Download 1125KB - 住友電工Optigate

Transcript
ケーブル外被把持型SCコネクタ取扱説明書
対応ケーブル径(mm)
コネクタ品種
e-SC-SPC<SM>-025S-F-T-T
ETK1223141
e-SC-SPC<SM>-025M-F-T-T
!
1.5~2.2
or
2.4~3.3
安全にお使い頂くために
! 必ずお読み下さい
本製品は安全性を充分に考慮して設計しています。
しかし間違った使い方をすると、事故や製品の故障に
つながる恐れがあります。事故を防ぎ、安全にお使い
頂くために次のことを必ずお守り下さい。
①組立方法を誤ると本来の性能が得られない場合があります。
本説明書をよくお読みになってからご使用下さい。
②本製品はチリ・ホコリが大敵です。コネクタはご使用の
直前に開封する様お願いいたします。
③本製品は切断面により特性が大きく変わります。良好な切断
特性を有するカッタを使用下さい。
★光ファイバおよび光ファイバ屑は小さく、先端が鋭利です。
指に刺す、目に入る、と怪我をする恐れがありますので、
取り扱いには十分注意して下さい。作業中は安全メガネ
を着用して下さい。
★コネクタ端面や光ファイバ端面をのぞき込まないで下さい。
強い通信光が出ている場合があり、目を傷つける恐れが
あります。通信光は目には見えませんので十分注意して
下さい。
★高所での作業の際には、組立工具を落とさぬ様にご注意
下さい。 (リストストラップ等をご使用下さい。)
④コネクタへのファイバ挿入はゆっくりと行って下さい。乱雑に
挿入した場合、ファイバが破損して工事不良につながる可能
性があります。折れたファイバが飛散する恐れもあります。
⑤異物の混入による光損失増を防ぐため、ダストキャップは
コネクタを接続するまで外さないで下さい。
⑥コネクタ内部には適量の屈折率整合剤を充填しております。
コネクタへのファイバ挿入を2回以上行わないで下さい。
構成品
組立工具
・コネクタ(クサビ組付):本体
e-SC-SPC<SM>-025S-F-T-T (ケーブルホルダ[S] )
e-SC-SPC<SM>-025M-F-T-T (ケーブルホルダ[M] )
・ケーブルホルダ:本体構成部品
・ガイドレール:添付治具
コネクタ
横径
2.4~3.3
1.8~2.15
縦径
住友電気工業(株)
①ハンディ光ファイバカッタ
②FAコネクタ用
フォルダ
スペーサ
FC-7
③FAコネクタ用
メカニカルストリッパ
ケーブルホルダ[M]
(スペーサ有り)
ガイドレール
ケーブル端末処理手順
①ケーブル先端に切れ目を入れる
ケーブルホルダ[S]
(スペーサ無し)
本コネクタの組立には、左記構成品の他に、上記工具が
必要となります。予めご準備下さい。
(図は例として細径ケーブルで表現しています)
②外被を引き裂く
③外被を切断する
④逆側の外被を切断する
!
!
※ニッパで外被を切断する際の御注意点
通常ケーブルの場合
1,心線を傷つけないようにして下さい
(断線させる恐れがあります)
ノッチ
細径ケーブルの場合
×
!
2,ケーブルの切り口に段差を
つけないようにして下さい
×
コネクタ取り付け後、
ケーブル把持力が
弱くなる場合が
あります。
断面図
[お問い合わせ先] 住友電気工業株式会社 光機器事業部
TEL (045) 853-7225 FAX (045) 851-1286
Copyright © 2013 Sumitomo Electric Industries, LTD.
完成
約45mm
★e-SCコネクタをお使いのお客様へ
~ ファイバを挿入する前に ~
ファイバをコネクタへ挿入する前に、「ガイドレールのコネクタを押さえるラッチ部に外傷・破損がないか」、
「ガイドレールに コネクタがしっかりセットされているか」をご確認下さい。
もし不具合が生じている場合、うまく組立てられない可能性があります。
ラッチ部の外傷・破損確認
②押さえた「前ラッチ部」
を起点に回転させる
前ラッチ部が広がらないように
押さえる
前ラッチ部
コネクタ
押さえ位置
①真っ直ぐ引く
以下の場合は、ガイドレールに不具合のある可能性があります。
①前ラッチに引っ掛からず
“大きな隙間”が発生した場合
後ろラッチ破損
大きな隙間が発生
大きな浮き
が発生
前ラッチ破損
後ろラッチ部
②後ろラッチに引っ掛からず
“大きな浮き”が発生した場合
不具合のあるガイドレールは使用しないようにして下さい。
コネクタセット状態確認
正常
隙間無し
正常
浮き無し
①押し込んでコネクタ
の浮きをなくす
Copyright © 2013 Sumitomo Electric Industries, LTD.
②コネクタ寄せて隙間をなくす
ケーブル外被把持型SCコネクタ組立手順
住友電気工業(株)
【1】インシュロック除去
【2】コネクタをガイドレールにセット
隙間無き事
【3】ケーブル端末処理
隙間がある場合は、
ケーブルの処理方法
押し込んで下さい
については表紙参照
ニッパで結束バンドを切断
★段差無き事
★隙間無き事
!
切り口注意!
約45mm
コネクタ外傷防止
の為表面から
切断して下さい
【4】ケーブルホルダセット
※ケーブルホルダ[S]の場合は、
最初からスペーサが切断
されています
ケーブル横径2.4~3.3mmの場合
収納向き違い 収納不足
ケーブル横径1.8~2.15mmの場合
スペーサ
××
ケーブル先端位置
!
○
良好
!
ケーブルをセットする
①スペーサを外す
★スペーサを
外して切断下さい
断面図
【5】FAフォルダにセット(重要)
②スペーサ部を切断
ケーブルをセットする
【6】心線外被除去
溝に心線を乗せる
④握って
③突き当てる
②蓋を閉める
①セット
!
ツメを引っ掛ける
フタを閉じる
FAメカニカル
ストリッパにセット
外被把持部材を隙間
無き様に押し当てる
!
【7】ファイバ清掃
×
右
左
下
【10】カット寸法確認(重要)
①スライダを
押し込む
指で撫でる様に数回曲げ
上 て折れないことを確認
汚れたガーゼで
清掃しないで下さい
!
折れた場合は
はじめからやり
直して下さい
!
矢印面が上
(逆面も可)
【12】ファイバ挿入②
!
(重要)
カチッ!
!
ケーブルホルダをガイドレール
後端に乗せる
8~10.5mm
ガイドレール
凹みにセット
25~25.5mm
③フォルダを
突き当てる
【13】ファイバたわみ確認
音がするまで押し込む
!
②フォルダ
を乗せる
※当社製 FC-7使用の場合
【11】ファイバ挿入①
が傷つく可能性あります)
④カバーを押す
±30°
程度
!
2度剥き厳禁(ファイバ
隙間無きこと
【9】ファイバカット
【8】スクリーニング
ガーゼに無水アルコール
を付け、数回拭き被覆屑
を取り除く
!
⑤引く
外れてる場合は【3】項よりやり直し下さい
【14】カバーを閉じる
カチッ!
!
ゆっくりスライド
ファイバ先端が穴に確実に挿入
できる様、注意しながらマルチ
ホルダを前進させる
【15】くさび抜去
ファイバのたわみは残ったままです
(たわみが大きく、ホルダより飛び出ている場合は、
新しいコネクタで最初からやり直して下さい)
【16】ガイドレール取り外し
(補足)【15】くさび抜去の後に、
カバーを閉じても構いません
レーザー光で接続状態を確認できます
正常組立
①ロックを外す
カチッ!
②アームを押し込む
Copyright © 2013 Sumitomo Electric Industries, LTD.
レーザー光が通ってる状態
通光不具合の可能性あり
レーザー光が漏れてる状態