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ks
その他
医 療
計 測
医 療
F A
計 測
半導体
F A
その他
半導体
ph
その他
コンピュータ
通 信
通 信
F A
半導体
F A
その他
UL60950-1
CSA C22.2 No.60950-1
コンピュータ
その他
●
●
●
●
●
●
FHCとDC/DC変換をフルブリック形状に集約
P
(国内初)
通 信
F A
半導体
F A 〜 265VAC
半導体
広
範囲な入力電圧範囲:85
高力率:0.95、高調波電流規制(EN61000-3-2)
対応
高効率:86% max(PFE300S, 500S)、89% max
(PFE700S)
広範囲な動作ベースプレート温度:−40 〜+100℃
安定化出力電圧タイプ(PFE300S, 500S)とハイパワー
セミレギュレーションタイプ(PFE700S)をラインアップ
● 並列運転動作が可能(PFE700Sのみ)
● 内蔵コンデンサ:セラミックタイプのみ(高信頼性)
ws hws
その他
■ 用 途
コンピュータ コンピュータ
通 信
通 信
医 療
医 療
計 測
計 測
F A
無償保証期間
F A
半導体
オプション
無:標準品
T:取付支柱φ3.3
(タップ無し貫通穴)
出力電圧
ファンクション
S:シンプルファンクション
出力電力
シリーズ名
PFE-S
その他
■ RoHS指令対応
半導体
EU Directive 2002/95/ECにもとづき、免除され
た用途を除いて、鉛、カドミウム、水銀、六価クロ
ム、および特定臭素系難燃剤のPBB、PBDEを使
用していないことを表します。
ォーマット
フォーマット
phaalpha
p
低電圧指令
■ 型名呼称方法
PFE 500 S-12 / □
その他
コンピュータ
通 信
k-a hk-a
EN60950-1
半導体
■ 特 長
f-a pf-a
2
その他
その他
コンピュータ
コンピュータ
その他
■ 製品ラインアップ
コンピュータ
通 信
医 療
通 信
計 測
医 療
計 測
F A
半導体
F A
その他
半導体
PFE-S(AC85 〜 265V入力)
300W
出力電圧
dlp
コンピュータ
ps fps
コンピュータ
コンピュータ
通 信
12V
医 療
通 信
28V
出力電流
計 測
医 療
25A
計 測
F A
10.8A
48V
6.3A
50 〜 57V
(セミレギュレーション方式)
−
パワーモジュール・
h
AC/DC 単出力パワーモジュール
オンボード
s
PFE-S SERIES
500W
その他 型名
その他
半導体
F A
700W
出力電流
型名
出力電流
型名
PFE300S-12
半導体
33A
PFE500S-12
−
−
PFE300S-28
18A
PFE500S-28
−
−
PFE300S-48
10.5A
PFE500S-48
−
−
−
−
−
14A
PFE700S-48
その他
その他
注)
PFE300S、PFE500Sは安定化出力電圧で、そのまま定電圧電源となります。PFE700Sはセミレギュレーションタイプで、後段に他のDC/DCコン
コンピュータ
通 信
医 療
通 信
計 測
医 療
計 測
F A
半導体
F A
半導体
バータを複数台接続することにより、マルチ出力電源を構成可能です。
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
web140213
d_PFE-S_1
PFE300S
PFE500
PFE300S 仕様規格(ご使用の前にご覧ください)
型名
仕様項目・単位
パワーモジュール・
オンボード
入力
出力
機能
環境
絶縁
電圧範囲
周波数範囲
力率 min
効率 typ
電流
サージ電流 typ
定格電圧
最大電流
最大電力
電圧設定精度
最大入力変動
最大負荷変動
リップルノイズ
電圧可変範囲
過電流保護
過電圧保護
並列運転
直列運転
動作温度
保存温度
動作湿度
保存湿度
耐振動
耐衝撃
冷却方式
(*2)(*5)
(*2)
V
Hz
%
A
(*1)(*5) A
(*1) VDC
A
W
%
mV
mV
(*5) mVp-p
(*1)
81 / 83
(*1)
(*6)
(*3)(*7)
℃
℃
% RH
% RH
(*4)
耐電圧
g
mm
円
PFE300S-28
PFE300S-48
AC85 〜 265
47 〜 63
0.95
(*1)(*5)
絶縁抵抗
適応規格 安全規格
質量 typ
構造
サイズ(W × H × D)
標準価格( 税別)
PFE-S
PFE300S-12
12
25
300
83 / 85
4.0 / 2.0
20 / 40 ピーク
28
10.8
48
6.3
302.4
±2
48
56
96
48
56
96
120
280
480
ー20% / +20%
105% 〜 140%(自動復帰型)
125% 〜 145%(出力遮断方式)
なし
あり
ー 40 〜 +100(ベースプレート温度)
ー 40 〜 +100
20 〜 95(結露なきこと)
10 〜 95(結露なきこと)
非動作時 10 〜 55Hz(掃引 1 分間)振幅 0.825mm 一定(最大 49.0m/s2) X,Y,Z 各方向 1 時間
196.1m/s2
コンダクション・クーリング
入力-ベースプレート間:2.5kVAC 1 分間、入力-出力間: 3.0kVAC 1 分間
出力-ベースプレート間: 1.5kVDC 1 分間
出力-ベースプレート間: 500VDC において 100M Ω以上(25℃ ,70% RH)
UL60950-1、CSA 22.2 No.60950-1、EN60950-1各認定取得予定(2007年3月末現在)
250
61 × 12.7 × 116.8(外観図をご参照ください)
20,000
(*1)
入力電圧100VAC/200VAC、最大出力電力時、ベースプレート温度 = +25℃の時の値です。
(*2)
UL、CSA、ENなど各種安全規格申請時は「100 〜 240VAC(50/60Hz)」となります。
(*3)
出力ディレーティングをご参照ください。
(*4)
放熱器は取扱説明書にしたがってお選び下さい。
(*5)
実際に動作するためには、外部部品が必要です。基本接続と取扱説明書をご参照ください。
(*6)
取扱説明書をご参照ください。
(*7)
最低動作周囲温度は−40℃です。
出力ディレーティング
100
負荷電流(%)
80
60
40
20
0
-40 -20 0 20 40 60 80 100
ベースプレート温度(℃)
d_PFE-S_2
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE500S
PFE500
PFE500S 仕様規格(ご使用の前にご覧ください)
型名
仕様項目・単位
(*2)(*5)
(*2)
V
Hz
82 / 83
5.0 / 3.0
12
33
396
84 / 86
6.2 / 3.2
20 / 40 ピーク
28
18
パワーモジュール・
%
A
(*1)(*5) A
(*1) VDC
A
W
%
mV
mV
(*5) mVp-p
(*1)
PFE500S-48
AC85 〜 265
47 〜 63
0.95
(*1)(*5)
(*1)
PFE500S-28
オンボード
入力
電圧範囲
周波数範囲
力率 min
効率 typ
電流
サージ電流 typ
定格電圧
最大電流
最大電力
電圧設定精度
最大入力変動
最大負荷変動
リップルノイズ
電圧可変範囲
過電流保護
過電圧保護
並列運転
直列運転
動作温度
保存温度
動作湿度
保存湿度
耐振動
耐衝撃
冷却方式
PFE500S-12
48
10.5
504
±2
出力
48
56
96
48
56
96
120
280
480
ー 20% / + 20%
105% 〜 140%(自動復帰型)
125% 〜 145%(出力遮断方式)
機能
なし
(*6)
あり
(*3)(*7) ℃ ー40 〜+85(ベースプレート温度)
ー40 〜 +100(ベースプレート温度)
℃
ー40 〜 +100
% RH
20 〜 95(結露なきこと)
% RH
10 〜 95(結露なきこと)
環境
非動作時 10 〜 55Hz(掃引 1 分間)振幅 0.825mm 一定(最大 49.0m/s2) X,Y,Z 各方向 1 時間
196.1m/s2
(*4)
コンダクション・クーリング
入力-ベースプレート間: 2.5kVAC、入力-出力間: 3.0kVAC 1 分間
耐電圧
絶縁
出力-ベースプレート間: 1.5kVDC 1 分間
絶縁抵抗
出力-ベースプレート間: 500VDC において 100MΩ以上(25℃ ,70% RH)
適応規格 安全規格
UL60950-1、CSA 22.2 No.60950-1、EN60950-1 各認定
質量 typ
g
250
構造
サイズ(W × H × D)
mm
61 × 12.7 × 116.8(外観図をご参照ください)
標準価格( 税別)
円
24,000
(*1)
(*2)
(*3)
(*4)
(*5)
(*6)
(*7)
入力電圧100VAC/200VAC、最大出力電力時、ベースプレート温度 = +25℃の時の値です。
UL、CSA、ENなど各種安全規格申請時は「100 〜 240VAC(50/60Hz)」となります。
出力ディレーティングをご参照ください。
放熱器は取扱説明書にしたがってお選び下さい。
実際に動作するためには、外部部品が必要です。基本接続と取扱説明書をご参照ください。
取扱説明書をご参照ください。
最低動作周囲温度はー40℃です。
PFE-S
出力ディレーティング
100
負荷電流(%)
80
60
40
20
PFE500S-12
PFE500S-28,48
0
85
-40 -20 0 20 40 60 80 100
ベースプレート温度(℃)
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
d_PFE-S_3
PFE300S, 500S
外観図
C
L
(*3)
AC(L)
AC (L)
PFE500S-48
INPUT:100-240VAC 8A
50/60Hz
OUTPUT:48V
10.5A
+V
+V
9.0
R
+BC
R
+BC
-BC
+S
TRIM
TRIM
ENA
ENA
NOTES :
A: Model name, input voltage range, Nomi
output voltage, Maximum output curren
MADE IN JAPAN
-BC
5.7
15.0
-S
+S
EN60 95
EN
950
0
BAR CODE
4.0 4.0 4.0
61.0±0.5
50.8±0.5
5.2
-V
-S
AC-DC
25.3
C
L
-V
10.0
AC (N)
10.0
AC(N)
5.2
(*4)
5.0±0.5
パワーモジュール・
オンボード
12.7±0.5
(単位:mm)
country of manufacture and safety mar
(C-UL-US, BSI & CE marking) are show
here in accordance with the specificat
(*1)
15.0
(*2)
B: M3 tapped holes 4 for customer chassis
106.7±0.5
mounting (FG).
116.8±0.5
C: Output terminal : 2-φ2
(*1) 型名、入力電圧範囲、定格出力電
D: Input, Intermediate terminal and signal p
圧、最大出力電流、製造国および
安全規格表示が表示されます。
E: Unless otherwise specified dimensional
tolerance : ±0.3
(*2) 取付用(FG)
:4-M3
(*3) 出力ターミナル:2- φ 2
(*4) 入力・中間・信号ターミナルピン:
9- φ 1
(*5) 指示なき公差は± 0.3
ロット番号シール
(unit :
基本接続図
MODEL NAME
PFE5
C212-0
L=50mm
F1
+S
L2
L1
AC(L)
C2
C1
C4
C6
R1
C3
C5
+V
C12
PFE300S
PFE500S
C7
C15
C14
C16
Load
C13
AC(N)
PFE-S
−V
−S
TRIM
ENA
R +BC −BC
BASEPLATE
C8
入力フィルタ
(VCCI-classA対応)
TFR1
C11
C9
C10
PFE300S,PFE500S 基本接続図 部品表
F1
C1
AC250V 15A
AC250V 1uF(フィルム)
C9
C2
4700pF(セラミック)
C3
4700pF(セラミック)
C11 1000pF(セラミック)
C4
AC250V 1uF(フィルム)
C12 0.033uF(フィルムまたはセラミック)
C5
C6
C7
C8
AC250V 1uF(フィルム)
1000pF(セラミック)
1000pF(セラミック)
450V 1uF(フィルム)
C13 0.033uF(フィルムまたはセラミック)
12V:25V 1000uF(電解)
C14 28V:50V 470uF(電解)
48V:100V 220uF(電解)
C10
450V 1uF(フィルム)
PFE300S:450V 470uF × 1(電解)
C15 100V 2.2uF(セラミック)
12V:25V 1000uF(電解)
PFE500S:450V 390uF × 2(電解)
C16 28V:50V 470uF(電解)
48V:100V 220uF(電解)
R1
0.5W 470k Ω
TFR1 10Ω139 ℃(温度ヒューズ入り抵抗)
L1 6mH コモンモードチョーク
L2 6mH コモンモードチョーク
注)
上記の部品表は、C10 を除いて PFE300S,PFE500S シリーズにおいて共通です。
ご使用のアプリケーションに合わせて、部品の規格・耐圧等をご選定下さい。
d_PFE-S_4
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE700S
PFE700
PFE700S 仕様規格(ご使用の前にご覧ください)
仕様項目・単位
出力
機能
環境
AC85 〜 265
47 〜 63
0.95
86 / 89
8.8 / 4.4
20 / 40 ピーク
51
50 〜 57
14
714
± 1V
4Vp-p
105% 〜 140%(自動復帰型)
60.0 〜 69.6(出力遮断方式)
可能
可能
ー 40 〜 + 100(ベースプレート温度) 周囲温度は- 40℃以上でご使用ください。
ー 40 〜 + 100
20 〜 95(結露なきこと)
10 〜 95(結露なきこと)
非動作時 10 〜 55Hz(掃引 1 分間)振幅 0.825mm 一定(最大 49.0m/s2) X,Y,Z 各方向 1 時間
196.1m/s2
コンダクション・クーリング
入力-ベースプレート間: 2.5kVAC、入力-出力間: 3.0kVAC 1 分間
出力-ベースプレート間: 1.5kVDC 1 分間
出力-ベースプレート間: 500VDC において 100MΩ以上(25℃ ,70% RH)
UL60950-1、CSA 22.2 No.60950-1、EN60950-1 各認定
250
61 x 12.7 x 116.8(外観図をご参照ください)
28,000
%
A
A
VDC
V
A
W
VDC
℃
℃
% RH
% RH
耐電圧
絶縁
絶縁抵抗
適応規格 安全規格
質量 typ
構造
サイズ(W × H × D)
標準価格( 税別)
(*1)
(*2)
(*3)
(*4)
(*5)
(*6)
(*7)
V
Hz
g
mm
円
入力電圧100VAC/200VAC、最大出力電力時、ベースプレート温度 = +25℃の時の値です。
UL、CSA、ENなど各種安全規格申請時は100 〜 240VAC(50/60Hz)となります。
出力ディレーティングをご参照ください。
放熱器は取扱説明書にしたがってお選び下さい。
実際に動作するためには、外部部品が必要です。基本接続と取扱説明書をご参照ください。
取扱説明書をご参照ください。
すべての入力電圧、出力負荷、温度範囲の値です。
PFE-S
出力ディレーティング
100
85℃
Tbp:85℃
100
85%
85%
60
40
20
0
-40 -20 0 20 40 60 80 100
ベースプレート温度(℃)
Tbp:100℃
80
負荷電流(%)
負荷電流(%)
80
70%
60
40
20
0 85
265
80 100 120 140 160 180 200 220 240 260
入力電圧(VAC)
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
パワーモジュール・
入力
PFE700S-48
オンボード
(*2)(*5)
電圧範囲
(*2)
周波数範囲
(*1)(*5)
力率 min
(*1)
効率 typ
(*1)
電流
(*1)(*5)
サージ電流 typ
(*1)
定格電圧
(*7)
電圧レギュレーション範囲
最大電流
最大電力
(*1)
電圧設定精度
(*5)
リップルノイズ
過電流保護
過電圧保護
(*6)
並列運転
(*6)
直列運転
(*3)
動作温度
保存温度
動作湿度
保存湿度
耐振動
耐衝撃
(*4)
冷却方式
型名
d_PFE-S_5
PFE700S
外観図
(*3)
AC (L)
INPUT:100-240VAC 11A
50/60Hz
OUTPUT:51V
14A
-V
+V
+V
9.0
61.0±0.5
50.8±0.5
5.2
C
L
-V
10.0
AC(L)
PFE700S-48
-VM
AC-DC
EN60 95
EN
950
0
25.3
BAR CODE
-VM
+VM
+VM
NC
NC
ENA
R
R
+BC
+BC
-BC
ENA
NOTES :
A: Model name, input voltage range, Nominal
output voltage, Maximum output current,
country of manufacture and safety marking
(C-UL-US, BSI & CE marking) are shown
here in accordance with the specifications
MADE IN JAPAN
-BC
5.7
15.0
5.2
AC (N)
10.0
AC(N)
4.0 4.0 4.0
パワーモジュール・
オンボード
(*4)
5.0±0.5
12.7±0.5
C
L
(*1)
15.0
(*2)
B: M3 tapped holes 4 for customer chassis
mounting (FG).
106.7±0.5
注
C: Output terminal : 2-φ2
(*1) 型名、入力電圧範囲、定格出力電
D: Input, Intermediate terminal and signal pin :
圧、最大出力電流、製造国および
(NU : Make no external connection)
安全規格表示が表示されます。
(*2) 取付用(FG)
:4-M3
E: Unless otherwise specified dimensional
(*3) 出力ターミナル:2- φ 2 tolerance : ±0.3
(*4) 入力・中間・信号ターミナルピン:
9- φ 1
NC:外部接続禁止
(*5) 指示なき公差は± 0.3
116.8±0.5
ロット番号シール
基本接続図
L=50mm
F1
L2
L1
AC(L)
C2
C1
C4
C6
R1
C3
C5
+VM
+V
C12
PFE700S
C15
C7
C14
C16
Load
C13
PFE-S
AC(N)
−V
−VM
NC
ENA
R +BC −BC
BASEPLATE
C8
入力フィルタ
(VCCI-classA対応)
TFR1
C11
C9
C10
PFE700S 基本接続図 部品表
F1
C1
C2
C3
C4
C5
C6
C7
AC250V 15A
AC250V 1uF(フィルム)
4700pF(セラミック)
4700pF(セラミック)
AC250V 1uF(フィルム)
AC250V 1uF(フィルム)
1000pF(セラミック)
1000pF(セラミック)
C8
C9
C10
C11
C12
C13
C14
C15
450V 1uF(フィルム)
450V 1uF(フィルム)
450V 390uF × 2(電解)
1000pF(セラミック)
0.033uF(フィルムまたはセラミック)
0.033uF(フィルムまたはセラミック)
48V:100V 220uF(電解)
100V 2.2uF(セラミック)
C16
R1
TFR1
L1
L2
100V 220uF(電解)
0.5W 470k Ω
10 Ω139 ℃(温度ヒューズ入り抵抗)
6mH コモンモードチョーク
6mH コモンモードチョーク
注)
ご使用のアプリケーションに合わせて、部品の規格・耐圧等をご選定下さい。
d_PFE-S_6
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE300S, 500S
ブロックダイヤグラム
PFHC 部
DC/DC コンバータ 部
+BC −BC
パワーモジュール・
+V
オンボード
出力フィルタ
電圧検出
電流検出
電圧検出
過電圧保護
整流
平滑回路
AC(N)
過電流保護
スイッチング回路
突入電流
防止回路
平滑回路
高調波電流
抑制回路
整流回路
AC(L)
R
−V
ENA
制御部
制御部
過熱保護
過電圧保護
TRIM
+S
補助電源
出力検出
−S
発振周波数
PFHC部(固定): 100kHz DC/DCコンバータ部(固定): 230kHz(1次側), 460kHz(2次側)
シーケンスタイムチャート
入力電圧
(AC)
385VDC
(Typ)
BC端子電圧
(昇圧電圧)
PFE-S
H
出力電圧
L
H
ENA端子
L
入力投入
入力遮断
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
過熱保護
回路作動
入力投入
入力遮断
OCP
解除
OCP
作動
入力投入
入力遮断
作動
入力投入
OVP
d_PFE-S_7
PFE700S
ブロックダイヤグラム
PFHC 部
DC/DC コンバータ 部
+BC −BC
出力フィルタ
電圧検出
電流検出
電圧検出
過電圧保護
整流
平滑回路
AC(N)
過電流保護
スイッチング回路
突入電流
防止回路
平滑回路
高調波電流
抑制回路
パワーモジュール・
オンボード
整流回路
AC(L)
R
+V
−V
ENA
制御部
制御部
過熱保護
過電圧保護
+VM
出力検出
補助電源
−VM
発振周波数
PFHC部(固定): 100kHz DC/DCコンバータ部(固定): 180kHz(1次側), 360kHz(2次側)
シーケンスタイムチャート
入力電圧
(AC)
385VDC
(Typ)
PFE-S
BC端子電圧
(昇圧電圧)
H
出力電圧
L
H
ENA端子
L
入力投入
入力遮断
過熱保護
回路作動
入力投入
入力遮断
OCP
解除
OCP
作動
入力投入
入力遮断
作動
入力投入
OVP
注)本製品には、
リモートON/OFFコントロール機能は内蔵されておりません。
d_PFE-S_8
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE300S, 500S
PFE300S, 500S 取扱説明
ご使用前に
●製品の改造・分解・カバーの取り外しは、行わないで下さい。
感電のおそれがあります。尚、加工・改造後の責任は負いません。
●製品の内部には、高圧及び高温の個所があります。触れると感
電や火傷の恐れがあります。
●通電中は、顔や手を近づけないで下さい。不測の事態により、け
がをする恐れがあります。
●発煙・異臭・異音など異常状態のまま使用しないで下さい。感
電や火災の原因となります。このような場合、弊社にご相談下
さい。お客様が修理することは、危険ですから絶対に行わないで
下さい。
●開口部から内部にものを差し込んだり、落としたりしないで下
さい。このような状態で使用された場合、故障や火災の原因と
なります。
●結露した状態でご使用しないで下さい。感電や火災の原因とな
ります。
注 意
●本製品は、電子機器組込み用に設計・製造されたもので、安全規
格への適合は最終的なアプリケーション回路によって決定され
ます。また、一般ユーザ(許可された技術者を除いて)が取り扱
いできない様に保護が必要となります。
本製品の入力—出力間は強化絶縁されておりますが、出力は危
険なエネルギーレベルとみなされます。
48Vモデルの製品についてはNon-SELV出力とみなされ、実装
者はサービス技術者の不注意な接触への保護を設ける必要があ
ります。
●本製品は汚染度合2の環境での使用を想定して評価されており
ます。
●入出力端子および各信号端子への結線が、本取扱説明書に示さ
れるように正しく行われていることをお確かめ下さい。
●各種安全規格の取得、及び安全性を向上させるためにHBC(速
断型)外付けヒュ−ズを必ずご使用ください。取り扱い説明書
に記載されている推奨入力ヒューズの定格をご使用下さい。
このヒューズの溶断特性、及び定格電圧は最終的なアプリケー
ション回路によって決定されます。
パワーモジュール・
警 告
●入力電圧・出力電流・出力電力および周囲温度・湿度は、仕様
規格内でご使用下さい。
仕様規格外でのご使用は、製品の破損を招きます。
●本製品は偶発的または予期せぬ状況により故障する場合があり
ますので、非常に高度な信頼性が必要な応用機器(原子力関連機
器・交通制御機器・医療機器など)にお使いになる場合は機器
側にてフェイルセーフ機能を確保して下さい。
●強電磁界・腐蝕性ガス等の特殊な環境や導電性異物が入るよう
な環境ではご使用しないで下さい。
●水分や湿気による結露の生じる環境での使用及び保管はしない
で下さい。このような環境での使用は、
防水処置を施して下さい。
●30秒以上の過電流・短絡状態での動作は避けて下さい。発煙・
発火・破損・絶縁不良の恐れがあります。
●本製品の出力電圧は危険なエネルギーレベル(電圧が2V以上で
電力が240VA以上)と見なされますので、使用者が接触するこ
とのないようにして下さい。本製品を組み込んだ装置は、誤っ
てサービス技術者自身や修理時に落下した工具等が、本製品の
出力端子に接触する事がないように保護されていなければなり
ません。修理時には必ず入力側電源を遮断し本製品の入出力端
子電圧が安全な電圧まで低下していることを確認して下さい。
●28Vモデル以下の製品については異常状態でのSELV出力を維
持する為に、最終アプリケーション回路において出力を接地し
て下さい。
●本取扱説明書に記載されているアプリケーション回路および定
数はご推奨値です。回路設計にあたって、必ず実機にて特性を
ご確認の上、アプリケーション回路および定数をご決定下さい。
尚、アプリケーション上の特許、実用新案等につきましては責任
を負いかねますのでお客様において十分調査をお願い致しま
す。
●出力端子及び信号端子には、外部からの異常電圧が加わらない
様にご注意ください。特に出力端子間に逆電圧または、定格電
圧以上の過電圧を印加すると内部回路の破損をまねく恐れがあ
りますのでご注意ください。
●本取扱説明書の内容は予告なしに変更される場合があります。
ご使用の際は、本製品の仕様を満足させるため最新のデータ
シート等をご参照下さい。
●本取扱説明書の一部または全部を弊社の許可なく複製または転
載することを禁じます。
オンボード
本取扱説明書を必ずお読み下さい。注意事項を十分に留意の上、製
品をご使用下さい。ご使用方法を誤ると感電、損傷、発火などのお
それがあります。
備考:CEマーキング
本取扱説明書に記載されている製品に表示されているCEマーキ
ングは欧州の低電圧指令に従っているものです。
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE-S
d_PFE-S_9
PFE300S, 500S
1. 端子仕様・配列
パワーモジュール・
オンボード
AC(N)
−V
AC(L)
+V
銘板
−S
+S
TRIM
ENA
R
+BC
−BC
[入力側端子]
[出力側端子]
AC(L) : 入力端子ライブライン
AC(N) : 入力端子ニュートラルライン
+V
-V
: +出力端子
:-出力端子
+BC : +昇圧電圧端子
-BC :-昇圧電圧端子
R
: 入力サージ電流防止抵抗用端子
+S
-S
TRIM
ENA
: +リモートセンシング端子
:-リモートセンシング端子
: 出力電圧外部可変用端子
: パワーオン信号端子
・ベースプレートは、M3取付用タップを介してFGと接続できます。
・AC(L)、AC(N)、R、+BC、-BC、+V、-Vは接触抵抗を考慮して接続して下さい。
・+BC、-BC端子は1次側電圧であり、高電圧(385VDC)が発生致しますのでご注意下さい。また、この端子から負荷を取る
ことはおやめ下さい。
2. 仕様説明
本製品では、図1-1 に記載の「基本的な接続」による外付け回路をベースに説明しております。
この回路から変更してご使用の際は、実機にてご評価の上、問題がない事をご確認下さい。
1入力電圧範囲
PFE-S
入力電圧範囲は、下記の通りです。規定範囲外の入力印加や、
直流電圧の印加は電源の破損を招く恐れがありますので、
ご注意下さい。
入力電圧範囲:単相交流85 〜 265VAC
入力周波数範囲:47 〜 63Hz
L=50mm
F1
+S
L2
L1
AC(L)
C2
C1
C4
C6
R1
C3
C5
+V
C12
PFE300S
PFE500S
C7
C15
C14
C16
Load
C13
AC(N)
−V
−S
TRIM
ENA
R +BC −BC
BASEPLATE
C8
入力フィルタ
(VCCI-classA対応)
TFR1
C11
C9
C10
図1-1 基本的な接続
d_PFE-S_10
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE300S, 500S
F1:外付け入力ヒューズ
パワーモジュールにはヒューズが内蔵されておりません。各
C8, C9:1uF(フィルムコンデンサ)
種安全規格の取得および安全性を向上させるためにも外付け
このコンデンサにはリップル電流が流れますので、コンデン
ヒューズをご使用下さい。
サを選定される際にはコンデンサの許容リップル電流値をご
尚、ヒューズはファストブロー型を1台毎に付けてご使用下
確認の上、部品を選定して下さい。実際に流れるリップル電
さい。また、入力投入時にサージ電流が流れますので、
スイッ
チおよびヒューズのI2t耐量をご確認下さい。
流値につきましては実機にてご確認下さい。
Iin(max):最大入力電流
Pout:最大出力電力
Vin:入力電圧の下限値
η:効率
PF:力率
尚、
効率・力率は本製品の型式データをご参考にしてください。
C1, C4, C5:1uF(フィルムコンデンサ)
このコンデンサにはリップル電流が流れますのでコンデンサ
を選定される際にはコンデンサの許容リップル電流値をご確
認の上、部品を選定して下さい。実際に流れるリップル電流
値につきましては実機にてご確認下さい。
推奨定格電圧 : 250VAC
注)C5は端子に最短となるよう接続して下さい。
注)許容リップル電流値が3A
(rms)
以上のコンデンサをご使用下さい。
尚、C8, C9は端子に最短となるよう接続して下さい。
パワーモジュール・
ヒューズは、
定格電圧・電流とサージ電流耐量から選定します。
(1)定格電圧
100VAC入力系:AC125V
200VAC入力系:AC250V
(2)定格電流
定格電流は、ご使用になる条件での最大入力電流により
決定され、下式で求められます。
Pout
lin(max)=
(式 1-1)
Vin×η×PF
オンボード
推奨外付けヒューズ:15A
推奨定格電圧:450VDC
C10:電解コンデンサ
PFE300S:470uF×1
PFE500S:390uF×2並列
次ページの
“外付け昇圧電圧平滑コンデンサの選定方法”をご
参照下さい。なお、
外付け可能な容量値は、
公称値で以下の通
りです。
推奨定格電圧:450VDC
推奨合計容量値 : 390uF - 1,200uF
注)1. この値以上のコンデンサを接続されますとモジュールの破
損を招く恐れがありますので、絶対にお避け下さい。
2. 周囲温度が−20℃以下となる場合、等価直列抵抗の特性に
より、昇圧電圧のACリップルが増大し、出力起動特性・出
力リップル電圧に影響が出ることありますので実機にてご
確認下さい。
C11:1000pF(セラミックコンデンサ)
EMI・EMS対策のため、セラミックコンデンサを付加して下
さい。
このコンデンサは、
アプリケーションによっては、
耐電圧試験
時に試験電圧が印加されますので高耐圧のコンデンサを選定
して下さい。
尚、C11 は端子に最短となるよう接続して下さい。
L1, L2 : 6mH
EMI・EMS対策のため、コモンモードチョークコイルを付加
して下さい。
複数台のご使用の場合は各々に付加して下さい。
注)入力フィルタの選定によっては、
フィルタの共振により、
ノイズの
増加およびモジュールの誤動作を招きますので、
ご注意下さい。
C12, C13:0.033uF
EMI・EMS対策、
出力スパイクノイズ電圧低減のため、
セラミッ
クコンデンサ、
又はフィルムコンデンサを付加して下さい。
注)このコンデンサは、アプリケーションによっては、耐電圧試験
時に試験電圧が印加されますのでご注意下さい。
尚、C12, C13は端子に最短となるよう接続して下さい。
PFE-S
C2, C3 : 4,700pF(セラミックコンデンサ)
EMI・EMS対策のため、装置の漏洩電流を考慮の上セラミッ
クコンデンサを付加して下さい。
このコンデンサは、アプリケーションによっては、耐電圧試験
時に試験電圧が印加されますので高耐圧のコンデンサを選定
して下さい。
R1:470kΩ
AC
(L)
端子、AC
(N)
端子間にブリーダー抵抗を付加して下さい。
C6, C7:1000pF(セラミックコンデンサ)
EMI・EMS対策のため、装置の漏洩電流を考慮の上セラミッ
クコンデンサを付加して下さい。
このコンデンサは、アプリケーションによっては、耐電圧試
験時に試験電圧が印加されますので高耐圧のコンデンサを選
定して下さい。
尚、C6, C7 は端子に最短となるよう接続して下さい。
C14:下表1-1を参照下さい。
出力リップルノイズ電圧低減のため、+V端子、−V端子間に
電解コンデンサを付加して下さい。
注)C11は端子に最短となるよう接続して下さい。
Vout
C14
12V
25V 1,000uF
28V
50V 470uF
48V
100V 220uF
表1-1 C14: 外付け出力コンデンサ推奨容量値
C15:2.2uF
出力スパイクノイズ電圧低減のため、+V端子、−V端子間に
出力端から50mm以下のところに、チップセラミックコンデ
ンサを付加して下さい。
また、プリント基板のパターン設計等により出力スパイクノ
イズ電圧が変化する場合がありますのでご注意下さい。
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
d_PFE-S_11
PFE300S, 500S
昇圧電圧平滑コンデンサ容量の推奨値範囲は
C16:下表1-2を参照下さい。
下限:390uFから上限:1,200uFです。
ただし、コンデンサ容量を軽減してご使用いただいた場合に
下のところに、電解コンデンサを付加して下さい。
は、図 1-3 に示す通り出力電力を軽減する必要があります
電解コンデンサの等価直列抵抗、等価直列インダクタンス等
のでご注意下さい。
の特性により、出力リップルノイズ電圧、出力立ち下がり特性
に影響が出ることがありますのでご注意下さい。
プリント基板のパターン設計等により出力リップルノイズ電
圧が変化する場合がありますのでご注意下さい。
負荷電流の急峻な変化または入力電圧の急峻な変化がある場
合、外付けコンデンサの容量を増加する事により電圧変動を
小さくすることが出来ます。
また、コンデンサ容量値を減らすことで,出力保持時間や入
出力急変の特性に影響がありますので実機にてご確認いただ
くことを推奨いたします。
Vout
C16
12V
25V 1,000uF
28V
50V 470uF
48V
100V 220uF
500
出力電力(W)
パワーモジュール・
オンボード
安定動作のため、+V端子、−V端子間に出力端から50mm以
注)1. 温度特性に優れた低インピーダンスの電解コンデンサをご
使用下さい。
(日本ケミコン製LXYシリーズ相当品)
(ニチコン製 PMシリーズ相当品)
2. 周囲温度が−20℃以下となる場合、等価直列抵抗の特性に
より、出力リップル電圧に影響が出ることありますので、表
1-1, 1-2のコンデンサを以下の通り並列に付加して下さい。
Vout
C14,C16
12V
25V 1,000uF x 2 並列
28V
50V 470uF x 2 並列
48V
100V 220uF x 2 並列
表1-3 C14, C16 : 外付け出力コンデンサ推奨容量値
(周囲温度 < −20℃)
3. ご使用になる電解コンデンサの許容リップル電流値にご注
意下さい。特に、負荷電流が急峻に変化する場合には、リッ
プル電流をご確認の上、電解コンデンサの許容電流値を超
えないようにご注意下さい。
● 外付け昇圧電圧平滑コンデンサの選定方法
昇圧電圧平滑コンデンサは、昇圧電圧のリップル電圧・リッ
プル電流・出力保持時間により、決定されます。
昇圧電圧のリップル電圧は、15Vp-p以下となるようコンデ
ンサ容量をお選び下さい。
注)周囲温度が−20℃以下となる場合、等価直列抵抗の特性によ
り、昇圧電圧のリップル電圧が増大することがございますの
で、実機にてご確認下さい。
リップル実効電流(mA rms)
出力保持時間につきましては、本製品の型式データをご参照
いただき、1,200uFを上限として必要なコンデンサをご使用
下さい。
(実機にてご確認いただくことを推奨いたします)
電解コンデンサの許容電流値は、図1-2をご参照の上、その値
以上のリップル電流定格のコンデンサをご使用下さい。
2500
2000
100VAC
1500
1000
300
200
100
表1-2 C16 : 外付け出力コンデンサ推奨容量値
PFE-S
1200uF
400
390uF
0
0
Tbp:25℃
400
600
800 1000 1200
200
昇圧電圧平滑コンデンサ容量値(uF)
図1-3 出力電力 対 昇圧電圧平滑コンデンサ容量値
TFR1:10Ω〜 100Ω
温度ヒューズ抵抗を図1-1の様に、R端子と+BC端子の間に
接続することにより、入力投入時の入力サージ電流を抑制す
ることが出来ます。入力サージ電流により、電源外部に取り
付けたヒューズが溶断したり、
リレーやスイッチの溶着、
ノー
ヒューズブレーカー(NFB)の遮断等、不具合が発生するこ
とがありますので、
必ず外付け抵抗を接続して下さい。
尚、
外付け抵抗を接続しない場合は、
電源が動作致しませんの
でご注意下さい。
● 外付け抵抗の選定方法
(1)抵抗値の決定
抵抗値は下式で求められます。
R= Vin (Ω)
(式1-2)
lrush
R:外付け抵抗値
Vin:入力電圧DC換算値
=入力電圧 (rms)×√ ̄
2
Irush:入力サージ電流
(2)必要なサージ電流耐量
外付け抵抗には十分なサージ電流耐量が必要です。必要
な電流の耐量は、I2(
t 電流2乗時間積)によって選定する
ことが可能です。
l2t= Co×Vin2(A
2s)
(式1-3)
2×R
I2t:電流2乗時間積
Co:昇圧電圧平滑用コンデンサ
Vin:入力電圧DC換算値
=入力電圧 (rms)×√ ̄
2
R:外付け抵抗値
200VAC
500
0
0
20
40
60
80
負荷電流(%)
100
図1-2 許容リップル電流値
d_PFE-S_12
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE300S, 500S
2出力電圧可変範囲
この線は、極力短くする
抵抗および可変抵抗の外付けにより、出力電圧を下記の範囲
+V
+
内で変える事ができます。ただし、出力電圧を下記の範囲を
Load
超えて上昇させると、過電圧保護機能が動作しますのでご注
意下さい。
出力可変範囲
−V
12V
28V
48V
R1
10k
47k
100k
VR
10k
20k
30k
単位:[Ω]
外付け抵抗 :抵抗許容差±5%以下
外付け可変抵抗:全抵抗許容差±20%以下
残留抵抗値1%以下
表2-1 外付け抵抗および外付け可変抵抗 抵抗値
(出力 -20%〜+20%可変時)
VR
+S
+
+
+
−S
Load
−
−V
JEITA
Attachment
R:50Ω
C:4700pF
R
オシロスコープ
C
パワーモジュール・
外付け抵抗(R1)および外付け可変抵抗(VR)の抵抗値、およ
び接続方法は下記の通りです。
この場合、VRをリモートプログラミング抵抗として、出力電
圧をリモートプログラミングすることができます。
尚、リモートプログラミング抵抗は必ず+S端子と+V端子の
間に接続して下さい。
+V
1.5m 50Ω
同軸ケーブル
図3-1 出力リップル電圧
(含スパイクノイズ)
測定方法
4最大入力変動
抵抗および可変抵抗の外付けによる可変
50mm
オンボード
定格出力電圧の-20%〜+20%
尚、出力電圧を上昇させた場合、出力電流は最大出力電力によ
り規定される値まで低減させて下さい。
図2-1の外付け回路により、出力電圧を変えた場合において
も、リモートセンシングすることができます。リモートセン
シング機能の詳細につきましては「9.リモートセンシング」
をご参照下さい。
−
R1
TRIM
図2-1 外付け抵抗の接続例
入力電圧を規格内でゆっくりと(静的に)変化させた時の出
力電圧変動分の最大値です。
5最大負荷変動
出力電流を規格内でゆっくりと(静的に)変化させた時の出
力電圧変動分の最大値です。
負荷急変モードでご使用される場合は、パワーモジュールか
ら音が発生する場合や、出力電圧変動が増大する場合があり
ますので、
事前に十分な評価を行なった上でご使用下さい。
6過電流保護(OCP)
OCP機能を内蔵しています。
短絡状態や過電流状態を解除すれば自動的に出力は復帰しま
す。この設定値は固定ですので、
外部からの可変は出来ません。
尚、
出力短絡および過電流状態が続きますと、
パワーモジュー
ルの破損をまねく恐れがありますのでご注意下さい。
7過電圧保護(OVP)
OVP機能を内蔵しています。OVP動作点は、定格出力電圧の
125%〜 145%の範囲内に設定されています。
OVP機能が動作した場合は、一度入力を遮断し昇圧電圧が
20V以下になるのをご確認の上、入力を再投入する事で出力
を復帰させることが出来ます。
OVP設定値は固定ですので外部からの可変は出来ません。
3最大出力リップル&ノイズ
8過熱保護(OTP)
JEITA-9131B(7.16項〜 7.18項)に準じ、次に規定される方
法にて測定された値です。
図1-1の基本的な接続において、図3-1の接続を行い測定しま
す。出力端から50mmのところにコンデンサ(セラミックコ
ンデンサ:2.2uF、電解コンデンサ:表1-2参照)を付け、セラ
ミックコンデンサの両端に図3-1のようにJEITAアタッチメ
ントを付けた同軸ケーブルを取り付けて測定します。オシロ
スコープは、周波数帯域100MHz相当を使用します。
プリント基板のパターン設計等により出力リップル電圧、出
力スパイクノイズ電圧が変化する場合がありますのでご注意
下さい。
一般に外付けコンデンサの容量増加により出力リップル電
圧、出力スパイクノイズ電圧は小さくなります。
OTP機能を内蔵しています。周囲温度の異常上昇、電源内部
温度の異常上昇時に動作し、出力を遮断します。OTPの動作
温度はベースプレート温度にて下記の通りとなります。
PFE-S
PFE300S-12, 28, 48 : 105 〜 130℃
PFE500S-12
: 90 〜 115℃
PFE500S-28, 48 : 105 〜 130℃
OTPが動作した場合は、一度入力を遮断し、十分にベースプ
レート温度を低下させ、昇圧電圧が20V以下になった事をご
確認の上、入力を再投入する事で出力を復帰させることが出
来ます。
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
d_PFE-S_13
PFE300S, 500S
9リモートセンシング(+S、−S端子)
電源の出力端子から負荷端子までの配線による電圧降下を補
リモートセンシング機能を必要としない場合(ローカルセン
パワーモジュール・
オンボード
シングで使用する場合)は、+S端子と+V端子、−S端子と
−V端子を短絡して下さい。
尚、
リモートセンシングした場合に、ラインドロップ(配線に
よる電圧降下)の補償電圧範囲は、+Vと−V間の出力電圧値
が出力電圧可変範囲内で、且つ−Vと−S間の電圧が2V以下
となる範囲です。また、このラインドロップによる電力損失
を考慮の上、パワーモジュールの出力電力を最大出力電力値
以内でご使用下さい。
リモートセンシング線はシールド線、ツイスト線、平行パター
ンなどを利用しノイズの影響を受けない様、事前に十分な評
価を行ったうえでご使用下さい。
負荷端の出力電圧が安定する
+V
+
Load
ツイスト線
(例)
−V
−
−S
図9-1 リモートセンシングする場合
+V
+
+
+
Load
−V
−
−S
PFE-S
+
−V
−
−S
+S
+
+V
Load
−V
−
−S
図10-2 ±出力使用の直列運転
パワーオン信号(ENA端子)
この信号出力は2次側
(出力側)にあり、オープンコレクタ出
力となっております。
(シンク電流最大10mA、
最大印加電圧75V)
ENA端子のグランドは−V端子です。
出力電圧が規定の電圧以上
(立ち上がり時)
になると、パワー
オン信号はLowレベルとなります。その時の出力電圧
(閾値)
は以下の通りです。
PFE300S or PFE500S-12:9V(TYP)
PFE300S or PFE500S-28:21V
(TYP)
PFE300S or PFE500S-48:37V
(TYP)
パワーオン信号がHighレベルとなる(立ち下がり時)出力電
圧の閾値は、
出力条件によって異なりますので、
実機にてご確
認下さい。
動作温度
出力端の出力電圧が安定する
+S
+V
Load
償するリモートセンシング端子があります。
+S
+S
図9-2 リモートセンシングしない場合
(ローカルセンシング)
実装方向は自由に選択できますが、パワーモジュール周囲に
熱がこもらぬよう空気の対流を十分考慮の上ご使用下さい。
強制空冷および自然空冷において放熱器に空気が対流出来る
ように、
周囲の部品配置、
基板の実装方向をお決め下さい。
本製品は実使用状態でのベースプレート温度を100℃以下
(ただしPFE500S-12のみ85℃以下)に保つことによってご
使用が可能です。
図12-1の測定点にてワースト使用状態のベースプレート温
度をご確認下さい。
放熱設計の詳細につきましては、アプリケーションノートの
「放熱設計」
の項をご参照ください。
直列運転
PFE300S,500Sシリーズは直列運転が可能です。
図10-1および図10-2のような接続が可能です。
+S
+V
+
ベースプレート
温度測定点
図12-1 ベースプレート温度測定点
−V
−S
+S
Load
+V
−V
−
−S
図10-1 出力電圧積み重ね直列運転
d_PFE-S_14
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE300S, 500S
ベースプレート温度範囲に図12-2の制限がありますのでご
ご注意下さい。
注意下さい
各端子は下図のように接続して下さい。
図1-1示す基本的な接続にて試験を行う場合も同様に各端子
を接続して下さい。
耐圧試験器
80
BASE-PLATE
AC(N)
−V
PFE300S, PFE500S
( Top View )
AC(L)
40
PFE 500S-12
PFE 500S-28, 48
PFE 300S-12, 28, 48
20
0
−40
−20
0
20
40
60
R
85
80
+BC
+V
パワーモジュール・
60
オンボード
負荷電流 (%)
100
−S
+S
TRIM
ENA
−BC
100
ベースプレート温度 (℃)
図12-2 ディレーティングカーブ
2.5kVAC 1分間
(20mA)
図17-1 入力-ベースプレート間耐電圧試験方法
BASE-PLATE
AC(N)
パワーモジュールの信頼性を一層向上するためにベースプ
レート温度をディレーティングしてご使用になることをお奨
めします。
−V
PFE300S, PFE500S
( Top View )
AC(L)
動作湿度
R
+BC
+V
−S
+S
TRIM
ENA
−BC
結露は、パワーモジュールの動作異常・破損をまねく恐れが
ありますのでご注意下さい。
耐圧試験器
3kVAC 1分間
(20mA)
図17-2 入力-出力間耐電圧試験方法
保存温度
急激な温度変化は結露を発生させ、各端子のはんだ付け性に
悪影響を与えますのでご注意下さい。
耐圧試験器
BASE-PLATE
AC(N)
保存湿度
高温高湿下での保存は、各端子を錆びさせ、はんだ付け性を悪
くしますので、保管方法には十分ご注意下さい。
冷却方式
放熱設計の詳細につきましては、アプリケーションノート
「放
熱設計」の項をご参照下さい。
AC(L)
−V
PFE300S, PFE500S
( Top View )
R
+BC
−BC
+V
−S
+S
TRIM
ENA
1.5kVDC 1分間
図17-3 出力-ベースプレート間耐電圧試験方法
PFE-S
耐電圧
入力-ベースプレート間2.5kVAC、入力-出力間3kVACに1
分間耐えられるよう設計されております。受け入れ検査等で
耐圧試験を行う場合は、使用される耐圧試験器のリミット値
を20mAに設定して下さい。
出力-ベースプレート間は1.5kVDCに1分間耐えられるよう
設計されております。受け入れ検査等で耐圧試験を行う場合
は、必ず直流電圧を印加して下さい。交流電圧による試験で
はパワーモジュールが破損することがありますので、絶対に
行わないようご注意下さい。
尚、印加電圧は最初から試験電圧を投入することなく、
耐圧試
験電圧をゼロから徐々に上げ、遮断するときも徐々に下げて
下さい。特にタイマー付きの耐圧試験器の場合は、タイマー
によりスイッチが切れる瞬間に印加電圧の数倍のインパルス
が発生し、パワーモジュールを破損することがありますので
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
d_PFE-S_15
PFE300S, 500S
絶縁抵抗
推奨半田付け条件
出力-ベースプレート間は、DC絶縁計をご使用下さい。絶
縁抵抗値は500VDCにて100MΩ以上です。なお、絶縁計の
種類によっては、電圧を切り換える際、高圧パルスを生ずるも
のがありますので、試験においてはご注意下さい。試験後は
抵抗等により充分放電して下さい。
半田付けは、
下記条件内で行って下さい。
(1)半田ディップ槽を使用する場合:260℃、10秒以内
プリヒート条件:130℃、60秒以内
(2)半田ゴテを使用する場合:350℃、3秒以内
パワーモジュール・
オンボード
絶縁計
BASE-PLATE
AC(N)
AC(L)
−V
PFE300S, PFE500S
( Top View )
R
+BC
−BC
+V
−S
+S
TRIM
ENA
500VDCにて 100MΩ以上
図18-1 絶縁抵抗試験方法
3. 故障と思われる前に
故障と思われる前に次の点をご確認下さい。
PFE-S
1)出力電圧がでない
● 規定の入力電圧が印加されていますか。
● 出力可変を行う場合、抵抗又はボリュームの設定・接
続は、正しく行われていますか。
● 接続されている負荷に異常はありませんか。
● ベースプレート温度は規定の温度範囲内ですか。
4)負荷変動、
又は入力変動が大きい
● 規定の入力電圧が印加されていますか。
●入
力端子、出力端子の接続はしっかりと行われています
か。
● センシングポイントでの測定ですか。
● 入力、
出力の配線が細くありませんか。
2)出力電圧が高い
● リモートセンシング端子(+S、 −S)は正しく接続され
ていますか。
● センシングポイントでの測定ですか。
● 出力可変を行う場合、抵抗又はボリュームの設定・接
続は、正しく行われていますか。
5)出力リップル電圧が大きい
● 測定方法はアプリケーションノートに規定されている
方法と同じ又は同等ですか。
3)出力電圧が低い
● 規定の入力電圧が印加されていますか。
● リモートセンシング端子(+S、 −S)は正しく接続され
ていますか。
● センシングポイントでの測定ですか。
● 出力可変を行う場合、抵抗又はボリュームの設定・接
続は、正しく行われていますか。
● 接続されている負荷に異常はありませんか。
d_PFE-S_16
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE700S
PFE700S 取扱説明
ご使用前に
●製品の改造・分解・カバーの取り外しは、行わないで下さい。
感電のおそれがあります。尚、加工・改造後の責任は負いません。
●製品の内部には、高圧及び高温の個所があります。触れると感
電や火傷の恐れがあります。
●通電中は、顔や手を近づけないで下さい。不測の事態により、け
がをする恐れがあります。
●発煙・異臭・異音など異常状態のまま使用しないで下さい。感
電や火災の原因となります。このような場合、弊社にご相談下
さい。
お客様が修理することは、危険ですから絶対に行わないで下さ
い。
●開口部から内部にものを差し込んだり、落としたりしないで下
さい。このような状態で使用された場合、故障や火災の原因と
なります。
●結露した状態でご使用しないで下さい。感電や火災の原因とな
ります。
注 意
●本製品は、電子機器組込み用に設計・製造されたもので、安全規
格への適合は最終的なアプリケーション回路によって決定され
ます。また、一般ユーザ(許可された技術者を除いて)が取り扱
いできない様に保護が必要となります。
本製品の入力—出力間は強化絶縁されておりますが、出力は危
険なエネルギーレベルとみなされます。
本製品はNon-SELV出力とみなされ、実装者はサービス技術者
の不注意な接触への保護を設ける必要があります。
●本製品は汚染度合2の環境での使用を想定して評価されており
ます。
●入出力端子および各信号端子への結線が、本取扱説明書に示さ
れるように正しく行われていることをお確かめ下さい。
●各種安全規格の取得、及び安全性を向上させるためにHBC(速
断型)外付けヒュ-ズを必ずご使用ください。取扱説明書に記
載されている推奨入力ヒューズの定格をご使用下さい。
このヒューズの溶断特性、及び定格電圧は最終的なアプリケー
ション回路によって決定されます。
パワーモジュール・
警 告
●入力電圧・出力電流・出力電力および周囲温度・湿度は、仕様
規格内でご使用下さい。
仕様規格外でのご使用は、製品の破損を招きます。
●本製品は偶発的または予期せぬ状況により故障する場合があり
ますので、非常に高度な信頼性が必要な応用機器(原子力関連機
器・交通制御機器・医療機器など)にお使いになる場合は機器
側にてフェイルセーフ機能を確保して下さい。
●強電磁界・腐蝕性ガス等の特殊な環境や導電性異物が入るよう
な環境ではご使用しないで下さい。
●水分や湿気による結露の生じる環境での使用及び保管はしない
で下さい。このような環境での使用は、
防水処置を施して下さい。
●30秒以上の過電流・短絡状態での動作は避けて下さい。発煙・
発火・破損・絶縁不良の恐れがあります。
●本製品の出力電圧は危険なエネルギーレベル(電圧が2V以上で
電力が240VA以上)と見なされますので、使用者が接触するこ
とのないようにして下さい。本製品を組み込んだ装置は、誤っ
てサービス技術者自身や修理時に落下した工具等が、本製品の
出力端子に接触する事がないように保護されていなければなり
ません。修理時には必ず入力側電源を遮断し本製品の入出力端
子電圧が安全な電圧まで低下していることを確認して下さい。
●本取扱説明書に記載されているアプリケーション回路および定
数はご推奨値です。回路設計にあたって、必ず実機にて特性をご
確認の上、
アプリケーション回路および定数をご決定下さい。尚、
アプリケーション上の特許、実用新案等につきましては責任を負
いかねますのでお客様において十分調査をお願い致します。
●出力端子及び信号端子には、外部からの異常電圧が加わらない
様にご注意ください。特に出力端子間に逆電圧または、定格電
圧以上の過電圧を印加すると内部回路の破損をまねく恐れがあ
りますのでご注意ください。
●本取扱説明書の内容は予告なしに変更される場合があります。
ご使用の際は、本製品の仕様を満足させるため最新のデータ
シート等をご参照下さい。
●本取扱説明書の一部または全部を弊社の許可なく複製または転
載することを禁じます。
オンボード
本取扱説明書を必ずお読み下さい。注意事項を十分に留意の上、製
品をご使用下さい。ご使用方法を誤ると感電、損傷、発火などのお
それがあります。
備考:CEマーキング
本取扱説明書に記載されている製品に表示されているCEマーキン
グは欧州の低電圧指令に従っているものです。
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE-S
d_PFE-S_17
PFE700S
1. 端子仕様・配列
パワーモジュール・
オンボード
AC(N)
−V
AC(L)
+V
銘板
ーVM
+VM
NC
ENA
R
+BC
[入力側端子]
−BC
[出力側端子]
AC(L) : 入力端子ライブライン
AC(N) : 入力端子ニュートラルライン
+V
-V
: +出力端子
: -出力端子
+BC : +昇圧電圧端子
-BC : -昇圧電圧端子
R
: 入力サージ電流防止抵抗用端子
+VM
−VM
NC
ENA
: +Vモニター端子
:−Vモニター端子
: 外部接続禁止
: パワーオン信号端子
・ ベースプレートは、M3取付用タップを介してFGと接続できます。
・AC(L)、AC(N)、R、+BC、-BC、+V、-Vは接触抵抗を考慮して接続して下さい。
・+BC、−BC端子は1次側電圧であり、高電圧(385VDC)が発生致しますのでご注意下さい。また、この端子から負荷を取る
ことはおやめ下さい。
・ NC端子は、外部からの接続を行わないで下さい。
2. 仕様説明
本製品では、図1-1 に記載の「基本的な接続」による外付け回路をベースに説明しております。
この回路から変更してご使用の際は、実機にてご評価の上、問題がない事をご確認下さい。
1 入力電圧範囲
PFE-S
入力電圧範囲は、下記の通りです。規定範囲外の入力印加や、
直流電圧の印加は電源の破損を招く恐れがありますので、ご
注意下さい。
入力電圧範囲 : 単相交流85 〜 265VAC
入力周波数範囲 : 47 〜 63Hz
L=50mm
F1
L2
L1
AC(L)
C2
C1
C4
C6
R1
C3
C5
+VM
+V
C12
PFE700S
C15
C7
C14
C16
Load
C13
AC(N)
−V
−VM
NC
ENA
R +BC −BC
BASEPLATE
C8
入力フィルタ
(VCCI-classA対応)
TFR1
C11
C9
C10
図1-1 基本的な接続
d_PFE-S_18
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE700S
F1:外付け入力ヒューズ
C8, C9:1uF(フィルムコンデンサ)
パワーモジュールにはヒューズが内蔵されておりません。各
このコンデンサにはリップル電流が流れますので、コンデン
種安全規格の取得および安全性を向上させるためにも外付け
サを選定される際にはコンデンサの許容リップル電流値をご
ヒューズをご使用下さい。
確認の上、部品を選定して下さい。実際に流れるリップル電
尚、ヒューズはファストブロー型を1台毎に付けてご使用下
流値につきましては実機にてご確認下さい。
推奨外付けヒューズ:15A
注) 許容リップル電流値が3A
(rms)
以上のコンデンサをご使用下さい。
尚、C8, C9は端子に最短となるよう接続して下さい。
ヒューズは、
定格電圧・電流とサージ電流耐量から選定します。
(1)定格電圧
100VAC入力系:AC125V
200VAC入力系:AC250V
(2)定格電流
定格電流は、ご使用になる条件での最大入力電流により
決定され、下式で求められます。
Pout
lin(max)=
(Arms)
(式 1-1)
Vin×η×PF
Iin(max):最大入力電流
Pout:最大出力電力
Vin:入力電圧の下限値
η:効率
PF:力率
尚、
効率・力率はPFE700S型式データをご参考にしてください。
C1, C4, C5:1uF(フィルムコンデンサ)
このコンデンサにはリップル電流が流れますのでコンデンサ
を選定される際にはコンデンサの許容リップル電流値をご確
認の上、部品を選定して下さい。実際に流れるリップル電流
値につきましては実機にてご確認下さい。
推奨定格電圧 : 250VAC
注)C5は端子に最短となるよう接続して下さい。
L1, L2:6mH
EMI・EMS対策のため、コモンモードチョークコイルを付加
して下さい。
複数台のご使用の場合は各々に付加して下さい。
注)入力フィルタの選定によっては、
フィルタの共振により、
ノイズの
増加およびモジュールの誤動作を招きますので、
ご注意下さい。
C10:780uF(390uF×2並列)
(電解コンデンサ)
下記
“外付け昇圧電圧平滑コンデンサの選定方法”
をご参照下
さい。
なお、
外付け可能な容量値は、
公称値で以下の通りです。
推奨定格電圧:450VDC
推奨合計容量値 : 390uF - 1,200uF
注)1. この値以上のコンデンサを接続されますとモジュールの破
損を招く恐れがありますので、絶対にお避け下さい。
2. 周囲温度が−20℃以下となる場合、等価直列抵抗の特性に
より、昇圧電圧のACリップルが増大し、出力起動特性・出
力リップル電圧に影響が出ることありますので実機にてご
確認下さい。
C11:1000pF(セラミックコンデンサ)
EMI・EMS対策のため、セラミックコンデンサを付加して下
さい。このコンデンサは、
アプリケーションによっては、耐電
圧試験時に試験電圧が印加されますので高耐圧のコンデンサ
を選定して下さい。
尚、C11 は端子に最短となるよう接続して下さい。
C12, C113:0.033uF
EMI・EMS対策、
出力スパイクノイズ電圧低減のため、
セラミッ
クコンデンサ、
又はフィルムコンデンサを付加して下さい。
注)このコンデンサは、アプリケーションによっては、耐電圧試験
時に試験電圧が印加されますのでご注意下さい。
尚、C12, C13は端子に最短となるよう接続して下さい。
C14:220uF
出力リップル電圧低減のため、+V端子、−V端子間に電解コ
ンデンサを付加して下さい。
注)C11は端子に最短となるよう接続して下さい。
C2, C3 : 4,700pF(セラミックコンデンサ)
EMI・EMS対策のため、装置の漏洩電流を考慮の上セラミッ
クコンデンサを付加して下さい。
このコンデンサは、アプリケーションによっては、耐電圧試験
時に試験電圧が印加されますので高耐圧のコンデンサを選定
して下さい。
R1:470kΩ
AC
(L)
端子、AC
(N)
端子間にブリーダー抵抗を付加して下さい。
C6, C7:1000pF(セラミックコンデンサ)
EMI・EMS対策のため、装置の漏洩電流を考慮の上セラミッ
クコンデンサを付加して下さい。
このコンデンサは、アプリケーションによっては、耐電圧試
験時に試験電圧が印加されますので高耐圧のコンデンサを選
定して下さい。
尚、C6, C7 は端子に最短となるよう接続して下さい。
パワーモジュール・
推奨定格電圧:450VDC
オンボード
さい。また、入力投入時にサージ電流が流れますので、
スイッ
チおよびヒューズのI2t耐量をご確認下さい。
PFE-S
推奨定格電圧:100VDC
C15:2.2uF
出力スパイクノイズ電圧低減のため、+V端子、−V端子間に
出力端から50mm以下のところに、チップセラミックコンデ
ンサを付加して下さい。
また、プリント基板のパターン設計等により出力スパイクノ
イズ電圧が変化する場合がありますのでご注意下さい。
C16:220uF
安定動作のため、+V端子、−V端子間に出力端から50mm以
下のところに、
電解コンデンサを付加して下さい。
電解コンデンサの等価直列抵抗、等価直列インダクタンス等
の特性により、
出力リップル電圧、
出力立ち下がり特性に影響
が出ることがありますのでご注意下さい。
プリント基板のパターン設計等により出力リップル電圧が変
化する場合がありますのでご注意下さい。
負荷電流の急峻な変化または入力電圧の急峻な変化がある場
合、外付けコンデンサの容量を増加する事により電圧変動を
小さくすることが出来ます。
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
d_PFE-S_19
PFE700S
TFR1:10Ω - 100Ω
推奨定格電圧:100VDC
注)1. 温度特性に優れた低インピーダンスの電解コンデンサをご
使用下さい。
(ニチコン製 PMシリーズ相当品)
2. 周囲温度が−20℃以下となる場合、等価直列抵抗の特性に
より、出力リップル電圧に影響が出ることありますので、コ
ンデンサを以下の通り並列に付加して下さい。
パワーモジュール・
オンボード
C14, C16 : 100V 220uF x 2並列
(周囲温度 < −20℃)
3. ご使用になる電解コンデンサの許容リップル電流値にご注
意下さい。特に、負荷電流が急峻に変化する場合には、リッ
プル電流をご確認の上、電解コンデンサの許容電流値を越
えないようにご注意下さい。
● 外付け昇圧電圧平滑コンデンサの選定方法
温度ヒューズ抵抗を図1-1の様に、R端子と+BC端子の間に
接続することにより、入力投入時の入力サージ電流を抑制す
ることが出来ます。入力サージ電流により、電源外部に取り
付けたヒューズが溶断したり、
リレーやスイッチの溶着、
ノー
ヒューズブレーカー(NFB)の遮断等、不具合が発生するこ
とがありますので、
必ず外付け抵抗を接続して下さい。
尚、
外付け抵抗を接続しない場合は、
電源が動作致しませんの
でご注意下さい。
● 外付け抵抗の選定方法
(1)抵抗値の決定
抵抗値は下式で求められます。
Vin
R=
(Ω)
(式1-2)
lrush
昇圧電圧平滑コンデンサは、昇圧電圧のリップル電圧・リッ
プル電流・出力保持時間により、決定されます。
昇圧電圧のリップル電圧は、15Vp-p以下となるようコンデ
ンサ容量をお選び下さい。
注) 周囲温度が−20℃以下となる場合、等価直列抵抗の特性によ
り、昇圧電圧のリップル電圧が増大することがございますの
で、実機にてご確認下さい。
出力保持時間につきましては、PFE700S型式データをご参
照いただき、1,200uFを上限として必要なコンデンサをご使
用下さい。
(実機にてご確認いただくことを推奨いたします)
R:外付け抵抗値
Vin:入力電圧DC換算値
=入力電圧(rms)×√ ̄
2
Irush:入力サージ電流
(2)必要なサージ電流耐量
外付け抵抗には十分なサージ電流耐量が必要です。必
要な電流の耐量は、I2t(電流2乗時間積)によって選定
することが可能です。
2 Co×Vin2 2
(A s)
(式1-3)
l t=
2×R
I2t:電流2乗時間積
Co:昇圧電圧平滑用コンデンサ
Vin:入力電圧DC換算値
=入力電圧(rms)×√ ̄
2
R:外付け抵抗値
リップル実効電流(mA rms)
電解コンデンサの許容電流値は、図1-2をご参照の上、その値
以上のリップル電流定格のコンデンサをご使用下さい。
2500
2000
100VAC
1500
1000
2最大出力リップル&ノイズ
200VAC
500
0
0
20
40
60
80
100
負荷電流(%)
図1-2 許容リップル電流値
PFE-S
昇圧電圧平滑コンデンサ容量の推奨値範囲は下限:390uFから
上限:1,200uFです。ただし、コンデンサ容量を軽減してご使
用いただいた場合には、図1-3に示す通り出力電力を軽減する
必要がありますのでご注意下さい。また、コンデンサ容量値を
減らすことで、出力保持時間や入出力急変の特性に影響があり
ますので実機にてご確認いただくことを推奨いたします。
この線は、
極力短くする
700
1200uF
600
出力電力(W)
JEITA-9131B
(7.16項〜 7.18項)に準じ、次に規定される方
法にて測定された値です。
図1-1の基本的な接続において、図2-1の接続を行い測定しま
す。 出力端から50mmのところにコンデンサ(セラミックコ
ンデンサ:2.2uF、
電解コンデンサ:220uF)
を付け、
セラミッ
クコンデンサの両端にJEITAアタッチメントを付けた同軸
ケーブルを取り付けて測定します。オシロスコープは、周波
数帯域100MHz相当を使用します。
プリント基板のパターン設計等により出力リップル電圧、出
力スパイクノイズ電圧が変化する場合がありますのでご注意
下さい。
一般に外付けコンデンサの容量増加により出力リップル電
圧、
出力スパイクノイズ電圧は小さくなります。
+V
+
500
Load
400
−V
300
−
200
50mm
100
390uF
0
0
Tbp:25℃
200
400
600
800 1000 1200
昇圧電圧平滑コンデンサ容量値(uF)
図1-3 出力電力 対 昇圧電圧平滑コンデンサ容量値
d_PFE-S_20
1.5m 50Ω
同軸ケーブル
JEITA
Attachment
R:50Ω
C:4700pF
R
オシロスコープ
C
図2-1 出力リップル電圧
(含スパイクノイズ)
測定方法
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE700S
3最大入力変動
9直列運転
入力電圧を規格内でゆっくりと(静的に)変化させた時の出力
PFE700Sシリーズは直列運転が可能です。
電圧変動分の最大値です。
図9-1および図9-2のような接続が可能です。
4最大負荷変動
+
Load
+V
−V
5過電流保護(OCP)
OCP機能を内蔵しています。
短絡状態や過電流状態を解除すれば自動的に出力は復帰しま
す。この設定値は固定ですので、
外部からの可変は出来ません。
尚、出力短絡および過電流状態が続きますと、パワーモジュー
ルの破損をまねく恐れがありますのでご注意下さい。
6過電圧保護(OVP)
OVP機能を内蔵しています。OVP動作点は出力電圧が60.0
〜 69.6Vの範囲内に設定されています。
OVP機能が動作した場合は、一度入力を遮断し昇圧電圧が
20V以下になった事のをご確認の上、入力を再投入する事で
出力を復帰させることが出来ます。
OVP設定値は固定ですので外部からの可変は出来ません。
7過熱保護
(OTP)
OTP機能を内蔵しています。周囲温度の異常上昇、電源内部
温度の異常上昇時に動作し、出力を遮断します。OTPの動作
温度はベースプレート温度にて下記の通りとなります。
OTP動作温度:105℃ - 130℃
OTPが動作した場合は、一度入力を遮断し、十分にベースプ
レート温度を低下させ、昇圧電圧が20V以下になるのをご確
認の上、入力を再投入する事で出力を復帰させることが出来
ます。
8並列運転
PFE700Sシリーズは出力端子を付き合わせて接続すること
で、出力電流を均等に分担する並列運転が可能です。最大負
荷電流は各々の定格出力電流を超えることのないよう実機に
てご確認下さい。
その他詳細につきましては別途お問い合わせ下さい。
パワーモジュール・
−V
オンボード
出力電流を規格内でゆっくりと(静的に)変化させた時の出力
電圧変動分の最大値です。
負荷急変モードでご使用される場合は、パワーモジュールか
ら音が発生する場合や、出力電圧変動が増大する場合があり
ますので、事前に十分な評価を行なった上でご使用下さい。
+V
−
図9-1 出力電圧積み重ね直列運転
+V
+
−V
−
+V
+
−V
−
Load
Load
図9-2 ±出力使用の直列運転
パワーオン信号(ENA端子)
この信号出力は2次側
(出力側)にあり、オープンコレクタ出
力となっております。
(シンク電流最大10mA、
最大印加電圧75V)
ENA端子のグランドは−V端子です。
出力電圧が46V以上
(立ち上がり時)になると、パワーオン信
号はLowレベルとなります。
パワーオン信号がHighレベルとなる(立ち下がり時)出力電
圧の閾値は、
出力条件によって異なりますので、
実機にてご確
認下さい。
動作温度
実装方向は自由に選択できますが、パワーモジュール周囲に
熱がこもらぬよう空気の対流を十分考慮の上ご使用下さい。
強制空冷および自然空冷において放熱器に空気が対流出来る
ように、
周囲の部品配置、
基板の実装方向をお決め下さい。
本製品は実使用状態でのベースプレート温度を100℃以下に
保つことによって動作が可能です。
図11-1の測定点にてワースト使用状態のベースプレート温
度をご確認下さい。
放熱設計の詳細につきましては、
アプリケーションノート「放
熱設計」
の項をご参照下さい。
PFE-S
ベースプレート
温度測定点
図11-1 ベースプレート温度測定点
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
d_PFE-S_21
PFE700S
ベースプレート温度範囲に図11-2の制限がありますのでご
注意下さい
耐電圧
入力-ベースプレート間2.5kVAC、入力-出力間3kVACに1
分間耐えられるよう設計されております。受け入れ検査等で
100
耐圧試験を行う場合は、使用される耐圧試験器のリミット値
パワーモジュール・
オンボード
負荷電流 (%)
85
80
60
40
20
0
85
−40
−20
20
0
40
60
80
100
負荷電流 (%)
ベースプレート温度 (℃)
100
85
80
70
60
40
Tbp:85℃
20
Tbp:100℃
0
80
85
100
120
140
160
180
200
220 240
265
を20mAに設定して下さい。
出力-ベースプレート間は1.5kVDCに1分間耐えられるよう
設計されております。受け入れ検査等で耐圧試験を行う場合
は、必ず直流電圧を印加して下さい。交流電圧による試験で
はパワーモジュールが破損することがありますので、絶対に
行わないようご注意下さい。
尚、
印加電圧は最初から試験電圧を投入することなく、
耐圧試
験電圧をゼロから徐々に上げ、遮断するときも徐々に下げて
下さい。特にタイマー付きの耐圧試験器の場合は、タイマー
によりスイッチが切れる瞬間に印加電圧の数倍のインパルス
が発生し、パワーモジュールを破損することがありますので
ご注意下さい。
各端子は下図のように接続して下さい。
図1-1示す基本的な接続にて試験を行う場合も同様に各端子
を接続して下さい。
260
入力電圧 (VAC)
図11-2 ディレーティングカーブ
耐圧試験器
BASE-PLATE
パワーモジュールの信頼性を一層向上するためにベースプ
レート温度をディレーティングしてご使用になることをお奨
めします。
AC(N)
−V
PFE700S
( Top View )
AC(L)
動作湿度
結露は、パワーモジュールの動作異常・破損を招く恐れがあ
りますのでご注意下さい。
R
−VM
+VM
NC
ENA
−BC
2.5kVAC 1分間
(20mA)
図16-1 入力-ベースプレート間耐電圧試験方法
保存温度
急激な温度変化は結露を発生させ、各端子のはんだ付け性に
悪影響を与えますのでご注意下さい。
BASE-PLATE
AC(N)
保存湿度
PFE-S
+BC
+V
−V
PFE700S
( Top View )
AC(L)
高温高湿下での保存は、各端子を錆びさせ、はんだ付け性を悪
くしますので、保管方法には十分ご注意下さい。
R
冷却方式
+BC
+V
ーVM
+VM
NC
ENA
−BC
3kVAC 1分間
(20mA)
図16-2 入力-出力間耐電圧試験方法
放熱設計の詳細につきましては、アプリケーションノート「放
熱設計」の項をご参照下さい。
耐圧試験器
耐圧試験器
BASE-PLATE
AC(N)
−V
PFE700S
( Top View )
AC(L)
R
+BC
−BC
+V
−VM
+VM
NC
ENA
1.5kVDC 1分間
図16-3 出力-ベースプレート間耐電圧試験方法
d_PFE-S_22
・製品をより正しく、安全にご使用いただくために、さらに詳細な特性・仕様をご確認いただける納入仕様書をぜひご請求ください。
・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
PFE700S
絶縁抵抗
推奨半田付け条件
出力-ベースプレート間は、DC絶縁計をご使用下さい。絶
縁抵抗値は500VDCにて100MΩ以上です。なお、絶縁計の
種類によっては、電圧を切り換える際、高圧パルスを生ずるも
のがありますので、試験においてはご注意下さい。試験後は
抵抗等により充分放電して下さい。
半田付けは、
下記条件内で行って下さい。
(1)半田ディップ槽を使用する場合:260℃、10秒以内
プリヒート条件:130℃、60秒以内
(2)半田ゴテを使用する場合:350℃、3秒以内
パワーモジュール・
オンボード
絶縁計
BASE-PLATE
AC(N)
−V
PFE700S
( Top View )
AC(L)
R
+BC
−BC
+V
ーVM
+VM
NC
ENA
500VDCにて 100MΩ以上
図17-1 絶縁抵抗試験方法
3. 故障と思われる前に
故障と思われる前に次の点をご確認下さい。
1)出力電圧がでない
● 規定の入力電圧が印加されていますか。
● 接続されている負荷に異常はありませんか。
● ベースプレート温度は規定の温度範囲内ですか。
2)出力電圧が低い
● 規定の入力電圧が印加されていますか。
● 接続されている負荷に異常はありませんか。
3)負荷変動、
又は入力変動が大きい
● 規定の入力電圧が印加されていますか。
●入
力端子、出力端子の接続はしっかりと行われています
か。
● 入力、
出力の配線が細くありませんか。
4)出力リップル電圧が大きい
● 測定方法はアプリケーションノートに規定されている
方法と同じ又は同等ですか。
PFE-S
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・記載内容は、改良その他により予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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