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には、ご本人の注意が必要です。ただ、そもそも高齢者の方の場合、ご自身が被害に遭われているとい
うことに気付いていらっしゃらないことがあります。そのような場合には、高齢者の周りの方々が、だ
まされているんじゃないかしら、家に行ったらよく物が増えていっているとか、そういうのに何か気付
くことが大事です。そのために、地域の絆やつながりがとても大切だという風に考えます。
具体的には、自治会、老人会、婦人会、地域住民、新聞配達員、郵便局員、市役所、社会福祉協議会、
民生・児童委員、保健センター、医療機関、ホームヘルパー、ケアマネジャーさん等々このようなとこ
ろがあります。こういう方々に発見していただいて、高齢者の孤立を防ぎ、発見したら相談窓口や専門
家に連絡して相互に連携していくこと、これが大事と考えております。
更に今、相談窓口というのも様々ところがあります。この相談窓口と専門家の相互連携というのも大
切です。例えば、社会福祉協議会や地域包括支援センターに相談が持ち込まれた後、法的な手続きが必
要ということになれば、すぐに弁護士、司法書士につないで、問題を解決するというような形です。こ
れを図で表しますと、真ん中で困っている人がいますと。誰に相談すればいいの。連携が必要ですねと
いうことで、この辺がつながっていると、先ほどご説明したように、すぐ法的手続きを取ったりするこ
とができますので、真ん中の人がにっこり笑って、誰に相談すればいいか迷うことがないというふうな
イメージです。
消費者ネットワーク岐阜では、高齢者の消費者被害防止の取り組みとして、この相談窓口と専門家の
相互連携強化の活動を、2012 年度の活動の柱としていくことを検討しています。すぐにできるもので
はありませんが、消費者ネットワーク岐阜の専門性と消費者団体の組織を生かしていきたいと考えてい
ます。以上が、高齢者用学習会の一部のご紹介でした。
この高齢者用のスライド教材を作成して気が付いた点があります。当初はこんなスライド教材を高齢
者の方々に見てもらえるのかという心配がありました。寸劇じゃないとだめなんじゃないかということ
です。しかし、消費者被害の事例をたくさん盛り込むと、関心を持って聞いていただけることが分かり
ました。特に重視したのは、地域の見守りの重要性や専門家のネットワークの重要性です。そこで、普
段から高齢者と接する、見守る方々にご活用いただけるように、チェックポイントというのも作成しま
した。司法書士の世話人の方がたたき台を作り、世話人会で協議して作り上げました。
今後の高齢者の消費者被害防止のための課題としては、次のようなことを考えています。まず第1に、
昨年 11 月のシンポジウムで、西田先生の講演で、頭では分かっていてもだまされる、だます方はプロ
ですよ、だまされないためのトレーニングが必要ですという話がありました。そこで、4 月 14 日の第 3
回の総会シンポジウムで、もう一度西田先生をお招きし、その第 2 弾として、トレーニング編のシンポ
ジウムをすることを企画しています。その内容を受けて、教材の補強を行います。
第2に、高齢者の出前講座は、行政や様々な団体が取り組んでいるので、消費者ネットワーク岐阜は、
その専門性を生かして、行政窓口の相談員のスキルアップのサポートを行おうと考えています。昨年の
消費者行政アンケートで、そのサポートを希望するかと尋ねたところ、11 自治体から希望するという回
答があったからです。
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