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ビデオカメラ
取扱説明書
500万画素プログレッシブ走査型白黒カメラ
FC5100PL
●このたびはTAKEX CCDビデオカメラをお買いあげいただき,誠にありがとうございました.
●この説明書と添付の保証書をよくお読みのうえ,正しくご使用下さい.
その後大切に保管し,わからない時は再読して下さい.
目
次
1.特長
………………………
3
2.概要
………………………
3
3.各部の説明
………………………
4
4.操作方法
………………………
6
5.各種設定
………………………
11
6.設定変更方法
………………………
14
7.シリアル通信制御
………………………
24
8.タイミングチャート
………………………
30
9.注意事項
………………………
34
10.仕様
………………………
34
11.外形寸法
………………………
35
竹中システム機器株式会社
文書 整理 番号 N08A29
FC5100PL 取 扱説明 書( 4版 )
- 1 -
(2/35)
[ 変更 履歴 ]
版
1
2
3
4
変 更内 容
版
版
版
版
ロゴ の変 更
誤記 訂正
誤記 訂正
誤記 訂正
記事
外形図
総ペ ージ 数34 →3 5
目次 のペ ージ訂 正
本 説明書 中で の付 加表記 につ いて
(注 )…
ご使 用に 際して ご注 意頂 きたい 点を 解説 してい ます .
(! )…
従来 製品 との比 較の 上で 特にご 注意 頂き たい点 を解 説し てい ます.
[ 用語 ]…
本カ メラ の動作 を説 明す る為に 特別 に規 定する 用語 を解 説し ていま す.
[ 解説 ]…
本カ メラ の動作 を理 解す る上で 必要 と思 われる 事柄 を解 説し ていま す.
- 2 -
日付
2007-08-09
2008-03-27
2008-04-10
2008-10-29
文 書番号
N07809
N07809
N07809
N08A29
N08A29
備考
FC5100PL
(3/35)
1.特長
・F C51 00 PL は50 0万 画素 ,2/ 3イ ンチ 光学サ イズ のC CD 撮像素 子を 採用 したフ ルフ レー ムシャ ッタ カメ ラです .
・毎 秒15 フレ ーム のフル フレ ーム シャッ タ画 像が 得られ ます .
・パ ワーオ ーバ ーカ メラリ ンク (PoCL)の 採用 によ り,電 源の 供給 ,映 像デー タの 伝送 ,カメ ラの 制御 を1本の ケーブ ルで 行う ことが
出 来ます .
・カ メラリ ンク (Base Configuration) 準拠 の8or10 ビッ トデジ タル 映像 信号出 力が 得ら れます .
・カ メラリ ンク 経由 のシリ アル 通信 を用い てカ メラ の内部 設定 値の 外部 制御が 可能 です .
・O SD表 示に よる 文字情 報の スー パーイ ンポ ーズ 機能で キャ プチ ャー 画像上 にカ メラ の現在 の設 定状 況を表 示す るこ とが出 来ま す.
・カ メラ内 部温 度モ ニター 機能 を搭 載して いま す.
・ラ ンダム シャ ッタ 動作は 従来 のプ リセッ トト リガ ,パル ス幅 トリ ガで 使用出 来ま す.
・連 続シャ ッタ 動作 時にも スト ロボ 信号を 出力 する 事が出 来る ので LED照明 など の省電 力化 ,スミアの 低減 に効果 が有 りま す.
・カ メラ個 体毎 にユ ーザが 設定 した ID情 報を 保存 し,必 要な とき に読 み出す 事が 出来 ます( シリ アル 通信を 使用 ).
2.概要
撮像素 子
プロ グレ ッシ ブ走 査,イ ンタ ーラ イン
撮像 サイズ
画素 数
画素 サイズ
OB(オプティカルブラック)
2/3 イン チ (8.45mmx7.07mm)
24 48 (H)×2 05 0(V)
3.45μm(H)×3.45μ m(V)
有効 画素 数
4
2
50 0万 画素
読出し
水平
3 1. 2
走査
垂直
15
クロック
6 0. 00 MH z
電子シ ャッ タ
KH z
有効撮像領域
Hz
V
2050
2448 x 2050
1/ 18 00 0~1 /1 5秒
(連 続シ ャッ タ・ ランダ ムシ ャッ タ)
ビデオ 出力 信号
4
デジタ ル 8 or 1 0bit (2 T ap)
Camera Link (Base Configuration) 準拠
走査
モ ード
全画 素独 立
8
(15fps)
中央 部分 走査
VIDEO-L
DUAL OUT
(30fps)
プリアンプ
CCD
H
40
1224
1224
40
4
VIDEO-R
4
カメラリンク
コネクタ
(OFFSET)
S/H
A/D
10 or 8 bit
2tap or 1tap
DUAL
(GAIN)
本 機の ブロ ック図
PLD
DUAL
(OFFSET
+OFFSET_B)
S/H
CLK,LDV,FDV
A/D
Viint2
Vinit
(GAIN
+GAIN_B)
TXD
DRIVER
TG
CPU
PLD
STRB
MODE
RXD
SW
(暫定)
Vinit1
(代表値)
1.0
0.9
0.8
0.7
代 表的感 度特 性
0.6
相対感度
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0.0
400
500
600
700
( 注) この 特 性は 使用 す るレ ンズ や 光源 等の 特 性を 含み ま せん .
- 3 -
800
900
1000
波長(nm)
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3.各部の説明
( 3- 1)カ メラ 背面 パネル の説 明
動作モ ード ,電 子シャ ッタ 時間 等の設 定お よび 各出力
コネク タの 配置 →右図 をご 覧く ださい .
ミニカメラリンクコネクタ
I/O(6ピン)
ピン番号
6
1
5
2
3
UP/DOWNスイッチ
動作表示LED
( 3- 2)I /O コネ クタ(HRS HR10G-7R-6SB)
カメラ ケー ブル 接続コ ネク タ( 6ピン )の ピン 配置
と,各 ピン に対 応する 信号 名を 以下に 示し ます .
4
モードスイッチ
シャッタスイッチ
信
号
内
名
容
I/O
1
GND
信号 用グ ラン ド
2
IC
※
3
GND
信号 用グ ラン ド
4
Vinit1
外部 トリ ガ入 力
In
5
STRB
スト ロボ 出力
Out
6
IC
※
※ICピ ンは ,カ メラ内 部で 使用 されて いま すの で、何 も入 力し ない でくだ さい .
( 3- 3)カ メラ リン クコネ クタ (3M / SDR-26 FEMALE)
ピン 配置 図と 各ピン に対 応す る信号 名を 以下 に示し ます .
[ カメ ラリ ンク・ コネ クタ ( SDR-26 Connector) の ピン配 置]
コネ クタ
信 号名
ツイナックスケーブル
コネ クタ
ピン 番号
割り 当 て
ピン 番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
Insulated wire
X0X1X2XclkX3SerTC+
SerTFGCC1CC2+
CC3CC4+
Bare wire
13
26
Mini Camera Link1
power
PAIR1PAIR2PAIR3PAIR4PAIR5PAIR6+
PAIR7PAIR8PAIR9+
PAIR10PAIR11+
GND
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
信 号名
ツイナックスケーブル
割り当て
Bare wire
X0+
X1+
X2+
Xclk+
X3+
SerTCSerTFG+
CC1+
CC2CC3+
CC4Insulated wire
GND
PAIR1+
PAIR2+
PAIR3+
PAIR4+
PAIR5+
PAIR6PAIR7+
PAIR8+
PAIR9PAIR10+
PAIR11power
(注 )カメ ラリ ンク コネク タの ピン 配置は カメ ラ側 (上表 )
とキ ャプ チャ ーボ ード側 では 異な ってい ます .
キャ プチ ャー ボー ド側で は次 の様 にケー ブル の接 続番
号が カメ ラ側 と逆 となる 点に 注意 して下 さい .
1 = Power
2 = CC43 = CC3+
…
12 = X0+
13 = Gnd
14
カメラ リン クコ ネクタ の外 観
(カメ ラ外 側より 見た 図)
,
,
,
,
,
14 = Gnd
15 = CC4+
16 = CC3…
25 = X026 = Power
(フレ ーム グラ バー側 のピ ン配 置)
- 4 -
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[カ メラ リン ク・ビ ット 割り 当て表 ]( カメ ラリン ク信 号; エン コード 後の 信号 ←エン コー ド前 の信号 名の 対応 )
カメ ラリ ンク ポート
カメラ 信号 名
CLK
O
画 素ク ロック
LVAL
LDV
O
水 平同 期タイ ミン グ
FVAL
FDV
O
DVAL
-
O
(Hレ ベル に固 定)
(Hレ ベル に固 定)
ビ
ッ
ト
出
力
-
O
DO0
O
PORTA1 / PORTB1
DO1
O
PORTA2 / PORTB2
DO2
O
PORTA3 / PORTB3
DO3
O
PORTA4 / PORTB4
DO4
O
PORTA5 / PORTB5
DO5
O
PORTA6 / PORTB6
DO6
O
PORTA7 / PORTB7
DO7
O
-
O
( Lレ ベルに 固定 )
PORTA0 / PORTC0
DO0
O
最 下位 データ
PORTA1 / PORTC1
DO1
O
PORTA2 / PORTC2
DO2
O
PORTA3 / PORTC3
DO3
O
PORTA4 / PORTC4
DO4
O
PORTA5 / PORTC5
DO5
O
PORTA6 / PORTC6
DO6
O
PORTA7 / PORTC7
DO7
O
PORTB0 / PORTB4
DO8
O
PORTB1 / PORTB5
DO9
O
PORTC0,1,2,3,4,5,6,7
1
0
ビ
ッ
ト
出
力
PORTB2,3,6,7
-
O
考
垂 直同 期タイ ミン グ
PORTA0 / PORTB0
Spare
8
備
I/O
Strobe
最 下位 データ
最 上位 データ
(8ビット階調取 り込 み時 の最下 位データ)
最上 位デ ータ
( Lレ ベルに 固定 )
CC1
Vinit2
I
ラン ダム シャ ッタト リガ
CC2
(reserved)
I
( 将来 の製品 の為 に予 約)
CC3
(reserved)
I
( 将来 の製品 の為 に予 約)
CC4
(reserved)
I
( 将来 の製品 の為 に予 約)
SerTFG
TXD
O
URAT送 信デー タ( 従来 RS-232Cと同タイミング)
SerTC
RXD
I
URAT受 信デー タ( 従来 RS-232Cと同タイミング)
※ ポート の割 り当 てはカ メラ リン ク規格 の” Base
Configuration” に準 拠して いま す.
MDR-26 Twin-Ax ケーブルハーネス(オス型)
SDR-26 Twin-Ax ケーブルハーネス(オス型)
Twin-Ax ケーブル
固定ネジ ×2
固定ネジ ×2
カメラリンクケーブルアセンブリ外観図
(注 )Po CL 対応 カメラ リン クケ ーブル と通 常の カメラ リン クケ ーブ ルでは ,ピ ンア サイン が異 なり ます.
必ず Po CL 対応の カメ ラリ ンクケ ーブ ルと 確認の 上接 続し てく ださい .
規定 外の ピン への電 源投 入な どに伴 う故 障に ついて は有 償修 理の 対象と させ て頂 きます ので ご注 意願い ます .
- 5 -
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4.操作方法
( 4- 1)接 続方 法
●接 続
カ メラと 周辺 機器 の接続 例( 図4 -1) を参 照し て下さ い.
① カメラ のレ ンズ 取付け 部カ バー を外し ,レ ンズ
(別売 品) を取 り付け ます .
② I/Oケ ーブ ルの 許容最 大長 は2 5mと なっ てい
ます.
③ 別項の 動作 モー ドの設 定方 法, シャッ タ時 間の
設定方 法に 従っ てカメ ラの 動作 モード を設 定し
ます.
④ カメラ 背面 のデ ジタル 出力 コネ クタと ,画 像処
理装置 の入 力端 子(PoCL対 応フ レーム グラ バー
ボード ,コ ンピ ュータ など )を PoCL対 応の デジ
タルケ ーブ ル( 別売品 )で 接続 します .カ メラ
のデジ タル 出力 コネク タか ら上 記画像 処理 装置
入力端 子ま での ケーブ ル許 容最 大長は 7m と
なって いま す.
FC5100 PL
PoCLミニカメラリンクケーブル
ストロボ信号
外部同期
←
→
信号ケーブル
コンピュータ
⑤ 接続状 態を 確認 してか らコ ンピ ュータ のス イッ
チを投 入し ます .
電源投 入後 1~ 2秒で カメ ラの バック パネ ル上
の動作 表示 LE Dがオ レン ジ色 →緑( メニ ュー
表示時 は緑 点滅 )とな り, 動作 状態と なり ま
す.
FC5100PL対応
フレームグラバ-
画像処理装置
図4- 1
カメ ラと周 辺機 器の 接続例
( 注)上 記記 載の カメラ ケー ブル ,およ び, デジ タルケ ーブ ルの 許容 最大長 は, カメ ラの動 作を 保証 するも ので はあ りませ ん.
カ メラ の設 置条件 ,使 用す るケー ブル など によっ ては ,上 記最 大長以 内で も正 規の映 像信 号が 得られ ない 場合 があり ます .
●テ ストパ ター ンの 利用
本 機はテ スト パタ ーンを 発生 し出 力する 機能 を備 えてい ます .キ ャプ チャー ボー ドと の初期 のセ ッテ ィング など に際 しては この テ
ス トパタ ーン を利 用して カメ ラ→ PC間 の接 続や ボード 側の 設定 が正 常かど うか を有 る程度 確認 する 事が可 能で す.
< テスト パタ ーン 出力へ の切 替手 順>
① カメラ 背面 のモ ードス イッ チを ”1” のポ ジシ ョンに セッ トし ます .
② UP/ DO WN スイッ チの レバ ーを上 に3 回倒 しグル ープ Dの メニ ューを 表示 しま す.(動 作表示 LE Dは オレン ジ点 滅)
③ カメラ 背面 のモ ードス イッ チを ”2” のポ ジシ ョンに セッ トし ます .
④ モード スイ ッチ が”2 ”の 位置 である 事を 確認 してU P/ DO WN スイッ チの レバ ーを上 側に 1ス トロー クし ます .
⑤ ブザー の確 認音 が”ピ ッ” と鳴 るのを 確認 しま す.→ これ 以降 カメ ラから はテ スト パター ンの 映像 が出力 され ます .
⑥ カメラ 電源 をO FFと しま す.
こ うして 操作 した 以降は テス トパ ターン 出力 の設 定が保 存さ れま すの で,次 回以 降, 電源を 再度 投入 した際 もテ スト パター ンが 出
力 されま す.
テ ストパ ター ン出 力から 通常 のカ メラ映 像出 力に 戻すに は上 の< テス トパタ ーン 出力 への切 替手 順> と同じ 手順 で④ まで進 み,
⑤ の時に UP /D OWN スイ ッチ のレバ ーを 下側 に1ス トロ ーク しま す.→ これ 以降 カメラ から は通 常の映 像が 出力 されま す.
こ の状態 は保 存さ れます ので 電源 OFF 後も 設定 が有効 とな りま す.
→ テスト パタ ーン の詳細 につ いて は”( 4- 5) テスト パタ ーン 表示 機能” をご 参照 下さい .
[ 重要 ]
( 注) カメ ラケー ブル を接 続,ま たは 取り 外すと きは ,フ レーム グラ バー から の電源 供給 をO FFに して 下さ い.
カメ ラに通 電し たま まの状 態で ケー ブルの 着脱 を行 います と故 障の 原因 となり ます .
( 注) カメ ラを接 続す る時 は,必 ずコ ンピ ュータ の電 源, 接続機 器の 電源 を切 ってお いて 下さ い.
( 注) 電源 供給は Po CL 規格準 拠の もの をご使 用下 さい .
この カメラ はP oC L規格 Ver1.2 SafePowerに対 応し てい ます .
電 源 電 圧 :D C12 V± 10 %
電 流 容 量 :3 70mA以上
電 源投入 時は 1A 程度の 過渡 電流 が流れ ます ので ご考 慮下さ い.
リ ップル 電圧 :5 0mVp-p以下( 推奨 値)
接 続コネ クタ :3M / SDR-26 FEMALE
( 注) Po CL対 応カ メラ リンク ケー ブル と通常 のカ メラ リンク ケー ブル では ,ピン アサ イン が異な りま す.
必ず PoC L対 応の カメラ リン クケ ーブル と確 認の 上接続 して くだ さい .
規定 外のピ ンへ の電 源投入 など に伴 う故障 につ いて は有償 修理 の対 象と させて 頂き ます のでご 注意 願い ます.
- 6 -
(7/35)
( 4- 2)V in it 信号( ラン ダム トリガ 信号 )の 入力
●V ini t信 号の 入力方 法
カ メラを ラン ダム シャッ タ動 作で 使用す る場 合は ユーザ 側機 器よ りV ini t信 号( ランダ ムト リガ 信号) を入 力す る必要 が有 り
ま す.
V ini t信 号は カメラ 背面 の” I/O ”コ ネク タ(6 ピン コネ クタ )の4 ピン に入 力する か, ”Camera Link”コ ネク タの CC1信
号 を通じ て入 力し ます.
( 注) ”I/ O” 及び ”Camera Link”の CC1の各 Vinit入
力端子 (Vinit1,Vinit2) はカ メラ内 部で 論理 和
( 負論理 和) が取 られて いま す. (右図 )
( 注) これら の内 の片 側の入 力が Lレ ベル( アク ティ ブ状態 )
に固定 され てい ると, Vinit信 号( 論理 和)が
Lレベ ルに 固定 されて しま い, 立ち下 がり エッ ジ信号
が得ら れな くな ります .こ の場 合ラン ダム シャ ッタ動
作が起 動出 来な くなり ます .使 用しな い方 の入 力信号
はHレ ベル に固 定する か, ハイ インピ ーダ ンス レベル ,
または 開放 (何 も接続 しな い) の何れ かの 状態 として
下さい .
F C _P L カ メラ
H
" I/ O" - 4 (Vinit 1)
内 部回 路
"CC1" (Vinit 2)
図4-2
●V ini t信 号モ ニター LE D表 示
こ のカメ ラが ラン ダムシ ャッ タ動 作に設 定さ れて いる場 合, 外部 か
ら 入力さ れた トリ ガ信号 (V in it信 号) 入力 に反応 して カメ ラ
の バック パネ ル上 のLE Dを 赤く ワンシ ョッ ト点 灯し表 示し ます .
こ れによ り信 号入 力の状 況が 確認 出来ま す.
ト リガ入 力の 立ち 下がり 1回 毎に 約100ms間(一 定時 間) 赤色に 点灯
し 表示し ます .次 のトリ ガ信 号が この点 灯時 間内 に入力 され た場 合
は LED の点 灯時 間は再 トリ ガさ れ延長 され ます .
L EDの 点灯 はト リガ入 力の 立ち 下がり のみ に反 応しま すの で上 の
ワ ンショ ット 時間 より長 いト リガ 入力に つい ても 点灯回 数は 約100ms
の 一回の みと なり ます.
Vinit信号の内部接続
動作表示LED
ト リ ガ 信 号 入 力 (Vinit) に
呼 応 し てLEDが 赤 色 点 灯 し ま す .
●ラ ンダム シャ ッタ の各モ ード 設定
次 の表に 従っ て各 パラメ ータ など を設定 しま す.
表4 -1 .ラン ダム シャ ッタ各 モー ドの 設定
ランダ ムシ ャッ タのモ ード
2 TRIG
PWC
固定 長 (PWC=DISABLED)
DISABLED
固定 長 (PWC=ENABLED)
DISABLED
パル ス幅 制御
ENABLED
シャ ッタ スイ ッチ
1~ 9
1~ 8
9
備考
シャ ッタ スイ ッチ= 1~ 8は 固定長 と同 じ
( 注) シャ ッタス イッ チ= 0の時 は全 て” シャッ タな し( 連続画 像出 力) ”と なりま す.
( 注) ”PWC” の 各パラ メー タの 設定方 法等 につ いて→ ”( 6- 3) 動作モ ード の設 定方法 ”.
●固 定長/ パル ス幅 ランダ ムシ ャッ タトリ ガ信 号( Vin it 信号 )推 奨タイ ミン グ
次 に示す 様に 固定 長ラン ダム シャ ッタ動 作の 場合 は1H (1 水平 同
Tvinit
期 期間) ~4 0H の幅の 負論 理パ ルスを 印加 しま す.
固 定長ラ ンダ ムシ ャッタ 動作 の場 合は印 加し たパ ルスの 立ち 下が り
タ イミン グに 同期 して露 光動 作が スター トし ます .
Vinit
パ ルス幅 制御 露光 モード の場 合, 入力さ れた Vi nit パル スの L
レ ベル区 間( 図の Tvi ni t) はカメ ラ内 部の HD立 ち下 がり タ
[固定長ランダムシャッタの場合]
イ ミング に同 期化 して取 り込 まれ ,それ に最 も近 いH( 1水 平同 期
1H ≦ Tvinit ≦ 40H
時 間)の 整数 倍の パルス 幅n Hと してカ メラ 内部 に伝わ りそ の時 間
(但しシャッタ時間はVinitの幅に依存しない)
に 対応し たシ ャッ タ時間 とな りま す.
1H=32.1μ秒(DUAL)
( 注)パ ルス 幅制 御に於 いて ,シ ャッタ 露光 時間 は概ね Vi ni t
の パル ス幅 に最も 近い 水平 同期時 間( H) の整数 倍の 長さ に
一 致し ます .しか し, 厳密 には通 常の 外部 トリガ 入力 (V i
n it 信号 がカメ ラ内 部の 水平同 期タ イミ ングと 非同 期で あ
る 場合 )で はシャ ッタ 露光 時間は 1H 幅の 時間分 だけ 不定 と
な りま す. →この 点に つい ては別 項の タイ ミング チャ ート を
ご 参照 下さ い.
( 注)パ ルス 幅制 御モー ドで 長時 間のシ ャッ タ露 光を行 った 場合 ,
C CD のダ イナミ ック レン ジの低 下, シャ ッタ時 間に 比例 し
て CC D撮 像素子 の熱 雑音 成分な どが 蓄積 される ,な どの 要
因 によ り画 像のS /N が悪 化する 様に なり ます. この 様に 長
時 間の 露光 を行う 場合 は実 用的な 露光 時間 を実際 のご 使用 状
況 に合 わせ て実験 し, 適正 な露光 時間 をお 確かめ 頂く 事を 推
奨 致し ます .
- 7 -
[パルス幅制御ランダムシャッタの場合]
(PWC=ENABLEDでシャッタスイッチ=9)
nH ≦ Tvinit <(n+1)H (nは1以上の整数)
(但し,シャッタ露光時間=nHとする場合のパルス幅)
図4-3
推奨Vinit信号タイミング波形
(8/35)
●V ini t1 入力 回路の 駆動 回路 例
Vinit1 IN
カメラ内部
3.3V
[ユーザ側回路例]
3.3V
TC74LVX14
(または相当品)
4.7K
VCC
74AC04
など
47p
カメラ
コネクタ
75Ω
6
100Ω
10K
内部回路へ
3.9 ZD
NORMAL
VCCは,+5V,または,+3V
CC1(Vinit2)入力
Vinit2極性設定
INVERTED
※
Vinit 信号にはチャタリングなど不要なノイズ
成分を含まないこと.
●V ini t2 入力 の極性 反転
カ メラリ ンク のC C1を 経由 して 印加す るト リガ 信号( Vinit2) の入 力極性 は設 定に より反 転出 来ま す.
キ ャプチ ャー ボー ドの製 品に よっ てはC C1 から のトリ ガ信 号入 力の 極性が 正論 理( 通常時 Lレ ベル /アク ティ ブ時 Hレベ ル) に
限 定され てい て, 負論理 入力 (本 機の工 場出 荷時 の極性 )の トリ ガ信 号が使 用出 来な い場合 が有 りま す.こ の様 な場 合は本 機の 設
定 により CC 1経 由のト リガ 入力 (Vinit2) の入 力極性 を反 転し 正論 理とす る事 が出 来ます .
→ 具体的 な設 定は ”(6 -2 )動 作モー ドの 設定 方法” の項 をご 参照 下さい .
( 注) 極性 反転の 設定 はVinit2の みに 有効 です. Vinit1の 入力極 性は この 設定 の如何 に関 わら ず常に 負論 理と なりま す.
( 4- 3)そ の他 の入 出力回 路
●ス トロボ 信号 出力 回路
右 図に内 部の 出力 部回路 を示 しま す.
+3.3V
内部回路から
100
ストロボ信号
( !)こ のカ メラ ではス トロ ボ信 号が
3 .3 Vロ ジック レベ ルと なって
い ます .
74VHCT04A
I/Oネクタの5ピン
3.9V.ZD
(又 は相当 品)
( 4- 4)連 続シ ャッ タ時の スト ロボ 信号
従来 製品で はス トロ ボ信号 (S TR B)を ラン ダム シャッ タ動 作で のみ 出力し てい まし たが, 本機 では 設定に より 連続 シャッ タ動 作
モー ドでも スト ロボ 信号を 出力 する 事が出 来ま す.
デフ ォルト の設 定状 態では この 設定 はOF F( 連続 シャッ タで のス トロ ボ信号 を出 力し ない) とな って います .こ の設 定の変 更は コ
ンフ ィギュ レー ショ ンメニ ュー (動 作モー ド設 定グ ループ C) また はシ リアル 通信 コマ ンドで のコ ンフ ィギュ レー ショ ンレジ スタ の
書き 換えの 実行 で行 います .
[ 解説] 連続 シャ ッタで のス トロ ボ信号 の利 用
シャッタ露光時間
露光
照明連続点灯
有効
露光
無駄な点灯時間
有効
無駄な点灯時間
STRB信号
連続 シャッ タ動 作で はカメ ラは 露光 時間に 対応 した 時間 の入光 のみ が有 効とな りま す.
従っ て,照 明装 置を 連続点 灯で 使用 してい る場 合は この 露光時 間以 外の タイミ ング での 照明は 無駄 なも の
とな ります .
本機 では連 続シ ャッ タ動作 時に もス トロボ 信号 (STRB)を 出力す る事 が出 来るの で, この 出力を トリ ガと し
てL ED照 明な ど, 高速に ON /O FF制 御が 可能 な照 明の点 灯を 制御 するこ とで 無駄 な点灯 時間 での 発
光を 抑える 事が 出来 ます.
この 方法に よる 照明 の制御 を用 いて 得られ る効 果と して 次の各 点の メリ ットが 有り ます .
・露 光に有 効な 時間 だけ照 明を 通電 する事 で照 明の 電源 を省電 力化 でき る.
・露 光時間 以外 の照 明の入 光が なく なるの でス ミア が低 減する .
- 8 -
(9/35)
( 注) 連続シ ャッ タ動 作でス トロ ボ信 号を用 いて 光源 をON /O FF 制御 する場 合は 次の 点にご 注意 下さ い.
ストロ ボ発 光装 置など には 出来 るだけ カメ ラの 電源と 電源 分離 され た(電 気的 に絶 縁され た) 電源 とトリ ガ入 力端 子(フ ォト カ
プラ入 力な ど) を持つ もの を使 用して 下さ い. カメラ と共 通の 電源 や接地 回路 を持 つ照明 装置 をス トロボ 信号 でO N/O FF さ
せた場 合, その 際に発 生す る電 源電圧 の変 動や 接地電 位の 変化 の影 響を受 けて カメ ラから 出力 され る映像 出力 にノ イズを 生じ る
場合が 有り ます .
また, 上記 の様 な絶縁 が施 され ている 場合 でも ,ON /O FF され る照明 の電 流が 大きい 場合 には 電磁的 な誘 導に より映 像信 号
にノイ ズを 生じ る場合 が有 りま す.こ の様 な時 は照明 装置 から の電 磁的誘 導ノ イズ を低減 する 処置 を施し て下 さい .
( 4- 5)テ スト パタ ーン表 示機 能
本 カメラ と画 像キ ャプチ ャー ボー ドを最 初に 接続 する際 ,本 機の テス ト
パタ ーン表 示機 能を 用いる 事に より カメラ の出 力タ イミン グや 信号 接続 内
容が キャプ チャ ーボ ード側 と正 しく マッチ して いる かどう かを より 容易 に
判定 する事 が出 来ま す.
テ ストパ ター ン機 能をO Nと する と撮像 素子 から の映像 出力 の代 わり に
右図 示す様 な画 像が 出力さ れま す.
この パター ンは 水平 方向1 画素 毎に 数値4 が単 純に 加算さ れて いく もの
で, 数値0~ 1023の 間で 鋸歯 状のプ ロフ ァイ ルを示 しま す.
(右 図下)
(注 )10 ビッ ト出 力の場 合は ,0 ~10 23 の範 囲で, 8ビ ット 出力 の
場合 は0 ~2 55の 範囲 で水 平1画 素毎 に数 値1ず つ増 加す るデ ー
タと なり ます .
(注 )有効 画像 端部 から0で スター トす る数 値とは なっ てい ません .
(注 )テス トパ ター ンの出 力数 値は カメラ のゲ イン 設定や オフ セッ ト設 定
の値 には 影響 されま せん .
デ フォル トの 設定 状態で はこ の出 力はO FF とな ってい ます .こ の設 定
の変 更はコ ンフ ィギ ュレー ショ ンメ ニュー (動 作モ ード設 定グ ルー プD )
また はシリ アル 通信 コマン ドで のコ ンフィ ギュ レー ション レジ スタ の書 き
換え の実行 で行 いま す.
1020
0
テストパターンと水平方向プロファイル
( 4- 6)カ メラ 内部 温度モ ニタ ー機 能
本カ メラに は内 部に 温度セ ンサ ーが 搭載さ れて おり ,現在 のカ メラ 内部 の温度 をモ ニタ ーする 事が 出来 ます. この 機能 を利用 する と
野外 設置な ど温 度環 境の厳 しい 条件 でカメ ラを より 安全に 使用 する 事が 可能に なり ます .また シリ アル 通信コ マン ドと 併用す るこ と
によ りカメ ラと その 周辺装 置の 強制 空冷用 ファ ンの 制御な どに 利用 出来 ます.
●カ メラ内 部温 度の モニタ ー方 法
カメ ラ内部 温度 をモ ニター する には 次の2 つの 方法 が有り ます .
・M ENU 表示 をO Nとし て画 像上 のOS D表 示に て確認 する .( 摂氏 温度表 示形 式)
・R S-2 32 Cの コマン ド( ”R TMP ”コ マン ド)で その 返信 デー タより 確認 する .(別 途数 値換 算が必 要)
( 注) このモ ニタ ー機 能で得 られ る温 度デー タは カメ ラの内 部温 度で あり ,周囲 の環 境温 度でな い事 にご 注意下 さい .一 般に, カメ ラ
内部の 消費 電力 による 発熱 によ りカメ ラ内 部温 度は周 囲温 度よ り高 い値と なり ます .
この機 能で モニ ターさ れる 温度 が本機 の仕 様上 の”動 作時 周囲 温度 ”を越 える 値と なって いて も, 周囲温 度が 仕様 値以下 であ り,
充分な 温度 対策 が講じ られ てい る使用 状況 では 動作上 の支 障は 有り ません .
●温 度デー タの 検出 性能
温 度デー タの 分解 能:0 .5 ゜
デ ータの 更新 間隔 :0 .4 秒
温 度検出 精度
:± 2゜ C( -40 ゜C ~+ 85゜ C) ,+ 3~ -2゜ C( 55 ゜C~ 12 5゜ C)
有 効デー タ範 囲
: -5 5゜ C~1 25 ゜C (但 し, カメ ラ動 作周囲 温度 が仕 様範囲 内で ある 事)
●R S-2 32 C通 信によ る温 度デ ータ
R S-2 32 Cの ”RT MP ”コ マンド で返 信さ れる温 度デ ータ は次 のフォ ーマ ット に従い ます .
[デ ータの フォ ーマ ット]
返 信デー タ1 6ビ ットの 内, 下位 の10 ビッ トの データ が有 効デ ータ です.
X XXX XD 9D 8…D0
2 進数
(上位 6ビ ット は無効 デー タ/ 下位1 0ビ ット のみ 有効)
Db =B ’D9D 8… D0
は 2の 補数形 式で 符号 付きの 整数 の値 を示 します .
但 し,温 度デ ータ として 有効 な範 囲は温 度セ ンサ の動作 上の 制限 から 次の範 囲で す.
温 度デー タと して 有効な 範囲 ; -11 0( -5 5゜C )~ +2 50 (12 5゜ C)
( 注)カ メラ 動作 周囲温 度が 仕様 範囲内 でな い時 の温度 デー タ数 値の 信頼性 は保 証さ れませ ん.
[返 信デー タか ら摂 氏温度 への 変換 方法]
上 記の1 0ビ ット の2進 数の 数値 ”Db =B ’D 9D 8… D0”を 符号 付き 整数 に変換 した 数値 をDt とし た時 ,摂氏 温度 Tc は次の
式 で求め られ ます .
カ メラ内 部温 度:
Tc =D t× 0.5 ゜C
- 9 -
(10/35)
( 例1) 温度 デー タの返 信数 値T dが1 6進 数で ”H’ 00 32 ”の 時,2 進数 では
Td =H ’00 32 =B ’00 00 .0 000 .0 01 1. 001 0
∴
Db =B ’0 0.0 01 1. 001 0
これよ り
=+ 50
( Td の上 位10 桁の み有 効とす る)
Tc =+5 0× 0. 5゜C =+ 25 ゜C
が求 まりま す.
( 例2) 温度 デー タの返 信数 値T dが1 6進 数で ”H’ 03 FA ”の 時,2 進数 では
Td =H ’03 F1 =B ’00 00 .0 011 .1 11 1. 101 0
∴
Db =B ’1 1.1 11 1. 101 0
これ より
(T dの上 位1 0桁 のみ 有効と する )
T c=D t× 0. 5゜C =- 6× 0.5 ゜C =- 3゜ C
→
D t= -6
(↓ [解 説] 参照)
が 求ま りま す.
[解 説]補 数表 現デ ータか ら符 号付 きデー タへ の変 換アル ゴリ ズム の例
2 の補数 形式 の1 0桁デ ータ を通 常の符 号付 き表 現に変 換す る例 を下 に示し ます .
① 10桁 数値 の最 上位ビ ット (M SB) を見 て正 /負の 判別 を行 う. このビ ット が0 の時は ”+ ”, 1の時 は” -” の符号 を② で
得られ る数 値( 絶対値 )の 頭に 付加す る.
② 9桁~ 1桁 (L SB) で表 現さ れる2 進数 につ いて次 の様 にそ の数 値の絶 対値 を得 る.
①のビ ット が0 (符号 が” +” )の場 合は その まま整 数に 変換 する .
①のビ ット が1 (符号 が” -” )の場 合は 9桁 ~1桁 のビ ット を全 て反転 しそ の結 果に1 を加 算す る.
③ ①の符 号と ②の 絶対値 で符 号付 きの数 値が 求ま る.
※ 上の( 例2 )で は①か ら最 上位 桁が1 なの で符 号は” -” ,絶 対値 は(invert(B'11111010)+ 1 = B'00000101 +1 = 5+1 =6)か
ら”6 ”が 得ら れます .従 って 通常の 符号 付き 数値表 現で はこ の数 値(D t) は” -6” とな りま す.
( 4- 9)操 作確 認用 ブザー
本 機では バッ クパ ネル上 のU P/ DOW Nス イッ チをス トロ ーク した 際や電 源導 入後 の起動 時な どに ”ピッ ”と いう 確認音 が鳴 り
ま す.
出 荷時デ フォ ルト ではこ のブ ザー はON とな って います が設 定に より このブ ザー 音を 鳴らな くす る事 も可能 です .
[ ブザー のO N/ OFF 切替 手順 ]
・ 設定グ ルー プC で起動 しま す. (電源 OF Fの 状態で モー ドス イッ チを” C” の位 置にし てか らU P/D OW Nス イッチ をど ち
らかに 倒し た状 態で電 源を 投入 する)
・ LED がオ レン ジ点滅 の状 態に なるの を確 認し てから モー ドス イッ チを” 2” に変 更しま す.
・ UP/ DO WN スイッ チ” UP ”側に スト ロー クする とO N, ”D OWN ”側 にス トロー クす ると ”OF F” とな ります .
・ 設定終 了後 その まま電 源を OF Fとし ます .( 設定は 保存 され ます )
( 4- 10) カメ ラI D情報 保存 機能
本機 ではユ ーザ がカ メラ毎 に固 有に 設定し た識 別コ ードな どを カメ ラに 保存し ,ま た必 要に応 じて 読み 出す事 が出 来ま す.
カメ ラの個 体毎 の管 理,例 えば 複数 のカメ ラを 使用 する場 合の 取り 付け 位置の 情報 (例 .”CAMERA-RIGHT”, ”CAMERA-LEFT” など)
など を保存 して カメ ラの識 別に 使用 するな どの 利用 が可能 です .
設定 はシリ アル 通信 により 行い ます .設定 可能 な文 字列は 最大 15 文字 までの 英数 字( 大文字 と小 文字 )と制 御用 コー ドを除 く
”+ ”,” -” など 一部の 特殊 文字 です.
(→ 詳細は ”シ リア ル通信 制御 ”の 項をご 覧く ださ い)
- 10 -
(11/35)
5.各種設定
( 5- 1)動 作モ ード
●C CD出 力方 式
…
●電 子シャ ッタ 動作 モード
シ ャッタ の方 式
…
シ ャッタ 時間 の分 類
…
D UA L出力
電 子 シ ャ ッタ 動 作 モ ー ド
シャッタスイッチ=0
シャッタスイッチ=1~9
シ ャッ タなし /連 続
/ ラン ダム
高 速/ 低速
/ パル ス幅制 御
など
シ ャッ タ な し 動 作
電 子 シ ャ ッタ 動 作
連 続 シ ャッ タ
ランダ ムシ ャッタ
( 右の系 統図 )
…
●走 査方式
通 常走 査/部 分走 査
高速 シ ャ ッ タ
→ 具体的 な設 定方 法は次 項( 6. 項)を ご参 照下 さ
い.
低 速 シャ ッ タ
高速シャッタ
固定長シャッタ
パルス幅制御
( !)本 カメ ラで は低速 シャ ッタ でのラ ンダ ムシ ャ
ッ タ動 作は サポー トし てお りませ ん.
図 5- 1
電子シ ャッ タ動 作モー ド
表 5-1 .C CD 出力方 式の 説明
C CD出 力方 式
DU AL 出力
CC Dの左 右2 つの 出力 ポート を用 いて 同時に 出力 しま す.2 つの 出力 ポ
ート を使用 する こと によ り高速 に読 み出 すこと がで きま す.( 高フ レー ム
レー ト)
表 5-2 .電 子シ ャッタ 動作 モー ドの説 明
シ ャッタ の方 式
シ ャッタ 時間 の
分類
シャ ッタ なし
電子 シャッ タを 使用 しま せん.
撮像 素子で の露 光時 間は 1フレ ーム 時間 となり ます .露 光は毎 フレ ーム 連
続的 に行わ れま す.
連続 シャ ッタ
外部 トリガ 入力 (V in it) と無 関係 に露光 を繰 り返 し行い ます .
繰り 返しの ピッ チは 毎フ レーム とな りま す.
ラン ダム シャ ッタ
外部 トリガ (Vin it )が印加 され る度 に電子 シャ ッタ が切ら れま す.
許容 される 最短 の繰 り返 しピッ チは [露 光時間 +1 フレ ーム時 間] です .
通常 シャ ッタ
(高 速シ ャッ タ)
シャ ッタ時 間が 1フ レー ム未満 のシ ャッ タを用 いま す.
シャ ッタ時 間設 定は 連続 シャッ タ/ ラン ダムシ ャッ タと もに9 段階 の固 定
長で 設定出 来ま す.
(! )従来 のF Cシ リー ズカメ ラで はラ ンダム シャ ッタ 動作で 8段 階の
固定 長シ ャッ タ.
低速 シャ ッタ
シャ ッタ時 間が 2フ レー ム以上 のシ ャッ タを用 いま す.
(連 続シャ ッタ のみ ). シャッ タ時 間は 9段階 の固 定長 で設定 出来 ます .
(注 )本カ メラ では 連続 シャッ タで の動 作のみ が可 能で す.
パル ス幅 制御
ラン ダムシ ャッ タ設 定時 に限り 外部 トリ ガ入力 (V in it) のパ ルス 幅
(L レベル の期 間) に対 応した シャ ッタ が切ら れま す.
シャ ッタ時 間は H( 水平 同期時 間) 単位 でnH (n は1 以上の 整数 )で 可
能( 1フレ ーム より 長い 時間も 許容 する )です .
表 5-3 .そ の他 の動作 モー ドの 説明
走 査方式
通常 走査
毎フ レーム の読 み出 しを 全画素 読み 出し 走査で 行い ます .
部分 走査
毎フ レーム の読 み出 しを 部分走 査で 行い ます.
縦映 像範囲 は垂 直幅 が撮 像エリ ア中 央部 の56 0ラ イン になり ます .
[ 用語] 固定 長シ ャッタ
…
[ 用語] パル ス幅 制御
…
シャ ッタ 動作 で設定 され るシ ャッ タ時間 設定 でパ ルス幅 制御 以外 を指し ます .即 ち,連 続シ ャ
ッタ では シャ ッタス イッ チポ ジシ ョン” 1” ~” 9”, ラン ダム シャッ タ動 作で シャッ タス イ
ッチ ポジ ショ ン”1 ”~ ”9 ”( PWC(パ ルス幅 動作 モー ド設定 )=DISABLEDの時 )又は
”1 ”~ ”8 ”(PWC(パル ス幅 動作 モー ド設定 )=ENABLEDの時 )で 設定 される シャ ッタ 時間を
言い ます .シ ャッタ 時間 は( 表6 -1) で規 定さ れます .
ラン ダム シャ ッタ動 作時 ,外 部か ら印加 する Vi nit 信号 の幅 によっ てシ ャッ タ時間 を制 御
する 事を 指し ます. 本カ メラ では ランダ ムシ ャッ タ動作 で設 定に より” PWC=ENABLED”,
とし 且つ シャ ッタス イッ チ” 9” として 使用 しま す.
(! )従 来製品 では ラン ダムシ ャッ タ動 作で且 つシ ャッ タスイ ッチ が” 9” の場合 は常 にパ ルス幅 動作 モー ドとな りま した が本品
- 11 -
(12/35)
で はラ ンダ ムシャ ッタ 動作 でシャ ッタ スイ ッチが ”9 ”あ って も”PWC=DISABLED(不 許可 )” に設定 され てい る時は 固定 長
シ ャッ タと なる点 にご 注意 下さい .
[ 用語] 高速 シャ ッタ
…
[ 用語] 低速 シャ ッタ
…
1フ レー ム時 間(= 1垂 直同 期期 間)よ り短 いシ ャッタ を指 しま す.シ ャッ タ時 間はシ ャッ
タス イッ チの 位置で 決定 され る9 段階( 連続 シャ ッタ, ラン ダム シャッ タ) の固 定長と なり
ます .
1フ レー ム時 間より 長い シャ ッタ を指し ます .シ ャッタ 時間 はシ ャッタ スイ ッチ の位置 で決
定さ れる 9段 階(連 続シ ャッ タ) の固定 長と なり ます.
( !)本 カメ ラに は”低 速/ ラン ダムシ ャッ タ” の機能 はあ りま せん .
( 5- 2)シ ャッ タ時 間設定
シャッ タ時 間の 設定は 主に シャ ッタス イッ チの 設定ポ ジシ ョン ”0 ”~” 9” によ り決定 しま す.
通信コ マン ドで シャッ タ時 間を 指定し た場 合は ,通信 コマ ンド が優 先され ます .
シャッ タ時 間は 現在の シャ ッタ スイッ チの ポジ ション に記 憶さ れて いるシ ャッ タ時 間を表 示し てお り,モ ード スイ ッチを ”7 ”
とする 事に より 現在の シャ ッタ 時間を 変更 する 事が出 来ま す.
(注) シャ ッタ 時間の 変更 は現 在のシ ャッ タス イッチ のポ ジシ ョン が”0 ”以 外の 時のみ 変更 可能 です.
シャ ッタ スイッ チが ”0 ”の位 置で はモ ードス イッ チを ”7 ”とし てUP/DOWNス イッ チを操 作し ても 変更す る事 が出 来ませ
ん( シャ ッタス イッ チ= ”0” では 常に シャッ タは OF Fと なりま す) .
→シャ ッタ 時間 の具体 的な 設定 方法は 次項 (6 .項) をご 参照 下さ い.
( !)F C5 10 0PL では シャ ッタ設 定ス イッ チとモ ード 設定 スイ ッチが 独立 して いる為 ,F C2 0シリ ーズ の様 なカレ ント シ
ャ ッタ 時間 の設定 動作 は有 りませ ん.
( 5- 3)レ ベル 設定
レ ベル設 定は 主に 次の2 種類 が有 ります .
信 号レベル
1023
●ゲ イン設 定
… カ メラ 内部 のCC D撮 像素 子→A /D 変換 器間の
プ リア ンプ のゲイ ン( 増幅 率)を 設定 しま す.
(設定変更前)
映像信号
●オ フセッ ト設 定
… カ メラ 内部 のCC D撮 像素 子→A /D 変換 器間の
プ リア ンプ のオフ セッ トを 設定し ます .
0
→
具 体的 な設 定方法 は次 項( 6.項 )を ご参 照下さ
い.
(注) オフ セッ ト設定 につ いて は特別 な場 合を 除き,
弊社 工場 出荷時 設定 での ご使用 を推 奨し ます.
時間
ゲイン増 加
オフセット増加
信号 レベル
信号レベル
1023
1023
(注) オフ セッ ト値を 詳細 に合 わせ込 む必 要が 有る
場合 は( ゲイン 設定 →オ フセッ ト設 定)
の手 順で 行って 下さ い.
(注) DUAL出力 時の右 側の 映像 は,GAIN, OFFSET設定
値に それ ぞれGAIN_B,OFFSET_B設定 値を 加算し
た値 が反 映され ます .GAIN_B, OFFSET_B設定値
によ り左 側の映 像信 号と の差を 調整 する ことが
でき ます .
(注) GAIN,OFFSETを 調整 後も DUAL出 力時 の左 右の映
像に 輝度 差が生 じる こと があり ます .
0
出力方式
DUAL
時間
画面 左側
GAIN 設定値
図5 -2
- 12 -
画面 右側
GAIN 設定値
+GAIN B設定値
0
出力方式
DUAL
時間
画面 左側
画面 右側
OFFSET 設定値
OFFSET 設定値
+OFFSET B設定値
ゲ イン, オフ セッ ト各レ ベル の概 念図
(13/35)
( 5- 4)M GC ゲイ ン設定 値
● ゲイ ン可変 アン プと 総合ゲ イン
本機 の内 部で はCC Dよ り出 力され る映 像信 号を後
段の ゲイ ン可 変アン プと それ に続く 固定 ゲイ ンアン
プで 増幅 した 後A/ D変 換器 に入力 して いま す.
左図 はこ の部 分のブ ロッ ク図 です.
プリアンプ
CCD
ゲイン可変アンプ
固定ゲインアンプ
A/D
総合ゲイン
0dB( 固 定 )
1~22dB
GAIN
MGC設定
1dB~22dB
( 注) ここ で説明 する ゲイ ン値( dB )は CCD 出力 を基 準(0 dB )と した 値です .
24
●M GCゲ イン 設定 値とM GC ゲイ ンの関 係
本 機では MG Cの 設定値 を2 4~ 224 与え る事 で制御
し ます.
こ の設定 数値 とM GCゲ イン (可 変ゲイ ンア ンプ 部の
利 得と固 定ゲ イン アンプ 部を 含む 総合ゲ イン )の 関係
は 右図に 示す グラ フの通 りと なり ます.
( 注) CCD 受光 素子 のダイ ナミ ック レンジ の制 約の 為
アンプ のゲ イン 設定を 低く 設定 した状 態で CC D
素子に 過度 な入 光が有 ると 輝度 の高い 部分 でC C
D素子 やプ リア ンプの 非直 線な 部分の 信号 が出 力
されま す.
この状 態で は非 直線部 分の 特性 の影響 で画 像の 飽
和信号 近辺 で不 自然な 画像 (注 ↓)) とな る事 が
ありま すが これ はCC D素 子の 飽和特 性に 伴う 現
象であ り, カメ ラの異 状で はあ りませ ん.
18
12
この様 な場 合は レンズ の絞 りを 絞って CC Dへ の
入光量 を減 らし ,ゲイ ンを 高め に設定 し直 して 下
さい. 飽和 部分 でのC CD 素子 からの 出力 信号 が
白レベ ルに 正常 に飽和 して 出力 される 様に なり ま
す.
6
( 注) 上記の 不自 然な 画像と は次 の様 な状態 を指 しま す.
・飽和 した 部分 で白黒 が反 転し た様に なる
・飽和 部分 の輪 郭がぼ ける .
・飽和 部分 の領 域が上 下に 多少 流れる .
・飽和 部分 の輝 度値が 1023に達 しない .
0
32
20
64
40
96
60
128
80
160
A0
192
C0
MGC GAIN CODE
( 5- 5)プ ログ ラム ページ 設定
F Cシリ ーズ カメ ラでは 内部 に不 揮発性 のメ モリ を搭載 して
お り,各 種動 作モ ードの 設定 やレ ベル設 定を 複数 セット 記憶
出 来ます .
カ メラ内 部で は設 定項目 を仮 想的 なペー ジ( 以後 ”プロ グラ
ム ページ ”) 上に 保存し ます .
こ のカメ ラで はプ ログラ ムペ ージ を”A ”, ”B ”,” C” ,
” D”, ”E ”, ”F” の6 ペー ジ持っ てい ます .(右 図)
電 源投入 時に モー ドスイ ッチ がポ ジショ ン” A” ~”F ”の
何 れかに ある 場合 はカメ ラは その プログ ラム ペー ジに対 応し
た 各種設 定内 容で 動作を 開始 しま す.
も し,モ ード スイ ッチが ”A ”~ ”F” 以外 のポ ジショ ンに
あ る状態 で電 源投 入され た場 合は カメラ は” A” に記憶 され
た 設定内 容で 起動 します .
プ ロ グラ ム ペー ジ
プ ロ グラ ム ペー ジ
プロ グ ラム ペ ージ
[電子 シャッタ 動作モー ド]
・シ ャッタの 方式
=
・シ ャッタ時 間の分類 =
・電 子シャッ タテーブ ル=
A
連続/ラ ンダム の別
高速/低 速の別
シャッタ スイッ チ位置
とシャッ タ時間 の対応
=
[レベ ル設定]
・ゲ イン設定 値
・オ フセット
(内 部数値で 記憶)
(内 部数値で 記憶)
図 5- 2
- 13 -
B~E
[その 他の動作 モード]
・走 査方式
=
=
F
通常/部 分
/倍速走 査の別
プ ログ ラム ページ の概 念図
224(dec)
E0 (hex)
(14/35)
6.設定変更方法
( 6- 1)シ ャッ タ時 間の設 定方 法
シ ャッタ 時間 の設 定は主 にシ ャッ タスイ ッチ の設 定ポジ ショ ン” 0” ~”9 ”に より 決定し ます .
表6- 1
シャッタスイッチ
シャ ッタ時 間の 設定 値
D UAL 出力
の 位置
単 位/秒
高速 シャ ッタ (連 続/ラ ンダ ム)
低 速シャ ッタ ( 連続 )
シャ ッタ なし( 連続 )
0
1/
15 秒
1/ 15
1/18000 秒
2
1/ 6500 秒
3
1/ 2000 秒
4
1/ 1000 秒
(
31H)
1/
5
1/
500 秒
(
62H)
1/
6
1/
250 秒
( 124H)
1/
2.1 秒
7
1/
120 秒
( 249H)
1/
1.9 秒
(
8V)
8
1/
60 秒
( 520H)
1/
1.7 秒
(
9V)
1/
30 秒
(1041H)
1/
1.5 秒
( 10V)
9
(
秒
1
1H)
1/
7.5 秒
(
2V)
(
4H)
1/
5.0 秒
(
3V)
(
15H)
1/
3.8 秒
(
4V)
3.0 秒
(
5V)
2.5 秒
(
6V)
(
7V)
パルス幅 制御時 間/ランダム(!)
(注) 表中 (
H) は 水平 時間 単位, (
V) は垂直 時間 (フ レー ム時間 )単 位の 時間を 示し てい ます.
(注) ここ で言 う「シ ャッ タな し」と は, 露光 時間= 1フ レー ム時 間の連 続シ ャッ タモー ドの こと です.
(注) 各シ ャッ タ時間 の数 値は 出荷時 のデ フォ ルト値 です .シ ャッ タ位置 =0を 除く 各ポジ ショ ン毎 のシャ ッタ 時間 は動作 モー ド
[グ ルー プ1] でユ ーザ にて変 更す る事 が可能 です .
(!) この カメ ラでは ”パルス幅 制御時 間/ランダム”は” パルス幅制 御( PWC)="ENABLED”と設 定さ れて いる必 要が 有り ます.
”パルス幅 制御( PWC)="DISABLED”と設 定さ れて いる場 合( デフ ォル ト)で はラ ンダ ムシャ ッタ 動作 でも連 続シ ャッ タと同
じく 9段 階の選 択が 可能 です.
( 6- 2)動 作モ ード の設定 方法
動 作モー ドの 設定 項目は 下記 の通 りグル ープ 1, グルー プ2 ,グ ルー プC, 及び グル ープD の4 つの グルー プに 分け られま す.
グ ループ 1
…
これ らの 設定 状態で は主 に基 本動作 (シ ャッ ター 切り替 え, ゲイ ン変更 等) の設 定を行 いま す. モード スイ ッ
チの 位置 から 対応す るポ ジシ ョンに 変更 した 後 UP/ DO WN スイッ チを 操作 する事 によ り変 更可能 です .
グ ループ 2
…
これ らの 設定 状態で は主 に補 助機能 (ゲ イン 補正 の設定 )の 設定 を行い ます .モ ードス イッ チの 位置か ら対 応
する ポジ ショ ンに変 更し た後 UP /D OW Nス イッチ を操 作す る事に より 変更 可能で す.
グ ループ C, D…
これ らの 設定 状態で は主 にコ ンフィ ギュ レー ショ ン項目 (↓ 用語 )の切 替え を行 います モー ドス イッチ の位 置
から 対応 する ポジシ ョン に変 更した 後 UP /D OWN スイ ッチ を操作 する 事に より変 更可 能で す.
( 注)設 定を 変更 した場 合は 何れ の設定 項目 でも 電源を OF Fに する 前にプ ログ ラム ページ の” A” ~”F ”の 何れ かにセ ーブ す
る 事に より 初めて カメ ラ内 部に保 存さ れま す.保 存せ ずに 電源 をOF Fと する と変更 内容 は保 存され ず, 次回 の電源 投入 時
は 設定 変更 前の設 定内 容に 戻りま すの でご 注意下 さい .但 しコ ンフィ ギュ レー ション 項目 はス イッチ によ る設 定変更 の都 度
自 動保 存さ れます .
[ 用語] コン フィ ギュレ ーシ ョン 項目
…
プロ グラム ペー ジに 依存 しない 共通 設定 項目で バッ クパ ネルの スイ ッチ 操作に より
設定 変更を 行っ た際 は設 定変更 と同 時に 内部の EE PR OMに 自動 的に 保存さ れま す.
- 14 -
(15/35)
= グル ープ1 =
メ ニュ ー1: 表示 ON
L ED
: 緑点 滅
モー ドス イッチ
:「 1」
U P/D O W N ス イ ッ チ : U P
=グ ルー プ2 =
メ ニュ ー2 :表示 ON
L ED
:緑点 滅( 早)
モー ドス イッチ
:「 1」
U P/D O W N ス イ ッ チ : U P
= グル ープ 1=
メ ニュ ー1 :表 示OF F
L ED
:緑 点滅
= グル ープ C=
メ ニュ ー3 :表示 ON
L ED
:オレ ンジ 点滅
モード スイ ッチ
:「 1」
U P/D O W N ス イ ッ チ : D O W N
メニュ ー非 表示
モー ドス イッチ
:「 1」
U P/D O W N ス イ ッ チ : U P
=グ ルー プD =
メニ ュー 4: 表示 ON
LE D
: オ レ ン ジ 点 滅(早)
モー ドス イッチ
:「 1」
U P/D O W N ス イ ッ チ : U P
= ファ クト リーデ フォ ルト =
L ED
:赤点 滅
モー ドス イッ チ
:「 1」
U P/D O W N ス イ ッ チ : U P
図6 -1
表6 -3
起動 条件
モ ード スイッ チの 位置
0~ Fの任 意の 位置
各 グルー プの 設定 状態の 起動 方法
( 電源投 入時 )
動作 モー ド設 定グ ループ
UP /DO WN スイ ッチ
中立 位置
(操 作し ない)
表 6- 4
モ ード スイッ チの 位置
グル ープ1
起 動時の カメ ラの 動作状 態
通常 の自 動ロ ードに よる (→ 表6- 6)
動作モ ード 設定 [グル ープ 1] の設定 操作
U P/D OW Nス イッチ
変 更 内 容
0
ゲイ ン変更
1
メニ ュー表 示
2
3
4
(未 使用)
5
シャ ッタ
6
シャ ッタ
7
シャ ッタ時 間変 更
UP操 作
D OW N操作
ゲ イン増 加
ゲイ ン減 少
グ ループ 2
メニ ュー OFF
プリ セット 選択 1or2
プリセット2( ±0dB)
プリセット1 (-3dB)
プリ セット 選択 3or4
プリセット4 (+12dB)
プリセット3 (+6dB)
連続 /ラ ンダム (S.FORM /前 )
連
続
(NORMAL)
ラン ダム (ASYNC)
高速 /低 速
(S.TIME /後 )
高
速
(HIGH)
低
速
(S.TIME /前 )
短
縮
延
長
( MENU)
8
デジ タル
9
全画 素・部 分走 査切 替
A~F
動 作モー ド流 れ図
プロ グラム
オフ セッ ト
ペ ージ
<* C>
(LOW)
(OFFSET)
オ フセッ ト増 加
オフ セッ ト減少
(SCAN /前)
全 画素
部分
A~ F
セ ーブ
(NORMAL)
(PARTIAL)
ロー ド
(注) プリ セッ ト選択 のデ シベ ル値は ,プ リセ ット2 を基 準と した 相対値 (目 安値 )です .
(注) シャ ッタ 時間の 変更 は現 在のシ ャッ タス イッチ のポ ジシ ョン が”0 ”以 外の 時のみ 変更 可能 です.
シャ ッタ スイッ チが ”0 ”の位 置で はモ ードス イッ チを ”7 ”とし てUP/DOWNス イッ チを操 作し ても シャッ タ時 間を 変更す
る事 が出 来ませ ん( シャ ッタス イッ チ= ”0” では 常に シャ ッタは OF Fと なりま す) .
- 15 -
(16/35)
表 6- 5
モ ード スイッ チの 位置
動作モ ード 設定 [グル ープ 2] の設定 操作
U P/D OW Nス イッチ
変 更 内 容
UP操 作
D OW N操作
1
メニ ュー表 示
(MENU) <* C>
グ ルー プC
メ ニュー OF F
2
ゲイ ン補正
(GAIN B)
ゲ イン +補 正
ゲ イン- 補正
3
オフ セット 補正
(OFFSET B)
オ フセ ット +補正
オ フセッ ト- 補正
4
パル ス幅制 御の 許可 /不許 可
(PWC) (!)
許可
不 許可 ( DISABLED)
A~F
プロ グラム
ペ ージ
A~ F
(ENABLED)
セ ーブ
ロ ード
(!) ”パ ルス 幅制御 の許 可/ 不許可 ”の 設定 が”許 可 (ENABLED)”にな って いな い時は ラン ダム シャッ タで シャ ッタス イッ チ
を” 9” の位置 にし ても パルス 幅制 御の 状態と なら ず固 定長 のラン ダム シャ ッタと なり ます .
表 6- 5
モ ード スイッ チの 位置
動作モ ード 設定 [グル ープ C] の設定 操作
1
メニ ュー 表示
2
操作 確認 ブザ ー音
3
U P/D OW Nス イッチ
変 更 内 容
UP操 作
( MENU)
(BZ)
D OW N操作
<* C>
グ ルー プD
メ ニュー OF F
<* C>
ON
O FF
シリ アル 通信 ボーレ ート
( BAUDP)
<使 用し ない >
( -)
6
Vinit2の 極 性設 定
( Vinit2) <* C>
正 論理 ( INVERTED)
負 論理 ( NORMAL)
7
連続 シャ ッタ ストロ ボ信 号
( STRB-C) <* C>
ON
O FF
4~5
表 6- 6
モ ード スイッ チの 位置
<* C>
19 200 bps
-
9 600 bps
-
動作モ ード 設定 [グル ープ D] の設定 操作
U P/D OW Nス イッチ
変 更 内 容
UP操 作
メニ ュー 表示
2
テス トパ ター ン
(PATTERN) <* C>
ON
O FF
3
出力 ビッ ト
(BIT)
1 0b it
8 bit
-
-
電 圧値 増加
電 圧値減 少
4~6
7
( MENU)
<使 用し ない >
( -)
Vsub電圧
( VSUB)
<* C>
D OW N操作
1
<* C>
<* C>
ファクトリデフォルト
メ ニュー OF F
(注) Vsub電圧 は工場 出荷 時に 最適値 に調 整さ れてい ます ので 特別 の理由 がな い限 り設定 値の 変更 は行わ ない で下 さい.
誤っ て数 値を変 更し てし まった 場合 は” (6- 9) ファ クト リーデ フォ ルト の読出 し” を実 行する と工 場出 荷時の 数値 に
戻す こと が出来 ます .
[ 解説 ]Vsub電圧 につ いて
Vsub電圧と はCCDへ の過 度な 入光に よっ て生 じるブ ルー ミン グ現 象(飽 和画 像部 分で画 像が ぼや けたり 流れ た様 な状態 と
なる )を抑 制す る為 のバイ アス 電圧 (基板 電圧 )の 事です .
Vsub電圧を 高く 設定 するこ とに より ブルー ミン グ現 象は抑 制さ れま すが ,高す ぎる とCCD 出力 の飽 和電 圧が低 下し てCCD
の動 作範囲 が狭 くな ります .
CCD によっ て適 正な Vsub電 圧は 異な る為, 工場 出荷 時に最 適な 値に 設定 されて いま す.
表6 -7
動 作モ ード設 定[ ファ クトリ ,デ フォ ルト] の設 定操 作
モ ード スイッ チの 位置
U P/D OW Nス イッチ
変 更 内 容
0
初期 化
1
メニ ュー 表示
2
デフ ォル ト値 読み出 し
UP操 作
( MENU)
<* C>
D OW N操作
初 期化
初 期化
グ ルー プ1
メ ニュー OF F
読 み出 し
読 み出し
※ 各設 定グル ープ 共通 の注意 事項
(注) 標準 出荷 モード (デ フォ ルト状 態) をア ンダー ライ ンで 示し ていま す.
(注) 表中 <* C>印 の有 る項目 (コ ンフ ィギュ レー ショ ン項目 )に つて はス イッチ によ る設 定変更 の都 度E EPR OM に自 動保存
され ます .
(注) コン フィ ギュレ ーシ ョン 項目以 外の 設定 項目は 設定 変更 後, プログ ラム ペー ジへの セー ブ操 作を実 行し ない と電源 OF F
とと もに 変更内 容が 消失 します .
- 16 -
(17/35)
( 6- 3)プ ログ ラム ページ の設 定方 法
プログ ラム ペー ジの設 定操 作は セーブ (現 在の 設定内 容を プロ グラ ムペー ジに 書き 込む) とロ ード (事前 にプ ログ ラムペ ージ に
保存さ れた 設定 内容を 現在 の設 定内容 とし て読 み出す )の 2種 類に 要約さ れま す.
即ち, 電源 起動 後に内 容を 変更 した現 在の 設定 内容を ある プロ グラ ムペー ジに コピ ーする 操作 が” セーブ ”で あり ,逆に ある プ
ログラ ムペ ージ に記憶 され てい る設定 内容 を現 在の設 定内 容と して 読み出 す操 作が ”ロー ド” です .
プログラムページ
プログラムページ
プログラムページ
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
=
・シャッタ時間の分類 =
・電子シャッタテーブル=
・パルス幅制御
=
[その他の動作モード]
・走査方式
[レベル設定]
・ゲイン設定値
=
・オフセット
=
カメラはRAM上に読み出された
現在の設定内容で動作する
F
B~E
セーブ
A
連続/ランダムの別
高速/低速の別
シャッタスイッチ位置
とシャッタ時間の対応
許可/不許可の別
・パルス幅制御
ロード
=
現在の設定内容
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
=
・シャッタ時間の分類 =
・電子シャッタテーブル=
通常/部分走査の別
(内部数値で記憶)
(内部数値で記憶)
[その他の動作モード]
・走査方式
[レベル設定]
・ゲイン設定値
=
・オフセット
=
=
連続/ランダムの別
高速/低速の別
シャッタスイッチ位置
とシャッタ時間の対応
許可/不許可の別
=
通常/部分走査の別
(内部数値で記憶)
(内部数値で記憶)
電源OFF後消失
電源OFF後も記憶
図6 -2
セー ブ操 作とロ ード 操作 の概 念図
[ 解説] 現在 の設 定内容 とプ ログ ラムペ ージ の関 係
… プロ グラム ペー ジに 保存さ れた 設定 内容は カメ ラの 電源 起動時 に内 部の RAM (揮 発性 メモリ )に 自動 的に読 み出 さ
れ, その内 容が 現在 の設定 内容 とし てカメ ラの 動作 を決 定しま す.
モー ド設定 の変 更操 作を行 うと ,現 在の設 定内 容は 書き 換えら れ, 電源 がOF Fと なる までカ メラ の動 作設定 内容 を
一時 的に規 定し ます .しか し電 源が OFF とな ると RA M上の ペー ジで ある現 在の 設定 の内容 は消 失し ,カメ ラの 動
作は 電源投 入前 の設 定状態 に戻 りま す.
従っ て設定 変更 を行 った内 容を 保存 する場 合は 必ず ”A ”~” F” のプ ログラ ムペ ージ にセー ブす る必 要が有 りま す.
プロ グラム ペー ジに 記憶さ せた 設定 内容は 以降 で説 明す る様に ロー ド操 作(起 動時 の自 動ロー ドを 含む )を行 う事 に
より 必要に より 読出 して使 用す る事 が可能 とな りま す.
● 電源起 動時 の自 動ロー ド
電源起 動時 ,カ メラは ”A ”~ ”F” のプ ログ ラムペ ージ の 設定 内容
を自動 的に ロー ドしそ の動 作が 決定さ れま す.
この際 ,自 動ロ ードさ れる プロ グラム ペー ジは 電源起 動時 の
モード スイ ッチ のポジ ショ ンに よって 決定 され ます.
(注) ”B ”~ ”F” 以外 のポ ジショ ンで はプ ログラ ムペ ージ ”A ”
が 自動 ロード され る点 にご注 意下 さい .
表6-6
自動ロードされるプログラムページ
モードスイッチ
の位置
自動ロードされる
プログラムページ
0~A
プログラムページA
B
プログラムページB
● 手動操 作に よる セーブ /ロ ード
電源投 入後 ,モ ードス イッ チを ”A” ~” F” のポジ ショ ンに セッ ト
し,U P/ DO WNス イッ チを 操作す る事 によ り手動 によ るプ ログ ラ
ムペー ジの セー ブ/ロ ード の操 作が可 能で す.
C
プログラムページC
D
プログラムページD
E
プログラムページE
(注) 各種 設定 を変更 し, その 内容を 以後 の使 用に際 して 有効 とす る
為に はこ のセー ブ操 作が 必要で す.
F
プログラムページF
表 6- 8
モー ドス イッ チの位 置
プログ ラム ペー ジの設 定操 作( 手動操 作)
変 更 内 容
A
プ ログラ ムペ ージ A
B
プ ログラ ムペ ージ B
C
プ ログラ ムペ ージ C
D
プ ログラ ムペ ージ D
E
プ ログラ ムペ ージ E
F
プ ログラ ムペ ージ F
UP /D OW Nスイ ッチ
U P操作
セー ブ
- 17 -
D OW N操作
ロー ド
(18/35)
( 6- 4)O SD (オ ンスク リー ンデ ィスプ レイ )に よるメ ニュ ー表 示の 説明
本 カメラ は出 力す るデジ タル 画像 信号に OS Dに よる文 字の スー パー インポ ー
ズを 行う機 能が 搭載 されて いま す. この機 能を 用い たメニ ュー 表示 で現 在のカ メ
ラの 設定状 況を キャ プチャ ーボ ード の画像 上に メニ ュー形 式で 表示 する 事が出 来
ます .
OSD表示領域
(注 )本機 は基 本的 に従来 のF Cシ リーズ カメ ラと 同様に メニ ュー 表示 を用い な
いで も全 ての 設定が 可能 な様 に設計 され てい ます. しか しメ ニュ ー表示 を
用い ると 現在 の設定 内容 を一 目で把 握す る事 が出来 ,又 ,カ メラ を用い た
デー タ採 取の 前にメ ニュ ー表 示をキ ャプ チャ ーし保 存し て置 く事 で後の デ
ータ 比較 や追 加機の 導入 など の際に 設定 の参 考とす る事 が出 来ま す.
キャプチャー画像全体
[ メニ ュー表 示の 条件 ]
ユ ーザ側 のキ ャプ チャー ボー ドで カメラ から 出力 するF DV /L DV のタイ ミ
ング に常時 呼応 しキ ャプチ ャー 画像 が更新 され るシ ステム が必 要で す.
カ メラの 設定 をラ ンダム シャ ッタ 動作に 設定 した 場合は メニ ュー 表示 が更新 さ
OSD表示の表示位置
れる 様にカ メラ 内部 で自動 的に 一定 周期で 繰り 返し ランダ ムシ ャッ タ動 作を発 生
し画 像を自 動更 新し ます. この 間外 部から 印加 した トリガ 信号 入力 は無 視され ま
す.
また ,OS D表 示は キャプ チャ ー画 像全体 の左 上の 位置に 表示 され ます のでメ ニュ ーを 表示す る場 合は この部 分が モニ ター上 に表 示
出来 るシス テム 設定 である 必要 が有 ります .
[ メニ ュー表 示の ON /OF F]
現在 ,OS Dメ ニュ ー表示 がキ ャプ チャー ボー ド上 に現れ てい ない 場合 は次の 手順 で表 示が現 れま す.
通常 に電源 を投 入
→
モ ード スイ ッチを ”1 ”の 位置に セッ トす る
→
U P/ DO WNス イッ チを 上側に スト ロー クする
メニ ュー表 示の 出力 をOF Fに する 場合は 上同 一手 順でス イッ チを 下側 にスト ロー クし ます.
(注 )メニ ュー のO N/O FF 設定 はコン フィ ギュ レーシ ョン 項目 の為 ,設定 変更 は自 動的に 内部 EE PRO Mに 保存 されま す.
(注 )カメ ラを ラン ダムシ ャッ タ動 作状態 でメ ニュ ー表示 をO Nと する とカメ ラ内 部で 発生し た繰 り返 しトリ ガ( サイ クリッ クト リ
ガ) が自 動的 に入力 され る状 態とな りま すの で,通 常の 状態 (オ ンライ ン状 態) でご使 用に なる 場合は 必ず メニ ュー表 示を
OF Fと して ご使用 下さ い.
(注 )設定 によ りパ ルス幅 制御 モー ドのラ ンダ ムシ ャッタ 動作 を使 用し ている 時( S.FORM=ASYNC/HIGH,PWC=ENABLED),メ ニュ ー表示
でカ メラ 内部 で発生 する パル ス幅と 実際 のユ ーザよ り供 給す るパ ルス幅 が通 常一 致しな い為 ,両 者の間 で画 像の 明るさ (シ ャ
ッタ 速度 )が 異なる 点に ご注 意下さ い.
MENU:
GAIN:
現在 のメ ニュー 表示 状況 を示し ます .
メニ ュー 表示中 は常 に” NEX T” が表 示され ます .
この 右側 に”(CYCLIC) ”と 表示 してい る時 はカ メラが 内部 トリ ガを
使用 して サイク リッ クに ランダ ムシ ャッ タ画像 を出 力し て画 像を更 新
して いる 事を示 しま す.
ラン ダム シャッ タ動 作に 設定し てメ ニュ ーをO Nと する と自 動的に サ
イク リッ クトリ ガ印 加の 状態と なり ,メ ニュー をO FF とす ると自 動
的に サイ クリッ クト リガ の印加 が解 除さ れ,外 部ト リガ の入 力待ち と
なり ます .
MENU 1
MENU :* NEXT
GAIN : 120
OFFSET: 160
S.TIME: OFF
S.FORM: ASYNC
SCAN : NORMAL
前半 の数 字はゲ イン の設 定値( 左右 両方 のゲイ ン値 )を 10 進数で 表示 し
てい ます .(範 囲は 16 ~24 0)
後半 はゲ インと オフ セッ トの設 定値 がプ リセッ ト( 4種 類) と一致 して い
る場 合” SET ”の 後ろ に一致 して いる プリセ ット 番号 を表 示しま す.
MS=1 SS=0
FC5100PL
/
SET2
(66.67)ms
/ HIGH
Tc= 30.0 deg
MF=0008.0001
[VX.XX]
設定グループ1のメニュー表示
OFFSET:
デジ タル 信号オ フセ ット の設定 値( 左右 両方の オフ セッ ト値 )を1 0進 数
で表 示し ていま す. (範 囲は3 2~ 22 4)
S.TIME:
現在 のシ ャッタ ー時 間を 表示し てい ます .前半 はH 数( 水平 同期時 間単 位/ 高速シ ャッ タの 場合, 範囲 1~ 207 3< 通
常走 査> 又は1 ~1 03 9<部 分走 査> の10 進数 )又 はV 数(垂 直同 期時 間単位 /低 速シ ャッタ の場 合, 範囲1 ~2 5
5の 十進 数), 後半 (内 )は実 時間 表示 です.
実時 間表 示の内 容は その 時のス キャ ンモ ード( 全画 素/ 部分 )やシ ャッ タモ ード( HI GH /LO W) の設 定に従 って 換
算さ れ表 示され ます .
(注 )ラン ダム シャ ッタの パル ス幅 制御モ ード に設 定され てい る時 や部 分走査 など でシ ャッタ の設 定数 値が規 定外 の範 囲に設 定さ れ
てい る場 合は 実時間 表の 数値 の表示 が” --.-”とな りま す.
S.FORM:
現在 のシ ャッタ ー方 式を 表して いま す. 前半は 連続 (NORMAL)とラ ンダ ム( ASYNC) の別, 後半 は高 速(HIGH) と低 速(L
OW) の別 を表示 して いま す.
SCAN:
現在 の走 査方式 を表 示し ていま す. 全画 走査( NORMAL) ,部 分走査 (PARTIAL) で表 示され ます .( →別項 ;” 走査 モード
設定 項目 の優先 関係 ”)
- 18 -
(19/35)
GAIN B:
右側 画像 のゲイ ン補 正値 を設定 しま す.
OFFSET B: 右側 画像 のオフ セッ ト補 正値を 設定 しま す.
PWC:
ラン ダム シャッ タ動 作で シャッ タス イッ チ”9 ”の ポジ ショ ンをパ ル
ス幅 制御 モード で使 う( ENABLED)か, 又は 使用 しない (DISABLED)
を設 定し ます.
BZ:
スイ ッチ 操作時 の確 認音 の許可 (O N) /禁止 (O FF )の 設定を 切
り替 えま す.
BAUD:
RS -2 32C 通信 で使 用する ボー レー ト設定 を表 示し てい ます.
Vinit2:
カメ ラリ ンクの CC1経由 トリ ガ信 号の極 性を 設定 します .
工場 出荷 状態で は負 論理 (NORMAL) です が反転 (INVERTED) 側にす る
と正 論理 入力と なり ます .
STRB-C:
連続 シャ ッタ動 作時 のス トロボ 信号 (STRB)の出 力の ON /O FFを 設
定し ます .(ON)で 連続 シャッ タ動 作時 でもス トロ ボ信 号が 出力さ れ
ます .
(注 )ラン ダム シャ ッタ動 作時 のス トロボ 信号 はこ の設定 に関 わら ず, 常に出 力
され ます .
PATTERN:
テス トパ ターン 出力 のO N/O FF の設 定を切 り替 えま す.
bit:
映像 出力 のビッ ト数
FORM.:
CC D出 力方式
VSUB:
Vsub電圧 (CCD素 子の基 板電 圧) の設定 値を 表示 します .
工場 出荷 時に適 正値 とな る様に 設定 され ていま すの で, 通常 ,変更 す
る必 要は 有りま せん .( ”Vsub電圧 ”に ついて は, 表6 -6 .下の
[解 説] を参照 下さ い)
8 /10 bi tの 設定を 切り 替え ます .
D UA L(左 右2 ch 出力) を表 示し ます .
※以 下の項 目は 表示 のみで 直接 変更 は出来 ませ ん. スイッ チの 設定 変更 などに 伴
い自 動的 に表示 内容 が更 新され ます .
MS=
SS=
MF=
Tc=
現在 のモ ードス イッ チの 位置を 示し ます .
現在 のシ ャッタ ー設 定ス イッチ (EXP.) の位置 を表 示し ます .
カメ ラ内 部のモ ード フラ グ(動 作内 容を 決定す る内 部フ ラグ )の情 報
(1 6ビ ット× 2セ ット )を1 6進 数で 表示し ます .こ の内 部フラ グ
の意 味は 後述し ます .)
現在 のカ メラ内 部の 温度 を摂氏 形式 で表 示しま す. 温度 デー タは0 .
4秒 毎に 更新表 示さ れま す.
MENU 2
MENU
: NEXT
GAIN B :
0
OFFST B:
0
PWC
: DISABLED
MS=A SS=7
FC5100PL
設 定した ID コー ドは” 設定 グル ープ1 のメ ニュ ー表示 ”の 左下 部に OSD 表
示さ れるの で設 定内 容が確 認出 来ま す(I D: 以降 ).
(I Dコー ドが 設定 されて いな い時 はカメ ラ型 式が 表示さ れま す) .
右 図は ID 情報と して ”CAMERA-1”を 設定 した場 合の 表示 例です .
[VX.XX]
設定グループ2のメニュー表示
MENU 3
MENU
: NEXT
BZ
: ON
BAUD
: 9600bps
: (Reserved)
: (Reserved)
Vinit2 : NORMAL
STRB-C : OFF
MS=C SS=7
MF=0008.0000
FC5100PL
[VX.XX]
設定グループCのメニュー表示
MENU 4
MENU
: NEXT
PATTERN: OFF
bit
: 8 bit
FORM. : DUAL
: (Reserved)
: (Reserved)
VSUB
: 204 =H'CC
MS=C SS=7
[ ID 情報表 示]
本 機では ユー ザが カメラ 毎に 固有 に設定 した 識別 コード など をカ メラ に保存 す
る事 が出来 ます (設 定はシ リア ル通 信によ り行 いま す). 設定 可能 な文 字列は 最
大1 5文字 まで の英 数字( 大文 字と 小文字 )と 制御 用コー ドを 除く ”+ ”,” ー
”な ど一部 の特 殊文 字です .
( →詳細 は” シリ アル通 信制 御” の項を ご覧 くだ さい)
MF=0008.0000
FC5100PL
MF=0008.0000
[VX.XX]
設定グループDのメニュー表示
MS=1 SS=7
FC5100PL
ID未設定
MS=1 SS=7
ID: CAMERA-1
ID設定時
[ 設定 の変更 ]
O SDの 内容 を確 認しな がら 現在 の設定 内容 を変 更する 場合 は別 項の ”(6 -3 )動 作モー ドの 設定 方法” に従 って 行いま す.
モー ドスイ ッチ を切 り替え ると その 位置に 対応 した 変更項 目の 数値 また はパラ メー タ部 分の前 に” *” マーク が点 滅表 示され その 設
定が UP/ DO WN スイッ チで 変更 可能で ある こと を示し ます .
ゲ イン設 定等 の数 値はU P/ DO WNの 各1 スト ローク で1 ずつ 増減 します が, 数値 を連続 的に 変更 したい 場合 はス イッチ をス ト
ロー クした まま 約2 秒間保 持す ると ”ピピ ッ” とい う反応 音の 後早 送り 状態と なり ,数 値が連 続的 に増 減しま す.
[ 変更 後設定 値の 保存 ]
メ ニュー 表示 で設 定した 内容 は変 更を行 った その 都度不 揮発 性の RO M領域 に自 動的 に保存 され るも の(コ ンフ ィギ ュレー ショ ン
項目 )と, 前項 で説 明した プロ グラ ムペー ジへ のセ ーブ操 作を 行わ ない と保存 され ない ものと の2 種類 が有り ます .( ↓次頁 .表 )
- 19 -
(20/35)
自 動保 存の有 無な ど
項目
” ME NU”
” BZ ”
” BA UD”
” Vi nit 2”
” ST RB- C”
” PA TTE RN ”
” VS UB”
” GA IN”
” OF FSE T”
” S. TIM E”
” S. FOR M”
” SC AN”
” PW C”
メニ ュー 操作 で自動 保存 され る項目
メニ ュー で変 更後プ ログ ラム ページ への セー ブ操作
をし ない と保 存され ない 項目
備考
( CR )に 反映
( CR )に 反映
( CR )に 反映
( CR )に 反映
( CR )に 反映
( CR )に 反映
数 値で保 存
数 値で保 存
数 値で保 存
数 値で保 存
( FR )に 反映
( FR )に 反映
( FR )に 反映
( 注)” VS UB ”の数 値は プロ グラム ペー ジと 独立し たエ リア に保 存され ます .
( 6- 5)内 部フ ラグ レジス タと コン フィギ ュレ ーシ ョンレ ジス タ
カ メラ内 部に は動 作モー ドを 規定 するフ ラグ レジ スタ( FR )( 2バ イト) とコ ンフ ィギュ レー ショ ンレジ スタ (C R)( 2バ イ
ト )のR AM 領域 があり ます .
こ れらの レジ スタ の内容 を調 べる と現在 の動 作状 態を判 別出 来る 他, シリア ル通 信コ マンド でこ のレ ジスタ の内 容を 書き換 える 事
で 複数の 動作 モー ドを一 度に 変更 する事 も可 能に なりま す.
こ こでは 各フ ラグ レジス タと コン フィギ ュレ ーシ ョンレ ジス タの 機能 につい て説 明し ます.
・フ ラグレ ジス タ( FR) とコ ンフ ィギュ レー ショ ンレジ スタ (C R)
F RとC Rは 何れ も2バ イト (1 6ビッ ト) のR AM上 の記 憶領 域で ,起動 時に 内部 のEE PR OM (不揮 発性 )に 保存さ れて い
る 内容が 読み 出さ れこれ らの 領域 にコピ ーさ れま す.カ メラ はF R, CRの 内容 に従 って現 在の 動作 モード を決 定し ます.
F Rの内 容は 各プ ログラ ムペ ージ (A~ F) に各 1つず つ保 存さ れ, 電源起 動時 の自 動ロー ドや プロ グラム ペー ジの ロード 操作 で
そ の内容 がフ ラグ レジス タに コピ ーされ ,動 作状 態が決 定さ れま す. これに 対し てC RのE EP RO M上の 保存 領域 は1つ だけ で,
プ ログラ ムペ ージ とは独 立し て読 み出さ れ動 作モ ードを 決定 しま す.
・各 レジス タの 設定 内容は カメ ラバ ックパ ネル のス イッチ を用 いた 設定 操作( メニ ュー 表示の ON /O FFの 状態 には 関わら ない )
と シリア ル通 信コ マンド によ り書 き換え る事 が出 来ます .
・( FR) と( CR )の内 容は メニ ュー表 示を ON にする と” MF =0 000 .0 00 0”な どの 様に 8個の 数値 で現 在の状 態が 表
示 されま す. 各数 値は1 6進 数表 示で前 半( 上位 )の2 バイ トが コン フィギ ュレ ーシ ョンレ ジス タ( CR) ,後 半( 下位2 バイ
ト )がフ ラグ レジ スタ( FR )の 設定内 容を 表し ていま す.
[ CRの 内容 説明 ]
ビット
略 号
内
容
論 理
備 考
0
MNI
メ ニュ ー画 面表示 の禁 止
1で禁 止( OF F)
1
BZI
ブ ザー 出力 の禁止
1で禁 止( OF F)
2
TPEN
テ スト パタ ーンの ON /O FFの 選択
1でテ スト パタ ーンO N
3
DFRM
出 力デ ータ フォー マッ トの 選択
1で8 bit形式
0で 10bit形式
4
CLKP
( 使用 しま せん)
5
TWEN
( 使用 しま せん)
6
STRBC
連 続シ ャッ タ時の STRB信号 出力許 可
1で使 用許 可
7
CC1P
CC1経由ト リガ 信号 (Vinit2) の極 性選択
1で正 極性
8
( 使用 しま せん)
9
BAUD
シ リア ル通 信速度 9600bps/19200bps の選 択 1=19200bps
*1
10
( 使用 しま せん)
11
( 使用 しま せん)
12
( 使用 しま せん)
13
( 使用 しま せん)
14
CCDO
( 使用 しま せん)
15
DEFR
次 回起 動時 のデフ ォル ト値 読出し 要求
1で要 求
*1
(注 )C Rの内 容は デフ ォルト (工 場出 荷時) 状態 でC R(3 )は ”1 ”, その他 は全 て” 0”と なっ てい ます.
* 1は 通信 コマン ドで の変 更がで きま せん .
[ FRの 内容 説明 ]
ビット
略 号
内
容
論 理
0
ASYE
連 続/ ラン ダムシ ャッ タの 選択
1でラ ンダ ム( ASYNC)
1
PWCE
パ ルス 幅制 御の許 可/ 不許 可
1でパ ルス 幅制 御の許 可
2
LEXE
高 速/ 低速 シャッ タの 選択
1で低 速シ ャッ タ
3
PSCE
通 常走 査/ 部分走 査の 選択
1で部 分走 査
4
DSCE - ( 使用 しま せん)
5
( 使用 しま せん)
6
( 使用 しま せん)
7
( 使用 しま せん)
8
ESP(0)
9
ESP(1)
外 部指 定シ ャッタ 時間 ポジ ション
H'0~H'9 又は H'F
10
ESP(2)
11
ESP(3)
12
ESPE
外 部指 定シ ャッタ 時間 有効
1で有 効
13
( 使用 しま せん)
14
( 使用 しま せん)
15
AGCE
( 使用 しま せん)
(注 )F Rの内 容は デフ ォルト (工 場出 荷時) 状態 で全 て”0 ”と なっ てい ます.
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備
考
ESPE=1の時 ,外 部指 定した 0~9
の数 値(指 定ポ ジシ ョン) が反
映さ れます .
H'Fの場 合H 単位の 外部 シャッタ時
間が 選択さ れて いま す.
(21/35)
( 例)メ ニュ ー画 面で ”M F= H’0 00 8. 000 3” と 表示 されて いる 時( 各数値 を2 進数 に変換 して )次 の様な 状態 と
な って いま す.
H ’0 0= B’0 00 00 000 , H’ 08= B’ 00 00 100 0, H ’03 =0 00 000 11 を 上の数 値に そ
れ ぞれ 代入 して,
CR =B ’0 000 00 00 000 01 00 0, FR= B’ 00 000 00 00 000 00 11
…
C R( 3) =FR (1 )= FR( 0) =1 ,その 他の ビッ ト= 全て0 と なり ます.
(こ こで, CR (n ),F R( m) はそれ ぞれ CR の第n ビッ ト, FR の第m ビッ トを 表現す ると しま す.)
こ れら ビッ トの1 /0 と上 記の表 を参 照し て.現 在カ メラ は” 8ビッ ト出 力” ,”ASYNC”, ”パ ルス 幅制御 許可 ”
の 状態 とな ってい る事 が分 かりま す.
[ 解説]
(CR )や (F R)の 設定 数値 (各ビ ット の1 /0) はカ メラ のバ ックパ ネル 面上 のスイ ッチ を用 いた設 定操 作を 行うと その 変
更内容 に従 って 変化し ます .ま た,( CR )や (FR )の 各ビ ット を操作 する こと により ,R S- 232 Cの 個別 コマン ドに な
い動作 モー ドの 切替え でも 可能 となり ます .
(例1 )メ ニュ ー上で ”M F= 000 0. 00 00” と表 示さ れて いる状 態で 連続 シャッ タ→ ラン ダムシ ャッ タに 設定変 更す る
と その 結果” MF =0 000 .0 00 1”と なり ます (ASYEビッ ト=1).
(例2 )メ ニュ ー表示 がO Nと なって いる 時, シリア ル通 信コ マン ドを用 いて CR (0) を0 →1 に変更 する とメ ニュー 表示 が
O FF (MND=1)とな りま す.
( 6- 6)各 走査 モー ドの説 明と 機能 制限
●走 査モー ドの 解説
こ のカ メラ の動作 は設 定に よって 次の 2種 類のス キャ ンモ ードを 選択 する こと が出来 ます .
走査 モー ド
通 常走査 モー ド
部 分走査 モー ド
(NORMAL)
(PARTIAL)
・ 通常 走査 モード
・ 部分 走査 モード
…
…
動作
500 万画 素の 全画素 読出 し
中央部 の約 13 7万画 素( 56 0ラ イン) の読 出し
フレームレート DUAL
1 5fps
3 0fps
有効 画素 全て の画像 をフ レー ムレー ト1 5H zで 読出し ます .
中央 部分 の垂 直幅5 60 ライ ンの画 像の みを フレ ームレ ート 30 Hzで 読出 しま す.
中央 部分 のみ 高速に 画像 を取 り込み たい 用途 に適 します .
● 走査 モー ドによ る機 能制 限
現 在設定 され てい る走査 モー ドに よって 使用 出来 る機能 が異 なっ てい ます.
次 表に示 す機 能で ○印が 使用 可能 なもの .× 印が 使用出 来な いモ ード です.
現 在の走 査モ ード
通 常走査 モー ド (NORMAL)
部 分走査 モー ド (PARTIAL)
シャッ タな し
○
○
連続シ ャッ タ
○
○
ラン ダムシ ャッ タ
○
○
長時間 露光
○
×
(注 )これ ら現 在の 走査モ ード で使 用出来 ない 動作 が設定 され た場 合, 動作は 保証 され ません ので 注意 して下 さい .
(注 )特に シリ アル 通信コ マン ドの フラグ レジ スタ の書き 込み コマ ンド で制御 した 際な どでは 走査 モー ドの設 定と 機能 の選択 の可 否
の矛 盾は チェ ックさ れな い為 ,誤っ たパ ラメ ータを 設定 する と誤 動作の 原因 とな ります ので 注意 して下 さい .
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( 6- 7)代 表的 な設 定手順 例
(例1 )ラ ンダ ムシャ ッタ (1 /10 00 秒) で用い る為 に
ゲ イン 設定を する
START
電源をONにする.
モードスイッチを”5”にセットする.
連続シャッタ/ランダムシャッタ
切り替え動作に入る.
UP/DOWNスイッチを上側にストロークする.
一旦連続シャッタ動作に切り替える.
シャッタスイッチを”4 ”にセットする.
シャッタ時間を1/1000秒
に設定する.
モードスイッチを”0”にセットする.
ゲイン変更動作に入る.
UP/DOWNスイッチを上下に操作しゲインを設定する.
モードスイッチを”5”に変更する.
画像を観測しながらゲインを設定する.
連続シャッタ/ランダムシャッタ
切り替え動作に入る.
UP/DOWNスイッチを下側にストロークする.
ランダムシャッタ動作に切り替える.
モードスイッチを”A”にセットする.
プログラムページ
UP/DOWNスイッチを上側にストロークする.
(注) ラン ダム シャッ タ動 作で パルス 幅制 御モ ードと する 場
合は 上の 例の様 に一 旦連 続シャ ッタ モー ドとす る方 法
は使 用出 来ませ ん( ラン ダムシ ャッ タ時 と連続 シャ ッ
タ時 でポ ジショ ン” 9” でのシ ャッ タ時 間が異 なる
為) .パ ルス幅 制御 モー ドで使 用す る場 合はラ ンダ ム
シャ ッタ 動作に 設定 後, 実際に ユー ザ側 よりト リガ 信
号( Vi nit )を 印加 しなが らゲ イン などの 設定 を
行っ て下 さい.
セーブ動作に入る.
(!) 本機 では 設定に より ラン ダムシ ャッ タ動 作でポ ジシ ョ
ン” 9” でもパ ルス 幅制 御モー ドを OF Fとす る事 が
出来 ます (デフ ォル トの 状態) .
設定内容をプログラムページA
に保存する.
電源をOFFにする.
END
図6 -3
[解説 ]
左の操 作手 順例 ではカ メラ をラ ンダム シャ ッタ 動作で 用い る
場合を 想定 して います .左 の例 では, 動作 モー ドを一 旦連 続
シャッ タ動 作と する事 によ りゲ インの 設定 など を容易 にし て
います .外 部か らのト リガ 信号 (Vi ni t) をユー ザ側 よ
り繰り 返し 印加 する事 によ って 容易に 画像 の出 力状況 が観 測
出来る 場合 は最 初のシ ャッ タ動 作モー ド切 り替 えで” ラン ダ
ムシャ ッタ ”と してか らゲ イン 設定な どを 行っ て下さ い.
ラン ダム シャッ タで 使用 する為 にゲ イン 設定す る手 順例
(注) 本機 では メニュ ー表 示の 際自動 的に 周期 的なラ ンダ ム
シャ ッタ トリガ が内 部発 生する 状態 (サ イクリ ック ト
リガ 状態 )とな りま す.
従っ てメ ニュー 表示 を行 ってい る場 合は 上の様 にシ ャ
ッタ 動作 を一旦 連続 に切 り替え る必 要は ありま せん .
(例2 )連 続/ 低速シ ャッ タ動 作(1/2.1秒) で使 用す る手順 .
START
[解説 ]
上の例 のは プロ グラム ペー ジD を用い て設 定を 保存す る場 合
の例で す.
電源をONにする.
モードスイッチを”6”にセットする.
高速/低速シャッタ
切り替え動作に入る.
UP/DOWNスイッチを下側にストロークする.
低速シャッタ動作に切り替える.
シャッタスイッチを”6”にセットする.
シャッタ時間を1/2.1秒
に設定する.
モードスイッチを”D”にセットする.
UP/DOWNスイッチを上側にストロークする.
プログラムページ
セーブ動作に入る.
設定内容をプログラムページD
に保存する.
電源をOFFにする.
END
図6 -4
連続 /低 速シャ ッタ 動作 (1/2.1秒)で 使用 する 手順例 1
- 22 -
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( 6- 8)フ ァク トリ ーデフ ォル トの 読出し
RAM上に読み出される設定内容
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
= 連続
・シャッタ時間の分類 = 高速
・電子シャッタテーブル= (表6-1)の内容
・パルス幅制御
= DISABLED
[その他の動作モード]
・CCD出力方式
=
・走査方式
=
[レベル設定]
・ゲイン設定値
・オフセット
・Vsub電圧
=
=
=
DUAL
通常走査
(工場設定値)
(工場設定値)
(工場設定値)
[コンフィギュレーション]
・メニュー表示 = ON
・BZ
= ON
・ボーレート
= 9600bps
・Vinit2 極性 = NORMAL(負論理)
・テストパターン= OFF
・連続シャッタストロボ信号=OFF
・Vsub電圧 = (工場設定値)
図6 -5
カメ ラご 購入 後,ユ ーザ にて 変更さ れた 設定 内容を 初期 化し たい 場合に ,
弊社 ファ クト リーデ フォ ルト (工場 出荷 状態 )を読 み出 すた めの 操作で す.
本機 では
a. ファ クト リーデ フォ ルト 値をカ メラ 内部 のRA M上 に読 み出 す.
b. ファ クト リーデ フォ ルト 値をカ メラ 内部 のRA M上 に読 み出 し,そ の
内容 を全 てのプ ログ ラム ページ に書 き込 む.
の何 れか を選 択して 実行 する 事が出 来ま す.
(注 )a .の 操作は ,電 源起 動時の 自動 ロー ド用メ モリ (プ ログ ラムペ ー
ジ ”A ”~” F” )と 別の場 所に ある ”弊社 工場 出荷 状態 を記憶 し
て いる ページ ”を ロー ドして 起動 しま す.カ メラ 内部 のR AM上 に
読 み出 されて いる 状態 ですの で, 電源 OFF 後も 継続 して 弊社工 場
出 荷状 態で使 用し たい 場合は ,プ ログ ラムペ ージ ”A ”~ ”F” に
セ ーブ して使 用し てく ださい .
b .の 操作で は読 み出 したパ ラメ ータ をプロ グラ ムペ ージ ”A” ~
” F” に自動 的に セー ブしま す. それ までユ ーザ にて 保存 した設 定
内 容は 全て上 書き され 消失し ます ので ご注意 下さ い.
工場 出荷 時設定 の読 出し 直後の 設定 内容
[ a. の操作 (R AM 上にデ フォ ルト 値を読 み出 す) ]
< 手順1 >フ ァク トリ― デフ ォル ト画面 を表 示し ます. (図 6- 1 メニュ ー変 更流 れ図参 照) ※実 行を中 止す る場 合はモ ード ス
イ ッチ =”1 ”の ポジ ション とし ,且 つ,U P/ DO WN スイッ チを 上下 どちら かの 方向 に操作 しま す.
< 手順2 >モ ード スイッ チ= ”2 ”のポ ジシ ョン とし, 且つ ,U P/ DOW Nス イッ チを上 下ど ちら かの方 向に 操作 します .ピ ピ
ッ と言 う反応 音が し, LED がオ レン ジ色点 灯か ら緑 色の 点灯状 態に なっ たらU P/ DO WNス イッ チを 中立位 置に 戻
し てく ださい .
< 手順3 >カ メラ は自動 的に 再起 動し, 動作 モー ドは, グル ープ 1と なりま す.
( 注)読 み出 した 内容を 保存 する 場合は 引き 続き モード スイ ッチ をA (その 他, 保存 するペ ージ に対 応する 位置 )に 合わせ てU P
/D OW Nス イッチ を上 側に 1スト ロー クし ます( プロ グラ ムペ ージへ の保 存) .
[ b. の操作 (R AM 上にデ フォ ルト 値を読 み出 し, 全ての プロ グラ ムペ ージに 保存 する )]
< 手順1 >フ ァク トリ― デフ ォル ト画面 を表 示し ます. (図 6- 1 メニュ ー変 更流 れ図参 照) 実行 を中止 する 場合 はモー ドス イ
ッ チ= ”1” のポ ジシ ョンと し, 且つ ,UP /D OW Nス イッチ を上 下ど ちらか の方 向に 操作し ます .
< 手順2 >こ のま まモー ドス イッ チを” 0” の位 置に変 更し ます .L EDが 赤色 点滅 の状態 とな りま す.
< 手順3 >U P/ DOW Nス イッ チを上 下ど ちら かの方 向に 操作 しま す.ピ ピッ と言 う反応 音が し, LED がオ レン ジ色点 灯か ら
緑 色の 点灯状 態に なっ たらU P/ DO WNス イッ チを 中立 位置に 戻し てく ださい .
< 手順4 >カ メラ は再起 動し ,動 作モー ドは ,グ ループ 1と なり ます .
- 23 -
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7.シリアル通信制御
F C51 00 PL は,カ メラ リン ク経由 のシ リア ルイン ター フェ イス によっ て, 外部 からコ ント ロー ルする こと がで きます .
( 注)通 信機 能を 使用し てカ メラ の動作 状態 を変 更する 際に は内 部の 動作切 替の 為に 若干の 時間 が必 要とな りま す. 通常, コマ ン
ド を送 信し た前後 1フ レー ムの映 像信 号は ,正規 の映 像が 得ら れない こと があ ります ので ご注 意下さ い.
( 注)シ リア ル通 信コマ ンド の設 定やタ イミ ング は従来 のRS-232C通 信機 能を 持つ製 品( FC 200 0な ど) と共通 です .
●シ リアル 通信 設定 は下の 通り とし て下さ い.
ボー レー ト
: 96 00b ps 又 は 19 20 0b ps (設定 グル ープ 2にて 指定 .デ フォル トは 96 00b ps )
デー タ
: 8b it/ キャ ラク ター
スト ップ ビッ ト
: 1s top b it
パリ ティ
: 無し
XO N/ XO FF : 制御 無し
(!) Ca me raL in k仕 様に準 拠す るた め,1 st op
合)
b itに 変更 (フ ァーム ウェ アバ ージョ ンV 1. 40以 降適
●シ リアル 通信 コ マンド
コマン ドパ ケッ トはS TX (0 2h) で始 まり ,コマ ンド コー ド, コマン ドオ プシ ョンパ ラメ ータ へと続 き最 後に ETX (0 3
h)で 終了 しま す.パ ケッ ト内 部はす べて 8ビ ットの AS CI Iコ ードで す.
カメラ が1 パケ ットを 受信 (E TX: 03 hを 検知) した 場合 ,正 常なパ ケッ トと 判断し た時 は, 処理完 了信 号( ACK :0 6
h)を 返信 ,ま たは, 受信 コマ ンドに 応じ た, 返信を 行い ます .異 常なパ ケッ トと 判断し たと きは ,異常 信号 (N AK: 15
h)を 返信 しま す.
●動 作モー ド「 グル ープ1 /2 」と シリア ル通 信コ マンド の受 付
シ リアル 通信 コマ ンドは (動 作モ ード「 グル ープ 1」) (= ”通 常の 電源投 入状 態” )の間 のみ 受け 付けら れま す.
但 し(動 作モ ード 「グル ープ 2~ D」) でも ”A RES ET ”( 電源 投入状 態に 戻す )コマ ンド に限 り受付 けま す.
●各 コマン ドの 解説
( 1) コマン ド ”e ”
ファン クシ ョン :ペー ジメ モリ の初期 化
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” e”: ET X
S TX :A CK: ET X
(処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
※次回 電源 投入 時にC PU は、 各ペー ジメ モリ を初期 化し ます .こ こで云 う” 初期 化”は カメ ラ内 部のE EP RO Mに保 存さ れ
てい るパ ラメ ータを ,弊 社出 荷時の 値に 戻す 事を言 いま す. (→ (6- 9) 項の b.に 対応 しま す.)
一度 電源 をO FFし てか らご 使用く ださ い.
( 2) コマン ド ”R ”
ファン クシ ョン :カメ ラ動 作、 設定状 態を レポ ートす るコ マン ド
コマ ンドコ ード ”R ”の次 にオ プシ ョンコ ード を付 ける ことで レポ ート の内容 を選 択で きます 。
G :ゲ イン
・レ ポー ト
V :カ メラ ・バー ジョ ン・ レポー ト
T :シ ャッ タSWセ ット ・レ ポート
S :シ ャッ タ
・レ ポー ト
① ゲイン ・レ ポー ト
ホスト 側送 信 :
カメラ 側返 信 :
(!) (
S TX :” R”: ”G ”: ETX
S TX :A CK: ”R ”: MGC 設定 値: (A GC設 定値 ): (VR T設 定値 ):
( VR B設 定値) :O FF SET 設定 値: ET X
)内 の値は FC 51 00P Lで は使 用しま せん .本 機で は固定 値が 返送 されま す.
② カメラ ・バ ージ ョン・ レポ ート
ホスト 側送 信 : S TX :” R”: ”V ”: ETX
カメラ 側返 信 : S TX :A CK: ”R ”:
” Ta ke nak a SY S.F C5 10 0P L
V 1. 00
”: ET X
※下線 部の 数値 はカメ ラの コン トロー ルプ ログ ラムバ ージ ョン 番号 やファ イル 名を 示して いま す. これら の値 やキ ャラク タ数 は
はプ ログ ラム のバー ジョ ンに より異 なり ます .カメ ラ通 信モ ード の確認 ,カ メラ 内部の 情報 を取 得する 際に ご利 用くだ さい .
AC K~ ET Xの間 に入 るキ ャラク タ数 の最 大値は 48 です .
③ シャッ タSW・レ ポート
ホスト 側送 信 : S TX :” R”: ”T ”: ”H” :E TX
カメラ 側返 信 : S TX :A CK: ”R ”: ”H” :
S W0 :S W1: SW 2: SW3 :S W4 :S W5: SW 6: SW7 :S W8 :SW 9: ET X
④ シャッ タモ ード レポー ト
ホスト 側送 信 : S TX :” R”: ”S ”: ETX
カメラ 側返 信 : S TX :A CK: ”R ”: ”□” :” □” :” □”: 露光 時間 :ET X
※1
※2
※3
※4
※1~ 3: (4 )コマ ンド ” S”を 参照 して くださ い.
※4 露光 時間
・ 電子 シャ ッタ露 光時 間が 外部設 定さ れて いる場 合
露光 時間 が1H (水 平走 査時間 )単 位で 設定さ れて いる 場合 は,そ のH の露 光設定 カウ ント 値を返 送し ます 。
例
シャ ッタ 露光 時間が 15 H( 1/ 20 00 )の 場合
”00 0F ”
・ 電子 シャ ッタ露 光時 間が コネク タパ ネル のシャ ッタ スイ ッチ 番号で 設定 され ている 場合
- 24 -
(25/35)
例 シャ ッタス イッ チ= 4にセ ット され ている 場合
”I4 .. ”
・ 電子 シャ ッタ露 光時 間が RS- 23 2C コマン ドに より シャ ッタス イッ チ番 号で設 定さ れて いる場 合
例 シャ ッタス イッ チ= 3が指 定さ れて いる場 合
”S3 .. ”
(3 )コマ ンド ” G”
ファン クシ ョン :ゲイ ン設 定コ マンド
ホスト 側送 信
:
カメラ 側返 信
:
(!) (
S TX :” G”: MG C設 定値: AG C設 定値 :(V RT 設定 値): (V RB 設定値 ):
O FF SE T設定 値: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X (処理 不能 )
)内 の値は 本機 では 使用し ませ ん. 本機へ は” .” を送 信して 下さ い.
MGC ,A GC 及びO FF SE Tの各 デー タ設 定値は ,1 6進 数2 桁のA SC II コード でセ ット します 。
例 レベ ル1 28( 10 進) をセッ トす る場 合
” 80 ”
レベ ル2 00( 10 進) をセッ トす る場 合
” C8 ”
また 、設 定変 更する 必要 の無 いデー タ設 定部 は、” .” (ピ リオ ド)を セッ トす ること で、 送信 前の設 定値 を保 持させ るこ
とが でき ます 。
例 MG Cだ けをレ ベル 90 (10 進) にセ ットす る場 合
ST X: ”G” :” 5A ”:” .” :” .”: ”. ”: ”. ”:E TX
(4 )コマ ンド ” S”
ファン クシ ョン :シャ ッタ モー ド,シ ャッ タ露 光時間 設定 コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” S”: ”A ”or”M” :” H” or” L”: ”N ”or”F” :露 光時 間:E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X (処理 不能 )
送信コ マン ドは 以下の 意味 を持 ってい ます .
ST X: ”S ”:” A” or” M”: ”H ”or”L” :” N” or” F”: 露光 時間 :ET X
※1
※2
※3
※4
※1 A: ラン ダムシ ャッ タ
M: 連続 シャッ タ
※2 H: 高速 シャッ タ
L: 低速 シャッ タ
※3 N: 通常 走査
P: 部分 走査
※4 露光 時間
” 露光 時間 ”のフ ォー マッ トは次 の何 れか に従い ます .
a. 2バ イトの 数値 を表 す16 進数 に対 応する 4キ ャラ クタ ー
b. 外部 からの シャ ッタ ポジシ ョン を指 定する 4キ ャラ クタ ー ” S” ”0 ~9” ”. .” (最後 の” .” 2個は 必須 )
・電 子シ ャッ タ露光 時間 を外 部設定 する 場合
露 光時 間を 1H( 水平 走査 時間) 単位 で設 定する 場合 には ,そ のHの 露光 設定 カウン ト値 を設 定しま す.
例 シ ャッ タ露光 時間 が1 6H( 1/ 5 900 )と する 場合
S TX :” S”: ”. ”: ”.” :” .” :”0 01 0” :E TX
・電 子シ ャッ タ露光 時間 をコ ネクタ パネ ルの シャッ タS W番 号で 設定す る場 合
例 シ ャッ タSW 4 にセ ットす る場 合
S TX :” S”: ”. ”: ”.” :” .” :”S 4. .” :E TX
・シ ャッ タモ ードを ,ラ ンダ ム・高 速シ ャッ タで露 光時 間を 3H に設定 する 場合
S TX :” S”: ”A ”: ”H” :” .” :”0 00 3” :E TX
・カ メラ 本体 の背面 パネ ルコ ントロ ール に戻 す場合
S TX :” S”: ”. ”: ”.” :” .” :”0 00 0” :E TX
(注 )S コマ ンドを 用い て外 部より 露光 時間 を設定 した 場合 カメ ラの露 光時 間は 最終的 にS コマ ンドで 指定 した ポジシ ョン
又 は直 接指定 値に ロッ クされ た状 態と なりま す. 上記 の通 り再度 RS -2 32C を用 いて 露光時 間を ”0 000 ”に
指 定す る事に より この ロック 状態 は解 除され ます .
R S- 232 Cで 露光 時間を 指定 した 後,R S- 23 2C を用い ずに この ロック 状態 を解 除する には (6 -8) 項で
解 説し た”フ ァク トリ ーデフ ォル トの 読出し ”操 作を 行っ て下さ い.
(5 )コマ ンド ” A”
ファン クシ ョン :アナ ログ 映像 信号設 定コ マン ド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” A”: (S ET UP設 定値 ): (W C設定 値) :” .”: ET X
S TX :N AK: ET X (処理 不能 )
(注) FC 51 00P Lで はこ のコマ ンド は使 用でき ませ ん.
(6 )コマ ンド ” E”
ファン クシ ョン :シャ ッタ メニ ュー編 集コ マン ド
ホスト 側送 信
:
カメラ 側返 信
:
S TX :” E”: ”H ”: SW0 :S W1 :S W2: SW 3:
S W4 :S W5: SW 6: SW7 :S W8 :S W9: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
※SW 0~ SW 9は, シャ ッタ SW番号 にセ ット する露 光時 間( H) を16 進数 4桁 でセッ トし ます .
※SW 0の 露光 時間は 変更 でき ません .
例
高速 シャ ッタの SW 5の 露光時 間だ けを 88( 10 進) に変 更する 場合
S TX :” E”: ”H ”: ”.” :” .” :”. ”: ”. ”: ”.”
: ”0 05 8”: ”. ”: ”.” :” .” :” .”: ET X
- 25 -
(26/35)
(7 )コマ ンド ” W”
ファン クシ ョン :動作 モー ド記 憶(W ri te i nt o pa ge m em ory )コ マン ド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” W”: 記憶 ペー ジ(” A” ~” F” ):E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
現在 の設 定を 指定さ れた ペー ジ番号 のE EP ROM に書 き込 み保 存しま す.
(8 )コマ ンド ” L”
ファン クシ ョン :動作 モー ド読 み出し (L oa d)コ マン ド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
※ペー ジ
には工 場出 荷時 のデー タが 記録 されて いま すの で, 出荷時 の状 態に 戻した い場 合に ご使用 下さ い.
H
S TX :” L”: 読み 出し ページ (” A” ~” H”) :E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
<以 降のコ マン ドは FC5 10 0P L固有 のコ マン ドで他 のF Cカ メラ との共 通コ マン ドでは あり ませ ん.>
( 9) コマン ド ”W MC”
ファン クシ ョン :コンフィギュレーションフラグレジスタ(C R) (W rit e
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
Mo de C on fig ur at ion )コ マン ド
S TX :” WMC ”: フラ グ設定 値: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
”フ ラグ 設定 値”の 内容 (2 バイト /4 キャ ラクタ )を コン フィ ギュレ ーシ ョン レジス タに 書き 込みま す.
(注 )こ のコ マンド では EE PRO Mへ の書 き込み は行 われ ませ んので この コマ ンドで 設定 した 内容は 電源 OF F後消 失し ま
す .設 定した 値を EE PRO Mに 保存 するに は別 のコ マン ド”S MC ”を 実行し ます .
( 10 )コマ ンド ” WMF ”
ファン クシ ョン :モードフラグレジスタ( FR )の書 き込 み( Wri te Mod e Fl ag )コ マンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” WMF ”: フラ グ設定 値: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
”フ ラグ 設定 値”の 内容 (2 バイト /4 キャ ラクタ )を フラ グレ ジスタ に書 き込 みます .
(注 )こ のコ マンド では EE PRO Mへ の書 き込み は行 われ ませ んので この コマ ンドで 設定 した 内容は 電源 OF F後消 失し
ま す. EEP RO Mに 保存す るに は別 のコマ ンド ”W A~ WF” を用 い指 定する メモ リペ ージへ の保 存を 実行し ます .
( 11 )コマ ンド ” RMC ”
ファン クシ ョン :コンフィギュレーションフラグレジスタ(C R) の読 込み( Re ad
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
M ode Con fi gu rat io n) コマン ド
S TX :” RMC ”: ET X
S TX :A CK: ”R MC ”:フ ラグ 設定 値: ETX
ま たは ,S TX: NA K: ETX ( 処理 不能 )
( 処理 完了) ,
共通 モー ドフ ラグレ ジス タ( 2バイ ト/ 4キ ャラク タ) の現 在の 内容を 16 進数 で返し ます .
( 12 )コマ ンド ” RMF ”
ファン クシ ョン :モードフラグレジスタ( FR )の読 込み (R ead
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
M od e Fl ag )コマ ンド
S TX :” RMF ”: ET X
S TX :A CK: ”R MF ”:フ ラグ 設定 値: ETX
ま たは ,S TX: NA K: ETX ( 処理 不能 )
( 処理 完了) ,
モー ドフ ラグ レジス タ( 2バ イト/ 4キ ャラ クタ) の現 在の 内容 を16 進数 で返 します .
( 13 )コマ ンド ” SMC ”
ファン クシ ョン :コンフィギュレーションフラグレジスタ(C R) のセ ーブ( Sa ve M od e Co nf igu ra ti on) コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” SMC ”: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
現在 の共 通モ ードフ ラグ レジ スタの 内容 をE EPR OM に保 存し ます.
( 14 )コマ ンド ” RTM P”
ファン クシ ョン :カメ ラ内 部温 度デー タの 読込 み(R ea d
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
Te MPe ra tu re) コマ ンド
S TX :” RTM P” :E TX
S TX :A CK: ”R TM P”: 内部 温度 デー タ:E TX
ま たは ,S TX: NA K: ETX ( 処理 不能 )
( 処理完 了) ,
現在 のカ メラ 内部温 度デ ータ の内容 を1 6進 数で返 しま す.
返信 され る1 6ビッ トデ ータ の内有 効な デー タは下 位1 0ビ ット です. この 10 ビット の数 値は 2の補 数形 式で 符号付 き整 数
の- 51 1~ 511 の値 を表 します .実 際の 摂氏温 度は この 数値 に一定 の係 数を 乗算し 求め ます .
→返 信デ ータ から温 度数 値へ の変換 方法 は” (4- 6) カメ ラ内 部温度 モニ ター 機能” の項 目を ご参照 下さ い.
( 15 )コマ ンド ” X”
ファン クシ ョン :ラン ダム シャ ッタト リガ (e Xec ut e
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” X”: ET X
S TX :A CK: ET X
tr igg er )コ マンド
(処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
カメラ がラ ンダ ムシャ ッタ 動作 (メニ ュー 表示 時を除 く) に設 定さ れてい る時 ,こ のコマ ンド を用 いてカ メラ 内部 からラ ンダ ム
シャッ タト リガ 信号を 発生 させ 画像を 更新 する 事が出 来ま す.
ここで 内部 発生 される トリ ガ信 号は1 00 ms ±5% の負 論理 トリ ガ信号 です .こ のコマ ンド を用 いたラ ンダ ムシ ャッタ 動作 の
繰り返 しピ ッチ の最小 値は 約3 00m sで す.
このコ マン ドに よるト リガ 信号 に限り トリ ガ信 号の入 力に 呼応 して カメラ 内部 のブ ザーが ワン ショ ット時 間( 約5 0ms )鳴 り
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ます. この ブザ ーを鳴 らし たく ない場 合は コン フィグ レー ショ ンメ ニュー の設 定か シリア ル通 信コ マンド でコ ンフ ィギュ レー シ
ョンフ ラグ を変 更して ”操 作確 認ブザ ー音 =O FF” とし て下 さい .
(注) ”X ”コ マンド に対 して はラン ダム シャ ッタ動 作に 設定 され ていな い時 やメ ニュー 表示 の状 態(” X” コマ ンドで ラン ダ
ムシ ャッ タ動作 出来 ない 設定状 態) でも ”AC K” (処 理完 了)が 返信 され ます.
(注) シリ アル 通信を 用い たコ マンド の為 ,通 常のト リガ 信号 によ る動作 の様 な即 時性は 有り ませ ん.カ メラ 設定 時の動 作確 認
や撮 像対 象物体 の移 動速 度が特 別遅 い時 など, 特に 即時 性が 要求さ れな い用 途にの みご 使用 下さい .
( 16 )コマ ンド ” ARE SE T”
ファン クシ ョン :動作 リセ ット (Al l RE SE T) コマン ド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” ARE SE T” :ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
カメ ラを 電源 投入時 の状 態に リセッ トし ます .
(注 )電 源を 一旦O FF とし 再起動 する 操作 に対応 しま す. 保存 されて いる EE PRO Mの 内容 は失わ れま せん .
(注 )こ のコ マンド に限 り( 動作モ ード 「グ ループ 2」 ,「 グル ープC 」, 「グ ループ D」 )の 状態で も受 け付 けられ ます .
( 17 )コマ ンド ” WID ”
ファン クシ ョン :カメ ラI D( ユーザ 設定 )の 書き込 み( Wr it e ID )コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” WID ”: 0~ 最大1 5文 字ま での 文字列 :E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
文字列 に使 用す る文字 は半 角の 英数字 (大 文字 と小文 字) と一 部の 特殊記 号( 下記 )です .
使用出 来る 特殊 記号… SP( H'20),!(H'21), ’(H'27),+ (H'2B) ,コ ンマ( H'2C), -(H'2D) ,. (ピリ オド )( H'2E) ,
/( H'2F),: (H'3A) ,;( H'3B), <( H'3C) ,= (H'3D), >( H'3E),? (H'3F) ,[( H'5B),
]( H'5D),_ (H'5F) ,の各 文字 .
(注 )文 字数 が15 文字 を越 えた場 合は (処 理不能 )と なり ます .
(注 )文 字数 が0の 時は ID コード が消 去さ れます .
(注 )使 用出 来ない 文字 を含 む文字 列を 送信 した場 合は 正し くI Dが書 き込 まれ ません ので 注意 して下 さい .但 しこの 場合 で
も エラ ー(処 理不 能) とはな りま せん .
(注 )こ のコ マンド では EE PRO Mへ の書 き込み は行 われ ませ んので この コマ ンドで 設定 した 内容は 電源 OF F後消 失し
ま す. 設定し た値 をE EPR OM に保 存する には 別の コマ ンド” SI D” を実行 しま す.
( 18 )コマ ンド ” SID ”
ファン クシ ョン :カメ ラI D( ユーザ 設定 )の セーブ (S av e ID )コ マンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” SID ”: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
現在 のI Dコ ードの 内容 をE EPR OM に保 存しま す.
(注 )I Dコ ード( 文字 列) はプロ グラ ムペ ージと は独 立し たエ リアに 保存 され ,いず れの プロ グラム ペー ジで 起動し ても こ
の 共通 の数値 (1 個の 数値) が適 用さ れます .
(注 )工 場出 荷時は ID コー ドは保 存さ れて いませ ん.
( 19 )コマ ンド ” RID ”
ファン クシ ョン :カメ ラI D( ユーザ 設定 )の 読出し (R ea d ID )コ マンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” RID ”: ET X
S TX :A CK: ”R ID ”:0 ~最 大1 5文 字まで の文 字列 :ET X( 処理 完了) ,
S TX :N AK: ET X (処理 不能 )
また は
IDコ ード (文 字列) の内 容( 0~最 大1 5キ ャラク タ) が読 み出 されま す. 返信 キャラ クタ 数が 0の場 合は ID コード が設 定
されて いな い状 態です .
( 20 )コマ ンド ” WVS UB ”
ファン クシ ョン :Vsub値( CCD基板 電圧 )の書 き込 み( Wri te VSU B) コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” WVS UB ”: Vsub設 定値 :E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
設定 数値 (1 バイト /2 キャ ラクタ )を ”Vsub設定 値” とし て内 部レジ スタ に書 き込み ます .
(注 )こ のコ マンド では EE PRO Mへ の書 き込み は行 われ ませ んので この コマ ンドで 設定 した 内容は 電源 OF F後消 失し
ま す. 設定し た値 をE EPR OM に保 存する には 別の コマ ンド” SV SU B”を 実行 しま す.
( 21 )コマ ンド ” SVS UB ”
ファン クシ ョン :Vsub値( CCD基板 電圧 )のセ ーブ (S ave VS UB) コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” SVS UB ”: ETX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
現在 のVsub設 定値の 内容 をE EPR OM に保 存しま す.
(注 )Vsub値 はプロ グラ ムペ ージと は独 立し たエリ アに 保存 され ,いず れの プロ グラム ペー ジで 起動し ても この 共通の 数値
(1 個の 数値) が適 用さ れます .
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( 22 )コマ ンド ” RVS UB ”
ファン クシ ョン :Vsub値( CCD基板 電圧 )の読 出し (R ead VS UB) コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” RVS UB ”: ETX
S TX :A CK: ”R VS UB” :Vsub設 定値 :ET X( 処理 完了) または ,
ST X: NA K:E TX ( 処理不 能)
”Vsub設 定値 ”の内 容( 1バ イト/ 2キ ャラ クタ) が読 み出 され ます.
( 23 )コマ ンド ” RMG ”
ファン クシ ョン :MG Cゲ イン 読出し (R ea d
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
M GC G AI N) コマ ンド
S TX :” RMG ”: ET X
S TX :A CK: ”R MG ”:M GC 設定 値: MGC B設 定( 右画面 補正 ): ETX
( 24 )コマ ンド ” WMG ”
ファン クシ ョン :MG Cゲ イン 書き込 み( Wr ite
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
M GC
G AIN )コ マン ド
S TX :” WMG ”: MG C設定 値: MG CB 設定値 (右 画面 補正) :E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X (処理 不能 )
MGC 設定 値は ,16 進数 2桁 のAS CI Iコ ード ”1 0” ~” F0” で セッ トしま す。
例 レベ ル
90 (1 0進 )をセ ット する 場合
” 5A ”
MGC B設 定値 は,1 6進 数2 桁のA SC II コード ” 80 ”~ ”7F ” でセ ットし ます 。
例 レベ ル
-1 (1 0進 )をセ ット する 場合
” FF ”
例
MG C設 定値を レベ ル9 0(1 0進 ), MGC B設 定値 を- 1(1 0進 数) にセッ トす る場 合
ST X: ”WM G” :” 5A” :” FF ”:E TX
( 25 )コマ ンド ” ROF ”
ファン クシ ョン :オフ セッ ト読 出し( Re ad
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
OF FS ET )コ マンド
S TX :” ROF ”: ET X
S TX :A CK: ”R OF ”:O FF SE T設 定値: OF FS ETB 設定 (右 画面補 正) :E TX
( 26 )コマ ンド ” WOF ”
ファン クシ ョン :オフ セッ ト書 き込み (W ri te
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
OF FS ET )コマ ンド
S TX :” WOF ”: OF FSE T設 定値 :O FFS ET B設 定(右 画面 補正 ):E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X (処理 不能 )
OFF SE T設 定値は ,1 6進 数2桁 のA SC IIコ ード ” 20 ”~” E0 ” でセッ トし ます 。
例 レベ ル 100 (1 0進 )をセ ット する 場合
” 64 ”
OFF SE TB 設定値 は, 16 進数2 桁の AS CII コー ド ”8 0”~ ”7 F” でセ ット しま す。
例 レベ ル
+5 (1 0進 )をセ ット する 場合
” 05 ”
例
OF FS ET設 定値 をレ ベル1 00 (1 0進) ,O FF SE TB設 定値 を+ 5(1 0進 数) にセッ トす る場 合
ST X: ”WO F” :” 64” :” 05 ”:E TX
※以 下はカ メラ ファ ームウ ェア バー ジョン V1 .3 0で追 加さ れた コマ ンドで す.
( 27 )コマ ンド ” RPS ”
ファン クシ ョン :プリ セッ トの 読出し (R ea d
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
P RE SE T) コマン ド
S TX :” RPS ”: ET X
S TX :A CK: ”R PS ”:” プリ セッ ト番 号”: ET X
ゲイン &オ フセ ットの 値が 4種 類のプ リセ ット 番号と 一致 して いる 場合, その プリ セット 番号 を読 みだし ます .
プリセ ット と一 致しな い場 合は ”0” が返 信さ れます .
( 28 )コマ ンド ” WPS ”
ファン クシ ョン :プリ セッ ト設 定(W ri te
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
PR ES ET )コ マンド
S TX :” WPS ”: ”プ リセッ ト番 号” :E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
出荷時 に設 定さ れてい る4 種類 のプリ セッ ト( ゲイン &オ フセ ット 設定) を呼 び出 し,使 用す るこ とがで きま す.
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●コ マンド 使用 上の 注意
・ 内部の 不揮 発性 ROM (E EP ROM )は デバ イスの 仕様 上, 保証 される 上限 の書 き換え 回数 が1 00万 回と なっ ていま す. 従
って, EE PR OMへ の書 き込 み動作 を伴 うコ マンド ”W A~ WF ”,” SM C” ,”e ”な どに ついて は, これ らのコ マン ド
がユー ザ側 のプ ログラ ムル ープ 内で無 制限 回数 (又は これ に近 い形 で)反 復さ れる 様な使 用を 避け る様に して 下さ い.
・ 取扱説 明書 に記 載され てい ない 文字列 は, カメ ラに送 信し ない でく ださい .誤 動作 の原因 とな るお それが 有り ます .
評価用シリアル通信ソフトウエア FCTool のご案内
本 機ご評 価や カメ ラの初 期設 定な どの際 にシ リア ル通信 経由 のカ メラ 内部パ ラメ ータ 設定に は弊 社製 フリー ソフ トウ エア
” FCTool”を ご利 用頂け ます .
FCTool は次の 弊社 HP より自 由に ダウ ンロー ドが 可能 です.
http://www.takex-system.co.jp/
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8.タイミングチャート
●ピ クセル クロ ック タイミ ング (各 動作モ ード 共通 )
[クロック出力とデータの位相関係]
カメラリンク
コネクタ
DEMULTIPLEX.
1CLK=16.7nS
CLK
10bit
A/D
CH1
10/8bit
クロック出力
10/8bit
A/D 10bit
10ns(max)
CH2
デジタルデータ
(LDV,FDV)
CH1:10bit
1/1
CLK
CH2:10bit
PCLK
(注 )上記 タイ ミン グは送 端側 での チャン ネル リン クデバ イス によ るシ リアル デー タへ のエン コー ド前 の信号 タイ ミン グです (右 上
図の 楕円 内) .受端 側で カメ ラリン ク規 格に 従った チャ ンネ ルリ ンクデ バイ スで のシリ アル →パ ラレル 信号 変換 操作を 行う と
デコ ード 後の データ とク ロッ クの位 相関 係は チャン ネル リン クデ バイス の構 造上 ,上記 タイ ミン グと異 なっ たも のとな りま す.
(チ ャン ネル リンク デバ イス の出力 では デー タはク ロッ ク信 号の 立ち下 がり に整 列しま す. )通 常,こ のタ イミ ングの 変化 に
つい ては キャ プチャ ーボ -ド 側の取 り込 みタ イミン グで 正し く調 整され 従来 のパ ラレル 出力 型と 同等の 定義 ファ イルを 使用 し
て取 り込 む事 が可能 です .
(! )FC 51 00 PLは ,8 or 10 bi t×2 Ta p( ミラー )出 力を 採用 してい ます .そ のため ,従 来の パラレ ルタ イプ :FC
20 00 CL など, とは 出力 フォー マッ ト上 の互換 性が なく 専用 の設定 ファ イル が必要 とな りま す.
(注 )市販 のカ メラ リンク 対応 のキ ャプチ ャー ボー ドを使 用せ ずに チャ ンネル リン クデ バイス を直 接ユ ーザ側 の取 り込 みイン ター フ
ェー スに 実装 する場 合は デー タとク ロッ クの 位相関 係な ど, チャ ンネル リン クデ バイス のデ ータ シート の記 載に ある内 容に 注
意し てご 使用 願いま す.
●水 平タイ ミン グ
1水平期間(1H)
1924
150
HD
( 内部 水平同 期信 号)
1
659
1224
615
1 40 4
水平転送
停止期間
CCD出力信号
307
OB
225
有効画素
1 2 34 5
40 1
1 1 1 1 1 ダミー
2 2 2 2 2 ビット
2 22 2 2
0 12 3 4
136
LDV
(668)
1224
12 34 5
1 1 11 1
2 2 22 2
2 2 22 2
0 1 23 4
22 22 2
44 44 4
44 44 4
87 65 4
1 1 11 1
2 2 22 2
2 2 22 2
9 8 76 5
有効映像期間(1224x2画素)
デジタル出力
(CH1)
デジタル出力
(CH2)
※ 水平タ イミ ング チャー トで 指定 なき数 値の 時間 単位は CLK ( = 1/60.00MHz = 16.7nS)と する .
※ 数値は 設計 値で すので ,詳 細は 実機に てご 確認 くださ い.
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(31/35)
● 垂直 タイミ ング :連 続シャ ッタ
1垂直期間(1V)=1フレーム時間
2074;通常走査
1040;部分走査
9
VD
(内部垂直同期信号)
HD
(内部水平同期信号)
2
1100CLK
SG
(内部信号/露光終了)
3
3
8
空転送
4
4
2050
OB
有効ライン
2
OB
CCD出力信号
3
3
1
2
3
1
2
3
2048
2049
2050
2048
2049
2050
11
FDV
通常走査
デジタル出力
(CH1,2)
有
効
映
像
2050
236
部分走査
デジタル出力
(CH1,2)
750
751
1037
有効映像
752
1038
1309
560
※ 垂直タ イミ ング チャー トで 指定 なき数 値の 時間 単位は H( = 1924 CLK =1924 x 1/60.00MHz = 32.07μ S)
と する .
●垂 直タイ ミン グ: 高速/ 固定 長/ ランダ ムシ ャッ タ/通 常走 査
Vinit
HD
(内部水平同期信号)
露光終了(SG)
露光時間(nH)
露光時間(nH)
STRB
1
3
11
2050
FDV
デジタル出力
(CH1,2)
1
※nはシャッタスイッチの位置で規定される整数値(別表参照).
- 31 -
2
3
有
効
映
像
2048
2049
2050
(32/35)
●垂 直タイ ミン グ: 高速/ パル ス幅 制御/ ラン ダム シャッ タ/ 通常 走査
m
Vinit
HD
(内部水平同期信号)
露光終了(SG)
露光時間(mH)
露光時間(mH)
STRB
1
3
11
2050
FDV
デジタル出力
(CH1,2)
1
( 注) パルス 幅制 御モ ードで ラン ダム
シャッ タ動 作を 行う場 合, 厳密
には同 一の Vi nit のパ ルス
幅を印 加し ても 1Hの 幅だ けシ
ャッタ 時間 が異 なる現 象が 起こ
ります .( 1H 幅だけ 不定 とな
る)
右図で は( A) ,(B )と もに
同一パ ルス 幅( 2H~ 3H の間
の値) を印 加し ていま すが ,内
部の水 平同 期タ イミン グと の位
相関係 によ り( A)で はシ ャッ
タ時間 =2 H, (B) では シャ
ッタ時 間= 3H となり ます .
2
3
有
効
映
像
2048
2049
2050
同一幅のVinit信号でシャッタ時間が1H異なる例
Vinit (A)
1 2
(シャッタ時間2H)
Vinit (B)
1 2 3
(シャッタ時間3H)
HD
( 内部 水 平同 期信 号)
この理 由で ,内 部の水 平同 期信 号(H D) と非 同期な Vi ni t信 号をユ ーザ から 印加す る場 合, 1Hの シャ ッタ 時間だ け露 光
時間が 不定 とな る事を 考慮 する 必要が あり ます .具体 的に は
①シ ャッ タ時 間が1 H不 定と なって も影 響の 少ない シャ ッタ 時間 でのみ 用い る.
… 10 0H 幅以上 など ,比 較的シ ャッ タ時 間が長 い場 合は 1H の露光 時間 差で の信号 レベ ルに 対する 影響 が相 対的に 小さ い
為 ,実 用上 問題が 発生 し難 い.
②カ メラ のL DV信 号を 用い て外部 のト リガ 信号を 同期 化し ,V ini tの 位相 関係を 一定 にす る.
… 内部 のH Dに対 する Vi nit の発 生位 相を一 定に する 事で ,1H の不 定時 間の発 生な しに 制御が 可能 です .
などが 考え られ ます.
(注 )nは 上限 値が ありま せん ので 1フレ ーム 時間 を超え る長 時間 露光 も可能 です .但 し,こ の場 合は CCD の熱 雑音 の蓄積 など に
より 映像 信号 のS/ N比 が悪 化しま すの で実 用とな る最 大時 間は 具体的 な使 用状 況に基 づき 決定 して下 さい .
- 32 -
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● 垂直 タイミ ング :低 速(長 時間 露光 )/固 定長 /連 続/通 常走 査
長時間露光タイミング
1V=2074
VD
(垂 直同 期 信号 )
内部信号
露光時間(nV)
(内部動作)
露光時間
(nV)
画像 (P )/ 露光 時間
画 像( P+ 1) /露 光時 間
FDV
10
映像出力
画像 (P -1 )
映像信号
(デジタル)
画像 (P )
有効映像期間(2050)
画 像( P+ 1)
有効映像期間(2050)
※各有 効映 像期 間の詳 細な 垂直 タイミ ング は” 垂直タ イミ ング /連 続シャ ッタ ,シ ャッタ なし ”と 同じで す.
(注 )長 時間露 光動 作と 部分走 査は 両立 出来ま せん .
(注 )長 時間露 光動 作で のラン ダム シャ ッタ動 作は サポ ートし てい ませ ん.
- 33 -
(34/35)
9.注意事項
●本 装置は ,2 出力 のCC Dを 採用 するこ とで 50 0万画 素/ 15 fp sとい う高 フレ ームレ ート のカ メラで す. 映像 信号の 左右 で
異 なるア ナロ グ回 路を経 由す るた め,左 右の 映像 信号に 多少 の輝 度差 が生じ るこ とが ありま す.
●電 源投入 後2 0~ 30分 を経 過さ せるこ とに より ,より 安定 した (高 精度な 計測 に適 した) 映像 を得 ること がで きま す.
●パ ルス幅 制御 モー ドで長 時間 のシ ャッタ 露光 を行 った場 合, CC Dの ダイナ ミッ クレ ンジの 低下 ,シ ャッタ 時間 に比 例して CC D
撮 像素子 の熱 雑音 成分な どが 蓄積 される ,な どの 要因に より 画像 のS /Nが 悪化 する 様にな りま す. この様 に長 時間 の露光 を行 う
場 合は実 用的 な露 光時間 を実 際の ご使用 状況 に合 わせて 実験 し, 適正 な露光 時間 をお 確かめ 頂く 事を 推奨致 しま す.
●通 電状態 での ケー ブル, コネ クタ 類の付 け外 しは 故障の 原因 とな りま すので お避 け下 さい.
●大 きい, また は, 重いレ ンズ を使 用する 場合 は, レンズ を固 定す るな どカメ ラに 過大 な力が 掛か らな いよう に配 慮し てくだ さい .
●本 装置を 医療 用途 や危険 物の 検知 など, 動作 の如 何によ り人 命や 安全 に関わ る可 能性 の有る 用途 に用 いるこ とは 出来 ません .
●本 装置を 分解 した り内部 回路 の改 造など は行 わな いで下 さい .動 作不 良に伴 う発 熱な どで火 災な どの 事故の 原因 とな ります .
● 本 装置に 接続 する 電源に はノ イズ 成分が 含ま れな い良質 なも のを ご使 用下さ い.
●近 距離に 設置 され た動力 機器 等か らノイ ズが 放射 され, 本装 置に 対し て影響 が懸 念さ れる場 合は ,こ れらの ノイ ズの 発生を 抑制 す
る 処置を とっ て下 さい.
● 仕 様外の 温度 環境 や,結 露を 発生 する環 境, 塵埃 の多い 場所 ,恒 常的 な振動 ・衝 撃が 加えら れる 場所 でのご 使用 は避 けてく ださ い .
●長時間ご使用にならない時は, 装 置へ 電源供給を絶って電源コードや外部接続コードを外しておいてください.
●異常や故障にお気付きのときは 直ち に使用 を中 止し ,電源供給を絶って外部接続コードを外し販売店へ 修理 ・点検 をご 依頼 ください.
●本 品につ いて カタ ログや 取扱 説明 書等に 記載 され ている 仕様 や動 作内 容等に つい ては 性能の 改善 など の目的 の為 に予 告なく 変更 す
る 場合が 有り ます .
10.仕様
[仕 様]
撮
像
素
子
プロ グレッ シブ 走査 ,イン ター ライ ン転送 方式 CCD
2/ 3イン チサ イズ
ユニ ットセ ルサ イズ 3.45um(H) × 3.45um(V) 正 方格 子配列
有 効 画 素 数
2448 (H)× 2050(V)
読 出 し 走 査
水 平 走 査 周 波 数
垂 直 走 査 周 波 数
ピク セルク ロッ ク周 波数
標
準
感
度
2. 0 Lx
S
約4 6dB
N
31.2 KHz
15
Hz
60.00 MHz
20 0Lx F1 1 ※
(※ 露光時 間1 /3 0秒に てデ ジタ ル出力 51 2/ 10 24階 調出 力時 )
最 低被 写体 照度
/
fH =
fV =
f CL K =
F1 .4
ビ デオ 出力 信号
プロ グレッ シブ 走査 :15Hz/フレー ム
出力 信号形 式: デ ジタル 出力 /Camera Link( Base Configuration) 方式 準拠
8bit 階調 (60MHz× 2tap×8or10bit出力 )
外部同期入力
内部 同期専 用
電子シャッタ
1/ 180 00 秒~ 1/1 5秒 (シ ャッタ なし )~ 1/ 1.5 秒
ランダムシャッタ
プリ セット 固定 シャ ッタ/ パル ス幅 制御
走 査 モ ー ド
標準 (全画 素) /部 分(中 央部 )
レ ンズ マウ ント
Cマ ウント
外
部
制
御
カメ ラリン クケ ーブ ル経由 シリ アル インタ ーフ ェー ス
特
殊
機
能
画像 出力へ の設 定情 報イン ポー ズ機 能
カメ ラ内部 温度 モニ ター機 能
カメ ラID 情報 保存 機能
( フラ ンジバ ック 固定 )
※可 動型 はオ プショ ン
ストロボ出力
露光 開始タ イミ ング 信号( +3 .3 Vロジ ック レベ ル)
電
DC 12V ±1 0%
Po CL規 格Ver1.2
源
, 38 0m A最大
SafePowerに 対応 して いま す .
動作周囲温度
0℃~ 40 ℃( 結露, 結氷 のな いこと )
保存温度範囲
-3 0℃~ 60 ℃( 結露, 結氷 のな いこと )
耐
衝
撃
70 G
耐
振
動
7G
外
重
形
寸
法
46 (W)×4 2(H)× 60(L)mm
量
約1 50g
(ト リポ ット アタ ッチメ ント を除 く)
(注 )仕様 は改 良の ため, 予告 なく 変更さ れる こと があり ます ので ご了 承下さ い.
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(35/35)
11.外形寸法
[ 外形 寸法]
60
46
9.2
MOD E
U
D
26
φ30
7
21
42
Camera Li nk
2×2-M3 深6
(左右側面)
40
4
31
M3 深4
2×2-M3 深6
(上面も同じ)
26
34
2-M6 深7
13.5
図 11- 1
11
11
1/4”-20UNC 深7
FC 510 0P L外 形図
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