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S-CLASS
取扱説明書
表記と記載内容について
環境保護について
?
警 告
重大事故や命にかかわるけがを未
然に防ぐために必ず守っていただ
きたいことです。
ダイムラー・クライスラー社では、
大気汚染の抑制、資源の有効利用を
はじめとする環境保護対策に取り組
んでいます。環境保護のため、お車
をお使いになるときは以下の点にご
協力ください。
注 意 !
・ タイヤの空気圧が適正であること
を確認してください。
けがや事故、車の損傷を未然に防
ぐため、必ず守っていただきたい
ことです。
・ 停車したままの暖機運転は必要あ
りません。
知 識
知っていると便利なことや、知っ
ておいていただきたいことです。
環 境
A
環境保護のためのアドバイスや
守っていただきたいことを記載し
ています。
・ 急発進や急加速は避けてください。
・ 長時間の停車時は、エンジンを停
止してください。
・ 指定サービス工場で適切な時期に
点検整備を受けてください。
?
警 告
車両には警告ラベルが貼付されて
います。これらの警告ラベルには
危険な状況を回避するための情報
をはじめ、車を安全に使用するた
めの情報が記されています。
・ エンジン回転数がその車の許容限
度の2/3(許容限度が7,000回転
のときは約4,600回転)を超えな
いように運転してください。
警告ラベルは絶対にはがさないで
ください。
・ 不必要な荷物を載せたままにしな
いでください。
環 境
・ スキーラックやルーフラックなど
が必要でないときは、車から取り
外してください。
A
ダイムラー・クライスラー社は、
資源を有効活用するため、リサイク
ル部品を積極的に導入しています。
オートマチックトランスミッションのセレクターレバーを操作するときの注意
セレクターレバーの位置
オートマチックトランスミッション
のセレクターレバーは、センターコ
ンソールではなく、ステアリングの
右側にあります。
セレクターレバーの操作方法
方向指示やワイパーの操作をする際
は、誤ってセレクターレバーの操作
をしないように注意してください。
事故を起こすおそれがあります。
また、センターコンソールにセレク
ターレバーがある車両と比べると、
セレクターレバーの操作方法が大き
く異なります。詳しくは(5-5)を
ご覧ください。
左ハンドル車
目次
1. 安全のために
走行する前に ……………………1-2
子供を乗せるとき ………………1-4
慣らし運転 ………………………1-6
走行するとき ……………………1-7
走行中に異常を感じたら ………1-9
駐停車するとき ………………1-10
雨降りや濃霧時の運転 ………1-11
オートマチック車の取り扱い
…………………………1-12
こんなことにも注意 …………1-14
2. 安全装備
正しい運転姿勢 …………………2-2
シートベルト ……………………2-3
PRE-SAFE(プレセーフ) ……2-9
SRSエアバッグ ………………2-10
チャイルドセーフティシート
…………………………2-16
3. インストルメントパネル
メーターパネル …………………3-2
COMANDシステム …………3-10
マルチファンクションディスプレイ
…………………………3-22
4. 運転する前に
スイッチ類一覧 …………………4-2
キー ………………………………4-8
フロントシート ………………4-20
リアシート ……………………4-36
ドア ……………………………4-44
トランク ………………………4-57
ボンネット ……………………4-65
燃料給油口 ……………………4-68
盗難防止警報システム ………4-70
パワーウインドウ ……………4-75
スライディングルーフ ………4-79
ルームミラー …………………4-86
ドアミラー ……………………4-88
ステアリング …………………4-95
5. 運転するとき
エンジンスイッチ ………………5-2
エンジンの始動と停止 …………5-3
オートマチックトランスミッション
……………………………5-5
マニュアルギアシフト ………5-12
オートマチック車の運転 ……5-15
ランプ …………………………5-21
方向指示 ………………………5-28
非常点滅灯 ……………………5-29
ワイパー ………………………5-30
ヘッドランプウォッシャー …5-33
パーキングブレーキ …………5-34
ブレーキ ………………………5-38
ホールド機能 …………………5-39
ABS ……………………………5-42
BAS ……………………………5-44
ESP ……………………………5-45
ヒルスタートアシスト ………5-49
AIRマティックサスペンション
…………………………5-50
クルーズコントロール ………5-53
ディストロニック ……………5-59
可変スピードリミッター ……5-72
ナイトビューアシスト ………5-77
パークトロニック ……………5-81
パーキングアシストリアビューカメラ
…………………………5-86
6. 快適・室内装備
エアコンディショナー …………6-2
ルームランプ …………………6-30
グローブボックス ……………6-39
小物入れ ………………………6-40
目次
カップホルダー ………………6-43
サンバイザー …………………6-44
バニティミラー ………………6-44
リアバニティミラー …………6-45
灰皿 ……………………………6-45
ライター ………………………6-47
12V電源ソケット ……………6-48
リアウインドウ・ブラインド …6-49
アシストグリップ ……………6-52
コートフック …………………6-52
ルーフラック …………………6-53
7. 万一のとき
事故・故障のとき ………………7-2
非常信号用具 ……………………7-3
停止表示板 ………………………7-3
車載工具 …………………………7-4
輪止め ……………………………7-5
救急セット ………………………7-5
パンクしたとき …………………7-6
けん引 …………………………7-14
オーバーヒートしたとき ……7-17
バッテリーがあがったとき …7-18
ヒューズの交換 ………………7-21
電球の交換 ……………………7-24
8. 点検と整備
メンテナンス ……………………8-2
エンジンルーム …………………8-6
冷却水 ……………………………8-8
エンジンオイル ………………8-10
ブレーキ液 ……………………8-13
ウォッシャー液 ………………8-15
タイヤとホイール ……………8-16
バッテリー ……………………8-23
寒冷時の取り扱い ……………8-25
日常の手入れ …………………8-30
9. サービスデータ
純正部品 / 純正アクセサリー …9-2
ビークルプレート ………………9-3
電球一覧 …………………………9-5
ヒューズ一覧 ……………………9-6
オイル・液類 …………………9-11
タイヤとホイール ……………9-14
積載荷物の制限重量 …………9-15
10. こんなときは
故障 / 警告メッセージ ………10-2
トラブルの原因と対応 ……10-25
11. さくいん
さくいん ………………………11-2
1. 安全のために
走行する前に ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1-2
子供を乗せるとき ‥‥‥‥‥‥‥‥1-4
慣らし運転 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1-6
走行するとき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1-7
走行中に異常を感じたら ‥‥‥‥‥1-9
駐停車するとき ‥‥‥‥‥‥‥‥1-10
雨降りや濃霧時の運転 ‥‥‥‥‥1-11
オートマチック車の取り扱い ‥‥1-12
こんなことにも注意 ‥‥‥‥‥‥1-14
1-1
安全のために
走行する前に
走行する前に
点検と整備
日常点検や定期点検は、使用者自身
の責任において実施することが法律
で義務づけられています。これらの
点検項目については、別冊の「整備
手帳」をお読みください。
日ごろの状態と異なるとき
シートベルトは必ず着用
エンジンをかけたとき、いつもと異
なる音やにおいを感じたり、駐車し
ていた場所に水やオイルの跡が残っ
ているときは、すみやかに指定サー
ビス工場で点検を受けてください。
走行を開始する前に、すべての乗員
がシートベルトを着用してください。
ドアを開くと
夏季の取り扱い
・ 夏を迎える前にエアコンディショ
ナーの冷媒に不足がないか、指定
サービス工場で点検を受けてくだ
さい。
・ オーバーヒートの予防策として、
いつもより頻繁に冷却水量を点検
してください。
1-2
ドアを開くと、一部の装置が自動的
に動き始め、作動音などが聞こえる
ことがありますが、異常ではありま
せん。
タイヤの点検
タイヤの空気圧や溝の深さが十分あ
り、タイヤに損傷や異常な摩耗がな
いことを点検してください。タイヤ
の空気圧が低かったり、損傷したタ
イヤで走行すると、タイヤが破裂し
たり、火災が発生するなど、事故を
起こすおそれがあります。
運転席足元に注意
・ 運転席の足元には、物を置かない
でください。ペダルの下に物が入
ると、ペダルを操作できなくなる
おそれがあります。
・ フロアマットは純正品のみを正し
く使用してください。車に合った
ものを使用しないと、ペダル操作
ができなくなるおそれがあります。
安全のために
走行する前に
車庫内では
燃料の給油
車庫などの換気の悪い場所ではエン
ジンを停止してください。排気ガス
に含まれる一酸化炭素を吸い込むと、
一酸化炭素中毒を起こしたり、死亡
するおそれがあります。
・ 燃料は無鉛プレミアムガソリンを
使用してください。有鉛ガソリン
や粗悪なガソリン、指定以外の燃
料(高濃度アルコール含有燃料な
ど)を使用したり、添加剤などを
混入すると、エンジンなどを損傷
するおそれがあります。
一酸化炭素は、無色無臭のため気が
つかないうちに吸い込んでいるおそ
れがあります。
ウォーミングアップ(暖機運転)
エンジンが冷えているときでも、停
車したままでの暖機運転は必要あり
ません。エンジンの始動後は、急加
速を避けて車をウォーミングアップ
してください。
◇ 燃料給油口を開くことからは
じまる一連の給油作業は、必
ずひとりで行なう
◇ 給油作業をする人は、作業の
前に金属部分に触れるなどし
て身体の静電気を除去する
◇ 作業中は車内に戻らない(帯
電するおそれがあります)
・ 目的地まで余裕をもって走れる
ように、十分な量を補給してく
ださい。
◇ キャップの取り外し / 取り付
け( 4 - 6 8 )は 確 実 に 行 な い 、
火気を近づけないようにする
・ 燃料給油口には、純正品以外の
キャップを使用しないでください。
◇ ガソリンを垂らさないように
注意する(塗装面を傷めるお
それがあります)
・ セルフ式のガソリンスタンドなど
で給油するときは必ず以下の点を
守り、安全に十分注意して作業を
行なってください。身体に静電気
を帯びていると、放電による火花
で燃料に引火したり、火傷をする
おそれがあります。
◇ エンジンを停止して、ドアや
ドアウインドウなどを閉じる
◇ 気化した燃料を吸い込まない
ように注意する
◇ 給油作業をする人以外は燃料
給油口に近づかない
◇ ガソリンスタンド内に掲示さ
れている注意事項を守る
1-3
安全のために
走行する前に / 子供を乗せるとき
荷物を積むとき
燃えるものは積まない
・ 荷物はできるだけトランクに積ん
でください。
燃料を入れた容器や可燃性のスプ
レー缶などを積まないでください。
万一のときに引火や爆発のおそれ
があります。
・ 車内に荷物を積むときは、動かな
いように確実に固定してくださ
い。急ブレーキ時などに荷物が放
り出され、乗員がけがをするおそ
れがあります。
・ 後席ヘッドレストの後方に荷物を
置かないでください。急ブレーキ
時などに荷物が放り出され、乗員
がけがをするおそれがあります。
・ 鋭い角のあるものは、角の部分に
必ずカバーをしてください。
・ 荷物をシートのバックレストより
も、高く積み上げないでください。
子供を乗せるとき
子供にも必ずシートベルトを着用
・ 子供であっても、シートベルトを
正しく着用し、シートやヘッドレ
ストが正しい位置になっているこ
とを大人が確認してください。正
しくシートベルトが着用できない
小さな子供は、チャイルドセーフ
ティシートを使用してください。
・ 乳児や子供を抱いたり、ひざの上
に乗せて走行しないでください。
急ブレーキ時や事故のとき、大人
と車の間に挟まれて重大なけがを
するおそれがあります。
小さな子供にはチャイルドセーフ
ティシート
6歳未満の子供にはチャイルドセー
フティシート(2-17)を使用するこ
とが法律で義務づけられています。
1-4
安全のために
子供を乗せるとき
子供は後席に
子供には操作させない
車から離れるとき
・ 子供はできるだけ後席に乗せてく
ださい。助手席では、子供の動き
が気になったり、子供が運転装置
をさわるなど、運転の妨げになる
ことがあります。
・ ドアやドアウインドウは大人が開
閉してください。子供が操作する
と、身体を挟んだり、けがをする
おそれがあります。
子供だけを車内に残して車から離れ
ないでください。運転装置に触れて
けがをしたり、事故の原因になるこ
とがあります。
・ 後席ドアのチャイルドプルーフ
ロック(4-53)やドアウインド
ウのセーフティスイッチ(4-54)
を活用してください。
また、炎天下では車内が高温になり、
熱中症を起こすおそれがあります。
・ チャイルドセーフティシートは、
必ず後席の左右いずれかに装着し
てください。やむを得ず助手席に
装着するときは、車の進行方向に
向けてチャイルドセーフティシー
トを装着し、助手席シートを最後
部に移動してください。
・ 子供を助手席に座らせるときは、
助手席シートをもっとも後ろおよ
び高い位置にしてヘッドレストの
高さをもっとも高い位置にし、正
しく座らせてください。エアバッ
グの作動時に大きな衝撃を受ける
おそれがあります。
ドアウインドウやスライディング
ルーフ*から身体を出さない
子供がドアウインドウやスライディ
ングルーフの開口部から身体を出さ
ないように注意してください。けが
をするおそれがあります。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
1-5
安全のために
慣らし運転
慣らし運転
新車の場合、エンジンなどの機械部
分が馴染むまで「慣らし運転」する
ことをおすすめします。
新車時に十分な慣らし運転を行なう
ことにより、将来にわたって安定し
た性能を維持することができます。
知 識
新車時の高速走行後など、エンジ
ンルームからわずかに白煙が出た
り、独特の臭いがすることがあり
ます。これは防錆保護ワックスが
加熱されて発生するもので、故障
や異常ではありません。走行距離
が増すと臭いはなくなります。
最初の1,500kmまでは以下の注意
事項を守ってください。
・ エンジン回転数が許容限度の2/3
(許容限度が7,000回転のときは
約4,600回転)を超えないよう
に運転してください。
・ エンジンに大きな負担のかかる運
転は避けてください。
・ いつも一定のエンジン回転数で走
行するのではなく、負担のかから
ない範囲で回転数と速度を変えて
ください。
・ キックダウンや過度のエンジンブ
レーキは避けてください。
・
、
、
のレンジは山道
などを低速で走行するときだけ使
用してください。
走行距離が1,500kmを超えたら、
エンジン回転数を徐々に高回転まで
上げてください。
1-6
知 識
・ エンジンや駆動系部品の分解や
交換をした後も、慣らし運転を
行なってください。
・ キックダウン:走行中にアクセ
ルペダルをいっぱいに踏み込む
と、自動的に低速ギアに切り替
わり、エンジンの回転数が上が
って素早く加速します。これを
キックダウンといいます。
・ エンジンブレーキ:走行中、ア
クセルペダルを戻したときに発
生するエンジン内部の抵抗をエ
ンジンブレーキといいます。低
速ギアのときほど効きが強くな
ります。
安全のために
走行するとき
走行するとき
アクセルペダルはおだやかに操作
・ 発進や加速するときは、タイヤを
空転させないようにおだやかにア
クセルペダルを操作してくださ
い。タイヤを空転させると、タイ
ヤだけでなくトランスミッション、
駆動系部品を損傷するおそれがあ
ります。
・ 車間距離を十分に確保し、不要な
急発進や急加速、急ブレーキを避
けてください。
トンネルの通過
滑りやすい路面
トンネルに進入するときは、ヘッド
ランプを点灯してください。内部照
明が暗いトンネルでは、進入直後に
視界が悪くなることがありますので、
十分注意してください。
滑りやすい路面では、シフトダウン
操作による急激なエンジンブレーキ
を効かせないでください。
エンジンブレーキの活用
下り坂が続くときは、エンジンブ
レーキを活用してください。ブレー
キペダルを長時間踏み続けると、ブ
レーキディスクが過熱してブレーキ
の効きが悪くなるおそれがあります。
横風が強いとき
横風が強く、車が横方向に流されそ
うなときは、ステアリングをしっか
りと握り、いつもより速度を下げて
進路を保ってください。
知 識
エンジンブレーキ:走行中、アク
セルペダルを戻したときに発生す
るエンジン内部の抵抗をエンジン
ブレーキといいます。低速ギアの
ときほど効きが強くなります。
1-7
安全のために
走行するとき
水たまりの通過後
スタック(立ち往生)したとき
道路冠水や車が水没したとき
水たまりの通過後や洗車直後は、ブ
レーキの効きが遅れたり、悪くなる
ことがあります。このようなときは、
後続車に注意しながら低速で走行し、
ブレーキの効きが回復するまでブ
レーキペダルを数回軽く踏んでくだ
さい。
・ ぬかるみなどでタイヤが空転した
り脱輪した状態から脱出するとき
は、タイヤを高速で空転させない
でください。脱出直後に車が急発
進し、事故を起こすおそれがあり
ます。
・ 豪雨などで道路が冠水し、マフ
ラーに水が入ったときは決してエ
ンジンを始動しないでください。
そのままエンジンを始動すると、
エンジンに重大な損傷を与えるお
それがあります。
また、タイヤを高速で空転させる
と異常な過熱が起こり、タイヤの
破裂や火災などの事故が起きた
り、トランスミッションが損傷す
るおそれがあります。
・ 車が水没した場合は、水が引いた
あとでもエンジンを始動せずに、
指定サービス工場に連絡してくだ
さい。
・ スタックした状態から脱出すると
きは、タイヤ前後の土や雪などを
取り除いたり、タイヤの下に板や
石などをあてがうと効果的です。
1-8
安全のために
走行中に異常を感じたら
走行中に異常を感じたら
警告灯が点灯したとき
ただちに安全な場所に停車してエン
ジンを停止し、本書に従い対処して
ください。それでも警告灯が消灯し
ないときは、指定サービス工場に連
絡してください。警告灯が点灯した
まま走行を続けると、事故を起こし
たり、車に重大な損傷を与えるおそ
れがあります。
ボディ下部に強い衝撃を受けたとき
ただちに安全な場所に停車してボ
ディの下部を点検し、ブレーキ液や
燃料などが漏れていないか確認して
ください。漏れやボディ下部に損傷
を見つけたときは、運転を中止して
指定サービス工場に連絡してくださ
い。損傷を放置したまま走行を続け
ると、事故を起こすおそれがあり
ます。
走行中にタイヤがパンクしたり、破
裂したとき
あわてずにしっかりステアリングを
支えながら、徐々に減速して安全な
場所に停車してください。急ブレー
キや急ハンドル操作をすると、車の
コントロールを失い、事故を起こす
おそれがあります。
1-9
安全のために
駐停車するとき
駐停車するとき
駐車するときの注意事項
・ マフラーは非常に高温になりま
す。周囲に枯れ草や紙くず、油な
ど燃えやすいものがある場所には
駐停車しないでください。
・ 同乗者がドアを開くときは、周囲
に危険がないことを運転者が確認
してください。
・ 見通しの悪い場所や暗い場所では
駐車しないでください。
・ 炎天下での駐車時には、車内各部
の温度が非常に高くなります。ス
テアリングやシートなどに触れる
と、火傷をするおそれがあります。
・ 炎天下に駐車するときは、ウイン
ドウにカバーをしたり、ステアリ
ングやシートなどにカバーやタオ
ルをかけて、温度の上昇を抑えて
ください。
・ 炎天下に駐車した後は、乗車する
前に換気をするなどして、車内各
部の温度を下げてください。
1-10
雪が降っているときは
仮眠するとき
車の周囲が雪で覆われているときは、
雪を取り除いてからエンジンを始動
してください。積雪によりマフラー
がふさがれ、排気ガスが車内に侵入
するおそれがあります。
やむを得ず車内で仮眠するときは、
安全な場所に駐車して必ずエンジン
を停止してください。無意識のうち
にセレクターレバーを動かしたり、
アクセルペダルを踏み込むと、車が
動き出し、事故を起こすおそれがあ
ります。
急な坂道では
急な坂道で駐車するときは、シフト
ポジションを h にして、パーキン
グブレーキを確実に効かせてくださ
い。さらに輪止めをしてください。
またアクセルペダルを踏み続けると、
エンジンやマフラーが異常過熱して火
災の原因になるおそれがあります。
後退するとき
後方視界が十分に確保できないとき
は、車から降りて後方の安全を確認
してください。
安全のために
雨降りや濃霧時の運転
雨降りや濃霧時の運転
雨降りや濃霧時の注意事項
雨が降っていたり、濃霧が発生して
いるときは、路面が濡れて滑りやす
く視界も悪くなります。以下の点に
注意し、いつもより慎重に運転して
ください。
・ 路面が滑りやすいので、タイヤの
接地力が大きく低下し、通常より
制動距離も長くなります。
また、見通しが悪いので歩行者や
障害物の発見が遅れがちになりま
す。いつもより速度を下げ、車間
距離を十分にとってください。
・ 濡れた路面では急激なエンジンブ
レーキを効かせないでください。
滑りやすい路面で急激なエンジン
ブレーキを効かせると、スリップ
して車のコントロールを失い、事
故を起こすおそれがあります。
・ 路面が濡れているときは、ホール
ド機能やクルーズコントロール、
ディストロニック*を使用しない
でください。
・ 水たまりの通過後や激しい雨の中
で長時間ブレーキを使用しないで
走行しているときは、ブレーキの
効きが悪くなることがあります。
このときは、後続車に注意しなが
ら低速で走行し、ブレーキの効き
が回復するまでブレーキペダルを
数回軽く踏んでください。
・ 安全な視界を確保するため、必要
に応じてデフロスターやリアデ
フォッガーを作動させてくださ
い。またはエアコンディショナー
を作動させて車内を除湿してくだ
さい。
・ 雨降りや濃霧時は、自分の車の存
在を周囲に知らせるため、ヘッド
ランプやフォグランプを点灯して
ください。ただし、ヘッドランプ
を上向きにすると、雨や濃霧に反
射して視界を損なったり、対向車
を眩惑するので、下向きで点灯し
てください。
・ 濃霧のときはフォグランプを点灯
し、速度を落として走行してくだ
さい。危険を感じるときは、霧が
晴れるまで安全な場所に停車して
ください。
*オプションまたは仕様により装備が異なります。
1-11
安全のために
オートマチック車の取り扱い
オートマチック車の取り扱い
運転する前に、オートマチック車の
特性や操作上の注意を理解し、正し
く操作してください。
「オートマチッ
ク車の運転」もあわせてお読みくだ
さい(5-15)
。
オートマチック車の特性
クリープ現象:エンジンがかかって
いるとき、シフトポジションがh 、
g 以外になっていると、動力がつ
ながった状態になり、アクセルペダ
ルを踏み込まなくても車がゆっくり
動き出します。これをクリープ現象
といいます。
キックダウン:走行中にアクセルペ
ダルをいっぱいまで踏み込むと、自
動的に低速ギアに切り替わり、エン
ジンの回転数が上がって素早く加速
します。これをキックダウンといい
ます。
1-12
エンジンの始動前
発進
・ ブレーキペダルは必ず右足で操作
してください。不慣れな左足で操
作すると、事故を起こすおそれが
あります。
・ エンジンが適正なアイドリング回
転数になっていることを確認して
ください。
・ ブレーキペダルを踏み込んだとき
にペダルが一定のところで止まる
ことやペダルの踏みしろの量を確
認してください。
エンジンの始動
シフトポジションが h になってい
ることを確認し、ブレーキペダルを
確実に踏んでエンジンを始動します。
アクセルペダルを踏む必要はありま
せん。
・ シフトポジションを f 、 i に
するときは、必ずブレーキペダル
を十分に踏み込んでください。
・ アクセルペダルを踏んだまま、セ
レクターレバーを動かさないでく
ださい。車が急発進するおそれが
あります。
・ 急な上り坂で発進するときは、
パーキングブレーキを効かせたま
まアクセルペダルを静かに踏み込
み、車がわずかに動き出すのを確
認してからパーキングブレーキを
解除して発進してください。
安全のために
オートマチック車の取り扱い
走行中
停車
駐車
滑りやすい路面で急激なエンジンブ
レーキを効かせると、スリップして
車のコントロールを失い、事故を起
こすおそれがあります。
・ 停車中はエンジンの空ぶかしをし
ないでください。万一、シフトポ
ジションが走行位置に入ると、車
が急発進して事故を起こすおそれ
があります。
・ 駐車時や車から離れるときは、必
ずシフトポジションをh にし
て、パーキングブレーキを確実に
効かせて、エンジンを止めてくだ
さい。
・ 急な上り坂での停車時、後退しよ
うとする車を、アクセルペダルを
踏むことにより停止状態を保たな
いでください。トランスミッショ
ンが損傷するおそれがあります。
・ 後退したあとは、すぐにシフトポ
ジションを h か g に戻すよう
に心がけてください。 i になっ
ていることを忘れてアクセルペダ
ルを踏み込み、車が後退して事故
を起こすおそれがあります。
・ 車が完全に停止する前に、シフト
ポジションを h にしないでくだ
さい。トランスミッションが損傷
するおそれがあります。
1-13
安全のために
こんなことにも注意
こんなことにも注意
運転するときの注意事項
・ 服用後の運転が禁止されている薬
や、酒類を飲んだ後は絶対に運転
しないでください。
・ ライターを車内に放置しないでく
ださい。炎天下の車内は非常に高
温になるため、ライターが発火し
たり爆発するおそれがあります。
・ ペダル操作の妨げになるような靴
(厚底靴など)やサンダル履きで
運転しないでください。
・ ウインドウなどに吸盤を貼り付け
ないでください。吸盤がレンズの
働きをして、火災が発生するおそ
れがあります。
違法改造はしない
自動車電話、携帯電話の使用
・ 違法改造はしないでください。違
法改造や純正でない部品の使用
は、保証の適用外になるだけでな
く、事故の原因になります。
運転者は、走行中に自動車電話や携
帯電話を使用しないでください。道
路交通法違反になります。なお、ハ
ンズフリー機能は使用できますが、
注意力が散漫になり事故の原因にな
るおそれがあります。安全な場所に
停車してから使用してください。
定期交換部品などは純正品だけを
使用して、燃料や油脂類などは指
定品を使用してください。
・ 燃料やオイルの添加剤などは一切
使用しないでください。故障の原
因になることがあります。
・ 無線機やオーディオなどの電装品
を取り付けたり取り外すときは、
指定サービス工場におたずねくだ
さい。
COMANDシステムの操作
COMANDシステムの操作は、でき
るだけ走行中を避け、安全な場所に
停車してから操作してください。走
行中に画面を見るときは、必要最小
限(約1秒以内)にとどめてください。
きびしい条件下での運転
発進、停止を繰り返す市街地走行、
山間部や路面の悪い道路などきびし
い条件下での走行が多いときは、タ
イヤやエアクリーナー、オイル、
フィルター類の点検整備や交換を、
定期的な交換時期よりも早く行なう
ことが必要になります。
1-14
2. 安全装備
正しい運転姿勢 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥2-2
シートベルト ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2-3
PRE-SAFE(プレセーフ) ‥‥‥‥2-9
SRSエアバッグ ‥‥‥‥‥‥‥‥2-10
チャイルドセーフティシート ‥‥2-16
2-1
安全装備
正しい運転姿勢
正しい運転姿勢
警 告
ヘッドレストの中央が
目の高さにくる
ステアリングが
楽に操作できる
ペダルが十分に
踏み込める
背中はバック
レストに密着
させる
バックレストは
できるだけ垂直
にする
シートベルトが
正しく着用できる
正しい運転姿勢になるように上記の
点に注意してシートを調整してくだ
さい。
・ 必ず運転前に自分の運転姿勢に
合った正しいシート位置に調整
してください。運転中に調整す
ると、車のコントロールを失い、
事故を起こすおそれがあります。
・ バックレストと背中の間に物を
挟まないでください。事故のと
き、けがをするおそれがあり
ます。
・ シートのバックレストを大きく
傾けた状態で走行しないでくだ
さい。事故のとき、身体がシー
トベルトの下を抜けてベルトの
力が腹部や首にかかり、致命的
なけがをするおそれがあります。
※車種や仕様によりシートなどの形状は異なります。
2-2
?
注 意 !
・ シ−トを調整しているときは、
シ−トの下や横に身体を入れた
り、作動部に触れないでくださ
い。挟まれてけがをするおそれ
があります。
・ シートの一部が身体や物に当た
ったときは、それ以上操作しな
いでください。
・ 誤ってドアのシート調整スイッ
チに触れるとシートが動き、乗
員がけがをするおそれがありま
す。子供を乗せているときは十
分注意してください。
安全装備
シートベルト
シートベルト
シートベルトは、万一の衝突時など
に乗員が受けるけがの被害を軽減さ
せる乗員保護装置であり、急ブレー
キや衝撃などを感知するとシートベ
ルトをロックして乗員がシートから
放り出されないように拘束します。
ねじれがない
肩の中央にかかっている
シートベルトの効果を十分に発揮さ
せるためには、走行前に正しく着用
し、正しく取り扱うことが必要です。
ベルトを急に引き出して
ロックする
腰骨のできるだけ低い位置
を通っている
バックルに正しく
差し込まれている
首に当たったり、
肩から外れないように
シートを調節する
※車種や仕様によりシートなどの形状は異なります。
2-3
安全装備
シートベルト
シートベルトの着用
シートベルトを着用する
▲
プレート①を持ってシートベルト
をゆっくり引き出します。シート
ベルトがロックして引き出せない
ときは、シートベルトを少し戻し
てから、再びゆっくり引き出し
ます。
▲
シートベルトにねじれがないこと
を確認し、プレート①の先端をバ
ックル②に差し込みます。
▲
腰を通るベルトが腰骨のできるだ
け低い位置にかかるようにして、
ベルトにたるみがないように身体
に密着させます。
▲
肩を通るベルトが肩の中央の部分
を通ることを確認します。
1
2
3
2-4
シートベルトを外す
▲
① プレート
② バックル
③ 解除ボタン
手でプレート①を持ち、バックル
の解除ボタン③を押し、シートベ
ルトをゆっくり巻き取らせます。
前席シートベルトの高さ調整
前席シートベルトの高さは、シート
の前後位置に応じて自動的に調整さ
れます。
安全装備
シートベルト
警 告
?
・ 全員がシートベルトを着用して
ください。シートベルトを着用
していないと、急ブレーキ時や
衝突時などに身体を車内に激し
くぶつけたり、車外に放り出さ
れて致命的なけがをするおそれ
があります。
・ シートベルトの機能が十分発揮
できるように、以下の点に注意
して正しく着用してください。
◇ バックレストを大きく傾け
ないでください。
◇ コートなどの厚手の衣類は
着用しないでください。
◇ シートに深く腰かけてくだ
さい。
◇ 肩を通るベルトを脇の下に
通さないでください。上体
を固定できず、衝突したと
きなどに頭や首、肋骨や腹
部に強い衝撃を受けます。
◇ 腰を通るベルトは腰骨ので
きるだけ低い位置にかけて
ください。腹部にかけると
衝突したときなどに腹部が
強く圧迫されます。
◇ シートベルトクリップなどを
使用してシートベルトにたる
みをつけないでください。
◇ 子供が着用するときは、着
用状態を運転者が確認して
ください。また、正しく着
用できない体格の子供は適
切なチャイルドセーフティ
シートを使用してください。
◇ シートベルトがねじれた状態
で着用しないでください。衝
撃を分散できなくなります。
◇ 1本のシートベルトを2人以
上で共用したり、シートベル
トと身体の間にバッグなどを
挟み込まないでください。
2-5
安全装備
シートベルト
注 意 !
・ シートベルトを正しく機能さ
せ、損傷を防ぐために以下の点
に注意してください。
・ シートベルトの強度が低下し、
乗員保護機能が損なわれるので
清掃するときは以下の点に注意
してください。
◇ ドアに挟んだり、鋭利な部
分に当てない
◇ 強い酸性やアルカリ性洗剤、
有機溶剤などを使用しない
◇ たばこの火や熱いものを近
づけない
◇ 乾燥時にドライヤーや直射
日光を当てない
◇ バックル部分に異物を入れ
ない
◇ シートベルトを漂白したり、
染色しない
◇ 着用時は胸ポケットにペン
や眼鏡などを入れない
◇ 分解や改造などをしない
・ 衝突後やシートベルトが大きな
衝撃を受けたときは、指定サー
ビス工場で新品と交換し、関連
部品の点検を受けてください。
・ 純正部品以外のシートベルトは
使用しないでください。
・ 妊娠中の方やけがの治療中の方
は、医師に相談の上、シートベ
ルトを着用してください。
2-6
シートベルトテンショナー
前席と後席左右のシートベルトには
シートベルトテンショナーが装備さ
れています。
シートベルトテンショナーは、車の
前後方向から大きな衝撃を受けたと
きにシートベルトを引き込み、シー
トベルトの効果を高める装置です。
ベルトフォースリミッター
前席と後席左右のシートベルトには
ベルトフォースリミッターが装備さ
れています。
ベルトフォースリミッターは、シー
トベルトに一定以上の荷重がかかっ
たときに作動し、乗員の胸にかかる
力を軽減します。
安全装備
シートベルト
注 意 !
知 識
・ シートベルトテンショナーが作
動すると、シートベルトに強く
締め付けられることがあります。
・ シートベルトテンショナーの作
動時にわずかながら白煙が発生
することがありますが、火災の
心配はありません。
・ シートベルトに強く締め付けら
れている状態でシートベルトを
外すときは、シートベルトのプ
レートを確実につかみながらバ
ックルの解除ボタンを押してく
ださい。シートベルトの張力に
より、解除したプレートが跳ね
返り、けがをするおそれがあり
ます。
・ バックル部分に作動の妨げにな
るようなものがないことを確認
してください。
・ 作動したシートベルトテンショ
ナーは、必ず指定サービス工場
で新品と交換してください。
・ 助手席に人が乗っていないとき
は、シートベルトをバックルに
差し込まないでください。事故
などのとき、シートベルトテン
ショナーが作動するおそれがあ
ります。
また、ぜんそくなどの呼吸疾患
のある方は一時的に呼吸障害を
起こすおそれがありますので、
安全を確認のうえ車外へ出る
か、ドアウインドウやドアを開
き換気を行なってください。
・ シートベルトテンショナーの作
動時に爆発音が聞こえますが、
通常では聴力への影響はありま
せん。
・ 助手席に重い荷物などを積んで
いると、衝突時などに助手席シ
ートベルトテンショナーが作動
することがあります。
・ ドアロックスイッチや車速感応
ドアロックなどにより車が施錠
されていても、シートベルトテ
ンショナーやエアバッグが作動
すると、ドアは自動的に解錠さ
れます。
・ シートベルトテンショナーが作
動すると、エアバッグシステム
警告灯が点灯します。
・ シートベルトテンショナーは、
車が横転したときに作動するこ
とがあります。
・ 未作動のシートベルトテンショ
ナーを廃棄するときは、廃棄専
用の処置が必要です。指定サー
ビス工場、または専門業者に依
頼してください。
・ シートベルトテンショナーは、
シートベルトがバックルに正し
く差し込まれていないと作動し
ない場合があります。
2-7
安全装備
シートベルト
シートベルト警告灯
エンジンスイッチを2の位置にする
と点灯し、数秒後に消灯します。
また、運転席および助手席の乗員が
シートベルトを着用していないとき
には、シートベルト警告灯が点灯し
続けます。
点灯しないときは警告灯の異常です。
すみやかに指定サービス工場で点検
を受けてください。
シートベルト警告音
運転席の乗員がシートベルトを着用
せずにエンジンスイッチを2の位置
にするかエンジンを始動すると、警
告音が数秒間鳴り、シートベルトの
着用を促します。
2-8
走行中のシートベルト警告
運転席または助手席の乗員が、シー
トベルトを着用しないまま走行を開
始し速度が約25km/h以上になるか、
走行中にシートベルトを外したとき
は、シートベルト警告灯が点滅し断
続的な警告音も鳴ります。
そのままの状態で約60秒間走行する
か、または車を停止したときは警告
灯は点灯に変わり、警告音も鳴り止
みます。ただし、シートベルトを着
用しないまま再び走行を始めて速度
が約25km/h以上になると、この警
告は繰り返し行なわれます。
知 識
助手席に重い荷物などを積んでい
ると、エンジンがかかっていると
きにシートベルト警告が行なわれ
ることがあります。
安全装備
PRE-SAFE
PRE-SAFE(プレセーフ)
プレセーフは、緊急ブレーキや横滑
りなどにより車が不安定な状態にあ
ることを感知すると、前席シートベ
ルトを引き込むとともに、助手席や
左右後席*を安全なシート位置に移
動したり、ドアウインドウとスライ
ディングルーフ*を閉じることによ
り、万一の衝突や横転に備えて乗員
保護機能を高める装置です。
PRE-SAFE(プレセーフ)の作動
プレセーフは、約30km/h以上で走
行しているときに作動します。
プレセーフは以下のように作動し
ます。
◇ 衝突に備え、プレセーフ用の電動
式シートベルトテンショナーが前
席シートベルトを引き込み、シー
トベルトテンショナーの効果を高
めます。
◇ 助手席や左右後席*が、エアバッ
グの作動に対し不適切な位置にあ
る場合は、シートを適正な位置に
自動的に調整します。
知 識
・ 車が不安定な状態から脱する
と、電動式シートベルトテンシ
ョナーの張力が緩みます。また、
マルチコントロールシートバッ
ク*のサイドクッションの空気
圧が元の設定に戻ります。
・ 電動式シートベルトテンショナ
ーが解除されてもシートベルト
が緩まないときは、シートの前
後位置やバックレストの角度を
少し後方に移動させると、シー
トベルトが緩みます。
◇ 車の横滑りを感知すると、万一の
横転時に乗員が車外に放出される
ことを防ぐため、ドアウインドウ
とスライディングルーフ*が少し
開いた状態まで自動的に閉じます。
◇ マルチコントロールシートバック
*のサイドクッションの空気圧を
高くします。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
2-9
安全装備
SRSエアバッグ
SRSエアバッグ
運転席 / 助手席エアバッグ
エアバッグは、シートベルトの効果
を補助する装置です。
前席 / 後席サイドバッグ
1
エアバッグの効果を発揮させるため
には、シートベルトの正しい着用が
条件になります。
衝突時のように車が強い衝撃を受け
ると、収納されているエアバッグが
瞬時にふくらんで乗員の前面や周囲
にエアクッションを作り、乗員への
衝撃を分散・軽減します。
衝撃を受ける状況によって、作動す
るエアバッグが異なります。
1
左ハンドル車
① 運転席エアバッグ
ステアリングパッド部
② 助手席エアバッグ
助手席ダッシュボードパネル部
知 識
SRSはSupplemental Restraint
System(乗員保護補助装置)の略
です。
前方からの強い衝撃を受けると作動
し、乗員の頭部や胸部への衝撃を分
散・軽減します。
助手席には乗員検知機能を装備して
おり、助手席に乗員がいないと判断
したときは助手席エアバッグは作動
しません。
2-10
2
2
① 前席サイドバッグ
運転席 / 助手席のバックレスト側面
② 後席サイドバッグ
後席の左右側面
横方向からの強い衝撃を受けると、
衝撃を受けた側のサイドバッグが作
動し、上体への衝撃を軽減します。
助手席には乗員検知機能を装備して
おり、助手席に乗員がいないと判断
したときは助手席側の前席サイドバ
ッグは作動しません。
安全装備
SRSエアバッグ
ウインドウバッグ
エアバッグシステム警告灯
1
① ウインドウバッグ
前席ピラーから後席ピラー間のルー
フライニング部
横方向からの強い衝撃を受けると、
乗員の有無に関わらず衝撃を受けた
側のウインドウバッグが作動し、頭
部などへの衝撃を軽減します。
また、車が横転したときもウインド
ウバッグは作動します。
エンジンスイッチを1の位置にする
と数秒間点灯します。また、2の位
置にすると点灯し、エンジン始動後
に消灯します。
点灯しないときや点灯後に消灯しな
いとき、走行中に点灯したときはエ
アバッグシステムやシートベルトテ
ンショナー、助手席検知機能 / チャ
イルドセーフティシート検知システ
ム*の異常です。すみやかに指定サ
ービス工場で点検を受けてください。
警 告
?
・ エンジン始動後もエアバッグシ
ステム警告灯が点灯するときは、
事故などの衝撃があってもエア
バッグやシートベルトテンショ
ナーが作動しないことがありま
す。また、不意に作動すること
もあります。すみやかに指定サ
ービス工場で点検を受けてくだ
さい。
・ 運転席シートは正しい位置に調
整し、助手席シートはできるだ
け後部に動かし、エアバッグと
の間隔を確保してください。間
隔が狭すぎると、エアバッグが
作動する衝撃でけがをするおそ
れがあります。
・ 運転中はステアリングのパッド
部を持ったり、身体をステアリ
ングやダッシュボードにのせな
いでください。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
2-11
安全装備
SRSエアバッグ
?
・ エアバッグ収納部やその近くに
物を置かないでください。
・ ウインドウやピラーの周囲にア
クセサリーなどを取り付けない
でください。
・ 膝の上に物を抱えるなど、エア
バッグと乗員との間に物を置か
ないでください。
・ アシストグリップやコートフッ
クに固い物や鋭利な物をかけな
いでください。
・ ルームミラーに市販のワイドミ
ラーなどを取り付けないでくだ
さい。
・ ステアリングのパッド部やエア
バッグ収納部に、バッジ、ステ
ッカー、リモコンなどを貼り付
けたり、市販のカップホルダー
やアクセサリーなどを取り付け
ないでください。
・ ドアなどの内張りに寄りかから
ないでください。
警 告
・ 前席シートにカバーをするとき
は、必ず前席サイドバッグ用の
スリットが入った専用のシート
カバーを使用してください。市
販のカバーを使用すると、前席
サイドバッグの作動が妨げられ
るおそれがあります。
2-12
・ 衣服のポケットなどに重い物や
鋭利な物を入れないでください。
注 意 !
・ エアバッグは高温のガスにより
ふくらむため、すり傷や火傷、
打撲などをすることがあります。
・ エアバッグの作動後はエアバッ
グや関連部品に身体を触れない
でください。部品が熱くなって
おり、火傷をするおそれがあり
ます。
・ エアバッグが作動した後は、必
ず指定サービス工場で新品と交
換してください。
・ エアバッグを取り外したり、関
連部品や配線などを改造しない
でください。誤作動でけがをし
たり、正しく作動しなくなり
ます。
安全装備
SRSエアバッグ
知 識
・ 車の前方からの衝撃が弱いとき
はシートベルトテンショナーだ
けが作動し、エアバッグは作動
しないことがあります。
・ 助手席シートに重い荷物などを
積んでいると、衝突時などに助
手席エアバッグや助手席側の前
席サイドバッグが作動すること
があります。
・ ドアロックスイッチや車速感応
ドアロックなどにより車が施錠
されていても、エアバッグやシ
ートベルトテンショナーが作動
すると、ドアは自動的に解錠さ
れます。
・ エアバッグが作動すると、エア
バッグシステム警告灯が点灯し
ます。
・ エアバッグの作動時に爆発音が
聞こえますが、通常では聴力へ
の影響はありません。
・ エアバッグが作動すると非常点
滅灯が自動的に点滅します。自
動的に点滅した非常点滅灯を解
除するときは、非常点滅灯スイ
ッチを押します。
・ ボディの部位によって受けた衝
撃を吸収する度合いが異なるの
で、損傷の大きさとエアバッグ
の作動は必ずしも一致しません。
・ エアバッグの作動時にわずかに
白煙が発生することがあります
が、火災の心配はありません。
・ 未作動のエアバッグを廃棄する
ときは、廃棄専用の処置が必要
です。指定サービス工場、また
は専門業者に依頼してください。
また、ぜんそくなどの呼吸疾患
のある方は一時的に呼吸障害を
起こすおそれがありますので、
安全を確認のうえ車外へ出る
か、ドアウインドウやドアを開
き換気を行なってください。
2-13
安全装備
SRSエアバッグ
運転席 / 助手席エアバッグが作動す
るとき
正面衝突など車の前方左右
正面衝突など車の前方左右
約
約30
約30度以内の方向から強
30度以内の方向から強
度以内の方向から強
い衝撃を受けたとき
約30
約30°
30°
サイドバッグ / ウインドウバッグが
作動するとき
客室部分に横方向から強い衝撃を
受けたとき
運転席 / 助手席エアバッグが作動し
ないとき
後ろから衝突されたとき
約30
約30°
30°
作動範囲
横転したとき
ウインドウバッグが作動するとき
硬いコンクリートの壁
硬いコンクリートの壁
などに正面衝突したとき
横転したとき
横方向から衝突されたとき
2-14
安全装備
SRSエアバッグ
運転席 / 助手席エアバッグが作動し
ない場合があるとき
立木や電柱への衝突のとき
トラックの下に潜り込ん
だとき
斜め前方への衝突のとき
サイドバッグ / ウインドウバッグが
作動しない場合があるとき
いずれかのエアバッグが作動する場
合があるとき
斜め方向から衝撃を受けたとき
中央分離帯や縁石などに
衝突したとき
客室以外の側面に衝撃を受けたとき
深い穴や溝に落ちたとき
床下に強い衝撃を受けたとき
2-15
安全装備
チャイルドセーフティシート
チャイルドセーフティシート
シートベルトは身長150cm以上の
人が使用することを前提にしていま
す。シートベルトが正しく着用でき
ない体格の子供などは、適切なチャ
イルドセーフティシートを使用して
ください。
チャイルドセーフティシートの取り
扱いや取り付け方法については、製
品に添付されている「取扱説明書」
をお読みください。
注 意 !
チャイルドセーフティシートを装着
するときは、必ずシートのバックレ
ストを起こしてください。
警 告
?
・ 6歳未満の子供を乗せるときは、
チャイルドセーフティシートを
使用することが法律で義務づけ
られています。
・ 6歳以上の子供でも、シートベ
ルトが正しく着用できない子供
は、チャイルドセーフティシー
トを使用してください。
・ 身長150cm未満の子供はチャ
イルドセーフティシートを使用
して確実に身体を固定してくだ
さい。
・ チャイルドセーフティシートを
使用しないと、急ブレーキ時や
衝突時などに身体を車内に激し
くぶつけたり、車外に放り出さ
れて致命的なけがをするおそれ
があります。
・ 子供の体格に適合したチャイル
ドセーフティシートを使用し、
子供を正しい姿勢で座らせ、身
体をシートベルトで確実に固定
してください。
2-16
・ シートベルトが正しく着用でき
ない体格の子供が、そのままシ
ートベルトを着用すると、首を
締め付けたり、腹部を強く圧迫
したりして致命的なけがをする
おそれがあります。
・ チャイルドセーフティシート
は、後席に装着してください。
電動シートバック装備車に装着
するときは、シートバックをも
っとも起きた状態にして、シー
トクッション前部の高さをもっ
とも高い位置にしてください。
・ やむを得ずチャイルドセーフテ
ィシートを助手席に装着すると
きは、必ず前向きに装着してく
ださい。そして助手席シートを
もっとも後ろおよび高い位置に
して、ヘッドレストの高さをも
っとも高い位置にしてください。
安全装備
チャイルドセーフティシート
・ 助手席には、後向きに装着する
タイプのチャイルドセーフティ
シートを装着しないでくださ
い。また、タイプにかかわらず
チャイルドセーフティシートを
後向きに装着しないでくださ
い。エアバッグが作動する衝撃
で致命的なけがをするおそれが
あります。
この危険を知らせるラベルが、
サンバイザーに貼付されてい
ます。
・ チャイルドセーフティシートが
損傷しているときは新品と交換
してください。大きな衝撃を受
けたり、損傷したものは子供を
保護できません。
・ チャイルドセーフティシートを
使用しないときは、車から取り
外すか、確実に固定してくださ
い。急ブレーキ時などに、チャ
イルドセーフティシートが放り
出されて乗員がけがをするおそ
れがあります。
・ チャイルドセーフティシートは
直射日光に当てないでくださ
い。炎天下では車内に置いたチ
ャイルドセーフティシートが高
温になり、子供が火傷をするお
それがあります。
・ 子供だけを車内に残して車から
離れないでください。運転装置
に触れてけがをしたり、事故の
原因になることがあります。ま
た、炎天下では車内が高温にな
り、熱中症を起こすおそれがあ
ります。
純正チャイルドセーフティシート
ダイムラー・クライスラー社の純正
チャイルドセーフティシートには、
チャイルドセーフティシート検知シ
ステム装備車の助手席に装着すると、
助手席エアバッグの作動を解除する、
センサー付きシート(ベビーセーフ、
デュオ、キッド)があります。
純正チャイルドセーフティシートに
は、以下のタイプがあります。詳し
くは販売店におたずねください。
選択の目安
シート名
体 重
年 齢
ベビーセーフ
10kg以下
生後9ヵ月位まで
デュオ
9∼18kg
生後8ヵ月∼4歳位
キッド
15∼36kg
4歳∼12歳位
※チャイルドセーフティシートの種類や名
称は予告なく変更されることがあります。
詳しくは販売店におたずねください。
2-17
安全装備
チャイルドセーフティシート
チャイルドセーフティシート
検知システム*
助手席シートの座面に検知システム
が装備されており、センサー付き純
正チャイルドセーフティシートとの
間で自動的に信号の発信 / 受信を行
ない、チャイルドセーフティシート
の有無を判断し、助手席エアバッグ
の機能を解除するシステムです。
助手席エアバッグの機能が解除され
ると、助手席エアバッグオフ表示灯
が点灯します。
注 意 !
助手席のシート座面とセンサー付
き純正チャイルドセーフティシー
トの間に物を入れないでください。
チャイルドセーフティシートを検
知できなくなるおそれがあります。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
2-18
警 告
?
チャイルドセーフティシート検知
システム非装備車にセンサー付き
純正チャイルドセーフティシート
を装着したとき、助手席エアバッ
グオフ表示灯が点灯することがあ
りますが、助手席エアバッグの機
能は解除されません。必ず以下の
点に注意してください。
・ センサー付き純正チャイルドセ
ーフティシートであっても、必
ず後席に装着してください。
・ やむを得ずチャイルドセーフテ
ィシートを助手席に装着すると
きは、必ず前向きに装着してく
ださい。そして助手席シートを
もっとも後ろおよび高い位置に
して、ヘッドレストの高さをも
っとも高い位置にしてください。
・ 助手席には、後向きに装着する
タイプの純正チャイルドセーフ
ティシートを装着しないでくだ
さい。また、タイプにかかわら
ず純正チャイルドセーフティシ
ートを後向きに装着しないでく
ださい。エアバッグが作動する
衝撃で致命的なけがをするおそ
れがあります。
知 識
・ センサー付き純正チャイルドセ
ーフティシートを装着して、助
手席エアバッグオフ表示灯が点
灯しても、サイドバッグやウイ
ンドウバッグ、シートベルトテ
ンショナーの機能は解除されま
せん。
・ 純正チャイルドセーフティシー
トには、チャイルドセーフティ
シート検知システムに対応して
いないタイプがあります。詳し
くは販売店におたずねください。
安全装備
チャイルドセーフティシート
助手席エアバッグオフ表示灯*
1
左ハンドル車
① 表示灯
センサー付き純正チャイルドセーフ
ティシートを助手席に装着している
ときにエンジンスイッチを1か2の位
置にすると、助手席エアバッグオフ
表示灯①が点灯し、助手席エアバッ
グの機能が解除されます。
点灯しないときは、チャイルドセー
フティシート検知システムが故障し
ています。助手席でチャイルドセー
フティシートを使用せずに、すみや
かに指定サービス工場で点検を受け
てください。
注 意 !
センサー付き純正チャイルドセー
フティシートを助手席に装着して
いないときは、エンジンスイッチ
を1か2の位置にすると、助手席エ
アバッグオフ表示灯が点灯し、数
秒後に消灯します。
点灯しないときや点灯後に消灯し
ないときは、システムの故障です。
すみやかに指定サービス工場で点
検を受けてください。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
2-19
安全装備
チャイルドセーフティシート
警 告
?
センサー付き純正チャイルドセー
フティシートを装着するときは、
以下の点に注意して正しく使用し
てください。
チャイルドセーフティシート検知
システム装備車の場合
・ 助手席に装着したときは、必
ず助手席エアバッグオフ表示
灯が点灯することを確認して
ください。
・ 助手席エアバッグオフ表示灯が
点灯しないときは、助手席エア
バッグの機能は解除されていま
せん。必ず後席に装着してくだ
さい。また、すみやかに指定サ
ービス工場で点検を受けてくだ
さい。
電動シートバック装備車に装着
するときは、シートバックをも
っとも起きた状態にして、シー
トクッション前部の高さをもっ
とも高い位置にしてください。
2-20
◇ やむを得ずチャイルドセーフ
ティシートを助手席に装着す
るときは、必ず前向きに装着
してください。そして助手席
シートをもっとも後ろおよび
高い位置にして、ヘッドレス
トの高さをもっとも高い位置
にしてください。
・ センサー付き純正チャイルドセ
ーフティシートであっても、必
ず後席に装着してください。
◇ 後向きに装着するタイプの
チャイルドセーフティシー
トは、絶対に助手席に装着
しないでください。エアバ
ッグが作動する衝撃で致命
的なけがをするおそれがあ
ります。
◇ やむを得ずチャイルドセーフ
ティシートを助手席に装着す
るときは、必ず前向きに装着
してください。そして助手席
シートをもっとも後ろおよび
高い位置にして、ヘッドレス
トの高さをもっとも高い位置
にしてください。
チャイルドセーフティシート検知
システム非装備車の場合
・ センサー付き純正チャイルドセ
ーフティシートを助手席に装着
したとき、助手席エアバッグオ
フ表示灯が点灯することがあり
ますが、助手席エアバッグの機
能は解除されていません。
電動シートバック装備車に装着
するときは、シートバックをも
っとも起きた状態にして、シー
トクッション前部の高さをもっ
とも高い位置にしてください。
◇ 後向きに装着するタイプの
チャイルドセーフティシー
トは、絶対に助手席に装着
しないでください。エアバ
ッグが作動する衝撃で致命
的なけがをするおそれがあ
ります。
安全装備
チャイルドセーフティシート
ISO-FIX対応チャイルドセーフテ
ィシート固定装置
▲
カバー②を上方に開きます。
▲
カバー②の裏側にあるカバー固定
プレート③を90°まわして、カバ
ーを固定します。
▲
2
チャイルドセーフティシートを固定
装置に装着する
固定リング①にチャイルドセーフ
ティシートを装着します。
3
1
注 意 !
① 固定リング
② カバー
③ カバー固定プレート
後席シートの左右に、ISO-FIX対応
チャイルドセーフティシート用の固
定リング①を装備しています。
チャイルドセーフティシートを装
着するときは、後席中央のシート
ベルトを挟み込まないように注意
してください。
警 告
?
・ この固定リングは、体重22kg
以下の子供を乗せるときに使用
してください。
・ チャイルドセーフティシート
は、必ず製品の取扱説明書の指
示に従い、左右の固定リングに
装着してください。装着のしか
たを誤ると、事故のとき、十分
な効果が得られなかったり、チ
ャイルドセーフティシートが外
れるおそれがあります。
・ チャイルドセーフティシートや
固定リングが事故で損傷したり
強い衝撃を受けた場合は、新品
に交換してください。
2-21
3. インストルメントパネル
メーターパネル ‥‥‥‥‥‥‥‥‥3-2
COMANDシステム ‥‥‥‥‥‥3-10
マルチファンクションディスプレイ
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3-22
3-1
インストルメントパネル
メーターパネル
メーターパネル
2
1
3
4
5
6
7
9
8
28
26
27
24 23
22
21
20
19
11
12
13
15
10
18
25
※装備、仕様の違いにより、スイッチなどの位置や形状が実際の車両と異なることがあります。
3-2
14
17
16
インストルメントパネル
メーターパネル
名称
①
エンジン冷却水温度計
3-5
②
燃料計
3-5
③
方向指示表示灯
3-5
④
パーキングブレーキ
表示灯
3-5
パーキングブレーキ
警告灯
3-5
⑥
ブレーキ警告灯
5-38
⑦
パークトロニックインジ
ケーター /作動表示灯*
5-82
⑧
ESP表示灯
5-45
⑨
スピードメーター
3-6
⑩
車間距離警告灯*
5-68
⑤
名称
ページ
パークトロニックインジ
ケーター /作動表示灯*
5-82
⑫
シートベルト警告灯
3-7
外気温度表示
3-8
⑬
方向指示表示灯
3-5
サブスピードメーター
3-41
⑭
シフトポジション表示
5-7
エアバッグシステム
2-11
⑮
タコメーター
3-7
⑯
エンジン警告灯
3-7
⑰
走行モード表示
5-8
⑱
マルチファンクション
ディスプレイのメイン
メニュー表示項目
3-24
マルチファンクション
ディスプレイ
3-22
ページ
⑪
⑲
⑳ ホールド機能表示灯
名称
車間距離警告音
ページ
5-69
表示灯*
警告灯
ABS警告灯
5-43
ハイビーム表示灯
3-9
燃料給油口位置表示
3-9
燃料残量警告灯
3-9
5-40
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-3
インストルメントパネル
メーターパネル
メーターパネルの点灯
メーターパネルは以下のときに点灯
します。
・ エンジンスイッチを1か2の位置
にしたとき
0の位置にするか、エンジンス
イッチからキーを抜いて約30秒
後に消灯します。
注 意 !
メーターパネルの照度を調整する
メーターパネルが故障すると、車
両の状態や速度、外気温度、警告
表示などの表示ができなくなるこ
とがあります。十分注意して走行
してください。また、すみやかに
指定サービス工場に連絡してくだ
さい。
1
1
・ 車外ランプが点灯したとき
車外ランプが消灯して約30秒後
に消灯します。
また、以下のときに点灯して約30秒
後に消灯します。
左ハンドル車
① メーターパネル照度調整ノブ
明るくする
・ 車を解錠したとき
▲
・ 運転席ドアを開いたとき
暗くする
・ 開いている運転席ドアを閉じた
とき
▲
・ パーキングブレーキスイッチを押
したとき
3-4
右ハンドル車
ノブ①を時計回りにまわします。
ノブ①を反時計回りにまわします。
知 識
周囲が明るいときは、メーターパ
ネルの照度は自動的に調整されま
す。手動で照度を調整することは
できません。
インストルメントパネル
メーターパネル
① エンジン冷却水温度計
③⑬ 方向指示表示灯
エンジンの冷却水温度を表示します。
知 識
・ 指定の冷却水を適切な混合比で
使用しているときは、約
120℃まではオーバーヒート
は起こしません。
・ 暑い日や上り坂が続くときなど
に、冷却水温度の表示が
120℃付近を示すことがあり
ますが、マルチファンクション
ディスプレイに冷却水に関する
故障 / 警告メッセージ(1020)が表示されない限り、問題
ありません。
方向指示灯、非常点滅灯を作動させ
たときに点滅します。
詳しくは(5-28、5-29)をご覧くだ
さい。
⑤ パーキングブレーキ
警告灯
エンジンスイッチを2の位置にする
と点灯し(点灯しないときは警告灯が
故障しています)、エンジン始動後に
消灯します。
パーキングブレーキに異常があると
きは、点灯または点滅します。
④ パーキングブレーキ
表示灯
詳しくは(10-15∼18)をご覧くだ
さい。
パーキングブレーキを効かせている
ときに点灯します。
パーキングブレーキに異常があると
きはパーキングブレーキを解除して
いても点灯したり、点滅します。
② 燃料計
燃料の残量を表示します。
燃料タンク容量は約90リットルです。
注 意!
給油のときはエンジンを停止して
ください。
3-5
インストルメントパネル
メーターパネル
⑥ ブレーキ警告灯
⑧ ESP表示灯
⑨ スピードメーター
車の走行速度を表示します。
エンジンスイッチを2の位置にする
と点灯し(点灯しないときは警告灯が
故障しています)、エンジン始動後に
消灯します。
エンジンスイッチを2の位置にする
と点灯し(点灯しないときは表示灯が
故障しています)、エンジン始動後に
消灯します。
また以下のようなときに点灯します。
走行中は以下のときに点灯 / 点滅し
ます。
・ ブレーキ液のレベルが低下してい
るとき
・ ブレーキ力を前後に配分するシス
テムに異常があるとき
⑦⑪ パークトロニックインジケー
ター / 作動表示灯*
・ ESPの機能を解除したときに点
灯します。
・ ESPが作動したときに点滅します。
エンジンスイッチを2の位置にして
も点灯しないときは、指定サービス
工場で点検を受けてください。
詳しくは(5-45)をご覧ください。
パークトロニックが作動していると
きに、車両と障害物との距離を表示
します。
詳しくは(5-82)をご覧ください。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-6
知 識
ESPの機能を解除しているときに
タイヤの空転や横滑りを感知する
と、ESP表示灯が点滅しますが
ESPは作動しません。ただし、こ
のときにブレーキを効かせると、
ESPは自動的に作動します。
⑩ 車間距離警告灯*
エンジンスイッチを2の位置にする
と点灯し(点灯しないときは警告灯が
故障しています)、エンジン始動後に
消灯します。
ディストロニック装備車は、先行車と
の車間距離が短くなると点灯します。
ディストロニック非装備車は、警告
灯としての機能はありません。
エンジンスイッチを2の位置にして
も点灯しないときは、指定サービス
工場で点検を受けてください。
詳しくは(5-68)をご覧ください。
インストルメントパネル
メーターパネル
⑫ シートベルト警告灯
エンジンスイッチを2の位置にすると
点灯し、前席の乗員がシートベルト
を着用しているときは、エンジン始
動後に消灯します。
⑮ タコメーター
1分間あたりのエンジン回転数を表
示します。
⑯ エンジン警告灯
エンジンスイッチを2の位置にしても
点灯しないときは警告灯に異常があ
ります。ただちに指定サービス工場
で点検を受けてください。
エンジンスイッチを2の位置にする
と点灯し(点灯しないときは警告灯が
故障しています)、エンジン始動後に
消灯します。
詳しくは(2-8)をご覧ください。
走行中に点灯したときはエンジンの
制御システムに異常があります。た
だちに指定サービス工場で点検を受
けてください。
⑭ シフトポジション表示
オートマチックトランスミッションの
シフトポジションを表示します(5-7)。
知 識
・ エンジン警告灯が点灯するとエ
ンジンがエマージェンシーモー
ドになることがあります。エ
マージェンシーモードではエン
ジンの回転数が制限されアクセ
ルペダルを踏んでもエンジンの
回転が上昇しなくなります。こ
の場合、低速で走行できること
もありますが、ただちに安全な
場所に停車し指定サービス工場
に連絡してください。
・ 燃料切れによりエンジン警告灯
が点灯したときは、燃料を補給
した後にエンジン始動を3∼4
回繰り返すと、エマージェン
シーモードが解除されます。
3-7
インストルメントパネル
メーターパネル
⑰ 走行モード表示
オートマチックトランスミッション
の走行モードを表示します(5-8)。
⑱ マルチファンクションディスプ
レイのメインメニュー表示項目
マルチファンクションディスプレイ
の表示に関連したメニューが表示さ
れます。
選択されているメニューは白色に表
示されます。
詳しくは(3-25)をご覧ください。
⑲ マルチファンクションディスプ
レイ
車両に関連した各種情報や警告メッ
セージなどを表示します。
詳しくは(3-22∼)をご覧ください。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-8
⑳ ホールド機能表示灯
ホールド機能が作動しているときに
点灯します。
ホールド機能表示灯が点灯し、マル
チファンクションディスプレイに警
告メッセージが表示されたときは、
ホールド機能に異常があります。
詳しくは(5-40)をご覧ください。
車間距離警告音表示灯*
ディストロニック*の車間距離警告
音を設定すると点灯し、解除すると
消灯します。
詳しくは(5-69)をご覧ください。
外気温度表示
外気温度を表示します。
警 告
?
温度表示が0℃以上でも、路面が
凍結していることがあります。走
行には十分注意してください。
注 意!
外気温度の上昇や下降は、少し遅
れて表示に反映されます。
知 識
温度をフロントバンパー部で測定
しているため、温度表示は路面か
らの輻射熱などの影響を受けます。
したがって、温度表示が実際の外
気温度と異なることがあります。
インストルメントパネル
メーターパネル
サブスピードメーター
車の走行速度をマイルで表示するこ
とができます。
詳しくは(3-41)をご覧ください。
知 識
1mphは約1.6km/hです。
エアバッグシステム
警告灯
エンジンスイッチを1の位置にする
と数秒間点灯します。また、エンジ
ンスイッチを2の位置にすると点灯
し、エンジン始動後に消灯します。
点灯しないときや点灯後消灯しない
とき、エンジン始動後に点灯したと
きはエアバッグシステムやシートベ
ルトテンショナー、助手席の乗員検
知機能、チャイルドセーフティシー
ト検知システム*の故障です。ただ
ちに指定サービス工場で点検を受け
てください。
ABS警告灯
エンジンスイッチを2の位置にする
と点灯し、エンジン始動後に消灯し
ます。
エンジンスイッチを2の位置にして
も点灯しないときや、エンジン始動
後に点灯したときはABSに異常があ
ります。通常のブレーキ時の制動能
力は確保されますが、ABS、ESP、
BAS、ETSは作動しません。ただち
に指定サービス工場で点検を受けて
ください。
詳しくは(5-43)をご覧ください。
に
ハイビーム表示灯
燃料給油口位置表示
燃料給油口の位置を表示しています。
燃料給油口の位置は、車体後部右側
にあります。
燃料残量警告灯
燃料の残量が少なくなると点灯し
ます。
警告灯が点灯したときの残量は約11
リットルです。
知 識
走行前に燃料の残量が十分あるこ
とを確認してください。高速道路
や自動車専用道路などでの燃料切
れは道路交通法違反になります。
ヘッドランプを上向きで点灯させた
とき、またはパッシングをしたとき
に点灯します。
詳しくは(2-11)をご覧ください。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-9
インストルメントパネル
COMANDシステム
COMANDシステム
COMANDシステムは、ナビゲーショ
ンやオーディオ、エアコンディショ
ナーや車両設定などの各機能を一体
化したシステムです。
安全のために
知 識
警 告
安全のため、COMANDシステム
には、走行中に操作できない機能
や表示されない項目があります。
?
・ 走行中にCOMANDシステムを
操作するときは、常に周囲の状
況に注意してください。
・ 車両が約50km/hで走行してい
るときは、1秒間に約14mも走
行してしまうことを常に念頭に
おいて走行してください。
・ COMANDシステムの操作は、
できるだけ走行中を避け、安全
な場所に停車してから操作して
ください。走行中に画面を見る
ときは、必要最小限(約1秒以
内)にとどめてください。
3-10
インストルメントパネル
COMANDシステム
COMANDシステムの機能
機能
COMANDシステムで操作できる機能
は以下のように大別できます。
それらの機能は、COMANDディスプ
レイのアプリケーションエリア(316)およびエアコンディショナーエ
リアを選択することで操作できます。
また、ランバーサポートスイッチ / マ
ルチコントロールシートバックスイッ
チを押すことで、前席のランバーサポ
ート(4-27) / マルチコントロール
シートバック*(4-28)の設定が行
なえます。
1
2
3
6
4
5
ページ
① ナビ(ナビゲーション)
② オーディオ
③ 電話/情報
別冊
「COMANDシステム
取扱説明書」をご覧ください。
④ TV/映像
⑤ 車両
・ リアウインドウ・ブラインドの開閉
6-50
・ ドアミラー設定*
4-13、4-93
・ イージーエントリー機能*
4-46
・ 車外ランプ残照機能
5-25
・ ルームランプ残照機能
6-32
・ アンビエントランプ照度調整
6-35
・ ロケイターライティング
4-15
・ 車速感応ドアロック
4-51
・ けん引防止警報機能
4-71
・ トランクリッドの開口角度設定*
4-60
⑥ エアコンディショナー
6-4
ランバーサポート(前席)
4-27
マルチコントロールシートバック(前席)*
4-28
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-11
インストルメントパネル
COMANDシステム
COMANDシステムの構成
COMANDコントローラー
COMANDシステムは、
・ COMANDコントローラー
COMANDコントローラーを操作す
ることにより、COMANDシステム
の様々な機能を選択したり、設定す
ることができます。
・ ファンクションスイッチ
操作の方向
・ COMANDディスプレイ
から構成されています。
軽く押す
押して保持する
知 識
・ 電話の発信操作をするためのキ
ーパッドが装備されています。
詳しくは、別冊「COMANDシ
ステム取扱説明書」をご覧くだ
さい。
・ オーディオや電話などの操作の一
部は、ステアリングスイッチで行
なうことができます。詳しくは、
(3-23)か、別冊「COMANDシス
テム取扱説明書」
をご覧ください。
3-12
まわす
知 識
それ以上項目を選択できないとき
などは、コントローラーの作動が
電気的にロックされ、まわしたり、
スライドできなくなります。
上下にスライドする
スライドして保持する
左右にスライドする
スライドして保持する
上下左右斜めにスライド
する
スライドして保持する
本書中
の表記
インストルメントパネル
COMANDシステム
ファンクションスイッチ
3
2
スイッチ名称
4
5
6
①
ユーザー定義スイッチ
使用頻度の高い以下の機能をこのス
イッチに登録できます。
①
ユーザー定義スイッチ
②
オーディオスイッチ
③
リターンスイッチ
・ リアウインドウ・ブラインドの開
閉(6-50)
④
ランバーサポートスイッチ /
マルチコントロールシート
バック*スイッチ
・ COMANDディスプレイのON /
OFF
7
8
1
⑤
⑥
電話/情報、
ナビゲーションスイッチ
ON / OFFスイッチ
⑦ 音量調整ダイヤル
⑧
ミュートスイッチ
・ けん引防止警報機能の解除 / 設定
(4-71)
以下の機能についてもこのスイッチ
に登録できます。詳しくは、別冊
「COMANDシステム取扱説明書」を
ご覧ください。
・ ルート案内時の音声案内のON /
OFF(ナビゲーション)
・ 地図表示の現在地への復帰(ナビ
ゲーション)
・ ルート案内時の音声案内のON /
OFFと現在地への復帰(ナビゲー
ション)
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-13
インストルメントパネル
COMANDシステム
ユーザー定義スイッチに機能を登録
する
▲
▲
アプリケーションエリアで "車両"
を選択して
・
、コント
ローラーを押します
。
メインエリアが車両設定画面にな
ります。
▲
3-14
"ユーザー定義スイッチ" を選択し
て
・
、コントローラー
を押します
。
現在定義されている機能の左側に
は、"・" が表示されています。
▲
サブメニューエリアで "システム
設定" を選択して、コントローラ
ーを押します
。
定義する機能を選択して
・
、 コントローラーを押し
ます
。
インストルメントパネル
COMANDシステム
②
オーディオスイッチ
COMANDシステムをラジオやCDな
どのオーディオモードにするときに
押します。
COMANDシステムを電話やEメー
ル、ナビゲーションモードなどにす
るときに押します。
⑦ 音量調整ダイヤル
オーディオやナビゲーションの音声
案内の音量を調整します。
音量を大きくする
リターンスイッチ
1つ前の画面に戻るときに押します。
ランバーサポートスイッチ /
マルチコントロールシートバ
ック*スイッチ
ランバーサポート / マルチコントロ
ールシートバック*を調整するとき
に押します。
⑥
ON / OFFスイッチ
COMANDシステムをON / OFFす
るときに押します。
音量調整ダイヤルを前方にまわ
します。
音量を小さくする
▲
④
電話 / 情報、ナビゲーション
スイッチ
▲
③
⑤
⑧
音量調整ダイヤルを後方にまわ
します。
ミュートスイッチ
オーディオやナビゲーションの音声案
内の音量を消音するときに押します。
COMANDディスプレイがランバー
サポート / マルチコントロールシー
トバック*の調整画面になります。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-15
インストルメントパネル
COMANDシステム
COMANDディスプレイ
COMANDディスプレイの各エリア
③ メインエリア
選択されたアプリケーションに応じ
た画面が表示されます。
2
COMANDディスプレイは、選択し
た機能とそれに関連するメニューを
表示します。
3
画面内は、上段から下段にかけて5
つのエリアに分かれています。
また、アプリケーションエリアやサ
ブメニューエリアからのポップアッ
ップメニューが表示されます。
選択されているエリアは明るく表示
されます。
④ サブメニューエリア
① ステータスエリア
選択されているアプリケーションに
応じた設定項目が表示されます。
1
4
5
名称
接続されている携帯電話の電波受信
状況や、ミュート(消音)にしたと
きのインジケーターなどが表示され
ます。
⑤ エアコンディショナーエリア
サブメニューエリア
② アプリケーションエリア
各項目を選択することにより、エアコ
ンディショナーの設定を行ないます。
エアコンディショナーエリア
COMANDシステムの各アプリケー
ションが表示されます。このエリア
から、各アプリケーションを選択し
ます。
①
ステータスエリア
②
アプリケーションエリア
③
メインエリア
④
⑤
3-16
エアコンディショナーの作動状況が
表示されます。
知 識
COMANDディスプレイをOFFに
しても、エアコンディショナーエ
リア⑤は常に表示されます。
インストルメントパネル
COMANDシステム
2
1
角度調整スイッチ(左向き)①を
押します。
COMANDディスプレイが右向き
のときは、角度調整スイッチ(左
向き)①を2度押します。
COMANDディスプレイの照度を暗
くする
2
3
COMANDディスプレイの角度を右
向きにする
▲
左ハンドル車
右ハンドル車
① 角度調整スイッチ(左向き)
② 角度調整スイッチ(右向き)
③ 照度調整ノブ
▲
3
COMANDディスプレイの照度を明
るくする
▲
1
COMANDディスプレイの角度を左
向きにする
▲
COMANDディスプレイの角度 / 照
度調整
照度調整ノブ③を時計回りにまわ
します。
照度調整ノブ③を反時計回りにま
わします。
角度調整スイッチ(右向き)②を
押します。
COMANDディスプレイが左向き
のときは、角度調整スイッチ(右
向き)②を2度押します。
COMANDディスプレイの角度を中
央にする
▲
COMANDディスプレイが左向き
のときは、角度調整スイッチ(右
向き)②を押します。
COMANDディスプレイが右向き
のときは、角度調整スイッチ(左
向き)①を押します。
3-17
インストルメントパネル
COMANDシステム
COMANDディスプレイの表示言語
設定
COMANDディスプレイの表示言語
を、日本語または英語に設定できます。
知 識
▲
COMANDシステムの言語設定に
連動して、マルチファンクション
ディスプレイの表示言語も変更さ
れます。
サブメニューエリアで "システム
設定" を選択して、コントローラ
ーを押します
。
現在選択されている表示言語の左側
には、"・" が表示されています。
表示言語を日本語にする
▲
"日本語" を選択して
・
コントローラーを押します
、
。
表示言語を英語にする
▲
メインエリアが車両設定画面にな
ります。
3-18
▲
▲
アプリケーションエリアで "車両"
を選択して
・
、コント
ローラーを押します
。
"言語 / Language" を選択し
て
・
、コントローラー
を押します
。
"English" を 選 択 し て
・
、 コントローラーを押し
ます
。
インストルメントパネル
COMANDシステム
COMANDディスプレイの色調設定
COMANDディスプレイの色調を、
昼画面や夜画面にできます。また、
周囲の明るさに連動して、自動的に
昼画面と夜画面に切り替えることが
できます。
▲
▲
サブメニューエリアで "システム
設定" を選択して、コントローラ
ーを押します
。
"ディスプレイ" を選択して
・
、 コントローラーを押し
ます
。
▲
アプリケーションエリアで "車両"
を選択して
・
、コント
ローラーを押します
。
メインエリアが車両設定画面にな
ります。
3-19
インストルメントパネル
COMANDシステム
昼画面に設定する
知 識
▲
"ディスプレイ OFF" を選択する
と、COMANDディスプレイが
OFFになります。
"昼画面設定" を選択して
・
、 コントローラーを押し
ます
。
夜画面に設定する
▲
3-20
周囲の明るさに連動させる
▲
現在選択されている色調設定の左側
の "○" の中には、"・" が表示されて
います。
"夜画面設定" を選択して
・
、 コントローラーを押し
ます
。
"オート" を選択して
・
コントローラーを押します
、
。
インストルメントパネル
COMANDシステム
COMANDシステムのリセット
COMANDシステムの設定内容を、
工場出荷時の状態に戻すことができ
ます。
▲
アプリケーションエリアで "車両"
を選択して
・
、コント
ローラーを押します
。
▲
▲
サブメニューエリアで "システム
設定" を選択して、コントローラ
ーを押します
。
"はい" を選択して
・
コントローラーを押します
、
。
この作業を実行すると、COMAND
システムの設定内容が工場出荷時の
状態に戻るとともに、以下のデータ
が削除されます。
・ ナビゲーションの設定
・ ラジオやテレビのプリセット内容
メインエリアが車両設定画面にな
ります。
・ ミュージックレジスターのデータ
・ アドレス帳のデータ
▲
"リ セ ッ ト " を 選 択 し て
・
、 コントローラーを押し
ます
。
・ Eメールのデータ
・ インターネットのデータ
3-21
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
マルチファンクションディスプレイ
マルチファンクションディスプレイ
は、車両に関する各種情報や故障 /
警告メッセージなどを表示するシス
テムです。
エンジンスイッチが1か2の位置のと
きに表示させることができます。
警 告
?
ディスプレイ表示
マルチファンクションディスプレイ
を操作するときは、常に周囲の状
況に注意してください。
2
1
① マルチファンクションディスプレイの
メインメニュー
② マルチファンクションディスプレイ
の表示エリア
マルチファンクションディスプレイは
スピードメーターの内側にあります。
メインメニュー①に応じた項目が、表
示エリア②に表示されます。
3-22
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
マルチファンクションステアリング
名 称
①
ディスプレイ
②
電話 / 音量スイッチ
電話を受信する
1
電話を切断する
音量を上げる
音量を下げる
5
消音する
2
③ 音声認識ボタン
4
3
④ リターンスイッチ / 音声認識
解除ボタン
マルチファンクションディスプレイの
操作は、マルチファンクションステア
リングで行ないます。
マルチファンクションステアリングで
は、COMANDシステム(3-10)の一
部の操作を行なうこともできます。
詳しくは別冊「COMANDシステム
取扱説明書」をお読みください。
⑤
マルチファンクションディスプレイ
の操作上の特徴は以下の通りです。
・ マルチファンクションディスプレ
イには、メインメニューが7つあ
ります(3-25)
。
・ メインメニューを選択するときは、
スクロールスイッチ⑤の
また
は
を押します。
メインメニューのタイトルがスク
ロールし、選択したメインメニュ
ーが明るくなります。
・ マルチファンクションディスプ
レイの基本画面はオドメーター /
トリップメーター表示です。基
本画面に戻すときは、リターン
スイッチ④
を1回または数回
押します。
スクロールスイッチ
上にスクロールする
下にスクロールする
右に動かす
左に動かす
確定する
3-23
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
メインメニュー
※マルチファンクションディスプレイに表示されるメッセージや表記などは、仕様・装備に
より異なることがあります。また、予告なく変更される場合があります。
3-24
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
各メインメニューの表示項目
各メインメニューで表示 / 設定できる項目は以下の通りです。
トリップ
(3-26)
基本画面(オドメーター / トリップメーター)
、ショートトリップメーター、ロングトリップ
メーター、走行可能距離、走行速度表示
ナビ
(3-30)
方位表示、ルート案内表示
オーディオ
(3-30)
ラジオ局の選局、CD / DVDオーディオ / MP3 / ミュージックレジスターの選曲、
テレビ局の選局、DVDビデオのチャプター / トラック番号の選択
電話
(3-32)
発着信番号の表示、電話帳の表示
アシスト
(3-34)
車間ディスプレイの設定*、車間警報装置の設定*、パーキングアシストリアビューカメラの
設定、パーキングアシストリアビューカメラの音声ガイド設定
メンテナンス
(3-36)
設定
(3-39)
故障メッセージの表示、タイヤ空気圧警告システムの表示、
メンテナンスインジケーターの表示
ヘッドランプ点灯モードの設定、サブスピードメーターの設定
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-25
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
基本画面
(オドメーター / トリップメーター)
トリップメニュー
走行に関する車両情報を表示します。
1
5
2
1
2
① オドメーター
② トリップメーター
4
3
オドメーター①はこれまでに走行し
た距離の総合計を表示します。
トリップメーター②はリセット後の
走行距離を表示します。
①
基本画面
④
走行可能距離画面
②
ショートトリップメーター画面
⑤
走行速度表示画面
③
ロングトリップメーター画面
※上記の内容は取扱説明書作成時点のもので、予告なく変更されることがあります。
3-26
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
トリップメーターをリセットする
知 識
ショートトリップメーター画面
トリップメーターは、ステアリン
グスイッチの
を長押しするこ
とでもリセットできます。ただし、
リセットの確認画面は表示されま
せん。
▲
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"トリップ" を選択します。
▲
または
を押して、基本画
面を表示させます。
▲
を押します。
4
①
②
③
④
3
スタートからの走行距離(km)
スタートからの経過時間(h)
スタートからの平均速度(km/h)
スタートからの平均燃費(km/l)
ショートトリップメーターは、エン
ジンを始動したときを起点として情
報を表示します("スタート から")
。
▲
▲
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"トリップ"を選択します。
または
を押して、ショー
トトリップメーター画面を表示さ
せます。
を押して "はい" を選択し、
を押します。
トリップメーターが0.0kmにリ
セットされます。
2
▲
画面に "トリップメーターリセット いいえ は
い" と表示されます。
1
3-27
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
ショートトリップメーターをリセット
する
▲
ショートトリップメーター画面を
表示しているときに、マルチファ
ンクションステアリングの
を
押します。
画面に"数値リセット いいえ はい"と表
示されます。
3-28
・ エンジンスイッチを0の位置に
してから、またはエンジンスイ
ッチからキーを抜いてから約4
時間経過すると、ショートト
リップメーターは自動的にリセ
ットされます。
・ 約4時間経過する前に、再度エ
ンジンスイッチを1か2の位置
にすると、ショートトリップメ
ーターは、999時間経過後、
または9,999km走行後に自動
的にリセットされます。
1
4
①
②
③
④
2
3
リセットからの走行距離(km)
リセットからの経過時間(h)
リセットからの平均速度(km/h)
リセットからの平均燃費(km/l)
ロングトリップメーターは、トリップ
メーターをリセットしたときを起点と
して情報を表示します("リセット から")
。
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"トリップ"を選択します。
▲
ショートトリップメーターがリ
セットされます。
ロングトリップメーター画面
▲
▲
を押して "はい" を選択し、
を押します。
知 識
または
を押して、ロング
トリップメーター画面を表示させ
ます。
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
ロングトリップメーターをリセットする
走行可能距離画面
走行速度表示画面
1
エンジンスイッチが2の位置のとき
に表示することができます。
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"トリップ"を選択します。
▲
▲
① 走行速度表示
または
を押して、走行速
度表示画面を表示させます。
▲
画面に "数値リセット いいえ はい" と
表示されます。
現在の燃料残量で走行可能なおよそ
の距離を計算し、予測値として表示
します。
▲
▲
ロングトリップメーター画面を表
示しているときに、マルチファン
クションステアリングの
を押
します。
を押して"はい"を選択し、
を押します。
▲
ロングトリップメーターがリセッ
トされます。
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"トリップ"を選択します。
走行中の速度を表示します。
または
を押して、走行可
能距離画面を表示させます。
知 識
リセット後、ロングトリップメー
ターは、9,999時間経過後、また
は99,999km走行後に自動的に
リセットされます。
3-29
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
ナビメニュー
1
① 進行方向の方位
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-30
2
① 放送局名 / 放送局の周波数
② FM / AM表示
COMANDシステムで "FM /
AM" のいずれかを選択します。
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"オーディオ"を選択します。
または
を押して、放送局
名または放送局の周波数を選択し
ます。
▲
ナビゲーション機能の詳細について
は、別冊「COMANDシステム取扱
説明書」をお読みください。
オーディオ機能の詳細については、
別冊「COMANDシステム取扱説明
書」をお読みください。
1
▲
▲
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"ナビ" を選択します。
ラジオ局の選局、CDプレーヤー /
DVDオーディオ* / MP3 / ミュー
ジックレジスターの選曲、DVDビデ
オのチャプター/トラック番号の選択、
テレビ局の選局などが行なえます。
▲
ルート案内を行なっていないとき
は、画面に進行方向の方位が表示さ
れます。
ラジオ局を選局する
▲
COMANDシステムのナビゲーショ
ン機能で目的地を設定したときに、
ルート案内をマルチファンクション
ディスプレイに表示することができ
ます。
オーディオメニュー
または
調節します。
を押して、音量を
知 識
ラジオ局の選局は、COMAND
システムで "FM / AM" のいずれ
かを選択しているときに可能です。
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
音楽を選曲する
DVDビデオのシーンを選択する
テレビ局を選局する
1
1
1
① チャプター / トラック番号
① チャンネル名
▲
▲
COMANDシステムで "DVDビデ
オ" を選択します(別冊)。
▲
COMANDシステムで "テレビ"
を選択します(別冊)。
▲
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"オーディオ" を選択します。
▲
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"オーディオ" を選択します。
▲
または
を押して、チャプ
ター / トラック番号を選択し
ます。
▲
または
を押して、チャン
ネル名を選択します。
▲
▲
または
調節します。
または
調節します。
▲
① トラック番号
COMANDシステムで "CDプレ
ーヤー / DVDオーディオ* /
MP3 / ミュージックレジスター"
のいずれかを選択します(別冊)。
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"オーディオ" を選択します。
▲
または
を押して、トラッ
ク番号を選択します。
▲
または
調節します。
を押して、音量を
を押して、音量を
を押して、音量を
知 識
再生中のメディアに文字データが
含まれている場合は、トラック番
号に加え曲名なども表示されます。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-31
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
電話メニューをオフにする
電話メニュー
携帯電話をケーブルで接続している
場合:
▲
携帯電話をCOMANDシステムに接続
することにより、ハンズフリー通話を
行なうことができます。
待機状態にする
▲
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"電話"を選択します。
画面に"待ち受け"と表示されます。
電話 / 情報メニューが表示され
ます。
▲
マルチファンクションディスプレイ
に電話メニューを表示しているとき
は、電話機能に関する情報を表示す
ることができます。
COMANDシステムのアプリケー
ションエリアで "電話 / 情報" を
選択して
、コントロ
・
ーラーを押します
。
▲
携帯電話をCOMANDシステムに
接続します(別冊)
。
"電 話 OFF" を 選 択 し て
、コントローラーを押し
・
ます
。
携帯電話の電源がOFFになり、画
面に "オフ" と表示されます。
携帯電話をBluetooth接続している
場合:
▲
ファンクションスイッチのON /
OFFスイッチ
(3-15)
を押します。
画 面 に "ス タ ン バイ " と 表 示 さ れ 、
COMANDシステムの電源と電話
メニューがオフになります。
3-32
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
着信した電話を受ける
電話帳から電話をかける
着信呼び出し中にマルチファンク
ションステアリングの
を押し
ます。
▲
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"電話"を選択します。
▲
、
、
のいずれかを押
して、電話帳データを選択します。
▲
または
を押して、電話帳
データを検索します。
▲
通話を終える(電話を切る)
COMANDシステムに登録した電話帳
データを呼び出して、電話をかける
ことができます。
目的の電話帳データを選択した
ら、
または
を押します。
を押します。
通話を保留する
着信呼び出し中に
を押します。
知 識
・
または
を約2秒以上押
し続けると、電話帳データのス
クロールが速くなります。
・
または
を約4秒以上押
し続けると、電話帳データが4
人分づつ表示されます。
電話機能の詳細については、別冊
「COMANDシステム取扱説明書」を
お読みください。
電話が発信されます。
3-33
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
車間ディスプレイ設定画面*
アシストメニュー
運転装置に関する設定を行なうこと
ができます。
1
4
2
マルチファンクションディスプレイ
に車間ディスプレイ*を表示させる
設定をすることができます。
詳しくは(5-60)をご覧ください。
3
①
車間ディスプレイ設定画面*
②
車間距離警告音設定画面*
③
パーキングアシストリア
ビューカメラの起動設定画面
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-34
④
パーキングアシストリア
ビューカメラの音声ガイド設
定画面
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
車間距離警告音設定画面*
車間距離警告音*を設定することが
できます。
詳しくは(5-69)をご覧ください。
パーキングアシストリアビューカメ
ラの起動設定画面
シフトポジションをi にしたとき、
パーキングアシストリアビューカメ
ラがCOMANDディスプレイに自動
的に表示される機能の設定をするこ
とができます。
パーキングアシストリアビューカメ
ラの音声ガイド設定画面
パーキングアシストリアビューカメ
ラの音声ガイドをオフにする設定を
することができます。
詳しくは(5-96)をご覧ください。
詳しくは(5-95)をご覧ください。
*オプションまたは仕様により装備が異なります
3-35
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
故障表示画面
メンテナンスメニュー
故障の有無や点検整備時期などの車
両の状態を確認することができます。
車両に故障や異常が起きたとき、車
の状況がメッセージで表示されます。
注 意 !
1
2
3
・ 表示される故障や不具合は一部
の限られた装備についてであ
り、表示される内容も限られて
います。故障や不具合の表示は
運転者を支援するものです。発
生した故障に対処して車の安全
性を確保する責任は運転者にあ
ります。
・ 故障 / 警告メッセージが表示さ
れたときは、必ず指定サービス
工場で点検を受けてください。
・ 表示される故障 / 警告メッセー
ジについては、(10-2∼)をご
覧ください。
①
故障表示画面
②
タイヤ空気圧警告システム画面
3-36
③
メンテナンスインジケーター
画面
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
▲
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"メンテナンス"を選択します。
故障メッセージを確認する
走行中に故障が起きたときは、故障
メッセージ画面が自動的に表示され
ます。
エンジンスイッチが1か2の位置のと
きに表示されます。
画面を切り替えるときは
は
を押します。
▲
画面に "0 メッセージ" と表示されて
いるときは、故障はありません。
自動表示機能
また
知 識
故障件数が数字で表示されます。
▲
▲
画面に "0メッセージ" と表示されて
いるときに
を押すと、画面に
"メッセージはありません" と表示され
ます。
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"メンテナンス" を選択します。
を押します。
または
を押して、故障メ
ッセージ画面を順番に表示させま
す。すべて表示されると、故障表
示画面に戻ります。
3-37
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
知 識
タイヤ空気圧警告システム画面
メンテナンスインジケーター画面
エンジンスイッチを0の位置にし
て、次にエンジンスイッチを2の
位置にすると、故障メモリに記憶
されたメッセージは消去されます。
ただし、故障状況が変わらない場
合は、再びメッセージが表示され
ます。
3-38
タイヤ空気圧警告システムを再起動
することができます。
次回のメーカー指定点検整備の実施
時期を表示します。
詳しくは(8-18)をご覧ください。
詳しくは(8-2)をご覧ください。
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
設定メニュー
車の使用状況に合わせて車両の設定
を変更することができます。
・ ヘッドランプ点灯モード
①
ヘッドランプ点灯モード設定
画面
②
サブスピードメーター設定画面
・ サブスピードメーター
1
2
3-39
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
ヘッドランプ点灯モード設定画面
表示
内 容
日本ではこのモード
を選択してください。
オフ
ヘッドランプの点灯モードの設定をす
ることができます。
▲
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"設定" を選択します。
▲
または
を押して、"デイタイム
ライト" を選択します。
▲
を押します。
画面に"デイタイムライト オフ OKボタンでオン"
と表示されます。
▲
常時点灯モードに設定するとき
は、
を押します。
▲
常時点灯モードを解除するとき
は、再度
を押します。
3-40
オン
ヘッドランプなどを
点灯するときはラン
プスイッチを操作し
ます。
エンジンを始動する
と、ヘッドランプな
どが常に点灯します。
注 意 !
設定が常時点灯モード(オン)のと
きは、安全のため走行中に設定を
変更することはできません。
知 識
・ 常時点灯モードは、走行中の
昼間点灯が義務づけられてい
る諸国に対応しています。日
本では"オフ" に設定して使用し
てください。
・ 常時点灯モード(オン)で自動
的に点灯するランプは、ヘッド
ランプ、車幅灯、テールランプ、
ライセンスランプです。その他
のランプを点灯するときは、各
スイッチを操作してください。
インストルメントパネル
マルチファンクションディスプレイ
サブスピードメーター設定画面
表示
内 容
オン
スピードメーターの
左下にサブスピード
メーターが表示され
ます。
オフ
スピードメーターの
左下のサブスピード
メーターの表示が消
えます。
1
① サブスピードメーター
▲
または
を押して、"サブスピ
ードメーター" を選択します。
サブスピードメーターを表示させ
るときは、
ボタンを押します。
▲
▲
マルチファンクションステアリン
グの
または
を押して、
"設定"を選択します。
▲
スピードメーターの左下にマイル表
示のサブスピードメーターを表示す
ることができます。
サブスピードメーターの表示を解
除するときは、再度
を 押し
ます。
知 識
1マイル
(mph)
は約1.6km/hです。
▲
を押します。
"サブスピードメーターmph オフ OKボタンで
オン" と表示されます。
3-41
4. 運転する前に
スイッチ類一覧 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥4-2
キー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4-8
フロントシート ‥‥‥‥‥‥‥‥4-20
リアシート ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4-36
ドア ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4-44
トランク ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4-57
ボンネット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4-65
燃料給油口 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4-68
盗難防止警報システム ‥‥‥‥‥4-70
パワーウインドウ ‥‥‥‥‥‥‥4-75
スライディングルーフ ‥‥‥‥‥4-79
ルームミラー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥4-86
ドアミラー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4-88
ステアリング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥4-95
4-1
運転する前に
スイッチ類一覧
スイッチ類一覧
左ハンドル車
4
1
2
5
6
7
8
9
10 11 12
13
14
3
15
31
30
29
28
27
26
25
24
23 22 21 20
19
18
16
17
4-2