Download 取扱説明書(使用者向け - 大陽日酸 バイオ・メディカル事業部

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取
扱
説
明
書
(使用者用)
(酸 素 流 量 調 整 器 /ガス供 給 バルブ NB-2 付 き)
製 造 販 売 届 出 番 号 13B2X00193000001
・ 使 用 する前 に必 ず本 取 扱 説 明 書 をお読 みください。
・ 本 取 扱 説 明 書 に従 わない不 適 切 な操 作 や整 備 は、重 大 な人 身 事 故 につ
ながる危 険 性 がありますのでご注 意 ください。
・ 本 取 扱 説 明 書 は、 常 に本 品 のそばに置 い ていつでも読 めるようにしてくだ
さい。
・ 本 取 扱 説 明 書 にてご不 明 な点 ございましたら、取 扱 い販 売 店 にご連 絡 く
ださい。取 扱 い販 売 店 が不 明 な場 合 は、製 造 販 売 元 (裏 表 紙 参 照 )までご
連 絡 ください。
製造販売元 :
目次
1.はじめに
1
2.安 全 にご使 用 していただくために
2・3・4
3.製 品 の構 成
4
4.各 部 の名 称 とはたらき
4・5
5.使 用 方 法
6
(1) 使 用 前 準 備
6
(2)酸 素 吸 入 開 始 時 の使 用 方 法
7
(3)酸 素 吸 入 終 了 時 の使 用 方 法
7
6.使 用 環 境 ・保 管 環 境 について
8
7.保 守 点 検 について
8
8.故 障 ・異 常 の見 分 け方 と処 置 方 法
9
9.廃 棄 について
10
10.製 品 保 証
10
11.製 品 仕 様
11
12.適 用 法 規
11
日常点検表
12
1.はじめに
本 品 は、在 宅 酸 素 療 法 を必 要 とする患 者 を対 象 として、酸 素 ボンベに充 填 されている
高 圧 酸 素 ガスを減 圧 させ、低 圧 になった酸 素 ガスを処 方 量 にあわせて患 者 に提 供 するこ
とのできる酸 素 流 量 調 整 器 です。
使 用 する前 に本 取 扱 説 明 書 を必 ずお読 みください。本 取 扱 説 明 書 に従 わない不 適 切
な操 作 や整 備 は、重 大 な人 身 事 故 につながる危 険 性 があります。以 下 に示 す注 意 事 項
に 従 わない こと に より 生 じた 事 故 な らびに 故 障 につ いて は、 当 社 は 一 切 の 責 任 と 保 証 を
負 いかねます。
本 取 扱 説 明 書 にてご不 明 な点 ございましたら、取 扱 い販 売 店 にご連 絡 ください。取 扱
い販 売 店 が不 明 な場 合 は、製 造 販 売 元 (裏 表 紙 参 照 )までご連 絡 ください。
また、本 取 扱 説 明 書 では本 品 を安 全 にご使 用 いただくために、安 全 についての表 示 を
次 のように使 い分 けております。
ここに示 した注 意 事 項 は安 全 に関 する重 大 な内 容 を記 載 してありますので、必 ず守 っ
てください。安 全 注 意 事 項 ランクを「危 険 」「警 告 」「注 意 」と区 別 してあります。
危険
取 扱 いを誤 った場 合 に、死 亡 、重 傷 又 は重 大 な物 的 損 害 を
警告
取 扱 いを誤 った場 合 に、死 亡 、重 傷 又 は重 大 な物 的 損 害 を
注意
取 扱 いを誤 った場 合 に、軽 傷 又 は軽 微 な物 的 損 害 を招 く可
招 く差 し迫 った危 険 があるリスクを示 しています。
招 く可 能 性 がある潜 在 的 危 険 があるリスクを示 しています。
能 性 がある潜 在 的 危 険 があるリスクを示 しています。
<図 記 号 の意 味 >具 体 的 内 容 の近 傍 に示 されています。
してはいけない「禁 止 」内 容 を示 します。
必 ず実 行 していただく「強 制 」の内 容 を示 します。
-1-
2.安 全 にご使 用 していただくために
警告
・ 本 品 を用 いる上 で、人 身 事 故 や火 災 等 の危 険 を減 少 させるための安 全 予 防 措 置 として
以 下 (1)~(8)項 の事 項 を遵 守 してください。
(1)
火気厳禁
酸 素 は燃 えている物 の火 力 を強 くする支 燃 性 の性 質 も持 っています。本 品 を使 用
する際 、火 気 (ストーブ、タバコ等 )から 2m以 上 離 れてご使 用 ください。火 災 ・火 傷 の
原 因 となります。
(2)
油脂類厳禁
本 品 には潤 滑 油 は不 要 ですので、油 やグリスなどを使 用 しないでください。また、本
品 及 び酸 素 ボンベに油 やグリスの付 着 した手 で触 ったり、油 やグリスが付 着 するよう
なことはしないでください。火 災 ・火 傷 の原 因 となります。
(3)
換気注意
本 品 を使 用 する際 、換 気 を十 分 にしていることを確 認 してからご使 用 ください。火
災 ・火 傷 の原 因 となります。
(4)
酸 素 ボンベ取 り扱 い注 意
本 品 を 使 用 する 際 、 ガ ス 供 給 バ ル ブの ボ ン ベ 元 栓 は 急 激 に 開 けな いで く だ さい 。 火
災 ・火 傷 の原 因 となります。
本 品 を取 り付 けた酸 素 ボンベは 40℃以 上 となる場 所 では使 用 ・保 管 しないでくださ
い(直 射 日 光 があたる場 所 ・暖 房 器 具 直 近 ・夏 場 の自 動 車 内 等 )。
(5)
衝撃厳禁
本 品 を 取 り 付 け た 酸 素 ボンベ は 転 倒 等 しない よう にしてく ださい。 本 品 が 落 下 等 の
強 い衝 撃 を受 けたときは、使 用 を中 止 し取 扱 い販 売 店 にご連 絡 ください。事 故 や故
障 の原 因 となります。
(6)
損 傷 機 器 の使 用 禁 止
本 品 が磨 耗 、ひび割 れ等 損 傷 している場 合 、使 用 しないで取 扱 い販 売 店 にご連 絡
ください。事 故 や故 障 の原 因 となります。
(7)
使 用 場 所 の限 定
本 品 をMR室 (磁 場 発 生 場 所 )へ は持 込 まないでください。事 故 や故 障 の 原 因 と な
ります。
(8)
分 解 ・改 造 厳 禁
本 品 を分 解 や改 造 等 しないでください。事 故 や故 障 の原 因 となります。
-2-
注意
・ 本 品 を用 いる上 で、以 下 の(1)~(4)項 の事 項 を遵 守 してください。
(1) 接 続 部 緩 み
使 用 前 に 本 品 の 接 続 部 ( 特 に ホ ース グ チ ユニ ッ ト 部 等 ) に 緩 み が な い こ と を 確 認 し
てください。接 続 部 に緩 みがあるとガス漏 れの原 因 となります。ガスが漏 れたまま使
用 しますと、酸 素 ボンベ中 のガスが早 く無 くなるばかりか、重 大 な人 身 事 故 が起 こる
こ とが あ り ま す 。 ガス 漏 れ が あ る 場 合 は ガ ス 供 給 バ ル ブ の ボ ン ベ 元 栓 を 閉 じ 、 使 用
を中 止 し取 扱 い販 売 店 にご連 絡 ください。
また、接 続 部 の緩 み発 生 する可 能 性 のある下 記 事 項 には注 意 してください。
①
本 品 を取 り付 けた酸 素 ボンベには激 しい振 動 を与 えないようにしてください。
②
本 品 を取 り付 けた酸 素 ボンベを持 ち歩 く時 には、流 量 ツマミ・残 量 計 ・ボンベ
元 栓 ・ホースグチユニットに手 をかけて持 ち歩 かないようにしてください。
(2)
使 用 ・保 管 環 境
本 品 は、直 射 日 光 、高 温 、結 露 が生 じるような環 境 、酸 性 ガス、塩 分 、ほこり、ゴ
ミ、雨 、水 などをさけて使 用 ・保 管 してください。故 障 の原 因 となります。
(3) 使 用 上 の注 意
① 使 用 前 に酸 素 ボンベのガス残 量 が十 分 であるか、ガス供 給 バルブの残 量 計 を
確 認 してください。ガス残 量 が赤 ラインまで達 している場 合 はガス残 量 が十 分 で
ある新 しい酸 素 ボンベに交 換 してください。
② 使 用 前 にガス供 給 バルブのボンベ元 栓 が全 開 状 態 であることを確 認 してくださ
い。ボンベの元 栓 を開 ける際 には、ボンベ元 栓 を「カチッ」と音 がするまで反 時
計 回 りに回 してください。ボンベ元 栓 が閉 じたままで流 量 を設 定 しても酸 素 ガス
はでません。
③ 本 品 は 、 医 師 の 処 方 流 量 に 従 って 流 量 を 設 定 し て 使 用 し て く だ さ い 。 ま た 、 本
品 に お きま し ては 、 流 量 ツマ ミを 時 計 方 向 に 回 す と 流 量 が 増 加 しま す。 設 定 す
る際 は処 方 流 量 になっているか必 ず流 量 目 盛 を確 認 してください。
④ 本 品 の 流 量 を設 定 する 際 には 、 流 量 ツマミを「 カチッ」と 音 がするまで 回 し 適 切
に流 量 目 盛 が設 定 されていることを確 認 してください(流 量 目 盛 の中 間 位 置 に
設 定 された場 合 は酸 素 ガスがでなくなります)。
⑤ ガス供 給 バルブのボンベ元 栓 を開 閉 する時 、もしくは流 量 ツマミを回 し流 量 を
設 定 する時 には無 理 な方 向 に強 く力 をかけすぎないようにしてください。事 故 や
故 障 の原 因 となります。
⑥ カニューラの 取 付 け 部 は ホース グチ の奥 まで 確 実 に 差 し 込 んでください 。また、
カニューラのねじれ、折 り曲 げ、亀 裂 、結 露 がないか確 認 してください。
⑦ 使 用 を止 める時 には、ガス供 給 バルブのボンベ元 栓 を全 閉 状 態 にしてくださ
い。ボンベの 元 栓 を 閉 め る際 には 、ボンベ 元 栓 を「 カチッカチッ」と音 が するまで
時 計 回 り に 回 してく ださ い。ボ ンベ 元 栓 が 開 いた ままで長 期 保 管 (1 週 間 以 上
保 管 )をしていると酸 素 ボンベ残 量 が少 なくなり、再 度 使 用 時 に酸 素 ボンベ残
量 が十 分 でない可 能 性 があります。
-3-
(4) 点 検 に関 する注 意 (以 下 事 項 を遵 守 しないと故 障 の原 因 となります。)
① 本 品 は安 全 及 び精 度 維 持 のために点 検 を必 ず行 ってください。点 検 を怠 ります
と、正 常 な機 能 を維 持 できなくなり、故 障 の原 因 となります。
② 本 品 を消 毒 液 や水 などの液 体 には浸 して洗 浄 しないでください。
③ 本 品 をオートクレーブ滅 菌 (高 圧 蒸 気 滅 菌 )しないでください。
3.製 品 の構 成
梱 包 箱 の中 には下 記 の物 が入 っていますので確 認 してください。
グッドラン(ガス供 給 バルブ/NB-2・残 量 計 ・ホースグチユニット込 み)
1式
1部
取扱説明書
1部
添付文書
4.各 部 の名 称 とはたらき
(1) 上 部 図
流量目盛
ホースグチから出 てくる
酸 素 ガス量 ( L/分 )を示
します。
0/0.25/0.5/0.75/1/
1.5/2/2.5/3/4/5/6
※中 間 位 置 では酸 素 ガ
スはでてきません。
残量計
酸 素 ボンベ内 のガス残
量 を示 します。
※この 残 量 計 は 圧 力 計
ではありません。
ボンベ元 栓
下 図 は酸 素 ボンベ内 のガス残 量 と表 示 のおよその関 係 です。
※この残 量 表 示 は目 安 です。
残 量 :満
針 :緑 色
残 量 :半 分
針 :緑 色
酸 素 ボンベの酸 素 ガス
を酸 素 流 量 調 整 器 に
供 給 する開 閉 弁 です。
※「開 」の場 合 、上 部 か
らは緑 表 示 が確 認 で
きます。
残 量 :少
針 :赤 ライン
-4-
残 量 :空
針 :赤 色
緑表示
(2) 正 面 図 (酸 素 ボンベに取 り付 けた状 態 )
外 装 ケース
流 量 ツマミ
酸素流量調整器部を
保 護 するケースです。
ボンベ元 栓 の開 閉 表 示
シールが貼 付 されてい
ます。
■開 方 向 :緑
■閉 方 向 :赤
回 転 させると流 量 目 盛
が切 り替 わります。
■時 計 回 り: 増 方 向
■反 時 計 回 り:減 方 向
残量計
酸 素 ボンベ内 の残 量 を
示 します。上 部 から表
示 が確 認 でき ます。
ホースグチ
設 定 された酸 素 ガスが
出 てくるタケノコ形 の吐
出 口 です。旋 回 が可 能
です(360 度 回 転 )。
ボンベ元 栓
酸 素 ボンベの酸 素 ガス
を酸 素 流 量 調 整 器 に
供 給 する開 閉 弁 です。
■時 計 回 り: 閉 方 向
■反 時 計 回 り:開 方 向
※カチッと音 がするまで
回 してください。
ホースグチ取 付 部
ガス供 給 バルブへの取
付 部 です。※ねじ込 み式
■時 計 回 り:締 方 向
■反 時 計 回 り:緩 方 向
(3) 背 面 図 (酸 素 ボンベに取 り付 けた状 態 )
酸素流量調整器
(減 圧 部 と流 量 設 定 部 )
※医 療 機 器
ホースグチユニット
(ホースグチとホース
グチ取 付 部 )
ガス供 給 バルブ
(型 式 :NB-2)
安 全 弁 (側 面 部 )
酸 素 ボンベ内 の圧 力 や
温 度 が 異 常 にな れ ば 作
動 します。
酸 素 ボンベ
※最 高 充 填 圧 力
19.6MPa/14.7MPa
ガス充 填 口
酸 素 ボンベへの充 填 口
です。
※逆 止 弁 付 きですの
で、元 栓 を開 けてもここ
からガスは出 ません。
-5-
5 .使 用 方 法
(1)使 用 前 準 備
警告
・
本 品 を使 用 する際 、ガス供 給 バルブのボンベ元 栓 は急 激 に開 けないでくだ
さい。
本 品 を取 り付 けた酸 素 ボンベは転 倒 等 しないようにしてください。本 品 が落
下 等 の 強 い衝 撃 を 受 けたときは、使 用 を中 止 し取 扱 い 販 売 店 にご連 絡 くだ
さい。
注意
・
使 用 前 に は 酸 素 ボ ンベ のガス 残 量 が 十 分 で あ るこ とを 確 認 してくだ さい 。ガ
ス残 量 が赤 ラインまで達 している場 合 はガス残 量 が十 分 である新 しい酸 素
ボンベに交 換 してください。
・
使 用 前 に 本 品 の 接 続 部 ( 特 に ホ ース グ チ ユ ニ ッ ト 部 等 ) に 緩 み が な い こ と を
確 認 してください。接 続 部 に緩 みがあるとガス漏 れの原 因 となります。ガスが
漏 れたまま使 用 しますと、酸 素 ボンベ中 のガスが早 く無 くなるばかりか、重 大
な人 身 事 故 が起 こることがあります。ガス漏 れがある場 合 は、ガス供 給 バル
ブのボンベ元 栓 を閉 じ使 用 を中 止 し取 扱 い販 売 店 にご連 絡 ください。
・
使 用 前 にガス供 給 バルブのボンベ元 栓 が全 開 状 態 であることを確 認 してくだ
さい。ボンベの元 栓 を開 ける際 には、ボンベ元 栓 を「カチッ」と音 がするまで
反 時 計 回 りに回 してください。
①
酸 素 ボンベ のガス残 量 が十 分 であるか、ガス供 給 バルブの残 量 計 を確 認 し
ます。
※左 図 のように残 量 が十 分 で
ない 場 合 はガス残 量 が十 分
である新 しい ボンベに交 換 し
てください。
残 量 :少
針 :赤 ライン
②
残 量 :空
針 :赤 色
本 品 に磨 耗 ・ひび割 れ等 の損 傷 がないことや接 続 部 に(特 にホースグチユ
ニット部 等 )緩 みがないことを確 認 してください。
③
本 品 の流 量 目 盛 が「0」であることを確 認 して、ガス供 給 バルブのボンベ元 栓
を手 でできるだけゆ っく り 「開 」方 向 (反 時 計 回 り )に回 して、「カチッ」というま
で全 開 に開 けてください。
全開位置
緑表示
全 開 状 態 の上 部 図
全 開 状 態 の正 面 図
-6-
④
ボンベ元 栓 を全 開 にした後 、「シュー」というガス漏 れ音 がしないか確 認 してく
ださい。ガス漏 れがある場 合 は、ガス供 給 バルブのボンベ元 栓 を「閉 」方 向
(時 計 回 り)に回 して閉 じて取 扱 い販 売 店 へ連 絡 してください。
⑤
流 量 目 盛 を 「 0 」 以 外 に あ わ せ て 、 こ の 時 で て く る 酸 素 に 異 臭 が し た ら、 直 ち
にガス供 給 バルブのボンベ元 栓 を「閉 」方 向 (時 計 回 り)に回 して閉 じて取 扱
い販 売 店 へ連 絡 してください。
(2)酸 素 吸 入 開 始 時 の使 用 方 法
注意
・
本 品 は、 医 師 の 処 方 流 量 に 従 って 流 量 を 設 定 して使 用 して ください。また、
本 品 におきましては、流 量 ツマミを時 計 方 向 に回 すと流 量 が増 加 します。設
定 する際 は処 方 流 量 になっているか必 ず流 量 目 盛 を確 認 してください。
・
本 品 の流 量 を設 定 する際 には、流 量 ツマミを「カチッ」と音 がするまで回 し適
切 に流 量 目 盛 が設 定 されていることを確 認 してください(流 量 目 盛 の中 間 位
置 に設 定 された場 合 は酸 素 ガスがでなくなります)。
・
ガス 供 給 バ ル ブの ボ ン ベ 元 栓 を 開 閉 する 時 、 もしくは 流 量 ツ マミを 回 し 流 量
を設 定 する時 には無 理 な方 向 に強 く力 をかけすぎないようにしてください。事
故 や故 障 の原 因 となります。
・
カニューラの取 付 け部 はホースグチの奥 まで確 実 に差 し込 んでください。ま
た、カニューラのねじれ、折 り曲 げ、亀 裂 、結 露 がないか確 認 してください。
①
吸 入 用 カニューラをホースグチユニットのホースグチに差 し込 みます。
②
流 量 ツマミを回 して、処 方 された流 量 の数 値 を流 量 目 盛 に合 わせて流 量 を
設 定 します。流 量 を設 定 した後 、酸 素 ガスの吸 入 を開 始 します。
(3)酸 素 吸 入 終 了 時 の使 用 方 法
注意
・
使 用 を止 める時 には、ガス供 給 バルブのボンベ元 栓 を全 閉 状 態 にしてくださ
い。ボンベの元 栓 を閉 める際 には、ボンベ元 栓 を「カチッカチッ」と音 がするま
で時 計 回 りに回 してくだ さい。ボンベ 元 栓 が 開 い たままで長 期 保 管 (1 週 間
以 上 保 管 )をしていると酸 素 ボンベ残 量 が少 なくなり、再 度 使 用 時 に酸 素 ボ
ンベ残 量 が十 分 でない可 能 性 があります
① 使 用 を止 めるときは、ガス供 給 バルブのボンベ元 栓 を「閉 」方 向 (時 計 回 り)
に回 して閉 じて、本 品 および吸 入 用 カニューラから酸 素 ガスが出 なくなったこと
を確 認 後 、流 量 目 盛 を「0」に合 わせてください。
全閉位置
緑表示無
全 閉 状 態 の正 面 図
全 閉 状 態 の上 部 図
-7-
6.使 用 環 境 ・保 管 環 境 について
警告
・
酸 素 は 燃 え てい る 物 の 火 力 を 強 く する 支 燃 性 の 性 質 も 持 ってい ま す。 本 品
を 使 用 す る 際 、 火 気 ( ス ト ーブ 、 タ バ コ 等 ) か ら 2 m 以 上 離 れ て ご 使 用 く だ さ
い。火 災 ・火 傷 の原 因 となります。
・
本 品 を使 用 する際 、換 気 を十 分 にしていることを確 認 してからご使 用 くださ
い。火 災 ・火 傷 の原 因 となります。
・
本 品 を取 り付 けた酸 素 ボンベは 40℃以 上 となる場 所 では使 用 ・保 管 しない
でください(直 射 日 光 があたる場 所 ・暖 房 器 具 直 近 ・夏 場 の自 動 車 内 等 )。
・
本 品 をMR室 (磁 場 発 生 場 所 )へは持 込 まないでください。事 故 や故 障 の原
因 となります。
注意
・
本 品 は、 直 射 日 光 、 高 温 、 結 露 が 生 じる ような 環 境 、 酸 性 ガス、塩 分 、 ほこ
り、ゴミ、雨 、水 などをさけて使 用 ・保 管 してください。故 障 の原 因 となります。
7.保 守 点 検 について
警告
・
本 品 には潤 滑 油 は不 要 ですので、油 やグリスなどを使 用 しないでください。
また、 本 品 及 び酸 素 ボ ンベ に 油 や グリスの 付 着 した 手 で 触 ったり、 油 やグリ
スが付 着 するようなことはしないでください。火 災 ・火 傷 の原 因 となります。
本 品 が磨 耗 、ひび割 れ等 損 傷 している場 合 、使 用 しないで取 扱 い販 売 店 に
ご連 絡 ください。事 故 や故 障 の原 因 となります。
本 品 を分 解 や改 造 等 しないでください。事 故 や故 障 の原 因 となります。
注意
・
本 品 は 安 全 及 び精 度 維 持 のため に 点 検 を 必 ず 行 ってく ださ い。 点 検 を 怠 り
ますと、正 常 な機 能 を維 持 できなくなり、故 障 の原 因 となります。
・
本 品 を消 毒 液 や水 などの液 体 には浸 して洗 浄 しないでください。
・
本 品 をオートクレーブ滅 菌 (高 圧 蒸 気 滅 菌 )しないでください。
(1) 日 常 点 検
本 品 は 12 ページに添 付 の点 検 表 により必 ず使 用 前 ・使 用 後 に点 検 を行 っ
てください。
※本 品 は性 能 、安 全 性 確 保 のために、3 ヶ月 に 1 回 毎 の定 期 点 検 及 び 3 年 に 1 回 毎 の定
期 メンテナンスを行 う必 要 があります。取 扱 い販 売 店 にご連 絡 ください。
-8-
8.故 障 ・異 常 の見 分 け方 と処 置 方 法
警告
本 品 が磨 耗 、ひび割 れ等 損 傷 している場 合 、使 用 しないで取 扱 い販 売 店 に
ご連 絡 ください。事 故 や故 障 の原 因 となります。
本 品 を分 解 や改 造 等 しないでください。事 故 や故 障 の原 因 となります。
(1)故 障 ?と思 われた場 合 。
本 品 より以 下 の現 象 を確 認 した場 合 には、以 下 表 を参 考 に対 応 してください。
故障状況
確認
処置
酸 素 が出 ない。
ガス残 量 が赤 ラインまで達
ガス残 量 が十 分 である新 し い 酸 素 ボ
または出 が少 ない。
していませんか?
ンベと交 換 してください。
ボンベ元 栓 が「閉 」になっ
ボンベ元 栓 をゆっくり「開 」方 向
ていませんか?
(反 時 計 回 り)に回 して、「カチッ」
というまで全 開 に開 けてください。
流 量 目 盛 が「0」になって
流 量 ツマミを回 し処 方 流 量 に合 わ
いませんか?
せてください。
流 量 目 盛 が中 間 位 置 にな
流 量 ツマミを「カチッ」と音 がするま
っていませんか?
で回 し適 切 に流 量 目 盛 を設 定 し
てください。
カニューラが正 常 に接 続 さ
カニューラをホースグチにしっかり
れていますか?
と差 し込 んでください。
カニューラにねじれ、折 り
カニューラのねじれ折 り曲 げをなく
曲 げ、 亀 裂 、結 露 が あり ま
してください。亀 裂 している場 合 は
せんか?
新 品 と交 換 してください。
ホースグチ取 付 部 が緩 ん
ホースグチ取 付 部 を手 で時 計 回 り
でいませんか?
に回 して増 し締 めしてください。
上 記 すべて確 認 の上 酸 素
使 用 を中 止 して(ボンベ元 栓 を閉
がでない、ま たは出 が 少 な
じて)、取 扱 い販 売 店 へご連 絡 し
い場 合 。
てください。
「シュー」というガス
カニューラが正 常 に接 続 さ
カニューラをホースグチにしっか
漏 れ音 がする。
れていますか?
りと差 し込 んでください。
ホースグチ取 付 部 が緩 ん
ホースグチ取 付 部 を手 で時 計 回 り
でいませんか?
に回 して増 し締 めしてください。
上 記 すべて確 認 の上 「シ
使 用 を中 止 して(ボンベ元 栓 を閉
ュー」というガス漏 れ音 が
じて)、取 扱 い販 売 店 へご連 絡 し
する場 合 。
てください。
酸 素 ガスの異 臭 が
異 臭 を確 認 した場 合 は再
使 用 を中 止 して(ボンベ元 栓 を閉
ある場 合 。
度 吸 入 確 認 しないで下 さ
じて)、取 扱 い販 売 店 へご連 絡 し
い。
てください。
(2)上 記 の故 障 以 外 で故 障 と思 われる場 合 。
使 用 を中 止 して、取 扱 い販 売 店 へ連 絡 してください。取 扱 い販 売 店 が不 明 な場 合 は
製 造 販 売 元 (裏 表 紙 参 照 )へ連 絡 してください。
-9-
9.廃 棄 について
本 品 を廃 棄 するときは医 療 用 廃 棄 物 として処 理 する必 要 がありますので、取 扱 い販
売 店 にご連 絡 ください。
10 .製 品 保 証
(1)保 証 範 囲
保 証 期 間 内 に、当 社 納 入 品 に当 社 の責 任 による故 障 を生 じた場 合 には、無 償 修 理 を
行 います。
(2)保 証 期 間
本 品 の保 証 期 間 は、当 社 出 荷 後 1 年 間 とします。
(3)保 証 対 象 外
下 記 のいずれかに該 当 する場 合 には、保 証 の対 象 外 とさせて頂 きます。
①
天 災 、火 災 、水 害 等 不 可 効 力 により生 じた故 障 。
②
本 書 の「危 険 」「警 告 」「注 意 」に示 す事 項 を守 らなかったことによる故 障 。
③
当 社 もしくは、当 社 が委 嘱 した者 以 外 が改 造 、分 解 、修 理 した製 品 の故 障 。
④
外 部 より異 物 が混 入 したことにより発 生 した故 障 。
⑤
その他 当 社 の責 任 外 と判 断 される故 障 。
-10-
11 .製 品 仕 様
医 療 機 器 部 (酸 素 流 量 調 整 器 部 )仕 様
製品名
グッドラン
型式
使 用 ガス
20MPa
流 量 ツマミ銘 板 色 :ピンク
酸 素 ガス
使用温度
-10~40℃
入 口 圧 力 ※1
3.0~19.6MPa
出 口 圧 力 ※2
0.15MPa(±0.025MPa)
流量範囲
0~6L/分
流 量 目 盛 (L/分 )
0/0.25/0.5/0.75/1/1.5/2/2.5/3/4/5/6
流 量 精 度 ※2
1L/分 未 満 :±0.1L/分
15MPa
流 量 ツマミ銘 板 色 :ブルー
3.0~14.7MPa
1L/分 以 上 :±10%(設 定 値 に対 して)
※1 型 式 「20MPa」の場 合 :適 合 酸 素 ボンベ最 高 充 填 圧 力 19.6MPa
型 式 「15MPa」の場 合 :適 合 酸 素 ボンベ最 高 充 填 圧 力 14.7MPa
※2 型 式 「20MPa」の場 合 :入 口 圧 力 :3.0~18.0MPa時
型 式 「15MPa」の場 合 :入 口 圧 力 :3.0~13.0MPa時
<補 足 >医 療 機 器 対 象 外 (ガス供 給 バルブ他 )仕 様
ガス供 給 バルブ
耐圧試験圧力
(NB-2)
32.7MPa
24.5MPa
最高使用圧力
19.6MPa
14.7MPa
安 全 弁 作 動 圧 力 (100~110℃可 溶 合 金 併 用 )
22.3~26.1MPa
16.7~19.6MPa
ガス充 填 口 :酸 素 ヨークピン式 (逆 止 弁 付 き)
脚 ネジ:3/4-16UNF
ホースグチユニット
出 口 形 状 :タケノコ形
ホースグチ:旋 回 可 能
残量計
残量表示銘板表示事項
3MPa 以 上 :緑 色 (「満 」表 示 は 14MPa 以 上 )
3MPa 以 下 :赤 色 (「空 」表 示 )
側面銘板表示事項
グッドラン 20MPa(ピンク)
全 重 量 ※3
グッドラン 15MPa(ブルー)
約 550g
※3 酸 素 流 量 調 整 器 、ガス供 給 バルブ、残 量 計 、ホースグチユニット
12.適 用 法 規
酸素流量調整器部
薬事法 医療機器
製 造 販 売 届 出 番 号 : 13B2X00193000001
類 別 :機 械 器 具 6 呼 吸 補 助 器 、クラス分 類 :一 般 医 療 機 器
一 般 的 名 称 :高 圧 ガスレギュレータ
特 定 保 守 管 理 医 療 機 器 :該 当
ガス供 給 バルブ部
高 圧 ガス保 安 法
(NB-2)
容器保安規則附属品
-11-
- グッドラン日 常 点 検 表 -
型式
□ 20MPa □ 15MPa
製造番号
検査目的
日常点検
検査期日
年
月
日
項目
詳細内容
判定
(1)周 囲 環 境
取 扱 説 明 書 を備 えていますか?
□OK □NG
火 気 から 2m以 上 離 れていますか?
□OK □NG
換 気 が十 分 ですか?
□OK □NG
周 囲 温 度 が-10~40℃の範 囲 内 ですか?
□OK □NG
ほこりや結 露 が生 じるような環 境 でないですか?
□OK □NG
酸 素 ボンベが転 倒 しないようにしていますか?
□OK □NG
酸 素 ボンベに直 射 日 光 が当 たっていませんか?
□OK □NG
酸 素 ボンベの残 量 が十 分 ですか?
□OK □NG
本 品 に損 傷 や接 続 部 に緩 みがありませんか?
□OK □NG
ボンベ元 栓 をゆっくりと開 けるよう心 がけていますか?
□OK □NG
ボンベ元 栓 はスムーズに動 きますか?
□OK □NG
「シュー」というガス漏 れ音 はしませんか?
□OK □NG
流 量 ツマミを回 す時 にスムーズに回 転 しますか?
□OK □NG
酸 素 ガスに異 臭 はありませんか?
□OK □NG
カニューラをホースグチに確 実 に差 し込 みましたか?
□OK □NG
カニューラのねじれ、折 り曲 げ、亀 裂 、結 露 等 はありま
せんか?
□OK □NG
医 師 の処 方 に合 った流 量 に設 定 していますか?
(流 量 目 盛 の中 間 位 置 に設 定 されていませんか?)
□OK □NG
酸 素 ボンベの元 栓 を閉 じて、本 品 内 の酸 素 ガスを抜
いて流 量 目 盛 を「0」にあわせましたか?
□OK □NG
保 管 は正 しくされていますか?
□OK □NG
(2)酸 素 ボンベ
(3)使 用 前
(4)使 用 開 始 後
(5)使 用 終 了 後
総合判定
□OK
□NG
※上 記 判 定 において NG があり、P9 の処 置 を実 施 しても対 応 できな
い場 合 取 扱 い販 売 店 へご連 絡 ください。
-12-
< メ モ >
<取 扱 い販 売 店 >
製造販売元
バイオ・メディカル事 業 部 ホームケア営 業 部
本 社 東 京 都 品 川 区 小 山 1-3-26
〒142-8558
TEL 03(5788)8340 FAX 03(5788)8710
ttp://www.tn-sanso.co.jp
北海道支店
TEL.011(737)5752
中部支社
TEL.052(629)0601
東北支社
TEL.022(365)0928
関西支社
TEL.06(6449)7000
北関東支社
TEL.048(646)0061
中四国支
TEL.082(263)6111
関東支社
TEL.044(549)9300
九州支社
TEL.092(482)0681
2008 年 1 月 18 日 改 訂
MHM-001R(01)