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JAPAN
≠ EDI
CTOFGOVERNMENT±
I
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el
a
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h
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h
e
m.
JIS D 9414 (2008) (Japanese): Bicycles -- Brakes
Th
ec
i
t
i
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so
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h
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a
n
d
.
Fu
k
u
z
a
waYu
k
i
c
h
i
自転車 - ブレーキ
JI
S D 9414:
2008
(
JBPIIJSA)
平成 20 年 3 月 20 日
改正
日本工業標準調査会審議
(日本規絡協会発行)
MrHI 法に上り主主断での髄明、主長俊写 a!~1上されております
D9414:2008
『牛;工業 f~t~ 単調査会開準部会消抗生活技術jJ子門袋以会附成ぷ
氏名
所属
お茶の水女子大学名古教侵
(委 u 会長)
小川
(~i1)
赤松幹之
独立行政法人産業技術総合研究所
秋!岩悦子
社団法人 H 本的民生活アドパイザー ・ コンサルタン
ßf{ 二郎
卜協会
大熊志 rl~ 江
文化女子大学
長兄
財団法人日本消従者協会
liJ, 里 Jf
加藤さゆり
全同地域財人団体述絡協品会
加
社同法人日本建材 ・ 住宅ぷ倒産業協会
I雄降三
也
社団法人消賢者|間近i専門家会品
小熊誠次
社同法人 H 本オフィス家 t~ 協会
」位繁雄
財開法人製品安全協会
慢桶
社団法人日本ガス石油機器工業会
本
01'1
雄
佐野以思 f鈴木
沼尻配{
f
(
ー
主財iill 合会
社団法人繊維店側技術協品会
財団法人家 ~m製品協会
長谷川政指
株式会社西友
旦川安之
財団法人共用品推進櫨品 4
村田政治
財団法人1=1 本文化用品安全,試験所
矢野友三郎
独占:行政法人民品評価技術基線機関
村井
財団法人 H 本場絡協会
( ~早 P'J 費以)
主務大臣 : 経済戸ff~ 大臣
陛
制定:昭如 39.3.1
改正;平成 20.3.20
日報公示:平成 20.3.21
原案作成者:財団法人向転 TI( 産業伝興協会
(〒 590-0948
大阪府堺市堺区成之町西 1
r3 ・3
TEL072・238-8731 )
財問法人日本焼絡協ヰ
(〒 107・8440
点京都港区赤摂 4・ 1 ・24
TEL03 ・5770・ 1571 )
}需品部会: F-l 本工業開単品査会関市部会(部会長・二 極好正)
帯 niJ}Jl'fj 長 u 会: ìì'í 自生活技術 1m "]委 n 会(委 Ll 会民小川昭一 郎)
この別格についての意見又は'百|国l は. r. .iè断案作成者・又は経済産業省産業技術開山同法i(t ,,{!,lÍf ユニァト環民生前!常利f
化推進 室(〒 100-8901
東京都千代田区内が!到 l ・3 ・ 1 )にごJill*おくださ\,) "
なお.日本工業規, tちは.工業照準化法 m 15 条の規定によって.少なくとも 5 年を 粁泌する日までに
会の}作品に付され.速やかに,確 ZEE- 改正又は廃止されます 。
Hn?~j.tによりヨ簡での
川 1 .1誌 11: されております
D9414:2008
目次
ジ
1112222222334455567777
4n
叫
験
U
度…
強…………………
付験
取試
験の度
試舟強………………
…類類………………定度びし…………………献…
類種種……………験測強及返…………………文
のの………試ののク繰
………種の
一構……………クれヤツの装………………持…
.←4
ト1 …体パ機……………ル振イ口体重………方………
日法鰐…本レ達……………卜のワブ本は………び…書号
r
.Ea,
.
‘、
..
、、
l
'1ぷ rf武等は禁止されております。
著作権法により Jrl~1折での俊製,
j
部構性強試
12=
問肌胤
uuuu
…寸種…キキ一 E ……一-…動キキキキ又吉……呼…明参…
適引形構
1234MUωM56789MMMMM
附解
言
問問問問糊ルル間関トトトト叩ととな銭島平
/,
D9414:2008
まえがき
いの規格;ぇ工業標準化法第 14 条によっ
(JBPI) 及び財由法人日
(JSA) から,
B
を経て,
べさとの1:1=111\ があり,
1
する第 12
の規定に基づき,母国法人自
して日本工業規諮を
した日本工業規格である。
これによって, .
J
I
SD9
4
1
4
:1997 誌改正され,この規格に聞き換えられた。
この規格は,著作権法で保設対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,
11団関公開後の持許出願,実用新案権又はtH謀長会開後の実吊新案登録出願に
抵触する可能[~I::があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,
IJJiJj~~公開後の特許出額,実用新案権又は LH 願公開後の実用新案登線出願に係る確認について,棄をは
もた l:t- い。
(
2
)
詩作権法却により無断での義務す
さオLl おります。
J
I
S
D9414:
2
0
0
8
日本工業規格
自転車一ブレーキ
B
i
c
y
c
l
e
s Brakes
1 適用範冨
この規格誌,主に JIS D9111 に規定する
告転車及び幼児用自
いるブレーキについて
る。
2
引用規格
る規格は,
この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規絡は,その最新版(一迫補を合む。)を適用する。
JISA1
4
8
1 建材製品中のアスベスト含有率浦定右法
J
I
SB0
2
0
5
1
・殻メートルねじ-第 1 部:
J
I
SB0
2
0
5
2
メートルねじ-第 2 音~ :
J
I
SB0
2
0
5
3
メートルねじ-第 3 部:ねじ部品用に選択したサイ
J
I
SB0205柵4
メートルねじ一第ヰ
J
I
SB0
2
0
9
1
1 部:原則及び基礎データ
一般用メートルねじ
2 部:一般毘おねじ及びめねじの許容摂界寸法一中(は
J
I
SB0
2
0
9
2 一般用メートルねじ
めあい
J
I
SB0
2
0
9
3 一般用メート
一第 3 部:
じ
ねじの寸法許容差
J
I
SB0225 自転車ねじ
J
I
S00202
目
J
I
SD9
1
1
1 E
I
J
I
SD9
3
0
1
自転車
J
I
SD9302
J
I
SD9412
員
J
I
SD9418
白
ンド}~
ーアワーホイール及び小ギヤ
J
I
SH8610 電気高鉛めっき
J
I
SH8617 ニッケルめっき及びニッケルーク 2 ムめっき
3 形状及び寸法
プレーキの形状の前及
とする。ねじは,
を,図 5"'-' 図 9
JIS 陸 0225 によるもののほか
寸法及び公差は, JIS 日 0209-1"'-' J
I
SB0
2
0
9
3
なお,バンドブレ、山一キのドラム,内拡
ただい許容差の記入がない寸法詰,
J
I
SB0205・ 1"'-'J
I
SB0205-4 の規定による。そ
る公差域クラスの 6H/旬以上とする。
いかく)ブレーキのドラ
務作縦法により無断での複製,
れております。
ィスクブレーキのヂ、イスク
2
D9414:2008
をハブに取り持ける
じは,
よって JIS
A に規定するねじを
D9
418
)甘いてもよい。
4
脅威及び種類
4
.
1
構成
レーキは,ブレーキ本体,プレーキレバー及び操作力{云連機構によって構成し,その各々の柑:類は,
次のとおりとする。ただし, J
ISD 9412 に規定するレバー付き形ノ\ンドノしと組み合わせる構造のプレーキ
は,ブレ…キレバーを吊いないで構成する
4
.
2
ブレーキ本体の種類
プレーキ本体の種類は,市IJ 動方式によっ
1 による。
表 1- ブレーキ本体の種類
参照 rzl
ブレ
リム音!{を制動するもの
リムプレーキ
図 5
キャリパプレーキ
図6
(サイドプノレ形,センタプル形,
カンチレノ '\-J~ ,カンチレノ '\-v
酌一邸一部
ハプ部を起動するもの a)
ーキ
プレーキ
ハプブレーキ及びコースタハ
ての機能をハプ内部に兼ね揃え
であり,この現諮では適用しない。
4
.
3 ブレーキレバーの種類
ブレーキレバーの種類は,アラットレバー,
ドロップレバー(補助レバーを含む。),ギドネットレバー
及びオポジットレバーとする(図 10
4.
4
操作力怯連機構の種類
構造によって口ツ
き
ワイヤ式及び油庄式とする。
部品名称
レーキの部品名称及び主な便用材料の例を,図 5~ 鴎 11'こ示す。
6
ブレーキの措造法,次による o
a
) 各部の組立結合は確実で,作動させたときに機能が長好でなければなちない。
b
) プレーキは,プレーキブロック,ライニングなどの摩耗,ワイヤの侍びなどが生じたときに,制動力
を維持するための調整ができる構造でなければならない。
り
プレーキプロック,ライニング及び、パッドには,適切な摩擦材を用いなければならない。アスベスト
を含有するブレーキ部材を捷用してはならなし
なお,アスベスト
は,
JISA 1481
よる
の 7.
著作始により f索願での議製,
1 1::さ
りますむ
によって議認す
3
09414:2008
る0
d
) ブレーキワイヤのインナを酉定ずる部分は,
るトルク
じを申書め{すけたとき,
イ
ンナを折損させない構造でなければならない。
e
) キャリパブレーキのプレーム組付部は,緩み止めを掘した構造(ばね鹿金,臼ツクナットなど)
ければならない。
合
油圧式提作力伝達機構を用いたものは,油漏れがしない構造でなければならない。
g
) プレーキレパ…の取付金具は,ブレーキレバーをハンドルパーに確実に屈定できるものでなければな
ちない。
7 性能
レーキの性能は,次による Q
a
) ワム部を制動するブレーキは,自転車に組み付けたときに, JIS 百 9301 の 5.2.5 (制動性能)又は JlSD
9302 の 5.2.5 (制動力)の規定;こ璃合しなければならない。また,ハブ部を制動するブレーキは, 9
.
1
の試験を行ったとき,表 2 の試験力 F に対する前進方向の静的軒動トルク植に適合しなければならな
し
表 2- 静的制動ト)[.,ク値
F
プレーキ本体静的制動トルク
一間
N
ドラ
ロ1m
8
0
2
0
0
拐を超え%以下
仰を超えるもの
N'm
35 以← 1::
4
0
50
ディスタプレーキには,
2
0
0N ,プレーキ本体静的制動トルク
40N'm 以
る。
b
) ハプ部を制動するブレーキの各部の振れは, 9.2 の試験を行ったとき,表 3 による。
表 3 一揖れ
単位
mm
プレ…キの各部の振れ
バンドプレーキのドラム外馬における縦長れ(半径方向の全振れ)
0 .4炉、|ぐ
内拡(ないかく)プレーキのドラム内開における縦揺れ
スタプレーキのヂィスクの外縁部内側1] 5mrn
0.8 以下
I討の円周振れ)
8
強度
ブレーキの強度は,次による o
a
) リムプレーキの前パイプ及び後パイプと,だるま,諮りだるま,かしめだるまなどとの結合自1) の切断
荷重は, 2000N 以上でなければならない。
む)
短持及び長俸を,前ノミイブ。及び後ノ t イブのだるま,並びに止め金具に組み{すけ, 10
00N の力を力 IJ えた
ときに,結合部に滑りが生じてはなちない。
り
プレーキワイヤのインナ及びニッア。ル部の切断荷重は,ニツブ部を保持し,インナを引っ張ったと
ぎに,
前
1500N 以上でなければならない。
プレーキワイヤのインナを
る締付けトルクで締め fJ け, 1 0
00N の力で引っ張ったと
著作権J去により無断での復袈転戦等は禁止されておりま
4
D9414:2008
きに,結合部に措りが生じてはならない。
的
ブレーキワイヤは, 9.3 の試験を行ったとき,ニツブp )~部が脱落,又はインナが破断しではならない o
n
キャリパプレーキ及びワムブレーキの,ブレーキプ口ックと舟との取付強度は, 9.4 の試!検を行ったと
き,プレーキプ口ツクが舟から外れたり,き裂が生じてはならない。
g
) カンチレバー彫以外のキャリパブレーキは, 9.5 の試験を行ったとき,ブレーキ本枠,貫通ボルトなど
にき裂,破損又は著しい変形が生じではならない。
同
バンドブレーキのブレーキ帯は,両端をピンで保持し,一般用自転車に{吏用するものでは 5000 N ,幼
児用自転車に{吏用するものでは 3 500 慌の力で 2 台関引っ張ったときに,端部が破損し,又は著しい
変形が生じてはなちない。
試験
9
9
.
1
静的制動トんク試験
図 1 に示すように,表 2 に示す試験力 F によってインナを引っ張った状態で制動トルクを灘定する。
なお,制動トルクの測定は,プレーキしゅう(摺〉動部のすり合せを 51弓行った後に行う。また,
式揖作力伝達機構を用いたブレーキでは,ブレーキレバーの先端かち 25 部m の位罷に,表 2 に示す試験力
の 112 の力を負荷する。
b
) 内拡(ないかく)ブレーキ
a
) パンドブレーキ
c
) ディスクブレーキ
間 1
静的制動ト}~ク試験
持作権法により Jn~ tI'Jí での綴製,
ります。
5
09414:2008
9
.
2 ブレーキの振れの測定
バンドブレーキ又は内拡プレーキは,測定用ジグにドラムを固定し,測定用ジグを 1í51 転させてドラムの
外周又は内周における縦振れをダイヤルゲージによって測定する。
ディスクプレーキは,ハプにディスクを固定し,ハブを回転させてディスクの外縁部内側 5 mm の位置
における横振れをダイヤルゲージによって測定する。
9
.
3
ブレーキワイヤの強度試験
ブレーキレバーにブレーキワイヤを組み付け,図 2 のように半径 50mm の円筒をもっ試験機に取り付け
る。次に,インナの先端に質量 15 kg のおもりをつり下げて,プレーキレバーを 25 mm のストロークで毎
分 60 Il=II の速さで 10000 回(マウンテンバイク類形車では, 100000 凪)引いた後,ニッフ。ル音I~及び、インナ
を目視によって調べる。
なお,プレーキレバーとニッフ。ル部とのはめ合い音I~ ,及びブレーキワイヤのインナには,潤滑斉IJ を
して行う。
単位
mm
車一車
転一転
分一白一白
区一用一用
般一児
二幼
W: 1
5kg のおもり
し0/
図 2- ブレーキワイヤの繰返し強度試験
9
.
4
ブレーキブロック及び舟の取付強度試験
キャリパプレーキ及びリムブレーキの舟を固定し,図 3 に示す荷重具を使って,縦方向は 300 N ,横方
向は 150 N の力をブレーキブロック中心に静かに加えた後,ブレーキブロック及び舟を目視によって調べ
る。
著作付ráょにより無断での惚製,
11凶賊等は禁 11: されております。
8
D9414:2008
単位
mm
18
18
同号一一吾剖
フやレ
ブレーキブ口ック中心
/
ぉ)
キャ 1) J'\ ブレーキ
mm
18
ブレーキブロック中 I[)
横方向
/
b
) リムブレーキ
図3
9
.
5
ブレーキブ口ックの取付強度試験
ブレーキ本体の繰返し強襲試験
図 4 に示すようにプレーキ本体の左右の舟取付部をほぼ平行に取り付け左右の舟取付部の l ド央;こ
に 200 N の繰返し荷揺を毎-分諸国の速さで 10 0
00[IT[ 力IJ えた後,ブレーキ本捧,貫通ボルトなどを日
び触惑によって調べる。
者丹市Fド法により
転ま等は禁止されております。
7
09414:2
008
単位
図4
mm
ブレーキ本体の繰返し強度試験
1
0 めっき又は塗装
1
0
.
1 めっき
めっきを施した部分のめっきの厚さ及び耐食性は, J
ISH 8617 の 2 級以上又は JIS H 8610 の 2 級以上と
する。
なお,クロムめっきの厚さは, J
I
SH 8617 の規定にかかわらず 0.05μm 以上とする。ただし,かど音I~ ,
ねじ部,六角棒スパナ穴及びめっき後加工を施した部分は除く。
10.2
塗装
塗装を施した而は, J
ISD 0202 に規定する,
しんの種類 F の鉛筆を用いて鉛筆引っかき抵抗性試験を行
ったとき,試験而の塗膜に破れがあってはならない。
1
1 外観
プレーキの外観は,次による o
a
) めっきを施した而には,著しいきず,素地の露1=1\,素地の研磨不良,はがれ,さび及びその他の著し
い欠点があってはならない。
なお,組立後表面に現れる部分には,めっきにむらがあってはならな1.;)0
b
) めっきを施さない而には,さび,割れ,著しいきず及びその他の著しい欠点があってはならない o
c
) 各部に鋭い先端,著しいばり,かえりなどがあってはならな V) 0
d
) マーク類には,打実IJ 不良,位置ずれ,色むら,かすれ及びその他の著しい欠点があってはならない。
1
2 製品の呼び方
プレーキの呼び方は,規格番号,及びブレーキの構成並びにその各々の種類の組合せによる。
例 1
プレーキ本体,ブレーキレバー及び、操作力伝達機構を用いて構成する場合。
JISD 9414 バンドブレーキ,フラットレバー,ワイヤ式
著作権比ーにより無断での担盟,
11: されております。
8
09414:2008
例 2
ブレーキレバーを用いないで構成する場合。
J
I
SD9414 リムブレーキ,ロッド式
1
3
表示
プレーキには,本体の表而に刻印又は浮き出しする方法で,製造業者名又はその略号を表示する。
1
4 取扱説明書
受渡当事者間で必要と認めた場合には,取扱説明書を添付する。
6や十一時
U
OJtョミ:命
a
) 前リムブレーキ
図 5
リムブレーキ
者f 作権法により無断での陵製七殺等は禁止されております。
9
D9
4
1
4:2
0
0
8
24
2
1
1
0
b) 後ツムブレーキ
国 5- リムブレーキ(続き)
著作村正法により無断での鞠嬰,
れております。
10
09414:2008
材料(参考)
部品名祢
需号
知体日目;
J
I
SG3141
の SPCC ,
2
記棒
J
I
SG3505
の SWRM 1
0,
3
4
だるまねじ
J
I
SG3505
の SW設M lO
だ、るま
J
I
SG3505
の SW民MIO ,
5
前パイプ
J
l
SG3445
の sτKMI2A ,
J
l
SG3446
6
かしめだるま
J
I
SG3445
の STKMI2A ,
J1S 討 3250 の C360斗
7
前また
J
I
SG3141
の SPCC ,
8
足
JISG3505
の SWRM lO,
9
7奇
J
I
SG3141
の SPCC ,
1
0
1
1
1
2
1
3
1
4
問主プロヅク
JISG 4305
の S む S304
J
I
SG 4309
の SUS304
J
I
SH 3250
の C3604
J
I
SG4305
の SUS304
J
I
SG 4305
J
I
S゚ 4000
の SUS304
の SUS304
の A5052P-H34
|宮子の SW 剛 10
後パイプ
日H同剤U日りククyララぜンるンまク 輪
JISG3445
の STKMI2A,
J
I
SG3505
の SWRMI0 ,
J
I
SG3131
の SPHC ,
J
1
SG31叫の
1
5
J
I
SG3446
の SUS304
J
1
S゚ 32 刊の
J
I
SG4305
C3604
の SUS304
SPCC
注目クランク輸かしめねじ
J
I
SG3505
の SWRMIO ,‘ßS H4040 の A l1合 OBO
1
7
前クランクだぽ
J
I
SG3505
の SWRM lO
1
8
長捧
J
1
SG3505
の SWRM lO,
1
9
;長持止め金具
J
I
SG3141
の SPCC
20
長枠 1I二めねじ
J
I
SG3505
の SW技M lO
2
1
後クランク
1
6
2
2
SG3.1 “の
i 後クランクかしめねじ
SPCC ,
J
1
SG4309
J
I
SG3131
の SPHC
J
I
SG3505
の SWRM lO,
ばね
J
I
SG3506
の SWRH77A
24
ばねWzN寸主ピ
J
I
SG3505
の SWRMI0
2
5
後クランク輪
J
I
SG3141
の SPCC
26
プレーキ調節金呉
JISG3131 の SPHC
2
7
プレーキ調節ねじ
J
I
SG 3505
の SWR担 10
2
8
後また
J
I
SG3141
の SPCC ,
J
I
SG4305
29
ブレーキ見受け
J
1
SG3131
の SPHC ,
J
I
SG 430きの
3
0
プレーキ定受取付金呉
J
I
SG3141
の SPCC ,
JISG4305
2
3
の SUS304
J
I
SH 4040
の Al100BO
の SUS304
SUS304
の SUS304
思 5- リムブレーキ(続き)
事年刊さ?伝法により
11: されております。
1
1
0
0
8
09414:2
M6
a
) サイドブ J I"形
図 6 ーキャワパブレーキ
i!!í・作権法により無舗での訟をき.転載等は禁止されております。
12
D9
4
1
4:2
0
0
8
9
19
只ぱ
8
14
b
) センタプル形
図 6- キャリパブレーキ(続き)
ßH竹伝法により fH~1析での機製,
ります。
13
D9
4
1
4:2
0
0
8
l8
23
l5
にJ
24
4
戸、命
(Ø~
/グ)
心
力ンヂレバー形
国 6 …キャリパブレーキ(鏡き)
了持作f?flr.去により無断での隙別,転戦等は禁止されております。
1
4
D9
4
1
4:2
0
0
8
へ\
2
1
L
ぬ
22
ぬ
付命/
のカンチレパ -v 形
国語一キャリパブレーキ(続き)
新作権法により
之禁止されておりますc
15
D9414:2008
番号
材料(参考)
部品名称
J
I
SH 4140
アーム
J1 SG3131 の SPHC ,
2
アウタブレーキアーム
J
I
SH 4140
の A6151FD
3
インナプレーキアーム
J
I
SH 4140
の A6151FD
4
プロック
合成ゴム
5
fす
J
I
SG3141
の SPCC ,
6
舟ねじ
J
I
SG3505
の SWRM10 ,
7
貫通ボルト
J
I
SG3507・ 1
JISH 4000
の A6151FD
の A5052P
J1SG 3505 の SWRM20
J
I
SG4051
の SWRCH ,
の S45C ,
J
I
SG4053
8
コンタルナット
J
l
SG3505
の SWRM10 ,
JISH 4100
の A2017S
9
ワイヤ LI:: めねじ
J
I
SG3505
の SWRMI0 ,
J
l
SG 4051
の S45C ,
1
0
ワイヤ調節ねじ
J
I
SH 4040
の A5052W ,
1
1
ワイヤ調節だるま
J
I
SH 4040
の A2011
1
2
戻しばね
J
I
SG3506
の SWRH77 A ,
1
3
アール座金
J
I
SG3131
の SPHC ,
J
I
SG3141
の SPCC
1
4
アーム取付ボルト
且S
G3101
の SS400 ,
JISG4051
の S35C
1
5
右ばね
J
I
SG3506
の SWRH77 A ,
J
I
SG3522
の SWP-B
1
6
左ばね
J
I
SG3506
の SWRH77 A ,
J
I
SG3522
の SWP-B
J
I
SH 4140
1
7
アームブリッジ
J
I
SG3131
の SPHC ,
1
8
つりワイヤ
J
I
SG3506
の SWRH62A
1
9
ワイヤつり金具
J
I
SH 4000
の A6061P
20
ブシュ
ポリアセタール
2
1
1;: ブレーキクランク
J
I
SH 4140
2
2
右プレーキクランク
J
l
SH 4140
の A6151FD
2
3
カンチプレーキ台座
J
I
SG3141
の SPCC ,
24
カンチプレーキ取付ねじ
J1SG 4051 の S45C
の SWRMI0
JlSG3521
J
I
SH 4140
の SW-C
の 6151
の A6151FD
J
I
SG4804
J
l
SG3101
の A5056FD
BD , JlSG3505
の SUM23
図 6- キャリパブレーキ(続き)
著作 f伝法により無断での惚製伝載等は禁止されております。
の SCM435
の SS400
1
6
D9414:2008
3
4
1
) 前アウヲつり金異
2
) 後アウタつワ金臭
e
) アウヲっち金異
材料
』 18 G3131 の SPHC
J18G3141
の SPCC
J18H 4040
の A5052W
J18 討 4040 の A20 日日D
5
クイックレリーズカム
図 6
:詩作権;去により
I
J18G3141
の SPCC
キャリパブしーキ
れております。
17
09414:
2
0
0
8
単位
日 Cl.37
9 .5 3
文は 1
1
1
.1
16
M6
2
3
金予
も
図 7- パンドブレーキ
持作総;去によりJllO析で、の複斐
転戦等は禁止されておりま
mm
18
D9414:2008
訴号
材料(参考)
部品名称
J
l
SG3141
カバー
の SPCC
2
ドラム
J
I
SG31410)SPCC , J
l
SG31310)SP討C
3
プレーキ帝
J
I
SG3141
4
ライニング
合成ゴム
5
ライ吋ングリベット
J
l
SH 4040
6
フレ
7
クランク
JlSG3131 の SPHC , J
I
SG3141 の SPCC
s
クランクリベット
J
l
SG3507-2
の SWC珂,
JlSG3505 の SWR話 10
9
クランク取付ねじ
J
I
SG3507-2
の SWCH ,
J
I
SG350きの
1
0
クランク戻しばね
JlSG3506 の SWRH , JlSG3521 の SW品
1
1
j投手f
1
2
ライニング調節ねじ
J
I
SG3507-2
の SWC礼
JIS
1
3
ライ叫ング調節ナット
J
l
SG3507・2
の SWCH ,
JlSG 3505 の SWRM8
1
4
ワイヤ受プラケット
JlSG3131 の SPHC ,
1
5
ワイヤ止めねじ
J
I
SG 3507-2
1
6
ワイヤ調節ねじ
JISG3き07-2 の SWC比
キ帯止めねじ
ンド
の SPCC
の A5052W
JlSG3507-2 の SWCH, JlSG3505 の SWRM8
J
I
SG 4305
JISG3141 の SPCC ,
の SWCH ,
の SUS430
G 3505
J
I
SG3141
SWRMI0
の SWRM lO
の SPCC
JlSG 4051 の Sl5C
JlS G3505 の SWRMIO
1
7
ワイヤ民しばね
JISG3506
1
8
ヲ!捺
Jl
SG 3505 の SWRM , JlSG 3101 の SS330
1
9
j
iI 締頭
J
l
SG3101
20
引体調節ナット
J
I
SG 3507-2
の SWCH ,
JISG 3505
の SWRM8
2
1
ヲ i 棒だるま
J
I
SG3507-2
の SWCH ,
JISG 3505
の SWIミMIO
の SWRH ,
の SS330 ,
J
I
SG 3521
J
I
SG3505
の SW品
の SWRM12
図 7-J'\ ンドブレーキ(腕き}
者作権により
は禁止されておりま
1
9
09414:2008
単位
mm
日 Cl.37
ン
6
図 8- 内拡(ないかく)ブレーキ
蒋作 f{fâ去により J!活断での版製,転載等誌禁止されております。
10
ヮ一勘九
11
ノ民
6
九人一い同州
〈
/Nlν
2
20
D9414:2008
,材料(参考)
主主夜忍 q. J:-k
話号
J1SG3131 の SPHC , J
I
SG3141 の SPCC
カバー
2
ドラム
J
I
SG3131
の SPHC ,
J
I
SG3141
の SPCC
3
4
シュー
J
I
SG3131
の SPHC ,
J
I
SG3141
の SPCC
ライーング
合成ゴム
5
シュー 11: めねじ
J
I
SG3505
6
シュ
J
I
SG3
5
2
1の
7
カム
J
I
SG 4804
8
クランク
J1SG3131 の SPHC, J
I
SG3141 の SPCC
即腕ブワ日取イレ付ヤー調バキ節ンワねイドヤじ止めねじ
J
l
SG3141
の SPCC ,
J
I
SG4305
J
I
SG4051
の S15C ,
J
I
SG350ブ4
J
I
SG3505
の SWRMI0
J
I
SG3521
の SW品
戻しばむ
1
9
o
2
H
1
I
1
3
ワイヤ民しばね
の SWRMI0
SW網目
の SUM22
J1SG3141 の SPCC
の SUS430
の SWCH
図 8- 内拡(ないかく)ブレーキ{続き〉
者丹, tN f.去により
If: さ
ります Q
2
1
09414:2008
12
1
1
4
2
3
12
番号
部品名称
ホ
イ
材料(参考)
ホイールシリン夕、
J
I
SH 5302
の ADC6
ホイールピストン
J
I
SH 4100
の A2017S
番号
部品名称
材料(参考)
1
0
デ、イスク
J
l
SG4
3
0
30)SUS430
1
1
油圧ジョイン卜
J
I
SG3101
3
lレ
ホイール戻しばね
J
I
SG4303
の SUS304
1
2
油圧ホース
合成*~~'Il旨
4
円f
カップ
J
I
SH 5302
の ADC6
1
3
マ
マスタシリン夕、
J
I
SH5302
の ADC6
5
二L
チェック弁
合成ゴム
1
4
J
l
SH4100
の A2017S
セット調節ボルト
J
I
SG4051
j圧タルJ
メインピストン
プラケット
JISG3131 の SPHC
1
6
2
6
7
ー
一
ツ
卜
の S35C
1
5
ス
レノ'\-調節ボルト
J
I
SG3507-2
給i山タンク
合成樹脂
マスタ戻しばね
J
I
SG 4303
の SUS304
J
I
SH4140
の A6151
二L
一
一
ツ
の SS400
8
ノ t ッド
合成ゴム
1
7
ト
9
パッドホルダ
JlSH 5302 の ADC6
1
8
レノ f 一体
図 9- ディスクブレーキ
詩作権法により 1!i~断での慢製戟tf は禁止されております。
の SWCH12A
FD
2
2
D9414:2
008
~
FhJV
②
2
a
) フラットレバー
3
10
4
2
6
(ドロップ補助レバー)
「マ
ー
14
\主。
③
12--唱
、 ‘., ,,
LU
ドロップレパー
図 10- ブレーキレバー
著作椛 it により無断での 向日,伝日予は 禁 止されておりま す 。
2
3
09414:2
0
0
8
1
1
3
{八ンドレスト)
c
) ギドネットレバー
図 10 …ブレーキレバー(続き)
災拝者言法により 1!lf<断、での縫製, iliiîl1~等は禁止されており
24
09414:2008
2
一一-
、\一 γ~--~ が
会仁
6
、 \\y
rθl
l
、一一一
d
) オポジツトレパー
材料(参考)
部品名称
帯 yJ-
-左)
2 いい1似1ラ付寸 ケット
JISG 3141
の SPCC ,
JISH 4000
の A5052P
JIS 廷 4140 の A6151FD ,
JISK 6922-1 のポリエチレン, JIS 註 5302 の ADC5
3
ノ f ンド
且S
4
バンドヲ i 上申告
JISG 3505
の SW設問問
JISG 3505
の SWRMI0
レパ
6
?
i
l
i
n
l
G 3141
の SPCC ,
JISH 4000
I
JISK 6922-1 のポリエチレン
フシュ
(右・五三}捕助レバー体
JISG3131 の SPHC
8
長.îK.金
JISG 3141
の SPCC
9
ハンドレスト f*
JISH 4000
の A6061P
1
0
プラケットカノ\-
合成樹脂
1
1
ノ、ンドレストカノミ…
合f玄関指
1
2
レパークイック式ワイヤ調節ねじ
JlSH 3250 の C3602BD
1
3
ワイヤ調節ねじ用ゴム
JISB2401 の 0 リング
1
4
ワイヤ調節ナット
.Jl S 詰 4040 の A20 日 BD
1
5
レバークイック式アウタガイド
JISG 4804
の SUM23
関 10 …ブレーキレパ一〈続き)
者作権;去により無!析での惚製,転託手は紫 11: されておりま
の A6061P
25
D9414:2008
単位
3
5
5
2
4
司十十
U
W
(1iこいこ形)
5
2
(かさ形)
材料
の SWRH62A
Jl8G 3506 の S \\J京H62A, Jl8K 6720・ 1
2
J
I
SK 6
7
2
0
2
ニル樹脂
ワイヤニップル
J
[
8H 5301 の ZDC1 又誌 ZDC2
4
ワイヤキャップ
J
I
SH 4100 の All00S , JlSK 6922-1 のポリエチレン
5
アウタガイド
J
I
SH3250
の C3604 ,
JlSH4040 の A2011 BD
6
アウタキャップ
J
I
8H3250
の C3604 ,
Jl8 註 3100 の C2680
3
関 11
ブレーキワイヤ
い誇{判長去により無断での複製記載等は禁止されております。
ピ
J
1
8G3506
mm
2
6
09414:2008
間属書 A
(参考〉
参考文献
序文
}
ついて
」ー
.
n
sB2401
って,規定の一部で iまない。
るも
0 リング
J
I
SG3101 …般構造用圧延鍋材
J
I
SG3131 熱間正延軟鋼板及び鋼帯
J
I
SG3
1
4
1 冷関圧延鋼板及び鋼千百
J
I
SG3445
J
I
SG3446
機械構造用ステンレス
J
]
SG3505 軟銅線材
J
I
SG3506 硬鋼線材
l 蔀:緯材
,1I S G3
5
0
7
1
ns G3507-2
-第 2 部:譲
,
J
I
SG3521
硬
J
I
SG3
5
2
2 ピアノ
J
I
SG4051 機械構造用炭素言語鋼材
J
I
SG40幻機械構造用合金編鋸材
J
I
SG4303 ステンレス錐|棒
ns G4305
,
冷問圧延ステンレス鋼較及び鋼帯
J
I
SG4309 ステンレス志向拠品
.
J
lSG4804 読葉及び続黄線合快削鋼鋼材
J
I
SH3100
に条
J
I
SH3250
JISH4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
J
l
SH 4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
J
I
SH4100 アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JIS 討 4140
アルミニウム及びアルミニウム合金鍛造品
JISH 日01
車訟合金ダイカスト
J
I
SH 5
3
0
2 アルミニウム合金ダイカスト
J
I
SK 6
7
2
0
1 プラスチックー塩化ピニルホモポリマ
コポワマー (PVC) 一筋 lf~aj :呼び五
のシステム
J
I
SK 6
7
2
0
2 プラスチック一塩化ゼニル;:}\そポリマー及びコポワマー (PVC) 一第 2 部:試験片
の刊さり:方及び諸性質の求め:方
J
I
SK 6
9
2
2
1 プラスチックーポリ
レン (PE)或形用及び押出用材料一第 1 吉11: 呼び方のシス
テム及び仕様表記の基礎
著作苦手法により
l 上ぷ
ります。
27
J
I
S09414:
2008
自転車-ブレーキ
解説
この解説は,本体及び附属書に規定・記載した事柄,並びにこれらに関連した事柄を説明するもので,
規定の一部ではな")
'
0
この解説は,財団法人日本規格協会が編集・発行するものであり,この解説に関する問合せは,財団法
人日本規格協会へお願いします。
1 改正の趣旨
旧規格は, JISD9414:1997 (自転車用ブレーキ)であり, 1994 年 4 月に ISO/TC149 (自転車専門委員会)
における ISO
4210(
C
y
c
l
e
s-S
a
f
e
t
yr
e
q
u
i
r
e
m
e
n
t
sf
o
rhicycles) の制定審議が終わったのを機に,この規格への
整合性について検討を行うとともに,その他の規定内容全般についての見直しがなされ,改正された。
ところで,労働安全衛生法施行令によって 2004 年 10 月 1 日から,含有する石綿の重量が当該製品の重
量の 1% を超えるプレーキライニングなどの製造・使用が禁じられたが, 2005 年 9 月までの間に l十I 匡|で生
産され,日本ヘ輸入された幼児用自転車の中に,政令に抵触するプレーキライニングが使用されているこ
とが明らかとなり,早急に規格内に明記することが必要となり,改正を行った。
(なお,試験の結果,バンドプレーキ・ライニングにはアスベスト鉱物のクリソタイルが合まれていた
が,プレーキ制動時の粉じん(塵)中のアスベスト繊維数濃度は大気汚染防止法施行規則の規定濃度値を
著しく下|亘|っており,健康への影響はないことが確認されている。)
2
改正の経緯
この規格は,
1964 年 3 月 1 日に制定されたが,その後 1968 年,
1973 年,
1976 年,
1988 年,
1994 年,
1997 年に計 61TII の改正を行っている。
1988 年 7 月 1 日の改正では, 1976 年改正規格では一般用自転車に用いるプレーキについてだけ規定して
いたが,幼児用自転車の品質水準の向上と社会的な要請を受け,適用範囲に幼児用自転車に用いるブレー
キも含めた。また,
1976 年改正規格では“ブレーキを試験用自転車に組み付け,
島般用自転車のilJlJ動性能
に適合しなければならない。"となっていたが,本来プレーキとしての性能は,ブレーキ単体で規定しなけ
れば,この規格の必要性が薄れてしまうとの意見もあり,すべてのプレーキについて,プレーキ本体の制
動トルクを決める方向で、検討を行った結果,
ドラム径別に三つに区分した試験荷重及びプレーキ本体の静
的制動トルク値を満足しない旨を規定した。しかし,
リム部を制動するプレーキについては,制動する相
手(リム部)との関係も含め,種々検討を行‘ったが試験条件を決めるまでに至らず,従来どおり“リム古1)
を制動するプレーキは,自転車に組み付けたときに, J
ISD 9301 (一般用自転車)又は JlS 0 9302 (幼児
用自転車)の制動性能の規定に適合しなければならない。"とした。また,ハブ音1) を制動するブレーキの各
部の振れについては,外締式のバンドプレーキのドラム外周における振れについてだけ規定していたが,
内拡(ないかく)プレーキのドラム内周及びディスクブレーキのディスクの外縁部における振れについて
も追加規定した。強度規定については,
リムプレーキの前ノ t イブ。及び、後ノ t イプとだるま部分との結合部の
解
著作:椛法により fp.~ 断で、の阪製.
1
!Pi; 7f'1x 等は禁止されております。
2
8
09414:2008
切 i摂荷重 1000N 以上を 2000N 以上に,ブレーキワイヤのインナ及び、ニッフ。ル部の切断蔀重 1177 N 以上
を 1500N 以 i二にそれぞれ規定値を上;デるとともに,インナの強度規定として“インナに 80
官母)の
を 1 万回線返し加えたとき,各部に異常が生じではならない。"となっていたが,財団法人日
を待て種マ試jー挨を行った結果,実際の使用状態とできるだけ等制的な試験方法とするた
レーキレバーにブレーキワイヤを組み付けた状態で半径 50mm の円偶者I~ にワイヤを沿わせて,
作を繰返し機械的に行う試験方法を規定した。カンチレバー形以外のキャリパブレーキ;本{本部分の強度は,
ち,より実際的なテストにするため韓返し荷重を加える動荷量試験を規定した。また,
ブレーキブロック及び舟の取付強度については,従来プレーキゴムの日本工業規格に類似する内容の規定
があったが,ブレーキの強度規定として重要な要素であり,より具体的な規定内容にして,この規格の強
度規定に追加した。その他,プレーキレバーをハンドルパ…に取り付けるときの罷定トルクについて,“ブ
レーキレバーは,ハンドルパーの誼線部 iこ i歪i 定したとき, 3
.
9
2N'm のトルクをきIJ えても,ハンド、ルパーに
対して II~II つてはならない。"と現定していたが,自転車を走行中に転{到した場合などは,プレーキレバーが
を傷っけないため勤し¥たはうがよい場合もあるので,“ブレーキレバーそハンドルバー
できるものでなければならない"とし=う椀定に修正した。
1994 年 i 月 l 日の改正は,ヨ本工業標準調査会が 1990 年 6 月に決定した“日本工業規揺における
単位系のりの導入の左針について"に基づき,使用単位の沼化を図ることを目的に行われたもので,
的な規定内容は従来と全く変わっていない。
1
9
9
7:
f
'
l
:3 月 20 日の改正では, 1994 年 4 月に ISO/TC14争(自転車専門委員会)にお汀る ISO 4210(
C
y
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rbicyc1es) の制定審議が終わったのを機に,
S
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yre中 irements f
この規格への整合性について検討を行
うとともに,その他の姐定内容全般についての見直しがなされた。静的起動トルク値の規定では,ヂィス
クブレーキについては“ディスクブレーキは,
ドラム径が 80mm を超え 95mm 以下の場合とする"と
され,埋解しにくかったが,“ヂィスクブレーキには,試験力 200N,ブレ…キ本体静的市Ij 動トルク 40N'
m 以上安 j瑚川する。"と改正した。その仙,インナの結合部の語りを確認する試験の迫力1],プレーキワイ
ヤの繰返し強度試験にマウンテンバイク類形車の試験条件を追加,プレーキブロック,ブレーキライニン
グなどの摩耗,ワイヤの伸びなどが生じたときに,鰐動力を維持するための調整ができる嬬造で、あること
を追加 1 ,キャワパプレーキのフレーム組付部は,緩み止めを施した構造であることを追加,たいこ形のブ
レーキワイヤのワイヤニツブルの厚さに 7 mm のものも追加,めっきの規定を従来よりも少し耐食J性のあ
る等殺に変更などの改正を行った。
3 欝議中 iこ特 iこ問題となっ
マウンテンバイク類彰車のプレーキ及びシティ車の後プレーキで
メーカーの製品が高いシ
エアをもち, 同
I 可社の登録商標となつている製品名称が
されている。そのため,
もプレ一キ本体の種類にその名称を追加して;誌まとの意見が i山|↓
H叩1i ざ
4
が,断念した。
適用範囲
に JIS D 9
1
1
1 (I~I
一分矧及び諸元)
自転車及び幼克用自
る
いるプレーキに
ついて規定する。
n
なお, J
IS 9301 及び .JIS
n9302 では,その規定文の中で
当する日本工業規格によるか,又はその日本工業規格に定める
ごとに JIS が定められているもの
と持者;以上の品管のものを Ft=l しーなけれ
らない。"と規定されている。
解
著作権法により
2
れております。
2
9
09414:2∞8 解説
5
規定項目の内容
この規定項目の内容では, 1997 年に改正された JIS D 9414 と
¥,及び規定項目ごとの捕足説明を次
る。
a
) 引用規諮(本体の笛条 2)
JIS 菖 0205:1997 (メート)~並目ねじ〉誌, J
ISB0
2
0
7
:1
9
8
2 (メートル組 II~I
ねじ)とともに 2001 年 12 月に廃止され, JIS 註 0205-1 (一般用メートルねじ一第 1 部:基準LlI 形) ,
JIS 霊 0205帽2 (一般用メートルねじ-第 2 部:全体系), J
ISB0
2
0
5
3 (一般用メートルねじ-第 3
じ音1)~òP討に選択したすイズ), JIS 話 0205-4 (一般用メートルねじ-第 4 古1) :基準寸法)に置き
られた。また, JIS 話 0209:1997 (メートル並目ねじの許容限界す法及び公差) tえ JIS B0
2
1
1
:1
9
9
7 (メ
トル細目ねじの許容眼界寸法及び公差)とともに 2001 年 ]2 月に廃 j上され, J
IS゚0
2
0
9
1 (一般用メ
ートルねじ一公差一第 1 部:原期及び基礎データ), J
IS゚ 020事・2 [一般用メートルねじ一公差-第 2
部:一般用おねじ、及びめねじの許容臨界寸法一中(はめあい区分) J , J
IS゚0
2
0
9
3 (一般用メートルね
じ一公差-第 3 部:構造体用ねじの寸法許容差)に置き換えられたため,それに整合さ
名称を改めた。その他,規格の改正に停い必要となった JIS A 1
4
8
1 (建材製品中のアスベスト
測定法)を追加した。また,言部l~ 品ごとに材
s裂i韓
錨 毒材材")のように魔止された号, J
I
SG 3539 (冷間正造用炭素鋪線)のように,
f出規務に統合されたも
のがあるため,今回の改正ではそれらに整合させた
b
) 形状及び寸法〈本体の箇条 3)
ブレ…キの形状の{予言及び主な寸法を図によって例示しているが,今問
の改正では近年マウンチンバイク類形車に多く見られるようになった“カンチレバー V 形"の国を追
加するとともに,
ワムブレーキの前パイフα のねじ径のように互換性が必要でない部分のねじについて
は, JIS 認証時の妨げになることか与すべて“M6 以上"というように変更した。“カンチレバー V 形"
の i惑は大手部品メーカ}が高標登録しているマウンテンバイク類形QJ:,マウンチンバイク用のブレ
キに対応させ,追加したが,本来このプレーキはカンチレバー形プレーキのー離であり,また“カン
チレバー v 形"という日sr称も告のカンチレバー形プレーキと区別するために詑用しているものである。
c
) 犠造(本体の簡条 6)
ブレーキの講造を規定している。今国の改正では,プレーキブロック,ライニ
ング及びパッドの醸接材の規定文に“アスベストを含有するプレ}キ音I~ 材を契用しではなちない。な
お,アスベストの有無は, JISA1481 の 7. (一次分析試料による定性分析方法)によって確認する。"
を追加した。
アスベストについては,過去の寝議の中で問題となっていたが,アメワカでは 1989
公布したが,
に禁止規期を
199] 年 10 月に連邦高等裁判所が“アメリカにおけるアスベストの製造,輸入及び、仙川
に関する環境担護庁の広範な禁止規則を無効とする。"判決を干した。この規則によって救われる命誌
わず刀亙であり,むしろアスベストの有用性が高いと判断されたようである。このような中で,メーカ
ーではその性能,舗格などからアスベストを使用していたが,将来的に法認用しないように開発の努
力をしていたことかち,規格への追加が遅れた
“プレーキワイヤのインナを固定する部分は,製造業者が推奨するトルクでねじを諦め吋けたとき,
インナを折損させない構造でなければならないの規定は,過去には“インナの素線を折損させない
構造"となっていたが,現実的には l 本ぐらいの素譲が切れることもあり,それは強度的 iこなんら間
いので,
及ぼすほどの素線が切れることを
る“インナを折損させな L
としているむ
“プレーキレバーの取付金具は,プレーキレバーをハンドルパーに確実に回定できるものでなけれ
ちない。"の規定では,プレーキレバーの取付ノ f ンドの中に i まねじを締め{-1けていくと,たわんで
解
3
著作総出により無税での担割, 11説教等は禁止されております。
3
0
D9414:2008
解説
しまって強く臣!定できないものがあり,このような場合を考癒すれば,固定状態を強度試験で確認し
たほうがよい。次 IITI の改正では審議する必要がるる。
d
) 強度(本体の凶条 8)
ブレーキの強震を規定している。ブレーキレバーの強度規定がないが,過去の
分科会で“自転車の転倒時にプレーキレバーの先端が地面に接触する場合もある。特にプラスチッ
ク製のしパーの強度が問問で、ある。"との指擁があった。 ISO 4210 に拭規定されてし h ないが DIN 7
9100
では焼定されているので,次 @I の改正時には審議する必要がある。
6
その他解説事項
2005 年に発行された E関 14764:2005 (
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yre守山rements a
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tmethods) , EN
1476る :2005 (Mountain幽bicycles -S
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yre弓uirernents a
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trnethods)及び、 EN 14781:2005 侠acing b
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1esュ
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yre弓uirements a
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trnethods)では,制動i全能の規定として制動距離による特定のほかに, DIN79100
で現定されていた減速度の説定機に類似の訊l険機による制動力との判定が併記されている。また,そのほ
かにもブレーキレ〆パー操作力と制動力との比例性の確認,ブレーキの酎久試験が追加されており,欧州、i へ
白転車を輸出する場合には注意が必要で、ある。
7
原案作成養員会の構成表
会の構成表を,次に示す。
自転車 JIS 原案作成委員企構成義
氏名
小
J 11
所員
武
美代子
勝
享:
仲野
ドノ f イ
独立行政法人間民生活ゼンタ
剣
敏一
財団法人日本消費者協会
一
一
繁
財団法人製品安全協会
一一昼
山山紀子
)
11
ドパイザ
社団法人自
日
株式会社シJ マノ
増
!蔭
博
パナソニック
ク
ック株式会社
1) ヂストンサイクル株式会社
株式会社日東
古川
11詩
秀
J
lI
治
若
本Fl
央
7~雲
佐
輝行
財団法人日本規格協会
財団法人自
が|王
(事務局)
財毘法人日本車再検査協会
)藤
幸
母国法人自
L
!
L
弘
財団法人島転車産業振興協会
解
著作f?11 法により
4
れておりま
解
著作結去により
5
されております。
3
2
09414:2
0
0
8 解説
白紙
解
詩作許n去により
6
11-. されております。
(
育 内容についてのお問合せは.規格開発部保 $ :2l! [
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A
X
(
0
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0
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5
5
4
1TEL(03)5770-1571] へご辿
絡くださI,. ~ o
*JIS 規描烈の正誤裂が発行された局合は.次の要領でご案内いたします 。
(t)当協会発行の月刊 12志“総準化ジャーナル"に玉 ・ 設の内容を掲載いたします 。
(2)原則として毎月第 3 火耐日に.“日経産業新聞"及び“日刊工業新聞"の J IS 発行の広告側
で . 正誤 JR が発行された JIS 規路番号及び規格の名称をお知らせいたします 。
なお,当協会の JIS 予約者の方には,予約されている部門で正課烹が発行された切合,自動
的にお送りいたします 。
宵ns 規栴票のご注文は,出版τn 業部出版サービス第 - ;l!l! (
TEL(0
3
)
35
8
3
8
0
0
2FAX(03)3583 ・0462]
又は下記の当協会名古屋支部 .1 河 西支部;におきましでも;7<っておりますので,お申込みください 。
人ー
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9414
自転1 ドープレーキ
平成 20 年 3 月 20
立! ~~
発行人
第 I M)J 発行
!:占弘宏、
先行所
本規格協会
財団法人
〒 107・ 8440
!-u京 IlIn~ 区赤 JR4 丁目ト 24
加p://www
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札幌支部
〒 060・ 0003
北支部
〒 980・0811
札幌市中央区北 3 条西 3 丁目 1 札幌大同生命ピル内
TEL(
0
1
1)261-{的4S FAX(
0
1
1)
2
2
14020
仙台市 W~ 区 一 番町 2 丁目 5 ・ 22
TEL(022) 227・ 833 6(代 m
名古屋支部
〒 460・0008
t, r.!Î~ r!ï 中区栄 2
r 白 6・ l
'
1EL(052)221 ・ 831 6(代点)
関西支部
広島支部
干 54 ト 0053
〒 730・0011
白 111 ピル別加内
FAX(052)203・4806
大 阪 市中央区本町 3 丁目 4 ・ 10
本町野村ピル内
fEL(Q6)6 261 ・8086(代必)
fAX(06 )6 261 ・ 9114
広品市中区長~町 5-44
広 LJJ 商 工 会品所ピル内
TEL(082)221 ・ 7023
(
穴吹第 19 仙台ピル内
FAX(
0
2
2
)
26
6
-0905
FAX(082)223 ・ 7568
四国支部
〒 760・ 0023
向怯市川町 2 丁目 2・ 10 JPR 向- 蛤ピル内
L(087)82 ト 7851 FAX(087)821 ・ 3261
岡支部
〒 812・ 0025
制 岡 市 博 多区店 同 町ト 31 r!)~ アーパンスクエア内
TEL(092)2829080 FAX(092)282 ・9118
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