Download 朝日新聞データベースに挑むの記

Transcript
Nara Women's University Digital Information Repository
Title
朝日新聞データベースに挑むの記
Author(s)
山本, 那彦
Citation
山本那彦:奈良女子大学情報処理センター, Vol. 3, pp.89-99
Issue Date
1991-03
Description
URL
http://hdl.handle.net/10935/3780
Textversion
none
This document is downloaded at: 2015-11-06T00:12:33Z
http://nwudir.lib.nara-w.ac.jp/dspace
利用の事例
朝日新聞データーベースに挑むの記
文学部助教授山本邦彦
1. は じ め に
私は最近、必要があって、昔見た、といってもそう昔でもなかったような気もする朝日新聞のあ
る記事を、どうしても捜さなければならなくなった。それはフランスで失業問題が深刻になった時
9
8
0年代に違いないのだが、高学歴層にまで失業の波が押し寄せているという
期のころ、従って 1
主旨のもので、物乞いする背広姿の紳士の写真が載っていたような載っていなかったような、それ
ほどまで、に記憶がぼやけた記事だった。
さて、その記事をどうして捜したものか。もちろんそのオリジナル紙はとっくの昔にチリ紙交換
に出している。スクラップもしていない。となれば、図書館で縮刷版を繰るしかない。これは毎月
一冊の形でまとめられ、記事索引も付いている。便利といえば便利だが、いざあたってみると、私
f
.
.
'
o その上、
のように何年の記事だったかも定かでない資料を月毎に繰って行く労力は大変なもの f
老眼の始まった私の目には、縮刷版の蟻のような文字がことのほかこたえる。
ちょうどその頃、 CD化された朝日新聞のデーターベース借りが本学の情報処理センターにある
ことを知って、おそるおそるセンターの門を叩いたのである。文科系の教師の多くがそうだが、私
も機械に弱い。パソコンでかろうじて「一太郎」は使えるものの、大型コンピュータなぞというと、
何をするものか、かいもくわからない。それの収まっている場所へ行くのは正直恐いのだ。だが、
必要は勇気の母、と言ったかどうかはともかく、思い切って出かけて行って一安心。使用機種は馴
8というではないか。それに CD-ROMc
注 2)ユニットという小型の箱がつないであ
染みの NE C9
るだけ。マニュアル(制片手に、試行錯誤を繰り返しながら、比較的短時間に検索はできた。しか
も、慣れればアッと言う間に捜せるな、という感触を得た。
残念ながら、結果的には、私の求める資料はここになく、データーベース化が始まる前々年、 8
3
年の記事だったことが後でわかったが、決して無駄な努力をしたとは思わない。少なくとも 8
5年
以降ではないという事実が判明したのだし、何よりもまず今後この便利な資料が自在に使える自信
が付いたのだから、むしろ大収穫というべきだろう。
これからこの CDソフトの使い方を私なりに説明し、その便利さと面白さを知ってもらおうと思
つ
。
注 1 日外アソシエーツと紀伊園屋書店が共同開発した「バイブノレズ検索プログラム CDPRO」というデー
ターベース・シリーズの内のひとつで、「 CD-HIASK (朝日新聞全文記事情報)」という CDソフト。
1
9
8
5年以降、毎年 1枚ずつ発行されており、 8
8年版からは過去 3年間の総索引が付録として付いた。現在、
8
9
本学の情報処理センターに 8
5年から 8
7年までの版が、また附属図書館に 8
8年と 8
9年の版が所蔵されて
いる口
注 2 シーディ・ロムと読む口要するに CDのことである。
注3
「パイプjレズ、検索フ。ログラム CDPRO取扱説明書」 D このシリーズの汎用マニュアノレであるため、やや
わかりにくい所もある。「 CD-HIASK」専用のマニュアルがぜひとも必要。
2
. 起動方法と日本語入力
起動はいたって簡単だった。まず CD-ROMユニットのドライブに CD (
8
7年版を使用)を
プラスチックのケースごと、矢印方向にセットし、次にバイブルズ検索プログラムのフロッピーディ
スクをドライブ Aにセットして本体の電源を入れる。ただし、情報処理センターの場合は、ハード
ディスクにあらかじめこのプログラムが組み込まれているので、フロッピーディスクは一切使わず、
次のように入力するだけですむ。
A>CDROM宣
すると、まるでテレビニュースのオープニングのように、虹色に輝く CDの円盤を背景に、「バ
イブルズ」という大きなタイトルが現れた(図 1)。見とれていると、画面が消えて、また同じオー
!
プニングが繰り返された。「あれっ!」と驚き、よく見ると、下に小さく“ HITRETURNKEY”
とあった。私は、思わず、、パカボンのパパのように、「どうして英語なのだ!?」と叫んでしまう。
図 1 オープニング画面
リターンキィを押すと、「登録ファイル一覧」が現れた。 1年を 3ヶ月毎の 4ファイルに分け、
各ファイルが 1万 4、 5干の記事をかかえていることがわかる。検索希望の 7ァイル番号にカーソ
ルを合わせてリターンすると、前に星印(女)が付く。ファイル 2とファイル 3を選んだ、画面が図
2である。
9
0
C
D
!
ゆI
S
C
O
O
U
L>CJD::~:::千:トール:新聞・:錐;誌記事構報;:~:3.
泳
三
;
:;
:
:
t
:
"
'
"
"
"
N
o
.
1
ヲF:
イ
::
J
v
数
:
:
:U
4
¥
登録件数
ファイル表題
1∼3月
1
3
,
0
7
6
HIASK’ 87. 4∼ 6月
1
4
,
9
2
1
HIASK' 87.
横断
1
情報提供:朝日新聞社
貴
2
情報提供:朝日新聞社
賓
"
"
'
HIASK’ 87.
7∼9月
1
4
,
8
0
5
10∼12月
1
5
,
3
1
4
情報提供:朝日新聞社
4
HIASK’ 87.
情報提供:朝日新聞社
0 検索する対象のファイルを選んでください。
直亙ヨ事UCコ亡コ~「-,亡コ亡コ直面口直己
図 2 登録ファイル一覧画面
この図にあるとおり、画面の下に次に行える操作が、ファンクションキィに振り分けて表示され
mu・
る。ここは迷わず直
1)を押す。すると、待望の「検索条件入力」の画面が出た(図
3、但し条件未記入)。 1
2の項目が設定され、条件の入力を待っている。まずはキーワードからと
思い、項目の「キーワード(漢字〉」にカーソルを移す。
~+区ill] で日本語入力
となるのは、他のアプリケーションソフトと同じである O さあ入力だ。ところが、どうも、いつも
のAT OK借りとは様子が違う。どうやらフロントエンドプロセッサ( FEP)は NECAIらし
い。これだと、 f・
3で「かな」と「カナ」を切り替え、 f• 6で「半角」の切り替え、そして f・
Eだ。
2で「英数」の切り替えとなる。変換は区亘
さあ、これでいよいよと思ったが、またつまずいた。試しに、“あすか”と打って“飛鳥”を期待
したが、うまく変換できない。画面をよく見ると、“あ”の宇治灯、 2ポイント小さく、“あすか”
となっていて、どうやらそこに問題がありそうだった。そこで、いろいろ試した末に、やっと
匡 亙 訂 を ONにしておかねばならぬことがわかった。
注 4 エートックと読む。ジャストシステムの開発した日本語 FEPで\「一太郎」に組み込まれている。
3
. いざ検索!
まず試みに、 87年の中 6ヶ月間に奈良近辺の考古学関連の記事がどれだけ載ったかを調べるこ
とにした。マニュアルには、「一つの検索項目内で、の条件は 1回に 2ヶまで」とある。そして、い
9
1
わゆる論理演算ができるという。 2個の条件を“+”で繋げば論理和( 0R)で範囲は広くなり、
“*”で繋げば論理積( AND)で範囲は狭くなるわけだ。項目聞の演算は先頭に“+”を付けない
限り、自動的に論理積( AND)がとられるらしい。そこで私は次のように条件を設定し、
十区i
l
l
]を押した(注
5)
@Bg
(
図 3)。キーワードに“飛鳥”を加えることで“奈良”で漏れたものが救
えるかもしれないし、主題に“考古学”をかぶせることで、奈良の鹿がどうしたとか、奈良女子大
学がどうしたとかいう記事は全部カットできるはずだ。
C型:喰J:s.P.QQJ.q::::::::::::::::::::::::n交演技;:殺:;::;::,:::;:::::2:~:::き
検議議体;::
N
o
.
1
2
3
5
6
7
8
9
10
11
12
前回までの件数:
金1除数:三:;:::::::::::::::zs~:72fl
0
ファイル数:
項目
条件
キーワード(カナ)
キーワード(漢字)
主題分類コード
奈良+飛鳥
主題分類(漢字)
国別分類コード
国別分類(カナ)
国別分類(漢字)
記事種別分類コード
写真・図の有無
掲載日付・頁
索引記事番号
2
考古学
彊UCコ圃配置直面~~
E亙E~~直通口重E
図 3 検索条件入力画面
ここでも迷わず軍事日 (f ・1)を押す。その結果、予想に反して、図 4のような画面が現れ
た。ここには各検索語の該当件数しか出ていない。
この表の下に「O ファンクションキーで処理を選択してください。」と指示が出ているので、
r
u
u・1)を押すと、同じ表の下に、「O 今回の保存件数は 5件でした oJというメッセー
直
ジが出た(図 5。
)
E の段階で論理演算をしていたのか、と納得して、次に移る。このあたりまで
なるほど、直
J
慣に押して行けば、検索の流れに乗れるの
来ると、私にもだんだん要領がわかってきた。 f• 1をI
だo 次の f・1は
B Jだ。それ、押せ!出たあ!求める記事の見出しが 5つ、日付、朝夕刊の
)
別、頁、写真図表の有無、全字数とともに並んでいる(図 6。
Du・1)は少し様子が違った。押すと、「O
次の直面
9
2
出力形式と番号を入力してください
〔 〕
〔
〕」の指示が出た。|ヘルプ
l
で調べると、前の括弧の出力形式には 1∼ 3の数値を
入れよ、とある。数値が増えるほど詳細の度が増すらしい。後ろの括弧の番号には一覧表示内容の
左端番号を指定する O 範囲指定は“:”(コロン)で繋ぎ、とびとびの番号は“,”(カンマ)で区切
ればよし、。そこで私は次のように入力した。
〔1〕 直 〔 1:
3
,
5〕 固
M
J(
f・
すると、みごと、見出しに前文を加えた記事が指定どおり現れた。図 7は そ れ を 直
9)でプリントアウトしたものである O
ものは試し、と出力形式 2で表示させたものの一部が図 8である O 先の前文がここでは全文にか
わっている。ややこしいなあ!出力形式 3でも試したが、今回は 2と同じ結果が出た。
注 5 日本語入力後、検索に移る時には、必ず日本語入力モードを解除しなければならない口業界では常識の
操作でも、素人にはやっぱり煩わしい。何とかならないものか?
C
D
:D
l
S
.
C
0
9
1
0
:
;
:
:
:
:
:
:
:
:
:=
:
=
=
=
:
:
:
:
:
:
:
:
:
z
:
:
t
:
:
¥
d
\)む:::: 2
:
;
.
:
:
s
.
前固までの件数:
0
'
.
“
!
検索楽体:
N
o
.
01
02
03
0
項目
条件
キーワード(漢字)
キーワード(漢字)
主題分類(漢字)
奈良
飛鳥
考古学
金件数 t
ファイル数:
:
:
2
9
;
7
2
6
2
件数
4
9
6
7
8
ファンクシヨンキーで処理を選択してください。
重蚕ヨ仁コ仁コ仁コ亡コ亡二コ仁コ直三司直亙口直己
図 4 検索状況( 1
)画面
9
3
c~r;・:IJ.l'S¢001Q :::::::::::::::::::::=:::~安世;イ:ル白:=::::::::::<::: 2:::::3.
検議条件
N
o
.
0
前回までの件数:
きを件数;;支店
01 キーワード(漢字)
02 キーワード(漢字)
03 主題分類(漢字)
2
件数
条件
項目
<
Z
S;
:
:
松8
ブアイル数:
4
9
奈良
飛鳥
考古学
6
7
8
0 今回の保存件数は 5件でした。
EX]亡コにコ ζコ巴E
亡二コにコ @DD直E 直E
図5 検索状況は)画面
C
D
ゆI
S
C
I
D
.
0
1
m
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:.日夕::?rHf・2説。:;::::::::::>:= 2~ ::: 3
結集以費
前回までの件数
5
N
o
.
1
2
3
4
5
:
:
2
9
.
j
:
7
2
6
2
内容
奈良の平城京跡で「三文の得 j 見つかる
)
’87. 6. 10 朝刊 25頁 写 図 有 (全 286字
聖徳太子の「上宮 j 跡か奈良県桜井で古代石敷き床発掘
)
’87. 6. 12 朝刊 1頁 写 図 有 (全 1841字
奈良でのろいの木簡発見
’87. 6. 20 朝刊 29頁 写 図 無 (全 241字
)
小治田宮と土器に墨書飛鳥の宮殿跡を示す資料見つかる
)
’87. 7. 14 朝刊 26頁 写 図 有 (全 855字
6棟の大建物跡も発見 たしかに聖徳太子の上宮跡だ
’87. 9. 18 朝刊 30頁 写 図 有 (全 1352字)
護E Eコ仁コにコ巴i
l
l
C二
コ Eコ置芝コ置配置E
図6 結 果 一 覧 画 面
9
4
金件数:注目:
ファイル数:
*
ぷ
*
*
〉
ド
*
〉
ド
*
*
*
*
*
〉
ド
*
*
*
*
*
*
*
*
)
ド
〉
ド
*
*
〉
ド
〉
ド
*
*
*
〉
ド
*
〉
ド
〉
ド
米
*
*
*
*
〉
ド
〉
ド
*
〉
ド
*
〉
ド
*
〉
ド
〉
ド
*
〉
ド
*
*
〉
ド
〉
ド
*
)
ド
〉
ド
*
*
)
ド
〉
ド
*
〉
ド
〉
ド
〉
ド
*
〉
ド
*
*
*
*
*
〉
ド
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
パ イ プ ル ズ [詳細印刷]
*
〉
ド
*
*
*
*
保存件数:
5
米
*
***)ド氷******)ド*〉ド******氷**〉ド***)ド**米*****氷水***〉ド***)ド**〉ド****)ド〉ド米***)ド**〉ド****氷************
十みたやと精
位 と つ 床 Jや
︶冠部かの跡識
字や一つ特宮学
1法 の 見 独 上 の
4憲 ﹀ で た ﹁ 子
8 のや﹀めが太
1条 み や つ れ た
全七つみきこい
掘︵十みの敷、築。
発、かえをりをる
床有み︵う石お礎な
き図住﹂︵原てのと
敷写で宮宮河れ々り
石ま上之とさ数か
代頁歳﹁上り掘にが
古1 2る 市 し 発 本 手
で 3れ 井 つ が 日 な
井刊がさ桜びど期要
桜朝︶と県。な︶重
県年た良た部いる
良2 2 つ奈し一めす
奈1 2練 い 表 の い 明
6を 近 発 物 れ 解
・
か6 一想にが建︵を
跡・4構 烏 委 な 明 ど
J77の 飛 教 大 繋 な
宮8 5ど 、 市 壮 、 景
上’︵なが問、ば背
1﹁ 予 定 構 、 潟 れ の
∞の太制連日のれ仰
は 子 徳 の る 1 みさ信
凶 太 聖 階 れ 1組 認 、
肝徳二らと石磯神
・聖
号−
l番し
[ 0001 ]
・ 記 事 番 号 ・ 870610109
・見出し・奈良の平城京跡で「三文の得」見つかる
’ 87. 6. 1 0 朝刊1 2 5頁 写 図 有
(全 2 8 6字〉
奈 良 市 の 平 城 京 跡 で こ の ほ ど 、 奈 良 時 代 初 め ( 8世 紀 ) に 造 ら れ た わ が 国
・前
文・
最 初 の 鋳 造 貨 幣 、 和 同 閥 均 ( わ ど う か い ち ん ) 9 7枚 が 、 ヒ モ で 束 ね ら れ た
状 態 で 見 つ か っ た 。 5 7年 に も 同 じ 9 7枚 束 ね が 出 て お り 、 10 0文 に 足 り
な い も の を 10 0文 束 と し て 適 用 さ せ た 「 省 百 法 ( し ょ う び ゃ く ほ う ) 」 の
慣 行 が 、 従 来 の 説 よ り 約 5 0 0年 古 く 奈 良 時 代 か ら あ っ た 証 拠 と の 見 方 が 強
まっている。
昭事出
∞記見
[
A
6
号・情
]番し
[
凶事出
∞記見
報
一同メ建上。よい
︶ の はO 式 が た が て
字 J度4床 子 つ 態 み
2﹀ 今 約 高 太 な 実 と
5や、北、、に﹁﹂
3みで南めく実はる
1 つ跡。じじ確委な
全み遺たは同が教に
︵か宮しをとと市り
︵之表殿構こ同か
有宮上発主遺る、が
だ図上のがのきあで手
跡写﹁市委央敷で置る
宮た井教中石構配知
上頁し桜市のも遺物を
のO ご 県 同 地 れ の 建 子
子3 過 良 、 掘 ず 子 の 様
太を奈日発い太古の
徳 刊 期 た7 ぷ 。 、 最 殿
聖 朝 年 し1 及 た し る 宮
に青土とにつ致れの
か8 ろ 出 た ル あ 一 ら 前
し1 ご が っ ト が と え 以
た・末構か一跡期考宮
9 の遺つメ物時も波
見 ・ 紀 き 見O建 る と 難
発7 世 敷 が8 の れ 型 期 社
も8 8石 群 約 棟 さ 原 前 開
跡 ’ が る 物 西6 と の い 新
3物 子 れ 建 東 計 た 殿 な 目
印建太ら大、むい宮ら朝
川大徳見のル含にのか:
ωの 聖 と 期 ト を 宮 烏 わ 。 供
肝機部時一築之飛くる提
・
円前チか
長名ンつ
︶にのセせる
字 う 人6 はあ
1 よ、−︵て
4 のと7 自れ
2 一字横万か
全パ文、若書
︵一いチ﹀と
ロしン部ど
無クらセ︵な
図 の 葉2 マ﹂
写 葉 言1丈
つの縦﹁つ
頁4 い 。 に ば
9 、ろた中天
2 どのつの﹁
ほにか円に
刊の中つ長き
朝この見のわ
でそがれの
O跡 、 簡 ぞ そ
2宮 き 木 れ 、
・城描のそり
見6 平 を め oあ
発・跡絵初チと
簡7 史 た 代 ン ﹂
木8 別 せ 時 セ ﹀
の ’ 特 さ 良8 ろ
6い の 差 奈 ・ ま
印 ろ 市 交 た 1か
仰の良ついさわ
凶 で 奈 4 書厚の
肝良をを、ベ
・奈
号−
]番し
[
凶事出
∞記見
.
. .
..
.
文・
.前
文・
・前
文・
・前
(出力形式 1)
n
u
・
﹁
﹁
﹄
﹁
席
目
図7 詳 田
古
*
*
0
全件数:
ファイル:
*CD-
9
5
ω
一同メ建上。よいの建先れ柱分き﹁らン敷たに
8 群、宮とろくれ。建設
︶ の はO 式 が た が て 構 の 、 そ 8 に 敷 の 庫 セ 石 し 南 約 ば が 模 古 だ っ こ だ の 施
字 J度4床 子 つ 態 み 遺 棟 で も ︵ 屋 石 ﹀ 倉
Oて と に 、 え だ 規 最 る り は え 層 た
2 ︶ 今 約 高 太 な 実 と 。3 討 れ ル 部 た ル の
4し 々 ら で 例 。 大 は 出 取 構 構
2し
5 や 、 北 、 、 に ﹁ ﹂ 月1 検 ず ト 2 し 。 ト 柱 さ れ 広 さ 形 、 る の 例 が に 遣 の な な
3みで南めく実はる 6 、 、 い − 。 土 た 一 総 深 か い は 方 は い 宮 掘 構 舎 の 風 う て
1つ跡。じじ確委なはり較、メい出いメり、分な委長館て原発遺殿回殿よも
全 み 遺 た は 同 が 教 に の 掘 比 は 5 近 に て5は チ 枝 の 教 い 居 し 藤 の な 今 宮 る を
︵か宮しをとと市りたにの跡・チ先び・ゃンで物市長の土や宮童話。たあ客
︵ 之 表 殿 構 こ 同 か し た 類 物 6 ン 、 伸8 、 セ 中 建 同 や 族 出 宮 た 貴 の た つ に 、
有 宮 上 発 主 遺 る 、 が 土 新 器 建 1 セ は が 北 ﹂ O途 、 。 や 豪 か 原 し る 長 い 伴 ︶ り
だ 図 上 の が の き あ で 手 出 を 土 る 西O ら ︶ 南 屋 5 、 は る に や っ 御 り め 室 て を わ よ
跡 写 ﹁ 市 委 央 敷 で 置 る が ル 、 残 東 3か ル 、 西 幅 で 側 あ 北 王 く 浄 き 埋 究 れ 固 に う
宮た井教中石構配知構トは。はは端トル﹁︵ル北に南大い烏つを研ら庭はい
上頁し桜市のも遺物を遺一棟た﹂径西一ト﹂溝トの上はる、飛。は白物み、︵と
のO ご 県 同 地 れ の 建 子 の メ 8 つ 殿 直 、 メ 一 殿 み 一 そ の 構 。 あ ら が る が 空 造 と が 輸 設
子3 過 良 、 掘 ず 子 の 様 り 方 る か 主 の り 3 メ 脇 組 メ 。 地 遺 る が か 造 い 姿 の 建 初 い 埴 施
太 を 奈 日 発 い 太 古 の か 平 な わ ﹁ 柱 あ 1 4﹁ 石 7 た 台 、 い の ろ 構 て 、 史 所 最 さ 形 的
徳 刊 期 た7 ぷ 。 、 最 殿 ゆ O に と の 、 が さ 西 い の 2 い た て て も ご の れ 模 宮 究 が 小 家 公
聖 朝 年 し1 及 た し る 宮 ︶ O 心 の 。 央 ︶ 口 長 東 長 側 長 て 。 つ 見 し の 半 ら さ 規 代 研 宮 は 、 た
に 青 土 と に つ 致 れ の 年 5中 も た 中 間 り ︵ ︵ に 西 全 ち た な と 定 風 後 れ と ど 古 財 波 模 も つ
か8 ろ 出 た ル あ 一 ら 前 2約 、 の つ い 柱 入 路 方 北 。 群 、 落 つ に る 推 殿 紀 こ ぞ ほ 、 化 難 規 物 と
し1 ご が っ ト が と え 以 2 側 ち 末 か き2 出 通 四 南 た 物 び れ か 谷 あ と 主 世 、 な 構 ば 文 期 。 建 を
た ・ 末 構 か 一 跡 期 考 宮 6 南 う 紀 わ 大 ︵ い の 聞 に い 建 伸 流 分 が が 模 、5 で 、 遣 れ 立 前 た い 務
9の遺つメ物時も波一、の世と番ルし風柱かでたにへと西ど規にど的か宮掘国のい近政
見 ・ 紀 き 見O 建 る と 難 4 め そ6 構 一 ト ら 廊3 ほ れ し 北 側 い 東 な ル 中 な 分 の 之 を え 良 ば 驚 に 。 。
発7 世 敷 が8 の れ 型 期 7 た 。 、 遣 で 一 段 回 、 。 さ 土 南 東 し 、 ク ト だ 跡 部 く 上 南 構 奈 半 、 形 る る 社
も8 6石 群 約 棟 さ 原 前 5 む た に の 跡 メ 階 の は た 置 出 に 、 ら は サ 一 ん 遣 が つ ﹁ に た ・ 紀 く 方 あ れ 聞
跡 ’ が る 物 西6 と の い ︵ か し も 代 物5 に 形 に つ 配 に ら 過 圏 構 は メ 囲 寺 掘 ぴ は ら 。 つ 郎 世 早 正 が わ 新
3物 子 れ 建 東 計 た 殿 な 子 つ 認 と 時 建 北 側 字 面 あ が 先 さ 通 庭 遣 に 方 で ツ 発 結 委 さ る 伴 二 7紀 の 性 思 日
ロ 建 太 ら 大 、 む い 宮 ら 太 を 磯 と の の 南 南L 正 が 物 、 、 を 、 の 囲 平 塀 三 も う 教 。 見 を 長 、 世 前 能 に 朝
日 大 徳 見 の ル 含 に の か 徳 像 を 構 前 つ 、 、 け 殿 ﹂ 建 た も 構 で 体 周O や ・ れ ど 市 る と 園 本 は 半 の 可 う :
の 聖 と 期 ト を 宮 鳥 わ 。 聖 体 跡 遺 り6 ︶ れ 向 主 殿 い ま ﹀ 遣 問 全 、O 潟 県 ず と 同 え ﹂ 庭 宮 廊 り 殿 の よ 供
引棟部時一築之飛くる全物のよ聞かに前しチき空門
O 馬い殿いう回よ主物の提
6
報
号・情
]番し
民事出
・
円前チかの
長名ンつ
︶にのセせるう
字 う 人6 は あ よ
1よ、−︵てす
4 のと7 呂 れ 下
2 −字横万かを
全パ文、若書罰
︵一いチ︶と天
ロしン部どに
無クらセ︵な部
図 の 葉2 マ﹂呂
写 葉 言1 丈 ︽ 万
つの縦﹁つ若
頁4 い oに ば 部
9 、ろた中天丈
2どのつの﹁が
ほにか円に神
刊の中つ長きの
朝この見のわ方。
でそがれの四る
O跡 、 簡 ぞ そ ﹁ い
2宮 き 木 れ 、 は て
・城描のそり授み
見6 平 を め 。 あ 教 と
発・跡絵初チと大﹂
簡7史 た 代 ン ﹂ 良 簡
木8別 せ 時 セ ︶ 奈 木
の ’ 特 さ 良8 ろ・た
6い の 差 奈 ・ ま 好 け
川 ろ 市 交 た 1 か正か
却の良ついさわ野を
何 で 奈 4書厚の水い
訂良をを、ベろ
・奈
号−
]番し
ω事 出
[
∞記見
[
∞記見
.
. .
.
席 (出力形式 2)
E
Pリ
田
高
図8
詳
9
6
文・
・全
文・
・全
4
. キーワードで遊んで見ると…
T
Iu・10)で図 3の検索条件入
要領がわかると面白くなって、もっと試してみたくなる。直
力画面まで戻り、|オールクリア!
C
f・6)で今までの保存データを全部消し、今度は「キーワー
ド(漢字)」に“米”と入れ、それだけで検索にかかった O すぐに結果は出た。半年間で実に 9
0
4件
。
さすが主食の扱いは、と思いきや、一覧表示を見て唖然とした O 「米でエイズ赤ちゃん激増」「米ソ、
化学兵器廃棄施設を相互訪問へ」「イラク、米艦への攻撃認める」…ことごとくアメリカの話では
ないか!米はなし、かと目を皿にして捜したら、あった、あった、アメリカの洪水に呑み込まれるよ
うにして、辛うじてあった。「飯米農家でも応分の転作を」「弥生の米作青森」。そして、一瞬、
我が目を疑った。「米朝師匠、小尻記者霊前に取材予定のアメ」。落語家の齢闘が“米”のキーワー
ドでたどれるのか!まさか。ひょっとして、“アメ”を“アメリカ”と間違って記録したのでは?ま
さか。ここで詳細画面を出して、謎は解けた。米朝師匠が記者の霊前に捧げた「ヒノデ阿免」とい
うアメは米で作る、とある。ああ驚いた。さらにページを繰ると、うへっ!またまた米朝だ!「米
朝外交官、すでに接触」。ほっ!
どうやら新聞は、アメリカは“米\穀物は“コメ”と表記をかえて、混乱を避けているらしい。
「コメの交渉は困難農水相が米に表明」など、その典型的な例だろうが、ときどきコメが米に紛
れ込む O しかもそれが日米貿易摩擦の要に来たりするから、話はますます混乱する。先年、さる高
官がかの地に赴き、「わが国は瑞穂の国、貴国は米国、ともに米の国です。お互い仲良くやりましょ
う」と変なジョークを交えて挨拶し、輩楚を買ったとか伝えられているが、新聞の表記を見るかぎ
り、日本はもうとっくに米の国ではなし、。いや、対米追随だから、やっぱり米の国だ、というのは、
もっと悪い冗談。
“米”で遊んだついでに、“仏”もやってみよう。件数は減るが、決して少ない数ではない。結果
を一覧すれば、フランスの話題がずらりと並んでいる。と思いきや、嫌みなやつはここにもいた。
「お布施は坊さんが決めるの」「仏壇から反乱」・・
それではいったい、こういう異物を取り除くにはどうしたらいいのか。わけはない。「キーワー
ド(カナ)」(注 6)に“アメリカ”とか“フランス”を設定するか、国別分類(注 7〕に国名を書き加えれば、
異物は直ちに消える。
しかし、実を言うと、キーワードに“米”や“仏”のように、件数が何百とありそうなものを設
定すること自体、間違っている。もっと使用範囲の狭いものを選ぶべきだ。どうしても“米”にこ
だわるのなら、ブラウズ機能を使って最適の検索語を探せばよい。まずカーソルを「キーワード
(漢字)」に移動して、|ブラウズ
I
u・7)を押し、“米”と“@”を組み合わせて部分一致の検索
語をこしらえてリターンすれば、ウインドウが開かれて、“米”を含んだ検索語郡が表示される。
スクロールしてゆけば、設定された 6
5個の検索語が見られる O その中から最適語を取り込んで検
索すれば、件数はぐんと絞られるはずだ。ちなみに、“@米”で|ブラウズ|した画面の一樹が図
9だが、ここで意外なことを発見する。“米”は原則的に排除されて“コメ”の方にまわされたのに、
熟語となって「モチ米」のように“米”と濁って読むケースや「外米」のように“米”と読むケー
スは、アメリカと仲良くしているという事実。なんだか、このソフトを作った人の迷いまでが見え
9
7
c
m
・
J
U
S
C
0
0
1
0
>
:三
ー
:
。
:
検綴条件:
N
o
.
1
2
3
4
5
6
7
8
g
10
11
12
j
>
U
y:
イ
:
:
;1
v
:
・・
,
:
:3:::o・
:2
・
:
,3
0
金~ ;件数
・
:
'
前回までの件数:
項目
条
番号
l
0 番号を入力してください。 〔
'2~1~726
2
件数
#
0
0
0
2
5
#
0
0
0
2
6
書0
0
0
2
7
書0
0
0
2
8
持0
0
0
2
9
書0
0
0
3
0
書0
0
0
3
1
書0
0
0
3
2
#
0
0
0
3
3
書0
0
0
3
4
書0
0
0
3
5
#
0
0
0
3
6
キーワード(カナ)
キーワード(漢字)
主題分類コード
主題分類(カナ)
主題分類(漢字)
国別分類コード
国別分類(カナ)
国別分類(漢字)
記事種別分類コード
写真・図の有無
掲載日付・頁
索引記事番号
:
f
ファイル数:
3
2
7
2
1
1
1
0
8
0
ヤミ米
カンペルマン米
仏独伊米
英米
英米
日英米
救援米
欧米
欧米
例年通り欧米
日欧米
超過米
〕
亡コ亡コ仁コ ζ二コ仁コ仁二コ E盟仁コ直E 直己
図9 ブ ラ ウ ズ 画 面
てくる思いだ。
注 6 カナ指定の項目は必ず半角で入力すること。
注 7 記入の仕方は「ヘルプ」で調べる口
5
. その他の機能、そして、まとめ
これまで見てきたように、朝日新聞データーベースは、検索語さえうまく選べば、キーワード検
索だけで十分、という気がする。件数が多そうなら、あと 1つ 2つの項目に条件を掛けて絞ればよ
い。私たちが新聞のデーターベースに求めているのは、すべての筋いをくぐり抜けて残った極小の
珠玉では多分ないだろう。それよりも、むしろ、多少光は鈍くても原石が早く見つかる方がいい。
とすれば、あまりたくさん条件を設定するのはやめて、キーワード中心で検索した方が、時間も労
力も少なくてすむ。
ところで、新聞のデーターベースというのは、私のように、以前見た記事を確認するために使う
場合ももちろんあるが、あるテーマの関連資料を迅速かっ広範囲に収集できることが、やはりその
最大の利点であろう。私たちの思考はいつもある見通しをもって論理を立てるが、データーベース
にはそういう方向性がないだけに、実に意外なもの同士を結び付けて、私たちを驚かせてくれる。
大げさにいえば、ここは新たな発見の宝庫なのだ。
9
8
このデーターベースにはまた、掲載日付から検索する機能もある O 某月某日を指定すれば、その
日の記事がたちどころに揃う。確かに便利な面もあるが、日付がわかっている場合には、私はむし
ろ縮刷版の方を薦めたい。なぜなら、新聞の情報にも、それなりに視覚的要素はあるからだ。活字
の大きさ、記事のレイアウト、写真や絵の配置、こういう見た目の感じ、なんとはない人間的な温
もりが、情報至上主義のデーターベースには決定的に欠けているように思われる。
最後に一言、版元への注文。確かにこのデーターベースは使いやすい。しかし、マニュアルだけ
は、パイフゃルズ・シリーズ汎用とせず、朝日新雑専用のものを作ってほしい。少しの手直しですむ
はずだ。
9
9