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User’S
Manual
¥EW∫E駅IES 80
SLPC−151,一181
−251,一281(スタイルE)
プログラマブル調節計
lMlB4C2−04
YOKOGAWへ◆
lMIB4C2・04
横河電機株式会社
6版
安全に使用するための注意事項
■本書に対する注意
(1)本書は,最終ユーザーまでお届けいただきますようお願いいたします。また,
本書は大切に保管していただきますようお願いいたします。
(2)本製品の操作は,本書をよく読んで理解したのちに行ってください。
(3)本書は,本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり,お客様の特定目的
に適合することを保証するものではありません。
(4)本書の内容の一部または全部を無断で転載,複製することは固くお断りいたし
ます。
(5)本書の内容については,将来予告なしに変更することがあります。
(6)本書の内容については万全を期して作成しておりますが,もしご不審な点や誤
り,記載もれなどお気付きのことがありましたら,お買い求めの販売店または
当社営業までご連絡ください。
■本製品の保護・安全および改造に関する注意
(1)本製品および本製品で制御するシステムの保護・安全のため,本書の安全に関
する指示事項にしたがって本製品をご使用ください。なお,これらの指示事項
に反する扱いをされた場合,当社は安全性を保証いたしません。
(2)本製品の部品や消耗品を交換する場合は,必ず当社の指定品を使用してくださ
い。
(3)本製品を改造することは固くお断りいたします。
(4)本製品の逆コンパイル,逆アセンブルなど(リバースエンジニアリング)を行う
ことは,固くお断りします。
(5)本製品は,当社の事前の承認なしにその全部または一部を譲渡,交換,転貸な
どによって第三者に使用させることは,固くお断りいたします。
■本製品の免責について
(1)当社は,保証条項に定める場合を除き本製品に関していかなる保証も行いませ
ん。
(2)本製品の使用によりお平様または第三者が損害を被った場合,あるいは当社の
予測できない本製品の欠陥などのため,お客様または第三者が被った損害およ
びいかなる間接的損害に対しても当社は責任を負いかねますのでご了承くださ
い。
200405.01−00
次
目
●−
MODELSLPC
目
次
1.取扱いを始める前に…・…………・…・…・・1_ユ
5.4.セルフ・チューニング機能の設定と表示・・5−11
1.1 形名と仕様の確認 ………・・………・…・・1−1
5.4.1 セルフ・チューニング用パラメータ・・5−11
1.2 取扱説明書を読まれる前に …………・・1−1
5.4.2 オート・スタート・アップ ……・・5−13
2.概 要・………………・・……………・・2−1
5.4.3 オンデマンド・チューニング ・・…石一14
2.1標準仕様…・……………・・……・……・2−1
5.4.4 セルフ・チューニングの動作表示 ・・5−14
2.29形名および仕様コード ……・………・…2−2
5.5 可変形設定値フィルタ機能の設定と表示・5−14
2.3付加仕様……………・・…・…………・・2−3
5.5.1 パラメータの効果 一……・・…・・…5−14
2.4付属品……・………・…・……・・……2−3
5.5.2 PX, PYのチューニング方法……・・5−14
3.設 置・………………・………………3−1
5.6 自動調節……………・…・・…………・・5−15
3.1配 線…・・……………・…………・・3−1
5.7 FAI Lランプ, ALMランプ点灯時の
3.1.1 配線上の注意 ……・・………………3−2
対処方法 ・・………………・……・…・……5−16
へ動作原理 …・………・……・…………・・…4−1
5.7.1
FAILランプ点灯時の対処・……・…5−16
4.1 回路動作の説明 ・…・……………・・…・…4−1
5.7.2
ALMランプ点灯時の対処……一5−17
4.1.1 アナログ入力回路・・…………………4−1
5.7.3
ALMランプ点滅時の対処・…・……5−17
4.1.2 アナログ/ディジタル変換回路 ・・…4−1
5.7.4
CHECK表示……………・・…・…・・5−17
4.1.3 ステータス入力回路 …・・………一4−1
5.7.5
ALARM表示一…・…………・…・・5−17
41.4 ディジタル演算回路 …・…・………4−1
5.7.6
STALM表示・・………………・…・・5−18
4.1.5 アナログ出力回路………・……・……4−1
5.8
4.1.6 ステータス出力回路 ……・…・……4−1
5.8.1
SPRGの接続……………・…・・…・・5−19
4.2 演算と制御の動作原理 ……・…・………4−1
5.8.2
SPRGの切り離し・……………・∴5−19
4.2.1 演算の動作原理 ………・・…………4−1
6.保
守…・…・…………・…・………・…6−1
4.2.2 入出力レジスタの構成 ・・…………4−2
6.1
調節用器具 …………“……・・………・…6−1
4.2.3 制御機能の動作原理 ………・・……4−2
6.2
指示計の検査・校正および調整 ……・・6−1
5.操 作…・………・……・……………・・5−1
6.2.1
調整用プログラムの作成 ・・………6−1
5.1 各部の名称と機能 ・・¶……一…・………5−1
6.2.2
測定値指示計のゼロ点調整
SPRGプログラマとの接続…………・・5−19
(可動コイル形)………・……・…・…6−1
5.1.1 句動コイル形指示計付謁節計…・・…5−1
5.1.2 蛍光バーグラフ形指示計付調節計・・5−3
6.2.3
設定値指示計のゼロ点調整
(可動コイル形)………1……・・……6−1
5.1.3 チューニングぐネルの名称と機能…・・5−4
5.2準’ 備………・…・……・……・……・5−7
6.2.4
蛍光バーゲラフの指示計の調整……6−2
5.2.1 取付部品の確認 ………・……・……5−8
6.2.5
操作出力指示計のゼロ点調整 ……6−2
5.2.2 運転準備………・…・……・…・・…5−8
6.2.6
傾斜取付の場合 ……・…・………・…6−2
5.3 運転開始と操作 ……・…一……・…・・…5−10.
6.2.7
蛍光バーグラフの指示計の輝度調整・6−2
5.3.1 手動操作による運転開始 ・……一5−10
6.2.8
数値表示器の設定 …・………・……・6−3
5.3.2 警報チェックと自動運転への切換・・5−10
6.3
5.3.3 定常運転・………………・」………5−10
6.3.1
@Copyright 1989.6th Edition=Apr 2007(KP)
....................................6−5
回忌交換
ネームプレートあ交換 ……………6−5
1MIB4C2−04
次
目
五
MOD∈LSしPC
6.3.2 スケールの交換 …・……・…L一・…6−5
6.3.3 ヒューズの交換 ……・…………・一6−5
6.3.4 データ保護用電池の交換 ……一6−5
6.3.5 ユーザROMの交換……・・…・・……6−6
6.3.6 蛍光バーグラフの交換 ………・…6−7
7. トラブルシューティング…………・……7−1
7.1 トラブルシューティング・フロー…・……7−1
7.2 計器の分解・組立て手順 ・……………7−9
7.2.1
メータ・アセンプりの取外し ……・7−9
7.2.2
メータ・アセンブリの分解 …・……7−9
7.2.3
電源ユニットの取外し ………・…7−9
7.2.4
コントロール・アセンブリの分解・…7−9
7.2.5
蛍光バーグラフ管の交換方法 …・7−11
7.2.6
再組立て……………………・…7−n
7.2.7
通電チェック ……………・………7ヨ1
● Customer Maintenance
Parts Ust……一・・…… CMPし1B4C2−04E
電源接続端子形(付加仕様/HTB)……IM lB4F1−11
1M 184C2−04
MODELSLPC
1.取扱上の注意
1−1
1.取扱いを始める前に
本割は工場において充分な検査をされて出荷されて
1.2 取扱説明書を読まれる前に
おります。本器がお手元に届きましたら,外観チェッ
クを行ない,損傷のないことをご確認ください。標準
本取扱説明書は,SLPCプログラマブル調節計の取
付属品が添付されていることもご確認ください。
扱方法,運転方法および簡単な保守方法について説明
本項では取扱いに当って必要な注意事項を記載して
いたします。
ありますので,取扱いに先だち本項をよく読んでくだ
SLPCに目的とする機能を発揮させるには,計装フ
さい。本項記載以外の事項については関係する項目を
ローシートからプログラムを作成する作業,プログラ
ご参照ください。
ムをROM(Read Only Memory)に書き込む作業が
必要です(図1.2.1参照)。
これらの作業については,それぞれの説明書が用意
1.1 形名と仕様の確認
されておりますので,それらを参照ください。
本器側面に貼付されたネーム・プレートに形名およ
STEP1プログラム作成方法に関する説明書および資料
び仕様コードが記載されています。2.2節の形名および仕
計装フローから,SLPCのプログラムを完成させる
様コードとこの形名コード,仕様コードを照合させて,
までの作業
製品がご注文の仕様どおりであることをご確認くださ
① YS80プログラマブル機i器の機能と応用
い。
T㏄hnical Information TI l B4C2−02
お問い合せ事項が生じましたら,お買い求め先また
②SLPCワークシートWSユB4C2−11
③SLPCデータシートWS IB4C2−12
④SLPCデータシートWSユB4C2−14
は当社営業所へご連絡ください。
⑤SLPCプログラムシートWS IB4C2−15
⑥SLPC制御ファンクション・シール
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ワークシート
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データシート
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データシート
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プログラムシート
図1.2.1 STEP1で使う各シート
IMIB4C2−04
MODELSLPC
1−2
STEP2 プログラムをROMへ書込む時の説明書
STE:P3 ROMをSLPCに装着し運転を始めるまで
① SPRGプログラマ取扱説明書注)IM IB4W1.02
の作業
② YS80プログラマブル機・器の機能と応用
STEP3が本取説の説明範囲です。
TI IB4C2。02
不一ム・フレート
SPRGプログラマ
図1.2.2ユーザROMとSPRGプログラム
注) SPRG(スタイルA)プログラマでプログラ
ムする場合,SLPC(スタイルE)プログラマブ
ル調節計の機能は,SI.PC(スタイルA)の機能
範囲に限定されます。
IMIB4C2−04
図1.2.3 SLPCプログラマブル調節計
MODEしSLPC
2.概
2.概
要 2−1
要
SLPCプログラマブル調節計は,制御機能,信号演
算機能,シーケンスロジック機能を備え,機能・操作
性に優れた調節計です。
制御機能としては,単純なPID制御からバッチ制御,
手動出力操作ニレバー操作による2段速度形
パラメータ設定・データ表示:側面チゴーニング・パ
ネルによる。
プログラマブル・ファンクション・キー(PFキー):ユ個
サンプル値PI制御をはじめ,可変ゲイン制御,むだ
ステータス入力信号として使用可能
時間補償制御まで実行可能であり,1台でカスケード
PFランプ:ユ個
制御.オートセレクタ制御も行なうことができます。
新明発ρセルフ・チューニング機能により,PIDパ
ラメータを自動的に最適値へ導きます。
設定値変更への応答性を改善する可変形設定値フィ
ルタも標準装備しています。
ユーザプログラム定義で点灯/消灯操作可能
制御機能
制御ファンクション
標準制御ファンクション:制御要素を1個内蔵し,
1ループ分の機能に相当。
演算,シーケンスロジック演算では,約46種の演算
カスケード制御ファンクション:制御要素2個を
ファンクションを自由に組合わせて,目的とする機能
直列に接続し,カスケード制御を実行。
を作成することができ,サブプログラムの利用により,
1次ループと2次ループ間の設定値演算
さらに高度な応用にも対応が可能です。
可能。
プログラミングが電卓なみに簡単なことも大きな特
セレクタ制御ファンクション:制御要素2個を並
長であり,SPRGプログラマを使い,ユーザ自身が
列に接続し,オートセレクタ制御を実行。
「楽しく」プログラムを作成できます。
各制御ファンクションに共通に内蔵される機能:
出力トラッキング,出力リミッタ
2.1 標準仕様
制御要素:
入力信号・出力信号仕様
基本PID制御要素
アナログ入力信号:1∼5VDC 5点
サンプル値PI制御要素
アナログ出力信号:1∼5VDC 2点
バッチ・スイッチ付PID制御要素(上限バッチまた
4∼20mADC 1点
は下限バッチ)
隻;:細讐讐二二∼レ)灘)
各制御要素に共通に内蔵される機能:
測定値上下限警報,変化率警報,偏差警報,
フェイル出力信号:トランジスタ接点 1点
設定値発信,入力補償信号加算,非線形制御,
フェイル時フェイル接点出力開(停電時開)
可変ゲイン,フィードフォーワード信号加算
指示・設定・操作機能
可褒形設定値フィルタ
測定値および設定値指示計:
設定値変更時の応答特性を調整可能
平針可動コイル形指示計 または
調整パラメータ 2個(設定値ごとに)
蛍光バーグラフ形指示計,4桁数値表示丁付
セルフ・チューニング機能(SLPC一□81に装備)
出力指示計:可動コイル形
セルフ・チューニング機能選択スイッチ付
設定方式:
ユーザ・プログラムよりセルフ・チューニン
手動設定;設定速度 40秒/フルスケール
グ機能のオン/オフ可能
外部設定;入力信号または演算による
P,1,Dパラメータに対しチューニング・リミ
運転モード切換:C/A/Mスイッチまたはユーザ・
ット値設定可能
プログラム定義による
制御・演算周期:0.2秒または0.1秒
lMIB4C2−04
MODELSLPC
2−2
演算機能
質 量
演算関数
一般演算
組込み個数
一*一
一*一
一*一
一*一
ハウジング:2kg(マウンティング・キットを除
一 *一
ハイリミッタ, ローリミッタ
10折線関数(入力等分割),
一*一
正常動作条件
任意折線関数
上限警報,下限警報
2
2
各々4
1次遅れ
機番付演算
論理演算
その他
本体:3.3kg
,減
乗算,除算,開平演算
ローカット点可変形開平演算
絶対値演算
ハイセレクタ,ローセレクタ
8
2
微分
く)
周囲温度:0∼50℃
周囲湿度:5∼90%R且(結露しないこと)
電源電圧:直流交流両用
むだ時間,変化率演算,移動平均演算
変化率リミッタ
時間信号発生
プログラム設定
状態変化検出
パルス入力カウンタ
積算パルス出力
合計3
論理積,論理和,排他的論理和,否定
一*一
一*一
220V仕様:
一*一
直流駆動:120∼340V,極性なし
比較
分岐,条件付分岐
サブ・プログラム分岐
信号切換
演算レジスタ交換
演算レジスタ回転
6
4
1
8
4
2
一 *一
一 *一
100V仕様:
直流駆動:20∼130V,極性なし
交流駆動:80∼138V,47∼63H乞
交流駆動:138∼264V,47∼63H乞
一*一
一*一
(注) 表中“一*一は,使用個数の制限なし。
2.2 形名および仕様コード
上位システム通信機能
YEWPACK,μXしの制御ユニット,CENTUMの制
基本仕様 ド
スタ
コ 一
Cル
形 名
御ステーションを通じて,YEWPACK,μX:しまたは
SLPC
CENTUMのオペレータ・ステーションから操作監視
指示計
が可能。さらに上位計算機システムとの結合も可能。
o ■ 9 ● ● ● ・
● o ● ・ . ・ ・ … ● ・
付加仕様:コ 一 ド
記 事
プログラマブル調節計
. ・ o o ● ● ● … o ● ・ ・ ● ・ ・ ●
一1
o ・ o■ ● ■
● o ● o ■ ● ●
●● ●●● ● ● Oo ●● oo● ● ● ● o
│2
怐@● ■ ● O o
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怐B●
5…
● ■● , ● ・ ●
● ● o ● ● ● ● ● ・ ● ● ● ・ ・ ● ● ● ●
8…
・ ■ o ・ . ● o
●● ● ● ■● ● ● o■ ◎■ ● ● ● ● o ●
諱怐f。。●’”●’●●。
u光バーグラフ形*2
機能強化形,
制御ユニットまたは制御ステーションとの距離:
最大100m
可動コイル形
可変形跡定値フィルタ付
機能仕様
機能強化形,
SCMS機器間通信機能,
可変形設定値フィルタ付
SCMSプログラマブル演算ステーションとの1対
機能付
セルフ・チューニング
1の機器間通信が可能。 (上位システム通信との併存
可能)
1
o ● ● ● ● ● ●
スタイルコード *E
6 ‘ o●●■・. ● 9●o● ■● 9 ●■
付 加
1NPR
^UPR
取付形状
取付方式:屋内設置の垂直パネル面に取付(ハウジ
ング収納),単独取付および多連密着取付
仕
様
■卿■■■●一〇■■●o■■,,・■■,■9■一辱,●,層響,■■■層囎
可能
傾斜取付:指示計ゼロ調整により垂直パネル面に取
付けた位置(0。)から後端下がり・・75。ま
常に1
, ● ●● ● ● ● ■ ● , ● ● o ・ , ● o ●
共通オプショ
ン
スタイルE
プログラム不要
?ーザズ・プログラム付
●o..,..9層一一.ロ。.響.幽冒幽.
一一〇一冒・.●..一..o...■■冒■■,7吻層層■一●●「■,■■,■一一
ノA2ER
220V系電源 *1
1MTS
マウンティング・キット
ノSCF・G□M ベゼル色変り
1NHS
ハウジング別手配
前面ネーム・プレート文字
ノNPE
彫刻
で可能
6
接続方式:
*1 ハウジング別手配の場合/A2/NHSと指定
外部信号接続:M4ねじ端子接続
*2 蛍光バーグラフ形は受注停止です
電源,接地接続
100V仕様:JIS C8303接地形2極差込プラグ
接続
220V仕様:CEE 7孤(欧州電気機器規格)プ
ラグ接続
コード長:300mm
外形寸法(高×幅×パネル面からの奥行):
182.5 ×87 ×480 (皿皿)
lMIB4C2−04
2.概
MODELSLPC
要 2−3
2.3 付加仕様
/NPR:プログラム不要,ユーザ自身でSPRGプログ
ラマを用いてユーザ・プログラムを作成する
場合に指定。
/UPR:ユーザ・プログラム付,プログラム作成を当
社へ依頼する場合に指定。
/A2ER:220V系電源
/MTS:マウンティングキット付
/SCF−G□M:ベゼル色変わり
/NHS:ハウジング別手配
/NPE:前面ネームプレート文字彫刻記入
2.4 付 属 品
ヒューズ 1A 1個
ROMユ個
iNPR指定の場合,何も書き込まれていないROMを付属します。)
部品番号 』Al123LQ
注:本ヒューズ(S9510VK)は製品専用のヒューズです。
他の製品への転用はしないでください。
lMIB4C2−04
MODELSLPC
3.設
3.設
置
3−1
置
設置および取付けに関する一般的事項は,取扱説明
表3.1.1にSLPCの端子の結線を示します。形名,
書「パネル計器の取付」(IMlB4F1−01)を参照く・
仕様コードに対応させて配線してください。
ださい。
■端子の結線
表3.1.1
①③⑤⑦⑨⑪⑬⑮⑰⑲⑳②④⑥⑧⑩⑫⑭⑯⑱⑳④⑧◎⑪㊦⑪①⑭㊤⑰⑭
4 ︶ 6 5 ︶㈱鷺鑑鍛㎜鷹薦硫撹茸伽誘鯨﹀﹀ ﹀>﹀>>+ 一 + ﹁ 一 + 一 + 一 + ﹁ + 一 + 一 +
○
名号信
バーをしてください(図3.1.1,図3.1.2参照)。
○
@18 1920 21 AB C D FH JK L M N
カバーを外すと端子板が現われます。配線後は必ずカ
伽翫細説聯ロ ロ ロ ロ ロ 一L 一声 一歌行 万 行 行 万 畿菰菰>>﹀>> >> >+ 一 + ﹁.+ 一 + ﹁ + ﹁ + 一 + 一 + 一
ウジング後部の端子板(M4ねじ端子)へ接続します。
ユ 2 3 4 5 6 7 890 1 2 3 4 5 6 1 一 ユ 一 1 1 1
SLPCプログラマブル調節計の外部信号配線は,ハ
子号端記
線
名号信
子号端記
3.1 配
17
(注1) 6番端子と8番端子の間にはジャンパーが取付
けられています。電流出力を使わない場合のA−
図3.1。1 端子配置図
B端子短絡用に利用ください。なお,6−8端子
間は短絡でも開放でも,計器の動作に影響しま
せん。
(注2) SCCD通信専用シールド付ツイスト・ペア線を
ご使用ください。
父
/
O
」
こ膜・ノ
r
図3.1.2 端子カバー
IMIB4C2−04
MODELSLPC
3−2
閉する場合には,サージ・アブソーバ(保護ダイオ
3.1.1 配線上の注意
(1)端子に配線する場合,配線端末は丸形圧着端子を
ード,CR回路など)を負荷と並列に接続してください。
ご使用ください。
● 交流負荷を直接開閉できません。中継リレーを
(2)ステータス入力用の接点および電圧レベルは,仕様
設置してください。
に合致するものをご用意ください。特に過大導線抵抗,
● 接点定格以上の負荷を接続しないでください
導線内電圧降下,電圧レベル入力のときには特性に
(30VDC,200mA以下)。
注意してください。
(4)ステータス入力・ステータス出力は,プログラム
(3)フ.エィル出力,ステニタス出力は,トランジスタ
で指定されますので確認のうえ接続してください。
接点(絶縁形)です。外部の機器を接続する場合は,
指定がない場合はステータス信号1∼3が入力(DI),
下記に注意して配線してください(図3.1.3参照)。
ステータス信号4∼6が出力(DO)となります。
● 接点には正,負の極性があります。極性を間違
(5)通信配線には,’SCCD通信専用シールド付ッイス
えないよう注意してください。’
トペア線をお使いください。
● リレーなどインダクタンス成分を含む機器を開
㈲電流出力は,使わない場合,短絡してください。
Vcc
十
負荷
保護ダイオード
〇
プラス
O
マイナス
接点出力回路
。
Plllーーーー
流負荷
o
接点出力回路
図3.1.3 接点出力の接続
lMIB4C2−04
交流電源
MODELSLPC
4.動作解説 4−1
4.動作原理
4.1 回路動作の解説
4−4ページにSI.PC回路ブロック図を示します。
通信線はフォトカプラにて光絶縁されています。
CPUに接続されているWDT(Watch Dog Timer
=見張の犬)は,CPUの動作を監視し,異常が発生する
とFAILランプを点灯させ,フェイル接点を出力します6
4.1.1 アナログ入力回路
FAIL時,電流操作出力信号(Y1)はディジタル
電圧入力信号は,RIN,, R1, C1で構i成される入力
回路から自動的に切り離され,アナログ手動操作にて
回路に入力されます。
操作可能です。また,測定値指示計は自動的に,入力
RINは高抵抗(1MΩ)で,正常時には動作に関係
信号1番(X1)を指示します。
しません。入力信号がオープンになった場合(入力の
断線など)に,入力ライン(+)と(一}を短絡する役目を果
4.1.5 アナログ出力回路
し,入力(+)ラインに不定な電圧が乗ることを防ぎます。
D/A変換されたアナログ出力信号は,バッファアン
入力信号OVDC(一25%)と等価です。
プ,出力マルチプレクサを経て,電流出力回路,電圧
R1, C1は,時定数が約0.1秒の入力フィルターです。
出力回路に導かれます。
信号のマイナス線は,SLPC内部で結線されるコモ
出力信号のマイナス線はコモンで,入力信号のマイ
ンラインになっています。
ナス線とも直結しています。
4.1.2 アナログ/ディジタル変換回路
4.1.6.スデータス出力回路
入力回路を通過したアナログ入力信号は,入力マル
出力ポートを出た信号は,トランス絶縁され,オー
チプレクサで順次選択され,比較器→CPU→D/A
プン・コレクタ接点として,外部へ出力されます。
(ディジタル/アナログ変換回路)→バッファアンプA1で
(プログラムで出力用に指定された場合)
構成される逐次比較形A/D変換回路を経て,ディジタ
ル値に変換されデータ記憶素子(RAM)に格納されます6
4..2 演算と制御の動作原理
4.1.3 スデータス入力回路
4.2.1 演算の動作原理
ステニタス入力信号は,入力回路でトランス絶縁さ
SLPCの演算原理は,入力の読込,演算,出力の取
れ,入力ポート,データバスを通り,RAMに格納さ
出しの3動作をソフトウェア化したものです。図42.1
れます。 (プログラムで入力用に指定された場合)
に2入力加算器のプログラム例を,図4.2.2に同プロ
ステータス入力信号と同時に,計器のスイッチ(SET,
グラムによる演算レジスタの動きを示します。演算はす
C・A・M,M▽, PF, TUNING, ACTION)状態も読み
べて共通の演算レジスタSで行ないます。演算器への
込まれます。
信号の接続,すなわちSレジスタへの入力はLOAD命
令(LDで記述する)で行ないます。 SレジスタはS1∼
4.1.4 ディジタル演算回路
S5のスタック構造になっておりLD命令で入力するこ
入力データが全て読み込まれると,マイクロプロセッ
とにデータはSlからS2ヘプッシュダウンされます。
サ(CPU)は,ユーザROMに書き込まれている演算・
入力したデータに演算を施すにはFUNCTION命令
制御プログラムに従いデータ処理を実行します。
を使用します。FUNCTIONには約46種類の演算・制御
得られた演算制御結果は,D/A回路または出力ポ
機能があり,命令はそれぞれの記号,たとえば+,÷,
ートを通じて出力されます。
HSLなどで記述します。演算は必要な数のSレジス
上位システムが接続される場合には,LCSカード
タ内のデータを使って行ない結果をSレジスタのトッ
を経由してデータ通信を行います。
プSlに出力します。これにつれてSレジスタの他の
データもそれぞれポップアップします。
IMIB4C2−04
MODELSLPC
4−2
4.2.2 入出力レジスタの構成
演算結果を取り出して出力レジスタ(後述)へ格納
する出力接続はSTORE命令(STと記述する)で行
図4.2.3にSLPCのレジスタ構成を示します。アナ
ないます。ST命令を実行してもSレジスタの内容は
ログ入力,ディジタル入力,設定パラメータなどの入
変化しません。
力は,ユーザプログラム実行開始前にそれぞれXN,
←
DIN, PN『の各レジスタに入ります。ユーザプログラ
ムでは必要な入力信号やパラメータを,それぞれのレ
Xl X2
齢}入力読込
ジスタからLD命令で演算レジスタへ読込み,演算結
果をST命令で出力レジスタ(YN, DO。)へ書き出し
加 算
+ }演算
ます。続いて出力レジスタ(YN,DO。)の内容がアナログ
STY1}出力取出し
出力,ディジタル出力として調節計から出力されます。
Y1
以上を一演算周期として0.2秒または0.1秒ごとに
繰返し実行しています。
図4.2.1 2入力演算器とプログラム
LDX2
LDX1
STY1
十
4.2.3 制御機能の動作原理
制御機能には1台の調節計をそっくり1つの演算フ
Y1
X1
ァンクションにまとめた基本調節機能BSC,2台の調
−∩乙3∠−rO
S︵bSS︹b
X1
X2
X1
X1+X2
X1+X2
B
C
A
B
C
C
B
C
C
A
A
B
C
D
節計を直列に接続したカスケード調節機能をCSC,
A
2台の調節計を並列にしさらに第3の入力を加えた3
つの信号を選択制御するセレクタ調節機能SSCの3種
の機能があります。
基本調節機能BSCは,測定値PVを入力としPID演
消失
算結果の操作信号MVを出力とする調節計です。
図4.2.2 プログラムと演算レジスタの動き
1∼5V
入力変換
lA/D } 囚享団
@ 芭コ〔まコ ディジタル入力可変パラメータ
入力レジスタ XN
アナログ 入力
繰返し
ユーザプログラム
α2秒
(あるいは0.1秒)
LOAD X 1
FUNC BSC
STORE Y1
出力変換
アナログ 出力 ディジタル出力
画
出力レジスタ YN
k立ゴi 寺
4∼20mA
l∼5V
図4.2.3 入出力レジスタの構成
lMIB4C2−04
MODELSLPC
4.動作概説 4−3
が無効となるような初期値が与えられており,使わな
SLPCを単にPID調節計として働かすためのプロ
い場合にはレジスタの存在を意識する必要はありませ
グラムは次めように単純です。
1. LD −X1
ん。
この他制御要素という名称で調節計の制御アルゴリ
2. BSC
ズムを選択することができます。制御要素には標準
3. ST Y1
PID,サンプル値PI,バッチスイッチ付PIDがあり
4. END
BSCには上記のような単純な機能だけではなく実
9ます。
は図4.2.4に示すように極めて多くの機能を内蔵して
カスケード調節機能CSCでは, SLPCをカスケー
います。これらの機能は,Aレジスタ,’FLレジスタ
ド調節計として機能させることができます。カスケー
をプログラムで使用することにより利用できます。
ドループのオープン,クローズはサイドパネルから
たとえば設定値をカスケード設定にしたい場合はA1
指令することができます。セレクタ調節機能SSCでは
にカスケード設定入力をST命令で接続し,フィード
SLPCをオートセレクタ調節計として,あるいは,任
フォワード補償が必要な場合はA4に信号を接続しま
意に出力信号を選択できるトラッキング調節計として,
す。また入力警報の状態を出力する場合はFL 1,2の
機能させることができます。CSC, SSCでは2台の
内容をDONレジスタへ接続します。
調節機能を内蔵しているので前面パネルで第1制御要
Aレジスタ,FLレジスタには,当初これらの機能
素を,サイドパネルで第2制御要素を表示します。
測定値入力
S1
喜
▲
BSC
入力警報
▼
ぞ
5
A1
kウ
A/M
カスケード設定
C\
MODE2二1で
@\
変化率時間設定VT 1
BO6
BO7
BO9
B10
C/A 切換
FL 10
変化率設定値vL 1
\㌧
@ 有効
A12
設定値出力
A2
入 力 補 償
一 一 一 一 一 一 一 一
「一ゆ
偏差警報
十
十
「→
q._」
CNT 1 *
アダプティブゲイン
SVF係数α @ 1=PID
=u,一サ。カ。値P1
SVF係数β
PB1比例帯 @ 3=バッチPID
BO2
aO3
TI1積分時間
A4
A9
出 力 補 償
sD 1微分時間
1−
出力トラッキング
n
偏差警報DL1 FL3
偏差設定値DL 1
BO8
STCステータス
FL18
eL30
ベンチ・恥クアンフ幅BL1
eL31
BO4
BO5
B13
B14
B15
B16
B17
@ トラッキング
FL9
非線形ギャップGW 1
三﹁
BO1
FL 1
下限警報PL1 FL2
変化率警報VL 1 FL4
下限設定値PL1
設 定 指 針
B18
a19
上限警報PH 1
上限設定値PH 1
測 定 指 針
A16
A3
1 噸脚
\
A15
「レ
非線形ゲインGG 1
サンプル周期ST 1
一
制御時間幅SW1
パンチ偏差設定BD1
パンチ・バイアス値BB1
十
一一一一一一一一
出力リミッタ
出力上限設定 MH
出力下限設定 ML
B11
B12
A/M 切換
FLエ1
MC/A
癖馬操作
@ 鼠、 、
A14
操 作 出 力
、____
S玉 操作出力
図4.2.4 BSC機能ブロック
lMIB4C2−04
Q ll︸. 12Q
一〇〇鼻OドO
σ 15、 16σ
Doo4σ
1.ノニ1∫
o 191・ 21︺○
σ.◎.
M
﹂
o・b
Di
/
100
門
門回操瓢,回
81
﹂d
セb!t
/
90.悟
X5 R騒』 Cl
R1
C1
R正
比較器
A1
プレクサ
出力マルチ
WDT
Vじ。
FAIL
叔へ
呂(Σ.1『
X4 R側
サ 7Q
5σ配
X3 RrN C1
5σ亀.
R1
C1
入力マルチ
プレクサ
CPU
工
!氏
4Q
R1
LAMP
DIA
RAM
1●●1●ll●81帥‘
畠●16もら‘L5●L豊亀
←
昏
GND
SPRGコネクタ
\嘲つ
ト
30
X2 RL、
2Q
十
D【0〔}6 DO
D1
D!oO5 DO
D1
タイマ}
システムROM
データ・バス
[]口[コロ
口口口口
ROM
ユーザ
t
十
㍗
ル
、日
→.
’OB
Yl
(4∼2〔jmA)
・セ・
bl・h』1 σA
σD
Y2
(卜5V)
OC
Ql.1
G−5V)
Y3
QF.
021
ト’:Ml’
σN
O18
通信
脂示蝿.多
MV
・卜
O17
十
XI RI、 Cl
io.佳.
DO
1)O
C AM
口□□口
口口□口
A八
Rl
K
DOOI OK
○
または
Dio60」
Dl
DlOU・} DO
1
卜
DOO20
.「
L
Dl/DO
/
jlたは
DlO5
Do〔,30
・したは
Di
Dloo3 .lx)
l)1
DiOU2 DO
人力 ポ
DlO40
D1/DO
Di/Do
D1
DlOO I DO
、
PV ≡ SV
鍵一
Dl〔}3
14
D()050
よたは 1:
Dl/D(⊃
FA目’
s83
回
1)io2013
DO(,6 Q
1たけ
DlOIQ
D[
PF −
5レ’
表示部キーボード
阜一轟
畠≦00m﹁◎◎r﹁O
口ωrコ0回齪“、D受貸図
ト
通信ホート
一1﹁﹂︶
⋮轟
MODELSLPC
5.操
5.操
作
5−1
作
5.1 各部の名称と機能
5.1.1 可動コイル形指示計付調節計
測定値・設定値の指示に可動コイル形指示計を用
いた調節計(SLPC−1□1*E)の正面,側面各部
の名称と機能を,図5.1。1,図5.1.2に示します。
ネーム・プ
PFランプ
ファンクション・キー
?ン・キー
一一
uル・
プログラマブル・
PF
(PFキー)
P00
FAIL
tェイル・
ALM
工
乙
運転モード
レi茎
1口cl l口Al.[口MI
ll川hlll llullllll
@出力置針
o
ぐ4 〈 レ レレ
ン定値調整
\設定値指針
≡=一〇
リ換スイッチ
アラーム・
讐△
ワぎ≡一80書妻=i塁一60雪ぎ≡≡一一40曇=雪⋮一20≡
・=一
ェ定値指針
o力指示計
◎
闢ョ操作レ
調節弁動作表示板
図5.1.1 計器正面図
iMIB4C2−04
MODELSLPC
5−2
クランプ金具
中間ストッパー
ヒューズ
コネクタ
・/ @ _ニニ=!二
iミミ墨 』一ノ
・可動コイル形
\矧“
養⑪
o
データ保護用電池
一、、−、,μ,左
e
/7
■
﹁⋮隠.﹄..﹄
設定値指示計ゼロ調ねじ
o
i,
擁・l
l 、衰
ストッパー
チューニング
パネル
糊
ζ
・蛍光バーグラフ形
D冬襲
こミミ輸
駅
..
’《〃
購
口
電源・接地
\
プラグ
端子板
数値表示器表示切換スイッチ(このスイッチ以外は,可動コイル形と同じです)
図5.1.2 計器側面図
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
FAILランプ
Mモード;手動操作。手動操作レバーにて
調節計の異常時に点灯。
操作信号の増減可能。
ALMランプ’
設定値**調整も可能。
警報機能が動作したときに点灯。
(7)出力指示計
データ保護用電池の電圧低下時には点滅。
電流出力信号を指示。
測定値指針
左端 4mA DC,右端 20 mA DC
制御ファンクションの測定値*を指示。
⑧ 手動操作レバー
設定値指針
制御ファンクションの操作信号を調整。
制御ファンクションの設定値**を指示。
運転モードMのとき調整可能。
設定値調整キー
操 作;左側にレバー操作時,信号減少
制御ファンクションの設定値**を調整。
右側にレバー操作時,信号増加
運転モードAまたはMのとき調整可能。
操作時間;<,レ 40秒/フルスケール
設 定;囚キー操作時,設定値増加
<<,レレ4秒/フルスケール
団キー操作時,設定値減少
微調整;レバーを中立位置からく,レ へ
(同時操作時,設定値は停止)
瞬時操作(0.2秒位)すると,
設定時間;40秒/フルスケール
操作信号は0.1%づっ移動。
微調整;キーを瞬時押すと(0.2秒位)
* カスケード制御,セレクタ制御では,第1制
設定値は0.1%つつ移動
御要素(CNT 1)の測定値。
(6>C・A・M運転モード切換スイッチ
**カスケード制御,セレクタ制御では,第1制
該当押ボタンを操作することにより,目的とする
御要素(CNT 1)の設定値。
運転モードを選択します。ランプ点灯。
(9)プログラマブル・ファンクション・キー(PFキー)
Cモード;自動制御。設定値**は,演算機能ま
キーを押すと(0.2秒位)ステータス入力として動
たは通信データにて設定。
作(ユーザ・プログラム定義した場合)
Aモード;自動制御。設定値**は,SET押釦
スイッチにて設定。
lMIB4C2−04
(10) PFランフ。
ユーザ・プログラム定義で点灯/消灯操作可能
MODELSLPC
5.操
作 5ζ3
5.1.2 蛍光バーグラフ形指示計付調節計
測定値・設定値の指示に,蛍光バーグラフ形指示計
を用いた調節計(SLPC−2□1*E)の正面,側
面の各部の名称と機能を,図5.1.3,に示します。な
お計器側面は,図5.1.2を参照してください。
ネームプレート
つ1
一∼
ファンクション・キー
(PFキー)
.
フェイル・ランプ(赤)
@/
`LM
アラーム・ランプ(黄)
@’
.
設定値指示(高輝度カーソル指示)
測定値/設定値ディジタル表示器
1,594
測定値指示(バーグラフ指示)
SET
w ▲璽 ▼一
運転モード切換スイッチ
?lO2
P.00.50
カ︷︷一一一一一一一一 一一一一一一一一一
プログラマブル・
ノー一
PFランプ
PF
FAIL
設定値調整キー
1口cl l口Al I□Ml
出力指示計
h川1川1田lllllli
嗣 く レ 釧レ
◎ iコ
出力置針
O
手動操作レバー 一’
調節弁動作表示板
図5.1.3 計器正面図
に)測定値指示バーグラフ
制御ファンクションの測定値*をバーグラフ指示。
② 設定値指示カーノル
制御ファンクションの設定値**を高輝度カーソル
一
ノ o〔画
にて指示。
lo皇︷’
『 ・10
旬
(3}測定値/設定値ディジタル表示器
”
o
0
一
¶
o
80
ア ’
翻
伽
一 40
’
**カスケード制御,セレクタ制御では,第1制
0
旨
一 ・20
o
r.
御要素(CNT 1)の測定値。
w
oθ
} ,
* カスケード制御,セレクタ制御では,第1制
一
一幽
虞’・
/
(4桁数値)。側面の表示切換押釦スイッチを押して
いる間は,設定値を表示(図5.1.4参照)。
0
引
制御ファンクションの測定値を工業量にて表示
一
7
V
’o
e
Cl
m 亀1 輔1
ト…耐 L
o
@
⑥如
0
御要素(CNT 1)の設定値。
この他の機能は,5.1。1項と同一です。
表示器
表示切換押ボタン
図5.1.4 数値表示器の表示切換
lMIB4C2−04
MODELSLPC
5−4
5.1.3 チューニング・パネルの名称と機能
■ パネルの構成
右側面にはパラメータ設定・データ監視用のチュー
ニング・パネルが実装されています(図5.1.5参照)。
キーボードの 正動作/逆動作設定禁止/許可スイッチ 切換スイッチ
PROGRAMMABLE CONTROLしER
5〆1 800
LTYPε一一」一〇ATA一一一一一一一」
@BATCH NON_ PN
dN SAMPしE L馨NEAR TN
?州開明PH 曾と 騨 。、DPL V丁 ML STC
MODEL PC
TUMNG AC1’10N
_叢i I 一︳︳︳︳︳﹂ ℃7rl::lll:二ll:二二累
表示器
d網ABLE DIRI D旧2
、圓團lNHI81T RVS憶 RVS2 RO酬△
ROM,コネクタ用
l I
?□□□ξ》 梨 Bδ CHεCKDV SCALE MOOE ALARM
Lーボード
衷B白白r一・Nr 「一一一一一TU“ING一一一一4 ▼ § ▲
@保護板
^ROM用ソケット
@SPRGプログラマ
レ続用コネクタ
PROGRAMMER
図5.1.5 チューニング・パネル
(1)表 示 器
(3)TUNINGスイッチ
キーボードで選択されたデータの略号(TYPE)
キーボードのTUNING押釦スイッチ(団,囹,囚)
と数値(DATA)を表示します。
の機能を禁止/許可します。
〔表示例〕 番号(N)
じロロ
ρμi2!
午ヨ∼、1
ENABLE:設定変更 許可
INHIBIT:設定変更 禁止
(4)ACTIONスイッチ
TYPE
DATA
制御動作の正(DIR)/逆(RIV)動作を設定します。
(2)キーボード
DIR1∠RIV1:基本制御の動作設定,あるいはカス
設定するパラメータ,監視するデータの呼出し,
ケード制御・セレクタ制御の第1制御要素
設定変更などに使います。
(CNT 1)の動作設定を行います。
押釦スイッチの名称と機i能を表5.1.1および表5.
DIR2/RIV2:カスケード制御・セレクタ制御の第
1.2に示します。
2制御要素(CNT2)の動作設定を行ない
ます。
なお,DIR(正動作)偏差値=測定値一設定値
RIV(逆動作)偏差値=設定値一測定値
lMIB4C2−04
MODELSLPC
5−5
作
5.操
表5.1.1 キーボードの名称と内容
キーボード
@褒 示
EN
タ イ プ
番 号
iTYPE)
iN)
£N
1∼15
1∼15
1∼15
CI
BATCH
1.2
LO
DP
MODE
CHECK
ALARM
CHECK
ALARM
STALM
非線形制御および10折線関数パラメータ
非線形制御 不感帯幅
形制御 ゲイン
0.0∼100.0
@0.000∼ユ.000
p10折線関数出力設定値
pα0∼10α・
@ (入力折点)
p→一25・
p (出力設定値) 任意折線関数 (入力折点) (出力設定値)
0.0
0
0
0.0
P,000
O.0∼
P00.0
潟jア設定
1∼8 可変パラメータ
ig−16 可変パラメータ ・
工業量表示
一800.O∼800.0
一
プログラム設定(時間)
0∼9999
秒
0.000∼1.000
0.000∼1.000
一
一
一
一
一
一
一
一
○
○
1063
○
○
○
100.0
100.0
i20∼29
130∼39
奄P∼16
1.2
巨,2
11.2
ユ.2
1.2
1.2
ユ.2
1.2
1
1.2
1.2
一
1.2
1.2
ユ.2
プログラム設定(出力値)一時記憶レジスタ
可変形設定値フィルタ係数α
可変官設定値フィルタ係数β
未 使 用
測定殖 上限警報設定値
1測定値 下限警報設定値
偏差警報設定値
変化率警報 変化値設定値
変化率警報 変化時間設定値
操作信号
操作信号 上限リミット値
操作信号 下限リミット値
SCA1,Eで設定した工業量
SCALEで設定した工業量
SCALEで設定した工業量
SCALEで設定した工業量
一6.3−106.3
男
%
彩
一6.3−106.3
1−9999
0∼9999(注3)
5.4節参照
SCALEで設定した工業量
SCALEで設定した工業量
SCALEで設定した工業量
ユ∼5
アナログ入力レジスタ
工業量表示
1−6
アナ。グ電流出カレジスタ Y 1
アナログ電圧出力レジスタ Y 2,3
1.2
1.2
制御ファンクションPV/SVの工業量表示100%値
〃 0%値
” 小数点位置
1, 2
1∼6
1∼16
1∼5
ステータス入力
ステータス出力および内部ステータス
動作モード
自己診断 異常原因をコード表示
プロセス警報 警報原因をコード表示
STCアラーム 警報原因をコード表示
○
○
%
秒10
秒
1−4
0/1
0/1
表5.ユ.2参照
一6.3
1
一
106.3
999.9
1000
0
○
一
×
一
X
X
X
〃
〃
0,000
0,000
X
一
一
一9999∼9999
一9999−9999
0
α0
O
%
”
0.0
一63
一
制御 測定入力値
制御 設定値
制衙 偏差値
補助出力データ Y 4,5,6
0
○
一
6.3∼9999
積分時間
十分時間
一
秒
一6.3∼ユ06.3
○
一
1∼9999
5.4節参照
STCモード指定
比 例 帯
}STC用パラメータ
ユ.2
ユ.2
ユ.2
O.0
○
○
一25.0∼125.0−800.0−800.0
%
×
一
一
○
○
○
『
X
一1 X
一}○
一
5.6節参照
N^1
項目番号更新(タイプ番号(N)を更新する)
一
i−i− i
MODE
DO
秒iO
10
α0
1000
0
3
『
『
0
1; ;
DI
サンプル時間(周期)
制御鼻血
iO
% …
○
HI
DI
DO
i1・2
0.0
○
SCALE
YN
0−9999
0∼9999
サンプル値PI制御パラメータ
`GM
PV
SV
DV
XN
%
%
PV
SV
DV
XN
YN
PB
TI
TD
IP
1
%
0∼100.0
0∼ユ0α0
0∼100.0
○
STC
(注2)
STC
1
偏差設定値
バイアス値
ロックアップ幅
0×
P.1.D
VT
MV
MH
ML ・
X
一
一
一
一
○
DL
VL
VT
MV
MH
ML
PH
PL
DL
VL
×
一
○○○○
PL
TN
PXN
PYN
PZN
%
多
P:H
PN
0/1
X
X
%
(注1)
fG
一800.0∼800.0
COレジスタ
}
毯%彩
TN
eGHILM
PN
GW
0/1
ツ否
%
バッチ・スイッチ付PID制御パラメータ
1
賑qこll 1∼ユ1ii=ll
NON一
LINEAR
一800.0∼800.0
単位 設定 デブ才ルト値
秒
SAMPLE
BD
BB
BL
ST
SW
ユ∼15
Eレジスタ
Cエレジスタ
Dレジスタ
表示・設定範囲
1 0;○
DN
CO
名 称 内 容
1
一
図
データ減少設定
一
一
一
一
團
設定増速(囚団キーと同時に押す)
一
一
一
一
面
データ増加設定
一
一 一
@’
一
(注1)PXN, PYNはSLPC一〔]51,一□81の場合有効。
(注2)STC, STC用パラメータはSLPC一臼81の場合のみ有効。
(注3)動作範囲は2∼9999秒です。(0と且二〇FF)
lMIB4C2−04
MODELSLPC
5−6
表5.1.2 動作モード(MODE)
MODE
設 定 さ れ た 状 態
設定値
1
0
i停電復帰)
1
2
i回モード)
Qの設定)
COLDスタート,手動運転,操作出カー6.3%より運転開始
0
1
回モード時は,制御ファンクションA1レジスタにストアされたデータが設定値になります。
2
回モード時は,上位システムより送信されたデータが設定値になります。
0
カスケードオープン,第1ループ出力値は,チューニング’・パネルの
泱t(SV2)操作で与えます。
第2ループ外部設定,A5レジスタに格納されたデータが第2ループ
0
0
CSCまたは
rSCを使う
鼾№ノ設定し
トください。
0
フ設定値になります。
第2ループ計器設定,第2ループ設定値は,チューニング・パネルの押
1
i上位バック
Aップ)
カスケードクローズ,第ユループ出力が第2ループの設定値になります。
1・
0
4
0
HOTスタート,停電直前の状態より運転開始
団モード無効,外部設定がなく前面SET押釦スイッチより設定します。
CSC SSC
3
i制御要素
デブ才ルト値
t(SV2)操作で与えます。
(注1)
繹ハシステム異常時,M(手動)モードに切換わり出力は手動操作で
通信を行なう
ォます。
鼾№ノ,設定
(注1)
オてください。
1
繹ハシステム異常時,A(自動)モードにて設定値を保持し,制御を
0
(注2)
1
(注2)
0
sないます。
5
i上位設定)
繹ハ機器からの設定・操作を許可します。
0
繹ハ機器からの設定・操作を禁止します。
(注1) 上位システム:計算機またはオペレータ・ステーションが接続されるシステム。
(注2) 上位機器:計算機,CENTUM, YEWPACKおよびμXしのオペレータ・ステーション(コンソール)を示します。
(5) ROMソケット
(1)項目(TYPE)呼出し
ユーザ・プログラムの書き込まれたROMを装
表示したい項目のキーを押すと,キーと同じ英文
着します。ソケットのロックを時計方向に回して締
字の項目表示(TYPE)とその数値(DATA)が表
めつけるとROMが固定されます。反時計方向に回
示されます。
転させればROMは引き抜きできます。
同一キーに複数の項目が割当てられている場合に
⑥ PROGRAMMER
は,キーを押す度に,項目が次々と変わります。
SPRGプログラマのケーブルを接続するための
コネクターです。
①PV・SV・DVキー。
矢印はキー操作1回に対応。
■ キーボードの操作
表示器
NONLINEARキー。
5〆1 800
矢印はキー操作1回に対応。
」T▼ρ∈一5」一一一〇ム7A一一一J
宙鼈黶w
②
P臼OGRAMMA8U三CO嚇mOしLER
〔キー操作・表示例〕
嘯V一病訂一;,r「1 εN S醐ρUEu飼ε胡 丁岡 l
決齔S□□;1;一1ヨ』3;
?目呼出し
石勾1−P−5石1一レFθ’→5σ’→レ月θ1
堰?□□□1 __一」1慕菰蕊蘇
P禦⊆颯一一ll▼ 轟 ▲ 1 回旦回
ゥ己診断
② 項目番号の更新
N [コキーを押すと,項目番号を更新できます。
fータ設定
〔キー操作・表示例〕
XNの場合。矢印はキー操作1回に対応。
項目番号の更新
図5.1.6 キーボードの機能
lMIB4C2−04
MODELSLPC
③ データの更新
TUNINGキー(団,囹,囚)を押すと,データ
5.操
作 5−7
備
5.2 準
を増減することができます。
準備作業は,調節計を計装盤に取付た状態,または
TUNINGスライド・スイッチが, ENABLE側に
取外して作業机上にて行ないます(ハウジング収納状態)。
設定されている場合のみ有効です。
内器ハウジングから引出す方法
囚 :データ増加設定
(1)正面下部に手を当て,ストッパーを押し上げな
囹 :増速設定(囚または団と同時操作)
がら引き出します。計器側面のチューニングパネ
団 :データ減少設定
ルが見える位置で中間ストッパが働き,それ以上
引き出せなくなります(図5.2.1)。
(4)自己診断
CHECK, ALARMキーを押すと,調節計の運転
状態をチェックすることができます。呼出方法は(1}
\.
一一
と同様です。
o
遍
詳細は5.7節を参照ください。
訓
/
o
(5)表示器の消灯
データ設定が完了しすべてのキー操作が終わると,
ノ 一
,20
\
表示器は約30分後に自動的に消灯します。
’二r1
o
_o
一
’
x…霧
これは不必要な電流を消費しないための処置であ
1 ■
り,再びキー操作を始めると点灯します。
使用していない信号,パラメータ
アプリケーション・プログラムにて使用し
1,.鯛
監1
r
ストッパ
回
d 司
〆
図5.2.1 重器の引き出し
ていない入出力信号,パラメータも,キーボ
ード操作にて「呼出し」「設定」することがで
きます1しかし,これらのデータは制御・演
算の実行と無関係であり,干渉を与えること
(2)内器をハウジングから取出す場合には,図5.2.
2の要領で中間ストッパを押し下げながら引き抜
いてください。
はありません。
中間ストッパ
図5.2.2 内器の引き抜き
IMIB4C2−04
MODELSLPC
5−8
(3)内器とハウジングを分離する場合は,内器前面
② チューニング・ボードの設定
を図5.2.3のように下方に向けた状態でコネクタ
チューニング・ボード上のDIR/RIV設定スイ
を引き抜いてください。
ッチを所定の動作に設定します。
次に,電源を投入し,TUNINGスイッチをENA
BLEに設定すると,キーボードからパラメータ設
定可能になります。
MODEL SLPC
TUMNG ACτ10N
をバムロしヨ ロロロ ロコほ 圖稼高
讐NH蓼BIT RVSI R》S2
ROM
図5。2.5 スイッチの設定
図5.2.3 内器とハウジングの分離
(3)MODE設定
キーボードにてMODEを呼び出し,囚 団押釦
にて設定します。・
5.2.1 取付部品の確認
ヒューズ,データ保護用電池,アプリケーションROM
が所定の位置に取付けられていることを確認します。
〔表示・設定例〕
押釦操作
取付けられて無い場合には,後述する取付方法にて
表示器
Mθ刀ε1 0
取付けます(6.3節 部品交換 参照)。
囚
〃θ.刀ε1 !
(1)調節弁動作方向表示板の設定
困
剛7辺ε∂ 1
調節弁の動作(正動作,逆動作)と表示板の位置を
団
Mσ刀ε∼ o
5.2.2 運転準備
表示板は,指のッメやピンセットにて引抜けます。
CLOSE(調節弁が閉じる方向)
OPEN (調節弁が開く方向)
困 ⋮
一致させます。
回
記事
0でよければそのまま
次の操作へ
1でよければそのまま
次の操作へ
M[1刀εヨ θ
@ …
囚団 操作は約1秒かかります。 (誤設定防止
のため)
(4)SCALE設定
1!L40
偶
倒
1に1
測定値,設定値を工業量で表示するスケールを,
最大値,最小値,小数点の順に作ります。
最大値(θ■1、:内部データ1.0のときの表示値を
1 ・
⑪
. _
c 口調
1
、
’
堰嵯1 名
0
設定します。整数4桁符号付。
1 鯛
回冴
最小値(Lθノ):内部データ0.0のときの表示値を
設定します。整数4桁符号付。
小数点(門戸1):小数点の位置を設定します。小数
点は,置かれる位置に番号が粘い
図5.2.4 調節弁動作表示マークの設定
IMIB4C2−04
ており,その番号を設定します。
MODELSLPC
5.操
作 5−9
⑥初期値,デフォルト値
「一一DATA一「
小数点
番号
注)小数点番号4は
小数点表示をしない
L
初期値は,SPRGプログラマでユーザプログラ
ムをROMに書き込む時,同時にその時のパラメー
1
タを初期値として書き込みます。
2
電源と電池の事故により,キーボードで設定した
3
値が消失した場合,初期値が設定データとして読み
4
〔例〕一1α00∼40.00を作る場合
込まれ制御が始まります。
デフォルト値は,SPRGと接続したときの状態でプロ
グラマの初期化およびパラメータの初期化を実行した
押釦操作
表示器
記事
値です。新規にユーザプログラムを作成するときに
H■1 1000
DATA部には現在の
は,必ずプログラマの初期化およびパラメータの
囚
kTYPF」LDATA」
月■ノ 牛θ00
gI1の値が表示される
初期化を行ってください(表5.1.1,表5.1.2参照)。
團併用可
srGパラメータについては,表541を参照してくださ
Lθ1 〃
DATA部には現在の
kTYPE」 LDATA」
kO1の値が表示される
●
油団
団
乙θ!一ノ。〃〃
コρ1 ヨ
R戸ノ 8
團併用可
DATA部には現在の
い。必要に応じてパラメータを再設定してください。
(7)傾斜取付
傾斜取付の場合には指示計のゼロ調整が必要です。
6.2節 検査・調整に従い正しく調整します。
cPの値が表示される。
ャ数点の詳細は上図参
照。ただし設定変更す
る場合は囚団を使う・
団
H工’
X1→Y1→HI1
月■∼
カスケード制御,セレク
L[18
タ制御の場合,同様に
謔Q制御要素のスケー
刀ρ8
ルも作ります。
すべての準備が完了したならば電源プラグを外し,
計装盤に取付け,信号配線と電源投入を行ないます。
㈲ その他のパラメータ設定
制御・演算に必要なパラメータを,漏れなく設定
します。予め,データ・シート等にパラメータを書
き出しておくと便利です。
表5.L1にパラメータと設定範囲が記載されてい
ます。
〔パラメータ設定例〕
制御要素2の積分時間を600秒に設定する場合
團団団
押釦操作
表示器
記事
同工1
3回操作します。
V12 10〃o
サ在のTI2の値が表示される
s二τ∼ 50θ
@ 團併用可能
他のパラメータも同様に,次の順序で設定できま
す。
① 項目呼出し
11個の項目キーで呼出す。
② 番号呼出し
困キーで更新
③ データ設定
団 廟 囚キーで設定
IMIB4C2−04
MODELSLPC
5−10
5.3.2 警報チェックと自動運転への切換
5.3 運転開始と操作
手動操作によって円滑な応答が得られ,測定値が設
定値あるいはその付近で平衡したとします。
注
意
(1)警報チェック (図5.3.3)。
前面のALMランプが点灯している場合には,何
本項では,単純なPID制御を例に,運転
らかの信号異常が発生しています。側面チューニン
グ・バネ・レの[亟亟}[亟亟二目を呼び出し,
開始と操作方法を解説します。
実行する演算・制御プログラムにより,運
異常原因を発見し,異常を取除いてください。
転開始と操作方法の異なる場合があります。
FAILランプが点灯している場合には,調節計
演算・制御内容を理解した上で,本項の作
自身に異常が発生しています。
業を,お進めください。
5.7節を参照ください。
② 手動操作より自動運転への切換
5.3.1 手動操作による運転開始
回 囚 図運転モード切換スイッチにて囚
(1) 回 囚 図 運転モード切換スイッチを図
を押すと, 囚 ランプが点灯し自動運転になりま
にします。(押釦埋込みランプが点灯)(図5.3.1)。
す。切換時のバランス操作は必要なくバンプレスに
割
切換ります。
一16。t 凧
二い二
も巨︺
o
一 / o
樗寡誠・
輔
100≡
運転モード切換ス
一ご1
、
﹁.
一
o
口
,σ
PF
0
止〃払1
[
\ \
≡…
≡≡80
フェイルランプ(赤)
ノ
ALM
アラームランプ(黄)
ノ
≡≡⋮⋮≡
/ニニ
i﹁
d4 回回
一
FAIし
≡
≡
≡60
≡
≡…
図5.3.1 運転モードの切換
② 手動操作レバーを左(または右)に倒して出力信
号を謁整します(図5.3.2)。
=︺
匝
o
図5.3.3 FAILランプ,ALMランプ
5.3.3 定常運転
蓼
、
≡
(1)運転モードの切換
ゴ糀
一 「 o
設定値調整キー
調節計の運転モードは, [切 囚 図押釦スイ
ッチを押すことにより自由に切換可能です(図5.3.1)。
E=ブ1, 縄r
(ただし, 圖一法への直接切換は禁止して
‘/1
一
一20
一
ゴノ
二〇
。
@ /
手動操作レバー
鰯
L垂…1
回窃 、 回
いる。)また,切換時のバランス操作も必要なく,バ
ンプレスに切換わります。
② チューニング・パネルでのパラメータ設定
ベラメータの設定変更が必要な場合には,調節計
’「
内器を引き出しチューニング・パネルにて設定しま
す。設定後はTUNINGスイッチをINHIB王T側
図5.3.2 手動出力操作
(3)設定値は,設定値調整キーを操作し目標値に設
定します(図5.3.2)。
1MIB4C2−04
に倒し,誤操作による設定ミスを防ぎます。
MODELSLPC
作 5−11
5.操
5.4 セルフ・チューニング機能の設定と表示
セルフ・チューニングは,制御対象の特性に応じて
ω STC(STCモード指定)
STCの動作モードを設定します。
P,1,Dパラメータを自動的に最適値へと調整する機
STC動作停止
0:FF
能で,SLPC一口8ユに塔載されています。
5.4.1 セルフ・チューニング用パラメータ
セルフ・チューニング機能に関連する設定パラメー
0
新PID値を表示(PID値自動更新せず)。
1
STCオン。 PID値を自動的に更新します。
2
オ_ト・スタート・アップ(5.4.2項参照)。
オンデマンド・チューニング(5.4.3項参照)。
0.1
ター覧を表5.4.1に示します。
これらのパラメータは,チュー二・ング。パネルの
團キーに割当てられ麟
設定は.チューニング・パネルの団,國キーにて行
ないます。STC=2はMANモードの時のみ設定可能。
囚キー :OFF→0→1→2
団キー :2→ユ→0→OFF
表5.4.1 セルフ・チューニング用パラメータの名称と内容
4
タイプ
¥示・設定範囲
名称・内容
@(N)
各事象発生時のパラメータの値
単位 /NPR
o荷時
SPRGプログ
宴}でパラメータ初期化
索EaOM
宰AROM
i注5)(注8》
o注6}(柱8)
qAM揮発時
タ行時(注4〕
qAM揮発時 OFF
OFF,0,1,2
一
OFF
変化なし 0
1.2
比例帯
6.3・999.9
%
999.9
999.9
RO醐期値
ROM初雛
TI
1.2
積分時間
1・9999
秒
1000
1000
ROM密雲
ROM初期植
TD
1,2・
士分時間
0.9999(注3)
秒
0
0
ROM初期値
ROM初期値
IP
1.2
プロセス・タイプ
0.1
一
0
変化なし 0
0
TR
1.2
プロセス応答時間
4・9999
秒
300
300
ROM初期値
300
NB
1.2
ノイズ・バンド
SCALEで設定した0・20%相当の工業量
一
0.0
変化なし
0.0
0.0
1.2
制御目標タイプ
0,1,2,3
一
2
2
ROM初期値
2
5.0
○
○
○
○
○
2
○
一
○
一
○
一
○
○
○
一
O
○
一
一
○
○
○
一
△
△
○
○
一
一
一
○
MI
○
○
OS
0
○
STCモード指定
0
○
○
一
STC
PB
設定要素(注2)
夏
iTYPE)
項目番号
一
一
MV印加信号振幅
%
5.0
変化なし
5.0
01.06
比例帯上限リミット値
6.3・999.9
%
999.9
999.9
ROM初期値
999.9
02.07
比例帯下限リミット値
6.3・999.9
%
6.3
6.3
ROM初期値
6.3
03.08
積分時間上限リミット値
1・9999
秒
9999
9999
ROM初期値
9999
04.09
積分時間下限リミット値
1・9999
秒
1
1
ROM初期値
1
05.10
微分時間上限リミット値
0・9999
秒
2000
2000
ROM初期値
2000
PA
1.2
新比例帯計算値
6.3・999.9
%
999.9
変化なし PBnの値 PBnの値 /
/
/
IA
1.2
新積分時間計算値
1・9999
秒
1000
変化なし Tlnの値
Tlnの値
/
/
/
/
DA
1.2
新微分時間計算値
〇一9999
秒
0
変化なし TDnの値
TD駄の値
/
/
/
/
CR
1.2
推定確度誤差
0.00−99.99
一
0.00
変化なし
0.00
0.00
/
/
/
/
RT
LM
1.2
信号分散比
0.000−9,999
一
0,000
変化なし
0,000
0,000
/
/
/
/
1.2
等価むだ時間
0.9999
秒
0
変化なし O
0
/
/
/
/
0
変化なし
0
0
/
/
/
/
0,000
変化なし
0,000
0,000
/
/
/
/
R(注1)
等価時定数
0−9999
1.2
等価プロセスゲイン
0.000・9,999
一
(注1)RO1∼RO5はPB1.TI1.TDIに対するリミット値
○
一
○
一
○
一
一
一
一
/
(注3)動作範囲は2∼9999秒です。(0と1:0FF)
RO6∼R10はPB2,TI2,TD2に対するリミット値
(注4)PBn,Tln,TDn,TRn,OSn,RO1−RlOを再設定してください。(n竃1,2)
(注2)○:要設定項目
(注5)STC,IPn,NBn,Mlnを再設定してください。(n昌1.2)
一:設定不要項目
/:表示専用項目
(注6)STC,IPn,TRn,NBn.OSn.Mln,ROI∼RIOを再設定してください。(n=1,2)
△:オンデマンド時設定
○
1.2
GM
一
一
○
○ ○
TM
秒
一
○ ○
1.2
0.0−20.0
(注7)ROM初期値とは,SPRGを接続してユーザROMにプログラム書き込みを実行したときの値で
す。
(注8)SLPC*Eで拡張された機能を使った場合のユーザROMを「’E ROM」と呼びます。それ以
外は「’AROM」と呼びます。(詳細はTI IB4C2−02参照)
lMIB4C2−04
5−12
(2) P8,Ti,TD(PiDパラメータ)
STC=王で運転開始する場合,本項の設定値が初期
値となり,運転後自動更新されます。
・1オーバシートゼ・
︼
制御演算で使用するP王Dパラメータです。
∼箏OD……しSLPC
オーバシュート 約5%
2
オーバシュート 約ユ0劣
3
オーバシュート 約15%
{3}IP(プロセス・タイプ)
プロセスが定位系か不定位系(積分系)であるかを
17)Ml(MV印加信号振幅)
指定します。不定位系とは操作量MVにステップ入
STC=2モードまたはオンデマンド・モードの時
力を加えると測定値が無限に上昇または下降するプロ
(5.4.3項),操作量MVに印加するテスト信号の:増
セスでレベル制御以外は大部分が定位系です。
加分を指定します。測定値:が5%位振れる値を設定し
働 TR(プロセス95%応答時間)
ます。
プロセスのステップ応答(開ループ時)の95%立
ち上がり時間相当を指定します。STC調節計は,こ
STC=2モードではMANUAL状態ですので現在
の値から測定信号波形の観測時間やプロセス推定のサ
モードはAUTO状態ですので制御偏差を減らす方向
ンプリング時間を計算します。
に加えられます。
TRは次のような方法で適正な値を設定します。
(図3,1.1)
① プロセスのステップ応答波形からの推定:
測定値変化△PVが整定値の95%に達するま
での時間。ステップ応答がむだ時間しと一次遅れ
時定数Tで近似できる場合には,TR=L→一3Tと
の制御偏差の符号を維持する方向に,オンデマンド・
{8}RO1∼10〈P,1,Dリミシト値)
P,1,Dパラメータの調整範囲を制限するために
利用できます。
上限リミット値≦下限リミット値と設定した場合,
パラメータは下限リミット値に固定されます。
なります。
19)PA,lA,DA(新P,LD計算値)
② 不定位系(積分性)プロセスの場合:
STC;0(新P,1,D値の表示のみ)の場合, STC
操作出力にパルス入力を与えたとき,測定値変
機能が計算した遷移すべきパラメータ値を表示します。
化△PVが整定値の95%に達するまでの時間。
制御演算には使用されません。
③ 今までの運転状態からの推定:
STC=OFF,1の場合,それぞれPB,T1,TD値
ほぼ良好と思われる減蓑振動波形の周期Tpを
読み取りTR=Tpと設定します。
と同一値を表示します。
④ 応答時間の変動が予想されるとき:
制御したい応答波形に合わせます。炉の温度の
ように.測定値が上昇するときと下降するときで
応答時間が異なる場合には大きい方にあわせてく
ださい。
① ステップ応答波形からの推定
@ MV
@ PV
整定値
⑤ 注意事項:
PV
TRのユ/20がプロセス推定のためのサンプリ
ング周期Tsになりますので,2Ts以下の応答波
形は正しくとらえることができません。一般に
時間
TRの設定は.正しい値より小さくするよりも大
TR
きいほうがプロセス特性の推定値の誤差は小さく
なります。
TRを変更すると。4TRの間はデータファイ
②減衰振動波形からの推定
ルを初期化するためSTCは動作しません。
(図5.4.1 TRの推定方法)
@ TR=T1/
15}網B(ノイズ・バンド)
oV
測定値信号に重畳するランダム・ノイズ信号の波高
値の2倍相当を設定します。NBはノイズによりプロ
セス推定が乱されるのを防止するために使用されます。
Tp
固有振動周期
時間
(6}OS(制御目標タイプ)
セルフ・チューニング機能が目標とすべき応答波形
を設定します。
lMlB4C2−04
図5.4.1 TRの推定方法
MODELSLPC
5.操
作 5−13
㈲ CR (推定確度誤差)
{3}操作方法
プロセス特性を推定した時の推定確度の誤差です。
① 最初にSTA:LM(5.7.6項)が発生していない
STC調節計はCRが5%より小さい時PIDパラメー
ことを確認します。
タの計算設定を行います。
②MANモードにてSTGモード指定を2に設定し
㈲ Rτ (信号分散比)
ます。
測定信号PVの分散値と設定されているモデル
③ 手動操作にて測定信号を適当な値:に安定させま
出力の分散値の比を表示します。STC調節計は,
す。
プロセス特性が変動したかを検知するために.推
④ 運転モードをAUTOまたはCASに切換えます
若したモデル(STC=0ではSTCニユの最終モ
(スタートアップ開始)。
デル)を用いて上記の比を計算します。プ0セス
計器前面の囚または回ランプが点滅します。
とモデルが一致する場合にはRTはほぼ1になり
オート・スタートアップではPID制御はまだ開
ます。RT≧2ま:たはRT≦015の堤合にはアラ
始されず,30秒後調節計が自動的に操作出力に
ームを発生します。
安全方向(偏差を反転させずに拡大する方向)の
轟2)しM.TM, GM(推定等価モデル)
ステップ変化(MI%)を与えます。
STC調節計は,推定したプロセス・モデルをむだ
STALMが発生していると, AUTO(CAS)に
時間と一次遅れ系で近似して表します(積分系ではパ
切換わらないことがあります(5.7.6項参照)。
ルス入力に対する応答)。・LM, TM, GMは,それぞ
⑤ 測定信号が筆証したならば.調節計が自動的に
れ等価むだ時間,等価一次遅れ時定数,等価ゲインを
操作出力を元に戻します。
示します。
⑥ すべての設定項目が揃うと,自動的にSTCモー
LM, TM, GMには, STC=1モードでかつ推定’
ドが1となりPID制御が開始されます。
確度誤差CRが5%以下の時の値が保持されています。
囚または回ランプの点滅は点灯状態に変わり
また表示されている値から計算した:P工Dパラメータ
ます。
がPB, TI, TDに対応します。 CRはプロセス特性推
(4}オート・スタートアップ実施上のチェック項目
定の都度,更新されていますがCRが5%以上の時は
① 5%の出力変動を与えても支障ないプロセスで
:LM, TM, GMは更新されません。
あること。
5,4.2 オート・スタートアップ
STCモード指定を「2」に設定するとオート・スタ
ートアップ・モードになります。この状態ではステッ
プ応答法によりSTC用パラメータ(PB, TI, IP, TR,
NB, R)を自動的に算出します。
α}適絹制勧ファンクション
BSC制御ファンクション
CSCカスケード制御ファンクション
カスケード・オープン時は2次ループに実施
(
カスケード・ク。一ズ時は1次ループに実施
{2}設定パラメータ
STC, OS:および必要に応じてTDを設定します。
TD=0に設定すると,対応する制御要素はPI制御に
なります。
TDを1以上に設定する場合,対応する制御要素は
:PID制御になります。ただしオートスタートの結果
② プ0セス・ゲインが高い場合,測定値の変化幅
’が1.5MI%を超えると自動的に操作出力を元の
値に戻します。
③ プロセス・ゲインが低く,測定値変化幅が2%
未満の場合はオート・スタートアップ不可能と判
断し,最大観測時間(約80分)経過後MANモード
に戻りSTCアラームを発します。
④PIDリミット値(RO1∼R10)は,オート・スタ
ートアップで求められたPB, TI, TD初期値の4
倍(上限リミット値〉,%倍(下限リミット値)に
自動的に設定されます。
⑤ オート・スタートアップ中に停電が発生すると
復画論STC=0, MANモードに遷移します。
⑥オート・スタートアップ中にSTALM(5.7.6
項参照)が発生すると,スタートアップ動作を中
止し,STC=0さらにMAN状態に遷移します。
PI制御になることがあります。
lMIB4C2−04
MODELSLPC
5−14
⑦オート・スタートアップ中(囚または厘]ラ
5.4.4 セルフ・チューニングの動作表示
ンプ点滅中)にループ・ステータスをMAN状態
m 側面チューニング・パネル
に切換えた場合,スタートアップ動作を中止し,
STC=0,ヱでセルフ・チューニング機能が動作し
STC・=0になります。
ている場合,「0」または「ユ⊥が点滅します。
STC=2でスタートアップを実行している場合,「2」
5.4.3 オンデマンド・チューニング
が点滅します。
オンデマンド・モードでは,オペレータの要求時に
いずれも動作が休止またはMANモードの場合には
閉ループで操作量MVにステップ状のテスト信号を
単なる点灯状態です。
加えて,その時の測定値PVの応答からセルフ・チュ
(2}前面C,A, Mモード表示ランプ
ーニングを行います。設定値変更ができない場合に有
STC=2でスタートアップを実行している場合,回
または囚ランプが点滅します。
効です。
(1>適用条件
このモードは,次の条件がすべて満たされる時のみ
5.5 可変形設定値フィルタ機能の設定と表示
作動します。
・基本制御BSCまたはカスケード制御CSCファン
可変形設定値フィルタ(SVFと略す)は, PI−D形
クションを指定したとき。(セレクタ制御SSCで
制御アルゴリズムを基本として,設定値部分にフィル
は無効)
タを付加した構造を有し,フィルタの効果を2個のパ
・制御状態がAUTOまたはCASCADE。 (DDC,
ラメータで調整することにより,PI−D形から1−PD形
SPCモードでは無効)
まで連続的に設定値追従特性を変更することができま
・STCモード=0または1。
す。
② 設定パラメータと動作
SLPC一[コ5ユ,一〔コ81に塔載されています。
① STC=・0,1の設定パラメータを設定します。
② MI:加えるテスト信号の振幅を指定します。
5.5.壌 パラメータの効果
PVが5%前後振れるくらいの値を設定します。
図5.5.1に,パラメータPX(α), PY(β)を各々
MIは,動作方向指定スイッチDIR/REVと現在
0∼1まで変動させた場合の設定値追従波形例を示し
の制御偏差に応じて,制御偏差を減らす方向に
ます。
MVに加算され出力されます。
PXは追従波形の調整に大きな効果があります。PX
不定位系の場合にはTR/10の時間幅のパルス信号
値が大きい程急峻な追従波形を得ることができます。
が加算されます。
PYは波形改善効果が小さい微調整パラメータであり,
③ 操作方法
PY値が大きい程オーバシュートの小さい追従特性を
a)MIの値, AUTOまたはCASモードであること
得ます。
を確認します。
b)STCモード0が1であるのを確認します。
5.5.2 PX,PYのチューニング方法
c)rN」キーをユ回押して,“RQ”(チューニン
d)セルフ・チューニング機能なしの場合
グ要求)と表示されるのを確認します。
① 操作出力に変動を与え,その応答により最適P,
d)ユ秒以上待ってからもう一度「N」キーを押し
1,D値を求めます。
ます。取り消す場合には他のキーを押してくださ
② 設定値をステップ変更し,希望する追従特性が
い。
得られるようにPXを調整します。
e)MvにMIが加算され, TR/10秒間,“RQ”
微分動作付の場合,さらにPYで微調できます。
が点滅します。この間「N」キーを押しても無視
③PX, PYの推奨値は, PX=0.5, PY=0。0で
されます。
す。
lMIB4C2。04
MODELSLPC
5.操
作 5−15
(2}セルフ・チューニング機能付の場合
{b}運転モードを〔尋にします。
①PX=0.5,PYニ0.0(推奨値)に設定して,セ
{c}比例帯の最適値を得るため次の操作をおこなつ
ルフ・チューニング機能による運転を行ないます。
てください。
外乱抑制用にPIDを,設定値追従用にPXを,
比例帯を充分大きい値:から(たとえば100%一
それぞれ最適値を計算します。
50%→20%)下げます。 この場合各段階で制御
の状態を観察できるように充分時間を置いてくだ
●PXの効果
さい・制御ループの持続振動(サイクリング)が
PX=1.0
PV
始まるまでこの操作を続けます。
PX嵩0.6
(サイクリングは比例帯をプロセスの最高値より
PX=0.3
(PY篇0固定)
せまくしたために起るもので,測定値指示計が設
定点を中心に,規則的に振動することで知ること
PX篇0.0
ができます。)サイクリングが発生した時の比例帯
の約2.2倍が最適比例帯です。
次にサイクリングの周期を計ります。
■ 鵬
時間
.
●PYの効果
振動周期の約0.83倍が求める積分時閤です。
普通積分二丁はかなり下げても設定値に平衡す
PY=0.0
PV
るまでの時間が短くなるだけで,動作状態はそれ
PY=α3
ほど変化しないものです。しかしプロセスの遅れ
(PX=0.5固定)
特性によって決まるある臨界値より下げますと,
やはりサイクリングが起ります。これは積分時間を
PY=0.6
小さくし過ぎたためですから.サイクリングが
PY=1.0
止まるまで少しつつ大きくしてください。
‘ r l r
時間
図5.5.1 パラメータPX, PYの効果
② 「比例+積分+微分」調節計
{a)運転モードを図とし,手動操作にて測定値と
設定値を一致させます。積分時閤を9999秒に設
5.6 自動調節
調節計を未知のプロセスに使用する場合には,手動
調節で運転したときの状況をよく謁べておくことが大
切です。
自動調節に入る際,比例帯・積分時間・微分時間を
決めるのに役立つからです。
たとえば調節計の出力をわずかに変化させただけで
測定量が大きく変わるような場合は,安全性をもたせ.
るために比例帯を広くする必要があり.逆の場合には
せまくしなければなりません。
また調節計の出力を変化させたとき,それに追従す
る時間の短かいプロセスでは積分時間および微分時間
を短かくすべきであり,回復時間の長いプロセスでは
大きくすればよいわけです。
{ユ) 「比例+積分」調節計
{司運転モードを図とし,手動操作にて測定値と
定し,比例帯は十分に大きな値:に設定し,微分時
問を0秒にします。
㈲運転モードを囚にします。
団 前記の「比例÷積分」調節計の場合と同様に比例
帯を変えて,サイクリングのちょうど起りはじめ
る点を探します。この点における比例帯の値(PBu)
と.サイクリング周期(Pu)を測定します。
(d}最適な設定値は次の様に決まります。
比例帯=1.7PBu
積分時間=0.5Pu
薇分時間=0.125Pu
ここに紹介した方法に.ジーグラ・ニコルスの限界
感度法と言い.振幅減衰がほぼ25%の応答特性を得る
ことができます。
この他にも,ステップ応答法をはじめ各種の調整方
法が提案されています。必要に応じ,自動制御の専門
書を参照ください。
設定値を一致させます。積分時間を9999秒に設
定し,比例帯は十分に大きな値に設定し,微分時
間を0秒にします。
lMIB4C2−04
MODELSLPC
5−16
このとき,測定値指示計は,アナログ入力信号1番
5.7 FAILランプ, ALMランプ点灯時の
(X1)を指示します。
対処方法
(2)SPBD携帯用手動操作器の接続ケーブルをハウジ
本器は,調節計内部の異常,信号の異常などを前面
ング下部のジャックに挿入し,出力信号をSLPC
のFAILランプ, ALMランプで表示します。ランプが
からSPBDへ切換えます(図5.7.1参照)。
点灯(あるいは点滅)を始めた場合は,速かに適切な処
(3)側面のチューニング・パネルで「CHECK」項を
置を施してください。
選択し,異常原因を調べます(5.7.4項)。
5.7.1 FAlLランプ点灯時の対処
ハードウエアの異常と推定される場合には,計器
FAILランプの点灯は,調節計内部に重大な異常が
をパネルから取外し,7章の手順でトラブルシュー
発生していることを意味します。
ティングを実施してください。
(1)電流出力信号を監視し,手動操作レバーにより出
力信号を,プロセスに悪影響を与えない値に設定し
ます。
FAIL時,アナログ出力,ステータス出力は, FAIL
直前の値を保持します。
電流出力信号は手動操作レバーで操作できますが
長時間一定値保持はできません。SPBD携帯用手動
操作器でバックアップしてください。
電圧出力信号は時間経過と共に漸減します。
いずれの出力も故障部分によって,希に正常でな
い値を保持する場合があります。
ノ
.盗・
バッテリ・チェック・ボタン
バッテリ・チェック・ポイント
レ!
』、
舞
1ノ〆
ノ/
’箋
じ滴
i’,z/
、ノ/
/
’
§
0
ノノ ノ
//’
コネクタ付
レ∠
ケーブル
\ハウジング
\
隔\、
コネクタ接続口
B
調節計等
・」
琴5.7.1 SPBDの接続
IMIB4C2−04
o
o
/A
ヂ
手動調節用つまみ
・1︷
操作出力指示計
/
/髪
翻
螺戯、膝.
切換スイッチ
4・
ρ
ミよl!
入力指示計
MODELSLPC
5.操
5.7.2 ALMランプ点灯時の対処
調節計の上下限警報が動作したり,入出力信号が断
線している場合などに点灯します。
側面チューニング・パネルで,「CHECK:」項,「AしARM」
作 5_17
複数の異常が同時に発生すると,個々の表示値の加
算値が表示されます(ただし,16進数の加算)。
〔例〕
ε声11E[κ σε
項および「STALM」項(SLPC一口8ユのみ)を選択し,
OC=04+08(演算オーバー,入力オーバー)
異常原因を調べます(5.7.4項,5.7.5項参照)。
異常原因により,適切な処置を施してください。
εβε[κ 月θ
5.7.3 ALMランプ点滅時の対処
データ保護用電池の電圧が低下すると,ALMラン
AO=20+80 (電池異常,データー消失)
プが点滅を始めます。電池を交換してください(交換
表示値は,該当する異常原因が除去されると,00
要領は6.3.4項参照)。
に戻ります。
(注 記)
ただし,80(内部データ消失)は自動的には戻りま
{1)通常運転時にALMランプが点滅を始めたなら
せん。 国キーで00に設定します。
ば,速やかに電池を交換してください。
(2)ALMランプの点滅表示は,点灯表示より優先
します。従ってランプ点滅中に,警報状態を表示
することはできません(側面チューニング・パネ
ルでは表示可能)。
5.7.5 ALARM表示
制御ファンクションの警報状態を2桁数値で表示し
ます。またALMランプが点灯します。
〔表示〕
5.7。4 CHECK表示
CHECKの表示項目を示します。
ランプ
CHE:CK
一
:FAIL
第1制御要素の警報
診 断 内 容
¥ 示
θo
正常
σ1
A/D変換部分の異常
DIA変換部分の異常
A:LM
o午
演算レンジのオーバーフロー
A:しM
〃θ
入力信号のレンジオーバー
FAI:L
ノ8
ユーザROMの未着装または異常
A:LM
20
データ保護用電池の未着装または電圧低
ALARM
下(ランプ点滅)
ALM
ALM
ALM
午〃
電流出力信号の開放または負荷過大
80
内部データの消失斎
P鐸郵駅臼
電源電圧が異常に低い
FAIL
一
計器異常(表示不能)
診断内容
¥ 示
’ ∼ 苧 θ
σヨ
∠7
FAIL
第2制御要素の警報
正 常
上限警報
下限警報
偏差警報
変化率警報
複数の警報が同時に発生すると,個々の表示値の加
算値が表示されます(16進数加算)。
〔例〕
*ALMランプが点灯し, CHECK=80が表示された場合,
設定パラメータがイニシャライズされているのでサイドパ
月L月月M O5
ネルでPIDパラメータなどをチェックし,設定しなおして
6=2+4(下限警報と偏差警報)
ください。
月LFI尺M 」E5
E=2+4+8(下限,偏差,変化率)
5=1+4 (上限,偏差)
表示値は,該当する警報が正常に戻ると,
0になり1
ます。
1MIB4C2−04
MODELSLPC
5−18
5.7.6 STALM.表示(SLPC一[コ81のみ)
STALMは盟騒キーに割当てられ,セ・レフ
・チューニング機能が正常動作できない場合に,その
複数の警報が同時に発生すると,個々の表示値の加
算:値が表示されます(ユ6進数加算)。
〔例〕
状況を2桁数値で表示します。
丁丁月LM β石
STALM表示と診断内容の関係を,表5.7.1に示し
ます。
6=2・+4(PID値リミッタ抵触,
出力リミッタ抵触)
57一月LM E刀
EO柵
表示値は,該当する警報が正常に戻ると,0になり
ます。
表5.7.1 セルフ・チューニング・アラーム表示項目.
STALM
STC
表 示
モード
00
全
1
診 断 用 容
正常(STC=OFFの場合は常に00)
STC動作
解除方法
継 続
一
・STCと組合せを禁止した制御要素を実行している。
◎ユ
停 止
。制御ファンクションが毎周期実行されていない。
。P,1, D値が上下限リミッタにリミットされている。
02
。モデルが,プロセスと合わない(RT≧2, RT≦0.5)
1
。アラーム発生
1 継続
要因の除去
0.1
。電流出力オープン
… 停止
。STC=OFF
04
08
。操作出力が出カリミッタにリミットされている。
継続
。測定値入力レンジ・オーバー
継続
。圓キー押下
!.STCと組合せを禁止した制御ファンクシ・ン渕御心を実行
1 している。
ll。制御ファンクションが毎周期実行されていない。
10
。CSCにて,内部カスケード開/閉切換を実施した。
。ユーザ・プログラムまたは操作により,STCモードを変更,ま
20
。STC=2
@ 再実行
MANモード
STC=0に
遷移。
QSTCコOFF
たま停止指令を受けた。
・図キー押下
。BAC:K UP MAN状態に遷移した。
2
・電 源 断
。電流出力オープン
40
。アラーム発
停止
生要因の除
。出力にステップ変更を与えた場合,出力リミット値にリミットさ
れる,または出カレンジ・オーバーの可能性がある。
去。
m
‘
・測定値入力レンジ・オーバー
80
・測定値の変化量が小さすぎて,オート・スタートアップを実行で 1
きなかった(最大観測時間(約80分)を超過)。 1
‘
量MIB4C2−04
MODELSLPC
5.8 SPRGプログラマとの接続
5.操
作 5−19
5.8.2 SPRGの切り離iし
(1)SPRGをPROGRAMモードにします。
設定データや制御プログラムを変更する場合には,
(2)SLPCの電源をオフにします。
SPRGプログラマを用います。
(3)SPRGの電源をオフにします。
SPRGの詳しい取扱い操作はSPRGの取扱説明書
(4}SPRGを切り離します。
(IMIB4W1−02)を参照ください。ここではSLPC
との接続手順を説明します。
リヤ ま
圧 ,冒、
SLPC通電中のSPRGコネクタの接続お
よび切り離しは,絶対に行なわないでくださ
い。
5.8.1 SPRGの接続
(1)SLPC, SPRGとも電源オフにします。
(2)SPRGをPROGRAMモードにします。
欝
(3)SLPCにSPRGのケーブルコネクタを接続しま
す(図5.8.1参照)。
(4)SPRGの電源をオンにします。
SPRGプログラマ
図5.8.1 SLPCとの接続
(5}SLPCの電源をオンにします。
IMIB4C2−04
守 6−1
6.保
MODELSしPC
守
6.保
ここでは,比較的簡単な指示計の調整,部品の交換
100%になることを校正マークにて確認します。許
について説明します。
容差はスパンの±0.5%です。この時視線は,指針を
水平に見る位置でそれぞれの校正マークを確認してく
ださい。
6.1 調整用器具
(5}(4)項で許容差を外れる点がある場合は,再び3.O
VDCを入力し,指示値を50%土0.5%・の範囲で,わ
直流標準電圧発生器:
横河電機製TYPE7651または同等品 1台
ずかに調整します。
⑥ (4}項と同様のチェックを行ない,全点が許容値内
SPRGプログラマ:1台
に収まるまで,{4順と{5順を繰り返し行ないます。
6.2 指示計の検査・校正および調整
6.2.1 調整用プログラムの作成
調整を行なう調節計とSPRGプログラマを接続し,
次に示すプログラムを作ります。
o
@
、
〔調整用プログラム)
へ
ステップ
プログラム
01
:LD X2
02
ST A1
03
LD X1
04
BSC
05
LD X3
06
ST Y1
07
END
この他,設定パラメー
o
タ等を設定する必要は
ありません。
回
一形
四
図6.2。1 測定値指示計のゼロ調整
6.2.3 設定値指示計のゼロ点調整(可動コイル形)
(1)入力X2(端子番号3(+),4(一))に3.OVDC
の電圧を標準電圧発生器から与えます。
プログラム書き込みが終了したならば,SPRGプロ
グラマをTEST RUNモードとし, SLPC調節計のチ
ューニング・パネルにてMODE2を1とし,C・A・M
スイッチを回モードにしてから,下記調整を実行し
てください。
0
イ
6。2.2 測定値指示計のゼロ点調整(可動コイル形)
∠
翻
(1)’入力Xl端子(端子番号1(+),2(一))に3.O
VDCの電圧を標準電圧発生器から与えます。
σ
(2}測定値指針が50%士0.5%を指示するととを目盛
板上の校正マークにて確認します。
(3)指示値がズレている場合には,図6.2.1の要領で,
ゼロ点調整ねじを調整し,指針を50%に合わせます。
0
1’汐之一i
旬璽・
》
qo
マイナスドライバー
(4)入力信号を1.OV,2.OV,4.OV,5.OVDCと変化
させ,そのときの指示値が各々0%,25%,75%,
図6.2.2 設定値指示計のゼロ調整
iMIB4C2−04
MODELSLPC
6−2
(2)(2)項以降は,測定値指示計(6.2.2項)と同様に
調整ください。設定値指示計のゼロ点調整図を図6.
⑱ N
2.2に示します。
0
②
噛
6.2.4 蛍光バーグラフ指示計の調整
の
測定値指示,設定値指示ともにゼロ点調整は不要で
oo
⑰
す。6。2.2項の要領で(1),(2)のチェックのみ実施くだ
⑦の
0
o
さい。
o
6.2.5 操作出力指示計のゼロ点調整
マイナスドライバー
(1)入力端子X3(端子番号5(+),6(一))に3.O
(総意ぎ黎端子A(+)’B(一)は)
’
VDCの電圧を標準電圧発生器から与えます。
ノ
(2)出力指針がちょうど中央の親目盛を指しているこ
とを確認します。許容差は±2.5%(目盛区分の1/2
図6.2.4 出力指示計のゼロ点調整
に相当)です(図6.2.3参照)。
6.2.6 傾斜取付あ場合
傾斜取付の場合には,計器を実際の取付角度に設置
指針
した状態で,測定値指示計(6.2。2項),設定値指示
@ L」L_」
計(6.2.3項りの調整を行なってください。
ll目lhlllll口II口II
0% 25% 50% 75% 100%
<kコ 〈】 [〉 じ>c>
m [
6.2.7 蛍光バーグラフ指示計の輝度調整
蛍光バーグラフの明るさが低下した場合には,図6.
2.5の要領で明るさを調整してください。
(注記) 必要以上に明るくすると,蛍光管の寿命に悪
図6.2.3 出力指示計の親目盛
い影響が出ることがあります。
(3)指示値がズレている場合には,図6.2.4の要領で
ゼロ点調整ねじを調整し,指針を親目盛に合わせます。
(4)入力信号を1.OV,2.OV,4。OV,5.OVDCと変化
きせ,そのときの指示値が各々左端の親目盛,左か
、\
O
ホ
コ
。!=ロ
ら2番目の親目盛,右から2番目の親目盛,右端の
親目盛になることを確認します。許容差はスパンの
士2.5%(目盛区分の1/2)です。この時視線は,目盛
板に対して垂直になる位置で確認します。
(5)(4)項で許容差を外れる点がある場合は,再び3.O
o
愚
VDCを入力し,指示値を許容差の範囲で,わずか
に調整します。
㈲ (4順と同様のチェックを行ない,全点が許容値内
に収まるまで,(4順と(5順を繰り返し行ないます。
lMIB4C2−04
レ死
G 凹
回
マイナスドライバー
図6.2.5 蛍光バー。グラフ指示計の輝度調整
MODELSLPC
6.保
守 6−3
6.2.8 数値表示器の設定
目盛板
(注記) 8桁DIPスイッチの設定は,ッメの先または
小さなドライバーで慎重に行なってください。
「「[Tr[器1し}
ロね
」[TLrLA【R}
一一
蛍光バーグラフ指示形の場合,計器前面のバーグラ
@・100
ふ ごつ マ の リ ト め
フ指示計の右横に4桁のディジタル表示器を備えてい
「命「「「[器(L)
一=.80
ます。
’、 A
‘ ON
(R)
ディジタル表示器の数値は,目盛板と同一に設定さ
OFF
二.60
れています。
ξつ てr の 昭) 』 =自
仕様変更等で目盛板を交換する場合には,次に示す
スイッチの設定方向を示します。
方法により,設定変更してください。
SW2(R)
図6.2.了 目盛板上のDlPスイッチ用設定方向の印刷
倹b
卜日
OR[U
でnU日U
O日
O口UU
“B
O日
O日
卜臼
OnhU
O臼[U
マ日
甲臼
d口HU
ZO﹂践O
僖 ,B
SW 1(L)
(灘霜露1まα0∼10α0)
o⊃
(5)4桁数値表示器の表示を目盛板目盛値と異なる範
囲で表示させる必要がある場合は,次の要領で,8
桁DIPスイッチを設定してください。
(a)希望する表示値(最小値および最大値)を表6.2.
1から選択してください。
{b)この最小値および最大値に対応する2進数値を8
桁DIPスイッチのSW1(L)およびSW2(R)に設
定してください。
lI
最小値はSW 1(L)のNα1∼7,最大値はSW 2
(R)のNα2∼8スイッチにて設定してください。
カバー
馬!
注1)表6.2.1にある表示値以外の表示をさせるこ
0
とはできません。
注2)4桁数値表示器の表示範囲は一1999∼4999
図6.2.6 8桁DIPスイッチ
です。
注3)’4桁数値表示器の表示は,入力(1∼5VDC)
(1)図6.2.6に示す要領で,カバーを外します。
(2)カバーの奥には,8桁DIPスイッチが2個(L,
R)並んでいます(図6.2.6参照)。
(3)一方,目盛板の上方には,このDIPスイッチの設
定方向が印刷されています(図6.2.7参照)。
(4)目盛板の設定方向のとおりに,DIPスイッチを設
逸すれば,ディジタル表示器の表示と目盛板の目盛
が一致します。
に対してリニアです。
(6)小数点位置(D・P)の設定
4桁数値表示値に小数点が含まれている場合は,
上の最小値,最大値設定とは別に,小数点だけを設
定する必要があります。
小数点位置によって,SW1(L)のNα8とSW2
(R)のNα1は次のように設定してください(図6.2.
7参照)。
lMIB4C2−04
MODELSLPC
6−4
4桁数値表示器
SWl(L)
SW2(R)
ヲー e心 ぴつ マ しΩ ¢ 卜} OC
一 c\l oつ マ uつ o 小数点が無い場杏正=工
小数点位置が2桁目にある場合ロコ=工]一□]=[[工]ココ
〃 3 〃 □=工]コー[エエエ工二ロココ
〃4 〃 [エエエコー[工工工ココ工工コ
D・P設定スイッチ
注)最小値の小数点位置と最大値の小数点位置を変える
ことはできません。
図6.2.8 小数点位置の設定
表6.2.1 表示器の表示値とDlPスイッチの設定
表示値(叢尖擾または)DIPスイ・チの設定睡(叢尖穗または)!
111101【
1111100
1111101
1111110
1111111
0000000
0000001
0000010
0000011
0000100
0000101
0000110
0000111
0001000
0001001
00010!0
0001011
0001100
0001101
0001110
0001111
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
0
0
6
17
18
19
10
21
22
23
24
25
26
27
28
29
20
31
32
33
34
35
36
37
38
3
lllOlOO
llIO101
1110110
1110111
1111000
1111001
1111010
.1
1.レぱ
.目.、騒.、
1HOOll
﹃ h
ド
圏
鐸
田
ー
聾
陸
.
日
、
1
瓠
1
1
㍑
﹁
悶
ー
酢
持
↑
繭
脚
鎚
瑞
.
垣
甲
.
、
−
ー
ー
ー
”
ー
“
ー楠
踵
h
.
ー
i
鎚
“
陸
匪
拝
随
h レ
P
峠
.
P h “、
峠1
h
弓 .
鍾 い ーー
ド
i
ー汁ー
90000000000000000000000
9
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
9
19
18
17
16
15
14
13
12
11
10
19
08
07
06
05
04
03
02
01
00
01
02
0
MIB4C2−04
1101100
1101101
1101110
1101111
1100000
1110001
1110010
.DIPスイッチの設定
0010000
0010001
0010010
001001i
OOIO100
0010101
0010110
0010111
0011000
0011001
0011010
0011011
0011100
0011101
0011110
0011111
0100000
0100001
0100010
0100011
0100100
0100101
0100110
0100111
0101000
010100ユ
0101010
0101011
0101100
0101101
0101110
0101111
0110000
0110001
0110010
じ㌔ つ○
MODELSLPC
6.保
守 6−5
6.3.3 ヒューズの交換
6.3 部品交換
故障の原因がヒューズである場合,ヒューズホルダ
6、3.1 ネームプレートの交換
の内部が汚れ,接触不良を起している場合があります
内器を少し引き出し前面上部のふたを上に開くと,
ので確認してください。
ネームプレートを上に引き抜くことができます。交換
推奨交換周期:約3年
するネームプレートをさし込んでください(図6.3.1)。
(1) ヒューズの交換は,ヒューズホルダのキャップに
表示されている矢印の方向(左)にまわすとキャッ
む
フが外れ,ヒューズが出てきます。
(2)交換するヒューズの定格を確認してから取り付け
てください。キャップはしっかりとしめてください。
注:ヒューズは製品専用のヒューズ(S9510VK)を使用してく
ださい。他の製品からの転用はしないでください。
き
図6.3.1 ネームプレートの交換
くミミ\一
ペヘ ミス
\ここ ’一一.
「浴
本納前面上部のふたを上に開くと,目盛板押えのキ
、
\
6.3.2 スケールの交換
’ 〆
、
ヤップがありますので,小さなマイナスドライバを使
って外してください。
\ ミ蕊、
ピンセットで目盛板の上部をつまみ,引き抜いてく
、、、
も ださい。交換する目盛板をさし込み,キャップを再び
はめてください。
ヒューズ 部品番号 S9510 VK
定 格 IA
(*可動コイル形のみ)
〔目盛板の取扱い〕
○目盛板の印刷面および裏面には,なるべく触れぬよ
図・6.3.3 ヒューズの交換
う取扱いください。
6.3.4 データ保護用電池の交換
○目盛板が汚れた場合には,柔らかい布などで軽くふ
計器正面のALMランプが点滅し始めたならば,速
きとってください(アルコールや有機溶剤は,印刷
やかに電池を交換してください。
を剥離させるため使用しないでください)。
推奨交換周期:約5年(通電状態,周囲温度45℃以下)
、
約1年(非通電状態,周囲温度45℃以下)
りゐ ま
、
圧 .冒、
\
必
く
’ 》》 F烈し
一 〇
さい。停電時に電池を取り外すと,.設定デー
タを消失することがあります。
=oo
種\
\痢へ 、
電池の交換は,必ず通電中に行なってくだ
キャップ
(1)内器をハウジングから少し引き出し,取り付けら
れている電池カバーおよび電池を取り出します(図
暫B
_ 、
} 岬‘一 〇
6.3.4,図6.3.5参照)。
② 新しい電池を取り付け,電池カバーを確実には
1/ 1
一
一〇 sετ
1︻
1
一調
図6.3.2 目盛板の交換
め込みます。
(3)計器正面のALMランプ点滅が止まつ#ことを
確認します。
IMIB4C2−04
MODELSLPC
6−6
〔データ保護用電池の保管と取扱上の注意〕
(4)取扱上の禁止事項
(1)保管条件
充電
周囲温度:一10∼600C
火の中への投入,加熱
周囲湿度:5∼95%RH(結露しないこと)。
両極の短絡,正負の誤まった装着
腐食性ガスの少ない場所
強い衡撃,分解
(2)電池単体での交換は行なわないこと。
もし,行なう場合には電池ケースに表示された記号
6.3.5 ユーザROMの交換
を読み,極性を間違わないよう注意してください。
(3)電池電圧を測定する場合には,必ず高入力抵抗を
ロも ま
有する電圧計で測定してください。テスター等で測
通電中に,ユーザROMを取り外したり,
回してはいけません。
取り付けたりしてはいけません。
電圧:2.45V以上
調節計はFAILモードになり,設定データ
圧 .冒、
が破壊されることもあります。
〔ユーザROM取扱上の注意〕
ユーザROMはMOS−IC(Metal Oxide
〃
Sernlconducter−IC)と呼ばれる種類のPR
ク
②
OMです。この種類のICは静電気の帯電に
よって破壊されることがありますので,取り
留
黷U01
二 ・ 1一 !
! ,
彪
‘ま甘
/『
〆
、
撚
㊨
㌶
扱いには注意を要します。また素子の窓から
{1
L一
o
、
メ@ 直
1 噌
hiたi二1
同
蜜〕q 螂
0
努
紫外線を照射すると書き込んだプログラムが
消滅します。
取り扱いには次の注意を守ってください。
0
○静電気に対する注意
運営,保管時は導電性マットを使用して
図6。3.4 保護カバーの取外し
ください。PROMを帯電しそうな衣服や
・機材と接触させないでください。
化学繊維の手袋をして取り扱わないでく
4.一,ノ
z グ
/
rO
ださい。
○紫外線に対する注意
消去の目的以外にはPROMのシールを
取らないでください。
本四に新しく取り付けるPROMには必
ず所定のシールを貼ってください。
○ピンを変形させない注意
ピンを変形させてしまった場合は,ピン
の付け根に力が加わらないように修正して
0
図6.3.5 電池の取外し
IMIB4C2−04
ください。
MODELSLPC
6.保
守 6−7
(2)ユーザROMの取付け
a)計器への電源供給を切ります(電池はそのまま)。
b)ROMの取り付け方向は,凹部が上方になります。
c) ROMのピンとソケットの対応が確実に一致し
ている事を確認します。24ピンROMを取りつ
ける場合は,ソケットの上方2ピンずつを使用し
ない状態が正しい位置です。(マーク位置確認)
d) 指でゆっくり押し込んで取り付けます。
e) ROMソケットのROMロック部を,小形マ
イナス・ドライバで,時計方向に回転が止まる
まで(1/4回転程度)回します。
図6.3.6 ROMシール
プログラムの変更などでユーザ・ROMを交換する場
合には,次の順序に従って行ないます。
(1)ユーザROMの引き抜き
a)計器への電源供給を切ります(電池はそのままウ。
b)側面チューニング・パネルの保護板を外すと,
ユーザROMが装着されています(図6.3.7)。
c) ROMソケットのROMロック部を,小形マ
イナス・ドライバで,反時計方向に1/4回転
させます。
d) ROMを手でつまみ,ピンを変形させないよう
に軽く引き上げると,簡単に外れます(図6.3.8)。
図6.3.8’ROMの引き抜き
ノ
症ぐ!.
/『=一髪9
一形多
槻愚盲
一
o
〇一ノ
し.【幌一!
’湾
禔@ o
禔@ 0
●24Pin
@ユーザROM
匡〕〔己〔己[己
匡〕〔己。〔己
○
丘〕匠〕㊧〔己
匠〕匠〕〔己㊧
/‘
ROMロック
@ C
凶qG漣頭。鶴岬
_ROMソゲソ
ノ
保護板
図6.3.7 チューニング・パネルの保護板とROMの取外し
6.3.6 蛍光バーグラフの交換
推奨交換期間:約5年以上
蛍光バーグラフは時間とともに光量が減少します。
交換方法は7。2節を参照してください。
計器側面の輝度調整ボリュームにて補正しますが,
補正困難になった場合には交換してください。
lMIB4C2−04
MODELSLPC
7
り
7. トラブルシューティング
7−1
トラブルシューティング
内の展開ケーブルを利用すると便利です。
動作異常が発生したときには,現象をよく把握し7.
1項のトラブルシューティング・フローに従って対処
なお,難かしいトラブルと推定される場合には当社
ください。トラブル探策にはサービスキット(SSKD)
サービス’・ステーションにご相談ください。
7.1
トラブルシューティング・・フロー
〔1〕 状況の把握
計器異常
全く動作しない
YES
〔2〕項へ
NO
フェイルランプ
アラームランプ
YES
NO
設定,操作不能
YES
〔3〕項へ
アラームランプ異常
〔4〕項へ
C,A,Mモード切換不能
〔5〕項へ
設定値増減不能
NO
指示計不良
フェイルランプ点灯
〔6〕項へ
YES
出力操作不能
〔7〕項へ
NO
チューニング
パネル不良
YES
〔8〕項へ
NO
入出力信号
YES
不良
NO
通信不良
接点入出力信号不良
〔9〕項へ
アナログ入出力信号不良
〔10〕項へ
YES
〔1n項へ
NO
スタートモード
不良
YES
〔12〕項へ
NO
再チェック
2秒以上停電させた後に,
異常現象を再確認ください。
IMIB4C2−04
MODELSLPC
7−2
〔2〕全く作動しない
内器とハウジング
の接続を確認
ヒューズ
は正常
YES
NO(断線)
ヒューズ交換
ハウジング交換
再び断線する}一
一一
ト
一,
ニ換
ユ交
ワ良
パ不
iMIB4C2−04
ツ
b甥註にもどす
MODEしSしPC
7. トラブルシューティング
7−3
〔3〕 フェイルランプ点灯
CHECKI項は
表示できるか
NO
YES
NO
CHECK
=00
YES
N。(ノイズによる誤動作の可能性あり)
NO
CHECK:
正常動作
ニ01,=02
CHECK=ユO
YES
ユーザROM
YES
(謡以外)
未着装または異常
(注1)
NO
回路電圧
は正常か
ト
一,
ニ換
ユ交
ワ良
パ不
YES
電源OFF後
ツ
(2秒以上)
再チェック
1/0カード
交換
リヂ くレ
ァィスフレイ
ユニット交換
雛撚書下ー
CPUカード
不良,交換
注1)ユーザROMの12番ピン,24番ピン間の電圧が4.8∼5.2 Vのこと。
IMIB4C2−04
’MOD∈LSLPC
7−4
〔4〕 アラームランプの点灯,点滅
YES
電源電圧を確認
…{講が正常の
PWR ERR表示?
NO
CHECK
YES
=00
パワーユニットの
不良交換
NO
YES 消灯しない
ALARM
=00
プログラムパラメ
ータに問題があり
YES
CHECK
NO
=04
ます。
NO
YES
測定入力信号に
警報発生
CHECK
ニ08,・=40
NO
入力信号または電
流出力信号異常
C:日ECK
電池交換
(電圧2.45V以上)
NO
一《難
コネクタ(CN1など)の
YES
;20
CHECK
正常にもどらないとき
YES
=80
p一
「↑」キーを押して
再チェック
接続をチェックします。
NO
(CHECK二実ε)
コネクタ(CN4など)の
接続をチェックします
正常にもどらないと
1/0カード
不良,交換
i一
複数の異常が発生
5.7.4項参照
ディスプレイ
ユ.ニット交換
鑛鑑離て〕一
1/0カード
不良,交換
lMIB4C2−04
7. トラブルシューティング
MODELSしPC
〔5〕C,A,M運転モードの切換の異常
7−5
〔6〕設定値あるいは操作出力が変化しない
操作出力
C,A,M
(モード切
NO 換不可能)
出力は増減
するか
動作正常
YES
設定値
NO
YES
運転モードは
切換わるが,
電源OFF後
ランプ表示の
み異常
(2秒以上)
再チェック
…瞬鷹
設定値は
増減するか
YES
指示計不良
NO
L7〕項へ
チューニンクパ不ル
コネクタ(CN4)の
では操作可能か
接続をチェックします。
遮灘ぎ
NO
変更可能な
モードか
YES
ディスプレイ
ユニット交換
ディスプレイ
ユニット交換
需譜3)の
設定チェック
懐轟諜意て
一白常にもどらないとき
1ノ○カード
フェイル
ランプ点灯
YES
交換
NO
1/0カード
〔3〕項へ
不良交換
MIB4C2−04
MODEしSLPC
7−6
〔8〕チューニング・パネルの不良
〔7〕測定値,設定指示計の指示異常
NO
指示誤差が
多少大きい
NO
、YES
表示は正常か
YES
NO
零点調整
(6.2節参照)
電源OFF後
(2秒以上)
再チェック
一二皇ぎ
一一
NO
NO
アナログ出力
は正常か
項目選択
できるか
YES
(Y2,Y3をチェック)
〔10〕項へ
YES
NO
設定変更
できるか
ディスプレイ
ユニ.ット交換
YES
現象の再チェック
CPUカード
不良,交換
lMIB4C2−04
チ先
幌灘
M“.ポ
指示不安定
クチ
,ンを
図二値
回チの
(チューニングパネルのSV, PV表示で確認します。)
囚藷
YES
MODELSLPC
7. トラブルシューティング 7_7
〔10〕 アナログ出力信号の不良
〔9〕接点出力信号の不良
YES
入力の読み込み,
ハウジング交換
出力ができない
正常にもどらないとき
交換部品を元にもどして
@ 交換
正常ロ 一 一 一 一 一 一 一
NO
ハウジング交換
コネクタ接続
iCN1など)
正常にもどらないと詫ト
チェックします。
o正常}
コネクタ接続
一一
(CN1)をチェック
します。
1/Oカード
s良,交換
正常にもどらないと紆…
鐸
︶
YES
舞
塾認
現象の再チェック
誤チ確
︵
誘
信号値の異常
蘭
1/○カード
交換
lMIB4C2−04
MODELSLPC
7−8
〔1匂通信異常
上位機器通信のみ(LCSカード経由)
SCMS機器間通信のみ
通信機器
講編通信)あり
SCMSの通信モードを
SCMSの通信モードを
確認(MODE2=2)
確認(MOD:E2=ユ)
SCMS取りはずし
SCMS交換
または,交換
YEWPACK, CENTUM
のオペレータ・ステーション
のシステム・メッセージ画面
にて異常をチェック
正常?
NO(FA I L)
“CARD ERROR”?
YE串 YES
正常?
NO
NO
YES
(LCS以下の異常)
LCSカード
SCMS異常
上位機器の異常
交 換
憾轟諜きて
SLPCの内器
交 換
正常?
YES(SLPC異常)
NO(内器以外の異常)
ハウジング
交換
コネクタ接続
(CN 1など)
をチェックします。
風正常にもどらないとき}一
〔12〕 スタートモード不良
MODE1を希望する状態(0;COLDスタート,
ユ;HOTスタート)に設定し,所定の時間停電した
後に定められたモードでスタートせぬ場合は,1/Oカ
ードの不良です。
通信ケーブルチェック
(極性,断線短絡)
1/Oカード
不良,交換
(プログラマを接続していると,瞬停も2秒以上の停
電とみなします)
lMIB4C2−04
MODELSLPC
7. トラブルシューティング 7_9
7.2 計器の分解・組立て手順
(動 モールド部の③ネジ3本を外すとメータ本体を分
離できます(蛍光バーグラフ形も同様)。
故障推定ユニットの交換は,本節の分解・組立て順
了.2.3 電源ユニットの取外し
序に従ってください。
(i}図7.2.2にて①ネジ4本を外します。
㈹電源ユニットを背面方向に引き出し,コネクタ
注
意
(CN’2)を引き抜くと,電源ユニットを取外すこ
とができます。
分解は必要最少限にとどめてください。
7.2.4 コントロール・アセンブリの分解
本節にて解説していない部分の分解は,当社
(i)7.2.1項,7.2。3項の順序でメータ・アセンブリ,
サービス・ステーションにおまかせください。
電源ユニットを取外します。
(五)図7.2.2にて⑥ネジ2本を外すと,1/0ボード・
まず,図7.2.1の要領にてカバーを取外します。
アセンブリがシャーシから分離します。
瞳)⑦ネジ2本を外してカバーを開けると⑧ネジが現
7.2.1 メータ・アセンブリの取外し
われます(図では裏面)。
(i)図7.2.2にて②ネジ7本を外します。
働⑧ネジ2本を裏面より外すと,チューニングパネ
(五)コネクタCN3,CN4,CN7を上方へ引き抜きます。
ル(CPUボード・アセンブリ)が分離できます。
(茄〉メータ・アセンブリを正面方向に,慎重に引き出
(v)コネクタCN5,CN6を下方に引き抜くと,1/0
してください。
ボード・アセンブリとチューニングパネル(CPU
7.2.2 メータ・アセンブリの分解
ボード・アセンブリ)を分離できます。
(i)図7.2.2の④ノブを引き抜きます。
(殉⑭ネジ3本を外すと,チューニングパネルとブラ
㈹ ⑤ネジ4本を外すと前面フレームは分離します。
ケットを分離できます。
面)図7.2.3にて,①ネジ2本を外しA/Mユニット
を下方に引き抜きます。
労霧
メータ本体
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3
①
図7.2.3ディスプレイユニットの分解
図了.2.1 カバーの取外し
lMIB4C2−04
MODELSLPC
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電源ユニット
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(裏面より外す)
CPUボード・アセンブリ
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匠
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図7.2.2本体の分解
lMIB4C2−04
MODELSLPC
7・ トラブルシューティング 7_11
7.25,蛍光バーグラフ管の交換方法
7.2.6 再組立て
(i}7.2.ユ項,7.2.2項の順序で,ディスプレイ・ア
故障部品交換後の再組立ては,分解とは逆の順序で
セリブリを分解します。
行ないます。
(h)図7.2.4にて,①ネジ2本を外しカバーを取外す
〈組立て注意事項〉
と蛍光管が現われます。
(i)ネジは全て共通です。
(捌 蛍光管のプリント板部分を持ち,慎重に正面方向
億)コネクタの接続(CN1∼CN7)忘れのないよう
に引き抜きます。
注意してください。
(iv)新しい蛍光管を取付け,分解とは逆の順序で組立
(洲 コネクタの挿入位置,表面(凸突起あり,目に見
てます。このとき,蛍光管の封止部分(図7.2.4)
える側)と裏面(プリント板に合わさる側)を確認
を破壊せぬよう注意してください。
し,確実に挿入してください。
7.2.7 通電チェック
一度分解すると内部データが消失し,通電時アラー
ムランプが点灯します。
チューニングパネルではCHECK=80が表示され
ますので田キーを押してリセットし,所定のデータを
再設定してください。
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蛍光管の封止部分
憲
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θ
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O
ディスプレイモード・
アセンブリ
カバー
図7.2.4 蛍光バーグラフの交換
lMIB4C2−04
Customer
Maintenance
Y{iW∫E暇IES 80
Model SLPC(Styie E)
Programmable indicat.ing
Contro目er
Parts List
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Part No.
E9711TG
Y9405LB
Y9422NP
E9711DH
E9711GQ
E9712BE
Qt
﹂■11﹂■■4■■﹂l14鍾
1
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1tem
6
Description
Cover
B。H. Screw, M4 x 5
Tag No⊥abel{blank)
Battery Assembly
Cover
Cover
◎CopVright 1989(YK).1st Editiorl:Oct.1989(YK)
CMPL.1B4C2−04E
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Qty
Scale{specify range when ordering)
1
1
Control.AssemblY
1
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l10 Board Assemblv
1
1
CPU Board AssemblY
E9714EW
E9714EU
A1123LQ
臨溜認、y}SeeP・g・4
For Models SLPC−151 and SLPC−251
eor Models SLPC・181 and SLPC−281
・・
1
:EP ROM
1
..
Below
E9714BE
E9714BF
12
13
14
E9711KA
E9711KE
E9711KC
15
16
17
18
E9711KD
E9711TD
E9711TE
Y9306JB
1
『.一「
Power SupPIy Unit .
一
For 100 V Version
For 220 V Version
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1 4■一 −
E9716YB
E9716YS
S9510VK
Y9306JB
E9711FG
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Descrlptlon
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E9714LA
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E9714AA
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Part No.
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Item
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轡
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一①
.Pan H.Screw, M3 x 6
Plate(biank}
Bracket
Bracket
Knob
1
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P;ate
1
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Tip一”Cμ
1
1
Tip一’」O”
1
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Stopper
2 2
14 14
Screw
Pan H.Screw, M3 x 6
畳For suffix code details(indicated by口),refer to YOKOGAWA GS sheets.
、
Aug.1997
CMPL.1B4C2−04E
4
E9714AA Meter Assembly
E9714AC Display Assembly
3
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㊧
A\ 彰瓜
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E9714CW
Y9306JB
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12 Y9306JB
1211・2
E971竃KM
1
125
−・1121211・
E9714AB
E9714AD
E9716WN
E9711FR
Y9306JB
E9711DA
E9711FH
CMPL IB4C2−04E
Oく寸F卜①山
Part No.
6
7890
1234
5
1
m
.OZ↑お亀
吐
e
くく寸ゼト①山
Qt>
5
Description
Meter Assembly
DisplaY Assembly
DisplaY Board AssemblV
Cover .
Pan H. Screw, M3 x 6
Frame Assembly
Knob
A/MUnit
PF Key AssemblY
Pan H.Screw, M3 x 6
Cover
Pan H.Screw, M3 x 6
OCt.1989
Printed in Japan
lnstru(:tion
/HTB
Manual
電源接続端子形
1.概 要
電源接続を端子にて配線する仕様をご要求された場合(/HTB)は,電源端子への配線作業が必要と
なります。
2.適用機種
名
形 名
称
SRVD
記録計
指示計(ハウジング収納形)
SIIIM
SIHF
蛍光バーグラフ指示警報計
SIHK
SLCD
SLPC
指示警報計
指示調節計
プログラマブル調節計
プログラマブル・パルス幅出力調節計
SLMC
SMLD
SMST
SMRT
SCMS
手動操作器
手動操作器
比率設定器
プログラマブル演算ステーション
SBSD
SLCC
SLBC
STLD
バッチ設定器
混合調節計
バッチ調節計
演算計
3.各部の名称および電源端子記号
O
、
●O
信号端子
(注1)
記 事
端子記号
LNき
①⑤⑤⑦⑨⑰⑬⑮⑰⑲②②④⑥⑤⑩⑫⑭⑯⑭⑳④⑥◎⑨㊦⑧③⑧L⑭⑧
O
〉電源(DCまたはAC)
@接地
信号端子
(注1)信号端子にもし.N端子があるのでご注意く
ださい。
Nし
電源端子
端子配置図
4.電源および接地配線
(1)配線はM4ねじ用丸形圧着端子を使用下さい。
(2)適合線材例
導体公称断面積 1.25∼2.Omm2
適合電線例 :600Vビニル電線(IV)より線(JISC3307)
電気機器用ビニル絶縁電線(KIV)より線(JISC3316)
(3)電源および接地配線終了後は,電源端子カバーを必ず取り付けて下さい。
YOKOGAWA◇
横河電機株式会社
◎⊂opyright Feb.1991(YK>.1st Edition:Febコ991(YG)
lM IB4F1−11