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RS-601
取 扱 説 明 書
http://mtc-japan.com
=重
要=
V-Pack TM ソフトウェアのサポートについて
V-PackTMソフトウェアはClear-Comからフリーソフトウェアとして供 給 される
RS-600シリーズ用 のPCコントロールプログラムです。
V- Pack T M ソフト ウェアは無 償 によるカスタ マイズ用 プログラム であるため 、まこと に
勝 手 ながら松 田 通 商 ではサポートを行 っておりませんので悪 しからずご了 承 願 います。
取 扱 説 明 書 本 文 中 にはV-Pack T M ソフトウェアについての記 述 もありますが、これは
英 文 取 説 の 内 容 を 基 に作 成 し てい るこ と によ る も の で 、 実 際 の ご 使 用 を 保 証 す る も の
ではありません。
V-Packソフトウェアについてのダウンロード及 びPCへのインストール、そしてカスタ
マイズ設 定 等 につきましては 、あくまでも設 定 さ れるユーザー様 ご自 身 の責 任 にお いて
行 っていただくこととなります。(日 本 語 の取 扱 説 明 書 も用 意 しておりません)。
つきましてはV-Packソフトウェアについての設 定 方 法 やトラブル発 生 時 などの対 処
方 法 に関 するご質 問 にはお答 えできない場 合 もありますので、くれぐれもその点 をご留 意
いただきたながら御 使 用 くださいますようお願 いいたします。
もし 、V- Pack T M ソ フ ト ウェア に関 わる不 具 合 が 発 生 し た場 合 、 R S-600シリ ーズ
本 体 の 保 障 期 間 内 であっても保 障 修 理 の対 象 とはなりませんので十 分 ご注 意 ください
ますようお願 います。
なお、、RS-600シリーズを修 理 及 び不 具 合 等 でお預 かりした場 合 は、機 器 本 体 に
問 題 があるかどうかを検 証 するため、設 定 を工 場 出 荷 時 の状 態 に戻 すこととなります。
また、ご返 却 は工 場 出 荷 時 の初 期 設 定 となりますので、ユーザー様 ご自 身 によってカス
タマイズされている場 合 は、その状 態 を控 えておいてくださいますようお願 いいたします。
以 上 、甚 だ勝 手 ではありますが状 況 をご理 解 のうえ、何 卒 ご了 承 賜 りますようお願 い
申 しあげます。
1
このたびは Clear-Com(クリアーカム) RS-601をご購 入 いただきありがとうございました。
機 器 を安 全 かつ快 適 にお使 い頂 くためにもご使 用 前 に必 ずお読 みください。
なお、ご不 明 な点 につきましては担 当 者 までお問 い合 わせいただきますようお願 いいたします。
※ 危 険※
本体に強い衝撃を与えないこと
本体に水や液体をかけないこと。
本体のカバーは決して開けないこと。
使用者は内部に触れないこと。
異常と思われるときにはすぐに使用を取り止めチェックを依頼すること。
*製品保証について*
本 機 の 製 品 保 証 に つ き ま し て は 、松 田 通 商 株 式 会 社 が 定 め る 国 内 保 証 規 定 に 準 じ る も の と し
ます。
*製品名及びロゴ等について
本取扱説明書記載の製品名及びロゴ等につきましては各社の商標または登録商標です。
※本取扱説明書から内容の無断転載及びコピー等は固くお断りします。
※製品のバージョンアップにともなう仕様変更によって、文面と実際の内容が一部相違する
場合もあります。
また、製品の仕様及び概観等は予告無く変更される場合があります。
※本製品を使用するためのソフトウェアのインストールによるコンピューター及びその周辺
機器についての不具合発生につきましてはその責任を負うことができません。
2012.10.17
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Revisoin 3.0
1.各 部 の説 明
1.トップパネル面
1. トーク・ キー
送 話 ボ タンです。ト ー ク 機 能 がオンの と き は“ 6” の トー ク・ ライトが 点 灯 し ます。 設 定 に よってロ ック また はノン
ロック機 能 を選 択 できます。
2. コール・ キー
コール信 号 発 信 ボタンです。コール信 号 発 信 中 は“7”のコール・ライトが点 灯 します。
3. パワー・ステータス
Clear-ComラインからDC電 源 が供 給 されている場 合 に点 灯 します。
なお、最 低 動 作 電 圧 の12VDC未 満 の場 合 でも受 電 している場 合 は点 灯 します。
4. ボリューム・コントロール
接 続 されたヘッドセットのリスニング音 量 を調 整 します。なお、ヘッドセット・ドライバーにはリミッター回 路 が
装 備 されています。
5. トーク・ライト
トーク機 能 がオンのときに緑 色 のランプが点 灯 します。ま た、オンボード・セットアップ時 のステータス表 示 とし
ても使 用 します。
6. コール・ライト
コール信 号 を発 信 中 、もしくは受 信 中 に赤 色 のランプが点 灯 します(なお、プログラム設 定 によって変 更
可 能 です) 。
7. セットアップLED
セットアップ・ ボタンが3秒 以 上 押 されるセットアップ状 態 となり表 示 状 態 となります。もし7秒 以 内 に操 作 がな
されなかった場 合 、表 示 は消 えます。
2.底 面
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8. インターカムライン入 力 コネクター
Clear-Com用 インターカムライン入 力 コネクターです。
3ピンXLRメス: 1番 ピン=グランンド、 2番 ピン=電 源 (DC)、 3番 ピン=音 声
9. インターカムライン・スルーアウト用 コネクター
Clear-Com用 のスルーアウト・コネクターです。他 のステーションに渡 り接 続 をするために使 用 します。
3ピンXLRオス: 1番 ピン=グランンド、 2番 ピン=電 源 (DC)、 3番 ピン=音 声
10.メインヘッドセット・コネクター
Clear -Co m 用 ヘッドセ ット・コネクタ ーです。 標 準 で はダ イナミック・マイ ク仕 様 となり ますが、設 定 によ って
エレクトレット・マイクの使 用 も可 能 です。なお、エレクトレット・マイクに設 定 された場 合 、マイクゲインは自 動
調 整 となります。
4ピンXLRオス: 1番 ピン=マイク・ シールド、 2番 ピン=マイク・ライン、
3番 ピン=ヘッドホン・シールド、 4番 ピン=ヘッドフォン・ライン
11.AUXヘッドセット・コネクター(2.5mm径 ステレオプラグ用 )
Clear-Com CC-25軽 量 タイプヘッドセット接 続 専 用 のヘッドセット・コネクターです。装 備 されている
マイ ク・ プ リ ア ン プ はCC - 2 5 の 特 性 に 合 わせ た も の と な っ てお り 、CC - 2 5 以 外 の 使 用 は 想 定 し て いま せ
ん。CC -2 5 以 外 の 使 用 に よる性 能 の 低 下 や 不 具 合 に ついて は 一 切 サ ポ ート 及 び 保 証 で きま せん のでご
注 意 ください。
携 帯 電 話 やトラン シーバ ー 用 のヘ ッドセットを 使 用 した 場 合 はパ フォーマンスが 低 下 する だけではなく 、シス
テムに障 害 をもたらす場 合 もありますので使 用 は避 けてください。
なお、AUXヘッドセット・コネクターは常 にエレ クトレット・マイク専 用 となっています。メ インヘッドセット・コネク
ターがダイナミック・マイク設 定 であっても影 響 はしません。
12.プラグリース・ボタン
接 続 したXLRプラグはロックされます。プラグを引 き抜 く場 合 はこのボタンを押 してロックを解 除 しながら引 き
抜 きます。
3.サイド面
*
セットアップ・ボタン
青 色 のセットアップ・ボタンを約 3秒 以 上 押 し続 けるとセットアップ・モードになり、オンボード・セットアップが
可 能 となります。もし7秒 以 上 操 作 を何 も行 わなかった場 合 、セットアップ・モードはキャンセルされます。
*
RS232接 続 用 コネクター( 3.5mm径 ステレオプラグ、VPC-1専 用 ケーブル接 続 用 )
セットアップ・ボタンの下 部 に位 置 する3.5mmジャックはRS232接 続 用 です。
専 用 のV P- 1ケ ーブ ルはD サブ 9ピン・ メス と 3. 5m m 径 ステレ オプラグ と の変 換 ケ ーブ ルとな って おり、 PC
とRS-601を接 続 することができ、専 用 のV-PackTMソフトウェアによって上 位 設 定 の変 更 を行 うことが
できます。
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4.背 面
*
サイドトーン
サイドト ーンはヘ ッド フォンに 戻 す“ 自 分 自 身 の 声 ”の レベ ルを 調 整 します。 通 常 は調 整 用
ボリ ュー ム ポッ
トの回 転 範 囲 の中 間 位 置 でご使 用 ください。もし、使 用 上 において自 分 の声 の戻 りをもっと大 きくしたい場
合 や 小 さ く した い 場 合 は 小 型 のマイナ スド ライ バーで ゆ っ くり と 回 し なが ら 適 性 レベ ル となる ように 調 整 し てく
ださ い。なお、 極 端 なレベ ル 設 定 は システムに 不 具 合 が 生 じている 状 況 と 同 じような 症 状 を 引 き起 こす 場 合
があり ます ので 注 意 して く だ さい 。ま た、 そ のよ うな 設 定 が 必 要 とな って しま う 場 合 は ヘッ ドセッ トに 不 具 合 が
生 じている可 能 性 もあり ますので、他 のステーションでの確 認 も行 ってみてください。
注 意 : ボリュームポットを回 すときはゆっくりかつ必 要 以 上 の力 を入 れないようにしてください。
回 し過 ぎにや力 の入 れ過 ぎによってボリュームポットを破 損 していまう恐 れがあります。
* ベルトクリップ
ベ ルト ク リ ッ プ は 2 箇 所 の ね じ で 固 定 さ れ て いま す 。こ の ね じ を はず す と ク リ ッ プ 部 を 取 るこ と が で き 、 ク リ ップ
の向 きを90度 、180度 、270度 異 なった向 きに取 り付 け直 すことができます。
2.TW(2ワイヤー)仕 様 との互 換 性 について
RS-601は1チャンネル仕 様 のベルトパックとなっていますが、TWオプション仕 様 となっている
Clear-Com
ラインでも使 用 することがで きます。これはTW ライン上 でRS-502TWやTW 仕 様 の RS-600シリ ーズベルトパ ッ
クとの同 時 使 用 が可 能 ということになります。
TW 仕 様 で は 3 番 ピ ン が Bチ ャ ンネ ル 音 声 、 2 番 ピ ンは D C+A チ ャ ンネ ル 音 声 と な り ます 。 TW ラ イン にお いて RS
-601を使 用 した場 合 、常 に3番 ピンにあたるBチャンネルとの通 話 が可 能 となり、Aチャンネルとの通 話 はでき
ません。
なお、RS-601はRTS-TWTMシステムでの使 用 はできません。RTS-TWTMシステム上 で使 用 する場 合 は
互 換 性 のあるRS-603シリーズを用 いてください。
RS-600シリーズの基 本 設 定 は以 下 の表 の通 りです。
型
式
RS-601
RS-602
RS-622
RS-603
RS-623
RS-603R
RS-623R
チャンネル数
1
2
2
2
2
2
2
工場出荷時設定
Clear-Com標 準
Clear-Com標 準
Clear-Com標 準
Clear-ComTW
Clear-ComTW
RTS TW
RTS TW
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ライン用 コネクター
3ピン・オス/メス
6ピン・オス/メス
6ピン・メス
3ピン・オス/メス
3ピン・オス/メス
3ピン・オス/メス
3ピン・オス/メス
H/S用 コネクター
4ピン・オス
4ピン・オス
6ピン・オス
4ピン・オス
6ピン・オス
4ピン・メス
5ピン・メス
3.設 定 について
RS-6 01 は2 つの 方 法 で 出 荷 設 定 を変 更 すること が できます。 1 つは PC経 由 に よるV-Pa ck ソフトウェ アで の
設 定 で、詳 細 な設 定 や複 数 のベルトパックの設 定 変 更 を行 う場 合 に向 いています。 もう1つはオンボード設 定 に
よるもので、ベルトパック本 体 で変 更 を行 うことができます。
1.V-Pack T M ソフトウェア
V-Packソフトウェアでによる設 定 の場 合 はまず V-Pa ckソフトウェアを使 用 する P Cにインストールしてください 。
RS-601とPCはRS232データ経 由 で通 信 されます。RS側 は3.5mm径 ジャックとなっていますので接 続 には
VPC-1接 続 ケーブルの使 用 をお勧 め します。
なお、PCでの設 定 はRS-6 01に適 正 な電 源 が 供 給 さ れている状 態 で行 うようにし てください。電 源 が供 給 され
ていない場 合 は設 定 を行 うことはできません。
V-Packソフトウェアの使 用 方 法 及 び詳 細 についてはV-Packソフトウェアの取 扱 説 明 書 をご参 照 ください。
PCでのセットアップには V-Pack T M ソフトウェアのインストールが必 要 となります。ベルトパックとPCはシリ
アル・ポート経 由 によるRS-232C接 続 となります。ベルトパック側 は3.5mm(1/8“)ジャックとなって
い ま すの で 専 用 の ケ ー ブ ル が 必 要 と な りま す 。C l e a r -C o m では オ プ シ ョン ・ ケ ー ブル と し て VP C -1 を
用 意 しています。VPC-1以 外 のものでも使 用 できますが、適 切 な仕 様 のケーブルを用 いてください。
なお、ピンアサインは以 下 の通 りとなっています。
3.5mmプラグ側
Dサブ9ピン・メス側
チップ―――――2番ピン
リング―――――3番ピン
スリーブ――――5番ピン
ベルトパックの設 定 時 は規 定 のDC電 源 が供 給 されている必 要 性 があります。通 常 のClear-Comラインまたは
電 源 ユニットから電 源 を供 給 してください。
複 数 のベルトパックを同 じ設 定 にする場 合 、ベルトパック・クローンニング機 能 を利 用 します。オリジナルのベルト
パック設 定 をコピーし、それを他 のベルトパックにペーストすることができます。なお、コピーしたした設 定 のペーストは
1 度 に 1 台 と な っ てい ま す の で、 複 数 の ベ ルト パ ッ ク を ク ロー ン ニ ング す る 場 合 は そ の 台 数 分 の ク ロ ー ン ニン グ 作 業
が必 要 となります。
V-Pack T M ソフトウェアでの 主 な設 定 可 能 な内 容 は以 下 の通 りとなっています。
 オペレーション・ モード
ベルト パ ッ ク 本 体 に 保 存 し た 4 つ の モー ド か ら 任 意 の モー ドを 選 択 し ま す。 なお 、 モー ド はベ ルト パッ ク 本 体 にメ モ
リーに保 存 され、電 源 投 入 時 は常 に最 後 に使 用 していたモードで立 ち上 がります。
 ラッチ・オペレーション
トーク・キーのラッチ・タイプをノン・ラッチ、ダブルタップ・ラッチ、シングルタップ・ラッチ、電 源 オン時 ラッチ、常 時
ラッチから選 択 できます。
工 場 出 荷 時 はモード1及 び2がダブルタップ・ラッチ、モード3及 び4がシングルタップ・ラッチ設 定 です。
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 メインヘッドセット・マイクゲイン
工 場 出 荷 時 のマイクゲイン設 定 を変 更 します。通 常 変 更 する必 要 はありませんが、声 質 やバックグラウンド・
ノイズな どの 状 況 によ って変 更 するこ と ができま す。なお、 この設 定 は 工 場 出 荷 時 か ら レベルを 下 げるこ とはで き
ますが、上 げ ることはできません。
 AUXヘッドセット・マイクゲイン
工 場 出 荷 時 のマイクゲイン設 定 を変 更 します。通 常 変 更 する必 要 はありませんが、声 質 やバックグラウンド・
ノイ ズな ど の 状 況 に よ って 変 更 する こ とが でき ま す。な お 、この 設 定 は 工 場 出 荷 時 か ら レベ ルを 下 げるこ と は で
きますが、上 げることはできません。
 コールLEDディマー
コールLEDの明 るさをノーマルとロウの2つから選 択 できます。出 荷 時 はノーマルですが、消 費 電 流 を抑 えたい
場 合 や、コールLEDの発 光 を目 立 たなくしたい場 合 に設 定 します。
 コールLEDモード
コールLEDの表 示 方 法 を、点 灯 、点 滅 、点 灯 無 しの3パターンから選 択 できます。出 荷 時 は点 灯 。もし、ベルト
パックがAC及 びDCコールの両 方 をを設 定 している場 合 はそれぞれ異 なった設 定 にすることもできます。
 コール・オン・トーク(トーク時 コール信 号 発 信 )
トーク・ボタンを押 したときにコール信 号 も同 時 に発 信 されます。トークがオン状 態 のときに常 にコールも発 信 状 態
となりますのでトー ク・ ボ タン はノンラッチ 設 定 にしておくこ とをお 勧 め しま す。また、コー ル信 号 によるリレー 機 能
を有 したTW-40やKB-212をコントロールする場 合 にも便 利 です。
 コールトーン発 信 (ヘッドセット・スピーカー)
ヘッドセット・スピーカーから アラート音 によるコールが可 能 となります。なお、トーンのレベルはプリセットとなってい
ますので変 更 できません。ただし、リッスン・レベルによって音 量 は相 対 的 に変 化 します。この機 能 はコール 発 信
者 が声 を出 せないような場 合 や、コールシグナルの確 認 が困 難 な場 合 に便 利 です。
 ヘッドフォン・リミッター
ヘッドセットのヘッドフォン・アンプにリミッターが設 定 されています。出 荷 時 はオンですがそれを解 除 することが で
きます。こ の場 合 、 大 音 量 に よる耳 への ダメー ジ を引 き 起 こす場 合 もあります ので通 常 はオンにし たまま
使用
されることをお勧 めします。
なお、ヘッドフォン・リミッターはメイン及 びAUXそれぞれ設 定 可 能 となっています。
 エレクトレット・マイク使 用
メイン・ヘッドセット及 びAUXヘッドセットそれぞれにおいて、マイクロフォン・ タイプをエレクトレット仕 様 にします。
オンボード・セッティングではメイン・ヘッドセットのみ変 更 可 能 ですが、V-PackTMソフトウェア設 定 ではAUX
マイクの設 定 も行 うことができます。
なお、指 定 品 以 外 のヘッドセット使 用 における不 具 合 等 につきましてはサポート外 となります。メイン、AUX
ヘッドセットとも、指 定 品 の使 用 を強 くお勧 め します。
 リモート・マイクキル
リモート・マイクキル機 能 は他 のベルトパック・ステーションのトークがオンの場 合 にオフにする機 能 です。
トーク・ オフ忘 れによって周 りのノイズを拾 ってい場 合 に他 のステーションからオフにすることができます。
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2.オンボード・セットアップ
オンボード・セットアップではベルトパック本 体 で設 定 の変 更 を行 うことができます。設 定 内 容 はモードとして4つ
までRS-60 1本 体 の 不 揮 発 性 メ モリー 保 存 さ れます。 モード 1は初 期 設 定 とな っており、これを変 更 してモー ド2 、
3、4として保 存 します。、モード1を含 めた全 てのモードの内 容 設 定 は変 更 可 能 でそれを上 書 き保 存 することができ
ます。保 存 した各 モードはリコールすることができます。
オンボード・セットアップを行 う場 合 はRS-601に適 正 な電 源 が供 給 されている状 態 で行 うようにしてください。
電 源 が供 給 されていない場 合 は設 定 を行 うことはできません。
なお、電 源 投 入 時 のモード は、最 後 に電 源 が落 とされ たときのモードと同 一 となります。つまり、オンボード・セット
アップによってモードが変 更 されない限 り、常 に同 一 の設 定 で使 用 することができます。
オンボード・セットアップは以 下 の方 法 で行 います。
1. RS-601に適 切 なClear-Com電 源 が供 給 されていることを確 認 してください。
2. RS-601本 体 横 にある青 色 のセットアップ・ボタンを約 3秒 間 押 し続 けると、トップパネル上 のセットアップLED
が“P”と表 示 され、パワーLED以 外 のランプが全 て消 えますので、セットアップ・ボタンを離 してください。“P”
表 示 が“ 1” となりセットアップ・モードになったことを示 します。
なお、この状 態 で数 秒 間 操 作 を行 わないとセットアップ・モードはキャンセルされます。
3. モード(MODE): プリセットしたファンクションをストア及 びリコールします。
セットアップ・モードになった後 すぐにトーク(TALK)ボタンを押 すとモード・セレクト状 態 となります。このとき
セットアップLEDの表 示 は“ 1”の点 灯 となりますがもう1度 トーク・ボタンを押 すと現 在 のモード番 号 が点 滅 表 示
されます。 さらにトー ク・ ボ タ ンを押 す と 数 字 がステッ プし ますので、1~ 4までの使 用 したい モード を選 択 してくだ
さい。選 択 後 、再 度 セットアップ・ボタンを 押 すとモードが確 定 しセットアップ・モードは解 除 されます。セット
アップ・ボタンを押 さず、そのままの状 態 にしておくと、セットアップ・モードはタイムアウトとなり、モード変 更 は
行 われません。
注 意 : モ ー ド を 選 択 し た 場 合 、セ ッ ト ア ッ プ L E D は 常 に “ 1” を 点 灯 表 示 し ま す が 、 こ れ は 現 在 の モ ー ド を 表 示
していません。再 度 トーク・ ボタンを押 したときに点 滅 表 示 される数 字 が現 在 のモード番 号 となります。
4. ファンクション( FUNCTI ON) : 実 際 の設 定 のオン/オフを設 定 します。
セットアップ・ モー ドになった 後 すぐにコール( CAL L)ボ タ ンを押 す とファン クシ ョン・セレクト状 態 となり、“ 2 ~7、
L”にステップし、どのファンクションを設 定 するかを選 択 します。それぞれのオン/オフの切 り替 えはトーク・
ボ タンを 押 すこ とによって 行 うことがで きます 。機 能 が オ ンの時 はト ーク LE Dが 点 灯 し確 認 すること ができま す。
選 択 後 、再 度 セットアップ・ボタンを押 すとモードが確 定 しセットアップ・モードは解 除 されます。セットアップ・
ボタンを押 さず、そのままの状 態 にしておくと、セットアップ・モードはタイムアウトとなり、モード変 更 は行 われ
ません。
なお、各 ファンクションの設 定 は1回 に1 つとなります。 複 数 の 設 定 を 変 更 する 場 合 は、操 作 を 必 要 回 数 行 って
ください。
5. セットアップ・ モードが解 除 さ れるとセットアップLEDは消 灯 し、他 のLEDが 再 び点 灯 し、通 常 のオペレーション・
モードとなります。
6. 各 ファンクションの説 明
 Function2: ラッチ機 能 無 効
トーク・ボタンのラッチ機 能 を無 効 にします。この設 定 はコール・オン・トーク機 能 を使 用 している時 に推 奨
される設 定 です。
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 Function3: トーク機 能 無 効
トーク機 能 が無 効 となります。RS-601をリッスンのみで使 用 する場 合 の設 定 です。
 Function4: コール・オン・ トーク(トーク時 コール信 号 発 信 )
トーク・ボタンを押 したときにコール信 号 も同 時 に発 信 されます。トークがオン状 態 のときに常 にコールも発 信
状 態 となりますのでトーク・ ボタンはノンラッチ設 定 にしておくことをお勧 めします。
 Function5: エレクトレット・マイク使 用 (メイン・ヘッドセット)
メイン・ヘッドセットのマイクロフォン・ タイプをエレクトレット仕 様 にします。
 Function6: コールトーン発 信 (ヘッドセット・スピーカー)
ヘッドセット・スピーカーからアラート音 によるコールが可 能 となります。なお、トーンのレベルはプリセットと
なっていますので変 更 できま せん。この機 能 はコール 発 信 者 が 声 を 出 せないような 場 合 や、コ ールシグナル
の確 認 が困 難 な場 合 に便 利 です。
なお、コールトーン設 定 時 もコールランプは点 灯 します。
 Function7: マイク・ ロウゲイン
マイクのレベルゲインをロウに設 定 します通 常 はハイで問 題 ありませんが、騒 音 下 での使 用 時 に設 定 する
ことによって周 囲 の騒 音 を拾 うことを抑 えることができます。
 FunctionL: 全 オンボード・ アクセス・ロックアウト
オ ン ボ ー ド で の 設 定 を 不 可 と し ま す 。 フ ァ ン ク シ ョ ン ま で は ア ク セ スで き ま す が 設 定 変 更 は で き ま せ ん 。 再 度
ファンクションにアクセスする場 合 は工 場 出 荷 時 状 態 に 戻 すか、PC経 由 で行 わなけ ればなりません。なお、
モードについては選 択 可 能 です。
7. 実 際 の設 定 例
モード1を基 準 設 定 とし、モード3を変 更 して使 用 する場 合 は以 下 のように行 います。
ⅰ.セットアップ・ モードにする。LEDハ“ 1”が点 灯 表 示 。
ⅱ.トークを押 して“3”の点 滅 表 示 とさせる。
ⅲ.セットアップ・ モードを終 了 する。これでRS-601のモードは“3” となります。
ⅳ.再 度 セットアップ・ モードにする。LED表 示 は“1”点 灯 ですが実 際 のモードは“3”となります。
(このときトークを押 すと“ 3”の点 滅 表 示 となりモードが“3”となっていることが確 認 できますが、
ここではその操 作 は行 いません)
ⅴ.コール・ボタンを押 して“ 2~7、L”の変 更 したいファンクションを選 択 します。
ⅵ.選 択 後 、トーク・ ボタンを押 してオン/オフを選 択 。
ⅶ.セットアップ・ ボタンを押 して確 定 させる。これでモード“ 3”の設 定 が変 更 されました。
複 数 の設 定 を変 更 させる場 合 は操 作 を繰 り返 してください。
上 記 の設 定 状 態 でモード1に変 更 する場 合 は次 のように行 ってください。
ⅰ.セットアップ・ モードにする。LEDハ“ 1”が点 灯 表 示 。
ⅱ.トークを押 すと現 在 のモードである“ 3”が点 滅 表 示 となる。
ⅲ.再 度 トークを押 して“ 1” の点 滅 表 示 を選 択 する。
ⅳ.セットアップ・スイッチを押 してセットアップ・モードを解 除 。これでモードは“1”に変 更 されます。
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3.工 場 出 荷 時 状 態 に戻 す場 合
RS-600シリーズを工 場 出 荷 事 状 態 に戻 す方 法 はPCからの設 定 または本 体 リセットの2通 りあります。
V-Packソフトウェアによるリセット。
ソフトウェア上 で所 定 のセクションで変 更 を行 います。
オンボード・セットアップによるリセット。
まず、セットアップ・モードで“P”表 示 させ、セットアップ・ボタンを離 します。次 にコール・ボタンを押 し続 けると
表 示 が“1” から“2”に変 わりますので、そのまま押 し続 けた状 態 で再 度 セットアップ・ボタンを押 します。LED表 示 が
“F”となったあとにLED表 示 が消 え、通 常 のオペレーション・モードとなります。
4.その他
1.使 用 ケーブルについて
接 続 に用 いるケーブルは信 頼 性 のある2芯 シールド・ケーブルを用 いてください。クロストークや DC電 圧 低 下 の
問 題 を防 ぐためにも抵 抗 値 の少 ない良 質 なケーブルを用 いてください。弊 社 ではL-4E6相 当 以 上 のご使 用 を
お勧 め しています。
なお 、 クロス トー ク に つい て はヘ ッ ドセッ ト・ ケ ー ブ ルが 原 因 の 場 合 もあ りま す。 Cl e a r -C o mで は 指 定 のケ ー ブル
を用 いた場 合 のみに、3mまでの延 長 を認 めています。指 定 以 外 のケーブルや長 さでの使 用 における不 具 合 に
つきましては対 処 いたしかねますのでご注 意 願 います。
松 田 通 商 ではヘッドセット延 長 用 として3mの専 用 ケーブルを販 売 しております。
2.使 用 ヘッドセットについて
RS - 6 0 1 と 組 み 合 わ せ て 使 用 す る ヘ ッ ド セ ット 及 び マ イ ク ロ フ ォン 等 に つ い て は Cl e a r - C o m の 純 正 品 ま た は
推 奨 された指 定 品 をご使 用 ください。
RS-601のヘッドフォン・アンプは50~2000Ω、マイク・プリアンプは50~1000Ωまでのインピーダンスに
対 応 していますが、純 正 品 及 び指 定 品 以 外 のものにつきましてはサポートを行 っておりません。ご使 用 によるトラ
ブルについては対 応 できませんのでご了 承 願 います。
3.お手 入 れについて
使 用 後 は表 面 のほこりや汚 れを取 り除 いてください。RS-610は防 水 仕 様 ではありませんので、内 部 に水 分 が
入 る ような 清 掃 は 行 わない でく だ さい 。 汚 れ がひ ど い 場 合 に は 中 性 洗 剤 をを 染 み 込 ませ た 布 で ふき 取 っ た 後 、 強 く
絞 った布 で水 拭 きしてください。
なお、お 手 入 れの 際 は 通 電 状 態 では 決 して 行 わない でくだ さ い。ま た、 お 手 入 れ 後 は RS- 6 0 1が 完 全 に 乾 いて
から使 用 してください。
4.トラブル・シューティング
以 下 にいくつかのトラブル例 を示 しますが、問 題 が解 決 さ れない場 合 は弊 社 技 術 までお問 い合 せ下 さいますよう、
お願 いします。
 症 状 : 音 量 が低 い
原 因 : 複 数 ターミネーション(メインステーション及 びパワーサプライを計 2台 以 上 使 用 の場 合 )
対 策 : ターミネーションを1つのステーションのみで設 定 する
原 因 : ケーブルの長 さや太 さが原 因 となる抵 抗 値 の増 大
対 策 : 良 質 かつ径 の大 きなケーブルを使 用 する
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 症 状 : コールランプが点 灯 したままとなる
原 因 : DCが音 声 ラインに乗 っている
対 策 : ケーブルのショートや、ピン番 号 の配 線 を確 認 する。ターミネーションが正 しく設 定 されて
いるかを確 認 する
 症 状 : マイクレベルが極 端 に高 いまたは低 い
原 因 : 口 からマイクまでの距 離 、マイクゲイン設 定 、サイドトーンレベルなどが適 切 でない。
またはターミネーションがオフまたは複 数 でオンとなっている。
対 策 : 上 記 設 定 の確 認 。また、ヘッドセットを変 えて試 してみる。
 症 状 : ヘッドセットのレベルが極 端 に高 いまたは低 い
原 因 : ターミネーションがオフ、不 適 切 なインピーダンス仕 様 のものを使 用 、回 線 のショート
対 策 : ターミネーション、ケーブル接 続 を確 認 する。純 正 又 は指 定 ヘッドセットに交 換 し、サイド
トーンやリッスン・レベルを調 整 してみる
 症 状 : コンフィグレーションの変 更 ができない
原 因 : ロックアウト状 態 となっている
対 策 : PCからの変 更 または工 場 出 荷 時 にリセットする
5.保 証 について
松 田 通 商 株 式 会 社 に よ っ て輸 入 ・ 販 売 され た 正 規 の C l e a r- Co m ( ク リ ア ー カ ム ) 製 品 は 全 て
松 田 通 商 株 式 会 社 の日 本 国 内 における保 証 規 定 によって保 証 されます。
RS-600シリーズの保 証 期 間 は販 売 日 から1年 間 となります。
ただし、以 下 の場 合 は保 証 の対 象 とはなりません。
・弊 社 保 証 規 定 に該 当 しない状 況 での使 用
・弊 社 サービススタッフ以 外 による修 理 ・回 路 変 更 がなされた場 合
・誤 った電 源 電 圧 の使 用
・運 送 便 途 中 による事 故
・自 然 災 害 などによるもの
・落 下 及 び衝 突 による外 傷
・誤 った使 用 によるもの
・故 意 ・過 失 によるもの
・その他 につきましては社 会 通 念 に照 らし合 わせた扱 いといたします
なお、修 理 品 の運 搬 費 用 につきましては保 証 の対 象 とはなっておりません。別 途 ご負 担 いただく
こととなりますのでご了 承 願 います。
その他 ご不 明 な点 につきましては弊 社 担 当 までお問 い合 わせください。
保 証 規 定 につきましては変 更 される場 合 があります。
この保 証 規 定 は使 用 者 の法 的 な権 利 に影 響 を与 えるものではありません。
保 証 修 理 を受 ける場 合 には弊 社 への事 前 連 絡 をお願 いします。
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6.仕 様
一 般
アンプ仕 様 : ICアンプリファイヤー、電 流 及 びショートプロテクション回 路
S/N: >75dB
ブリッジ・インピーダンス: >15kΩ
ラインレベル: -14dB~+5dBmax
サイドトーン・アジャスト: >35dB
EMI &RFIリジェクション: >60dB
マイクロフォン・プリアンプ
ヘッドセットマイク・インピーダンス: 200Ω
ゲイン(マイク・トゥ・ライン): 41dB( ダイナミック)
リミッター・レンジ: 26dB
周 波 数 特 性 : 200Hz~12kHz
ヘッドフォン・ アンプリファイヤー
ロード・インピーダンス: 50~2,000Ω
アウトプット・レベル: +17dBv
ワイ率 : <0.1% THD@1kHz
ゲイン(ライン・トゥ・ アウトプット): +34dB
周 波 数 特 性 : 100Hz~18kHz、±2dB
コネクター
インターカムライン: 3ピンXLRオス座 ×1、 3ピンXLRメス座 ×1
ヘッドセット: 4ピンXLRオス×1
電 源
待 機 状 態 : 26mA
トーク時 平 均 : 30mA
トーク+コール時 : 50mA
動 作 電 圧 : DC12~32V
使用環境
温 度 : 0℃~70℃
相 対 湿 度 : 0~90%
寸 法 及 び重 量
116(H) ×95(W) ×34(D)mm、 200g
*0dBv=0.775V RMS
製 品 の仕 様 及 び外 観 は予 告 無 く変 更 される場 合 があります
2012.10.17 ky
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