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ビデオカメラ
取扱説明書
30万画素プログレッシブ走査型白黒カメラ
FC350CL
FC350CL-TA
●このた びはTAKEX CCDビ デオカメラをお買いあげい ただき,誠にありがとう ございました.
●この説 明書と添付の保証書をよく お読みのうえ,正しくご 使用下さい.
その後 大切に保管し,わからない 時は再読して下さい.
目
次
1 .特 長
…… …… …… … ……
3
2 .概 要
…… …… …… … ……
3
3 .各 部の 説明
… … …… …… …… …
4
4 .操 作方 法
…… …… …… … ……
6
5 .各 種設 定
…… …… …… … ……
12
6 .設 定変 更方 法
…… …… …… … ……
15
7 .シ リア ル通 信 制御
…… …… …… … ……
25
8 .タ イミ ング チ ャー ト
…… …… …… … ……
29
9 .注 意事 項
…… …… …… … ……
34
10 .仕 様
…… …… … …… ……
34
11 .外 形寸 法
…… …… … …… ……
35
竹中システム機器株式会社
文 書 整 理番 号 K11608
FC350CL
取 扱説 明 書 (16版 )
- 1 -
(2/35)
[変 更 履 歴]
版
初 版
変更 内 容
初版 発 行
2
版
-
3
版
4
版
5
版
訂正
誤記 訂 正
訂正
誤記 訂 正
誤記 訂 正
6
版
フロントエンド外 形 変 更に 伴 う変 更
7
版
8
9
記事
日付
2006- 5-22
文 書 番号
K06521
誤記訂正
2006- 5-31
K06528
仕 様 欄 :低 速 シ ャッ タ 時間
通 信 コ マン ド
初 期 出 力を 8 ビッ ト に 変更
2006- 6-14
K06614
Ver 1.10
2007- 1- 9
K07108
フロントエンド固 定 穴4→ 8箇 所へ の 変更
2007-02-20
K07220
誤記 訂 正
動 作 モ ード 1 ;シ ャ ッ タ時 間 変更
2007-09-25
K07925
版
誤記 訂 正
ゲ イ ン ,オ フ セッ ト 設 定範 囲
2008-02-02
K08202
版
誤記 訂 正
タ イ ミ ング チ ャー ト
( ラ ン ダム シ ャッ タ )
ト リ ポ ット 固 定強 化 の ため
2008-05-13
K08513
2008-07-14
K08714
FC350CL-TA併 記
2008-09-01
K08828
通 信 コ マン ド ”S ”
外形図
通 信 設 定: 1 スト ッ プ ビッ ト
仕様欄
2008-10-31
K08A25
2009-06-04
K09604
2009-07-12
K09712
2009-08-20
K09820
2011-06-08
K11608
1 0版
トリポット変更 に 伴 う変 更
1 1版
1 2版
FC350CL-TA外 形 図追 加
誤記 訂 正
誤記 訂 正
1 3版
誤記 訂 正
1 4版
追記
1 5版
追記
1 6版
誤記 訂 正
S I N GL E 読み 出 し
本説 明 書中 で の 付加 表 記に つ い て
( 注) …
ご 使 用 に際 し てご 注 意 頂き た い点 を 解 説し て いま す .
( !) …
従 来 製 品と の 比較 の 上 で特 に ご注 意 頂 きた い 点を 解 説 して い ます .
[ 用 語] …
本 カ メ ラの 動 作を 説 明 する 為 に特 別 に 規定 す る用 語 を 解説 し てい ま す .
[ 解 説] …
本 カ メ ラの 動 作を 理 解 する 上 で必 要 と 思わ れ る事 柄 を 解説 し てい ま す .
- 2 -
備考
2008-8-1以降 出 荷
のカ メ ラ に適 合
(3/35)
1. 特長
・ FC 3 50 C L は3 0 万画 素 , 1/ 3 イン チ 光 学サ イ ズの C C D撮 像 素子 を 採 用し た フル フ レ ーム シ ャ ッタ カ メラ で す .
・ 毎秒 2 10 フ レ ーム の フル フ レ ーム シ ャッ タ 画 像が 得 られ ま す .
・ カメ ラ リン ク ( Base Configuration) 準 拠 の8 or1 0ビ ッ トデ ジ タ ル映 像 信 号出 力 が得 ら れ ます .
・ カメ ラ リン ク 経 由の シ リア ル 通 信を 用 いて カ メ ラの 内 部設 定 値 の外 部 制御 が 可 能で す .
・ OS D 表示 に よ る文 字 情報 の ス ーパ ー イン ポ ー ズ機 能 でキ ャ プ チャ ー 画像 上 に カメ ラ の現 在 の 設定 状 況 を表 示 する こ と が出 来 ます .
・ カメ ラ 内部 温 度 モニ タ ー機 能 を 搭載 し てい ま す .
・ ラン ダ ムシ ャ ッ タ動 作 は従 来 の プリ セ ット ト リ ガ, パ ルス 幅 ト リガ で 使用 出 来 ます .
・ 連続 シ ャッ タ 動 作時 に もス ト ロ ボ信 号 を出 力 す る事 が 出来 る の でLED照 明な ど の省 電 力 化, スミアの低 減 に 効果 が 有り ま す .
・ カメ ラ 個体 毎 に ユー ザ が設 定 し たI D 情報 を 保 存し , 必要 な と きに 読 み出 す 事 が出 来 ます ( シ リア ル 通 信を 使 用) .
・ FC 3 50 C L -T A は, 付 属 する ト リポ ッ ト アタ ッ チメ ン ト 以外 は ,同 じ 仕 様で す (外 形 図 参照 ) .
2. 概要
撮 像素 子
走査
7.4um(H) × 7.4um(V)
103.9KHz(代 表 )
54.6KHz(代 表)
210Hz
垂直
クロック
電 子 シャ ッ タ
ビ デ オ出 力 信 号
4
4
1/ 3 イ ンチ
640(H)× 480(V) 3 0 万 画素
有 効画 素 数
ユニットセルサイズ
読出し
水平
OB(オプティカルコラム)
BF(バッファコラム)
DUAL出 力
SINGLE出力
プ ロ グレ ッ シ ブ走 査 ,イ ン タ ーラ イ ン
有効撮像領域
V
110Hz
480
4 0. 0 0 MH z
1/40000~ 1 /210秒
1/30000~ 1 /110秒
( 連 続シ ャ ッ タ・ ラ ンダ ム シ ャッ タ )
Camera Link (Base Configuration)
デジ タ ル 8 or 1 0 bit
2T a p
走査
モー ド
4
4
準拠
VIDEO-L
1Tap
SINGLE
or
DUAL
OUT
全画 素 独立
中 央部 部 分走 査
倍速走査
プリアンプ
4
24
4
H
320
VIDEO-R
4 24
640
320
4 24
カメラリンク
コネクタ
(OFFSET)
S/H
CCD
24
A/D
10 or 8 bit
2tap or 1tap
DUAL&SINGLE
(GAIN)
本機 の ブ ロッ ク 図
PLD
DUAL
(OFFSET
+OFFSET_B)
S/H
CLK,LDV,FDV
A/D
Viint2
Vinit
(GAIN
+GAIN_B)
TXD
DRIVER
CPU
TG
RXD
PLD
STRB
MODE
Vinit1
SW
(代表値)
1.0
0.8
代表 的 感度 特 性
0.6
相対感度
0.4
0.2
0
300
400
500
600
700
800
900
1000
1100
波長(nm)
- 3 -
(4/35)
3. 各部の 説明
カメラリンクコネクタ
( 3 -1 ) カメ ラ 背 面パ ネ ルの 説 明
動 作 モー ド , 電子 シ ャッ タ 時 間等 の 設定 お よ び各 出 力
コ ネ クタ の 配 置→ 右 図を ご 覧 くだ さ い.
( 3 -2 ) カメ ラ コ ネク タ (HRS HR10A-10R-12PB)
カ メ ラケ ー ブ ル接 続 コネ ク タ (12ピ ン) の ピ ン配 置
と , 各ピ ン に 対応 す る信 号 名 を以 下 に示 し ま す.
動作表示LED
カメラコネクタ
(12ピン)
ピン番 号
1
9
2
8
10
3
11
4
12
5
7
6
( カ メラ 外 側 より 見 たピ ン 配 置)
モードスイッチ
シャッタスイッチ
信
号
UP/DOWNスイッチ
内
名
容
1
2
GND (0V)
+12VDC
電 源 用 グラ ン ド
D C 電 源入 力
3
4
GND
NC
信 号 用 グラ ン ド
5
6
GND
Vinit1
信 号 用 グラ ン ド
外 部 ト リガ 入 力
7
8
IC
GND
信 号 用 グラ ン ド
9
10
IC
GND
信 号 用 グラ ン ド
11
12
STRB
GND
ス ト ロ ボ出 力
信 号 用 グラ ン ド
I/O
(In)
In
Out
※ ICピン は , カメ ラ 内部 で 使 用さ れ てい ま す ので 、 何も 入 力 しな い でく だ さ い.
( 3 -3 ) カメ ラ リ ンク コ ネク タ (3M / MDR-26 FEMALE )
ピ ン配 置 図 と各 ピ ンに 対 応 する 信 号名 を 以 下に 示 しま す .
[カ メ ラ リン ク ・コ ネ ク タ (MDR-26 Connector) の ピ ン 配置 ]
コネクタ
信号名
ツイナックスケーブル
コネ ク タ
ピン番号
割り 当 て
ピン 番 号
1
inner shield
shield
14
2
X0PAIR115
3
X1PAIR216
4
X2PAIR317
5
XclkPAIR418
6
X3PAIR519
7
SerTC+
PAIR6+
20
8
SerTFGPAIR721
9
CC1PAIR822
10
CC2+
PAIR9+
23
11
CC3PAIR1024
12
CC4+
PAIR11+
25
13
inner shield
shield
26
Camera Link
13
1
26
14
信 号名
inner shield
X0+
X1+
X2+
Xclk+
X3+
SerTCSerTFG+
CC1+
CC2CC3+
CC4inner shield
ツイナックスケーブル
割り 当 て
shield
PAIR1+
PAIR2+
PAIR3+
PAIR4+
PAIR5+
PAIR6PAIR7+
PAIR8+
PAIR9PAIR10+
PAIR11shield
(注 ) カメ ラ リ ンク コ ネク タ の ピン 配 置 はカ メ ラ側 ( 上 表)
とキ ャ プ チャ ー ボー ド 側 では 異 な って い ます .
キャ プ チ ャー ボ ード 側 で は次 の 様 にケ ー ブル の 接 続番
号が カ メ ラ側 と 逆と な る 点に 注 意 して 下 さい .
1 = inner shield,
2 = CC4,
3 = CC3+
,
…
12 = X0+
,
13 = inner shield,
カメラリンクコネクタの外観
(カメラ外側より見た図)
14 = inner shield
15 = CC4+
16 = CC3…
25 = X026 = inner shield
(フ レ ー ムグ ラ バー 側 の ピン 配 置 )
- 4 -
(5/35)
[ カメ ラ リ ンク ・ ビッ ト 割 り当 て 表] ( カ メラ リ ンク 信 号 ; エ ン コー ド 後 の信 号 ←エ ン コ ード 前 の 信号 名 の対 応 )
8
ビ
ッ
ト
出
力
1
0
ビ
ッ
ト
出
力
カ メラ リ ン クポ ー ト
Strobe
カ メ ラ信 号 名
CLK
I/O
O
画素 ク ロッ ク
LVAL
FVAL
LDV
FDV
O
O
水平 同 期タ イ ミ ング
垂直 同 期タ イ ミ ング
DVAL
Spare
-
O
O
PORTA0 / PORTB0
PORTA1 / PORTB1
DO0
DO1
O
O
PORTA2 / PORTB2
PORTA3 / PORTB3
DO2
DO3
O
O
PORTA4 / PORTB4
PORTA5 / PORTB5
DO4
DO5
O
O
PORTA6 / PORTB6
PORTA7 / PORTB7
DO6
DO7
O
O
最上 位 デー タ
PORTC0,1,2,3,4,5,6,7
PORTA0 / PORTC0
DO0
O
O
(L レ ベル に 固 定)
最下 位 デー タ
PORTA1 / PORTC1
PORTA2 / PORTC2
DO1
DO2
O
O
PORTA3 / PORTC3
PORTA4 / PORTC4
DO3
DO4
O
O
PORTA5 / PORTC5
PORTA6 / PORTC6
DO5
DO6
O
O
PORTA7 / PORTC7
PORTB0 / PORTB4
DO7
DO8
O
O
PORTB1 / PORTB5
PORTB2,3,6,7
DO9
-
O
O
最 上 位 デー タ
(L レ ベル に 固 定)
CC1
CC2
Vinit2
(reserved)
I
I
ラ ン ダ ムシ ャ ッタ ト リ ガ
(将 来 の製 品 の 為に 予 約)
CC3
CC4
(reserved)
(reserved)
I
I
(将 来 の製 品 の 為に 予 約)
(将 来 の製 品 の 為に 予 約)
SerTFG
SerTC
TXD
RXD
O
I
URAT送 信デ ー タ (従 来 RS-232Cと 同タイミング)
URAT受 信デ ー タ (従 来 RS-232Cと 同タイミング)
※ポ ー トの 割 り 当て は カメ ラ リ ンク 規 格の ” Base
備
考
(H レ ベ ルに 固 定)
(H レ ベ ルに 固 定)
最下 位 デー タ
(8ビット階調 取 り 込み 時 の最 下 位 データ)
Configuration”に 準 拠 して い ます .
M DR-26 Twin-A x ケーブルハーネス(オス型)
M DR-26 Twin-Ax ケーブルハーネス(オス型)
Twin-Ax ケーブル
固定ネジ ×2
固定ネジ ×2
カメラリンクケーブルアセンブリ外観図
- 5 -
(6/35)
4. 操作方 法
( 4 -1 ) 接続 方 法
● 接続
カメ ラ と周 辺 機 器の 接 続例 ( 図 4- 1 )を 参 照 して 下 さい .
①カ メ ラの レ ン ズ取 付 け部 カ バ ーを 外 し, レ ン
ズ ( 別売 品 ) を取 り 付け ま す .
②カ メ ラヘ ッ ド とカ メ ラ電 源 ( 別売 品 )を カ メ
ラ ケ ーブ ル ( 別売 品 )で 接 続 しま す .
カ メ ラケ ー ブ ルの 許 容最 大 長 は2 5 mと な っ
て い ます .
③別 項 の動 作 モ ード の 設定 方 法 ,シ ャ ッタ 時 間
の 設 定方 法 に 従っ て カメ ラ の 動作 モ ード を 設
定 し ます .
④カ メ ラ背 面 の デジ タ ル出 力 コ ネク タ と, 画 像
処 理 装置 の 入 力端 子 (フ レ ー ムグ ラ バー ボ ー
ド , コン ピ ュ ータ な ど) を カ メラ リ ンク 対 応
の デ ジタ ル ケ ーブ ル (別 売 品 )で 接 続し ま す .
カ メ ラの デ ジ タル 出 力コ ネ ク タか ら 上記 画 像
処 理 装置 入 力 端子 ま での ケ ー ブル 許 容最 大 長
は 1 0m と な って い ます .
⑤接 続 状態 を 確 認し て から カ メ ラ電 源 のス イ ッ
チ を 投入 し ま す.
電 源 投入 後 1 ~2 秒 でカ メ ラ のバ ッ クパ ネ ル
上 の 動作 表 示 LE D がオ レ ン ジ色 → 緑( メ ニ
ュ ー 表示 時 は 緑点 滅 )と な り ,動 作 状態 と な
り ま す.
FC350CL
カ メ ラリ ンク ケー ブ ル
FC -CAM
キャプチャー
ボード
(Camera Link)
12W-02な ど
コンピュータ
PU100
PU100
(or PU-97 )
パルス発生回 路
(センサなど )
TRIG
図4-1
カ メラ と 周 辺機 器 の 接続 例
(注 ) 上記 記 載 のカ メ ラケ ー ブ ル, お よび , デ ジタ ル ケー ブ ル の許 容 最大 長 は ,カ メ ラの 動 作 を保 証 す るも の では あ り ませ ん .
カメ ラ の 設置 条 件, 使 用 する ケ ーブ ル な どに よ って は , 上記 最 大長 以 内 でも 正 規の 映 像 信号 が 得 られ な い場 合 が あり ま す.
● テス ト パタ ー ン の利 用
本機 は テス ト パ ター ン を発 生 し 出力 す る機 能 を 備え て いま す . キャ プ チャ ー ボ ード と の初 期 の セッ テ ィ ング な どに 際 し ては こ のテ
スト パ ター ン を 利用 し てカ メ ラ →P C 間の 接 続 やボ ー ド側 の 設 定が 正 常か ど う かを 有 る程 度 確 認す る 事 が可 能 です .
<テ ス トパ タ ー ン出 力 への 切 替 手順 >
①カ メ ラ電 源 を OF F とし た 状 態で カ メラ 背 面 のモ ー ドス イ ッ チを ” D” の 位 置に セ ット し ま す.
②U P /D O W Nス イ ッチ の レ バー を 上( ま た は下 ) に倒 し た 状態 で ホー ル ド した 状 態で カ メ ラ電 源 を ON と しま す .
③ブ ザ ーの 確 認 音が ” ピピ ッ ” と鳴 る のを 確 認 した 後 UP / D OW N スイ ッ チ のレ バ ーを 中 立 に戻 し ま す.
④背 面 のL E D 表示 が オレ ン ジ 点滅 と なっ て い る事 を 確認 し て ,モ ー ドス イ ッ チを ” 2” の ポ ジシ ョ ン にセ ッ トし ま す .
⑤モ ー ドス イ ッ チが ” 2” の 位 置で あ る事 を 確 認し て UP / D OW N スイ ッ チ のレ バ ーを 上 側 に1 ス ト ロー ク しま す .
⑥ブ ザ ーの 確 認 音が ” ピッ ” と 鳴る の を確 認 し ます . →こ れ 以 降カ メ ラか ら は テス ト パタ ー ン の映 像 が 出力 さ れま す .
⑦カ メ ラ電 源 を OF F とし ま す .
こう し て操 作 し た以 降 はテ ス ト パタ ー ン出 力 の 設定 が 保存 さ れ ます の で, 次 回 以降 , 電源 を 再 度投 入 し た際 も テス ト パ ター ン が出
力さ れ ます .
テス ト パタ ー ン 出力 か ら通 常 の カメ ラ 映像 出 力 に戻 す には 上 の <テ ス トパ タ ー ン出 力 への 切 替 手順 > と 同じ 手 順で ④ ま で進 み ,
⑤の 時 にU P / DO W Nス イ ッ チの レ バー を 下 側に 1 スト ロ ー クし ま す. → こ れ以 降 カメ ラ か らは 通 常 の映 像 が出 力 さ れま す .
この 状 態は 保 存 され ま すの で 電 源O F F後 も 設 定が 有 効と な り ます .
→テ ス トパ タ ー ンの 詳 細に つ い ては ” (4 - 5 )テ ス トパ タ ー ン表 示 機能 ” を ご参 照 下さ い .
[重 要 ]
(注 ) カ メラ ケ ーブ ル を 接続 , また は 取 り外 す とき は , 必ず カ メラ 電 源 のパ ワ ース イ ッ チを O FF に し て下 さ い .
カ メラ に 通電 し た まま の 状態 で ケ ーブ ル の着 脱 を 行い ま すと 故 障 の原 因 とな り ま す.
(注 ) カ メラ を 接続 す る 時は , 必ず カ メ ラ電 源 ,接 続 機 器の 電 源を 切 っ てお い て下 さ い .
(注 ) 当 社の 別 売品 カ メ ラ電 源 以外 の 電 源を 使 用す る 場 合は , 下記 定 格 のも の をご 使 用 下さ い .
電 源 電 圧 : DC 1 2V ± 1 0%
電 流 容 量 : 35 0 mA以 上
電源 投 入時 は 1 A程 度 の過 渡 電 流が 流 れま す の でご 考 慮下 さ い .
リッ プ ル電 圧 : 50 mVp-p以 下 (推 奨 値 )
接続 コ ネク タ : 12 ピ ンコ ネ ク タ 1 ピン ( GND) , 2 ピン ( +12VDC)
(注 ) 他 社製 の 電源 ユ ニ ット に は電 源 接 続ピ ン の位 置 が 異な る もの が 有 りま す .他 社 製 の電 源 をご 使 用 の際 に は 必ず 電 源と
カ メラ 接 続ピ ン の 対応 を 事前 に ご 確認 下 さい .
規 定外 の ピン へ の 電源 投 入な ど に 伴う 故 障に つ い ては 有 償修 理 の 対象 と させ て 頂 きま す ので ご 注 意願 い ま す.
- 6 -
(7/35)
( 4 -2 ) Vi n i t信 号 (ラ ン ダ ムト リ ガ信 号 ) の入 力
● Vi n it 信 号 の入 力 方法
カメ ラ をラ ン ダ ムシ ャ ッタ 動 作 で使 用 する 場 合 はユ ー ザ側 機 器 より V in i t 信号 ( ラン ダ ム トリ ガ 信 号) を 入力 す る 必要 が 有り
ます .
Vi n it 信 号 はカ メ ラ背 面 の ”POWER”コ ネ クタ ( 1 2ピ ン コネ ク タ )の ⑥ ピン に 入 力す る か, ” Camera Link” コ ネ クタ の CC1信
号を 通 じて 入 力 しま す .
専用 電 源P U 1 00 ( また は P U- 9 7) を 用 いカ メ ラと 電 源 を弊 社 12 W シ リー ズ ケー ブ ル で接 続 す る場 合 はV i n it 信 号
(ラ ン ダム ト リ ガ信 号 )を 電 源 ユニ ッ ト( P U 10 0 )の ト リ ガ入 力 端子 ( P U- 9 7で は ” EX T ” BN C )に 接 続 しま す .
( 注 )” POWER” 及 び” Camera Link”の CC1の各 Vinit入
力 端 子( Vinit1, Vinit2) は カメ ラ 内部 で 論 理和
(負 論 理和 ) が 取ら れ てい ま す .( 右 図)
( 注 )こ れ らの 内 の 片側 の 入力 が L レベ ル (ア ク テ ィブ 状 態)
に 固 定さ れ て いる と ,Vinit信号 ( 論 理和 ) が
L レ ベル に 固 定さ れ てし ま い ,立 ち 下が り エ ッジ 信 号
が 得 られ な く なり ま す. こ の 場合 ラ ンダ ム シ ャッ タ 動
作 が 起動 出 来 なく な りま す . 使用 し ない 方 の 入力 信 号
は H レベ ル に 固定 す るか , ハ イイ ン ピー ダ ン スレ ベ ル,
ま た は開 放 ( 何も 接 続し な い )の 何 れか の 状 態と し て
下 さ い.
FC3 50C Lカメ ラ
H
"POWER" - 6 (Vin it 1)
内 部回路
"CC1" (Vinit 2)
図4 -2
V init 信号の内 部接続
● Vi n it 信 号 モニ タ ーL E D 表示
この カ メラ が ラ ンダ ム シャ ッ タ 動作 に 設定 さ れ てい る 場合 , 外 部か
ら入 力 され た ト リガ 信 号( V i ni t 信号 ) 入 力に 反 応し て カ メラ
のバ ッ クパ ネ ル 上の L ED を 赤 くワ ン ショ ッ ト 点灯 し 表示 し ま す.
これ に より 信 号 入力 の 状況 が 確 認出 来 ます .
トリ ガ 入力 の 立 ち下 が り1 回 毎 に約 100ms間 ( 一定 時 間 )赤 色 に点 灯
し表 示 しま す . 次の ト リガ 信 号 がこ の 点灯 時 間 内に 入 力さ れ た 場合
はL E Dの 点 灯 時間 は 再ト リ ガ され 延 長さ れ ま す.
LE D の点 灯 は トリ ガ 入力 の 立 ち下 が りの み に 反応 し ます の で 上の
ワン シ ョッ ト 時 間よ り 長い ト リ ガ入 力 につ い て も点 灯 回数 は 約 100ms
の一 回 のみ と な りま す .
動作表示LED
ト リ ガ 信 号 入 力 ( Vinit) に
呼 応 し て LEDが 赤 色 点 灯 し ま す .
● ラン ダ ムシ ャ ッ タの 各 モー ド 設 定
次の 表 に従 っ て 各パ ラ メー タ な どを 設 定し ま す .
表 4 - 1. ラ ンダ ム シ ャッ タ 各モ ー ド の設 定
ラ ン ダム シ ャ ッタ の モー ド
2 TRIG
PWC
固 定 長 ( PWC=DISABLED)
DISABLED
固 定 長 ( PWC=ENABLED)
DISABLED
パ ル ス 幅制 御
ENABLED
シ ャッ タ ス イッ チ
1 ~9
1 ~8
9
備考
シ ャ ッ タス イ ッチ = 1 ~8 は 固 定長 と 同じ
(注 ) シ ャッ タ スイ ッ チ =0 の 時は 全 て ”シ ャ ッタ な し (連 続 画像 出 力 )” と なり ま す .
(注 ) ” PWC” の各 パ ラメ ー タ の設 定 方法 等 に つい て →” ( 6 -3 ) 動作 モ ー ドの 設 定方 法 ” .
● 固定 長 /パ ル ス 幅ラ ン ダム シ ャ ッタ ト リガ 信 号 (V i ni t 信 号) 推 奨タ イ ミ ング
次 の に示 す 様 に固 定 長ラ ン ダ ムシ ャ ッタ 動 作 の場 合 は1 H ( 1水
平同 期 期間 ) ~ 40 H の幅 の 負 論理 パ ルス を 印 加し ま す.
固 定 長ラ ン ダ ムシ ャ ッタ 動 作 の場 合 は印 加 し たパ ル スの 立 ち 下が
Tvinit
りタ イ ミン グ で 水平 同 期が リ セ ット さ れ, 約 3 μ秒 後 に露 光 動 作が
スタ ー トし ま す .
Vinit
パ ル ス幅 制 御 露光 モ ード の 場 合, 印 加し た パ ルス の 立ち 下 が りタ
イミ ン グで 水 平 同期 が リセ ッ ト され , 約3 μ 秒 後に 露 光動 作 が スタ
ート す ると と も に, V in i t パル ス のL レ ベ ル区 間 (図 の T vi
[固定長ランダムシャッタの場合]
1H ≦ Tvinit ≦ 40H
ni t )は カ メ ラ内 部 のH D 立 ち下 が りタ イ ミ ング に 同期 化 し て取
(但しシャッタ時間はVinitの幅に依存しない)
り込 ま れ, H ( 1水 平 同期 時 間 )の 整 数倍 の パ ルス 幅 nH と し てカ
1H=11.6μ秒(DUAL)/20.3μ秒(SINGLE)
メラ 内 部に 伝 わ りそ の 時間 に 対 応し た シャ ッ タ 時間 と なり ま す .
(注 ) パル ス 幅 制御 に 於い て , シャ ッ タ露 光 時 間は 概 ねV i n it
のパ ル ス 幅に 最 も近 い 水 平同 期 時間 ( H )の 整 数倍 の 長 さに
一致 し ま す. し かし , 厳 密に は 通常 の 外 部ト リ ガ入 力 ( Vi
ni t 信 号が カ メラ 内 部 の水 平 同期 タ イ ミン グ と非 同 期 であ
る場 合 ) では シ ャッ タ 露 光時 間 は1 H 幅 の時 間 分だ け 不 定と
なり ま す .→ こ の点 に つ いて は 別項 の タ イミ ン グチ ャ ー トを
ご参 照 下 さい .
(注 ) パル ス 幅 制御 モ ード で 長 時間 の シャ ッ タ 露光 を 行っ た 場 合,
CC D の ダイ ナ ミッ ク レ ンジ の 低下 , シ ャッ タ 時間 に 比 例し
てC C D 撮像 素 子の 熱 雑 音成 分 など が 蓄 積さ れ る, な ど の要
因に よ り 画像 の S/ N が 悪化 す る様 に な りま す .こ の 様 に長
時間 の 露 光を 行 う場 合 は 実用 的 な露 光 時 間を 実 際の ご 使 用状
況に 合 わ せて 実 験し , 適 正な 露 光時 間 を お確 か め頂 く 事 を推
奨致 し ま す.
- 7 -
[パルス幅制御ランダムシャッタの場合]
(PWC=ENABLEDでシャッタスイッチ=9)
nH ≦ Tvinit <(n+1)H (nは1以上の整数)
(但し,シャッタ露光時間=nHとする場合のパルス幅)
図 4-3
推奨Vi nit信 号タイミ ング波形
(8/35)
● Vi n it 1 入 力回 路 の駆 動 回 路例
[ユーザ側回路例]
Vinit1 IN
カメラ内部
3.3V
3.3V
TC74LVX14
(または相当品)
4.7K
VCC
74AC04
など
47p
カメラ
コネクタ
75Ω
6
100Ω
10K
内部回路へ
3.9 ZD
NORM AL
VCCは,+5V,または,+3V
CC1(Vinit2)入力
Vinit2極性設定
INVERTED
※
Vinit 信号にはチャタリングなど不要なノイズ
成分を含まないこと.
● Vi n it 2 入 力の 極 性反 転
カメ ラ リン ク の CC 1 を経 由 し て印 加 する ト リ ガ信 号 (Vinit2)の 入 力極 性 は 設定 に より 反 転 出来 ま す .
キャ プ チャ ー ボ ード の 製品 に よ って は CC 1 か らの ト リガ 信 号 入力 の 極性 が 正 論理 ( 通常 時 L レベ ル / アク テ ィブ 時 H レベ ル )に
限定 さ れて い て ,負 論 理入 力 ( 本機 の 工場 出 荷 時の 極 性) の ト リガ 信 号が 使 用 出来 な い場 合 が 有り ま す .こ の 様な 場 合 は本 機 の設
定に よ りC C 1 経由 の トリ ガ 入 力( Vinit2) の 入力 極 性を 反 転 し正 論 理と す る 事が 出 来ま す .
→具 体 的な 設 定 は” ( 6- 3 ) 動作 モ ード の 設 定方 法 ”の 項 を ご参 照 下さ い .
(注 ) 極 性反 転 の設 定 は Vinit2のみ に 有 効で す .Vinit1の入 力 極性 は こ の設 定 の如 何 に 関わ ら ず常 に 負 論理 と な りま す .
( 4 -3 ) その 他 の 入出 力 回路
● スト ロ ボ信 号 出 力回 路
右図 に 内部 の 出 力部 回 路を 示 し ます .
+5 V
内 部回路か ら
100
ス トロボ信 号:カメ ラコネク タの11 ピン
デジ タルコネ クタの1 1ピン
74VHCT04A
6.8V.ZD
(又 は相当品)
( 4 -4 ) 連続 シ ャ ッタ 時 のス ト ロ ボ信 号
従 来製 品 では ス ト ロボ 信 号( S T RB ) をラ ン ダ ムシ ャ ッタ 動 作 での み 出力 し て いま し たが , 本 機で は 設 定に よ り連 続 シ ャッ タ 動作
モ ード で もス ト ロ ボ信 号 を出 力 す る事 が 出来 ま す .
デ フォ ル トの 設 定 状態 で はこ の 設 定は O FF ( 連 続シ ャ ッタ で の スト ロ ボ信 号 を 出力 し ない ) と なっ て い ます . この 設 定 の変 更 はコ
ン フィ ギ ュレ ー シ ョン メ ニュ ー ( 動作 モ ード 設 定 グル ー プ3 ) ま たは シ リア ル 通 信コ マ ンド で の コン フ ィ ギュ レ ーシ ョ ン レジ ス タの
書 き換 え の実 行 で 行い ま す.
[解 説 ]連 続 シ ャッ タ での ス ト ロボ 信 号の 利 用
シャッタ露光時間
露光
照明連続点灯
有効
露光
無駄 な点 灯時 間
有効
無 駄な 点灯 時間
STRB信号
連 続シ ャ ッタ 動 作 では カ メラ は 露 光時 間 に対 応 し た時 間 の入 光 の みが 有 効と な り ます .
従 って , 照明 装 置 を連 続 点灯 で 使 用し て いる 場 合 はこ の 露光 時 間 以外 の タイ ミ ン グで の 照 明は 無 駄な も の
と なり ま す.
本 機で は 連続 シ ャ ッタ 動 作時 に も スト ロ ボ信 号 (STRB)を 出力 す る 事が 出 来る の で ,こ の 出 力を ト リガ と し
て LE D 照明 な ど ,高 速 にO N / OF F 制御 が 可 能な 照 明の 点 灯 を制 御 する こ と で無 駄 な 点灯 時 間で の 発
光 を抑 え る事 が 出 来ま す .
こ の方 法 によ る 照 明の 制 御を 用 い て得 ら れる 効 果 とし て 次の 各 点 のメ リ ット が 有 りま す .
・ 露光 に 有効 な 時 間だ け 照明 を 通 電す る 事で 照 明 の電 源 を省 電 力 化で き る.
・ 露光 時 間以 外 の 照明 の 入光 が な くな る ので ス ミ アが 低 減す る .
( 注 )連 続 シャ ッ タ 動作 で スト ロ ボ 信号 を 用い て 光 源を O N/ O F F制 御 する 場 合 は次 の 点に ご 注 意下 さ い .
ス ト ロボ 発 光 装置 な どに は 出 来る だ けカ メ ラ の電 源 と電 源 分 離さ れ た( 電 気 的に 絶 縁さ れ た )電 源 と トリ ガ 入力 端 子 (フ ォ トカ
プ ラ 入力 な ど )を 持 つも の を 使用 し て下 さ い .カ メ ラと 共 通 の電 源 や接 地 回 路を 持 つ照 明 装 置を ス ト ロボ 信 号で O N /O F Fさ
せ た 場合 , そ の際 に 発生 す る 電源 電 圧の 変 動 や接 地 電位 の 変 化の 影 響を 受 け てカ メ ラか ら 出 力さ れ る 映像 出 力に ノ イ ズを 生 じる
- 8 -
(9/35)
場 合 が有 り ま す.
ま た ,上 記 の 様な 絶 縁が 施 さ れて い る場 合 で も, O N/ O F Fさ れ る照 明 の 電流 が 大き い 場 合に は 電 磁的 な 誘導 に よ り映 像 信号
に ノ イズ を 生 じる 場 合が 有 り ます . この 様 な 時は 照 明装 置 か らの 電 磁的 誘 導 ノイ ズ を低 減 す る処 置 を 施し て 下さ い .
( 4 -5 ) テス ト パ ター ン 表示 機 能
本カ メ ラと 画 像 キャ プ チャ ー ボ ード を 最初 に 接 続す る 際, 本 機 のテ ス ト
パ ター ン 表示 機 能 を用 い る事 に よ りカ メ ラの 出 力 タイ ミ ング や 信 号接 続 内
容 がキ ャ プチ ャ ー ボー ド 側と 正 し くマ ッ チし て い るか ど うか を よ り容 易 に
判 定す る 事が 出 来 ます .
テス ト パタ ー ン 機能 を ON と す ると 撮 像素 子 か らの 映 像出 力 の 代わ り に
右 図示 す 様な 画 像 が出 力 され ま す .
こ のパ タ ーン は 水 平方 向 1画 素 毎 に数 値 4が 単 純 に加 算 され て い くも の
で ,数 値 0~1023の間 で 鋸 歯状 の プロ フ ァ イル を 示し ま す .
( 右図 下 )
( 注) 1 0ビ ッ ト 出力 の 場合 は , 0~ 1 02 3 の 範囲 で ,8 ビ ッ ト出 力 の
場 合は 0 ~ 25 5 ので 水 平 1画 素 毎に 数 値 1ず つ 増加 す る デー タ と
な りま す .
( 注) 有 効画 像 端 部か ら 0でス タ ート す る 数値 と はな っ て いま せ ん.
( 注) テ スト パ タ ーン の 出力 数 値 はカ メ ラの ゲ イ ン設 定 やオ フ セ ット 設 定
の 値に は 影 響さ れ ませ ん .
デフ ォ ルト の 設 定状 態 では こ の 出力 は OF F と なっ て いま す . この 設 定
の 変更 は コン フ ィ ギュ レ ーシ ョ ン メニ ュ ー( 動 作 モー ド 設定 グ ル ープ 4 )
ま たは シ リア ル 通 信コ マ ンド で の コン フ ィギ ュ レ ーシ ョ ンレ ジ ス タの 書 き
換 えの 実 行で 行 い ます .
1023
0
テスト パターン と水平方 向プロフ ァイル
( 4 -6 ) カメ ラ 内 部温 度 モニ タ ー 機能
本 カメ ラ には 内 部 に温 度 セン サ ー が搭 載 され て お り, 現 在の カ メ ラ内 部 の温 度 を モニ タ ーす る 事 が出 来 ま す. こ の機 能 を 利用 す ると
野 外設 置 など 温 度 環境 の 厳し い 条 件で カ メラ を よ り安 全 に使 用 す る事 が 可能 に な りま す .ま た シ リア ル 通 信コ マ ンド と 併 用す る こと
に より カ メラ と そ の周 辺 装置 の 強 制空 冷 用フ ァ ン の制 御 など に 利 用出 来 ます .
● カメ ラ 内部 温 度 のモ ニ ター 方 法
カ メラ 内 部温 度 を モニ タ ーす る に は次 の 2つ の 方 法が 有 りま す .
・ ME N U表 示 を ON と して 画 像 上の O SD 表 示 にて 確 認す る . (摂 氏 温度 表 示 形式 )
・ RS - 23 2 C のコ マ ンド ( ” RT M P” コ マ ンド ) でそ の 返 信デ ー タよ り 確 認す る .( 別 途 数値 換 算 が必 要 )
( 注 )こ の モニ タ ー 機能 で 得ら れ る 温度 デ ータ は カ メラ の 内部 温 度 であ り ,周 囲 の 環境 温 度で な い 事に ご 注 意下 さ い. 一 般 に, カ メラ
内 部 の消 費 電 力に よ る発 熱 に より カ メラ 内 部 温度 は 周囲 温 度 より 高 い値 と な りま す .
こ の 機能 で モ ニタ ー され る 温 度が 本 機の 仕 様 上の ” 動作 時 周 囲温 度 ”を 越 え る値 と なっ て い ても , 周 囲温 度 が仕 様 値 以下 で あり ,
充 分 な温 度 対 策が 講 じら れ て いる 使 用状 況 で は動 作 上の 支 障 は有 り ませ ん .
● 温度 デ ータ の 検 出性 能
温度 デ ータ の 分 解能 : 0. 5 ゜
デー タ の更 新 間 隔 : 0. 4 秒
温度 検 出精 度
: ±2 ゜ C (- 4 0゜ C ~ +8 5 ゜C ) , +3 ~ -2 ゜ C (5 5 ゜C ~ 1 25 ゜ C )
有効 デ ータ 範 囲
: - 5 5 ゜C ~ 12 5 ゜ C ( 但し , カ メラ 動 作周 囲 温 度が 仕 様範 囲 内 であ る 事 )
● RS - 23 2 C 通信 に よる 温 度 デー タ
RS - 23 2 C の” R TM P ” コマ ン ドで 返 信 され る 温度 デ ー タは 次 のフ ォ ー マッ ト に従 い ま す.
[ デー タ のフ ォ ー マッ ト ]
返信 デ ータ 1 6 ビッ ト の内 , 下 位の 1 0ビ ッ ト のデ ー タが 有 効 デー タ です .
XX X XX D 9D8… D 0
2進 数
( 上 位6 ビ ッ トは 無 効デ ー タ /下 位 10 ビ ッ トの み 有効 )
D b = B’ D 9D8… D 0
は 2 の補 数 形式 で 符 号付 き の整 数 の 値を 示 しま す .
但し , 温度 デ ー タと し て有 効 な 範囲 は 温度 セ ン サの 動 作上 の 制 限か ら 次の 範 囲 です .
温度 デ ータ と し て有 効 な範 囲 ; - 1 10 ( - 55 ゜ C) ~ + 25 0 (1 2 5 ゜C )
(注 ) カメ ラ 動 作周 囲 温度 が 仕 様範 囲 内で な い 時の 温 度デ ー タ 数値 の 信頼 性 は 保証 さ れま せ ん .
[ 返信 デ ータ か ら 摂氏 温 度へ の 変 換方 法 ]
上記 の 10 ビ ッ トの 2 進数 の 数 値” D b= B ’ D9D 8…D 0” を符 号 付 き整 数 に変 換 し た数 値 をD t と した 時 , 摂氏 温 度T c は 次の
式で 求 めら れ ま す.
カメ ラ 内部 温 度 :
T c= D t ×0 . 5゜ C
(例 1 )温 度 デ ータ の 返信 数 値 Td が 16 進 数 で” H ’0 0 3 2” の 時, 2 進 数で は
T d = H’ 0 03 2 = B’ 0 00 0 . 00 0 0. 0 0 11 . 00 1 0
∴
D b= B ’ 00 . 00 1 1 .0 0 10
= +5 0
( T dの 上 位1 0 桁 のみ 有 効と す る )
- 9 -
(10/35)
こ れ より
T c= + 50 × 0 .5 ゜ C= + 2 5゜ C
が 求 まり ま す .
(例 2 )温 度 デ ータ の 返信 数 値 Td が 16 進 数 で” H ’0 3 F A” の 時, 2 進 数で は
T d = H’ 0 3F 1 = B’ 0 00 0 . 00 1 1. 1 1 11 . 10 1 0
∴
D b= B ’ 11 . 11 1 1 .1 0 10
こ れよ り
( Td の 上位 1 0 桁の み 有効 と す る)
Tc = Dt × 0 .5 ゜ C= - 6 ×0 . 5゜ C = -3 ゜ C
→
D t =- 6
(↓ [ 解説 ] 参 照)
が 求 まり ま す.
[ 解説 ] 補数 表 現 デー タ から 符 号 付き デ ータ へ の 変換 ア ルゴ リ ズ ムの 例
2の 補 数形 式 の 10 桁 デー タ を 通常 の 符号 付 き 表現 に 変換 す る 例を 下 に示 し ま す.
①1 0 桁数 値 の 最上 位 ビッ ト ( MS B )を 見 て 正/ 負 の判 別 を 行う . この ビ ッ トが 0 の時 は ” +” , 1 の時 は ”- ” の 符号 を ②で
得 ら れる 数 値 (絶 対 値) の 頭 に付 加 する .
②9 桁 ~1 桁 ( LS B )で 表 現 され る 2進 数 に つい て 次の 様 に その 数 値の 絶 対 値を 得 る.
① の ビッ ト が 0( 符 号が ” + ”) の 場合 は そ のま ま 整数 に 変 換す る .
① の ビッ ト が 1( 符 号が ” - ”) の 場合 は 9 桁~ 1 桁の ビ ッ トを 全 て反 転 し その 結 果に 1 を 加算 す る .
③① の 符号 と ② の絶 対 値で 符 号 付き の 数値 が 求 まる .
※上 の (例 2 ) では ① から 最 上 位桁 が 1な の で 符号 は ”- ” , 絶対 値 は( invert( B'11111010)+ 1 = B'00000101 +1 = 5+1 =6)か
ら ” 6” が 得 られ ま す. 従 っ て通 常 の符 号 付 き数 値 表現 で は この 数 値( D t )は ” -6 ” と なり ま す .
( 4 -7 ) 操作 確 認 用ブ ザ ー
本機 で はバ ッ ク パネ ル 上の U P /D O WN ス イ ッチ を スト ロ ー クし た 際や 電 源 導入 後 の起 動 時 など に ” ピッ ” とい う 確 認音 が 鳴り
ます .
出荷 時 デフ ォ ル トで は この ブ ザ ーは O Nと な っ てい ま すが 設 定 によ り この ブ ザ ー音 を 鳴ら な く する 事 も 可能 で す.
[ブ ザ ーの O N /O F F切 替 手 順]
・設 定 グル ー プ 3で 起 動し ま す .( 電 源O F F の状 態 でモ ー ド スイ ッ チを ” C ”の 位 置に し て から U P /D O WN ス イ ッチ を どち
ら か に倒 し た 状態 で 電源 を 投 入す る )
・L E Dが オ レ ンジ 点 滅の 状 態 にな る のを 確 認 して か らモ ー ド スイ ッ チを ” 2 ”に 変 更し ま す .
・U P /D O W Nス イ ッチ ” U P” 側 にス ト ロ ーク す ると O N ,” D OW N ” 側に ス トロ ー ク する と ” OF F ”と な り ます .
・設 定 終了 後 そ のま ま 電源 を O FF と しま す . (設 定 は保 存 さ れま す )
( 4 -8 ) カメ ラ I D情 報 保存 機 能
本 機で は ユー ザ が カメ ラ 毎に 固 有 に設 定 した 識 別 コー ド など を カ メラ に 保存 し , また 必 要に 応 じ て読 み 出 す事 が 出来 ま す .
カ メラ の 個体 毎 の 管理 , 例え ば 複 数の カ メラ を 使 用す る 場合 の 取 り付 け 位置 の 情 報( 例 .” CAMERA-RIGHT”, ” CAMERA-LEFT” な ど)
な どを 保 存し て カ メラ の 識別 に 使 用す る など の 利 用が 可 能で す .
設 定は シ リア ル 通 信に よ り行 い ま す. 設 定可 能 な 文字 列 は最 大 1 5文 字 まで の 英 数字 ( 大文 字 と 小文 字 ) と制 御 用コ ー ド を除 く
” +” , ”ー ” な ど一 部 の特 殊 文 字で す .
( →詳 細 は” シ リ アル 通 信制 御 ” の項 を ご覧 く だ さい )
- 10 -
(11/35)
5. 各種設 定
( 5 -1 ) 動作 モ ー ド
● CC D 出力 方 式
… D U AL 出 力
/S I N GL E 出力
電 子 シャ ッタ 動作 モ ード
● 電子 シ ャッ タ 動 作モ ー ド
シャ ッ タの 方 式
…
シャ ッ タ時 間 の 分類
シ ャ ッタ な し/ 連 続
/ ラ ン ダム
… 高 速 /低 速
/ パ ル ス幅 制 御
など
シ ャッ タス イッ チ= 0
シ ャッ タス イッ チ=1 ~9
シ ャッ タ なし 動作
(右 の 系統 図 )
● 走査 方 式
電 子シ ャ ッタ 動作
連 続シ ャッ タ
…
ラン ダムシャッタ
通 常 走査 / 部分 走 査
/ 倍 速走 査
→具 体 的な 設 定 方法 は 次項 ( 6 .項 ) をご 参 照 下さ
い.
高速 シ ャッ タ
低 速シ ャッ タ
(! ) 本カ メ ラ では 低 速シ ャ ッ タで の ラン ダ ム シャ
ッタ 動 作 はサ ポ ート し て おり ま せん .
高 速シ ャッ タ
固定長シャッタ
図 5 -1
パルス幅制御
電子 シ ャ ッタ 動 作 モー ド
表5 - 1. C C D出 力 方式 の 説 明
CC D 出力 方 式
D UA L 出 力
C CD の 左右 2 つ の出 力 ポー ト を 用い て 同時 に 出 力し ま す .2 つ の出 力 ポ
ー トか ら 読み 出 す こと で 高速 に 読 み出 す こと が で きま す . (高 フ レー ム レ
ー ト)
S IN G L E出 力
C CD の 1つ の 出 力ポ ー トを 用 い て出 力 しま す . 1つ の 出 力ポ ー トか ら 読
み 出す こ とで 左 右 差の 無 い映 像 を 読み 出 すこ と が でき ま す .( 高 画質 )
表5 - 2. 電 子 シャ ッ タ動 作 モ ード の 説明
シャ ッ タの 方 式
シャ ッ タ時 間 の
分類
シ ャッ タ な し
電 子シ ャ ッタ を 使 用し ま せん .
撮 像素 子 での 露 光 時間 は 1フ レ ー ム時 間 とな り ま す. 露 光 は毎 フ レー ム 連
続 的に 行 われ ま す .
連 続シ ャ ッ タ
外 部ト リ ガ入 力 ( Vi n it ) と 無関 係 に露 光 を 繰り 返 し 行い ま す.
繰 り返 し のピ ッ チ は毎 フ レー ム と なり ま す.
ラ ンダ ム シ ャッ タ
外 部ト リ ガ(V i ni t )が印 加 さ れる 度 に電 子 シ ャッ タ が 切ら れ ます .
許 容さ れ る最 短 の 繰り 返 しピ ッ チ は[ 露 光時 間 + 1フ レ ー ム時 間 ]で す .
通 常シ ャ ッ タ
( 高速 シ ャ ッタ )
シ ャッ タ 時間 が 1 フレ ー ム未 満 の シャ ッ タを 用 い ます .
シ ャッ タ 時間 設 定 は連 続 シャ ッ タ /ラ ン ダム シ ャ ッタ と も に9 段 階の 固 定
長 で設 定 出来 ま す .
( !) 従 来の F C シリ ー ズカ メ ラ では ラ ンダ ム シ ャッ タ 動 作で 8 段階 の
固 定長 シ ャ ッタ .
低 速シ ャ ッ タ
シ ャッ タ 時間 が 2 フレ ー ム以 上 の シャ ッ タを 用 い ます .
( 連続 シ ャッ タ の み) . シャ ッ タ 時間 は 9段 階 の 固定 長 で 設定 出 来ま す .
( 注) 本 カメ ラ で は連 続 シャ ッ タ での 動 作の み が 可能 で す .
パ ルス 幅 制 御
ラ ンダ ム シャ ッ タ 設定 時 に限 り 外 部ト リ ガ入 力 ( Vi n i t) の パル ス 幅
( Lレ ベ ルの 期 間 )に 対 応し た シ ャッ タ が切 ら れ ます .
シ ャッ タ 時間 は H (水 平 同期 時 間 )単 位 でn H ( nは 1 以 上の 整 数) で 可
能 (1 フ レー ム よ り長 い 時間 も 許 容す る )で す .
表5 - 3. そ の 他の 動 作モ ー ド の説 明
走査 方 式
通 常走 査
毎 フレ ー ムの 読 み 出し を 全画 素 読 み出 し 走査 で 行 いま す .
部 分走 査
毎 フレ ー ムの 読 み 出し を 部分 走 査 で行 い ます .
縦 映像 範 囲は 垂 直 幅が 撮 像エ リ ア 中央 部 の約 1 / 3に な り ます .
倍 速走 査
( 2ラ イ ン 加算 走 査)
毎 フレ ー ムの 読 み 出し を 2ラ イ ン 加算 走 査で 行 い ます .
縦 解像 度 は1 / 2 にな り ます .
[用 語 ]固 定 長 シャ ッ タ
…
シ ャッ タ 動 作で 設 定さ れ る シャ ッ タ時 間 設 定で パ ルス 幅 制 御以 外 を 指し ま す. 即 ち ,連 続 シャ
ッ タで は シ ャッ タ スイ ッ チ ポジ シ ョン ” 1 ”~ ” 9” , ラ ンダ ム シ ャッ タ 動作 で シ ャッ タ スイ
ッ チポ ジ シ ョン ” 1” ~ ” 9” ( PWC( パ ルス 幅 動 作モ ー ド設 定 ) =DISABLEDの 時 ) 又は
” 1” ~ ” 8” ( PWC( パ ルス 幅 動 作モ ー ド設 定 ) =ENABLEDの 時 ) で設 定 さ れる シ ャッ タ 時 間を
- 11 -
(12/35)
[用 語 ]パ ル ス 幅制 御
…
言 いま す . シャ ッ タ時 間 は (表 6 -1 ) で 規定 さ れま す .
ラ ンダ ム シ ャッ タ 動作 時 , 外部 か ら印 加 す るV i ni t 信 号の 幅 に よっ て シャ ッ タ 時間 を 制御
す る事 を 指 しま す .本 カ メ ラで は ラン ダ ム シャ ッ タ動 作 で 設定 に よ り” PWC=ENABLED” ,
と し且 つ シ ャッ タ スイ ッ チ ”9 ” とし て 使 用し ま す.
( ! ) 従来 製 品で は ラ ンダ ム シャ ッ タ 動作 で 且つ シ ャ ッタ ス イッ チ が ”9 ” の場 合 は 常に パ ルス 幅 動 作モ ー ド とな り まし た が 本品
では ラ ン ダム シ ャッ タ 動 作で シ ャッ タ ス イッ チ が” 9 ” あっ て も” PWC=DISABLED( 不 許 可) ” に 設定 さ れて い る 時は 固 定長
シャ ッ タ とな る 点に ご 注 意下 さ い.
[用 語 ]高 速 シ ャッ タ
…
[用 語 ]低 速 シ ャッ タ
…
1 フレ ー ム 時間 ( =1 垂 直 同期 期 間) よ り 短い シ ャッ タ を 指し ま す .シ ャ ッタ 時 間 はシ ャ ッ
タ スイ ッ チ の位 置 で決 定 さ れる 9 段階 ( 連 続シ ャ ッタ , ラ ンダ ム シ ャッ タ )の 固 定 長と な り
ま す.
1 フレ ー ム 時間 よ り長 い シ ャッ タ を指 し ま す. シ ャッ タ 時 間は シ ャ ッタ ス イッ チ の 位置 で 決
定 され る 9 段階 ( 連続 シ ャ ッタ ) の固 定 長 とな り ます .
(! ) 本カ メ ラ には ” 低速 / ラ ンダ ム シャ ッ タ ”, ” 部分 走 査 /ラ ン ダム シ ャ ッタ ” の機 能 は あり ま せ ん.
( 5 -2 ) シャ ッ タ 時間 設 定
シ ャ ッタ 時 間 の設 定 は主 に シ ャッ タ スイ ッ チ の設 定 ポジ シ ョ ン” 0 ”~ ” 9 ”に よ り決 定 し ます .
通 信 コマ ン ド でシ ャ ッタ 時 間 を指 定 した 場 合 は, 通 信コ マ ン ドが 優 先さ れ ま す.
シ ャ ッタ 時 間 は現 在 のシ ャ ッ タス イ ッチ の ポ ジシ ョ ンに 記 憶 され て いる シ ャ ッタ 時 間を 表 示 して お り ,モ ー ドス イ ッ チを ” 7”
と す る事 に よ り現 在 のシ ャ ッ タ時 間 を変 更 す る事 が 出来 ま す .
( 注 )シ ャ ッ タ時 間 の変 更 は 現在 の シャ ッ タ スイ ッ チの ポ ジ ショ ン が” 0 ” 以外 の 時の み 変 更可 能 で す.
シ ャ ッ タス イ ッチ が ” 0” の 位置 で は モー ド スイ ッ チ を” 7 ”と し て UP/DOWNスイ ッ チを 操 作 して も 変 更す る 事が 出 来 ませ
ん ( シ ャッ タ スイ ッ チ =” 0 ”で は 常 にシ ャ ッタ は O FF と なり ま す ).
→ シ ャッ タ 時 間の 具 体的 な 設 定方 法 は次 項 ( 6. 項 )を ご 参 照下 さ い.
(! ) FC 3 5 0C L では シ ャ ッタ 設 定ス イ ッ チと モ ード 設 定 スイ ッ チが 独 立 して い る為 , F C2 0 シ リー ズ の様 な カ レン ト シャ
ッタ 時 間 の設 定 動作 は 有 りま せ ん.
( 5 -3 ) レベ ル 設 定
レベ ル 設定 は 主 に次 の 2種 類 が 有り ま す.
信 号レ ベル
1023
● ゲイ ン 設定
… カメ ラ 内 部の C CD 撮 像 素子 → A/ D 変 換器 間 の
プリ ア ン プの ゲ イン ( 増 幅率 ) を設 定 し ます .
(設定変更前)
映像信号
● オフ セ ット 設 定
… カメ ラ 内 部の C CD 撮 像 素子 → A/ D 変 換器 間 の
プリ ア ン プの オ フセ ッ ト を設 定 しま す .
0
→
時間
具体 的 な 設定 方 法は 次 項 (6 . 項) を ご 参照 下 さ
い.
( 注 )オ フ セ ット 設 定に つ い ては 特 別な 場 合 を除 き ,
弊 社 工 場出 荷 時設 定 で のご 使 用を 推 奨 しま す .
ゲ イン 増加
オ フセ ット 増加
信 号レ ベル
信 号レ ベル
1023
1023
( 注 )オ フ セ ット 値 を詳 細 に 合わ せ 込む 必 要 が有 る
場 合 は (ゲ イ ン設 定 → オフ セ ット 設 定 )
の 手 順 で行 っ て下 さ い .
( 注 )DUAL出 力時 の 右側 の 映 像は , GAIN, OFFSET設 定
値 に そ れぞ れ GAIN_B, OFFSET_B設 定 値 を加 算 し
た 値 が 反映 さ れま す . GAIN_B,OFFSET_B設 定 値
に よ り 左側 の 映像 信 号 との 差 を調 整 す るこ と が
で き ま す.
( 注 )GAIN, OFFSETを調 整 後 もDUAL出力 時 の 左右 の 映
像 に 輝 度差 が 生じ る こ とが あ りま す .
0
出力方式
SINGLE
時間
画面 左側
GAIN 設定値
GAIN 設定値
+GAIN B設定値
DUAL
図5-2
- 12 -
画 面 右側
0
出力方式
SINGLE
DUAL
時間
画面 左側
画面 右側
OFFSET 設定値
OFFSET 設定値
+OFFSET B設定値
ゲ イン , オ フセ ッ ト 各レ ベ ルの 概 念 図
(13/35)
( 5 -4 ) MG C ゲ イン 設 定値
●ゲ イ ン可 変 ア ンプ と 総 合ゲ イ ン
本 機 の 内部 で はC C D より 出 力 され る 映像 信 号 を後
段 の ゲ イン 可 変ア ン プ とそ れ に 続く 固 定ゲ イ ン アン
プ で 増 幅し た 後A / D 変換 器 に 入力 し てい ま す .
左 図 は この 部 分の ブ ロ ック 図 で す.
プリアンプ
CCD
ゲイン可変アンプ
固定ゲインアンプ
A/D
総合ゲイン
0dB(固 定)
1~22dB
GAIN
MGC設定
1dB~22dB
(注 ) こ こで 説 明す る ゲ イン 値 (d B ) はC C D出 力 を 基準 ( 0d B ) とし た 値で す .
24
● MG C ゲイ ン 設 定値 と MG C ゲ イン の 関係
本機 で はM G C の設 定 値を 2 4 ~2 2 4与 え る 事で 制 御
しま す .
この 設 定数 値 と MG C ゲイ ン ( 可変 ゲ イン ア ン プ部 の
利得 と 固定 ゲ イ ンア ン プ部 を 含 む総 合 ゲイ ン ) の関 係
は右 図 に示 す グ ラフ の 通り と な りま す .
( 注 )C C D受 光 素 子の ダ イナ ミ ッ クレ ン ジの 制 約 の為
ア ン プの ゲ イ ン設 定 を低 く 設 定し た 状態 で C CD
素 子 に過 度 な 入光 が 有る と 輝 度の 高 い部 分 で CC
D 素 子や プ リ アン プ の非 直 線 な部 分 の信 号 が 出力
さ れ ます .
こ の 状態 で は 非直 線 部分 の 特 性の 影 響で 画 像 の飽
和 信 号近 辺 で 不自 然 な画 像 ( 注↓ ) )と な る 事が
あ り ます が こ れは C CD 素 子 の飽 和 特性 に 伴 う現
象 で あり , カ メラ の 異状 で は あり ま せん .
18
12
こ の 様な 場 合 はレ ン ズの 絞 り を絞 っ てC C D への
入 光 量を 減 ら し, ゲ イン を 高 めに 設 定し 直 し て下
さ い .飽 和 部 分で の CC D 素 子か ら の出 力 信 号が
白 レ ベル に 正 常に 飽 和し て 出 力さ れ る様 に な りま
す.
6
( 注 )上 記 の不 自 然 な画 像 とは 次 の 様な 状 態を 指 し ます .
・ 飽 和し た 部 分で 白 黒が 反 転 した 様 にな る
・ 飽 和部 分 の 輪郭 が ぼけ る .
・ 飽 和部 分 の 領域 が 上下 に 多 少流 れ る.
・ 飽 和部 分 の 輝度 値 が1023に 達し な い.
0
32
20
64
40
96
60
128
80
160
A0
192
C0
MGC GAIN CODE
( 5 -5 ) プロ グ ラ ムペ ー ジ設 定
FC シ リー ズ カ メラ で は内 部 に 不揮 発 性の メ モ リを 搭 載し て
おり , 各種 動 作 モー ド の設 定 や レベ ル 設定 を 複 数セ ッ ト記 憶
出来 ま す.
カメ ラ 内部 で は 設定 項 目を 仮 想 的な ペ ージ ( 以 後” プ ログ ラ
ムペ ー ジ” ) 上 に保 存 しま す .
この カ メラ で は プロ グ ラム ペ ー ジを ” A” , ” B” , ”C ” ,
”D ” ,” E ” ,” F ”の 6 ペ ージ 持 って い ま す. ( 右図 )
電源 投 入時 に モ ード ス イッ チ が ポジ シ ョン ” A ”~ ” F” の
何れ か にあ る 場 合は カ メラ は そ のプ ロ グラ ム ペ ージ に 対応 し
た各 種 設定 内 容 で動 作 を開 始 し ます .
もし , モー ド ス イッ チ が” A ” ~” F ”以 外 の ポジ シ ョン に
ある 状 態で 電 源 投入 さ れた 場 合 はカ メ ラは ” A ”に 記 憶さ れ
た設 定 内容 で 起 動し ま す.
プ ログラム ページ
プ ログラ ムページ
プロ グラムペ ージ
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
=
・シャッタ時間の分類 =
・電子シャッタテーブル=
A
連続/ランダムの別
高速/低速の別
シャッタスイッチ位置
とシャッタ時間の対応
=
[レベル設定]
・ゲイン設定値
・オフセット
(内部数値で記憶)
(内部数値で記憶)
図5 - 2
- 13 -
B~ E
[その他の動作モード]
・走査方式
=
=
F
通常/部分
/倍速走査の別
プ ロ グラ ム ペ ージ の 概念 図
224(dec)
E0 (hex)
(14/35)
6. 設定変 更方法
( 6 -1 ) シャ ッ タ 時間 の 設定 方 法
シャ ッ タ時 間 の 設定 は 主に シ ャ ッタ ス イッ チ の 設定 ポ ジシ ョ ン ”0 ” ~” 9 ” によ り 決定 し ま す.
表 6 -1
シ ャッ タ 時間 の 設 定値
DU A L出 力
シャッタスイッチ
の位置
単位 / 秒
高速 シ ャッ タ ( 連続 / ラン ダ ム )
DUAL出 力
低速 シ ャッ タ (連 続 )
DUAL出 力
SINGLE出力
SINGLE出 力
シ ャ ッ タな し (連 続 )
0
1/
210 秒
1/
110 秒
1/210 秒
1/110 秒
1H)
1/105 秒
1/ 55 秒 (
2V)
1/14000 秒 (
3H)
1/ 70 秒
1/ 37 秒 (
3V)
1/ 9000 秒 (
5H)
1/ 53 秒
1/ 28 秒 (
4V)
1/ 8000 秒
1/ 4500 秒 ( 11H)
1/ 42 秒
1/ 22 秒 (
5V)
1/ 4000 秒
1/ 2200 秒 ( 24H)
1/ 35 秒
1/ 18 秒 (
6V)
6
1/ 2000 秒
1/ 1000 秒 ( 51H)
1/ 30 秒
1/ 16 秒 (
7V)
7
1/ 1000 秒
1/
500 秒 (103H)
1/ 26 秒
1/ 14 秒 (
8V)
8
1/
500 秒
1/
250 秒 (207H)
1/ 23 秒
1/ 12 秒 (
9V)
1/
250 秒
1/
125 秒 (415H)
1/ 21 秒
1/ 11 秒 ( 10V)
1
1/40000 秒
1/30000 秒 (
2
1/22000 秒
3
1/16000 秒
4
5
9
パルス幅制 御 時間 /ランダム( ! )
( 注 )表 中 (
H) は水 平 時 間単 位 ,(
V) は 垂 直時 間 ( フレ ー ム時 間 ) 単位 の 時間 を 示 して い ま す.
( 注 )こ こ で 言う 「 シャ ッ タ なし 」 とは , 露 光時 間 =1 フ レ ーム 時 間の 連 続 シャ ッ タモ ー ド のこ と で す.
( 注 )各 シ ャ ッタ 時 間の 数 値 は出 荷 時の デ フ ォル ト 値で す . シャ ッ タ位 置 =0を除 く 各ポ ジ シ ョン 毎 の シャ ッ タ時 間 は 動作 モ ード
[ グ ル ープ 1 ]で ユ ー ザに て 変更 す る 事が 可 能で す .
( 注 )倍 速 走 査( 2 ライ ン 加 算走 査 )時 は , 水平 ・ 垂直 時 間 が異 な るた め , 上表 と は異 な っ たシ ャ ッ タ時 間 とな り ま す.
実 機 の メニ ュ ー表 示 で ご確 認 くだ さ い .
( ! )こ の カ メラ で は” パルス幅制 御 時間 /ランダム” は ”パルス幅 制御 ( PWC) ="ENABLED”と 設 定 され て い る必 要 が有 り ま す.
” パルス幅制 御 (PWC) ="DISABLED” と 設定 さ れ てい る 場合 ( デ フォ ル ト) で は ラン ダ ムシ ャ ッ タ動 作 で も連 続 シャ ッ タ と同
じ く 9 段階 の 選択 が 可 能で す .
( 6 -2 ) 起動 時 オ プシ ョ ン
一 般的 な 使用 に 於 いて は 本機 は 電 源を 通 常に 投 入 した ( ↓用 語 ) 状態 で 用い ま す .モ ー ドス イ ッ チを 特 定 の位 置 に設 定 し た状 態 で且
つ UP / DO W N スイ ッ チを ス ト ロー ク した 状 態 で電 源 を投 入 す ると カ メラ は 特 定の 設 定又 は 動 作状 態 と なり ま す. 次 の 表に こ れら
起 動時 オ プシ ョ ン をま と めま す .
[用 語 ]通 常 に 電源 を 投入
…
U P /D O WN ス イ ッチ を 中立 位 置 のま ま で電 源 を 投入 す るこ と で す. 本 文 中で 特 に断 り な く”
電 源 を投 入 する ” と 表記 の 有る 場 合 はこ の 電源 投 入 操作 を 指し ま す .
表 6- 2
起動条件
(電 源 投入 時 )
モ ー ドス イ ッチ の 位 置
U P/ D OW N ス イッ チ
0 ~A の 位置
中 立位 置
B ~F の 位置
( 操 作 しな い )
9
A
C
起動 時 オプ シ ョ ン
起 動 時オ プ ショ ン
通 常動 作
( 設 定 グル ー プ1 )
起 動 時 のカ メ ラの 動 作 状態
プ ロ グラ ム ペ ージ A の設 定
各プ ロ グ ラム ペ ージ B ~ Fの 設 定
フ ァ クト リ ーデ フ ォ ルト の 読出 し
U P 又 は DO W N を 保 持
D
設 定 グル ー プ 2
設 定 グル ー プ 3
プ ロ グラ ム ペ ージ A の設 定
設 定 グル ー プ 4
( 6 -3 ) 動作 モ ー ドの 設 定方 法
動作 モ ード の 設 定項 目 は下 記 の 通り グ ルー プ 1 ,グ ル ープ 2 , グル ー プ3 , 及 びグ ル ープ 4 の 4つ の グ ルー プ に分 け ら れま す .
グル ー プ1
…
通 常に 電 源 を投 入 して 変 更 する 動 作モ ー ド です . 起動 後 モ ード ス イッ チ を 設定 変 更 する 項 目( 0 ” ~” 9 ”)
に 対応 す る ポジ シ ョン と し UP / DO W N スイ ッ チを 操 作 する 事 によ り 設 定内 容 が 変更 可 能で す .
グル ー プ2
…
事 前に モ ー ドス イ ッチ を ” A” の ポジ シ ョ ンに し ,U P / DO W Nス イ ッ チレ バ ー を押 し 上げ ( 又 は押 し 下
げ )た 状 態 で保 持 し, 電 源 を投 入 した 時 に 変更 可 能な 動 作 モー ド です . 設 定す る 項 目は 左 の手 順 で 起動 後 ,モ
ー ドス イ ッ チを 先 程の ” A ”の 位 置か ら 対 応す る ポジ シ ョ ンに 変 更し た 後 UP / D OW N スイ ッ チ を操 作 する
事 によ り 変 更可 能 です .
グル ー プ3 , 4 …
こ れら の 設 定状 態 では 主 に コン フ ィギ ュ レ ーシ ョ ン項 目 ( ↓用 語 )の 切 替 えは 行 い ます
事 前に モ ー ドス イ ッチ を ” C” ( また は ” D” ) のポ ジ シ ョン に し, U P /D O W Nス イ ッチ レ バ ーを 押 し上
げ (又 は 押 し下 げ )た 状 態 で保 持 し, 電 源 を投 入 した 時 に 変更 可 能な 動 作 モー ド で す. 設 定す る 項 目は 左 の手
- 14 -
(15/35)
順 で 起 動 後, モ ード ス イ ッチ を 先程 の ” C” ( また は ” D” ) の位 置 か ら対 応 す るポ ジ ショ ン に 変更 し た後
U P/ D O WN ス イッ チ を 操作 す る事 に よ り変 更 可能 で す .
(注 ) 設定 を 変 更し た 場合 は 何 れの 設 定項 目 で も電 源 をO F F にす る 前に プ ロ グラ ム ペー ジ の ”A ” ~ ”F ” の何 れ か にセ ー ブす
る事 に よ り初 め てカ メ ラ 内部 に 保存 さ れ ます . 保存 せ ず に電 源 をO F F とす る と変 更 内 容は 保 存 され ず ,次 回 の 電源 投 入時
は設 定 変 更前 の 設定 内 容 に戻 り ます の で ご注 意 下さ い . 但し コ ンフ ィ ギ ュレ ー ショ ン 項 目は ス イ ッチ に よる 設 定 変更 の 都度
自動 保 存 され ま す.
[用 語 ]コ ン フ ィギ ュ レー シ ョ ン項 目
…
プ ログ ラ ムペ ー ジ に依 存 しな い 共 通設 定 項目 で バ ック パ ネ ルの ス イッ チ 操 作に よ り
設 定変 更 を行 っ た 際は 設 定変 更 と 同時 に 内部 の E ER O M に自 動 的に 保 存 され ま す.
表 6- 3
起動条件
モ ー ドス イ ッチ の 位 置
0 ~F の 任意 の 位 置
各グ ル ープ の 設 定状 態 の起 動 方 法
(電 源 投入 時 )
動 作モ ー ド 設定 グ ルー プ
U P/ D OW N ス イッ チ
中 立位 置
( 操 作 しな い )
グ ル ープ 1
U P 又 は DO W N を 保 持
グ ル ープ 3
通 常 の 自動 ロ ー ドに よ る( → 表 6- 8 )
グ ル ープ 2
A
C
起 動時 の カ メラ の 動 作状 態
D
プ ロ グ ラム ペ ー ジA の 設定 内 容 で起 動
グ ル ープ 4
表6 - 4
モ ー ドス イ ッチ の 位 置
動 作 モー ド 設 定[ グ ルー プ 1 ]の 設 定操 作
U P/ D O WN ス イ ッチ
変 更 内 容
0
ゲ イン 変 更
1
メ ニュ ー 表示
2
( 未使 用 )
3
( 未使 用 )
UP 操 作
ゲ イ ン増 加
(MENU)
<* C>
ゲ イン 減 少
ON
O FF
4
全 画素 ・ 倍速 走 査 モー ド
全 画素
(NORMAL)
倍速
5
シ ャッ タ
連 続 / ラン ダ ム( S.FORM /前 )
連
続
(NORMAL)
ラ ンダ ム (ASYNC)
6
シ ャッ タ
高 速 / 低速
高
速
(HIGH)
低
速
7
シ ャッ タ 時間 変 更
( S.TIME /前 )
短
縮
延
長
8
デ ジタ ル
( OFFSET)
オ フセ ッ ト 増加
9
A~F
( S.TIME /後 )
オ フ セ ット
全 画素 ・ 部分 走 査 切替
プ ログ ラ ム
ページ
(SCAN /前 )
DO W N 操作
( SCAN /前 )
全 画素
(NORMAL)
書 き込 み
A ~F
(DOUBLE)
(LOW)
オ フセ ッ ト 減少
部分
(PARTIAL)
読 み出 し
( 注 )シ ャ ッ タ時 間 の変 更 は 現在 の シャ ッ タ スイ ッ チの ポ ジ ショ ン が” 0 ” 以外 の 時の み 変 更可 能 で す.
シ ャ ッ タス イ ッチ が ” 0” の 位置 で は モー ド スイ ッ チ を” 7 ”と し て UP/DOWNスイ ッ チを 操 作 して も シ ャッ タ 時間 を 変 更す
る 事 が 出来 ま せん ( シ ャッ タ スイ ッ チ =” 0 ”で は 常 にシ ャ ッタ は O FF と なり ま す ).
表6 - 5
モ ー ドス イ ッチ の 位 置
動 作 モー ド 設 定[ グ ルー プ 2 ]の 設 定操 作
U P/ D O WN ス イ ッチ
変 更 内 容
UP 操 作
1
メ ニュ ー 表示
( MENU) <* C>
2
ゲ イン 補 正
3
オ フセ ッ ト補 正
4
パ ルス 幅 制御 の 許 可/ 不 許可
A~F
プ ログ ラ ム
ページ
DO W N 操作
ON
OFF
( GAIN B)
ゲ イ ン+ 補 正
ゲ イ ン- 補 正
( OFFSET B)
オ フ セッ ト +補 正
オ フ セッ ト -補 正
( PWC) (! )
許可
(ENABLED)
書 き 込み
A ~F
不 許 可 ( DISABLED)
読 み 出し
( ! )” パ ル ス幅 制 御の 許 可 /不 許 可” の 設 定が ” 許可 (ENABLED)”に な っ てい な い時 は ラ ンダ ム シ ャッ タ でシ ャ ッ タス イ ッチ
を ” 9 ”の 位 置に し て もパ ル ス幅 制 御 の状 態 とな ら ず 固定 長 のラ ン ダ ムシ ャ ッタ と な りま す .
表6 - 6
モ ー ドス イ ッチ の 位 置
動 作 モー ド 設 定[ グ ルー プ 3 ]の 設 定操 作
U P/ D O WN ス イ ッチ
変 更 内 容
UP 操 作
( MENU)
DO W N 操作
1
メ ニュ ー 表 示
2
操 作確 認 ブ ザー 音
3
シ リア ル 通 信ボ ー レー ト
( BAUDP)
4
( 注↓ )
( CLOCK)
6
Vinit2の 極性 設 定
( Vinit2) <* C>
正 論 理 ( INVERTED)
負 論 理 ( NORMAL)
7
連 続シ ャ ッ タス ト ロボ 信 号
( STRB-C) <* C>
ON
OFF
(BZ)
<* C>
ON
OFF
<* C>
ON
OFF
<* C>
1 9 20 0 bp s
-
9 6 00 b ps
-
( 注 )本 バ ー ジョ ン のフ ァ ー ムウ エ アで は ( CLOCK) 設定 の 項目 は 表 示さ れ ます が , 設定 の 変更 操 作 は無 効 と なり 内 部動 作 へ の影
響 は 有 りま せ ん. 通 常 はデ フ ォル ト の 設定 状 態の ま ま でご 使 用下 さ い .
- 15 -
(16/35)
表6 - 7
モ ー ドス イ ッチ の 位 置
1
動 作 モー ド 設 定[ グ ルー プ 4 ]の 設 定操 作
U P/ D O WN ス イ ッチ
変 更 内 容
メ ニュ ー 表 示
UP 操 作
( MENU)
<* C>
DO W N 操作
ON
OFF
2
テ スト パ タ ーン
(PATTERN) <* C>
ON
OFF
3
出 力ビ ッ ト
(BIT)
<* C>
1 0 bi t
8 b it
4
出 力フ ォ ー ム
(FORM.)
<* C>
5~6
7
< 使用 し な い>
(-)
Vsub電 圧
( VSUB)
<* C>
D U AL
S I NG L E
-
-
電 圧 値増 加
電 圧 値減 少
( 注 )Vsub電 圧は 工 場出 荷 時 に最 適 値に 調 整 され て いま す の で特 別 の理 由 が ない 限 り設 定 値 の変 更 は 行わ な いで 下 さ い.
誤 っ て 数値 を 変更 し て しま っ た場 合 は ”( 6 -9 ) フ ァク ト リー デ フ ォル ト の読 出 し ”を 実 行 する と 工場 出 荷 時の 数 値に
戻 す こ とが 出 来ま す .
[ 解 説] Vsub電圧 に つい て
Vsub電 圧 と はCCDへ の過 度 な入 光 に よっ て 生じ る ブ ルー ミ ング 現 象 (飽 和 画像 部 分 で画 像 がぼ や け たり 流 れ た様 な 状態 と
な る) を 抑 制す る 為の バ イ アス 電 圧( 基 板 電圧 ) の事 で す .
Vsub電 圧 を 高く 設 定す る こ とに よ りブ ル ー ミン グ 現象 は 抑 制さ れ ます が , 高す ぎ ると CCD 出力 の 飽 和電 圧 が低 下 し てCCD
の 動作 範 囲 が狭 く なり ま す .
CCD に よ っ て適 正 なVsub電 圧は 異 なる 為 , 工場 出 荷時 に 最 適な 値 に設 定 さ れて い ます .
※ 各設 定 グ ルー プ 共通 の 注 意事 項
( 注 )標 準 出 荷モ ー ド( デ フ ォル ト 状態 ) を アン ダ ーラ イ ン で示 し てい ま す .
( 注 )表 中 <* C>印 の 有る 項 目( コ ン フィ ギ ュレ ー シ ョン 項 目) に つ ては ス イッ チ に よる 設 定変 更 の 都度 E E RO M に自 動 保 存さ
れます.
( 注 )コ ン フ ィギ ュ レー シ ョ ン項 目 以外 の 設 定項 目 は設 定 変 更後 , プロ グ ラ ムペ ー ジへ の セ ーブ 操 作 を実 行 しな い と 電源 O FF
と と も に変 更 内容 が 消 失し ま す.
- 16 -
(17/35)
( 6 -4 ) プロ グ ラ ムペ ー ジの 設 定 方法
プ ロ グラ ム ペ ージ の 設定 操 作 はセ ー ブ( 現 在 の設 定 内容 を プ ログ ラ ムペ ー ジ に書 き 込む ) と ロー ド ( 事前 に プロ グ ラ ムペ ー ジに
保 存 され た 設 定内 容 を現 在 の 設定 内 容と し て 読み 出 す) の 2 種類 に 要約 さ れ ます .
即 ち ,電 源 起 動後 に 内容 を 変 更し た 現在 の 設 定内 容 をあ る プ ログ ラ ムペ ー ジ にコ ピ ーす る 操 作が ” セ ーブ ” であ り , 逆に あ るプ
ロ グ ラム ペ ー ジに 記 憶さ れ て いる 設 定内 容 を 現在 の 設定 内 容 とし て 読み 出 す 操作 が ”ロ ー ド ”で す .
プログラムページ
プログラムページ
プログラムページ
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
=
・シャッタ時間の分類 =
・電子シャッタテーブル=
・パルス幅制御
=
B~E
セーブ
A
連続/ランダムの別
高速/低速の別
シャッタスイッチ位置
とシャッタ時間の対応
許可/不許可の別
=
[レベル設定]
・ゲイン設定値
・オフセット
(内部数値で記憶)
(内部数値で記憶)
現在の設定内容
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
=
・シャッタ時間の分類 =
・電子シャッタテーブル=
・パルス幅制御
ロード
[その他の動作モード]
・走査方式
=
=
カメラはRAM上に読み出された
現在の設定内容で動作する
F
通常/部分
/倍速走査の別
=
連続/ランダムの別
高速/低速の別
シャッタスイッチ位置
とシャッタ時間の対応
許可/不許可の別
[その他の動作モード]
・走査方式
=
[レベル設定]
・ゲイン設定値
・オフセット
(内部数値で記憶)
(内部数値で記憶)
=
=
通常/部分
/倍速走査の別
電源OFF後消失
電源OFF後も記憶
図 6- 1
セ ー ブ 操作 と ロー ド 操 作の 概 念図
[解 説 ]現 在 の 設定 内 容と プ ロ グラ ム ペー ジ の 関係
… プ ログ ラ ムペ ー ジ に保 存 され た 設 定内 容 はカ メ ラ の電 源 起動 時 に 内部 の RA M ( 揮発 性 メ モリ ) に自 動 的 に読 み 出さ
れ ,そ の 内容 が 現 在の 設 定内 容 と して カ メラ の 動 作を 決 定し ま す .
モ ード 設 定の 変 更 操作 を 行う と , 現在 の 設定 内 容 は書 き 換え ら れ ,電 源 がO F F とな る ま でカ メ ラの 動 作 設定 内 容を
一 時的 に 規定 し ま す. し かし 電 源 がO F Fと な る とR A M上 の ペ ージ で ある 現 在 の設 定 の 内容 は 消失 し , カメ ラ の動
作 は電 源 投入 前 の 設定 状 態に 戻 り ます .
従 って 設 定変 更 を 行っ た 内容 を 保 存す る 場合 は 必 ず” A ”~ ” F ”の プ ログ ラ ム ペー ジ に セー ブ する 必 要 が有 り ます .
プ ログ ラ ムペ ー ジ に記 憶 させ た 設 定内 容 は以 降 で 説明 す る様 に ロ ード 操 作( 起 動 時の 自 動 ロー ド を含 む ) を行 う 事に
よ り必 要 によ り 読 出し て 使用 す る 事が 可 能と な り ます .
●電 源 起動 時 の 自動 ロ ード
電 源 起動 時 , カメ ラ は” A ” ~” F ”の プ ロ グラ ム ペー ジ の 設 定 内 容
を 自 動的 に ロ ード し その 動 作 が決 定 され ま す .
こ の 際, 自 動 ロー ド され る プ ログ ラ ムペ ー ジ は電 源 起動 時 の
モ ー ドス イ ッ チの ポ ジシ ョ ン によ っ て決 定 さ れま す .
( 注 )” B ” ~” F ”以 外 の ポジ シ ョン で は プロ グ ラム ペ ー ジ” A ”
が 自 動ロ ー ドさ れ る 点に ご 注意 下 さ い.
表6 -8
自動ロ ードさ れるプ ログ ラムペ ージ
モー ドスイ ッチ
の位置
自動 ロー ドされ る
プロ グラ ムペー ジ
0 ~A
プロ グラ ムペー ジA
B
プロ グラ ムペー ジB
●手 動 操作 に よ るセ ー ブ/ ロ ー ド
電 源 投入 後 , モー ド スイ ッ チ を” A ”~ ” F ”の ポ ジシ ョ ン にセ ッ ト
し , UP / D OW N スイ ッ チ を操 作 する 事 に より 手 動に よ る プロ グ ラ
ム ペ ージ の セ ーブ / ロー ド の 操作 が 可能 で す .
C
プロ グラ ムペー ジC
D
プロ グラ ムペー ジD
E
プロ グラ ムペー ジE
( 注 )各 種 設 定を 変 更し , そ の内 容 を以 後 の 使用 に 際し て 有 効と す る
為 に は この セ ーブ 操 作 が必 要 です .
F
プロ グラ ムペー ジF
表6 - 9
モ ード ス イ ッチ の 位置
A
プ ロ グラ ム ペ ージ の 設定 操 作 (手 動 操作 )
変 更 内 容
U P / DO W N スイ ッ チ
U P操 作
DO W N 操作
プロ グ ラム ペ ー ジ A
B
プロ グ ラム ペ ー ジ B
C
プロ グ ラム ペ ー ジ C
D
プロ グ ラム ペ ー ジ D
E
プロ グ ラム ペ ー ジ E
F
プロ グ ラム ペ ー ジ F
セ ーブ
- 17 -
ロー ド
(18/35)
( 6 -5 ) OS D ( オン ス クリ ー ン ディ ス プレ イ ) によ る メニ ュ ー 表示 の 説明
本カ メ ラは 出 力 する デ ジタ ル 画 像信 号 にO S D によ る 文字 の ス ーパ ー イン ポ ー
ズ を行 う 機能 が 搭 載さ れ てい ま す .こ の 機能 を 用 いた メ ニュ ー 表 示で 現 在の カ メ
ラ の設 定 状況 を キ ャプ チ ャー ボ ー ドの 画 像上 に メ ニュ ー 形式 で 表 示す る 事が 出 来
ま す.
OS D表 示領 域
( 注) 本 機は 基 本 的に 従 来の F C シリ ー ズカ メ ラ と同 様 にメ ニ ュ ー表 示 を用 い な
い でも 全 て の設 定 が可 能 な 様に 設 計さ れ て いま す .し か し メニ ュ ー表 示 を
用 いる と 現 在の 設 定内 容 を 一目 で 把握 す る 事が 出 来, 又 , カメ ラ を用 い た
デ ータ 採 取 の前 に メニ ュ ー 表示 を キャ プ チ ャー し 保存 し て 置く 事 で後 の デ
ー タ比 較 や な追 加 機の 導 入 など の 際に 設 定 の参 考 とす る 事 が出 来 ます .
キャ プチ ャー 画像 全体
[ メ ニュ ー 表示 の 条 件]
ユー ザ 側の キ ャ プチ ャ ーボ ー ド でカ メ ラか ら 出 力す る FD V / LD V のタ イ ミ
ン グに 常 時呼 応 し キャ プ チャ ー 画 像が 更 新さ れ る シス テ ムが 必 要 です .
カメ ラ の設 定 を ラン ダ ムシ ャ ッ タ動 作 に設 定 し た場 合 はメ ニ ュ ー表 示 が更 新 さ
OSD表示の表示位置
れ る様 に カメ ラ 内 部で 自 動的 に 一 定周 期 で繰 り 返 しラ ン ダム シ ャ ッタ 動 作を 発 生
し 画像 を 自動 更 新 しま す .こ の 間 外部 か ら印 加 し たト リ ガ信 号 入 力は 無 視さ れ ま
す.
ま た, O SD 表 示 はキ ャ プチ ャ ー 画像 全 体の 左 上 の位 置 に表 示 さ れま す ので メ ニ ュー を 表示 す る 場合 は こ の部 分 がモ ニ タ ー上 に 表示
出 来る シ ステ ム 設 定で あ る必 要 が 有り ま す.
[ メ ニュ ー 表示 の O N/ O FF ]
現 在, O SD メ ニ ュー 表 示が キ ャ プチ ャ ーボ ー ド 上に 現 れて い な い場 合 は次 の 手 順で 表 示が 現 れ ます .
通 常に 電 源を 投 入
→
モー ド ス イッ チ を” 1 ” の位 置 にセ ッ ト する
→
U P /D O WN ス イ ッチ を 上 側に ス トロ ー ク する
メ ニュ ー 表示 の 出 力を O FF に す る場 合 は上 同 一 手順 で スイ ッ チ を下 側 にス ト ロ ーク し ます .
( 注) メ ニュ ー の ON / OF F 設 定は コ ンフ ィ ギ ュレ ー ショ ン 項 目の 為 ,設 定 変 更は 自 動的 に 内 部E E R OM に 保存 さ れ ます .
( 注) カ メラ を ラ ンダ ム シャ ッ タ 動作 状 態で メ ニ ュー 表 示を O N とす る とカ メ ラ 内部 で 発生 し た 繰り 返 し トリ ガ (サ イ ク リッ ク トリ
ガ )が 自 動 的に 入 力さ れ る 状態 と なり ま す ので , 通常 の 状 態( オ ンラ イ ン 状態 ) でご 使 用 にな る 場 合は 必 ずメ ニ ュ ー表 示 を
O FF と し てご 使 用下 さ い .
( 注) 設 定に よ り パル ス 幅制 御 モ ード の ラン ダ ム シャ ッ タ動 作 を 使用 し てい る 時 (S.FORM=ASYNC/HIGH, PWC=ENABLED), メニ ュ ー 表示
で カメ ラ 内 部で 発 生す る パ ルス 幅 と実 際 の ユー ザ より 供 給 する パ ルス 幅 が 通常 一 致し な い 為, 両 者 の間 で 画像 の 明 るさ ( シャ
ッ タ速 度 ) が異 な る点 に ご 注意 下 さい .
[ 表 示内 容 の解 説 ]
MENU
1,2,3 or 4: 現 在 の設 定 内容 表 示 しま す .
” 1” の 時は 設 定 グループ1の 設 定 内容
” 2” の 時は 設 定 グループ2の 設 定 内容
” 3” の 時は 設 定 グループ3の 設 定 内容
” 4” の 時は 設 定 グループ4の 設 定 内容
表 示さ れ てい ま す .
MENU:
現 在 の メニ ュ ー表 示 状 況を 示 しま す .
メ ニ ュ ー表 示 中は 常 に ”ON” が表 示 さ れま す .
こ の 右 側に ” (CYCLIC)” と 表 示し て いる 時 は カメ ラ が内 部 ト リガ を
使 用 し てサ イ クリ ッ ク にラ ン ダム シ ャ ッタ 画 像を 出 力 して 画 像を 更 新
し て い る事 を 示し ま す .
ラ ン ダ ムシ ャ ッタ 動 作 に設 定 して メ ニ ュー を ON と す ると 自 動的 に サ
イ ク リ ック ト リガ 印 加 の状 態 とな り , メニ ュ ーを O F Fと す ると 自 動
的 に サ イク リ ック ト リ ガの 印 加が 解 除 され , 外部 ト リ ガの 入 力待 ち と
な り ま す.
MENU 1
ME N U : * O N
GA I N : 1 2 0
OF F S ET : 1 6 0
S. T I ME : O F F
S. F O RM : AS Y N C
SC A N : NO R M AL
MS = 1 S S = 7
F C3 5 0 CL
/M G C
( 4 .7 6 ) ms
/ HI G H
M F =0 0 08 . 0 00 1
[ V .X . X X]
設定グループ1のメニュー表示
GAIN:
前 半 の 数字 は ゲイ ン の 設定 値 を1 0 進 数で 表 示し て い ます . (範 囲 は 24 ~ 22 4 )
後 半 は MG C が表 示 さ れま す .
OFFSET:
デ ジ タ ル信 号 オフ セ ッ トの 設 定値 を 1 0進 数 で表 示 し てい ま す. ( 範 囲は 3 2~ 2 2 4)
S.TIME:
現 在 の シャ ッ ター 時 間 を表 示 して い ま す. 前 半は H 数 (水 平 同期 時 間 単位 / 高速 シ ャ ッタ の 場 合, 範 囲1 ~ 4 93 < 通常
走 査 > 又は 1 ~1 6 9 <部 分 走査 > の 10 進 数) 又 は V数 ( 垂直 同 期 時間 単 位/ 低 速 シャ ッ タ の場 合 ,範 囲 1 ~2 5 5の
十 進 数 ), 後 半( 内 ) は実 時 間表 示 で す.
実 時 間 表示 の 内容 は そ の時 の スキ ャ ン モー ド (全 画 素 /部 分 /倍 速 ) やシ ャ ッタ モ ー ド( H I GH / LO W ) の設 定 に従
っ て 換 算さ れ 表示 さ れ ます .
( 注) ラ ンダ ム シ ャッ タ のパ ル ス 幅制 御 モー ド に 設定 さ れて い る 時や 倍 速走 査 な どで シ ャッ タ の 設定 数 値 が規 定 外の 範 囲 に設 定 され
て いる 場 合 は実 時 間表 の 数 値の 表 示が ” --.-” と なり ま す .
S.FORM:
現 在 の シャ ッ ター 方 式 を表 し てい ま す .前 半 は連 続 ( NORMAL)と ラ ン ダム ( ASYNC) の別 , 後 半は 高 速 (HIGH)と 低 速 (L
OW) の 別を 表 示し て い ます .
SCAN:
現 在 の 走査 方 式を 表 示 して い ます . 全 画走 査 (NORMAL), 部 分走 査 ( PARTIAL), 倍 速走 査 (DOUBLE)で 表示 さ れま す . (→
別 項 ; ”走 査 モー ド 設 定項 目 の優 先 関 係” )
- 18 -
(19/35)
GAIN B:
D U A L出 力 時に , 2 ch 出 力( 画 像 右側 ) のゲ イ ン 補正 値 を設 定 し
ます.
OFFSET B:D U A L出 力 時に , 2 ch 出 力( 画 像 右側 ) のオ フ セ ット 補 正値 を 設
定 し ま す.
PWC:
ラ ン ダ ムシ ャ ッタ 動 作 でシ ャ ッタ ス イ ッチ ” 9” の ポ ジシ ョ ンを パ ル
ス 幅 制 御モ ー ドで 使 う (ENABLED) か ,又 は 使 用し な い( DISABLED)
を 設 定 しま す .
BZ:
ス イ ッ チ操 作 時の 確 認 音の 許 可( O N )/ 禁 止( O F F) の 設定 を 切
り 替 え ます .
BAUD:
R S - 23 2 C通 信 で 使用 す るボ ー レ ート 設 定を 表 示 して い ます .
Vinit2:
カ メ ラ リン ク のCC1経 由ト リ ガ 信号 の 極性 を 設 定し ま す.
工 場 出 荷状 態 では 負 論 理( NORMAL) で すが 反 転( INVERTED) 側に す る
と 正 論 理入 力 とな り ま す.
STRB-C:
連 続 シ ャッ タ 動作 時 の スト ロ ボ信 号 (STRB)の 出力 の O N/ O FF を 設
定 し ま す. ( ON) で 連 続シ ャ ッタ 動 作 時で も スト ロ ボ 信号 が 出力 さ れ
ます.
( 注) ラ ンダ ム シ ャッ タ 動作 時 の スト ロ ボ信 号 は この 設 定に 関 わ らず , 常に 出 力
さ れま す .
PATTERN:
テ ス ト パタ ー ン出 力 の ON / OF F の 設定 を 切り 替 え ます .
bit:
映 像 出 力の ビ ット 数
FORM.:
C C D 出力 方 式
VSUB:
Vsub電 圧( CCD素子 の 基板 電 圧 )の 設 定値 を 表 示し ま す.
工 場 出 荷時 に 適正 値 と なる 様 に設 定 さ れて い ます の で ,通 常 ,変 更 す
る 必 要 は有 り ませ ん . (” Vsub電 圧 ” につ い ては , 表 6- 6 .下 の
[ 解 説 ]を 参 照下 さ い )
MENU 2
ME N U
: ON
GA I N B :
0
OF F S T B :
0
PW C
: D I S AB L E D
MS = A S S = 7
F C3 5 0 0C L
MENU 3
ME N U
: ON
BZ
: ON
BA U D
: 9 6 0 0b p s
: (R e s er v e d)
2 T R IG : D I S AB L E D
Vi n i t2 : N O R MA L
ST R B -C : O F F
8/ 1 0b i t の設 定 を切 り 替 えま す .
M F =0 0 0 8. 0 0 00
D U AL / SI N G LE の 設定 を 切 り替 え ます .
※ 以下 の 項目 は 表 示の み で直 接 変 更は 出 来ま せ ん .ス イ ッチ の 設 定変 更 など に 伴
い 自 動 的に 表 示内 容 が 更新 さ れま す .
Tc=
[ V .X . X X]
設定グループ2のメニュー表示
MS = C S S = 7
MS=
SS=
MF=
M F =0 0 0 8. 0 0 00
現 在 の モー ド スイ ッ チ の位 置 を示 し ま す.
現 在 の シャ ッ ター 設 定 スイ ッ チ( EXP.)の 位 置を 表 示 しま す .
カ メ ラ 内部 の モー ド フ ラグ ( 動作 内 容 を決 定 する 内 部 フラ グ )の 情 報
( 1 6 ビッ ト ×2 セ ッ ト) を 16 進 数 で表 示 しま す . この 内 部フ ラ グ
の 意 味 は後 述 しま す . )
現 在 の カメ ラ 内部 の 温 度を 摂 氏形 式 で 表示 し ます . 温 度デ ー タは 0 .
4 秒 毎 に更 新 表示 さ れ ます .
F C3 5 0 CL
設定グループ3のメニュー表示
MENU 4
ME N U
: ON
PA T T ER N : O F F
bi t
: 8 bi t
FO R M . : D U A L
: ( R e se r v ed )
: ( R e se r v ed )
VS U B
: 20 4 = H ' CC
MS = C S S = 7
[ I D情 報 表示 ]
本機 で はユ ー ザ がカ メ ラ毎 に 固 有に 設 定し た 識 別コ ー ドな ど を カメ ラ に保 存 す
る 事が 出 来ま す ( 設定 は シリ ア ル 通信 に より 行 い ます ) .設 定 可 能な 文 字列 は 最
大 15 文 字ま で の 英数 字 (大 文 字 と小 文 字) と 制 御用 コ ード を 除 く” + ”, ” ー
” など 一 部の 特 殊 文字 で す.
(→ 詳 細は ” シ リア ル 通信 制 御 ”の 項 をご 覧 く ださ い )
設定 し たI D コ ード は ”設 定 グ ルー プ 1の メ ニ ュー 表 示” の 左 下部 に OS D 表
示 され る ので 設 定 内容 が 確認 出 来 ます ( ID : 以 降) .
( ID コ ード が 設 定さ れ てい な い 時は カ メラ 型 式 が表 示 され ま す ).
右図 は I D情 報 とし て ” CAMERA-1” を 設 定し た 場合 の 表 示例 で す.
[ V .X . X X]
F C3 5 0 CL
M F =0 0 0 8. 0 0 00
[ V .X . X X]
設定グループ4のメニュー表示
MS = 1 S S = 7
F C3 5 0 CL
ID未 設定
M S =1 S S= 7
I D : C A M ER A - 1
ID設定時
[ 設 定の 変 更]
OS D の内 容 を 確認 し なが ら 現 在の 設 定内 容 を 変更 す る場 合 は 別項 の ”( 6 - 3) 動 作モ ー ド の設 定 方 法” に 従っ て 行 いま す .
モ ード ス イッ チ を 切り 替 える と そ の位 置 に対 応 し た変 更 項目 の 数 値ま た はパ ラ メ ータ 部 分の 前 に ”* ” マ ーク が 点滅 表 示 され そ の設
定 がU P /D O W Nス イ ッチ で 変 更可 能 であ る こ とを 示 しま す .
ゲイ ン 設定 等 の 数値 は UP / D OW N の各 1 ス トロ ー クで 1 ず つ増 減 しま す が ,数 値 を連 続 的 に変 更 し たい 場 合は ス イ ッチ を スト
ロ ーク し たま ま 約 2秒 間 保持 す る と” ピ ピッ ” と いう 反 応音 の 後 早送 り 状態 と な り, 数 値が 連 続 的に 増 減 しま す .
[ 変 更後 設 定値 の 保 存]
メニ ュ ー表 示 で 設定 し た内 容 は 変更 を 行っ た そ の都 度 不揮 発 性 のR O M領 域 に 自動 的 に保 存 さ れる も の (コ ン フィ ギ ュ レー シ ョン
項 目) と ,前 項 で 説明 し たプ ロ グ ラム ペ ージ へ の セー ブ 操作 を 行 わな い と保 存 さ れな い もの と の 2種 類 が 有り ま す. ( ↓ 次頁 . 表)
- 19 -
(20/35)
自 動 保存 の 有無 な ど
項目
”M E NU ”
”B Z ”
”B A UD ”
”V i ni t 2 ”
”S T RB - C ”
”P A TT E R N”
”VS U B”
”G A IN ”
”O F FS E T ”
”S . TI M E ”
”S . FO R M ”
”S C AN ”
”P W C”
メ ニュ ー 操 作で 自 動保 存 さ れる 項 目
メ ニュ ー で 変更 後 プロ グ ラ ムペ ー ジへ の セ ーブ 操 作
を しな い と 保存 さ れな い 項 目
備考
( C R) に 反 映
( C R) に 反 映
( C R) に 反 映
( C R) に 反 映
( C R) に 反 映
( C R) に 反 映
数 値 で保 存
数 値 で保 存
数 値 で保 存
数 値 で保 存
( F R) に 反 映
( F R) に 反 映
( F R) に 反 映
(注 ) ”V S U B” の 数値 は プ ログ ラ ムペ ー ジ と独 立 した エ リ アに 保 存さ れ ま す.
( 6 -6 ) 内部 フ ラ グレ ジ スタ と コ ンフ ィ ギュ レ ー ショ ン レジ ス タ
カメ ラ 内部 に は 動作 モ ード を 規 定す る フラ グ レ ジス タ (F R ) (2 バ イト ) と コン フ ィギ ュ レ ーシ ョ ン レジ ス タ( C R )( 2 バイ
ト) の RA M 領 域が あ りま す .
これ ら のレ ジ ス タの 内 容を 調 べ ると 現 在の 動 作 状態 を 判別 出 来 る他 , シリ ア ル 通信 コ マン ド で この レ ジ スタ の 内容 を 書 き換 変 える
事で 複 数の 動 作 モー ド を一 度 に 変更 す る事 も 可 能に な りま す .
ここ で は各 フ ラ グレ ジ スタ と コ ンフ ィ ギュ レ ー ショ ン レジ ス タ の機 能 につ い て 説明 し ます .
・ フラ グ レジ ス タ (F R )と コ ン フィ ギ ュレ ー シ ョン レ ジス タ ( CR )
FR と CR は 何 れも 2 バイ ト ( 16 ビ ット ) の RA M 上の 記 憶 領域 で ,起 動 時 に内 部 のE E R OM ( 不 揮発 性 )に 保 存 され て いる
内容 が 読み 出 さ れこ れ らの 領 域 にコ ピ ーさ れ ま す. カ メラ は F R, C Rの 内 容 に従 っ て現 在 の 動作 モ ー ドを 決 定し ま す .
FR の 内容 は 各 プロ グ ラム ペ ー ジ( A ~F ) に 各1 つ ずつ 保 存 され , 電源 起 動 時の 自 動ロ ー ド やプ ロ グ ラム ペ ージ の ロ ード 操 作で
その 内 容が フ ラ グレ ジ スタ に コ ピー さ れ, 動 作 状態 が 決定 さ れ ます . これ に 対 して C Rの E E RO M 上 の保 存 領域 は 1 つだ け で,
プロ グ ラム ペ ー ジと は 独立 し て 読み 出 され 動 作 モー ド を決 定 し ます .
・ 各レ ジ スタ の 設 定内 容 はカ メ ラ バッ ク パネ ル の スイ ッ チを 用 い た設 定 操作 ( メ ニュ ー 表示 の O N/ O F Fの 状 態に は 関 わら な い)
とシ リ アル 通 信 コマ ン ドに よ り 書き 換 える 事 が 出来 ま す.
・ (F R )と ( C R) の 内容 は メ ニュ ー 表示 を O Nに す ると ” M F= 0 00 0 . 00 0 0” な ど の様 に 8 個の 数 値で 現 在 の状 態 が表
示さ れ ます . 各 数値 は 16 進 数 表示 で 前半 ( 上 位) の 2バ イ ト がコ ン フィ ギ ュ レー シ ョン レ ジ スタ ( C R) , 後半 ( 下 位2 バ イ
ト) が フラ グ レ ジス タ (F R ) の設 定 内容 を 表 して い ます .
[C R の内 容 説 明]
ビット
略 号
内
容
論 理
備 考
0
MNI
メニ ュ ー 画面 表 示の 禁 止
1で 禁 止 (O F F)
1
BZI
ブザ ー 出 力の 禁 止
1で 禁 止 (O F F)
2
TPEN
テス ト パ ター ン のO N / OF F の選 択
1で テ ス トパ タ ーン O N
3
DFRM
出力 デ ー タフ ォ ーマ ッ ト の選 択
1で 8 bit形 式
0 で 1 0bit形 式
4
CLKP
(使 用 し ませ ん )
5
TWEN
(使 用 し ませ ん )
6
STRBC
連続 シ ャ ッタ 時 のSTRB信 号出 力 許可
1で 使 用 許可
7
CC1P
CC1経 由 トリ ガ 信 号( Vinit2) の 極性 選 択
1で 正 極 性
8
(使 用 し ませ ん )
9
BAUD
シリ ア ル 通信 速 度 9600bps/19200bps の 選択 1=19200bps
*1
10
(使 用 し ませ ん )
11
(使 用 し ませ ん )
12
(使 用 し ませ ん )
13
(使 用 し ませ ん )
14
CCDO
CC D 出 力モ ー ド
1=SINGLE出力
15
DEFR
次回 起 動 時の デ フォ ル ト 値読 出 し要 求
1で 要 求
*1
( 注 ) CR の 内容 は デ フォ ル ト( 工 場 出荷 時 )状 態 で ビッ ト 3以 外 は 全て ” 0” と な って い ます .
*1 は 通 信コ マ ンド で の 変更 が でき ま せ ん.
[F R の内 容 説 明]
ビット
略 号
内
容
論 理
0
ASYE
連続 / ラ ンダ ム シャ ッ タ の選 択
1で ラ ン ダム ( ASYNC)
1
PWCE
パル ス 幅 制御 の 許可 / 不 許可
1で パ ル ス幅 制 御の 許 可
2
LEXE
高速 / 低 速シ ャ ッタ の 選 択
1で 低 速 シャ ッ タ
3
PSCE
通常 走 査 /部 分 走査 の 選 択
1で 部 分 走査
4
DSCE - 通常 走 査 /倍 速 走査 の 選 択
1で 倍 速 走査
5
(使 用 し ませ ん )
6
(使 用 し ませ ん )
7
(使 用 し ませ ん )
8
ESP(0)
9
ESP(1)
外部 指 定 シャ ッ タ時 間 ポ ジシ ョ ン
H'0~ H'9 又 は H'F
10
ESP(2)
11
ESP(3)
12
ESPE
外部 指 定 シャ ッ タ時 間 有 効
1で 有 効
13
(使 用 し ませ ん )
14
(使 用 し ませ ん )
15
AGCE
(使 用 し ませ ん )
( 注 ) FR の 内容 は デ フォ ル ト( 工 場 出荷 時 )状 態 で 全て ” 0” と な って い ます .
- 20 -
備
考
ESPE=1の時 , 外部 指 定 した 0~ 9
の 数 値 (指 定 ポジ シ ョ ン) が 反
映 さ れ ます .
H'Fの 場合 H 単 位の 外 部シャッタ時
間 が 選 択さ れ てい ま す .
(21/35)
(例 ) メニ ュ ー 画面 で ” M F =H ’ 00 1 0 .0 0 03 ” と表 示 され て い る時 ( 各数 値 を 2進 数 に 変換 し て) 次 の 様な 状 態と
なっ て い ます .
H’ 0 0 =B ’ 00 0 0 00 0 0, H ’1 0 =B ’ 0 00 1 00 0 0 , H ’0 3 = 00 0 0 00 1 1 を 上 の数 値 にそ
れぞ れ 代 入し て ,
C R= B ’ 00 0 00 0 0 00 0 00 1 0 00 , FR = B ’0 0 00 0 0 00 0 0 00 0 01 1
…
CR ( 3 )= F R( 1 ) =F R (0 ) = 1, そ の他 の ビ ット = 全て 0 とな り ます .
( ここ で ,C R ( n) , FR ( m )は そ れぞ れ C Rの 第 nビ ッ ト ,F R の第 m ビ ット を 表現 す る とし ま す .)
これ ら ビ ット の 1/ 0 と 上記 の 表を 参 照 して . 現在 カ メ ラは ” 8ビ ッ ト 出力 ” ,” ASYNC” , ” パル ス 幅 制御 許 可”
の状 態 と なっ て いる 事 が 分か り ます .
[解 説 ]
( C R) や ( FR ) の設 定 数 値( 各 ビッ ト の 1/ 0 )は カ メ ラの バ ック パ ネ ル面 上 のス イ ッ チを 用 い た設 定 操作 を 行 うと そ の変
更 内 容に 従 っ て変 化 しま す . また , (C R ) や( F R) の 各 ビッ ト を操 作 す るこ と によ り , RS - 2 32 C の個 別 コ マン ド にな
い 動 作モ ー ド の切 替 えで も 可 能と な りま す .
( 例 1) メ ニ ュー 上 で” M F =0 0 00 . 0 00 0 ”と 表 示 され て いる 状 態 で連 続 シャ ッ タ →ラ ン ダ ムシ ャ ッタ に 設 定変 更 する
と そ の結 果 ”M F = 00 0 0. 0 0 01 ” とな り ま す( ASYEビ ッ ト =1).
( 例 2) メ ニ ュー 表 示が O N とな っ てい る 時 ,シ リ アル 通 信 コマ ン ドを 用 い てC R (0 ) を 0→ 1 に 変更 す ると メ ニ ュー 表 示が
O F F( MND=1) と なり ま す .
( 6 -7 ) 各走 査 モ ード の 説明 と 機 能制 限
● 走査 モ ード の 解 説
この カ メ ラの 動 作は 設 定 によ っ て次 の 3 種類 の スキ ャ ン モー ド を選 択 す るこ と が出 来 ま す.
走 査モ ー ド
通常 走 査モ ー ド
部分 走 査モ ー ド
倍速 走 査モ ー ド
( NORMAL)
( PARTIAL)
( DOUBLE)
・通 常 走 査モ ー ド
・部 分 走 査モ ー ド
…
…
・倍 速 走 査モ ー ド
…
動作
3 0 万画 素 の 全画 素 読出 し
中 央 部の 約 1 0万 画 素( 1 6 4ラ イ ン) の 読 出し
2 ラ イン 加 算 読み 出 し
フレームレート DUAL/SINGLE
2 1 0fps/ 1 10 fps
6 0 0fps/ 3 18 fps
3 9 0fps/ 2 10 fps
有 効画 素 全 ての 画 像を フ レ ーム レ ート 2 1 0H z で読 出 し ます .
中 央部 分 の 垂直 幅 16 4 ラ イン の 画像 の み をフ レ ーム レ ー ト6 0 0H z で 読出 し ま す.
中 央部 分 の み高 速 に画 像 を 取り 込 みた い 用 途に 適 しま す .
有 効画 素 全 ての 画 像を 3 9 0H z (倍 速 ) で読 出 しま す .
●走 査 モ ード に よる 機 能 制限
現在 設 定さ れ て いる 走 査モ ー ド によ っ て使 用 出 来る 機 能が 異 な って い ます .
次表 に 示す 機 能 で○ 印 が使 用 可 能な も の. × 印 が使 用 出来 な い モー ド です .
現在 の 走査 モ ー ド
通常 走 査モ ー ド ( NORMAL)
部分 走 査モ ー ド ( PARTIAL)
倍速 走 査モ ー ド ( DOUBLEL)
シ ャ ッタ な し
○
○
○
連 続 シャ ッ タ
○
○
○
ラ ン ダム シ ャ ッタ
○
×
○
長時 間 露 光
○
×
○
( 注) こ れら 現 在 の走 査 モー ド で 使用 出 来な い 動 作が 設 定さ れ た 場合 , 動作 は 保 証さ れ ませ ん の で注 意 し て下 さ い.
( 注) 特 にシ リ ア ル通 信 コマ ン ド のフ ラ グレ ジ ス タの 書 き込 み コ マン ド で制 御 し た際 な どで は 走 査モ ー ド の設 定 と機 能 の 選択 の 可否
の 矛盾 は チ ェッ ク され な い 為, 誤 った パ ラ メー タ を設 定 す ると 誤 動作 の 原 因と な りま す の で注 意 し て下 さ い.
- 21 -
(22/35)
( 6 -8 ) 代表 的 な 設定 手 順例
(例 1 ) ラン ダ ムシ ャ ッ タ( 1 / 10 0 0秒 ) で 用い る 為に
ゲイ ン 設定 を す る
ST AR T
電源 を ON にす る .
モー ド スイ ッチ を”5 ”に セッ ト する .
連続 シ ャッ タ/ ラ ンダ ムシ ャ ッタ
切り 替 え動 作に 入 る.
UP / DO WN ス イッ チを 上 側に スト ロ ーク する .
一旦 連 続シ ャッ タ 動作 に切 り 替え る.
シャ ッ タス イッ チ を”7”にセ ッ トす る .
シャ ッ タ時 間を 1 /1 00 0 秒
に設 定 する .
モー ド スイ ッチ を”0 ”に セッ ト する .
ゲイ ン 変更 動作 に 入る .
UP / DO WN ス イッ チを 上 下に 操作 し ゲイ ン を設 定す る .
モー ド スイ ッチ を”5 ”に 変更 す る.
画像 を 観測 しな が らゲ イン を 設定 する .
連続 シ ャッ タ/ ラ ンダ ムシ ャ ッタ
切り 替 え動 作に 入 る.
UP / DO WN ス イッ チを 下 側に スト ロ ーク する .
ラン ダ ムシ ャッ タ 動作 に 切り 替え る .
モー ド スイ ッチ を”A ”に セッ ト する .
プロ グ ラム ペー ジ
UP / DO WN ス イッ チを 上 側に スト ロ ーク する .
(注 ) ラ ンダ ム シャ ッ タ 動作 で パ ルス 幅 制御 モ ー ドと す る場
合 は上 の 例の 様 に 一旦 連 続 シャ ッ タモ ー ド とす る 方法
は 使用 出 来ま せ ん (ラ ン ダ ムシ ャ ッタ 時 と 連続 シ ャッ
タ 時で ポ ジシ ョ ン ”9 ” で のシ ャ ッタ 時 間 が異 な る
為 ). パ ルス 幅 制 御モ ー ド で使 用 する 場 合 はラ ン ダム
シ ャッ タ 動作 に 設 定後 , 実 際に ユ ーザ 側 よ りト リ ガ信
号 (V i ni t ) を印 加 し なが ら ゲイ ン な どの 設 定を
行 って 下 さい .
セ ー ブ動 作に 入 る.
(! ) 本 機で は 設定 に よ りラ ン ダ ムシ ャ ッタ 動 作 でポ ジ ショ
ン ”9 ” でも パ ル ス幅 制 御 モー ド をO F F とす る 事が
出 来ま す (デ フ ォ ルト の 状 態) .
設定 内 容を プロ グ ラム ペー ジ A
に保 存 する .
電源 を OF Fに す る.
END
図 6- 2
[解 説 ]
左の 操 作 手順 例 では カ メ ラを ラ ン ダム シ ャッ タ 動 作で 用 いる
場合 を 想 定し て いま す . 左の 例 で は, 動 作モ ー ド を一 旦 連続
シャ ッ タ 動作 と する 事 に より ゲ イ ンの 設 定な ど を 容易 に して
いま す . 外部 か らの ト リ ガ信 号 ( Vi n it ) を ユー ザ 側よ
り繰 り 返 し印 加 する 事 に よっ て 容 易に 画 像の 出 力 状況 が 観測
出来 る 場 合は 最 初の シ ャ ッタ 動 作 モー ド 切り 替 え で” ラ ンダ
ムシ ャ ッ タ” と して か ら ゲイ ン 設 定な ど を行 っ て 下さ い .
ラ ン ダ ムシ ャ ッタ で 使 用す る 為に ゲ イ ン設 定 する 手 順 例
(注 ) 本 機で は メニ ュ ー 表示 の 際 自動 的 に周 期 的 なラ ン ダム
シ ャッ タ トリ ガ が 内部 発 生 する 状 態( サ イ クリ ッ クト
リ ガ状 態 )と な り ます .
従 って メ ニュ ー 表 示を 行 っ てい る 場合 は 上 の様 に シャ
ッ タ動 作 を一 旦 連 続に 切 り 替え る 必要 は あ りま せ ん.
(例 2 ) 連続 / 低速 シ ャ ッタ 動 作 (1/30秒) で 使 用す る 手順 .
S TA RT
[解 説 ]
上の 例 の はプ ロ グラ ム ペ ージ D を 用い て 設定 を 保 存す る 場合
の例 で す .
電源 を ON に する .
モー ド スイ ッ チを ”6 ”にセ ット す る.
高 速 /低 速シ ャ ッタ
切 り 替え 動作 に 入る .
UP / DO W Nス イッ チ を下 側 にス トロ ー クす る .
低 速 シャ ッタ 動 作に 切 り替 える .
シャ ッ タス イ ッチ を”6 ”に セッ ト する .
シ ャ ッタ 時間 を 1/ 3 0秒
に 設 定す る.
モー ド スイ ッ チを ”D ”にセ ット す る.
UP / DO W Nス イッ チ を上 側 にス トロ ー クす る .
プ ロ グラ ム ペー ジ
セ ーブ 動 作に 入る .
設 定 内容 をプ ロ グラ ム ペー ジD
に 保 存す る.
電源 を OF F にす る.
EN D
図 6- 3
連 続 / 低速 シ ャッ タ 動 作( 1/30秒 ) で 使用 す る手 順 例
- 22 -
(23/35)
( 6 -9 ) ファ ク ト リー デ フォ ル ト の読 出 し
RAM上に 読み出される設定内 容
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
= 連続
・シャッタ時間の分類 = 高速
・電子シャッタテーブル= (表6-1)の内容
・パルス幅制御
= DISABLED
[その他の動作モード]
・CCD出力方式
=
・走査方式
=
[レベル設定]
・ゲイン設定値
・オフセット
・Vsub電圧
=
=
=
DUAL
通常走査
(工場設定値)
(工場設定値)
(工場設定値)
[コンフィギュレーション]
・メニュー表示 = ON
・BZ
= ON
・ボーレート
= 9600bps
・Vinit2 極性 = NORMAL(負論理)
・テストパターン= OFF
・連続シャッタストロボ信号=OFF
・Vsub電圧 = (工場設定値)
図 6 -4
カ メ ラ ご購 入 後 ,ユ ー ザに て 変 更さ れ た設 定 内 容を 初 期化 し た い場 合 に,
弊 社 フ ァク ト リ ーデ フ ォル ト ( 工場 出 荷状 態 ) を読 み 出す た め の操 作 です .
本機では
a . フ ァク ト リ ーデ フ ォル ト 値 をカ メ ラ内 部 の RA M 上に 読 み 出す .
b . フ ァク ト リ ーデ フ ォル ト 値 をカ メ ラ内 部 の RA M 上に 読 み 出し , その
内 容を 全 て のプ ロ グラ ム ペ ージ に 書き 込 む .
の 何 れ かを 選 択 して 実 行す る 事 が出 来 ます .
( 注 ) a. の 操 作は , 電源 起 動 時の 自 動ロ ー ド 用メ モ リ( プ ロ グラ ム ペー
ジ” A ” ~” F ”) と 別 の場 所 にあ る ” 弊社 工 場出 荷 状 態を 記 憶し
てい る ペ ージ ” をロ ー ド して 起 動し ま す .カ メ ラ内 部 の RA M 上に
読み 出 さ れて い る状 態 で すの で ,電 源 O FF 後 も継 続 し て弊 社 工場
出荷 状 態 で使 用 した い 場 合は , プロ グ ラ ムペ ー ジ” A ” ~” F ”に
セー ブ し て使 用 して く だ さい .
b. の 操 作で は 読み 出 し たパ ラ メー タ を プロ グ ラム ペ ー ジ” A ”~
”F ” に 自動 的 にセ ー ブ しま す .そ れ ま でユ ー ザに て 保 存し た 設定
内容 は 全 て上 書 きさ れ 消 失し ま すの で ご 注意 下 さい .
工場 出 荷 時設 定 の読 出 し 直後 の 設定 内 容
[ a .の 操 作( R A M上 に デフ ォ ル ト値 を 読み 出 す )]
<手 順 1> モ ー ドス イ ッチ = ” 9” の ポジ シ ョ ンと し ,且 つ , UP / DO W N スイ ッ チを 上 下 どち ら か の方 向 に操 作 し た状 態 で電
源 を 投入 し 数秒 間 保 持し ま す.
<手 順 2> ピ ピ ッと 言 う反 応 音 がし , LE D が オレ ン ジ色 点 滅 の状 態 にな っ た らU P /D O W Nス イ ッ チを 中 立位 置 に 戻し て くだ
さい.
<手 順 3> 実 行 を行 う 場合 は こ のま ま 再度 U P /D O WN ス イ ッチ を 上下 ど ち らか に 1ス ト ロ ーク し ま す. 実 行を 中 止 する 場 合は
カ メ ラの 電 源を 切 り ます .
<手 順 4> カ メ ラは 自 動的 に 再 起動 し ,動 作 モ ード は ,グ ル ー プ1 と なり ま す .
(注 ) 読み 出 し た内 容 を保 存 す る場 合 は引 き 続 きモ ー ドス イ ッ チを A (そ の 他 ,保 存 する ペ ー ジに 対 応 する 位 置) に 合 わせ て UP
/ DO W N スイ ッ チを 上 側 に1 ス トロ ー ク しま す (プ ロ グ ラム ペ ージ へ の 保存 ) .
[ b .の 操 作( R A M上 に デフ ォ ル ト値 を 読み 出 し ,全 て のプ ロ グ ラム ペ ージ に 保 存す る )]
<手 順 1> モ ー ドス イ ッチ = ” 9” の ポジ シ ョ ンと し ,且 つ , UP / DO W N スイ ッ チを 上 下 どち ら か の方 向 に操 作 し た状 態 で電
源 を 投入 し 数秒 間 保 持し ま す.
<手 順 2> ピ ピ ッと 言 う反 応 音 がし , LE D が オレ ン ジ色 点 滅 の状 態 にな っ た らU P /D O W Nス イ ッ チを 中 立位 置 に 戻し て くだ
さい.
<手 順 3> こ の まま モ ード ス イ ッチ を ”0 ” の 位置 に 変更 し ま す. L ED が 赤 色点 滅 の状 態 と なり ま す .
<手 順 4> 実 行 を行 う 場合 は こ のま ま 再度 U P /D O WN ス イ ッチ を 上下 ど ち らか に 1ス ト ロ ーク し ま す. 実 行を 中 止 する 場 合は
カ メ ラの 電 源を 切 り ます .
<手 順 5> カ メ ラは 再 起動 し , 動作 モ ード は , グル ー プ1 と な りま す .
- 23 -
(24/35)
7. シリア ル通信 制御
FC 3 50 C L は, カ メラ リ ン ク経 由 のシ リ ア ルイ ン ター フ ェ イス に よっ て , 外部 か らコ ン ト ロー ル す るこ と がで き ま す.
(注 ) 通信 機 能 を使 用 して カ メ ラの 動 作状 態 を 変更 す る際 に は 内部 の 動作 切 替 の為 に 若干 の 時 間が 必 要 とな り ます . 通 常, コ マン
ドを 送 信 した 前 後1 フ レ ーム の 映像 信 号 は, 正 規の 映 像 が得 ら れな い こ とが あ りま す の でご 注 意 下さ い .
(注 ) シリ ア ル 通信 コ マン ド の 設定 や タイ ミ ン グは 従 来の RS-232C通 信 機能 を 持つ 製 品 (F C 20 0 0 など ) と 共通 で す.
● シリ ア ル通 信 設 定は 下 の通 り と して 下 さい .
ボ ーレ ー ト
: 9 60 0 bp s 又は 1 92 0 0 bp s (設 定 グ ルー プ 2に て 指 定. デ フ ォル ト は9 6 0 0b p s)
デ ータ
: 8 bi t /キ ャ ラ クタ ー
ス トッ プ ビ ット
: 1 st o p b i t
パ リテ ィ
: 無し
X ON / X OF F : 制 御無 し
● シリ ア ル通 信 コマ ン ド
コ マ ンド パ ケ ット は ST X ( 02 h )で 始 ま り, コ マン ド コ ード , コマ ン ド オプ シ ョン パ ラ メー タ へ と続 き 最後 に E TX ( 03
h ) で終 了 し ます . パケ ッ ト 内部 は すべ て 8 ビッ ト のA S C II コ ード で す .
カ メ ラが 1 パ ケッ ト を受 信 ( ET X :0 3 h を検 知 )し た 場 合, 正 常な パ ケ ット と 判断 し た 時は , 処 理完 了 信号 ( A CK : 06
h ) を返 信 , また は ,受 信 コ マン ド に応 じ た ,返 信 を行 い ま す. 異 常な パ ケ ット と 判断 し た とき は , 異常 信 号( N A K: 1 5
h ) を返 信 し ます .
● 動作 モ ード 「 グ ルー プ 1/ 2 」 とシ リ アル 通 信 コマ ン ドの 受 付
シリ ア ル通 信 コ マン ド は( 動 作 モー ド 「グ ル ー プ1 」 )( = ” 通常 の 電源 投 入 状態 ” )の 間 の み受 け 付 けら れ ます .
但し ( 動作 モ ー ド「 グ ルー プ 2 ~4 」 )で も ” AR E SE T ” (電 源 投入 状 態 に戻 す )コ マ ン ドに 限 り 受付 け ます .
● 各コ マ ンド の 解 説
( 1 )コ マ ンド ” e”
フ ァ ンク シ ョ ン: ペ ージ メ モ リの 初 期化
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”e ” :E T X
ST X : AC K :E T X
( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
※ 次 回電 源 投 入時 に CP U は 、各 ペ ージ メ モ リを 初 期化 し ま す. こ こで 云 う ”初 期 化” は カ メラ 内 部 のE E RO M に 保存 さ れて
い るパ ラ メ ータ を ,弊 社 出 荷時 の 値に 戻 す 事を 言 いま す . (→ ( 6- 9 ) 項の b .に 対 応 しま す . )
( 2 )コ マ ンド ” R”
フ ァ ンク シ ョ ン: カ メラ 動 作 、設 定 状態 を レ ポー ト する コ マ ンド
コ マン ド コー ド ” R” の 次に オ プ ショ ン コー ド を 付け る こと で レ ポー ト の内 容 を 選択 で き ます 。
G: ゲ イ ン
・ レ ポ ート
V: カ メ ラ・ バ ージ ョ ン ・レ ポ ート
T: シ ャ ッタ SWセッ ト ・ レポ ー ト
S: シ ャ ッタ
・ レ ポ ート
①ゲ イ ン・ レ ポ ート
ホ ス ト側 送 信 :
カ メ ラ側 返 信 :
( ! )(
ST X : ”R ” :” G ” :E T X
ST X : AC K :” R ” :M G C設 定 値 :( A GC 設 定 値) : (V R T 設定 値 ) :
(V R B 設定 値 ): O F FS E T設 定 値 :E T X
) 内の 値 はF C 3 50 C Lで は 使 用し ま せん . 本 機で は 固定 値 が 返送 さ れま す .
②カ メ ラ・ バ ー ジョ ン ・レ ポ ー ト
ホ ス ト側 送 信 : ST X : ”R ” :” V ” :E T X
カ メ ラ側 返 信 : ST X : AC K :” R ” :
”T a k en a ka S YS . FC 3 5 0C L
V 1 . 00
”: E T X
※ 下 線部 の 数 値は カ メラ の コ ント ロ ール プ ロ グラ ム バー ジ ョ ン番 号 やフ ァ イ ル名 を 示し て い ます . こ れら の 値や キ ャ ラク タ 数は
は プロ グ ラ ムの バ ージ ョ ン によ り 異な り ま す. カ メラ 通 信 モー ド の確 認 , カメ ラ 内部 の 情 報を 取 得 する 際 にご 利 用 くだ さ い.
A CK ~ E TX の 間に 入 る キャ ラ クタ 数 の 最大 値 は4 8 で す.
③シ ャ ッタ SW・ レポ ー ト
ホ ス ト側 送 信 : ST X : ”R ” :” T ” :” H ”: E T X
カ メ ラ側 返 信 : ST X : AC K :” R ” :” H ”:
SW 0 : SW 1 :S W 2 :S W 3: S W 4: S W5 : S W6 : SW 7 : SW 8 : SW 9 :E T X
④シ ャ ッタ モ ー ドレ ポ ート
ホ ス ト側 送 信 : ST X : ”R ” :” S ” :E T X
カ メ ラ側 返 信 : ST X : AC K :” R ” :” A ”or ” M” : ” H” or ”L ” :” N ” or” P ” or” D ”: 露 光 時間 : ET
X
返 信 され る 文 字列 の 内容 は , コマ ン ド
” S ”の 説 明を 参 照 して く ださ い .
- 24 -
(25/35)
( 3) コ マン ド ”G ”
フ ァ ンク シ ョ ン: ゲ イン 設 定 コマ ン ド
ホ ス ト側 送 信
:
カ メ ラ側 返 信
:
( ! )(
ST X : ”G ” :M G C 設定 値 :A G C 設定 値 :( V R T設 定 値) : ( VR B 設 定値 ) :
OF F S ET 設 定値 : E TX
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX ( 処理 不 能)
) 内の 値 は本 機 で は使 用 しま せ ん .本 機 へは ” . ”を 送 信し て 下 さい .
M G C, A G C及 び OF F S ET の 各デ ー タ 設定 値 は, 1 6 進数 2 桁の A S CI I コー ド で セッ ト し ます 。
例 レ ベ ル 12 8 (1 0 進 )を セ ット す る 場合
” 8 0”
レ ベ ル 20 0 (1 0 進 )を セ ット す る 場合
” C 8”
ま た、 設 定 変更 す る必 要 の 無い デ ータ 設 定 部は 、 ”. ” ( ピリ オ ド) を セ ット す るこ と で 、送 信 前 の設 定 値を 保 持 させ る こ
と がで き ま す。
例 M G C だけ を レベ ル 9 0( 1 0進 ) に セッ ト する 場 合
S T X :” G ”: ” 5 A” : ”. ” : ”. ” :” . ” :” . ”: E T X
( 4) コ マン ド ”S ”
フ ァ ンク シ ョ ン: シ ャッ タ モ ード , シャ ッ タ 露光 時 間設 定 コ マン ド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”S ” :” A ” or” M ”: ” H ”or” L” : ” N” or”P ” or”D ” : 露光 時 間: E T X
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX ( 処理 不 能)
送 信 コマ ン ド は以 下 の意 味 を 持っ て いま す .
S TX : ” S” : ”A ” or”M ” :” H ” or” L ”: ” N ”or” P” or” D” : 露光 時 間 :E T X
※1
※2
※3
※4
※ 1 A : ラ ンダ ム シャ ッ タ
M : 連 続シ ャ ッタ
※ 2 H : 高 速シ ャ ッタ
L : 低 速シ ャ ッタ
※ 3 N : 通 常走 査
P : 部 分走 査
D : 倍 速走 査
※4 露光時間
”露 光 時 間” の フォ ー マ ット は 次の 何 れ かに 従 いま す .
a . 2 バイ ト の数 値 を 表す 1 6進 数 に 対応 す る4 キ ャ ラク タ ー
b . 外 部か ら のシ ャ ッ タポ ジ ショ ン を 指定 す る4 キ ャ ラク タ ー ” S ”” 0 ~9 ” ” .. ” ( 最後 の ”. ” 2 個は 必 須)
・ 電子 シ ャ ッタ 露 光時 間 を 外部 設 定す る 場 合
露光 時 間 を1 H (水 平 走 査時 間 )単 位 で 設定 す る場 合 に は, そ のH の 露 光設 定 カウ ン ト 値を 設 定 しま す .
例 シ ャ ッタ 露 光時 間 が 16 H (1 / 59 0 0) と す る場 合
ST X : ”S ” :” . ” :” . ”: ” . ”: ” 00 1 0 ”: E TX
・ 電子 シ ャ ッタ 露 光時 間 を コネ ク タパ ネ ル のシ ャ ッタ S W 番号 で 設定 す る 場合
例 シ ャ ッタ S W 4 に セッ ト する 場 合
ST X : ”S ” :” . ” :” . ”: ” . ”: ” S4 . . ”: E TX
・ シャ ッ タ モー ド を, ラ ン ダム ・ 高速 シ ャ ッタ で 露光 時 間 を3 H に設 定 す る場 合
ST X : ”S ” :” A ” :” H ”: ” . ”: ” 00 0 3 ”: E TX
・ カメ ラ 本 体の 背 面パ ネ ル コン ト ロー ル に 戻す 場 合
ST X : ”S ” :” . ” :” . ”: ” . ”: ” 00 0 0 ”: E TX
( 注) S コ マン ド を用 い て 外部 よ り露 光 時 間を 設 定し た 場 合カ メ ラの 露 光 時間 は 最終 的 に Sコ マ ン ドで 指 定し た ポ ジシ ョ ン
又 は 直接 指 定値 に ロ ック さ れた 状 態 とな り ます . 上 記の 通 り再 度 R S- 2 32 C を 用い て 露 光時 間 を” 0 0 00 ” に
指 定 する 事 によ り こ のロ ッ ク状 態 は 解除 さ れま す .
R S -2 3 2C で 露 光時 間 を指 定 し た後 , RS - 2 32 C を用 い ず にこ の ロッ ク 状 態を 解 除 する に は( 6 - 8) 項 で
解 説 した ” ファ ク ト リー デ フォ ル ト の読 出 し” 操 作 を行 っ て下 さ い .
( 注) 露 光 時間 を 直接 指 定 する 場 合, 数 値 は次 の 範囲 の み 許容 さ れま す . この 範 囲外 の 動 作は 保 証 され ま せん .
通 常 走査 の 時: H ’ 00 0 0~ H ’ 01 E C ( D ’0 ~ 4 9 2 )( 但 し” 0 ” は外 部 指 定解 除 の際 の み 使用 す る)
部 分 走査 の 時: H ’ 00 0 0~ H ’ 00 A 9 ( D ’0 ~ 1 6 9 )( 但 し” 0 ” は外 部 指 定解 除 の際 の み 使用 す る)
( 5) コ マン ド ”A ”
フ ァ ンク シ ョ ン: ア ナロ グ ・ 映像 信 号・ 設 定 コマ ン ド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”A ” :( S E TU P 設定 値 ) :( W C設 定 値 ): ” .” : E TX
ST X : NA K :E T X ( 処 理不 能 )
( 注 )F C 3 50 C Lで は こ のコ マ ンド は 使 用で き ませ ん .
( 6) コ マン ド ”E ”
フ ァ ンク シ ョ ン: シ ャッ タ メ ニュ ー 編集 コ マ ンド
ホ ス ト側 送 信
:
カ メ ラ側 返 信
:
ST X : ”E ” :” H ” :S W 0: S W 1: S W2 : S W3 :
SW 4 : SW 5 :S W 6 :S W 7: S W 8: S W9 : E TX
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
※ S W0 ~ S W9 は ,シ ャ ッ タSW番 号に セ ッ トす る 露光 時 間 (H ) を1 6 進 数4 桁 でセ ッ ト しま す .
※ S W0 の 露 光時 間 は変 更 で きま せ ん.
例
高 速 シ ャッ タ のS W 5 の露 光 時間 だ け を8 8 (1 0 進 )に 変 更す る 場 合
ST X : ”E ” :” H ” :” . ”: ” . ”: ” .” : ” .” : ”. ”
:” 0 0 58 ” :” . ” :” . ”: ” . ”: ” .” : E TX
( 7) コ マン ド ”W ”
フ ァ ンク シ ョ ン: 動 作モ ー ド 記憶 ( Wr i t e i n to p ag e me m or y ) コマ ン ド
- 25 -
(26/35)
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”W ” :記 憶 ペ ージ ( ”A ” ~ ”F ” ): E T X
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
現 在の 設 定 を指 定 され た ペ ージ 番 号の E E PR O Mに 書 き 込み 保 存し ま す .
( 8) コ マン ド ”L ”
フ ァ ンク シ ョ ン: 動 作モ ー ド 読み 出 し( L o ad ) コマ ン ド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
※ ペ ージ
に は 工場 出 荷 時の デ ータ が 記 録さ れ てい ま す ので , 出荷 時 の 状態 に 戻し た い 場合 に ご 使用 下 さい .
H
ST X : ”L ” :読 み 出 しペ ー ジ( ” A ”~ ” H” ) : ET X
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
< 以降 の コマ ン ド はF C 35 0 C L固 有 のコ マ ン ドで 他 のF C カ メラ と の共 通 コ マン ド では あ り ませ ん . >
( 9 )コ マ ンド ” WM C ”
フ ァ ンク シ ョ ン: コンフィギュレーションフラグレジスタ( CR ) ( Wr i te
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
M od e Co n fi g u ra t i on ) コマ ン ド
ST X : ”W M C” : フ ラグ 設 定値 : E TX
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
” フラ グ 設 定値 ” の内 容 ( 2バ イ ト/ 4 キ ャラ ク タ) を コ ンフ ィ ギュ レ ー ショ ン レジ ス タ に書 き 込 みま す .
(注 ) こ のコ マ ンド で は EE P RO M へ の書 き 込み は 行 われ ま せん の で この コ マン ド で 設定 し た 内容 は 電源 O F F後 消 失し
ま す. 設 定し た 値 をE E PR O M に保 存 する に は 別の コ マン ド ” SM C ”を 実 行 しま す .
( 1 0) コ マン ド ”W M F”
フ ァ ンク シ ョ ン: モードフラグレジスタ( F R) の 書き 込 み (W r it e Mo d e F l a g) コ マン ド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”W M F” : フ ラグ 設 定値 : E TX
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
” フラ グ 設 定値 ” の内 容 ( 2バ イ ト/ 4 キ ャラ ク タ) を フ ラグ レ ジス タ に 書き 込 みま す .
(注 ) こ のコ マ ンド で は EE P RO M へ の書 き 込み は 行 われ ま せん の で この コ マン ド で 設定 し た 内容 は 電源 O F F後 消 失し
ま す. E EP R O Mに 保 存す る に は別 の コマ ン ド ”W A ~W F ” を用 い 指定 す る メモ リ ペ ージ へ の保 存 を 実行 し ます .
( 1 1) コ マン ド ”R M C”
フ ァ ンク シ ョ ン: コンフィギュレーションフラグレジスタ( CR ) の 読込 み (R e a d
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
M od e Co n f ig u r at i on ) コ マン ド
ST X : ”R M C” : E TX
ST X : AC K :” R M C” : フラ グ 設 定値 : ET X
また は , ST X :N A K :E T X ( 処 理不 能 )
(処 理 完了 ) ,
共 通モ ー ド フラ グ レジ ス タ (2 バ イト / 4 キャ ラ クタ ) の 現在 の 内容 を 1 6進 数 で返 し ま す.
( 1 2) コ マン ド ”R M F”
フ ァ ンク シ ョ ン: モードフラグレジスタ( F R) の 読込 み ( Re a d
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
M o de F la g )コ マ ン ド
ST X : ”R M F” : E TX
ST X : AC K :” R M F” : フラ グ 設 定値 : ET X
また は , ST X :N A K :E T X ( 処 理不 能 )
(処 理 完了 ) ,
モ ード フ ラ グレ ジ スタ ( 2 バイ ト /4 キ ャ ラク タ )の 現 在 の内 容 を1 6 進 数で 返 しま す .
( 1 3) コ マン ド ”S M C”
フ ァ ンク シ ョ ン: コンフィギュレーションフラグレジスタ( CR ) の セー ブ (S a v e M o de C on f ig u r at i o n) コ マン ド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”S M C” : E TX
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
現 在の 共 通 モー ド フラ グ レ ジス タ の内 容 を EE R OM に 保 存し ま す.
( 1 4) コ マン ド ”R T MP ”
フ ァ ンク シ ョ ン: カ メラ 内 部 温度 デ ータ の 読 込み ( Re a d
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
T e MP a r at u re ) コ マン ド
ST X : ”R T MP ” : ET X
ST X : AC K :” R T MP ” :内 部 温 度デ ー タ: E T X
また は , ST X :N A K :E T X ( 処 理不 能 )
( 処理 完 了 ),
現 在の カ メ ラ内 部 温度 デ ー タの 内 容を 1 6 進数 で 返し ま す .
返 信さ れ る 16 ビ ット デ ー タの 内 有効 な デ ータ は 下位 1 0 ビッ ト です . こ の1 0 ビッ ト の 数値 は 2 の補 数 形式 で 符 号付 き 整数
の -5 1 1 ~5 1 1の 値 を 表し ま す. 実 際 の摂 氏 温度 は こ の数 値 に一 定 の 係数 を 乗算 し 求 めま す .
→ 返信 デ ー タか ら 温度 数 値 への 変 換方 法 は ”( 4 -6 ) カ メラ 内 部温 度 モ ニタ ー 機能 ” の 項目 を ご 参照 下 さい .
( 1 5) コ マン ド ”X ”
フ ァ ンク シ ョ ン: ラ ンダ ム シ ャッ タ トリ ガ ( eX e cu t e
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”X ” :E T X
ST X : AC K :E T X
t r ig g e r) コ マン ド
( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
カ メ ラが ラ ン ダム シ ャッ タ 動 作( メ ニュ ー 表 示時 を 除く ) に 設定 さ れて い る 時, こ のコ マ ン ドを 用 い てカ メ ラ内 部 か らラ ン ダム
シ ャ ッタ ト リ ガ信 号 を発 生 さ せ画 像 を更 新 す る事 が 出来 ま す .
こ こ で内 部 発 生さ れ るト リ ガ 信号 は 10 0 m s± 5 %の 負 論 理ト リ ガ信 号 で す. こ のコ マ ン ドを 用 い たラ ン ダム シ ャ ッタ 動 作の
繰 り 返し ピ ッ チの 最 小値 は 約 30 0 ms で す .
こ の コマ ン ド によ る トリ ガ 信 号に 限 りト リ ガ 信号 の 入力 に 呼 応し て カメ ラ 内 部の ブ ザー が ワ ンシ ョ ッ ト時 間 (約 5 0 ms ) 鳴り
ま す .こ の ブ ザー を 鳴ら し た くな い 場合 は コ ンフ ィ グレ ー シ ョン メ ニュ ー の 設定 か シリ ア ル 通信 コ マ ンド で コン フ ィ ギュ レ ーシ
ョ ン フラ グ を 変更 し て” 操 作 確認 ブ ザー 音 = OF F ”と し て 下さ い .
- 26 -
(27/35)
( 注 )” X ” コマ ン ドに 対 し ては ラ ンダ ム シ ャッ タ 動作 に 設 定さ れ てい な い 時や メ ニュ ー 表 示の 状 態 (” X ”コ マ ン ドで ラ ンダ
ム シ ャ ッタ 動 作出 来 な い設 定 状態 ) で も” A CK ” ( 処理 完 了) が 返 信さ れ ます .
( 注 )シ リ ア ル通 信 を用 い た コマ ン ドの 為 , 通常 の トリ ガ 信 号に よ る動 作 の 様な 即 時性 は 有 りま せ ん .カ メ ラ設 定 時 の動 作 確認
や 撮 像 対象 物 体の 移 動 速度 が 特別 遅 い 時な ど ,特 に 即 時性 が 要求 さ れ ない 用 途に の み ご使 用 下 さい .
( 1 6) コ マン ド ”A R ES E T ”
フ ァ ンク シ ョ ン: 動 作リ セ ッ ト( A ll R ES E T )コ マ ンド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”A R ES E T ”: E TX
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
カ メラ を 電 源投 入 時の 状 態 にリ セ ット し ま す.
( 注) 電 源 を一 旦 OF F と し再 起 動す る 操 作に 対 応し ま す .保 存 され て い るE E RO M の 内容 は 失 われ ま せん .
( 注) こ の コマ ン ドに 限 り (動 作 モー ド 「 グル ー プ2 」 , 「グ ル ープ 3 」 ,「 グ ルー プ 4 」) の 状 態で も 受け 付 け られ ま す.
( 1 7) コ マン ド ”W I D”
フ ァ ンク シ ョ ン: カ メラ I D (ユ ー ザ設 定 ) の書 き 込み ( W ri t e I D )コ マ ン ド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”W I ”: 0 ~ 最大 1 5文 字 ま での 文 字列 : E TX
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
文 字 列に 使 用 する 文 字は 半 角 の英 数 字( 大 文 字と 小 文字 ) と 一部 の 特殊 記 号 (下 記 )で す .
使 用 出来 る 特 殊記 号 …SP( H'20) , !(H'21) ,’ (H'27) , +( H'2B), コ ンマ ( H'2C) , -( H'2D), . ( ピリ オ ド) ( H'2E) ,
/ ( H'2F) , :( H'3A), ; (H'3B) ,< ( H'3C) , =( H'3D) , > (H'3E) ,? ( H'3F) , [( H'5B) ,
] ( H'5D) , _ ( H'5F), の 各文 字 .
( 注) 文 字 数が 1 5文 字 を 越え た 場合 は ( 処理 不 能) と な りま す .
( 注) 文 字 数が 0 の時 は I Dコ ー ドが 消 去 され ま す.
( 注) 使 用 出来 な い文 字 を 含む 文 字列 を 送 信し た 場合 は 正 しく I Dが 書 き 込ま れ ませ ん の で注 意 し て下 さ い. 但 し の場 合 でも
エ ラ ー( 処 理不 能 ) とは な りま せ ん .
( 注) こ の コマ ン ドで は E EP R OM へ の 書き 込 みは 行 わ れま せ んの で こ のコ マ ンド で 設 定し た 内 容は 電 源O F F 後消 失 し
ま す .設 定 した 値 を EE P RO M に 保存 す るに は 別 のコ マ ンド ” S ID ” を実 行 し ます .
( 1 8) コ マン ド ”S I D”
フ ァ ンク シ ョ ン: カ メラ I D (ユ ー ザ設 定 ) のセ ー ブ( S a ve I D) コ マン ド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”S I D” : E TX
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
現 在の I D コー ド の内 容 を EE R OM に 保 存し ま す.
( 注) I D コー ド (文 字 列 )は プ ログ ラ ム ペー ジ とは 独 立 した エ リア に 保 存さ れ ,い ず れ のプ ロ グ ラム ペ ージ で 起 動し て もこ
の 共 通の 数 値( 1 個 の数 値 )が 適 用 され ま す.
( 注) 工 場 出荷 時 はI D コ ード は 保存 さ れ てい ま せん .
( 1 9) コ マン ド ”R I D”
フ ァ ンク シ ョ ン: カ メラ I D (ユ ー ザ設 定 ) の読 出 し( R e ad I D) コ マン ド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”R I D” : E TX
ST X : AC K :” R I D” : 0~ 最 大 15 文 字ま で の 文字 列 :E T X (処 理 完 了) ,
ST X : NA K :E T X ( 処 理不 能 )
または
I D コー ド ( 文字 列 )の 内 容 (0 ~ 最大 1 5 キャ ラ クタ ) が 読み 出 され ま す .返 信 キャ ラ ク タ数 が 0 の場 合 はI D コ ード が 設定
さ れ てい な い 状態 で す.
( 2 0) コ マン ド ”W V SU B ”
フ ァ ンク シ ョ ン: Vsub値 ( CCD基 板 電 圧) の 書き 込 み (W r it e VS U B )コ マ ンド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”W V SU B ” :Vsub設定 値 : ET X
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
設 定数 値 ( 1バ イ ト/ 2 キ ャラ ク タ) を ” Vsub設 定値 ” と して 内 部レ ジ ス タに 書 き込 み ま す.
( 注) こ の コマ ン ドで は E EP R OM へ の 書き 込 みは 行 わ れま せ んの で こ のコ マ ンド で 設 定し た 内 容は 電 源O F F 後消 失 し
ま す .設 定 した 値 を EE P RO M に 保存 す るに は 別 のコ マ ンド ” S VS U B” を 実 行し ま す .
( 2 1) コ マン ド ”S V SU B ”
フ ァ ンク シ ョ ン: Vsub値 ( CCD基 板 電 圧) の セー ブ ( Sa v e V S UB ) コ マン ド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”S V SU B ” :E T X
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
( 処理 不 能)
現 在の Vsub設定 値 の内 容 を EE R OM に 保 存し ま す.
( 注) Vsub値は プ ログ ラ ム ペー ジ とは 独 立 した エ リア に 保 存さ れ ,い ず れ のプ ロ グラ ム ペ ージ で 起 動し て もこ の 共 通の 数 値
( 1 個 の数 値 )が 適 用 され ま す.
- 27 -
(28/35)
( 2 2) コ マン ド ”R V SU B ”
フ ァ ンク シ ョ ン: Vsub値 ( CCD基 板 電 圧) の 読出 し ( Re a d V S UB ) コ マン ド
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
ST X : ”R V SU B ” :E T X
ST X : AC K :” R V SU B ”: Vsub設定 値 :E T X (処 理 完了 ) また は ,
S TX : N AK : ET X (処 理 不能 )
” Vsub設 定 値” の 内容 ( 1 バイ ト /2 キ ャ ラク タ )が 読 み 出さ れ ます .
( 2 3) コ マン ド ”R M G”
フ ァ ンク シ ョ ン: M GC ゲ イ ン読 込 み( R e ad
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
MG C GA I N )コ マ ンド
ST X : ”R M G” : E TX
ST X : AC K :” R M G” : MG C 設 定値 : MG C B 設定 ( 右画 面 ) :E T X
( 2 4) コ マン ド ”W M G”
フ ァ ンク シ ョ ン: M GC ゲ イ ン書 き 込み ( W ri t e
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
( 処理 不 能)
” 1 8” ~ ”E 0 ” (
24 ~ 22 4 ; 10 進 )で セ ッ トし ま す。
” 5 A”
” 8 0” ~ ”7 F ” (- 1 28 ~ + 12 7 ; 10 進 )で セ ッ トし ま す。
” F F”
M G C 設定 値 をレ ベ ル 90 ( 10 進 ) ,M G CB 設 定 値を - 1( 1 0 進数 ) にセ ッ ト する 場 合
S T X :” W MG ” : ”5 A ”: ” F F” : ET X
( 2 5) コ マン ド ”R O F”
フ ァ ンク シ ョ ン: オ フセ ッ ト 読込 み (R e a d
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
O FF S E T) コ マン ド
ST X : ”R O F” : E TX
ST X : AC K :” R M G” : OF F S ET 設 定値 : O FF S ET B 設 定( 右 画 面) : ET X
( 2 6) コ マン ド ”W O F”
フ ァ ンク シ ョ ン: オ フセ ッ ト 書き 込 み( W r it e
ホ ス ト側 送 信
カ メ ラ側 返 信
:
:
O F F SE T )コ マ ン ド
ST X : ”W O F” : M OF F SE T 設 定値 : OF F S ET B 設定 ( 右 画面 ) : ET X
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX ( 処理 不 能)
OFFSET設 定 値 は, 1 6進 数 2 桁の A SC I I コー ド
例 レ ベ ル 1 0 0( 1 0 進) を セッ ト す る場 合
ODDSETB設 定 値は , 1 6進 数 2桁 の A SC I Iコ ー ド
例 レベル
+ 5( 1 0 進) を セッ ト す る場 合
例
G AI N ) コマ ン ド
ST X : ”W M G” : M GC 設 定値 : M GC B 設定 値 ( 右画 面 ): E T X
ST X : AC K :E T X ( 処 理完 了 ) ,ま た は, S T X: N AK : E TX
M G C設 定 値 は, 1 6進 数 2 桁の A SC I I コー ド
例 レベル
9 0( 1 0 進) を セッ ト す る場 合
M G CB 設 定 値は , 16 進 数 2桁 の AS C I Iコ ー ド
例 レベル
- 1( 1 0 進) を セッ ト す る場 合
例
MGC
” 2 0” ~ ”E 0 ” (
32 ~ 22 4 ; 10 進 )で セ ッ トし ま す。
” 6 4”
” 8 0” ~ ”7 F ” (- 1 28 ~ + 12 7 ; 10 進 )で セ ッ トし ま す.
” 0 5”
O F F SE T 設定 値 を レベ ル 90 ( 1 0進 ) ,O F F SE T B設 定 値 を- 1 (1 0 進 数) に セ ット す る場 合
S T X :” W OF ” : ”6 4 ”: ” 0 5” : ET X
● コマ ン ド使 用 上 の注 意
・内 部 の 不揮 発 性R O M (E E RO M ) はデ バ イス の 仕 様上 , 保証 さ れ る上 限 の書 き 換 え回 数 が1 0 0 万回 と な って い ます . 従 って ,
E E R OM へ の書 き 込 み動 作 を伴 う コ マン ド ”W A ~ WF ” ,” S M C” , ”e ” な どに つ いて は , これ ら の コマ ン ドが ユ ー ザ側
の プ ロ グラ ム ルー プ 内 で無 制 限回 数 ( 又は こ れに 近 い 形で ) 反復 さ れ る様 な 使用 を 避 ける 様 にし て 下 さい .
- 28 -
(29/35)
8. タイミ ングチ ャート
● ピク セ ルク ロ ッ クタ イ ミン グ ( 各動 作 モー ド 共 通)
[クロック出力とデータの位相関係]
1CLK=25.0nS
カメラリンク
コネクタ
DEMULTIPLEX.
CLK
クロック出力
10bit
CH1
A/D 10bit
CH2
A/D
10ns(max)
10/8bit
10/8bit
デジタルデータ
CH1:10bit
(LDV,FDV)
CH2:10bit
1/1
C LK
PC LK
( 注) 上 記タ イ ミ ング は 送端 側 で のチ ャ ンネ ル リ ンク デ バイ ス に よる シ リア ル デ ータ へ のエ ン コ ード 前 の 信号 タ イミ ン グ です ( 右上
図 の楕 円 内 ). 受 端側 で カ メラ リ ンク 規 格 に従 っ たチ ャ ン ネル リ ンク デ バ イス で のシ リ ア ル→ パ ラ レル 信 号変 換 操 作を 行 うと
デ コー ド 後 のデ ー タと ク ロ ック の 位相 関 係 はチ ャ ンネ ル リ ンク デ バイ ス の 構造 上 ,上 記 タ イミ ン グ と異 な った も の とな り ます .
( チャ ン ネ ルリ ン クデ バ イ スの 出 力で は デ ータ は クロ ッ ク 信号 の 立ち 下 が りに 整 列し ま す .) 通 常 ,こ の タイ ミ ン グの 変 化に
つ いて は キ ャプ チ ャー ボ - ド側 の 取り 込 み タイ ミ ング で 正 しく 調 整さ れ 従 来の パ ラレ ル 出 力型 と 同 等の 定 義フ ァ イ ルを 使 用し
て 取り 込 む 事が 可 能で す .
( !) F C3 5 0 CL は ,1 0 or8b i t× 2 T ap ( ミラ ー ) 出力 を 採用 し て いま す .そ の た め, 従 来 のパ ラ レル タ イ プ: F C2
0 00 C L など , とは 出 力 フォ ー マッ ト 上 の互 換 性が な く 専用 の 設定 フ ァ イル が 必要 と な りま す .
( 注) 市 販の カ メ ラリ ン ク対 応 の キャ プ チャ ー ボ ード を 使用 せ ず にチ ャ ンネ ル リ ンク デ バイ ス を 直接 ユ ー ザ側 の 取り 込 み イン タ ーフ
ェ ース に 実 装す る 場合 は デ ータ と クロ ッ ク の位 相 関係 な ど ,チ ャ ンネ ル リ ンク デ バイ ス の デー タ シ ート の 記載 に あ る内 容 に注
意 して ご 使 用願 い ます .
● 露 光と 映 像出 力 タ イミ ン グ: 高 速 シャ ッ タ/ 連 続
露光と映像出力タイミング
全画素走査/倍速走査
1V=494H/249H
FDV
露光時間
(nH)
露光(P-1)
露光(P)
露光(P+1)
映像出力
映像信号
(デジタル)
画像(P-2)
画像(P-1)
部分走査
画像(P)
画像(P+1)
1V=170H
FDV
露光時間
(nH)
露光(P-2)
露光(P-1)
露光(P)
露光(P+1)
露光(P+2)
露光(P+3)
映像出力
映像信号
(デジタル)
画像(P-4)
画像(P-3)
画像(P-2)
画像(P-1)
画像(P)
画像(P+1)
※部 分 走査 の 場 合, 全 画素 走 査 /倍 速 走査 と 比 較し て ,露 光 し てか ら 映像 が 出 力さ れ るま で に 1V 時 間 の遅 延 があ る こ とに ご 注意
く だ さい .
- 29 -
(30/35)
● 水平 タ イミ ン グ
読み出部
(DUAL/SINGLE共通)
1425
614
811
11 10
11 10
10
LDV
FDV
600
SG
( 内 部 信 号 /露 光 終 了 )
2
2
HD
(内部信号)
465
385
転送部
(DUAL出力)
露光開始時
通常時
11 10
LDV
2
HD
(内部信号)
62
12
22
水平転送 ダミー
停止期間 ビット
24
OB
有
4
効
320
画
3
素
3
2
0
123
CCD信号出力
40
40
40
40
SUB
( 内 部 信 号 /露 光 開 始 )
66
320
有効映像期間
1 23
3
2
0
6 66
4 33
0 98
3
2
1
デジタル映像出力
(CH1)
デジタル映像出力
(CH2)
STRB
812
732
転送部
(SINGLE出力)
露光開始時
通常時
11 10
LDV
2
HD
(内部信号)
22
62
12 24
水平転 送 ダミ ー
停止期 間 ビッ ト
OB
有
4
640
効
画
素
6
4
0
123
4 24
OB
CCD信号出力
SUB
( 内 部 信 号 /露 光 開 始 )
66
640
有効映像期間
1 23
6
4
0
デジタル映像出力
(CH1)
STRB
※水 平 タイ ミ ン グチ ャ ート で 指 定な き 数値 の 時 間単 位 は CLK (= 1/40.000MHz = 25.0nS) と する .
※数 値 は設 計 値 です の で, 詳 細 は実 機 にて ご 確 認く だ さい .
- 30 -
(31/35)
● 垂 直タ イ ミン グ : 連続 シ ャッ タ
494
170
全画素読み出し
部分読み出し
FDV
LDV
SG
( 内部 信号 /露 光終 了)
SUB
( 内部 信号 /露 光開 始)
露光期間
露光期間
1
通常走査
1
4
4
480
4
1
OB
空転送
CCD出力信号
1
2
有効画素
47 9 480
1
2
480
47 9 480
デジタル出力
7
2
部分走査
4
2
164
4
CCD出力信号
1
2
有効画素
479 4 80
164
319 3 20
デジタル出力
2
15 7 158
※L D Vの 周 期 は一 定 では あ り ませ ん .
読 み 出し 部 分 ,映 像 転送 ( SUBの 有 無 )な ど で異 な り ます .
詳 細 は, 水 平 タイ ミ ング チ ャ ート を 参照 し て くだ さ い.
● 垂直 タ イミ ン グ :高 速 /固 定 長 /ラ ン ダム シ ャ ッタ / 通常 走 査
Vinit
リセット
HD
( 内部 信号 )
露光終了 (SG)
露光期間(nH)
露光期間(nH)
FDV
LDV
通常走査
デジタル出力
2
3.0μ秒
7
DUAL 出力:10.6μ秒
SYNGLE出力:19.3μ秒
STRB
- 31 -
1
2
480
479 4 80
5
(32/35)
● 垂直 タ イミ ン グ :高 速 /パ ル ス 幅制 御 /ラ ン ダ ムシ ャ ッタ / 通 常走 査
n
Vinit
リセット
HD
( 内部 信号 )
露光終了 (SG)
露光期間(nH)
露光期間(nH)
FDV
LDV
通常走査
デジタル出力
2
3.0μ秒
7
1
2
480
479 4 80
5
DUAL 出力:10.6μ秒
SYNGLE出力:19.3μ秒
STRB
( 注 )パ ル ス幅 制 御 モー ド でラ ン ダ ム
シ ャ ッタ 動 作 を行 う 場合 , 厳 密
に は 同一 の V in i tの パ ル ス
幅 を 印加 し て も1 H の幅 だ け シ
ャ ッ タ時 間 が 異な る 現象 が 起 こ
り ま す. ( 1 H幅 だ け不 定 と な
る)
右 図 では ( A ), ( B) と も に
同 一 パル ス 幅 (2 H ~3 H の 間
の 値 )を 印 加 して い ます が , 内
部 の 水平 同 期 タイ ミ ング と の 位
相 関 係に よ り (A ) では シ ャ ッ
タ 時 間= 2 H ,( B )で は シ ャ
ッ タ 時間 = 3 Hと な りま す .
同一幅のVinit信号でシャッタ時間が1H異なる例
Vinit (A)
1 2
(シャッタ時間2H)
Vinit (B)
1 2 3
(シャッタ時間3H)
HD
(内部水平同期信号)
こ の 理由 で , 内部 の 水平 同 期 信号 ( HD ) と 非同 期 なV i n it 信 号を ユ ー ザか ら 印加 す る 場合 , 1 Hの シ ャッ タ 時 間だ け 露光
時 間 が不 定 と なる 事 を考 慮 す る必 要 があ り ま す. 具 体的 に は
①シ ャ ッタ 時 間 が1 H 不定 と な って も 影響 の 少 ない シ ャッ タ 時 間で の み用 い る .
… 1 00 H 幅 以上 な ど, 比 較 的シ ャ ッタ 時 間 が長 い 場合 は 1 Hの 露 光時 間 差 での 信 号レ ベ ル に対 す る 影響 が 相対 的 に 小さ い 為,
実 用上 問 題 が発 生 し難 い .
②カ メ ラの L D V信 号 を用 い て 外部 の トリ ガ 信 号を 同 期化 し , Vi n it の 位 相関 係 を一 定 に する .
… 内 部の H D に対 す るV i n it の 発生 位 相 を一 定 にす る 事 で, 1 Hの 不 定 時間 の 発生 な し に制 御 が 可能 で す.
など が 考え ら れ ます .
( 注) n は上 限 値 があ り ませ ん の で1 フ レー ム 時 間を 超 える 長 時 間露 光 も可 能 で す. 但 し, こ の 場合 は C CD の 熱雑 音 の 蓄積 な どに
よ り映 像 信 号の S /N 比 が 悪化 し ます の で 実用 と なる 最 大 時間 は 具体 的 な 使用 状 況に 基 づ き決 定 し て下 さ い.
- 32 -
(33/35)
● 垂 直タ イ ミン グ : 低速 ( 長時 間 露 光) / 固定 長 / 連続 / 通常 走 査
長 時間 露光 タイ ミン グ
1V=494
VD
( 垂直同 期信号)
内部信号
(内部動作)
露光時間(nV)
露光時間
(nV)
画像( P)/ 露光時間
画像( P+1) /露光時 間
FDV
9
映像出力
画像( P-1)
映像信号
(デジタル)
画像(P )
有効映像期間(480)
画 像(P +1)
有効映像期間(480)
※ 各 有効 映 像 期間 の 詳細 な 垂 直タ イ ミン グ は ”垂 直 タイ ミ ン グ/ 連 続シ ャ ッ タ, シ ャッ タ な し” と 同 じで す .
( 注 ) 長時 間 露光 動 作 と部 分 走査 は 両 立出 来 ませ ん .
( 注 ) 長時 間 露光 動 作 での ラ ンダ ム シ ャッ タ 動作 は サ ポー ト して い ま せん .
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(34/35)
9. 注意事 項
● 本装 置 は, 2 出 力の C CD を 採 用す る こと で 2 10 f ps t と いう 高 フレ ー ム レー ト のカ メ ラ です . 映 像信 号 の左 右 で 異な る アナ
ログ 回 路を 経 由 する た め, 左 右 の映 像 信号 に 多 少の 輝 度差 が 生 じる こ とが あ り ます . また , 経 時的 に 輝 度差 を 生じ る こ とが 有 りま
すの で ,定 期 的 に再 調 整し て 使 用す る こと を 推 奨し ま す.
● 電源 投 入後 2 0 ~3 0 分を 経 過 させ る こと に よ り, よ り安 定 し た( 高 精度 な 計 測に 適 した ) 映 像を 得 る こと が でき ま す .
● パル ス 幅制 御 モ ード で 長時 間 の シャ ッ タ露 光 を 行っ た 場合 , C CD の ダイ ナ ミ ック レ ンジ の 低 下, シ ャ ッタ 時 間に 比 例 して C CD
撮像 素 子の 熱 雑 音成 分 など が 蓄 積さ れ る, な ど の要 因 によ り 画 像の S /N が 悪 化す る 様に な り ます . こ の様 に 長時 間 の 露光 を 行う
場合 は 実用 的 な 露光 時 間を 実 際 のご 使 用状 況 に 合わ せ て実 験 し ,適 正 な露 光 時 間を お 確か め 頂 く事 を 推 奨致 し ます .
● 本装 置 を医 療 用 途や 危 険物 の 検 知な ど ,動 作 の 如何 に より 人 命 や安 全 に関 わ る 可能 性 の有 る 用 途に 用 い るこ と は出 来 ま せん .
● 本装 置 を分 解 し たり 内 部回 路 の 改造 な どは 行 わ ない で 下さ い . 動作 不 良に 伴 う 発熱 な どで 火 災 など の 事 故の 原 因と な り ます .
● 通電 状 態で の ケ ーブ ル ,コ ネ ク タ類 の 付け 外 し は故 障 の原 因 と なり ま すの で お 避け 下 さい .
● 本装 置 に接 続 す る電 源 には ノ イ ズ成 分 が含 ま れ ない 良 質な も の をご 使 用下 さ い .
● 近距 離 に設 置 さ れた 動 力機 器 等 から ノ イズ が 放 射さ れ ,本 装 置 に対 し て影 響 が 懸念 さ れる 場 合 は, こ れ らの ノ イズ の 発 生を 抑 制す
る処 置 をと っ て 下さ い .
● 仕様 外 の温 度 環 境や , 結露 を 発 生す る 環境 , 塵 埃の 多 い場 所 , 恒常 的 な振 動 ・ 衝撃 が 加え ら れ る場 所 で のご 使 用は 避 け てく だ さい .
●長時間ご使用にならない時は, 装置 へ 電源供給を絶って電源コードや外部接続コードを外しておいてください.
●異常や故障にお気付きのときは直 ち に 使用 を 中止 し ,電源供給を絶って外部接続コードを外し販売店へ 修 理・ 点 検を ご 依 頼 ください.
● 本品 に つい て カ タロ グ や取 扱 説 明書 等 に記 載 さ れて い る仕 様 や 動作 内 容等 に つ いて は 性能 の 改 善な ど の 目的 の 為に 予 告 なく 変 更す
る場 合 が有 り ま す.
10 .仕様
[ 仕様 ]
撮
像
素
子
プ ログ レ ッシ ブ 走 査, イ ンタ ー ラ イン 転 送方 式 CC D
1 /3 イ ンチ サ イ ズ
ユ ニッ ト セル サ イ ズ 7.4um(H) × 7.4um(V)
有 効 画 素 数
640 (H)× 480(V)
読 出 し 走 査
水 平 走 査 周 波 数
垂 直 走 査 周 波 数
ピ クセ ル クロ ッ ク 周波 数
標
準
感
度
1 .0 L x
S
約 50 dB
N
f H = 103.9 KHz(代 表)
f V = 210
Hz
f C L K = 40.00 MHz
4 00 Lx F 1 6 ※
( ※露 光 時間 1 / 30 秒 にて デ ジ タル 出 力5 1 2 /1 0 24 階 調 出力 時 )
最低 被 写 体照 度
/
正 方 格子 配 列
F 1. 4
ビデ オ 出 力信 号
プ ログ レ ッシ ブ 走 査: 210Hz/フ レ ーム
出 力信 号 形式 : デジ タ ル出 力 / Camera Link( Base Configuration) 方 式準 拠
8or10bit 階 調 (40MHz× 2or1tap× 8or10bit出 力 )
外部同期入力
内 部同 期 専用
電子シャッタ
1 /4 0 00 0 秒 ~1 / 21 0 秒 (シ ャ ッタ な し )~ 1 /2 1 秒
ランダムシャッタ
プ リセ ッ ト固 定 シ ャッ タ /パ ル ス 幅制 御
走 査 モ ー ド
標 準( 全 画素 ) / 部分 ( 中央 部 ) /倍 速 (2 ラ イ ン加 算 )
レン ズ マ ウン ト
C マウ ン ト
外
部
制
御
カ メラ リ ンク ケ ー ブル 経 由シ リ ア ルイ ン ター フ ェ ース
特
殊
機
能
画 像出 力 への 設 定 情報 イ ンポ ー ズ 機能
カ メラ 内 部温 度 モ ニタ ー 機能
カ メラ I D情 報 保 存機 能
源
D C1 2 V± 1 0 %
3 50 m A最 大
電
( フ ラン ジ バッ ク 固 定)
※ 可 動 型は オ プシ ョ ン
動作周囲温度
0 ℃ ~4 0 ℃ (結 露 ,結 氷 の ない こ と)
保存温度範囲
- 30 ℃ ~6 0 ℃ (結 露 ,結 氷 の ない こ と)
耐
衝
撃
7 0G
耐
振
動
7G
外
重
形
寸
法
4 6(W)× 42 (H)×6 0 (L)mm
量
約 15 0 g
( トリ ポ ッ トア タ ッチ メ ン トを 除 く)
( 注) 仕 様は 改 良 のた め ,予 告 な く変 更 され る こ とが あ りま す の でご 了 承下 さ い .
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(35/35)
11 .外形 寸法
[ 外 形寸 法 ]
60
46
(9 .2 )
2×2-M3 深 6
(左右側面)
4
31
M3 深4
2×2-M3 深6
(上下面)
(1 3. 5)
図 1 1 -1
11
2- M6 深 7
1 /4 "- 20 UN C 深 7
11
FC 3 5 0C L 外形 図
60
46
9 .2
2×2-M3
深6
(左右側面)
4
31
M 3 深4
2×2-M3 深6
(上下面)
1 8. 5
図 11 - 2
11
11
2 -M 6 深 7
1/ 4" -2 0U NC 深 7
F C 35 0 CL - T A外 形 図
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