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スタートアップマニュアル
本質安全防爆形
マイクロウェーブ式
マイクロウェーブ式
レベル計
レベル計
SLR200
SLR200形
200形
(ス ター トア ップ マニュ アル は大 切に 保管 して くだ さい 。)
T S0 3− 00 28 
改 訂
作成
'06-12-26
'06.09.07
本 社 営 業 部/〒 564 -0052 大 阪 府 吹 田 市 広 芝 町 1 5-29
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安全にご使用 いただくために 必ずお読みくだ さい
・ 本ス ター トア ップマ ニュ アル は、 表紙 に記 され た形 式の 製品 の
正し い取 り扱 い、点 検、 調整 方法 を記 した もの です 。納 品さ れ
た時 点で 必ず お読み にな り、 十分 内容 を理 解さ れた 上で 製品 を
取り 扱い くだ さい。
・ 本ス ター トア ップマ ニュ アル に記 載さ れて いる 事項 でも 、別 提
出書 類な どが ある場 合や 、弊 社及 び弊 社の 代理 店な どか ら指 示
があ る場 合は 、それ に従 って くだ さい 。
・ 本ス ター トア ップマ ニュ アル は、 必要 時に すぐ 参照 でき るよ う
にし てく ださ い。
・ 本ス ター トア ップマ ニュ アル に記 載さ れた 仕様 は環 境条 件、 使
用条 件に よっ て満足 でき ない 場合 があ りま す。 ご使 用前 に十 分
なご 検討 、ご 確認を お願 いし ます 。
・ 製品 、本 スタ ートア ップ マニ ュア ルに て不 明点 がご ざい まし た
ら、 スタ ート アップ マニ ュア ルの 表紙 に記 され てい る弊 社営 業
窓口 まで お問 い合わ せく ださ い。
・本 スタ ート アッ プマ ニュ アル は、 超音 波式 レベ ル計 を据 付、 配
線、 およ び設 定する 上で 、重 要と 思わ れる 事項 を抜 粋し て記 載
して おり ます 。
詳細 な説 明、 注意事 項お よび トラ ブル シュ ーテ ィン グは 、別 紙
の取 扱説 明書 (TS02-0031)に記 載し てお りま すの で、 併せ てご 参
照願 いま す。
本 スタ ート アッ プマ ニュ アル に使 用さ れて いる 用語 の意 味は 、
次の 通り です 。
危険
もし 注意 を怠 ると 、死 亡か 重大 災害 に結 び付
くよ うな 切迫 した 危険 状況 を示 しま す。
警告
もし 注意 を怠 ると 、死 亡か 重大 災害 に結 び付
くよ うな 潜在 的危 険状 況を 示し ます 。
注意
もし 注意 を怠 ると 、作 業者 の災 害か 機械 の損
傷に結び付くかもしれない危険状況を示します。
禁止 事項 を示 しま す。 この マー クの ある 説明
文は 、必 ず守 って くだ さい 。
指示 事項 を示 しま す。 この マー クの ある 説明
文は 、必 ず守 って くだ さい 。
1 .据
付
警告
SLR 20 0形レ ベル 計は、 無線局 とし ての免 許を 受ける 必
要がな い微 弱無線 局と しての 条件を 満た してい ませ ん。こ の
ため使 用す る場合 は外 部にマ イクロ 波が 漏洩し ない よう、 接
地され た、 金属製 など 導電性 を有す る密 封タン ク内 へ設置 する こと
が条件 とな ります 。
注意
SLR 20 0の取 付ね じサイ ズは、 Gね じとな って います 。
既設ソ ケッ トのね じサ イズが R P ねじ である 場合 、勘合 しない
ことが あり ますの でご 注意く ださい 。
1.1 開梱時 、以 下の部 品が 梱包さ れて いるこ とをご 確認 くださ い。
・SL R2 00本 体 ・スタ ート アップ マニ ュアル (本 紙)
・六角 レン チ(ロッ クビス を緩め るの に用い ます 。)
・テ フロ ンペー スト (ロ ッドア ンテ ナタイ プの み。ね じ部 塗布用 。)
梱包箱 の中 でアン テナ が別途 梱包 されて いる 場合、 付属さ れて いる
テフロ ンペ ースト をね じ部に 塗布 し、本 体に ねじ込 んでく ださ い。
図 1− 2
図1 −1
1.2 据付時 の注 意事項
(1)円錐形 ルー フや、 パラ
ボラ状 ルー フを持 つタ
ンクの 場合 、タン ク中
央に設 定す るのは 避け
てくだ さい 。マイ クロ
波が集 中し 、誤動 作す
る場合 があ ります 。
(図 1− 3参照 )
(2)計測エ リア 内に障 害物
がない よう に取り 付
けてく ださ い。
図1 −3
その 際マ イクロ 波の ビ
ームの 広が りを考 慮に 入れて くださ い。 タンク 高さ と側壁 から の距
離の割 合が 10:1と なるよ うに 、側壁 から 離れた 場所 に設置 して くだ
さい。 例え ば高さ 10mのと き側壁 から の距離 が1m以 上と なるよ うに
設置し てく ださい 。(図1 −4
参照)
(3)不要波 を避 けるた めに 、側壁
から離 れた 場所に 設置 してく
ださい 。ま た、は しご もしく
はパイ プの ような 障害 物がビ
ーム内 に入 らない よう にして
くださ い。
誤計測 の可 能性が あり ます。
(図 1−4 参照 )
(4)投入時 、測 定物が ビー ム角を
横切ら ない 場所に 設置 してく
ださい 。(図1 −4参 照)
(5)台管も しく はマン ホー ルカバ
ーへの 据付 位置(SLR200-EP)
図 1−4
台管の 高さ が100mmあ るい はそ
れ以下 の台 管では 100mmの シール ドを 使用し てく ださい 。台 管の高
さが250mmある いは、 それ 以下の 台管 では250mmのシー ルド を使用 し
てくだ さい 。シー ルド 部の先 端は台 管の 影響を 避け るため に、 台管
から最 低10mm突き 出るよ うに してく ださ い。(図1 −5 参照)
φ610mmを 超え るマン ホー ルに設 置す る場合 、中心 から 100mm以上 離
れた位 置に 設置し てく ださい (図 1− 6参照 )
図1 −5
(6)SLR 20 0のハ ウジ ングを
回転さ せる ことで 計測 が良好
になる 場合 があり ます 。
SLR 20 0のハ ウジ ングを
回転さ せた い場合 は付 属の六
角レン チで ロック ビス をゆる
めてく ださ い(図1 −7)。
一度S LR 200 を適 切な位
置に取 り付 けたら 、ロ ックビ
図1 −6
図1 −7
スをし っか り締め 付け てくだ さい 。
(7)SLR 20 0を接 続す るのに 手でね じこ み、締 め付 けられ るだ け締
め付け てく ださい 圧力 の加わ る用 途では 適切 なシー ルを施 して くだ
さい(図 1−7 )最 大締 付トル クは 40N・mです 。
注意
タンク に設 置し、 最適 な調整 を行っ た後 、SL R2 00の ハ
ウジン グ部 を回転 させ ないで くださ い。 計測状 態が 変化し 、
計測に 影響 を及ぼ す可 能性が ありま す。
図1− 8
図 1−9
注意
ロッド アン テナに 付い ている アンテ ナホ ルダ(PTFE)を、
図1− 8の ように SL R20 0フラ ンジ と取付 台管 の間で 挟
んでく ださ い。(フラ ンジ 間に挟 まっ ていな いと 、タン ク内ガ
スが流 出し たり、 タン ク内に 異物が 混入 する場 合が ありま す。 )
ロッド アン テナの テー パ部(図1 −8 参照)は、 必ず タンク に
突出す るよ うに取 り付 けてく ださい 。尚 、取付 台管 が高い 場
合は、 図1 −9の 延長 ロッド をご使 用く ださい 。
ただし 、取 付台管 高さ には制 限があ りま す。詳 細は 取扱説 明書
(TS02-0031)を ご参照 くださ い。
ロッド アン テナ材 質は PTFEの ため、 レン チやプ ライ ヤなど の
工具を 使用 して締 め付 けない でくだ さい 。必ず 手締 めで締 め
付けて くだ さい。
50 mmまた は100 mmの 延長ロ ッド を追加 する ことは 可能 ですが
50 mmと100 mmの延長 ロッド を足 して150 mmとする ことは でき
ません 。
水また は測 定物が 接合 ねじ部 に浸入 する と、こ の接 合部で マ
イクロ 波の 反射が 起こ り誤動 作する 場合 があり ます 。
ねじ部 に隙 間なく 十分 にテフ ロンペ ース トを塗 布し 、確実 に
ねじ込 んで くださ い。 はみ出 したテ フロ ンペー スト は、布 な
どで拭 き取 ってく ださ い。
(8)SLR 20 0を据 え付 ける
際、台 管高 さは出 来る だけ
低くし てく ださい 。
台管の 内壁 に溶接 ビー トや
ざらつ きな どがあ る場 合
は、誤 動作 の原因 とな りま
す。8イ ンチ(200A)以 上の
台管で あれ ば、延 長ロ ッド
なしで 最大 610 mmまで 台管
図1 −10
を立ち 上げ ること が可 能です 。
(9)ホーン アン テナタ イプ のSL R20 0を
据え付 ける 際、台 管の 影響を 回避 するた め
ホーン 先端 が必ず 10 mm以 上タン ク内 に突出
するよ うに 設置し てく ださい 。
(10)比誘電 率が 低い測 定物
(1.8< ε r <3)にはウ ェー
ブガイ ドを 使用し ます 。
ウェー ブガ イドを 取り 付
ける場 合、 台管の 内径 は
80 mm以上 必要 です。
図 1−1 1
図 1− 12
注意
ウェー ブガ イドタ イプ は、攪 拌機が 無く 、付着 性が 無い液 体
のみ使 用し てくだ さい 。曲が り、折 れな どが生 じる ため、 ウ
ェーブ ガイ ドには 水平 方向の 力を絶 対に 加えな いで くださ い。
(11)比誘電 率が 低い測 定物 (1.8< ε r <3)または 波立 ち、渦 、泡 が多量
に発生 する 場合に は防 波管ま たは サイド パイ プを使 用して くだ さ
い。サ イド パイプ 材質 は導電 性を 有する もの(SUS304等 )と して くだ
さい。 サイ ドパイ プ内 面は滑 らか な状態 とし 、内部 の突起 など は取
り除い てく ださい 。(図1 −13 参照 )
注意
パイプ を使 用する 場合 、でき るだけ 一本 物のパ イプ を使用 し
てくだ さい 。どう して も、パ イプを 継ぐ 場合は 、継 目に隙 間
が発生 しな いよう にし てくだ さい。 溶接 する場 合は 、接続 ス
リーブ など を使用 し、 溶接ビ ードが パイ プ内に でき ないよ うに 注意し
てくだ さい 。
また、 パイ プ上方 にベ ントを 設けて くだ さい(図 1−1 3、1 4参 照)
図1 −14
図1− 13
(13)図 1− 15の ように 取付 台管が 高い 場合は 延長
パ イプ を接続 しま す。台 管内径 がホ ーン径 より
小 さい場 合は 、ホー ンア ンテナ をタ ンク内 より
取 り付け てく ださい 。
図1 −15
注意
延長し た場 合もホ ーン 先端が 必ず10 mm以上 タンク 内に 突出す
るよう に設 置して くだ さい。
(14)サニタ リー ロッド アン テナを
取り付 ける 場合は 、 図1−
16の よう にサニ タリ ークラ
ンプを 用い てくだ さい 。
図1 −16
2 .結
線
結線作 業を 行う際 には 、必ず 以下の 防爆 に関す る注 意事項 を厳 守して
くださ い。
危険
安全保 持器 は、必 ず非 危険場 所に設 置し てくだ さい 。
危険
配線工 事は 工場電 気設 備防爆 指針の 本安 回路の 配線 に従い 、
非本安 回路 からの 静電 誘導を 受けな いよ うに金 属ダ クトな ど
に納め て配 線して くだ さい。
本安回 路外 部配線 のイ ンダク タンス (Lw)および キャ パシタ ン
ス(Cw)は安 全保持 器の許 容イ ンダク タン ス未満 、お よび許 容
キャパ シタ ンス未 満と してく ださい 。
SLR 20 0およ び安 全保持 器とも 、部 品、回 路、 および 構
造の変 更を 行わな いで くださ い。
静電気 発生 の危険 を避 けるた め、清 掃を 行う場 合は 必ず湿 っ
た布を 使用 してく ださ い。
安全保 持器 の結線 は安 全保持 器製造 者の 取扱説 明書 等に従 っ
てくだ さい 。
2.1 結線
各機器 の結 線を行 う際 、感電 など の事故 防止 のため 必ず以 下の 注意
事項を 厳守し てく ださい 。
警告
電圧/ 電流 出力中 は、 電圧/ 電流出 力部 および 電圧 /電流 出
力部に 接続 された 回路 に手を 触れな いで くださ い。
機器を 分解 しない でく ださい 。
作業を 行う 前に結 線す る電線 の電源 を切 ってく ださ い。通 信
状態で 行う と漏電 およ び機器 の発火 や破 損の可 能性 があり ま
す。
感電防 止の ため機 器の 電源を 入れる 前に 、各機 器の アース 端
子は、 確実 に接地 (保 護接 地)してく ださ い。電 源用 のケー ブ
ルは、 導電 体断面 積が 1 mm2 ∼2.5 mm2 のも のを 使用し てく だ
さい。
保護接 地お よびヒ ュー ズなど の保護 機能 に欠陥 があ ると思 わ
れる場 合は 、機器 を動 作させ ないで くだ さい。 また 、機器 を
動作さ せる 前には 、保 護機能 に欠陥 がな いか確 認し てくだ さ
い
安全保 持器 の電源 電圧 が供給 電源の 電圧 に合っ てい るか必 ず
確認し たう えで、 安全 保持器 の電源 を投 入して くだ さい。
注意
電源投 入か ら約1 秒間 、約36 mAの突 入電流 を流し ます が、故
障では あり ません 。し ばらく すると レベ ルに見 合っ た電流 値
を出力 しま す。
本製品 は起 動時に 突入 電流(約36 mA)を 必要 とする ため 、ディ
ストリ ビュ ータの よう に電流 制限回 路を 搭載し た電 源は使 用
できま せん 。
2.2 結線方 法
図2 −1
図2 −2
2.3 結線図
図2− 3は 安全保 持器 にMeasurement Technology Ltd.社 の
MTL787S+を使 用し た場合
図2− 3
3 .調
整
S LR 200 には 計測を 行う「 ラン モード 」と 設定を 行う 「プロ
グ ラム モード 」の 2つの モード があ ります 。
3.1 ランモ ード
SLR 20 0は電 源を 入れる と自 動的に 計測 を開始 し、測 定物 のレ
ベルを 検出 します 。ゼ ロ点を 基準 とした 測定 物のレ ベルを メー トル
で表示 しま す。こ れは 工場出 荷時 の初期 設定 での表 示モー ドで す。
図 3− 1
図3− 2
①計測 値表示 (パーセ ント 、レベ ル、距 離あ るいは 容量 の表示 )
②反射 波の状 態: 正常計 測
も しく は計測 不良
③単位
④計測 に連動 した バーグ ラフ 表示
⑤補助 表示(パ ラメー タを 選ぶこ とによ り単 位信頼 性な どを表 示し ます。 )
ファン クショ ンキ ー
キー
ラン モー ド
mA 出 力
SLR200内 部温度
補 助表示 用パ ラメー タ
反 射波の 信頼 性の表 示
(パラ メータ P805)
表 示値の 単位 と%の 切替
ラ ンモー ドか らプロ グラ ム
モ ードへ 切替
距 離表示
反 射波の 信頼性 が低 下する と、 フ
ェ ールセ ーフタ イマ ーが稼 働し 始
め ます。 設定し た時 間が経 過す る
と LOE (Loss Of Echo)表 示が2
秒 ごとに 現れま す。 そして 信頼 性
反 射波表 示は不 確か な表示 に変 わ
り ます。 確実な 計測 に復帰 する と
レ ベル表 示は通 常の 動作に 戻り ま
す。
3.2 プログ ラム モード
3.2.1 プログ ラミ ング
・ 使用 条件に 適し たパラ メータ を入 力して くだ さい。
・ パラ メータ の値 を変え たり、 動作 の設定 を入 力する とき は、い
つで もプロ グラ ムモー ドで操 作し てくだ さい 。
・ 現場で のプ ログラ ミン グはキ ャリ ブレー タを使 用し てくだ さい 。
①パラ メー タ値の 値の 表示
②パラ メー タNo.の表 示
③プロ グラ ムモー ドア イコン
④補助 表示 (基 本パラ メー タにつ いて 、パラ
メー タ名 を表示 する 。)
図3− 3
ファ ンクシ ョン キー
キー プロ グラ ムモー ド
小数 点
マイ ナス
設定 値を 消去
設定 値の 単位と %の 切替
プロ グラ ムモー ドか ら
ラ ンモ ードへ 切替
1回 計測 を更新
パラ メー タをス クロ ール
パラ メー タをス クロ ール
パラ メー タとイ ンデ ック
ス の切 替(イン デック ス
の 付く パラメ ータ のみ)
設定 値を 入力
※パ ラメー タの 中には 、イ ンデッ ク
スと いう階 層が 存在す るも のがあ り
ます 。例え ば、 パラメ ータ P054: 近
似な どがイ ンデ ックス を持 ってい ま
す。 インデ ック スのあ るパ ラメー タ
は、 パラメ ータ 設定状 態で
を数 回押し てイ ンデッ クス 表示部 を
__ _の状 態に します 。こ の状態 で
必要 なイン デッ クスの 数だ け入力 し
てい きます 。
3.2.2 安全性
ロ ックパ ラメ ータP000を 設定す るこ とによ り、不 注意 による パラ メー
タ 変更を 防止 します 。プ ログラ ムを 可能に する にはP069に記 憶さ れた
ロ ックさ れて いない 値を P000に 入力し てく ださい 。プ ログラ ムを 不可
能 にする には 異なる 値を 入力し てく ださい 。
3.3 キャリ ブレ ータ
キャリ ブレ ータに よる 操作を 行う 場
合、キ ャリ ブレー タを 図3− 4に 示す
位置に 持ち 、操作 を行 ってく ださ い。
SLR 20 0を直 接ア クセス する ため
に、S LR 200 の表 示部に キャ リブ
レータ を向 け、各 キー を押す こと によ
り操作 して くださ い。
SLR 20 0とキ ャリ ブレー タの 距離
は300 mm以 内とし てく ださい 。
図 3−4
注意
キャリ ブレ ータに は適 度なク ッショ ン感 があり ます 。指先 で
感触が ある まで確 実に 押して くださ い。
3.4 SLR 20 0の起 動
3.4.1 パラメ ータ のアク セス
・ プロ グラム キー
を押 し、次 にディ スプ レイキ ー
を押 し
てプ ログラ ムモ ードに アクセ スし ます。 プロ グラム キー
で
ラン モード に戻 ります 。
・ キャ リブレ ータ を使用 すると きに は以下 の注 意書き を参 考にし
てく ださい 。
1. プロ グラム キー
を押 し、次 にディ スプ レイキ ー
を押し
てプロ グラ ムモー ドに アクセ スし ます。
2. 矢印 キー
どちら かを 使って 異な るパラ メー タまで スクロ
ール します 。
3. パラ メータ No.領域 を開く のに ディス プレイ キー
を 押しま す。
4. エン タキー
に続 いて 希望す るパ ラメー タNo.を 打ち込 みま す。
①
②
③
④
3.4.2 パラメ ータ の値の 変更
安全性 から 、パラ メー タをロ ック してい る場 合、パ ラメ ータを
変更 するこ とが できま せん。 ロッ クパラ メー タP000の説 明を参
考に パラメ ータ 入力可 能状態 にし てくだ さい 。
1 .矢印 キー
を使 って パラメ ータ 数をス クロ ールす るか 、も
しく はデ ィスプ レイ キー
を押 し、エ ンタキ ー
に続 いて
パラ メー タNo.を入 力し てくだ さい 。
2 .新し い値 を入力 して くださ い。
3 .値を 決定 したら エン タキー
を 押して くだ さい。
工場 の初 期値に パラ メータ を初 期化
1 .パラ メー タをス クロ ールす るか 番号を 入力 する。
2 .クリ アキ ー
を 押し 、それ から エンタ キー
を押 す。値 は
初 期値 に戻る 。
3.4.3 P999 全パ ラメー タの 初期化
全 パラ メータ の初 期化を 行いま す。
1.プ ログ ラムモ ード を実行 するの にプ ログラ ムキ ー
を押 し、次
に ディス プレ イキー
を押し てパ ラメー タNo.を 表示し ます。
2.デ ィス プレイ キー
を押 しパ ラメー タ領 域を開 きます 。
3.999を 入力 します 。ク リアキ ー
を押 し、 エンタ キー
を押 し
ま す。 これで 機器 は初期 状態に リセ ットさ れま す。L CD には
C .A LLが 表示 されま す。
4.完 全に リセッ トし ます。(リセッ トが 完了す るま で数秒 間要 します )
注意
全パラ メー タを初 期化 しても 、P000, P069およ び記憶 した
TVT カー ブは初 期化 されま せん。
パラメ ータ P999に て、上 記操 作を行 うと 、全パ ラメ ータの 初
期化を 行う ことが でき ます。 ただし 、全 て初期 値に 戻りま す
ので、 必要 なパラ メー タは予 め控え てお くこと を推 奨しま す
3.5 クイッ クス タート パラ メータ
SLR200は適 切なパ ラメ ータ入 力する こと により 動作 します 。パ ラメ
ータの 入力 はキャ リブ レータ を用 いて行 いま す。基 本パラ メー タに
関して は、 補助表 示エ リアに パラ メータ 名称 を表示 します 。表 示す
る言語 はP010にて 変更 するこ とが 可能で す。
特別な 記述 がない 限り 、初期 パラ メータ 値は 表にア スタリ スク (*)
で表し てい ます。
P000 ロック (LOCK)
不注 意によ るパラ メー タ変更 を防 止しま す。
設定 値 ロッ クを 解除す る値
* 1954:パラ メー タ変更 可能
その 他の 値
ロッ ク: パラメ ータ変 更不 可
関連 する パラメ ータ P069 ロ ック を解除 する 値
初期 値は「 1954」 が入 力され てい ます。 パラ メータ をロッ クし 、
パラ メータ 設定内 容の 変更を 受け 付けな くす るには 、1954以外
の値を 入力 してく ださ い。再 びパ ラメー タの 変更を 行い たい場
合、 「1954」を入 力す ること で、 ロック が解 除でき ます が、
「1954」 以外の 値を ロック を解 除する 値とし たい 場合、 パラ メー
タP69に 新たに ロッ クを解 除す る値を 入力し てく ださい 。
P001 計測モ ード の選択
表示 および 出力す る計 測値の 設定 を行い ます 。
パラ メータ 数値 説 明
"レベ ル"はゼ ロ点を 基準 とした 測定 物のレ ベルを
1 * 計 測しま す。 パラメ ータ P050∼ P055を 有効 に設定 し
P001
て いる場 合、 容量を 計測 します 。
2
"空間 "は スパ ン点を 基準 とした 測定 物まで の距離
3
"距離 "は 基準 点を基 準と した測 定物 までの 距離
図3 −5
P003 応答ス ピー ドの設 定(MEAS RESP)
パラ メータ 数値
応答 スピー ドは 、測定 物の変 化に 追従す る速 度
1 * 遅い
で 、かつ 安定 計測の ため 、でき るだけ 遅く 設定
P003
2
中間
す る必要 があ ります 。通 常は、 測定物 の変 化速
3
速い
度 の2∼3倍の 値を設 定しま す。
P004 アンテ ナの 設定(TRANSDUCER)
240 * PTFEの延 長ロ ッド以 外の アンテ ナ
設定 値
241
ロ ッドア ンテ ナ+50 mmPTFE延長ロ ッド 付き
242
ロ ッドア ンテ ナ+100 mmPTFE延 長ロッ ド付 き
注意
P005で 選択 した単 位によ って ランモ ード 中、少 数点 の位置 が
変わり ます 。(レベル 表示 のみ適 用)
1.メ ート ルを選 択し た場合 、小数 点以 下2桁 。
2.セ ンチ を選択 した 場合、 少数点 以下 1桁。
3.ミ リを 選択し た場 合、小 数点以 下の 桁は無 しと なりま す。
P005 単 位の選 択(UNIT)
1 * メー トル
2
セン チメー トル
P005 3
ミリ メート ル
4
フィ ート
5
イン チ
P006 ゼ ロ点 の設定 (EMPTY)
設定 値 入力 範囲 0.000∼ 20.000
初期 値
20.000(最大値 )
ア ンテナ の基 準点か らプ ロセス
の ゼロ点 まで の距離 をP005で設
図 3− 6
定 した単 位で 入力し ます 。
ゼ ロ点の 設定 は計測 内の どこで も設 定でき ます 。必ず しもタ ンク の
底 でなけ れば いけな いと いうわ けで はあり ませ ん。
P007 スパン 点の 設定(SPAN)
設定 値 入力 範囲 0.000∼ 20.000
初期 値
19.560
ゼ ロ点か らス パン点 まで の距離 を
P005で設 定単 位で入 力し ます。
ス パン点 の位 置はゼ ロ点 の位置 よ
り 上でな くて はいけ ませ ん。
P010 言語 の選 択(LANGUAGE)
0 * 数字/ 表記 なし
1
英語
P010 2
ドイツ 語
3
フラン ス語
4
スペイ ン語
P837 自動不 要反 射波キ ャン セル機 能
計測面 より 近距離 に存 在する
設 定値 0
オフ (未 使用)
障害物 など からの 不要 な反射
1 * '学 習し た'TVT
波を無 視す るため に使 用しま
カ ーブ の使用
す。自 動不 要波キ ャン セル距
2
'学 習'
離(P838)を初 めに 設定し てP837を使 用し ます。
P838 自動不 要反 射波キ ャン セル距 離
SLR200の計 測値 が上限 に振 り
設定 値 設 定範 囲 0.000∼20.00
きれる 、あ るいは 特定 のレベ
初 期値
1.000
ルと正 しいレ ベル の間を 変動 するな どの 不具合 が発 生して いる場
合、タ ンク 内に障 害物 が存在 し、 その障 害物に よる 不要反 射波 に
より、 計測 が不安 定と なって いる 可能性 があ ります 。
不要反 射波 を検出 しな いよう に自 動不要 反射波 キャ ンセル 機能 を
使用し 、範 囲内で TV Tを上 げ、内 部ア ンテナ の反 射、台 管も し
くはタ ンク 内の障 害物 によっ て発生 する 不要反 射波 のキャ ンセ ル
を行い ます 。
・アン テナ の表面 から 測定物 表面 への実 際の 距離を 測定(実 測)し
ます 。こ の距離 から 0.5 m引い た値 を入力 しま す。P837自動 不要
反射 波キ ャンセ ル機 能と組 み合 わせて 行い ます。
自動不 要反射 波キ ャンセ ル
機能使 用前
図3 −7
自動不 要反射 波キ ャンセ ル
機能使 用後
図3 −8
反 射波形 調整 用ソフ トウェ ア使 用例
設 定方法
1 .タン クを 空にす るか 、また は空 に近い 状態 にまで 測定物 を抜 いて
くだ さい 。
2 .不要 な反 射波が 最も 低くな り、 最も良 好な 信号を 得るこ とが でき
る方 向に レベル 計の 設定方 向を 変更し ます 。
3 .レベ ル計 から計 測面 までの 距離 を測定 (実 測)しま す。
4 .プロ グラ ムキー
を押 し、デ ィスプ レイ キー
を押 します 。
5 .P838を選 択し、 測定 物まで の距離 から 0.5m引 いた 距離を 入力 して
くだ さい 。
6 .P837を選 択して くだ さい。
7 .キー 「2」を 押し 、エン タキー
を押し ます 。P837の値 は2∼3
秒後 自動 的に1(学習 したT VT )に 戻りま す。
注意
図3− 7、 図3− 8に 示す反 射波形 の確 認を行 う場 合は、 弊
社の調 整用 ソフト を使 用する 必要が あり ます。 反射 波形の 確
認を行 う場 合は、 弊社 までお 問い合 わせ くださ い。