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5-12 項目 確認および使用方法 理 由 クランプの機能は、 つり荷の両面に直接 カムと旋回アゴ(ジ ョー)がくい込むこ とによって得られます。 従って重ねつりや当 て物つりを行うと、 つり荷の片面または 両面で、歯のくい込 みのない摩擦力だけ で保持することになり、 わずかな衝撃や振動 で滑りが生じ、つり 荷を落下させる危険 があります。 (23) 重 ね つ り 禁 止 禁止 禁止 禁止 注意事項・処置 5-13 項目 クランプを使用する 玉掛け作業では、つ り荷は、1枚または1 本ずつつり上げてく ださい。 (25) 鋼 管 の 縦 つ り 旋回アゴ(ジョー) を内側にして取り付 けると、構造上、旋 回アゴ(ジョー)が つり荷に十分密着せず、 つり上げに必要な歯 のくい込みが得られ ません。 E型またはSL型で鋼 管等の丸いつり荷を 縦つりする場合の許 容寸法は、 「P.85縦つり可能な 鋼管最小径」を参照 ください。 高所では地上よりも 風が強く、つり荷が 風にあおられ、荷ぶ れや衝突を引き起こし、 バランスを崩して、 つり荷を落下させる 原因となります。 地上における風があ まり強くない場合でも、 高所では予想外の強 い風があるので作業 は十分注意してくだ さい。 カムが内側 指示 ● 鋼管等の丸いつり荷を縦つりする場合、 クランプはカムを内側にして取り付け てください。 クレーンフック1個 から2枚以上の鋼板 等をつることはしな いでください。 共つりはクランプが 接触して、つり荷が 外れる危険があります。 段つり 注意事項・処置 危 険 段つりは作業者がつ り荷の下に入ること になり危険です。 共つり 禁止 禁止 禁止 ● 2枚以上の重ねつりや、当て物つりを行 わないでください。 段 つ り ・ 共 つ り 禁 止 理 由 旋回アゴが 接触しない カムが外側 危 険 (24) 確認および使用方法 (26) 高 所 お よ び 強 風 時 の 使 用 禁止 『クレーン等安全規 則第31条の2』参照 禁止 危 険 危 険 ● 高所での玉掛け作業、特に風の強い場 合はクランプを使用しないでください。 ● 段つりや共つりを行わないでください。 M-1 52 M-1 53 7-7-12 点検 箇所 7. ロ ッ ク 装 置 ﹁ R S ・ R S T 型 ﹂ 2 項 目 1. .ロックカム先端の摩耗 2. .ロックレバーと連結ピン のガタ 判定基準 点検要領 摩耗によりクランプ 有効板厚が規定以下 の場合は不可 ロック装置を操作 し有効板厚を計測 する 許容値を超えるも のは交換 スプリングピンの変 形・ピン穴の伸がな いこと 目視により変形・ 穴の伸びを点検す る 変形のあるものは スプリングピンを 交換 1. 処置(部品No.) 7-7-13 点検 箇所 7. ロ ッ ク 装 置 3 項 目 判定基準 RS ……7-1・2 RST …8-1・2 5%以上は不可 3. .連結ピンの摩耗 目 視 許容値を超えるも (ゲージ・ノギス) のは交換 目視で異常があれ ば計測具にて測定 し確認を行う d:基準寸法 D:測定寸法 D 摩耗 4. .連結ピンのねじれ d 処置(部品No.) 通常の使用状態でロック装置をロックしたとき、本体との接触状態が次の場合は、 調整・交換すること。 E・SL・ET・SLT型 RS・RST型 本体との接触が大きいとき、 調整または交換。 ロックカム先端と本体との間 隔が3mm以上あるものは、 調整または交換。 ピン穴の伸びがあ るものはロック装 置を交換 2. 点検要領 3mm 8. 長さ100mmに対し曲 がりが1.5mm以上は 不可 1. 曲がり 本 体 ピ ン ﹁ W O L 型 ﹂ 1 目視またはゲージ・ ノギス等の計測具 で計測する 許容値を超えるも のは交換 1.5 100 WOL ……3-1 dーD 5 ―――≧――― d 100 ねじれのないこと RS …………7-1 RST ………8-1 ロックレバーとロ ックカムの取付角 度を点検する ねじれのあるもの は交換 摩耗によるピン径の減 少が5%以上は不可 2. 摩耗 d:基準寸法 D:測定寸法 D 目 視 許容値を超えるも (ゲージ・ノギス) のは交換 目視で異常があれ ば計測具にて測定 し確認を行う d D ねじれ RS …………7-1 RST ………8-1 d dーD 5 ―――≧――― d 100 M-1 76 WOL ……3-1 M-1 77