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スタートアップマニュアル
マイクロウェーブ式
マイクロウェーブ式
レベル計
レベル計
SLR300
SLR300形
300形
(ス ター トア ップ マニュ アル は大 切に 保管 して くだ さい 。)
T S0 3− 00 14 
改 訂
作成
'06.12.25
'05.07.27
本 社 営 業 部/〒 564 -0052 大 阪 府 吹 田 市 広 芝 町 1 5-29
TEL.06-6386-8141(代) FAX.06-6386-8140
東 京 支 店 /〒101-0023 東京都千代田区神田佐久間河岸67
TEL.03-5835-3311(代 ) FAX.03-5835-3316
名古 屋営 業所 /〒 464-0075 名 古 屋 市 千 種 区 内 山 3-10-7
TEL.052-731-5751(代 ) FAX.052-731-5780
九 州 営 業 所 /〒 802-0001 北九 州市 小倉 北区 浅野 2-14-1
TEL.093-521-9830(代 ) FAX.093-521-9834
安全にご使用 いただくために 必ずお読みくだ さい
・ 本ス ター トア ップマ ニュ アル は、 表紙 に記 され た形 式の 製品 の
正し い取 り扱 い、点 検、 調整 方法 を記 した もの です 。納 品さ れ
た時 点で 必ず お読み にな り、 十分 内容 を理 解さ れた 上で 製品 を
取り 扱い くだ さい。
・ 本ス ター トア ップマ ニュ アル に記 載さ れて いる 事項 でも 、別 提
出書 類な どが ある場 合や 、弊 社及 び弊 社の 代理 店な どか ら指 示
があ る場 合は 、それ に従 って くだ さい 。
・ 本ス ター トア ップマ ニュ アル は、 必要 時に すぐ 参照 でき るよ う
にし てく ださ い。
・ 本ス ター トア ップマ ニュ アル に記 載さ れた 仕様 は環 境条 件、 使
用条 件に よっ て満足 でき ない 場合 があ りま す。 ご使 用前 に十 分
なご 検討 、ご 確認を お願 いし ます 。
・ 製品 、本 スタ ートア ップ マニ ュア ルに て不 明点 がご ざい まし た
ら、 スタ ート アップ マニ ュア ルの 表紙 に記 され てい る弊 社営 業
窓口 まで お問 い合わ せく ださ い。
・本 スタ ート アッ プマ ニュ アル は、 超音 波式 レベ ル計 を据 付、 配
線、 およ び設 定する 上で 、重 要と 思わ れる 事項 を抜 粋し て記 載
して おり ます 。
詳細 な説 明、 注意事 項お よび トラ ブル シュ ーテ ィン グは 、別 紙
の取 扱説 明書 (SS02-0365)に記 載し てお りま すの で、 併せ てご 参
照願 いま す。
本 スタ ート アッ プマ ニュ アル に使 用さ れて いる 用語 の意 味は 、
次の 通り です 。
危険
もし 注意 を怠 ると 、死 亡か 重大 災害 に結 び付
くよ うな 切迫 した 危険 状況 を示 しま す。
警告
もし 注意 を怠 ると 、死 亡か 重大 災害 に結 び付
くよ うな 潜在 的危 険状 況を 示し ます 。
注意
もし 注意 を怠 ると 、作 業者 の災 害か 機械 の損
傷に結び付くかもしれない危険状況を示します。
禁止 事項 を示 しま す。 この マー クの ある 説明
文は 、必 ず守 って くだ さい 。
指示 事項 を示 しま す。 この マー クの ある 説明
文は 、必 ず守 って くだ さい 。
1.仕
様
1.1 標準 仕様− 詳細 は取扱 説明 書(SS02-0365)参照
形式
SL R30 0
計測 対象
液体
動作
周波 数
5.8 GHz
特性
計測 長
20 m Max.
不感 帯
0.4 m Min.(ア ンテ ナ形状 による )
測定 可能比 誘電率 ε r >3,(1.8< ε r <3:ウェーブガイド使 用)
電気 的 電源
24 ∼ 230 V ± 15% AC/DC
特性
(40 ∼ 70 Hz、28 VA AC / 9W DC)
出力 信号
4 ∼ 20 mA DC、ア イソレ ーショ ン出 力
負荷 抵抗
450 Ω
周囲
使用 温度
-40 ∼ + 200℃
状況
周囲 温度
-40 ∼ + 60℃
構造
IP67
2 .据
付
警告
本SL R3 00形 レベ ル計は 、防爆 構造 ではあ りま せん。 可
燃性、 爆発 性のガ スま たは、 蒸気の 発生 する場 所で は耐圧 防
爆形の SL R30 0形 レベル 計をご 使用 くださ い。
SLR 30 0形レ ベル 計は、 無線局 とし ての免 許を 受ける 必
要がな い微 弱無線 局と しての 条件を 満た してい ませ ん。こ の
ため使 用す る場合 は外 部にマ イクロ 波が 漏洩し ない よう、 接
地され た、 金属製 など 導電性 を有す る密 封タン ク内 へ設置 する こと
が条件 とな ります 。
2.1 開梱
開梱時 、以 下の部 品が 梱包さ れて いるこ とを ご確認 くださ い。
・レベ ル計 ・ス ター トアッ プマ ニュア ル(本紙 )
・六角 レン チ(ロッ クビス を緩め るの に用い ます 。)
・テ フロ ンペー スト (ロ ッドア ンテ ナタイ プの み。ね じ部 塗布用 。)
・樹脂 製レ ンチ(カバ ー脱 着用)
梱包箱 の中 でアン テナ が別途 梱包 されて いる 場合、 付属さ れて いる
テフロ ンペ ースト をね じ部に 塗布 し、本 体に ねじ込 んでく ださ い。
図 2− 1
図2− 2
2.2 据付時 の注 意事項
(1)円錐形 ルー フや、 パラ ボラ状 ルーフ を持 つタン クの 場合、 タン ク中
央に設 定す るのは 避け てくだ さい 。マイ クロ 波が集 中し、 誤動 作す
る場合 があ ります 。(図2 −3参 照)
(2)計測エ リア 内に障 害物 がない ように 取り 付けて くだ さい。
その際 マイ クロ波 のビ ームの 広が りを考 慮に 入れて くださ い。
タンク 高さ と側壁 から の距離 の割 合が10:1とな るよ うに、 側壁 から
離れた 場所 に設置 して くださ い。 例えば 高さ 10mのとき 側壁 からの
距離が 1m以 上とな るよ うに設 置し てくだ さい 。(図2− 4参 照)
(3)不要波 を避 けるた めに 、側壁 から 離れた 場所に 設置 してく ださ い。
また、 はし ごもし くは パイプ のよ うな障 害物 がビー ム内に 入ら ない
ように して くださ い。 誤計測 の可 能性が あり ます。 (図 2− 4参照 )
(4)投入時 、測 定物が ビー ム角を 横切ら ない 場所に 設置 してく ださ い。
図2 −3
(5)シール ドロ ッドタ イプ の場合 、シ
ールド 部の 先端は 台管 の影響 を避
けるた めに 、台管 から 最低10mm突
き出る よう にして くだ さい。
(図 2− 5参照 )
φ610mmを超 えるマ ンホ ールに 設
置する 場合 、中心 から 100mm以上
離れた 位置 に設置 して くださ い
(図 2− 6参照 )。
(6)レベル 計を 回転さ せる ことで 、計
測が良 好に なる場 合が ありま す。
取付部 を外 しハウ ジン グを回 転さ
せ、適 切な 位置に 取り 付けた ら、
その位 置で 固定し てく ださい 。
図2− 4
図2 −5
(7)レベル 計を 接続す るの に手で ねじ こ
み、締 め付 けられ るだ け締め 付けて
くださ い。 圧力の 加わ る用途 では適
切なシ ール を施し てく ださい 。最大
締付ト ルク は40N・mで す。
図2 −6
図 2−7
図 2−8
注意
ロッド アン テナに 付い ている アンテ ナホ ルダ(PTFE)を、
図2− 7の ように レベ ル計フ ランジ の間 で挟ん でく ださい 。
(フ ランジ 間に 挟まっ てい ないと 、タ ンク内 ガス が流出 した
り、タ ンク 内に異 物が 混入す る場合 があ ります 。)
ロッド アン テナの テー パ部(図2 −7 )は 、必ず タン クに突 出
するよ うに 取り付 けて くださ い。尚 、取 付台管 が高 い場合
は、図 2− 8の延 長ロ ッドを ご使用 くだ さい。 ただ し、取 付
台管高 さに は制限 があ ります 。詳細 は取 扱説明 書(SS02-0365)をご 参
照くだ さい 。
ロッド アン テナ材 質は PTFEの ため、 レン チやプ ライ ヤなど の
工具を 使用 して締 め付 けない でくだ さい 。必ず 手締 めで締 め
付けて くだ さい。
注意
50 mmまた は100 mmの 延長ロ ッド を追加 する ことは 可能 ですが
50 mmと100 mmの延長 ロッド を足 して150 mmとする ことは でき
ません 。
水また は測 定物が 接合 ねじ部 に浸入 する と、こ の接 合部で マ
イクロ 波の 反射が 起こ り誤動 作する 場合 があり ます 。
ねじ部 に隙 間なく 十分 にテフ ロンペ ース トを塗 布し 、確実 に
ねじ込 んで くださ い。 はみ出 したテ フロ ンペー スト は、布 など で拭き
取って くだ さい。
(8)レベル 計を 据え付 ける 際、
台管高 さは 出来る だけ 低く
してく ださ い。
台管の 内壁 に溶接 ビー トや
ざらつ きな どがあ る場 合
は、誤 動作 の原因 とな りま
す。8イン チ(200A)以 上の
台管で あれ ば延長 ロッ ドな
しで最 大610 mmま で台管 を
立ち上 げる ことが 可能 です
図2 −9
(9)ホーン アン テナタ イプ のレベ ル計を 据え
付ける 際、 台管の 影響 を回避 するた めホ
ーン先 端が 必ず10 mm以上 タンク 内に 突
出する よう に設置 し
てくだ さい 。
(10)比誘電 率が 低い測 定
物(1.8<ε r< 3)に
はウ ェー ブガイ ドを
使用し ます 。ウェ ー
ブガ イド を取り 付け
る場合 、台 管の内 径
は80 mm以上 必要で す。
図2 −10
図2 −11
注意
ウェー ブガ イドタ イプ は、攪 拌機が 無く 、付着 性が 無い液 体
のみ使 用し てくだ さい 。曲が り、折 れな どが生 じる ため、 ウ
ェーブ ガイ ドには 水平 方向の 力を絶 対に 加えな いで くださ い。
(11)比誘電 率が 低い測 定物 (1.8< ε r <3)または 波立 ち、渦 、泡 が多量
に発生 する 場合に は防 波管ま たは サイド パイ プを使 用して くだ さ
い。サ イド パイプ 材質 は導電 性を 有する もの(SUS304等 )と して くだ
さい。 サイ ドパイ プ内 面は滑 らか な状態 とし 、内部 の突起 など は取
り除い てく ださい 。(図2 −13 参照 )
注意
パイプ を使 用する 場合 、でき るだけ 一本 物のパ イプ を使用 し
てくだ さい 。どう して も、パ イプを 継ぐ 場合は 、継 目に隙 間
が発生 しな いよう にし てくだ さい。 溶接 する場 合は 、接続 ス
リーブ など を使用 し、 溶接ビ ードが パイ プ内に でき ないよ うに 注意し
てくだ さい 。
また、 パイ プ上方 にベ ントを 設けて くだ さい(図 2−1 2、1 3参 照)
図2− 13
図2− 12
(13)図 2− 14の ように 取付 台管が 高い 場合は 延長
パ イプ を接続 しま す。台 管内径 がホ ーン径 より
小 さい場 合は 、ホー ンア ンテナ をタ ンク内 より
取 り付け てく ださい 。
図2 −14
注意
延長し た場 合もホ ーン 先端が 必ず10 mm以上 タンク 内に 突出す
るよう に設 置して くだ さい。
注意
管の内 径に より、 マイ クロ波 の伝搬 速度 が変化 する ため、 各
管の内 径に 適した 設定 を行う 必要が あり ます。
(14)サニタ リー ロッド アン テナを
取り付 ける 場合は 、 図2−
15の よう にサニ タリ ークラ
ンプを 用い てくだ さい 。
図2− 15
3 .結
線
警告
作業を 行う 前に結 線す る電線 の電源 を切 ってく ださ い。通 電
状態で 作業 を行う と、 感電、 漏電お よび 充電部 同士 が短絡 し
て発火 の危 険性が あり ます。
注意
ケーブ ルは 2心シ ール ドケー ブルを 使用 してく ださ い。
結線し た後 、電源 を投 入する 際、瞬 間的 に約20 mA電流 を流し
一度約 0 mA付近ま で低下 した 後、現 在の レベル 出力 電流値 を
示しま す。
付属の 六角 レンチ を用 いて、 カ
バーの ロッ クビス を緩め てく だ
さい。 その 後付属 の樹脂 製レ ン
チをカ バー に引っ かけて 開け て
くださ い。 (図 3−1 )
1.極 性を 確認し 端子 台に結 線
し てくだ さい 。
2.接 地端 子は必 ずD 種以上 の
接 地を行 って くださ い。
(図3 −2 外部接 地端 子ま
たは 図3 −3内 部接 地端
子)
3.シ ール 性を保 つた めに電 線グラ ンド を
し っかり 締め 付けて くだ さい。
図3 −1
図3 −2
図3 −3
警告
SLR 30 0形に は漏 電遮断 器(G.F.C.I)を 使用し ない でくだ
さい。
据付中 は15Aヒ ューズ また はサー キッ トブレ ーカー を電 源部に
挿入し 、ノ イズ・ サー ジなど からS LR 300 形を 必ず保 護
してく ださ い。
3.1 避雷対 策お よびノ イズ 対策
誘導雷 やサ ージな どの 影響を 受け る可能 性があ る場 合は、 避雷 器
や避雷 素子 などを 配線 に追加 し、セ ンサ の保護 を行 ってく ださ い。
また、 ノイ ズの混 入は 誤動作 の原 因とな るた めノイ ズ対策 は重 要で
す。ノ イズ 対策と して は、ノ イズ カット トラ ンスや アイソ レー タの
追加が 有効 となり ます 。
避雷対 策と ノイズ 対策 はその 目的 が異な るた め、避 雷対策 を行 った
ことに より ノイズ の影 響を受 けや すくな ると いうこ ともあ り、 状況
に応じ た対 策を行 う必 要があ りま す。避 雷対 策およ びノイ ズ対 策の
例を以 下に 示しま す。
対策例
①回路 を破 損させ るよ うなサ ージ ・ノイ ズの 混入防 止のた め、 誘導
雷、 サー ジなど に対 する保 護回 路の設 置を 行う。
②セン サ付 近での 電気 溶接は 、セ ンサ破 損防 止のた め、必 ず配 線を
全て 外し た後、 実施 するこ と。
③工場 の電 源立ち 上げ 時は、 誘導 負荷の 逆起 電力な どでサ ージ ・ノ
イズ が発 生しや すい ため、 立ち 上げ後 、電 源が安 定して から セン
サに 電源 を投入 する 。
図3− 4
また電 線グラ ンド に直接 避雷 器を取 り付 けたり (MD)、 端子 台に直 接避 雷素
子(SA※)をと りつ ける方 法も ありま す。
※避雷 素子は B部詳細 のよ うに3 個を組 み合 わせた 状態 で出荷 しま す。
図 3− 5
4 .調
整
S LR 300 には 計測を 行う「 ラン モード 」と 設定を 行う 「プロ
グ ラム モード 」の 2つの モード があ ります 。
4.1 ランモ ード
SLR 30 0は電 源を 入れる と自 動的に 計測 を開始 し、測 定物 のレ
ベルを 検出 します 。ゼ ロ点を 基準 とした 測定 物のレ ベルを メー トル
で表示 しま す。こ れは 工場出 荷時 の初期 設定 での表 示モー ドで す。
① 計測に 連動 したバ ーグ ラフ表 示
② 計測値 表示 (パ ーセン ト、 レベル 、距 離ある
い は容量 の表 示) ③ 単位 ④デ ータ出 力表 示
⑤ 計測異 常表 示
⑥ 補助表 示(パラ メータ を選 ぶこと によ り単位
信 頼性な どを 表示し ます 。)
⑦ 反射波 の状 態:信 頼性 のある 反射 波
もしく は不 確かな 反射 波
図4− 1
フ ァンク ショ ンキー
キー
ラン モー ド
mA 出力
SLR300内部 温度(補 助表示 )
補助 表示用 パラ メータ ※
表示 値の単 位と %の切 替
ラン モード から プログ ラム
モ ードへ 切替
距離 表示
反 射波の 信頼性 が低 下する と、 フ
ェ ールセ ーフタ イマ ーが稼 働し 始
め ます。 設定し た時 間が経 過す る
と LOE (Loss Of Echo)表 示が2
秒 ごとに 表れま す。 そして 信頼 性
反 射波表 示は不 確か な表示 に変 わ
り ます。 確実な 計測 に復帰 する と
レ ベル表 示は通 常の 動作に 戻り ま
す。
4.2 プログ ラム モード
4.2.1 プログ ラミ ング
・ 使用 条件に 適し たパラ メータ を入 力して くだ さい。
・ パラ メータ の値 を変え たり、 動作 の設定 を入 力する とき は、い
つで もプロ グラ ムモー ドで操 作し てくだ さい 。
・ 現場で のプ ログラ ミン グはキ ャリ ブレー タを使 用し てくだ さい 。
① パラ メータ 値の 値の表 示
② イン デック ス値 の表示 ③ 単位
④ 編集 アイコ ン(新し い値を 入力 したと きに
表示 します 。) ⑤ パラ メータ No.
⑥ プロ グラム モー ド表示
図 4−2
ファ ンクシ ョン キー
キー プロ グラ ムモー ド
小数 点
マイ ナス
設定 値を 消去
設定 値の 単位と %の 切替
プロ グラ ムモー ドか ら
ラ ンモ ードへ 切替
1回 計測 を更新
パラ メー タをス クロ ール
パラ メー タをス クロ ール
パラ メー タとイ ンデ ック
ス の切 替(イン デック ス
の 付く パラメ ータ のみ)
設定 値を 入力
※パ ラメー タの 中には 、イ ンデッ ク
スと いう階 層が 存在す るも のがあ り
ます 。例え ば、 パラメ ータ P054: 近
似や P832: シェ ーパな どが インデ ッ
クス を持っ てい ます。 イン デック ス
のあ るパラ メー タは、 パラ メータ 設
定状 態で
を数 回押 してイ ンデ ッ
クス 表示部 を_ __の 状態 にしま す
この 状態で 必要 なイン デッ クスの 数
だけ 入力し てい きます 。
4.3 キャリ ブレ ータ
キャリ ブレ ータに よる 操作を 行う 場
合、キ ャリ ブレー タを 図4− 3に 示
す位置 に持 ち、操 作を 行って くだ さ
い。S LR 300 を直 接アク セス す
るため に、 SLR 30 0の表 示部 に
キャリ ブレ ータを 向け 、各キ ーを 押
すこと によ り操作 して くださ い。
SLR 30 0とキ ャリ ブレー タの 距
離は150 mm以内と して くださ い。
図4 −3
注意
キャリ ブレ ータに は適 度なク ッショ ン感 があり ます 。指先 で
感触が ある まで確 実に 押して くださ い。
4.4 SLR 30 0の起 動
4.4.1 パラメ ータ のアク セス
・ プロ グラム キー
を押 し、次 に切替 キー
を 押して プロ グ
ラム モード にア クセス します 。プ ログラ ムキ ー
でラ ンモー
ドに戻 りま す。
・ キャ リブレ ータ を使用 すると きに は以下 の注 意書き を参 考にし
てく ださい 。
1. プロ グラム キー
を押 し、次 に切替 キー
を 押して
パラ メータ No.を表 示しま す。
2. 切替 キー
を 押して 、パ ラメー タNo.を 開きま す。 パラメ ータ
No.の表 示部が P___となり 編集ア イコ ン
が 現れま す。
3. パラ メータ 番号 を入力 します 。例 えば
のよ うに入 力し
ます 。新し いパ ラメー タP001とそ の設定 値が 表示さ れま す。
①
②
③
4.4.2 パラメ ータ の値の 設定
・ パラ メータ にアク セス すると 、そ の値を 設定 したり 変更 したり
でき ます。
・ セキ ュリテ ィパ ラメー タ(P000)は 、出荷 時に 「1954」と入 力さ
れ、 パラメ ータ を変更 できる 状態 にあり ます 。P000に「 1954」
以外 の数値 を入 力する と、パ ラメ ータを 変更 するこ とが できな
くな ります 。(誤入 力、い たず ら防止 )
再度 、パラ メー タを変 更する とき は、P000に 「1954」と入 力す
るこ とで可 能と なりま す。
4.4.3 パラメ ータ の初期 化
1. 変更 したい パラ メータ までス クロ ールす るか その番 号を 入力し
ます 。
2. キャ ンセル キー
を押 します 。
設定 値は空 白に なり、 編集ア イコ ン
が現 れます 。
3. エン タキー
を押 しま す。設 定値 は初期 値に 戻り、 編集 アイ
コン は消え ます 。
①
②
③
注意
パラメ ータ P999に て、上 記操 作を行 うと 、全パ ラメ ータの 初
期化を 行う ことが でき ます。 ただし 、全 て初期 値に 戻りま す
ので、 必要 なパラ メー タは予 め控え てお くこと を推 奨しま す
4.5 パラメ ータ の説明
SLR300は適 切なパ ラメ ータ入 力する こと により 動作 します 。パ ラメ
ータの 入力 はキャ リブ レータ を用 いて行 いま す。
特別な 記述 がない 限り 、初期 パラ メータ 値は 表にア スタリ スク (※ )
で表し てい ます。
P000 LOCK (セキ ュリ ティ)
不注 意に よるパ ラメ ータ変 更を防 止し ます。
設 定値
1954
* パラ メー タ変更 可能
その 他
パラ メー タロッ ク(変更 不可)
全て のパ ラメー タを 入力後 、1954以外 の数値 を入 力して くだ さい。
パラ メー タロッ ク状 態とな り、パ ラメ ータの 内容 は確認 でき ますが 、
変更 する ことが でき なくな ります 。
再び パラ メータ を変 更する ときは 1954を入力 して くださ い。 パラメ
ータ の変 更が可 能と なりま す。
P001 計測 モード の選 択
表示 およ び出力 する 計測値 の設定 を行 います 。
パラ メータ 数値 説 明
"レベ ル"はゼ ロ点を 基準 とした 測定 物のレ ベルを
1 * 計 測しま す。 パラメ ータ P050∼ P055を 有効 に設定 し
P001
て いる場 合、 容量を 計測 します 。
2
"空間 "は スパ ン点を 基準 とした 測定 物まで の距離
3
"距離 "は 基準 点を基 準と した測 定物 までの 距離
図4 −4
P002 計測 対象
設 定値
1 * 液 体また はス ラリ
計 測対 象の種 類に 応じた 演算処 理を 選択し ます 。
P003 応 答スピ ード の設定
パラ メータ 数値
応答 スピー ドは 、測定 物の変 化に 追従す る速 度
1
遅い
で 、かつ 安定 計測の ため 、でき るだけ 遅く 設定
2 *
す る必要 があ ります 。通 常は、 測定物 の変 化速
P003
3
度 の2∼3倍の 値を設 定しま す。
4
5
速い
P004 アン テナの 設定
240 * 全 てのア ンテ ナ形式 に対 する設 定
設定 値
241
ロ ッドア ンテ ナ+50 mmPTFE延長ロ ッド 付き
242
ロ ッドア ンテ ナ+100 mmPTFE延 長ロッ ド付 き
P005 単 位の選 択
1 * メー トル
2
セン チメー トル
P005 3
ミリ メート ル
4
フィ ート
5
イン チ
P006 ゼ ロ点 の設定
設定 値 入力 範囲 0.000∼ 9999
初期 値
10 m
ア ンテナ の基 準点か らプ ロセス
の ゼロ点 まで の距離 をP005で設
定 した単 位で 入力し ます 。
P007 スパン 点の 設定
設定 値 入力 範囲 0.000∼ 20.000
初期 値
19.560
ゼ ロ点か らス パン点 まで の距離
を P005で 設定 単位で 入力 します 。
図4 −5
P837 自動不 要反 射波キ ャン セル機 能
計測面 より 近距離 に存 在する
設 定値 0
オフ (未 使用)
障害物 など からの 不要 な反射
1 * '学 習し た'TVT
波を無 視す るため に使 用しま
カ ーブ の使用
す。自 動不 要波キ ャン セル距
2
'学 習'
離(P838)を初 めに 設定し てP837を使 用し ます。
P838 自動不 要反 射波キ ャン セル距 離
SLR200の計 測値 が上限 に振 り
設定 値 初 期値
1.000
きれる 、あ るいは 特定 のレベ ルと 正しい レベ ルの間 を変動 する など
の不具 合が 発生し てい る場合 、タ ンク内 に障 害物が 存在し 、そ の障
害物に よる 不要反 射波 により 、計 測が不 安定 となっ ている 可能 性が
ありま す。
不要反 射波 を検出 しな いよう に自 動不要 反射波 キャ ンセル 機能 を使
用し、 範囲 内でT VT を上げ 、内 部アン テナ の反射 、台管 もし くは
タンク 内の 障害物 によ って発 生す る不要 反射 波のキ ャンセ ルを 行い
ます。
・アン テナ の表面 から 測定物 表面 への実 際の 距離を 測定(実 測)し
ます 。こ の距離 から 0.5 m引い た値 を入力 しま す。P837自動 不要
反射 波キ ャンセ ル機 能と組 み合 わせて 行い ます。
自動不 要反射 波キ ャンセ ル機 能
使用前
自 動不要 反射 波キャ ンセ ル機能
使用後
図4 −7
図4 −8
設 定方法
1 .タン クを 空にす るか 、また は空 に近い 状態 にまで 測定物 を抜 いて
くだ さい 。
2 .不要 な反 射波が 最も 低くな り、 最も良 好な 信号を 得るこ とが でき
る方 向に レベル 計の 設定方 向を 変更し ます 。
3 .レベ ル計 から計 測面 までの 距離 を測定 (実 測)しま す。
4 .プロ グラ ムキー
を押 し、デ ィスプ レイ キー
を押 します 。
5 .P838を選 択し、 測定 物まで の距離 から 0.5m引 いた 距離を 入力 して
くだ さい 。
6 .P837を選 択して くだ さい。
7 .キー 「2」を 押し 、エン タキー
を押し ます 。P837の値 は2∼3
秒後 自動 的に1(学習 したT VT )に 戻りま す。
注意
図4-7、図 4-8に示 す反射 波形 の確認 を行 う場合 は、 弊社の 調
整用ソ フト を使用 する 必要が ありま す。 反射波 形の 確認を 行
う場合 は、 弊社ま でお 問い合 わせく ださ い。