Download PICイーサネット対応CPUボード 取扱説明書 KBC−P18LAN 概要 仕様

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KBC−P18LAN
PICイーサネット対応CPUボード 取扱説明書
■概要
本品は、Microchip 社 PIC18F67J60 を搭載した Ether ネット付きの CPU ボードです。
小型のボードサイズながら、リレー2個を搭載し、ホームコントローラの様なネット経
由でのスイッチ操作を追加部品なしに実現する事もできます。
リレー OFF 時の消費電力が 1W 未満のため、動作より待ち受け時間が長いアプリケーショ
ンでも、省エネ化が期待できます。
■仕様
搭載 CPU PIC18F67J60-I/PT
動作クロック 41.666MHz(25MHz 水晶発振より PLL 制御:設定で変更可能)
LAN イーサネット 10base-T
電源電圧 DC5V +5%,-10% (内部 3.3V 安定化)
電源電流 平均 190mA/Ether 接続、リレー OFF、I/O 端子未接続時
電源電流 平均 250mA/Ether 接続、リレー ON、I/O 端子未接続時
接続端子 電源入力、リレー接点× 2、Ether コネクタ、ICSP コネクタ、I/O コネクタ
電源端子 2.1 φ DC ジャックまたはヘッダーピンより供給
リレー接点端子 NC,NO,COM の3線式 30V1A のスイッチ能力
Ether コネクタ RJ-45、ステータス表示 LED 付き
I/O コネクタ 26P × 2
ICSP コネクタ Microchip 社標準、6P 端子(シングルピンヘッダー)
その他 マイクロワイヤーまたは I2C の 8pin タイプ EEPROM を実装可能
初期状態は MAC アドレスを記入した 93LC46B を実装
基板寸法 64mm × 51mm (突起を含まず)
■開発に必要な機材
搭載リレーの ON/OFF を操作させてみる場合は、LAN 環境とアクセスするための PC 及び
KBC-P18LAN を動作させるための、5V、0.3A 以上の AC アダプタがあれば確認出来ます。
ご自分のアプリケーションを開発する場合は、
Cコンパイラと書込み器が必要になります。
Cコンパイラと統合環境は、無償でMicrochip社のwebページからダウンロードできます。
PIC 用の書込み器は ICSP 対応のパーソナル用では、Microchip社の MPLAB ICD2とPICkit2
があります。
KBC-P18LAN の基板上に ICSP 対応のピンを用意しています。この ICSP 用のピンと書込み
器を接続するためのケーブルは含まれていませんので、別途ご用意ください。
■接続
先端が 2.1 φタイプの DC プラグの場合は、CN5
1、
I/O 端子
1、I/O
の DC ジャックにそのまま接続できます。
本基板には26P(13P2列)のヘッダーピン用取り
付け穴が CN1、CN2 の二箇所にあります。
基板から I/O 信号を引き出す場合は、予め、付
属の 26P ピンヘッダーを取り付けてください。
端子の取り付け方向ですが、基板をマザーボー
ドの様なベースになる基板に重ねて取り付ける
方向を標準としています。
また、電線で接続する場合は CN2(26P の端子)
の 1 ∼ 4 番ピンをご利用ください。
3、
Ether コネクタ
3、Ether
26P コネクタを下向きに実装
なお、フラットケーブルの様な引き出し線を接
続する場合は上向き(基板の部品のある面に実
装)に実装してください。
通常の Ether ネット用 T タイプのケーブルを
使って、T1 に接続します。
伝送速度が 10base のため、ほとんどのケーブ
ルを使用する事ができます。
実験等でHUBを経由せずに、直接PCに接続する
場合は、クロスケーブルをご使用ください。
この場合は、コネクタのサイズによっては、基
板上の部品と干渉する事があります。
26P コネクタを上向きに実装
2、
電源
2、電源
電源は 5V 単一です。
スイッチング式の AC アダプタの様な、安定し
た 5V を電源をご用意ください。
電源容量はボード一枚に付き、300mA 程度必要
です。
4、
リレーコネクタ
4、リレーコネクタ
リレーの接点は通常のスイッチと同じです。開
閉可能な電圧は30Vまで、電流は1Aまでとなり
ます。端子からの引き出しは、付属の3Pケーブ
ルを使用するか、巻末のコネクタ適合番号に
あったハーネスを製作してください。
接点は動作時に ON となる接点(NO)と動作時に
OFF となる接点(NC)が利用できます。
動作時にONが必要な場合はCOM 端子と NO端子、
動作時にOFF が必要な場合はCOM 端子とNC端子
接点ですので、通過する電源(または信号)に
極性、直流、交流の区別はありませんが、モー
IP アドレスの取得法の変更
変更方法その1:シリアル接続を利用する。
シリアル通信で、外部の PC またはターミナル
タや電球の様に起動電流が大きい負荷の場合
は、最大定格に注意してください。
と接続し、パラメータを変更します。
接続方法およびパラメータの変更方法は、本説
また、リレーやソレノイドの様なコイル(誘導
性負荷)を接続する場合や、ノイズの大きい負
明書の「MAC アドレスの設定及び IP の設定」の
項を参照してください。
荷を接続する場合は、必ず、ノイズを抑える素
子を接続してください。
変更方法その2:プログラムの設定を変更す
る。
に接続します。
接続コネクタの型番は、巻末をご覧ください。 出荷試験用のプログラムを変更して DHCP を無
効にします。
プログラムをコンパイルする必要がありますの
で、Microchip 社からフリーの C18 コンパイラ
を入手してインストールする必要があります。
またCPUに対して書き込みを行う必要があるた
め、MPLAB ICD2 や PICkit2 の様なシリアルプロ
グラミング用ツールをご用意ください。
DHCPでIPアドレスを指定する場合、KBC-P18LAN
が取得したIPアドレスを知る手段が必要です。
ブロードバンドルータの様な DHCP サーバ機能
■動作試験
初期状態の KBC-P18LAN ボードには、出荷試験
用として、テストプログラムが書き込まれてい
ます。LAN に接続して、電源を供給すれば、試
験ができる状態になります。
ブラウザからアクセスする事で試験画面が表示
されます。
* IP アドレスが 192.168.0.35 なら、ブラウザ
のアドレス欄に、http://192.168.0.35/と入力
します。
しかしながら、初期状態の KBC-P18LAN ボード
は IP 取得に DHCP を利用するため、LAN 環境内
に DHCP サーバが存在する必要があります。
殆どのブロードバンドルータには DHCP 機能が
含まれていますので、その様な環境下で実験さ
れる場合はそのまま利用可能です。
最初から固定 IP アドレスで運用する方、また
はDHCPサーバが環境の中に存在しない方は、次
の方法で、IP アドレスの取得方法を DHCP から
固定に変更してください。
を持った機器の場合は、管理用のページを開い
て、DHCP の配布状況を調べる事ができます。
また別の方法として、Microchip 社の TCP/IP サ
ポートプログラム内に「Microchip Ethernet
Discoverer」ソフトが入っています。
このプログラムを使用する事により、同社の
TCP/IP サポートプログラムに組み込まれた、
Discoverer プログラム(使用しない設定も可
能)を呼び出して、IP アドレスを表示します。
同一のLANに接続された全てのKBC-P18LANボー
ドが表示されます。
このプログラムは、TCP/IPスタックソフトをイ
ンストールすると、自動的にインストールされ
ます。
インストール方法は、「試験プログラム .PDF」
ファイルの「3、Microchip 社の TCP/IP スタッ
クソフト」の項目を参照してください。
インストールが完了すると、スタートメニュー
の「Microchip」の項目に「TCPIP Stack 4.02」
が出来ます。
この中の「Microchip Ethernet Discoverer」を
選ぶと起動します。
* Windows のファイヤーウオールに付いて*
「Microchip Ethernet Discoverer」はUDPポー
トの 30303 を使用して、情報を取得します。
複数枚を接続している場合は MAC Address の項
を参照して、調べたいボードを特定してくださ
い。
ファイヤーウオールを有効にしている場合は、 IP Adress の項が、割り当てられた IP アドレス
下図(XPの場合の表示例)の様な、確認画面が になります。
出ますので、ブロックを解除してください。
(ウイルス対策ソフトのファイヤーウオールを
使用している場合も同様です)
正常に起動された場合は、下図の様に、接続中
の KBC-P18LAN が表示されます。
*ブラウザからアクセスを行う場合は、該当行
をマウスでダブルクリックする事で、ブラウザ
が起動します。
■回路構成
回路図は本説明書の巻末にあります。
構成はシンプルです。
PIC は 3.3V で動作するため、電源入力の 5V を
三端子レギュレータを使用して 3.3V に安定化
以上の8信号は基板上の素子と接続されている
と共に、ヘッダーピンにも接続されています。
(信号表は巻末、図2、図3)
ICSP 用信号
RB6/KBI2/PGC:ICSP 用 PGC 信号
RB7/KBI3/PGD:ICSP 用 PGD 信号
した後、PIC に供給しています。
使用している三端子レギュレータは低ドロップ (ICSP の信号表は巻末、図4)
タイプのため、4Vの電圧あがれば動作可能です 以上の 2 本は、オンボードプログラミングに使
(入力の5Vはそのままリレーの電源になるため 用する 6P の ICSP 端子に接続されています。
4V 供給時はリレーが動作しない可能性があり
ますが、PIC の動作には問題ありません)
書込みに使用しない場合は汎用のI/Oとして使
用可能ですが、この 2 本の端子は 26P ヘッダー
さらに、PIC はコア電圧として 2.5V を必要とし
ます。
ピンには接続されていません。
EEPROM ソケット
この電圧はPIC内蔵のレギュレータから供給し
ています。
基板上に、小容量の EEPRM を実装するための、
IC ソケットがあります。
PIC の原発振は内蔵の Ether コントーローラを
動作させるため、25MHz の水晶発振子を使用し
使用可能なEEPROMはマイクロワイヤーとI2Cで
す。
ます。
水晶の出力は PIC 内蔵の分周器と PLL ブロック
これらの種類を切り替える方法ですが、EEPRM
を実装する場所で信号を合わせています。
で色々な周波数の実行クロックを生成する事が
できます。速度を優先する場合はプリスケーラ
で÷3(8.3MHz)しPLLで5倍する事で約41.6MHz
が得られます。CPU の実行クロックは、入力周
波数の 1/4 になりますので、10.416MHz の実行
速度が得られます。これは PIC18F67J60 の最大
速度です。
PIC の汎用 I/O 線は、一部の専用端子を除いて、
そのままヘッダーピンに引き出されています。
汎用 I/O 線の内、次の信号は、リレードライブ
と、LED ドライブに使用されています。
マイクロワイヤ
RD0/P1B 端子:リレー 0 のドライブ用
論理 H を出力した際にリレー ON
RD1/ECCP3/P3A 端子:リレー 1 のドライブ用
論理 H を出力した際にリレー ON
RE0/P2D:LED0 のドライブ用
論理 H を出力した際に LED 点灯
RE1/P2C:LED1 のドライブ用
論理 H を出力した際に LED 点灯
(信号表は巻末、図1)
RC2/ECCP1/P1A:EEPROM 用
RC3/SCK1/SCL1:EEPROM 用
RC4/SDI1/SDA1:EEPROM 用
RC5/SDO1:EEPROM 用
I2C
共通として、上側が I2C、下側はマイクロワイ
ヤーに対応します。
*注意*
MAC アドレスと EEPROM の関係に付いて
全てのネットに接続する機器は、固体識別のた
中央の列が共通になるため、マイクロワイヤー
と I2C の EEPROM を同時に実装する事はできま
めにユニークな、MAC アドレスを付与しなけれ
ばなりません。
せん。
なおこれらの機構は、EEPRM に対するハードを
何らかの手法で、ユニークなコードを設定しな
いまま、Microchip 社提供の TCP/IP スタックプ
提供するだけです。EEPROM を利用する際には
I2C またはマイクロワイヤーの規格に沿った駆
ログラムをコンパイルし、CPU に書き込んだ場
合、この MAC アドレスが固定的に 00-04-A3-00-
動ソフトをご利用者で用意していただく必要が
あります。
00-00 に設定されてしまいます。
同様に、共立で提供の出荷試験プログラムで
I2C に関しては、Microchip 社提供の TCP/IP ス
タックプログラム内にドライブルーチンがあり
も、搭載している EEPRM を除去した場合、固定
的に 00-1C-6D-01-00-00 になります。
3 列ある 4P の IC ソケットピンは、中央の列を
ます。また、マイクロワイヤーに付いては、 短時間の試験で閉じられたネット内に一台のみ
93C46B専用となりますが、共立電子提供のサン 接続する場合はこれでも動作上問題ありません
プルプログラムを収録していますので、参考に
してください。
が、通常の運用や販売の用に供する場合は重大
な規約違反になりますので、注意してくださ
い。
IC1-36
RC5/SDO1
3
6
IC1-35
IC1-34
IC1-33
RC4/SDI1/SDA1
4
RC3/SCK1/SCL1
2
RC2/ECCP1/P1A
1
7
KBC-P18LANの出荷状態で書かれている試験プロ
グラムは、基板上に搭載している 93LC46B(マ
DI
NC
VCC
8
DO
CLK
CS
GND
5
NC
イクロイヤーの EEPROM)から MAC アドレスを取
得して起動する様になっています。
また、EEPROM に設定した MAC アドレスの内容と
同じ値がLANコネクタ右側面に表示してありま
す。
出荷時提供のEEPROMを例えばI2C仕様のEEPROM
に交換する様な場合は、
「MACアドレスの設定及
びIPの設定」の項を参照して、アドレスの固有
値を設定する様にしてください。
マイクロワイヤ(93LC46B)部分回路図
■ ICSP 端子
基板上のPICにプログラムを書込む場合はICSP
端子を使用します。
IC1-36
IC1-35
IC1-34
IC1-33
RC5/SDO1
3
RC4/SDI1/SDA1
5
RC3/SCK1/SCL1
6
RC2/ECCP1/P1A
2
A2
SDA
SCL
A1
VCC
A0
WP
GND
8
1
7
4
端子には ICSP と記入されており、左が1番ピ
ンになります。
ICSP 端子は 6P のシングルピンで 6P の内、5P を
1:VPP/MCLR、2:VDD、3:GND、4:RB7/PGD、5:RB6/
PGC として使用し、6 番ピンは空きになります。
VPP/MCLR はリセット信号と高圧の書込み電圧
(13V 程度)の共用端子です。
同じ信号が 26P コネクタCN1 の 13番ピンにも引
I2C 部分回路図
き出されており、リセット信号として利用でき
ます。
ただし、書込み時に 13V 程度の電圧がかかるた
す(xxxx.mcp は各プロジェクトのファイル名)
め、外部でリセット信号として利用する際は、 このファイルをダブルクリックする事で MPLAB
電圧が上昇しても、支障がない様、接続デバイ の統合環境が起動します。コンパイラ等のイン
ス側で配慮してください。
RB7/PGD はデータ線、RB6/PGC はクロック線に
ストールをデフォルトのままで行った場合は、
この時点で、コンパイル環境が整いますので、
Build All を行うと HEX ファイルを生成する事
なります。
I C S P 端子は狭い場所に実装されているため、 ができます。
PICkit2 の様な、先端が短い装置では刺さりき
らない場合があります。この様な場合は、6Pシ
ングルピンヘッダーのオス、メス延長線をご用
意ください。
また、6P のモジュラー端子を使用するデバッ
ガーも変換が必要になります。
■書込み
HEX ファイルを PIC に書き込むには、ICSP に対
応した、PIC ライタが必要です。
パーソナル用途としては M i c r o c h i p 社から
MPLAB ICD2 と PICkit2 が出ています。
MPLAB ICD2 は個人用にはちょっと高価ですが、
MPLAB の統合環境中からそのまま書込みの実行
が可能です。またデバッグ環境が提供されます
ので、インサーキットデバッグが必要な用途に
向きます。
一方、PICkit2 はかなり安価な部類の PIC ライ
タですが、多くの PIC デバイスの書込みができ
ます。現在の所 MPLAB から直接操作する事はで
きず(2007 年 5 月時点)、専用ソフトから hex
ファイルを読み込んで、書込みを行う必要があ
ります。
■プログラムの構築
とは言え、一度読み込んだファイルのパス名は
記録されるため、二回目からの書込みでは、そ
プログラムを作成する場合、一からネット用の
ソフトを製作するのは、現実的ではありませ
れほど手間はかかりません。
利用頻度とインサーキットデバッグの必要性で
ん。
ネット関連のプログラムはMicrochip社提供の
選択すれば良いと思われます。
書込み時の接続に付いては ICSP 端子の項を参
TCP/IPスタックプログラムを利用する事で、ア
プリケーションレベルのプログラム製作に専念
照してください。
できます。
この場合、オリジナルの Microchip 社提供 TCP/
■ MAC アドレスの設定及び IP の設定
IP スタックプログラムを元にして構築する方
法と、弊社提供の試験プログラムを元に構築す
る方法があります。
弊社提供の試験プログラムは、Microchip 社提
供 TCP/IP スタックプログラムを KBC-P18LAN に
合わせて変更していますので、余分な手間を省
く事ができます(弊社では動作に付いての保障
はできません。利用者の責任で利用の判断をお
願いします)
コンパイル環境は、xxxx.mcpに保存されていま
MACアドレスの設定及びIPアドレスの設定を行
う場合の例を2種類示します。
1、Microchip 社提供の TCP/IP スタックプログ
ラムを利用して、ソフトを作成する場合で、
EEPROMを搭載しない場合、及び弊社提供の試験
プログラムを利用して、ソフトを作成する場合
で、EEPROM を搭載しない場合。
この場合には、MAC アドレス等の設定を保存す
る場所がありません。
そのため、コンパイル時に固定的に MAC アドレ
ス等の情報を設定しなければなりません。
M A C ア ド レ ス や I P ア ド レ ス の 値 は 、 も引き出す必要があります。引き出されたシリ
「TCPIPConfig.h」内に宣言する場所があります
ので、そこに記入してからコンパイルを行って
アル信号は、幾つかのパーツを追加して R S 232C 信号に変換します。
ください。
2、Microchip 社提供の TCP/IP スタックプログ
そのための回路を図5に掲載します。
書き換えは、RS-232C 信号を、PC 上のターミナ
ラムを利用して、ソフトを作成する場合で、I2C
か SPI の EEPROM を搭載する場合び共立電子提
ル(ハイパーターミナル等)に接続して行いま
す。
供の試験プログラムを利用して、ソフトを作成
する場合で、I2C か 93LC46B(初期搭載済み)の
通信条件(初期値から変更していない場合)は
19200bps,8bit, パリティーなしです。
EEPROM を搭載する場合。
EEPROMを実装する事により、設定事項をEEPROM
同時に引き出した押しボタンを押しながら電源
を入れ、ボタンを離す事で下図の様な設定画面
に退避できる様になります。
I2C 及び SPIの EEPROMの駆動ルーチンは Micro-
がターミナルに表示されます。
1 ∼ 9 の項目で、パラメータを変更した後、0 を
chip 社提供の TCP/IP スタックプログラムに含
まれています。また 93LC46B の駆動ルーチンは
押す事で、パラメータが EEPROM に退避されま
す。
弊社提供のルーチンを参照してください。
ただし、K B C - P 1 8 L A N ボード上に実装可能な
MACアドレスはNo.1の「Change serial number」
で変更します。ただし、入力は10進数に限られ
EEPROM は I2C かマイクロワイヤ(93LC46B はマ
イクロワイヤの EEPROM です)に限られます。
ます。MAC アドレスの表記は 16 進数で表される
ため、10 進数への変換が必要になります。
EEPROMに内容を設定する場合は、シリアル接続
でパラメータの変更を行います。
設定できるのは MAC の下 8bit × 2 ですので、10
進表記では 0 ∼ 65535 が有効範囲です。
シリアル信号を外部に出すには、26P コネクタ
から、送信信号、受信信号を引き出します。ま
16進10進変換は、Windowsに標準でインストー
ルされている「電卓」の表示を普通の電卓から
た書き換えの開始指示のため、押しボタン信号
関数電卓に変更して 1 6 進のラジオボタンを
チェックした後に間にある「−」を抜いた数値
アドレスに変更していますので、LAN コネクタ
を入力し、10進のラジオボタンにチェックを入
れると変換されます。
横のシールに印刷されたMACアドレスの内の下
2 桁を入力すれば問題ありません。
例えば 00-1C-00-01-1F-5D なら、1F-5D を変換
するのですが、入力は 1F5D とタイプします。
しかしながら、Microchip 社提供の TCP/IP ス
タックプログラムを元に一から構築した場合、
10 進にすると、8029 が答えになります。
上位4byteはMicrochip社のMACアドレスが入っ
ています。このまま下 2byte のみを書き換えた
注意1:弊社提供の試験プログラム+初期実装 場合、アドレスが衝突する恐れがあります。
の93LC46Bを使用して、書き換えを行った場合、 Microchip社提供のTCP/IPスタックプログラム
0 を押して書込みが行われた後に、MPFS が無い
ので、書き換え不可能とのメッセージ
を元にして構築する場合は、弊社提供の MAC ア
ドレスか自社保有の MAC アドレスの上位 4byte
「External MPFS not enabled -- settings will までは、C プログラム内に記述する様にしてく
b e l o s t a t r e s e t . 」と表示されますが、 ださい。
93LC46B が実装されている限り、正常に退避が
行われます。ただし、93LC46B の有無は感知し
ていません。
注意2:MAC アドレスで設定可能なのは下位の
図 2:マイクロワイヤ用信号
ピン番号 端子名
1
2byte のみです。
上位の4byteはプログラム内部に書かれた値が
2
3
そのまま採用されます。
この値は、弊社提供の試験プログラムの場合は
4
5
6
プログラム内の上位の4byteを、弊社保有のMAC
CS
CLK
RC5/SDO1
DI
DO
GND
NC
NC
7
8
PIC端子
RC2/ECCP1/P1A
RC3/SCK1/SCL1
RC4/SDI1/SDA1
*1
*2
VCC
*1*2 他の端子と接続されています
LED 及びリレーの表示
図 3:I2C 用信号
PIC端子
ピン番号 端子名
1
2
3
4
5
6
7
8
A0
A1
A2
GND
*3 論理H
RC2/ECCP1/P1A
RC5/SDO1
SDA
RC4/SDI1/SDA1
SCL
WP
RC3/SCK1/SCL1
*4
論理L
VCC
*3=VCC に接続 *4=GND に接続
図 4:ICSP 信号
LED0
RELAY0 RELAY1
ON 表示 ON 表示
LED1
図 1:LED 及びリレーの操作信号
I/O端子名
RE0/P2D
RE1/P2C
RD0/P1B
RD1/ECCP3/P3A
信号名
LED0
LED1
論理
Hで点灯
Hで点灯
RELAY0 HでON
RELAY1 HでON
端子番号
1
2
3
4
5
6
信号名
VPP/MCLR
VDD
GND
RB7/PGD
RB6/PGC
未使用
リレー出力適合コネクタ
CN3,CN4:日本圧着端子製 EHR-3
CN1 端子 信号表
ピン番号
1
信号名
ピン番号
GND
3
5
7
9
RF3/AN8
RD2/CCP4/P3D
11
13
RF7/SS1
MCLR
15
17
RF4/AN9
RE4/P3B
19
21
RE2/P2B
RE1/P2C
23
25
RB1/INT1
RB3/INT3
信号名
2
4
GND
6
8
RD1/ECCP3/P3A
10
12
14
16
18
20
22
24
26
RE5/P1C
RF5/AN10/CVREF
RD0/P1B
RG4/CCP5/P1D
RF2/AN7/C1OUT
RF6/AN11
RE3/P3C
RB0/INT0/FLT0
RE0/P2D
RB2/INT2
CN2 端子 信号表
ピン番号
1
信号名
ピン番号
信号名
GND
5V
2
4
GND
5V
6
8
RA3/AN3/VREF+
7
9
RF1/AN6/C2OUT
RA2/AN2/VREFRA4/T0CKI
11
13
RC0/T1OSO/T13CKI
RC7/RX1/DT1
15
17
RC2/ECCP1/P1A
RB5/KBI1
3
5
19
21
23
25
10
12
14
16
18
20
RA5/AN4
RC1/T1OSI/ECCP2/P2A
RC6/TX1/CK1
RC3/SCK1/SCL1
RC5/SDO1
RB4/KBI0
3.3V
5V
22
24
RC4/SDI1/SDA1
3.3V
5V
GND
26
GND
図 5:シリアル通信用追加回路
DSR
4
DTR
6
TXD
RXD
RTS
CTS
GND
5V
2
3
8
7
5
DB-9P
+
コネクタの信号配置は
PCとストレートケーブルで
接続する場合
+
16
14 Vcc 11
T1o T1i
13
12
R1i R1o
10
7
T2o T2i
9
8
R2i R2o
1 C1+
1μ
3
CN2-3,4,23,24
TX1
CN2-12
RT1
CN2-13
RB4
CN2-18
BUTTON0
-
1μ
2 +
C1- V+
4 C2+ V- 6
1μ
1μ
+
5
C2GND
15 MAX232
GND
CN2-1,2,25,26
5V
CN5
5V
R12 1K
R11 1K
D5
D6
RY0
RY1
64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49
R1
2.2K
GND
IC1
C6
0.1
ICSP
I2C
R2
51
R14 330
R13 330
CN2-18
2.2K
R6
R4
51
R7
CN2-17
2.2K
R3
51
L1
2
TC
1
T+
3
T-
9 LED
SG
8
11 LED
RY1
T1
トランス内蔵
黄
RY1
5V
リレー
RY2
5V
5V
リレー
5V
10
RJ-45コネクタ
緑
12
D2
Q2
デジトラ
D1
Q1
デジトラ
4
R+
6
R-
R5
51
C8
0.1
CN2-16
CN2-20
CN2-14
CN2-15
RY0
IC2B
EEPROM
ソケット
IC2A
R15
10K
改訂
2008.01.12
R8
1K
D3
ry1
R10
1K ry2
D4
COM
RELAY0
1
NC
2
NO
CN3
3
NC
COM
NO
CN4
3
2
1
RELAY1
T1、LEDピン番号修正
KBC-P18LAN 回路図
date 2007.05.02
title
M.W.
GND
SDA
GND
DI
DO
VddRX
TPIN+
TPINVssRX
RB4/KBI0
RB5/KBI1
RB6/KBI2/PGC
X1 25MHz C1 22P
VSS
OSC2/CLKO
OSC1/CLKI
VDD
C2 22P
RB7/KBI3/PGD
RC5/SDO1
RC4/SDI1/SDA1
RC3/SCK1/SCL1
RC2/ECCP1/P1A
6
VCC
WP
SCL
A0
A1
A2
CLK
PIC18F67J60
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
1
RB7/PGD
RB6/PGC
R9
10K
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
CN2-8
CN2-9
CN2-10
CN2-11
CN2-12
CN2-13
VCC
CS
17 18 19 20 21 2223 24 25 26 27 2829 30 31 32
C9
0.1
CN2-6
CN2-7
C5
10
3.3V
RE1/P2C
RE0/P2D
RB0/INT0/FLT0
RB1/INT1
RB2/INT2
RB3/INT3
MCLR
RG4/CCP5/P1D
VSS
VDDCORE/VCAP
RF7/SS1
RF6/AN11
RF5/AN10/CVREF
RF4/AN9
RF3/AN8
RF2/AN7/C1OUT
+ C10
100
MCLR
VDD
CN1-19
CN1-20
CN1-17
CN1-8
CN1-12
CN1-6
CN1-9
RE2/P2B
RE3/P3C
RE4/P3B
RE5/P1C
RD0/P1B
RD1/ECCP3/P3A
RD2/CCP4/P3D
VDD
VSS
VSSPLL
VDDPLL
RBIAS
VssTX
TPOUT+
TPOUTVddTX
RF1/AN6/C2OUT
ENVREG
AVDD
AVSS
RA3/AN3/VREF+
RA2/AN2/VREFRA1/LEDB/AN1
RA0/LEDA/AN0
VSS
VDD
RA5/AN4
RA4/T0CKI
RC1/T1OSI/ECCP2/P2A
RC0/T1OSO/T13CKI
RC6/TX1/CK1
RC7/RX1/DT1
CN2-5
CN1-21
CN1-24
CN1-22
CN1-23
CN1-26
CN1-25
CN1-13
CN1-14
IC3
OUT
GND
+ C3
10
CN2-1
CN2-2
CN2-25
CN2-26
CN1-11
CN1-18
CN1-10
CN1-15
CN1-7
CN1-16
IN
CN2-3
CN2-4
CN2-23
CN2-24
+ C4
10
CN2-21
CN2-22
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