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第3章
機能及び操作方法
本章では、本製品の機能およびその操作方法について説明します。
3.1
画面レイアウト、表示について
2.4.4 節 で 画 面 レ イ ア ウ ト に つ い て 概 要 を 説 明 し ま し た 。本 節 で は 各 表 示 域 で の 画 面 レ イ ア
ウト、表示項目、表示内容を説明します。
3.1.1
a)
通常測定時の画面レイアウト、表示
リードアウト表示域
## nnnus nnnnnus ## nnnus xxxx xxxx ##xxxxxxx ## nnnn/nnnn
リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 の 表 示 形 式 を 図 3.1.1 に 示 し ま す 。
①
②
注)
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
##
nnn%
⑪
⑫
図中の文字、記号は下記の内容を示します。
・
##: ア イ コ ン 、 n : 数 字 、 u : 単 位 、 x : 文 字
図 3.1.1
リードアウト表示域の表示形式
図 3.1.1 中 の ① ~ ⑫ の 表 示 項 目 に つ い て の 説 明 を の 表 3.1 に 示 し ま す 。図 3.1.2 に 表 示 例
を 示 し ま す 。 表 示 例 は ZOOM 機 能 で 波 形 を 時 間 軸 方 向 に 拡 大 表 示 し た も の を 示 し て い
ます。
リードアウト用アイコン
状態表示
デ イレ イ 時 間
ZOOM 画 面 の 時 間 軸 レ ン ジ
MAIN 画 面 の 時 間 軸 レ ン ジ
図 3.1.2
表 3.1
NO 表 示 項 目
ページ情報
波形輝度
リードアウト表示域の表示例
リードアウト表示域の表示項目
表示、シンボル
表示内容、備考
MAIN 画 面 、 ZOOM 画 面 の 表 示 状 態
① 画面種別シンボル
を示します。
② 水平軸レンジ
nnn us
MAIN 画 面 、 あ る い は ZOOM 画 面 の
1div あ た り の 時 間 ス ケ ー ル を 示 し ま す 。
③ 遅延時間
nnnnn us
④ MAIN シ ン ボ ル
トリガポイントからの遅延時間を示します。
ZOOM[ ズ ー ム ] 機 能 表 示 を 使 用 し て い る 場 合 、
MAIN 画 面 の シ ン ボ ル を 表 示 し 、 MAIN
画面の水平軸レンジを指し示します。
⑤ 水 平 軸 レ ン ジ (MAIN) nnn us
ZOOM 機 能 表 示 を 使 用 し て い る 場 合 、 MAIN
画 面 の 1div あ た り の 時 間 ス ケ ー ル を 示 し ま す 。
27
⑥ 取込みモード
⑦ 取込みモード
空欄
ノーマル状態
Peak
ピーク検出状態
Avg
平均化表示状態
空欄
ノーマル状態
Roll
ロールモード状態
Equ
⑧ トリガ掃引状態
、
等価サンプリング状態
_____
Auto
ト リ ガ が か か っ て い な い 状 態 (オ ー ト ト リ ガ )
Ready
ト リ ガ の 待 ち 受 け 状 態 (ノ ー マ ル /シ ン グ ル )
Trig'd
トリガがかかっている状態
Inhibit
トリガが無視されている状態
Run
ロールモードの状態
Stop
トリガをストップさせた状態
リプレイランプオンのときのみ表示します。
⑨ リプレイシンボル
⑩ 画面数
アイコンと文字で下記の状態を示します。
表 示 画 面 番 号 /全 ペ ー ジ 数 を 表 示 し ま す 。
nnnn/nnnn
画 面 情 報 は 、 Run 状 態 で は 表 示 せ ず 、 ス ト ッ プ
状態で表示します。画面操作は画面情報が
表示されている場合に実行できます。
常時表示します。
⑪ 波形輝度シンボル
⑫ 波形輝度
nnn%
[ 波 形 輝 度 /リ プ レ イ ] 調 整 ツ マ ミ で 調 節 し た
0~ 100 (% )の 値 を 表 示 し ま す 。
注)
表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。
・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。
・ u: p(ピ コ )、 n(ナ ノ )、 μ (マ イ ク ロ )、 m(ミ リ )、 k(キ ロ )、 M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。
b)
波形表示域
波 形 表 示 域 の 表 示 イ メ ー ジ を 図 3.1.3 に 示 し ま す 。
上端に張り付いた場合.
上端に張り付いた場合.
ディレイマーク
T
1
波形リファレンスマーク
1
波形表示域
T
T
1
上端に張り付いた場合.
下端に張り付いた場合.
図 3.1.3
波形表示域の表示イメージ
28
トリガレベルマーク
図 3.1.4 に 表 示 例 を 示 し ま す 。 表 示 例 は CH1 観 測 波 形 、 カ ー ソ ル 、 ト リ ガ デ ィ レ イ マ ー ク 、
波形リファレンスマーク及びトリガレベルマークを表示しています。
ト リ ガ デ イレ イ マ ー ク
カーソル
波形リファレンスマーク
トリガレベルマーク
観測波形
図 3.1.4
c)
波形表示域の表示例
Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域
Δ t カ ー ソ ル 測 定 値 、 ト リ ガ 情 報 表 示 域 の 表 示 形 式 を 図 3.1.5 に 示 し ま す 。
Δ t=nnn us
①
Δ t=nnn us
1/Δ t=nnn uHz xxxxxxx ##
##
xxxxxx nnn uV
②
③
④
⑤
⑥
⑦
Δ f=nnn uHz
xxxxxxx ##
##
xxxxxx nnn uV
注 1) 図 中 の 文 字 、 記 号 は 下 記 の 内 容 を 示 し ま す 。
##: ア イ コ ン 、 n : 数 字 、 u : 単 位 、 x : 文 字
注 2)
図 3.1.5
FFT 波 形 表 示 の 場 合 は Δ f は f で 表 示 し ま す 。
Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域の表示形式
図 3.1.5 中 の ① ~ ⑦ の 表 示 項 目 に つ い て の 説 明 を 下 記 表 3.2(a) 及 び 、 次 ペ ー ジ の
表 3.2(b)に 示 し ま す 。図 3.1.6 に 表 示 例 を 示 し ま す 。表 示 例 は カ ー ソ ル 測 定 値 1、カ ー ソ
ル 測 定 値 2、 ト リ ガ タ イ プ 、 ト リ ガ ス ロ ー プ 、 ト リ ガ ソ ー ス 、 ト リ ガ 結 合 及 び ト リ ガ レ
ベルを表示しています。
トリガタイプ
カーソル測定値 1
トリガソース
カーソル測定値 2
図 3.1.6
トリガスロープ
トリガ結合
トリガレベル
Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域の表示例
29
表 3.2(a)
NO
Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域の表示項目
表示項目
表示内容
表示形式
① カーソル測定値 1 Δt カーソル測定
t(V at t)カ ー ソ ル 測 定
② カ ー ソ ル 測 定 値 2 1/Δt カ ー ソ ル 測 定
t=±nnn us
1/Δt=±nnn uHz
Δf カーソル測定
Δ f=±nnn uHz
f(dbm at f)カ ー ソ ル 測 定
③ トリガタイプ
f=±nnn uHz
エッジトリガ
Edge
パルストリガ
Pulse Width
FFT 波 形 表 示 時
Period
周期トリガ
Pulse Count
パルス数トリガ
TV
テレビトリガ
注)
備考
Δ t=±nnn us
表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。
・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。
・u:p(ピ コ )、n(ナ ノ )、μ (マ イ ク ロ )、m(ミ リ )、k(キ ロ )、M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。
表 3.2(b)
NO
表示項目
Δt カーソル測定値、トリガ情報表示域の表示項目
表示内容
表示形式
備考
④ ト リ ガ ス ロ ー プ Edge-Pos
立上がりエッジ
Edge-Neg
立下がりエッジ
Pulse Width-Pos
正極性
Pulse Width-Neg
負極性
Period-Pos
立 上 が り エ ッ ジ (周 期 )
Period-Neg
立 下 が り エ ッ ジ (周 期 )
Pulse Count-Pos
立 上 が り エ ッ ジ (パ ル ス 数 )
Pulse Count-Neg
立 下 が り エ ッ ジ (パ ル ス 数 )
TV-Pos
立 上 が り エ ッ ジ (TV)
TV-Neg
立 下 が り エ ッ ジ (TV)
⑤ トリガソース
CH1
CH2
CH3
CH4
外部トリガ
外 部 ト リ ガ (* 10)
ラ イ ン ト リ ガ (電 源 )
⑥ トリガ結合
TV モ ー ド
AC 結 合
AC
DC 結 合
DC
高周波遮断フィルタ
HF-Reject
低周波遮断フィルタ
LF-Reject
NTSC 方 式
NTSC
PAL 方 式
PAL
Custum Setup
Custom
30
カスタム設定
⑦ トリガレベル
トリガレベル値
±nnn uV
TV ト リ ガ 、 Line ソ ー ス 以
外に表示します。
フィールド
Any Fields
フィールド番号
1
TV ト リ ガ の み 表 示 し ま す 。
2
3
4
5
6
7
8
注)
表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。
・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。
・u:p(ピ コ )、n(ナ ノ )、μ (マ イ ク ロ )、m(ミ リ )、k(キ ロ )、M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。
d)
波形リードアウト表示域
波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 の 表 示 形 式 は 大 別 す る と CH 情 報 、Math[ 演 算 ]情 報 、FFT
演 算 情 報 の 3 種 が あ り ま す 。さ ら に 、カ ー ソ ル 測 定 有 無 、XY/YT 表 示 の 組 合 せ で 主
に 図 3.1.7 の よ う な 表 示 形 式 が あ り ま す 。
①→
⑤→
⑦→
⑨→
⑪→
1) CH( カ ー ソ ル 測 定 な し )
②
③ ④
↓
↓ ↓
123456789 012
1: nnnuV ↓ BW
DC1MΩ Deskew
←⑥
ofs
nnnuV
←⑧
2) CH( カ ー ソ ル 測 定 あ り )
123456789 012
1: nnnuV ↓ BW
DC1MΩ Deskew
#v
nnnuV
3) Math( カ ー ソ ル 測 定 な し )
⑩
↓
123456789012
M :nnnuV
CH1 + CH2
ofs
nnnuV
4) Math( カ ー ソ ル 測 定 あ り )
123456789012
M :nnnuV
CH1 + CH2
#v
nnnuV
5) FFT( カ ー ソ ル 測 定 な し )
123456789012
M :nnnudBm
1FFT
nnuHz
←⑫
pos nnnudBm
6) FFT( カ ー ソ ル 測 定 あ り )
123456789012
M :nnnumdBm
1FFT nnnuHz
pos nnnudBm
7) Math( カ ー ソ ル 測 定 な し )
123456789012
M :nnnuV
CH1 + CH2
ofs
numV
図 3.1.7
8) CH( カ ー ソ ル 測 定 な し ,XY 表 示 )
123456789012
X:0.00uV BW
DC1MΩ
Δ Vx
nnnuV
波形リードアウト表示域の表示形式
31
図 3.1.7 中 の ① ~ ⑫ の 表 示 項 目 に つ い て の 説 明 を 表 3.3(a)及 び 、 表 3.3(b)に 示 し ま す 。
さ ら に 、 図 3.1.8 に 表 示 例 を 示 し ま す 。 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 で は 、 各 CH1~ 4 の 垂
直 軸 Volt/div、入 力 結 合 の 種 類 、オ フ セ ッ ト 電 圧 あ る い は 垂 直 軸 の カ ー ソ ル 測 定 値 (カ ー
ソ ル 測 定 オ ン 時 )を 表 示 し ま す 。Math[ 演 算 ]実 行 時 は 右 側 に Math[ 演 算 ]波 形 の 垂 直
軸 Volt/div、演 算 の 種 類 、オ フ セ ッ ト 電 圧 あ る い は 垂 直 軸 の カ ー ソ ル 測 定 値 (カ ー ソ ル 測
定 オ ン 時 )を 表 示 し ま す 。 (Math[ 演 算 ] の 詳 細 に つ い て は 4 章 を ご 参 照 く だ さ い 。 )
CH1 情 報
CH2 情 報
CH3 情 報
CH4 情 報
CH 番 号
Math[ 演 算 ]情 報
垂 直 軸 Volt/div
ト レ ー ス ON 時 に CH 色 、
入力結合の種類
OFF 時 は グ レ ー 色
オフセット電圧値または
垂直軸のカーソル測定値
図 3.1.8
表 3.3(a)
NO
項目
① CH 番 号
② Volts/Div
波形リードアウト表示域の表示例
波形リードアウト表示域の表示項目
表示内容、条件
表示形式
CH1(YT 表 示 時 )
1:
CH2(YT 表 示 時 )
2:
CH3(YT 表 示 時 )
3:
CH4(YT 表 示 時 )
4:
X(XY 表 示 時 )
X:
X(XY 表 示 時 )
Y:
垂直軸レンジ
nnn uV
備考
・電流プローブの場合は
” A” 単 位 で 、 Coupling
は DC1MΩ の み で す 。
③ Invert
正負反転表示
空欄
↓
④ Band Width
帯域幅
空欄
BW
⑤ Coupling
結合
DC1MΩ
AC1MΩ
GND
DC50Ω
⑥ Deskew
スキュー
空欄
Deskew
32
表 3.3(b)
NO
項目
波形リードアウト表示域の表示項目
表示内容、条件
⑦ Offset[ オ フ セ ッ ト ]
ΔV カーソル
表示形式
備考
カーソル非選択時
ofs
・カーソル選択時は
カーソル選択時
ΔV
オフセット操作中に
Δ Vx
だけオフセットを一
Δ Vy
時表示します。
V at t カ ー ソ ル
カーソル選択時
FFT ポ ジ シ ョ ン
カーソル非選択時
V
Pos
(FFT 演 算 時 )
Δ dBm カ ー ソ ル
カーソル選択時
Δ dBm
(FFT 演 算 時 )
dBm at f カ ー ソ ル
カーソル選択時
dBm
(FFT 演 算 時 )
データなし
Empty
⑧ Offset[ オ フ セ ッ ト ] 値 カ ー ソ ル 非 選 択 時
±nnnuV
ΔV カーソル
カーソル選択時
±nnnuVV
V at t カ ー ソ ル
カーソル選択時
±nnnuV
FFT ポ ジ シ ョ ン
カーソル非選択時
・⑦に同じです。
±nnnudBm
(FFT 演 算 時 )
Δ dBm カ ー ソ ル
カーソル選択時
±nnnudBm
(FFT 演 算 時 )
dBm at f カ ー ソ ル
カーソル選択時
±nnnudBm
(FFT 演 算 時 )
⑨ MATH[ 演 算 ] 記 号
⑩ Volts/div
M:
垂直軸レンジ
nnnuV
(加 算 /減 算 /乗 算 時 )
dB/div
⑪ MATH[ 演 算 ] 種 別
⑫ (CH 番 号 )FFT/div
注)
(FFT 演 算 時 )
nnnudBm
ADD[ 加 算 ]
CHn + CHn
SUB[ 減 算 ]
CHn - CHn
MULT[ 乗 算 ]
CHn * CHn
FFT 演 算
n FFT
水平軸レンジ
nnnuHz
表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。
・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 n の 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。
・u:p(ピ コ )、n(ナ ノ )、μ (マ イ ク ロ )、m(ミ リ )、k(キ ロ )、M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。
e)
メニュー表示域
画面右のメニュー表示域では、各ボタンのメニュー内容を階層表示します。メニュー右
側 の FUNCTION ボ タ ン (F1~ F5)、 ADJUST ツ マ ミ で 選 択 、 入 力 、 実 行 し ま す 。 (図
3.1.9 参 照 )
メ ニ ュ ー は 最 下 位 階 層 が 表 示 さ れ 、 CLOSE ボ タ ン を 押 す ご と に 最 下 位 階
層 が 消 去 さ れ 、上 位 階 層 が 表 示 さ れ ま す 。同 一 階 層 内 で 項 目 が 多 数 の 階 層 で は 、 複 数 ペ
ー ジ に な っ て お り F5 ボ タ ン を 押 す こ と で Next メ ニ ュ ー を 実 行 し 、ペ ー ジ を め く る こ と
が で き ま す 。 メ ニ ュ ー 表 示 域 の 表 示 形 式 、 表 示 項 目 の 説 明 は 3.2 節 を ご 参 照 く だ さ い 。
33
メニュー表示域
ADJUST ツ マ ミ
パネル側
画面側
FUNCTION ボ タ ン
CLOSE ボ タ ン
図 3.1.9
f)
メニュー表示域の表示例
ステータス情報域
ス テ ー タ ス 情 報 域 の 表 示 形 式 を 図 3.1.10 に 示 し ま す 。
RTC 表 示
f:nnnnnn uHz nnn uS nnn u points
RTC:nnnn/nn/nn nn:nn:nn
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
TRG 表 示
f:nnnnnn uHz
注)
nnn uS nnn u points
TRG:nnnn/nn/nn nn:nn:nn:n
表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。
上 段 が 現 在 の 時 刻 を 表 示 す る RTC(Real- time clock)[ 時 計 ] 表 示 で 、 下 段 は ト リ ガ を
か け て 取 込 ん だ 時 刻 を 表 示 す る TRG(Trigger Time- stamp)[ ト リ ガ 時 刻 ] 表 示 で す 。
図 3.1.10 中 の ① ~ ⑦ の 表 示 項 目 に つ い て の 説 明 を 次 ペ ー ジ 表 3.4 に 示 し ま す 。
34
表 3.4
NO
項目
ステータス情報域の表示項目
表示内容
表示形式
① 周波数カウンタ
文字
② 周波数カウンタ値
数値+単位
nnnnnn uHz
③ サンプリングレート
数値+単位
nnn uS
④ メモリ長
数値+単位
nnn u Points
⑤ 時間種別
現在の時刻
RTC:
トリガ取込み時刻
TRG:
備考
f:
トリガストップ中のみ表示し、
ト リ ガ 掃 引 中 は RTC 表 示 で す 。
⑥ 年
月
⑦ 時
分
日
秒
日 付 (日 本 語 )
yyyy/mm/dd
日 付 (英 語 )
mm/dd/yyyy
時 刻 (RUN 中 )
nn:nn:nn
トリガ取込み時刻
nn:nn:nn.n
トリガストップ中のみ表示し、
ト リ ガ 掃 引 中 は RTC 表 示 で す 。
注)
表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。
・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 n の 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。
・u:p(ピ コ )、n(ナ ノ )、μ (マ イ ク ロ )、m(ミ リ )、k(キ ロ )、M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。
3.1.2
Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー の 自 動 測 定 実 行 時 の 画 面 レ イ ア ウ ト 、 表 示
自 動 測 定 値 表 示 域 の 表 示 例 を 図 3.1.12 に 示 し ま す 。 4 種 の 測 定 項 目 ま で 設 定 し 、 表 示 す
る こ と が で き ま す 。 図 3.1.12 の よ う に A,B,C,D の 行 ご と に 自 動 測 定 結 果 を 表 示 し ま す 。
図 3.1.12 中 の ① ~ ⑩ の 表 示 項 目 に つ い て の 説 明 を 次 ペ ー ジ の 表 3.5 に 示 し ま す 。自 動 測
定 値 表 示 域 で は 図 3.1.12 の 表 示 例 の よ う に 各 行 に 測 定 番 号 、 対 象 ソ ー ス 、 測 定 項 目 名 、
測 定 値 及 び 最 大 値 / 最 小 値 を 表 示 し ま す 。自 動 測 定 は MEASURE[ 測 定 ]選 択 ボ タ ン で
設 定 し ま す 。 詳 細 は 3.12 節 MEASURE[ 測 定 ] メ ニ ュ ー で 説 明 し ま す 。
①測定番号
②測定項目名
④測定値
③対象ソース
図 3.1.12
⑥最小値
⑤最大値
自動測定表示域の表示例
35
表 3.5
NO
表示項目
自動測定値表示域の表示項目
表示内容
表示形式
① 測定番号
② 測定項目
備考
A:,B:,C:,D:
立 上 が り 時 間 (20-80% )
Tr 20-80%
立 下 が り 時 間 (80-20% )
Tr 80-20%
立 上 が り 時 間 (10-90% )
Tr 10-90%
立 下 が り 時 間 (90-10% )
Tr 90-10%
周波数
Frequency
周期
Period
正のパルス数
No. of +Pulse
負のパルス数
No. of -Pulse
正のパルス幅
+Pulse Width
負のパルス幅
-Pulse Width
デューティー比
DutyCycle
実効値
RMS
サイクル実効値
Cycle RMS
平均値
Mean
サイクル平均値
Cycle Mean
最大値
Maximum
最小値
Minimum
ピ-ク-ピ-ク
Peak-Peak
トップ
Top
ベース
Base
トップ-ベース
Top-Base
+オ ー バ ー シ ュ ー ト
+Overshoot
-オ ー バ シ ュ ー ト
-Overshoot
積分
Integral
スキュー
Skew
ス キ ュ ー @レ ベ ル
Skew@Level
③ 対 象 ソ ー ス CH1
CH2
CH3
CH4
④ 測定値
±nnnn uV
・電圧値:3 桁
・アベレージ電圧値:4 桁
・時間:4 桁、百分率:3 桁
⑤ 最大値
±nnn uV(Max) ・ ④ に 同 じ で す 。
⑥ 最小値
±nnn uV(Min) ・ ④ に 同 じ で す 。
注)
表 示 形 式 中 の n、 u は 次 の 内 容 を 示 し ま す 。
・ n: 数 字 、 小 数 点 、 ピ リ オ ド を 示 し 、 n の 数 で 最 大 表 示 桁 数 を 示 し ま す 。
・u:p(ピ コ )、n(ナ ノ )、μ (マ イ ク ロ )、m(ミ リ )、k(キ ロ )、M(メ ガ )の 単 位 を 示 し ま す 。
36
3.2
メニュー、メッセージ表示
本 製 品 の 操 作 は 最 初 に ボ タ ン を 押 下 し 、画 面 右 に メ ニ ュ ー を 表 示 し て FUNCTION ボ タ ン 、
及 び ADJUST ツ マ ミ 及 び CLOSE ボ タ ン で 選 択 、入 力 、実 行 し ま す 。本 節 で は メ ニ ュ ー の
種類とその操作概要を説明します。各ボタンがもつ機能説明、メニュー操作については、
3.3 節 以 降 に て 説 明 し ま す 。
3.2.1
サブメニューと選択肢表示メニュー
通常、メニュー動作するボタンを押すと画面右にメニューが開きます。メニュー中の項
目 を 画 面 右 の FUNCTION(こ こ で は F1~ F5 と し ま す )を 押 し て 選 択 し ま す 。メ ニ ュ ー 中
の項目により、サブメニューが開く場合と選択肢表示メニューが開く場合があります。
サブメニューは設定内容が豊富であるボタンに対応し、選択肢表示メニューは設定、選
択内容が限定されているボタンに対応します。サブメニューと選択肢表示メニューの違
い を 図 3.2.1 に 示 し ま す 。
選択肢表示メニュー
メニューから左下にず
らして表示されます。
図 3.2.1
メニュー
サブメニュー
メニューと同位置に
重ね表示されます。
サブメニューと選択肢表示メニューの違い
サ ブ メ ニ ュ ー は あ く ま で も メ ニ ュ ー の 一 つ で あ り ,上 位 メ ニ ュ ー に 戻 る に は CLOSE[ ク
ローズ]ボタンを押して意識的に上位に戻る操作をする必要があります。選択肢表示メ
ニューはあるメニュー項目の選択肢を一時的に一覧表示している状態であり,選択され
る と 自 動 的 に 上 位 メ ニ ュ ー に 戻 り ま す 。 ま た 、 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー は CLOSE[ ク ロ ー
ズ]ボタンを押しても上位メニューに戻れます。
3.2.2
ポップアップメニュー
ポップアップメニューは,通常のメニューでは操作が困難なもの又は操作性が著しく低
下する恐れのあるものなどに対して,画面上に別メニューを大きく表示し,見やすく操
作 し や す い ユ ー ザ ・ イ ン タ フ ェ ー ス を 提 供 す る た め の も の で す 。 図 3.2.2 に 機 器 の ス テ
ー タ ス 情 報 表 示 例 を 示 し ま す 。 そ の 他 4 種 の ポ ッ プ ア ッ プ メ ニ ュ ー に つ い て は 、“ 第 5
章日常の点検、校正”を参照してください。
図 3.2.2
機器のステータス情報表示例
37
3.2.3
一時表示メッセージ
本製品の一時表示メッセージには大別して次のものがあります。
・エラーメッセージ
・警告メッセージ
・ステータスメッセージ
一時表示メッセージは,操作を行った結果がエラーになった場合,他の項目が強制的に
変更された場合又は要求した処理が完了した場合などに表示します。
一 時 表 示 メ ッ セ ー ジ の 表 示 場 所 及 び 消 去 さ れ る 条 件 を 図 3.2.3 に 示 し ま す 。
一時表示メッセージは優先度によって以下のどちら
かを表示します。
・優先度高のメッセージ
波形表示域の中央に表示します。
・優先度低のメッセージ
画面の最下段に表示します。
【メッセージの消去される条件】
・優先度高のメッセージ
次の操作が行われた場合(ポップアップ表示時に
[ ク リ ア ] ボ タ ン を 押 下 し た 場 合 , 一 時 表 示 も )、
消去します。
・優先度低のメッセージ
時 間 の 経 過( 3 秒 程 度 )ま た は ,次 の 操 作 が 行 わ れ
た場合、消去します。
図 3.2.3
一時表示メッセージ
一時表示メッセージの種類、表示条件、対処方法については“第 5 章
ご参照ください。
38
日常の点検”を
3.3
CH メニュー
CH メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン は CH メ ニ ュ ー を 表 示 し た り 、 波 形 の 表 示 、 消 去 、 及 び 各 メ ニ ュ
ー項目を設定する機能をもっています。その機能、操作方法を説明します。
3.3.2 節 ~ 3.3.3 節 の 操 作 方 法 は CH メ ニ ュ ー だ け で な く 、 そ の 他 の メ ニ ュ ー で も 同 様 の 操
作方法です
3.3.1
観測波形の表示、消去
垂 直 軸 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.3.1
に示します。
① 図 3.3.1 の 左 側 の 列 に あ る 1 ~ 4 の CH メ ニ ュ ー
を押すとチャネルに割り表示ボタンを押します。 ①
ボ タ ン が 点 灯 し 、 画 面 に 該 当 す る CH メ ニ ュ ー
②
表示されます。
ま た 、 同 じ CH メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。
波形が画面に表示されます。
② さ ら に 、 同 じ CH メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。
波形が画面から消去されます。
図 3.3.1 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト
3.3.2
CH メ ニ ュ ー の 表 示 、 ペ ー ジ 更 新 、 ク リ ア
CH メ ニ ュ ー を 図 3.3.2 に 示 し ま す 。
①
図 3.3.1 で CH メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し
ま す 。 CH メ ニ ュ ー が 画 面 右 に 表 示 さ れ ま
す 。 (図 3.3.2 参 照 )さ ら に 、 C H メ ニ ュ ー
の 最 下 部 に メ ニ ュ ー の ペ ー ジ 数 Next(1/2)
が表示されます。
②
FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し ま す 。
CHメニューの最下部にメニューのページ数
Next(1/2)が 、 Next(2/2)に 切 り 換 わ り ま す 。
CH メ ニ ュ ー の 項 目 も 切 り 換 わ り ま す 。
③
CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押 し ま す 。
②
図 3.3.2 の CH メ ニ ュ ー が 画 面 か ら
消えます。
②
①
図 3.3.2 CH メ ニ ュ ー ( 1/2)、( 2/2)
39
3.3.3
メニュー項目の設定
CH メ ニ ュ ー が 画 面 に 表 示 さ れ た 後 、 次 の 操 作 で メ ニ ュ ー 項 目 を 設 定 し ま す 。
a)
選択肢表示メニューから選択する方法
図 3.3.3 で Coupling[ 結 合 ] の 例 で 操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。
①
FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 し ま す 。
①
選択肢表示メニューが開きます。
②
さ ら に FUNCTION ボ タ ン F1~ F4 の ど れ か を
押 し 、 Coupling[ 結 合 ] の 4 項 目 か ら 選 択
します。
注 ) DC50Ω の 項 目 は 350MHz/ 500MHz
のモデルのみです。
選択肢表示メニューが消え、選択した項目が
CH メ ニ ュ ー の Coupling[ 結 合 ] の 項 目 が 設 定
されます。
そ の 他 の メ ニ ュ ー 項 目 の Bandwidth[ バ ン ド
幅 ]、 Probe[ プ ロ ー ブ ] Unit[ 単 位 ] も 同 様 の
操作方法で選択、設定します。
選択肢表示メニュー
b)
図 3.3.3 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー か ら 選 択
2 つの項目から選択する方法
図 3.3.4 の Invert の 例 で 操 作 方 法 を
説明します。
①
図 3.3.1 で CH メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を
押します。
CH(1/2)メ ニ ュ ー が 開 き 、 Invert
[反転]は
②
になっています。
FUNCTION ボ タ ン F4 を 押 し ま す 。
Invert は
になります。
そ の 他 の メ ニ ュ ー 項 目 の Volts/div も
同様の操作方法で選択、設定します。
②
①
図 3.3.4
40
②
2 つの項目から選択する方法
c)
数値設定したり、多数項目から選択する方法
図 3.3.5 の Deskew[ ス キ ュ ー ] の 例 で 操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。 数 値 は + 1.04ns に
設定します。
①
3.3.2 節 の 操 作 方 法 ① 、 ② と 同 様 に し て CH メ ニ ュ ー (2/2)を 開 き ま す 。
②
ADJUST ツ マ ミ を 1 回 押 し ま す 。
ADJUST ツ マ ミ を Coarse[ 粗 調 ]に し ま す 。こ の と き 、メ ニ ュ ー 項 目 Deskew[ ス
キュー]内の
③
マークが
マ ー ク に 切 り 替 わ り ま す 。 (図 3.3.5(a)、 (b)参 照 )
ADJUST ツ マ ミ を 時 計 回 り に 回 し 、 CH メ ニ ュ ー の Deskew の 数 値 を +1.00 に し ま
す 。 (図 3.3.5(a)参 照 )
④
ADJUST ツ マ ミ を 1 回 押 し 、 Fine[ 微 調 ] に し ま す 。
こ の と き CH メ ニ ュ ー の Deskew 項 目 の 左 上 に ADJUST ツ マ ミ の マ ー ク が 図
3.3.5(b)の よ う に 変 化 し ま す 。 (図 3.3.5(a)、 (b)参 照 )
⑤
さ ら に ADJUST ツ マ ミ を 時 計 回 り に 回 し 、 CH メ ニ ュ ー の Deskew の 数 値 を +1.04
に し ま す 。 (図 3.3.5(a)参 照 )
⑤
④
③
②
①
②③
④⑤
図 3.3.5(a) ADJUST ツ マ ミ に よ る 設 定
ADJUST ツ マ ミ の マ ー ク 粗 調
ADJUST ツ マ ミ の マ ー ク 微 調
図 3.3.5(b ) ADJUST ツ マ ミ の マ ー ク (微 調 、 粗 調 )
41
3.3.4
メニュー項目と階層
CH メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 図 3.3.6 に 示 し ま す 。さ ら に 、各 項 目 の 設 定 内 容 、使 用 条 件 、
用途などの概要を右側で説明します。
: 交 流 信 号 を 観 測 し た い 場 合 、 入 力 抵 抗 1MΩ
: 入 力 信 号 に よ ら ず GND 位 置 を 表 示
: DC 結 合 、 入 力 抵 抗 1MΩ
:DC 結 合 、入 力 抵 抗 50Ω (350MHz/ 500MHz 機 の み )
:周波数帯域は最高帯域になります。
: 入 力 信 号 か ら 20MHz 以 上 の 成 分 を 除 去 し ま す 。
: 入 力 信 号 か ら 100MHz 以 上 の 成 分 を 除 去 し ま す 。
(350MHz/ 500MHz 機 の み )
:プローブセンス機能付プローブを自動認識、電圧換算表示
: プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 1: 1 に 設 定
: プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 10: 1 に 設 定
: プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 20: 1 に 設 定
: プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 100: 1 に 設 定
: プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 200: 1 に 設 定
: プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 1000: 1 に 設 定
: プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 2000: 1 に 設 定
:観測信号を画面中心で反転表示
:反転表示解除
: 2mV ,5mV ,10mV ,・・・・,1V,2V,5V,10V レ ン ジ の ス テ ッ プ 可 変
: 2mV ~ 10V の 可 変 範 囲 、 Volt/div レ ン ジ の 1/100 ス テ ッ プ 可 変
:垂直軸の単位を電圧単位 V に設定
:垂直軸の単位を電流単位 A に設定
:垂直軸の単位を電力単位 W に設定
:垂直軸の単位を温度単位℃に設定
:垂直軸の無単位に設定
:観 測 デ ー タ か ら 補 間 デ ー タ ま で の
時 間 差 を 設 定 。最 大 メ モ リ 数 に よ
って設定範囲が変化します。
図 3.3.6 CH メ ニ ュ ー の 設 定 項 目
次 ペ ー ジ 、3.3.4.1~ 3.3.4.2 節 に て 、上 記 CH メ ニ ュ ー 項 目 の う ち 、Invert[ 反 転 ]機 能 、
Deskew[ ス キ ュ ー ] 機 能 に つ い て 、 説 明 し ま す 。
42
3.3.4.1
Invert[ 反 転 ] 機 能
Invert[ 反 転 ] は 垂 直 軸 レ ン ジ の 選 択 状 態 に よ ら ず 、 観 測 信 号 を 画 面 中 心 に 反 転 し て 表
示します。他の機能、メニューとの関連があるためその特徴、注意事項を説明します。
a)
Invert[ 反 転 ] 機 能 は CH で 独 立 し て 設 定 可 能 で す 。
b)
Invert[ 反 転 ]を 選 択 し た 場 合 、Math、自 動 測 定 及 び カ ー ソ ル 測 定 は 反 転 さ れ た 波
形に対して、演算又は測定を行います。
c)
SAVE/ RECALL[ 保 存 / 呼 出 ] 機 能 は 観 測 デ ー タ を 対 象 と し ま す 。 保 存 時 に 設 定
条件も同時に保存するため、観測データのみ保存しても呼出時に反転状態が復元さ
れます。
3.3.4.2
Deskew[ ス キ ュ ー ] 機 能
CH 間 で 波 形 を 比 較 し た り 、 演 算 し た い 場 合 に 位 相 差 を 補 う こ と が 可 能 で す 。
本 製 品 で 実 現 し て い る 方 法 の イ メ ー ジ を 図 3.3.7 に 示 し ま す 。
図 中 ▲ の CH2 取 得 デ ー タ を 観 測 し た 場 合 、位 相 差 Δ t を 本 製 品 の Deskew で 設 定 し 、補
間データ■を得ることが可能です。
●
●
●
CH1
CH2
補間
■
Δt
補間
▲
△
■
Δt
補間
▲
■
Δt
▲
△
▲:CH2 取得データ ●:CH1 取得データ
■:CH2 のデータから作成した補間データ
△
△:CH2 通常サンプリングデータ
図 3.3.7 ス キ ュ ー に よ る 波 形 補 間
43
3.4
VERTICAL[垂直軸]メニュー
本 節 で は [ 垂 直 軸 オ フ セ ッ ト ] 調 整 ツ マ ミ 、 [Volts/div] 調 整 ツ マ ミ に 関 し て 説 明 し ま す 。
3.4.1
オフセット調整
垂 直 軸 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.4.1 に 示 し ま す 。
オフセット調整は[垂直軸オフセット]調整ツマミで操作します。
①
調 整 対 象 の [CH] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 選 択 し ま
す 。 選 択 さ れ た [CH] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン は 波 形 色
に対応した色で点灯します。
②
オ フ セ ッ ト を GND 位 置 (0)に 調 整 し た い 場 合 、
[垂直軸オフセット]調整ツマミを 1 回押します。
画 面 の 波 形 中 心 は GND 位 置 (0)に 移 動 し ま す 。
③
オ フ セ ッ ト を 自 由 に 調 整 し た い 場 合 、[ 垂 直 軸 オ フ
② 、③
①
セット]調整ツマミを回します。時計回りに回す
と 、 波 形 は 上 (垂 直 軸 の + 方 向 )に 移 動 し ま す 。
反 時 計 回 り に 回 す と 、 波 形 は 下 (垂 直 軸 の - 方 向 )
に移動します。
オフセット値の表示は画面下の波形リードアウト
表 示 域 に CH ご と に 表 示 し ま す 。 (図 3.4.2 参 照 )
図 3.4.1 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の
レイアウト
オ フ セ ッ ト の 可 変 範 囲 を 表 3.7 に 示 し ま す 。
オ フ セ ッ ト の 可 変 範 囲 は Volts/div に よ っ て 違 い ま す 。
オフセット値
図 3.4.2 オ フ セ ッ ト 値 の 表 示 例
表 3.7 オ フ セ ッ ト 可 変 範 囲 (電 圧 単 位 )
Volts/div
オフセット可変範囲
div 値
- 10div~ +10div
- 20div~ +20div
-100V~ +100V
- 50div~ +50div
- 100div~ +100div
- 20div~ +20div
-10V~ +10V
- 50div~ +50div
- 100div~ +100div
- 20div~ +20div
- 50div~ +50div
-1V~ +1V
- 100div~ +100div
- 200div~ +200div
- 500div~ +500div
電圧値
10V
5V
2V
1V
0.5V
0.2V
0.1V
50mV
20mV
10mV
5mV
2mV
44
3.4.2
Volts/div(垂 直 軸 )の 設 定
垂 直 軸 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.4.3 に 示 し ま す 。
垂 直 軸 レ ン ジ の 設 定 は [Volts/div] 調 整 ツ マ ミ で 操 作 し ま す 。
① 設 定 対 象 の [CH] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 選 択 し ま
す 。 選 択 さ れ た [CH] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン は 波 形 色
に対応した色で点灯します。
② 垂 直 軸 レ ン ジ を 設 定 し た い 場 合 、 [Volts/div]調 整
ツマミで設定します。
時計回りに回すとレンジが上がり、反時計回りに
①
回すとレンジが下がります。
②
垂直軸の表示は画面下の波形リードアウト
表 示 域 に CH ご と に 表 示 し ま す 。 (図 3.4.4 参 照 )
垂 直 軸 の 可 変 範 囲 は 2m V /div~ 10V/div で す 。
CH メ ニ ュ ー 内 の プ ロ ー ブ の 減 衰 比 を 1: 1 以 外
に設定している場合、可変範囲はプローブ減衰
図 3.4.3 ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト
Volts/div
比 の 設 定 に 応 じ て 10 倍 、 100 倍 、 1000 倍 な ど
のシフトが発生します。
通 常 、 1- 2- 5 ス テ ッ プ で 切 り 換 え る よ う に な っ て
い ま す が 、 CH メ ニ ュ ー 内 の 変 換 機 能 を 設 定 し て
いる場合は例外で、変換の設定内容に従います。
3.4.2.1
図 3.4.4 [ Volts/div] の 表 示 例
波 形 の 拡 大 、 縮 小 (Division/Volts の 違 い )
垂 直 軸 方 向 の 波 形 の 拡 大 、縮 小 の 方 法 は ど こ を 基 準 に 設 定 す る か で 2 通 り の 方 法 が あ り
ます。
・ Division: GND 位 置 を 基 準 に 波 形 の 拡 大 / 縮 小 を 行 い ま す 。
・ Volts: 画 面 中 央 を 基 準 に 波 形 の 拡 大 / 縮 小 を 行 い ま す 。
Division を 選 択 す る と CH ご と の GND 位 置 が 垂 直 軸 レ ン ジ を 調 整 し て も 変 わ ら な い た
め 、 例 え ば 図 3.4.5 の よ う な 場 合 に 有 効 で す 。
図 3.4.5 Division の 有 効 例
Volts は 波 形 の 一 部 を 拡 大 / 縮 小 す る と き に 、 観 測 し た い 部 分 の 垂 直 位 置 を オ フ セ ッ ト
調 整 で 画 面 中 央 に あ わ せ る と 、[ Volts/div] を 変 え て も 垂 直 位 置 が 移 る こ と な く 観 測 で
き ま す 。 例 え ば 、 図 3.4.6 の よ う に 拡 大 し て 観 測 し た い 部 分 を 画 面 中 央 に 移 動 さ せ て や
れば画面中央で拡大されるため、有効です。
45
図 3.4.6 Volts の 有 効 例
こ れ ら の 設 定 は Utilities [ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 内 で 設 定 し ま す 。UTILITIES[ ユ
ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー ボ タ ン が あ る レ イ ア ウ ト を 図 3.4.7 に 示 し ま す 。
①
①
[ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン
を押します。
②
FUNCTION ボ タ ン F2 を 押 し て 、 [ユ ー テ
ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー (1/3)の Config.[ シ
図 3.4.7
UTILITIES ボ タ ン の 選 択
ス テ ム 設 定 ] を 選 択 し ま す 。 (図 3.4.8 参 照 )
③
FUNCTION ボ タ ン F3 を 押 し て 、Config [ シ ス テ ム 設 定 ]メ ニ ュ ー (1/2)の Offset
Setting[ オ フ セ ッ ト 設 定 ]の Division[ デ ビ ジ ョ ン 基 準 ] あ る い は Volts[ 電 圧 基
準 ] を 選 択 し ま す 。 (図 3.4.8 参 照 )
④
CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 2 回 押 し て Config [ シ ス テ ム 設 定 ] メ ニ ュ ー (1/2)、
Utilities メ ニ ュ ー [ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] (1/3)を 閉 じ ま す 。 (図 3.4.8 参 照 )
③
②
②
③
④
図 3.4.8
Division/ Volts の 選 択
46
3.4.2.2
[Volts/div] 調 整 ツ マ ミ の Undo 操 作
[Volts/div]調 整 ツ マ ミ は 1 回 押 す こ と で 、[Volts/div]ツ マ ミ を 回 し て も 元 の 設 定 に 戻 す
ことができます。但し、この操作はトリガストップさせた状態に限ります。
垂直軸関連のボタン、ツマミのレイアウト及びトリガ関連のボタン、ツマミのレイアウ
ト を 図 3.4.9(a)、 (b)に 示 し ま す 。
①
STOP/SINGLE[ 停 止 / シ ン グ ル モ ー ド ] 選
択ボタンを押します。
測 定 例 を 図 3.4.10(a)に 示 し ま す 。
②
[Volts/div] 調 整 ツ マ ミ を 時 計 回 り に 回 し 、
垂直軸レンジを 1 段階あげます。
測 定 例 を 図 3.4.10(b)に 示 し ま す 。
③
①
図 3.4.9(a) ト リ ガ 関 連 の レ イ ア ウ ト
[Volts/div] 調 整 ツ マ ミ を 1 回 押 し ま す 。
波 形 画 面 は 図 3.4.10(a)に 戻 り ま す 。
この機能は水平軸方向についても同様の機能が
備わっています。トリガストップさせた状態で
あ れ ば 、[Time/div] 調 整 ツ マ ミ を 回 し て も を 1
②、③
回押せば、元の設定条件に戻せます。
図 3.4.9(b) 垂 直 軸 関 連 の レ イ ア ウ ト
トリガストップ状態を示すアイコン
図 3.4.10 (a) ト リ ガ を STOP し た 状 態
図 3.4.10(b) 垂 直 軸 感 度 を あ げ た 状 態
47
3.5
HORIZONTAL[水平軸]メニュー
本 節 で は DELAY[ 水 平 軸 遅 延 ]調 整 ツ マ ミ 、[Time/div]
調 整 ツ マ ミ 、及 び Horizontal[ 水 平 軸 ]メ ニ ュ ー に 関
してその機能、操作方法を説明します。
3.5.1
① 、② 、③
Delay[ デ ィ レ イ ] 調 整
Delay[ デ ィ レ イ ] 時 間 は 画 面 中 央 を 時 間 0 に し た
と き の 遅 延 時 間 を 示 し ま す 。HORIZONTAL(水 平 軸 )
関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.5.1 に 示
し ま す 。Delay[ デ ィ レ イ ] 時 間 調 整 は DELAY[ 水
平軸遅延]調整ツマミで操作します。
①
DELAY[ 水 平 軸 遅 延 ]調 整 ツ マ ミ を 時 計 回 り に
回 し ま す 。ト リ ガ デ ィ レ イ マ ー ク 及 び 観 測 波 形
は 画 面 中 央 か ら 右 側 に 移 動 し ま す 。デ ィ レ イ 時
図 3.5.1 水 平 軸 関 連 の
レイアウト
間 は + 表 示 に な り ま す 。 (図 3.5.2(a)参 照 )
②
DELAY[ 水 平 軸 遅 延 ]調 整 ツ マ ミ を 反 時 計 回 り に 回 し ま す 。ト リ ガ デ ィ レ イ マ ー ク
及 び 観 測 波 形 は 画 面 中 央 か ら 左 側 に 移 動 し ま す 。デ ィ レ イ 時 間 は - 表 示 に な り ま す 。
(図 3.5.2(b)参 照 )
③
時 間 デ ィ レ イ を 0 に し た い 場 合 は 、DELAY[ 水 平 軸 遅 延 ]調 整 ツ マ ミ を 1 回 押 し ま
す 。 (図 3.5.2(c)参 照 )
トリガディレイマーク
デ ィ レ イ 時 間 + 200μ s
図 3.5.2(a) 時 間 デ ィ レ イ 調 整 例 ①
デ ィ レ イ 時 間 - 200μ s
トリガディレイマーク
図 3.5.2(b) 時 間 デ ィ レ イ 調 整 例 ②
デ ィ レ イ 時 間 0.000μ s
トリガディレイマーク
(時 間 0)
図 3.5.2(c)
時間ディレイ調整例③
48
3.5.2
HORIZONTAL(水 平 軸 )の 設 定
HORIZONTAL(水 平 軸 )関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図
3.5.3 に 示 し ま す 。
水 平 軸 レ ン ジ の 設 定 は [Times/div] 調 整 ツ マ ミ で 操 作 し ま す 。
①
[Times/div] 調 整 ツ マ ミ を 時 計 回 り に 回 す と レ ン ジ が 上 が
り、反時計回りに回すとレンジが下がります。
[Times/div]の 表 示 は 画 面 左 上 の リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に 表 示 し
①
ま す 。 (図 3.5.4 参 照 )
[Times/div]は 1-2-5 ス テ ッ プ で 設 定 し 、 可 変 範 囲 は ViewGo
シ リ ー ズ モ デ ル に よ り 差 異 が あ り 、 表 3.8 の 可 変 範 囲 を 参 照 し
てください。
図 3.5.3 水 平 軸 関 連 の
レイアウト
Times/div: 200μ s
図 3.5.4 Times/div の 表 示 例
表 3.8 HORIZONTAL[ 水 平 軸 ] レ ン ジ の 可 変 範 囲
モデル
周波数帯域
DS-5312 DS-5314 DS-5322
100MHz
DS-5324 DS-5332 DS-5334
200MHz
350MHz
DS-5352
DS-5354
500MHz
水 平 軸 レ ン ジ 可 変 範 囲 5ns/div~ 50s/div 2ns/div~ 50s/div 1ns/div~ 50s/div 500ps/div~ 50s/div
ロールモード可変範囲
注 1)
50ms/div~
実メモリ長により動作レンジが異なります。
49
( 注 1)
3.5.3
メニュー項目の設定
HORIZONTAL(水 平 軸 )関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.5.5 に 示 し ま す 。
メ ニ ュ ー 項 目 Mode(取 込 み モ ー ド )の 設 定 例 で 操 作 説 明 し ま す 。
① 右 図 の SETUP[ 水 平 軸 メ ニ ュ ー ]表 示 ボ タ ン を 押 し
ま す 。 Horizontal[水 平 軸 ]測 定 項 目 メ ニ ュ ー が 画 面
右 に 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.5.6 参 照 )
②
①
FUNCTION ボ タ ン F 1 を 押 し 、メ ニ ュ ー 項 目 Mode
[取込みモード]を選択します。メニュー項目の選
択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.5.7 参 照 )
③
選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー 内 の メ ニ ュ ー 項 目 を
FUNCTION ボ タ ン F 1~ F3 を 押 し て 選 択 し ま す 。
(図 3.5.7 参 照 )
④
CLOSE[ ク ロ ー ズ ] 実 行 ボ タ ン を 押 し ま す 図 3.5.6
の Horizontal[水 平 軸 ]測 定 項 目 メ ニ ュ ー が 画 面 か ら
図 3.5.5 水 平 軸 関 連 の
レイアウト
消えます。
②
③
⑤
④
図 3.5.6 Horizontal[ 水 平 軸 ] 測 定 項 目 メ ニ ュ ー
注 ) Mode(取 込 み モ ー ド )の 選 択 状 態 で 上 記 3 種 の ど
れかの測定項目メニューが開きます
図 3.5.7 サ ブ メ ニ ュ ー [Mode]
メ ニ ュ ー 項 目 の Max Memory(最 大 メ モ リ 長 )に つ い て も FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 す
こ と で 、同 様 に 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き 、0.5k 、1k 、10k 、100k 、500k の メ モ リ
長 を 選 択 し ま す 。メ ニ ュ ー 項 目 の Equ(等 価 サ ン プ リ ン グ )、Roll(ロ ー ル モ ー ド )に つ い て
は 測 定 項 目 メ ニ ュ ー 上 で 、 FUNCTION ボ タ ン (F3、 F4)を 押 す こ と で 、 On、 Off を 設 定
し ま す 。メ ニ ュ ー 項 目 の Avg Count(平 均 化 回 数 )に つ い て は ADJUST ツ マ ミ (図 3.5.6 の
⑤ )を 回 し 、 平 均 化 回 数 2,4,8,16,32,64,128,256 を 設 定 し ま す 。
50
3.5.4
メニュー項目と階層
Horizontal[ 水 平 軸 ] メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 図 3.5.8 に 示 し ま す 。 さ ら に 各 項 目 の 設
定内容、使用条件、用途などの概要を右側で説明します。
:ノーマルサンプリング。通常の取込みモードです。
: 最 大 値 / 最 小 値 を 検 出 及 び 波 形 表 示 、 最 小 検 出 時 間 1ns
: 平 均 化 回 数 は 下 記 No.of Times 値 を 設 定 可 能 で す 。
(最 大 メ モ リ の 制 限 な し )
:繰り返し信号観測の場合、等価サンプリングの原理で
見 か け 上 の サ ン プ リ ン グ 速 度 が 最 大 100GS/s で す 。
:波形データの取込みと表示をリアルタイムに行うことが
可 能 で す 。 掃 引 時 間 レ ン ジ は 50ms/div~ で す 。
・ 最 大 メ モ リ 長 を CH ご と に 設 定 可 能 で す 。
設定メモリは左記の 5 種類です。
・字際の取込みメモリ長は時間軸レンジにより異なります。
図 3.5.8 Horizontal[ 水 平 軸 ] メ ニ ュ ー の 設 定 項 目
3.5.5 節 に て 上 記 CH メ ニ ュ ー 項 目 に つ い て 詳 細 説 明 し ま す 。
3.5.5
Mode[ 取 込 み モ ー ド ] 設 定
Horizontal[ 水 平 軸 ]メ ニ ュ ー の 項 目 の Mode[ 取 込 み モ ー ド ]で は N ormal[ ノ ー マ ル ・
サ ン プ リ ン グ ]、 Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ]、 Average[ 平 均 化 ] の 3 種 を 設 定 し ま す 。
尚 、 N ormal 以 外 の Mode で は リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に “ Peak”、“ Avg” を 表 示 し ま す 。
3.5.5.1
Normal[ ノ ー マ ル ・ サ ン プ リ ン グ ]
Normal[ ノ ー マ ル ・ サ ン プ リ ン グ ] で は 観 測 波 形 を 100ms の 描 画 タ イ ミ ン グ で 表 示
し 、100ms 間 に 取 り 込 ま れ た 波 形 デ ー タ を 重 ね 合 わ せ て 表 示 し ま す 。ト リ ガ が 100ms
の 間 で 発 生 し な い 場 合 は 最 終 の 100ms 間 の 波 形 デ ー タ を 表 示 し ま す 。
3.5.5.2
Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ]
Peak Detect に 設 定 す る と 、 Peak Detect し な い 場 合 の サ ン プ リ ン グ 周 期 の 2 倍 の 区
間に発生する最大値/最小値を検出し、結果を交互にメモリに記録していきます。
ViewGo シ リ ー ズ で は 最 大 値 / 最 小 値 の 検 出 可 能 な 最 小 時 間 は 1ns(1GS/s)で す 。 次 ペ
ー ジ の 図 3.5.10 に Peak Detect を 設 定 し た 場 合 と 設 定 し な い 場 合 で 比 較 し た 例 を 示 し
ま す 。 メ モ リ 長 と 掃 引 時 間 を 適 宜 に 選 択 し た 場 合 、 Peak Detect を 設 定 し な い と 図 中
の 波 形 デ ー タ A 点 を 検 出 で き な い こ と が あ り ま す 。 下 側 の 場 合 の よ う に Peak Detect
を 設 定 す る と サ ン プ リ ン グ 周 期 と は 無 関 係 に 1ns 周 期 で 捕 捉 す る た め 、サ ン プ リ ン グ
周期内で発生した現象を確実に捕らえることができます。
51
図 3.5.10
メモ)
Peak Detect を 設 定 し た 場 合 の 比 較 例
Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ] 測 定 時 の 制 限 に つ い て
・Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ]に 設 定 し た 場 合 で も 、250MS/s 以 上 の サ ン プ リ ン グ レ
ー ト で は 動 作 し ま せ ん 。 Peak Detect[ ピ ー ク 検 出 ] 機 能 が 動 作 し て い る と き は 、
画 面 上 の リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に“ Peak”が 表 示 さ れ ま す 。ま た 、サ ン プ リ ン グ レ
ー ト は 画 面 下 の ス テ ー タ ス 情 報 域 に 表 示 さ れ ま す 。サ ン プ リ ン グ レ ー ト が 大 き い
場 合 は 、[ Time/div]調 整 ツ マ ミ で 調 整 す る か 、Horizonntal[ 水 平 軸 ]メ ニ ュ ー
内 の Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] の 設 定 を 変 更 し て 調 整 し て く だ さ い 。
3.5.5.3
Average[ 平 均 化 ]
Average を 設 定 す る と 入 力 信 号 を 取 込 む ご と に 同 一 時 間 軸 上 の デ ー タ に 対 す る 平 均 化
処理を行い、波形表示します。但し、平均化回数が多いほど信号にのったノイズを軽
減して観測できますが、処理に時間がかかります。
Run 動 作 中 ( AUTO、 NORMAL、 SINGLE ボ タ ン 点 灯 ) に 、 INTENSITY ツ マ ミ を 押 す こ と で 、
平均化の処理が初期化されます。
メ モ ) Average[ 平 均 化 ] 設 定 時 の 制 限 に つ い て
・ Average を 設 定 し て も 最 大 メ モ リ 長 の 設 定 に は 制 限 は あ り ま せ ん 。
・Average 設 定 中 に Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]を オ ン に す る と 、Average 設 定 は 強 制 的
に 解 除 さ れ 、ノ ー マ ル・サ ン プ リ ン グ に 設 定 さ れ ま す 。同 様 に Roll[ ロ ー ル モ ー
ド ]オ ン の 設 定 中 に 、Average を 選 択 す る と 強 制 的 に Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]が オ
フになります。
52
3.5.6
EquivalentSample(Equ)[ 等 価 サ ン プ リ ン グ ] 設 定
観測したい信号が繰り返し信号の場合、等価サンプリングの原理を使うことで見かけ上
のサンプリング速度をあげて測定することができます。等価サンプリングの原理を図
3.5.11 に 示 し ま す 。ト リ ガ 発 生 の 時 間 T を 基 準 に し て 、そ の t1,t2,t3 時 間 後 に 取 込 ん だ
デ ー タ を △ 、○ 、×で 示 し て い ま す 。こ の tn(n=1,2,3・・・)
時 間 を 測 定 し 、相 対 的 な
時間関係を考慮して波形データを重ね書きすることで、見かけ上非常に高いサンプリン
グ速度を実現できます。
図 3.5.11
等価サンプリングの原理
本 製 品 で は 、上 記 tn 時 間 測 定 の 分 解 能 を 10ps で 行 う こ と で 等 価 的 に 最 大 100GS/s を 実
現します。
メ モ ) Equ[ 等 価 サ ン プ リ ン グ ] 設 定 時 の 制 限 に つ い て
・ Equ 設 定 オ ン 時 、 Max Memory の 設 定 は 500k ま で 可 能 で す が Equ 動 作 は 実 行
さ れ ま せ ん 。ま た 、Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ]が 先 に 100 k、500 k に 設 定
さ れ て い て も Equ 設 定 オ ン に す る と 内 部 処 理 で メ モ リ 長 は 10k 以 下 に 設 定 さ れ
ます。
Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] は Horizonta[ 水 平 軸 ] メ ニ ュ ー 上 、 最 大 500 k
ま で 設 定 で き る よ う に 表 示 さ れ て い ま す が 、最 大 10k ま で し か 設 定 さ れ ま せ ん 。
53
3.5.7
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 設 定
波形データの取込みと表示をリアルタイムに行うことができます。
以 下 に て Roll 動 作 の 特 徴 を 説 明 し ま す 。
3.5.7.1
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の 掃 引 モ ー ド に よ る 対 応 動 作 を 表 3.9 に 示 し ま す 。
表 3.9
Roll 動 作 時 の 掃 引 モ ー ド 対 応 動 作
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の 対 応 動 作
掃引モード
AUTO[ オ ー ト モ ー ド ]
リアルタイムで取込み、表示を継続します。
NORMAL[ ノ ー マ ル モ ー ド ] SINGLE[ シ ン グ ル モ ー ド ] を 繰 り 返 し ま す 。
SINGLE[ シ ン グ ル モ ー ド ] ト リ ガ 信 号 が 1 回 発 生 す る ま で 取 込 み 、 停 止 し ま す 。
3.5.7.2
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の [Times/div]
Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] に 対 す る Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の [Times/div]
を 表 3.10 に 示 し ま す 。
表 3.10
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の [Times/div]
Max Memory
1div の デ ー タ 数
サンプリング時間
500
50
1ms
1k
100
500us
10k
1,000
50us
100k
10,000
5us
500k
50,000
1us
54
Roll 動 作 時 の [Times/div]
50ms/div~ 50s/div
500ms/div~ 50s/div
3.5.7.3
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 時 の 波 形 表 示
トリガストップ状態から掃引モードに切り替わった場合は,表示している波形をクリ
アし,画面の右端から表示していきます。トリガストップ状態から掃引モードに切り
替 わ っ た と き の 波 形 表 示 イ メ ー ジ を 図 3.5.12 に 示 し ま す 。
トリガストップ状態
図 3.5.12
3.5.7.4
掃引モード開始直後
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 開 始 時 の 波 形 表 示
他の機能との関連
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 と 他 の 機 能 が 重 複 し て 設 定 し た 場 合 の 動 作 、 機 能 を 説 明 し
ます。
a)
Mode[ モ ー ド ] の Average[ 平 均 化 ] 機 能 と の 重 複
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]設 定 が オ ン 状 態 で Average[ 平 均 化 ]機 能 が 選 択 さ れ た 場 合 、
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]設 定 は 強 制 的 に オ フ に な り ま す 。ま た 、画 面 に は“ Roll mode
off. [ ロ ー ル モ ー ド を オ フ に し ま し た 。]“ と い う メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。 逆 に 、
Average[ 平 均 化 ] 機 能 が 選 択 さ れ て い る 状 態 で 、 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 設 定 を オ
ン に す る と 、強 制 的 に Mode[ モ ー ド ]は Normal[ ノ ー マ ル モ ー ド ]に 変 更 さ れ ま
す 。 ま た 、 画 面 に は “ Changed to Normal Sampling.[ ノ ー マ ル ・ サ ン プ リ ン グ に
し ま し た 。]“ と い う メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。
b)
Zoom[ ズ ー ム ] 機 能 と の 重 複
Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 設 定 が オ ン 状 態 で 、 動 作 中 は Zoom[ ズ ー ム ] 波 形 表 示 は し
ま せ ん 。 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] 動 作 中 に Zoom を オ ン に す る と 、 波 形 表 示 域 は 上 下
に 2 分 割 表 示 し ま す が 、 Zoom 表 示 域 に は 何 も 表 示 し ま せ ん 。 ま た 、 画 面 に は “ No
Zoom waveform display while Roll mode.[ ロ ー ル 動 作 中 、 ズ ー ム 波 形 は 表 示 し ま
せ ん 。]“ と い う メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。 Zoom 波 形 の 表 示 は 掃 引 が ス ト ッ プ さ れ
た 時 点 で 表 示 し ま す 。さ ら に 、再 度 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ]動 作 さ せ る と Zoom 波 形
は 消 去 さ れ ま す 。 (Zoom[ ズ ー ム ] 機 能 の 詳 細 は 3.15 節 を ご 参 照 く だ さ い 。 )
55
3.6
TRIGGER[トリガ]メニュー
本 節 で は Trigger LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ] 調 整 ツ マ ミ 及 び Trigger(ト リ ガ )メ ニ ュ ー に 関
してその機能、操作方法を説明します。
3.6.1
トリガレベルの調整
信号を観測する場合、トリガレベルを信号の振幅範囲内に設定します。
ト リ ガ レ ベ ル は Trigger LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ] 調 整 ツ マ ミ で 操 作 し ま す 。 TRIGGER
[ ト リ ガ ] 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.6.1 に 示 し ま す 。
①
Trigger LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ]調 整 ツ
マ ミ を 時 計 回 り に 回 し ま す 。ト リ ガ レ ベ
ル マ ー ク は 画 面 の 上 方 に 移 動 し ま す 。ト
リガレベルが画面右下の波形リードア
ウ ト 表 示 域 に 表 示 さ れ ま す 。(図 3.6.2(a)
参 照 、ト リ ガ レ ベ ル が オ フ セ ッ ト 電 圧 よ
り + 側 で あ れ ば 正 の 表 示 に ま す 。マ ー ク
[ ト リ ガ レ ベ ル ]調 整 ツ マ ミ ① ② ③
図 3.6.1
トリガのボタン、ツマミの
レイアウト
Tの上下どちらかにある線がトリガレ
ベルを示しています。)
②
トリガレベルマーク
Trigger LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ]調 整 ツ
マ ミ を 反 時 計 回 り に 回 し ま す 。ト リ ガ レ
ベルマークは画面の下方に移動します。
トリガレベルは画面右下の波形リード
アウト表示域に表示されます。(図
3.6.2(b)参 照 、 ト リ ガ レ ベ ル が オ フ セ ッ
ト電圧より-側であれば負の表示にな
ります。)
③
トリガレベルを波形振幅の中央にしたい
トリガレベル表示
場 合 は 、Trigger LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ]
調 整 ツ マ ミ を 1 回 押 し 、Find Level に し
ま す 。 (図 3.6.2(c)参 照 )
図 3.6.2(a) ト リ ガ レ ベ ル + の 表 示 例
トリガレベルマーク
トリガレベルマーク
トリガレベル表示
トリガレベル表示
図 3.6.2(b) ト リ ガ レ ベ ル - の 表 示 例
図 3.6.2(c)
56
Find Level の 表 示 例
3.6.2
メニュー項目の設定
TRIGGER[ ト リ ガ ] 関 連 の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.6.3 に 示 し ま す 。
Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。
① 図 3.6.3 で [ト リ ガ ] SETUP 表 示 ボ タ
ン を 押 し ま す 。 Trigger[ト リ ガ ]メ ニ
ュ ー が 画 面 右 に 表 示 さ れ ま す 。 (図
3.6.4 参 照 )
② 図 3.6.4 の FUNCTION ボ タ ン F 1 を
①
押 し 、 メ ニ ュ ー 項 目 の Type(タ イ プ )
図 3.6.3
を選択します。メニュー項目の選択
肢表 示 メ ニ ュー が 開 き ます 。 (図
トリガのボタン、ツマミの
レイアウト
3.6.5 参 照 )
③ 図 3.6.5 で 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー 内 の メ ニ ュ ー 項 目 を FUNCTION ボ タ ン F 1~ F5 を
押して、選択します。選択肢表示メニューからさらに下の階層メニューで各トリガ
タイプの設定を行います。
④
CLOSE[ ク ロ ー ズ ] 実 行 ボ タ ン を 2 回 押 し ま す 。 図 3.6.4、 図 3.6.5 の Trigger[ト
リ ガ ]メ ニ ュ ー 及 び 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 画 面 か ら 消 え ま す 。
3.6.3 節 で は メ ニ ュ ー 項 目 を 階 層 表 示 し て 、各 ト リ ガ タ イ プ に お け る メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定
方 法 に つ い て は 3.6.4 節 に て 説 明 し ま す 。
②
③
④
図 3.6.4 Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー
図 3.6.5 Trigger[ ト リ ガ ] 選 択 肢 表 示
メニュー
57
3.6.3
メニュー項目と階層
Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー の 設 定 内 容 を 3.6.3.1~ 3.6.3.5 節 で Type[ ト リ ガ タ イ プ ]
別 に 図 3.6.6(a)~ (e)に 示 し ま す 。 Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー の Type[ ト リ ガ タ イ プ ]
は Edge[ エ ッ ジ ト リ ガ ]、Pulse[ パ ル ス 幅 ト リ ガ ]、Period[ 周 期 ト リ ガ ]、Count[ パ
ル ス 数 ト リ ガ ]、 TV[ テ レ ビ ト リ ガ ] の 5 種 で す 。 各 項 目 の 設 定 内 容 、 使 用 条 件 、 用 途
などの概要を右側で説明します。
3.6.3.1
Type: Edge[ エ ッ ジ ト リ ガ ]
トリガソース信号を左記 7 種から選択
・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み
・ EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力
・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍
・ Line は Edge ト リ ガ の み 設 定 可 能
:波形の立上がりエッジでトリガが発生するように設定
:波形の立下がりエッジでトリガが発生するように設定
:トリガ信号の交流成分のみを通過
:トリガ信号のすべての周波数成分を通過
: 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰
: 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰
波形取込み終了後、指定時間トリガ信号の発生を禁止
ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ で Off(0)、 数 値 設 定
図 3.6.6(a)
3.6.3.2
Edge Trigger[ エ ッ ジ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー
Type: Pulse Width[ パ ル ス 幅 ト リ ガ ]
トリガソース信号を左記 6 種から選択
・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み
・ EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力
・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍
:パルス波形の正極性でトリガが発生するように設定
:パルス波形の負極性でトリガが発生するように設定
:トリガ信号の交流成分のみを通過
:トリガ信号のすべての周波数成分を通過
: 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰
: 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰
: ADJUST[ 調 整 ]
ツ マ ミ で m,n の
数値設定
図 3.6.6(b)
Pulse Width Trigger[ パ ル ス 幅 ト リ ガ ] メ ニ ュ ー
58
3.6.3.3
Type: Period[ 周 期 ト リ ガ ]
トリガソース信号を左記 6 種から選択
・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み
・ EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力
・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍
:波形の立上がり 1 周期でトリガが発生するように設定
:波形の立下がり 1 周期でトリガが発生するように設定
:トリガ信号の交流成分のみを通過
:トリガ信号のすべての周波数成分を通過
: 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 さ せ ま す 。
: 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 さ せ ま す 。
: ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ
で m の数値設定
図 3.6.6(c)
3.6.3.4
Period Trigger[ 周 期 ト リ ガ ] メ ニ ュ ー
Type: Pulse Count[ パ ル ス 数 ト リ ガ ]
トリガソース信号を左記 6 種から選択
・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み
・ EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力
・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍
:波形の立上がりから指定パルス数でトリガが発生するように
設定
:波形の立下がりから指定パルス数でトリガが発生するように
設定
:トリガ信号の交流成分のみを通過
:トリガ信号のすべての周波数成分を通過
: 10kH z 以 上 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 さ せ ま す 。
: 10kH z 以 下 の ト リ ガ 信 号 を 減 衰 さ せ ま す 。
: ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ で 数 値 設 定 (整 数 値 )
図 3.6.6(d)
Pulse Count Trigger[ パ ル ス 数 ト リ ガ ] メ ニ ュ ー
59
3.6.3.5
Type: TV
トリガソース信号を左記 6 種から選択
・ CH3、 CH4 は 4CH 機 種 の み
・ EXT は ト リ ガ ソ ー ス と し て 外 部 か ら EXT 入 力 端 子 で 入 力
・ EXT10 は 外 部 ト リ ガ の 入 力 範 囲 が EXT の 10 倍
: TV 同 期 信 号 の プ ラ ス ス ロ ー プ で ト リ ガ が 発 生 す る よ う に 設 定
:TV 同 期 信 号 の マ イ ナ ス ス ロ ー プ で ト リ ガ が 発 生 す る よ う に 設 定
デフォルト[初期]設定はマイナススロープ
: ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ
で 数 値 設 定 (整 数 値 )
: ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ
で 数 値 設 定 (整 数 値 )
: ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ
で 数 値 設 定 (整 数 値 )
: ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ
で 数 値 設 定 (整 数 値 )
: ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ
で 数 値 設 定 (整 数 値 )
: ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ
で 数 値 設 定 (整 数 値 )
: ADJUST[ 調 整 ]
ツマミで数値設定
(整 数 値 )
: ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ
で 数 値 設 定 (整 数 値 )
: ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ
で 数 値 設 定 (整 数 値 )
図 3.6.6(e)
TV Trigger[ TV ト リ ガ ] メ ニ ュ ー
60
3.6.4
トリガの種類と設定方法
本 節 で は 、本 製 品 で 設 定 で き る ト リ ガ に つ い て 、メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。
3.6.4.1
Edge[ エ ッ ジ ト リ ガ ]
エッジトリガでは指定したトリガソース信号と入力信号が交差した位置でトリガ信号
を 発 生 さ せ ま す 。 3.6.2 節 の 操 作 手 順 ③ 以 降 の メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。
⑥
① 図 3.6.7 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Source[ 対 象
ソ ー ス ] を FUNCTION ボ タ ン F2 で 選 択
し ま す 。 Source[ 対 象 ソ ー ス ] 選 択 肢 表 示
メ ニ ュ ー (1/2、 2/2)が 開 き ま す 。 (図 3.6.8
参照)
② 図 3.6.8 で Source[ 対 象 ソ ー ス ] 選 択 肢 表
示 メ ニ ュ ー (1/2、2/2)か ら ト リ ガ ソ ー ス 信 号
①
を F1~ F5 を 押 し て 選 択 し ま す 。
③ 図 3.6.7 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Slope
[ ス [ ス ロ ー プ ] を F3 押 し て 、 立 上 が り 、
③
立下がりを選択します。
④ 図 3.6.7 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Coupling[ 結
合 ]を F4 で 選 択 し ま す 。Coupling[ 結 合 ]
④
選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.9
参照)
⑤ 図 3.6.9 の Coupling[ 結 合 ] 選 択 肢 表 示 メ
ニ ュ ー か ら 結 合 を F1~ F4 を 押 し て 選 択 し
ます。
⑥ 図 3.6.7 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Holdoff[ ホ ー
図 3.6.7
Trigger[ ト リ ガ ] サ ブ メ ニ ュ ー
ル ド オ フ ]を ADJUST ツ マ ミ を 回 し て 設 定
します。
②
②
図 3.6.8
Source[ ト リ ガ ソ ー ス ] サ ブ メ ニ ュ ー
61
図 3.6.9
⑤
Coupling[ ト リ ガ 結 合 ]
サブメニュー
3.6.4.2
Pulse Width[ パ ル ス 幅 ト リ ガ ]
パルス幅トリガはある信号列から特定のパルス幅のみ取り出したいときに使用します。
こ の ト リ ガ は 正 の パ ル ス 幅 と 負 の パ ル ス 幅 を Polarity[ 極 性 ] で 設 定 し 、 パ ル ス 幅 の
取 り 出 す 条 件 は Pulse Width[ パ ル ス 幅 ] で 設 定 し ま す 。 ト リ ガ ソ ー ス 、 結 合 も エ ッ
ジトリガと同様に設定します。
3.6.2 節 の 操 作 手 順 ③ 以 降 の メ ニ ュ ー 項 目 の 設 定 方 法 を 説 明 し ま す 。
① 図 3.6.10 の Type[ ト リ ガ タ イ プ ]選 択 肢 表
示 メ ニ ュ ー か ら FUNCTION ボ タ ン F2 を 押
し て 、 Pulse Width[ パ ル ス 幅 ] を 選 択 し ま
す 。 Trigger[ ト リ ガ ] サ ブ メ ニ ュ ー が 開 き
ます。
(図 3.6.11 参 照 )
② 図 3.6.11 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Source
[ 対 象 ソ ー ス ] を FUNCTION ボ タ ン F2 で
①
選 択 し ま す 。Source[ 対 象 ソ ー ス ]選 択 肢 表
示 メ ニ ュ ー (1/2、2/2)が 開 き ま す 。(図 3.6.12
参照)
③ 図 3.6.12 の Source[ 対 象 ソ ー ス ] 選 択 肢 メ
ニ ュ ー (1/2、2/2)か ら ト リ ガ ソ ー ス 信 号 を F1
~ F5 を 押 し て 選 択 し ま す 。
④ 図 3.6.11 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Polarity[ 極
性 ] を F3 ボ タ ン を 押 し て 、 正 極 性 、 負 極 性
④
を選択します。
⑤ 図 3.6.11 の サ ブ メ ニ ュ ー 内 の Coupling[ 結
合 ] を F4 で 選 択 し ま す 。 Coupling[ 結 合 ]
図 3.6.10 Type[ ト リ ガ タ イ プ ]
選択肢表示メニュー
選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (次 ペ ー ジ
の 図 3.6.13 参 照 )
③
③
②
④
⑤
⑦
図 3.6.11
Type[ ト リ ガ タ イ プ ]
サブメニュー
図 3.6.12
62
Source[ ト リ ガ ソ ー ス ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー
⑥
Coupling[ ト リ ガ 結 合 ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ
ー か ら F1~ F4 を 押 し て 結 合 を 選 択 し ま す 。
⑦ 前 ペ ー ジ 図 3.6.11 の FUNCTION ボ タ ン F5
を 押 し て Pulse Width[ パ ル ス 幅 ] を 選 択
し ま す 。Pulse Width[ パ ル ス 幅 ]サ ブ メ ニ
ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.14 参 照 )
⑧
パルス幅の範囲、条件を指定するため図
3.6.14 の FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 し て
⑥
When[ 条 件 ]を 選 択 し ま す 。When[ 条 件 ]
選択肢表 示 メニュー が 開きます。 (図
3.6.15 参 照 )
⑨ 図 3.6.15 の FUNCTION ボ タ ン F1~F4 を
押 し て 条 件 を 選 択 し ま す 。 図 3.6.14 の
Pulse Width[ パ ル ス 幅 ]サ ブ メ ニ ュ ー に 戻
ります。
⑩ パ ル ス 幅 の 範 囲 を 設 定 す る た め 、 図 3.6.14
の FUNCTION ボ タ ン F2、 あ る い は F3 を
押してm、nの設定範囲の指定ボタンを選
択します。
⑪ 図 3.6.14 の ADJUST ツ マ ミ を 回 し 、 m あ
るいはnの値を設定します。
図 3.6.13 Coupling[ ト リ ガ 結 合 ]
選択肢表示メニュー
⑫ 図 3.6.14 の CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を
2 回押し、メニューを消去します。
⑧
⑪
⑨
⑩
⑫
図 3.6.14
Pulse Width[ パ ル ス 幅 ] サ ブ メ ニ ュ ー
63
図 3.6.15
When[ 条 件 ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー
3.6.4.3
Period ( 周 期 ト リ ガ )
周 期 ト リ ガ で は 、あ る 信 号 周 期 に 条 件 を 設 定 し 、ト リ ガ を 発 生 さ せ る こ と が で き ま す 。
このような機能はモータなどのパルス列計測などに利用されます。
3.6.2 節 の 操 作 手 順 ③ 以 降 の メ ニ ュ ー 項 目 の う ち 、 Interval Time(時 間 間 隔 )の 設 定 方
法 を 説 明 し ま す 。 (Source[ ト リ ガ ソ ー ス ]、 Slope[ ス ロ ー プ ] 及 び Coupling[ ト リ
ガ 結 合 ] の 設 定 方 法 は 3.6.4.1 節 の 操 作 手 順 ① ~ ⑤ を 参 照 し て く だ さ い 。 )
① 3.6.4.1 節 の 図 3.6.7 の Type[ ト リ ガ タ イ プ ]サ ブ
メ ニ ュ ー か ら FUNCTION ボ タ ン F3 を 押 し て 、
Period [ 周 期 ] を 選 択 し ま す 。 Trigger[ ト リ ガ
タ イ プ ] サ ブ メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.16 参
照)
② 時 間 間 隔 を 設 定 す る た め 、 FUNCTION ボ タ ン F5
を 押 し て Interval Time[ 時 間 間 隔 ]を 選 択 し ま す 。
Interval Time[ 時 間 間 隔 ]サ ブ メ ニ ュ ー が 開 き ま
す 。 (図 3.6.17 参 照 )
③ Interval Time[ 時 間 間 隔 ]の 範 囲 、条 件 を 指 定 す
る た め 図 3.6.17 の FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 し
て When[ 条 件 ]を 選 択 し ま す 。When[ 条 件 ]選
択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.18 参 照 )
②
④ 図 3.6.18 の FUNCTION ボ タ ン F1、F2 を 押 し て
条 件 を 選 択 し ま す 。図 3.6.17 の Interval Time[ 時
間間隔]サブメニューに戻ります。
⑤ 図 3.6.17 の ADJUST ツ マ ミ 回 し て m 、 n の 値 を
図 3.6.16 Type[ ト リ ガ タ イ プ ]
サブメニュー
設定します。
③
⑤
④
図 3.6.18 When[ 条 件 ]
サブメニュー
図 3.6.17 Interval Time[ 時 間 間 隔 ]
サブメニュー
64
注 意 ) Period( 周 期 ト リ ガ ) に お け る 制 限
周 期 ト リ ガ の 動 作 周 波 数 に は 制 限 が あ り 、こ れ を 超 え る 周 波 数 が 入 力 さ れ
たとき、動作は保証されません。
設定された周期によって下記のように動作の上限周波数が変わります。
設定周期
3.6.4.4
動作上限周波数
~ 167.6 msec
40 MHz
~ 335.2 msec
20 MHz
~ 670.4 msec
10 MHz
~
1.3 sec
5 MHz
~
1.6 sec
4 MHz
~
3.3 sec
2 MHz
~
6.7 sec
1 MHz
~
13.4 sec
500 kHz
~
16.7 sec
400 kHz
~
33.5 sec
200 kHz
~
50.0 sec
100 kHz
Pulse Count (パ ル ス 数 ト リ ガ )
パルス数トリガは指定した回数のトリガ信号をカウントするごとにトリガが発生し
ます。カウンタ回路やエンコーダの動作確認などに適しています。
3.6.2 節 の 操 作 手 順 ③ 以 降 の メ ニ ュ ー 項 目 の う ち 、No.of Pulse(パ ル ス 数 )の 設 定 方 法 を
説 明 し ま す 。 (Source[ ト リ ガ ソ ー ス ]、 Slope[ ス ロ ー プ ] 及 び Coupling[ ト リ ガ 結
合 ] の 設 定 方 法 は 3.6.4.1 節 の 操 作 手 順 ① ~ ⑤ を 参 照 し て く だ さ い 。 )
①
3.6.4.1 節 の 図 3.6.7 の Type[ ト リ ガ タ イ プ ]
ADJUST ツ マ ミ
サ ブ メ ニ ュ ー か ら FUNCTION ボ タ ン F4 を
押 し て 、 Pulse Count [ パ ル ス 数 ] を 選 択 し
ま す 。Trigger[ ト リ ガ タ イ プ ]サ ブ メ ニ ュ ー
が 開 き ま す 。 (図 3.6.19 参 照 )
②
パ ル ス 数 を 設 定 す る た め 、 FUNCTION ボ タ
ン F5 を 押 し て No.of Pulse[ パ ル ス 数 ] を 選
択します。
③ 図 3.6.19 の ADJUST ツ マ ミ 回 し て No.of
Pulse (パ ル ス 数:1~ 9999 の 整 数 値 )の 値 を 設
定します。時計方向に回すとサブメニュー内
の数値が増え、反時計方向に回すと数値は減
③
少します。
④ 図 3.6.19 の CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 1
回押し、サブメニューを消去します。
②
④
図 3.6.19 Type[ ト リ ガ タ イ プ ]
サブメニュー
65
3.6.4.5
TV ( テ レ ビ ト リ ガ )
テ レ ビ ト リ ガ で は 、 TV 方 式 に 応 じ て 画 面 に NTSC、 PAL、 Custom を 表 示 し ま す 。
選択したフィールド、ラインでトリガをかけます。
3.6.2 節 の 操 作 手 順 ③ 以 降 の メ ニ ュ ー 項 目 の う ち 、 TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ] の 設 定
方 法 を 説 明 し ま す 。(Source[ ト リ ガ ソ ー ス ]、Slope[ ス ロ ー プ ]の 設 定 方 法 は 3.6.4.1
節の操作手順①~⑤を参照してください。)
①
3.6.4.1 節 の 図 3.6.7 の Type[ ト リ ガ タ イ プ ]
サ ブ メ ニ ュ ー か ら FUNCTION ボ タ ン F5 を
押 し て TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ] を 選 択 し ま
す 。Trigger[ ト リ ガ タ イ プ ]サ ブ メ ニ ュ ー が
開 き ま す 。 (図 3.6.20 参 照 )
②
テ レ ビ 設 定 の 内 容 を 指 定 す る た め 、
FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し て TV Setting
[ テ レ ビ 設 定 ]を 選 択 し ま す 。TV Setting[ テ
レ ビ 設定 ] サ ブ メニ ュ ー が 開き ま す 。(図
3.6.21 参 照 )
③ 図 3.6.21 の FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 し ま
す 。 TV Standard[ テ レ ビ 規 格 ] 選 択 肢 表 示
メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.6.22 参 照 )
②
④ 図 3.6.22 で FUNCTION ボ タ ン F1~ F3 を 押
してテレビ規格を選択します。
NTSC、 PAL の メ ニ ュ ー 設 定 方 法 と Custom の メ
ニュー設定方法を次ページにて別々に説明します。
図 3.6.20 Type[ ト リ ガ タ イ プ ]
サブメニュー
③
④
図 3.6.22 TV Standard[ テ レ ビ 規 格 ]
サブメニュー
図 3.6.21 TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ]
サブメニュー
66
NTSC と PAL の メ ニ ュ ー 設 定 方 法
① 図 3.6.23 の TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ] サ ブ
メ ニ ュ ー で 、 FUNCTION ボ タ ン F2 を 押 し
ADJUST ツ マ ミ
て 、Line Number[ ラ イ ン 番 号 ]を 2 者 択 一
で選択します。
② FUNCTION ボ タ ン F3 を 押 し て 、 Field
①
Sequence[ ラ イ ン の 数 ]を ADJUST ツ マ ミ
を回すことで設定します。ラインの数は
②
1,2,4,8 の 4 種 で す 。
③ FUNCTION ボ タ ン F4 を 押 し て 、 Field No
[ フ ィ ー ル ド 番 号 ] を ADJUST ツ マ ミ を 回
③
す こ と で 設 定 し ま す 。フ ィ ー ル ド 番 号 の 設 定
値 は 次 の 制 限 が あ り ま す 。フ ィ ー ル ド 番 号 の
選択値は②のラインの数以下の正の整数あ
④
る い は Any Fields[ す べ て の ラ イ ン ]で す 。
④ FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し て 、 Any
Fields/Line No[ す べ て の ラ イ ン /ラ イ ン 番
号 ] を ADJUST ツ マ ミ を 回 す こ と で 設 定 し
ま す 。 す べ て の ラ イ ン /ラ イ ン 番 号 の 設 定 値
は 次 の 制 限 が あ り ま す 。 す べ て の ラ イ ン /ラ
図 3.6.23 TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ]
サブメニュー
イン番号の選択値は①のライン番号以下の
正 の 整 数 あ る い は Any Fields[ す べ て の ラ
イン]です。
Custom の メ ニ ュ ー 設 定 方 法
① FUNCTION ボ タ ン F2 を 押 し て
Custom Setting[ カ ス タ ム 設 定 ]サ
Custom Setting[ カ ス タ ム 設 定 ] サ ブ メ ニ ュ ー
ADJUST ツ マ ミ
ブ メ ニ ュ ー を 開 き ま す 。(図 3.6.24)
② FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 し て
Field Frequency[ フ ィ ー ル ド 周 波 数 ]
を ADJUST ツ マ ミ で 設 定 し ま す 。
③ FUNCTION ボ タ ン F2 を 押 し て No
②
③
of Scan Line [ 走 査 線 の 数 ] を
①
ADJUST ツ マ ミ で 設 定 し ま す 。
⑤
④ CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押 し
て TV Setting サ ブ メ ニ ュ ー に 戻 り
ます。
⑥
⑤ FUNCTION ボ タ ン を F3 を 押 し て
Field Sequence [ ラ イ ン の 数 ] を
ADJUST ツ マ ミ で 設 定 し ま す 。
⑦
⑥ FUNCTION ボ タ ン を F4 を 押 し て
Fields No. [ フ ィ ー ル ド 番 号 ] を
④
ADJUST ツ マ ミ で 設 定 し ま す 。
⑦ FUNCTION ボ タ ン を F5 を 押 し て
Any Fields/Line No[ す べ て の ラ イ
ン /ラ イ ン 番 号 ]を ADJUST ツ マ ミ
を回すことで設定します。
67
図 3.6.24 TV Setting[ テ レ ビ 設 定 ]
サブメニュー
3.7
UTILITIES[ユーティリティ]メニュー
本 節 で は UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン の も つ 機 能 、 操 作 方 法 を 説 明
し ま す 。UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー で は 次 の 機 能 に 関 し て 設 定 し 、本 製 品 を 有
効に活用して観測波形を測定することができます。
・ Copy[ 印 刷 ] 機 能 の 設 定 : 画 面 表 示 デ ー タ を 出 力 す る た め の 設 定
・ Config[ シ ス テ ム 設 定 ] : 日 付 、 時 刻 、 ユ ー ザ ・ イ ン タ フ ェ ー ス 言 語 、 電 源 シ ス テ ム
などの設定
・ Calibration[ 校 正 ]
:校正に関する設定及び実施、校正データの呼出及び保存
・ Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソ フ ト の 更 新 ]
:本製品のハードウエア、ソフト及びオプションに関する状態表示、設定、更新
・ Remote[ リ モ ー ト 制 御 ] : TCP/IP、 GPIB、 USB か ら リ モ ー ト 制 御 を 選 択 し ま す 。
3.7.1
UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] に 関 す る ボ タ ン 、 ツ マ ミ 、 メ ニ ュ ー
UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]関 連 の ボ
タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.7.1 に
①
示します。ボタン、ツマミ、メニューの
操作方法を説明
します。
①
図 3.7.1
図 3.7.1 の UTILITIES [ユ ー テ ィ リ
ボタン、ツマミのレイアウト
テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま
す 。画 面 右 に Utilities[ユ ー テ ィ リ テ
ィ ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図
3.7.2 参 照 )
②
図 3.7.2 の FUNCTION ボ タ ン F1~
F5 で メ ニ ュ ー 項 目 を 選 択 し ま す 。
③
図 3.7.2 の ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ
④
図 3.7.2 の CLOSE[ ク ロ ー ズ ]ボ タ
で メ ニ ュ ー 項 目 を 選 択 、設 定 し ま す 。
③
ン
②
でメニューを閉じます。
各設定項目のサブメニュ-、選択肢表示
メ ニ ュ ー 内 容 に つ い て は 次 節 3.7.2、の メ
ニュー項目と階層で説明します。
④
図 3.7.2
68
Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー
3.7.2
メニュー項目と階層
Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 図 3.7.3(a)~ (f)に 示 し ま す 。
Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー の 第 1 階 層 サ ブ メ ニ ュ ー は Copy[ 印 刷 ]、 Config
[ シ ス テ ム 設 定 ]、 Calibration[ 校 正 ]、 Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソ フ ト の
更 新 ]お よ び Remote[ リ モ ー ト 制 御 ]の 5 種 で す 。各 メ ニ ュ ー 項 目 ご と に 階 層 で 示 し 、
各項目の設定内容、使用条件、用途などの概要を右側で説明します。
3.7.2.1
Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー
Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー の 項 目 を 図 3.7.3(a)に 階 層 で 示 し ま す 。
・ ・ ・ ・ 図 3.7.3(b)参 照
・ ・ ・ ・ 図 3.7.3(c)参 照
・ ・ ・ ・ 図 3.7.3(d)参 照
・ ・ ・ ・ 図 3.7.3(e)参 照
・・・・リモートコントロール時、設定します。リモート制御
方 法 、 コ マ ン ド 詳 細 に つ い て は 付 属 の CD に 収 録 さ れ
ているリモート・コントロール・マニュアルを参照し
てください。
図 3.7.3(a)
3.7.2.2
Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー
Copy[ 印 刷 ] メ ニ ュ ー
出力先のデバイスタイプを選択
: USB メ モ リ 、 プ リ ン タ
出力データのファイル形式を選択。
: TIFF フ ァ イ ル 形 式
: BMP フ ァ イ ル 形 式
: PNG フ ァ イ ル 形 式
出力する画面データの背景色を選択
:白
: 黒 (画 面 表 示 イ メ ー ジ )
フ ァ イ ル 名 の 入 力 方 法 は 3.7.3 節
で説明します。
図 3.7.3(b)
Copy[印 刷 ]サ ブ メ ニ ュ ー 、 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー
69
3.7.2.3
Config[ シ ス テ ム 設 定 ] メ ニ ュ ー
メ ニ ュ ー 、ポ ッ プ ア ッ プ 、一 時 表 示 メ ッ
セ ー ジ Help の 言 語 体 系 を 設 定 し ま す 。
画面右下に表示される時刻の
種類設定
:表示なし
:現在の年月日、時刻表示
:トリガ発生時刻を表示。取込み
停止状態のみ
日付、年月日の設定。
Year
: 2000~ 2099
Month
: 01~ 12 Day
Hour
: 00~ 23 Min
:確定
Enter
: 01~ 31
: 00~ 59
:波 形 リ フ ァ レ ン ス マ ー ク (GND 位 置 )を 中 心 に
波形を拡大、縮小
:画面中央を中心に波形を拡大、縮小
機器の消費電力節約のための設定
最後に操作してから指定時間後に
画面表示をオフにします。
何か操作すると表示が再開します。
Never: 設 定 な し
機器の消費電力節約のための設定
最後に操作してから指定時間後に
電源をオフにします。
何か操作すると電源がオンになります。
Never: 設 定 な し
機器の消費電力節約のための設定
画面表示全体の輝度を設定します。
左記の 3 段階に設定可能
ボタンやツマミを押すときのビープ音の設定
:鳴らない。
:鳴る。
正面パネルのボタン、ツマミのロック設定
:ロックしない。
:ロックする。
画面内のグリッドの輝度設定
[ 機 能 ]ツ マ ミ で 設 定 値 を 調 整 し ま す 。
図 3.7.3(c)
画面最下部のステータス情報域に、観測波形の
周 波 数 表 示 の ON/ OFF を 設 定
[機能]
設定値を調整 ます
Config[シ ス テ ム 設 定 ]サ ブ メ ニ ュ ー 、 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー
70
3.7.2.4
Calibration[ 校 正 ] メ ニ ュ ー
図 3.7.3(d)
3.7.2.5
Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソ フ ト ウ エ ア の 更 新 ] メ ニ ュ ー
図 3.7.3(e)
3.7.3
Calibration[校 正 ]サ ブ メ ニ ュ ー
Status& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と ソ フ ト ウ エ ア の 更 新 ] サ ブ メ ニ ュ ー
文字、記号、数字の入力方法
本 節 で は 3.7.2.3 節 、3.7.2.5 節 の サ ブ メ ニ ュ ー で 、File Name[ フ ァ イ ル 名 ]、Key Code
[キーコード]の項目における文字、数字、記号の入力方法を説明します。尚、他の
メ ニ ュ ー に お い て も 入 力 時 は ポ ッ プ ア ッ プ 画 面 が 表 示 さ れ 、同 様 の 方 法 で 入 力 し ま す 。
以下にてファイル名の入力方法について説明します。
①
フ ァ イ ル 名 を 入 力 す る 時 は , 該 当 す る 項 目 の 右 に あ る FUNCTION ボ タ ン を 押 し
ます。メニュー項目の左側画面に入力できる文字がポップアップにて表示されま
す 。 (下 図 参 照 )
②
カ ー ソ ル 位 置 を ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ の 回 転 に て 文 字 を 選 択 し ,ツ マ ミ を 押 す
ことで文字を確定します。
71
ポップアップでの文字入力例を下記に示します。
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ!#$%&’ ()+,-.=@[]^{}~0123456789
File Name
WBIN0000
ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 右 に 1 ク リ ッ
ク回転します。
ポップアップ
メニューボックス
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ!#$%&’ ()+,-.=@[]^{}~0123456789
File Name
XBIN0000
※ ポ ッ プ ア ッ プ 内 は “ X” が 反 転 さ れ , メ ニ ュ ー ボ ッ ク ス 内 の “ W” が “ X” に 変 わ り ま す 。
ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 押 し ま す 。
メニューボックス
ポップアップ
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ!#$%&’ ()+,-.=@[]^{}~0123456789
File Name
XBIN0000
※ メ ニ ュ ー ボ ッ ク ス 内 の 反 転 が “ B” に 移 り , ポ ッ プ ア ッ プ 内 も “ B” が 反 転 さ れ ま す 。
注 1)
ポップアップ内の表示文字
ポップアップには,入力可能文字だけを表示します。
下のメニューボックス内のファイル名で
○の 4 文字部分
:入力時は英数字,記号
△の 4 桁部分
:入力時は数字だけ表示
メニューボックス
File Name[ フ ァ イ ル 名 ]
○○○○△△△△
注 2) フ ァ イ ル 名 の 入 力 ポ ッ プ ア ッ プ は 他 の 操 作 が 実 行 さ れ る と 消 去 さ れ ま す 。
72
3.7.4
ファームウエアソフトのインストール方法
本節ではファームウエアソフトの更新方法を説明します。
ファームウエアソフトのバージョンについては機器への適応性があるため、
弊 社 Web サ イ ト (URL : http://www.iti.iwatsu.co.jp)に て 、 ご 確 認 く だ さ い 。
さ ら に 、 当 社 Web サ イ ト の 指 示 内 容 に 従 っ て イ ン ス ト ー ル し て く だ さ い 。
注)
①
操作要領のみ説明しています。
ファームウエアソフトを搭載した
USB メ モ リ デ バ イ ス を 機 器 左 下 の
ポップアップ画面
USB コ ネ ク タ に 接 続 し ま す 。 ( 図
3.7.4 参 照 )画 面 中 央 に 下 記 ポ ッ プ ア
ッ プ 画 面 が 表 示 さ れ 、 USB の メ モ
リ情報が表示されます。
②
図 3.7.5 で UTILITIES [ユ ー テ ィ リ
テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま
す 。 UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]
メ ニ ュ ー (2/3)が 画 面 右 に 表 示 さ れ
ま す 。 (図 3.7.6 参 照 )
③
図 3.7.6 で F4 ボ タ ン を 押 し ま 。
①
⑥、⑦
Status & Update [ ス テ ー タ ス と ソ
図 3.7.4
USB コ ネ ク タ
正面パネル
フ ト ウ エ ア の 更 新 ]サ ブ メ ニ ュ ー が
表示されます。
④
図 3.7.6 で F2 ボ タ ン を 押 し 、Update
②
メ ニ ュ ー を 選 択 し ま す 。Update[ ソ
フ ト ウ エ ア の 更 新 ]選 択 肢 表 示 メ ニ
ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。(図 3.7.6 参 照 )
⑤
図 3.7.6 で F2 ボ タ ン を 押 し 、OK 実
図 3.7.5
行メニューを選択します。
ボタン、ツマミのレイアウト
ソフトウエアのインストールが開始
され、画面下のステータス情報表示
域に経過を示すメッセージが表示さ
れ ま す 。イ ン ス ト ー ル が 完 了 す る と 、
画面中央に完了を知らせるポップア
ップ画面が表示されます。
注意)ソフトウエア更新中に、決し
④⑤
て 電 源 を 切 っ た り 、 USB メ モ リ を 引
き抜いたりしないでください。故障
の原因になります。
⑥
POWER ス イ ッ チ を オ フ に し ま す 。
⑦
POWER ス イ ッ チ を オ ン に し ま す 。
③
更新されたソフトウエアで機器が立ち上
がり、表示されます。
⑤
④
③
図 3.7.6 STATUS& Update[ ス テ ー タ ス 表 示 と
ソフトウエアの更新]サブメニュー
73
3.7.5
リ モ ー ト (IP 接 続 )設 定 方 法
TCP/IP ネ ッ ト ワ ー ク ・ プ ロ ト コ ル を 使 用 し 、 イ ー サ ネ ッ ト を 通 じ て オ シ ロ ス コ ー プ を コ
ンピュータに接続することができます。このイーサネット接続はストレート・ケーブルを
使 っ て ネ ッ ト ワ ー ク 経 由 で 行 う か( ハ ブ や ス イ ッ チ を 使 用 )、ク ロ ス・ケ ー ブ ル を 使 っ て オ
シロスコープのイーサネット・インタフェースとコンピュータとの間で行います。オシロ
ス コ ー プ の ア ド レ ス を 設 定 す る 必 要 が あ る 場 合 は 、UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ
ーで実施します。以下にて、オシロスコープをリモート制御する際の設定方法を説明しま
す。
①
UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し 、
UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー が 画 面 右 に 表 示 さ れ ま
す。
②
Remote[リ モ ー ト ]を 押 し 、 IP Address[IPア ド レ ス ]を 選 択 し ま
す 。 IPア ド レ ス 設 定 ポ ッ プ ア ッ プ 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。
( 図 3.7.8の 参 考 例 参 照 )
③
②
IPア ド レ ス 、サ ブ ネ ッ ト ・ マ ス ク 、デ フ ォ ル ト・ ゲ ー ト ウ ェ イ
を設定します。
ADJUSTつ ま み を 回 し て 数 字 を 設 定 し ま す 。
ADJUSTつ ま み を 押 す と 右 に 移 動 し ま す 。
ファンクションキーの↓を押して下に移動します。
④ フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー の ENTER[ 確 定 ] を 押 し ま す 。
⑤ 「電源を再投入して下さい。」と表示される
図 3.7.7
Remote サ ブ メ ニ ュ ー
ので、電源を再投入します。
クロスケーブルを使用した直接接続の参考例
①
オ シ ロ ス コ ー プ と ホ ス ト PC の 間 を ク ロ ス ケ ー ブ
ルで接続します。
②
オ シ ロ ス コ ー プ の ア ド レ ス を [192.168.1.101]、 サ
ブ ネ ッ ト マ ス ク を [255.255.255.0]に 設 定 し ま す 。
③
P C 側 の ア ド レ ス を [192.168.1.1]、 サ ブ ネ ッ ト マ
ス ク を [255.255.255.0]に 設 定 し ま す 。
④
ホストPCからコマンドプロンプトを表示し、
[Ping 192.168.1.101]な ど で オ シ ロ ス コ ー プ と の
接続を確認します。
⑤
ScopeExplorer な ど の ア プ リ ケ ー シ ョ ン 、 又 は ユ
ーザ側で作成されたプログラムで接続を行います。
注)
図 3.7.8
IP ア ド レ ス 設 定 ポ ッ プ
アップ画面
本製品をネットワークに接続する場合は、その前に、ネットワ
ーク管理者への情報の問い合わせが必要です。ネットワークに
ついて不正なアドレスを指定すると、ネットワークと本製品の
両方が予測しない動作をする場合があります。
74
3.8
画面の出力(ファイル、印刷)
本 製 品 は ボ タ ン を 押 す だ け で 、 画 面 を USB メ モ リ に フ ァ イ ル 出 力 、 ま た は 、 プ リ ン タ で 印
刷 す る こ と が で き ま す 。 但 し 、 USB メ モ リ と プ リ ン タ は 同 時 に 使 用 す る こ と は で き ま せ ん 。
以下にて、操作方法を説明します。
3.8.1
①
USB メ モ リ に 画 面 デ ー タ を フ ァ イ ル 出 力
⑥
UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示
①
ボ タ ン を 押 し ま す 。メ ニ ュ ー 内 で F1 ボ タ ン を
押 し て 、 Copy メ ニ ュ ー 項 目 を 選 択 し ま す 。
②
Copy サ ブ メ ニ ュ ー で F1 ボ タ ン を 押 し 、
③
Device サ ブ メ ニ ュ ー で 、 F1 ボ タ ン を 押 し 、
④
正 面 パ ネ ル 左 下 の USB コ ネ ク タ に 、 USB メ
Device メ ニ ュ ー 項 目 を 選 択 し ま す 。
図 3.8.1
ボタン、ツマミのレイアウト
USB Memory 項 目 を 選 択 し ま す 。
モ リ を 接 続 し ま す 。(図 3.8.2 参 照 )画 面 中 央 に
下 記 ポ ッ プ ア ッ プ 画 面 が 表 示 さ れ 、USB の メ
モリ情報が表示されます。
USB Memory Information
All Area
:
xx,xxx,xxx KB
Used Area
:
xx,xxx,xxx KB
Free Area
:
xx,xxx,xxx KB
書 込 み 可 能 な メ モ リ (Free Area) 容 量 が 十 分
④ USB コ ネ ク タ
にあることを確認します。
⑤
CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押 し ま す ( 図
⑤ CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン
3.8.2 参 照 )。 ポ ッ プ ア ッ プ 画 面 が 消 え ま す 。
⑥
PRINT[ 印 刷 ]実 行 ボ タ ン を 押 し ま す 。 (図
3.8.1 参 照 ) そ の 際 、メ モ リ デ バ イ ス は 点 滅 し 、
図 3.8.2
USB メ モ リ の 接 続 先
画面表示データを出力します。画面下のステ
ータス情報域では下記の一時表示メッセージ
を順に表示し、データ出力が完了すると元の
表 示 (画 面 左 下 に ロ ゴ マ ー ク が あ る 状 態 )に 戻
ります。
“ Copying screen”
“ Saved screen ” XXXXXXXX.YYYY”
XXXXXXXX: フ ァ イ ル 名
YYYY: フ ァ イ ル 形 式 の 拡 張 子
注)
画面データ出力時、メモリデバイスの点滅がおさまるか、ステ
ータス情報域の表示がロゴのある元の状態に戻るまでメモリデ
バイスを引き抜かないでください。データ出力が終了する前に
メモリデバイスを引き抜くと、画面データがメモリデバイスに
出 力 で き な い ば か り か 、他 の デ ー タ を 破 損 す る こ と が あ り ま す 。
75
3.8.2
プリンタで画面を印刷
以下の手順にて、プリンタに印刷します。
⑬
①
①
UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 表 示
ボ タ ン を 押 し ま す 。 (図 3.8.3 参 照 )
②
F5 ボ タ ン を 押 し 、 Remote メ ニ ュ ー 項 目 を 選
択 し ま す 。 (図 3.8.4 参 照 )
③
Remote サ ブ メ ニ ュ ー で 、Interface 項 目 を Off
図 3.8.3
ボタン、ツマミのレイアウト
に し ま す 。 Off で な い 場 合 は 、 F1 ボ タ ン を 2
回押します。
④
③、⑤
CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押 し 、 Remote
サブメニューを閉じます。
⑤
Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー で 、 F1
ボ タ ン を 押 し 、Copy メ ニ ュ ー 項 目 を 選 択 し ま
す。
⑥
Copy サ ブ メ ニ ュ ー 項 目 で 、F1 ボ タ ン を 押 し 、
Device メ ニ ュ ー 項 目 を 選 択 し ま す 。 (図 3.8.5
参照)
⑦ Device サ ブ メ ニ ュ ー 項 目 で 、 F2 ボ タ ン を 押
し 、 Printer メ ニ ュ ー 項 目 を 選 択 し ま す 。
⑧
プ リ ン タ と 本 製 品 の 背 面 USB コ ネ ク タ を
USB ケ ー ブ ル で 接 続 し ま す 。
⑨
②
本製品が接続されたプリンタを検出するまで
待ちます。検出された場合、画面下部
に ”Printer is connected.”と 表 示 さ れ ま す 。
④
注 ) プ リ ン タ と 本 製 品 が USB ケ ー ブ ル で 接 続
図 3.8.4
Utilities メ ニ ュ ー
さ れ て い る 間 、 Remote サ ブ メ ニ ュ ー は 、
⑥
Off 以 外 に 変 更 で き ま せ ん 。
⑩
印刷用紙をプリンタにセットします。
(対応し
⑦
た印刷用紙やセット方法はプリンタの取扱説
明 書 を 参 照 し て く だ さ い 。)
図 3.8.5
76
Copy サ ブ メ ニ ュ ー
⑪
Copy サ ブ メ ニ ュ ー で 、F2 を 押 し 、Paper Size
メ ニ ュ ー 項 目 を 選 択 し ま す 。F2 ボ タ ン ま た は
ADJUST ツ マ ミ で サ イ ズ を 選 択 し ま す 。
(図 3.8.6 参 照 )
⑫
Copy サ ブ メ ニ ュ ー で 、 F3 を 押 し 、
Background メ ニ ュ ー 項 目 を 選 択 し ま す 。 F3
⑪
ボ タ ン を 押 し て 、 背 景 色 の Black/ White を
Paper Size
選択します。
⑬
Default
正 面 パ ネ ル の PRINT[ 印 刷 ]実 行 ボ タ ン を 押
します。
印刷の準備が始まると、画面中央に
⑫
” Preparing to print. ”と い う
ポップアップが表示されます。
プリンタが印刷を開始すると、
画 面 中 央 に ”Printing... Press [PRINT]
button to cancel printing.”と い う ポ ッ プ
アップが表示されます。
注 1)印 刷 中 は 、Device メ ニ ュ ー 項 目 で は Printer
図 3.8.6
Copy サ ブ メ ニ ュ ー
以外に変更できません。
注 2)印 刷 を 中 止 す る 場 合 は 、 正 面 パ ネ ル の
[PRINT]ボ タ ン を 押 し て く だ さ い 。
印刷が完了すると、画面中央に
” Printing complete.”と い う ポ ッ プ ア ッ プ が
表示されます。
画面のハードコピーに関する制限事項
・ Remote サ ブ メ ニ ュ ー の Interface メ ニ ュ ー 項 目 が [Off]以 外 に 設 定 さ れ て い る 場 合 、 プ
リンタを接続して印刷することはできません。
・ プ リ ン タ で 印 刷 中 は 、 画 面 デ ー タ の フ ァ イ ル を USB メ モ リ に 保 存 で き ま せ ん 。
・Copy サ ブ メ ニ ュ ー の Device メ ニ ュ ー 項 目 が Printer に 設 定 さ れ て い る と き に 、Remote
サ ブ メ ニ ュ ー の Interface メ ニ ュ ー 項 目 を [Off]以 外 に 変 更 す る と 、Copy サ ブ メ ニ ュ ー の
Device メ ニ ュ ー 項 目 は 自 動 的 に USB Memory に 変 更 さ れ ま す 。 こ の と き 、 画 面 下 部
に ”Copy Device is changed to USB Memory.”と 表 示 さ れ ま す 。
77
3.9
DISPLAY[ディスプレイ]メニュー
本 節 で は DISPLAY [デ ィ ス プ レ イ ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン の も つ 機 能 、操 作 方 法 を 説 明 し ま
す 。 Display [デ ィ ス プ レ イ ]メ ニ ュ ー で は 、 次 の 機 能 に 関 し て 設 定 し ま す 。
Type[ 表 示 形 式 ] の 設 定
画面の水平軸、垂直軸の設定することで画面表示
タイプを選択します。
Vector[ ベ ク タ ー 接 続 ] の 設 定
観 測 し た 波 形 デ ー タ 間 を 直 線 で 補 間 す る か 、ド ッ ト の ま
ま表示するかを選択します。
Graticule[ 目 盛 ] の 設 定
画 面 の ス ケ ー ル[ 目 盛 の ]タ イ プ を 3 種 か ら 選 択 し ま す 。
Persist. Time[ パ ー シ ス タ ン ス
波形データを重ね書きしていくかどうか選択します。
時間]の設定
Color Gradation[ 表 示 色 階 調 ]
波形データを単一色の階調で表示するかスペクトラム
の設定
で表示するか選択します。
3.9.1
DISPLAY[ デ ィ ス プ レ イ ] に 関 す る ボ タ ン 、 ツ マ ミ 、 メ ニ ュ ー
DISPLAY[ デ ィ ス プ レ イ ] 関 連 の ボ タ ン 、
ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 図 3.9.1 に 示 し ま す 。
ボタン、ツマミ、メニューの操作方法を説
①
明します。
①
図 3.9.1 の DISPLAY [デ ィ ス プ レ イ ]
メニュー表示ボタンを押します。画面
図 3.9.1
右 に Display[デ ィ ス プ レ イ ] メ ニ ュ ー
ボタン、ツマミのレイアウト
が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.9.2 参 照 )
②
図 3.9.2 の FUNCTION ボ タ ン F1~ F5
を押し、メニュー項目を選択します。
③
図 3.9.2 の ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ で
③ ADJUST ツ マ ミ
メニュー項目を選択、設定します。
④
図 3.9.2 の CLOSE[ ク ロ ー ズ ]ボ タ ン
で メ ニ ュ ー 、 Display [デ ィ ス プ レ イ ]
メニューを消去します。
各設定項目のサブメニュ-、選択肢表示メ
ニ ュ ー 内 容 に つ い て は 次 節 3.9.2 の メ ニ ュ
ー項目と階層で説明します。
② FUNCTION ボ タ ン
④ CLOSE ボ タ ン
図 3.9.2
78
Display[デ ィ ス プ レ イ ]メ ニ ュ ー
3.9.2
メニュー項目と階層
Display [デ ィ ス プ レ イ ]メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 図 3.9.3 に 示 し ま す 。
各項目の設定内容、使用条件、用途などの概要を右側で説明します。
図 3.9.3
3.9.3
Display [デ ィ ス プ レ イ ]メ ニ ュ ー
500μ s/div
パ ー シ ス タ ン ス (PERSISTENCE)
取得した波形を画面上に重ね書き表示します。
100m V /div
本 製 品 で は パ ー シ ス タ ン ス Off,100ms,200ms,
1MS/s
500ms,1s,2s,5s,10s,∞ に 設 定 で き ま す 。
信号の変化を継続して観測する場合などに
使用します。振幅変調をかけた信号の
観 測 例 を 図 3.9.4 に 示 し ま す 。
尚 、 Run 動 作 中 ( AUTO、 NORMAL、 SINGLE
図 3.9.4
パーシスタンス表示の観測例
ボ タ ン 点 灯 ) に 、 INTENSITY ツ マ ミ を 押 す
と、パーシスタンス機能が初期化され、
取込みを最初から開始し、重ね書きします。
表 3.10
重複する機能があるときのパーシスタンス機能
重 複 事 項 (他 の 機 能 )
対応動作
Roll Mode[ ロ ー ル モ ー ド ] 機 能 ロ ー ル モ ー ド 動 作 中 、パ ー シ ス タ ン ス 機 能 を ON に 設 定 し て も
パーシスタンス機能は動作しません。
Measure[ 測 定 ] 機 能
パ ー シ ス タ ン ス 機 能 オ ン 時 、Measure[ 測 定 ]機 能 オ ン / オ フ
す る と 元 の 波 形 は 消 え 、最 初 か ら パ ー シ ス タ ン ス 表 示 し ま す 。
79
3.10
INTENSITY/REPLAY [波形輝度/リプレイ] 機能
本 製 品 は INTENSITY 調 整 ツ マ ミ に よ っ て 、 次 の 機 能 が 可 能 で す 。
・ INTENSITY 機 能
: 波 形 の 輝 度 調 整 ( 0~ 100%)
・ REPLAY 機 能
: カ レ ン ト ペ ー ジ の 選 択 ( 1~ 最 大 ペ ー ジ 数 )
・ 波 形 取 込 み 中 の 初 期 化 : Average[ 平 均 化 ]、 Persist[ パ ー シ ス タ ン ス ] の
機 能 及 び Measure の 自 動 測 定 項 目 の Max 値 、 Min 値
上記機能は、ツマミを回したり、押すことで切替え、設定ができます。本節で操作方法、
制限事項について説明します。
3.10.1
操作方法
INTENSITY[ 波 形 輝 度 ] 機 能 、 REPLAY[ リ プ レ イ ] 機 能 の 操 作 方 法 を 説 明 し ま す 。
3.10.1.1
INTENSITY[ 波 形 輝 度 ] 機 能
図 3.10.1 に INTENSITY 機 能 に 関 す る ボ タ
①
ン、ツマミのレイアウトを示します。
REPLAY[ リ プ レ イ ] ラ ン プ
INTENSITY 調 整 ツ マ ミ
①
REPLAY[ リ プ レ イ ] ラ ン プ が 消 灯 し
ていることを確認します。
波 形 の 輝 度 は 図 3.10.1 の INTENSITY
調整ツマミを回して調整します。画面
右上のリードアウト表示域に波形輝度
を 表 示 し ま す 。 (図 3.10.2 参 照 )
本製
品 の 出 荷 時 及 び 、初 期 設 定 で は 50% の
状態です。
時計方向に回すと輝度が上がり、反時
図 3.10.1
ボタン、ツマミのレイアウト
計方向に回すと輝度が下がります。調
整 範 囲 は 0~ 100% (分 解 能:1% )で す 。
波 形 輝 度 表 示 : 50%
波 形 輝 度 表 示 : 0%
波 形 輝 度 表 示:100%
図 3.10.2
80
波形の輝度表示
3.10.1.2
REPLAY[ リ プ レ イ ] 機 能
図 3.10.3 に REPLAY 機 能 に 関 す る ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 示 し ま す 。
①
STOP/SINGLE[停 止 /シ ン グ ル モ ー ド ] ① REPLAY[ リ プ レ イ ] ラ ン プ
選 択 ボ タ ン を 押 し ま す 。 (図 3.10.3 参 ② ③ INTENSITY 調 整 ツ マ ミ
照) 画面上のリードアウト表示域に波
形 取 り 込 み が STOP[ 停 止 ] し た こ と
を示すマーク及び画面数が表示されま
す 。 (図 3.10.4 の ① 参 照 )さ ら に 、画 面
には最新の取込みデータを表示します。
(図 3.10.4 参 照 )
②
図 3.10.3 の INTENSITY 調 整 ツ マ ミ を
押 し ま す 。 REPLAY[ リ プ レ イ ] ラ ン
プが点灯します。
③
図 3.10.3 の REPLAY[ リ プ レ イ ] 調
整ツマミを回し、画面を選択します。
最初画面には最大画面数を表示しま
①
す 。 (図 3.10.4 の ③ 参 照 )
最大画面数を表示した状態の波形デ
STOP/ SINGLE [停 止 /シ ン グ ル モ ー ド ]
選択ボタン
図 3.10.3
ータが最新データです。
ボタン、ツマミのレイアウト
反時計方向に回すと画面数が下がり
(図 3.10.5(a)参 照 )、時 計 方 向 に 回 す と
① STOP[ 停 止 ]マ ー ク
③画面数の表示
画 面 数 が 上 が り ま す ( 図 3.10.5(b) 参
照 )。
最 大 ペ ー ジ 数 は 、 Max Memory[ 最 大 メ モ
リ 長 ]の 設 定 、測 定 条 件 に よ り 決 ま り ま す 。
INTENSITY 機 能 、REPLAY 機 能 に 関 す る
制 限 、他 の 機 能 と の 関 連 に つ い て は 3.10.2
節 、 3.10.3 節 で 説 明 し ま す 。
図 3.10.4 ト リ ガ の STOP[ 停 止 ] 表 示
900/1024 ペ ー ジ
図 3.10.5(a)
1024/1024 ペ ー ジ
図 3.10.5(b)
画面数の選択例
81
画面数の選択例
3.10.2
INTENSITY[ 波 形 輝 度 ] 機 能 / REPLAY[ リ プ レ イ ] 機 能 の 制 限 事 項
INTENSITY 機 能 、 REPLAY 機 能 は 波 形 の 取 込 み 状 態 に よ り 、 動 作 に 制 限 が あ り ま す 。
そ の 内 容 を 表 3.11 に 示 し ま す 。
表 3.11
INTENSITY 機 能 / REPLAY 機 能 の 制 限 事 項
波形取込み動作状態
Run[ 取 込 み ] 中
( Auto、 Ready)
Stop[ 停 止 ] 中
有効機能、操作
INTENSITY 調 整 ツ マ ミ を 押 し て も ペ ー ジ 機 能 の 操 作 に は
切り替わりません。
Stop 直 後 は 必 ず 輝 度 階 調 表 示 が 有 効 に な っ て い ま す
( REPLAY ラ ン プ が 消 灯 し た 状 態 )。
INTENSITY 調 整 ツ マ ミ を 押 下 す る こ と に よ っ て リ プ レ イ
機能の操作を有効にすることができます。
REPLAY 機 能 は 内 部 的 に 波 形 デ ー タ を ペ ー ジ 管 理 し , Stop 後 に 過 去 に さ か の ぼ っ て 波
形 を 観 測 す る こ と が で き る 機 能 で す 。 内 部 的 に 保 存 で き る 最 大 画 面 数 は 指 定 し た Max
Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] に よ っ て 異 な り ま す 。 Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] と 最 大
画 面 数 の 関 係 を 表 3.12 に 示 し ま す 。
表 3.12
Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] と 最 大 画 面 数 の 関 係
Max Memory
最大画面数
500
1024
画面選択
○
1k
512
○
10k
32
○
100k
4
○
500k
1
×
高 速 レ ン ジ で , 実 メ モ リ が 指 定 し た Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ]
以下の場合はこの限りではありません。
全画面取り込めていない場合は取り込めたところまでを最大ページとします。
REPLAY 機 能 は 以 下 の 機 能 、モ ー ド と の 重 複 設 定 時 で は 動 作 し ま せ ん( 画 面 表 示 は 1/1)。
・ Roll Mode[ ロ ー ル モ ー ド ]
・ Average Mode[ ア ベ レ ー ジ モ ー ド ]
・ Equ[ 等 価 サ ン プ リ ン グ ]
・ Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ] が 500k の と き
82
3.11
CURSORS [カーソル] メニュー
カ ー ソ ル 測 定 は 観 測 波 形 デ ー タ の 2 つ の デ ー タ 間 の 数 値 (垂 直 方 向 の 電 圧 値 、水 平 方 向 の 時
間 )を 測 定 す る 機 能 で す 。本 節 で は カ ー ソ ル 測 定 の 種 類 、操 作 方 法 、表 示 箇 所 を 説 明 し ま す 。
また、他の機能との関連事項を説明します。
3.11.1
カーソル測定の種類
本 製 品 で 備 え て い る カ ー ソ ル 測 定 は YT 表 示 で は 下 表 の 4 種 に な り ま す 。ま た 、XY 表 示
で は Amplitude (X)、Amplitude (Y)、Amplitude (X&Y)の 3 種 の カ ー ソ ル 測 定 が あ り ま
す 。 XY 表 示 で も 機 能 、 操 作 は YT 表 示 と 同 様 で す 。
Time
画面の垂直方向に 2 本のカーソルがでます。波形データと 1
本のカーソルの交差するポイントにおける時間ともう 1 本の交
差するポイントにおける時間の差を算出します。画面下のΔt
カーソル測定値、トリガ情報表示域にその時間差Δt 及び周波
数 1/Δ t を 表 示 し ま す 。
Amplitude
画面の水平方向に 2 本のカーソルがでます。波形データと 1
本のカーソルの交差するポイントにおける電圧値ともう 1 本の
交 差 す る ポ イ ン ト に お け る 電 圧 値 の 差 を 算 出 し ま す 。画 面 下 の
波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に そ の 電 圧 差 Δ V を 各 CH ご と に 表 示
します。
Time
Amplitude
&
Value at Cursor
画 面 の 垂 直 方 向 、 水 平 方 向 に 各 2 本 (計 4 本 )の カ ー ソ ル が で
ま す 。 上 記 Time、 Amplitude と 同 様 に 各 時 間 差 、 電 圧 差 を 算
出します。画面下のΔt カーソル測定値、トリガ情報表示域に
時 間 差 Δ t 及 び 周 波 数 1/Δ t を 表 示 し 、 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示
域 に そ の 電 圧 差 Δ V を 各 CH ご と に 表 示 し ま す 。
画面の垂直方向に 1 本のカーソルがでます。波形データと 1
本 の カ ー ソ ル の 交 差 す る ポ イ ン ト に お け る 時 間 を 算 出 し 、画 面
下のΔt カーソル測定値、トリガ情報表示域にその時間 t を表
示します。
83
3.11.2
Cursors[ カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー の 操 作 方 法
図 3.11.1 に Cursors[ カ ー ソ ル ]測 定 に 関 す る ボ タ ン 、ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 示 し ま
す。以降で操作要領を説明します。
②
カーソル測定のタイプ選択
①
CURSORS[ カ ー ソ ル ]選 択 ボ タ ン を 押 し ま す 。
画 面 右 に Cursors[ カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー が 表 示
さ れ ま す 。 (図 3.11.2 参 照 )
②
FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 し 、Type[ タ イ プ ]
ボ タ ン を 選 択 し ま す 。Type[ タ イ プ ]サ ブ メ ニ
ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.11.3 参 照 )
①
図 3.11.1
ボタン、ツマミのレイアウト
84
図 3.11.2
Cursors[ カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー
③
FUNCTION ボ タ ン F2~ F5 を 押 し て カ
ーソル測定のタイプを選択します。
Time& Amplitude の 測 定 例
④
図 3.11.3 で FUNCTION ボ タ ン F4 を 押
し 、 Time& Amplitude 測 定 を 選 択 し ま
す。メニューが画面右に表示されます。
(図 3.11.4 参 照 )
⑤
図 3.11.4 で FUNCTION ボ タ ン F2 を 押
し て 、 移 動 さ せ た い 方 向 の Time 、
③
Amplitude の ど ち ら か を 選 択 し ま す 。
こ こ で は Time を 選 択 し た 場 合 で 説 明 し
ます。
⑥
図 3.11.4 で FUNCTION ボ タ ン F3 を 押
し て Cursor1 を 選 択 し ま す 。 Time は 2
④
本 あ り 、通 常 Cursor1 を 選 択 す る と 画 面
左側のカーソル線が輝度で強調されます。
(図 3.11.5(a)参 照 )
⑦
図 3.11.4 の ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を
図 3.11.3
Type[ タ イ プ ] サ ブ メ ニ ュ ー
回 し 、 図 3.11.5(a)の Cursor1 を 移 動 さ
Cursor1
せます。
時 計 方 向 に 回 す と 画 面 の Cursor1 は 右
に 移 動 し 、反 時 計 方 向 に 回 す と 左 に 移 動
します。
⑧
図 3.11.4 で FUNCTION ボ タ ン F4 を 押
し て Cursor2 を 選 択 し 、 図 3.11.4 の
ADJUST [ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し 、 図
3.11.5(b)の Cursor2 移 動 さ せ ま す 。
図 3.11.5(a)
⑦、⑧
Cursor1 の 選 択 、 移 動
⑤
⑥
Cursor2
⑧
図 3.11.5(b)
⑩
図 3.11.4
Time& Amplitude 測 定 の メ ニ ュ ー
85
Cursor2 の 選 択 、 移 動
⑨
図 3.11.6 で FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し て Track[ 同 時 移 動 ] を 選 択 し 、
図 3.11.6 の ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し 、 図 3.11.7 の Cursor 1、 Cursor2 同
時 に 移 動 さ せ ま す 。画 面 下 の カ ー ソ ル 測 定 、ト リ ガ 情 報 表 示 域 に 2 本 の カ ー ソ ル
に よ る 時 間 差 Δ t、 周 波 数 1/Δ t が 表 示 さ れ ま す 。
⑨
⑨
Cursor2
Cursor1
Δ t= 500μ s
1/Δ t= 2.00(k Hz)
図 3.11.7 Track[ 同 時 移 動 ] の 選 択 、 移 動
図 3.11.6 Time& Amplitude
測定のメニュー
以 上 の 説 明 が Time& Amplitude 測 定 例 の う ち 、Time 測 定 例 で す 。残 り Amplitude
測 定 例 に お い て も Time& Amplitude 測 定 の 選 択 後 は Time 測 定 例 と 同 様 で す 。次
の ⑩ 、 ⑪ で Amplitude 測 定 例 と 操 作 手 順 を 示 し ま す 。
⑩
図 3.11.8 で FUNCTION ボ タ ン F2 を 押 し て 、移 動 さ せ た い 方 向 の Amplitude を
選 択 し ま す 。 画 面 に は 2 本 の Amplitude が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.11.9 参 照 )
⑪
図 3.11.8 の FUNCTION ボ タ ン F3~ F5 を 押 し て Cursors、Track を 選 び 、ADJUST
[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し て 、 画 面 上 の Cursors を 移 動 し ま す 。 (図 3.11.9 参 照 )
⑪
Cursor1
⑩
Cursor2
図 3.11.9
Time& Amplitude 測 定 の メ ニ ュ ー
86
⑪
図 3.11.8 Time& Amplitude
測定のメニュー
Value at Cursor
[垂直軸方向カーソルによる測定値]の測定例
⑫
図 3.11.10 で FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し 、Value at Cursor 測 定 を 選 択 し ま す 。
Value at Cursor 測 定 の メ ニ ュ ー が 画 面 右 に 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.11.11 参 照 )
⑬
図 3.11.10 で ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 回 し 、Cursor を 移 動 し ま す 。こ の と き 、
画 面 下 の カ ー ソ ル 測 定 値 、ト リ ガ 情 報 表 示 域 に 測 定 値 が 表 示 さ れ ま す 。(図 3.11.11
参照)
⑬
Cursor
測定ポイント
測 定 値 t = + 200μ s
⑫
図 3.11.11
Value at Cursors 測 定 例
図 3.11.10 Type[ タ イ プ ]
選択肢表示メニュー
3.11.3
便利なメニュー、ボタン操作
本節ではカーソル測定における便利な操作を紹介します。
図 3.11.12 に ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 示 し ま す 。
①
CURSORS[ カ ー ソ ル ] 選 択 ボ タ ン を 押 し
ま す 。カ ー ソ ル の Type[ タ イ プ ]メ ニ ュ ー
が表示されます。
②
次々にカーソル測定の種類を変えたいとき
に 、再 度 CURSORS[ カ ー ソ ル ]選 択 ボ タ
①、②
ン を 押 し ま す 。 YT 表 示 の 場 合 、 Type[ タ
イ プ ]は Off⇒ Time⇒ Amplitude⇒ Time&
Amplitude ⇒ Value at Cursor ⇒ Off ・ ・ ・ の
順 に 切 り 換 え る こ と が で き ま す 。 XY 表 示
の 場 合 は 、 Type[ タ イ プ ] は Off⇒
Amplitude(X)⇒ Amplitude(Y)⇒
Amplitude (X&Y)⇒ Off・・・の 順 に 切 り 換 え
ることができます。
87
図 3.11.12
ボタン、ツマミのレイアウト
3.11.4
メニュー項目と階層
図 3.11.13
Cursors [カ ー ソ ル ]メ ニ ュ ー
88
3.11.5
Main 画 面 /Zoom 画 面 に お け る カ ー ソ ル 測 定
本 節 で は Main 画 面 と Zoom[ ズ ー ム ]画 面 に お け る カ ー ソ ル 測 定 に つ い て 説 明 し ま す 。
Zoom[ ズ ー ム ]機 能 の 詳 細 に つ い て は“ 3.15 節
Zoom[ ズ ー ム ]メ ニ ュ ー ”を 参 照 し
てください。
①
図 3.11.14 で ZOOM[ ズ ー ム ]実 行 ボ タ
ン を 押 し ま す 。画 面 上 側 に Main 画 面 が 、
画 面 下 側 に Zoom 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。
②
さ ら に 、[Time/div] 調 整 ツ マ ミ を 時 計 方
向 に 1 ク リ ッ ク 回 し ま す 。こ の と き Main
①
画面には青色の範囲指定用カーソルが 2
本 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.11.16 参 照 )
③
②
図 3.11.15 で CURSORS[ カ ー ソ ル ] 選
択ボタンを押します。
④
さ ら に 、 Cursors[ カ ー ソ ル ] メ ニ ュ ー
で Time を 選 択 し ま す 。こ の と き 、Zoom
図 3.11.14 水 平 軸 関 連 の レ イ ア ウ ト
[ ズ ー ム ]画 面 側 に カ ー ソ ル が 表 示 さ れ
ま す 。 (図 3.11.17 参 照 )
以 後 は 3.11.2 節 の 説 明 と 同 様 に Zoom 画 面 で
カ ー ソ ル 測 定 し ま す 。Time& Amplitude 測 定
③
に お い て は 6 本 の Cursors が 画 面 に 表 示 さ れ
ます。
図 3.11.15
②
ボタン、ツマミのレイアウト
範囲指定用カーソル
Main 画 面
Main 画 面
Zoom 画 面
Zoom 画 面
図 3.11.17
図 3.11.16 Main 画 面 /Zoom 画 面 の
範囲指定用カーソル
89
④ Time
Zoom 画 面 の カ ー ソ ル 測 定
3.11.6
Cursors[ カ ー ソ ル ] 測 定 と 他 の 機 能 と の 関 係
表 3.13
カーソル測定と他の機能との関係
他機能
関係
Main 画 面 表 示
Main 波 形 が カ ー ソ ル 測 定 対 象 と な り ま す 。
Main 画 面 / Zoom 画 面 表 示
Zoom 波 形 が カ ー ソ ル 測 定 対 象 と な り ま す 。
Persistence Mode
[ パ ー シ ス タ ン ス モ ー ド ]中
オフセット操作
Value at Cursor 測 定 は , 最 新 波 形 に 対 し て 実 行 し ま す 。
操作後にオフセット表示しますが,一定時間経過後にオ
フセット表示からカーソル測定値に切り換えます。
90
3.12
MEASURE[測定]メニュー
信 号 の Tr[ 立 上 が り 時 間 ]、Mean[ 平 均 値 ]、Frequency[ 周 波 数 ]な ど 水 平 軸 方 向 11 項
目 、垂 直 軸 方 向 12 項 目 、そ の 他 3 項 目 、合 計 26 項 目 の 中 か ら 4 項 目 に つ い て 同 時 に 測 定
が可能です。
測 定 対 象 は CH1~ C H 4 の 波 形 デ ー タ 及 び Math[ 演 算 ] 波 形 に つ い て 実 施 し ま す 。
測 定 範 囲 は 垂 直 方 向 の カ ー ソ ル 2 本 が 表 示 さ れ て い る 場 合 に は カ ー ソ ル 間 と な り 、表 示 さ
れていない場合には全画面が範囲になります。
自 動 測 定 の 測 定 例 を 図 3.12.1 に 示 し ま す 。 測 定 例 は 垂 直 方 向 の 2 本 の カ ー ソ ル 間 の CH1
の 観 測 波 形 に つ い て 、最 大 値 、最 小 値 、立 上 が り 時 間 (20~ 80% )、立 下 が り 時 間 (80~ 20% )
を自動測定し、自動測定値表示域に測定結果を表示しています。
カーソル
CH1 観 測 波 形
自 動 測 定 の 測 定 結 果 (白 い 囲 み 中 )
図 3.12.1
Measure[ 測 定 ] 例
以 下 に て Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー に つ い て 操 作 方 法 と 各 測 定 項 目 を 説 明 し ま す 。
3.12.1
MEASURE[ 測 定 ] メ ニ ュ ー の 操 作 方 法
図 3.12.2 に MEASURE[ 測 定 ] メ ニ ュ ー に 関 す る ボ タ ン 、 ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 示 し
②
ます。以降で操作要領を説明します。
①
図 3.12.2 で MEASURE[ 測 定 ] 選 択 ボ タ
ン を 押 し ま す 。 画 面 右 に Measure[ 測 定 ]
メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.12.3 参 照 )
①
図 3.12.2
ボタン、ツマミのレイアウト
91
図 3.12.3 Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー
②
前 ペ ー ジ 図 3.12.3 で FUNCTION ボ タ ン F1
を 押 す か 、ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 回 し て 、
Measure No. を A,B,C,D か ら 選 択 し ま す 。
各 Measure No.の A,B,C,D に つ い て Source
[ 対 象 ソ ー ス ]、 Measure Item[ 測 定 項 目 ]
の選択をしていきます。
③
図 3.12.4 で FUNCTION ボ タ ン F2 を 押 し ま
③
す 。画 面 右 に Source[ 対 象 ソ ー ス ]サ ブ メ ニ
ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.12.5 参 照 )
④
図 3.12.5 で FUNCTION ボ タ ン F1~ F5 を 押
⑤
す こ と で Source[ 対 象 ソ ー ス ]を 選 択 し ま す 。
⑤
図 3.12.4 で FUNCTION ボ タ ン F3 を 押 し ま
す 。 画 面 右 に Measure Item[ 測 定 項 目 ] サ
ブ メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 3.12.6 参 照 )
⑥
図 3.12.6 で FUNCTION ボ タ ン F1~ F3 を 押
⑦
す こ と で Measure Item[ 測 定 項 目 ] を 選 択
します。画面右にさらにサブメニューが開き
図 3.12.4 Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー
ま す 。サ ブ メ ニ ュ ー の 項 目 は“ 3.12.2 節 メ ニ
ュー項目、階層“で説明します。
⑦
図 3.12.4 で FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し て 、 自 動 測 定 の 測 定 結 果 の 右 に
Min/Max[最 小 値 /最 大 値 ]を 表 示 す る か し な い か を オ フ / オ ン を 選 択 し ま す 。オ ン を
選 択 す る と 全 て の 測 定 に 対 し て Min/ Max が 表 示 さ れ ま す 。Min/Max[最 小 値 /最 大
値 ]が オ フ の 時 に は 、波 形 の 取 り 込 み と 非 同 期 に 自 動 測 定 し ま す 。逆 に オ ン の 時 に は
波形の取り込みに同期して自動測定します。
⑥
④
図 3.12.6
図 3.12.5 Source[ 対 象 ソ ー ス ]
選択肢表示メニュー
92
Measure Item[ 測 定 項 目 ]
サブメニュー
3.12.2
メニュー項目と階層
下 図 3.12.7 に て 、 Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 示 し ま す 。 Measure Item
項 目 の Vertical、Horizontal 及 び Other に つ い て は 次 ペ ー ジ 図 3.12.8 で 、さ ら に 26 項
目を示します。
図 3.12.7
Measure[測 定 ]メ ニ ュ ー
93
図 3.12.8
Measure Item[測 定 項 目 ]サ ブ メ ニ ュ ー
94
3.12.3
測定項目
Measure[ 自 動 測 定 ]メ ニ ュ ー の Measure Item[ 測 定 項 目 ]の 説 明 を 表 3.14 に 示 し ま
す 。 さ ら に 、 測 定 項 目 別 の 説 明 を 3.12.3.1 節 ~ 3.12.3.6 節 に 示 し ま す 。
表 3.14
種
別
測定項目
Measure Item[ 測 定 項 目 ]
時間軸方向
Horizontal(
パラメータ
Tr20-80%
20%-80%の 立 上 が り 時 間
な し ( ト ッ プ - ベ ー ス 20%-80%固 定 )
s
Tf80-20%
80%-20%の 立 下 が り 時 間
な し ( ト ッ プ - ベ ー ス 20%-80%固 定 )
s
Tr10-90%
10%-90%の 立 上 が り 時 間
な し ( ト ッ プ - ベ ー ス 10%-90%固 定 )
s
Tf90-10%
90%-10%の 立 下 が り 時 間
な し ( ト ッ プ - ベ ー ス 10%-90%固 定 )
s
Frequency
周波数
な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 )
Hz
Period
周期
な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 )
s
No of +Pulse
正のパルス数
な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 )
pulse
No of- Pulse
負のパルス数
な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 )
pulse
+PulseWidth
正のパルス幅
な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 )
s
- PulseWidth
負のパルス幅
な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 )
s
Duty Cycle
デューティ比
な し ( ピ ー ク - ピ ー 50%レ ベ ル 固 定 )
%
RMS
実効値
なし
V
Cycle RMS
サイクル実効値
なし
V
Mean
平均値
なし
V
Cycle Mean
サイクル平均値
なし
V
Maximum
最大値
なし
V
Minimum
最小値
なし
V
Peak-Peak
最大値/最小値の差
なし
V
Top
トップ値
なし
V
Base
ベース値
なし
V
Top-Base
トップ値-ベース値の差
なし
V
+OverShoot
+オーバーシュート
なし
%
-OverShoot
-オーバーシュート
なし
%
Integral
積分
なし
Vs
Skew
測定ポイント間時間差
各対象ソース毎に以下のパラメータを
s
振幅に対する比率で相
持ちます。
対的に指定します。
・ Level1、 Level2
)
概要
単位
垂直軸方向
Vertical(
)
その他
Other(
Peak-Peak の 百 分 率 (%)
・ Slope1、 Slope2
立上がり/立下がり
Skew@Level
測定ポイント間時間差
・ Level1、 Level2
)
レベルを絶対値で指定し
s
設定レンジのフルスケールの範囲
ます。
で設定値を指定。
・ そ の 他 の パ ラ メ ー タ は Skew に
同じ。
注 1)
トップ-ベースは測定範囲内の波形振幅の確率密度分布からトップ値とベース値を
求 め て こ の 間 を 100% と し ま す 。一 方 、ピ ー ク - ピ ー ク は 測 定 範 囲 内 に あ る 波 形 の 最
大 値 と 最 小 値 の 差 で 、 100% と し ま す 。
注 2)
Duty Cycle[ デ ュ ー テ ィ 比 ] は 測 定 範 囲 内 に あ る 波 形 の 周 期 と + パ ル ス 幅 の 比 を 測
定します。
95
3.12.3.1
No of Pulse[ パ ル ス 数 ]
測定範囲内にある波形のパルス数を測定します。
No of + Pulse
ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル を 基 準 に 波 形 が 下 か ら 上 へ 通 過 し
[正のパルス数]
た後、上から下へ通過した場合に 1 カウントします。
No of - Pulse
ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル を 基 準 に 波 形 が 上 か ら 下 へ 通 過 し
[負のパルス数]
た後、下から上へ通過した場合に 1 カウントします。
3.12.3.2
Cycle RMS[ サ イ ク ル 実 効 値 ]、 Cycle Mean[ サ イ ク ル 平 均 値 ]
測定範囲内で波形の整数周期分の実効値を測定します。
・ Cycle RMS[ サ イ ク ル 実 効 値 ]
測 定 範 囲 内 で ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル を 基 準 に 、そ の レ ベ ル を 通 過 す る 周 期 を
求め、その周期分の実効値を測定します。
・ Cycle Mean[ サ イ ク ル 平 均 値 ]
測 定 範 囲 内 で ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル を 基 準 に 、そ の レ ベ ル を 通 過 す る 周 期 を
求め、その周期分の平均値を測定します。
下 図 の 測 定 例 で 示 す よ う に 、 Level[ レ ベ ル ] は ピ ー ク - ピ ー ク の 50% に 固 定 で 設 定
され測定開始点から測定終了点までの実効値、平均値を測定します。
Cycle RMS[ サ イ ク ル 実 効 値 ]: 72.00mV
Cycle RMS[ サ イ ク ル 平 均 値 ]: 1.00m V
50m V /div
200ns/div
図 3.12.9
3.12.3.3
サイクル実効値、サイクル平均値の測定例
Overshoot[ オ ー バ ー シ ュ ー ト ]
測定範囲内で立上がり/立下がりにおけるオーバーシュートを測定します。
・ + Overshoot[ + オ ー バ ー シ ュ ー ト ]
測 定 範 囲 内 で ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル と 最 初 の 波 形 デ ー タ の ク ロ ス す る 立 上
が り を 検 出 し 、そ の 立 上 が り に お け る オ ー バ ー シ ュ ー ト を 測 定 し ま す 。算 出 式 は (3.1)
式になります。
+ オ ー バ ー シ ュ ー ト 値 (% )= 100×[ (+ピ ー ク 値 )- ト ッ プ 値 ] /
(ト ッ プ 値 - ベ ー ス 値 )
・ ・ ・ ・ (3.1)式
・ - Overshoot[ - オ ー バ ー シ ュ ー ト ]
測 定 範 囲 内 で ピ ー ク - ピ ー ク の 50% の レ ベ ル と 最 初 の 波 形 デ ー タ の ク ロ ス す る 立 下
が り を 検 出 し 、そ の 立 下 が り に お け る オ ー バ ー シ ュ ー ト を 測 定 し ま す 。算 出 式 は (3.2)
式になります。
- オ ー バ シ ュ ー ト 値 (% )= 100×[ ベ ー ス 値 - (- ピ ー ク 値 )] /
(ト ッ プ 値 - ベ ー ス 値 )
・ ・ ・ ・ (3.2)式
96
3.12.3.4
Integral[ 積 分 ]
測 定 範 囲 内 に あ る 波 形 の 面 積 (積 分 )を 測 定 し ま す 。面 積 (積 分 )測 定 で は 測 定 対 象 CH の
リ フ ァ レ ン ス レ ベ ル (垂 直 軸 オ フ セ ッ ト 調 整 ツ マ ミ で 設 定 )を 基 準 に 測 定 し ま す 。
下 図 に 測 定 例 を 示 し ま す 。 こ の 例 で は Time2 本 で は さ ま れ た 測 定 範 囲 で リ フ ァ
レ ン ス レ ベ ル (基 準 線 )を 基 準 に 、S1+ S2+ S3+ S4+ S5+ S6(黒 く 塗 ら れ た 部 分 )の 積 分
値を測定しています。
S1~ S6: 面 積
測定開始点
測定終了点
Integral[ 積 分 ]: 0.137μ V s
基準線
200ns/div
50mV /div
図 3.12.10
3.12.3.5
Integral[ 積 分 ] の 測 定 例
Skew[ ス キ ュ ー ]
測 定 範 囲 内 に あ る 選 択 し た 波 形 の 立 上 が り (立 下 が り )エ ッ ジ と 選 択 し た 波 形 の 立 上 が
り (立 下 が り )エ ッ ジ の 時 間 差 を 測 定 し ま す 。
測定ポイントのレベルの指定方法で下記の測定項目に分かれます。
1)
Skew[ ス キ ュ ー ]
測定ポイントのレベルを振幅に対する比率で相対的に指定します。下図に測定イ
メージを示します。
Top
80%
50%
20%
Base
同一 CH 又は CH 間での振幅
に対する比率で相対的に指
定した通過点間の時間差を
求めます。
Δt
Δt
2)
50%
Skew@Level[ ス キ ュ ー @レ ベ ル ]
測定ポイントのレベルを絶対的に指定します。下図に測定イメージを示します。
V2
V1
V2
V1
Δt
Δt
97
同一 CH 又は CH 間での任意
レベル(V1,V2)通過点間の
時間差を求めます。
3.12.4
a)
他の機能との関連
Invert[ 反 転 ] 波 形 に 対 す る Measure[ 自 動 測 定 ] は 符 号 、 ス ロ ー プ な ど 反 転 し た
値 を 表 示 し ま す 。 ま た 、 Tr[ 立 上 が り ]、 Tf[ 立 下 が り ]、 Top[ ト ッ プ 値 ]、 Base
[ ベ ー ス 値 ]は 扱 い 自 体 を 反 転 し ま す 。さ ら に 、RMS[ 実 効 値 ]、Mean[ 平 均 値 ]、
Maximum[ 最 大 値 ]、 Minimum[ 最 小 値 ] は 求 め た 測 定 値 を 反 転 し ま す 。
b)
Measure[ 自 動 測 定 ] で は Math[ 演 算 ] の 乗 算 の み に つ い て 、 以 下 の 制 限 が あ り
ます。
・ 垂 直 軸 関 連 の Measure Item[ 測 定 項 目 ] の う ち 、 Top[ ト ッ プ 値 ]、 Base[ ベ ー
ス 値 ]、 Top- Base[ ト ッ プ 値 と ベ ー ス 値 の 差 ]、 + Overshoot[ + オ ー バ ー シ ュ
ー ト ] 及 び - Overshoot[ - オ ー バ ー シ ュ ー ト ] は 自 動 測 定 で き ま せ ん 。 こ の 5
種 の 測 定 項 目 を 選 択 す る と 、自 動 測 定 測 定 値 表 示 域 に は“ *********”と し か 表 示
されません。
・ 水 平 軸 関 連 の Measure Item[ 測 定 項 目 ] の う ち 、 Tr、 Tf の 4 項 目 に つ い て は 演
算 す る 際 、 Top- Base 値 [ ト ッ プ 値 - ベ ー ス 値 ] か ら で は な く Peak- Peak[ 最
大値-最小値]から演算します。
c)
Run 動 作 中( AUTO、NORMAL、SINGLE ボ タ ン 点 灯 )に 、INTENSITY ツ マ ミ を 押 す こ と
で 、 Measure[ 自 動 測 定 ] の 各 項 目 の Max 値 、 Min 値 が 初 期 化 さ れ ま す 。
98
3.13
REF[参照波形]メニュー
Reference Waveform[ 参 照 波 形 ]機 能 は 現 在 画 面 に 表 示 さ れ て い る 波 形 デ ー タ 及 び 設 定 条
件 を 保 存 , 呼 出 、 表 示 及 び 非 表 示 に す る 機 能 で す 。 本 節 に て Reference Waveform[ 参 照
波形]メニューについて操作方法とメニュー項目について説明します。
3.13.1
REF[ 参 照 波 形 ] メ ニ ュ ー 、 操 作 方 法
図 3.13.1 に Reference Waveform[ 参 照 波 形 ]
メニューに関するボタン、ツマミのレイアウト
を示します。本節で保存、呼出、表示の操作要
②
領を説明します。
波形データ、設定条件の保存方法
①
波形データを測定します。
②
図 3.13.1 で REF[ 参 照 波 形 ] 選 択 ボ タ ン
図 3.13.1
ボタン、ツマミのレイアウト
③ FUNCTION ボ タ ン
を押します。
画 面 右 に Reference Waveform[ 参 照 波 形 ]
メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.13.2 参 照 )
③
図 3.13.2 の FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 す
か 、 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 す こ と で
④
Ref.No.[ 参 照 波 形 番 号 ] の REF 1~ 5 を
③ ADJUST
選択します。
[ 調 整 ]ツ マ ミ
FUNCTION ボ タ ン F3 を 押 し ま す 。メ ニ ュ
④
ー に 重 ね て Source[ 対 象 ソ ー ス ]サ ブ メ ニ
ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.13.3 参 照 )
⑤
図 3.13.3 の FUNCTION ボ タ ン F1~ F5 の
ど れ か を 押 し 、保 存 す る Source[ 対 象 ソ ー
⑥
ス]を選択します。
⑥
図 3.13.2 の FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し 、
Save[ 保 存 ]を 選 択 し ま す 。③ で 指 定 し た
図 3.13.2 Reference Waveform
[参照波形]メニュー
Ref.No [ 参 照 波 形 番 号 ] に ⑤ で 指 定 し た
Source[ 対 象 ソ ー ス ]の 波 形 デ ー タ と セ ッ
トアップ条件が保存
されます。
保 存 さ れ る 波 形 デ ー タ は Source[ 対 象 ソ ー ス ]
で 指 定 し た CH1~ CH4、Math の 波 形 デ ー タ で 、
波 形 取 り 込 み が STOP[ 停 止 ] 状 態 で も 保 存 で
⑤
きます。
観測波形が画面に表示されていなくても、波形
データと設定条件を保存します。
図 3.13.3
99
Source[ 対 象 ソ ー ス ]選 択
肢表示メニュー
波形データ、設定条件の呼出と表示
①
図 3.13.4 で REF[ 参 照 波 形 ] 選 択 ボ タ ン
を 押 し ま す 。 画 面 右 に
Reference
Waveform[ 参 照 波 形 ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ
① ④
れ ま す 。 (図 3.13.5 参 照 )
②
図 3.13.5 の FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 す
か 、ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 回 す こ と で
Ref.No.[ 参 照 波 形 番 号 ] の REF 1~ 5 を
図 3.13.4
選択します。
③
ボタン、ツマミのレイアウト
図 3.13.5 で FUNCTION ボ タ ン F4 を 押 し
② FUNCTION ボ タ ン
ま す 。② で 選 択 し た Ref.No.[ 参 照 波 形 番
号 ]の 設 定 条 件 が 呼 出 さ れ 、画 面 の リ ー ド
アウト表示領域や波形リードアウト表示
領 域 に 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.13.6 参 照 )
④
図 3.13.4 で 再 度 REF[ 参 照 波 形 ] 選 択 ボ
④
タ ン を 押 し ま す 。 さ ら に 、 図 3.13.5 で
FUNCTION ボ タ ン F2 を 押 し 、Waveform
② ADJUST
[ 波 形 表 示 ]を“ On”に し ま す 。ボ タ ン が
[ 調 整 ]ツ マ ミ
点 灯 し 、② で 選 択 し た Ref.No[ 参 照 波 形 番
号]の波形データが画面に表示されます。
③
(図 3.13.6 参 照 )
図 3.13.5 Reference Waveform
[参照波形]メニュー
設定条件の表示
参照波形データ
設定条件の表示
図 3.13.6
呼出された参照波形データと設定条件
100
3.13.2
メニュー項目と階層
図 3.13.7
3.13.3
Reference Waveform [参 照 波 形 ]メ ニ ュ ー
保存、呼出、表示に関する補足
本 節 で は 3.13.1 節 、 3.13.2 節 の 補 足 説 明 を し ま す 。
a)
Main/ Zoom[ ズ ー ム ] 画 面 表 示 の 場 合 、 Zoom 側 [ ズ ー ム ] の 波 形 を 保 存 し ま す 。
b)
XY 表 示 の 波 形 デ ー タ は 参 照 波 形 と し て 保 存 で き ま せ ん 。 REF[ 参 照 波 形 ] ボ タ ン
を押してもメニューが表示されず、波形データも表示しません。
c)
保存する際、旧データの上に上書きしていきます。データのクリア操作はできま
d)
表示される参照波形は画面にすべて単白色で表示されます。
e)
参 照 波 形 の Zoom[ ズ ー ム ] は で き ま せ ん 。
f)
参 照 波 形 の 処 理 中 で は 、 Roll[ ロ ー ル モ ー ド ] は 停 止 し ま す 。 処 理 後 RUN 状 態 で
せん。
再開します。
g)
REF[ 参 照 波 形 ] 選 択 ボ タ ン を 押 し た と き 他 の 波 形 番 号 の 参 照 波 形 が 画 面 に 表 示 さ
れ る 場 合 が あ り ま す 。 他 の 波 形 番 号 の Waveform[ 波 形 表 示 ] が オ ン に な っ て い る
た め で す 。 必 要 の な い 場 合 に は 、 そ の 参 照 波 形 番 号 を 指 定 し 、 Waveform[ 波 形 表
示]をオフにしてください。
101
3.14
SAVE/RECALL[保存/呼出]メニュー
本 製 品 で は 波 形 デ ー タ 、 波 形 情 報 及 び 設 定 条 件 を 内 部 メ モ リ や USB メ モ リ に 保 存 / 呼 出
することができます。
本節では保存/呼出機能にかかわる対象データ、データ形式、メニュー及び操作方法につ
いて説明します。
3.14.1
SAVE[ 保 存 ] 機 能
3.14.1.1
保存対象
本 製 品 は 下 表 3.15 の デ ー タ 、 情 報 及 び 条 件 を 保 存 で き ま す 。
表 3.15
保存データ
保存対象
波 形 デ ー タ (画 面 表 示 し て い る )
※ Math 以 外
波 形 情 報 (画 面 表 示 し て い な い )
※ Math 以 外
保存対象と保存データ
波形データ
(Binary 形 式 )
波形情報
(Binary 形 式 )
設定条件
(Text 形 式 )
○
○
○
×
×
○
REF[ 参 照 波 形 ] デ ー タ
○
×
○
設定条件
×
×
○
注 1)
USB メ モ リ へ の 保 存 完 了 時 、 画 面 下 の ス テ ー タ ス 情 報 域 に フ ァ イ ル 名 を
メッセージとして表示します。
注 2)
REF[ 参 照 波 形 ] デ ー タ の 保 存 実 行 時 、 波 形 デ ー タ が 未 取 得 状 態 ( Empty)
では、画面下のステータス情報域に“波形データが存在しないため、保存で
き ま せ ん 。” の 警 告 メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。
注 3)
Invert[ 反 転 ]、Skew[ ス キ ュ ー ]の 機 能 を 実 行 さ れ た デ ー タ で は 、反 転 、ス
キ ュ ー の 機 能 を 設 定 条 件 を と し て 保 存 す る た め 、波 形 デ ー タ は 生 デ ー タ (反 転 、
ス キ ュ ー さ れ て い な い 状 態 の デ ー タ )で 保 存 さ れ ま す 。
3.14.1.2
データ形式
本 製 品 で 保 存 さ れ る デ ー タ の 形 式 は Binary[ バ イ ナ リ ]形 式 、ASCII 形 式 、Text[ テ
キスト]形式の 3 種です。
a)
Binary[ バ イ ナ リ ] 形 式 の 保 存 デ ー タ
Binary[ バ イ ナ リ ] 形 式 で 保 存 さ れ た デ ー タ で は CH1~ CH4 の 波 形 デ ー タ の 他 に
時 間 な ど の 波 形 情 報 が 同 時 に 保 存 さ れ ま す 。 Binary[ バ イ ナ リ ] 形 式 で は 波 形 デ ー
タを含めてすべての情報が 2 進数で記憶され、保存したデータは本製品で呼出して
使用することもできます。バイナリ波形データのフォーマットを下図に示します。
設 定 条 件 (Text)
波 形 情 報 ( Binary)
波 形 デ ー タ ( Binary)
機
種
CH1
CH2
CH3
CH4
情
(On)
(Off)
(On)
(Off)
CH1
CH3
CH1
CH3
報
図 3.14.1
注)
Binary[ バ イ ナ リ ] 波 形 デ ー タ の フ ォ ー マ ッ ト の イ メ ー ジ
波 形 情 報 、 波 形 デ ー タ で 保 存 さ れ る の は 設 定 条 件 で ト レ ー ス (画 面 表 示 )が オ ン 状 態
にあるものだけです。
102
b)
ASCII 形 式 の 保 存 デ ー タ
ASCII 形 式 で 保 存 さ れ た デ ー タ で は CH1~ CH4 の 波 形 デ ー タ の 他 に 、 パ ネ ル の 設
定 条 件 や 時 間 情 報 が CSV 形 式 で 保 存 さ れ ま す 。
CSV 形 式 で 保 存 さ れ た デ ー タ は 区 切 り 記 号 は カ ン マ の た め 、 Excel な ど の ア プ リ ケ
ー シ ョ ン ソ フ ト で 簡 単 に 編 集 す る こ と が で き ま す 。 但 し 、 ASCII 形 式 で 保 存 さ れ た
デ ー タ を 本 製 品 で 呼 出 、画 面 に 表 示 す る こ と は で き ま せ ん 。保 存 し た デ ー タ を USB
メ モ リ に 呼 出 し て 、 コ ン ピ ュ ー タ で 開 く こ と は で き ま す 。 さ ら に 、 CH メ ニ ュ ー で
ト レ ー ス (画 面 表 示 )が オ フ の と き に は ASCII 形 式 で 波 形 デ ー タ は 保 存 さ れ ま せ ん 。
3.14.2
Recall 機 能
本 製 品 は 下 表 3.16 で ○ の つ い た デ ー タ 、 情 報 及 び 条 件 を 呼 出 し で き ま す 。
表 3.16
復元データ
復元対象
波形データ
(画 面 表 示 : オ ン /オ
フ)
呼出対象と呼出データ
波形データ
(Binary 形 式 )
波形情報
(Binary 形 式 )
設定条件
(Text 形 式 )
○
(オ ン の み )
○
○
REF[ 参 照 波 形 ]
データ
○※
×
○※
REF [ 参 照 波 形 ]
設定条件
×
×
○
設定条件
×
×
○
注 1)
備考
Reference Waveform
の オ ン と REF 機 能 全
体 オ ン (ボ タ ン の
LED 点 灯 ) を 強 制 的
に行います。
Reference Waveform
[ 参 照 波 形 ]表 示 の オ
ン と REF 機 能 全 体 オ
ン (ボ タ ン の LED 点
灯 )を 強 制 的 に 行 い ま
す。
メ ニ ュ ー 項 目 の
Recall REF Setup
[ 参 照 設 定 呼 出 ]を 実
行するとその条件が
現状の画面表示の設
定条件になります。
REF [ 参 照 波 形 ] メ
ニューも表示します。
※ 印 の ○ は REF[ 参 照 波 形 ]機 能 の Ref.No の REF 1~ 5 を 指 定 し て 、そ の
エリアに呼出します。
上 記 ○ に つ い て は 基 本 的 に 保 存 時 の 対 象 ト レ ー ス 、設 定 条 件 を 呼 出 し ま す 。
注 2)
呼出したデータ形式は保存時のデータ形式と同じです。
103
3.14.3
対象デバイス
Save[ 保 存 ] 機 能 , Recall[ 呼 出 ] 機 能 の 対 象 デ バ イ ス は , 内 部 メ モ リ お よ び USB メ
モリです。対象デバイスに対する機能、データについて下記に示します。
表 3.17
デバイス
対象デバイス
対象機能
内部メモリ
(バ ッ ク ア ッ プ 付 )
① Save[ 保 存 ]
② Recall[ 呼 出 ]
対象データ
①設定条件
①波形データ+設定条件
②設定条件
USB メ モ リ
③ REF[ 参 照 波 形 ]
④ Math[ 演 算 ] デ ー タ
注 1) 本 製 品 の 内 部 メ モ リ に は バ ッ ク ア ッ プ 機 能 が あ る た め 、 本 製 品 の 電 源 が ス タ ン バ
① Save[ 保 存 ]
② Recall[ 呼 出 ]
イになったり、電源が遮断されても、保存内容は保持されます。
注 2) 内 部 メ モ リ は 最 大 5 個 ま で で 、 最 新 デ ー タ に 上 書 き し て 更 新 、 保 存 さ れ ま す 。
USB メ モ リ 使 用 に 伴 い 、下 記 ① ~ ③ の 状 態 、機 能 動 作 時 に 画 面 中 央 に 残 容 量 を 一 時 表 示
し ま す 。 (図 3.14.2 参 照 )
特 に Free Area [空 き メ モ リ 容 量 ]の 数 値 が 十 分 あ る こ と を 確
か め ま す 。 CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押 す と 表 示 を 消 去 で き ま す 。
①
Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー の Save /Delete to USB Memory[ USB メ モ リ
②
Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ] メ ニ ュ ー の Copy[ 印 刷 ] を 選 択 し た と き
③
USB メ モ リ を 装 着 し た と き
への保存/呼出]を選択したとき
All Area
: USB メ モ リ の 容 量
Used Area: 使 用 メ モ リ 容 量
Free Area : 空 き メ モ リ 容 量
図 3.14.2
USB メ モ リ の 残 容 量 一 時 表 示
104
3.14.4
ファイル仕様
USB メ モ リ に 格 納 さ れ る フ ァ イ ル に つ い て 、 説 明 し ま す 。
3.14.4.1
ディレクトリ構成
デ ィ レ ク ト リ は 波 形 用 デ ィ レ ク ト リ , Setup[ 設 定 条 件 ] 用 デ ィ レ ク ト リ , REF[ 参
照 波 形 ] 用 デ ィ レ ク ト リ , Math[ 演 算 ] 用 デ ィ レ ク ト を 固 定 で 持 ち , 波 形 デ ー タ ,
Setup[ 設 定 条 件 ]デ ー タ ,REF[ 参 照 波 形 ]デ ー タ ,Math デ ー タ は そ れ ぞ れ の デ ィ
レクトリに格納します。下図にてイメージを示します。例のように各ディレクトリと
もファイルの先頭 4 文字の拡張子は固定です。
(例 )
\+WAVE
| +----WBIN0000.WFM
| +----WASC0000.CSV
| +----WMCD0000.PRN
|
|
+SETUP
| +----STUP0000.SET
|
|
+REF
| +----WREF0000.REF
|
|
+MATH
+----MASC0000.CSV
+----MMCD0000.PRN
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
Setup[ 設 定 条 件 ] 用 デ ィ レ ク ト リ
REF[ 参 照 波 形 ] 用 デ ィ レ ク ト リ
・・・・・・
・・・・・・
図 3.14.3
3.14.4.2
波形用ディレクトリ
Binary デ ー タ
ASCII デ ー タ
MathCAD デ ー タ
Math 用 デ ィ レ ク ト リ
ASCII デ ー タ
MathCAD デ ー タ
各種ディレクトリ構成
ファイル名
フ ァ イ ル 名 は 英 数 字 の 8 文 字 と し ,初 め の 4 文 字 は 英 数 字 ,後 の 4 文 字 は 数 字 だ け と
し て い ま す 。 後 の 4 文 字 は 初 め の 4 文 字 に 対 す る 0000~9999 の シ ー ケ ン シ ャ ル 番 号
と し , 保 存 さ れ る ご と に 自 動 で 数 値 を 増 や し て い く も の と し ま す 。 9999 の 次 は 再 び
0000 か ら 始 ま り ま す 。
(例 )
WBIN 0000, WBIN 0001, WBIN 0002・ ・ ・ ・ ・
WASC 0000, WASC 0001, WASC 0002・ ・ ・ ・ ・
105
3.14.5
SAVE/RECALL[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー
図 3.14.4 に Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ]メ ニ ュ ー
に 関 す る ボ タ ン 、ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト を 示 し ま
す 。本 節 で 保 存 、呼 出 の 操 作 要 領 を 説 明 し ま す 。
②
内部メモリへの保存方法
①
保 存 し た い Setup[ 設 定 条 件 ] を 準 備 し ま
②
図 3.14.4 で SAVE/RECALL[ 保 存 /呼 出 ]
す。
図 3.14.4
ボ タ ン 、ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト
メニュー表示ボタンを押します。画面右に
Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー が 表 示
③ FUNCTION ボ タ ン
さ れ ま す 。 (図 3.14.5 参 照 )
③
図 3.14.5 で FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 し 、
Save Setup to Int. Memory[ 内 部 メ モ リ
へ の 保 存 ] を 選 択 し ま す 。 画 面 右 に Save
Setup to Int.Memory[ 内 部 メ モ リ へ の 保
存 ] サ ブ メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図
3.14.6 参 照 )
④
図 3.14.6 で FUNCTION ボ タ ン F1~ F5 の
ど れ か を 押 し 、 Setup 1~ Setup 5[ パ ネ ル
設 定 1~ パ ネ ル 設 定 5] か ら 選 択 し 、 設 定
条件を保存します。設定条件が保存される
と Save Setup to Int. Memory[ 内 部 メ
モ リ へ の 保 存 ]メ ニ ュ ー 内 の 各 Setup 番 号
図 3.14.5 Save/Recall
[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー
の 下 に 、 日 付 と 時 刻 が 表 示 さ れ ま す 。 (図
3.14.7 参 照 )
⑤
図 3.14.7 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ]ボ タ ン を 2 回 押 し ま す 。メ ニ ュ ー が 閉 じ ま す 。Setup
[ 設 定 条 件 ] が 保 存 さ れ る 前 は 出 荷 時 の Default Setup[ デ フ ォ ル ト 設 定 ] が 表 示
さ れ て い ま す 。 1 度 保 存 さ れ る と そ の 後 保 存 す る と Setup[ 設 定 条 件 ] と 日 付 が 上
書きされていきます。
保存する
④
日付、時刻を表示
⑤
図 3.14.7 Save Setup to Int. Memory
[内部メモリへの保存]サブメニュー
図 3.14.6 Save Setup to Int. Memory
[内部メモリへの保存]サブメニュー
106
USB メ モ リ へ の 保 存 方 法
①
保 存 し た い 波 形 デ ー タ 、 Setup[ 設 定 条 件 ]
②
USB メ モ リ を 正 面 パ ネ ル 左 下 の USB 端 子 に
を準備します。
挿 入 し ま す 。画 面 中 央 に メ モ リ 残 量 の 一 時 表
示 の ポ ッ プ ア ッ プ 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。Free
④
Area の メ モ リ 残 量 が 十 分 あ る こ と を 確 認 し
ます。
③
図 3.14.9 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押
し、ポップアップ画面を消去します。
④
図 3.14.8
ボタン、ツマミのレイアウト
図 3.14.8 で SAVE/RECALL[ 保 存 /呼 出 ] メ
ニュー表示ボタンを押します。画面右に
Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー が 表 示 さ
れ ま す 。 (図 3.14.9 参 照 )
⑤
図 3.14.9 で FUNCTION ボ タ ン F3 を 押 し 、
Save/Delete to USB.Memory[ USB メ モ リ
⑤
への保存/削除]を選択します。画面右に
Save/Delete to USB.Memory[ USB メ モ リ
への保存/削除]メニューが表示されます。
(図 3.14.10 参 照 )
⑥
図 3.14.10 で FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 し 、
③
Save[ 保 存 ]を 選 択 し ま す 。画 面 中 央 に メ モ
リ残量の一時表示のポップアップ画面が表
示されます。
⑦
図 3.14.10 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を
押します。ポップアップ画面が閉じます
⑧
図 3.14.9 Save/Recall
[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー
図 3.14.10 で FUNCTION ボ タ ン F2 を 押 し 、 File format[ フ ァ イ ル 形 式 ] メ ニ ュ
ー を 選 択 し ま す 。画 面 右 に File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]サ ブ メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま
す 。 (図 3.14.11 参 照 )
⑨
図 3.14.11 で FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し 、 Next( 1/2、 2/2) を 選 択 し ま す 。 (図
3.14.11 参 照 )
⑥
⑧
⑩
⑨
⑦
図 3.14.11
図 3.14.10
Save/Delete to USB Memory
[ USB メ モ リ へ の 保 存 /削 除 ] サ ブ メ ニ ュ ー
107
File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]
サブメニュー
⑩
図 3.14.11 で FUNCTION ボ タ ン F1~ F5 の
ど れ か を 押 し 、 File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]
を選択します。
⑪
図 3.14.12 で FUNCTION ボ タ ン F3 を 押 し 、
File Name[ フ ァ イ ル 名 ] を 選 択 し ま す 。
注)
⑪
⑫
ファイル形式により最初の 4 文字はデフォ
ルト名が固定されています。また、終わりか
⑫
ら 4 数 字 も 自 動 で 0000 か ら 9999 ま で 増 え て
いきます。ファイル名を入力したい場合は
“ 3.7.3 節
文 字 、記 号 、数 字 の 入 力 方 法 を 参
⑭
照してください。
⑫
⑬
⑩ で フ ァ イ ル 形 式 を Reference Waveform
[ 参 照 波 形 ]に 選 択 し た 場 合 、図 3.14.12 で
FUNCTION ボ タ ン F4 を 押 す か ADJUST[ 調
図 3.14.12 Save/Delete to USB Memory
USB メ モ リ へ の 保 存 /削 除 サ ブ メ ニ ュ ー
整 ] ツ マ ミ を 回 し 、 Ref. No[ 参 照 番 号 ] を
REF 1~ 5 よ り 選 択 し ま す 。
⑬
図 3.14.12 で FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し 、
Save[ 保 存 ] を 実 行 し ま す 。 USB メ モ リ が
点滅し、画面下のロゴ、カウンタ、時刻表示
④
域 に“ XXXXYYYY (フ ァ イ ル 名 )”が 水 色 に 表
示 さ れ ま す 。フ ァ イ ル 名 が 消 え 、USB メ モ リ
の点滅がおさまれば、保存完了です。
⑭
図 3.14.12 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ]ボ タ ン を 2
回 押 し 、メ ニ ュ ー を 閉 じ ま す 。USB メ モ リ を
USB 端 子 か ら 引 き 抜 き ま す 。
②
USB メ モ リ の デ ー タ の 削 除 方 法
①
USB メ モ リ を 正 面 パ ネ ル 左 下 の USB 端 子 に
挿入します。画面中央にメモリ残量の一時表
図 3.14.13 Save/Recall
[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー
示のポップアップ画面が表示されます。
②
図 3.14.13 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を
③
前 ペ ー ジ の 図 3.14.8 の ④ の SAVE/RECALL
押し、ポップアップ画面を消去します。
[ 保 存 /呼 出 ]メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を 押 し ま す 。
画 面 右 に Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー
が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.13 参 照 )
④
図 3.14.13 で FUNCTION ボ タ ン F3 を 押 し 、
Save/Delete to USB Memory[ USB メ モ リ へ
の保存/削除]を選択します。画面右に
Save/Delete to USB Memory[ USB メ モ リ へ
の 保 存 / 削 除 ]サ ブ メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。
(図 3.14.14 参 照 )
図 3.14.14 Save/Delete to
USB Memory
108
⑤
図 3.14.15 で FUNCTION ボ タ ン F1 を
⑤
押 し 、Save/Delete メ ニ ュ ー の Delete[ 削
除]を選択します。
⑥
図 3.14.15 で FUNCTION ボ タ ン F2 を
押 し 、File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]メ ニ
ューを選択します。
画 面 右 に は File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]
メ ニ ュ ー (1/3,2/3,3/3) が 表 示 さ れ ま す 。
⑨
⑥
⑧
(図 3.14.16 参 照 )
⑦
図 3.14.16 で FUNCTION ボ タ ン F1~ F5
⑩
を 押 し 、File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]を
選択します。
⑪
図 3.14.15 の File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]
メ ニ ュ ー に 戻 り 、選 択 さ れ た File format
[ファイル形式]が表示されます。
⑧
図 3.14.15 Save/Delete to USB. Memory
USB メ モ リ へ の 保 存 /削 除 サ ブ メ ニ ュ ー
図 3.14.15 で FUNCTION ボ タ ン F3 を
押 し 、File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ]メ ニ ュ
ーを選択します。
画面中央に⑥で選択したファイル形式
の File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ]が 表 示 さ れ
ま す 。 (図 3.14.17 参 照 )
⑨
図 3.14.17 の フ ァ イ ル 一 覧 の 内 容 を を 確
⑦
認 し 、 ADJUST[ 調 整 ] ツ マ ミ を 回 し 、
削除したいファイルを選択します。注)
背景色が白のところが選択されたファ
イルです。
⑩
図 3.14.15 で FUNCTION ボ タ ン F4 を
押 し 、Delete File[ フ ァ イ ル の 削 除 ]実
図 3.14.16 File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]
サ ブ メ ニ ュ ー (1/3,2/3,3/3)
行 メ ニ ュ ー を 選 択 し 、⑧ で 選 択 し た フ ァ
イルを削除します。
⑪
図 3.14.15 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ
ンを 3 回押し、メニューを閉じます。
図 3.14.17 File List
[ファイル一覧]例
メモ)ファイルリストについて
フ ァ イ ル リ ス ト に は フ ァ イ ル 数 20 を 同 時 表 示 で き ま す 。 ADJUST[ 調 整 ]
ツ マ ミ を 回 し 、20 以 上 の フ ァ イ ル 数 で も ス ク ロ ー ル す れ ば す べ て の フ ァ イ ル
をみることができます。
109
内部メモリからの設定条件の呼出方法
①
図 3.14.18 の SAVE/RECALL[ 保 存 / 削 除 ]
メニュー表示ボタンを押します。画面右に
Save/Recall[ 保 存 / 削 除 ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ
れ ま す 。 (図 3.14.19 参 照 )
②
図 3.14.19 で FUNCTION ボ タ ン F2 を 押 し 、
①
Recall Setup from Int. Memory[ 内 部 メ モ
リからの呼出]メニューを選択します。画面
右 に Recall Setup from Int. Memory[ 内 部
メ モ リ か ら の 呼 出 ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 図 3.14.18
ボ タ ン 、ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト
(図 3.14.20 参 照 )
③
図 3.14.20 で FUNCTION ボ タ ン F1~ F5 の
ど れ か を 押 し 、 Setup 1~ 5[ 設 定 条 件 1~5]
を選択します。機器に設定が呼出されます。
④
図 3.14.20 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ]ボ タ ン を 2
回押し、メニューを閉じます。
②
内部メモリに保存してあるデータは設定条件
のみです。
図 3.14.20 の メ ニ ュ ー 例 の よ う に 2 種 類 あ り ま す 。
a)
日付、時刻が表示されている設定条件
①
本製品が出荷されてから保存した設定条件で
す。
b)
Default Setup[ 出 荷 時 設 定 ]と 表 示 さ れ て い
る設定条件本製品が出荷時から保存してある
初期的な設定条件です。
図 3.14.19
Save/Recall
[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー
Default Setup[ 出 荷 時 設 定 ] メ ニ ュ ー
の呼出
①
図 3.14.19 で FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し 、
Recall Default Setup[ 出 荷 時 設 定 の 呼 出 ]
メニューを選択します。画面は出荷時の設定
に な り 、 CH1~CH4 は ト レ ー ス オ ン (画 面 表
示 )状 態 に に な り ま す 。
③
注 意 ) Default Setup[ 出 荷 時 設 定 ]
測定中に観測波形が画面表示されてい
る と き な ど 、設 定 条 件 を 変 更 し た く な い
場 合 、間 違 え て こ の メ ニ ュ ー を 選 択 し な
④
いように注意してください。
図 3.14.20
Recall Setup from Int. Memory
[内部メモリからの呼出]メニュー
110
USB メ モ リ か ら の デ ー タ の 呼 出 方 法
①
USB メ モ リ を 正 面 パ ネ ル 左 下 の USB 端 子 に
接続します。画面中央にメモリ残量の一時表
示のポップアップ画面が表示されます。
②
図 3.14.21 で SAVE/RECALL[ 保 存 / 呼 出 ]
②
メニュー表示ボタンを押します。画面右に
Save/Recall[ 保 存 / 呼 出 ] メ ニ ュ ー が 表 示
さ れ ま す 。 (図 3.14.22 参 照 )
③
図 3.14.22 で FUNCTION ボ タ ン F4 を 押 し 、
Recall from USB Memory[ USB メ モ リ か ら
図 3.14.21
ボ タ ン 、ツ マ ミ の レ イ ア ウ ト
の呼出]メニューを選択します。
画 面 右 に Recall from USB Memory[ USB メ
モリからの呼出]メニューが表示されます。
(図 3.14.23(a)参 照 )
④
図 3.14.23(a)で FUNCTION ボ タ ン F1 を 押
し 、File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]メ ニ ュ ー を
⑦
選択します。
画 面 右 に File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]サ ブ メ
ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.2(b)参 照 )
⑤
図 3.14.23(b)で FUNCTION ボ タ ン F1~ F3
③
のどれかを押し、3 種のファイル形式から選
択します。
File format[ フ ァ イ ル 形 式 ]サ ブ メ ニ ュ ー が
消 去 さ れ 、 Recall from USB Memory[ USB
図 3.14.22
Recall from USB Memory
[ USB メ モ リ か ら の 呼 出 ] メ ニ ュ ー
メ モ リ か ら の 呼 出 ] メ ニ ュ ー の File format
④
[ フ ァ イ ル 形 式 ]に 選 択 し た フ ァ イ ル 形 式 が
表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.23(a)参 照 )
⑥
図 3.14.23(a)で FUNCTION ボ タ ン F2 を 押
⑥
し 、 File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ] メ ニ ュ ー を 選
択します。
⑤
画 面 中 央 に File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ]の ポ ッ
プ ア ッ プ 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.14.24
参照)
⑦
図 3.14.22 で ADJUST[ 調 整 ]ツ マ ミ を 回 し 、
⑧
呼出したいファイル名に白い背景色の部分を
合わせます。
⑧
図 3.14.23 で FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し 、
Recall[ 呼 出 ] 実 行 メ ニ ュ ー を 選 択 し ま す 。
画 面 中 央 に あ っ た File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ]
は 消 去 さ れ 、 呼 出 し た Setup [ 設 定 条 件 ]
(b)
(a)
図 3.14.23
Recall from USB Memory
[ USB メ モ リ か ら の 呼 出 ] メ ニ ュ ー
Waveform(Binary)[ 波 形 デ ー タ ]、
ReferenceWaveform[ 参 照 波 形 デ ー タ ]が 画
面あるいは参照波形メモリに呼出されます。
図 3.14.24
111
File List[ フ ァ イ ル 一 覧 ]
3.14.6
メニュー項目と階層
下 図 3.14.25 に て 、 Save/Recall[ 保 存 / 呼 出 ] メ ニ ュ ー の 項 目 を 階 層 で 示 し ま す 。
Save/Delete to USB Memory メ ニ ュ ー 及 び Recall from USB Memory メ ニ ュ ー に つ い
て は 図 3.14.26、 図 3.14.27 及 び 図 3.14.28 で 示 し ま す 。
図 3.14.25
図 3.14.26
Save/Recall[ 保 存 /呼 出 ] メ ニ ュ ー
Save to USB Memory[ USB メ モ リ へ の 保 存 ] メ ニ ュ ー
112
図 3.14.27
Delete from USB Memory[ USB メ モ リ デ ー タ の 削 除 ] メ ニ ュ ー
図 3.14.28
Recall from USB Memory[ USB メ モ リ デ ー タ の 呼 出 ] メ ニ ュ ー
113
3.15
ZOOM[ズーム]メニュー
Zoom[ ズ ー ム ] 機 能 は 取 り 込 ん だ 元 波 形 を 見 な が ら 指 定 し た 部 分 を 拡 大 し て 観 測 す る
機能です。
メ ニ ュ ー を 選 択 す る と 画 面 が 上 下 に 2 分 割 さ れ , 上 に 元 波 形 を 全 体 表 示 し た Main 画 面
が 、 下 に 拡 大 し た 波 形 を 表 示 し た Zoom[ ズ ー ム ] 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。
本節ではその操作、画面表示及び他の機能との関連を説明します。
3.15.1
Zoom[ ズ ー ム ] メ ニ ュ ー 、 操 作 方 法
図 3.15.1 に Zoom[ ズ ー ム ] 実 行 ボ タ ン が 配
置するレイアウトを示します。
①
図 3.15.1 で Zoom[ ズ ー ム ] 実 行 ボ タ ン
①
を 押 し ま す 。Zoom[ ズ ー ム ]実 行 ボ タ ン
が 点 灯 し 、 画 面 上 側 に Main 画 面 が 画 面
②
下 側 に Zoom 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。 (図
3.15.2 参 照 )
図 3.15.1 で [Time/div] 調 整 ツ マ ミ を 回
②
し 、下 側 の Zoom 画 面 の み を 拡 大 し ま す 。
時 計 方 向 に 回 す と [Times/div]が 上 が り 、
図 3.15.1 水 平 軸 関 連 の レ イ ア ウ ト
Zoom 画 面 が 拡 大 さ れ ま す 。 (図 3.15.3
参照)
3.15.2
Main 画 面 / Zoom[ ズ ー ム ] 画 面
図 3.15.2 で は 波 形 デ ー タ を 上 下 に 2 分 割 し て 、
Main 画 面 と Zoom[ ズ ー ム ]画 面 を 表 示 し て
Zoom 画 面 の 水 平 軸 感 度 、
Main 画 面 の 水 平 軸 感
います。また、画面上のリードアウト表示域
の 左 側 に [Times/div]を 表 示 し て い ま す 。
【 図 3.15.2 表 示 例 1】
Main 画 面
Zoom 画 面
・ Zoom 画 面 : 200μ s/div
・ Main 画 面 : 200μ s/div
【 図 3.15.3 表 示 例 2】
・ Zoom 画 面 : 100μ s/div
・ Main 画 面 : 200μ s/div
Main 画 面 / Zoom [ ズ ー ム ] 画 面 で は
図 3.15.2
Main 画 面 /Zoom 画 面 の 表 示 例 1
[Times/div]や Delay[ デ ィ レ イ ]は Zoom[ ズ
ー ム ] 画 面 で の み 設 定 で き ま す 。
Zoom 画 面 の 水 平 軸 感 度 、
[Volts/div] な ど CH 関 連 の 機 能 は 両 画 面 で
共通に設定されます。
3.15.3
Main 画 面 の 水 平 軸 感
Main 画 面
範囲指定用カーソル
図 3.15.3 で Main 画 面 側 に は 垂 直 軸 方 向 に 範
Zoom 画 面
範囲指定用カーソル
囲 指 定 用 カ ー ソ ル (青 線 2 本 )が 表 示 さ れ ま す 。
こ の カ ー ソ ル の 内 側 の 範 囲 を 下 の Zoom[ ズ
ーム]画面に拡大表示します。
図 3.15.3
114
Main 画 面 /Zoom 画 面 の 表 示 例 2
3.16
AUTO SETUP[オートセットアップ]メニュー
本製品には入力信号を測定し、すぐに画面表示したい場合などに、ボタンを押せば自動で
入 力 信 号 に あ わ せ た 最 適 な 設 定 ( 垂 直 軸 、 水 平 軸 、 ト リ ガ 関 連 の 設 定 ) が で き る AUTO
SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 機 能 が あ り ま す 。
本節では下記で機能、操作方法について説明します。
3.16.1
操作方法
図 3.16.2 に AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ]
②
実行ボタンのレイアウトを示します。
①
測 定 し た い 信 号 を CH1~ CH4 の 入 力 端 子 に
接続します。
②
① で 入 力 し た CH 端 子 の CH メ ニ ュ ー 表 示 ボ
図 3.16.1
ボタン、ツマミのレイアウト
タ ン を 2 回 押 し 、 ト レ ー ス オ ン (画 面 表 示 オ
③
ン ) に し ま す 。 CH メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン が 点
灯します。
③
図 3.16.2 で AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア
ップ]実行ボタンを押します。カチカチとい
う音がした後、画面に観測波形が表示され、
画 面 右 に Auto Setup[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ]
メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 3.16.3 参 照 )
④
次 の 操 作 は 下 記 a)~ b)を 選 択 し て く だ さ い 。
a)
図 3.16.2
ボタン、ツマミのレイアウト
メニューを閉じて次の操作をする場合、
図 3.16.3 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン
を 押 し ま す 。Auto Setup[ オ ー ト セ ッ ト
アップ]メニューが閉じます。
b)
オートセットアップする前の設定に戻る
場 合 図 3.16.3 で FUNCTION ボ タ ン F5
を 押 し 、Undo[ 設 定 を 前 に 戻 す ]メ ニ ュ
ーを選択します。
注 意 ) Undo[ 設 定 を 前 に 戻 す ] メ ニ ュ ー
④ b)
このメニューはオートセットアップ後、
何かボタン、ツマミ操作をしてしまうと
④ a)
無効になり、設定を前に戻せなくなりま
す。
図 3.16.3 Auto Setup
[オートセットアップ]メニュー
3.16.2
Math[ 演 算 ] の オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ
Math[ 演 算 ] が 基 本 的 に ト レ ー ス オ ン (画 面 表 示 )状 態 で あ れ ば 、 Math 対 象 チ ャ ネ ル を
ト レ ー ス オ ン (画 面 表 示 )状 態 扱 い と し ま す 。例 え ば 、CH1 と CH2 を ト レ ー ス オ フ に し 、
CH1 と CH2 の 足 し 算 を Math[ 演 算 ] の 波 形 表 示 し て い る 場 合 、 オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ
機 能 を 実 行 す る と CH1 と CH2 の ト レ ー ス も オ ン に さ れ ま す 。
115
3.17
HELP[ヘルプ]メニュー
本製品には正面パネルのボタン、ツマミの機能、操作について、その説明を画面に表示す
る Help[ ヘ ル プ ]メ ニ ュ ー が あ り ま す 。Utilities[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー で 言 語 を 選
択すれば、指定言語で表示できます。
図 3.17.1 に HELP[ ヘ ル プ ]メ ニ ュ ー ボ タ ン の レ イ ア ウ ト を 示 し 、下 記 で 機 能 、操 作 方 法
について説明します。
①
図 3.17.1 で HELP[ ヘ ル プ ]メ ニ ュ ー ボ タ
ンを押します。画面下のロゴ、カウンタ、
時 刻 表 示 域 に “ Display selected item’s
①
help message.”
[選択した項目のヘルプを
表 示 し ま す 。] の 一 時 表 示 メ ッ セ ー ジ を 表
示します。
②
閲覧したいボタン、ツマミを押します。画
図 3.17.1
ボタン、ツマミのレイアウト
図 3.17.2
HELP[ ヘ ル プ ] 画 面 の 表 示 例
面の波形表示領域全面に選択したボタン、
ツマミに関するヘルプ画面が表示されま
す 。 (図 3.17.2 参 照 )
【表示例】
HELP[ ヘ ル プ ] メ ニ ュ ー ボ タ ン を 押 し 、
UTILITIES[ ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー 表
示ボタンを選択した場合。
③
次 に ボ タ ン 、ツ マ ミ の ど れ か を 操 作 し ま す 。
図 3.17.2 の HELP[ ヘ ル プ ]画 面 は 閉 じ ま
す。
1 つ の ボ タ ン 、 ツ マ ミ の HELP[ ヘ ル プ ]
画 面 を 見 た 後 に 、別 な ボ タ ン 、ツ マ ミ の HELP
[ ヘ ル プ ]画 面 を 見 た い 場 合 は 、再 度 HELP[ ヘ
ルプ]メニューボタンを押し、目的のボタン、
ツ マ ミ の 操 作 を し て く だ さ い 。HELP[ ヘ ル プ ]
画面に掲載されるメッセージ、内容は一画面の
みです。
116
第4章
Math演算機能
本 章 で は 、 本 製 品 の Math[ 演 算 ] 機 能 に つ い て 説 明 し ま す 。
4.1
Math[演算]の種類
本 製 品 で は 、CH1~ CH4 で 観 測 す る 波 形 デ ー タ 間 で 加 算 、減 算 及 び 乗 算 が で き ま す 。ま た 、
CH1~ CH4 の 波 形 デ ー タ に つ い て FFT 演 算 す る こ と も で き ま す 。 さ ら に 、 通 常 の 観 測 波
形 デ ー タ と 同 様 に Math 演 算 結 果 を 画 面 に 表 示 す る こ と が で き ま す 。 4.1.1 節 ~ 4.1.3 節 に
て演算別に説明します。
4.1.1
加算、減算
加 算 、 減 算 は 下 記 の よ う に CH 間 で 演 算 し ま す 。 対 象 デ ー タ は CH1~ CH4 に 入 力 さ れ
ている信号です。
a)
加 算 : (CHm の デ ー タ )+ (CHn の デ ー タ )
(m 、 n : 1,2,3,4)
b)
減 算 : (CHm の デ ー タ )- (CHn の デ ー タ )
(m 、 n : 1,2,3,4)
CH 間 で は 設 定 条 件 が 統 一 さ れ た 状 態 で は あ り ま せ ん が 、Math 演 算 で は 各 CH 独 立 に 測
定したデータを加算、減算して、表示します。
各 CH 間 で 演 算 す る 際 、Math[ 演 算 ]の 垂 直 軸 方 向 の デ ー タ を 次 の よ う に し て 求 め ま す 。
・
2CH 間 で 大 き い ほ う の 垂 直 軸 レ ン ジ を 基 準 に 小 さ い ほ う の 垂 直 軸 レ ン ジ と の 比 率 を
かけることでデータを求めます。
例
CH1 = 2V/div
CH2 = 10mV/div の 加 算 演 算 の 場 合
Math 演 算 デ ー タ = CH1 + CH2×0.01/ 2
演 算 結 果 を 表 示 す る 際 は 、Math[ 演 算 ]波 形 デ ー タ が 画 面 内 に お さ ま る 表 4.1 の よ う な
レ ン ジ 設 定 で 表 示 し ま す 。そ の 後 は 適 宜 、Math[ 演 算 ]波 形 デ ー タ の レ ン ジ を 手 動 で 選
択します。
表 4.1
V
C
H
2
レ
ン
ジ
10V
5V
2V
1V
0.5V
0.2V
0.1V
50mV
20mV
10mV
5mV
2mV
10V
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
5V
10
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
加 算 、 減 算 の 表 示 レ ン ジ 設 定 (CH1、 CH2 間 の 例 )
2V
10
5
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1V
10
5
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
CH1レンジ
0.5V 0.2V
10
10
5
5
2
2
1
1
0.5
0.5
0.5
0.2
0.5
0.2
0.5
0.2
0.5
0.2
0.5
0.2
0.5
0.2
0.5
0.2
117
0.1V 50mV 20mV 10mV
10
10
10
10
5
5
5
5
2
2
2
2
1
1
1
1
0.5
0.5
0.5
0.5
0.2
0.2
0.2
0.2
0.1
0.1
0.1
0.1
0.1
50m
50m
50m
0.1
50m
20m
20m
0.1
50m
20m
10m
0.1
50m
20m
10m
0.1
50m
20m
10m
5mV
10
5
2
1
0.5
0.2
0.1
50m
20m
10m
5m
5mV
2mV
10
5
2
1
0.5
0.2
0.1
50m
20m
10m
5m
2m
4.1.2
乗算
乗 算 は 下 記 の よ う に CH 間 で 演 算 し ま す 。 対 象 デ ー タ は CH1~ CH4 に 入 力 さ れ て い る
信号です。
c)
乗 算 : (CHm の デ ー タ )×(CHn の デ ー タ )
(m 、 n : 1,2,3,4)
CH 間 で は 設 定 条 件 が 統 一 さ れ た 状 態 で は あ り ま せ ん が 、Math 演 算 で は 各 CH 独 立 に 測
定 し た デ ー タ を 乗 算 し て 、 表 示 し ま す 。 但 し 、 単 位 は VV に な り ま す 。 演 算 結 果 を 表 示
す る 際 は 、Math[ 演 算 ]波 形 デ ー タ が 画 面 内 に お さ ま る 表 4.2 の よ う な レ ン ジ 設 定 で 表
示 し ま す 。 そ の 後 は 適 宜 、 Math[ 演 算 ] 波 形 デ ー タ の レ ン ジ を 手 動 で 選 択 し ま す 。
表 4.2
C
H
2
レ
ン
ジ
4.1.3
VV
10V
5V
2V
1V
0.5V
0.2V
0.1V
50mV
20mV
10mV
5mV
2mV
10V
100
50
20
10
5
2
1
0.5
0.2
0.1
50m
20m
5V
50
20
10
5
2
1
0.5
0.2
0.1
50m
20m
10m
乗 算 の 表 示 レ ン ジ 設 定 (CH1、 CH2 間 の 例 )
2V
20
10
2
2
1
0.2
0.2
0.1
20m
20m
10m
2m
1V
10
5
2
1
0.5
0.2
0.1
50m
20m
10m
5m
2m
CH1レンジ
0.5V 0.2V
5
2
2
1
1
0.2
0.5
0.2
0.2
0.1
0.1
20m
50m
20m
20m
10m
10m
2m
5m
2m
2m
1m
1m 0.2m
0.1V 50mV 20mV 10mV
1
0.5
0.2
0.1
0.5
0.2
0.1
50m
0.2
0.1
20m
20m
0.1
50m
20m
10m
50m
20m
10m
5m
20m
10m
2m
2m
10m
5m
2m
1m
5m
2m
1m 0.5m
2m
1m 0.2m 0.2m
1m 0.5m 0.2m 0.1m
0.5m 0.2m 0.1m
50u
0.2m 0.1m
20u
20u
5mV
50m
20m
10m
5m
2m
1m
0.5m
0.2m
0.1m
50u
20u
10u
2mV
20m
10m
2m
2m
1m
0.2m
0.2m
0.1m
20u
20u
10u
2u
FFT 演 算
本 製 品 で は FFT 演 算 機 能 が 備 わ っ て い ま す 。 演 算 対 象 は CH1~ CH4 の 入 力 信 号 で す 。
指 定 し た CH の デ ー タ に つ い て FFT 演 算 を 実 施 し 、指 定 し た 1 つ の CH に 対 し て の み 表
示 し ま す 。 FFT 演 算 機 能 に つ い て は 4.5 節 に て 詳 細 を 説 明 し ま す 。
118
4.2
データ表示
Math[ 演 算 ] の デ ー タ 表 示 に つ い て は 2.4 節 、 3.1 節 で も 説 明 し て い ま す 。 本 節 で は 補 足
説明します。
画 面 表 示 で は 各 CH(CH1~ CH4)に つ い て 色 分 け が し て あ り ま す が 、Marh[ 演 算 ]の 画 面
デ ー タ (波 形 デ ー タ 、CH メ ニ ュ ー 最 上 部 及 び 波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 1 行 目 )は 赤 色 で 表 示
さ れ ま す 。 通 常 の CH デ ー タ 表 示 と と も に 同 画 面 上 に 表 示 し ま す 。
MATH[ 演 算 ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン は CH メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン と 同 様 に 押 す と 、 ボ タ ン が
点 灯 し 、指 定 し た 条 件 で 波 形 デ ー タ を 表 示 し ま す 。さ ら に 、再 度 MATH[ 演 算 ]メ ニ ュ ー
表示ボタンを押すと、波形データは画面から消えます。
下 記 に Math[ 演 算 ] の 測 定 例 を 示 し ま す 。
Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー
CH1 波 形
CH2 波 形
垂 直 軸 レ ン ジ : 200m V /div
CH1+ CH2 の 加 算 波 形
演 算 : CH1+ CH2 の 加 算
オ フ セ ッ ト 電 圧 : 0.00V
図 4.2.1 Math[ 演 算 ] の 測 定 例
119
4.3
メニュー項目の設定
本 節 で は Math[ 演 算 ] に 関 す る メ ニ ュ ー の 操 作 方 法 に
つ い て 説 明 し ま す 。図 4.3.1 に MEASURE[ 測 定 ]メ ニ
ューに関するボタン、ツマミのレイアウトを示します。
以降で操作要領を説明します。
①
加算、減算、乗算の操作方法
①
図 4.3.1 で MATH[ 演 算 ] メ ニ ュ ー 表 示 ボ タ ン を
押 し ま す 。 画 面 右 に Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー が 表
示 さ れ ま す 。 (図 4.3.2 参 照 )
②
図 4.3.2 で F1、 F3 ボ タ ン を 順 に 押 し 、 Source1
[ 演 算 ソ ー ス 1]、 Source2[ 演 算 ソ ー ス 2] を 選
択 し ま す 。画 面 右 に Source[ 演 算 ソ ー ス ]選 択 肢
図 4.3.1 垂 直 軸 関 連 の レ イ ア ウ ト
表 示 メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。 (図 4.3.3 参 照 )
③
図 4.3.3 で F1~F4 ボ タ ン を 押 し て 、演 算 ソ ー ス を
②
CH1~CH4 か ら 選 択 し ま す 。図 4.3.2 の Math[ 演
算 ]メ ニ ュ ー に 戻 り 、選 択 し た CH が Source[ 演
算 ソ ー ス ]メ ニ ュ ー に 表 示 さ れ ま す 。(図 4.3.4 の
④
例参照)
④
図 4.3.2 で F2 ボ タ ン を 押 し 、Operator[ 演 算 子 ]
②
メ ニ ュ ー を 選 択 し ま す 。画 面 右 に Operator[ 演 算
子 ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。(図 4.3.4
参照)
⑤
図 4.3.4 で F1~F4 ボ タ ン を 押 し て 、Operator[ 演
⑥
算 子 ]を + 、- 、×、FFT か ら 選 択 し ま す 。図 4.3.2
の Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー に 戻 り 、 選 択 し た 演 算
子 が Operator[ 演 算 子 ]メ ニ ュ ー に 表 示 さ れ ま す 。
(図 4.3.2 の 例 参 照 )
⑥
図 4.3.2 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 押 し 、
図 4.3.2 Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー
MATH[ 演 算 ] メ ニ ュ ー を 閉 じ ま す 。
⑤
③
図 4.3.3 Source[ 演 算 ソ ー ス ]
選択肢表示メニュー
図 4.3.4 Operator[ 演 算 子 ]
選択肢表示メニュー
120
FFT 演 算 の 操 作 方 法
Source[ 演 算 ソ ー ス ]の 選 択 方 法 は 前 ペ ー ジ 操 作 手 順
1 の ② 、③ に 同 じ で す 。こ こ で は 、Operator[ 演 算 子 ]
③
及 び 、FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ]の 選 択 方 法 を
説明します。
①
FFT 演 算 し た い 信 号 を CH1~CH4 に 入 力 し 、波 形
②
前 ペ ー ジ 操 作 手 順 ① と 同 様 に MATH[ 演 算 ]メ ニ
データを画面に表示させます。
ュー表示ボタンを押します。
画 面 右 に Math[ 演 算 ]メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。
(図 4.3.5 参 照 )
③
図 4.3.5 で F2 ボ タ ン を 押 し 、Operator[ 演 算 子 ]
メ ニ ュ ー を 選 択 し ま す 。画 面 右 に Operator[ 演 算
子 ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。(図 4.3.6
図 4.3.5
Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー
参照)
④
図 4.3.6 で F4 ボ タ ン を 押 し 、 FFT 演 算 を 指 定 し
ま す 。図 4.3.5 の Operator[ 演 算 子 ]メ ニ ュ ー 項
目 に 指 定 し た FFT が 表 示 さ れ ま す 。 (図 4.3.7 参
照)
⑤
図 4.3.7 で F3 ボ タ ン を 押 し 、 FFT Window を 選
択 し ま す 。画 面 右 に FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド
ウ ]選 択 肢 表 示 メ ニ ュ ー が 表 示 さ れ ま す 。(図 4.3.8
④
参照)
⑥
図 4.3.8 で F1~ F3 ボ タ ン の ど れ か を 押 し 、3 種 か
ら FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ]を 選 択 し ま す 。
図 4.3.7 の FFT Window の メ ニ ュ ー 項 目 に 指 定 し
た FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ]が 表 示 さ れ ま
す。
⑦
図 4.3.7 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ] 実 行 ボ タ ン を 2
回押し、メニューを閉じます。
図 4.3.6 Operator[ 演 算 子 ]
選択肢表示メニュー
④
⑥
⑤
121
4.4
メニュー項目と階層
Math[ 演 算 ] の メ ニ ュ ー 項 目 を 階 層 で 、 加 算 、 減 算 、 乗 算 の 演 算 群 と FFT 演 算 に 分 け て
下図に示します。
図 4.4.1
Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー (加 算 、 減 算 、 乗 算 )
図 4.4.2
Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー (FFT 演 算 )
122
4.5
FFT 演算機能
本 製 品 で は Math[ 演 算 ] メ ニ ュ ー の 中 に FFT 演 算 が あ り ま す 。
以 下 に て FFT 演 算 の 概 説 、 本 製 品 で の 注 意 事 項 、 測 定 例 を 示 し ま す 。
4.5.1
概要、用途
デジタル・オシロスコープでは通常、観
測信号を時間軸領域の波形のデータとし
て表示します。このオシロスコープで取
得 し た デ ー タ を FFT 演 算 す る こ と で 、観
測信号をスペクトラム・アナライザのよ
うに周波数領域で表示することができま
図 4.5.1
す (図 4.5.1 参 照 )。他 の 周 波 数 変 換 方 式 と
時間軸表示と周波数軸表示
比 べ て FFT 演 算 方 式 が 有 利 な 点 は 、シ ン グ ル シ ョ ッ ト の 信 号 や 繰 り 返 し の 遅 い 信 号 に 対
しても演算が可能です。さらに、オシロスコープの持つ時間ドメインの記録機能と同様
に高速で演算することができます。バースト波形の解析、繰り返し波形の周波数解析、
振幅解析などを本製品でも実施することが可能です。
4.5.2
本製品での特徴、注意事項
本 製 品 で FFT 波 形 観 測 す る 際 の 特 徴 を 説 明 し ま す 。
a)
パワースペクトラム
信 号 周 波 数 成 分 ご と の エ ネ ル ギ ー (電 力 )を 垂 直 軸 に dBm で 表 示 し ま す 。
dBm は 50Ω 負 荷 で 1m W と 等 価 な 電 圧 (0.316Vpk/ 0.224Vrms)に 対 応 し ま す 。
b)
時 間 軸 (YT 波 形 )と 周 波 数 軸 (FFT 波 形 )の 同 時 表 示
選 択 し た CH1~ CH4 の 時 間 軸 (YT)波 形 と 周 波 数 軸 (FFT)波 形 を 同 一 画 面 で 表 示 で き
ま す 。 但 し 、 画 面 上 の リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に YT 波 形 の 時 間 軸 レ ン ジ を 、 画 面 下 の
波 形 リ ー ド ア ウ ト 表 示 域 に YT 波 形 情 報 、 FFT 波 形 情 報 を 別 々 で 表 示 し ま す 。
(図 4.5.2 参 照 )
YT 波 形 情 報 (時 間 軸 )
正 弦 波 の YT 波 形
YT 波 形 情 報
正 弦 波 の FFT 波 形
(垂 直 軸 )
図 4.5.2
正 弦 波 の YT 波 形 表 示 、 FFT 波 形 表 示
123
FFT 波 形 情 報
c)
FFT Window[ FFT ウ ィ ン ド ウ ]
ど の パ ラ メ ー タ に 重 点 を お い て 測 定 す る か で 、3 種 類 の ウ ィ ン ド ウ を 備 え て い ま す 。
・ Rectangular : バ ー ス ト 波 形 な ど 演 算 範 囲 の 前 後 で 波 形 が 連 続 す る 過 渡 現 象
などの解析に適します。
・ Vonhann
・ Flat Top
d)
:繰 り 返 し 波 形 な ど の 周 波 数 解 析 に 適 し ま す 。
:繰り返し波形などの振幅解析に適します。
演算対象データ数
FFT 波 形 表 示 に お け る 対 象 デ ー タ 数 は 4~ 8192 で す 。
Max Memory Length[ 最 大 メ モ リ 長 ]を 水 平 軸 メ ニ ュ ー 内 で 設 定 で き ま す が 、Time/div
と サ ン プ リ ン グ レ ー ト (S/s)に よ り FFT 演 算 の 対 象 デ ー タ 数 が 決 ま り ま す 。
e)
カーソル測定
垂 直 軸 方 向 と FFT 波 形 の 交 差 し た 点 の 垂 直 軸 成 分 (dBm)と 水 平 軸 成 分 (周 波 数 Hz)
を 測 定 で き ま す 。 カ ー ソ ル の タ イ プ は Value at Cursor[ カ ー ソ ル で の 値 ] で す 。
f)
エイリアシング
デ ジ タ ル ・ オ シ ロ ス コ ー プ で 観 測 可 能 な 信 号 の 周 波 数 は サ ン プ リ ン グ レ ー ト の 1/2
(ナイキスト周波数)までです。これより高い周波数成分を観測すると実際よりも
低 い 周 波 数 成 分 の 波 形 と し て 観 測 さ れ ま す(“ エ イ リ ア シ ン グ ”と 言 っ て い ま す )。
サンプリングポイント
↓
←観測信号
エイリアシング波形
←エイリアジング波形
サンプリングクロック
図 4.5.3
エイリアシング
同 様 に 、 FFT 波 形 表 示 す る 場 合 に も 対 象 デ ー タ の サ ン プ リ ン グ レ ー ト の 1/2( ナ イ キ
スト周波数)より高い周波数成分を含んでいる場合にはエイリアシングが発生し、実
際よりも低い周波数成分の波形として観測されます。
本製品では、画面下に測定時にサンプリングレート、周波数カウンタ値を画面下部の
ステータス情報域に表示します。それらの値と観測波形の周波数を比べて、注意して
ください。
メモ)エイリアシングの防止
エイリアシングを防止するには次の方法があります。
・サンプリングレートを上げる方向で調整します。
a)
最大メモリ長を増やします。
b)
時 間 軸 (YT)波 形 が 表 示 さ れ た 状 態 で 、 Time/div ツ マ ミ を 時 計 方 向 に 回 し 、
サンプリングレートを上げます。
・観測信号からナイキスト周波数以上の成分を取り除きます。
c)
CH メ ニ ュ ー 内 の Bandwidth[ 帯 域 幅 ] 項 目 、 Coupling[ 結 合 ] 及 び
Trigger[ ト リ ガ ] メ ニ ュ ー 内 の Coupling[ ト リ ガ 結 合 ] で 高 周 波 成 分 を
取り除きます。
d)
本製品の外部でフィルタを使用します。
124
g)
FFT 波 形 の 周 波 数 範 囲
デジタル・オシロスコープでは、専用のスペクトル・アナライザとは異なり周波数
範囲を任意に設定することができません。
FFT 波 形 の 周 波 数 軸 範 囲 は 本 製 品 の サ ン プ リ ン グ レ ー ト 、 メ モ リ 長 (Length)、 水 平
軸の設定により本製品側で決定されます。
周 波 数 軸 範 囲 は 0Hz(DC)か ら ナ イ キ ス ト 周 波 数 (FFT サ ン プ リ ン グ レ ー ト の 1/2 の 周
波 数 )と な り ま す 。図 4.5.2 の 測 定 例 で も サ ン プ リ ン グ レ ー ト が 1MS/s に 対 し て 、水
平 軸 レ ン ジ は 50 kHz/div に な っ て い ま す 。 つ ま り 、 全 水 平 軸 の 周 波 数 範 囲 は
50 kHz/div × 10div= 500 kHz
・ ・ ・ ・ ( 4.1) 式
で 、 上 記 で 説 明 し た よ う に 0 Hz~ 500 kHz な っ て い ま す 。
h)
FFT ウ ィ ン ド ウ の 選 択
FFT 演 算 す る と き 、 演 算 範 囲 内 の デ ー タ は 連 続 し て い る も の と し て 扱 い ま す 。 こ れ
により入力信号周期が演算範囲内に整数周期でおさまらないと、時間軸波形が不連
続 に な り 、 FFT 演 算 に よ っ て 得 ら れ た ス ペ ク ト ル が 広 が っ て し ま い ま す 。 こ れ を 漏
れ ( Leakage) と 言 い ま す 。
解 析 す る 信 号 に よ っ て 適 切 な FFT ウ ィ ン ド ウ を 使 用 す る こ と に よ り 、 ス ペ ク ト ル 漏
れを抑えることができます。
[例 ]
①バースト波形
図 4.5.3
②繰り返し波形
演算範囲での連続、不連続による周波数特性
① の よ う に 演 算 範 囲 内 で 収 束 し 、 a 点 、b 点 が 連 続 す る バ ー ス ト 信 号 の 場 合 に は
ス ペ ク ト ル 漏 れ が 発 生 し ま せ ん が 、② の よ う に 演 算 範 囲 の 前 後 c 点 、d 点 で 不 連
続になる繰り返し信号の場合にはスペクトル漏れが発生し正確な測定を行うこ
と が で き ま せ ん 。 FFT ウ ィ ン ド ウ を 使 用 す る と ② の よ う な 演 算 範 囲 の 前 後 で の
不 連 続 点 を 小 さ く す る 処 理 を 実 施 し 、ス ペ ク ト ル 漏 れ を 抑 え る こ と が で き ま す 。
125
4.5.3
測定例
本 節 で は 周 波 数 20kHz の 正 弦 波 を 測 定 し 、 FFT 波 形 表 示 さ せ た 測 定 例 を 図 4.5.5~ 図
4.5.7 に 示 し ま す 。 正 弦 波 の 繰 り 返 し 測 定 で は 図 4.5.6 の FFT ウ ィ ン ド ウ を Vonhann[ ハ
ニング]に設定したほうがスペクトルの広がりが少ないことがわかります。
a) フ ァ ン ク シ ョ ン ・ ジ ェ ネ レ ー タ と ViewGo の 接 続
ViewGo
フ ァ ン ク シ ョ ン・ジ ェ ネ レ ー タ
DS-5354
OUTPUT
周 波 数 : 20 kHz
出 力 電 圧 : 2 Vpk
CH1
図 4.5.4
測定系
b) 正 弦 波 の YT 波 形 、 FFT 波 形
Average[ 平 均 化 回 数 ]: 32 回
Max Memory[ 最 大 メ モ リ 長 ]: 1k points
サ ン プ リ ン グ レ ー ト : 1MS/s
図 4.5.5
YT 波 形
図 4.5.7 FFT 波 形
FFT ウ ィ ン ド ウ : Rectangular
[レクタンギュラ-]
図 4.5.6 FFT 波 形
FFT ウ ィ ン ド ウ : Vonhann[ ハ ニ ン グ ]
126
4.6
制限事項と他の機能との重複
Math[ 演 算 ] 測 定 で FFT 演 算 を 実 施 し た 場 合 、 次 の 制 限 事 項 が あ り ま す 。
a)
Roll Mode[ ロ ー ル モ ー ド ] と の 重 複
FFT 波 形 表 示 を し て い る 際 に 、 Horizontal[ 水 平 軸 ] メ ニ ュ ー 内 の Roll Mode[ ロ ー
ル モ ー ド ]を On[ オ ン ]に 設 定 す る と メ ニ ュ ー 内 で は Roll Mode[ ロ ー ル モ ー ド ]を
設 定 し た よ う に 表 示 し ま す が 、 Time/div ツ マ ミ で 50ms/div 以 上 に し て ロ ー ル モ ー ド
測 定 に は い る と FFT 波 形 は 消 え ま す 。
但 し 、 Time/div ツ マ ミ で 50ms/div 未 満 に 戻 す と 、 FFT 波 形 は 再 び 表 示 さ れ ま す 。
b)
Measure[ 測 定 ] と の 重 複
Measure[ 測 定 ] メ ニ ュ ー で 対 象 ソ ー ス に Math[ 演 算 ] を 選 択 し た 場 合 、 加 算 、 減
算 、乗 算 は 自 動 測 定 値 表 示 域 に 数 値 表 示 し ま す が 、FFT 演 算 で は 自 動 測 定 値 表 示 域 に
数 値 表 示 は せ ず 、“ *********” の 表 示 を し ま す 。
127
第5章
日常の点検
本章では、本製品を正しく使用し、精度の良い測定をするための日常の点検、校正方法に
ついて説明します。
5.1
手入れの方法
a)
クリーニング
クリーニング前には電源コードを引き抜き、感電しないようにしてください。外装の
汚れは柔らかい布に水または薄めた中性洗剤を少量含ませて軽く拭いてください。ク
リーニングに使用してはいけない溶剤や洗剤を使用すると変色したり、予期しない障
害の原因になります。溶剤、洗剤については次のように選択してください。
・使用できる溶剤、または洗剤
:水、中性洗剤(薄めたもの)
・使 用 で き な い 溶 剤 、ま た は 洗 剤
:ア ル コ ー ル 、ガ ソ リ ン 、ア セ ト ン 、ラ ッ カ ー 、
エーテル、シンナー、ケトン系を含む洗剤
b)
液晶の汚れ
次の方法で汚れをとります。
・普通の汚れは柔らかい布で拭きます。
・特にひどい汚れは、中性洗剤を含ませた布で拭き取ります。
5.2
校正
本 製 品 に は Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] の 機 能 が 備 わ っ て い ま す 。 ま た 、 自 分 で 校 正 し
た い と き に は Self Calibration[ 自 己 校 正 ] を す る こ と も で き ま す 。
日常の機器精度はこれらの校正機能で、ある期間は保つことができます。目安として連続
使 用 で 約 2000 時 間 、 通 常 は 約 1 年 ご と に 定 期 校 正 を 行 っ て く だ さ い 。
以下にて、各校正について説明します。
5.2.1
Auto Calibration[ 自 動 校 正 ]
本 製 品 で は 、電 源 投 入 時 か ら 3 分 後 に 必 ず 垂 直 軸 レ ン ジ の 再 校 正 が 実 施 さ れ ま す 。こ の
校 正 は Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] の 設 定 と は 無 関 係 に 実 施 し ま す 。
Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] は 垂 直 軸 レ ン ジ の 温 度 補 正 が 自 動 的 に 行 わ れ 、 5℃ の 温
度変化が起きたときに垂直軸レンジの再補正を行います。通常は自動校正をする
ように設定してください。以下にて設定方法を説明します。
①
図 5.1 で UTILITIES [ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ
ニュー表示ボタンを押します。画面右に
①
Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ ー が 表 示
さ れ ま す 。 (次 ペ ー ジ の 図 5.2 参 照 )
②
図 5.2 で Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]メ ニ ュ
ー 2/3 ペ ー ジ で FUNCTION ボ タ ン F3 を 押
し 、Calibration[ 校 正 ]メ ニ ュ ー を 選 択 し
ま す 。 画 面 右 に Calibration[ 校 正 ] 選 択
肢 表 示 メ ニ ュ ー が 開 き ま す 。 (図 5.3 参 照 )
128
図 5.1
ボタン、ツマミのレイアウト
③
図 5.3 で FUNCTION ボ タ ン F1 を 押 し 、
Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] メ ニ ュ ー を
On に し ま す 。 (図 5.3 参 照 )
④
図 5.3 で CLOSE[ ク ロ ー ズ ] ボ タ ン を 2
回押し、メニューを閉じます。
②
こ れ で 、 Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] が 設 定
さ れ ま す 。 設 定 後 、 5℃ の 温 度 変 化 が 起 き た と
きに垂直軸レンジの再補正を自動で行います。
但し、再校正が実行されるとパーシスタンス画
面がクリアされますので、これを避けるために
は Auto Calibration[ 自 動 校 正 ] を オ フ と し て
ください。
5.2.2
Self Calibration[ 自 己 校 正 ]
垂直軸レンジ、水平軸レンジ、オフセット、ト
図 5.2
リガレベルなどの校正を実施します。校正時間
は 完 了 ま で 約 1 分 程 度 で す 。 以 下 に て Self
Utilities[ユ ー テ ィ リ テ ィ ]
メニュー
③
Calibration[ 自 己 校 正 ]の 設 定 方 法 を 説 明 し ま
す。
注 意 )Auto Calibration[ 自 動 校 正 ]を 実 行
中 は 、入 力 コ ネ ク タ (CH1~ CH4、EXT 端 子 )を
は ず し て 、信 号 を 加 え な い よ う に し て く だ さ
い。
①
前 節“ 5.2.1
Auto Calibration[ 自 動 校 正 ]”
の 操 作 手 順 の ① 、 ② を 実 施 し ま す 。 図 5.3
④
の Calibration[ 校 正 ] 選 択 肢 表 示 メ ニ ュ
ーが開きます。
②
図 5.3 で FUNCTION ボ タ ン F5 を 押 し 、
図 5.3
Calibration[ 校 正 ] 選 択 肢
表示メニュー
Self Calibration[ 自 己 校 正 ]実 行 メ ニ ュ ー
を選択します。
Self Calibration[ 自 己 校 正 ]が 開 始 し 、約 1 分 程 度 で 完 了 し ま す 。完 了 す る と 画 面 下 の
ス テ ー タ ス 情 報 域 に “ Self Calibration completed.[ 自 己 校 正 が 終 了 し ま し た 。]” と い
うメッセージが表示されます。
Self Calibration[ 自 己 校 正 ] が 正 常 に 完 了 し な い 場 合 、“ Self Calibration failed.[ 自
己 校 正 で き ま せ ん で し た 。]” と い う メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ ま す 。 数 回 実 行 し て も 正 常 に
完 了 し な い 場 合 に は 、岩 通 計 測 の サ ー ビ ス セ ン タ ー( 本 マ ニ ュ ア ル 裏 表 紙 の 連 絡 先 参 照 )
にご連絡ください。
5.2.3
定期校正
5.2.1 節 、 5.2.2 節 の 校 正 を 日 常 的 に 実 施 し て い て も 連 続 的 に 使 用 し て い る と き は 、 通 常
約 2000 時 間 、 あ る い は 約 1 年 毎 に 定 期 校 正 を 岩 通 計 測 の サ ー ビ ス セ ン タ ー ( 本 マ ニ ュ
アル裏表紙の連絡先参照)にご依頼ください。
129
5.3
修理・校正依頼について
万 一 故 障 が 発 生 し た と き は 、下 記 の サ ー ビ ス 取 扱 所 に ご 返 送 く だ さ い 。保 証 期 間 内 に 発 生
した当社の責任による故障に関しては無償で修理いたします。
修 理 品 の ご 返 送 に 際 し て は お 手 数 で す が 、製 品 名 、シ リ ア ル 番 号( 本 製 品 の 背 面 に ラ ベ ル
が 貼 っ て あ り ま す 。)、不 良 の 内 容 、ご 担 当 者 の お 名 前 、ご 所 属 、電 話 番 号 な ど を 明 記 し て
ください。
■お問合せ窓口
岩通計測株式会社 サービスセンター
〒 965-0855 福 島 県 会 津 若 松 市 住 吉 町 310
フ リ ー ダ イ ア ル : 0120-267-905
TEL(0242)26-4339 FAX(0242)26-4348
5.4
保管、輸送
5.4.1
保管
次のような場所に保管しないでください。
・直射日光の当たる場所
・ほこりの多い場所
・腐食性ガスを発生する場所
本製品を保存する場合の条件を下記に示します。
・ 保 存 温 度 : - 10 ℃ ~ +60 ℃
・ 保 存 湿 度 : 80 % RH 以 下 (結 露 な き こ と )
5.4.2
輸送
本製品を輸送する場合はご購入時に付属していた梱包材料か、同等以上の梱包材料をご
使用ください。
5.5
診断の手引き
“ 本 製 品 が 動 作 し な い ” ま た は “ 異 常 と 思 わ れ る ” と き は 、“ 表 5.1 診 断 の 手 引 き ” の 内
容 を ご 確 認 く だ さ い 。 表 5.1 の 内 容 は お 客 様 で 、 ご 確 認 さ れ て も 差 し 支 え な い も の で す 。
当社のサービス取扱所(別紙の『セールスネットワークとお問い合わせ窓口』参照)にご
連絡される前に診断の手引きの内容をご確認されると故障の有無や故障内容が把握しやす
くなり、対処がスムースにいくことがあります。
但 し 、表 5.1 の 処 置 内 容 を 実 施 し て も 正 常 に 動 作 し な い 場 合 は 、当 社 の サ ー ビ ス 取 扱 所( 別
紙の『セールスネットワークとお問い合わせ窓口』参照)にご連絡ください。
130
表 5.1
現象
診断の手引き
確認事項
処置
POWER ス イ ッ チ を 電 源 コ ー ド の プ ラ グ が AC コ ン セ ン ト に 接 続 す る 。
オ ン に し て も 立 上 AC コ ン セ ン ト に 接 続 さ
がらない。
れていますか?
電 源 コ ー ド が 背 面 パ ネ ル AC 電 源 入 力 端 子 に 接 続 す る 。
の AC 電 源 入 力 端 子 に 接
続されていますか?
本 製 品 の 左 側 面 の FAN ・ 正 面 に 向 か っ て 左 側 面 の 通 気 孔 出 口 に 手 を
モ ー タ は 回 転 し て い ま す か ざ し て み て く だ さ い 。風 が 出 て い な け れ ば
か?
回っていません。
・回転しているのに立上がらない場合バック
ライトが切れている可能性があります。
どちらの場合も、当社のサービス取扱所(別
紙の『セールスネットワークとお問い合わせ
窓口』参照)にご連絡ください。
POWER ス イ ッ チ オ 本 製 品 に は 過 熱 保 護 機 能
ン の 後 、突 然 電 源 が が 備 わ っ て い ま す 。
おちる。
環 境 が 動 作 温 度 範 囲 の 動作温度範囲内の環境で使用してください。
0 ℃ ~ 40 ℃ に は い っ て い 電 源 ス イ ッ チ を ス タ ン バ イ 状 態 の ま ま 、 し ば
ますか?
らく放置し、電源スイッチをオンにしてくだ
さい。
左 右 側 面 の 通 気 孔 フ ァ ン 障 害 物 を 取 り 除 い た 後 、電 源 ス イ ッ チ を ス タ
モ ー タ の 吹 き 出 し 口 が 物 ンバイ状態のまましばらく放置し、電源スイ
で塞がれていませんか? ッチをオンにしてください。
コ ン ト ラ ス ト が 悪 環 境 が 動 作 温 度 範 囲 の 動作温度範囲内の環境で使用してください。
い 輝 度 が 低 く 、見 づ 0 ℃ ~ 40 ℃ に は い っ て い
らい。
ますか?
波 形 デ ー タ や グ リ ッ ド の ・ INTENSITY[ 波 形 輝 度 /リ プ レ イ ] 調 整 ツ
輝度が低く設定されてい マミで輝度調整をしてください。
ませんか?
・UTILITIES[ ユ ー テ イ リ テ イ ー ]メ ニ ュ ー
表 示 ボ タ ン を 押 し 、 Grid Intensity[ グ リ ッ
ド の 輝 度 ] メ ニ ュ ー で ADJUST ツ マ ミ を 回
して調整してください。
バ ッ ク ラ イ ト 輝 度 が 低 く ・UTILITIES[ ユ ー テ イ リ テ イ ]メ ニ ュ ー 表
設 定 さ れ て い ま せ ん か ? 示 ボ タ ン を 押 し Config [ シ ス テ ム 設 定 ]
/Power Management/Backlight Intensity メ
ニ ュ ー で Medium/High を 選 択 し ま す 。
信 号 を 入 力 し て も 垂直軸、水平軸、トリガ
波 形 が 表 示 さ れ な 関連の調節が適切すか?
い。
チャンネルがトレースオ
ン (画 面 表 示 )状 態 に な っ
ていますか?
AUTO SETUP[ オ ー ト セ ッ ト ア ッ プ ] 実 行
ボタンを押してください。
入 力 信 号 を 接 続 し て い る [ CH] メ ニ ュ ー 表
示ボタンを押して、トレースオン状態にして
く だ さ い 。 ト レ ー ス オ ン 状 態 :[ CH] メ ニ ュ
ー表示ボタンが点灯します。
プローブが断線していま 断 線し て い る とき は プ ロ ーブ を 交 換 して く
せんか?
ださい。
131
現象
同期がとれない。
確認事項
処置
同 期 信 号 の 選 択 を 間 違 え て い TRIGGER[ ト リ ガ 」メ ニ ュ ー
ませんか?
表 示 ボ タ ン を 押 し て 、 Source
[トリガソース]項目で同期
信号源を選択します。
トリガレベルが波形振幅の範 画面右のトリガレベルマーク
囲内に入っていますか?
が波形振幅の範囲内に入るよ
う に し て く だ さ い 。 Trigger
LEVEL[ ト リ ガ レ ベ ル ] 調 整
ツマミを押すか、トリガレベ
ルマークが振幅の範囲内に入
る よ う に 回 し て 、調 整 し ま す 。
プローブ比のオートが正常に ご使用のプローブはプローブ プローブセンス機能付きのプ
動作しない。
センス機能付きですか?
ローブをご使用ください。
波形がゆれる。
AC 電 源 電 圧 が 低 下 し す ぎ て 定 格 内 の AC 電 源 電 圧 で ご 使
いませんか?
用ください。
画 面 右 下 の 時 刻 表 示 が く る っ 時刻設定を行ないましたか?
ている。
・ UTILITIES[ ユ ー テ イ リ テ
イ ]メ ニ ュ ー 内 の Config[ シ
ス テ ム 設 定 ] 項 目 の Date &
Time[ 日 時 ] で 時 刻 設 定 を し
てください。 それでも時刻
のくるいがある場合は内蔵電
池が消耗している可能性があ
ります。当社のサービス取扱
所(別紙の『セールスネット
ワークとお問い合わせ窓口』
参照)
電源スイッチオン時にオフに
したときのパネル設定に戻ら
ない。
内蔵電池が消耗している可能
性があります。当社のサービ
ス取扱所(別紙の『セールス
ネットワークとお問い合わせ
窓口』参照)
Auto Calibration[ 自 動 校 正 ]
が正常に実行しない。
当社のサービス取扱所(別紙
の『セールスネットワークと
お 問 い 合 わ せ 窓 口 』参 照 )・入
力信号をすべてはずした状態
で Self Calibration[ 自 己 校
正 ]を 実 行 し て み て く だ さ い 。
132
第6章
性能
垂直軸(Y 軸)
入力チャンネル数
4( CH1,CH2,CH3,CH4)
: DS-5354/5334/5324/5314
2( CH1,CH2)
: DS-5352/5332/5322/5312
周 波 数 帯 域 ( -3dB )
DS-5354
DS-5352
DS-5334
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
DS-5312
500 MHz
350 MHz
200 MHz
100 MHz
立ち上がり時間
DS-5354
DS-5352
DS-5334
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
DS-5312
750 ps
1.00 ns
1.75 ns
3.50 ns
注 )立 ち 上 が り 時 間 Tr は 次 式 か ら の 計 算 値 で あ り 、保 証 値 で は
あ り ま せ ん 。 Tr[ s] = 0.35/ 帯 域 幅 [ Hz]
周波数帯域制限
DS-5354
DS-5352
DS-5334
20 MHz/100 MHz
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
20 MHz
DS-5312
入力インピーダンス
DS-5354
DS-5352
DS-5334
1 MΩ ±1.5 % || 16 pF, 50 Ω ±1.5 %
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
1 MΩ ±1.5 % || 20 pF
DS-5312
133
入力結合
DS-5354
DS-5352
DS-5334
GND, DC1MΩ , AC1MΩ , DC50Ω
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
GND, DC1MΩ , AC1MΩ
DS-5312
最大入力電圧
DS-5354
DS-5352
DS-5334
±400 V pk CAT I (1 MΩ ), 5 V rms (50Ω )
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
±400 V pk CAT I (1 MΩ )
DS-5312
入力電圧レンジ
DS-5354
DS-5352
2 mV/div~10 V/div (1 MΩ , 1-2-5ス テ ッ プ ),
DS-5334
2 mV/div~2 V/div (50Ω , 1-2-5ス テ ッ プ )
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
2 mV/div~10 V/div (1 MΩ , 1-2-5ス テ ッ プ )
DS-5312
オフセット可変範囲
2 mV/div~50 mV/div
±1 V
50.2 mV/div~500 mV/div
±10 V
502 mV/div~10 V/div
±100 V
DC 確 度
±(1.5 % + 0.5 % of FS)
オフセット確度
±(1 % + 0.5 % of FS+ 1m V)
プローブ比
1: 1、 10: 1、 20: 1、 100: 1、 200: 1、 1000: 1、 2000: 1
垂直分解能
8 bit
(1: 1、 10: 1、 100: 1、 1000: 1 は 自 動 認 識 可 )
134
水平軸(X 軸)
タイム・ベース・レンジ
DS-5354
DS-5352
DS-5334
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
DS-5312
クロック確度
500 ps/div~50 s/div
1 ns/div~50 s/div
2 ns/div~50 s/div
5 ns/div~50 s/div
10 ppm
最高サンプリング速度
DS-5354
DS-5352
DS-5334
2 GS/s( CH1、 CH3、 CH1と CH3使 用 時 )、
DS-5332
1 GS/s( CH2、 ま た は CH4使 用 時 )
DS-5324
DS-5322
DS-5314
DS-5312
等価サンプリング速度
1 GS/s
最 大 100 GS/s
アクイジションモード
ノーマルサンプリング/ピーク検出/平均化
アベレージング機能
2~ 256 (2 の べ き 乗 回 )
ピーク検出周期
1 ns、
注 )最 大 メ モ リ 長 と 水 平 軸 レ ン ジ に よ る 制 限 が あ り ま す 。
(下 表 参 照 )
最大メモリ長
水 平 軸 レ ン ジ (ピ ー ク 検 出 可 能 )
500
500 ns/div~ 20 s/div
1k
500 ns/div~ 50 s/div
10 k
2 μ s/div~ 50 s/div
100 k
20 μ s/div~ 50 s/div
500 k
500 μ s/div~ 50 s/div
メモリ長
500、 1 k、 10 k、 100 k、 500 k ポ イ ン ト
ロールモード
50 ms/div~ 50 s/div (最 大 100 kS/s、 オ ン / オ フ 設 定 可 能 )
パーシスタンス
時間指定可能
パ ー シ ス タ ン ス 時 間 : off,100 ms,200 ms,1 s,2 s,5 s,10 s,∞
表示色階調
ディレイ
:単色/カラースペクトラム
Run 動 作 中
- 500 s~ + 5 div( 10 ms/s~ 50 s/s)
- 5 s~ + 5 div( 10 μ s/s~ 5 ms/s)
- 5 ms~ + 5 div( ~ 5 μ s/s)
ズーム機能
水平軸を任意拡大
135
設定可能
同期
トリガモード
AUTO、 NORMAL、 SINGLE、 STOP
トリガソース
CH1、 CH2、 CH3、 CH4、 Ext( ±0.5 V / div)
、 Ext/10( ±5 V / div)、 Line
(CH3、 CH4: DS-5314/5324/5334/5354 の み )
トリガ結合
AC
DS-5354
DS-5352
DS-5334
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
DS-5312
10 Hz~ 500 MHz
10 Hz~ 350 MHz
10 Hz~ 200 MHz
10 Hz~ 100 MHz
DC
DS-5354
DS-5352
DS-5334
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
DS-5312
DC~ 500MHz
DC~ 350MHz
DC~ 200MHz
DC~ 100MHz
HF Reject: 10 kHz 以 上 減 衰
LF Reject: 10 kHz 以 下 減 衰
トリガレベル範囲
±5.0 div
最小トリガ感度
0.5 div: ~ 10 MHz
トリガスロープ
Positive( 正 極 性 )、 Negative( 負 極 性 )
2 div
: ~ 500 MHz
ホールドオフ
オ フ 、 200 ns~ 50 s
トリガタイプ
エ ッ ジ 、 パ ル ス 幅 、 周 期 、 パ ル ス 数 、 TV
パルス幅トリガ
パ ル ス 幅 : 15 ns~ 50 s (動 作 周 波 数 ~ 33MHz,パ ル ス 幅 > 15ns)
周期トリガ
信 号 周 期:40 ns~ 50 s (動 作 周 波 数 ~ 33MHz,パ ル ス 幅 > 15ns)
パルス数トリガ
カ ウ ン ト 数:1~ 9999 (動 作 周 波 数 ~ 33MHz,パ ル ス 幅 > 15ns)
TV ト リ ガ
NTSC、 PAL、 Custom
ラ イ ン 選 択 : ~ 3000
フ ィ ー ル ド 選 択 : 1,2,4,8
外部トリガ
トリガ範囲
EXT: ±0.5 V、 EXT/10: ±5.0 V
入力インピーダンス
1 MΩ ±1.5 % //16 pF
400 Vpk
CATⅠ ( 1 MΩ )
136
表示
液晶
7.5 イ ン チ VGA カ ラ - TFT
表示分解能
640×480 ド ッ ト
表示方式
YT 表 示 、 XY 表 示 、 XY 表 示 (ト リ ガ 有 効 )
* X: CH1、 Y: CH2
の固定表示
ベクター接続
オ フ (ド ッ ト 表 示 )/ オ ン (デ ー タ 補 間 表 示 )
目盛
格 子 (Grid)/ 軸 (Axis)/ 枠 (Frame)の 3 種 の 表 示
波形輝度
0~ 100 % ( 1 % の 設 定 分 解 能 )
グリッド輝度
0~ 100 % ( 10 % の 設 定 分 解 能 )
バックライト輝度
明 る い (High)/ 中 間 (Medium)/ 暗 い (Low)の 3 段 階 か ら 選 択
パーシスタンス
時間、表示色階調の指定可能
時間
オ フ ,100 ms,200 ms,500 ms,1 s,2 s,5 s,10 s,∞
表示色階調
単色/スペクトラム
リプレイ機能
最 大 1024 画 面 分 の 取 込 み デ ー タ の 表 示 可 能
各種機能
自動測定
垂直軸測定項目
最大値、最小値、ピーク-ピーク、実効値、サイクル実効値
平均値、サイクル平均値、トップ、ベース、トップベース
+オーバーシュート、-オーバシュート
水平軸測定項目
Tr 20- 80% 、 Tf 20- 80% 、 Tr 10- 90% 、 Tf 10- 90%
周波数、周期、正のパルス数、負のパルス数、正のパルス幅
負のパルス幅、デューティ比
その他測定項目
積分、スキュー、スキュー@レベル
測定項目数
上記から 4 種の自動測定可能
カーソル測定
YT 表 示
下記の 4 種のカーソル測定可能
時 間 ( Time)
:垂直方向 2 本のカーソル間の時間差
振 幅 ( Amplitude)
:水平方向 2 本のカーソル間の電圧差
時 間 & 振 幅 ( Time& Amplitude)
:垂直方向 2 本のカーソル間の時間差と水平方向 2 本のカー
ソル間の電圧差
カ ー ソ ル で の 値 ( Value at Cursor)
:垂直方向のカーソルと入力信号波形の交点の時間と電圧値
XY 表 示
下記の 3 種のカーソル測定可能
振 幅 ( X): 垂 直 方 向 2 本 の カ ー ソ ル 間 の 電 圧 差
振 幅 ( Y): 水 平 方 向 2 本 の カ ー ソ ル 間 の 電 圧 差
振 幅 ( X& Y)
:垂直方向 2 本のカーソル間の電圧差と水平方向 2 本のカー
ソル間の電圧差
参照波形
保存/呼出
5 波形データを保存/呼出可能
137
表示
白色で観測波形と同時表示可能
表示のオン/オフ設定可能
セーブ/リコール
セーブ
保 存 先 : 内 部 メ モ リ / USB メ モ リ
保 存 デ ー タ : 波 形 デ ー タ ( USB メ モ リ の み ) / 設 定 条 件
*内部メモリへは 5 つの設定条件まで保存可能
*保存データは設定条件/波形データ(バイナリ形式)
/参照波形データにフォーマット化
リコール
呼 出 元 : 内 部 メ モ リ / USB メ モ リ
呼出データ:波形データ/設定条件/出荷時設定条件
演算機能
加 算 、 減 算 、 乗 算 、 FFT
コピー
デバイス
USB メ モ リ ( 正 面 パ ネ ル の USB コ ネ ク タ に 接 続 )
プ リ ン タ ( 背 面 パ ネ ル の USB コ ネ ク タ に 接 続 )
フォーマット
USB メ モ リ : TIFF/ BMP/ PNG
プ リ ン タ : JPEG
背景色
言語選択
白/黒から選択
メ ニ ュ ー 、 HELP メ ニ ュ ー の 言 語 を 下 記 か ら 選 択 可 能
英語/日本語
日付/時刻表示
オフ/現在の日時/タイムスタンプ(トリガ)から
オフセット設定
デビジョン基準/電圧基準から選択
選択、日時設定可能
電源管理
バックライト消灯
オ フ / 15 秒 / 1 分 / 5 分 / 15 分 か ら 選 択
電源の切断
オ フ / 5 分 / 15 分 / 30 分 / 60 分 か ら 選 択
ビープ音
オフ/オンを選択
パネルロック
オフ/オンを選択
オートセットアップ
ボタン操作で入力信号を画面表示可能
周波数カウンタ
トリガの周波数を 6 桁表示、オフ/オン設定可能
* Undo 機 能 で 1 つ 前 の パ ネ ル 設 定 に 戻 る こ と が 可 能
確度
10 ppm
周波数範囲
DS-5354
DS-5352
DS-5334
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
DS-5312
4 Hz~ 500MHz
4 Hz~ 350MHz
4 Hz~ 200MHz
4 Hz~ 100MHz
校正
自動校正
オフ/オンの設定可能
自己校正
ボタン操作で実行可能
138
校正信号出力
波形の種類
方形波
出力電圧
0.6 V±1 %
周波数
1 kHz±0.5 %
インタフェース
リ モ ー ト I/F
USB1.1(標 準 )
背 面 パ ネ ル に て PC と 接 続 し 、 リ モ ー ト 制 御 可 能
LAN カ ー ド
LAN カ ー ド を サ ポ ー ト し 、 DS-575 オ プ シ ョ ン に て 、 PC
(オプション)
と接続し、リモート制御可能
GPIB カ ー ド
GPIB カ ー ド を サ ポ ー ト し 、 DS-574 オ プ シ ョ ン に て 、
(オプション)
PC と 接 続 し 、 リ モ ー ト 制 御 可 能
139
一般仕様
環境条件
室内使用のみ
性能保証温湿度範囲
+ 10 ℃ ~ + 35 ℃
動作温湿度範囲
0 ℃ ~ + 40 ℃ 、 80 % RH 以 下 (40 ℃ 、 結 露 な き こ と )
保存温湿度範囲
- 10 ℃ ~ + 60 ℃ 、 80 % RH 以 下 (40 ℃ 、 結 露 な き こ と )
付属品
プローブ
DS-5354
DS-5352
DS-5334
SS-101R( CH数 分 )
DS-5332
DS-5324
DS-5322
DS-5314
SS-0130R( CH数 分 )
DS-5312
電源コード
1本
取扱説明書
CD
:1 セット
* 取 扱 説 明 書 ( PDF デ ー タ )、 リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル ・ マ ニ
ュ ア ル ( PDF デ ー タ )、 USB ド ラ イ バ 、 Readme を 収 録
ユーザーズ・ガイド
:1 部
コードストラップ
セールスネットワーク
電源
入力電圧、周波数
AC 100 V~ 240 V (±10 % )、 50/60 Hz (±5 % )
AC 100 V~ 120 V (±10 % )、 400 Hz (±5 % )
消費電力
75 VA Max( 10 VA Max: ス タ ン バ イ 時 )
質量、大きさ
(外 観 図 参 照 )
質量
約 3.2 kg
寸法
(285±2) W×(190±2) H×(102±2)L[ mm]
140
外観図
単 位 : mm
141
142
有害または有毒の物質と元素
部品名
鉛
水銀
カドミウム
六価クロム
(Pb)
(Hg)
(Cd)
(Cr 6 + )
ポリ臭化
ビフェニル
(PBB)
ポリ臭化
ジフェニル
エーテル
(PBDE)
PCBA
×
O
×
×
×
×
機械ハードウェア
O
O
×
O
O
O
鈑金
O
O
×
O
O
O
プラスチック部品
O
O
O
O
×
×
ケーブル類
×
O
×
O
×
×
ディスプレイ
×
O
×
×
×
×
電源装置
×
×
×
O
×
×
ファン
×
O
×
O
×
×
プロセッサ用電池
×
O
×
O
O
O
電源コード
×
O
×
O
×
×
外付け電源装置
×
×
×
O
×
×
×
O
×
O
×
×
×
O
×
O
×
×
×
O
×
O
O
O
O
O
O
O
×
×
×
O
O
O
O
O
×
O
×
O
×
×
(存 在 す る 場 合 )
プローブ
(存 在 す る 場 合 )
CDド ラ イ ブ
(存 在 す る 場 合 )
ヒューズ
(存 在 す る 場 合 )
製品ケース
(存 在 す る 場 合 )
ア ダ プ タ /モジ ュ ー
ル (存 在 す る 場 合 )
マウス
(存 在 す る 場 合 )
O:当 該 部 品 の す べ て の 均 質 物 質 に 含 ま れ る 有 毒 ・ 有 害 元 素 が SJ/T11363-2006で 指 定 さ れ た 許 容
範囲内であることを示す。
X:当 該 部 品 の 少 な く と も 1つ の 均 質 物 質 に 含 ま れ る 有 毒 ・有 害 元 素 が SJ/T11363-2006で 指 定 さ れ
た許容範囲を超えることを示す。
EFUP( Environmental Friendly Use Period F 環 境 に や さ し い 使 用 期 限 ) 使 用 条 件 F
本マニュアルの節「仕様」に記載された環境条件を参照してください。
バ ッ テ リ の EFUP: 5 年 間
143
メ
モ
144
製
品
保
証
この製品は、お客様に安心してお使い頂くために下記の保証をいたします。
◆ 保 証 期 間
ご納入後1年間保証いたします。
◆ 保 証 条 件
万一、保証期間内に当社の責任による不測の故障
などが生じた場合には無償修復いたします。
本製品保証は日本国内においてのみ有効です。
■ お問合わせ窓口
岩 通 計 測 株 式 会 社
ハロ-イワツウ
技術的な取扱い・測定方法など
カスタマサポートセンター
フリーダイヤル
0120-086-102
(受付時間:土曜、日曜日を除く、営業日の 9:00~12:00、13:00~17:30)
修理、校正など
サービスセンター
フリーダイヤル
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(受付時間:土曜、日曜日を除く、営業日の 9:00~12:00、13:00~17:00)
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