Download Probing Solutions

Transcript
WaveLink Probes
D600A-AT, D600 and D300AT, D300
フラットな周波数応答
これまでプローブのデータシートは、プローブの出力が
-3dB減衰する最低周波数を示すことで、帯域幅の仕様を載
せているだけでした。このパラメータは、プローブの使用可
能最大周波数レンジを決めるのに便利なものですが、波形の
正確さを知る上ではあまり役に立ちません。プローブの周波
数応答における振幅リップルは、入力部の内部反射により発
生することが多いのですが、これにより表示波形を大きく歪
ませてしまうことがあります。D600A-ATプローブの周波数
応答を「微調整」する補正係数は、独自の補正プロセスによ
り、1つ1つのプローブについて測定され、プローブ内にプ
ログラムされています。SDA、WaveMaster、WavePro
7000シリーズ、DDAのDSOのソフトウエアはこのデータを
読み取り、その読み取り値を使用してシステム全体の応答を
デジタル補正します。この技術は、これまで、リファレン
ス・レシーバに必要な高度な周波数特性を実現するために
O/Eコンバータで使用されていました。WaveLinkは、通常
の電圧測定で極めて優れた波形精度を実現するためにこの技
術を採用した最初の差動プローブです。
高精度なアイパターン測定に向けて
周波数応答はフラットでも負荷の大きいプローブを使ったシステム
で測定した3.125 Gb/s XUAI信号
アイパターン測定は、高速デジタル機器の設計において一般
的になってきています。かつて、アイパターン測定は、高デ
ータ・レートのオプティカルあるいは電気的なシリアルデー
タ・アプリケーションでしか行われていませんでしたが、今
では高速パラレルデータのバス・アーキテクチャを使ったシ
ステムでもよく行われるようになりました。一般に、波形の
歪みを表示するアイパターンを解釈するときは、いつも問題
が生じます。つまり、この歪みが回路本来のものなのか、あ
るいは測定システムが生み出した技術上のものなのか、とい
うことです。多くの場合、後者のケースが該当し、プローブ
が歪みの主な原因になっていることがあります。
WaveLinkプローブの優れた負荷特性は、D600A-ATの正確な
周波数応答と共に、高速信号のアイパターンを最高の精度で
捕捉することを可能にします。一般に、フラットな周波数応
答だけで高精度のアイパターンが得られるという誤った認識
が広まっていますが、実際は、被測定回路の真の性能を忠実
に測定するのに必要な信号精度は、低負荷とフラットな周波
数応答を組み合わせることによって得られるのです。
同じ信号をWaveLink D600A-ATで測定した場合。低負荷とフラット
な周波数応答を組み合わせることで、アイパターンの精度が維持さ
れる。