Download 高速プログラマブルアッテネータ MAT810(Rev.1.6)

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高速プログラマブルアッテネータ
MAT810
取扱説明書
第1.6版
平成26年12月
マイクロニクス株式会社
OM-09010
使用開始の前に
高 速 プ ロ グ ラ マ ブ ル ア ッ テ ネ ー タ M A T 8 1 0 を ご 採 用 い た だ き ま し て 、あ り が と う
ございます。本器を使用されるにあたり、次の項目についてご確認下さい。
1.周囲温度と通気について
本 器 が 正 常 に 動 作 す る た め の 周 囲 温 度 は 、 0℃ ~ + 40℃ の 間 で す 。
必 ず こ の 範 囲 内 で 使 用 し て 下 さ い 。ま た 、カ バ ー の 通 気 孔 や フ ァ ン の 近 く に 物 を
置いて熱の発散を妨げないよう注意して下さい。
2.電源電圧について
電 源 コ ー ド を 接 続 す る 前 に 、電 源 電 圧 を 確 認 し て 下 さ い 。本 器 は 90~ 130Vと
180~ 250Vの 範 囲 で の 使 用 が 可 能 で す 。 指 定 さ れ た 電 圧 範 囲 外 で 使 用 さ れ ま す と 、
故障することがありますので注意して下さい。
3.過大電圧を加えないで下さい
TRIG IN入 力 、 READ CLOCK IN入 力 に ±20V以 上 の 電 圧 を 加 え な い で 下 さ い 。
4.電源コードについて
電 気 シ ョ ッ ク を 避 け る た め に 、付 属 の 電 源 コ ー ド を 用 い 、三 芯 コ ン セ ン ト に 差
し込んで使用して下さい。
5.付属品
本器の付属品は、下記のとおりです。開梱時に確認して下さい。
取扱説明書・・・・・・・・・・・・・1
電源コード・・・・・・・・・・・・・1
ヒューズ ・・・・・・・・・・・・・1
減 衰 量 プログラムソフトウェアインストールCD ・ ・ ・ ・ 1
RS-232Cケ ー ブ ル ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1
Ⅰ
目
1,概要
次
--------------------------------------------------------------------
1
2,仕様
-------------------------------------------------------------------2. 1 性能 -----------------------------------------------------------2. 2 外観図 ----------------------------------------------------------
2
2
5
3.パネル説明
--------------------------------------------------------------
6
3. 1 正面パネル ------------------------------------------------------
6
3. 2 背面パネル ------------------------------------------------------
8
4.操作方法
----------------------------------------------------------------
9
4. 1 ATTEN MODE --------------------------------------------
9
4. 2 ATTEN -----------------------------------------------------9
4. 3 FILTER ---------------------------------------------------- 10
4. 4 READ CLOCK -------------------------------------------- 10
4. 5 PRGM LENGTH ------------------------------------------ 10
4. 6 PAUSE TIME -------------------------------------------- 11
4. 7 READ MODE ---------------------------------------------- 12
4. 8 SET UP ---------------------------------------------------- 13
4. 9 設定メニューテーブル -------------------------------------------- 13
4.10 短縮語一覧 ------------------------------------------------------ 14
5.減衰量プログラムソフト ---------------------------------------------------- 14
5.
5.
5.
5.
1
2
3
4
システム構成 ---------------------------------------------------インストール・起動 ---------------------------------------------操作メニュー一覧 -----------------------------------------------操作説明 --------------------------------------------------------
6.インタフェース
14
14
14
16
---------------------------------------------------------- 26
6. 1 RS-232Cプロトコル ---------------------------------------- 26
6. 2 GP-IBプロトコル -------------------------------------------- 26
6. 3 コマンド表 ------------------------------------------------------ 27
6. 4 サンプルプログラム ---------------------------------------------- 28
Ⅱ
1.概
要
高 速 プ ロ グ ラ ム ア ッ テ ネ ー タ M A T 8 1 0 は 、最 大 減 衰 量 60dBの ア ッ テ ネ ー タ を 内 蔵
し て お り 、切 換 え 速 度 2μ sと 高 速 で 切 換 え る こ と が で き 、ま た 減 衰 量 設 定 が 0.05dBと 高
精度で減衰させる事が出来ます。
M A T 8 1 0 は 、高 精 度・高 安 定 で 多 機 能 な が ら も シ ン プ ル 設 計 で 使 い や す く 、し か も
低価格を実現、優れたコストパフォーマンスで多用途にご使用いただけます。
〈特 長〉
1.最高2μs/ワードの読み出し(切替え)速度
プログラムモードでは最高2μsで減衰量の切替えが出来ます。
2.最大減衰量60dB
プログラム/マニュアルモードで最大60dBの減衰量があります。
3.減衰量設定最小ステップ0.05dB
プログラム/マニュアルモードでは0.05ステップで減衰量を設定できます。
4 . バ ー ス ト /ゲ ー ト 機 能
連続のほか、バースト/ゲートモードでプログラムを読み出せます。
①バースト
TRIG入 力 の 立 ち 上 が り パ ル ス で 、設 定 さ れ た プ ロ グ ラ ム 長 の デ ー タ を
読み出します。
休止期間(PAUSE)は機能しません。
②ゲート
TRIG入 力 が ハ イ レ ベ ル に な る と 、 設 定 さ れ た プ ロ グ ラ ム 長 と 休 止 期 間 で
メモリを繰り返し読み出します。
5.クロック数/時間による休止期間の設定
プログラムを1回読み出してから次の読み出しまでの時間を、
ク ロ ッ ク は 1ク ロ ッ ク 時 間 は 1 0 0 μ sス テ ッ プ で 設 定 で き ま す 。
6.減衰量プログラム
減 衰 量 プ ロ グ ラ ム 機 能 は 、 Windows 2000 /XP /Vista /7(32bit) (減 衰 量 プ ロ グ ラ ム
ソ フ ト ウ ェ ア お よ び RS-232Cケ ー ブ ル は 標 準 付 属 品 で す )で 減 衰 量 の プ ロ グ ラ ム を 作
成 ・ 編 集 し 、 そ の 後 RS-232C通 信 で プ ロ グ ラ ム を 、 本 体 の M A T 8 1 0 に 転 送 し て 使
用 し ま す 。 プ ロ グ ラ ム の 作 成 ・ 編 集 は Windows 2000 /XP /Vista /7(32bit)上 で 行 い
ま す の で 非 常 に 簡 単 で す 。ま た 、プ ロ グ ラ ム は 128Kワ ー ド 、8ビ ッ ト /ワ ー ド と 大 容 量・
高 分 解 能 で あ り 、サ ン プ リ ン グ 周 波 数 も 最 高 500KHzと 高 速 で す の で 、広 い 用 途 に 使 用
することができます。
1
2.仕
2.1
様
性能
周波数範囲
300MHz ~ 6.6GHz
1.8 以下@ 1~4.5GHz
2.2 以下@0.3~6.6GHz
(10dB ATT にて)
VSWR
挿入損失
6.8dB 以下@2GHz
アッテネータ
設定範囲
0~60dB
設定分解能
0.05dB
確度
±0.6dB@0~15dB
±1.0dB@>15~35dB
各補正点、+10dBm 入力にて
±1.2dB@>35~50dB
±1.8dB@>50~56dB
±2.2dB@>56~60dB
インピーダンス
50Ω
フィルタ
1μs~3ms、1-3ステップ
使用最大入力
25mW@2dB コンプレッション
損傷入力レベル
+20dBm
50V
入出力コネクタ
DC Max
SMA
(注)
周波数4.0~6.6GHz
かつ
減衰量45~60dB で使用する場合は信号と比較して無視でき
ないパワーの高調波が発生します。高調波(8GHz以上)が問題になる場合は、7GHzのローパス
フィルタ(例えば、Mini-Circuits社のVLF-7200+)をMAT810の出力端子につ
けてご使用ください。
読出クロック入力
入力レベル
TTL入力
最高周波数
500kHz
入力インピーダンス
10kオーム±5%
最小パルス幅
200ns以上(ハイ、ロー共)
入力耐圧
±20V(DC+ACpeak)max
コネクタ
BNC
トリガ入力
入力レベル
TTL入力
2
入力インピーダンス
10kオーム±5%
最小パルス幅
1μs以上
入力耐圧
±20V(DC+ACpeak)max
コネクタ
BNC
同期出力
■
出力レベル
TTLレベル
立上がり/下り時間
100ns以下
出力インピーダンス
おおよそ100オーム
コネクタ
BNC
機 能
減衰量モード
マニュアル、プログラム
プログラムモード
プログラム長
8~131072ワード、1ワードステップ設定
読出しクロック
内部クロック
100Hz~500kHz、1-2-5ステップ
外部クロック
DC~500kHz
手動クロック
ENTERキーをプッシュ
休止期間
クロック設定
読出しクロックの(0~65535)クロック、
1クロックステップ設定
時間設定
読出しモード
プログラムのバックアップ
■
0~6.5535秒、100μsステップ設定
フリー、バースト、ゲート
電源オフ時のプログラムデータがバックアップされる
減衰量プログラム作成ソフト
対象OS
Windows2000/XP/Vista/7(32bit)
波形の作成
標準波形
波形の種類
正弦波、三角波、方形波、ランプ波、
sinX/X(1-ε-ax)、ε-ax、白色雑音、直流
データ数、減衰量(直流除く)
、オフセット、
サイクル(白色雑音と直流除く)
、位相(°)
(白色雑音と直流除く)
、デューティ比(%)
パラメータ
(方形波のみ)
、ゼロクロス(sinX/Xのみ)
、
減衰率((1-ε-ax)とε-ax)
直 線
2点間を直線で結ぶ
演 算
+、-、×、クリッピング、絶対値、ミラー、
スムージング、リサイズ、オフセット
3
1点入力
1点1点入力する
波形の編集
カット、コピー、ペースト、取り消し
ファイル
新規作成、編集ウィンドウのオープン、
同クローズ、ロード、セーブ、データインポート、
データエクスポート、印刷、通信
■
その他
表示器
LCD(20文字×2行)
インターフェース
RS-232C
ボーレート
GP-IB
アドレス
■
標準装備
2400~57600bps
標準装備
0~30
一般性能
動作温度
0~40℃(性能保証は23±5℃)
動作湿度
40℃/80%RH以下(性能保証は28℃/80%RH以下)
保存温・湿度
-10~+60℃/80%RH以下
電 源
90~132VAC/180~250VAC
(背面パネルのスイッチで切換え)
重 さ
約4.5kg
大きさ
260(W)×115(H)×360(D)mm
(突起物含まず)
標準付属品
取扱説明書(1)
電源コード(1)
ヒューズ(1)
減衰量プログラムソフトウェアインストール CD(1)
RS-232Cケーブル(1)
4
2.2
外観図
単位はmm
5
3.パネル説明
3.1
正面パネル
① POWER
上を押すと電源オンとなり、下を押すと電源オフとなります。
② READ CLOCK IN
READ CLOCKの 入 力 端 子 で す 。 外 部 よ り ク ロ ッ ク を 入 力 し ま す 。
TTLレ ベ ル の 信 号 を 入 力 し て 下 さ い 。 最 大 5 0 0 KHzで す 。
③ TRIG IN
バ ー ス ト /ゲ ー ト 時 の ト リ ガ 信 号 入 力 端 子 で す 。TTLレ ベ ル の 信 号 を 入 力 し て 下
さい。バースト時は立上り、ゲート時はハイレベルで動作します。
④ SYNC OUT
減 衰 量 プ ロ グ ラ ム の 同 期 出 力 端 子 で 、 TTLレ ベ ル の 信 号 が 出 力 さ れ ま す 。
⑤ ATTEN IN/OUT
ア ッ テ ネ ー タ の 入 力 端 子 で す 。双 方 向 端 子 で す 。出 力 端 子 と し て も 使 用 で き ま す 。
⑥ ATTEN OUT/IN
ア ッ テ ネ ー タ の 出 力 端 子 で す 。双 方 向 端 子 で す 。入 力 端 子 と し て も 使 用 で き ま す
⑦ ATTEN MODE
マニュアル、プログラムの選択を行うキーです。
⑧ READ CLOCK
プログラムメモリの読み出しクロックの選択を行うキーです。
6
⑨ READ MODE
バースト、ゲートの選択を行うキーです。
⑩ ATTEN
減衰量の設定を行うキーです。
⑪ PROGM LENGTH
プログラムメモリ長の設定を行うキーです。
⑫ SET UP
通信と周波数の設定を行うキーです。
⑬ FILTER
アッテネータを切換える時の応答時間の設定を行うキーです。
⑭ PAUSE TIME
プログラムの休止期間の設定を行います。
⑮ ENTER
各設定の決定を行います。
⑯
カーソルを左に移動します。
⑰
カーソルを右に移動します。
⑱ロータリーノブ
数値のアップ/ダウン、モード選択等を行うエンコーダです。時計回 りが
アップで、逆がダウンです。
⑲液晶パネル
20文 字 、2行 が 表 示 で き ま す 。ATTEN MODE・READ CLOCK・PROGM LENGTH・READ
MODE・ FILTER等 の 設 定 値 情 報 が 表 示 さ れ ま す 。
7
3.2
背面パネル
① AC LINE INPUT
AC電 源 の 電 圧 を 供 給 す る た め の コ ネ ク タ で す 。 付 属 の 電 源 コ ー ド を 接 続 し ま す 。
AC電 圧 範 囲 は 90~ 130Vま た は 180~ 250Vで す の で 、 こ の 範 囲 を 超 え な い よ う ご
注 意 下 さ い 。ま た ヒ ュ ー ズ ホ ル ダ も 組 込 ま れ て い ま す 。
0.5Aの ス ロ ー ブ ロ ー ヒ ュ ー ズ を 使 用 し て 下 さ い 。
② ACラ イ ン 電 圧 切 換 ス イ ッ チ
90~ 130Vと 180~ 250Vの 切 換 ス イ ッ チ で す 。
供 給 さ れ る AC電 圧 に よ っ て 切 換 え て 下 さ い 。
③保護用アース端子
保 護 用 ア ー ス 端 子 で す 。電 源 コ ン セ ン ト が 三 芯 形 で な い 時 は 、危 険 防 止 の 為 に
この端子を必ず大地に接地して下さい。
④ファンモータ
ファンモータです。背面近くにものを置いて、風の流れをさまたげないよう
注意して下さい。
⑤ RS-232C
RS-232C通 信 用 の コ ネ ク タ で す 。2400~ 57600bpsで パ ソ コ ン と の 通 信 を 行 い ま す 。
⑥ GP-IB
GP-IB通 信 用 の コ ネ ク タ で す 。
8
4.操作方法
4.1
ATTEN MODE
ア ッ テ ネ ー タ 制 御 モ ー ド の 選 択 を 行 い ま す 。〈 ATTEN MODE〉キ ー を 押 す こ と に
よ っ て 、 画 面 の カ ー ソ ル が 下 記 の 位 置 の [ MANUAL] 又 は [ PRGM] に 移 動 し ま す 。
[ MANUAL] モ ー ド 画 面
MANUAL
23.45dB
10μs
[ PRGM] モ ー ド 画 面
PRGM
500kHz
P:6.5535s
L:131072
FREE
10μs
ロ ー タ リ ー ノ ブ を 回 す こ と に よ っ て [ MANUAL] ⇔ [ PRGM] が 切 り 替 わ り ま す 。
① [ MANUAL] モ ー ド
〈 ATTTEN〉 で 設 定 し た 減 衰 量 を 保 持 し ま す 。
② [ PRGM] モ ー ド
プログラムメモリに保存されているプログラムで減衰量を制御します。
最 大 1 2 8 k ワ ー ド の 1 プ ロ グ ラ ム を 記 憶 で き ま す( プ ロ グ ラ ム は 付 属 の
減衰量プログラムソフト“MAS800”で作成できます。)。
4.2
ATTEN
減 衰 量 の 設 定 を 行 い ま す 。 〈 ATTEN〉 キ ー を 押 す と 、 カ ー ソ ル が 下 記 の 位 置 に
移 動 し ま す 。 [ MANUAL] モ ー ド 時 の み 有 効 で す 。
MANUAL
23.45dB
10μs
カ ー ソ ル キ ー で カ ー ソ ル を 移 動 さ せ 、ロ ー タ リ ー ノ ブ で 減 衰 量 を 0.00dB ~
60.00dBの 範 囲 で 設 定 し ま す 。
〈
◀
〉キ ー を 押 す と カ ー ソ ル は 上 位 桁 に 移 動 し 、〈
ソルは下位桁に移動します。
9
▶
〉キ ー を 押 す と カ ー
4.3
FILTER
アッテネータを切換える時の応答時間の設定を行います。
〈 FILTER〉 キ ー を 押 す と 、 カ ー ソ ル が 下 記 の 位 置 に 移 動 し ま す 。
[ MANUAL] モ ー ド 、 [ PRGM] モ ー ド の 両 方 で 変 更 で き ま す 。
[ MANUAL] モ ー ド の 場 合
MANUAL
23.45dB
10μs
[ PRGM] モ ー ド の 場 合
PRGM
500kHz
P:6.5535s
L:131072
FREE
10μs
ロ ー タ リ ー ノ ブ で 1μ s~ 3msの 範 囲 内 を 1-3ス テ ッ プ で 設 定 で き ま す 。
4.4
READ CLOCK
プ ロ グ ラ ム メ モ リ の 読 み 出 し ク ロ ッ ク の 選 択 を 行 い ま す 。〈 READ CLOCK〉キ ー
を 押 す と 、カ ー ソ ル が 下 記 の 位 置 に 移 動 し ま す 。[ PRGM]モ ー ド 時 の み 有 効 で す 。
PRGM
500kHz
P:6.5535s
L:131072
FREE
10μs
ロ ー タ リ ー ノ ブ で [ MANU]、[ EXT]、[ 100Hz]~[ 500kHz]を 選 択 で き ま す 。
① [ MANU] を 選 択 し た 場 合 は 、 〈 ENTER〉 キ ー を 押 す こ と に よ っ て 1 ク ロ ッ ク
発生させることが出来ます。
②[ EXT]を 選 択 し た 場 合 は 、端 子 READ CLOCK INに 入 力 さ れ た 信 号 を ク ロ ッ ク
とします。
③ [ 100Hz] ~ [ 500kHz] の 範 囲 を 選 択 し た 場 合 は 、 内 部 で 発 生 さ せ た ク ロ ッ
クを使用します。
4.5
PRGM LENGTH
プ ロ グ ラ ム メ モ リ 長 の 設 定 を 行 い ま す 。 〈 PRGM LENGTH〉 キ ー を 押 す と 、 カ ー
ソ ル が 下 記 の 位 置 に 移 動 し ま す 。 [ PRGM] モ ー ド 時 の み 有 効 で す 。
PRGM
500kHz
P:6.5535s
L:131072
FREE
10μs
カ ー ソ ル キ ー で カ ー ソ ル を 移 動 さ せ 、 ロ ー タ リ ー ノ ブ で 8~ 131072の 範 囲 で 設
定します。ただし、上限はプログラムメモリ内のデータ長に依存します。
〈
◀
〉キ ー を 押 す と カ ー ソ ル は 上 位 桁 に 移 動 し 、〈
ソルは下位桁に移動します。
10
▶
〉キ ー を 押 す と カ ー
4.6
PAUSE TIME
1プログラムを読み出してから再度読み出すまでの休止期間の選択および設定
を 行 い ま す 。〈 PAUSE TIME〉キ ー を 押 す と 、下 記 の 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。画 面
の 右 上 に は 現 在 の 設 定 が 表 示 さ れ ま す 。 [ PRGM] モ ー ド 時 の み 有 効 で す 。
PAUSE:TIME
TIME
6.5535s
CLOCK
OFF
カ ー ソ ル キ ー で 休 止 モ ー ド を 選 択 し て 、 〈 ENTER〉 キ ー を 押 し ま す 。 選 択 し た
休止モードによって下記の①~③に分岐します。
休止期間中の減衰量はプログラムの最後の値が保持されます。
プログラム
プログラム
読み出し期間
読み出し期間
← 休止期間 →
①[ TIME]を 選 択 す る と 、通 常 の 画 面 表 示 に な り 、カ ー ソ ル が 下 記 の 位 置 に 移
動します。
PRGM
500kHz
P:6.5535s
L:131072
FREE
10μs
カ ー ソ ル キ ー で カ ー ソ ル を 移 動 さ せ 、 ロ ー タ リ ー ノ ブ で 0s~ 6.5535sの 範 囲 で
設 定 し ま す 。〈
◀
〉キ ー を 押 す と カ ー ソ ル は 上 位 桁 に 移 動 し 、〈
▶
〉キ ー
を 押 す と カ ー ソ ル は 下 位 桁 に 移 動 し ま す 。 100μ s分 解 能 で 設 定 で き ま す 。
② [ CLOCK] を 選 択 す る と 、 通 常 の 画 面 表 示 に な り 、 カ ー ソ ル が 下 記 の 位 置 に
移動します。
PRGM
500kHz
P:65535
L:131072
FREE
10μs
カ ー ソ ル キ ー で カ ー ソ ル を 移 動 さ せ 、ロ ー タ リ ー ノ ブ で 0~ 65535の 範 囲 で 設 定
し ま す 。〈
◀
〉キ ー を 押 す と カ ー ソ ル は 上 位 桁 に 移 動 し 、〈
▶
〉キ ー を 押
すとカーソルは下位桁に移動します。
使 用 す る ク ロ ッ ク は 、 READ CLOCKで 選 択 さ れ た ク ロ ッ ク に な り ま す 。
③ [ OFF] を 選 択 す る と 、 通 常 の 画 面 表 示 に 戻 り ま す 。
PRGM
P:OFF
500kHz
L:131072
FREE
10μs
休 止 期 間 は [ TIME] 又 は [ CLOCK] で 0 に 設 定 し た 場 合 と 同 じ で す 。
11
4.7
READ MODE
プ ロ グ ラ ム の 読 み 出 し モ ー ド の 選 択 を 行 い ま す 。 〈 READ MODE〉 キ ー を 押 す と 、
カ ー ソ ル が 下 記 の 位 置 に 移 動 し ま す 。 [ PRGM] モ ー ド 時 の み 有 効 で す 。
PRGM
500kHz
P:6.5535s
L:131072
FREE
10μs
ロ ー タ リ ー ノ ブ で [ FREE] 、 [ GATE] 、 [ BURST] の い ず れ か を 選 択 で き ま す 。
①[ FREE]を 選 択 し た 場 合 は 、プ ロ グ ラ ム 読 み 出 し 、休 止 期 間 が 繰 り 返 さ れ ま す 。
② [ GATE] を 選 択 し た 場 合 は 、 端 子 TRIG INに 入 力 さ れ た 信 号 の ハ イ レ ベ ル の
期 間 又 は [ ENTER] キ ー を 押 し て い る 期 間 に プ ロ グ ラ ム 読 み 出 し 、 休 止 期 間
が繰り返されます。
TRIG
IN
プログラム
プログラム
③[ BURST]を 選 択 し た 場 合 は 、端 子 TRIG INに 入 力 さ れ た 信 号 の 立 ち 上 が り 又
は [ ENTER] キ ー を 押 し た 時 に プ ロ グ ラ ム を 読 み 出 し ま す 。
TRIG
IN
プログラム
プログラム
12
4.8
SET UP
①通 信 の 設 定 を 行 い ま す 。〈 SET UP〉キ ー を 押 す と 、下 記 の 画 面 が 表 示 さ れ ま す 。
SET
UP:
RS232C
CAL.FREQ
GPIB
EXIT
② RS232Cを 選 択 す る と 、 下 記 の 画 面 表 示 に な り ま す 。
SET
UP
-
RS232C
BaudRate:
57600
ロ ー タ リ ー ノ ブ で RS232Cの 転 送 速 度 を 選 択 し 、 [ ENTER] キ ー で 決 定 し ま す 。
(2400, 4800, 9600, 19200, 38400, 57600)
③ GPIBを 選 択 す る と 、 下 記 の 画 面 表 示 に な り ま す 。
SET
UP
-
ADDRESS:
GPIB
10
ロ ー タ リ ー ノ ブ で GPIBの ア ド レ ス を 選 択 し 、 [ ENTER] キ ー で 決 定 し ま す 。
(0~ 30)
④ CAL.FREQを 選 択 す る と 、 下 記 の 画 面 表 示 に な り ま す 。
SET
UP
-
CAL
FREQUENCY:
FREQ
1.56GHz
ロ ー タ リ ー ノ ブ で 使 用 す る 周 波 数 を 選 択 し 、 [ ENTER] キ ー で 決 定 し ま す 。
周 波 数 は 周 波 数 範 囲 を 16分 割 し た も の の な か か ら 、
ご使用になる信号の周波数に最も近いものを選択してください。
4.9
設定メニューテーブル
ATTEN MODE
MANUAL
ATTEN
PRGM
READ
CLOCK
PRGM
LENGTH
PAUSE
TIME
TIME
CLOCK
OFF
READ
FILTER
SET
UP
RS232C
GPIB
CAL.FREQ
13
MODE
4.10
短縮語一覧
ATTEN‥‥‥‥‥Attenuator
PRGM‥‥‥‥‥‥Program
TRIG‥‥‥‥‥‥Trigger
SYNC‥‥‥‥‥‥Synchronize
5.減衰量プログラムソフト
5.1
システム構成
コ ン ピ ュ ー タ (DOS/V機 )
・ 対 応 OS: Windows
2000/XP/Vista/7(32bit)
・ CDド ラ イ ブ
・ RS232Cポ ー ト (デ ー タ 転 送 用 )
5.2
インストール・起動
① CDド ラ イ ブ に 減 衰 量 プ ロ グ ラ ム ソ フ ト ウ ェ ア イ ン ス ト ー ル CDを 挿 入 し ま す 。
セットアップが自動的に起動し初期画面が表示されます。
※ セットアップが起動しない場合
CD内 の 「 setup.exe」 を 実 行 し て く だ さ い 。
②画面の指示にしたがって操作します。
③スタートメニューのプログラムからMAS800を選択して下さい。減衰量プログラムソフト
が立ち上がります。
5.3
操作メニュー一覧
FILE
NEW
Open...
Close...
Save
Save
As...
Data
Import...
Data
Export...
Printer Setup...
Print
Transmit...
Exit
Edit
Undo
Cut
Copy
Paste
Delete
14
View
Horizontal
Vertecal
X
Zoom
Zoom
Scale
Zoom
In
Zoom
Out
Zoom
Min
Zoom
Max
Zoom
In
Zoom
Out
Zoom
Min
Zoom
Max
Time
Length
Y
Scale
Ampl
Full
Select
Math
Scale
Scale...
Add Wave Form
Add Wave Buffer
Sub Wave Form
Sub Wave Buffer
Mul Wave Form
Mul Wave Buffer
Clipping
Abs
Mirror
Horizontal
Offset
Vertical
Smooth
Resize
Options
Free Hand
Line
Select
Select
All
Wave Form...
Tool Bar
Status
Bar
View Window
Help
About
15
5.4
操作説明
(1) F i l e
・ New
新しい編集画面を開きます。
・ Open...
Fileか ら 編 集 デ ー タ を 読 み 込 み 、 編 集 画 面 を 開 き ま す 。
・ Close
編集画面を閉じます。
・ Save
編集データをセーブします。
・ Save As...
編集データをファイル名を指定してセーブします。
・ Data Import...
テキストファイルの編集データを読み込み、編集画面を開きます。
・ Data Export...
テキストファイルで編集データをセーブします。
・ Printer Setup...
プリンタの設定を行います。
・ Print
編集画面をプリントアウトします。
・ Transmit...
編 集 デ ー タ を M A T 8 10 に 転 送 し ま す 。
16
・ COM Port
RS-232Cケ ー ブ ル を 接 続 す る コ ネ ク タ を 選 択 し ま す 。
・ Baud Rate
転送レートを選択します。
・ Data Length
転送するデータサイズを設定します。
・ Filter
アッテネータの切換えの応答時間を選択します 。
・ Read Clock
プログラムメモリの読み出しクロックを選択します。
・ Read Mode
プログラムの読み出しモードの選択を行います。
・ Pause Time
プログラムを読み出してから再度読み出すまでの休止期間の選択および設定
を行います。
17
(2)E d i t
・ Undo
1つ 前 の 動 作 を 取 り 消 し ま す 。
・ Cut
選択したデータをバッファへ切り取ります。
・ Copy
選択したデータをバッファへコピーします。
・ Paste
Cutま た は Copyし た バ ッ フ ァ の デ ー タ を 選 択 し た 位 置 に 貼 り 付 け ま す 。
・ Delete
選択したデータを削除します。
18
(3)V i e w
・ Horizontal Zoom
画面左端を基準に横軸の拡大、縮小を行います。
Zoom In … 拡 大 し ま す 。
Zoom Out … 縮 小 し ま す 。
Zoom Min … 最 大 縮 小 し ま す 。
Zoom Max … 最 大 拡 大 し ま す 。
・ Vertical Zoom
画面の中心を基準に縦軸の拡大、縮小 を行います。
Zoom In
…拡大します。
Zoom Out … 縮 小 し ま す 。
Zoom Min … 最 大 縮 小 し ま す 。
Zoom Max … 最 大 拡 大 し ま す 。
・ X Scale
横軸のスケール表示を時間かデータ数に切換えます。
・ Y Scale
縦 軸 の ス ケ ー ル 表 示 を 減 衰 量 か フ ル ス ケ ー ル (%)に 切 換 え ま す 。
・ Select Scale
スケールの設定を変更します。
19
(4)M a t h
・ Add Wave Form
Wave Formで 作 成 し た デ ー タ を 、 指 定 し た 波 形 に 加 算 し ま す 。
・ Add Wave Buffer
cutま た は copyし た バ ッ フ ァ の デ ー タ を 、 指 定 し た 波 形 に 加 算 し ま す 。
・ Sub Wave Form
Wave Formで 作 成 し た デ ー タ を 、 指 定 し た 波 形 か ら 減 算 し ま す 。
・ Sub Wave Buffer
cutま た は copyし た バ ッ フ ァ の デ ー タ を 、 指 定 し た 波 形 か ら 減 算 し ま す 。
・ Mul Wave Form
Wave Formで 作 成 し た デ ー タ を 、 指 定 し た 波 形 に 乗 算 し ま す 。
・ Mul Wave Buffer
cutま た は copyし た バ ッ フ ァ の デ ー タ を 、 指 定 し た 波 形 に 乗 算 し ま す 。
・ Clipping
指 定 さ れ た 横 方 向 の 2点 間 の 範 囲 内 (X1、X2)を 、 指 定 さ れ た 縦 方 向 の 2点 間 の
範 囲 (Y1、Y2)に 波 形 を 押 さ え 込 み ま す 。
X1
X2
X1
Y1
Y1
Y2
Y2
クリッピング前の波形と後の波形
20
X2
・ Abs(絶 対 値 )
指 定 さ れ た 横 方 向 の 2点 間 の 範 囲 内 (X1、X2)を 、指 定 さ れ た 縦 方 向 の 終 点 (Y1)
で波形を正方向に折り返します。
X1
X2
X1
Y1
X2
Y1
絶対値前の波形と後の波形
・ Mirror〈 Horizontal〉
指 定 さ れ た 横 方 向 の 2点 間 の 範 囲 内 (X1、X2)を 、 横 方 向 (左 右 )で 入 れ 替 え ま す 。
X1
X2
X1
X2
X方向ミラー前の波形と後の波形
・ Mirror〈 Vertical〉
指 定 さ れ た 横 方 向 の 2点 間 の 範 囲 内 (X1、X2)を 、 縦 方 向 (上 下 )で 入 れ 替 え ま す 。
X1
X2
X1
X2
Y方向ミラー前の波形と後の波形
・ Offset
指 定 さ れ た 横 方 向 の 2点 間 の 範 囲 内 (X1、X2)を 、 縦 方 向 の 終 点 (Y2)を セ ン タ ー
に持ってくるようにします。それに伴って、縦方向の範囲をオーバーしたデ
ータはクリッピングされます。
X1
X2
X1
Y MAX
Y MAX
Y1
Y1
Y MIN
Y MIN
オフセット前の波形と後の波形
21
X2
・ Smooth
指 定 さ れ た 横 方 向 の 2点 間 の 範 囲 内 (X1、X2)を 移 動 平 均 を 使 っ て デ ー タ を ス ム
ー ジ ン グ (平 均 化 )し て い き ま す 。
X1
X2
X1
X2
スムージング前の波形と後の波形
・ Resize
水 平 方 向 と 垂 直 方 向 の サ イ ズ を 、 そ れ ぞ れ 0~ 999%の 範 囲 で 変 更 し ま す 。
22
(5)O p t i o n s
・ Free Hand
減 衰 量 デ ー タ を フ リ ー ハ ン ド で 書 く モ ー ド で す 。左 の マ ウ ス ボ タ ン を 押 し 続
け な が ら 、任 意 の デ ー タ を 描 き ま す 。マ ウ ス ボ タ ン を 放 し た と こ ろ で フ リ ー
ハ ン ド の 波 形 描 画 が 終 了 し ま す 。フ リ ー ハ ン ド 波 形 と 、先 に 存 在 し た 波 形 は
自動的につながります。
・ Line
波 形 ウ ィ ン ド ウ 内 で 、一 度 ク リ ッ ク し て ラ イ ン 開 始 点 を 指 定 し 、次 に カ ー ソ
ル を 動 か し て 次 々 に ク リ ッ ク し て い き ま す 。こ の よ う に 、カ ー ソ ル を 動 か し
て ク リ ッ ク す る と い う こ と を 繰 り 返 し な が ら 、多 数 の 連 続 し た ラ イ ン を 引 く
ことができます。
・ Select
編 集 ま た は 演 算 対 象 部 分 を 選 択 し ま す 。選 択 し た い 波 形 の 範 囲 の 始 点 を ク リ
ックし、終点にカーソルを持っていってクリックすると選択されます。
・ Select All
波形が全て選択されます。
・ Wave Forms
標 準 波 形 を 作 成 し ま す 。波 形 ウ ィ ン ド ウ が 開 い て い な い と 作 成 で き ま せ ん 。
標準波形の種類を次頁表に示します。
23
SIN
正弦波
SQUARE
方形波
TRIANGLE
三角波
RAMP
ランプ波
SIN X/X
同期パルス
EXP
RIZE
指数立上り
EXP
FALL
指数立下り
DC
直流電圧
波形の設定について下表に示します。
パラメータ
設定範囲
対象波形
LENGTH[W]
(データ数)
8~131072
全波形
CYCLES
(サイクル)
1~100
DC以外
(振幅)
0~80dB
全波形
(オフセット)
-80dB~+80dB
DC以外
PHASE [deg](位相)
0~360゚
DC以外
DUTY
(デューティ比)
0.01~99.99%
SQUAREとTRIANGLE
ZERO CROSS
(ゼロクロス)
0~100
sinX/X
DAMP FACT
(減衰率)
-15~+15
EXP RISEとEXP FALL
AMPL
[dB]
OFFSET[dB]
[%]
24
・ Tool Bar
ツ ー ル バ ー の 表 示 の 有 り 無 し を 選 択 で き ま す 。ツ ー ル バ ー の 絵 は 以 下 の メ
ニューに対応します。
Fileの New
View Horizontal Zoom
Zoom In
Fileの Open
View Horizontal Zoom
Zoom Out
Fileの Save
View Vertical Zoom
Zoom In
Editの Undo
View Vertical Zoom
Zoom Out
Editの Cut
Optionsの Select
Editの Copy
Optionsの Free Hand
Editの Paste
Optionsの Line
Editの Delete
Fileの Transmit
・ Status Bar
ス テ ー タ ス バ ー の 表 示 の 有 り 無 し を 選 択 で き ま す 。表 示 を す る と 、画 面
の下にグリッドと時間が表れます。
・ View Window
波形ウィンドウの下に、全体の波形図を表示の有り無しを選択できます。
(6)H e l p
・ About
バージョン情報を表示します。
25
6.インタフェース
6.1
RS-232Cプ ロ ト コ ル
始 め に 'C'を 送 信 後 、'Y'を 受 信 す る ま で 待 機 し ま す 。受 信 後 に コ マ ン ド デ ー タ
を送信します。
任 意 波 形 転 送 は 、 デ ー タ 数 の 後 の 区 切 り 文 字 ま で 送 信 し ま す 。 も う 一 度 、 'Y'
を 受 信 し た ら 波 形 デ ー タ を す べ て 送 信 し ま す 。 終 了 コ ー ド と し て 、 最 後 に CR+
LFを 送 信 し ま す 。コ マ ン ド デ ー タ 送 信 後 、転 送 が 正 常 に 終 了 し た 場 合 は 'OK'、
正 常 に 終 了 し な か っ た 場 合 は 'ERR'が 出 力 さ れ ま す 。
転送レート
: 2400/4800/9600/19200/38400/57600
ス ト ッ プ ビ ッ ト : 1ビ ッ ト
キャラクタ長
: 8ビ ッ ト
XON-OFF
:なし
パリティ
:なし
・通常コマンド時シーケンス
MAT810T
パソコン
"C"
"Y"+CR+LF
コマンドデータ+CR+LF
"OK"+CR+LF
or "ERR"
・任意波形コマンド時シーケンス
MAT810T
パソコン
"C"
"Y"+CR+LF
コマンドデータ+CR+LF
"Y"+CR+LF
任 意 波 形 データ+CR+LF
"OK"+CR+LF
or "ERR"
6 . 2 GP-IBプ ロ ト コ ル
コ マ ン ド と デ ー タ を 連 続 で 送 信 し 、 終 了 コ ー ド と し て CR+LF(EOI)を 送 信 し ま す 。
コマンドデータ送信後、転送が正常に終了した場合は応答は無く、正常に終了し
な か っ た 場 合 は ”ERR”が 出 力 さ れ ま す 。 た だ し 、 任 意 波 形 コ マ ン ド の 場 合 の み 、 正
常 に 終 了 す る と ”OK”が 出 力 さ れ ま す 。
・通常コマンド時シーケンス
MAT810T
パソコン
コマンドデータ+CR+LF
応答無し
or "ERR"
26
・任意波形コマンド時シーケンス
MAT810T
パソコン
コマンドデータ+任 意 波 形 データ+CR+LF
"OK"
or "ERR"
6.3
コマンド表
コマンド部
データ部
MAN
---
アッテネータの制御モードを MANUAL に設定します。
PRG
---
アッテネータの制御モードを PROGRAM に設定します。.
ATT
FLT
RCL
LEN
–
0.00
60.00
1US, 3US
10US, 30US
100US, 300US
1MS, 3MS
MANU, EXT
100Hz, 200Hz
500Hz, 1KHz
2KHz, 5KHz
10KHz, 20KHz
50KHz, 100KHz
200KHz, 500KHz
8 – 131072
PTI
–
0.000S
6.5535S
PCL
0
–
65535
POF
MOD
FREE
BURST
GATE
RMT
DLxxx; yyy
FRQ
xxx
yyy
0 - 15
RUN
0-1
説明
MANUAL 時の減衰量を設定します。0.05 ステップです。
切替え時間(時定数)を設定します。
プログラムの読み出しクロックを設定します。
プログラム長を設定します。
休止時間の時間モードを設定します。
データ部に何もない場合は休止期間を時間モードに切り
換えるだけになります。
休止期間のクロック数モードを設定します。
データ部に何もない場合は休止期間をクロック数モード
に切り換えるだけになります。
休止期間を OFF にします。
読み込みモードを指定します。
リモートモードにします。
リモート時はキーで設定を変えることが出来なくなりま
す。
解除するには「ENTER」キーを押して下さい。
xxx にデータ長を、yyy に減衰量プログラムのデータを設
定します。
0 は最低周波数に対応します。
15 は同じく最高周波数に対応します。
1~14 の番号に対しては、
最低周波数+番号×(最高周波数-最低周波数)/15
の周波数が選択されます。
0 でプログラムを一時停止します。
1 で一時停止したプログラムを再開します。
27
※減衰量プログラムの転送について
コ マ ン ド 部 ” D L ×××; ” の ×××に デ ー タ 長 を 十 進 数 の ASCII形 式 で い れ 、
転 送 し ま す 。そ の 後 に 、( R S - 2 3 2 C の 場 合 は "Y"+CR+LF を 受 信 後 に )
減衰量プログラムのデータを転送します。
1ワ ー ド の 構 成 は 下 図 の よ う に な っ て い ま す 。
←--- 上位 ---→
7 6
4 3
←---
下位
---→
0 7
0
1
←――→
最上位ビットは
常に 1
6.4
←---
データ部
――-----→
111 にすると SYNC OUT に同期信
号が出力されます。
000 にすると SYNC OUT はローに
なります。
サンプルプログラム
次 の 設 定 を RS-232Cで 送 信 す る プ ロ グ ラ ム の 例 を 示 し ま す 。
設 定 内 容 : 減 衰 量 23.45dB
10 'ATTEN SETTING
20 OPEN "COM1:N81N" AS #1
30
40
50
60
70
PRINT
INPUT
PRINT
INPUT
CLOSE
#1,"C";
'"C" OUTPUT
#1,A$
'"Y" READ
#1,"ATT23.45\0x0d\0x0a"
'COMMAND OUTPUT
#1,A$
'"OK" READ
#1
次 の 設 定 を GP-IBで 送 信 す る プ ロ グ ラ ム の 例 を 示 し ま す 。
設 定 内 容 : 減 衰 量 23.45dB
10
20
30
40
50
60
'ATTEN SETTING
CMD ISET IFC
CMD DELIM 0
LISTEN = 10
CMD PRINT @ LISTEN ; "ATT23.45\0x0d\0x0a" @
END
28
'COMMAND OUTPUT
マイクロニクス株式会社
〒193‐0934 東京都八王子市小比企町2987‐2
TEL.042(637)3667 FAX.042(637)0227
URL: http://www.micronix‐jp.com/
29