接 接 続 す る 場 合 、 DHCPを Offに 設 定 し ま す 。 DHCPを 使 用 で き る か ど う か は 接 続 す る ネ ッ ト ワ ー ク の 管 理 者 に ② 確認してください。 DHCP Off: IPア ド レ ス 、 サ ブ ネ ッ ト ・ マ ス ク 、 デ フ ォ ル ト ・ ④ ゲートウェイを手動で入力します。 DHCP On: IPア ド レ ス 、 サ ブ ネ ッ ト ・ マ ス ク 、 デ フ ォ ル ト ・ ゲートウェイを自動的に設定します。接続するネットワーク 図 3.7.7 が対応している必要があります。 Remote サ ブ メ ニ ュ ー ③ DHCPを Offに 設 定 し た 場 合 は 、 IP Address[IPア ド レ ス ]を タ ッ チ (選 択 )し 表 示 さ れ た IPア ド レ ス 設 定 ポ ッ プ ア ッ プ 画 面 で 、IPア ド レ ス 、サ ブ ネ ッ ト・マ ス ク 、デ フ ォ ル ト ・ ゲ ー ト ウ ェ イ を 設 定 し ま す 。 ( 図 3.7.8の 参 考 例 参 照 ) ④ ENTER[ 確 定 ] を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 ⑤ "Please reboot Scope"「 電 源 を 再 投 入 し て 下 さ い 。 」 と表示されるので、電源を再投入します。アドレスが割り当てられるまでの時間は、 接続するネットワークに依存します。 クロスケーブルを使用した直接接続の参考例 ① オ シ ロ ス コ ー プ と ホ ス ト PC の 間 を ク ロ ス ケ ー ② オ シ ロ ス コ ー プ の DHCP を Off、 ア ド レ ス を ブルで接続します。 [192.168.1.101]、 サ ブ ネ ッ ト マ ス ク を [255.255.255.0]に 設 定 し ま す 。 ③ P C 側 の ア ド レ ス を [192.168.1.1]、 サ ブ ネ ッ ト マ ス ク を [255.255.255.0]に 設 定 し ま す 。 ④ホストPCからコマンドプロンプトを表示し、 [Ping 192.168.1.101] な ど で オ シ ロ ス コ ー プ と の 接続を確認します。 ⑤ ScopeViewer な ど の ア プ リ ケ ー シ ョ ン 、 又 は ユ ーザ側で作成されたプログラムで接続を行います。 注) 図 3.7.8 IP ア ド レ ス 設 定 ポ ッ プ アップ画面 本 製 品 を ネ ッ ト ワ ー ク に 接 続 す る 前 に 、ネ ッ ト ワ ー ク 管 理 者 へ の 情 報 の 問 い 合 わ せ が 必 要 で す 。ネ ッ ト ワ ー ク に つ い て 不 正 な ア ド レ ス を 指 定 す る と 、ネ ットワークと本製品の両方が予測しない動作をする場合があります。 91 3.8 画面の出力(ファイル、印刷) 本 製 品 は ボ タ ン を 押 す だ け で 、 画 面 を USB メ モ リ に フ ァ イ ル 出 力 、 ま た は 、 PictBridge 対 応 プ リ ン タ で 印 刷 す る こ と が で き ま す 。 但 し 、 USB メ モ リ と PictBridge 対 応 プ リ ン タ は 同 時に使用することはできません。以下にて、操作方法を説明します。 3.8.1 ① ① USB メ モ リ に 画 面 デ ー タ を フ ァ イ ル 出 力 UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。メ ニ ュ ー 内 で Print メ ニ ュー項目をタッチ(選択)します。 ② Print サ ブ メ ニ ュ ー で 、 Device メ ニ ュ ー 項 目 ③ Device サ ブ メ ニ ュ ー で 、 USB Memory 項 目 ④ 正 面 パ ネ ル 左 下 の USB コ ネ ク タ に 、 USB メ ⑤ をタッチ(選択)します。 をタッチ(選択)します。 図 3.8.1 ボタン、ツマミのレイアウト モ リ を 接 続 し ま す 。 (図 3.8.2 参 照 )画 面 下 に “ USB memory is connected.”と 表 示 し ま す 。 MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン ⑤ PRINT[ 印 刷 ]実 行 ボ タ ン を 押 し ま す 。 (図 3.8.1 参 照 ) そ の 際 、メ モ リ デ バ イ ス は 点 滅 し 、 画面表示データを出力します。画面下のステ ータス情報域では下記の一時表示メッセージ を表示し、データ出力が完了すると元の表示 (画 面 左 下 に ロ ゴ マ ー ク が あ る 状 態 )に 戻 り ま す。 “ Saved XXXXXXXX.YYYY. XXXXXXXX: フ ァ イ ル 名 ④ USB コ ネ ク タ YYYY: フ ァ イ ル 形 式 の 拡 張 子 図 3.8.2 USB メ モ リ の 接 続 先 注 意 )画 面 デ ー タ 出 力 時 、メ モ リ デ バ イ ス の 点 滅 が お さ ま る か 、ス テ ー タス情報域の表示がロゴのある元の状態に戻るまでメモリデバ イ ス を 引 き 抜 か な い で く だ さ い 。デ ー タ 出 力 が 終 了 す る 前 に メ モ リ デ バ イ ス を 引 き 抜 く と 、画 面 デ ー タ が メ モ リ デ バ イ ス に 出 力 で きないばかりか、他のデータを破損することがあります。 メ モ ) USB メ モ リ の 書 込 み 可 能 な メ モ リ 容 量 を 確 認 し た い な ど の 場 合 は 、UTILITIES ボ タ ン を 押 し 、Utilities メ ニ ュ ー を 開 き 、Status & Update/ USB Memory Information の 順 に タ ッ チ ( 選 択 ) す るとメモリ情報が画面中央に表示されます。 USB Memory Information All Area : Used Area: Free Area : xx,xxx,xxx KB xx,xxx,xxx KB xx,xxx,xxx KB MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ]ボ タ ン を 押 し て 、ポ ッ プ ア ッ プ 画 面 を閉じます。 92 3.8.2 PictBridge 対 応 プ リ ン タ で 画 面 を 印 刷 以下の手順にて、プリンタに印刷します。 ⑬ ① UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ ① タ ン を 押 し ま す 。 (図 3.8.3 参 照 ) ② Remote メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。 (図 3.8.4 参 照 ) 図 3.8.3 ③ Remote サ ブ メ ニ ュ ー で 、 Interface 項 目 を Off ボタン、ツマミのレイアウト にします。 ④ MENU CLOSE [ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押 し 、 Remote サ ブ メ ニ ュ ー を 閉 じ ま す 。 ⑤ Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー で 、Print ③ ② メニュー項目をタッチ(選択)します。 ⑥ Print サ ブ メ ニ ュ ー 項 目 で 、 Device メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 (図 3.8.5 参 照 ) ⑦ Device サ ブ メ ニ ュ ー 項 目 で 、 Printer メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 (図 3.8.5 参 照 ) ⑧ プ リ ン タ と 本 製 品 の 背 面 USB コ ネ ク タ を USB ④ ケーブルで接続します。 ⑨本製品が接続されたプリンタを検出するまで待 ち ま す 。検 出 さ れ た 場 合 、画 面 下 部 に ”Printer is connected.”と 表 示 さ れ ま す 。 注 ) プ リ ン タ と 本 製 品 が USB ケ ー ブ ル で 接 続 さ れ て い る 間 、 Remote サ ブ メ ニ ュ ー は 、 Off 以 外 に 変 更 で き ま せ ん 。 図 3.8.4 Utilities メ ニ ュ ー ⑩印刷用紙をプリンタにセットします。 (対応した ⑥ 印刷用紙やセット方法はプリンタの取扱説明書 を 参 照 し て く だ さ い 。) ⑦ 図 3.8.5 93 Print サ ブ メ ニ ュ ー ⑪ Print サ ブ メ ニ ュ ー で 、 Paper Size メ ニ ュ ー 項目をタッチ(選択)します。メニュー項目 を タ ッ チ す る か ま た は ADJUST ツ マ ミ で サ イズを選択します。 (図 3.8.6 参 照 ) ⑫ Print サ ブ メ ニ ュ ー で 、Background メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 Background ⑪ Paper Size サ ブ メ ニ ュ ー で 、 背 景 色 の Black/ White を Default タッチ(選択)します。 ⑬ ⑫ 正 面 パ ネ ル の PRINT[ 印 刷 ]実 行 ボ タ ン を 押 します。 印刷の準備が始まると、画面中央に ” Preparing to print. ”と い う ポップアップが表示されます。 プリンタが印刷を開始すると、 画 面 中 央 に ”Printing... Press [PRINT] button to cancel printing.”と い う ポ ッ プ アップが表示されます。 図 3.8.6 Print サ ブ メ ニ ュ ー 注 1)印 刷 中 は 、Device メ ニ ュ ー 項 目 で は Printer 以外に変更できません。 注 2)印 刷 を 中 止 す る 場 合 は 、 正 面 パ ネ ル の [PRINT]ボ タ ン を 押 し て く だ さ い 。 印刷が完了すると、画面中央に ” Printing complete.”と い う ポ ッ プ ア ッ プ が 表示されます。 画面のハードコピーに関する制限事項 ・ Remote サ ブ メ ニ ュ ー の Interface メ ニ ュ ー 項 目 が [Off]以 外 に 設 定 さ れ て い る 場 合 、 プ リンタを接続して印刷することはできません。 ・ プ リ ン タ で 印 刷 中 は 、 画 面 デ ー タ の フ ァ イ ル を USB メ モ リ に 保 存 で き ま せ ん 。 ・Print サ ブ メ ニ ュ ー の Device メ ニ ュ ー 項 目 が Printer に 設 定 さ れ て い る と き に 、Remote サ ブ メ ニ ュ ー の Interface メ ニ ュ ー 項 目 を [Off]以 外 に 変 更 す る と 、 Print サ ブ メ ニ ュ ー の Device メ ニ ュ ー 項 目 は 自 動 的 に USB Memory に 変 更 さ れ ま す 。こ の と き 、画 面 下 部 に ”Copy Device is changed to USB Memory.”と 表 示 さ れ ま す 。 94 3.9 DISPLAY[ディスプレイ]メニュー 本 節 で は DISPLAY [デ ィ ス プ レ イ ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン の 持 つ 機 能 、操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。 Display [デ ィ ス プ レ イ ]メ ニ ュ ー で は 、 次 の 機 能 に 関 し て 設 定 し ま す 。 Type[ 表 示 形 式 ] の 設 定 画面の水平軸、垂直軸の設定することで画面表示 Vector[ ベ ク タ ー 接 続 ] の 設 定 観測した波形データ間を補間するか、ドットのまま表 タイプを選択します。 示するかを選択します。 Graticule[ 目 盛 ] の 設 定 画面のスケール[目盛の]タイプを 3 種から選択しま す。 Persist . Time [ パ ー シ ス タ ン ス 波形データを重ね書きしていくかどうか選択します。 時間]の設定 Color Gradation[ 表 示 色 階 調 ]の 波形データを単一色の階調で表示するかスペクトラム 設定 で表示するか選択します。 3.9.1 DISPLAY[ デ ィ ス プ レ イ ] に 関 す る ボ タ ン 、 ツ マ ミ 、 メ ニ ュ ー DISPLAY[ デ ィ ス プ レ イ ] 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.9.1 に 示 し ま す 。 ① ボタン、ツマミ、メニューの操作方法を説 明します。 ① 図 3.9.1 の DISPLAY [デ ィ ス プ レ イ ] メニュー表示ボタンを押します。画面 右 に Display[デ ィ ス プ レ イ ] メ ニ ュ ー 図 3.9.1 ボタン、ツマミのレイアウト が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.9.2 参 照 ) ② 図 3.9.2 の メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ ( 選 ③ 図 3.9.2 の ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ で 択)します。 ③ メニュー項目を選択、設定します。 ④ 図 3.9.2 の MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン で メ ニ ュ ー 、Display [デ ィ ス プ レ イ ]メ ニ ュ ー を 閉 じ ま す 。 各設定項目のサブメニュ-、選択肢表示メ ④ ニ ュ ー 内 容 に つ い て は 次 節 3.9.2 の メ ニ ュ ② ー項目と階層で説明します。 図 3.9.2 95 Display[デ ィ ス プ レ イ ]メ ニ ュ ー 3.9.2 メニュー項目と階層 Display [デ ィ ス プ レ イ ]メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 図 3.9.3 に 示 し ま す 。 各項目の設定内容、使用条件、用途などの概要を右側で説明します。 図 3.9.3 3.9.3 Display [デ ィ ス プ レ イ ]メ ニ ュ ー パ ー シ ス タ ン ス (PERSISTENCE) 取得した波形を画面上に重ね書き表示します。 500μ s/div 本 製 品 で は パ ー シ ス タ ン ス Off,100ms,200ms, 100m V /div 500ms,1s,2s,5s,10s,∞ に 設 定 で き ま す 。 1MS/s 信号の変化を継続して観測する場合などに 使用します。振幅変調をかけた信号の 観 測 例 を 図 3.9.4 に 示 し ま す 。 尚 、 Run 動 作 中 ( AUTO、 NORMAL、 SINGLE ボ タ ン 点 灯 ) に 、 INTENSITY ツ マ ミ を 押 す と、パーシスタンス機能が初期化され、 図 3.9.4 パーシスタンス表示の観測例 取込みを最初から開始し、重ね書きします。 表 3.10 重複する機能があるときのパーシスタンス機能 重 複 事 項 (他 の 機 能 ) 対応動作 Roll Mode[ ロ ー ル モ ー ド ] 機 能 ロ ー ル モ ー ド 動 作 中 、パ ー シ ス タ ン ス 機 能 を ON に 設 定 し て も パーシスタンス機能は動作しません。 Measure[ 測 定 ] 機 能 パ ー シ ス タ ン ス 機 能 オ ン 時 、Measure[ 測 定 ]機 能 オ ン / オ フ す る と 元 の 波 形 は 消 え 、最 初 か ら パ ー シ ス タ ン ス 表 示 し ま す 。 96 3.10 INTENSITY/REPLAY [波形輝度/リプレイ] 機能 本 製 品 は INTENSITY 調 整 ツ マ ミ に よ っ て 、 次 の 機 能 が 可 能 で す 。 ・ INTENSITY 機 能 : 波 形 の 輝 度 調 整 ( 0~ 100%) ・ REPLAY 機 能 : カ レ ン ト ペ ー ジ の 選 択 ( 1~ 最 大 ペ ー ジ 数 ) ・ 波 形 取 込 み 中 の 初 期 化 : Average[ 平 均 化 ]、 Persist[ パ ー シ ス タ ン ス ] の 機 能 及 び Measure の 自 動 測 定 項 目 の Max 値 、 Min 値 上記機能は、ツマミを回したり、押すことで切替え、設定ができます。本節で操作方法、 制限事項について説明します。 3.10.1 操作方法 INTENSITY[ 波 形 輝 度 ] 機 能 、 REPLAY[ リ プ レ イ ] 機 能 の 操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。 3.10.1.1 REPLAY[ リ プ レ イ ] ラ ン プ INTENSITY[ 波 形 輝 度 ] 機 能 図 3.10.1 に INTENSITY 機 能 に 関 す る ボ タ ン、ツマミのレイアウトを示します。 ① INTENSITY 調 整 ツ マ ミ REPLAY[ リ プ レ イ ] ラ ン プ が 消 灯 し ていることを確認します。 波 形 の 輝 度 は 図 3.10.1 の INTENSITY 調 整 ツ マ ミ を 回 し て 調 整 します。画面右上のリードアウト表示 域 に 波 形 輝 度 を 表 示 し ま す 。(図 3.10.2 参照) 本 製 品 の 出 荷 時 及 び 、初 期 設 定 で は 50% の 状 態 で す 。 時計方向に回すと輝度が上がり、反時 計方向に回すと輝度が下がります。調 図 3.10.1 ボタン、ツマミのレイアウト 整 範 囲 は 0~ 100% (分 解 能:1% )で す 。 波 形 輝 度 表 示 : 50% 波 形 輝 度 表 示 : 0% 波 形 輝 度 表 示:100% 図 3.10.2 97 波形の輝度表示 3.10.1.2 REPLAY[ リ プ レ イ ] 機 能 図 3.10.3 に REPLAY 機 能 に 関 す る ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 示 し ま す 。 ② REPLAY[ リ プ レ イ ] ラ ン プ ① SINGLE[ シ ン グ ル モ ー ド ] 選 択 ボ タ ② ③ INTENSITY 調 整 ツ マ ミ ン を 押 し ま す 。 (図 3.10.3 参 照 ) 画 面 上のリードアウト表示域に波形取り 込 み が STOP[ 停 止 ]し た こ と を 示 す マーク及び画面数が表示されます。 (図 3.10.4 の ① 参 照 )さ ら に 、画 面 に は 最新の取込みデータを表示します。 (図 3.10.4 参 照 ) ② 図 3.10.3 の INTENSITY 調 整 ツ マ ミ を 押 し ま す 。 REPLAY[ リ プ レ イ ] ラ ン プが点灯します。 ③ 図 3.10.3 の REPLAY[ リ プ レ イ ] 調 整ツマミを回し、画面を選択します。 最初画面には最大画面数を表示しま ① す 。 (図 3.10.4 の ③ 参 照 ) 最大画面数を表示した状態の波形デ SINGLE [停 止 /シ ン グ ル モ ー ド ] 選択ボタン 図 3.10.3 ータが最新データです。 ボタン、ツマミのレイアウト 反時計方向に回すと画面数が下がり (図 3.10.5(a)参 照 )、時 計 方 向 に 回 す と ① STOP[ 停 止 ]マ ー ク ③画面数の表示 画 面 数 が 上 が り ま す ( 図 3.10.5(b) 参 照 )。 最 大 ペ ー ジ 数 は 、 Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ]の 設 定 、測 定 条 件 に よ り 決 ま り ま す 。 INTENSITY 機 能 、REPLAY 機 能 に 関 す る 制 限 、他 の 機 能 と の 関 連 に つ い て は 3.10.2 節 、 3.10.3 節 で 説 明 し ま す 。 図 3.10.4 ト リ ガ の STOP[ 停 止 ] 表 示 900/1024 ペ ー ジ 図 3.10.5(a) 1024/1024 ペ ー ジ 図 3.10.5(b) 画面数の選択例 98 画面数の選択例 3.10.2 INTENSITY[ 波 形 輝 度 ] 機 能 / REPLAY[ リ プ レ イ ] 機 能 の 制 限 事 項 INTENSITY 機 能 、 REPLAY 機 能 は 波 形 の 取 込 み 状 態 に よ り 、 動 作 に 制 限 が あ り ま す 。 そ の 内 容 を 表 3.11 に 示 し ま す 。 表 3.11 INTENSITY 機 能 / REPLAY 機 能 の 制 限 事 項 波形取込み動作状態 Run[ 取 込 み ] 中 ( Auto、 Ready) Stop[ 停 止 ] 中 有効機能、操作 INTENSITY 調 整 ツ マ ミ を 押 し て も ペ ー ジ 機 能 の 操 作 に は 切り替わりません。 Stop 直 後 は 必 ず 輝 度 階 調 表 示 が 有 効 に な っ て い ま す ( REPLAY ラ ン プ が 消 灯 し た 状 態 )。 INTENSITY 調 整 ツ マ ミ を 押 下 す る こ と に よ っ て リ プ レ イ 機能の操作を有効にすることができます。 REPLAY 機 能 は 内 部 的 に 波 形 デ ー タ を ペ ー ジ 管 理 し , Stop 後 に 過 去 に さ か の ぼ っ て 波 形 を 観 測 す る こ と が で き る 機 能 で す 。 内 部 的 に 保 存 で き る 最 大 画 面 数 は 指 定 し た Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] に よ っ て 異 な り ま す 。 Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] と 最 大 画 面 数 の 関 係 を 表 3.12 に 示 し ま す 。 表 3.12 Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] と 最 大 画 面 数 の 関 係 Max Memory 最大画面数 画面選択 500 2048 ○ 1k 1024 ○ 10k 64 ○ 100k 8 ○ 500k 2 ○ 1M 1 × 高 速 レ ン ジ で ,実 メ モ リ が 指 定 し た Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ]未 満 の 場 合 は こ の 限 りではありません。 全画面取り込めていない場合は取り込めたところまでを最大ページとします。 REPLAY 機 能 は 以 下 の 機 能 、モ ー ド と の 重 複 設 定 時 で は 動 作 し ま せ ん( 画 面 表 示 は 1/1)。 ・ Roll Mode[ ロ ー ル モ ー ド ] ・ Average Mode[ ア ベ レ ー ジ モ ー ド ] ・ Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] が 1M の と き 99 3.11 CURSORS [カーソル] メニュー カ ー ソ ル 測 定 は 観 測 波 形 デ ー タ の 2 つ の デ ー タ 間 の 数 値 (垂 直 方 向 の 電 圧 値 、水 平 方 向 の 時 間 )を 測 定 す る 機 能 で す 。本 節 で は カ ー ソ ル 測 定 の 種 類 、操 作 方 法 、表 示 箇 所 を 説 明 し ま す 。 また、他の機能との関連事項を説明します。 3.11.1 カーソル測定の種類 本 製 品 で 備 え て い る カ ー ソ ル 測 定 は YT 表 示 で は 下 表 の 4 種 に な り ま す 。ま た 、XY 表 示 で は Amplitude (X)、Amplitude (Y)、Amplitude (X&Y)の 3 種 の カ ー ソ ル 測 定 が あ り ま す 。 XY 表 示 で も 機 能 、 操 作 は YT 表 示 と 同 様 で す 。 Time 画 面 の 垂 直 方 向 に 2 本 の カ ー ソ ル が で ま す 。波 形 デ ー タ と 1 本 のカーソルの交差するポイントにおける時間ともう 1 本の交差 するポイントにおける時間の差を算出します。画面下のΔt カ ーソル測定値、トリガ情報表示域にその時間差Δt 及び周波数 1/Δ t を 表 示 し ま す 。 Amplitude 画 面 の 水 平 方 向 に 2 本 の カ ー ソ ル が で ま す 。波 形 デ ー タ と 1 本 のカーソルの交差するポイントにおける電圧値ともう 1 本の交 差 す る ポ イ ン ト に お け る 電 圧 値 の 差 を 算 出 し ま す 。画 面 下 の 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に そ の 電 圧 差 Δ V を 各 CH ご と に 表 示 し ます。 Time& Amplitude 画 面 の 垂 直 方 向 、水 平 方 向 に 各 2 本 (計 4 本 )の カ ー ソ ル が で ま す 。上 記 Time、Amplitude と 同 様 に 各 時 間 差 、電 圧 差 を 算 出 し ます。画面下のΔt カーソル測定値、トリガ情報表示域に時間 差 Δ t 及 び 周 波 数 1/Δ t を 表 示 し 、 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に そ の 電 圧 差 Δ V を 各 CH ご と に 表 示 し ま す 。 Value at Cursor 画 面 の 垂 直 方 向 に 1 本 の カ ー ソ ル が で ま す 。波 形 デ ー タ と 1 本 の カ ー ソ ル の 交 差 す る ポ イ ン ト に お け る 時 間 を 算 出 し 、画 面 下 のΔt カーソル測定値、トリガ情報表示域にその時間 t を表示 します。 100 3.11.2 Cursors[ カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー の 操 作 方 法 図 3.11.1 に Cursors[ カ ー ソ ル ]測 定 に 関 す る ボ タ ン 、ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 示 し ま す。以降で操作要領を説明します。 カーソル測定のタイプ選択 ① CURSORS[ カ ー ソ ル ]選 択 ボ タ ン を 押 し ま す 。 画 面 右 に Cursors[ カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.11.2 参 照 ) ② Type[ タ イ プ ]メ ニ ュ ー を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。Type[ タ イ プ ]サ ブ メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま ② す 。 (図 3.11.3 参 照 ) ① 図 3.11.1 ボタン、ツマミのレイアウト 図 3.11.2 101 Cursors[ カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー ③ カーソル測定のタイプをタッチ(選択) します。 Time& Amplitude の 測 定 例 ④ 図 3.11.3 で 、 Time& Amplitude 測 定 を タ ッ チ( 選 択 )し ま す 。メ ニ ュ ー が 画 面 右 に 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.11.4 参 照 ) ⑤ 図 3.11.4 で 、移 動 さ せ た い 方 向 の Time、 Amplitude の ど ち ら か を タ ッ チ ( 選 択 ) します。 ③ こ こ で は Time を 選 択 し た 場 合 で 説 明 し ます。 ⑥ 図 3.11.4 で 、 Cursor1 を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。Time は 2 本 あ り 、通 常 Cursor1 ④ を選択すると画面左側のカーソル線が輝 度 で 強 調 さ れ ま す 。 (図 3.11.5(a)参 照 ) ⑦ 図 3.11.4 の ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し 、 図 3.11.5(a)の Cursor1 を 移 動 さ 図 3.11.3 Type[ タ イ プ ] サ ブ メ ニ ュ ー せます。 時 計 方 向 に 回 す と 画 面 の Cursor1 は 右 Cursor1 に 移 動 し 、反 時 計 方 向 に 回 す と 左 に 移 動 します。 ⑧ 図 3.11.4 で 、 Cursor2 を タ ッ チ ( 選 択 ) し 、 図 3.11.4 の ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し 、図 3.11.5(b)の Cursor2 移 動 さ せます。 ⑦、⑧ 図 3.11.5(a) Cursor1 の 選 択 、 移 動 ⑤ ⑥ ⑧ Cursor2 ⑩ 図 3.11.4 Time& Amplitude 測 定 の メ ニ ュ ー 102 図 3.11.5(b) Cursor2 の 選 択 、 移 動 ⑨ 図 3.11.6 で 、Track[ 同 時 移 動 ]を タ ッ チ( 選 択 )し 、図 3.11.6 の ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し 、 図 3.11.7 の Cursor 1、 Cursor2 同 時 に 移 動 さ せ ま す 。 画 面 下 の カ ー ソ ル 測 定 、 ト リ ガ 情 報 表 示 域 に 2 本 の カ ー ソ ル に よ る 時 間 差 Δ t、 周 波 数 1/Δ t が表示されます。 ⑨ Cursor2 Cursor1 Δ t= 500μ s ⑨ 1/Δ t= 2.00(k Hz) 図 3.11.7 Track[ 同 時 移 動 ] の 選 択 、 移 動 図 3.11.6 Time& Amplitude 測定のメニュー 以 上 の 説 明 が Time& Amplitude 測 定 例 の う ち 、Time 測 定 例 で す 。Amplitude 測 定 例 に お い て も Time& Amplitude 測 定 の 選 択 後 は Time 測 定 例 と 同 様 で す 。次 の ⑩ 、 ⑪ で Amplitude 測 定 例 と 操 作 手 順 を 示 し ま す 。 ⑩ 図 3.11.8 で 、 移 動 さ せ た い 方 向 の Amplitude を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 画 面 に は 2 本 の Amplitude が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.11.9 参 照 ) ⑪ 図 3.11.8 で 、 Cursors、 Track を タ ッ チ ( 選 択 ) し 、 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し て 、 画 面 上 の Cursors を 移 動 し ま す 。 (図 3.11.9 参 照 ) Cursor1 ⑪ ⑩ Cursor2 図 3.11.9 Time& Amplitude 測 定 の メ ニ ュ ー 103 ⑪ 図 3.11.8 Time& Amplitude 測定のメニュー Value at Cursor [垂直軸方向カーソルによる測定値]の測定例 ⑫ 図 3.11.10 で 、 Value at Cursor 測 定 を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。 Value at Cursor 測 定 の メ ニ ュ ー が 画 面 右 に 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.11.11 参 照 ) ⑬ 図 3.11.10 で ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 回 し 、Cursor を 移 動 し ま す 。こ の と き 、 画 面 下 の カ ー ソ ル 測 定 値 、ト リ ガ 情 報 表 示 域 に 測 定 値 が 表 示 さ れ ま す 。(図 3.11.11 参照) ⑬ Cursor 測定ポイント 測 定 値 t = + 200μ s ⑫ 図 3.11.11 Value at Cursors 測 定 例 図 3.11.10 Type[ タ イ プ ] 選択肢表示メニュー 3.11.3 便利なメニュー、ボタン操作 本節ではカーソル測定における便利な操作を紹介します。 図 3.11.12 に ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 示 し ま す 。 ① CURSORS[ カ ー ソ ル ] 選 択 ボ タ ン を 押 し ま す 。カ ー ソ ル の Type[ タ イ プ ]メ ニ ュ ー が表示されます。 ② ①、② 次々にカーソル測定の種類を変えたいとき に 、再 度 CURSORS[ カ ー ソ ル ]選 択 ボ タ ン を 押 し ま す 。 YT 表 示 の 場 合 、 Type[ タ イ プ ]は Off⇒ Time⇒ Amplitude⇒ Time& Amplitude ⇒ Value at Cursor ⇒ Off ・ ・ ・ の 順 に 切 り 換 え る こ と が で き ま す 。 XY 表 示 の 場 合 は 、 Type[ タ イ プ ] は Off⇒ Amplitude(X)⇒ Amplitude(Y)⇒ Amplitude (X&Y)⇒ Off・・・の 順 に 切 り 換 え ることができます。 104 図 3.11.12 ボタン、ツマミのレイアウト 3.11.4 メニュー項目と階層 図 3.11.13 Cursors [カ ー ソ ル ]メ ニ ュ ー 105 3.11.5 Main 画 面 /Zoom 画 面 に お け る カ ー ソ ル 測 定 本 節 で は Main 画 面 と Zoom[ ズ ー ム ]画 面 に お け る カ ー ソ ル 測 定 に つ い て 説 明 し ま す 。 Zoom[ ズ ー ム ]機 能 の 詳 細 に つ い て は“ 3.15 節 Zoom[ ズ ー ム ]メ ニ ュ ー ”を 参 照 し てください。 ① 図 3.11.14 で ZOOM[ ズ ー ム ]実 行 ボ タ ン を 押 し ま す 。画 面 上 側 に Main 画 面 が 、 画 面 下 側 に Zoom 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。 ② さ ら に 、[Time/div] 調 整 ツ マ ミ を 時 計 方 向 に 1 ク リ ッ ク 回 し ま す 。こ の と き Main ① 画面には青色の範囲指定用カーソルが 2 本 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.11.16 参 照 ) ③ ② 図 3.11.15 で CURSORS[ カ ー ソ ル ] 選 択ボタンを押します。 ④ さ ら に 、 Cursors[ カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー で Time を 選 択 し ま す 。こ の と き 、Zoom 図 3.11.14 水 平 軸 関 連 の レ イ ア ウ ト [ ズ ー ム ]画 面 側 に カ ー ソ ル が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.11.17 参 照 ) 以 後 は 3.11.2 節 の 説 明 と 同 様 に Zoom 画 面 で カ ー ソ ル 測 定 し ま す 。Time& Amplitude 測 定 に お い て は 6 本 の Cursors が 画 面 に 表 示 さ れ ③ ます。 ② 範囲指定用カーソル 図 3.11.15 Main 画 面 Main 画 面 Zoom 画 面 Zoom 画 面 図 3.11.17 図 3.11.16 Main 画 面 /Zoom 画 面 の 範囲指定用カーソル 106 ボタン、ツマミのレイアウト ④ Time Zoom 画 面 の カ ー ソ ル 測 定 3.11.6 Cursors[ カ ー ソ ル ] 測 定 と 他 の 機 能 と の 関 係 表 3.13 カーソル測定と他の機能との関係 他機能 関係 Main 画 面 表 示 Main 波 形 が カ ー ソ ル 測 定 対 象 と な り ま す 。 Main 画 面 / Zoom 画 面 表 示 Zoom 波 形 が カ ー ソ ル 測 定 対 象 と な り ま す 。 Persistence Mode [ パ ー シ ス タ ン ス モ ー ド ]中 オフセット操作 Value at Cursor 測 定 は , 最 新 波 形 に 対 し て 実 行 し ま す 。 操作後にオフセット表示しますが,一定時間経過後にオ フセット表示からカーソル測定値に切り換えます。 107 3.12 MEASURE[測定]メニュー 信 号 の Tr[ 立 上 が り 時 間 ]、Mean[ 平 均 値 ]、Frequency[ 周 波 数 ]な ど 水 平 軸 方 向 11 項 目 、 垂 直 軸 方 向 12 項 目 、 そ の 他 3 項 目 で 、 合 計 26 項 目 の 中 か ら 4 項 目 に つ い て 同 時 に 測 定 が 可能です。 測 定 対 象 は CH1~ CH4 の 波 形 デ ー タ 及 び Math[ 演 算 ] 波 形 に つ い て 実 施 し ま す 。 測定範囲は垂直方向のカーソル 2 本が表示されている場合にはカーソル間となり、表示さ れていない場合には全画面が範囲になります。 自 動 測 定 の 測 定 例 を 図 3.12.1 に 示 し ま す 。 測 定 例 は 垂 直 方 向 の 2 本 の カ ー ソ ル 間 の CH1 の 観 測 波 形 に つ い て 、最 大 値 、最 小 値 、立 上 が り 時 間 (20~ 80% )、立 下 が り 時 間 (80~ 20% ) を自動測定し、自動測定値表示域に測定結果を表示しています。 カーソル CH1 観 測 波 形 自 動 測 定 の 測 定 結 果 (白 い 囲 み 中 ) 図 3.12.1 Measure[ 測 定 ] 例 以 下 に て Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー に つ い て 操 作 方 法 と 各 測 定 項 目 を 説 明 し ま す 。 3.12.1 MEASURE[ 測 定 ] メ ニ ュ ー の 操 作 方 法 図 3.12.2 に MEASURE[ 測 定 ] メ ニ ュ ー に 関 す る ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 示 し ます。以降で操作要領を説明します。 ② ① 図 3.12.2 で MEASURE[ 測 定 ] 選 択 ボ タ ン を 押 し ま す 。 画 面 右 に Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.12.3 参 照 ) ① 図 3.12.2 ボタン、ツマミのレイアウト 108 図 3.12.3 Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー ② 前 ペ ー ジ 図 3.12.3 で 、メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ ( 選 択 )す る か 、 ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 回 し て 、 Measure No. を A,B,C,D か ら 選 択 し ま す 。 各 Measure No. の A,B,C,D に つ い て Source[ 対 象 ソ ー ス ]、Measure Item[ 測 ③ 定項目]の選択をしていきます。 ③ 図 3.12.4 で 、 メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。画 面 右 に Source[ 対 象 ソ ー ス ]サ ブ ⑤ メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.12.5 参 照 ) ④ 図 3.12.5 で 、メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ す る こ と で Source[ 対 象 ソ ー ス ] を 選 択 し ま す 。 ⑤ 図 3.12.4 で 、 メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ ( 選 択 ) し ま す 。画 面 右 に Measure Item[ 測 定 項 目 ] ⑦ サ ブ メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.12.6 参 照 ) ⑥ 図 3.12.6 で 、メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ す る こ と で Measure Item[ 測 定 項 目 ]を 選 択 し ま す 。 画面右にさらにサブメニューが開きます。サ 図 3.12.4 Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー ブ メ ニ ュ ー の 項 目 は“ 3.12.2 節 メ ニ ュ ー 項 目 、 階層“で説明します。 ⑦ 図 3.12.4 で 、 メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し て 、 自 動 測 定 の 測 定 結 果 の 右 に Min/Max[最 小 値 /最 大 値 ]を 表 示 す る か し な い か を オ フ / オ ン を 選 択 し ま す 。 オ ン を 選 択 す る と 全 て の 測 定 に 対 し て Min/ Max が 表 示 さ れ ま す 。Min/Max[最 小 値 /最 大 値 ]が オ フ の 時には、波形の取り込みと非同期に自動測定します。逆にオンの時には波形の取り 込みに同期して自動測定します。 ⑥ ④ 図 3.12.6 図 3.12.5 Source[ 対 象 ソ ー ス ] 選択肢表示メニュー 109 Measure Item[ 測 定 項 目 ] サブメニュー 3.12.2 メニュー項目と階層 図 3.12.7 に て 、 Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 示 し ま す 。 Measure Item 項 目 の Vertical、Horizontal 及 び Other に つ い て は 次 ペ ー ジ の 図 3.12.8 で 、さ ら に 26 項 目を示します。 図 3.12.7 Measure[測 定 ]メ ニ ュ ー 110 図 3.12.8 Measure Item[測 定 項 目 ]サ ブ メ ニ ュ ー 111 3.12.3 測定項目 Measure[ 自 動 測 定 ]メ ニ ュ ー の Measure Item[ 測 定 項 目 ]の 説 明 を 表 3.14 に 示 し ま す 。 さ ら に 、 測 定 項 目 別 の 説 明 を 3.12.3.1 節 ~ 3.12.3.6 節 に 示 し ま す 。 表 3.14 種 別 測定項目 Measure Item[ 測 定 項 目 ] 時間軸方向 Horizontal( パラメータ Tr20-80% 20%-80%の 立 上 が り 時 間 な し ( ト ッ プ - ベ ー ス 20%-80%固 定 ) s Tf80-20% 80%-20%の 立 下 が り 時 間 な し ( ト ッ プ - ベ ー ス 20%-80%固 定 ) s Tr10-90% 10%-90%の 立 上 が り 時 間 な し ( ト ッ プ - ベ ー ス 10%-90%固 定 ) s Tf90-10% 90%-10%の 立 下 が り 時 間 な し ( ト ッ プ - ベ ー ス 10%-90%固 定 ) s Frequency 周波数 な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 ) Hz Period 周期 な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 ) s No of +Pulse 正のパルス数 な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 ) pulse No of- Pulse 負のパルス数 な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 ) pulse +PulseWidth 正のパルス幅 な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 ) s - PulseWidth 負のパルス幅 な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 ) s Duty Cycle デューティ比 な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 ) % RMS 実効値 なし V Cycle RMS サイクル実効値 なし V Mean 平均値 なし V Cycle Mean サイクル平均値 なし V Maximum 最大値 なし V Minimum 最小値 なし V Peak-Peak 最大値/最小値の差 なし V Top トップ値 なし V Base ベース値 なし V Top-Base トップ値-ベース値の差 なし V +OverShoot +オーバーシュート なし % -OverShoot -オーバーシュート なし % Integral 積分 なし Vs Skew 測定ポイント間時間差 各対象ソース毎に以下のパラメータを s 振幅に対する比率で相 持ちます。 対的に指定します。 ・ Level1、 Level2 ) 概要 単位 垂直軸方向 Vertical( ) その他 Other( Peak-Peak の 百 分 率 (%) ・ Slope1、 Slope2 立上がり/立下がり Skew@Level 測定ポイント間時間差 ・ Level1、 Level2 ) レベルを絶対値で指定し s 設定レンジのフルスケールの範囲 ます。 で設定値を指定。 ・ そ の 他 の パ ラ メ ー タ は Skew に 同じ。 トップ-ベースは測定範囲内の波形振幅の確率密度分布からトップ値とベース値を求めてこ の 間 を 100% と し ま す 。 一 方 、 ピ ー ク - ピ ー ク は 測 定 範 囲 内 に あ る 波 形 の 最 大 値 と 最 小 値 の 差 で 、 100% と し ま す 。 Duty Cycle[ デ ュ ー テ ィ 比 ]は 測 定 範 囲 内 に あ る 波 形 の 周 期 と + パ ル ス 幅 の 比 を 測 定 し ま す 。 112 3.12.3.1 No of Pulse[ パ ル ス 数 ] 測定範囲内にある波形のパルス数を測定します。 No of + Pulse ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル を 基 準 に 波 形 が 下 か ら 上 へ 通 過 し [正のパルス数] た後、上から下へ通過した場合に 1 カウントします。 No of - Pulse ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル を 基 準 に 波 形 が 上 か ら 下 へ 通 過 し [負のパルス数] た後、下から上へ通過した場合に 1 カウントします。 3.12.3.2 Cycle RMS[ サ イ ク ル 実 効 値 ]、 Cycle Mean[ サ イ ク ル 平 均 値 ] 測定範囲内で波形の整数周期分の実効値を測定します。 ・ Cycle RMS[ サ イ ク ル 実 効 値 ] 測 定 範 囲 内 で ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル を 基 準 に 、そ の レ ベ ル を 通 過 す る 周 期 を 求め、その周期分の実効値を測定します。 ・ Cycle Mean[ サ イ ク ル 平 均 値 ] 測 定 範 囲 内 で ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル を 基 準 に 、そ の レ ベ ル を 通 過 す る 周 期 を 求め、その周期分の平均値を測定します。 下 図 の 測 定 例 で 示 す よ う に 、 Level[ レ ベ ル ] は ピ ー ク - ピ ー ク の 50% に 固 定 で 設 定 され測定開始点から測定終了点までの実効値、平均値を測定します。 Cycle RMS[ サ イ ク ル 実 効 値 ]: 72.00mV Cycle RMS[ サ イ ク ル 平 均 値 ]: 1.00m V 50m V /div 200ns/div 図 3.12.9 3.12.3.3 サイクル実効値、サイクル平均値の測定例 Overshoot[ オ ー バ ー シ ュ ー ト ] 測定範囲内で立上がり/立下がりにおけるオーバーシュートを測定します。 ・ + Overshoot[ + オ ー バ ー シ ュ ー ト ] 測 定 範 囲 内 で ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル と 最 初 の 波 形 デ ー タ の ク ロ ス す る 立 上 が り を 検 出 し 、そ の 立 上 が り に お け る オ ー バ ー シ ュ ー ト を 測 定 し ま す 。算 出 式 は (3.1) 式になります。 + オ ー バ ー シ ュ ー ト 値 (% )= 100×[ (+ピ ー ク 値 )- ト ッ プ 値 ] / (ト ッ プ 値 - ベ ー ス 値 ) ・ ・ ・ ・ (3.1)式 ・ - Overshoot[ - オ ー バ ー シ ュ ー ト ] 測 定 範 囲 内 で ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル と 最 初 の 波 形 デ ー タ の ク ロ ス す る 立 下 が り を 検 出 し 、そ の 立 下 が り に お け る オ ー バ ー シ ュ ー ト を 測 定 し ま す 。算 出 式 は (3.2) 式になります。 - オ ー バ シ ュ ー ト 値 (% )= 100×[ ベ ー ス 値 - (- ピ ー ク 値 )] / (ト ッ プ 値 - ベ ー ス 値 ) ・ ・ ・ ・ (3.2)式 113 3.12.3.4 Integral[ 積 分 ] 測 定 範 囲 内 に あ る 波 形 の 面 積 (積 分 )を 測 定 し ま す 。面 積 (積 分 )測 定 で は 測 定 対 象 CH の リ フ ァ レ ン ス レ ベ ル (垂 直 軸 オ フ セ ッ ト 調 整 ツ マ ミ で 設 定 )を 基 準 に 測 定 し ま す 。 下 図 に 測 定 例 を 示 し ま す 。 こ の 例 で は Time2 本 で は さ ま れ た 測 定 範 囲 で リ フ ァ レ ン ス レ ベ ル (基 準 線 )を 基 準 に 、S1+ S2+ S3+ S4+ S5+ S6(黒 く 塗 ら れ た 部 分 )の 積 分 値を測定しています。 S1~ S6: 面 積 測定開始点 測定終了点 Integral[ 積 分 ]: 0.137μ V s 基準線 200ns/div 50mV /div 図 3.12.10 3.12.3.5 Integral[ 積 分 ] の 測 定 例 Skew[ ス キ ュ ー ] 測 定 範 囲 内 に あ る 選 択 し た 波 形 の 立 上 が り (立 下 が り )エ ッ ジ と 選 択 し た 波 形 の 立 上 が り (立 下 が り )エ ッ ジ の 時 間 差 を 測 定 し ま す 。 測定ポイントのレベルの指定方法で下記の測定項目に分かれます。 1) Skew[ ス キ ュ ー ] 測定ポイントのレベルを振幅に対する比率で相対的に指定します。下図に測定イ メージを示します。 Top 80% 50% 20% Base 同一 CH 又は CH 間での振幅 に対する比率で相対的に指 定した通過点間の時間差を 求めます。 Δt Δt 2) 50% Skew@Level[ ス キ ュ ー @レ ベ ル ] 測定ポイントのレベルを絶対的に指定します。下図に測定イメージを示します。 V2 V1 V2 V1 Δt Δt 114 同一 CH 又は CH 間での任意 レベル(V1,V2)通過点間の 時間差を求めます。 3.12.4 a) 他の機能との関連 Invert[ 反 転 ] 波 形 に 対 す る Measure[ 自 動 測 定 ] は 符 号 、 ス ロ ー プ な ど 反 転 し た 値 を 表 示 し ま す 。 ま た 、 Tr[ 立 上 が り ]、 Tf[ 立 下 が り ]、 Top[ ト ッ プ 値 ]、 Base [ ベ ー ス 値 ]は 扱 い 自 体 を 反 転 し ま す 。さ ら に 、RMS[ 実 効 値 ]、Mean[ 平 均 値 ]、 Maximum[ 最 大 値 ]、 Minimum[ 最 小 値 ] は 求 め た 測 定 値 を 反 転 し ま す 。 b) Measure[ 自 動 測 定 ] で は Math[ 演 算 ] の 乗 算 の み に つ い て 、 以 下 の 制 限 が あ り ます。 ・ 垂 直 軸 関 連 の Measure Item[ 測 定 項 目 ] の う ち 、 Top[ ト ッ プ 値 ]、 Base[ ベ ー ス 値 ]、 Top- Base[ ト ッ プ 値 と ベ ー ス 値 の 差 ]、 + Overshoot[ + オ ー バ ー シ ュ ー ト ] 及 び - Overshoot[ - オ ー バ ー シ ュ ー ト ] は 自 動 測 定 で き ま せ ん 。 こ の 5 種 の 測 定 項 目 を 選 択 す る と 、自 動 測 定 測 定 値 表 示 域 に は“ *********”と し か 表 示 されません。 ・ 水 平 軸 関 連 の Measure Item[ 測 定 項 目 ] の う ち 、 Tr、 Tf の 4 項 目 に つ い て は 演 算 す る 際 、 Top- Base 値 [ ト ッ プ 値 - ベ ー ス 値 ] か ら で は な く Peak- Peak[ 最 大値-最小値]から演算します。 c) Run 動 作 中( AUTO、NORMAL、SINGLE ボ タ ン 点 灯 )に 、INTENSITY ツ マ ミ を 押 す こ と で 、 Measure[ 自 動 測 定 ] の 各 項 目 の Max 値 、 Min 値 が 初 期 化 さ れ ま す 。 115 3.13 REF[参照波形]メニュー Reference Waveform[ 参 照 波 形 ]機 能 は 現 在 画 面 に 表 示 さ れ て い る 波 形 デ ー タ 及 び 設 定 条 件 を 保 存 , 呼 出 、 表 示 及 び 非 表 示 に す る 機 能 で す 。 本 節 に て Reference Waveform[ 参 照 波形]メニューについて操作方法とメニュー項目について説明します。 3.13.1 REF[ 参 照 波 形 ] メ ニ ュ ー 、 操 作 方 法 図 3.13.1 に Reference Waveform[ 参 照 波 形 ] メニューに関するボタン、ツマミのレイアウト ② を示します。本節で保存、呼出、表示の操作要 領を説明します。 波形データ、設定条件の保存方法 波形データを測定します。 図 3.13.1 ボタン、ツマミのレイアウト 図 3.13.1 で REF[ 参 照 波 形 ] 選 択 ボ タ ン を 押 し ま す。 ③ 画 面 右 に Reference Waveform[ 参 照 波 形 ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.13.2 参 照 ) ③ 図 3.13.2 の メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ ( 選 択 ) す る か 、 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 す こ と で Ref.No.[ 参 ④ 照 波 形 番 号 ] の REF 1~ 5 を 選 択 し ま す 。 Source メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ (選 択 )し ま す 。メ ニ ュ ー に 重 ね て Source[ 対 象 ソ ー ス ]サ ブ メ ニ ュ ー が 表 ⑥ 示 さ れ ま す 。 (図 3.13.3 参 照 ) 図 3.13.3 の メ ニ ュ ー 項 目 の ど れ か を タ ッ チ ( 選 択 ) し 、 保 存 す る Source[ 対 象 ソ ー ス ] を 選 択 し ま す 。 図 3.13.2 の メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ( 選 択 )し 、Save 図 3.13.2 Reference Waveform [参照波形]メニュー [ 保 存 ]を 選 択 し ま す 。③ で 指 定 し た Ref.No[ 参 照 波 形 番 号 ]に ⑤ で 指 定 し た Source[ 対 象 ソ ー ス ]の 波形データとセットアップ条件が保存されます。 保 存 さ れ る 波 形 デ ー タ は Source[ 対 象 ソ ー ス ] ⑤ で 指 定 し た CH1~ CH4、Math の 波 形 デ ー タ で 、 波 形 取 り 込 み が STOP[ 停 止 ] 状 態 で も 保 存 で きます。 観測波形が画面に表示されていなくても、波形 データと設定条件を保存します。 図 3.13.3 116 Source[ 対 象 ソ ー ス ]選 択 肢表示メニュー 波形データ、設定条件の呼出と表示 ① 図 3.13.4 で REF[ 参 照 波 形 ] 選 択 ボ タ ン を 押 し ま す 。 画 面 右 に Reference Waveform[ 参 照 波 形 ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ ① ④ れ ま す 。 (図 3.13.5 参 照 ) ② 図 3.13.5 の メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ ( 選 択 ) す る か 、ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 回 す こ と で Ref.No.[ 参 照 波 形 番 号 ] の REF 1~ 図 3.13.4 5 を選択します。 ③ ボタン、ツマミのレイアウト 図 3.13.5 で 、 Recall REF Setup を タ ッ チ ( 選 択 )し ま す 。② で 選 択 し た Ref.No. [参 ② 照 波 形 番 号 ]の 設 定 条 件 が 呼 出 さ れ 、画 面 のリードアウト表示領域や波形リードア ② ウ ト 表 示 領 域 に 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.13.6 ④ 参照) ④ 図 3.13.4 で 再 度 REF[ 参 照 波 形 ] 選 択 ボ タ ン を 押 し ま す 。 さ ら に 、 図 3.13.5 で Waveform を タ ッ チ( 選 択 )し 、Waveform ③ [ 波 形 表 示 ]を“ On”に し ま す 。② で 選 択 し た Ref.No[ 参 照 波 形 番 号 ]の 波 形 デ ー タ が 画 面 に 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.13.6 参 照 ) 図 3.13.5 Reference Waveform [参照波形]メニュー 設定条件の表示 参照波形データ 設定条件の表示 図 3.13.6 呼出された参照波形データと設定条件 117 3.13.2 メニュー項目と階層 図 3.13.7 3.13.3 Reference Waveform [参 照 波 形 ]メ ニ ュ ー 保存、呼出、表示に関する補足 本 節 で は 3.13.1 節 、 3.13.2 節 の 補 足 説 明 を し ま す 。 Main/ Zoom[ ズ ー ム ] 画 面 表 示 の 場 合 、 Zoom 側 [ ズ ー ム ] の 波 形 を 保 存 し ま す 。 XY 表 示 の 波 形 デ ー タ は 参 照 波 形 と し て 保 存 で き ま せ ん 。 REF[ 参 照 波 形 ] ボ タ ン を押してもメニューが表示されず、波形データも表示しません。 保存する際、旧データの上に上書きしていきます。データのクリア操作はできま せん。 表示される参照波形は画面にすべて単白色で表示されます。 参 照 波 形 の Zoom[ ズ ー ム ] は で き ま せ ん 。 参 照 波 形 の 処 理 中 で は 、 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] は 停 止 し ま す 。 処 理 後 RUN 状 態 で 再開します。 g) REF[ 参 照 波 形 ] 選 択 ボ タ ン を 押 し た と き 他 の 波 形 番 号 の 参 照 波 形 が 画 面 に 表 示 さ れ る 場 合 が あ り ま す 。 他 の 波 形 番 号 の Waveform[ 波 形 表 示 ] が オ ン に な っ て い る た め で す 。 必 要 の な い 場 合 に は 、 そ の 参 照 波 形 番 号 を 指 定 し 、 Waveform[ 波 形 表 示]をオフにしてください。 118 3.14 SAVE/RECALL[保存/呼出]メニュー 本 製 品 で は 波 形 デ ー タ 、 波 形 情 報 及 び 設 定 条 件 を 内 部 メ モ リ や USB メ モ リ に 保 存 / 呼 出 することができます。 本節では保存/呼出機能にかかわる対象データ、データ形式、メニュー及び操作方法につ いて説明します。 3.14.1 SAVE[ 保 存 ] 機 能 3.14.1.1 保存対象 本 製 品 は 下 表 3.15 の デ ー タ 、 情 報 及 び 条 件 を 保 存 で き ま す 。 表 3.15 保存データ 保存対象 波 形 デ ー タ (画 面 表 示 し て い る ) ※ Math 以 外 波 形 情 報 (画 面 表 示 し て い な い ) ※ Math 以 外 保存対象と保存データ 波形データ (Binary 形 式 ) 波形情報 (Binary 形 式 ) 設定条件 (Text 形 式 ) ○ ○ ○ × × ○ REF[ 参 照 波 形 ] デ ー タ ○ × ○ 設定条件 × × ○ USB メ モ リ へ の 保 存 完 了 時 、画 面 下 の ス テ ー タ ス 情 報 域 に フ ァ イ ル 名 を メッセージとし て表示します。 REF[ 参 照 波 形 ]デ ー タ の 保 存 実 行 時 、波 形 デ ー タ が 未 取 得 状 態( Empty)で は 、画 面 下 の ス テ ー タ ス 情 報 域 に“ 波 形 デ ー タ が 存 在 し な い た め 、保 存 で き ま せ ん 。”の 警 告 メ ッ セ ー ジ を 表示します。 Invert[ 反 転 ]、 Skew[ ス キ ュ ー ] の 機 能 を 実 行 さ れ た デ ー タ で は 、 反 転 、 ス キ ュ ー の 機 能 を 設 定 条 件 を と し て 保 存 す る た め 、波 形 デ ー タ は 生 デ ー タ (反 転 、ス キ ュ ー さ れ て い な い 状 態 の デ ー タ )で 保 存 さ れ ま す 。 3.14.1.2 データ形式 本 製 品 で 保 存 さ れ る デ ー タ の 形 式 は Binary[ バ イ ナ リ ]形 式 、ASCII 形 式 、Text[ テ キスト]形式の 3 種です。 a) Binary[ バ イ ナ リ ] 形 式 の 保 存 デ ー タ Binary[ バ イ ナ リ ] 形 式 で 保 存 さ れ た デ ー タ で は CH1~ CH4 の 波 形 デ ー タ の 他 に 時 間 な ど の 波 形 情 報 が 同 時 に 保 存 さ れ ま す 。 Binary[ バ イ ナ リ ] 形 式 で は 波 形 デ ー タを含めてすべての情報が 2 進数で記憶され、保存したデータは本製品で呼出して 使用することもできます。バイナリ波形データのフォーマットを下図に示します。 設 定 条 件 (Text) 波 形 情 報 ( Binary) 波 形 デ ー タ ( Binary) 機 種 CH1 CH2 CH3 CH4 情 (On) (Off) (On) (Off) CH1 CH3 CH1 CH3 報 図 3.14.1 注) Binary[ バ イ ナ リ ] 波 形 デ ー タ の フ ォ ー マ ッ ト の イ メ ー ジ 波 形 情 報 、 波 形 デ ー タ で 保 存 さ れ る の は 設 定 条 件 で ト レ ー ス (画 面 表 示 )が オ ン 状 態 にあるものだけです。 119 b) ASCII 形 式 の 保 存 デ ー タ ASCII 形 式 で 保 存 さ れ た デ ー タ で は CH1~ CH4 の 波 形 デ ー タ の 他 に 、 パ ネ ル の 設 定 条 件 や 時 間 情 報 が CSV 形 式 で 保 存 さ れ ま す 。 CSV 形 式 で 保 存 さ れ た デ ー タ は 区 切 り 記 号 は カ ン マ の た め 、 Excel な ど の ア プ リ ケ ー シ ョ ン ソ フ ト で 簡 単 に 編 集 す る こ と が で き ま す 。 但 し 、 ASCII 形 式 で 保 存 さ れ た デ ー タ を 本 製 品 で 呼 出 、画 面 に 表 示 す る こ と は で き ま せ ん 。保 存 し た デ ー タ を USB メ モ リ に 呼 出 し て 、 コ ン ピ ュ ー タ で 開 く こ と は で き ま す 。 さ ら に 、 CH メ ニ ュ ー で ト レ ー ス (画 面 表 示 )が オ フ の と き に は ASCII 形 式 で 波 形 デ ー タ は 保 存 さ れ ま せ ん 。 3.14.2 Recall 機 能 本 製 品 は 下 表 3.16 で ○ の つ い た デ ー タ 、 情 報 及 び 条 件 を 呼 出 し で き ま す 。 表 3.16 復元データ 復元対象 波形データ (画 面 表 示 : オ ン /オ フ) 呼出対象と呼出データ 波形データ (Binary 形 式 ) 波形情報 (Binary 形 式 ) 設定条件 (Text 形 式 ) ○ (オ ン の み ) ○ ○ REF[ 参 照 波 形 ] データ ○※ × ○※ REF [ 参 照 波 形 ] 設定条件 × × ○ 設定条件 × × ○ 備考 Reference Waveform の オ ン と REF 機 能 全 体 オ ン (ボ タ ン の LED 点 灯 ) を 強 制 的 に行います。 Reference Waveform [ 参 照 波 形 ]表 示 の オ ン と REF 機 能 全 体 オ ン (ボ タ ン の LED 点 灯 )を 強 制 的 に 行 い ま す。 メ ニ ュ ー 項 目 の Recall REF Setup [ 参 照 設 定 呼 出 ]を 実 行するとその条件が 現状の画面表示の設 定条件になります。 REF [ 参 照 波 形 ] メ ニューも表示します。 ※ 印 の ○ は REF[ 参 照 波 形 ] 機 能 の Ref.No の REF 1~ 5 を 指 定 し て 、 そ の エ リ ア に 呼 出 し ます。 上 記 ○ に つ い て は 基 本 的 に 保 存 時 の 対 象 ト レ ー ス 、設 定 条 件 を 呼 出 し ま す 。 呼出したデータ形式は保存時のデータ形式と同じです。 120 3.14.3 対象デバイス Save[ 保 存 ] 機 能 , Recall[ 呼 出 ] 機 能 の 対 象 デ バ イ ス は , 内 部 メ モ リ お よ び USB メ モリです。対象デバイスに対する機能、データについて下記に示します。 表 3.17 デバイス 内部メモリ (バ ッ ク ア ッ プ 付 ) 対象デバイス 対象機能 ① Save[ 保 存 ] ② Recall[ 呼 出 ] 対象データ ①設定条件 ①波形データ+設定条件 ②設定条件 USB メ モ リ ③ REF[ 参 照 波 形 ] ④ Math[ 演 算 ] デ ー タ 注 1) 本 製 品 の 内 部 メ モ リ に は バ ッ ク ア ッ プ 機 能 が あ る た め 、 本 製 品 の 電 源 が ス タ ン バ ① Save[ 保 存 ] ② Recall[ 呼 出 ] イになったり、電源が遮断されても、保存内容は保持されます。 注 2) 内 部 メ モ リ は 最 大 5 個 ま で で 、 最 新 デ ー タ に 上 書 き し て 更 新 、 保 存 さ れ ま す 。 USB メ モ リ 使 用 に 伴 い 、 下 記 ① の 操 作 時 に 残 容 量 を 画 面 中 央 に 表 示 し ま す 。 (図 3.14.2 参照) 特 に Free Area [空 き メ モ リ 容 量 ]の 数 値 が 十 分 あ る こ と を 確 か め ま す 。 MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押 す と 表 示 を 消 去 で き ま す 。 ① Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー の Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソ フ ト の 更 新 ] / USB Memory Information[ USB メ モ リ 情 報 ] を 選 択 し た と き All Area : USB メ モ リ の 容 量 Used Area: 使 用 メ モ リ 容 量 Free Area : 空 き メ モ リ 容 量 図 3.14.2 USB メ モ リ の 残 容 量 表 示 121 3.14.4 ファイル仕様 USB メ モ リ に 格 納 さ れ る フ ァ イ ル に つ い て 、 説 明 し ま す 。 3.14.4.1 ディレクトリ構成 デ ィ レ ク ト リ は 波 形 用 デ ィ レ ク ト リ , Setup[ 設 定 条 件 ] 用 デ ィ レ ク ト リ , REF[ 参 照 波 形 ] 用 デ ィ レ ク ト リ , Math[ 演 算 ] 用 デ ィ レ ク ト を 固 定 で 持 ち , 波 形 デ ー タ , Setup[ 設 定 条 件 ]デ ー タ ,REF[ 参 照 波 形 ]デ ー タ ,Math デ ー タ は そ れ ぞ れ の デ ィ レクトリに格納します。下図にてイメージを示します。例のように各ディレクトリと もファイルの先頭 4 文字の拡張子は固定です。 (例 ) \+WAVE | +----WBIN0000.WFM | +----WASC0000.CSV | +----WMCD0000.PRN | | +SETUP | +----STUP0000.SET | | +REF | +----WREF0000.REF | | +MATH +----MASC0000.CSV +----MMCD0000.PRN ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ Setup[ 設 定 条 件 ] 用 デ ィ レ ク ト リ REF[ 参 照 波 形 ] 用 デ ィ レ ク ト リ ・・・・・・ ・・・・・・ 図 3.14.3 3.14.4.2 波形用ディレクトリ Binary デ ー タ ASCII デ ー タ MathCAD デ ー タ Math 用 デ ィ レ ク ト リ ASCII デ ー タ MathCAD デ ー タ 各種ディレクトリ構成 ファイル名 フ ァ イ ル 名 は 英 数 字 の 8 文 字 と し ,初 め の 4 文 字 は 英 数 字 ,後 の 4 文 字 は 数 字 だ け と し て い ま す 。 後 の 4 文 字 は 初 め の 4 文 字 に 対 す る 0000~9999 の シ ー ケ ン シ ャ ル 番 号 と し , 保 存 さ れ る ご と に 自 動 で 数 値 を 増 や し て い く も の と し ま す 。 9999 の 次 は 再 び 0000 か ら 始 ま り ま す 。 (例 ) WBIN 0000, WBIN 0001, WBIN 0002・ ・ ・ ・ ・ WASC 0000, WASC 0001, WASC 0002・ ・ ・ ・ ・ 122 3.14.5 SAVE/RECALL[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー 図 3.14.4 に Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ]メ ニ ュ ー に 関 す る ボ タ ン 、ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 示 し ま ② す 。本 節 で 保 存 、呼 出 の 操 作 要 領 を 説 明 し ま す 。 内部メモリへの保存方法 保 存 し た い Setup[ 設 定 条 件 ] を 準 備 し ま す 。 図 3.14.4 で SAVE/RECALL[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー 図 3.14.4 ボ タ ン 、ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。 画 面 右 に Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。(図 3.14.5 参 照 ) 図 3.14.5 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Save Setup to ③ Int.Memory[ 内 部 メ モ リ へ の 保 存 ]を 選 択 し ま す 。 画 面 右 に Save Setup to Int. Memory[ 内 部 メ モ リ へ の 保 存 ]サ ブ メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。(図 3.14.6 参照) 図 3.14.6 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 Setup 1 ~ Setup 5[ パ ネ ル 設 定 1~ パ ネ ル 設 定 5] から選択し、設定条件を保存します。設定 条 件 が 保 存 さ れ る と Save Setup to Int. Memory[ 内 部 メ モ リ へ の 保 存 ] メ ニ ュ ー 内 の 各 Setup 番 号 の 下 に 、日 付 と 時 刻 が 表 図 3.14.5 Save/Recall [ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.7 参 照 ) 図 3.14.7 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 2 回 押 し ま す 。 メ ニ ュ ー が 閉 じ ま す 。 Setup [ 設 定 条 件 ] が 保 存 さ れ る 前 は 出 荷 時 の Default Setup[ デ フ ォ ル ト 設 定 ] が 表 示 さ れ て い ま す 。 1 度 保 存 さ れ る と そ の 後 保 存 す る と Setup[ 設 定 条 件 ] と 日 付 が 上 書きされていきます。 保存する ④ ⑤ 日付、時刻を表示 図 3.14.7 Save Setup to Int. Memory [内部メモリへの保存]サブメニュー 図 3.14.6 Save Setup to Int. Memory [内部メモリへの保存]サブメニュー 123 ③ USB メ モ リ へ の 保 存 方 法 ① 保 存 し た い 波 形 デ ー タ 、 Setup[ 設 定 条 件 ] ② USB メ モ リ を 正 面 パ ネ ル 左 下 の USB 端 子 に ③ 図 3.14.8 で SAVE/RECALL[ 保 存 /呼 出 ] メ を準備します。 挿入します。 図 3.14.8 ボタン、ツマミのレイアウト ニュー表示ボタンを押します。画面右に Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.9 参 照 ) ④ 図 3.14.9 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 Save/Delete to USB.Memory[ USB メ モ リ への保存/削除]を選択します。画面右に Save/Delete to USB.Memory[ USB メ モ リ ④ への保存/削除]メニューが表示されます。 (図 3.14.10 参 照 ) ⑤ 図 3.14.10 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Save ⑥ 図 3.14.10 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 File [保存]を選択します。 format[ フ ァ イ ル 形 式 ]メ ニ ュ ー を 選 択 し ま す 。 画 面 右 に File format[ フ ァ イ ル 形 式 ] サ ブ メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。(図 3.14.11 参 照) ⑦ 図 3.14.9 Save/Recall [ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー 図 3.14.11 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Next( 1/2、2/2)を 選 択 し ま す 。(図 3.14.11 参照) ⑤ ⑥ ⑧ ⑦ 図 3.14.11 図 3.14.10 Save/Delete to USB Memory [ USB メ モ リ へ の 保 存 /削 除 ] サ ブ メ ニ ュ ー 124 File format[ フ ァ イ ル 形 式 ] サブメニュー ⑧ 図 3.14.11 で メ ニ ュ ー 項 目 の ど れ か を タ ッ チ し 、File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]を 選 択 し ま す。 ⑨ 図 3.14.12 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 File Name[ フ ァ イ ル 名 ] を 選 択 し ま す 。 注) ⑩ ⑨ ファイル形式により最初の 4 文字はデフォ ルト名が固定されています。また、終わりか ら 4 数 字 も 自 動 で 0000 か ら 9999 ま で 増 え て ⑫ ⑩ いきます。ファイル名を入力したい場合は “ 3.7.3 節 文 字 、記 号 、数 字 の 入 力 方 法 を 参 ⑪ 照してください。 ⑩ ⑧ で フ ァ イ ル 形 式 を Reference Waveform [ 参 照 波 形 ]に 選 択 し た 場 合 、図 3.14.12 で 図 3.14.12 Save/Delete to USB Memory USB メ モ リ へ の 保 存 /削 除 サ ブ メ ニ ュ ー メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ す る か ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し 、 Ref. No[ 参 照 番 号 ] を REF 1~ 5 よ り 選 択 し ま す 。 ⑪ 図 3.14.12 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Save [ 保 存 ]を 実 行 し ま す 。USB メ モ リ が 点 滅 し 、 画面下のロゴ、カウンタ、時刻表示域に “ XXXXYYYY (フ ァ イ ル 名 )”が 水 色 に 表 示 さ ③ れ ま す 。フ ァ イ ル 名 が 消 え 、USB メ モ リ の 点 滅がおさまれば、保存完了です。 ⑫ 図 3.14.12 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ]ボ タ ン を 2 回 押 し 、メ ニ ュ ー を 閉 じ ま す 。USB メ モ リ を USB 端 子 か ら 引 き 抜 き ま す 。 USB メ モ リ の デ ー タ の 削 除 方 法 ① USB メ モ リ を 正 面 パ ネ ル 左 下 の USB 端 子 に 挿入します。 ② 図 3.14.13 Save/Recall [ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー 前 ペ ー ジ の 図 3.14.8 の ③ の SAVE/RECALL [ 保 存 /呼 出 ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。 画 面 右 に Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.13 参 照 ) ③ 図 3.14.13 で メ ニ ュ ー 項 目 タ ッ チ し 、 Save/Delete to USB Memory[ USB メ モ リ へ の保存/削除]を選択します。画面右に Save/Delete to USB Memory[ USB メ モ リ へ の 保 存 / 削 除 ]サ ブ メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.14 参 照 ) 図 3.14.14 Save/Delete to USB Memory 125 ④ 図 3.14.15 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 Save/Delete メ ニ ュ ー の Delete[ 削 除 ] ④ ⑧ を選択します。 ⑤ 図 3.14.15 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 ⑤ File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]メ ニ ュ ー を 選択します。 画 面 右 に は File format[ フ ァ イ ル 形 式 ] メ ニ ュ ー (1/3,2/3,3/3) が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.16 参 照 ) ⑥ ⑦ ⑨ ⑩ 図 3.14.16 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]を 選 択 し ま す。 図 3.14.15 の File format[ フ ァ イ ル 形 式 ] メ ニ ュ ー に 戻 り 、選 択 さ れ た File format [ファイル形式]が表示されます。 ⑦ 図 3.14.15 Save/Delete to USB. Memory USB メ モ リ へ の 保 存 /削 除 サ ブ メ ニ ュ ー 図 3.14.15 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ]メ ニ ュ ー を 選 択します。 画面中央に⑤で選択したファイル形式 の File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ]が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.17 参 照 ) ⑧ ⑥ 図 3.14.17 の フ ァ イ ル 一 覧 の 内 容 を を 確 認 し 、 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し 、 削除したいファイルを選択します。注) 背景色が白のところが選択されたファ イルです。 ⑨ 図 3.14.15 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 Delete File[ フ ァ イ ル の 削 除 ]実 行 メ ニ 図 3.14.16 File format[ フ ァ イ ル 形 式 ] サ ブ メ ニ ュ ー (1/3,2/3,3/3) ュ ー を 選 択 し 、⑦ で 選 択 し た フ ァ イ ル を 削除します。 ⑩ 図 3.14.15 で MENU CLOSE [クローズ] ボ タ ン を 3 回 押 し 、メ ニ ュ ー を 閉 じ ま す 。 図 3.14.17 File List [ファイル一覧]例 メモ)ファイルリストについて フ ァ イ ル リ ス ト に は フ ァ イ ル 数 20 を 同 時 表 示 で き ま す 。 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し 、20 以 上 の フ ァ イ ル 数 で も ス ク ロ ー ル す れ ば す べ て の フ ァ イ ル をみることができます。 126 内部メモリからの設定条件の呼出方法 ① 図 3.14.18 の SAVE/RECALL[ 保 存 / 削 除 ] メニュー表示ボタンを押します。画面右に Save/Recall[ 保 存 / 削 除 ] メ ニ ュ ー が 表 示 ① さ れ ま す 。 (図 3.14.19 参 照 ) ② 図 3.14.19 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Recall Setup from Int. Memory[ 内 部 メ モ リ か ら の呼出]メニューを選択します。画面右に Recall Setup from Int. Memory[ 内 部 メ モ リ か ら の 呼 出 ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。(図 図 3.14.18 ボ タ ン 、ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト 3.14.20 参 照 ) ③ 図 3.14.20 で メ ニ ュ ー 項 目 の ど れ か を タ ッ チ し 、 Setup 1~ 5[ 設 定 条 件 1~5] を 選 択 し ま す。機器に設定が呼出されます。 ④ ② 図 3.14.20 で MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タンを 2 回押し、メニューを閉じます。 内部メモリに保存してあるデータは設定条件 のみです。 図 3.14.20 の メ ニ ュ ー 例 の よ う に 2 種 類 あ り ま す 。 a) 日付、時刻が表示されている設定条件 ① 本製品が出荷されてから保存した設定条件で す。 b) Default Setup[ 出 荷 時 設 定 ]と 表 示 さ れ て い る設定条件本製品が出荷時から保存してある 初期的な設定条件です。 図 3.14.19 Save/Recall [ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー Default Setup[ 出 荷 時 設 定 ] メ ニ ュ ー の呼出 ① 図 3.14.19 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Recall Default Setup[ 出 荷 時 設 定 の 呼 出 ]メ ニ ュ ー を選択します。画面は出荷時の設定になり、 CH1~CH4 は ト レ ー ス オ ン (画 面 表 示 )状 態 に になります。 ③ ④ 注 意 ) Default Setup[ 出 荷 時 設 定 ] 測定中に観測波形が画面表示されてい る と き な ど 、設 定 条 件 を 変 更 し た く な い 場 合 、間 違 え て こ の メ ニ ュ ー を 選 択 し な いように注意してください。 図 3.14.20 Recall Setup from Int. Memory [内部メモリからの呼出]メニュー 127 USB メ モ リ か ら の デ ー タ の 呼 出 方 法 ① USB メ モ リ を 正 面 パ ネ ル 左 下 の USB 端 子 に ② 図 3.14.21 で SAVE/RECALL[ 保 存 / 呼 出 ] 接続します。 ② メニュー表示ボタンを押します。画面右に Save/Recall[ 保 存 / 呼 出 ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.22 参 照 ) ③ 図 3.14.22 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Recall 図 3.14.21 ボ タ ン 、ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト from USB Memory[ USB メ モ リ か ら の 呼 出 ] メニューを選択します。 画 面 右 に Recall from USB Memory[ USB メ モリからの呼出]メニューが表示されます。 ⑦ (図 3.14.23(a)参 照 ) ④ 図 3.14.23(a) で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]メ ニ ュ ー を 選 択 ③ します。 画 面 右 に File format[ フ ァ イ ル 形 式 ] サ ブ メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。(図 3.14.2(b)参 照 ) ⑤ 図 3.14.23(b)で メ ニ ュ ー 項 目 の ど れ か を タ ッ チし、3 種のファイル形式から選択します。 File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]サ ブ メ ニ ュ ー が 消 去 さ れ 、 Recall from USB Memory[ USB 図 3.14.22 Recall from USB Memory [ USB メ モ リ か ら の 呼 出 ] メ ニ ュ ー メ モ リ か ら の 呼 出 ] メ ニ ュ ー の File format ④ [ フ ァ イ ル 形 式 ]に 選 択 し た フ ァ イ ル 形 式 が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.23(a)参 照 ) ⑥ 図 3.14.23(a) で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ] メ ニ ュ ー を 選 択 し ⑥ ⑤ ます。 画 面 中 央 に File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ]の ポ ッ プ ア ッ プ 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.24 参照) ⑦ 図 3.14.22 で ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 回 し 、 ⑧ 呼出したいファイル名に白い背景色の部分を 合わせます。 ⑧ 図 3.14.23 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Recall [呼出]実行メニューを選択します。 画 面 中 央 に あ っ た File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ] は 消 去 さ れ 、 呼 出 し た Setup [ 設 定 条 件 ] (b) (a) 図 3.14.23 Recall from USB Memory [ USB メ モ リ か ら の 呼 出 ] メ ニ ュ ー Waveform(Binary)[ 波 形 デ ー タ ]、 ReferenceWaveform[ 参 照 波 形 デ ー タ ]が 画 面あるいは参照波形メモリに呼出されます。 図 3.14.24 128 File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ] 3.14.6 メニュー項目と階層 下 図 3.14.25 に て 、 Save/Recall[ 保 存 / 呼 出 ] メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 示 し ま す 。 Save/Delete to USB Memory メ ニ ュ ー 及 び Recall from USB Memory メ ニ ュ ー に つ い て は 図 3.14.26、 図 3.14.27 及 び 図 3.14.28 で 示 し ま す 。 図 3.14.25 図 3.14.26 Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー Save to USB Memory[ USB メ モ リ へ の 保 存 ] メ ニ ュ ー 129 図 3.14.27 図 3.14.28 Delete from USB Memory[ USB メ モ リ デ ー タ の 削 除 ] メ ニ ュ ー Recall from USB Memory[ USB メ モ リ デ ー タ の 呼 出 ] メ ニ ュ ー 130 3.15 ZOOM[ズーム]メニュー Zoom[ ズ ー ム ] 機 能 は 取 り 込 ん だ 元 波 形 を 見 な が ら 指 定 し た 部 分 を 拡 大 し て 観 測 す る 機能です。 メ ニ ュ ー を 選 択 す る と 画 面 が 上 下 に 2 分 割 さ れ , 上 に 元 波 形 を 全 体 表 示 し た Main 画 面 が 、 下 に 拡 大 し た 波 形 を 表 示 し た Zoom[ ズ ー ム ] 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。 本節ではその操作、画面表示及び他の機能との関連を説明します。 3.15.1 Zoom[ ズ ー ム ] メ ニ ュ ー 、 操 作 方 法 図 3.15.1 に Zoom[ ズ ー ム ] 実 行 ボ タ ン が 配 置するレイアウトを示します。 ① 図 3.15.1 で Zoom[ ズ ー ム ] 実 行 ボ タ ン ① を 押 し ま す 。Zoom[ ズ ー ム ]実 行 ボ タ ン が 点 灯 し 、 画 面 上 側 に Main 画 面 が 画 面 ② 下 側 に Zoom 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.15.2 参 照 ) 図 3.15.1 で [Time/div] 調 整 ツ マ ミ を 回 ② し 、下 側 の Zoom 画 面 の み を 拡 大 し ま す 。 時 計 方 向 に 回 す と [Times/div]が 上 が り 、 図 3.15.1 水 平 軸 関 連 の レ イ ア ウ ト Zoom 画 面 が 拡 大 さ れ ま す 。 (図 3.15.3 参照) 3.15.2 Main 画 面 / Zoom[ ズ ー ム ] 画 面 図 3.15.2 で は 波 形 デ ー タ を 上 下 に 2 分 割 し て 、 Main 画 面 と Zoom[ ズ ー ム ]画 面 を 表 示 し て Zoom 画 面 の 水 平 軸 感 度 、 Main 画 面 の 水 平 軸 感 います。また、画面上のリードアウト表示域 の 左 側 に [Times/div]を 表 示 し て い ま す 。 【 図 3.15.2 表 示 例 1】 Main 画 面 Zoom 画 面 ・ Zoom 画 面 : 200μ s/div ・ Main 画 面 : 200μ s/div 【 図 3.15.3 表 示 例 2】 ・ Zoom 画 面 : 100μ s/div ・ Main 画 面 : 200μ s/div Main 画 面 / Zoom [ ズ ー ム ] 画 面 で は 図 3.15.2 Main 画 面 /Zoom 画 面 の 表 示 例 1 [Times/div]や Delay[ デ ィ レ イ ]は Zoom[ ズ ー ム ] 画 面 で の み 設 定 で き ま す 。 Zoom 画 面 の 水 平 軸 感 度 、 [Volts/div] な ど CH 関 連 の 機 能 は 両 画 面 で 共通に設定されます。 3.15.3 Main 画 面 の 水 平 軸 感 Main 画 面 範囲指定用カーソル 図 3.15.3 で Main 画 面 側 に は 垂 直 軸 方 向 に 範 Zoom 画 面 範囲指定用カーソル 囲 指 定 用 カ ー ソ ル (青 線 2 本 )が 表 示 さ れ ま す 。 こ の カ ー ソ ル の 内 側 の 範 囲 を 下 の Zoom[ ズ ーム]画面に拡大表示します。 図 3.15.3 131 Main 画 面 /Zoom 画 面 の 表 示 例 2 3.16 AUTO SETUP[オートセットアップ]メニュー 本製品には入力信号を測定し、すぐに画面表示したい場合などに、ボタンを押せば自動で 入 力 信 号 に あ わ せ た 最 適 な 設 定 ( 垂 直 軸 、 水 平 軸 、 ト リ ガ 関 連 の 設 定 ) が で き る AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 機 能 が あ り ま す 。 本節では下記で機能、操作方法について説明します。 3.16.1 操作方法 図 3.16.2 に AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 実行ボタンのレイアウトを示します。 ① 測 定 し た い 信 号 を CH1~ CH4 の 入 力 端 子 に ② 接続します。 ② ① で 入 力 し た CH 端 子 の CH ト レ ー ス ボ タ ン 図 3.16.1 ボタン、ツマミのレイアウト を 押 し 、ト レ ー ス オ ン (画 面 表 示 オ ン ) に し ま す 。 CH ト レ ー ス ボ タ ン が 点 灯 し ま す 。 ③ ③ 図 3.16.2 で AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ップ]実行ボタンを押します。カチカチとい う音がした後、画面に観測波形が表示され、 画 面 右 に Auto Setup[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.16.3 参 照 ) ④ 次 の 操 作 は 下 記 a)~ b)を 選 択 し て く だ さ い 。 a) 図 3.16.2 ボタン、ツマミのレイアウト メニューを閉じて次の操作をする場合、 図 3.16.3 で MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押 し ま す 。Auto Setup[ オ ー ト セットアップ]メニューが閉じます。 b) オートセットアップする前の設定に戻る 場 合 図 3.16.3 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Undo[ 設 定 を 前 に 戻 す ]メ ニ ュ ー を 選択します。 ④ b) 注 意 ) Undo[ 設 定 を 前 に 戻 す ] メ ニ ュ ー このメニューはオートセットアップ後、 ④ a) 何かボタン、ツマミ操作をしてしまうと 無効になり、設定を前に戻せなくなりま す。 図 3.16.3 Auto Setup [オートセットアップ]メニュー 3.16.2 Math[ 演 算 ] の オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ Math[ 演 算 ] が 基 本 的 に ト レ ー ス オ ン (画 面 表 示 )状 態 で あ れ ば 、 Math 対 象 チ ャ ネ ル を ト レ ー ス オ ン (画 面 表 示 )状 態 扱 い と し ま す 。例 え ば 、CH1 と CH2 を ト レ ー ス オ フ に し 、 CH1 と CH2 の 足 し 算 を Math[ 演 算 ] の 波 形 表 示 し て い る 場 合 、 オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ 機 能 を 実 行 す る と CH1 と CH2 の ト レ ー ス も オ ン に さ れ ま す 。 132 3.17 HELP[ヘルプ]メニュー 本製品には正面パネルのボタン、ツマミの機能、操作について、その説明を画面に表示す る Help[ ヘ ル プ ]メ ニ ュ ー が あ り ま す 。Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー で 言 語 を 選 択すれば、指定言語で表示できます。 図 3.17.1 に HELP[ ヘ ル プ ]メ ニ ュ ー ボ タ ン の レ イ ア ウ ト を 示 し 、下 記 で 機 能 、操 作 方 法 について説明します。 ① 図 3.17.1 で HELP[ ヘ ル プ ]メ ニ ュ ー ボ タ ンを押します。画面下のロゴ、カウンタ、 時 刻 表 示 域 に “ Display help message of selected item.”[ 選 択 し た 項 目 の ヘ ル プ を 表 示 し ま す 。]の 一 時 表 示 メ ッ セ ー ジ を 表 示 します。 ② 閲覧したいボタン、ツマミを押します。画 ① 面の波形表示領域全面に選択したボタン、 ツマミに関するヘルプ画面が表示されます。 (図 3.17.2 参 照 ) 【表示例】 図 3.17.1 ボタン、ツマミのレイアウト 図 3.17.2 HELP[ ヘ ル プ ] 画 面 の 表 示 例 HELP[ ヘ ル プ ] メ ニ ュ ー ボ タ ン を 押 し 、 UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示ボタンを選択した場合。 ③ 次 に ボ タ ン 、ツ マ ミ の ど れ か を 操 作 し ま す 。 図 3.17.2 の HELP[ ヘ ル プ ]画 面 は 閉 じ ま す。 1 つ の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の HELP[ ヘ ル プ ] 画 面 を 見 た 後 に 、別 な ボ タ ン 、ツ マ ミ の HELP [ ヘ ル プ ]画 面 を 見 た い 場 合 は 、再 度 HELP[ ヘ ルプ]メニューボタンを押し、目的のボタン、 ツ マ ミ の 操 作 を し て く だ さ い 。HELP[ ヘ ル プ ] 画面に掲載されるメッセージ、内容は一画面の みです。 133 第4章 Math演算機能 本 章 で は 、 本 製 品 の Math[ 演 算 ] 機 能 に つ い て 説 明 し ま す 。 4.1 Math[演算]の種類 本 製 品 で は 、CH1~ CH4 で 観 測 す る 波 形 デ ー タ 間 で 加 算 、減 算 及 び 乗 算 が で き ま す 。ま た 、 CH1~ CH4 の 波 形 デ ー タ に つ い て FFT 演 算 す る こ と も で き ま す 。 さ ら に 、 通 常 の 観 測 波 形 デ ー タ と 同 様 に Math 演 算 結 果 を 画 面 に 表 示 す る こ と が で き ま す 。 4.1.1 節 ~ 4.1.3 節 に て演算別に説明します。 4.1.1 加算、減算 加 算 、 減 算 は 下 記 の よ う に CH 間 で 演 算 し ま す 。 対 象 デ ー タ は CH1~ CH4 に 入 力 さ れ ている信号です。 a) 加 算 : (CHm の デ ー タ )+ (CHn の デ ー タ ) (m 、 n : 1,2,3,4) b) 減 算 : (CHm の デ ー タ )- (CHn の デ ー タ ) (m 、 n : 1,2,3,4) CH 間 で は 設 定 条 件 が 統 一 さ れ た 状 態 で は あ り ま せ ん が 、Math 演 算 で は 各 CH 独 立 に 測 定したデータを加算、減算して、表示します。 各 CH 間 で 演 算 す る 際 、Math[ 演 算 ]の 垂 直 軸 方 向 の デ ー タ を 次 の よ う に し て 求 め ま す 。 2CH 間 で 大 き い ほ う の 垂 直 軸 レ ン ジ を 基 準 に 小 さ い ほ う の 垂 直 軸 レ ン ジ と の 比 率 を か けることでデータを求めます。 例 CH1 = 2V/div CH2 = 10mV/div の 加 算 演 算 の 場 合 Math 演 算 デ ー タ = CH1 + CH2×0.01/ 2 演 算 結 果 を 表 示 す る 際 は 、Math[ 演 算 ]波 形 デ ー タ が 画 面 内 に お さ ま る 表 4.1 の よ う な レ ン ジ 設 定 で 表 示 し ま す 。そ の 後 は 適 宜 、Math[ 演 算 ]波 形 デ ー タ の レ ン ジ を 手 動 で 選 択します。 表 4.1 V C H 2 レ ン ジ 10V 5V 2V 1V 0.5V 0.2V 0.1V 50mV 20mV 10mV 5mV 2mV 10V 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 5V 10 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 加 算 、 減 算 の 表 示 レ ン ジ 設 定 (CH1、 CH2 間 の 例 ) 2V 10 5 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 1V 10 5 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 CH1レンジ 0.5V 0.2V 10 10 5 5 2 2 1 1 0.5 0.5 0.5 0.2 0.5 0.2 0.5 0.2 0.5 0.2 0.5 0.2 0.5 0.2 0.5 0.2 134 0.1V 50mV 20mV 10mV 10 10 10 10 5 5 5 5 2 2 2 2 1 1 1 1 0.5 0.5 0.5 0.5 0.2 0.2 0.2 0.2 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 50m 50m 50m 0.1 50m 20m 20m 0.1 50m 20m 10m 0.1 50m 20m 10m 0.1 50m 20m 10m 5mV 10 5 2 1 0.5 0.2 0.1 50m 20m 10m 5m 5mV 2mV 10 5 2 1 0.5 0.2 0.1 50m 20m 10m 5m 2m 4.1.2 乗算 乗 算 は 下 記 の よ う に CH 間 で 演 算 し ま す 。 対 象 デ ー タ は CH1~ CH4 に 入 力 さ れ て い る 信号です。 c) 乗 算 : (CHm の デ ー タ )×(CHn の デ ー タ ) (m 、 n : 1,2,3,4) CH 間 で は 設 定 条 件 が 統 一 さ れ た 状 態 で は あ り ま せ ん が 、Math 演 算 で は 各 CH 独 立 に 測 定 し た デ ー タ を 乗 算 し て 、 表 示 し ま す 。 但 し 、 単 位 は VV に な り ま す 。 演 算 結 果 を 表 示 す る 際 は 、Math[ 演 算 ]波 形 デ ー タ が 画 面 内 に お さ ま る 表 4.2 の よ う な レ ン ジ 設 定 で 表 示 し ま す 。 そ の 後 は 適 宜 、 Math[ 演 算 ] 波 形 デ ー タ の レ ン ジ を 手 動 で 選 択 し ま す 。 表 4.2 C H 2 レ ン ジ 4.1.3 VV 10V 5V 2V 1V 0.5V 0.2V 0.1V 50mV 20mV 10mV 5mV 2mV 10V 100 50 20 10 5 2 1 0.5 0.2 0.1 50m 20m 5V 50 20 10 5 2 1 0.5 0.2 0.1 50m 20m 10m 乗 算 の 表 示 レ ン ジ 設 定 (CH1、 CH2 間 の 例 ) 2V 20 10 2 2 1 0.2 0.2 0.1 20m 20m 10m 2m 1V 10 5 2 1 0.5 0.2 0.1 50m 20m 10m 5m 2m CH1レンジ 0.5V 0.2V 5 2 2 1 1 0.2 0.5 0.2 0.2 0.1 0.1 20m 50m 20m 20m 10m 10m 2m 5m 2m 2m 1m 1m 0.2m 0.1V 50mV 20mV 10mV 1 0.5 0.2 0.1 0.5 0.2 0.1 50m 0.2 0.1 20m 20m 0.1 50m 20m 10m 50m 20m 10m 5m 20m 10m 2m 2m 10m 5m 2m 1m 5m 2m 1m 0.5m 2m 1m 0.2m 0.2m 1m 0.5m 0.2m 0.1m 0.5m 0.2m 0.1m 50u 0.2m 0.1m 20u 20u 5mV 50m 20m 10m 5m 2m 1m 0.5m 0.2m 0.1m 50u 20u 10u 2mV 20m 10m 2m 2m 1m 0.2m 0.2m 0.1m 20u 20u 10u 2u FFT 演 算 本 製 品 で は FFT 演 算 機 能 が 備 わ っ て い ま す 。 演 算 対 象 は CH1~ CH4 の 入 力 信 号 で す 。 指 定 し た CH の デ ー タ に つ い て FFT 演 算 を 実 施 し 、指 定 し た 1 つ の CH に 対 し て の み 表 示 し ま す 。 FFT 演 算 機 能 に つ い て は 4.5 節 に て 詳 細 を 説 明 し ま す 。 135 4.2 データ表示 Math[ 演 算 ] の デ ー タ 表 示 に つ い て は 2.4 節 、 3.1 節 で も 説 明 し て い ま す 。 本 節 で は 補 足 説明します。 画 面 表 示 で は 各 CH(CH1~ CH4)に つ い て 色 分 け が し て あ り ま す が 、Marh[ 演 算 ]の 画 面 デ ー タ (波 形 デ ー タ 、CH メ ニ ュ ー 最 上 部 及 び 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 1 行 目 )は 赤 色 で 表 示 さ れ ま す 。 通 常 の CH デ ー タ 表 示 と と も に 同 画 面 上 に 表 示 し ま す 。 MATH[ 演 算 ] ト レ ー ス ボ タ ン は CH ト レ ー ス ボ タ ン と 同 様 に 押 す と 、 ボ タ ン が 点 灯 し 、 指 定 し た 条 件 で 波 形 デ ー タ を 表 示 し ま す 。さ ら に 、再 度 MATH[ 演 算 ]ト レ ー ス ボ タ ン を 押すと、波形データは画面から消えます。 下 記 に Math[ 演 算 ] の 測 定 例 を 示 し ま す 。 Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー CH1 波 形 CH2 波 形 垂 直 軸 レ ン ジ : 200m V /div CH1+ CH2 の 加 算 波 形 演 算 : CH1+ CH2 の 加 算 オ フ セ ッ ト 電 圧 : 0.00V 図 4.2.1 Math[ 演 算 ] の 測 定 例 136 4.3 メニュー項目の設定 本 節 で は Math[ 演 算 ] に 関 す る メ ニ ュ ー の 操 作 方 法 に つ い て 説 明 し ま す 。 図 4.3.1 に MATH[ 演 算 ] メ ニ ュ ー に関するボタン、ツマミのレイアウトを示します。以降 で操作要領を説明します。 ① 加算、減算、乗算の操作方法 ① 図 4.3.1 で MATH[ 演 算 ] ト レ ー ス ボ タ ン を 押 し ま す 。 画 面 右 に Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 4.3.2 参 照 ) ② 図 4.3.2 で メ ニ ュ ー 項 目 を 順 に タ ッ チ し 、Source1 [ 演 算 ソ ー ス 1]、 Source2[ 演 算 ソ ー ス 2] を 選 択 し ま す 。画 面 右 に Source[ 演 算 ソ ー ス ]選 択 肢 図 4.3.1 垂 直 軸 関 連 の レ イ ア ウ ト 表 示 メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 4.3.3 参 照 ) ③ 図 4.3.3 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し て 、 演 算 ソ ー ス を CH1~CH4 か ら 選 択 し ま す 。図 4.3.2 の Math [ 演 算 ]メ ニ ュ ー に 戻 り 、選 択 し た CH が Source ② [ 演 算 ソ ー ス ]メ ニ ュ ー に 表 示 さ れ ま す 。(図 4.3.4 の例参照) ④ ④ 図 4.3.2 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Operator[ 演 算 子 ]メ ニ ュ ー を 選 択 し ま す 。画 面 右 に Operator [演算子]選択肢表示メニューが表示されます。 (図 4.3.4 参 照 ) ⑤ ② ⑥ 図 4.3.4 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し て 、 Operator [ 演 算 子 ] を + 、 - 、 ×、 FFT か ら 選 択 し ま す 。 図 4.3.2 の Math[ 演 算 ]メ ニ ュ ー に 戻 り 、選 択 し た 演 算 子 が Operator[ 演 算 子 ]メ ニ ュ ー に 表 示 さ れ ま す 。 (図 4.3.2 の 例 参 照 ) ⑥ 図 4.3.2 で MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 図 4.3.2 Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー 押 し 、 MATH[ 演 算 ] メ ニ ュ ー を 閉 じ ま す 。 ③ ⑤ 図 4.3.3 Source[ 演 算 ソ ー ス ] 選択肢表示メニュー 図 4.3.4 Operator[ 演 算 子 ] 選択肢表示メニュー 137 FFT 演 算 の 操 作 方 法 Source[ 演 算 ソ ー ス ]の 選 択 方 法 は 前 ペ ー ジ 操 作 手 順 1 の ② 、③ に 同 じ で す 。こ こ で は 、Operator[ 演 算 子 ] ③ 及 び 、FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ]の 選 択 方 法 を 説明します。 ① FFT 演 算 し た い 信 号 を CH1~CH4 に 入 力 し 、波 形 ② 前 ペ ー ジ 操 作 手 順 ① と 同 様 に MATH[ 演 算 ]ト レ データを画面に表示させます。 ースボタンを押します。 画 面 右 に Math[ 演 算 ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 4.3.5 参 照 ) ③ 図 4.3.5 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、Operator[ 演 算 子 ]メ ニ ュ ー を 選 択 し ま す 。画 面 右 に Operator [演算子]選択肢表示メニューが表示されます。 図 4.3.5 Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー (図 4.3.6 参 照 ) ④ 図 4.3.6 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 FFT 演 算 を 指 定 し ま す 。図 4.3.5 の Operator[ 演 算 子 ]メ ニ ュ ー 項 目 に 指 定 し た FFT が 表 示 さ れ ま す 。 (図 4.3.7 参 照 ) ⑤ 図 4.3.7 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、FFT Window を 選 択 し ま す 。画 面 右 に FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。(図 4.3.8 参 照 ) ⑥ ④ 図 4.3.8 で メ ニ ュ ー 項 目 の ど れ か を タ ッ チ し 、 3 種 か ら FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ]を 選 択 し ま す 。図 4.3.7 の FFT Window の メ ニ ュ ー 項 目 に 指 定 し た FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ]が 表 示 されます。 ⑦ 図 4.3.7 で MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] 実 行 ボ タ ンを 2 回押し、メニューを閉じます。 図 4.3.6 Operator[ 演 算 子 ] 選択肢表示メニュー ④ ⑥ ⑤ ⑦ 図 4.3.8 図 4.3.7 FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ] 選択肢表示メニュー 138 FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ] メニュー 4.4 メニュー項目と階層 Math[ 演 算 ] の メ ニ ュ ー 項 目 を 階 層 で 、 加 算 、 減 算 、 乗 算 の 演 算 群 と FFT 演 算 に 分 け て 下図に示します。 図 4.4.1 Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー (加 算 、 減 算 、 乗 算 ) 図 4.4.2 Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー (FFT 演 算 ) 139 4.5 FFT 演算機能 本 製 品 で は Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー の 中 に FFT 演 算 が あ り ま す 。 以 下 に て FFT 演 算 の 概 説 、 本 製 品 で の 注 意 事 項 、 測 定 例 を 示 し ま す 。 4.5.1 概要、用途 デジタル・オシロスコープでは通常、観 測信号を時間軸領域の波形のデータとし て表示します。このオシロスコープで取 得 し た デ ー タ を FFT 演 算 す る こ と で 、観 測信号をスペクトラム・アナライザのよ うに周波数領域で表示することができま 図 4.5.1 す (図 4.5.1 参 照 )。他 の 周 波 数 変 換 方 式 と 時間軸表示と周波数軸表示 比 べ て FFT 演 算 方 式 が 有 利 な 点 は 、シ ン グ ル シ ョ ッ ト の 信 号 や 繰 り 返 し の 遅 い 信 号 に 対 しても演算が可能です。さらに、オシロスコープの持つ時間ドメインの記録機能と同様 に高速で演算することができます。バースト波形の解析、繰り返し波形の周波数解析、 振幅解析などを本製品でも実施することが可能です。 4.5.2 本製品での特徴、注意事項 本 製 品 で FFT 波 形 観 測 す る 際 の 特 徴 を 説 明 し ま す 。 パワースペクトラム 信 号 周 波 数 成 分 ご と の エ ネ ル ギ ー (電 力 )を 垂 直 軸 に dBm で 表 示 し ま す 。 dBm は 50Ω 負 荷 で 1m W と 等 価 な 電 圧 (0.316Vpk/ 0.224Vrms)に 対 応 し ま す 。 時 間 軸 (YT 波 形 )と 周 波 数 軸 (FFT 波 形 )の 同 時 表 示 選 択 し た CH1~ CH4 の 時 間 軸 (YT)波 形 と 周 波 数 軸 (FFT)波 形 を 同 一 画 面 で 表 示 で き ま す 。 但 し 、 画 面 上 の リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に YT 波 形 の 時 間 軸 レ ン ジ を 、 画 面 下 の 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に YT 波 形 情 報 、 FFT 波 形 情 報 を 別 々 で 表 示 し ま す 。 (図 4.5.2 参 照 ) YT 波 形 情 報 (時 間 軸 ) 正 弦 波 の YT 波 形 YT 波 形 情 報 正 弦 波 の FFT 波 形 (垂 直 軸 ) 図 4.5.2 正 弦 波 の YT 波 形 表 示 、 FFT 波 形 表 示 140 FFT 波 形 情 報 c) FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ] ど の パ ラ メ ー タ に 重 点 を お い て 測 定 す る か で 、3 種 類 の ウ ィ ン ド ウ を 備 え て い ま す 。 Rectangular : バ ー ス ト 波 形 な ど 演 算 範 囲 の 前 後 で 波 形 が 連 続 す る 過 渡 現 象 などの解析に適します。 Vonhann :繰 り 返 し 波 形 な ど の 周 波 数 解 析 に 適 し ま す 。 Flat Top d) :繰り返し波形などの振幅解析に適します。 演算対象データ数 FFT 波 形 表 示 に お け る 対 象 デ ー タ 数 は 4~ 8192 で す 。 Max Memory Length[ 最 大 メ モ リ 長 ]を 水 平 軸 メ ニ ュ ー 内 で 設 定 で き ま す が 、Time/div と サ ン プ リ ン グ レ ー ト (S/s)に よ り FFT 演 算 の 対 象 デ ー タ 数 が 決 ま り ま す 。 例 え ば 、 ポ イ ン ト 数 を 1k( 1024 で は あ り ま せ ん 。) に す る と 演 算 対 象 デ ー タ 数 は 、 2 の べ き 乗 で 一 番 近 い 512 個 に な り ま す 。 演 算 対 象 は 画 面 の 左 端 か ら に な り ま す 。 e) カーソル測定 垂 直 軸 方 向 と FFT 波 形 の 交 差 し た 点 の 垂 直 軸 成 分 (dBm)と 水 平 軸 成 分 (周 波 数 Hz) を 測 定 で き ま す 。 カ ー ソ ル の タ イ プ は Value at Cursor[ カ ー ソ ル で の 値 ] で す 。 f) エイリアシング デ ジ タ ル ・ オ シ ロ ス コ ー プ で 観 測 可 能 な 信 号 の 周 波 数 は サ ン プ リ ン グ レ ー ト の 1/2 (ナイキスト周波数)までです。これより高い周波数成分を観測すると実際よりも 低 い 周 波 数 成 分 の 波 形 と し て 観 測 さ れ ま す(“ エ イ リ ア シ ン グ ”と 言 っ て い ま す )。 サンプリングポイント ↓ ←観測信号 エイリアシング波形 ←エイリアジング波形 サンプリングクロック 図 4.5.3 エイリアシング 同 様 に 、 FFT 波 形 表 示 す る 場 合 に も 対 象 デ ー タ の サ ン プ リ ン グ レ ー ト の 1/2( ナ イ キ スト周波数)より高い周波数成分を含んでいる場合にはエイリアシングが発生し、実 際よりも低い周波数成分の波形として観測されます。 本製品では、画面下に測定時にサンプリングレート、周波数カウンタ値を画面下部の ステータス情報域に表示します。それらの値と観測波形の周波数を比べて、注意して ください。 メモ)エイリアシングの防止 エイリアシングを防止するには次の方法があります。 ・サンプリングレートを上げる方向で調整します。 最大メモリ長を増やします。 時 間 軸 (YT)波 形 が 表 示 さ れ た 状 態 で 、 Time/div ツ マ ミ を 時 計 方 向 に 回 し 、 サンプリングレートを上げます。 ・観測信号からナイキスト周波数以上の成分を取り除きます。 CH メ ニ ュ ー 内 の Bandwidth[ 帯 域 幅 ] 項 目 、 Coupling[ 結 合 ] 及 び Trigger[ ト リ ガ ]メ ニ ュ ー 内 の Coupling[ ト リ ガ 結 合 ]で 高 周 波 成 分 を 取 り 除 き ま す 。 本製品の外部でフィルタを使用します。 g) FFT 波 形 の 周 波 数 範 囲 141 デジタル・オシロスコープでは、専用のスペクトル・アナライザとは異なり周波数 範囲を任意に設定することができません。 FFT 波 形 の 周 波 数 軸 範 囲 は 本 製 品 の サ ン プ リ ン グ レ ー ト 、 メ モ リ 長 (Length)、 水 平 軸の設定により本製品側で決定されます。 周 波 数 軸 範 囲 は 0Hz(DC)か ら ナ イ キ ス ト 周 波 数 (FFT サ ン プ リ ン グ レ ー ト の 1/2 の 周 波 数 )と な り ま す 。図 4.5.2 の 測 定 例 で も サ ン プ リ ン グ レ ー ト が 1MS/s に 対 し て 、水 平 軸 レ ン ジ は 50 kHz/div に な っ て い ま す 。 つ ま り 、 全 水 平 軸 の 周 波 数 範 囲 は 50 kHz/div × 10div= 500 kHz ・ ・ ・ ・ ( 4.1) 式 で 、 上 記 で 説 明 し た よ う に 0 Hz~ 500 kHz な っ て い ま す 。 h) FFT ウ ィ ン ド ウ の 選 択 FFT 演 算 す る と き 、 演 算 範 囲 内 の デ ー タ は 連 続 し て い る も の と し て 扱 い ま す 。 こ れ により入力信号周期が演算範囲内に整数周期でおさまらないと、時間軸波形が不連 続 に な り 、 FFT 演 算 に よ っ て 得 ら れ た ス ペ ク ト ル が 広 が っ て し ま い ま す 。 こ れ を 漏 れ ( Leakage) と 言 い ま す 。 解 析 す る 信 号 に よ っ て 適 切 な FFT ウ ィ ン ド ウ を 使 用 す る こ と に よ り 、 ス ペ ク ト ル 漏 れを抑えることができます。 [例 ] ①バースト波形 図 4.5.3 ②繰り返し波形 演算範囲での連続、不連続による周波数特性 ① の よ う に 演 算 範 囲 内 で 収 束 し 、 a 点 、b 点 が 連 続 す る バ ー ス ト 信 号 の 場 合 に は ス ペ ク ト ル 漏 れ が 発 生 し ま せ ん が 、② の よ う に 演 算 範 囲 の 前 後 c 点 、d 点 で 不 連 続になる繰り返し信号の場合にはスペクトル漏れが発生し正確な測定を行うこ と が で き ま せ ん 。 FFT ウ ィ ン ド ウ を 使 用 す る と ② の よ う な 演 算 範 囲 の 前 後 で の 不 連 続 点 を 小 さ く す る 処 理 を 実 施 し 、ス ペ ク ト ル 漏 れ を 抑 え る こ と が で き ま す 。 142 4.5.3 測定例 本 節 で は 周 波 数 20kHz の 正 弦 波 を 測 定 し 、 FFT 波 形 表 示 さ せ た 測 定 例 を 図 4.5.5~ 図 4.5.7 に 示 し ま す 。 正 弦 波 の 繰 り 返 し 測 定 で は 図 4.5.6 の FFT ウ ィ ン ド ウ を Vonhann[ ハ ニング]に設定したほうがスペクトルの広がりが少ないことがわかります。 a) フ ァ ン ク シ ョ ン ・ ジ ェ ネ レ ー タ と ViewGoⅡ の 接 続 ViewGoⅡ DS-5554 ファンクション・ジェネレータ OUTPUT 周 波 数 : 20 kHz 出 力 電 圧 : 2 Vpk CH1 図 4.5.4 測定系 b) 正 弦 波 の YT 波 形 、 FFT 波 形 Average[ 平 均 化 回 数 ]: 32 回 Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ]: 1k points サ ン プ リ ン グ レ ー ト : 1MS/s 図 4.5.5 YT 波 形 図 4.5.7 FFT 波 形 FFT ウ ィ ン ド ウ : Rectangular [レクタンギュラ-] 図 4.5.6 FFT 波 形 FFT ウ ィ ン ド ウ : Vonhann[ ハ ニ ン グ ] 143 4.6 制限事項と他の機能との重複 Math[ 演 算 ] 測 定 で FFT 演 算 を 実 施 し た 場 合 、 次 の 制 限 事 項 が あ り ま す 。 Roll Mode[ ロ ー ル モ ー ド ] と の 重 複 FFT 波 形 表 示 を し て い る 際 に 、 Horizontal[ 水 平 軸 ] メ ニ ュ ー 内 の Roll Mode[ ロ ー ル モ ー ド ]を On[ オ ン ]に 設 定 す る と メ ニ ュ ー 内 で は Roll Mode[ ロ ー ル モ ー ド ]を 設 定 し た よ う に 表 示 し ま す が 、 Time/div ツ マ ミ で 50ms/div 以 上 に し て ロ ー ル モ ー ド 測 定 に は い る と FFT 波 形 は 消 え ま す 。 但 し 、 Time/div ツ マ ミ で 50ms/div 未 満 に 戻 す と 、 FFT 波 形 は 再 び 表 示 さ れ ま す 。 b) Measure[ 測 定 ] と の 重 複 Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー で 対 象 ソ ー ス に Math[ 演 算 ] を 選 択 し た 場 合 、 加 算 、 減 算 、乗 算 は 自 動 測 定 値 表 示 域 に 数 値 表 示 し ま す が 、FFT 演 算 で は 自 動 測 定 値 表 示 域 に 数 値 表 示 は せ ず 、“ *********” の 表 示 を し ま す 。 144 第5章 日常の点検 本章では、本製品を正しく使用し、精度の良い測定をするための日常の点検、校正方法に ついて説明します。 5.1 手入れの方法 a) クリーニング クリーニング前には電源コードを引き抜き、感電しないようにしてください。外装の 汚れは柔らかい布に水または薄めた中性洗剤を少量含ませて軽く拭いてください。ク リーニングに使用してはいけない溶剤や洗剤を使用すると変色したり、予期しない障 害の原因になります。溶剤、洗剤については、次のように選択してください。 ・使用できる溶剤、または洗剤 :水、中性洗剤(薄めたもの) ・使 用 で き な い 溶 剤 、ま た は 洗 剤 :ア ル コ ー ル 、ガ ソ リ ン 、ア セ ト ン 、ラ ッ カ ー 、 エーテル、シンナー、ケトン系を含む洗剤 b) 液晶の汚れ 次の方法で汚れをとります。 ・普通の汚れは柔らかい布で拭きます。 ・特にひどい汚れは、中性洗剤を含ませた布で拭き取ります。 5.2 校正 本 製 品 に は Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] の 機 能 が 備 わ っ て い ま す 。 ま た 、 自 分 で 校 正 し た い と き に は Self Calibration[ 自 己 校 正 ] を す る こ と も で き ま す 。 日常の機器精度はこれらの校正機能で、ある期間は保つことができます。目安として連続 使 用 で 約 2000 時 間 、 通 常 は 約 1 年 ご と に 定 期 校 正 を 行 っ て く だ さ い 。 以下にて、各校正について説明します。 本 製 品 で は 、電 源 投 入 時 か ら 3 分 後 に 必 ず 、垂 直 軸 レ ン ジ の 再 校 正 が 実 施 さ れ ま す 。こ の 校 正 は Auto Calibration[ 自 動 校 正 ]、 Self Calibration[ 自 己 校 正 ] と は 無 関 係 に 実 施 し ます。 5.2.1 Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] Auto Calibration[ 自 動 校 正 ]は 垂 直 軸 レ ン ジ の 温 度 補 正 が 自 動 的 に 行 わ れ 、5℃ の 温 度 変化が起きたときに垂直軸レンジの再補正を行います。通常は自動校正をするように設 定してください。以下にて設定方法を説明します。 ① 図 5.1 で UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ① ニュー表示ボタンを押します。画面右に Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (次 ペ ー ジ の 図 5.2 参 照 ) ② 図 5.2 で Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 1/2 ペ ー ジ で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 Calibration[ 校 正 ]メ ニ ュ ー を 選 択 し ま す 。 画 面 右 に Calibration[ 校 正 ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 5.3 参 照 ) 145 図 5.1 ボタン、ツマミのレイアウト ③ 図 5.3 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 Auto Calibration[ 自 動 校 正 ]メ ニ ュ ー を On に し ま す 。 (図 5.3 参 照 ) ④ 図 5.3 で MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ンを 2 回押し、メニューを閉じます。 こ れ で 、 Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] が 設 定 ② さ れ ま す 。 設 定 後 、 5℃ の 温 度 変 化 が 起 き た と きに垂直軸レンジの再補正を自動で行います。 但し、再校正が実行されるとパーシスタンス画 面がクリアされますので、これを避けるために は Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] を オ フ と し て ください。 5.2.2 Self Calibration[ 自 己 校 正 ] 垂直軸レンジ、水平軸レンジ、オフセット、ト 図 5.2 リガレベルなどの校正を実施します。校正時間 Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メニュー は 完 了 ま で 約 1 分 程 度 で す 。 以 下 に て Self Calibration[ 自 己 校 正 ]の 設 定 方 法 を 説 明 し ま ③ す。 注 意 ) Self Calibration[ 自 動 校 正 ] を 実 行 中 は 、入 力 コ ネ ク タ (CH1~ CH4、EXT 端 子 )を は ず し て 、信 号 を 加 え な い よ う に し て く だ さ い。 ④ ① 前 節“ 5.2.1 Auto Calibration[ 自 動 校 正 ]” ② ( 5.2.2) の 操 作 手 順 の ① 、 ② を 実 施 し ま す 。 図 5.3 の Calibration[ 校 正 ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ーが開きます。 ② 図 5.3 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 Self 図 5.3 Calibration[ 校 正 ] 選 択 肢 表示メニュー Calibration[ 自 己 校 正 ]実 行 メ ニ ュ ー を 選 択します。 Self Calibration[ 自 己 校 正 ]が 開 始 し 、約 1 分 程 度 で 完 了 し ま す 。完 了 す る と 画 面 下 の ス テ ー タ ス 情 報 域 に “ Self Calibration completed.[ 自 己 校 正 が 終 了 し ま し た 。]” と い うメッセージが表示されます。 Self Calibration[ 自 己 校 正 ] が 正 常 に 完 了 し な い 場 合 、“ Self Calibration failed.[ 自 己 校 正 で き ま せ ん で し た 。]” と い う メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ ま す 。 数 回 実 行 し て も 正 常 に 完 了 し な い 場 合 に は 、 弊 社 の サ ー ビ ス セ ン タ ー ( 本 取 扱 説 明 書 の 5.3 節 の 連 絡 先 参 照 ) にご連絡ください。 146 5.2.3 Touch Panel Calibration[ タ ッ チ ス ク リ ー ン 校 正 ] 本製品は画面メニュー、波形リードアウト表示域において、タッチスクリーン方式を採 用し、画面をタッチするとメニューが切り替わり、あるいは表示します。 タッチスクリーン校正は、タッチする際の位置補正をします。タッチスクリーン校正で は 画 面 の 四 隅 に 左 上 か ら 順 に 時 計 回 り に 2 周 、 赤 い ×印 が あ ら わ れ ま す 。 そ の ×印 の 上 を指などでタッチしていってください。下記の操作手順で実施します。 ① ① 図 5.4 で UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニュー表示ボタンを押します。画面右に Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 5.5 参 照 ) ② 図 5.5 で Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ 図 5.4 ボタン、ツマミのレイアウト ー 1/2 ペ ー ジ で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 Calibration[ 校 正 ]メ ニ ュ ー を 選 択 し ま す 。 画 面 右 に Calibration[ 校 正 ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 5.6 参 照 ) ③ 図 5.6 で メ ニ ュ ー 項 目 を タ ッ チ し 、 Touch Screen Calibration[ タ ッ チ ス ク リ ー ン 校 ② 正の実施]メニューを選択します。 ④ 図 5.7 の よ う に 、 タ ッ チ ス ク リ ー ン 校 正 の 実施画面が表示されます。 ⑤ 左 上 に 、 赤 い ×印 が 表 示 さ れ ま す 。 そ の × 印を指などで、タッチしてください。 次 に 、 ×印 が 右 上 に 表 示 し ま す 。 以 降 タ ッ チ す る ご と に 、 4 隅 に 時 計 回 り に 順 に 2 周 ( 計 8 回 )、 図 5.5 ×印 が 表 示 さ れ ま す 。 Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー そ の 都 度 、 ×印 を タ ッ チ し て く だ さ い 。 ⑦ 計 8 回 タ ッ チ す る と 、タ ッ チ ス ク リ ー ン 校 正 が 終 了 し 、 図 5.6 の メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ます。 ⑧ 図 5.6 で MENU CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ンを 2 回押し、メニューを閉じます。 ⑧ × ③ 図 5.6 図 5.7 5.2.4 タッチスクリーン校正の実施画面 Calibration[ 校 正 ] 選 択 肢 表示メニュー 定期校正 5.2.1 節 ~ 5.2.3 節 の 校 正 を 日 常 的 に 実 施 し て い て も 、 連 続 的 に 使 用 し て い る と き は 、 通 常 約 2000 時 間 、 あ る い は 約 1 年 毎 に 定 期 校 正 を 推 奨 し て い ま す 。 定 期 校 正 は 弊 社 の サ ー ビ ス セ ン タ ー ( 本 取 扱 説 明 書 の 5.3 節 の 連 絡 先 参 照 ) に ご 依 頼 く だ さ い 。 147 5.3 修理・校正依頼について 万 一 故 障 が 発 生 し た と き は 、下 記 の サ ー ビ ス 取 扱 所 に ご 返 送 く だ さ い 。保 証 期 間 内 に 発 生 した弊社の責任による故障に関しては無償で修理いたします。 修 理 品 の ご 返 送 に 際 し て は お 手 数 で す が 、製 品 名 、シ リ ア ル 番 号( 本 製 品 の 背 面 に ラ ベ ル が 貼 っ て あ り ま す 。)、不 良 の 内 容 、ご 担 当 者 の お 名 前 、ご 所 属 、電 話 番 号 な ど を 明 記 し て ください。 ■お問合せ窓口 岩通計測株式会社 サービスセンター 〒 965-0855 福 島 県 会 津 若 松 市 住 吉 町 310 フ リ ー ダ イ ア ル : 0120-086-120 TEL(0242)26-4339 FAX(0242)26-4348 5.4 保管、輸送 5.4.1 保管 次のような場所に保管しないでください。 ・直射日光の当たる場所 ・ほこりの多い場所 ・腐食性ガスを発生する場所 本製品を保存する場合の条件を下記に示します。 ・ 保 存 温 度 : - 20 ℃ ~ +60 ℃ ・ 保 存 湿 度 : 5 % ~ 80 % RH(結 露 な き こ と ) 5.4.2 輸送 本製品を輸送する場合はご購入時に付属していた梱包材料か、同等以上の梱包材料をご 使用ください。 5.5 診断の手引き “ 本 製 品 が 動 作 し な い ” ま た は “ 異 常 と 思 わ れ る ” と き は 、“ 表 5.1 診 断 の 手 引 き ” の 内 容 を ご 確 認 く だ さ い 。 表 5.1 の 内 容 は お 客 様 で 、 ご 確 認 さ れ て も 差 し 支 え な い も の で す 。 弊社のサービス取扱所にご連絡される前に、診断の手引きの内容をご確認されると故障の 有無や故障内容が把握しやすくなり、対処がスムースにいくことがあります。 但 し 、表 5.1 の 処 置 内 容 を 実 施 し て も 正 常 に 動 作 し な い 場 合 は 、弊 社 の サ ー ビ ス 取 扱 所( 5.3 節 、ま た は 別 紙 の『 セ ー ル ス ネ ッ ト ワ ー ク と お 問 い 合 わ せ 窓 口 』参 照 )に ご 連 絡 く だ さ い 。 148 表 5.1 診 断 の 手 引 き 現象 確認事項 処置 POWER ス イ ッ チ を オ 電 源 コ ー ド の プ ラ グ が AC AC コ ン セ ン ト に 接 続 す る 。 ン に し て も 立 上 が コンセントに接続されて らない。 いますか? 電 源 コ ー ド が 背 面 パ ネ ル AC 電 源 入 力 端 子 に 接 続 す る 。 の AC 電 源 入 力 端 子 に 接 続されていますか? 本 製 品 の 左 側 面 の FAN モ ・ 正 面 に 向 か っ て 左 側 面 の 通 気 孔 出 口 に 手 を ー タ は 回 転 し て い ま す か ざ し て み て く だ さ い 。風 が 出 て い な け れ ば か? 回っていません。 ・回転しているのに立上がらない場合バック ライトが切れている可能性があります。 どちらの場合も、弊社のサービス取扱所(別 紙の『セールスネットワークとお問い合わせ 窓口』参照)にご連絡ください。 POWER ス イ ッ チ オ ン 本 製 品 に は 過 熱 保 護 機 能 の 後 、突 然 電 源 が お が 備 わ っ て い ま す 。 ちる。 環 境 が 動 作 温 度 範 囲 の 動作温度範囲内の環境で使用してください。 0 ℃ ~ 40 ℃ に は い っ て い 電 源 ス イ ッ チ を ス タ ン バ イ 状 態 の ま ま 、 し ば ますか? らく放置し、電源スイッチをオンにしてくだ さい。 左 右 側 面 の 通 気 孔 フ ァ ン 障 害 物 を 取 り 除 い た 後 、電 源 ス イ ッ チ を ス タ モ ー タ の 吹 き 出 し 口 が 物 ンバイ状態のまましばらく放置し、電源スイ で塞がれていませんか? ッチをオンにしてください。 コ ン ト ラ ス ト が 悪 環 境 が 動 作 温 度 範 囲 の 動作温度範囲内の環境で使用してください。 い 輝 度 が 低 く 、見 づ 0 ℃ ~ 40 ℃ に は い っ て い らい。 ますか? 波 形 デ ー タ や グ リ ッ ド の ・ INTENSITY[ 波 形 輝 度 /リ プ レ イ ] 調 整 ツ マ 輝度が低く設定されてい ミで輝度調整をしてください。 ませんか? ・ UTILITIES[ ユ ー テ イ リ テ イ ー ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し 、 Grid Intensity[ グ リ ッ ド の 輝 度 ] メ ニ ュ ー で ADJUST ツ マ ミ を 回 し て調整してください。 バ ッ ク ラ イ ト 輝 度 が 低 く ・ UTILITIES[ ユ ー テ イ リ テ イ ] メ ニ ュ ー 表 設 定 さ れ て い ま せ ん か ? 示 ボ タ ン を 押 し Config [ シ ス テ ム 設 定 ] /Power Management/Backlight Intensity メ ニ ュ ー で Medium/High を 選 択 し ま す 。 信 号 を 入 力 し て も 垂直軸、水平軸、トリガ 波 形 が 表 示 さ れ な 関連の調節が適切すか? い。 チャネルがトレースオン (画 面 表 示 )状 態 に な っ て いますか? AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 実 行 ボ タ ンを押してください。 入 力 信 号 を 接 続 し て い る [ CH] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し て 、ト レ ー ス オ ン 状 態 に し て く だ さ い 。 ト レ ー ス オ ン 状 態 :[ CH] メ ニ ュ ー 表示ボタンが点灯します。 プローブが断線していま 断 線し て い る とき は プ ロ ーブ を 交 換 して く せんか? ださい。 149 現象 確認事項 処置 同期がとれない。 同 期 信 号 の 選 択 を 間 違 え て い TRIGGER[ ト リ ガ 」メ ニ ュ ー 表 ませんか? 示 ボ タ ン を 押 し て 、Source[ ト リガソース]項目で同期信号 源を選択します。 トリガレベルが波形振幅の範 画面右のトリガレベルマーク 囲内に入っていますか? が波形振幅の範囲内に入るよ う に し て く だ さ い 。 Trigger LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ]調 整 ツ マミを押すか、トリガレベル マークが振幅の範囲内に入る ように回して、調整します。 プローブ比のオートが正常に ご使用のプローブはプローブ プローブセンス機能付きのプ 動作しない。 センス機能付きですか? ローブをご使用ください。 波形がゆれる。 AC 電 源 電 圧 が 低 下 し す ぎ て い 定 格 内 の AC 電 源 電 圧 で ご 使 用 ませんか? ください。 画 面 右 下 の 時 刻 表 示 が く る っ 時 刻 設 定 を 行 な い ま し た か ? ・UTILITIES[ ユ ー テ イ リ テ イ ] ている。 メ ニ ュ ー 内 の Config[ シ ス テム設定]項目の Date & Time [ 日 時 ] で 時 刻 設 定 を し てください。それでも時刻の くるいがある場合は内蔵電池 が消耗している可能性があり ます。弊社のサービス取扱所 (別紙の『セールスネットワ ークとお問い合わせ窓口』参 照)にご連絡ください。 電源スイッチオン時にオフに したときのパネル設定に戻ら ない。 内蔵電池が消耗している可能 性があります。弊社のサービ ス取扱所(別紙の『セールス ネットワークとお問い合わせ 窓 口 』参 照 )ご 連 絡 く だ さ い 。 Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] が正常に実行しない。 Self Calibration[ 自 己 校 正 ] が正常に実行しない。 ・UTILITIES[ ユ ー テ イ リ テ イ ] メ ニ ュ ー 内 の Calibration [ 校 正 ] 項 目 の Auto Calibration[ 自 動 校 正 ]で On [オン]に設定をしてくださ い。 ・入力信号をすべてはずした 状 態 で Self Calibration[ 自 己校正]を実行してみてくだ さい。 上記の 2 つの方法でも校正を 実施しない場合、弊社のサー ビス取扱所(別紙の『セール スネットワークとお問い合わ せ窓口』参照)にご連絡くだ さい。 150 第6章 性能 垂直軸(Y 軸) 以下にて垂直軸関連の性能について、記載します。尚、性能中の用語は一部以下のように簡 略表現します。 FS : フ ル ス ケ ー ル 値 Reading :測定電圧値 Voffset :オフセット設定電圧値 入力チャネル数 4( 非 イ ン タ ー リ ー ブ 時 ) : DS-5554/5534/5524/5514 2( イ ン タ ー リ ー ブ 時 ) 2( 非 イ ン タ ー リ ー ブ 時 ) : DS-5552/5532/5522/5512 1( イ ン タ ー リ ー ブ 時 ) 注 ) 非 イ ン タ ー リ ー ブ 時 : CH1~ CH4 使 用 (4CH 機 ) CH1~CH2 使 用 ( 2CH 機 ) イ ン タ ー リ ー ブ 時 : CH1 と CH3、 CH1 と CH4、 CH2 と CH3、 CH2 と CH4 の ど れ か の 組 み 合 わ せ (4CH 機 ) CH1 の み あ る い は CH2 の み (2CH 機 ) 周 波 数 帯 域 ( -3dB ) DS-5554 2 mV/div~ 500 mV/div: 500 MHz( - 3dB ) DS-5552 1 V/div~ : 500 MHz( - 3dB ) 注 ) * 内 部 50Ω 終 端 又 は SS-101Rプ ロ ー ブ 先 端 に て DS-5534 2 mV/div~ 500 mV/div: 350 MHz( - 3dB ) DS-5532 1 V/div~ : 350 MHz( - 3dB ) 注 ) * 内 部 50Ω 終 端 又 は SS-101Rプ ロ ー ブ 先 端 に て DS-5524 2 mV/div~ 500 mV/div: 200 MHz( - 3dB ) DS-5522 1 V/div~ : 200 MHz( - 3dB ) 注 ) * 50Ω 終 端 又 は SS-0130Rプ ロ ー ブ 先 端 に て DS-5514 2 mV/div~ 500 mV/div: 100 MHz( - 3dB ) DS-5512 1 V/div~ : 100 MHz( - 3dB ) 注 ) * 50Ω 終 端 又 は SS-0130Rプ ロ ー ブ 先 端 に て 注 )入 力 電 圧 と 周 波 数 特 性 が 線 形 特 性 を 有 す る SS- 101Rま た は SS-0130Rの プローブ特性から推測した参考値 立ち上がり時間 DS-5554 DS-5552 DS-5534 DS-5532 DS-5524 DS-5522 DS-5514 DS-5512 750 ps 注 ( 50Ω 内 部 終 端 に て ) 1 ns 注 ( 50Ω 内 部 終 端 に て ) 1.75 ns 注 ( 50Ω 終 端 に て ) 3.5 ns 注 ( 50Ω 終 端 に て ) 注 ) 立 ち 上 が り 時 間 Tr は 代 表 値 で あ り 、 保 証 値 で は あ り ま せ ん 。 151 周波数帯域制限 DS-5554 DS-5552 20 MHz±6 MHz( - 3 dB ) DS-5534 /100 MHz±30 MHz( - 3 dB ) DS-5532 DS-5524 DS-5522 DS-5514 20 MHz±6 MHz( - 3 dB ) DS-5512 入力インピーダンス DS-5554 DS-5552 DS-5534 1 MΩ ±1.0 % || 16 pF±2 pF、 50 Ω ±1.0 % DS-5532 DS-5524 DS-5522 DS-5514 1 MΩ ±1.0 % || 20 pF±2 pF DS-5512 入力結合 DS-5554 DS-5552 DS-5534 GND, DC1MΩ , AC1MΩ , DC50Ω DS-5532 DS-5524 DS-5522 DS-5514 GND, DC1MΩ , AC1MΩ DS-5512 最大入力電圧 DS-5554 DS-5552 DS-5534 DS-5532 400 Vmax(DC+peakAC≦ 5 kHz CAT I (1 MΩ ) 300 Vmax(DC+peakAC≦ 5 kHz CAT Ⅱ (1 MΩ ) 5 V rms (50Ω ) DS-5524 DS-5522 400 Vmax(DC+peakAC≦ 5 kHz CAT I (1 MΩ ) DS-5514 300 Vmax(DC+peakAC≦ 5 kHz CAT Ⅱ (1 MΩ ) DS-5512 152 入 力 感 度 (粗 調 ) DS-5554 DS-5552 DS-5534 DS-5532 2 mV/div~10 V/div (DC1MΩ 、 AC1MΩ 、 1-2-5ス テ ッ プ )、 2 mV/div~2 V/div (50Ω 、 1-2-5ス テ ッ プ ) DS-5524 DS-5522 DS-5514 2 mV/div~10 V/div (1-2-5ス テ ッ プ ) DS-5512 入 力 感 度 (微 調 ) 管面中央からソウトウェアによる拡大可能 オフセット可変範囲 DC ゲ イ ン 確 度 2 mV/div~50 mV/div ±1 V 100 mV/div~500 mV/div ±10 V 1 V/div~10 V/div ±100 V ±(1.5 % + FS の 0.5 % ) オフセット確度 DC 測 定 確 度 (相 対 電 圧 ) 2 mV/div~50 mV/div ±(0.5 % + FSの 0.5 % + 1 mV ) 52 mV/div~500 mV/div ±(0.5 % + FSの 0.5 % + 10 mV ) 502 mV/div~10 V/div ±(0.5 % + FSの 0.5 % + 100 mV ) ±{0.015 x (Reading) + 0.005 x FS } DC 測 定 確 度 (絶 対 電 圧 ) 2 mV/div~50 mV/div 52 mV/div~500 mV/div 502 mV/div~10 V/div ±{0.015x(Reading- Voffset) + 0.005 x Voffset+ 0.01 x FS + 1mV} ±{0.015x(Reading- Voffset) + 0.005 x Voffset +0.01 x FS + 10mV} ±{0.015x(Reading- Voffset) + 0.005 x Voffset +0.01 x FS + 100mV} Deskew 等価サンプル時 サ ン プ リ ン グ レ ー ト 100 GS/ s( 調 整 範 囲 : 0~ 5 ns) 50 GS/ s( 調 整 範 囲 : 0~ 10 ns) 2 GS/ s~ 25 GS/ s( 調 整 範 囲 : 0~ 20 ns) 非等価サンプル時 データ長 ~ 500( 調 整 範 囲 : 0~ 5 ns) 1 k~ 5 k( 調 整 範 囲 : 0~ 10 ns) 10 k~ ( 調 整 範 囲 : 0~ 20 ns) Invert Rescale ソフトウエア反転機能 入力電圧感度の表示を下式により変換可能 a×入 力 電 圧 + b (a,b は ユ ー ザ の 設 定 値 ) 単位変換 Volt, Ampere, Watt, ℃ , No Unit プローブセンス 1: 1、 5: 1、 10: 1、 20: 1、 50: 1、 100: 1、 200: 1、 500: 1、 1000: 1、 2000: 1 (1: 1、 10: 1、 100: 1、 1000: 1 は 自 動 認 識 可 ) AC 結 合 下 限 周 波 数 10Hz 以 下 (-3dB ) 50Ω オ ー バ ー ロ ー ド 保 護 過 大 入 力 時 、自 動 的 に 入 力 結 合 を GND へ 切 替( DS-555x, DS-553x) 153 サンプリングシステム 最高サンプリングレート DS-5554 DS-5552 DS-5534 2 GS/s( イ ン タ ー リ ー ブ 時 )、 DS-5532 1 GS/s( 非 イ ン タ ー リ ー ブ 時 ) DS-5524 DS-5522 DS-5514 DS-5512 垂直軸分解能 Peak ( ピ ー ク 検 出 ) 1 GS/s 8 bits 周 期 : 1 ns ピーク検出動作レンジ(下表参照) メモリ長 500 500ns/div ~ 20s/div 1k 500ns/div ~ 50s/div 10 k ロールモード ピーク検出レンジ 2μ s/div ~ 50s/div 100 k 20μ s/div ~ 50s/div 500 k 500μ s/div ~ 50s/div 1M 200μ s/div ~ 50s/div 50ms/div~50s/div (100kS/s max) ア ク イ ジ シ ョ ン メ モ リ 長 500, 1k, 10k, 100k, 500k 1M ポ イ ン ト 水平軸(X 軸) 掃引レンジ DS-5554 DS-5552 DS-5534 DS-5532 DS-5524 DS-5522 DS-5514 DS-5512 500 ps/div~50 s/div 1 ns/div~50 s/div 2 ns/div~50 s/div 5 ns/div~50 s/div クロック確度 10 ppm 等価サンプリング速度 最 大 100 GS/s アクイジションモード 以下 Normal( ノ ー マ ル サ ン プ リ ン グ ) / Peak ( ピ ー ク 検 出 ) / Average( 平 均 化 ) アベレージング回数 パーシスタンス 2~ 256 回 (2 の べ き 乗 回 ) 時間、表示色階調の指定可能 時間 オ フ ,100 ms,200 ms,500 ms,1 s,2 s,5 s,10 s,∞ 表示色階調 単色/カラースペクトラムから選択可 154 ディレイ範囲 Run 動 作 時 - 500 s~ + 5 div( 10 ms/s~ 50 s/s) - 5 s~ + 5 div( 10 μ s/s~ 5 ms/s) - 5 ms~ + 5 div( ~ 5 μ s/s) Stop 時 - 500 s~ + 750 s 拡大 水平軸のみ可能 トリガシステム トリガモード AUTO、 NORMAL、 SINGLE、 STOP トリガソース CH1、 CH2、 CH3、 CH4、 Ext( 100 mV /div) 、 Ext/10( 1 V / div)、 Line、 Manual (CH3、 CH4: DS-5514/5524/5534/5554 の み ) カップリング AC、 DC、 HF-Reject、 LF-Reject、 Noise Reject * Noise Reject: 約 1div 以 下 の 信 号 に 同 期 不 可 カットオフ周波数 AC: 代 表 値 7.5 Hz HF-Rej, LF-Rej : 代 表 値 50 kHz シ ン グ ル ポ ー ル フ ィ ル タ 20 dB/decade AC, LF-Reject カ ッ ト オ フ 周 波 数 1.0div 同 期 0.1×カ ッ ト オ フ 周 波 数 1.0div 同 期 不 可 HF-Reject カ ッ ト オ フ 周 波 数 1.0div 同 期 10×カ ッ ト オ フ 周 波 数 1.0div 同 期 不 可 スロープ 立上がり、立下がり トリガレベル範囲 管 面 中 央 ±5.0 div レベル確度 トリガタイプ ±(5 %+入 力 感 度 [volts/div]の 30 %)( 1kHz サ イ ン 波 に て ) エ ッ ジ 、エ ッ ジ オ ル タ ネ ー ト 、エ ッ ジ OR、パ ル ス 数 、パ ル ス 幅 、 周 期 、 ド ロ ッ プ ア ウ ト 、 TV、 パターン(論理和、非論理和、論理積、非論理積) エッジトリガ トリガ感度 選択したスロープのエッジでトリガ モデルごとに下表に従います。 DS-555X DS-553X DS-552X DS-551X DC(30Hz)~ 10MHz 0.5div ~ 250MHz 1.0div ~ 500MHz 1.5div DC(30Hz)~ 10MHz 0.5div ~ 250MHz 1.0div ~ 350MHz 1.5div DC(30Hz)~ 10MHz 0.5div ~ 200MHz 1.5div DC(30Hz)~ 10MHz 0.5div ~ 100MHz 1.5div DC 以 外 の カ ッ プ リ ン グ ( AC, LF-Reject, HF-Reject) 時 、 各フィルタ特性にてトリガ感度は減衰します。 155 エッジオルタネートトリガ 立ち上がり、立下りの両スロープで交互にトリガ トリガ感度 エ ッ ジ OR ト リ ガ 対 象 CH エッジトリガに同じ 選 択 し た 複 数 の CH の エ ッ ジ で ト リ ガ CH1~ CH4( DS-55X4) CH1、 CH2( DS-55X2) CH 設 定 CH ご と に 立 ち 上 が り 、 立 下 り 、 無 効 を 選 択 可 能 トリガ感度 DC~ 250MHz CH 間 ト リ ガ ス キ ュ ー イベント 1.5div( DS-555X、 DS-553X) DC~ 200MHz 1.5div( DS-552X) DC~ 100MHz 1.5div( DS-551X) 1 ns 未 満 最 大 ト リ ガ 周 波 数 : 33MHz 最 小 パ ル ス 幅 : 15ns パルス幅 15ns~ 50s 周期 40ns~ 50s ドロップアウト 50ns~ 50s パルス数 パターントリガ 1~ 9999 選 択 し た 複 数 の CH の 論 理 演 算 結 果 が 成 立 し た と き に ト リ ガ 論理演算 AND, NAND, OR, NOR 対 象 CH CH1~ CH4( DS-55X4) CH1、 CH2( DS-55X2) CH 設 定 CH ご と に High, Low、 Don’t Care( 無 効 ) を 選 択 可 能 CH 間 ト リ ガ ス キ ュ ー 1 ns 未 満 トリガ感度 1.5 div 最小入力パルス幅 2 ns( DS-555X、 DS-553X) 2.5 ns( DS-552X) 5 ns( DS-551X) 最小演算結果パルス幅 演 算 結 果 の パ ル ス 幅 が 短 い 場 合 、安 定 し た 動 作 が 出 来 ま せ ん 。 2 ns( DS-555X、 DS-553X) 2.5 ns( DS-552X) 5 ns( DS-551X) TV ト リ ガ NTSC、 PAL、 Custom ラ イ ン 選 択 : ~ 3000 フ ィ ー ル ド 選 択 : 1,2,4,8 トリガジッタ ドロップアウトトリガ ホールドオフ 10 ns 以 下 Off, 200 ns~ 50 s( エ ッ ジ 、 エ ッ ジ オ ル タ ネ ー ト 時 の み 有 効 ) 外部トリガ 入力インピーダンス 1 MΩ±1.0 % // 16 pF +/-3 pF( DS-555X、 DS-553X) 1 MΩ±1.0 % // 20 pF +/-3 pF( DS-552X、 DS-551X) 最大入力電圧 400 Vmax (DC+peakAC ≦ 5kHz) CAT I 300 Vmax (DC+peakAC ≦ 5kHz) CAT Ⅱ スロープ Positive, Negative カップリング AC, DC, HF-Reject, LF-Reject カットオフ周波数 AC: 代 表 値 7.5 Hz HF-Rej, LF-Rej: 代 表 値 50 kHz 156 シ ン グ ル ポ ー ル フ ィ ル タ 20 dB/decade レベル範囲 EXT: ±0.5 V 入力電圧範囲 EXT: - 1 V~ +1 V レベル確度 EXT: ±(10 % + 50 mV) トリガ感度 50Ω 終 端 に て 、 下 表 に 従 い ま す 。 EXT/10: ±5.0 V EXT/10: - 10 V~ +10 V EXT/10: ±( 10 % + 0.5 V) モデル 周波数 EXT EXT10 DS-555X DC(30Hz)~ 10MHz DS-553X DS-552X DS-551X 50 mV 0.5 V ~ 250MHz 0.1V 1 V ~ 500MHz 0.15 V 1.5 V DC(30Hz)~ 10MHz 50 mV 0.5 V ~ 250MHz 0.1V 1 V ~ 350MHz 0.15 V 1.5 V DC(30Hz)~ 10MHz 50 mV 0.5 V ~ 200MHz 0.15 V 1.5 V DC(30Hz)~ 10MHz 50 mV 0.5 V ~ 100MHz 0.15 V 1.5 V * DC 以 外 の カ ッ プ リ ン グ ( AC, LF-Reject, HF-Reject) 時 、 各フィルタ特性にてトリガ感度は減衰します。 ディスプレイ LCD 7.5 イ ン チ VGA カ ラ - TFT 解像度 640×RGB×480 タッチスクリーン 搭載 表示方式 YT 表 示 、 XY 表 示 、 XY 表 示 (ト リ ガ 有 効 ) * X: CH1、 Y: CH2 の固定表示 ベクター接続 オ フ (ド ッ ト 表 示 )/ オ ン (デ ー タ 補 間 表 示 ) グリッド種類 格 子 (Grid)/ 軸 (Axis)/ 枠 (Frame)の 3 種 の 表 示 波形輝度 0~ 100 % ( 1 % の 設 定 分 解 能 ) グリッド輝度 バックライト輝度 リプレイ機能 0~ 100 % ( 10 % の 設 定 分 解 能 ) 明 る い (High)/ 中 間 (Medium)/ 暗 い (Low)の 3 段 階 か ら 選 択 最 大 1024 画 面 分 の 取 込 み デ ー タ の 表 示 可 能 各種機能 自動測定 垂直軸測定項目 最大値、最小値、ピーク-ピーク、実効値、サイクル実効値 平均値、サイクル平均値、トップ、ベース、トップベース +オーバーシュート、-オーバシュート 水平軸測定項目 Tr 20- 80% 、 Tf 20- 80% 、 Tr 10- 90% 、 Tf 10- 90% 周波数、周期、正のパルス数、負のパルス数、正のパルス幅 負のパルス幅、デューティ比 その他測定項目 積分、スキュー、スキュー@レベル 157 測定項目数 上記から 4 種の自動測定可能 測 定 値 Max/Min 表示可能 カーソル測定 YT 表 示 下記の 4 種のカーソル測定可能 時 間 ( Time) :垂直方向 2 本のカーソル間の時間差 振 幅 ( Amplitude) :水平方向 2 本のカーソル間の電圧差 時 間 & 振 幅 ( Time& Amplitude) :垂直方向 2 本のカーソル間の時間差と水平方向 2 本のカー ソル間の電圧差 カ ー ソ ル で の 値 ( Value at Cursor) :垂直方向のカーソルと入力信号波形の交点の時間と電圧値 XY 表 示 下記の 3 種のカーソル測定可能 振 幅 ( X): 垂 直 方 向 2 本 の カ ー ソ ル 間 の 電 圧 差 振 幅 ( Y): 水 平 方 向 2 本 の カ ー ソ ル 間 の 電 圧 差 振 幅 ( X& Y) :垂直方向 2 本のカーソル間の電圧差と水平方向 2 本のカー ソル間の電圧差 参照波形 保存/呼出 5 波形データを保存/呼出可能 表示 白色で観測波形と同時表示可能 表示のオン/オフ設定可能 セーブ/リコール セーブ 保 存 先 : 内 部 メ モ リ / USB メ モ リ 保 存 デ ー タ : 波 形 デ ー タ ( USB メ モ リ の み ) / 設 定 条 件 *内部メモリへは 5 つの設定条件まで保存可能 *保存データは設定条件/波形データ(バイナリ形式) /参照波形データにフォーマット化 リコール 呼 出 元 : 内 部 メ モ リ / USB メ モ リ 呼出データ:波形データ/設定条件/出荷時設定条件 演算機能 加 算 、 減 算 、 乗 算 、 FFT コピー デバイス USB メ モ リ ( 正 面 パ ネ ル の USB コ ネ ク タ に 接 続 ) フォーマット USB メ モ リ : TIFF/ BMP/ PNG 背景色 白/黒から選択 PictBridge 対 応 プ リ ン タ( 背 面 パ ネ ル の USB コ ネ ク タ に 接 続 ) PictBridge 対 応 プ リ ン タ : JPEG 言語選択 メ ニ ュ ー 、 HELP メ ニ ュ ー の 言 語 を 下 記 か ら 選 択 可 能 英語/日本語 日付/時刻表示 非表示/現在の日時/タイムスタンプ(トリガ時)から 選択、日時設定可能 オフセット設定 デビジョン基準/電圧基準から選択 電源管理 バックライト消灯 オ フ / 15 秒 / 1 分 / 5 分 / 15 分 か ら 選 択 電源の切断 オ フ / 5 分 / 15 分 / 30 分 / 60 分 か ら 選 択 158 ビープ音 オフ/オンを選択 パネルロック オフ/オンを選択 オートセットアップ ボタン操作で入力信号を画面表示可能 * Undo 機 能 で 1 つ 前 の パ ネ ル 設 定 に 戻 る こ と が 可 能 トリガカウンタ 確度 トリガの周波数を 6 桁表示、オフ/オン設定可能 10 ppm 周波数範囲 DS-5554 DS-5552 DS-5534 DS-5532 DS-5524 DS-5522 DS-5514 DS-5512 4 Hz~ 500MHz 4 Hz~ 350MHz 4 Hz~ 200MHz 4 Hz~ 100MHz 校正 自動校正 オ フ / オ ン の 設 定 可 能 (出 荷 時 は オ ン ) 自己校正 ボタン操作で実行可能 V 軸感度、オフセット、トリガレベルを校正 校正信号出力 波形の種類 方形波 出力電圧 3.0 V±3 % 周波数 1 kHz±0.5 % インタフェース リ モ ー ト I/F USB2.0(標 準 ) ホストポート 正 面 パ ネ ル : USB メ モ リ デバイスポート 背 面 パ ネ ル に て PC と 接 続 し 、 リ モ ー ト 制 御 可 能 PictBridge 対 応 プ リ ン タ に 出 力 可 能 LAN ( 標 準 ) 100Base-TX を サ ポ ー ト し 、 PC と 接 続 し 、 リ モ ー ト 制 御 可 能 GPIB(工 場 オ プ シ ョ ン ) DS-576 オ プ シ ョ ン に て 、 PC と 接 続 し 、 リ モ ー ト 制 御 可 能 AUX イ ン タ フ ェ ー ス ( 外 部 オ プ シ ョ ン に 対 応 予 定 で す 。) 159 一般仕様 環境条件 室内使用のみ 性能保証温湿度範囲 + 10 ℃ ~ + 35 ℃ 動作温湿度範囲 0 ℃ ~ + 40 ℃ 、 5 % ~ 80 % RH 以 下 (30 ℃ 以 下 、 結 露 な き こ と ) 上 限 値 55 % RH( 40 ℃ 、 結 露 な き こ と ) 動作高度 上 限 値 2,000m ( 25 ℃ 以 下 ) 保存温湿度範囲 - 20 ℃ ~ + 60 ℃ 、 5 % ~ 80 % RH(40 ℃ 、 結 露 な き こ と ) 保存高度 上 限 値 12,192m ウォーミングアップ時間 20 分 付属品 フロントパネルカバー 1 プローブ モデルにより、下表に従います。 DS-5554 DS-5552 DS-5534 SS-101R( CH数 分 ) DS-5532 DS-5524 DS-5522 DS-5514 SS-0130R( CH数 分 ) DS-5512 電源コード 1本 コードストラップ 1 取扱説明書 CD :1 セット * 取 扱 説 明 書 ( PDF デ ー タ )、 リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル ・ マ ニ ュ ア ル ( PDF デ ー タ )、 Readme を 収 録 ユーザーズ・ガイド :1 部 セールスネットワーク ファンモータ MTBF ファンモータによる強制冷却 35,000 時 間 ( 40 ℃ 、 55% RH) 電源 入力電圧、周波数 AC 100 V~ 240 V (±10 % )、 50/60 Hz (±5 % ) 消費電力 95 VA max( 60 Wmax) 待機電力 2 Wmax AC 100 V~ 120 V (±10 % )、 400 Hz (±5 % ) 質量、大きさ (外 観 図 参 照 ) 質量 3.7 kg ±10 % ( 付 属 品 含 ま ず 。) 寸法 (330±2) W×(190±2) H×(124±2)L[ mm] 160 外観図 単 位 : mm オプション AUX IO(工 場 オ プ シ ョ ン ) CH1/CH2 出 力 出力端子 DS-577 オ プ シ ョ ン に て 出 力 可 能 AUX IO1: オ フ セ ッ ト 電 圧 を 加 え た CH1 入 力 信 号 を 出 力 AUX IO2: オ フ セ ッ ト 電 圧 を 加 え た CH2 入 力 信 号 を 出 力 CH1/TRIG 出 力 出力端子 DS-578 オ プ シ ョ ン に て 出 力 可 能 AUX IO1: オ フ セ ッ ト 電 圧 を 加 え た CH1 入 力 信 号 を 出 力 AUX IO2: ト リ ガ 時 に H レ ベ ル の 方 形 波 信 号 を 出 力 CHX 出 力 出力抵抗 50 Ω ±5 % オフセット ±30 mV( 50 Ω 終 端 時 ) 周波数特性 最 高 周 波 数 帯 域 /2 ( - 3dB 、 50 Ω 終 端 時 ) 出力電圧感度 30 mV/div±10 %( 50 Ω 終 端 時 ) TRIG 出 力 出力抵抗 120 Ω ±10 % H レベル 0.9 V 以 上 ( 50 Ω 終 端 時 )、 3 V 以 上 ( 1 MΩ 負 荷 時 ) L レベル 0.1 V 以 下 ( 50 Ω 終 端 時 )、 0.2 V 以 下 ( 1 MΩ 負 荷 時 ) パルス幅 1.5 us±0.5 us *本体購入後のオプション増設は、工場オプションになります。 161 メ モ 162 製 品 保 証 この製品は、お客様に安心してお使い頂くために下記の保証をいたします。 ◆ 保 証 期 間 ご納入後1年間保証いたします。 ◆ 保 証 条 件 万一、保証期間内に弊社の責任による不測の故障 などが生じた場合には無償修復いたします。 本製品保証は日本国内においてのみ有効です。 ■ お問合わせ窓口 岩 通 計 測 株 式 会 社 技術的な取扱い・測定方法、修理・校正など ハロ-イワツウ サービスセンター フリーダイヤル 0120-086-102 (受付時間:土曜、日曜日を除く、営業日の 9:00~12:00、13:00~17:00) ● URL : http://www.iti.iwatsu.co.jp ● E-mail : [email protected] お願い:セールスネットワークとお問い合わせ窓口の最新情報は、弊社のホームページ またはフリーダイヤルでご確認いただくようお願い申し上げます。