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回路計 の製作実習
組立 。取扱説 明書
〔⊂
次
目
I
取扱説明
1-1
1-2
∼
ださい。
項目∼使用前に必ずお読みく
安全に関する
3
・定格記号につい て
2-11カ ラーコー ド
2
1-4
測定方法
4
① 始業点検
4
・… 25
3
8
4-4
結果 の ま とめ
合成抵抗の求 め方
…………………
6
4
15
16
7 8 0
︲ ・ 2 m
……………………
…… …… … ………
13
7
︲
……………………
テスタの校正
7
4
測定結果
13
………………・
巧
12
4-2
4-3
12
…………………………・ 16
① 一般仕様
② 測定範囲 と許容差 ・……………… 16
Ⅱ テスタ (回 路計)の 基礎知識
2-1 テスタとは ………………………
2-2 メータの原理 ……………………
Ⅳ 動作試験 と校正
4-1 簡易動作 チ ェック
3
4
9
10
④ 保 管 につ いて …… ……… …… ……・ 14
1-6 トラブ ル シ ュー テ ィング ……… …・ 15
1-7 補修部 品 につ いて ・…・… ……… …
1-8仕 様 ………… …… ……… ……・
………………・
はんだ付けの練習
……………・
…………
……
組 立準備
組立・ 配線 ・…・…………………・
盤
7
…・…・…・
はんだの特性 につい て
…・……・………
はんだ付けの方法
7
2
6
3-1
3-2
3-3
3-4
3-5
7
2
5
テスタの組 立
6
2
4
Ⅲ
6
2
② 測定前の準備
③ 直流電圧(DCV=)の 測定 ………
④ 交流電圧(ACV∼ )の 測定 ・………
⑤ 直流電流(DCA=)の 測定 ………
⑥ 抵抗(Ω )の 測定 …………………・
⑦ バ ッテリチェック(1.5V)… ……
③ その他の測定方法
1-5 保守管理について
① 保守点検 … …… … …… …… ……
正 ……………………
②校
③ 電池およびヒューズ交換 ・………
テスタの構造
オ ームの法則
…………………………… 21
2
① 用途と特長
② 各部の名称
1-3 機能説明
① 各機能説明
2-3
2-4
2-5
補助単位
倍率器 (マ ルチプライヤ) ……… 21
分流器 (シ ャン ト) ………………・ 22
整流回路 ・…………・…………・―・ 23
2-10抵 抗計の原理 …………………………・ 24
1
2
製 品説 明
2-6
2-7
2-8
2-9
V テスタの回路計算
5-1 メー タ回路 ・…・…………………・ 48
5-2 直流電流計 (DCA)回 路 …………… 49
5-3 直流電圧計 (DCV)回 路 …………・ 49
5-4 交流電圧計 (ACV)回 路 …………… 51
5-5 抵抗計 (Ω )回 路 …………………… 52
5-6 バ ッテ リチェ ック回路 (1.5V)・ … 54
0 KIT 8D形 回路図
…・…………………
55
Ⅵ 別売付属品ブザ ーキ ッ トの組立 …… 56
0台 紙部品表 …・…………………………・ 61
I
取扱説 明
合 に 関 す る項 目 ∼ 使用前に必ずお読みください:∼
1_1 1姜
│
Ю TttD〉 をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
このたびはサ ンワテスタ 。キ ツトく
本製品の ご使用にあた りましては、取扱説明書 に記載されている「安全にご使用いただくためにJ
よくお読みいただき正 しく安
「 測定方法J「 保守管理 について」の項 目は特に重要な内容ですので、
全にご使用 ください。なお取扱説明書は製品と一緒にして大切に保管 してください。
取扱説明書を読まず に使用 された場合、やけどや感電などの人身事故および本器破損につながるお
それがあります ので、必ず この取扱説明書をよくお読みいただいてからご使用 ください。
●警告 マー クな どの記号説明
_
注意"の 記載事項 は必ずお守 りください。使用方法を誤 るとやけどや感
本文中の “
警告"お よび “
電などの人身事故、および本器の破損につながる場合があります。
。本器および「取扱説明書」に記載されている記号の意味 について
△ 安全に使用す るための特に重要な事項を示 しますので、この説明書をよく読んでください。
特に警告文は人身事故を防止するためのものです。注意文は本器を壊すおそれのあるお取り扱
′″ 一 一
一
ヽ
いについての注意です。必ず お守 りくだ さい。
高電圧 が印加 され るため注意 して ください。
ヒューズ
直流 (DC)
交流 (AC)
● △ 安全 にご使用 していただ くために
以下の項 目は、やけ どや 感電 などの人身事故を防止す るためのものです。
本器を ご使用す る際には必ずお守 りください。
△
警
告
1 6 kVA以 上の電カ ラインでは測定 しないこと。
2
被測定電 圧がDC 70 Vま たはAC 33 Vrms,46 7 Vpeak以 上では、感電す るおそ
れがあります。
3
本器 または手が水 な どで ぬれた状態 での使用 は しないで ください。
4
測定 ごとの「 レンジ確認 Jを 、確実に行 って くだ さい。
5
リヤケース を開けた状態 または、 リヤケー スおよびその絶縁部分が損傷 して いる
状態 では使用 しないで ください。
6
取扱説明書 による作業 の場合を除 き、本器の改造 、分解は しないで ください。
7. 内蔵 ヒューズは必ず 同定格のものを使用 して ください。
8
テ ス トリー ドは指定 タイプのものを使用 して くだ さい。
9.被 覆の傷ついたテス トリー ドは、使用せず、交換 して ください。
10.測 定中はつばよ リテス トピン側 を持たないで ください。
11.脈 流波や、パ ルスを含んだ波形の測定では、過電圧 とならぬよ う注意 して ください
。
12.本 器の点検は 1年 に 1回 以上は必ず行 って ください。
13.測 定中に他の レンジに切 り換えないで ください。
14.誘 起電圧 、サー ジ電圧の発生す るモー タなどのライン測定は しないで ください。
15.屋 内で使用すること。
1-2
製品説明
① 用途と特長
・ 用途 ・…… 本器は小容量電路の測定用 に設計 された、学習用の携帯形キ ッ ト製品です。
小形の通信機器や家電 製品、電灯線電圧や電池の測定 などに適 します。
・ 特長 ……・ 1)軽 量、小形、高感度、耐 シ ョックタイプの トー トバ ン ド機構の メー タを搭載。
2)DCV、 ACV、 DCA、 Ωの基本機能 に加 え1.5Vの 乾電池 を実負荷 (20Ω )で チェッ
クで きるバ ッテ リチェックレンジ付 き。
3)テ ス トリー ドは直付け方式で紛失の心配はな く、本体 に収納 スペースを設けて
あ るので収納 にも便利。
4)ス タ ン ド兼用のパ ネル面の保 護 カバ ー付 き。
5)持 ち運びに便利 なハ ン ドス トラ ップ付き。
・ 各部名称
ヤ よ
式ト
例
=
H
=
A
A
レ
棚
な 器
ル
② 各部の名称
ツプ
テス トピン
ネ 一
パ メ
ハン ド
ス トラップ
予備 ヒューズ
メー タカバー
目盛板
メー タ 0位 調整器
プ リン ト基板
OΩ 調整 つ まみ
保護 カ バー
テス トリー ド
(赤・ 黒)
レンジ
切 り換 えつ まみ
テス トリー ド
収納部
―ス タ ン ドと しての使 用例 ―
・ 目盛板 の読 み取 り方
わ
8
Ⅷ¨
c
c
KIT-8D
内輸
1-3
.
%
“∞
“∞
゛”
sanШ a
側
DC3Vレ
3V× 20
ンジの内部抵抗 は
kΩ =60 kΩ
機能説 明
① 各機能説明
レンジ切 り換 えつ まみ
測定機能を選択するスイ ッチのつまみです。 レンジ切り換えつ まみを測定 したい レンジに合
わせます。
メー タ 0位 調整器
メータ指針 を 0(目 盛左端 )に 合わせ るためのものです。
OΩ 調整 つ まみ
Ω測定 前 、指針 を Ω 目盛 の 0(目 盛右 端 )に 合わ せ るため の ものです 。
保護 カバーの使 い方
1,本 器を使用 しない場合はパ ネル面 へ 、使用す
る場合は リヤケース面 へ a図 のように取 り付
図 1-2-一 一 一
バー
り付けピン
内側の取
①カ
―
を本体 ミゾヘ差 し込み、ス
ライ ドさせます。
②カバーをとじます。
けます。 b図 のように真上か らはめ込み ます
とカバ ーが破損 しますので しないで ください。
2.ス タ ン ドと して使用す る場合は、 c図 のよう
に本体 と結合 して くだ さい。 d図 のようにス
タン ドに した状態のままと じます と、 カバ ー
(a図 )
ミゾ
が破損 しますので行わ ないで くだ さい。
(b図 )
注)ス タン ドとして使用される場合 メータが水平
状態でないため指示誤差が大きくなること
があります。
保護
カバー
テス トリー ドの収納
本器を使用 しないとき、右 図の ようにテス ト
リー ドを収納 スペースに収納 して ください。
収納方法は、 リー ド線を小 さく 3回 ほ ど巻き、
収納 スペースに入れ、その後でテ ス ト棒 をテ
ス トピン側か ら入れ ます。
1-
4
測 定方 法
① 始業点検
図
1-3
本器を使用す る前に、本体、テス トリー ド、 ヒューズの点検を必ず行 って ください。
1.落 下等による外観 の損傷がないか確認 して ください。損傷が認め られる場合は使
用 しないで くだ さい。
2.テ ス トリー ドの コー ド部 分 の損傷 お よび心 線 が 露 出 してい るもの は 、感 電 のお そ
れがあります。使用 しないでください。
3.テ ス トリー ド、内蔵 ヒューズの断線がないことをご確認ください。
(P。 12「 保守管理 について」の “
① -3 内蔵 ヒューズ"の 項参照)
② 測定前の準備
1)メ ー タの O位 調整
メー タの O位 調整器を回 して、指針を 目盛左端の O目 盛 に合わせ ます。 これは、たびた
び行 う必要はあ りませんが、ゼ ロの狂 い分だけ指示誤差がでますので注 意が必要です。
また、測定器を使 う際の基本ですか ら習慣 づ けることが大切です。方法は下 図を参考に
して ください。
2)レ ンジ切 り換えつ まみ によ り目的の測定 レンジを選定 します。
③ 直流電圧(DCV一 )の 測定
△
警
最 大 測 定 電 圧 DC
600 V
告
1.各 レンジの 最 大測 定 電圧 を超 えた入 力信 号 は絶対 に 印加 しないで くだ さい。
2.測 定 ごとの「 レンジ確 認」 を確 実 に行 って くだ さ い。
3.測 定 中は他 の レンジに切 り換 え ないで くだ さ い。
4.絶 対 にぬれ た手 で は測 定 しな いで くだ さ い。
5.測 定 中 はつ ば よ リテ ス トピン側 を持 た ないで くだ さい。
1)測 定対 象
電 池類 全般 、 ラ ジオ 、 ア ンプ等 の直流 電圧 が対 象 です 。
2)測 定 レンジ
0.3/3/12/30/120/300/600 Vθ )7レ ンジ
3)測 定 方 法
直流電圧 の測定です ので電源 の極性 に注意 し、(極 性 が逆です と、 メー タが逆 振れ します。)
回路 と並 列 に接 続 します。 手順 は以 下 の とお りです。
〃
1.レ ンジ切 り換 え つ まみ を
DCVレ ンジの 中で最 適 な
レンジに合わせ ます。
2.赤 のテス トピンを被測定物
のプラス側に、黒のテス ト
ピンをマイナス側 にあてま
す。
一一―図
1-5-一
3.メ ー タの振れ を V・
A目 盛
で読み取 ります。
―
最適 なレンジとは読み取 り精度 をよくす るため、で きるだけ最大 目盛に近 い (右 側 )目
盛 で読む ことがで きるレンジで す。 (例 えば2Vの ときは3Vレ ンジ、 10Vの ときは
12Vレ ンジとい うように、測定 する値 より大 きく、かつ 近 い レンジを選びます。)
また、測定値 の見当がつか ない場合 は、最大 レンジ (600V)で 測定 してみ ます。
④ 交流電圧(ACV∼ )の 測定
1
2
3
4
5
最 大 測 定 電 圧 AC
6∞ V
各 レンジの最大測定電圧 を超 える入力信号は絶対に印加 しないで ください。
測定 ごとの「 レンジ確 認 Jを 確実 に行 って ください。
絶対にぬれた手では■ll定 しな いで くだ さい。
測定中は他の レンジに切 り換えないで くださ い。
測定中はつ ばよ リテス トピン側を持たないで ください。
1)測 定対象
小形電源 トラ ンスの タ ップ電圧、電灯線電圧 な どです。
2)測 定 レンジ
12/∞ /1m/3∞ /翻 の 5レ ンジ
3)測 定方法
交流電圧の測定ですので電源の極性 は関係 なく、回路 に並■ に接籠 して測定 を行 い ます。
手順は以下のとお りです。
1レ ンジ切 り換 え つ まみ を
ACVレ ンジの 中 で最 適 な
2被 測定物にテス トピンをあ
てます。
ー タの振れ をV A目 盛
で読み取 ります。 (た だ し
3.メ
AC 12 Vレ ンジは、AC 12 V
レンジに合わせ ます。
専 用 目盛で読み取 ります。)
一 ―
図
1-6-―
注意 ●波形 の影響 :正 弦波以外の測定では、誤差を生じます。
●周波数の影響 :周 波数が高くなると誤差が大きくなります。
周波 数は30 Hz∼ 50 kHz(AC 12 Vレ ンジ)の 範囲 で使 用 して くだ さい。
⑤ 直流電流(DCA‐ )の 測定
△
1
2
3
4
5
6
7
警
最大測定電流 DC
03 A
告
電流測定 レンジには、電圧を印加 しないで ください。やけどや感電のおそれがあ
ります。
入力端子に最大測定電流を超えた入力信号は絶対に加えないで ください。
必ず回路と直列になるように接続 してください。
測定 ごとの「 レンジ確認」を確実に行 ってください。
必ず弱電回路のみ使用 してください。
絶対にぬれた手では測定 しないで ください。
測定中は他の レンジに切り換えないで ください。
1)測 定 対 象
電 池 を使 用 した 回路 や 整流 回路 の電流 等 を測定 します。
2)測 定 レンジ
60μ /3m/30m/03Aの
3)測 定 方 法
4レ ンジ
直流電流の測定ですので電源の極性に注意 し、回路 と菫列に接● して測定を行います。
測定手1日 は以下のとおりです。
1レ ンジ切 り換 え つ まみ を
DCAレ ンジ の中で 最 適 な
レンジに合わせ ます。
2被 測定 回路 の電源 をOFF
に してか ら回路を切 り離 し、
赤 テス トピンをプラス側、
黒テ ス トピンをマ イナ ス側
に接続 します。
一 一
回
3被 測定 回路 の電源 をONに
しメー タの振れ を V・ A目
盛で読み取 ります。
:-7-―
注意 ●電流測定では電流 レンジの内部抵抗が直列に入り、この分だけ電流が減少 しますの
で、低抵抗回路では影響が大きくなります。
7
最 大 測 定 抵 抗 2MΩ
⑥ 抵抗(Ω )の 測定
1.抵 抗 レンジでは絶対 に電圧 を印加 しないで くだ さい。
2.測 定 ごとの「 レンジ確認」 を確実に行 って ください。
3.電 圧が加わ っている回路での測定はできません。
4.絶 対 にぬれた手では測定 しないで ください。
5.測 定中は他の レンジに切 り換えないで くだ さい。
測 定対 象
固定抵 抗 器 の抵抗 測定 や 、配線 の接 続 、断 線 のチ ェ ックを行 い ます 。
2) 測 定 レンジ
×1/× 10/× lkの 3レ ンジ
3) 測 定方 法
以下 の手順 に て測 定 を行 い ます。
1.レ ンジ切 り換えつ ま
2.両 方のテ ス トピンを 3.テ ス トピンをシ ョー 4.被 測定物 にテス トピ
シ ョー トさせ ます。
みを 目盛中央で読め
るような レンジに合
わせ ます。
メ
モ
卜させたまま 00調
整つまみを回 し、Ω目
盛の 0に 合わせます。
ンをあてます。
00Ω 調整
OΩ 調整 とは、抵抗測定に先立ちテ ス トピンをシ ョー トさせ、
OΩ 調整つ まみ を回 して、 Ω 目盛の 0(右 端 )に 指示 を調整す
ることです。 レンジを切 り換えた らそのつ ど、連続測定の場
合は適時 OΩ 調整を行 って ください。
00Ω 調整を行 ったとき、 OΩ 調整つ まみを右い っぱいに回 し
ても 09ま で振れ ない場合は、内蔵電池が消耗 していますの
5。
メー タの振れ を Ω 目
盛で読み取 ります。
一 一
図
1-8-―
で、電池を交換 してください。
・ 抵抗測定時のテスタの極性
抵抗 レンジは回路図か らもわかるように、赤テス トリー ドが
―
マイナス、黒テス トリー ドがプラスの極性になります。
・ テ ス トピ ンに 指 を触 れ て測 定 す る と人 体 の 抵 抗 の 影 響 を受 け、 誤差 を生 じます。 (特 に ×
lkレ ンジ)
・ ヒューズの抵 抗
定格 (0.5A)よ り小 さな ヒュ ー ズや 消 弧 剤 入 リ ヒュ ーズ を ご使 用 に な ります と、 ヒュ ーズ
抵 抗 の 影響 で、 ×1レ ンジの OΩ 調整 がで きな くな っ た り、測 定精度 が低 下 します。
必ず同定格、同仕様 のヒューズをご使用 ください。
①
負荷抵抗 RL=20Ω
バ ッテ リチェック(1.5V)
測定 ごとの「 レンジ確 認」 を確実に行 って ください。
測定中は他の レンジに切 り換えないで くだ さい。
測 定対 象
マ ンガ ン乾 電 池 (SUM… 1/R20,SUM
LR14,LR6)な
2/R14,SUNI1 3/R6)や ア ル カ リ乾 電 池 (LR20,
ど。
2) 測定 レンジ
1.5V/RL=200 1レ
ンジ
3) 測 定方 法
電池に負荷抵抗をつ なぎ、そのときの電流を取 り出 して電圧を測定 します。よって、使
用状態に近 いチ ェックを行うことができます。測定手順は以下のとお りです。
〃
1.レ ンジ切 り換えつ まみをノヽッ
テ リチ ェ ック レンジに合 わ
せます。
2.赤 のテス トピンを被測定物
のプラス側 に、黒のテス ト
ピンをマ イナス側にあてま
3.メ ータの振れをバ ッテリチ ェッ
クロ盛で読み取 ります。
す。
一
口
1-9-
注 意 ・ 負荷 が大 きいので、電 流容 量 の小 さいボ タ ン形電 池 の測 定 は しないで くだ さい。
。電 池 の判 断 の 目安 と して は0.9∼ 1.6V位 で 良 品 と判 断 で きます。 ただ し使 用 す る機‐
器 に よって この値 は変 わ ります ので ご注意 くだ さい。
③
その他 の測定方法
ここではΩレンジを使用 した電子部品の簡単なチ ェック方法 をご紹介 します。各電子部品の動
作なども確認できますので以下の方法を参考に して、行 って ください。
そ
叫
a)ダ イオー ドのチェック
カツー ドマーク
下図の要領によってダイオー ドの良否の判定を行
うことがで きます。良品では順方向でメー タが大
きく振れ、逆方向ではほとんど振れません。チェッ
クしたときの各状態は図のとおりですので、参考
に してください。
て、OΩ 調 整 を行 い ます。 テ ス トピ
ン を図 の よ うに あて、指 針 の 振 れ を
み て 良否 の判定 を行 い ます。
_暑 募83を 言 群[1([称 察 男青電子F転 )
9帽
:吾
b)発 光 ダイオー ド(LED)の チ ェック
a)で 説 明 した ダイオ ー ドと同様 に してLEDの
チ ェックも行 うことができます。
LEDに よ り発光 させ るための測 定 レンジは多少
異 なります。
測定 レンジを × 1ま たは ×10に して、
00調 整を行 い ます。テス トピンを
図のようにあて、指針の振れ をみ て
良否の判定 を行 い ます。
注 )× 1で は過電 流 とな らぬ ようLEDの 容量 に注 意 して くだ さい。
10
斗
國
や
國
測 定 レ ン ジ を ×10ま た は ×lkに し
献
_[,日 雛iS信 鮮
「
:暑 1言 T手
察
握
1(碁 穂
)
シ ョー ト
断
と
も
奪
早
堂
(舅
)
c)ト
線
,と
c堂 を
も
)
ラ ンジス タのチ ェック
トラ ンジス タもΩ レンジを使用す る事 によって簡
単な良否の判別が可能です。
判8Jの 方法は下記の方法を参考 に して ください。
測定 レンジを ×lkに して、OΩ 調整 を行 い ます。図 の よ うにテ ス トピンを トラ ンジスタに
あて判定 を行 い ます。
― B―
C間 の チ ェ ック ー
―
B― E間 の チ ェ ック ー
NPNの 場合
。実線方向の測定で指針が振れ て、点 線方向の測定で指針が振れ なければ 良い。
(B一 C, B― E両 チ ェックとも
)
PNPの 場合
・ 点線方向の測定で指針が振れて、実線方向の測定で指針 が振れ なければ良い。
(B― C,B― E両 チ ェックと も)
d) コンデ ンサのチ ェック
く程度です。
なお、チ ェックを行 う際には、 コンデ ンサを 1度 放電 (コ
ンデ ンサの端子をシ ョー ト)さ せてか ら行 ってくだ さい。
#樹
電解 コンデ ンサのような比較的容量の大きなコンデ ンサの
チ ェックを行うことがで きます。
テス トピンをあてますとコンデンサの充電電流で指針が振
れ、その後、徐 々に指針は戻 っていきます。小容量の コン
デ ンサの場合は、充電電流が小さいため、一瞬 ピクッと動
―│ト
無極性
コンデ ンサの両極にテス トピンをあて、チ ェッ
クを行 い ます。(有 極性の場合は コンデ ンサ
の +に 黒側テス トピン、 一に赤側テ ス トピ
´
´´″
11:I::IIIIIll:ヽ ′
͡
′
ンを接続 します。)測 定 レンジは、なるべ く
右方向に大き く指針が振れ るような レンジ
を選びます。指針 がいったん振れ、その後
∞近 くまでに戻れば正常です。
1-5
保守管理 につい て
取扱説明書に記載 された保守・ 管理 に必要 な作業 を除き、 リヤケースをむやみに開け
ないで ください。
① 保守点検
1.外 観
:落 下等 による外 観の損傷が ないか確認 して ください。損 傷の認め られ るも
のは使用 しないで くだ さい。
2.テ ス トリー ド :コ ー ド部分の損傷および心線が露 出 しているものは、感電のおそ
れがあ ります。使用 しないで ください。
3.内 蔵 ヒューズ :内 蔵 ヒューズが切れた りしていないか確認 して ください。確認 方
法は以下を参照 して ください。
●
内蔵 ヒユー ズの 確 認方 法
国 レンジ切 り換 えつ まみをΩレンジの ×lkに します。
囲 テス トピンをシ ョー トさせ ます。
ロ メー タが振れれば正常、振れなければ ヒューズの断線の疑いがあ ります 。内蔵の予備 ヒュー
ズと交換 してもう一度 調 べ て ください。
② 校 正
安全と確度の維持のため 1年 に 1回 以上は校正、点検をしてください。校正、点検の
代行につきましては販売代理店、発売元までお問い合わせ ください。
③ 電池およびヒユーズ交換
1
2
3
この説明書どおりの作業手順で内蔵電池、 ヒューズの交換を行う場合 を除き本器
の リヤケースをはずさないで ください。
作業を行う前 に、必ず被測定回路か らテス トピンが離れている状態か、確認 して
ください。
交換 ヒューズは同定格 のものをご使用 ください。
別定格の ヒューズを用いたリヒューズホルダ端子間を銅線などで短絡す ることは
絶対にしてはいけません。
1)電 池の交換
内蔵電池が消耗 してきますと、Ωレンジにて 09調 整つ まみを右いっぱいに回 しても 0
0調 整ができなくなります。調整ができなくなりましたら、内蔵電池の交換を してくだ
さい。
本体 に取 り付けられている保護 カバーを取
り外 します。
ロ ケース止めね じをはず し、 リヤケースをは
ず します。
回
ヒ
産調 菫
讐
i言
□ 消耗 した電池を取 り出して、新品の電池と
交換 します。①、Oの 極性を問連えぬよう
注意し、電池ホルダにしっかり入れてくだ
さい。
日
リヤケース をパ ネ ルに合わせ、ケース止め
□
ね じを しめ ます。
保護 カバ ー を本体 に取 り付けます。
注意 。本器に使用す る電池は指定の電池を使用
して くだ さい。
(単 三乾電池 UM 3/R6 2本 )
。電池はパ ネ ルに表示 され ている極性に し
たが って電池を入れ て ください。
ヒュ ーズ
、
105A/251V)
2) ヒュー ズ の交換
△
警
告
ヒューズは安全や性能を維持す るため、同定格のヒューズを使用 してください。
(入 手 しにくい場合は、当社へ ご注文 ください。
)
使用 ヒユーズ定格
05A/250V(直 径52
mm、 長 さ20 mm、 ガラス管入 り、遮断容量300A)
ΩやDCA、 バ ンテ リチ ェ ック レ ンジに誤 って電灯 線電 圧 (100V)な どを加 え ます と、 ヒューズ
が切 れ て回路 を保 護 します。
Ωレンジで メー タを振 らせ る操 作 を して も、 メー タが まった く振 れ ない原 因 の 多 くは ヒューズ
切れです。
日
ロ
ロ
ロ
国
□
本体に取り付け られている保護カバーを取 り外 します。
ケース止めね じをはず し、 リヤケースをはず します。
ヒューズホルダから溶断 したヒューズを抜き取り、新品ヒューズと交換 します。
リヤケースをパネルに合わせ、ケース止めね じをしめます。
各 レンジの指示が正常かチェックします。
保護カバーを本体に取り付けます。
● 内蔵 の予備 ヒユーズをご使用 ください。
④ 保管について
△
1
注
意
メー タカバ ー は帯電防止処理が され てお ります。布 などで強 くこす らないで くだ
さい。長年 のご使用で帯電 した場合は、応急処置 と して水で数倍にうすめ た中性
洗剤 をカバ ー表面に塗 ると効果があ ります。
2.モ ー タバ イク積載 など過度 な振動は、メー タ故障の原因 となります。避けて くだ
さい。
3.直 射 日光下、高温 (60℃ 以上
)、
多湿 (85%以 上)、 結露す る場所に長時間、 置 か
ないで くだ さい。
4
本品のお手入れは、シンナ ーや アル コー ル の使用 を避け、筆や布 な どで軽 く払 う
程度にとどめて ください。
14
1-6
トラブルシユーテイング
本器を修理 に出され る前 にご確認 くだ さい。
故
障
状
全 レンジの指示がで ない
(メ ー タが振れ ない)
Ωレンジの指示がでない
OΩ 調整 がで きない。
1-7
チ ェックポイン ト
況
処
置
テス トリー ドは断線 していませんか ?
ヒューズを交換 して ください。
当社 へ修理依頼 して ください。
内蔵電池 は消耗 していませんか ?
電池 を交換 して くだ さい。
ヒュー ズは 切れ て い ませ んか ?
補修部品 について
●交換用 ヒューズ (0.5A/250V、 直径5.2 mm、 長 さ20 mm、 ガラス管入 り、遮断容量300A)
交換用 ヒューズの お求 めは当社のサ ービス課 あてに、代金 +送 料分の 切手 を添 えて、製品型名、
部品名 を明記 してご注文 くだ さい。
ヒューズ
1本
¥42(消 費税込 み
)
料 10本 まで Y120
送 り先〕 三和電気計器株式会社 サ ー ビス課
〔
〒205‐ 0023 東京都羽村市神明台4‐ 7‐ 15
TEL(042)554‐ 0113 FAX(042)555‐ 9046
送
お問 い合わせについて
製品 に対す るご質問などあ りま した ら当社 へ お問い合わせ くだ さい。
:TEL(03)3253‐ 4871 FAX(03)3251‐ 7022
大阪営業所
:TEL(06)6631‐ 7361 FAX(06)6644‐ 3249
お客様計測相談室 :目目012051‐ 3930
東 1に 本社
受付時間9:30∼ 12:00 13:00∼ 17:00(土 日祭 日を除 く)
三 和電気計器 (株 )ホ ームペー ジ :http://-7。 sanwa‐ meter.co.ip
1-8
仕
様
① 一般仕様
AC整 流方式
半波整流
J-t-
内部磁石式 トー トバ ン ド機構 の 可動 コ イル形
許容差保証温室度範 囲
保存温室度範 囲
75%RH以 下 結露 な き事
3∼ 43℃ 80%RH以 下 結露 な き事
-10∼ 50℃ 70%RH以 下 結露なき事
使 用環境条件
高度 2000m以 下 ・環境 汚染度 Ⅱ
安全規 格
EN61010-1 2nd (2001)
21∼ 25℃
使用温室度範 囲
回 路 保 護
商用電源AC 200 Vま での電圧 を、全 レンジに5秒 間印加 して も、 ヒューズ とダ
イオ ー ドで保 護 します。 (く り返 し印加すると、ダイオ ー ドが劣化す ることあり
周波 数特性
30∼ 50 kHz(AC 12 Vレ
内 蔵 電 池
単三形 マ ンガン乾電池UM-3(1.5V)× 2本
)
内蔵 ヒ ュ ー ズ
付
属
品
0.5A/250V、 直径 5.2
遮 断容 量 300A
取 扱 説 明書
2本
1冊
別売付属 品
ブザ ー キ ッ ト
寸 法・ 質 量
159.5× 129× 41.5
ン ジ)
mm、
長 さ20 mm、 ガ ラス管 入 り
(1本 は予備 )
mm *,320g
過電圧 カテ ゴ リ
過電圧 カテ ゴ リⅡ (CAT Ⅱ):コ ンセ ン トに接続す る電 源 コー ド付 き機 器 の一 次側電路
過電圧 カテ ゴ リⅢ (CAT Ⅲ):直 接分電盤 か ら電 気 を取 り込 む機 器 の一 次側 お よび分岐部 か らコ ンセ
ン トまでの電路
② 灘定籠日と許害差
測 定 機 能
測
範
定
容
差
直流電圧 (DCV)
最 大 目盛値 の ±3%以 内
交流電圧 (ACV)
30/120/300/600V(内 部抵抗 9 kΩ /V)
12/30/120/300/600V(内 部抵抗 9 kΩ /V)
最 大 目盛値 の ±4%以 内
60μ
直流電流 (DCA)
/3m/30m/0.3A (1[[F写
(5 kΩ /100.5Ω /10.5Ω
抵
抗 (Ω )
×1/× 10/×
晰
ま
⊃
lk
)
注)許 容差保証条件
・ 温度 :23± 2℃
・ 湿度 :45∼ 75%
。姿勢 :水 平 (± 5°
o交 流 レンジは正弦波 (50 Hzま たは60 Hz)
最 大 目盛値 の ±3%以 内
ューズの抵抗を含む
(20Ω /200Ω /20 kΩ )(中 央 目盛値 )
バ ッテ リチ ェ ック 単 1∼ 単 4形 乾電 池 (負 荷抵抗 20Ω
)
:Iき
/1.5Ω )(内 部 抵 抗 )
(注 )ヒ
16
許
囲
0.3V(内 部抵抗 16.7 kΩ /V)
3/12V(内 部抵抗 20 kΩ /V)
目盛長 さの ±3%以 内
H
2-1
テス タ (回 路計 )の 基礎 知識
テ ス タ とは
テスタ(サ ーキット
・テスタ)は その名が示すとおり、回路点検用に非常に便利にできている測定器
です。テス トリー ドのさしかえやロータリースイッチの切り換えにより、電圧、電流、抵抗など広範
囲の測定ができるような構造になっています。 しか し、精密測定には回路構成上むきません。簡単に
いえば医者の聴診器のようなもの といえます。ただ聴診器と違う点は、通常見えない電気を、はっき
りとメー タで値として知 らせてくれることです。一般の電気回路では特殊な場合を除き、精密な測定
をする必要がないので、指示誤差 (許 容差)が 比較的多いテスタで も十分に回路点検が可能です。
2-2
メー タの原理
メータは電気的量 (電 圧、電流、抵抗)を 機械的量に変換する装置です。簡単に図2-2を 使 って説明
しますと、永久磁石NSの 磁界の中におかれた コイルに電流を流すと、フレミングの左手の法則、図
2-3に よリコイルは Fお よびF′ の方向に回転 します。そ して電流に正比例 した角度 に振れるよう
に制御バネが働きますので、流 した電流の量を回転角度で均等な目盛に表す ことができます。 このよ
うなメータを可動 コイル形メータといいます。
したがってメー タは、永久磁石の強さとコイルの巻数と、制御バネの強さが重要な要素といえます。
また、可勤 コイルを支持する方式として、図 2-1(a)ま ピボ ッ トと軸受を使用 していますので ピボ ッ
ト支持方式といい、(b)の ように トー トバ ン ド(吊 線)を 使 って支持するものを、 トー トバ ン ド支持方式
といいます。可動 コイル形 メー タには、永久磁石が可動 コイルの外側にある外部磁石式と、内側にあ
る内部磁石式とがあります。内部磁石式メータは、磁気効率がよく、磁極片も不要ですか ら小形・軽
量にでき、閉鎖 リングの働きで外部磁界の影響を防止できます。外部磁石式 メー タは、大形磁石が使
用でき、高感度 メー タに適 します。
0位 調整器 アーム
制御 バネ
バランスウェイ ト
―
フ レー ム ーー C=====
可動 コイル
(鉄 玉 )
ボス
ピボ ッ ト
ボスス トッパ
H(磁 界 )
C‐
コイルバネ
(a)ビ ボ ッ ト支持方式
図 2-1
トー トバン ト(吊 線 )テ ンシ ヨンスプ リング
(b)ト
メー タの構造
ー トバン ド支持方式
│(電 流 )
フレミング左手の法則
図 2-3
2-3
テス タの構造
テス タは基本的には電気量を指示するメー タと、その 目盛を拡大する抵抗器、交流を直流に変換す
る整流器 (ダ イオー ド)、 抵抗測定用の電源としての電池から構成されています。
これに安全性を考慮 した保護回路として、ダイォー ドゃ ヒューズなどが回路部品として付加されて
います。
① 整流器(ダ イオー ド)
交流は周期的 に電 流の方向が反転 しますので、可
動 コイル型メー タでは両方向の振れが打 ち消 しあ っ
て、ほとん ど動作 しません。 この交流の 1方 向の
み を通 して直流に変換す る役 目が整流器です。
テスタに使用 されている整流器 は、逆 耐電圧、周
波数特性 などのよい、 シ リコンダイオ ー ドが ‐
般
順方向 (抵 抗小 )
的 に使用 されています。 また、本器 ではAC 12 V
レンジが専用 目盛 とな っています。
逆方向 (抵 抗大 )
―
一
その理 由は、倍率器 と直列に接続 され ている整 流
図 2-4
器の抵抗値変化 (電 流 の大 きさによ り変化す る。)
が低圧 レンジでは倍率器の抵抗値が低いので大 きく影響を受けてしまうためです。高圧 レンジ
では倍率器の抵抗値が大きいので、その変化 を無視す ることができ、指示に影響がでないので
す。
②
電池 (マ ンガ ン乾 電池 )
テ ス タに使用す る電池は、抵 抗測定 に必要 な電源
とな ります 。
小 型 テ ス タで は普 通、UM-3型 (15V)乾 電 池 を
1∼ 2本 (15V∼ 3V)使 って い ます。電 圧 が 高 ○極
いほ ど高抵抗 が預1れ ます ので、高級 テス タでは、
S_006P(9V)の 積層乾電池 を使用 している もの (.
もあります。
電 池 は 新品で15Vの 約 1割 高 い 165V程 度 あ り、
図 2-5
積層型電池 もやは り9Vよ り高 い10V程 度 あるの
が普通 です。
③
抵抗器
テスタ用抵抗器には、温度特性がよく、精度もよ
い金属皮膜抵抗器が多 く使用されています。
また、近年では、小型化、高密度化によリリー ド
線のないチ ップ形抵抗器も数多 く使用されていま
す。テスタにおいても部品のチ ップ化が進んでい
ます。
カ ソテ ィングによる澤
(記 号 )
回 2-6
④
OΩ 目整 器
OΩ 調整器 には、炭素型 の可変抵抗器 が使用 され
て い ます。テ スタの可変抵抗器の役 目は、内蔵電
池の電圧変化 (消 耗 )を 回路で補 って、抵抗の測定
誤差 をで きるだけ少 な くす るためです。
⑤
図 2-7
I
コンデンサ
テスタに使うコンデ ンサは、直流は通さないが交
一
8
⑥
(記 号 )
図
使用 しています。
この他 コンデンサには、電気を貯める特性もあり、
抵抗器と共に、電気回路に広 く利用されています。
I
流は通すという特性を利用 して、低周波出力を測
定する場合に多く用 いられます。また、本器の保
護回路 に入 っているコンデンサは、高周波の影響
を防止するためのバ イパス用の コンデ ンサとして
メー タ保護 ダイオー ド
シリコンダイオー ドは常温で05∼
06V程 度から
図2-9の ように電流が大きく流れ出す特性をもっ
ています。 この特性を利用 して、メータを保護す
るわけです。
テスタの通常の測定の状態では ダイオー ドに電流
が流れないようになっています。(流 れると誤差に
なって しまう)過 負荷の場合は、メー タ端子間の
電圧があがり、それと並列のダイオー ドが導通状
態 となり、電流のほとんどがダイオー ドに流れて
しまい、メー タは破損 しないで済みます。
02 ‐
04 06 08 , 0
順方向電圧 (V〕
図 2-9
⑦ プリントJ鞭
プ リン ト基板 には、ベ ーク板、紙 エ ポキ シ板、 ガ
ラスエ ポキ シ板等の種類 があり、テスタには厚 さ
16 mmの ベ ーク板 が 一般的に使用 されています。
(デ ィジタル マルチ メー タでは、 ガラスエ ポキ シ
板が多 く利用 され ています。)
テスタの場合、スイ ッチの接点を兼ね て いるため
回路配線の簡略 には相 当効果が あ ります。 しか し、
耐電圧や リー ク電流 (漏 れ電流)と い った問題が生
じてきます。本器では基板にソル ダレジス ト(緑
色)を かけ、必要な箇所 には割 りを入れてあり安
心です。 しか し、 リーク防止のため汚れた手など
で、プリン ト基板面を持たないように注意が必要
です。
図 2-10
19
2-4
オー ムの法則
テス タの回路は、このオームの法則と次の合成抵抗の求め方で、ある程度理解できます。すなわち
電気量、電圧 E〔 V〕 、電流 I〔 A〕 、抵抗 R〔 Ω〕の関係は次の三つの式で表す ことがで きます。
褥
………
I:電 流
E:電 圧
R:抵 抗
(1)
・
・・
(2)
・… … … … …
(3)
…
…
炒
R=10Ω
〔A〕
〔V〕
〔Ω〕
例題 1〕 図 2-11でSWを 入れた場合、電流は何 A流 れるか。
〔
(答 )オ ームの法則
I=景
〔A〕 より
E=15V
E=1.5V R=10Ω
1=ギ
2-5
:=1缶]gL=。
であるから
。
『:
ゅ
15〔 A〕
図 2-12
合成抵抗の求め方
(a)直 列接 続
R=rl+r2+・ … … … rn
(b)並 列接 続
…… … … … (4)
告■場+…・
rn
二 十二 +… …… ■
rl r2
rn
.… … … … …
(5)
〓
R
なお一般 によ く使用す る抵抗 2本 の接続は
また
…… … … …・
(6)
…… … … …・
(7)
・
一早]
∴ R=
1
図 2-13
を変形 して
と変形す ることもできます。
例題 2〕
〔
右 図 の合成抵 抗 は何 Ωか 。
rl=10 Ω
r2=20 Ω
r3=30Ω
(答 )r2と r3は 並列接続であり、これとrlは 直列接続であるから(4)、 (6)式 より
R=rl+識
=10Ω +多 ≒詈撃
:計 8=10Ω
+12Ω =22〔 Ω〕
図2-14
2-6
補助単位
表示 した り計算す る場合、電圧 〔V〕 などの電気量が大 き過 ぎた り小 さ過 ぎると、取 り扱いが大変
なので補助単位が使われ ます。計算す る場合、単位 をそろえることが大切です。
また、指数表示 (例 4.l X 103)を 使 うことも必要 です。
M
補助 単位
k
μ
n
p
マ イクロ
ナ ノ
ピコ
m
ヽミ
呼 び 方
メグ
キ ロ
倍
106
103
10-3
10-6
10 9
10-12
1.8 MΩ
‖
1800 kΩ
4.l kΩ
25 mA
50μ A
‖
200 nF
1000 pF
数
例
Jll題
〔
3〕 200
‖
‖
O.025A
4100Ω
O.05 mA
O.2μ
F
‖
O.001μ F
μAは 何 Aか 、また何mAか 。
(答 )μ は表より106で ぁるか ら
μ A=2∞ ×10 6〔 A〕 =2× 102× 106〔 A〕
μは10-6,mAは 10 3そ の差が103で ぁ るか ら
200
200
‖
=2
=2× 102× 10-3〔 mA〕 =
μ A=200× 10 3〔mA〕
×10-4〔
A〕 =0.0002〔 A〕
2× 10 1〔mA〕 =0.2〔 mA〕
20 kΩ
例題 4〕 図 2-15の 回路で電池 Eは 何 〔V〕 か。
〔
(答 ) 合成抵 抗 Rは
R=5 kΩ
+靱
=15 kΩ
オ ー ム の法 則 よ り
E=I・ R=600× 106A× 15× 103Ω =6X102× 106× 15× 103v=90× 101V=9
〔A〕 の単位 〔Ω〕の単位
そ ろえ て計 算す る。
2-7
倍率器 (マ ルチ プライヤ)
E 島 R r
倍率器の抵抗
メー タの内部抵抗
〔V〕
〔V〕
〔Ω〕
〔Ω〕
イルの抵抗 )
メー タの電流感度
〔A〕
拡大前の電圧計
拡大後の電圧計
(コ
を(9)式 に代 入す ると
EO=
E 丁
(8)式
EO=
I
またac間 は オ ー ム の法則 (3)式 よ り
I=
E 丁
図 2-16で bc間 は オー ムの 法 則(1)式 よ り
図 2-16
…… … … … … … … … …・
(8)
(R tt r)・ … … … … … …
(9)
(R+r)…
09
… … … … …・
R=(EO― E)・
00式 を変形すると
音
R=r・
09式 より
た
ま
颯 雌拡
大
豹
隋 と
例題 5〕
〔
(答 )
Ω/V
=(EO― E)・
(暑
-1)
ll
・…
・…………… 00
……
・………
・
・…
……
・- 0う
図2-17の ように500μ A 500 Ωのメータを
10Vの 電圧計にするには抵抗 Rを 何オーム
にすればよいか。
00式 に代入すると
n=讐 =
図 2-17
=40
R=r。 (n-1)=500Ω × (40-1)=19500 〔
Ω〕=19.5
2-8
……………………… 〔
kΩ
分流器 (シ ャ ン ト)
図 2-18の 電流 Iは オームの法則(1)式 より I=手
これを変形す ると E=I・
r
……………… 0り
10は オームの法則(1)お よび抵抗並列接 窟 5)式 より
恥=+=卜 (÷ +豊 )… ……
図 2-18
⑮式に0→ 式を代入すると
…
…
mと
拡大前の電流計
〔A〕
拡大後の電流計
〔A〕
〔Ω〕
分流器の抵抗
メー タ内部抵抗
(コ
市
また
r
卜
つ
0
①式を変形すると
O
0
L=IOrO(÷ +書 )=10← ■)…
I I R
++告
〔Ω〕
イルの抵抗 )
電流 を流すための電圧 〔V〕
がだ
躙
…
…
… ①
例題 6〕 図2-19の ように500μ A 500 Ωのメータを500 mAの 電流計にするには、抵抗 Rを 何オームに
〔
すればよいか。
(答
)① 式に代入すると
n=丁 =500× 10 6A=1000
R=古 =■牌 ≒
Q5回
国
22
2-19
2-9
整流回路
テスタは直流だけでなく、交流も測定できる構造になっています。そこで交流を直流に変え る整流
回路について簡単に説明 します。
′
´
´
`
`
囲 2-20
(b)全 波菫流
図 2-"の ように整流回路には大きく分けて 2種 類ありますが、一般的には(alの 半波整流回路が、
テスタには多 く使用されております。また、メー タは測定電圧の平均値を指示 しますので、図 2-21
20∼ 30 Hz
(a)の 交流を メー タに加えた場合、
3r
以上になるとほとんど振れません。そこで整
流器 (ダ イオー ド)で 整流することにより、図
(b)の よ うに平均値はIの となリメータは振れ
時
4π
間
平均値 =0
(a)餃 和
ます。 このIの は入力電圧にほぼ正比例 しま
すので交流を測定することができます。
なお交流の大きさは、一般的に平均値では
なく実効値で表すのが便利ですから、テスタ
の目盛は実効値になっております。正弦波交
流の最大値、実効値の関係は、次のようにな
ります。
(b)〔 半波整わ
¨ ¨ 09
④
勤 値=ポ
平均値=2/2・
判 H・ lT均 0…
).09。
(実 効値
π
… ③
)… …… ②
(実 効値
また、正弦波交流電流 Iを 半波整流 したときに得 られ る直流電流 Iの は、
09式 と②式の変形 によ り
の関係 にある。
lω =
2X(万 ×
夕
)
<
=∠π二I=0451
t :ufruo:z.zztoo)
回 2-22
2-10
抵抗計の原理
図 2-23に お いてSWを ONに した場合、回路
に流れる電流を10と すれば
=寺 ………0
恥
SWを OFFに した場合 Rxが 直列に入るので
1=轟
…
…
∽
この電流の減少の割合か らRxの 値を求め るのが
テスタの抵抗計です。
従 って0∽式より 10に 対する比 Pを 求めれば
甕 寺=貿助卜 =翻鷹
… の
の式より
摯 =ッ・
… … …
G-1)…
仮に弓 の比 Pを 1/2と すると
∵
0
Rx(未知抵抗)
目 2-23
より
"式
…… … 0
、 =RT・ (可芳 ― う 〒恥
この ことは有効 メータ振れ角度 の50%点 (1/2)が 、抵抗計 の 内部抵抗 とい えます。なお、テスタのΩ
日盛は (25)式 によ り割出す ことがで きます。
例題 7〕
〔
テスタの内部抵抗 (RT)が 104 kΩ とした場合、5kΩ 点 は有効 メ ー タ振 れ角度 の何 %か 。
りP=¬轟戸X劇 =
俗)は よ
10.4 kΩ
10.4 kΩ +5
kΩ
´^^_ ^_ _´ ^^
×1∞
≒67.5(%)
2… 11 カラー コー ド・ 定格記号 について
抵抗や コンデ ンサの表示の方法には、一定の取 り決めがあります。 ここに カラー コー ドと記号を示
します。 カラー コー ドは主に抵抗器に、記号は コンデ ンサに使用されています。
① 精密抵抗の表示例
0
0
0 0 0
0
3
1
橙
茶
黒
0 0 0 黒
5 5 5 緑
± 1%
② ―般抵抗(民 生躍)の 表示例
5
1
黒
茶
赤
祖
責
縁
青
紫
灰
白
第 1数 字
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
第 2数 字
第 3数 字
(黒 い礼艘
(茶 を一杯
(赤 いニ ンジン
(第 二者
(四 季の歌
(み ど りご
(ろ くでな しの青二才
(紫 式部
(ハ イャー
(ホ ワイ トク リスマス
±1%
)
± 2%
102
)
103
)
)
1び
)
1び
1げ
)
)
100
)
図 2-25
10°
)
金
± 5%
± 10%
図 2
D:± 0.5%
K:± lo%
C:± 0.25%
J:± 5%
B:± 0.1%
G:± 2%
F
+一
許 容差 記号
│
± 5%
10・
)
銀
色と数字の覚え方
± 5%
許 容差
数
乗
O k
0商
4
5
第 1色 帯 第 2色 帯 第 3色 帯 第 4色 帯 第 5色 帯
色
0 0 0
L﹁
5
L
%
M:± 20%
③ コンデンサの表示例
F± 10%
静電容量許容差記号
0.022 μ
K:± 10%を あらわす
定格記号
lH
DC 50 V
2 2 o
O pF
(31) DC 50 V
O.022
μF
図
2-26
定格 電圧 記号
0」 :6.3V
lC:16V
lE:25V
lH:50V
2A:100V
2D:200V
Ⅲ
テス タ の 組 立
3-1
すず ―鉛はんだの状態日
はんだの特性 について
llX
すず ―鉛 の状態図より、C点 付近が熱に弱 い
電子部品のはんだ付けに有利 です。 このC点 を
共昌点 といい、すず62∼ 63%鉛 37∼ 38%の
はんだ を共昌はんだと呼 びます。
一般 の電気用 には60%/40%の はんだが
=3聰
がかか ります。
1知
1∞
ず
露
円
0 ∞
li:I11脱 lt:J:》驚 彗
電
層脇
従 っては んだ付 け した 直後、絶対 に動 か し
てはいけない理 由は ここにあ ります。 この他
にプ リキ用 とか食品 衛生上鉛の成分の少 ない
はんだ などが利用 され ています 。
3-2
①
日
■
/.
J I
プ リキエ事用 電気用
飲食器用
図 3-1
A点 …… 鉛の溶解温度 3274℃
E点 …… すずの選解温度 2319℃
C点
F点
は んだ付 けの方法
70m90 1oo・
a lo o
lo"3o411"“
∞ 807060600∞
― すず619●/. 3381%
溶解温度1833℃
…… すず 鉛 50%/50%
溶解温度215℃
準
備
(a)は んだごての先をきれいにし、こて先温度が適当であるか判断 します。判断の方法としては、
はんだをは じいてしまうようであれば高過ぎ、はんだの溶け方が遅 く、つやが出ない仕上りの場
合は低過ぎです。温度調整は、こて先の長さを変えて調節 します。
(b)は んだ付けする部分の脂、汚れ、サ ビは取り除きます。
(C)は んだの付きにくい場合、部品が取 り付けづ らい場合には、予備はんだをするとよく付きま
す。
② やに入りはんだの使用方法
やに入 りはんだ
や に入 りはんだの 一般的 な使用 方法はきき手に
はんだ こて を持ち、他方の手にははんだ を持 ちま
す。図 3-2の 回 ∼回 のようにはんだ 付けす る部
分をこてで予熱 し、次にはんだをこてと予熱 した
部分の境付近 に送 り込み ます。必要量のはんだが
流れた らはんだをはな し、はんだの流れ を見定め
てこてをはな します。ポ イ ン トは、はんだ ごてを
X
図 3-1
はなす タイ ミングです。
〔
口
IU目 F〕
こてをあてる。
はんだをあてる。 はんだを
3∼ 4
nllnと
はんだをはなす。
かす。
図 3-2
こてをはなす。
冷えるのを待つ。
3-3
は ん だ付 け の 練 習
KIT■ Dに は、はんだ練習用小基板がつ いています。
この基板のはんだ付け部分にはんだを流 し込みはんだ
はんだ付
練習用
パターン
付けの練習 を行 って ください。 はんだ付け練習後は、
この小基板 を切 り取 って ください。
ブザーキッ トご使用 の場合 は、 この部分 は使用 しな
いて ください。(日 の 向き、右側穴 のあいていない部分
をご使用 ください。)
3-4
図 3-3
組立準備
① 必要な工異
チ ェ ック
名
備
称
はんだ こて
ピ ンセ ッ ト
ラジオ ペ ンチ
チ ェ ック
考
名
20-30W
どちらかあれ
ば良い(小 型)
(小 型 )
=v/\
備
称
+ね じ回 し
考
(中 型 )
平ヤ ス リ
こて先整備用
は さみ
必 要 に応 じて
用 意 して くだ
さい。
② 部品の確認
箱 か ら部品を出 し、部品表 と照 らし合わせて確認 して ください。
チ ェ ック
記号
品
名
数量
a
抵抗・ ダイオ ー ドー 式
1
b
電 池端 子
1
C
電池金 具
2
d
ス イ ッチ プラ シ
チ ェ ック
記号
1
品
数量
名
プ リン ト基板
1
m
ダイヤルプレー ト
n
ネ ー ム シー ル
0
パネル(ニ アζkχ ttχ 響り
)
l
1
2
p
ケー ス
1
f
ミニ ヒュ ーズ0.5A/250V
2
q
保護 カバ ー
1
g
コ ンデ ン サ 0.022 μ F
1
r
h
OΩ 調 整 器 10 kΩ
1
単三乾電池 (UM-3)
テ ス トリー ド(赤・ 黒 )
OΩ 調整 器用 つ まみ
ケース止めね じ
1
1
チ ェ ック用 抵 抗
1
は んだ
1
″
1
ヒュー ズ金具
k
t
一一◎
①
●
,①
彗顧Btぜ
100Ω
22 kΩ
@@
(p'z
d ':-
1組
1
⑥鷺
〇・
⑥
⑥ 田 義 一o
O
ハ ン ドス トラップ
2
27
3-5
組立・ 配線
① 組立 。配線上の注意
組み立て前にスイッチつまみをまわさないでください。中にボール、スプ リングが入れてあり
ますので飛び出 して しまうことがあります。
a)組 立 、配線は順序 どお り、注意事項 をよ く読んで進めて ください。
b)パ ネル類は樹脂製であ り、はんだ ごてを直接触れ ると、溶けて変形 しますので注意 して くだ
さい。
C)ダ イヤル・ ネー ムシールは落 ち着いて位置をよ く確認 しては って くだ さい。
d)は んだ付けの際 には、プ リン ト基板 を熱 しす ぎないよ う、手 早く行 って ください。
②
プ リン ト基板 の配線 ・組立
② -1 配線・ 組立方法
本器では、以下の方法にて組立を行うことが可能です。ご希望に応 じて組立方法を選択
してください。
A)部 品表順に組み立てる方法
早 く組み立てたい場合 に有利です。
B)配 置図を参考に組み立てる方法
抵抗器のカラーコー ドの読み取 りなどの学習に役立ちます。
C)回 路構成順 に組み立てる方法
テスタの回路を理解 しなが ら組み立てられます。
A)部 品表順に組み立てる方法
勧
﹃
鰤
中
岬
脚
Ⅲ
出
抵抗台紙を加工 します。加工手順は以下のとおりです。 この加工が済みました ら工程② -2
へ進んで ください。
く加工手順〉
回 P61の 合紙部品表を切 り取 ります。
□ 台紙の上下を折 り曲げ、両面テープのフイルムをはが します。
□ はが した部分を合紙部品表にはり付けます。向きは抵抗側が上、ダイオー ド側が下にな
ります。(抵 抗台紙の完成。
)
B)日 量目を●考に組み立てる方法
・ プリン ト基板を取 り出し、工程② -2の 作業か ら│ま じめてください。
部品袋から抵抗セ ッ ト
て くだ さい
C)回 路構成順 に組み立てる方法
P40か らの組立手順を参考に してください。
② -2
部品の足曲げ加 工
部品をプ リン ト基板 に取 り付ける際、小基板を使 っ
て足曲げ加工 をす ると大変便利です。図 3-5の よ
うに小基板の角穴に抵抗・ ダイオー ドを入れ、上か
ら親指で押 さえ、片方の手で小基板の角 に リー ドを
押 し付けるように して直角 に曲げ ます。 これでプ リ
ン ト基板に合 った部品の加工ができます。 また、 ピ
ンセ ッ トやラジオペ ンチ などで加工 しても結構です。
・m尉
[81」
l‖
謂'M4∼
m&〕 ∼
馴
注 )Dl∼ D7は 角穴が 大きいので中心に置 いて曲げ て ください
② -3
│
部品のはんだ付け
足曲げ加工 した部品をプリン ト基板に差 し、はんだ付けを行います。
部品を取 り付け る際は、一つ一つ、加工→ 取 り付け、加工→ 取 り付け ・……… の順
序 で行 って ください。
※足を少 し曲げるとはんだ付けが行いやすいです。
は ん だ付 け
¬
↓
7‐
基板 (シ レ
ク印31面 )
ft!
1 mm
-
1.5 mmlEtr
図 3-6
順序
チ ェ ック
番号
1
I
作
業
内
容
② -2の 方法 に従 って加工 した部分を、基板の裏側 (シ ルク印届1面 )か ら、
所定の位置に差 し込みます。(図 3-6参 照
)
2
プリン ト基板のはんだ面 (緑 色の面)に はんだ付けを して、部品を取 り付
けます。はんだのもりすぎに注意 してください。
3
部品の リー ドのあまった部分を ニ ッパ で切 り取 ります。す べ ての部品が
付け終わ るまで I∼ Ⅲの工程を繰 り返 し行 って ください。
カソードマーク (帯 )
の向 きを合 わせて
取 り付 ける
チ
蕩蒲
酬ぢ
騎編シ
ダイオードの取 り付け (Dlの 例 )
注意 :ダ イオー ドの 極 性
ダイオードには極性 があります。プリント基板 のシルク印刷
(白 色の印刷 )の 向きに合わせて取り付 けてください。
注
意
。はんだ付けの際は、基板の熱 しす ぎ、はんだのも りす ぎに注意 してはんだ
付けを行 っ
て ください。
・ はんだが固まるまで部品 を動かさないで くだ さい。
コンデンサの取り付け
③
a)部 品表順・ 回路構成順に組み立てる場合
プ リン ト基板 の Clの 所 へ 部品 を差 し込み取 り付け ます。
b)配 置図を参考 に組み立てる場合
P39配 置図 Clの 位置を見つ け、プ リン ト基板 に差 し込み取 り付け ます。
図 3-7
順序
チ ェ ック
番号
作
業
容
4
I
コンデ ンサを取 り付け位置 に、プリン ト基板の シルク印刷面か ら差 し
込み ます。
5
II
プリント基板のはんだ面 (緑 の面)か らコンデ ンサの端子をはんだ付け し
ます。
コ ンデ ンサ の 端 子 を、 プ リ ン ト基 板 か ら約 1∼
切 り落 と します。
6
OΩ ■整器の取り付け
④
順序
チ ェ ック
作
業
内
容
00調 整器をプ リン ト基板はんだ面 (緑 色
の面)よ り差 し込 んではんだ付けを行 いま
す。(図 3-8参 照)
取 り付け後は図 3-9の ようになります。
(抵 抗等の部品と反対の面になる。
)
7
注
意
。00調 整器は傾か ないように取 り付けて くださ
い。はんだ付けの前に 1度 確認 して くだ さい。
傾 いた ままです と 00調 整器がパ ネ ル の穴にす
れて、 スムーズ に回転 しません。
30
内
-
15 mmの 所 を ニ ッパ で
ヒユーズホルダの取 り付け
⑤
作
チ ェ ック
順序
業
容
内
ヒューズホルダをプリン ト基板はんだ面 (緑 色の面)か ら差 し込みはんだ付けを
します。(図 3-10参 照)
8
プ リン ト基板
・ ヒューズホルダはツメの方向 に注意 して、差 し
込んで ください。
・ ヒューズホル ダをはんだ付けす る時 に、机 の端
を利用す ると、作業が行い易 いです。
取付簡所
ざ
(図
々
3-H参 照
)
(拡 大図 )
ヒューズ木ルダ
ツ メの
0
向きに注意
(は んだ面 :縁 色の薔)
回 3-"
図 3-10
⑥ 電池金■の取り付け
日 3-12
順序
チ ェ ック
9
番号
1
作
業
内
容
プ リン ト基板 はんだ面 (緑 色の面 )よ り、電池金具を差 し込み ます。取 り
付け位置 は基板はんだ面 より見て左上です。
①の位置(点 線)か ら図のように、電池金具がプリン ト基板に対 してまっ
すぐなるようにします。
10
図の位置 で しっか りと、はんだ付けを行います。
注
意
。電池端子を差 し込む方向を間違えないよ うに注意 して くだ さい。
・ 電池金具のひ らいている部分がつぶれて しまった場合は、指で正 しい形 に直 して くだ
さい。つぶれた ままです と電池 を取 り付けた際、うま く接触 しない場合があ ります。
⑦ ヒユーズの取り付け
順序
チ ェ ック
作
業
内
容
ヒューズ を図のように ヒューズホル ダヘ取
り付けます。(2本 の ヒューズのうち 1本 は
予備ですので、後の工程で取 り付けます。)
12
図 3-13
③ テス トリー ドの取り付け
順序
チ ェ ック
作
<ヒ ューズの取 り付け >
業
内
容
13
(赤 テス トリー ド)
図 3-14
一
意 ・ テス トリー ドはプリン ト基板裏面 (シ ル ク印刷
面 )か ら差 し込 んで くだ さい。
AMHH一 ス
テ
黒
注
△日
赤 テス トリー ドを ヒューズホルダ側の図の
位置に、黒テス トリー ドをプ リン ト基板図
の位置の穴にとお します。
リー ドの心線 をプ リン ト基板側 へ折 り、は
んだ付け します。
組立 チ ェ ック (1)プ リン ト基板 組 立
点検チェック 該当項 目
②-3
④
⑤
⑥
⑦
③
8F息
チ
ェ
ッ ク 内
容
抵抗・ ダイオー ド等 の付け間違 いは ないですか ?(取 付位置、 ダイオー ドの
極性等 )
OΩ 調整器ははんだ面 (緑 色の面 )か ら差 し込 まれ ていますか ?
00調 整器は傾 いて取付 られ ていませんか ?(図 3-9参 照
)
ヒューズホル ダは、はんだ面 (緑 色の面 )か ら差 し込 まれ ていますか ?
3-10参 照 )
3-12H参 照 )
ヒュー ズホ ル ダの ツメの 向 きは正 しいです か ?(図
電池金具は傾 い て取付 られていませんか ?(図
電池金具はつぶれていませんか ?(⑥注意参照)
ヒューズの付け忘れはないですか ?
赤・ 黒テス トリー ドの取付位置は正 しいですか ?(逆 にな っていないか )
赤・ 黒テス トリー ドはプリン ト基板 シルク印刷面 から差 し込 まれてい ますか ?
はんだ付けはキチ ンと行われ ていますか ?
また付け忘れはないですか ?
点検チ ェックに て不都合が ある場合は、各項 目の組立を参照 して修正 して ください。チ ェックが済み
ま した ら次工 程 へ進んで くだ さい。以後の工程・ チ ェックについ ても同様に して進めて ください。
32
⑨ スイッチプラシの取り付け
順序
チ ェ ック
作
業
内
容
パネルに取り付け られているレンジ切り換えつまみに、スイッチプランを取 り付けます。
14
スイッチプラシ
取付位置
パネル
レンジ
切換つまみ
(内 側 )
園 3
-15
①
まず レンジ切り換えつまみを回し、下図のようにQと ①の位置が合うようにつまみを合わせます。
②
スイ ッチプランの 目印の向きを左上に向 くように します。
③
レンジ切換つ まみの突起左側へ まずスイ ッチプランを引 っかけます。
④
スイ ンチ プラシの右側 を指で押 して取 り付け ます。
②
日印の向き
を合わせる
(図 の向きにする)
④ プランの右側
を指で押す
注 意
//
③
図 3-16
①
突起左側に
ブラシを
弓1,か ける
つまみ突起
(取 付位置 )
台
l
堀
よ
事
』
園 3-,7
Qと ⑥を合わせる
注 意
スイ ッチプラシをはめるとき、
接点部の所を真上か ら押 し込ま
ないように して くだ さい.
スイ ′チブランの変形の原因に
な ります。
33
組立チェック〈II)ス イッチプラシの取付
点検チェック 該当項 目
チ
ェ
ッ ク
内
容
スイッチプランの目印の向きは正しいですか ?(図 3-16参 照)
スイッチプラシ接点部分の高さは揃 っていますか ?
(つ ぶれていたりしていないこと。
)
⑨
… 蠍と
この高 さが
理凹
⑩ メータリー ドのはんだ付け
順序
チ ェ ック
こυ
作
業
内
容
メー タよ り出て い る赤 リー ドをM+に 、パ
ネルか ら出ている黒 リー ド線をM― の所 へ
通 し、はんだ 付け します。
・ リー ド線のはんだ付は、心線をプリン ト基板側
(は んだ面)に 折 り曲げてか ら、はんだ付け して
ください。
図 3-19
⑪ プリン ト薔板完成品の取り付け
順序
16
チ ェ ック
作
業
手
順
プリン ト基版完成品をパネルヘ取り付けます。組立図を参考にパネルのツメ 3ヶ
所で プリン ト基板を止めます。
プ リン ト墓板
完鵡
①
パネルを下図の様に手に持ち、プリン ト基板完成品をノヽ
ネルヘ大体の位置合わせを して、軽 く乗せておきます。
注)′ くネルをらず手に持 つて薔板をはめること。
②
下図の④の部分から最初に、図の矢印の方ヘツメを指で押します。
③
ツメを押 した状態のまま、もう片方の手で基板 を押 し込み ます。
④
③、◎と願番にそれそれ図の矢印の方向ヘツメを指で押しながら④ と同様に、一つずつツメをはめていきます。
置いてい つぺんにはめない
ようにすること
注 意
図 3-22の よ うに、メー タ部分を下に して、机等の上
に置き、基板を一ぺんにはめようとしないで ください。
また、手に持 って基板 をはめる時、 レンジ切 り換えつ
まみを押 さない様に注意 して ください。 レンジ切 り換
えつまみがはずれる可能性があ ります。
万 ―、は ずれた場合は、P39の レンジ切 り換えつ ま
み取付方法を参照 し、取 り付けて くだ さい。
国 3-22
⑫ テストリー ドの処理
黒テス トリー ド
黒テ ス トリー ド
を同 じにする。
i
赤テ ス トリー ト
赤テス トリー ト
回 3-23
順序
18
19
チ ェ ック
番号
作
業
内
容
I
まず、赤テ ス トリー ドを、向か って左側 へ まっす ぐのば し、図の斜線部
分のパ ネ ルの溝へ 赤 リー ドを押 し込み ます。
II
リー ドの押 さえ部分の出日か らの長 さが赤 と同 じになるように、黒 リー
ドの長さを調整 し、出口部分で 1度 押 さえておきます。
図の斜線部分の溝 に黒 リー ドを しっか り押 し込み ます。
35
注
意 ・ リー ドの長 さを調整す るときは、 リー ドの押さえ部分出日か らの長 さを、赤黒同 じ長
さになるように調整 して ください。
・ リー ドを取 り付けた後は、軽 く引 っ張 って抜けないことを確認 して ください。
・ OΩ 調整器つまみの取り付け
⑬ ダイヤルプレー ト
順序
チ ェ ック
作
業
手
順
ダイヤル プ レー ト裏側のシー トをはが して
か ら、パ ネ ル図の位置のは りしろに、は り
20
OΩ 調整器つ まみ
付けます。
OΩ 調整器つまみを図の位置、 OΩ 調整器
のシャフ トに合わせてはめこみます。
21
注
意 ・ ダイヤルをはる際にはゆ っくり落 ち着いて行 っ
て ください。 ダイヤルが位置づれ して しまった
場合は隅か らゆ っくりはが し、再度は り付けて
ください。
・ つ まみが うま く入 らない場合は、 OΩ 調整器が
ダイヤルは りしろ
傾 いて いないか確認 して ください。
⑭ 電池端子・ 乾電池の取り付け
順序
チ ェ ック
作
手
順
22
23
単三形 乾電池を 2本 取 り付けます。電池の極性 に注意 して ください。(図 3-26)
〈電 池端 子 の取 り付 け〉
36
業
電池端子をパ ネルの図の位置に取 り付けます。電池端子の上下に注意 して、 しっ
か りと取 り付けます。(図 3-25)
〈乾 電 池 の取 り付 け〉
⑮ 予備 ヒユーズの取り付け
順序
チ ェ ック
作
業
内
/
容
ヽ
パ ネ ルの予備 ヒューズ入れに、予備 ヒュー
24
ズを差 し込み ます。
組立チ ェック(III)パ ネル 組立
点検チェック 該 当項 目
⑩
⑪
チ
ェ
ッ
ク
内
容
メータ リー ド線はM+に 赤 、M― に黒が接続 されて い ますか ?
メー タ リー ド線を軽 く引 っぱ って抜けるようなことがないです か ?
プリン ト基板はパ ネルのツメ 3ヶ 所できちんと止め られ て います か ?
⑫
プリン ト基板 とパ ネルの間にテス トリー ドが挟 まれ ていませんか ?
テス トリー ドはパ ネル取付位置に しっか りとはめ込 まれて い ますか ?
⑬
ダイヤルプレー トは、はりしろから大きくはみだ して、はり付け られていませんか ?
00調 整器つ まみの付け忘れはないですか ?
OΩ 調整 器 つ まみ を回わ し、 ス ムー ズに 回転 します か ?
⑭
⑮
電池端子、電池の付け忘れはないですか ?
電池の極性は正 しいですか ?
予備 ヒューズの付け忘れはないですか ?
⑩ ハン ドス トラツプ、リヤケースの取り付け
順序
25
26
チ ェ ック
作
業
内
容
ハ ン ドス トラ ップをパ ネ ル図の位置に取 り付け ます。(図 3-28)
リヤケース をパ ネ ル下部か らはめ込み、パ ネ ルと合わせ 、ケ ース止めね じを図
の位置に挿入 し、プラスね じ回 しで しめ ます。(図
3-29)
ケース止めね じ
(M4X10ね じ)
このピンに
ス トラップをかけます。
/
図 3-28
ハ ン ドス トラ ップの 取 り付 け
リヤケ ー スの 取 り付 け
37
○ ネームシールのはり付け
順序
チ ェ ック
作
容
内
業
04
ネームシール を リヤケース、図の位置には
り付け、氏名 を記入 します。
⑬ テストリー ドの収納
順序
チ ェ ック
作
業
容
内
テス トリー ドを本体、収納 スペースに入れ
ます。 また、収納す る際 には、テス トピン
側を先に入れ ます。
28
注 意 ・ テス トリー ドは東ねてありますので、収納す る
ときは解いてください。
⑬ 保護カバーの取り付け
順序
チ ェ ック
図 3-31
作
業
内
容
図 3-32の ように、カバー内側の取り付け ピンをミゾヘ差 し
込み、矢印①の方向ヘスライ ドさせます。スライ ドさせた後
矢印②の方向へとじます。また図 3-33の ように真上からは
め込みますと破損の恐れがあ りますので しないで ください。
29
②
ヽ
①
図 3-32
図 3-33
組立チ ェック (Ⅳ )仕 上 げ
点検チェック 該 当項 目
⑩
チ
ッ
ク
内
容
ハ ン ドス トラップの付け忘れはないですか ?
本体 は ケ ー ス止 めね じで しっか り止 め られ て い ます か ?
○
ネームシールの貼 り忘れはないですか ?(名 前も記入)
⑬
テ ス トリー ドの収納 は だ い じょうぶ です か ?
⑩
ボデ ィカバ ーの取付はきちんとな ってい ますか ?
以上で組立完成 になります。
38
ェ
部品配置日
メー タ・ 黒 リー ド
メー タ・
N
︲
m神
S
︲
囲 □ 離膵ツ
・
呻 諦キ
テ ス トリー ド黒
テ ス トリー ド赤
図 3-34
● レンジ切 り換 えつ まみ取付 け方法
KIT 8Dで はあ らか じめパネルヘ レンジ切 り換えつまみ
が組込まれています。
万一、組立中に レンジ切 り換えつまみが外れて しまった
場合は、下記手順 にて組立てください。
SWつ まみ
Qb=< w<-ru>c
②
この部分を
合わせる
一取 り付 け手順 ―
① レンジ切 り換えつまみ横の穴ヘコイルスプリングを
入れます。(図 1)
② レンジ切 り換えつまみをパネル取 り付け位置に軽 く
乗せ、スプリングを入れた穴と図のAの 部分が合う
よ うに レンジ 切 り換 え つ まみ の位 置 を合 わ せ ます 。
Aの 部分にスチルボールを置きます。(図 3)
③多
③ ④
(図 2)
そのまま上か ら押 し込み ます。(図 3)
(図
3)
39
C) 回路構成順 に組み立 てる方法
組み立て手順
1)ま ず、工程④∼⑨ と工程⑬・ ダイヤルプ レー トの取 り付け、および工程⑭電池端子の
取 り付けを行います。
2)上 記組立が終了 した ら、工程② -2お よび② -3の 部品加工を参考に部品を取 り付け
ていきます。
3)次 の回路構成へ進む場合は、必ずメー タリー ドのはんだ付を一度プリン ト基板か らは
ず しパネルか らプリン ト基板をはず して、行 って ください。
(P.42、 プ リン ト基板のはず し方参照)
ti二 )
・ 回路部品は、台紙部品表にはるか、はらずにP.39の 部品配置図を参考に配線 しても結構です。
・ 基板は無理にはずそうとせず、一つ一つ確実 にパ ネルのつめ をはず して取つて ください。
・ 下図、基板の配線図は、基板のパ ターン側 (緑 色の面)に なってい ますが、部品の取 り付けは、
基板のシルク印刷面から差 して緑色の面ではんだ付け して ください。
ロメ… 夕回路
メー タ保 護回路のD3∼ D5,Cl、 および抵抗 Rl,
R2,R18を 取 り付けます 。
また、メー タ リー ドの配線 も行います。
60 μA
03V
″
晃ト
轟馴
接点を接触 させる意味
をもヽ
う。
A
0
・
﹁ d J
m
3 釧
<
シャ ン ト抵抗
R
□直流電流計
Rll(30 mA)、 R12(0.3A)を 取 り付 けます。
□直流電圧計
R3(3V)、 R4(12V)、 R17を 取 り付 け、交流電圧計 の倍率器 の共用 のR5∼ R9
を取 り付けます。
60030012030123
□交流電圧計
交流電圧計の倍率器 はDCVと 共用のため取 り付け済みです。整流用 ダイオす
ドDl、 D2を 取 り付けます。
12301"300600
口抵
抗
計
直列抵抗R16と 分流抵抗R13(× 1)、 R14(× 10)、 R15(× lk)を 取 り付け、回路
保護用 ダイオ ー ドD6、 D7を 取 り付けます。
Xl Xlo Xlk
41
ロバ ツテリチエツタ
パ ッテ リチ ェック回路は、メータ回路にR3、 R13を 取 り付けた回路です。
すでに取 り付け済ですか ら、配線は不要です。
Battry
]SW
D6
Rl
陛
R13
Cl
F
VR
M
R18
● プ リン ト薔板 の 外 し方
① プリン ト碁板 を外す前に OΩ 口整器 つ まみをまず外
します。
まず右図の様に④の部分のパネルのツメを親指で矢
印の方向に押 しなが ら、人差 し指で カチ ッと基板の
外れる音がす るまで軽 く基板を持ち上げます。
③ ③、◎ と順番に④ と同様にツメを外 していきます。
④ メータリー ド赤・ 黒を外 します。
②
注 意
・ 親指でツメを押す時、あまり押 しすぎない様 に してく
ださい。
支柱 (ツ メ)が 新れる可饉性があります。
・ 人理 し拍で碁根を持ち上げる時、い きおいよく碁板を
持ち上げますと、メー タリー ド線●が断線 して しまい
ますので注意 してください。
・ OΩ 翻螢轟 つ まみを外さないで、プリン ト薔板を無理
に外そ うとしますと、プリン ト薔板のパ ターンが断線
する恐れがあります。
※親指でパネルのツメを
押 しながら、人差 し指
で基板を持ち上げる
Ⅳ 動作試験 と校 正
4-1
簡易動作チ ェック
・ 本器の回路は調整の必要がありません。組み立て配線を行えば仕様のような許容差の範囲に仕上
ります。 したが って簡単 な動作チ ェックだけで、正常なテスタとして使用できることになります。
・動作チェックに必要なものは抵抗 100Ω と22 kΩ 、商用電源 (100V)、 乾電池 (な い場合 は本器の電
)
池を 1本 はず して使用 します。
)で す。 (チ ェック用抵抗は部品袋の中に入つています。
・下記の手順 にしたが ってチ ェックを行 います。│
1内 には測定値を記入 して ください。また
は、プ印チ ェックを記入 しても結構です。
① 測定準備
・ メー タの O位 調整
回路計 に電気を加えてないとき、 メー タの指針が正 しく 0(ゼ ロ)を 指す ように、ね じ回 しでメー
タ 0位 調整器をまわ して合わせ ます。
②
DCmAレ ンジのチエツク(計 算式中の(
(a)│
IDC 60μ
)
)内 の抵抗値は、各レンジの内部抵抗値です。
Aレ ンジ 乾電 池 とチ ェ ック用抵抗 22 kΩ で指示 を調 べ る。 (約 59μ A)
※チ ェックを行 う際 には電池ボ ックス、
ユニバ ーサル基板等 を用いて、図 4-
1の 回路をつ くられ ます と、要易に測
定が行えます。
I=
約 1.6V
22 kΩ
+(5 kΩ
≒59μ A
)
図 4-1
│ │
1=
│ │
I=
(d)│
DC 3 mAレ ンジ 乾電 池 とチ ェ ック用抵抗 22 kΩ で 指示 を調 べ る。 (約 0.07 mA)
約 1.6V
≒0.07 mA
22 kΩ 十 (100.5Ω )
DC 30 mAレ ンジ 乾電 池 とチ ェ ック用抵抗 100Ω で 指示 を調 べ る。 (約 14.5 mA)
約 1.6V
IDC 03 Aレ
I=
.
100 kΩ +(10.5Ω
14.5 mA
)
ンジ
乾電 池 とチ ェ ック用抵 抗 100Ω で 指示 を調 べ る。 (約 15.8 mA)
≒‐ 8 mA
③
DCVレ ンジのチェック(実 測値(
(e)│
IDC 3Vレ
)の 値はテスタ付属の電池電圧)
ンジ 乾電 池 の電圧 を測 定 し指示 を調 べ る。
t2vvyi
(g) [--_-l oc 30 vv > i
DC 120 vv > i
C) [-]
(r) [----l DC 3oo vv n
(約 1.6V)
(r) [--loc
@
*ihtEot
(約 1.6V)
(約 1.6V)
(約 1.6V)
(指 針 が 少 し右 に動 く)
-'v 2
(j)
(k)
(1)
lml
□
□
□
□
□
1.商 用電源 (101± 6V)は 必ずブレーカーの入っている電源を使用 して ください。
2.測 定中はつばよリテス トピン側を持たないで ください。
AC 120 Vレ ンジ 商用電 源 (100V)測 定 し指示 を調 べ る。
AC 300 Vレ ンジ
AC 600 Vレ ンジ
AC 30Vレ
AC 12Vレ
(n)
(約 100V)
″
(約 100V)
″
(約 100V)
ンジ 乾電 池 の電圧 を測定 し指示 を調 べ る。
(約 3.2V)
(注 )極 性 を逆 に した場合 、指示 は0で す。
ンジ 乾電 池 の電圧 を測定 し指示 を調 べ る。
(約 3.2V)
(注 )極 性 を逆 に した場合 、指示 は0で す。
⑤
⑥
′〈ツテ リチ エ ック レンジ (11.5 VIの チ ェック)
(o)│
111.5 VIレ ンジ 乾電池の電圧 を測定 し指示を調べ る。
(約 1.5V)
抵 抗 レンジ の チ エ ック (直 流電圧 0電 流で利用 した乾電池をテスタに取 り付けます。)
(注 )00調 整を各 レンジごとに行 って ください。
(p)│
(q)│
(r)│
IΩ ×lkレ ンジ
IΩ ×10レ ンジ
IΩ ×1レ ンジ
チェック用抵抗 22 kΩ を浪1定 し指示 を調べ る。
″
″
loo Ω
″
(22 kΩ )
(100Ω )
(100Ω )
以上のチェックで全 レンジの良否 の判定 がで きます。なお、DC 600 Vレ ンジのチェ ックは項 目にあ
りませんがAC 600 Vレ ンジのチェックで省略で きます。
(・ )の チ ェックはACVレ ンジでDCの 電圧を測るわけで、これは測定ではなく指示
チ ェックが 目的ですか ら十分理解 してください。
(注 )lml、
4-2
テス タの校正
組上 ったテスタが、仕様通 りの精度を満足 しているか どうか校正 します。これに合格すれば、使用
する際、信頼性の高い測定を得ることができます。また万一仕様 どおり仕上 ってない場合は、指定の
位置に正 しい抵抗が付いているか確認 し、交換するなど修正する必要があります。
① 校正方法
測定 器 の校 正 の方法 は 、被試験 器 の指 示 を校 正 目盛 に合 わせ 、標 準 器 の値 を読 む のが 普通 で テ ス
タも これ にもれ ませ ん。従 って、 これ を誤差率 (43頁 参照 )で表す場合 、 Mが テス タの指 示 にな り、
Tが標 準 器 の読 み にな ります。
なお 、指 示 の合 わ せ 方 につ い ては 、 」I卜 C-1102で 定 め られ て い ます が 、 テ ス タの場 合 、許 容 差
が大 き い ので省略 します 。接続 方法 は下 記 の とお りです 。
(b)直
形 圧 器
変 生
可 電 発
(a)直 流、交流電圧計
流電流計
標準器
(0.5級 以上 )
被試験テスタ
(c)抵 抗計
被議
テスタ
[§ ]]三
②
標準抵抗器
テ ス タの許害 基
テスタの許容差 は指示値 に対す る値 ではな く、最大 目盛値 に対す る値 であ り注意 が必 要 です。例
えば本器のDC 120 Vレ ンジでは最大 目盛値 の±3%以 内 とい う許容差です ので
120V(最 大 目盛値 )×
(±
3%)=± 3.6V
とな り±3.6Vが 許容差範囲 となります。
この許容差範囲は目盛各点において も適用 します。
また、抵抗 レンジの許容差 の 目盛長 の±3%に ついては、V・ A目 盛 (V・ A目 盛 で±約 1.8目 盛)に
換算す るとわか りやす くなります。なお、
抵抗計のチェ ックは、
普通50%点 (VoA目 盛)で 行 い ます。
③
誤 理 につい て
誤差 については、」IS― ← 1∞2で「 測定値 、設定値 または定格値 と、測定 または供給 した量の真
の値 との違い。(誤 差の大 きさは、絶対誤差、誤差率 または百分率誤差で表 され る。)」 と規定 され
てい ます。測定器には部品の精度など計器 自体の誤差 ε(error)が ぁ り、測定値M(measuredvalue)
と真の値 T(true value)に は次の関係があ りまづ。
絶対誤差
ε=M―
T
45
また絶対誤差が真の値 に比べ 、 どれ くらいかを示す誤差率 ε。
は
誤差率
10=i×
lCXl=坐
■ X llXl(%)
子
例 えば、AC 300 Vレ ンジで交流 の100Vを 測定 した場合、指示 が105Vで あったとします。
仮 に真 の値 がち ょうど100Vと すれ ば、誤差 は
誤差率
④
ε
。=It豪
1型
X lKXl=5%で す。
校正項 目
テスタの校正は電圧 電流各 レンジの最大目盛値 と抵抗 レンジの中心目盛値付近の値 (本 器の場合
20Ω 、200Ω 、20 kΩ )が 校正点の対象です。 この他 に、 目盛どおりに指示するかどうかを調べ る
目盛特性試験 があ ります。普通の場合、電流の最低 レンジ(本 器の場合60″ A)の 10%∼ 100%ま
で、10%ス テップの10点 が対象にな ります。 これはメータの 目盛分布 (直 線性)の パ ラツキを見る
のが目的です。また、AC 12 V目 盛は整流器の影響があ りますので、日盛特性 としてデータをと
ることもあります。
4-3
測定結果
① 電圧 。電流の校正く
最大目盛値)
試験 日
レ
DC
ン
ジ
600 V
300V
120V
30V
12V
3V
03V
DC
03 A
30 mA
3 mA
(60″ A)
AC 600 V
300V
120V
30V
12V
46
テ ス タの読み
標準器の読み
(M)
(T)
絶 対 誤 差
ε=M― T
試験条件
誤
差
℃
率
ユX lCXl(%)
ε
=望 子
。
%
② 抵抗計 の校正 (指 示値 )
レンジ
テ ス タの読 み
(M)
Ω × lk
20 kΩ
Ω × 10
200Ω
M'=
*br*"
眸器 測
標準器の読み
%
誤 差 率
εO=T′ 一M′ (%)
%
(T)
50%
50%
50%
20Ω
Ω×1
xloo
(注
)RT:抵 抗 レンジの中央 目盛値 (内 部抵抗
)
③ メータロ盛特性の校正 (DC 60μ Aレ ンジ指示値)
テ ス タの読み
(M)
γ
=寺 刈∞%
標 準 器 の読み
Ml=M60μ A× 100(%)
(T)
100%
90%
80%
70%
60%
DC 60μ A
54 μA
48 μA
42 μA
36 μA
30 μA
24 μA
18 μA
12 μA
6μ A
50%
40%
30%
20%
10%
(注
4-4
誤 差 率
ε。
=M′ ―T′ (%)
)T(100:100%点
の ときの標準器の読み (T)
結 果の まとめ
4-3の 測定結果を標準器に対して①振れ過ぎ、○振れ不足としてグラフに記入します。
(注 )目 盛特 性 は誤 差 が少 いので (
0
20
40
)%を 使 用 して くだ さ い。
60
80
100%目
盛特性
0.330m3m∞
L DCA」
μ alo 300 120
3
(1.5)
2
(1.0)
1
(0.5)
0
-1
( 0.5)
-2
(-1.0)
-3
(-1.5)
600 300 120
1
30
DCV
12
3
0.3
│
最大 目盛値
I
ACV
30
12 ×lk×10 ×1
│
ヒ Ω」
-50%値
―
47
V
テスタの回路計算
5-1
メー タ回路
テスタに使用 して い るメー タは、先に
説明 したように可動 コイル型です。
こは、0.02∼ 0.04 mm
この可動 コイノ
ンι
の大 さの銅線 を数百回巻 いてあ り、一定
の抵抗値 に (内 部抵抗 )に 仕上げ ること
は困難 です。
また、銅線の温度係数は+1℃ で約 ィ
為 〕
11∫ 4」 lltξ :り ]℃
T翫
:ξ
晏
亀:
テ
は、サー ミスタ (銅 線と逆の温度特性)
を使 って、温度変化の補償を しているも
路
のもあります。本器では、無調整方式 に
するため、 メータコイル と直列に抵抗を
入れ、変化分の割合が全体的 にみて極め
て 少 な く な る よ う に 設 計 して あ り ます 。
図 5-1
lm=メ ータ回路電流 Rm=メ ータ回路抵抗
im=メ
Em=端
ー タ電流感度
子間電圧
メー タ電流感度 (im)… ……… ………・ 48 μ A ±1%
メー タ内部抵抗 (r)… ……………… 2kΩ ±8%
直流電圧・ 電流の動作電流 (Im)… …・ 50 μ A
メー タ回路仕様
AOB間 電圧 (Em)
…………………・300 mA(0.3V)
図 5-1の メー タ回路でVRttR18は imを lmに 拡大す る分流器 になっています。
従 って、 この抵 抗 をR。 とすればP,240式 よ り
n三
十
ここで
n=拡 大率
I=拡 大前の電流 =im
=拡 大後の電流 =lm
I。
n=卜
=nlモ
・
□
□□□□島
丁=匿≡
告≒
ザ
畿
≡
≡
七既
轟
鷲
乱五
カ
(5-5 抵 抗 計 回路 参 照
lkΩ
lkΩ
│
lkΩ =│
OΩ 調整器 VRを 10 kΩ とすれ ば
R18=RO― VR=│
)
―
オー ム の法則 よ りRmは (仕 様 よ りIm=50μ
Rm=器
=
Exlo;A
=│
A Em=300 mV)
│×
103Ω
従 ってRlは
≒
48
│
lkΩ
―
│
lkΩ =│
lkΩ
=│
lkΩ
5-2
直流電流計 (DCA)回 路
ち
直流電流計の計算は、分流器の計算式
0式 で求めることができます。また、オー
ムの法則か らも計算できます。
① DC60μ
=測 定電流
A分 流器の計算式0よ り
n=キ =午 =≡
=善 =器
助
60μ
3m 30m
Rmニ メータ回路抵抗
:m
響=□
50μ A
十
Rm
6 kΩ
=│ lkΩ
DC 60μ
②
畔 寺 =轟器 =回 X103□
③
④
璽
璽
璽
些生
「
牲:=キ ≧
ギ≒│
言
言
言
※
IΩ
8墓
呈
E敦 舞
こ
笑
t警 馨
る
と
賓
あ
こ
よ
量
n=十 二
零
DC O.3A
n=十
寺妾器器=│ l b=程 =
二
雫モ≡姜器=│
│
価 回路
図 5-2
DC 3 mA
R10=讐 =:三
A∼ 03A等
≒
│
島=善 モ轟鴨=│
2′
IΩ
IΩ
なお、実 際 の 回路 で はプ リン ト基板 の パ ター ンや ス イ ッチの接 触抵 抗 等 の抵 抗 が約 0.01Ω 程 度 あ り、
計算 上の値 か らこれ を除 く必要 が あ ります。 (他 の レ ンジで は分流 器 の値 が大 きいので無視 で きます。)
従 って R12=R12′
5-3
0・ 01Ω
=│
IΩ
-0.01Ω =│
IΩ
直流電圧計 (DCV)回 路
直流電圧計回路の計算は、一般的に倍率器の計算式 が用い られ ます。また、テスタでは、 Ω/Vが
表示 されてお り、 これか らも倍 率器の抵抗値 は計算できます。 ここでは倍 率器の計算式 で計算 してみ
ます。
600
鰤
120
30
12
3
DC 3V∼ 600Vの 等価 回路
49
①
DC3V
n=÷ =器
‐
=│ 1 島
=Rm・ 伍
):[≡
モ轟丑
[:IEヨ
∃
=│
②
DC12V
n=÷ =需=[≡
③
=│
卦
I L=Rm・
lkΩ
―
輛
D:[≡
=│
DC30V
1)
I:IE≡ F 1)
ョ
lkΩ
DC 30 V∼ DC 600 Vま では、ACVと 回路を共用するため、メータ回路に分流器R17を 入れ、ACV
と同感度 (9kΩ /V)に します。ACV 9kΩ
取
Ю=器 判Шハ
/Vの 電流感度は、
DCV 20 kΩ /Vの 電流感度 は
kD=器
…
Attm
従 って分 流器の計算式00式 よ り
n=+=零 =[≡卦
=□ ・
□□□L7=nlモ
=≒
≡肇号
≡十
二│
lkΩ
1位 まで )
DC 30 V∼ DC 600 Vの 倍率器 はACVと 共用 の ため、 ここで は参 考 まで に計算 します。
DC 30 V∼ DC 600 Vの Rmは 図 5-3か らわか るよ うに、R17が 並列 に入 った回路 にな ります。 そ こ
(小 数点 第
で、これをRm'と すると、
Rm′
=1絆
=≡
瑠卜
≡報轟≡∃器≒El.□ □
n=÷ =需
=│
モ≡∃
│
R(30)=Rm′
0(n-1)=│
=│
≒│
注)R(30)=(R5+R6+Rm′ )で ACVの 項参照
④
lkΩ
×(│
lkΩ
lkΩ
×│
│-1)
│
(小 数点以下切 り捨 て)
DC120V
n=÷ =平
〓 =Eコ
R7=R(1"〉 ―R(∞ )=│
⑤
kΩ
lkΩ
―│
R(120)=Rm′・ (n-1)=│
lkΩ
=│ lkΩ
≒│
lkΩ
lkΩ =│
×(│
×│
│-1)
│
(小 数点以下切 り捨て)
lkΩ
DC300V
n=÷ =屏
目 =EIl
&:Rrs00r-R(,,:
l---l
t<o
R(sm):Rm''(n-r):
- [-*l ko:
-
"
[-l ko ({rft,{91Tq]4#()
l---_-l to:=ifi;F___-,n
l--l vto
+
⑥
DC600V
n=÷ =智
=〓 =│
助 =R(600) R(31Xl)=│
5-4
│
IMΩ
│
lkΩ × (│
│-1)
=│ lkΩ × │ │
≒│
lkΩ =│ IMΩ
R(alo)=Rm′ 。(n-1)=│
IMΩ =│
IMΩ
(小 数点第 2位 まで )
交 流 電 圧 計 (ACV)回 路
テスタのメータは平均値を指示するの
で0)式 より、
実効値 =1.110平 均値
本器は、半波整流回路を使用 しており、
図 5-4の ように○ →○方向はDlを と
おリメータに電流が流れますが、○→○
方 向 の 電 流 は D2を と お って しま い メ ー
タに流れ ませ ん。
すなわちメー タに流れ る電流は1/2と
い うことになります。そ こで実効値 (1)
と平均値 (Iω )は │⇒ 式より
1×
.・
11×
. I ==1・
==2.22 1α
Iα
ν
図 5-4
交流電圧計原理図
υ
υ
従 って交 流動作 電 流 Iは 、
I=2.22× 50 μA=111.1/zA
これをΩ/Vで 表すとオームの法則から
A=普
→Ω
/V=士
∴
蓋 =而橘
=9X103Ω
/v→ Ю/V
直流電圧回路で倍率器の計算式を使用 したので、ここでは Ω/Vで 計算 してみ ます。
①
AC12V(Ra=2kΩ
)
Rは clの =9 kΩ /V×
│
IV=│
―
│
lkΩ =│
R5=R(AC lの Ra
=│
lkΩ
lkΩ
lkΩ
この 計算 は整 流 器 の 影響 を除 いて あ ります
が、 その分 はAC 12 V専 用 スケ ール の 目盛 で
実験 的 に補正 して あ ります。
Ra≒ 2
kΩ
:m=50μ
図 5-5
A
AC 12 V∼ 600Vの 等価回路
51
②
AC 30 V
Rは c30=9 kΩ /V×
R6=R(AC 30 R(AC lの
③
IV=│
lkΩ
lkΩ ― │ lkΩ =│
=│
R(AC 30=│
R7=R(AC 12の
│
lkΩ =│
IV=│
lkΩ
一
│
IMΩ
=│
lkΩ
lkΩ
AC 300 V
lkΩ =│ IMΩ
―│
IMΩ =│ IMΩ
│
IV=│
R8=Rは c300 R ttc 12の =│ IMΩ
Rは c300=9 kΩ /V×
⑤
lkΩ
AC 120 V
Rは c120=9 kΩ /V×
④
│
AC 600 V
IV=│
lkΩ =│
MO roo): l---l
Rぃ c600=9 kΩ /V×
Rs:R
5-5
(ec
600)
-R
(AC
│
IMΩ
抵抗計 (Ω )回 路
抵抗計回路の場合、電池の消耗 を補 うために OΩ 調整器を使用 してお り、これが回路計算上のポイ
ン トになります。抵抗計回路の設計条件 と して、
電池電圧の調整可能範囲 …………2.5V∼ 3.5V以 上
メー タ中央 目盛値 (内 部抵抗 )llil;``:
OΩ 口整回路
日
E
①
:││:
電 池電圧 の調 整 可能 範 囲の下 限
2.5Vに つ いて 調 べ ると、電 池 が一
番減少 したときで あるか ら、 OΩ 調
im=(48μ A)
整器 (VR)は 、回路 的 にみ て(a点 )
OΩ になります。 このとき端子間か
=49 kΩ
IFl糧 い
ら見た 等価 内部抵抗 R唸 .5)は 、オ
※
ムの法則 (2)式 よ り
%D=午 =圧轟
―l h判
│
│×
図 5-6
隊びΩ=│
0Ω 目整回路図
※ P48で R18は 38 kΩ
となりますが、ここ
lkΩ
図5-6の a点 と○間の内部抵抗Raは
L=識 =
≒│
lkΩ
従 ってE=2.5Vの ときに メー タを フル スケール させ るには、
Rro:R(e.s)
52
-Ra:
(小 数点第 2位 まで)
お
勇
こ
織母
諄
F
次に、電池電圧の調整可能範囲上限E(max)に ついて調べてみると、下限と逆で OΩ 調整器は
10 kΩ いっぱいの c点 になります。 このC点 と○間の内部抵抗hは
Rc=
∈+VR)× R撼
r+VRttR18
≒│
=(│ lkΩ
lkΩ
十
(小 数点第 2位 を四捨五入)
また、メータをフルスケールさせたときの C点 と○間の電圧は
■ =I・
≒│
R=im× (r+VR)=│
│×
103v=│
lkΩ +│
lμ A× (│
lkΩ
)
lmV
であ り、R18に 流れ る電流Icは 、
=詈
端
謡
X106A=□
≒□
rA 1/1N数 点知 位 まつ
電池か ら流れ る電 流 I(max)は 、
1(max)=imttlc=│
lμ A+│
lμ A=│
lμ A
OΩ 調整器 c点 での電池電圧 E(max)は オームの法則か ら
E(max):I(max) x (Rc*Rro):
≒│
l---.l
p
Ax
IV(小 数点第 2位 を四捨五入
(
)
従 って設計条件3.5Vを 満足 します。
では、電池 の電圧 (初 期電圧 )3.2Vの とき、OΩ 調整器 の ブラシはどの ようなポジシ ョンに なる
か調 べ て 見 ます。 か りに図5-6の b点 とします と (2.5Vの ときOΩ 、3.6Vの とき10 kΩ )の 条件
より
Rab=10 kΩ ×
Rbc=10 kΩ ×
(3.2-2.5)V=6.4 kΩ
脚
=3.6 kΩ
とな りOΩ 調整 器 の ブ ラシポ ジ シ ョン
は6.4 kΩ と3.6 kΩ に 分 け た 位 置 に な り
ます 。
53
また、 b点 と○間の内部抵抗は、
=Ⅷ
踊
饒
ko+
=│
lkΩ
[--_l
ko) x (
(小 数点第 3位 を四捨五入)
従って電池電圧 3.2Vの 端子間の等価内部抵抗は
②
lkΩ +│
R(3.0=Rb+R16=│
Ω Xlk
lkΩ
≒│
lkΩ
(小 数点以下切 り捨て)
E
F
仕様 の 中央 目盛値 (内 部抵 抗 )Rが
20 kΩ で あ るか ら、 分 流 抵 抗 R15は
(7拭 よ り (P.20参 照 )
R
r2×
rl=r2 R
ただ しR=20 kΩ
rl=R15 r2=R(3.2)=55 kΩ
│
lkΩ
×
│
lkΩ
│
≒│
X10
③ Ω
lkΩ
lkΩ
―
│
lkΩ
Rts-
④
目 5-8
(小 数点第 2位 を四捨五入 )
R=0.2 kΩ (200Ω )
Rra:
抵抗計回路の等価回路図
rl=R14
r2=R(3.2)=55 kΩ
│
lkΩ × │
lkΩ
I
lkΩ
lkΩ
―
│
Ω Xl
R=0.02 kΩ (20Ω )
rl=R13
=l
lkΩ
(小 数点 第
≒│
IΩ
1位 まで )
r2=R(3.2)=55 kΩ
鴫=歴器 器 器L熙婚ξ
ttΩ
なお、 実 際 の 回路 で は、 ヒューズ や電 池 (2本 分 )な どの抵 抗 が 約 1.9Ω 程 度 あ り、 計算 上 の値 か ら
これ らを除 く必要 が あ ります。 (他 レ ンジで は抵 抗値 が 大 きいので無 視 で きます。)
R13=R13 1・ 9Ω
5-6
=│
IΩ
-1.9Ω ≒ │
IΩ
バ ッテ リチ エ ツク回路 (1.5V)
バ ッテ リチ ェ ック回路 は、 測 ろ うとす る電 池 に負荷 抵 抗 18Ω を接続 し、 そ の 端 子電圧 を、 DC3
V
の 電圧 計 で測 定 します。 したが って、電 池 を使 用状 態 に近 い形 で測 定 で きるの で、電 池 の 良否 が正 確
に判 断 で きます。
●バ ッテリチェックの計算例 (1.6Vの 場合
両端子間か らみた合成抵抗R。 は、
:5V
)
RO=0.5Ω +召
=0.5Ω
+
=0.5Ω
+│
F05A
上
路 キ影 早島 溌
IΩ =│
IΩ
(小 数点第 2位 まで)
したが って測定電 池 の電圧 が1.6Vの とき、 この 回路 の流 れ る
電流 10は
ヽ=ぜ
卜
=任
会
器
=│ lmAい
バ ッテ リチ ェックの等価回路図
図5-9
数点第 1位 まつ
よ って メー タ回路 に流れ る電流 imは
m=島
l
+Rm+RB X10=≦
募lkΩ
辱
×│
lmA=│ lmA=│ │ハ
数 点 第 4位 まで )
この imがlmの 何 %か 計算 し、 各 電圧 ごとに []盛板 上 に
(小
目盛 るわ けです 。
KIT-8D形
回路図
/V)
DCV(9 kΩ /V)
12 30 120 300 600600
∞0
120 30
DCV
QO
ko,/v)0.3
rt-l
v
oop gf,-
BAT.
DCA
(RL=20
o)
O(c=20)
lr xroll
so;-i.3(3v)
│
`
:l骨 I言 _I:_1:
R61R71田 1田
〓 ︵ Noo 0
∩
D6
T
│
忍 Nω雲
υ
幹
102k
∬
:
k
手 I
ACV(9 kΩ
D7
Cl
F
0.5A/250 V
+
(懲
LEAD)
R16
Dl
487k
︲
R
4
9
3
7
︲
R
7
8
(響 lEJ
K:T-8Dで は、ここまで計 算 した答 の 値 と実際 の 回路 に使 用 されている抵 抗値 の 値 が異 なるもの
があります。これは使 用 する抵 抗 にシリーズ 抵 抗 と呼 ばれる抵 抗 値 の 抵 抗 器 を採 用 している為
です。シリーズ 抵 抗 とは、抵 抗 値 にどのようなもの があるのかを示 した数 列 の ことです 。代表 的 な
ものにはE24、 E96シ リーズ などがあ ます 。これらはJISに も定 められており、シリーズ抵 抗 を使 う
ことによって入 手性 や コストのメリットが出てきます 。
│り
Ⅵ 別売付属品 ブザ ー キッ トの組 立
1原
1-1
理
圧 電 ブザ ー の 原 理
圧電 ブザ ーエ レメ ン トは、圧電セラ ミック素子 と振動板 を接 着 した簡単 な構造 です。その圧電 セ
ラ ミック素子に交流電圧 を加え ます と、素子が径方向 に伸 びた り、縮んだ りします。 この動 きを
利用 して振動板 に屈 曲現象を起 こ し、音を発生 させ ます。
ftfl
o,
4.A
一
1-2
発撮 回路 の 原理
P_57、
2の 回路図にて、 プザー回路 に使用 され て いるのが 、非安定 マルチバ イブ レー タと呼ば
れ る、発振回路です。
この回路 は 2個 の トランジスタと抵抗・ コ ンデ ンサなどを利用 して、あ る一定の周期で トランジ
スタが それぞれ、ON、 OFFを 繰 り返 す ことによ って方形波 (図 3)を 出力す ることができます。
KIT■ Dで は、この回路 を用 いて、ブザー を振動 させ るための発振回路 と して利用 しています。
簡単 にその しくみ を図 2お よび図 3で 説 明 します と、片側 の トラ ンジス タ (以 下 Trと す る)が
OFFの 状態 では、 もう一方 のTrは 10 kΩ ベ ース抵抗 に よリベー ス電流 が流れ、ONの 状態 を保 ち
ます。 しか しOFF側 の Trに 接続 され て いる コ ンデ ンサは 、同 じくOFF側 に接続 されて い る抵抗
を通 して放電 され つつ あ ります。
この放電が コンデ ンサと抵抗によって決め られた時定数 (時 間 )に なるとOFFし ていたTrが ONに 、
ONし ていたTrが OFFに 切 り換わ ります。
この動作 を繰 り返 し行 うことによ って方形波出力を得 ることができます。
図2
非安定 マ ルチバ イプ レー タ回路
VCE2
(出 力 )
一
釧一
(出 力 )
│
L
0047″
酬・
一
一
卜 ∝ 一
1計メ
VCEl
′
, , , ,,
k
,10
-― 」
︲
ん
¨
︹。
一
F
時定数
2.回 路 図
]
テスタΩ レンジ部
3.部 品表
品
名
品
規
名
格
格
数量
φ20 mm
1
プリン ト基板
はんだ付け練習用小基板
規
圧電ブザーエレメント 2端 子式
トラ ンジス タ
2SC1815 GR
2
リー ド線
赤
コンデ ンサ
ダイオー ド
0.047μ
2
リー ド線
黒
lS 2076A
2
タッピングネジ 2× 6
68 mm
70 mm
固定 抵抗 器
1/4W lkF
2
※接着剤
木工 用 ボ ン ド
固定抵抗器
1/4W10 kF
2
は んだ
本体組残 り分
数量
1
1
1
1
少々
少々
※接着剤は プザ ーキ ッ トのパ ーツ袋の中
には含 まれていません。
あ らか じめ ご了承 ください。
57
圧電 ブザ ーエ レメン トの機着方法
ロ パネルおよび振動板 (圧 電ブザーェ レメン ト黄鋼板)の 油性分
や汚れ等を取 り除き、Fig lで 示すように段の部分に 3箇 所程
蒻
度、接着剤を塗布 します。
(注 )接 着剤はプラスチ ックの油さしを利用す るとよい。
ロ ブザーエ レメン トか ら出ているリー ドを取付部分の切れ込み側
に向くように して振動板を入れ、浮き上が らないように軽 く押
さえつけます。 このとき、Fig 2の ように接着剤があも、
れて振
傷%多
4
塗布鮨所
動板の上に落ちる形が理想です。
ロ ブザーエ レメン トの リー ド線をFig 3の 位置に通 し、上か ら接
着剤で固定させます。そのまま約16時 間程度自然乾燥させます。
Ⅲ33
塗布箇所
赤 リー トー →
ゅ―
リ
ド固定位置
← ― 黒 リー ト
5
薔根 の 組 立 。配線
実体配線図を参考 に各部品を取付けて い きます。 (Fig 4)ま た、小基板 の黒 リー ドおよび赤 リー
ドを本体大基板 に配 線 します。 (Fig 5, 6)
日
ヽ
ヽ
∬
ヽ
´
赤 リー ド (68 mm)は 抵抗R13
の足の部分にはんだ付け します。
D6
7
ネジ 2X6
`4fイ
遅、
タ
``ス
赤 リー ト
68 mm
仄
ダイオー ド
lS 2076A
10 k
慾
BUZ
黒 リー ド
Buz
赤 リー ト
黒 リー ト (70 mm)を 国の位置に通 し、
日のようにはんだ付け して ください.
58
ヨ
:
6.基 板 の取付 け
完成 した小基板 をパ ネルに取付けます。
□ 大基板 をパ ネ ルに付け、小基板 をFig 7
の図の位置に取付けます。
このとき、基 板の配線 が他の所 にはさみ
BUZ.黒
ピングネ:
:斯
こまれ ないように、配線そろえを してお
リー ド
ユ:浦
いて くださ い。
ロ
ダ ッピングネジにて小基板 をパ ネルに固
□
定 します。
本体 ケースとパ ネルにあわせ、ケース止
めネジを しめて完成です。
赤 リー ド
田
68 mm
7.測 定方法
1
2
3
4
測定前には必ず「 レンジ確 認Jを 行 って ください。
測定中は他の レンジに切換えないで くだ さい。
絶対 に濡れた手では測定 しないで ください。
電圧が加わ っている回路では測定 できません。
測 定対 象
配 線 の導 通 の確 認等 に使 用 します。
2) 測定 レンジ
抵 抗 測定 レンジの Xlの レンジを使 用 します 。
3) 測 定 方法
ロ
レンジ切換えつ まみ を Ω レンジの Xlに 合わせ ます。
テス トピンの両端をシ ョー トさせ て、 OΩ 調整を行 い ます。
ロ
のとき、テスタか らはプザー音 が鳴 ります。)
テ ス トピンを被測定回路 にあてます。
回
(こ
回 ブザー音および 目盛板で導通を確認 します。
・ 約35Ω 以下で発音 します。 ただ し、 この値近辺 では、 音が 聞 き取 りづ らい場合 もあ ります。
‐
‐
―
一
―
―
一
一
一
一
―
一
一
一
―
―
一
一
一
一
―
一
一
一
一
一
ヽ
一
一
―
―
―
―
一
―
―
格
一
―
―
一
一
―
一
一
―
―
―
―
4.12 kF
R2
R3
R4
30 kJ
54.2 kF
232 kF
R5
102 kF
R6
R7
162 kF
806 kF
R8
1.62 MF
R9
2.7 MF
は りしろ
48.7 kF
4.87 kF
39 kJ
lS 2076A
D2
D3
D4
D5
D6
1S2076A
:N-4004
:N-4004
,N-4004
:N-4004
:N-4004
Dア
一
一
―
―
一
一
一
黄茶赤 茶茶
橙 黒 黒赤 金
緑
赤
茶
茶
灰
黄赤赤茶
橙赤橙茶
黒赤橙茶
青赤橙茶
黒青橙茶
茶膏赤黄茶
赤紫黒責茶
茶黒赤黒茶
茶黒黒金茶
R10
102 ΩF
Rll
10 ΩF
R12 0.99 ΩF
R13
18 ΩF
R14
200 ΩG
R15
31.6 kF
R16
R17
R18
Dl
)‐
一
・ 記号
カラー コー ド
値
R1
(C7C十
黒 自 白銀 茶
茶灰黒金茶
赤 黒 黒 黒赤
橙茶青赤茶
責灰紫赤茶
黄灰紫茶茶
橙 白黒 赤 金
(
(
(
(
(
(
は りしろ
-4-
一
一
一
一
一
―
妙爺 彗 和柵
定
一
―
一
―
・
ヽ11
│=麟 し
OHヨ ‖
"
l嗜
二 Jヽ t
OHヨ ‖
MEMO
│
◎参考書のご案内
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sanШ a⑪
三
和
電
気
計
器
株
式 会
社
本社=東 京都千代田区外神 田2-4-4・ 電波 ビル
郵便番号=101‐ 0021電 話=東 京 (03)3253-4871は
大 阪営 業 所 =大 阪 市浪 速 区恵 美 須 西 2-7-2
郵便番号=5560003・ 電話=大 阪 (06)6631-7361代
,
'
植物油 イ ンキを使用 してい ます。
12-120620402040