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ご使用前に必ずお読みください リレー基板 MT-D005 取扱説明書 この度はリレー基板 MT-D005 をお買い求めいただきまして誠にありがとうございます。本製品はロジック トレーナープラス(MT-N100)に装着して使用するオプション基板です。リレーを 2 個搭載しています。 ロジックトレーナープラスと組み合わせて使用することで、より効果的なマイコン制御の学習を行うことが できます。 本製品をお使いいただく前のご注意 ●本製品をお使いになるには電子工作や電子回路についての一般的な知識、マイコンについての知識や開発 環境などが必要です。 ●本製品の使用例、プログラム例についてはアプリケーションノートをご覧ください。 ●静電気に弱い部品を使用していますので、静電気対策を施した上で本製品を取り扱ってください。 ●本製品をロジックトレーナープラスに取り付ける際、ロジックトレーナープラスのオプション基板接続コ ネクタのピンの先端がとがっていますので、怪我をしないように十分注意してください。 1.MT-D005 の構成 本製品の構成を以下に示します。 接続コネクタ LED1 CN3 K1 電線挿入孔 操作ボタン リレー接点接続インジケータ (リレー接点が接続している側 の LED が点灯します) リレー Relay LED2 LED3 CN2 CN4 K2 Relay 1 2 ジャンプワイヤ 接続端子 端子台 LED4 74AHC14 TSSOP-14 MODEL MT-D005 図 1 MT-D005 の構成 リレー K1 の接点と端子台 CN3、リレー K2 の接点と端子台 CN4 がそれぞれ接続されています。ジャンプワイヤ接 続端子が開放のとき、もしくは L レベルの信号が与えられているときは端子台の上側の端子と中央の端子が接続さ れます。このとき上側のリレー接点接続インジケータ(リレー K1 の場合 LED1、リレー K2 の場合 LED3)が点灯 します。ジャンプワイヤ接続端子に H レベルの信号が与えられているときは、端子台の下側の端子と中央の端子が 接続されます。このとき下側のリレー接点接続インジケータ(リレー K1 の場合 LED2、リレー K2 の場合 LED4) が点灯します。 表 1 ジャンプワイヤ接続端子の信号割り当て 端子名 1 2 表 2 入力信号と接点の接続 入出力 機 能 入力 上側のリレー(K1)の接点を駆動する 入力 下側のリレー(K2)の接点を駆動する 入力信号 L または開放 H 端子台の接続する端子 上側-中央 下側-中央 2.本体への取り付け 以下の手順に従って、本製品をロジックトレーナープラス本体に取り付けてください。 (1)装着されているオプション基板を外す ①ロジックトレーナープラスの基板ホルダーのレバー(3 箇 ①3 箇所のレバーを同 時に外側に倒します。 所)を、同時に外側に倒します。 ②基板の側面を持って 上に持ち上げます。 注意! ②レバーを倒すと、装着されているオプション基板が上に持 ち上がるので、オプション基板の基板側面を持ち、ゆっく りと上に持ち上げてください。 ※ロジックトレーナープラス側のコネクタピンを曲げない ように注意してください。また、コネクタピンの先端がと がっていますので、誤って怪我をしないように気をつけて 基板ホルダー のレバー 図 2 オプション基板を外す ください。 ①ピンと端子を合わ せて乗せます。 (2)本製品を取り付ける ①ロジックトレーナープラスのコネクタピンと本製品の接続コネク ②基板の四隅を押し 込んでいきます。 タの端子を合わせて、ロジックトレーナープラスの基板ホルダー のレバーに軽く乗せます。 ②本製品の四隅を押し込んでいきます。 ③基板ホルダーにパチンとはまれば取り付け完了です。 ※本製品を押し込むときに接続コネクタに触らないようにしてくだ さい。コネクタの端子部分からロジックトレーナープラスのコネ クタピンの先端が出てくるため、怪我をする恐れがあります。 接続コネクタ 図 3 本製品を取り付ける 3.使い方 ジ ャ ン プ ワ イ ヤ 接 続 端 子 に H/L の 信 号 を 与 え て リ レ ー を 制 御 し ま す。 Applilet EZ PL を使用してリレーを制御する場合はデジタル出力パネルを ②電線挿入孔に電線 を差し込みます。 ①操作ボタンを 押します。 使用してください。 端子台に電線を接続するときは、端子台の操作ボタンを押して電線挿入孔 に電線を差し込みます。このとき電線の先端は被覆を 8mm 程度むいてお いてください。電線挿入後、操作ボタンを離すと電線が固定されます。もし、 操作ボタンを離した後に電線を引っ張って簡単に抜けてしまうときは固定 されていませんので、もう一度操作ボタンを押して電線挿入孔に電線を奥 まで差し込んでください。 電線挿入孔 操作ボタン 図 4 端子台に電線を接続する なお、端子台に接続する外部回路は、DC 30V/1A 以下、AC 125V/0.2A 以下でご使用ください。 ご注意 本製品に搭載しているリレーは信号切り替え用のリレーです。商用電源(AC 100V)を直接 ON/OFF する ような用途には使用しないでください。リレーが壊れる恐れがあります。 リレー基板 MT-D005 4.主な仕様 本製品の主な仕様を以下に示します。 表 3 MT-D005 の主な仕様 項 目 仕 様 外形(基板寸法) 40 × 50(mm) 電源 DC +5V リレー× 2 搭載デバイス 端子台× 2 接続コネクタ 2.54mm ピッチ 3 ピンコネクタ× 1 備 考 シングルステイプル型リレー(接点極数:1 極 1c) リレーに接続する回路は DC 30V/1A 以下、AC 125V/0.2A 以下 としてください 端子台に使用可能な電線の太さ ・単線 : φ 0.4mm ~φ 1.2mm(AWG26 ~ AWG16) ・撚線 : 0.2mm2 ~ 0.75mm2(AWG24 ~ AWG20) D C B 1 0. 1u/25V C1 P5. L P5. L 2 1 2 3 2 7 14 GND VCC U1G SN74AHC14PWR MDF7-3S-2.54DSA(55) CN1 3 3 1 2 SSA-132-S-G(2pin cut) CN2 2 3 U1B 4 11 10 D1 HSU119TRF- E SN74AHC14PWR 12 4 Q2 DTC143XETL D3 HSU119TRF- E D4 TDZ 5.6 6 1 P5. L D2 TDZ 5.6 6 1 P5. L 10 7 12 SML-310PTT86 GRN 2 LED1 - + 10 7 12 G6E-134P-US DC5 K2 - + 1 G6E-134P-US DC5 K1 SN74AHC14PWR SN74AHC14PWR U1F 8 SN74AHC14PWR U1D U1E 6 SN74AHC14PWR SN74AHC14PWR U1C U1A Q1 DTC143XETL 13 9 5 1 4 1 2 1 2 1 2 1 2 A 1 5 1 5 SML-310PTT86 GRN 2 LED2 1 2 3 2 1 3 2 1 6 5 4 6 5 4 I/O ML-2300-H-3P CN4 R1 470 6 SML-310PTT86 GRN 1 2 LED4 3 1 2 4 ML-2300-H-3P CN3 SML-310PTT86 GRN LED3 6 P5. L 8 7 6 5 1.0.0 Revision 7 2010/05/19 Date MT-D005 Product 7 8 SW107019 DRAWING No. RelayBoard PWB-MTD005-A Title 8 1 Sheet 1 D C B A 5.回路図 本製品の回路図を以下に示します。 リレー基板 MT-D005 ◎お願いとご注意 <サポート・お問い合わせについて> ●サポートに関する情報は当社のホームページ(http://www.sunhayato.co.jp/)に掲載します。 ●本製品に関するお問い合わせは、当社ホームページのお問い合わせページ(https://www.sunhayato.co.jp/ inquiry/)よりお願いします。 ●お問い合わせは本製品に関する内容のみに限らせていただきます。お客様が本製品を用いて設計した回路、それ に起因する不具合などについてはお答えできかねますので、あらかじめご了承ください。 ●お問い合わせの前には、設計した回路が間違っていないか、組立てたときに接続を間違っていないかなど、よく ご確認ください。 <お取り扱いについて> ●子供の手の届くところに置かないでください。 ●本製品は静電気に弱い部品を使用しています。 不慮の事故を防ぐために使用しないときは導電スポンジに挿すか、 帯電防止袋に入れて保管してください。 ●電気的雑音を多く発生する機器のそばでのご使用は、誤動作の原因となりますので避けてください。 ●直接日光の当たる場所、高温になる場所、湿気やほこりが多い場所では保管しないでください。 ●本製品が「外国為替及び外国貿易法」に基づき安全保障貿易管理関連貨物・技術に該当する場合、輸出または国 外に持ち出す場合は、日本国政府の許可が必要です。 ●本製品はマイコンの学習・評価用に使用されることを意図しています。高い品質や信頼性が要求され、故障や誤 作動が直接人命を脅かしたり人体に危害を及ぼす恐れのある、医療、軍事、航空宇宙、原子力制御、運輸、移動 体、各種安全装置などの機器への使用は意図も保証もしておりません。 ●本製品の使用、 誤った使用および不適切な使用に起因するいかなる損害等についても当社は責任を負いかねます。 ●一般的に半導体を使用した製品は誤動作したり故障することがあります。半導体の誤動作や故障の結果として事 故や損害などを生じさせないように考慮した安全設計をご購入者の責任で行ってください。 <この説明書について> ●この説明書の一部、又は全部を当社の承諾なしで、いかなる形でも転載又は複製されることは堅くお断りします。 ●この取扱説明書に掲載しております内容は、本製品をご理解いただくためのものであり、その使用に関して、当 社及び第三者の知的財産権その他の権利に対する保証、又は実施権の許諾を意味するものではありません。 ●本製品・製品仕様及び取扱説明書は、改良などのため予告なく変更したり、製造を中止する場合があります。 ●本資料中の製品名および会社名は各社の商標、または登録商標です。 ◎改訂履歴 Rev. 1.00 発行日 2010/9/20 ページ - 改訂内容 初版発行 Copyright© 2010 Sunhayato Corp. 2010 年 9 月 20 日発行 REV.1.00 SG107008 ホームページ:www.sunhayato.co.jp