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ビデオカメラ
取扱説明書
1100万画素プログレッシブ走査型白黒/カラーカメラ
FC11000CL
FS11000CL
●このたびはTAKEX CCDビデオカメラをお買いあげいただき,誠にありがとうございました.
●この説明書と添付の保証書をよくお読みのうえ,正しくご使用下さい.
その後大切に保管し,わからない時は再読して下さい.
目
次
1.特長
………………………
3
2.概要
………………………
3
3.各部の説明
………………………
4
4.操作方法
………………………
6
5.各種設定
………………………
10
6.設定変更方法
………………………
13
7.シリアル通信制御
………………………
21
8.タイミングチャート
………………………
26
9.注意事項
………………………
31
10.仕様
………………………
32
11.外形寸法
………………………
33
竹中システム機器株式会社
文書 整理 番号 K13B09
取扱 説明 書( 3版)
- 1 -
(2/33)
[ 変更 履歴 ]
版
1 版
変 更内 容
初 版発行
2
版
誤 記訂正
3
版
注 意事項 追記 、外 形図変 更
誤 記訂正
記事
撮像 素子 の経時 劣化 対策 など
本 説明書 中で の付 加表記 につ いて
(注 )…
ご使 用に 際して ご注 意頂 きたい 点を 解説 してい ます .
(! )…
従来 製品 との比 較の 上で 特にご 注意 頂き たい点 を解 説し てい ます.
[ 用語 ]…
本カ メラ の動作 を説 明す る為に 特別 に規 定する 用語 を解 説し ていま す.
[ 解説 ]…
本カ メラ の動作 を理 解す る上で 必要 と思 われる 事柄 を解 説し ていま す.
- 2 -
日付
2010- 3-14
文 書番号
K10314
2011- 1-11
K11111
2013-11-09
K13B09
備考
FC11000CL
FS11000CL
(3/33)
1.特長
・F C11 00 0C L/F S1 10 00C Lは 総画 素数1 10 0万 画素 ,対角 43 mm のCC D撮 像素 子を採 用し たフ ルフレ ーム シ
ャ ッタカ メラ です .
・毎 秒5フ レー ムの フルフ レー ムシ ャッタ 画像 が得 られま す.
・カ メラリ ンク (Base Configuration )準 拠の 10or8or12 ビット デジ タル 映像信 号出 力が 得ら れます .
・カ メラリ ンク 経由 のシリ アル 通信 を用い てカ メラ の内部 設定 値の 外部 制御が 可能 です .
・O SD表 示に よる 文字情 報の スー パーイ ンポ ーズ 機能で キャ プチ ャー 画像上 にカ メラ の現在 の設 定状 況を表 示す るこ とが出 来ま す.
・カ メラ内 部温 度モ ニター 機能 を搭 載して いま す.
・ラ ンダム シャ ッタ 動作は 従来 のプ リセッ トト リガ ,パル ス幅 トリ ガで 使用出 来ま す.
・連 続シャ ッタ 動作 時にも スト ロボ 信号を 出力 する 事が出 来る ので LED照明 など の省電 力化 ,スミアの 低減 に効果 が有 りま す.
・カ メラ個 体毎 にユ ーザが 設定 した ID情 報を 保存 し,必 要な とき に読 み出す 事が 出来 ます( シリ アル 通信を 使用 ).
・D UAL 動作 時, 自動的 に左 右の 影像差 を目 立た なくす る補 正機 能を 装備し てい ます .
・F C11 00 0C Lは白 黒カ メラ です. FS 11 000 CL はカ ラー カメラ (ベ イヤ ーRA W出 力) です.
※ FS1 10 00 CLに は, IR カット フィ ルタ が装備 され てい ませ ん.赤 外光 の影 響で色 表示 に不 都合が 生じ る場 合は, レン ズ
前にI Rカ ット フィル タを 装着 してご 使用 くだ さい.
2.概要
OB(オプティカルブラック)
DUAL出力
SINGLE出力
CC D撮 像素 子:白 黒/ カラ ー
36.07mm× 24.05mm (対 角43mm)
40 08(H)×2 672 (V)
9.0μ m(H)×9.0μ m(V)
10 70 万画 素
14.1KHz
7.5KHz
5.1Hz
2.7Hz
3 2. 50M Hz
1/ 20 00 ~1 /5秒
(連 続シャ ッタ /ラ ンダ ムシャ ッタ )
Camera Link (Base Configuration) 準拠
10 or8or12 bit
2 Tap
1T ap
全 画素 独立
倍 速走査
撮像素 子
撮像 サイズ
画素 数
画素 サイズ
有効 画素 数
読出し
水平
走査
垂直
クロック
電子シ ャッ タ
ビデオ 出力 信号
走査
モ ード
B
G
G
R
16
8
カラー
コーディング
有効撮像領域
2672
V
4008 x 2672
8
17
VIDEO L
H
Output
4008
SINGLE
or
4 20 12
DUAL
2004
図2- 1
S/H
2004
13 19 4
CC Dの構 造
カメラリンク
コネクタ
プリアンプ (OFFSET)
CCD
VIDEO R
A/D
DUAL&SINGLE
PLD
(GAIN)
DUAL
(OFFSET
+OFFSET_B)
S/H
CLK
LVAL
FVAL
A/D
Viint2
Vinit
(GAIN
+GAIN_B)
TXD
DRIVER
CPU
TG
PLD
RXD
STRB
図 2-2
MODE,EXP UD-SW
Vinit1
ブ ロッ ク図
(代表値)
1.0
(代表値)
1.0
FC11000CL
0.9
0.9
0.8
0.8
0.7
0.7
0.6
0.6
相対感度
相対感度
0.5
0.4
0.5
0.4
0.3
0.3
0.2
0.2
0.1
0.1
0.0
400
500
600
700
800
0.0
400
900
1000
波長(nm)
図 2- 3
FS11000CL
500
600
700
800
(注)この特性は使用するレンズや光源等の特性を含みません.
感度波 長特 性
- 3 -
900
1000
波長(nm)
(4/33)
3.各部の説明
( 3- 1)カ メラ 背面 パネル の説 明
動 作モー ド, 電子 シャッ タ時 間等 の設定 ,お よび ,各出 力コ ネク タの 配置. →下 図を ご覧く ださ い.
動作表示LED
1
2
8
10
3
11 12
4
リヤパネル
9
5
6
1
4
3
5
7
6
カメラコネクタ(POWER)
1
26
14
2
アイリスコネクタ(LENS)
図 3-1
13
カメラリンクコネクタ
リ ヤパ ネル
( 3- 2)カ メラ コネ クタ( PO WE R)(HRS HR10A-10R-12PB)
カ メラケ ーブ ル接 続コネ クタ (12ピン) の各 ピン に対応 する 信号 名を 以下に 示し ます .
ピン番号
1
2
3
4
5
6
信 号 名
GND (0V)
+12VDC
GND
IC
GND
Vinit1
内
容
電源用 グラ ンド
DC電 源入 力
信号用 グラ ンド
I/O
(In)
信号用 グラ ンド
外部ト リガ 入力
IN
ピン番 号
7
8
9
10
11
12
信 号
IC
GND
IC
GND
STRB
GND
名
内
容
I/O
信号 用グ ラン ド
信号 用グ ラン ド
スト ロボ 出力
信号 用グ ラン ド
Out
※ICピ ンは ,カ メラ内 部で 使用 されて いま すの で、何 も入 力し ない でくだ さい .
( 3- 3)ア イリ スコ ネクタ (L EN S)(HRS HR10A-7R-6SB)
ア イリス レン ズ用 コネク タ( 6ピ ン)の 各ピ ンに 対応す る信 号名 を以 下に示 しま す.
ピン番号
1
2
3
信 号 名
NC
GND (0V)
IRIS
内
容
電源用 グラ ンド
アイリ ス出 力
I/O
(Out)
Out
ピン番 号
4
5
6
信 号
+12VDC
NC
NC
名
内
DC 電源
容
( 3- 4)モ ード スイ ッチ( MO DE )
モ ードス イッ チ番 号とU P/ DO WNス イッ チ操 作によ り, カメ ラの 動作モ ード ,ゲ インの 設定 など を行い ます .
( 3- 5)シ ャッ タス イッチ (E XP .)
シ ャッタ スイ ッチ 番号に より ,カ メラの シャ ッタ 時間( 露光 時間 )を 行いま す.
( 3- 6)U P/ DO WNス イッ チ( U-D )
U P/D OW Nス イッチ 操作 とモ ードS W番 号に より, カメ ラの 動作 モード ,ゲ イン の設定 など を行 います .
( 3- 7)カ メラ リン クコネ クタ (3M / MDR-26 FEMALE)
カ メラリ ンク コネ クタの 各ピ ンに 対応す る信 号名 を以下 に示 しま す.
コネ クタ
ピン 番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
信 号名
inner shield
X0X1X2XclkX3SerTC+
SerTFGCC1CC2+
CC3CC4+
inner shield
ツイナックスケーブル
割 り当 て
shield
PAIR1PAIR2PAIR3PAIR4PAIR5PAIR6+
PAIR7PAIR8PAIR9+
PAIR10PAIR11+
shield
コ ネク タ
ピ ン番 号
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
信号 名
inner shield
X0+
X1+
X2+
Xclk+
X3+
SerTCSerTFG+
CC1+
CC2CC3+
CC4inner shield
ツイナックスケーブル
割 り当 て
shield
PAIR1+
PAIR2+
PAIR3+
PAIR4+
PAIR5+
PAIR6PAIR7+
PAIR8+
PAIR9PAIR10+
PAIR11shield
(注 )カメ ラリ ンク コネク タの ピン 配置は カメ ラ側 (上表 )と キャ プチ ャーボ ード 側で は異な って いま す.
キャ プチ ャー ボード 側で は次 の様に ケー ブル の接続 番号 がカ メラ 側と逆 とな る点 に注意 して 下さ い.
1 = inner shield
, 14 = inner shield
2 = CC4, 15 = CC4+
3 = CC3+
, 16 = CC3…
…
12 = X0+
, 25 = X013 = inner shield
, 26 = inner shield
(フ レーム グラ バー 側のピ ン配 置)
- 4 -
I/O
(Out)
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[カ メラ リン ク・ビ ット 割り 当て表 ]( カメ ラリン ク信 号; エン コード 後の 信号 ←エン コー ド前 の信号 名の 対応 )
カ メラ リン クポー ト
カメ ラ信 号名
I/O
備
考
Strobe
CLK
O
画素 クロッ ク
LVAL
LDV
O
水平 同期タ イミ ング
FVAL
FDV
O
垂直 同期タ イミ ング
DVAL
O
(H レベ ルに 固定)
Spare
O
(H レベ ルに 固定)
CC1
Vinit2
I
ラ ンダ ムシ ャッタ トリ ガ
CC2
(reserved)
I
(将 来の製 品の 為に 予約)
CC3
(reserved)
I
(将 来の製 品の 為に 予約)
CC4
(reserved)
I
(将 来の製 品の 為に 予約)
SerTFG
TXD
O
URAT送信デ ータ (従 来RS-232Cと同 タイミング)
SerTC
RXD
I
URAT受信デ ータ (従 来RS-232Cと同 タイミング)
出 力ビ ット数 (PORT)
8
10
12
A0 / B0 A0 / C0
←
DO0
O
最下 位デー タ
A1 / B1 A1 / C1
←
DO1
O
A2 / B2 A2 / C2
←
DO2
O
A3 / B3 A3 / C3
←
DO3
O
A4 / B4 A4 / C4
←
DO4
O
A5 / B5 A5 / C5
←
DO5
O
A6 / B6 A6 / C6
←
DO6
O
A7 / B7 A7 / C7
←
DO7
O
8ビ ット出 力時 最上 位デー タ
B0 / B4
←
DO8
O
B1 / B5
←
DO9
O
10 ビット 出力 時最 上位デ ータ
B2 / B6
DO10
O
B3 / B7
DO11
O
12 ビット 出力 時最 上位デ ータ
C0 - C7 B2 - B3
B6 - B7
O
(L レベル に固 定)
※ポー トの 割り 当ては カメ ラリ ンク規 格の ”Base Configuration” に準拠 して いま す.
MDR-26 Twin-Ax ケーブルハーネス(オス型)
MDR-26 Twin-Ax ケーブルハーネス(オス型)
Twin-Ax ケーブル
固定ネジ ×2
固定ネジ ×2
カメラリンクケーブルアセンブリ外観図
図3- 2
カメ ラリン クケ ーブ ル
- 5 -
(6/33)
4.操作方法
( 4- 1)接 続方 法
●接 続
カ メラと 周辺 機器 の接続 例( 右図 )を参 照し て下 さい.
FCカメラ
① カメラ のレ ンズ 取付け 部カ バー を外し ,レ ンズ (別売
品)を 取り 付け ます.
② カメラ ヘッ ドと カメラ 電源 (別 売品) をカ メラ ケーブ ル
(別売 品) で接 続しま す.
カメラ ケー ブル の許容 最大 長は 10m とな って います .
③ 別項の 動作 モー ドの設 定方 法, シャッ タ時 間の 設定方 法
に従っ てカ メラ の動作 モー ドを 設定し ます .
④ カメラ 背面 のデ ジタル 出力 コネ クタと ,画 像処 理装置 の
入力端 子( フレ ームグ ラバ ーボ ード, コン ピュ ータな
ど)を カメ ラリ ンク対 応の デジ タルケ ーブ ル( 別売品 )
で接続 しま す. カメラ のデ ジタ ル出力 コネ クタ から上 記
画像処 理装 置入 力端子 まで のケ ーブル 許容 最大 長は
10m と なっ ていま す.
カメラリンク
ケーブル
FC-CAM
コンピュータ
カメラケーブル
12W-02など
キャプチャー
ボード
(Camera Link)
PU100
TAKEX
TRIG
パルス発生回路
(センサなど)
図4 -1
カメ ラと 周辺 機器接 続例
⑤ 接続状 態を 確認 してか らカ メラ 電源の スイ ッチ を投入 しま す.
電源投 入後 1~ 2秒で カメ ラの バック パネ ル上 の動作 表示 LE Dが オレン ジ色 →緑 (メニ ュー 表示 時は緑 点滅 )と なり, 動作 状
態とな りま す.
( 注)上 記記 載の カメラ ケー ブル ,およ び, デジ タルケ ーブ ルの 許容 最大長 は, カメ ラの動 作を 保証 するも ので はあ りませ ん.
カ メラ の設 置条件 ,使 用す るケー ブル など によっ ては ,上 記最 大長以 内で も正 規の映 像信 号が 得られ ない 場合 があり ます .
●テ ストパ ター ンの 利用
本 機はテ スト パタ ーンを 発生 し出 力する 機能 を備 えてい ます .キ ャプ チャー ボー ドと の初期 のセ ッテ ィング など に際 しては この テ
ス トパタ ーン を利 用して カメ ラ→ PC間 の接 続や ボード 側の 設定 が正 常かど うか を有 る程度 確認 する 事が可 能で す.
→ テスト パタ ーン の詳細 につ いて は”テ スト パタ ーン表 示機 能” をご 参照下 さい .
[ 重要 ]
( 注) カメ ラケー ブル を接 続,ま たは 取り 外すと きは ,必 ずカメ ラ電 源の パワ ースイ ッチ をO FFに して 下さ い.
カメ ラに通 電し たま まの状 態で ケー ブルの 着脱 を行 います と故 障の 原因 となり ます .
( 注) カメ ラを接 続す る時 は,必 ずカ メラ 電源, 接続 機器 の電源 を切 って おい て下さ い.
( 注) 当社 の別売 品カ メラ 電源以 外の 電源 を使用 する 場合 は,下 記定 格の もの をご使 用下 さい .
電 源 電 圧 :D C12 V± 10 %
電 流 容 量 :9 00mA以上
電 源投入 時は 1. 5A程 度の 過渡 電流が 流れ ます ので ご考慮 下さ い.
リ ップル 電圧 :5 0mVp-p以下( 推奨 値)
接 続コネ クタ :1 2ピン コネ クタ 1ピ ン( GND), 2ピ ン( +12VDC)
( 注) 他社 製の電 源ユ ニッ トには 電源 接続 ピンの 位置 が異 なるも のが 有り ます .他社 製の 電源 をご使 用の 際に は必ず 電源 と
カメ ラ接続 ピン の対 応を事 前に ご確 認下さ い.
規定 外のピ ンへ の電 源投入 など に伴 う故障 につ いて は有償 修理 の対 象と させて 頂き ます のでご 注意 願い ます.
( 4- 2)V in it 信号( ラン ダム トリガ 信号 )の 入力
●V ini t信 号の 入力方 法
カ メラを ラン ダム シャッ タ動 作で 使用す る場 合は ユーザ 側機 器よ りV ini t信 号( ランダ ムト リガ 信号) を入 力す る必要 が有 り
ま す.V in it 信号は カメ ラ背 面の” POWER” コネ クタ (12 ピン コネ クタ )の⑥ ピン に入 力する か, ”Camera Link”コ ネク タ
の CC1信号 を通じ て入 力し ます.
専 用電源 PU 10 0を用 いカ メラ と電源 を弊 社1 2Wシ リー ズケ ーブ ルで接 続す る場 合はV in it 信号( ラン ダム トリガ 信号 )
を 電源ユ ニッ ト( PU1 00 )の トリガ 入力 端子 に接続 しま す.
( 注) ”POWER”及び ”Camera Link” のCC1の 各Vinit入力端 子( Vinit1, Vinit2)は カメ ラ内部 で論 理和 (負論 理和 )が 取られ てい ま
す.こ れら の内 の片側 の入 力が アクテ ィブ レベ ルに固 定さ れて いる と,Vinit信号 (論 理和 )がH レベ ルに 固定さ れて しま い,立
ち下が りエ ッジ 信号が 得ら れな くなり ます .こ の場合 ラン ダム シャ ッタ動 作が 起動 出来な くな りま す.使 用し ない 方の入 力信 号
は非ア クテ ィブ レベル に固 定す るか, ハイ イン ピーダ ンス ,ま たは 開放( 何も 接続 しない )の 何れ かの状 態と して 下さい .
●V ini t信 号モ ニター LE D表 示
こ のカメ ラが ラン ダムシ ャッ タ動 作に設 定さ れて いる場 合, 外部 から 入力さ れた トリ ガ信
号 (Vi ni t信 号)入 力に 反応 してカ メラ のバ ックパ ネル 上の LE Dを赤 くワ ンシ ョッ
ト 点灯し 表示 しま す.
こ れによ り信 号入 力の状 況が 確認 出来ま す.
ト リガ入 力の 有効 エッジ 検出 1回 毎に約 100ms間 (一 定時 間)赤 色に 点灯 し表 示しま す.
次 のトリ ガ信 号が この点 灯時 間内 に入力 され た場 合はL ED の点 灯時 間は再 トリ ガさ れ延
長 されま す.
L EDの 点灯 はト リガ入 力の 有効 エッジ 検出 のみ に反応 しま すの で上 のワン ショ ット 時間
よ り長い トリ ガ入 力につ いて も点 灯回数 は約 100msの 一回 のみと なり ます .
動作表示LED
トリガ信号入力(Vinit)に
呼応してLEDが赤色点灯します.
図 4- 2
- 6 -
L ED 表示
(7/33)
●ラ ンダム シャ ッタ の各モ ード 設定
次 の表に 従っ て各 パラメ ータ など を設定 しま す.
表4 -1 .ラン ダム シャ ッタ各 モー ドの 設定
ラン ダム シャ ッタの モー ド
PWC
シ ャッ タス イッチ
固 定長 (PWC=DISABLED)
DISABLED
1 ~9
固 定長 (PWC=ENABLED)
1 ~8
パ ルス 幅制御
ENABLED
9
備考
シ ャッ タス イッチ =1 ~8 は固定 長と 同じ
( 注) シャ ッタス イッ チ= 0の時 は全 て” シャッ タな し( 連続画 像出 力) ”と なりま す.
( 注) ”PWC” の 各パラ メー タの 設定方 法等 につ いて→ ”動 作モ ード の設定 方法 ”を ご参照 下さ い.
●固 定長/ パル ス幅 ランダ ムシ ャッ タトリ ガ信 号( Vin it 信号 )推 奨タイ ミン グ
次 に示す 様に 固定 長ラン ダム シャ ッタ動 作の 場合 は1H (1 水平 同
Tvinit
期 期間) ~4 0H の幅の 負論 理パ ルスを 印加 しま す.
Vinit
固 定長ラ ンダ ムシ ャッタ 動作 の場 合は印 加し たパ ルスの 立ち 下が り
[固定長ランダムシャッタの場合]
タ イミン グに 同期 して露 光動 作が スター トし ます .
1H ≦ Tvinit ≦ 40H
パ ルス幅 制御 露光 モード の場 合, 入力さ れた Vi nit パル スの L
(但しシャッタ時間はVinitの幅に依存しない)
レ ベル区 間( 図の Tvi ni t) はカメ ラ内 部の HD立 ち下 がり タ
1H=1水平走査時間
イ ミング に同 期化 して取 り込 まれ ,それ に最 も近 いH( 1水 平同 期
[パルス幅制御ランダムシャッタの場合]
時 間)の 整数 倍の パルス 幅n Hと してカ メラ 内部 に伝わ りそ の時 間
(PWC=ENABLEDでシャッタスイッチ=9)
に 対応し たシ ャッ タ時間 とな りま す.
nH ≦ Tvinit <(n+1)H (nは1以上の整数)
(但し,シャッタ露光時間=nHとする場合のパルス幅)
図 4-3
V in it信 号タ イミ ング
(注 )パル ス幅 制御 に於い て, シャ ッタ露 光時 間は 概ねV in it のパ ルス幅 に最 も近 い水平 同期 時間 (H) の整 数倍 の長さ に一 致
しま す. しか し,厳 密に は通 常の外 部ト リガ 入力( Vi ni t信 号がカ メラ 内部 の水平 同期 タイ ミング と非 同期 である 場合 )
では シャ ッタ 露光時 間は 1H 幅の時 間分 だけ 不定と なり ます .→ この点 につ いて は別項 のタ イミ ングチ ャー トを ご参照 下さ い.
(注 )パル ス幅 制御 モード で長 時間 のシャ ッタ 露光 を行っ た場 合, CC Dのダ イナ ミッ クレン ジの 低下 ,シャ ッタ 時間 に比例 して C
CD 撮像 素子 の熱雑 音成 分な どが蓄 積さ れる ,など の要 因に より 画像の S/ Nが 悪化す る様 にな ります .こ の様 に長時 間の 露
光を 行う 場合 は実用 的な 露光 時間を 実際 のご 使用状 況に 合わ せて 実験し ,適 正な 露光時 間を お確 かめ頂 く事 を推 奨致し ます .
●V ini t1 入力 回路の 駆動 回路 例
[ユーザ側回路例]
[カメラ内部]
Vinit1 IN
3.3V
3.3V
VCC
TC74LVX14
(または相当品)
4.7K
75Ω
74AC04
など
カメラ
コネクタ
6
100Ω
10K
3.9ZD
内部回路へ
47p
VCCは,+5V,または,+3V
※
NEGATIVE
CC1(Vinit2)入力
Vinit 信号にはチャタリングなど不要なノイズ
成分を含まないこと.
Vinit2極性設定
POSITIVE
図4 -4 Vi ni t回路
●V ini t2 入力 の極性 反転
カ メラリ ンク のC C1を 経由 して 印加す るト リガ 信号( Vinit2) の入 力極性 は設 定に より反 転出 来ま す.
キ ャプチ ャー ボー ドの製 品に よっ てはC C1 から のトリ ガ信 号入 力の 極性が 正論 理( 通常時 Lレ ベル /アク ティ ブ時 Hレベ ル) に
限 定され てい て, 負論理 入力 (本 機の工 場出 荷時 の極性 )の トリ ガ信 号が使 用出 来な い場合 が有 りま す.こ の様 な場 合は本 機の 設
定 により CC 1経 由のト リガ 入力 (Vinit2) の入 力極性 を反 転し 正論 理とす る事 が出 来ます .
→ 具体的 な設 定は ”動作 モー ドの 設定方 法” の項 をご参 照下 さい .
( 注) 極性 反転の 設定 はVinit2の みに 有効 です. Vinit1の 入力極 性は この 設定 の如何 に関 わら ず常に 負論 理と なりま す.
( 4- 3)ス トロ ボ信 号出力 回路
右 図に内 部の 出力 部回路 を示 しま す.
●連 続シャ ッタ 時の ストロ ボ信 号
従 来製品 では スト ロボ信 号( ST RB) をラ ンダ ムシャ ッタ 動作 での
み 出力し てい まし たが, 本機 では 設定に より 連続 シャッ タ動 作モ ード
で もスト ロボ 信号 を出力 する 事が 出来ま す.
デ フォル トの 設定 状態で はこ の設 定はO FF (連 続シャ ッタ での スト
ロ ボ信号 を出 力し ない) とな って います .こ の設 定の変 更は コン フィ
ギ ュレー ショ ンメ ニュー (動 作モ ード設 定グ ルー プ3) また はシ リア
ル 通信コ マン ドで のコン フィ ギュ レーシ ョン レジ スタの 書き 換え の実
行 で行い ます .
+5V
内部回路から
74VHCT04A
(又は相当品)
図4- 5
- 7 -
100Ω
6.8ZD
ストロボ信号
カメラコネクタの11ピン
スト ロボ信 号出 力
(8/33)
[ 解説] 連続 シャ ッタで のス トロ ボ信号 の利 用
シャッタ露光時間
露光
照明連続点灯
有効
露光
無駄な点灯時間
有効
無駄な点灯時間
STRB信号
連続 シャッ タ動 作で はカメ ラは 露光 時間に 対応 した 時間 の入光 のみ が有 効とな りま す.
従っ て,照 明装 置を 連続点 灯で 使用 してい る場 合は この 露光時 間以 外の タイミ ング での 照明は 無駄 なも の
とな ります .
本機 では連 続シ ャッ タ動作 時に もス トロボ 信号 (STRB)を 出力す る事 が出 来るの で, この 出力を トリ ガと し
てL ED照 明な ど, 高速に ON /O FF制 御が 可能 な照 明の点 灯を 制御 するこ とで 無駄 な点灯 時間 での 発
光を 抑える 事が 出来 ます.
この 方法に よる 照明 の制御 を用 いて 得られ る効 果と して 次の各 点の メリ ットが 有り ます .
・露 光に有 効な 時間 だけ照 明を 通電 する事 で照 明の 電源 を省電 力化 でき る.
・露 光時間 以外 の照 明の入 光が なく なるの でス ミア が低 減する .
( 注) 連続シ ャッ タ動 作でス トロ ボ信 号を用 いて 光源 をON /O FF 制御 する場 合は 次の 点にご 注意 下さ い.
ストロ ボ発 光装 置など には 出来 るだけ カメ ラの 電源と 電源 分離 され た(電 気的 に絶 縁され た) 電源 とトリ ガ入 力端 子(フ ォト カ
プラ入 力な ど) を持つ もの を使 用して 下さ い. カメラ と共 通の 電源 や接地 回路 を持 つ照明 装置 をス トロボ 信号 でO N/O FF さ
せた場 合, その 際に発 生す る電 源電圧 の変 動や 接地電 位の 変化 の影 響を受 けて カメ ラから 出力 され る映像 出力 にノ イズを 生じ る
場合が 有り ます .
また, 上記 の様 な絶縁 が施 され ている 場合 でも ,ON /O FF され る照明 の電 流が 大きい 場合 には 電磁的 な誘 導に より映 像信 号
にノイ ズを 生じ る場合 が有 りま す.こ の様 な時 は照明 装置 から の電 磁的誘 導ノ イズ を低減 する 処置 を施し て下 さい .
( 4- 4)テ スト パタ ーン表 示機 能
本 カメラ と画 像キ ャプチ ャー ボー ドを最 初に 接続 する際 ,本 機の テス トパタ
ー ン表示 機能 を用 いる事 によ りカ メラの 出力 タイ ミング や信 号接 続内 容がキ
ャ プチャ ーボ ード 側と正 しく マッ チして いる かど うかを より 容易 に判 定する
事 が出来 ます .
テ ストパ ター ン機 能をO Nと する と撮像 素子 から の映像 出力 の代 わり に右図
示 す様な 画像 が出 力され ます .
こ のパタ ーン は水 平方向 1画 素毎 に数値 1が 単純 に加算 され てい くも ので,
数 値0~1023の間 で鋸 歯状 のプロ ファ イル を示し ます .
(注 )10 ビッ ト出 力の場 合は ,0 ~10 23 の範 囲で, 8ビ ット 出力 の場合
は0 ~2 55 の範囲 で水 平1 画素毎 に数 値1 ずつ増 加す るデ ータ となり
ます .
(注 )有効 画像 端部 から0で スター トす る数 値とは なっ てい ません .
(注 )テス トパ ター ンの出 力数 値は カメラ のゲ イン 設定や オフ セッ ト設 定の値
には 影響 され ません .
デフ ォルト の設 定状 態では この 出力 はOF Fと なっ ていま す.
この 設定の 変更 はコ ンフィ ギュ レー ション メニ ュー (動作 モー ド設 定グ ループ
4) または シリ アル 通信コ マン ドで のコン フィ ギュ レーシ ョン レジ スタ の書き
換え の実行 で行 いま す.
1023
0
テストパターンと水平方向プロファイル
図 4- 6
テ スト パタ ーン
[ テス トパ ターン 出力 のO N/O FF 切替 手順]
① 設定グ ルー プ4 で起動 しま す. (電源 OF Fの 状態で モー ドス イッ チを” D” の位 置にし てか らU P/D OW Nス イッチ をど ち
らかに 倒し た状 態で電 源を 投入 する)
② ブザー の確 認音 が”ピ ピッ ”と 鳴るの を確 認し た後U P/ DO WN スイッ チの レバ ーを中 立に 戻し ます.
③ LED がオ レン ジ点滅 の状 態に なるの を確 認し てから モー ドス イッ チを” 2” に変 更しま す.
④ UP/ DO WN スイッ チ” UP ”側に スト ロー クする とO N, ”D OWN ”側 にス トロー クす ると ”OF F” とな ります .
⑤ テスト パタ ーン の必要 が無 くな った場 合は ,O FFへ の切 替を 行っ てくだ さい .設 定は保 存さ れま すので ,電 源を OFF にし て
も再起 動時 には 最後の 設定 内容 で起動 しま す.
( 4- 5)カ メラ 内部 温度モ ニタ ー機 能
本 カメラ には 内部 に温度 セン サー が搭載 され てお り,現 在の カメ ラ内 部の温 度を モニ ターす る事 が出 来ます .こ の機 能を利 用す る
と 野外設 置な ど温 度環境 の厳 しい 条件で カメ ラを より安 全に 使用 する 事が可 能に なり ます. また シリ アル通 信コ マン ドと併 用す る
こ とによ りカ メラ とその 周辺 装置 の強制 空冷 用フ ァンの 制御 など に利 用出来 ます .
●カ メラ内 部温 度の モニタ ー方 法
カメ ラ内部 温度 をモ ニター する には 次の2 つの 方法 が有り ます .
・M ENU 表示 をO Nとし て画 像上 のOS D表 示に て確認 する .( 摂氏 温度表 示形 式)
・R S-2 32 Cの コマン ド( ”R TMP ”コ マン ド)で その 返信 デー タより 確認 する .(別 途数 値換 算が必 要)
(注 )この モニ ター 機能で 得ら れる 温度デ ータ はカ メラの 内部 温度 であ り,周 囲の 環境 温度で ない 事に ご注意 下さ い. 一般に ,カ メ
ラ内 部の 消費 電力に よる 発熱 により カメ ラ内 部温度 は周 囲温 度よ り高い 値と なり ます.
この 機能で モニ ター される 温度 が本 機の仕 様上 の” 動作時 周囲 温度 ”を 越える 値と なっ ていて も, 周囲 温度が 仕様 値以 下であ
り, 充分 な温 度対策 が講 じら れてい る使 用状 況では 動作 上の 支障 は有り ませ ん.
- 8 -
(9/33)
●温 度デー タの 検出 性能
温 度デー タの 分解 能:0 .5 ゜
デ ータの 更新 間隔 :0 .4 秒
温 度検出 精度
:± 2゜ C( -40 ゜C ~+ 85゜ C) ,+ 3~ -2゜ C( -5 5゜C ~1 25 ゜C)
有 効デー タ範 囲
: -5 5゜ C~1 25 ゜C (但 し, カメ ラ動 作周囲 温度 が仕 様範囲 内で ある 事)
●R S-2 32 C通 信によ る温 度デ ータ
R S-2 32 Cの ”RT MP ”コ マンド で返 信さ れる温 度デ ータ は次 のフォ ーマ ット に従い ます .
[デ ータの フォ ーマ ット]
返 信デー タ1 6ビ ットの 内, 下位 の10 ビッ トの データ が有 効デ ータ です.
X XXX XD 9D 8…D0 (上位 6ビ ット は無効 デー タ/ 下位1 0ビ ット のみ 有効)
2 進数 Db =B ’D9D 8… D0 は 2の 補数形 式で 符号 付きの 整数 の値 を示 します .
但 し,温 度デ ータ として 有効 な範 囲は温 度セ ンサ の動作 上の 制限 から 次の範 囲で す.
温 度デー タと して 有効な 範囲 ; -11 0( -5 5゜C )~ +2 50 (12 5゜ C)
( 注)カ メラ 動作 周囲温 度が 仕様 範囲内 でな い時 の温度 デー タ数 値の 信頼性 は保 証さ れませ ん.
[返 信デー タか ら摂 氏温度 への 変換 方法]
上 記の1 0ビ ット の2進 数の 数値 ”Db =B ’D 9D 8… D0”を 符号 付き 整数 に変換 した 数値 をDt とし た時 ,摂氏 温度 Tc は次の
式 で求め られ ます .
カ メラ内 部温 度:
Tc =D t× 0.5 ゜C
( 例1) 温度 デー タの返 信数 値T dが1 6進 数で ”H’ 00 32 ”の 時,2 進数 では
Td =H ’00 32 =B ’00 00 .0 000 .0 01 1. 001 0
∴ Db =B ’0 0.0 01 1. 001 0 =+ 50
( Td の上 位10 桁の み有 効とす る)
これよ り Tc =+5 0× 0. 5゜C =+ 25 ゜C
が求 まりま す.
( 例2) 温度 デー タの返 信数 値T dが1 6進 数で ”H’ 03 FA ”の 時,2 進数 では
Td =H ’03 F1 =B ’00 00 .0 011 .1 11 1. 101 0
∴ Db =B ’1 1.1 11 1. 101 0 (T dの上 位1 0桁 のみ 有効と する ) → D t= -6
これ より T c=D t× 0. 5゜C =- 6× 0.5 ゜C =- 3゜ C が 求ま りま す.
( 4- 6)操 作確 認用 ブザー
本 機では バッ クパ ネル上 のU P/ DOW Nス イッ チをス トロ ーク した 際や電 源導 入後 の起動 時な どに ”ピッ ”と いう 確認音 が鳴 り
ま す.出 荷時 デフ ォルト では この ブザー はO Nと なって いま すが 設定 により この ブザ ー音を 鳴ら なく する事 も可 能で す.
[ ブザー のO N/ OFF 切替 手順 ]
① 設定グ ルー プ3 で起動 しま す. (電源 OF Fの 状態で モー ドス イッ チを” C” の位 置にし てか らU P/D OW Nス イッチ をど ち
らかに 倒し た状 態で電 源を 投入 する)
② ブザー の確 認音 が”ピ ピッ ”と 鳴るの を確 認し た後U P/ DO WN スイッ チの レバ ーを中 立に 戻し ます.
③ LED がオ レン ジ点滅 の状 態に なるの を確 認し てから モー ドス イッ チを” 2” に変 更しま す.
④ UP/ DO WN スイッ チ” UP ”側に スト ロー クする とO N, ”D OWN ”側 にス トロー クす ると ”OF F” とな ります .
⑤ 設定終 了後 その まま電 源を OF Fとし ます .設 定は保 存さ れま すの で,電 源を OF Fにし ても 再起 動時に は最 終の 設定内 容で 起
動しま す.
( 4- 7)カ メラ ID 情報保 存機 能
本 機では ユー ザが カメラ 毎に 固有 に設定 した 識別 コード など をカ メラ に保存 し, また 必要に 応じ て読 み出す 事が 出来 ます.
カ メラの 個体 毎の 管理, 例え ば複 数のカ メラ を使 用する 場合 の取 り付 け位置 の情 報( 例.” CAMERA-RIGHT” ,” CAMERA-LEFT”な
ど )など を保 存し てカメ ラの 識別 に使用 する など の利用 が可 能で す.
設 定はシ リア ル通 信によ り行 いま す.設 定可 能な 文字列 は最 大1 5文 字まで の英 数字 (大文 字と 小文 字)と 制御 用コ ードを 除く
” +”, ”- ”な ど一部 の特 殊文 字です . (→ 詳細は ”シ リア ル通 信制御 ”の 項を ご覧く ださ い)
( 4- 8)自 動補 正機 能
本 機に搭 載し てい るCC Dは ,左 右2c hの 出力 を備え てお り, 左右 の出力 から 高速 に読み 出す こと が出来 ます (D ula モー
ド ).こ の際 画面 の左右 中央 が撮 像領域 の境 界と なって おり ,こ こを 境とし て2 つの 撮像し た映 像信 号を1 つの 画面 に合成 して い
ま す.C CD び左 右の出 力特 性は ,完全 には 一致 してい ない ため ,左 右の出 力に レベ ルが異 なる こと があり ます .本 機では 境界 を
見 えにく くす る自 動補正 機能 を搭 載して いま す. 出荷時 は, 自動 補正 機能は OF Fに なって いま す. また, 手動 で左 右のレ ベル を
補 正する こと も出 来ます .
使 用状況 によ って は,画 面中 央を 境に左 右の 影像 に段差 や境 界線 が見 えるこ とが あり ますが ,故 障で はあり ませ ん.
- 9 -
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5.各種設定
( 5- 1)動 作モ ード
電子シャッタ動作モード
●C CD出 力方 式
…
●電 子シャ ッタ 動作 モード
シ ャッタ の方 式
…
シ ャッタ 時間 の分 類 …
…
●走 査方式
D UA L出力 /S IN GLE 出力
シ ャッ タなし /連 続/ ランダ ム
高 速/ 低速/ パル ス幅 制御
な ど (右の 系統 図)
シャッタスイッチ=0
シャッタなし動作
→ 具体的 な設 定方 法は次 項( 6. 項)を ご参 照下 さ
い.
高速シャッタ
固定長シャッタ
( !)本 カメ ラで は低速 シャ ッタ でのラ ンダ ムシ ャ
ッ タ動 作は サポー トし てお りませ ん.
SI NG LE 出力
表 5-2 .電 子シ ャッタ 動作 モー ド
シ ャッタ の方 式
シャ ッタ なし
連続 シャ ッタ
ラン ダム シャ ッタ
表 5-3 シ ャッ タの分 類
シ ャッタ 時間 の
通常 シャ ッタ
分類
(高 速シ ャッ タ)
低速 シャ ッタ
パル ス幅 制御
電子シャッタ動作
連続シャッタ
通 常走 査/倍 速走 査
表 5-1 .C CD 出力方 式
C CD出 力方 式
DU AL 出力
シャッタスイッチ=1~9
ランダムシャッタ
低速シャッタ
固定長シャッタ
図5 -1
高速シャッタ
固定長シャッタ
高速シャッタ
パルス幅制御
電子 シャ ッタ モード
CC Dの左 右2 つの 出力 ポート を用 いて 同時に 出力 しま す.2 つの 出力 ポ
ート を使用 する こと によ り高速 に読 み出 すこと がで きま す.( 高フ レー ム
レー ト)
CC Dの1 つの 出力 ポー トを用 いて 同時 に出力 しま す. 1つの 出力 ポー ト
を使 用する で読 み出 し速 度は遅 くな りま すが, 安定 した 映像が 得ら れま
す.
電子 シャッ タを 使用 しま せん.
撮像 素子で の露 光時 間は 1フレ ーム 時間 となり ます .露 光は毎 フレ ーム 連
続的 に行わ れま す.
外部 トリガ 入力 (V in it) と無 関係 に露光 を繰 り返 し行い ます .
繰り 返しの ピッ チは 毎フ レーム とな りま す.
外部 トリガ (Vin it )が印加 され る度 に電子 シャ ッタ が切ら れま す.
許容 される 最短 の繰 り返 しピッ チは [露 光時間 +1 フレ ーム時 間] です .
シャ ッタ時 間が 1フ レー ム未満 のシ ャッ タを用 いま す.
シャ ッタ時 間設 定は 連続 シャッ タ/ ラン ダムシ ャッ タと もに9 段階 の固 定
長で 設定出 来ま す.
(! )従来 のF Cシ リー ズカメ ラで はラ ンダム シャ ッタ 動作で 8段 階の
固定 長シ ャッ タ.
シャ ッタ時 間が 2フ レー ム以上 のシ ャッ タを用 いま す.
(連 続シャ ッタ のみ ). シャッ タ時 間は 9段階 の固 定長 で設定 出来 ます .
(注 )本カ メラ では 連続 シャッ タで の動 作のみ が可 能で す.
ラン ダムシ ャッ タ設 定時 に限り 外部 トリ ガ入力 (V in it) のパ ルス 幅
(L レベル の期 間) に対 応した シャ ッタ が切ら れま す.
シャ ッタ時 間は H( 水平 同期時 間) 単位 でnH (n は1 以上の 整数 )で 可
能( 1フレ ーム より 長い 時間も 許容 する )です .
表 5-4 .そ の他 の動作 モー ド
走 査方式
通常 走査
倍速 走査
毎フ レーム の読 み出 しを 全画素 読み 出し 走査で 行い ます .
毎フ レーム の読 み出 しを 倍速走 査( 2ラ イン加 算) で行 います .
映像 が垂直 方向 に1 /2 に圧縮 され ます .
( !)倍 速走 査は ,素直 方向 に映 像信号 を加 算す るため ,映 像信 号が 過度な 飽和 状態 になる と明 暗が 反転し た映 像と なるこ とが あ
り ます .そ の場合 は, レン ズ絞り を一 段絞 るなど 映像 信号 レベ ルを下 げて して ご使用 くだ さい .
( !)カ ラー カメ ラ(F S1 10 00C L) で倍 速走査 を使 用す ると ,色情 報も 加算 される ため ,正 常なカ ラー 映像 を再現 する こ
と が難 しく なりま す.
[ 用語] 固定 長シ ャッタ
…
[ 用語] パル ス幅 制御
…
シャ ッタ 動作 で設定 され るシ ャッ タ時間 設定 でパ ルス幅 制御 以外 を指し ます .即 ち,連 続シ ャ
ッタ では シャ ッタス イッ チポ ジシ ョン” 1” ~” 9”, ラン ダム シャッ タ動 作で シャッ タス イ
ッチ ポジ ショ ン”1 ”~ ”9 ”( PWC(パ ルス幅 動作 モー ド設定 )=DISABLEDの時 )又は
”1 ”~ ”8 ”(PWC(パル ス幅 動作 モー ド設定 )=ENABLEDの時 )で 設定 される シャ ッタ 時間を
言い ます .シ ャッタ 時間 は( 表6 -1) で規 定さ れます .
ラン ダム シャ ッタ動 作時 ,外 部か ら印加 する Vi nit 信号 の幅 によっ てシ ャッ タ時間 を制 御
する 事を 指し ます. 本カ メラ では ランダ ムシ ャッ タ動作 で設 定に より” PWC=ENABLED”,
とし 且つ シャ ッタス イッ チ” 9” として 使用 しま す.
(! )従 来製品 では ラン ダムシ ャッ タ動 作で且 つシ ャッ タスイ ッチ が” 9” の場合 は常 にパ ルス幅 動作 モー ドとな りま した が本品
で はラ ンダ ムシャ ッタ 動作 でシャ ッタ スイ ッチが ”9 ”あ って も”PWC=DISABLED(不 許可 )” に設定 され てい る時は 固定 長
シ ャッ タと なる点 にご 注意 下さい .
[ 用語] 高速 シャ ッタ
…
[ 用語] 低速 シャ ッタ
…
1フ レー ム時 間(= 1垂 直同 期期 間)よ り短 いシ ャッタ を指 しま す.シ ャッ タ時 間はシ ャッ
タス イッ チの 位置で 決定 され る9 段階( 連続 シャ ッタ, ラン ダム シャッ タ) の固 定長と なり
ます .
1フ レー ム時 間より 長い シャ ッタ を指し ます .シ ャッタ 時間 はシ ャッタ スイ ッチ の位置 で決
定さ れる 9段 階(連 続シ ャッ タ) の固定 長と なり ます.
- 10 -
(11/33)
( 5- 2)シ ャッ タ時 間設定
シ ャッタ 時間 の設 定は主 にシ ャッ タスイ ッチ の設 定ポジ ショ ン” 0” ~”9 ”に より 決定し ます .
通 信コマ ンド でシ ャッタ 時間 を指 定した 場合 は, 通信コ マン ドが 優先 されま す.
シ ャッタ 時間 は現 在のシ ャッ タス イッチ のポ ジシ ョンに 記憶 され てい るシャ ッタ 時間 を表示 して おり ,モー ドス イッ チを” 7”
す る事に より 現在 のシャ ッタ 時間 を変更 する 事が 出来ま す.
(注 )シャ ッタ 時間 の変更 は現 在の シャッ タス イッ チのポ ジシ ョン が” 0”以 外の 時の み変更 可能 です .
シャ ッタ スイ ッチが ”0 ”の 位置で はモ ード スイッ チを ”7 ”と してUP/DOWNス イッ チを 操作し ても 変更 する事 が出 来ま せ
ん( シャ ッタ スイッ チ= ”0 ”では 常に シャ ッタは OF Fと なり ます) .
( 5- 3)レ ベル 設定
レ ベル設 定は 主に 次の2 種類 が有 ります .
(設定変更前)
ビデオ波形
●ゲ イン設 定
… カ メラ 内部 のCC D撮 像素 子→A /D 変換 器間の
プ リア ンプ のゲイ ン( 増幅 率)を 設定 しま す.
●オ フセッ ト設 定
… カ メラ 内部 のCC D撮 像素 子→A /D 変換 器間の
プ リア ンプ のオフ セッ トを 設定し ます .
→
ゲイン増加
オフセット増加
ビデオ波形
ビデオ波形
具 体的 な設 定方法 は次 項( 6.項 )を ご参 照下さ
い.
(注) オフ セッ ト設定 につ いて は特別 な場 合を 除き,
弊社 工場 出荷時 設定 での ご使用 を推 奨し ます.
(注) オフ セッ ト値を 詳細 に合 わせ込 む必 要が 有る
場合 は( ゲイン 設定 →オ フセッ ト設 定)
の手 順で 行って 下さ い.
出力方式
画面 左側
SINGLE
画面 右側
出力方式
GAIN 設定値
GAIN 設定値
+GAIN B設定値
DUAL
図5 -2
画面 左側
SINGLE
画面 右側
OFFSET 設定値
OFFSET 設定値
+OFFSET B設定値
DUAL
ゲイ ン, オフ セット 各レ ベル の概念 図
( 5- 4)M GC ゲイ ン設定 値
プリアンプ
●ゲ イン可 変ア ンプ と総合 ゲイ ン
本 機の内 部で はC CDよ り出 力さ れる映 像信 号を 後段の ゲイ ン
可 変アン プと それ に続く 固定 ゲイ ンアン プで 増幅 した後 A/ D
変 換器に 入力 して います .
左 図はこ の部 分の ブロッ ク図 です .
CCD
固定ゲインアンプ
ゲイン可変アンプ
A/D
総合ゲイン
(注 )ここ で説 明す るゲイ ン値 (d B)は CC D出 力を基 準( 0
dB )と した 値です .
0dB(固定)
GAIN
MGC設定
図5- 3
●M GCゲ イン 設定 値とM GC ゲイ ンの関 係
本 機では MG Cの 設定値 を与 える 事で制 御し ます .
こ の設定 数値 とM GCゲ イン (可 変ゲイ ンア ンプ 部の利 得と
固 定ゲイ ンア ンプ 部を含 む総 合ゲ イン) の関 係は 右図に 示す
グ ラフの 通り とな ります .
(注 )CC D受 光素 子のダ イナ ミッ クレン ジの 制約 の為ア ンプ
のゲ イン 設定 を低く 設定 した 状態で CC D素 子に過 度な
入光 が有 ると 輝度の 高い 部分 でCC D素 子や プリア ンプ
の非 直線 な部 分の信 号が 出力 されま す.
この 状態 では 非直線 部分 の特 性の影 響で 画像 の飽和 信号
近辺 で不 自然 な画像 (注 ↓) )とな る事 があ ります がこ
れは CC D素 子の飽 和特 性に 伴う現 象で あり ,カメ ラの
異状 では あり ません .
ゲイ ン設定
40
30
20
こ の様な 場合 はレ ンズの 絞り を絞 ってC CD への 入光量 を減
ら し,ゲ イン を高 めに設 定し 直し て下さ い. 飽和 部分で のC
C D素子 から の出 力信号 が白 レベ ルに正 常に 飽和 して出 力さ
れ る様に なり ます .
( 注) 上記の 不自 然な 画像と は次 の様 な状態 を指 しま す.
・飽和 した 部分 で白黒 が反 転し た様に なる
・飽和 部分 の輪 郭がぼ ける .
・飽和 部分 の領 域が上 下に 多少 流れる .
・飽和 部分 の輝 度値が 1023に達 しない .
10
32
20
64
40
96
60
128
80
160
A0
192
C0
MGC GAIN CODE
図 5- 4
- 11 -
ゲ イン 特性
224(dec)
E0 (hex)
(12/33)
( 5- 5)プ ログ ラム ページ 設定
プログラムページ
F Cシリ ーズ カメ ラでは 内部 に不 揮発性 のメ モリ を搭載 して おり ,
各 種動作 モー ドの 設定や レベ ル設 定を複 数セ ット 記憶出 来ま す.
カ メラ内 部で は設 定項目 を仮 想的 なペー ジ( 以後 ”プロ グラ ムペ ー
ジ ”)上 に保 存し ます.
こ のカメ ラで はプ ログラ ムペ ージ を”A ”, ”B ”,” C” ,” D
” ,”E ”, ”F ”の6 ペー ジ持 ってい ます .( 右図)
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
=
・シャッタ時間の分類 =
・電子シャッタテーブル=
プ ログラ ムペ ージ の設定 ,起 動時 の読み 出し など は,( 6. 項) を
ご 参照下 さい .
[その他の動作モード]
・走査方式
プログラムページ
プログラムページ
[レベル設定]
・ゲイン設定値
・オフセット
など
=
=
図5- 5
- 12 -
=
F
B~E
A
連続/ランダムの別
高速/低速の別
シャッタスイッチ位置
とシャッタ時間の対応
通常/部分走査の別
(内部数値で記憶)
(内部数値で記憶)
プロ グラム ペー ジ
(13/33)
6.設定変更方法
( 6- 1)シ ャッ タ時 間の設 定方 法
シ ャッタ 時間 の設 定は主 にシ ャッ タスイ ッチ の設 定ポジ ショ ン” 0” ~”9 ”に より 決定し ます .
表6 -1 シ ャッタ 時間 の設 定値
シャッタスイッチ
単 位/秒
の 位置
高速 シャ ッタ (連 続/ラ ンダ ム)
低 速シャ ッタ ( 連続 )
DUAL出 力
SINGLE出 力
DUAL出力
SINGLE出力
0
シャ ッタ なし( 連続 )
1/
5 秒
1/ 2.7 秒
1/ 5
秒
1/ 2.7 秒
1
1/ 2000 秒
1/ 1200 秒 (
5H)
1/ 2.6 秒
1/ 1.35 秒 ( 2V)
2
1/ 1000 秒
1/ 530 秒 ( 13H)
1/ 1.7 秒
1/ 0.90 秒 ( 3V)
3
1/ 500 秒
1/ 260 秒 ( 28H)
1/ 1.3 秒
1/ 0.68 秒 ( 4V)
4
1/ 250 秒
1/ 130 秒 ( 56H)
1/ 1.0 秒
1/ 0.54 秒 ( 5V)
5
1/ 120 秒
1/
60 秒 ( 117H)
1/ 0.86 秒
1/ 0.45 秒 ( 6V)
6
1/
60 秒
1/
32 秒 ( 237H)
1/ 0.74 秒
1/ 0.39 秒 ( 7V)
7
1/
30 秒
1/
16 秒 ( 475H)
1/ 0.65 秒
1/ 0.34 秒 ( 8V)
8
1/
15 秒
1/
8 秒 ( 952H)
1/ 0.57 秒
1/ 0.30 秒 ( 9V)
9
1/ 7.5 秒
1/
4 秒 (1906H)
1/ 0.52 秒
1/ 0.27 秒 ( 10V)
パルス幅 制御時 間/ランダム(!)
(注) 表中 (
H) は 水平 時間 単位, (
V) は垂直 時間 (フ レー ム時間 )単 位の 時間を 示し てい ます.
(注) 全画 素走 査時の シャ ッタ 時間を 示し て有 ります .2 行加 算走 査時に は, 表の 時間よ り長 くな ります .詳 細は OSD 表示 で
ご確 認く ださい .
(注) 「シ ャッ タなし 」と は, 露光時 間= 1フ レーム 時間 の連 続シ ャッタ モー ドの ことで す.
(注) 各シ ャッ タ時間 の数 値は 出荷時 のデ フォ ルト値 です .シ ャッ タ位置 =0を 除く 各ポジ ショ ン毎 のシャ ッタ 時間 は動作 モー ド
[グ ルー プ1] でユ ーザ にて変 更す る事 が可能 です .
(!) この カメ ラでは ”パルス幅 制御時 間/ランダム”は” パルス幅制 御( PWC)="ENABLED”と設 定さ れて いる必 要が 有り ます.
”パルス幅 制御( PWC)="DISABLED”と設 定さ れて いる場 合( デフ ォル ト)で はラ ンダ ムシャ ッタ 動作 でも連 続シ ャッ タと同
じく 9段 階の選 択が 可能 です.
( 6- 2)起 動時 オプ ション
一般 的な 使用に 於い ては 本機は 電源 を通 常に投 入し た( ↓用語 )状 態で 用い ます. モー ドス イッチ を特 定の 位置に 設定 した 状態で
且 つUP /D OW Nスイ ッチ をス トロー クし た状 態で電 源を 投入 する とカメ ラは 特定 の設定 又は 動作 状態と なり ます .次の 表に こ
れ ら起動 時オ プシ ョンを まと めま す.
[ 用語] 通常 に電 源を投 入
…
U P/ DOW Nス イッ チを中 立位 置の まま で電源 を投 入す ること です .本 文中で 特に 断り なく”
電 源を 投入す る” と表 記の有 る場 合は この 電源投 入操 作を 指しま す.
表6 -2
起 動時オ プシ ョン
起動 条件
( 電源投 入時 )
モ ード スイッ チの 位置
UP /DO WN スイ ッチ
0~ Aの位 置
中立 位置 (操 作し ない)
B~ Fの位 置
9
A
UP 又は D OWN を保持
C
D
起 動時 オプ ション
通常 動作
(設 定グ ルー プ1)
フ ァク トリ ーデフ ォル トの 読出し
設定 グルー プ2
設定 グルー プ3
設定 グルー プ4
起動 時のカ メラ の動 作状態
プ ログ ラム ページ Aの 設定
各 プロ グラム ペー ジB ~Fの 設定
プ ログ ラム ページ Aの 設定
( 6- 3)動 作モ ード の設定 方法
動 作モー ドの 設定 項目は 下記 の通 りグル ープ 1, グルー プ2 ,グ ルー プ3, 及び グル ープ4 の4 つの グルー プに 分け られま す.
グ ループ 1
…
通常 に電 源を 投入し て変 更す る動作 モー ドで す. 起動後 モー ドス イッチ を設 定変 更する 項目 (0 ”~” 9” )
に対 応す るポ ジショ ンと しU P/D OW Nス イッ チを操 作す る事 により 設定 内容 が変更 可能 です .
グ ループ 2
…
事前 にモ ード スイッ チを ”A ”のポ ジシ ョン にし ,UP /D OW Nスイ ッチ レバ ーを押 し上 げ( 又は押 し下
げ) た状 態で 保持し ,電 源を 投入し た時 に変 更可 能な動 作モ ード です. 設定 する 項目は 左の 手順 で起動 後, モ
ード スイ ッチ を先程 の” A” の位置 から 対応 する ポジシ ョン に変 更した 後U P/ DOW Nス イッ チを操 作す る
事に より 変更 可能で す.
グ ループ 3, 4…
これ らの 設定 状態で は主 にコ ンフィ ギュ レー ショ ン項目 (↓ 用語 )の切 替え は行 います
事前 にモ ード スイッ チを ”C ”(ま たは ”D ”) のポジ ショ ンに し,U P/ DO WNス イッ チレ バーを 押し 上
げ( 又は 押し 下げ) た状 態で 保持し ,電 源を 投入 した時 に変 更可 能な動 作モ ード です. 設定 する 項目は 左の 手
順で 起動 後, モード スイ ッチ を先程 の” C” (ま たは” D” )の 位置か ら対 応す るポジ ショ ンに 変更し た後 U
P/ DO WN スイッ チを 操作 する事 によ り変 更可 能です .
( 注)設 定を 変更 した場 合は 何れ の設定 項目 でも 電源を OF Fに する 前にプ ログ ラム ページ の” A” ~”F ”の 何れ かにセ ーブ す
る 事に より 初めて カメ ラ内 部に保 存さ れま す.保 存せ ずに 電源 をOF Fと する と変更 内容 は保 存され ず, 次回 の電源 投入 時
は 設定 変更 前の設 定内 容に 戻りま すの でご 注意下 さい .但 しコ ンフィ ギュ レー ション 項目 はス イッチ によ る設 定変更 の都 度
自 動保 存さ れます .
[ 用語] コン フィ ギュレ ーシ ョン 項目
…
プロ グラム ペー ジに 依存 しない 共通 設定 項目で バッ クパ ネルの スイ ッチ 操作に より
設定 変更を 行っ た際 は設 定変更 と同 時に 内部の EE PR OMに 自動 的に 保存さ れま す.
- 13 -
(14/33)
表6 -3 動 作モー ド設 定[ グルー プ1 ]の 設定操 作
モ ード スイッ チの 位置
変 更 内 容
U P/D OW Nス イッチ
UP操 作
D OW N操作
ゲ イン 増加
ゲイ ン減 少
ON
OF F
プリセット2( +19dB)
プリセット1 (+16dB)
プリセット4 (+25dB)
プリセット3 (+22dB)
全 画素
(NORMAL)
倍速
(DOUBLE)
連 続
(NORMAL)
ラン ダム (ASYNC)
高 速
(HIGH)
低 速
(LOW)
短 縮
延 長
オ フセッ ト増 加
オフ セッ ト減少
0
ゲイ ン変更
1
メニ ュー表 示
( MENU) <* C>
2
プリ セット 選択 1or2
3
プリ セット 選択 3or4
4
全画 素・倍 速走 査モ ード
(SCAN /前)
5
シャ ッタ 連続 /ラ ンダム (S.FORM /前 )
6
シャ ッタ 高速 /低 速
(S.TIME /後 )
7
シャ ッタ時 間変 更
(S.TIME /前 )
8
デジ タル オフ セッ ト
(OFFSET)
9
<使 用しな い>
A~F
プロ グラム ペ ージ A~ F
書 き込み
読み 出し
(注) プリ セッ ト選択 のデ シベ ル値は ,目 安値 です.
(注) シャ ッタ 時間の 変更 は現 在のシ ャッ タス イッチ のポ ジシ ョン が”0 ”以 外の 時のみ 変更 可能 です.
シャ ッタ スイッ チが ”0 ”の位 置で はモ ードス イッ チを ”7 ”とし てUP/DOWNス イッ チを操 作し ても シャッ タ時 間を 変更す
る事 が出 来ませ ん( シャ ッタス イッ チ= ”0” では 常に シャ ッタは OF Fと なりま す) .
表6 -4 動 作モー ド設 定[ グルー プ2 ]の 設定操 作
モ ード スイッ チの 位置
変 更 内 容
U P/D OW Nス イッチ
UP操 作
D OW N操作
1
メニ ュー表 示
(MENU) <* C>
ON
O FF
2~3
<使 用し ない >
( -)
セッ トアッ プ増 加
セ ット アッ プ減少
4
パル ス幅制 御の 許可 /不許 可 (PWC) (!)
許可
(ENABLED)
不 許可 ( DISABLED)
A~F
プロ グラム ペ ージ A~ F
書 き込 み
読 み出し
(!) ”パ ルス 幅制御 の許 可/ 不許可 ”の 設定 が”許 可 (ENABLED)”にな って いな い時は ラン ダム シャッ タで シャ ッタス イッ チ
を” 9” の位置 にし ても パルス 幅制 御の 状態と なら ず固 定長 のラン ダム シャ ッタと なり ます .
表6 -5 動 作モー ド設 定[ グルー プ3 ]の 設定操 作
モ ード スイッ チの 位置
変 更 内 容
1
2
3
4~5
6
7
メニ ュー 表示
操作 確認 ブザ ー音
シリ アル 通信 ボーレ ート
<使 用し ない >
Vinit2の 極 性設 定
連続 シャ ッタ ストロ ボ信 号
( MENU)
(BZ)
( BAUDP)
( -)
( Vinit2)
( STRB-C)
<* C>
<* C>
<* C>
<* C>
<* C>
表6 -6 動 作モー ド設 定[ グルー プ4 ]の 設定操 作
モ ード スイッ チの 位置
変 更 内 容
1
2
3
4
5
6
7
メニ ュー 表示
テス トパ ター ン
出力 ビッ ト
出力 フォ ーム
自動 補正 の許 可/不 許可
<使 用し ない >
Vsub電圧
( MENU)
<* C>
(PATTERN) <* C>
(BIT)
<* C>
(FORM)
<* C>
(ALC)
<* C>
( -)
( VSUB)
<* C>
U P/D OW Nス イッチ
UP操 作
D OW N操作
ON
O FF
ON
O FF
19 200 bps
9 600 bps
-
-
正 論理 ( POSITIVE)
負 論理 ( NEGATIVE)
ON
O FF
U P/D OW Nス イッチ
UP操 作
D OW N操作
ON
O FF
ON
O FF
ビ ット 数増 加
ビ ット数 減少
D UA L
S ING LE
許可
(ENABLED) 不 許可 ( DISABLED)
-
-
電 圧値 増加
電 圧値減 少
[解説 ]Vsub電 圧につ いて
Vsub電圧 とは CCDへの 過度な 入光 によ って生 じる ブル ーミン グ現 象( 飽和 画像部 分で 画像 がぼや けた り流 れた様 な状 態と
なる )を 抑制 する為 のバ イア ス電圧 (基 板電 圧)の 事で す.
Vsub電圧 を高 く設定 する こと により ブル ーミ ング現 象は 抑制 され ますが ,高 すぎ るとCCD 出 力の 飽和電 圧が 低下 してCCD
の動 作範 囲が 狭くな りま す.
CCD によ って 適正な Vsub電圧 は異な る為 ,工 場出荷 時に 最適 な値 に設定 され てい ます.
※各 設定 グル ープ共 通の 注意 事項
(注) 標準 出荷 モード (デ フォ ルト状 態) をア ンダー ライ ンで 示し ていま す.
(注) 出力 ビッ ト数の 初期 値は 10ビ ット です .1回 のU P操 作で 12ビ ット に, DOW N操 作で 8ビッ ト出 力に 変更さ れま す.
10 ビッ ト出力 に戻 すに は,2 回以 上D OWN 操作 を行 って 8ビッ トに 確定 してか ら1 回U P操作 をし てく ださい .
(注) 表中 <* C>印 の有 る項目 (コ ンフ ィギュ レー ショ ン項目 )に つて はス イッチ によ る設 定変更 の都 度E EPR OM に自 動保存
され ます .
(注) コン フィ ギュレ ーシ ョン 項目以 外の 設定 項目は 設定 変更 後, プログ ラム ペー ジへの セー ブ操 作を実 行し ない と電源 OF F
とと もに 変更内 容が 消失 します .
- 14 -
(15/33)
( 6- 4)プ ログ ラム ページ の設 定方 法
プログ ラム ペー ジの設 定操 作は セーブ (現 在の 設定内 容を プロ グラ ムペー ジに 書き 込む) とロ ード (事前 にプ ログ ラムペ ージ に
保存さ れた 設定 内容を 現在 の設 定内容 とし て読 み出す )の 2種 類に 要約さ れま す.
即ち, 電源 起動 後に内 容を 変更 した現 在の 設定 内容を ある プロ グラ ムペー ジに コピ ーする 操作 が” セーブ ”で あり ,逆に ある プ
ログラ ムペ ージ に記憶 され てい る設定 内容 を現 在の設 定内 容と して 読み出 す操 作が ”ロー ド” です .
プログラムページ
プログラムページ
プログラムページ
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
=
・シャッタ時間の分類 =
・電子シャッタテーブル=
・パルス幅制御
=
[その他の動作モード]
・走査方式
[レベル設定]
・ゲイン設定値
=
・オフセット
=
カメラはRAM上に読み出された
現在の設定内容で動作する
F
B~E
セーブ
A
連続/ランダムの別
高速/低速の別
シャッタスイッチ位置
とシャッタ時間の対応
許可/不許可の別
・パルス幅制御
ロード
=
現在の設定内容
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
=
・シャッタ時間の分類 =
・電子シャッタテーブル=
通常/部分走査の別
(内部数値で記憶)
(内部数値で記憶)
[その他の動作モード]
・走査方式
[レベル設定]
・ゲイン設定値
=
・オフセット
=
=
連続/ランダムの別
高速/低速の別
シャッタスイッチ位置
とシャッタ時間の対応
許可/不許可の別
=
通常/部分走査の別
(内部数値で記憶)
(内部数値で記憶)
電源OFF後消失
電源OFF後も記憶
図6 -1
セー ブ操 作とロ ード 操作 の概 念図
[ 解説] 現在 の設 定内容 とプ ログ ラムペ ージ の関 係
… プロ グラム ペー ジに 保存さ れた 設定 内容は カメ ラの 電源 起動時 に内 部の RAM (揮 発性 メモリ )に 自動 的に読 み出 さ
れ, その内 容が 現在 の設定 内容 とし てカメ ラの 動作 を決 定しま す.
モー ド設定 の変 更操 作を行 うと ,現 在の設 定内 容は 書き 換えら れ, 電源 がOF Fと なる までカ メラ の動 作設定 内容 を
一時 的に規 定し ます .しか し電 源が OFF とな ると RA M上の ペー ジで ある現 在の 設定 の内容 は消 失し ,カメ ラの 動
作は 電源投 入前 の設 定状態 に戻 りま す.
従っ て設定 変更 を行 った内 容を 保存 する場 合は 必ず ”A ”~” F” のプ ログラ ムペ ージ にセー ブす る必 要が有 りま す.
プロ グラム ペー ジに 記憶さ せた 設定 内容は 以降 で説 明す る様に ロー ド操 作(起 動時 の自 動ロー ドを 含む )を行 う事 に
より 必要に より 読出 して使 用す る事 が可能 とな りま す.
● 電 源起 動 時の 自動 ロ ード
電 源起 動 時, カメ ラ は” A ”~ ” F” のプ ロ グラ ム ペー ジ の
設定 内 容を 自 動的 に ロー ド しそ の動 作 が決 定 され ます .
こ の際 , 自動 ロー ド され る プロ グ ラム ペー ジ は電 源 起動 時 の
モ ード ス イッ チの ポ ジシ ョ ンに よ って 決定 さ れま す .
( 注) ” B” ~” F ”以 外 のポ ジ ショ ンで は プロ グ ラム ペ ー
ジ ”A ”が 自動 ロ ード さ れる 点に ご 注意 下 さい .
表 6 -7 自動 ロ ード され る プロ グ ラム ペー ジ
モ ード ス イッ チ
自 動ロ ー ドさ れる
の位置
プ ロ グラ ムペ ー ジ
0~A
プ ロ グラ ムペ ー ジA
B
プ ロ グラ ムペ ー ジB
C
プ ロ グラ ムペ ー ジC
D
プ ロ グラ ムペ ー ジD
E
プ ロ グラ ムペ ー ジE
F
プ ロ グラ ムペ ー ジF
● 手動操 作に よる セーブ /ロ ード
電源投 入後 ,モ ードス イッ チを ”A” ~” F” のポジ ショ ンに セッ トし, UP /D OWN スイ ッチ を操作 する 事に より手 動に よ
るプロ グラ ムペ ージの セー ブ/ ロード の操 作が 可能で す.
(注) 各種 設定 を変更 し, その 内容を 以後 の使 用に際 して 有効 とす る為に はこ のセ ーブ操 作が 必要 です.
表6 -8 プ ログラ ムペ ージ の設定 操作 (手 動操作 )
モー ドス イッ チの位 置
変 更 内 容
A
B
C
D
E
F
プ ログラ ムペ ージ
プ ログラ ムペ ージ
プ ログラ ムペ ージ
プ ログラ ムペ ージ
プ ログラ ムペ ージ
プ ログラ ムペ ージ
UP /D OW Nスイ ッチ
U P操作
D OW N操作
A
B
C
D
E
F
セー ブ
- 15 -
ロー ド
(16/33)
( 6- 5)O SD (オ ンスク リー ンデ ィスプ レイ )に よるメ ニュ ー表 示の 説明
本カ メラは 出力 する デジタ ル画 像信 号にO SD によ る文字 のス ーパ ーイ ンポー ズを 行う 機
能が 搭載さ れて いま す.こ の機 能を 用いた メニ ュー 表示で 現在 のカ メラ の設定 状況 をキ ャ
プチ ャーボ ード の画 像上に メニ ュー 形式で 表示 する 事が出 来ま す.
OSD
表示領域
(注 )本機 は基 本的 に従来 のF Cシ リーズ カメ ラと 同様に メニ ュー 表示 を用い ない でも 全
ての 設定 が可 能な様 に設 計さ れてい ます .し かしメ ニュ ー表 示を 用いる と現 在の 設
定内 容を 一目 で把握 する 事が 出来, 又, カメ ラを用 いた デー タ採 取の前 にメ ニュ ー
表示 をキ ャプ チャー し保 存し て置く 事で 後の データ 比較 やな 追加 機の導 入な どの 際
に設 定の 参考 とする 事が 出来 ます.
キャプチャー画像全体
[ メニ ュー表 示の 条件 ]
ユー ザ側の キャ プチ ャーボ ード でカ メラか ら出 力す るFD V/ LD Vの タイミ ング に常 時
呼応 しキャ プチ ャー 画像が 更新 され るシス テム が必 要です .
OSD表示の表示位置
カメ ラの設 定を ラン ダムシ ャッ タ動 作に設 定し た場 合はメ ニュ ー表 示が 更新さ れる 様に カ
メラ 内部で 自動 的に 一定周 期で 繰り 返しラ ンダ ムシ ャッタ 動作 を発 生し 画像を 自動 更新 し
ます .この 間外 部か ら印加 した トリ ガ信号 入力 は無 視され ます .
また ,OS D表 示は キャプ チャ ー画 像全体 の左 上の 位置に 表示 され ます のでメ ニュ ーを 表示す る場 合は この部 分が モニ ター上 に表 示
出来 るシス テム 設定 である 必要 が有 ります .
[ メニ ュー表 示の ON /OF F]
現在 ,OS Dメ ニュ ー表示 がキ ャプ チャー ボー ド上 に現れ てい ない 場合 は次の 手順 で表 示が現 れま す.
通常 に電源 を投 入
→
モ ード スイ ッチを ”1 ”の 位置に セッ トす る
→
U P/ DO WNス イッ チを 上側に スト ロー クする
メニ ュー表 示の 出力 をOF Fに する 場合は 上同 一手 順でス イッ チを 下側 にスト ロー クし ます.
(注 )メニ ュー のO N/O FF 設定 はコン フィ ギュ レーシ ョン 項目 の為 ,設定 変更 は自 動的に 内部 EE PRO Mに 保存 されま す.
(注 )カメ ラを ラン ダムシ ャッ タ動 作状態 でメ ニュ ー表示 をO Nと する とカメ ラ内 部で 発生し た繰 り返 しトリ ガ( サイ クリッ クト リ
ガ) が自 動的 に入力 され る状 態とな りま すの で,通 常の 状態 (オ ンライ ン状 態) でご使 用に なる 場合は 必ず メニ ュー表 示を
OF Fと して ご使用 下さ い.
(注 )設定 によ りパ ルス幅 制御 モー ドのラ ンダ ムシ ャッタ 動作 を使 用し ている 時( S.FORM=ASYNC/HIGH,PWC=ENABLED),メ ニュ ー表示
でカ メラ 内部 で発生 する パル ス幅と 実際 のユ ーザよ り供 給す るパ ルス幅 が通 常一 致しな い為 ,両 者の間 で画 像の 明るさ (シ ャ
ッタ 速度 )が 異なる 点に ご注 意下さ い.
[ 表示 内容の 解説 ]
MENU
MENU 1
MENU :* ON
GAIN : 120
OFFSET: 160
S.TIME: OFF
S.FORM: ASYNC
SCAN : NORMAL
1,2,3 or 4: 現 在の 設定内 容表 示し ます.
”1 ”の時 は設 定グループ1 の設 定内 容
”2 ”の時 は設 定グループ2 の設 定内 容
”3 ”の時 は設 定グループ3 の設 定内 容
”4 ”の時 は設 定グループ4 の設 定内 容
表示 されて いま す.
MENU:
現在 のメ ニュー 表示 状況 を示し ます .
メニ ュー 表示中 は常 に” ON”が 表示 され ます.
この 右側 に”(CYCLIC) ”と 表示 してい る時 はカ メラが 内部 トリ ガを 使用し て
サイ クリ ックに ラン ダム シャッ タ画 像を 出力し て画 像を 更新 してい る事 を示 し
ます .
ラン ダム シャッ タ動 作に 設定し てメ ニュ ーをO Nと する と自 動的に サイ クリ ッ
クト リガ 印加の 状態 とな り,メ ニュ ーを OFF とす ると 自動 的にサ イク リッ ク
トリ ガの 印加が 解除 され ,外部 トリ ガの 入力待 ちと なり ます .
MS=1 SS=0
カメラ型式
/
SET2
(190.3)ms
/ HIGH
MF=0000.0001
[V.X.XX]
グループ1のメニュー表示
GAIN:
前半 の数 字はゲ イン の設 定値を 10 進数 で表示 して いま す.
後半 はゲ インと オフ セッ トの設 定値 がプ リセッ ト( 4種 類) と一致 して いる 場合” SE T” の後ろ に一 致し ている プリ セ
ット 番号 を表示 しま す.
OFFSET:
デジ タル 信号オ フセ ット の設定 値を 10 進数で 表示 して いま す.
S.TIME:
現在 のシ ャッタ ー時 間を 表示し てい ます .前半 はH 数( 水平 同期時 間単 位/ 高速シ ャッ タの 場合, 範囲 1~ 水平ラ イン 数
の1 0進 数)又 はV 数( 垂直同 期時 間単 位/低 速シ ャッ タの 場合, 範囲 1~ 50の 10 進数 ),後 半( 内) は実時 間表 示
です .
実時 間表 示の内 容は その 時のス キャ ンモ ード( 全画 素/ 部分 )やシ ャッ タモ ード( HI GH /LO W) の設 定に従 って 換
算さ れ表 示され ます .
(注 )ラン ダム シャ ッタの パル ス幅 制御モ ード に設 定され てい る時 や部 分走査 など でシ ャッタ の設 定数 値が規 定外 の範 囲に設 定さ れ
てい る場 合は 実時間 表の 数値 の表示 が” --.-”とな りま す.
S.FORM:
現在 のシ ャッタ ー方 式を 表して いま す. 前半は 連続 (NORMAL)とラ ンダ ム( ASYNC) の別, 後半 は高 速(HIGH) と低 速(L
OW) の別 を表示 して いま す.
SCAN:
現在 の走 査方式 を表 示し ていま す. 全画 走査( NORMAL) ,倍 速走査 (DOUBLEL) で表 示され ます .( →別項 ;” 走査 モード
設定 項目 の優先 関係 ”)
- 16 -
(17/33)
GAIN B:
右側 画像 のゲイ ン補 正値 を設定 しま す.
OFFSET B: 右側 画像 のオフ セッ ト補 正値を 設定 しま す.
PWC:
ラン ダム シャッ タ動 作で シャッ タス イッ チ”9 ”の ポジ ショ ンをパ ルス 幅制 御
モー ドで 使う( ENABLED)か ,又 は使用 しな い( DISABLED) を設 定し ます.
BZ:
スイ ッチ 操作時 の確 認音 の許可 (O N) /禁止 (O FF )の 設定を 切り 替え ま
す.
BAUD:
RS -2 32C 通信 で使 用する ボー レー ト設定 を表 示し てい ます.
Vinit2:
カメ ラリ ンクの CC1経由 トリ ガ信 号の極 性を 設定 します .
工場 出荷 状態で は負 論理 (NORMAL) です が反転 (INVERTED) 側にす ると 正論 理
入力 とな ります .
STRB-C:
連続 シャ ッタ動 作時 のス トロボ 信号 (STRB)の出 力の ON /O FFを 設定 しま
す. (ON)で連 続シ ャッ タ動作 時で もス トロボ 信号 が出 力さ れます .
(注 )ラン ダム シャ ッタ動 作時 のス トロボ 信号 はこ の設定 に関 わら ず, 常に出 力さ れま
す.
PATTERN:
テス トパ ターン 出力 のO N/O FF 設定 を切り 替え ます .
bit:
映像 出力 のビッ ト数
FORM:
CC D出 力方式
8 /10 /1 2b itの 設定 を切 り替 えます .
D UA L/S IN GL Eを切 り替 えま す.
ALC(Automatic Level Correction):
自動 補正 機能の ON /O FF設 定を 切り 替えま す.
VSUB:
Vsub電圧 (CCD素 子の基 板電 圧) の設定 値を 表示 します .
工場 出荷 時に適 正値 とな る様に 設定 され ていま すの で, 通常 ,変更 する 必要 は
有り ませ ん.( ”Vsub電 圧”に つい ては ,表6 -6 .下 の[ 解説] を参 照下 さ
い)
※以 下の項 目は 表示 のみで 直接 変更 は出来 ませ ん. スイッ チの 設定 変更 などに 伴い 自動 的
に表 示内 容が更 新さ れま す.
MS=
SS=
MF=
Tc=
現在 のモ ードス イッ チの 位置を 示し ます .
現在 のシ ャッタ ー設 定ス イッチ (EXP.) の位置 を表 示し ます .
カメ ラ内 部のモ ード フラ グ(動 作内 容を 決定す る内 部フ ラグ )の情 報( 16 ビ
ット ×2 セット )を 16 進数で 表示 しま す.こ の内 部フ ラグ の意味 は後 述し ま
す. )
現在 のカ メラ内 部の 温度 を摂氏 形式 で表 示しま す. 温度 デー タは0 .4 秒毎 に
更新 表示 されま す.
MENU 2
MENU
: ON
GAIN B :
+1
OFFST B:
-4
PWC
: DISABLED
MS=A SS=7
MF=0008.0000
カメラ型式
[V.X.XX]
グループ2のメニュー表示
MENU 3
MENU
: ON
BZ
: ON
BAUD
: 9600bps
: (Reserved)
: (Reserved)
Vinit2 : NORMAL
STRB-C : OFF
MS=C SS=7
MF=0008.0000
カメラ型式
[V.X.XX]
グループ3のメニュー表示
MENU
MENU
:
PATTERN:
bit
:
FORM
:
ALC
:
VSUB
4
ON
OFF
10 bit
DUAL
ON
: 115 =H'73
MS=C SS=7
MF=0008.0000
カメラ型式
[V.X.XX]
グループ4のメニュー表示
[ ID 情報表 示]
本 機で はユ ーザが カメ ラ毎 に固有 に設 定し た識別 コー ドな どをカ メラ に保 存す る事が 出来 ます (設定 はシ リア ル通信 によ り行 いま
す) .設定 可能 な文 字列は 最大 15 文字ま での 英数 字(大 文字 と小 文字 )と制 御用 コー ドを除 く” +” ,”ー ”な ど一 部の特 殊文 字
です .
( →詳細 は” シリ アル通 信制 御” の項を ご覧 くだ さい)
設 定し たI Dコー ドは ”設 定グル ープ 1の メニュ ー表 示” の左下 部に OS D表 示され る
ので 設定内 容が 確認 出来ま す( ID :以降 ).
(I Dコー ドが 設定 されて いな い時 はカメ ラ型 式が 表示さ れま す) .
右 図は ID 情報と して ”CAMERA-1”を 設定 した場 合の 表示 例です .
MS=1 SS=7
MS=1 SS=7
カメラ型式
ID: CAMERA-1
ID未設定
ID設定時
[ 設定 の変更 ]
O SDの 内容 を確 認しな がら 現在 の設定 内容 を変 更する 場合 は別 項の ”(6 -3 )動 作モー ドの 設定 方法” に従 って 行いま す.
モー ドスイ ッチ を切 り替え ると その 位置に 対応 した 変更項 目の 数値 また はパラ メー タ部 分の前 に” *” マーク が点 滅表 示され その 設
定が UP/ DO WN スイッ チで 変更 可能で ある こと を示し ます .
ゲ イン設 定等 の数 値はU P/ DO WNの 各1 スト ローク で1 ずつ 増減 します が, 数値 を連続 的に 変更 したい 場合 はス イッチ をス ト
ロー クした まま 約2 秒間保 持す ると ”ピピ ッ” とい う反応 音の 後早 送り 状態と なり ,数 値が連 続的 に増 減しま す.
[ 変更 後設定 値の 保存 ]
メ ニュー 表示 で設 定した 内容 は変 更を行 った その 都度不 揮発 性の RO M領域 に自 動的 に保存 され るも の(コ ンフ ィギ ュレー ショ ン
項目 )と, 前項 で説 明した プロ グラ ムペー ジへ のセ ーブ操 作を 行わ ない と保存 され ない ものと の2 種類 が有り ます .( ↓次頁 .表 )
表6- 9
自動 保存 の有無 など
項目
備考
ME NU ,B Z,B AU D, Vi nit 2
( CR )に 反映
メニ ュー 操作で 自動 保存 される 項目
ST RB -C ,PA TT ER N, BIT
メニ ュー で変更 後プ ログ ラムペ ージ へ
のセ ーブ 操作を しな いと 保存さ れな い
項目
VSU B
GA IN ,O FFS ET ,S .T IME
GA IN B, OFF SE TB
S. FO RM ,SC AN ,P WC
( 注)” VS UB ”の数 値は プロ グラム ペー ジと 独立し たエ リア に保 存され ます .
- 17 -
数 値で保 存
数 値で保 存
数 値で保 存
F R)に 反映
(18/33)
( 6- 6)内 部フ ラグ レジス タと コン フィギ ュレ ーシ ョンレ ジス タ
カ メラ内 部に は動 作モー ドを 規定 するフ ラグ レジ スタ( FR )( 2バ イト) とコ ンフ ィギュ レー ショ ンレジ スタ (C R)( 2バ イ
ト )のR AM 領域 があり ます .
こ れらの レジ スタ の内容 を調 べる と現在 の動 作状 態を判 別出 来る 他, シリア ル通 信コ マンド でこ のレ ジスタ の内 容を 書き換 変え る
事 で複数 の動 作モ ードを 一度 に変 更する 事も 可能 になり ます .
こ こでは 各フ ラグ レジス タと コン フィギ ュレ ーシ ョンレ ジス タの 機能 につい て説 明し ます.
・フ ラグレ ジス タ( FR) とコ ンフ ィギュ レー ショ ンレジ スタ (C R)
F RとC Rは 何れ も2バ イト (1 6ビッ ト) のR AM上 の記 憶領 域で ,起動 時に 内部 のEE PR OM (不揮 発性 )に 保存さ れて い
る 内容が 読み 出さ れこれ らの 領域 にコピ ーさ れま す.カ メラ はF R, CRの 内容 に従 って現 在の 動作 モード を決 定し ます.
F Rの内 容は 各プ ログラ ムペ ージ (A~ F) に各 1つず つ保 存さ れ, 電源起 動時 の自 動ロー ドや プロ グラム ペー ジの ロード 操作 で
そ の内容 がフ ラグ レジス タに コピ ーされ ,動 作状 態が決 定さ れま す. これに 対し てC RのE EP RO M上の 保存 領域 は1つ だけ で,
プ ログラ ムペ ージ とは独 立し て読 み出さ れ動 作モ ードを 決定 しま す.
・各 レジス タの 設定 内容は カメ ラバ ックパ ネル のス イッチ を用 いた 設定 操作( メニ ュー 表示の ON /O FFの 状態 には 関わら ない )
と シリア ル通 信コ マンド によ り書 き換え る事 が出 来ます .
・( FR) と( CR )の内 容は メニ ュー表 示を ON にする と” MF =0 000 .0 00 0”な どの 様に 8個の 数値 で現 在の状 態が 表
示 されま す. 各数 値は1 6進 数表 示で前 半( 上位 )の2 バイ トが コン フィギ ュレ ーシ ョンレ ジス タ( CR) ,後 半( 下位2 バイ
ト )がフ ラグ レジ スタ( FR )の 設定内 容を 表し ていま す.
表6- 10 C Rの内 容
ビット
略 号
内
容
論 理
0
MNI
メ ニュ ー画 面表示 の禁 止
1で禁 止( OF F)
1
BZI
ブ ザー 出力 の禁止
1で禁 止( OF F)
2
TPEN
テ スト パタ ーンの ON /O FFの 選択
1でテ スト パタ ーンO N
3
DFRM0
出 力デ ータ フォー マッ トの 選択
01: 8bit 00:10bit
4
DFRM1
10:12bit 11:未使 用
5
TWEN
( 使用 しま せん)
6
STRBC
連 続シ ャッ タ時の STRB信号 出力許 可
1で使 用許 可
7
CC1P
CC1経由ト リガ 信号 (Vinit2) の極 性選択
1で正 極性
8
( 使用 しま せん)
9
BAUD
シ リア ル通 信速度 9600bps/19200bps の選 択 1=19200bps
10
( 使用 しま せん)
11
( 使用 しま せん)
12
ALC
左 右自 動補 正許可
1で許 可
13
CCDO1
( 使用 しま せん)
14
CCDO0
C CD 出力 モード
1でSINGLE出力
15
DEFR
次 回起 動時 のデフ ォル ト値 読出し 要求
1で要 求
(注 )C Rの内 容は デフ ォルト (工 場出 荷時) 状態 で全 て”0 ”と なっ てい ます.
* 1は 通信 コマン ドで の変 更がで きま せん .
表6- 11 F Rの内 容
ビット
略 号
内
容
論 理
0
ASYE
連 続/ ラン ダムシ ャッ タの 選択
1でラ ンダ ム( ASYNC)
1
PWCE
パ ルス 幅制 御の許 可/ 不許 可
1でパ ルス 幅制 御の許 可
2
LEXE
高 速/ 低速 シャッ タの 選択
1で低 速シ ャッ タ
3
( 使用 しま せん)
4
DSCE
通 常走 査/ 倍速走 査
1で倍 速走 査
5
( 使用 しま せん)
6
( 使用 しま せん)
7
( 使用 しま せん)
8
ESP(0)
9
ESP(1)
外 部指 定シ ャッタ 時間 ポジ ション
H'0~H'9 又は H'F
10
ESP(2)
11
ESP(3)
12
ESPE
外 部指 定シ ャッタ 時間 有効
1で有 効
13
( 使用 しま せん)
14
( 使用 しま せん)
15
AGCE
( 使用 しま せん)
( 注)F Rの 内容 はデフ ォル ト( 工場出 荷時 )状 態で全 て” 0” とな ってい ます .
備
考
*1
*1
備
考
ESPE=1の時 ,外 部指 定した 0~9
の数 値(指 定ポ ジシ ョン) が反
映さ れます .
H'Fの場 合H 単位の 外部 シャッタ時
間が 選択さ れて いま す.
( 例)メ ニュ ー画 面で ”M F= H’0 00 8. 000 3” と 表示 されて いる 時( 各数値 を2 進数 に変換 して )次 の様な 状態 と
な って いま す.
H ’0 0= B’0 00 00 000 , H’ 08= B’ 00 00 100 0, H ’03 =0 00 000 11 を 上の数 値に そ
れ ぞれ 代入 して,
CR =B ’0 000 00 00 000 01 00 0, FR= B’ 00 000 00 00 000 00 11
…
C R( 3) =FR (1 )= FR( 0) =1 ,その 他の ビッ ト= 全て0 と なり ます.
(こ こで, CR (n ),F R( m) はそれ ぞれ CR の第n ビッ ト, FR の第m ビッ トを 表現す ると しま す.)
こ れら ビッ トの1 /0 と上 記の表 を参 照し て.現 在カ メラ は” 8ビッ ト出 力” ,”ASYNC”, ”パ ルス 幅制御 許可 ”
の 状態 とな ってい る事 が分 かりま す.
[ 解説]
(CR )や (F R)の 設定 数値 (各ビ ット の1 /0) はカ メラ のバ ックパ ネル 面上 のスイ ッチ を用 いた設 定操 作を 行うと その 変
更内容 に従 って 変化し ます .ま た,( CR )や (FR )の 各ビ ット を操作 する こと により ,R S- 232 Cの 個別 コマン ドに な
い動作 モー ドの 切替え でも 可能 となり ます .
(例1 )メ ニュ ー上で ”M F= 000 0. 00 00” と表 示さ れて いる状 態で 連続 シャッ タ→ ラン ダムシ ャッ タに 設定変 更す る
と その 結果” MF =0 000 .0 00 1”と なり ます (ASYEビッ ト=1).
- 18 -
(19/33)
(例2 )メ ニュ ー表示 がO Nと なって いる 時, シリア ル通 信コ マン ドを用 いて CR (0) を0 →1 に変更 する とメ ニュー 表示 が
O FF (MND=1)とな りま す.
( 6- 7)各 走査 モー ドの説 明と 機能 制限
●走 査モー ドの 解説
こ のカ メラ の動作 は設 定に よって 次の 2種 類のス キャ ンモ ードを 選択 する こと が出来 ます .
表6 -1 2
走査 モー ド
動作
フレームレート
通 常走査 モー ド (NORMAL)
107 0万 画素 の全画 素読 出し
5 fps
倍 速走査 モー ド (DOUBLE)
2ライ ン加 算読 み出し
9 fps
・ 通常 走査 モード
・ 倍速 走査 モード
…
…
有効 画素 全て の画像 をフ レー ムレー ト5 Hz で読 出しま す.
有効 画素 全て の画像 を9 Hz (倍速 )で 読出 しま す.
● 走査 モー ドによ る機 能制 限
現 在設定 され てい る走査 モー ドに よって 使用 出来 る機能 が異 なっ てい ます.
次 表に示 す機 能で ○印が 使用 可能 なもの .× 印が 使用出 来な いモ ード です.
表6- 13
現 在の走 査モ ード
シャッ タな し 連続シ ャッ タ ラン ダムシ ャッ タ
通 常走査 モー ド (NORMAL)
○
○
○
倍 速走査 モー ド (DOUBLE)
○
○
×
長時間 露光
○
×
(注 )これ ら現 在の 走査モ ード で使 用出来 ない 動作 が設定 され た場 合, 動作は 保証 され ません ので 注意 して下 さい .
(注 )特に シリ アル 通信コ マン ドの フラグ レジ スタ の書き 込み コマ ンド で制御 した 際な どでは 走査 モー ドの設 定と 機能 の選択 の可 否
の矛 盾は チェ ックさ れな い為 ,誤っ たパ ラメ ータを 設定 する と誤 動作の 原因 とな ります ので 注意 して下 さい .
( 6- 8)代 表的 な設 定手順 例
(例 )ラ ンダ ムシャ ッタ (1 /25 0秒 )で 用いる 為に ゲイ ン設定 をす る
START
電源をONにする.
モードスイッチを
”5”にセットする.
連続シャッタ/ランダムシャッタ
切り替え動作に入る.
UP/DOWNスイッチを
上側にストロークする.
一旦連続シャッタ動作に
切り替える.
シャッタスイッチを
”4 ”にセットする.
シャッタ時間を1/250秒
に設定する.
モードスイッチを
”0”にセットする.
ゲイン変更動作に入る.
UP/DOWNスイッチを
上下に操作しゲインを設定する.
画像を観測しながら
ゲインを設定する.
モードスイッチを
”5”に変更する.
連続シャッタ/ランダムシャッタ
切り替え動作に入る.
UP/DOWNスイッチを
下側にストロークする.
ランダムシャッタ動作に
切り替える.
モードスイッチを
”A”にセットする.
プログラムページ
セーブ動作に入る.
UP/DOWNスイッチを
上側にストロークする.
設定内容をプログラムページA
に保存する.
電源をOFFにする.
[解 説]
左の 操作 手順 例では カメ ラを ランダ ムシ ャッ タ動作 で用 いる 場合を 想定 し
てい ます .左 の例で は, 動作 モード を一 旦連 続シャ ッタ 動作 とする 事に よ
りゲ イン の設 定など を容 易に してい ます .外 部から のト リガ 信号( Vi n
it )を ユー ザ側よ り繰 り返 し印加 する 事に よって 容易 に画 像の出 力状 況
が観 測出 来る 場合は 最初 のシ ャッタ 動作 モー ド切り 替え で” ランダ ムシ ャ
ッタ ”と して からゲ イン 設定 などを 行っ て下 さい.
(注 )ラ ンダ ムシャ ッタ 動作 でパル ス幅 制御 モード とす る場 合は上 の例 の
様 に一 旦連続 シャ ッタ モード とす る方 法は使 用出 来ま せん( ラン ダ
ム シャ ッタ時 と連 続シ ャッタ 時で ポジ ション ”9 ”で のシャ ッタ 時
間 が異 なる為 ). パル ス幅制 御モ ード で使用 する 場合 はラン ダム シ
ャ ッタ 動作に 設定 後, 実際に ユー ザ側 よりト リガ 信号 (Vi ni
t )を 印加し なが らゲ インな どの 設定 を行っ て下 さい .
(! )本 機で は設定 によ りラ ンダム シャ ッタ 動作で ポジ ショ ン”9 ”で も
パ ルス 幅制御 モー ドを OFF とす る事 が出来 ます (デ フォル トの 状
態 ).
(注 )本 機で はメニ ュー 表示 の際自 動的 に周 期的な ラン ダム シャッ タト リ
ガ が内 部発生 する 状態 (サイ クリ ック トリガ 状態 )と なりま す.
従 って メニュ ー表 示を 行って いる 場合 は上の 様に シャ ッタ動 作を 一
旦 連続 に切り 替え る必 要はあ りま せん .
END
図6 -2
ゲ イン設 定手 順例
- 19 -
(20/33)
( 6- 9)フ ァク トリ ーデフ ォル トの 読出し
RAM上に読み出される設定内容
[電子シャッタ動作モード]
・シャッタの方式
= 連続
・シャッタ時間の分類 = 高速
・電子シャッタテーブル= (表6-1)の内容
・パルス幅制御
= DISABLED
[その他の動作モード]
・走査方式
=
[レベル設定]
・ゲイン設定値
・オフセット
=
=
通常走査
(工場設定値)
(工場設定値)
[コンフィギュレーション]
・メニュー表示 = ON
・BZ
= ON
・ボーレート
= 9600bps
・Vinit2 極性 = NORMAL(負論理)
・テストパターン= OFF
・連続シャッタストロボ信号=OFF
・CCD読み出し=DUAL
・自動補正
=ON
図6 -3
カメ ラご購 入後 ,ユ ーザ にて変 更さ れた 設定内 容を 初期 化した い場 合に ,弊社 ファ ク
トリ ーデフ ォル ト( 工場 出荷状 態) を読 み出す ため の操 作です .
本 機では
a .ファ クト リー デフ ォルト 値を カメ ラ内部 のR AM 上に読 み出 す.
b .ファ クト リー デフ ォルト 値を カメ ラ内部 のR AM 上に読 み出 し, その内 容を 全
ての プロ グラ ムペ ージに 書き 込む .
の 何れか を選 択し て実 行する 事が 出来 ます.
(注 )a. の操 作は ,電 源起動 時の 自動 ロード 用メ モリ (プロ グラ ムペ ージ” A” ~
”F ”) と別 の場所 にあ る” 弊社工 場出 荷状 態を記 憶し てい るペー ジ” を
ロー ドし て起 動しま す. カメ ラ内部 のR AM 上に読 み出 され ている 状態 で
すの で, 電源 OFF 後も 継続 して弊 社工 場出 荷状態 で使 用し たい場 合は ,
プロ グラ ムペ ージ” A” ~” F”に セー ブし て使用 して くだ さい.
b. の操 作で は読 み出し たパ ラメ ータを プロ グラ ムペー ジ” A” ~”F ”に 自
動的 にセ ーブ します .そ れま でユー ザに て保 存した 設定 内容 は全て 上書 き
され 消失 しま すので ご注 意下 さい.
工場 出荷 時設定 の読 出し 直後の 設定 内容
[ a. の操作 (R AM 上にデ フォ ルト 値を読 み出 す) ]
< 手順1 >モ ード スイッ チ= ”9 ”のポ ジシ ョン とし, 且つ ,U P/ DOW Nス イッ チを上 下ど ちら かの方 向に 操作 した状 態で 電
源 を投 入し数 秒間 保持 します .
< 手順2 >ピ ピッ と言う 反応 音が し,L ED がオ レンジ 色点 滅の 状態 になっ たら UP /DO WN スイ ッチを 中立 位置 に戻し てく だ
さ い.
< 手順3 >実 行を 行う場 合は この まま再 度U P/ DOW Nス イッ チを 上下ど ちら かに 1スト ロー クし ます. 実行 を中 止する 場合 は
カ メラ の電源 を切 りま す.
< 手順4 >カ メラ は自動 的に 再起 動し, 動作 モー ドは, グル ープ 1と なりま す.
( 注)読 み出 した 内容を 保存 する 場合は 引き 続き モード スイ ッチ をA (その 他, 保存 するペ ージ に対 応する 位置 )に 合わせ てU P
/D OW Nス イッチ を上 側に 1スト ロー クし ます( プロ グラ ムペ ージへ の保 存) .
[ b. の操作 (R AM 上にデ フォ ルト 値を読 み出 し, 全ての プロ グラ ムペ ージに 保存 する )]
< 手順1 >モ ード スイッ チ= ”9 ”のポ ジシ ョン とし, 且つ ,U P/ DOW Nス イッ チを上 下ど ちら かの方 向に 操作 した状 態で 電
源 を投 入し数 秒間 保持 します .
< 手順2 >ピ ピッ と言う 反応 音が し,L ED がオ レンジ 色点 滅の 状態 になっ たら UP /DO WN スイ ッチを 中立 位置 に戻し てく だ
さ い.
< 手順3 >こ のま まモー ドス イッ チを” 0” の位 置に変 更し ます .L EDが 赤色 点滅 の状態 とな りま す.
< 手順4 >実 行を 行う場 合は この まま再 度U P/ DOW Nス イッ チを 上下ど ちら かに 1スト ロー クし ます. 実行 を中 止する 場合 は
カ メラ の電源 を切 りま す.
< 手順5 >カ メラ は再起 動し ,動 作モー ドは ,グ ループ 1と なり ます .
- 20 -
(21/33)
7.シリアル通信制御
F C11 00 0C Lは, カメ ラリ ンク経 由の シリ アルイ ンタ ーフ ェイ スによ って ,外 部から コン トロ ールす るこ とが できま す.
( 注)通 信機 能を 使用し てカ メラ の動作 状態 を変 更する 際に は内 部の 動作切 替の 為に 若干の 時間 が必 要とな りま す. 通常, コマ ン
ド を送 信し た前後 1フ レー ムの映 像信 号は ,正規 の映 像が 得ら れない こと があ ります ので ご注 意下さ い.
( 注)シ リア ル通 信コマ ンド の設 定やタ イミ ング は従来 のRS-232C通 信機 能を 持つ製 品( FC 200 0C Lな ど)と 共通 です .
●シ リアル 通信 設定 は下の 通り とし て下さ い.
ボー レー ト
: 96 00b ps 又 は 19 20 0b ps (設定 グル ープ 2にて 指定 .デ フォル トは 96 00b ps )
デー タ
: 8b it/ キャ ラク ター
スト ップ ビッ ト
: 1s top b it
パリ ティ
: 無し
XO N/ XO FF : 制御 無し
●シ リアル 通信 コ マンド
コマン ドパ ケッ トはS TX (0 2h) で始 まり ,コマ ンド コー ド, コマン ドオ プシ ョンパ ラメ ータ へと続 き最 後に ETX (0 3
h)で 終了 しま す.パ ケッ ト内 部はす べて 8ビ ットの AS CI Iコ ードで す.
カメラ が1 パケ ットを 受信 (E TX: 03 hを 検知) した 場合 ,正 常なパ ケッ トと 判断し た時 は, 処理完 了信 号( ACK :0 6
h)を 返信 ,ま たは, 受信 コマ ンドに 応じ た, 返信を 行い ます .異 常なパ ケッ トと 判断し たと きは ,異常 信号 (N AK: 15
h)を 返信 しま す.
●動 作モー ド「 グル ープ1 ~4 」と シリア ル通 信コ マンド の受 付
シ リアル 通信 コマ ンドは (動 作モ ード「 グル ープ 1」) (= ”通 常の 電源投 入状 態” )の間 のみ 受け 付けら れま す.
但 し(動 作モ ード 「グル ープ 2~ 4」) でも ”A RES ET ”( 電源 投入状 態に 戻す )コマ ンド に限 り受付 けま す.
●各 コマン ドの 解説
( 1) コマン ド ”e ”
ファン クシ ョン :ペー ジメ モリ の初期 化
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” e”: ET X
S TX :A CK: ET X
(処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
※次回 電源 投入 時にC PU は、 各ペー ジメ モリ を初期 化し ます .こ こで云 う” 初期 化”は カメ ラ内 部のE EP RO Mに保 存さ れ
て い るパ ラメ ータを ,弊 社出 荷時の 値に 戻す 事を言 いま す.
( 2) コマン ド ”R ”
ファン クシ ョン :カメ ラ動 作、 設定状 態を レポ ートす るコ マン ド
コマ ンドコ ード ”R ”の次 にオ プシ ョンコ ード を付 ける ことで レポ ート の内容 を選 択で きます 。
G :ゲ イン
・レ ポー ト
V :カ メラ ・バー ジョ ン・ レポー ト
T :シ ャッ タSWセ ット ・レ ポート
S :シ ャッ タ
・レ ポー ト
( 3) ゲイン ・レ ポー ト
ホスト 側送 信 :
カメラ 側返 信 :
(!) (
S TX :” R”: ”G ”: ETX
S TX :A CK: ”R ”: MGC 設定 値: (A GC設 定値 ): (VR T設 定値 ):
( VR B設 定値) :O FF SET 設定 値: ET X
)内 の値は FC 11 000 CL では 使用し ませ ん. 本機 では固 定値 が返 送され ます .
( 4) カメラ ・バ ージ ョン・ レポ ート
ホスト 側送 信 : S TX :” R”: ”V ”: ETX
カメラ 側返 信 : S TX :A CK: ”R ”:
” Ta ke nak a SY S.F C1 10 00 CL
V1 .0 0
” :E TX
※下線 部の 数値 はカメ ラの コン トロー ルプ ログ ラムバ ージ ョン 番号 やファ イル 名を 示して いま す. これら の値 やキ ャラク タ数 は
はプ ログ ラム のバー ジョ ンに より異 なり ます .カメ ラ通 信モ ード の確認 ,カ メラ 内部の 情報 を取 得する 際に ご利 用くだ さい .
AC K~ ET Xの間 に入 るキ ャラク タ数 の最 大値は 48 です .
( 5) シャッ タSW・レ ポート
ホスト 側送 信 : S TX :” R”: ”T ”: ”H” :E TX
カメラ 側返 信 : S TX :A CK: ”R ”: ”H” :
S W0 :S W1: SW 2: SW3 :S W4 :S W5: SW 6: SW7 :S W8 :SW 9: ET X
( 6) シャッ タモ ード レポー ト
ホスト 側送 信 : S TX :” R”: ”S ”: ETX
カメラ 側返 信 : S TX :A CK: ”R ”: ”□” :” □” :” □”: ”露 光時 間”: ET X
※1
※2
※3
※4
※1~ 3: (8 )コマ ンド ” S”を 参照 して くださ い.
※4 露光 時間
・ 電子 シャ ッタ露 光時 間が 外部設 定さ れて いる場 合
露光 時間 が1H (水 平走 査時間 )単 位で 設定さ れて いる 場合 は,そ のH の露 光設定 カウ ント 値を返 送し ます 。
例
シャ ッタ 露光 時間が 16 Hの 場合
”0 01 0”
・ 電子 シャ ッタ露 光時 間が コネク タパ ネル のシャ ッタ スイ ッチ 番号で 設定 され ている 場合
例 シャ ッタス イッ チ= 4にセ ット され ている 場合
”I 4. .”
・ 電子 シャ ッタ露 光時 間が RS- 23 2C コマン ドに より シャ ッタス イッ チ番 号で設 定さ れて いる場 合
例 シャ ッタス イッ チ= 3が指 定さ れて いる場 合
”S 3. .”
- 21 -
(22/33)
(7 )コマ ンド ” G”
ファン クシ ョン :ゲイ ン設 定コ マンド
ホスト 側送 信
:
カメラ 側返 信
:
(!) (
S TX :” G”: MG C設 定値: (A GC 設定 値): (V RT 設定値 ): (V RB設 定値 ):
O FF SE T設定 値: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X (処理 不能 )
)内 の値は 本機 では 使用し ませ ん. 本機へ は” .” を送 信して 下さ い.
MGC 設定 値は ,16 進数 2桁 のAS CI Iコ ード
” 20 ”~ ”E0 ”(
32~ 2 24 ;10 進) でセ ットし ます 。
OFFSET設定 値は ,16 進数 2桁 のAS CI Iコ ード
” 20 ”~ ”E0 ”(
32~ 2 24 ;10 進) でセ ットし ます 。
例 レベ ル1 28( 10 進) をセッ トす る場 合
” 80 ”
レベ ル2 00( 10 進) をセッ トす る場 合
” C8 ”
また 、設 定変 更する 必要 の無 いデー タ設 定部 は、” .” (ピ リオ ド)を セッ トす ること で、 送信 前の設 定値 を保 持させ るこ
とが でき ます 。
例 MG Cだ けをレ ベル 90 (10 進) にセ ットす る場 合
ST X: ”G” :” 5A ”:” .” :” .”: ”. ”: ”. ”:E TX
(8 )コマ ンド ” S”
ファン クシ ョン :シャ ッタ モー ド,シ ャッ タ露 光時間 設定 コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” S”: ”A ”or”M” :” H” or” L”: ”N ”or”D” :露 光時 間:E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X (処理 不能 )
送信コ マン ドは 以下の 意味 を持 ってい ます .
ST X: ”S ”:” A” or” M”: ”H ”or”L” :” N” or” D”: 露光 時間 :ET X
※1
※2
※3
※4
※1 A: ラン ダムシ ャッ タ
M: 連続 シャッ タ
※2 H: 高速 シャッ タ
L: 低速 シャッ タ
※3 N: 通常 走査
D: 倍速 走査
※4 露光 時間
” 露光 時間 ”のフ ォー マッ トは次 の何 れか に従い ます .
a. 2バ イトの 数値 を表 す16 進数 に対 応する 4キ ャラ クタ ー
b. 外部 からの シャ ッタ ポジシ ョン を指 定する 4キ ャラ クタ ー ” S” ”0 ~9” ”. .” (最後 の” .” 2個は 必須 )
・電 子シ ャッ タ露光 時間 を外 部設定 する 場合
露 光時 間を 1H( 水平 走査 時間) 単位 で設 定する 場合 には ,そ のHの 露光 設定 カウン ト値 を設 定しま す.
例 シ ャッ タ露光 時間 が1 6Hと する 場合
S TX :” S”: ”. ”: ”.” :” .” :”0 01 0” :E TX
・電 子シ ャッ タ露光 時間 をコ ネクタ パネ ルの シャッ タS W番 号で 設定す る場 合
例 シ ャッ タSW 4 にセ ットす る場 合
S TX :” S”: ”. ”: ”.” :” .” :”S 4. .” :E TX
・シ ャッ タモ ードを ,ラ ンダ ム・高 速シ ャッ タで露 光時 間を 3H に設定 する 場合
S TX :” S”: ”A ”: ”H” :” .” :”0 00 3” :E TX
・カ メラ 本体 の背面 パネ ルコ ントロ ール に戻 す場合
S TX :” S”: ”. ”: ”.” :” .” :”0 00 0” :E TX
(注 )S コマ ンドを 用い て外 部より 露光 時間 を設定 した 場合 カメ ラの露 光時 間は 最終的 にS コマ ンドで 指定 した ポジシ ョン
又 は直 接指定 値に ロッ クされ た状 態と なりま す. 上記 の通 り再度 RS -2 32C を用 いて 露光時 間を ”0 000 ”に
指 定す る事に より この ロック 状態 は解 除され ます .
R S- 232 Cで 露光 時間を 指定 した 後,R S- 23 2C を用い ずに この ロック 状態 を解 除する には ,” ファク トリ ー
デ フォ ルトの 読出 し” 操作を 行っ て下 さい.
(注 )露 光時 間を直 接指 定す る場合 ,数 値は 次の範 囲の み許 容さ れます .こ の範 囲外の 動作 は保 証され ませ ん.
通 常走 査の時 :H ’0 000 ~H ’0 87B ( D’ 0~ 217 1) (但 し”0 ”は 外部 指定解 除の 際の み使用 する )
倍 速走 査の時 :H ’0 000 ~H ’0 551 ( D’ 0~ 136 1) (但 し”0 ”は 外部 指定解 除の 際の み使用 する )
(9 )コマ ンド ” E”
ファン クシ ョン :シャ ッタ メニ ュー編 集コ マン ド
ホスト 側送 信
:
カメラ 側返 信
:
S TX :” E”: ”H ”: SW0 :S W1 :S W2: SW 3:
S W4 :S W5: SW 6: SW7 :S W8 :S W9: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
※SW 0~ SW 9は, シャ ッタ SW番号 にセ ット する露 光時 間( H) を16 進数 4桁 でセッ トし ます .
※SW 0の 露光 時間は 変更 でき ません .
例
高速 シャ ッタの SW 5の 露光時 間だ けを 88( 10 進) に変 更する 場合
S TX :” E”: ”H ”: ”.” :” .” :”. ”: ”. ”: ”.”
: ”0 05 8”: ”. ”: ”.” :” .” :” .”: ET X
(1 0)コ マン ド ”W”
ファン クシ ョン :動作 モー ド記 憶(W ri te i nt o pa ge m em ory )コ マン ド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” W”: 記憶 ペー ジ(” A” ~” F” ):E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
現在 の設 定を 指定さ れた ペー ジ番号 のE EP ROM に書 き込 み保 存しま す.
(1 1)コ マン ド ”L”
ファン クシ ョン :動作 モー ド読 み出し (L oa d)コ マン ド
ホスト 側送 信
:
S TX :” L”: 読み 出し ページ (” A” ~” H”) :E TX
- 22 -
(処理 不能 )
(23/33)
カメラ 側返 信
:
※ペー ジ
には工 場出 荷時 のデー タが 記録 されて いま すの で, 出荷時 の状 態に 戻した い場 合に ご使用 下さ い.
H
S TX :A CK: ET X
(処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
( 12 )コマ ンド ” WMC ”
ファン クシ ョン :コンフィギュレーションフラグレジスタ(C R) (W rit e
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
(処理 不能 )
Mo de C on fig ur at ion )コ マン ド
S TX :” WMC ”: フラ グ設定 値: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
”フ ラグ 設定 値”の 内容 (2 バイト /4 キャ ラクタ )を コン フィ ギュレ ーシ ョン レジス タに 書き 込みま す.
( 注) この コマン ドで はE EPR OM への 書き込 みは 行わ れま せんの でこ のコ マンド で設 定し た内容 は電 源O FF後 消失 し
ます .設定 した 値を EEP RO Mに 保存す るに は別 のコ マンド ”S MC ”を実 行し ます .
( 13 )コマ ンド ” WMF ”
ファン クシ ョン :モードフラグレジスタ( FR )の書 き込 み( Wri te Mod e Fl ag )コ マンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” WMF ”: フラ グ設定 値: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
”フ ラグ 設定 値”の 内容 (2 バイト /4 キャ ラクタ )を フラ グレ ジスタ に書 き込 みます .
( 注) この コマン ドで はE EPR OM への 書き込 みは 行わ れま せんの でこ のコ マンド で設 定し た内容 は電 源O FF後 消失 し
ます .EE PR OM に保存 する には 別のコ マン ド” WA ~WF ”を 用い 指定す るメ モリ ページ への 保存 を実行 しま す.
( 14 )コマ ンド ” RMC ”
ファン クシ ョン :コンフィギュレーションフラグレジスタ(C R) の読 込み( Re ad
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
M ode Con fi gu rat io n) コマン ド
S TX :” RMC ”: ET X
S TX :A CK: ”R MC ”:フ ラグ 設定 値: ETX
共通 モー ドフ ラグレ ジス タ( 2バイ ト/ 4キ ャラク タ) の現 在の 内容を 16 進数 で返し ます .
( 15 )コマ ンド ” RMF ”
ファン クシ ョン :モードフラグレジスタ( FR )の読 込み (R ead
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
M od e Fl ag )コマ ンド
S TX :” RMF ”: ET X
S TX :A CK: ”R MF ”:フ ラグ 設定 値: ETX
モー ドフ ラグ レジス タ( 2バ イト/ 4キ ャラ クタ) の現 在の 内容 を16 進数 で返 します .
( 16 )コマ ンド ” SMC ”
ファン クシ ョン :コンフィギュレーションフラグレジスタ(C R) のセ ーブ( Sa ve M od e Co nf igu ra ti on) コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” SMC ”: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
現在 の共 通モ ードフ ラグ レジ スタの 内容 をE EPR OM に保 存し ます.
( 17 )コマ ンド ” RTM P”
ファン クシ ョン :カメ ラ内 部温 度デー タの 読込 み(R ea d
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
Te MPa ra tu re) コマ ンド
S TX :” RTM P” :E TX
S TX :A CK: ”R TM P”: 内部 温度 デー タ:E TX
現在 のカ メラ 内部温 度デ ータ の内容 を1 6進 数で返 しま す.
返信 され る1 6ビッ トデ ータ の内有 効な デー タは下 位1 0ビ ット です. この 10 ビット の数 値は 2の補 数形 式で 符号付 き整 数
の- 51 1~ 511 の値 を表 します .実 際の 摂氏温 度は この 数値 に一定 の係 数を 乗算し 求め ます .
→返 信デ ータ から温 度数 値へ の変換 方法 は” (4- 6) カメ ラ内 部温度 モニ ター 機能” の項 目を ご参照 下さ い.
( 18 )コマ ンド ” X”
ファン クシ ョン :ラン ダム シャ ッタト リガ (e Xec ut e
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
tr igg er )コ マンド
S TX :” X”: ET X
S TX :A CK: ET X
カメラ がラ ンダ ムシャ ッタ 動作 (メニ ュー 表示 時を除 く) に設 定さ れてい る時 ,こ のコマ ンド を用 いてカ メラ 内部 からラ ンダ ム
シャッ タト リガ 信号を 発生 させ 画像を 更新 する 事が出 来ま す.
ここで 内部 発生 される トリ ガ信 号は1 00 ms ±5% の負 論理 トリ ガ信号 です .こ のコマ ンド を用 いたラ ンダ ムシ ャッタ 動作 の
繰り返 しピ ッチ の最小 値は 約3 00m sで す.
このコ マン ドに よるト リガ 信号 に限り トリ ガ信 号の入 力に 呼応 して カメラ 内部 のブ ザーが ワン ショ ット時 間( 約5 0ms )鳴 り
ます. この ブザ ーを鳴 らし たく ない場 合は コン フィグ レー ショ ンメ ニュー の設 定か シリア ル通 信コ マンド でコ ンフ ィギュ レー シ
ョンフ ラグ を変 更して ”操 作確 認ブザ ー音 =O FF” とし て下 さい .
(注) ”X ”コ マンド に対 して はラン ダム シャ ッタ動 作に 設定 され ていな い時 やメ ニュー 表示 の状 態(” X” コマ ンドで ラン ダ
ムシ ャッ タ動作 出来 ない 設定状 態) でも ”AC K” (処 理完 了)が 返信 され ます.
(注) シリ アル 通信を 用い たコ マンド の為 ,通 常のト リガ 信号 によ る動作 の様 な即 時性は 有り ませ ん.カ メラ 設定 時の動 作確 認
や撮 像対 象物体 の移 動速 度が特 別遅 い時 など, 特に 即時 性が 要求さ れな い用 途にの みご 使用 下さい .
( 19 )コマ ンド ” ARE SE T”
ファン クシ ョン :動作 リセ ット (Al l RE SE T) コマン ド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” ARE SE T” :ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
カメ ラを 電源 投入時 の状 態に リセッ トし ます .電源 投入 時の 処理 を行い ます ので ,一時 的に カメ ラリン ク出 力( 同期信 号, 映
像信 号) など は不定 とな りま す.
- 23 -
(24/33)
(注 )電 源を 一旦O FF とし 再起動 する 操作 に対応 しま す. 保存 されて いる EE PRO Mの 内容 は失わ れま せん .
(注 )こ のコ マンド に限 り( 動作モ ード 「グ ループ 2」 ,「 グル ープ3 」, 「グ ループ 4」 )の 状態で も受 け付 けられ ます .
( 20 )コマ ンド ” WID ”
ファン クシ ョン :カメ ラI D( ユーザ 設定 )の 書き込 み( Wr it e ID )コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” WID ”: 0~ 最大1 5文 字ま での 文字列 :E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
文字列 に使 用す る文字 は半 角の 英数字 (大 文字 と小文 字) と一 部の 特殊記 号( 下記 )です .
使用出 来る 特殊 記号… SP( H'20),!(H'21), ’(H'27),+ (H'2B) ,コ ンマ( H'2C), -(H'2D) ,. (ピリ オド )( H'2E) ,
/( H'2F),: (H'3A) ,;( H'3B), <( H'3C) ,= (H'3D), >( H'3E),? (H'3F) ,[( H'5B),
]( H'5D),_ (H'5F) ,の各 文字 .
(注 )文 字数 が15 文字 を越 えた場 合は (処 理不能 )と なり ます .
(注 )文 字数 が0の 時は ID コード が消 去さ れます .
(注 )使 用出 来ない 文字 を含 む文字 列を 送信 した場 合は 正し くI Dが書 き込 まれ ません ので 注意 して下 さい .但 しの場 合で も
エ ラー (処理 不能 )と はなり ませ ん.
(注 )こ のコ マンド では EE PRO Mへ の書 き込み は行 われ ませ んので この コマ ンドで 設定 した 内容は 電源 OF F後消 失し
ま す. 設定し た値 をE EPR OM に保 存する には 別の コマ ンド” SI D” を実行 しま す.
( 21 )コマ ンド ” SID ”
ファン クシ ョン :カメ ラI D( ユーザ 設定 )の セーブ (S av e ID )コ マンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” SID ”: ET X
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
現在 のI Dコ ードの 内容 をE EPR OM に保 存しま す.
(注 )I Dコ ード( 文字 列) はプロ グラ ムペ ージと は独 立し たエ リアに 保存 され ,いず れの プロ グラム ペー ジで 起動し ても こ
の 共通 の数値 (1 個の 数値) が適 用さ れます .
(注 )工 場出 荷時は ID コー ドは保 存さ れて いませ ん.
( 22 )コマ ンド ” RID ”
ファン クシ ョン :カメ ラI D( ユーザ 設定 )の 読出し (R ea d ID )コ マンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” RID ”: ET X
S TX :A CK: ”R ID ”:0 ~最 大1 5文 字まで の文 字列 :ET X
IDコ ード (文 字列) の内 容( 0~最 大1 5キ ャラク タ) が読 み出 されま す. 返信 キャラ クタ 数が 0の場 合は ID コード が設 定
されて いな い状 態です .
( 23 )コマ ンド ” WVS UB ”
ファン クシ ョン :Vsub値( CCD基板 電圧 )の書 き込 み( Wri te VSU B) コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” WVS UB ”: (Vsub設定 値) :E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
( 24 )コマ ンド ” SVS UB ”
ファン クシ ョン :Vsub値( CCD基板 電圧 )のセ ーブ (S ave VS UB) コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” SVS UB ”: ETX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
( 25 )コマ ンド ” RVS UB ”
ファン クシ ョン :Vsub値( CCD基板 電圧 )の読 出し (R ead VS UB) コマ ンド
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” RVS UB ”: ETX
S TX :A CK: ”R VS UB” :( Vsub設定 値): ET X
( 26 )コマ ンド ” RMG ”
ファン クシ ョン :MG Cゲ イン 読込み (R ea d
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
M GC G AI N) コマ ンド
S TX :” RMG ”: ET X
S TX :A CK: ”R MG ”:M GC 設定 値: MGC B設 定( 右画面 ): ET X
( 27 )コマ ンド ” WMG ”
ファン クシ ョン :MG Cゲ イン 書き込 み( Wr ite
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
M GC
G AIN )コ マン ド
S TX :” WMG ”: MG C設定 値: MG CB 設定値 (右 画面 ):E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
MGC 設定 値は ,16 進数 2桁 のAS CI Iコ ード
例 レベ ル
90 (1 0進 )をセ ット する 場合
” 20 ”~ ”E0 ”(
” 5A ”
- 24 -
32~
(処理 不能 )
2 24 ;10 進) でセ ットし ます 。
(25/33)
例
MG C設 定値を レベ ル9 0(1 0進 )に セット する 場合
ST X: ”WM G” :” 5A” :” 00 ”:E TX
( 28 )コマ ンド ” ROF ”
ファン クシ ョン :オフ セッ ト読 込み( Re ad
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
OF FS ET )コ マンド
S TX :” ROF ”: ET X
S TX :A CK: ”R MG ”:O FF SE T設 定値: OF FS ETB 設定 (右 画面) :E TX
( 29 )コマ ンド ” WOF ”
ファン クシ ョン :オフ セッ ト書 き込み (W ri te
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
S TX :” WOF ”: OF FSE T設 定値 :O FFS ET B設 定(右 画面 ): ETX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X (処理 不能 )
OFFSET設定 値は ,16 進数 2桁 のAS CI Iコ ード
例 レベ ル 100 (1 0進 )をセ ット する 場合
例
OF FS ET )コマ ンド
” 20 ”~ ”E0 ”(
” 64 ”
32~
2 24 ;10 進) でセ ットし ます 。
OF FS ET設 定値 をレ ベル9 0( 10 進)に セッ トす る場 合
ST X: ”WO F” :” 64” :” 00 ”:E TX
( 30 )コマ ンド ” RPS ”
ファン クシ ョン :プリ セッ トの 読出し (R ea d
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
P RE SE T) コマン ド
S TX :” RPS ”: ET X
S TX :A CK: ”R PS ”:” プリ セッ ト番 号”: ET X
ゲイン &オ フセ ットの 値が 4種 類のプ リセ ット 番号と 一致 して いる 場合, その プリ セット 番号 を読 みだし ます .
プリセ ット と一 致しな い場 合は ”0” が返 信さ れます .
( 31 )コマ ンド ” WPS ”
ファン クシ ョン :プリ セッ ト設 定(W ri te
ホスト 側送 信
カメラ 側返 信
:
:
PR ES ET )コ マンド
S TX :” WPS ”: ”プ リセッ ト番 号” :E TX
S TX :A CK: ET X (処理 完了 ), また は,S TX :N AK: ET X
(処理 不能 )
出荷時 に設 定さ れてい る4 種類 のプリ セッ ト( ゲイン &オ フセ ット 設定) を呼 び出 し,使 用す るこ とがで きま す.
●コ マンド 使用 上の 注意
・ 内部の 不揮 発性 ROM (E EP ROM )は デバ イスの 仕様 上, 保証 される 上限 の書 き換え 回数 が1 00万 回と なっ ていま す.
従って ,E EP ROM への 書き 込み動 作を 伴う コマン ド” WA ~W F”, ”S MC ”,” e” など につい ては ,こ れらの コマ ン
ドがユ ーザ 側の プログ ラム ルー プ内で 無制 限回 数(又 はこ れに 近い 形で) 反復 され る様な 使用 を避 ける様 にし て下 さい.
- 25 -
(26/33)
8.タイミングチャート
●ピ クセル クロ ック タイミ ング (各 動作モ ード 共通 )
カメラリンク
コネクタ
DEMULTIPLEX.
[クロック出力とデータの位相関係]
1CLK=30.8nS
10bit
A/D
CH1
10/8bit
CLK
10/8bit
クロック出力
A/D 10bit
CH2
10ns(max)
(LDV,FDV)
デジタルデータ
CH1/CH2
1/1
各12or10or8ビット
CLK
PCLK
(注 )上記 タイ ミン グは送 端側 での チャン ネル リン クデバ イス によ るシ リアル デー タへ のエン コー ド前 の信号 タイ ミン グです (右 上
図の 楕円 内) .受端 側で カメ ラリン ク規 格に 従った チャ ンネ ルリ ンクデ バイ スで のシリ アル →パ ラレル 信号 変換 操作を 行う と
デコ ード 後の データ とク ロッ クの位 相関 係は チャン ネル リン クデ バイス の構 造上 ,上記 タイ ミン グと異 なっ たも のとな りま す.
(チ ャン ネル リンク デバ イス の出力 では デー タはク ロッ ク信 号の 立ち下 がり に整 列しま す. )通 常,こ のタ イミ ングの 変化 に
つい ては キャ プチャ ーボ -ド 側の取 り込 みタ イミン グで 正し く調 整され 従来 のパ ラレル 出力 型と 同等の 定義 ファ イルを 使用 し
て取 り込 む事 が可能 です .
(注 )市販 のカ メラ リンク 対応 のキ ャプチ ャー ボー ドを使 用せ ずに チャ ンネル リン クデ バイス を直 接ユ ーザ側 の取 り込 みイン ター フ
ェー スに 実装 する場 合は デー タとク ロッ クの 位相関 係な ど, チャ ンネル リン クデ バイス のデ ータ シート の記 載に ある内 容に 注
意し てご 使用 願いま す.
(! )FC 11 00 0CL は, 10 or 8o r12 bi t× 2Ta p出 力を 採用 してい ます .
(! )FC 11 00 0CL は, DU AL出 力時 (5 fps )で も, 内部 のバッ ファ を使 用して 並べ 替え を行う ため ,映 像の左 から 順
に出 力さ れま す.そ のた め, 左右か ら出 力す る(ミ ラー 出力 タイ プ)F C5 10 0CL など ,と は出力 フォ ーマ ット上 の互 換
性が なく 専用 の設定 ファ イル が必要 とな りま す.
FC11000CL
従来カメラ:例:FC5100CL
5fps(DUAL)
撮像エリア
有効撮像領域
V
15fps(DUAL)
撮像エリア
有効撮像領域
V
並べ替え
出力方向
出力方向
奇数番画素
出力方向
偶数番画素
Tap1(左から;奇数番) カメラリンク出力
Tap2(左から;偶数番)
tap1(左から)
DU AL 走査時 の出 力
- 26 -
tap2(右から)
カメラリンク出力
(27/33)
●水 平タイ ミン グ
読み出部
(DUAL/SINGLE共通)
64 98
85 34
DU AL
SI NGL E
4072
37 156
37 156
156
LDV
FDV
4228
3902
SG
(内部信 号/露光 終了)
1
1
HD
(内部信号 )
転送部
(DUAL動作)
101
2 53 4
露 光開 始時
2 30 4
通 常時
156
LDV
1
HD
(内部信号 )
297
197
4
20
水平転送 ダミー
停止期間 ビット
有
12
OB
効
2004
画
3
素
1 23
2
0
0
4
CCD信号出力
132
98
132
98
SUB
(内部信 号/露光 開始)
52
2004
有効映像期間
13 5
22
00
00
13
24 6
22
00
00
24
デジタル映像出力
(CH1 )
デジタル映像出力
(CH2 )
STRB
転送部
(SINGLE動作)
101
4 57 0
露 光開 始時
4 34 0
通 常時
156
LDV
1
HD
(内部信号 )
297
197
4
水平転送 ダミー
停止期間 ビット
20
有
12
OB
効
4008
画
1 23
35
素
4
0
0
8
CCD信号出力
SUB
(内部信号/露光開 始)
52
4008
有効映像期間
12 3
4
0
0
8
デジタル映像出力
(CH1 )
STRB
※ 水平タ イミ ング チャー トで 指定 なき数 値の 時間 単位は CLK ( = 1/32.50MHz = 30.8nS)と する .
※ 数値は 設計 値で すので ,詳 細は 実機に てご 確認 くださ い.
- 27 -
(28/33)
● 垂直 タイミ ング :連 続シャ ッタ
2327
1363
全画素読み出し
部分読み出し
FVAL
(FDV)
LVAL
(LDV)
SG
(内部信 号/露光終了)
SUB
(内部信 号/露光開始)
露光期間
露光期間
1
17
空転送
OB
1
通常走査
2672
8
8
16
CCD出力信号
1
有効画素
2
2671 2672
デジタル出力
2
1
26
2
2672
1336
11
倍速走査
2671 2672
16
CCD出力信号
+
1
2+
3
4
有効画素
+
1
2+
3
4
1386
2669 2671
+2670 +2672
デジタル出力
12
2669 2671
+2670 +2672
※ LDV の周 期は 一定で はあ りま せん. 読み 出し 部分, 映像 転送 (SUBの 有無 )など で異 なり ます.
詳細は ,水 平タ イミン グチ ャー トを参 照し てく ださい .
●垂 直タイ ミン グ: 高速/ 固定 長/ ランダ ムシ ャッ タ/通 常走 査
Vinit
25~26CLK
HD
(内部信号)
露光終了(SG)
134CLK
露光期間(nH)
露光期間(nH)
FDV
LDV
通常走査
デジタル出力
2
25
1
2
2672
DUAL 出力: 74μ秒
SYNGLE出力:137μ秒
STRB
※ 垂直タ イミ ング チャー トで 指定 なき数 値の 時間 単位は CLK ( = 1/32.50MHz = 30.8nS)と する .
※ 固定長 シャ ッタ ,パル ス幅 制御 ともに ,V in it検 出時 の動 作は 同じタ イミ ング です.
※ 数値は 設計 値で すので ,詳 細は 実機に てご 確認 くださ い.
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2671 2672 1
(29/33)
●垂 直タイ ミン グ: 高速/ パル ス幅 制御/ ラン ダム シャッ タ/ 通常 走査
Vinit
HD
(内部信号)
露光終了(SG)
露光期間(nH)
露光期間(nH)
FDV
LDV
通常走査
デジタル出力
2
1
25
2
2672
2671 2672 1
DUAL 出力: 74μ秒
SYNGLE出力:137μ秒
STRB
( 注) パルス 幅制 御モ ードで ラン ダム シャッ タ動 作
を行う 場合 ,厳 密には 同一 のV ini tの パ
ルス幅 を印 加し ても1 Hの 幅だ けシャ ッタ 時
間が異 なる 現象 が起こ りま す. (1H 幅だ け
不定と なる )
右図で は( A) ,(B )と もに 同一パ ルス 幅
(2H ~3 Hの 間の値 )を 印加 してい ます
が,内 部の 水平 同期タ イミ ング との位 相関 係
により (A )で はシャ ッタ 時間 =2H ,
(B) では シャ ッタ時 間= 3H となり ます .
同一幅のVinit信号でシャッタ時間が1H異なる例
Vinit (A)
1 2
(シャッタ時間2H)
Vinit (B)
1 23
(シャッタ時間3H)
HD
(内部水平同期信号)
この理 由で ,内 部の水 平同 期信 号(H D) と非 同期な Vi ni t信 号をユ ーザ から 印加す る場 合, 1Hの シャ ッタ 時間だ け露 光
時間が 不定 とな る事を 考慮 する 必要が あり ます .具体 的に は
① シャッ タ時 間が 1H不 定と なっ ても影 響の 少な いシャ ッタ 時間 での み用い る.
…10 0H 幅以 上など ,比 較的 シャッ タ時 間が 長い場 合は 1H の露 光時間 差で の信 号レベ ルに 対す る影響 が相 対的 に小さ い為 ,
実用 上問 題が 発生し 難い .
② カメラ のL DV 信号を 用い て外 部のト リガ 信号 を同期 化し ,V in itの 位相 関係 を一定 にす る.
…内部 のH Dに 対する Vi ni tの発 生位 相を 一定に する 事で ,1 Hの不 定時 間の 発生な しに 制御 が可能 です .
な どが考 えら れま す.
(注 )nは 上限 値が ありま せん ので 1フレ ーム 時間 を超え る長 時間 露光 も可能 です .但 し,こ の場 合は CCD の熱 雑音 の蓄積 など に
より 映像 信号 のS/ N比 が悪 化しま すの で実 用とな る最 大時 間は 具体的 な使 用状 況に基 づき 決定 して下 さい .
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(30/33)
● 垂直 タイミ ング :低 速シャ ッタ (長 時間露 光) /固 定長/ 連続 /通 常走 査
低速シャッタ(長時間露光)タイミング
1V=2327
VD
(垂 直同 期 信号 )
内部信号
露光時間(nV)
(内部動作)
露光時間
(nV)
画像 (P )/ 露光 時間
画 像( P+ 1) /露 光時 間
FDV
12
映像出力
画像 (P -1 )
映像信号
(デジタル)
画像 (P )
有効映像期間(2672)
画 像( P+ 1)
有効映像期間(2672)
※各有 効映 像期 間の詳 細な 垂直 タイミ ング は” 垂直タ イミ ング /連 続シャ ッタ ,シ ャッタ なし ”と 同じで す.
(注 )長 時間露 光動 作と 倍速走 査は 両立 出来ま せん .
(注 )長 時間露 光動 作で のラン ダム シャ ッタ動 作は サポ ートし てい ませ ん.
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(31/33)
9.注意事項
●本 装置を 医療 用途 や危険 物の 検知 など, 動作 の如 何によ り人 命や 安全 に関わ る可 能性 の有る 用途 に用 いるこ とは 出来 ません .
●本 製品の 使用 また は性能 の不 具合 から生 じた 付随 的な損 害( 事業 利益 の損失 ・事 業の 中断・ デー タの 変化・ 消失 など )に関 して ,
当 社は一 切責 任を 負いま せん 。
●本 装置を 分解 した り内部 回路 の改 造など は行 わな いで下 さい .動 作不 良に伴 う発 熱な どで火 災な どの 事故の 原因 とな ります .
●本 装置は ,2 出力 のCC Dを 採用 するこ とで 11 00万 画素 で5 fp sとい う高 フレ ームレ ート のカ メラで す. 映像 信号の 左右 で
異 なるア ナロ グ回 路を経 由す るた め,左 右の 映像 信号に 多少 の輝 度差 が生じ るこ とが ありま す. また ,経時 的に 輝度 差(出 力差 )
を 生じる こと が有 ります ので ,定 期的に 再調 整し て使用 する こと を推 奨しま す. 特に 高感度 (高 ゲイ ン)で ご使 用の 場合は ,輝 度
差 (出力 差) が生 じ易く なる こと が有り ます ので ,ご注 意下 さい .
●C CDの 複数 の出 力を使 用す るモ ード( DU AL :5f ps )で は, 同時に 2つ の映 像信号 が出 力さ れるた め, コン トラス トの 大
き い映像 など では ,映像 の縦 中央 軸とし た反 対側 の映像 に写 り込 みが 生じる こと が有 ります .
●電 源投入 後2 0~ 30分 を経 過さ せるこ とに より ,より 安定 した (高 精度な 計測 に適 した) 映像 を得 ること がで きま す.
●パ ルス幅 制御 モー ドなど で長 時間 のシャ ッタ 露光 を行っ た場 合, CC Dのダ イナ ミッ クレン ジの 低下 ,シャ ッタ 時間 に比例 して C
C D撮像 素子 の熱 雑音成 分な どが 蓄積さ れる ,な どの要 因に より 画像 のS/ Nが 悪化 する様 にな りま す.こ の様 に長 時間の 露光 を
行 う場合 は実 用的 な露光 時間 を実 際のご 使用 状況 に合わ せて 実験 し, 適正な 露光 時間 をお確 かめ 頂く 事を推 奨致 しま す.
●通 電状態 での ケー ブル, コネ クタ 類の付 け外 しは 故障の 原因 とな りま すので お避 け下 さい.
●大 きい, また は, 重いレ ンズ を使 用する 場合 は, レンズ を固 定す るな どカメ ラに 過大 な力が 掛か らな いよう に配 慮し てくだ さい .
● 本 装置に 接続 する 電源に はノ イズ 成分が 含ま れな い良質 なも のを ご使 用下さ い.
●近 距離に 設置 され た動力 機器 等か らノイ ズが 放射 され, 本装 置に 対し て影響 が懸 念さ れる場 合は ,こ れらの ノイ ズの 発生を 抑制 す
る 処置を とっ て下 さい.
● 仕 様外の 温度 環境 や,結 露を 発生 する環 境, 塵埃 の多い 場所 ,恒 常的 な振動 ・衝 撃が 加えら れる 場所 でのご 使用 は避 けてく ださ い .
●長時間ご使用にならない時は, 装 置へ 電源供給を絶って電源コードや外部接続コードを外しておいてください.
●異常や故障にお気付きのときは 直ち に使用 を中 止し ,電源供給を絶って外部接続コードを外し販売店へ 修理 ・点検 をご 依頼 ください.
●本 品につ いて カタ ログや 取扱 説明 書等に 記載 され ている 仕様 や動 作内 容等に つい ては 性能の 改善 など の目的 の為 に予 告なく 変更 す
る 場合が 有り ます .
[撮 像素 子の 経時劣 化対 策]
[ 重要 ]
本機 のご 使用に 当た って は,特 に搭 載さ れてい るC CD 撮像素 子の 経時 劣化 による 問題 (画 素欠陥 の増 加等 )を防 ぐ為 次の 諸
点に ご注 意下さ い.
● 恒常的 に高 温, 高湿度 に曝 され る環境 での ご使 用は避 けて 下さ い.
特に高 温環 境下 ではC CD 素子 の劣化 が促 進さ れ黒点 など の画 素欠 陥の発 生の 原因 となる 場合 が有 ります .長 期間 に渡っ て
ご使用 頂く 為に は出来 るだ け通 常の室 温程 度( 30゜ C以 下) の周 囲温度 でご 使用 頂く事 を推 奨さ せて頂 きま す.
機器内 部へ の組 み込み 用途 など でカメ ラ周 囲の 温度上 昇が 懸念 され る場合 は空 冷フ ァンな どの 冷却 装置の ご使 用等 をご検 討
下さい .
● 受光面 が長 時間 ,強度 の光 量に 曝され るこ との ないよ うに ご注 意下 さい.
受光面 が強 度の 光量に 長時 間曝 される と( カメ ラの電 源 ON/OFF に 関わら ず) CC D素子 表面 の色 フィル タが 変色 したり 焼
き付け を起 こす ことで 正常 な画 像が出 力さ れな くなる 事が 有り ます .
太陽光 など 強度 な光が 長時 間入 射する 場合 は減 光フィ ルタ を用 いた りレン ズの 絞り を絞る 事に より 入射光 量を 低減 させて 下
さい.
電子シ ャッ タを 高速に する 事に よる出 力レ ベル の調整 では 撮像 面に 入射す る光 量自 体は減 少し ない 為,撮 像素 子の 焼き付 き
や変色 の防 止が 出来ま せん ので ご注意 下さ い.
長時間 ご使 用に ならな い場 合は カメラ をケ ーブ ルから 外し レン ズキ ャップ を装 着し て保管 して 頂く 事を推 奨致 しま す.
[撮 像素 子の 画素欠 陥に つい て]
[ 重要 ]
撮像 素子 固有の 特性 によ り製品 出荷 後に 新たな 画素 欠陥 の発生 や, 一部 の画 素の欠 陥レ ベル が時間 経過 によ り増大 する 場合
がご ざい ます. この 様な 製品ご 購入 後の 撮像素 子の 画素 欠陥の 数や レベ ルの 増加に つい ては 自然環 境下 によ って不 可避 的に
発生 する 可能性 が有 るも のであ りカ メラ の製造 や設 計上 の不具 合で は有 りま せん.
従い まし てこれ らの 画素 欠陥の 増加 やレ ベルの 増大 につ いては 製品 の保 証範 囲外と させ て頂 きます .
また 長時 間露光 動作 で画 像に出 現す る画 素欠陥 につ いて も製品 の保 証範 囲外 とさせ て頂 きま す.
[カ メラ 固定 用ネジ につ いて ]
[ 重要 ]
カメ ラを ユーザ 側の 固定 金具や 板金 等に 固定す る際 ,固 定
に用 いる ネジの 長さ にご 注意下 さい .
カメ ラ本 体側の ネジ 深さ は本文 書末 の外 形寸法 図で 指定 さ
れた 値を 越える 事が ない ように して 下さ い.
この ネジ 深さを 越え るネ ジを用 いる とカ メラ内 部が 破損 す
が あり ます .
ネジ深さを越えないこと
る 恐れ
取付金具など
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固定用ネジ
(32/33)
10.仕様
[仕 様]
撮 像 素
子
プロ グレッ シブ 走査 ,イン ター ライ ン転送 方式 CCD
対角 43m mサ イズ
ユニ ットセ ルサ イズ 9.0um(H) × 9.0um(V) 正方 格子 配列
FC11000CL
白黒 撮像素 子
FS11000CL
カラ ー撮像 素子 (RGBベイヤー配列 )
有 効 画 素 数
4008 (H)× 2672(V)
水 平 走 査 周 波 数 f H = 14.1 KHz(DUAL) : 7.5 KHz(SINGLE)
読 出 し 走 査
垂 直 走 査 周 波 数 fV =
5.1
Hz(DUAL) : 2.7
Hz(SINGLE)
ピク セルク ロッ ク周 波数 f CL K = 32.50 MHz
※水 平,垂 直走 査周 波数は ,代 表値 です.
標 準 感 度
80 0Lx F2 2( FC11000CL) ※
80 0Lx F2 2( FS11000CL) ※
(※ 露光時 間1 /3 0秒に てデ ジタ ル出力 51 2/ 10 24階 調出 力時 )
最 低被 写体 照度
1 Lx F1 .4 ( FC11000CL)
2 Lx F1 .4 ( FS11000CL)
S
/
N
約5 0dB
ビ デオ 出力 信号
プロ グレッ シブ 走査 :5.1Hz/フ レー ム(DUAL) 2.7Hz/ フレ ーム (SINGLE)
出力 信号形 式: デ ジタル 出力 /Camera Link( Base Configuration) 方式 準拠
10bit 階 調 (32.5MHz× 2tap×10or8or12bit出力 )(DUAL)
10bit 階 調 (32.5MHz× 1tap×10or8or12bit出力 )(SINGLE)
外部同期入力
内部 同期専 用
電子シャッタ
1/ 200 0秒 ~1 /5
秒 (シ ャッタ なし )~ 1/ 0.5 1秒 (DUAL)
1/ 120 0秒 ~1 /.2 7秒 (シ ャッタ なし )~ 1/ 0.2 7秒 (SINGLE)
ランダムシャッタ
プリ セット 固定 シャ ッタ/ パル ス幅 制御
走 査 モ ー ド
標準 (全画 素) /倍 速
レ ンズ マウ ント
Fマ ウント ( フラ ンジバ ック 固定 )
光学フィルタ
なし
外 部 制 御
カメ ラリン クケ ーブ ル経由 シリ アル インタ ーフ ェー ス
特 殊 機 能
画像 出力へ の設 定情 報イン ポー ズ機 能
カメ ラ内部 温度 モニ ター機 能 , カメラ ID 情報 保存 機能
ストロボ出力
露光 開始タ イミ ング 信号( +5 Vロ ジック レベ ル)
電
源
DC 12V ±1 0% , 50 0m A(代 表)
動作周囲温度
0℃~ 40 ℃( 結露, 結氷 のな いこと )
保存温度範囲
-3 0℃~ 60 ℃( 結露, 結氷 のな いこと )
耐
衝
撃
70 G
耐
振
動
7G
外 形 寸 法
64 (W)×6 4(H)× 94(L)mm
(ト リポ ット アタ ッチメ ント を除 く)
重
量
約5 00g
(注 )仕様 は改 良の ため, 予告 なく 変更さ れる こと があり ます ので ご了 承下さ い.
- 32 -
(33/33)
11.外形寸法
[ 外形 寸法]
31
64
56
4-M3深7
F-Mount
63
34.5
2-M2.6 4面共
FB:46.5
2-M6
39.7
図 11 -1
17.5
17.5
1/4"-20UNC
FC 11 000 CL /F S11 00 0C L外形 図
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