Download トラック・バス用ソフト (日野車用) 取扱説明書 - DST-i

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ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト
(日野車用)
取扱説明書
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Product Name: DST-i Truck&Bus Software (for HINO Vehicle)
Number of License: One
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T02625Z
は じ めに
は じ めに
こ のたびは、
ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) (以下、 「DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野
車用)」) をお買い上げいただ き、 ま こ と にあ り が と う ご ざいます。
ご使用の前に、 本書を よ く お読みにな り 、 正 し く 安全にお使い く だ さ い。
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) は、
(以下、 「DST-i」) の LCD 付き モデル用ソ フ ト
ウ ェ ア です。
DST-i の LCD な し モデルおよび DST-i 以外のハー ド ウ ェ ア では使用で き ません。
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) を ご利用にな るには、 別途市販の SD メ モ リ ー カ ー ド が必要にな
り ます。
-i-
安全にお使いいただ く ために
安全にお使いいただ く ために
本製品は、 適切な訓練を受け、 技能を身につけた自動車専門技術者によ り 使用 さ れる ものです。 以下、 取
扱説明書を通 じ て示 さ れてい る安全 メ ッ セージは、 本製品を使用する際に十分注意すべき こ と を使用者に
促す ものです。
車両の診断 ・ 整備には、 作業を行 う 個人の技能 と と も に、 多種多様な作業手順、 技術、 工具、 部品な ど を
使用 し 様々な結果が考え られる ため、 それら すべての状況を網羅する ア ド バイ スや安全 メ ッ セージ を提示
する こ と はで き ません。 従っ て、 診断シ ス テムについて十分な知識を持つ こ と は自動車専門技術者の責任
です。 適切な診断 ・ 整備の方法や処置のために活用 し 、 あなたの安全、 作業場にいる他の人の安全、 加え
て、 診断する車両や装置の安全を損なわない よ う 、 適切な方法で作業を行 う こ と が重要です。
本製品を使用する前提 と し て、 使用者は車両シス テムを十分理解 し てい る もの と 想定 し ています。 本製品
を、 適切、 安全、 正確に使用する ためには、 本製品の操作方法だけでな く 、 車両シス テムの原理も十分理
解する こ と が必要です。
本書では、 警告 ・ 注意を促す内容や禁止の行為に記号を用いています。 その表示 と 意味は次の と お り です。
内容を よ く 理解 し てから本文をお読み く だ さ い。
警告
誤っ た取扱いによ り 、 死亡や重傷な どの重大な事故に結び付 く 可能性が大き
い もの。
注意
誤っ た取扱いによ り 、 傷害を負 う 可能性、 または物的傷害の可能性がある も
の。 状況によ っ ては重大な結果に結び付 く 可能性がある もの。
禁止
取扱いにおいて、 禁止 と な る行為。
強制
取扱いにおいて、 遵守 し なければな ら ない行為。
- ii -
安全にお使いいただ く ために
製品取 り 扱い上の警告 ・ 注意
警告
「安全な診断を行 う ためには」 に記載 さ れている注意事項に従い、 診断 ・ 修理作業を実施 し て く
だ さ い。
参照 : P.v 安全な診断を行 う ためには (安全にお使いいただ く ために)
本製品を使用する前には、 診断する車両または装置の メ ー カ ーによ り 提供 さ れてい る安全 メ ッ
セージや適用診断手順 も参照 し 、 それに従っ て く だ さ い。
注意事項に従わない場合、 事故を引 き 起 こ す恐れがあ り ます。
走行中に作業を し ないで く だ さ い。
事故にな る危険があ り ます。
ケーブルは、 作業者または運転制御装置に絡ま る よ う な取 り 回 し 方を し ないで く だ さ い。
事故を引 き起 こ す恐れがあ り ます。
発熱、 発火、 破裂または感電の原因 と な り ますので、 以下のこ と を必ず守っ て く だ さ い。
-本製品を分解、 改造 し ないで く だ さ い。
-本製品の定格電圧を超え る電源に接続 し ないで く だ さ い。
-プ ローブ な ど を、 定格を超え る電圧部分に接続 し ないで く だ さ い。
- iii -
安全にお使いいただ く ために
注意
作業を実施する前に、 車輪に輪止めを し て動かない よ う に し て く だ さ い。
事故を引 き起 こ す恐れがあ り ます。
車両の下な どの目に見えに く い場所で作業する場合、 必ずキース イ ッ チ (イ グニシ ョ ン ス イ ッ
チ) を OFF に し 、 車両が絶対に動かない よ う に し て く だ さ い。
事故を引 き起 こ す恐れがあ り ます。
エ ン ジ ン始動や車両を移動する際は、 周 り に他の作業者がいない こ と を確認 し てから行っ て く
だ さ い。
ECU やイ ン ジ ェ ク タ には 100V を超え る高電圧が発生 し ています。 作業を行 う 際は、 感電に十分
注意 し て く だ さ い。
部品を取 り 外す際は、 バ ッ テ リ ーのアース線を取 り 外 し てから作業 し て く だ さ い。
コ ネ ク タ または車両の電気端子を接続 し た り 取 り 外す際は、 特別な指示がない限 り 、 必ずキー
ス イ ッ チ (イ グニシ ョ ン ス イ ッ チ) を OFF に し て く だ さ い。
車両側電気回路の損傷を引 き 起 こ す恐れがあ り ます。
回転物の近 く で作業を行 う 際は、 安全 メ ガネや保護衣服を着用 し て く だ さ い。
回転す る エン ジ ンに よ り 、 部品等が飛散 し 、 事故を引 き 起 こ す恐れがあ り ます。
エ ン ジ ンが冷えている と き以外は、 ラ ジ エー タ キ ャ ッ プ を取 り 外 さ ないで く だ さ い。
高温で加圧 さ れたエン ジ ン冷却水を浴び る 恐れがあ り ます。
排気装置、 マニホール ド 、 エ ン ジ ン、 ラ ジ エー タ な どの高温にな る部分に素手で触れないで く
だ さ い。
やけ ど の原因 と な り ます。
高温のエ ン ジ ン ・ 部品を触れた り 、 扱 う 際は、 手袋を使用 し て く だ さ い。
エ ン ジ ンの回転中は、 本製品のケーブルな ど を エ ン ジ ンルームの上を通 し て作業 し ないで く だ
さ い。
ベル ト やプー リ ーに よ り 、 ケーブル ・ 衣類な ど が巻 き 込まれ、 事故を引 き 起 こ す恐れがあ り ま
す。
水がかかる よ う な場所で作業 し ないで く だ さ い。
本製品を落 と し た り 強い衝撃を与えた り し ないで く だ さ い。
本製品に接続 し たケーブルで本製品を持ち上げた り 、 引っ張っ た り し ないで く だ さ い。 移動や
設置の際は本製品を持 っ て移動 し て く だ さ い。
本製品に接続 し ている コ ネ ク タ に荷重をかけないで く だ さ い。
故障の原因 と な り ます。
使用する前に、 本製品に異物の付着やコ ネ ク タ ピ ンの破損がないか点検 し て く だ さ い。
- iv -
安全にお使いいただ く ために
安全な診断を行 う ためには
バ ッ テ リ ーの上に金属工具を置かないで く だ さ い。
バ ッ テ リ ーの近 く では火花を起こ さ ないで く だ さ い。
バ ッ テ リ ーガ ス が発火す る恐れがあ り ます。
火のついた タ バ コ 、 スパー ク、 裸火、 その他の発火源は、 車両お よびバ ッ テ リ ーから遠ざけて
く だ さ い。
バ ッ テ リ ー ・ ケーブルを取 り 外す前には、 必ずキース イ ッ チ (イ グニシ ョ ン ス イ ッ チ) を OFF
に し 、 ヘ ッ ド ラ イ ト やその他のア ク セサ リ ーを OFF に し て く だ さ い。
電気シ ス テム ・ コ ンポーネン ト を整備点検する前には、 必ずバ ッ テ リ ーのアース線を取 り 外 し
て く だ さ い。
バ ッ テ リ ーは、 金属製の装飾品を溶損する程の高い短絡電流を流す こ と がで き ます。 バ ッ テ
リ ーの近 く で作業する前に、 指輪、 腕輪、 時計な どの装飾品を取 り 外 し て く だ さ い。
事故を引 き起 こ す恐れがあ り ます。
バ ッ テ リ ーを取 り 扱 う 作業者や近 く で作業 し てい る人は、 安全 メ ガネや保護手袋を使用 し て く
だ さ い。
バ ッ テ リ ーを取 り 扱 う 場合は、 近 く にた く さ んの新鮮な水 と 石鹸を用意 し て く だ さ い。 万が一
バ ッ テ リ ー液が皮膚、 衣類、 または目に入っ た場合は、 該当部分を石鹸水で 10 分間洗っ て く だ
さ い。 そ し て、 直ち に医療機関で診察、 治療を受けて く だ さ い。
バ ッ テ リ ーの近 く で作業 し てい る間は、 目を直接こ す っ た り 、 触れた り し ないで く だ さ い。
バ ッ テ リ ー液に よ り 、 目や皮膚にやけ ど をす る 恐れがあ り ます。
ジ ャ ンパ ・ ワ イヤまたは工具で、 バ ッ テ リ ー端子間の電気接続を行わないで く だ さ い。
電力を有 し ているか、 有 し てい るかも し れない電気端子を接地 し ないで く だ さ い。
車両側電気回路の損傷を引 き 起 こ す恐れがあ り ます。
エ ン ジ ン を始動 し て作業する際は、 排気ガス を強制的に屋外へ排気する設備がある場所で使用
し て く だ さ い。
エン ジ ン排気ガ ス には、 無臭の致死的ガ ス が含まれてお り 、 中毒に よ り 、 死亡ま たは重傷にい
た る可能性があ り ます。
地下ピ ッ ト や密閉 さ れた屋内のよ う に、 爆発性蒸気が集ま る環境で、 本製品を使用 し ないで く
だ さ い。
作業中は、 喫煙 し た り 、 マ ッ チ をす ら ないで く だ さ い。
バ ッ テ リ ーガ スや爆発性のガ ス が発火す る 恐れがあ り ます。
診断を行 っ ている と き には、 引火性のある ス プ レーや洗浄用ス プ レーな ど を使用 し ないで く だ
さ い。
万が一の爆発、 爆発に伴 う 火災に備え、 ガ ソ リ ン、 化学薬品お よび電気火災用の乾燥化学消化
器を作業場に備えて く だ さ い。
作業者や近 く で作業 し ている人は、 安全 メ ガネ と 保護衣服を使用 し て く だ さ い。
車両シ ス テ ムの故障や誤動作に よ り 、 燃料、 油蒸気、 高温蒸気、 有毒排気ガ ス、 酸、 冷媒、 そ
の他の異物を排出す る恐れがあ り ます。
-v-
目次
目次
1
起動 と 終了
1-1 起動 .............................................................................................................................................................................................................. 1
1-2 終了 .............................................................................................................................................................................................................. 3
2
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
2-1 画面の構成 ............................................................................................................................................................................................... 4
2-2 基本操作 .................................................................................................................................................................................................... 5
2-3 メ イ ン メ ニ ュ ー...................................................................................................................................................................................... 6
2-4 診断機能 .................................................................................................................................................................................................... 7
シ ス テム選択 .............................................................................................................................................................................................. 7
故障 コ ー ド 読出 ......................................................................................................................................................................................... 9
故障 コ ー ド 消去 .......................................................................................................................................................................................12
作業サポー ト ............................................................................................................................................................................................13
3
本体設定
明る さ 設定.................................................................................................................................................................................................15
ブザー設定.................................................................................................................................................................................................15
プ リ ン タ 設定 ............................................................................................................................................................................................16
4
エ ラ ーが発生 し た ら
4-1 通信エ ラ ー .............................................................................................................................................................................................17
4-2 画面のフ リ ーズ....................................................................................................................................................................................18
- vi -
1 起動 と 終了
1
起動 と 終了
1-1 起動
1.
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) がイ ン ス ト ール さ れた SD メ モ リ ー カ ー ド を DST-i
に挿入 し ます。
アドバイス
SD メ モ リ ー カ ー ド の挿入については、 LCD 付き DST-i 用ハー ド ウ ェ ア取扱説明書を参照 し
て く だ さ い。
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) のイ ン ス ト ール方法については、 ラ イ セ ン ス証
に記載 し ている ダウン ロー ド サイ ト を参照 し て く だ さ い。
2.
DST-i と 車両側の診断 コ ネ ク タ をデー タ リ ン ク ケーブルで接続 し ます。
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T02005J
注意
DST-i 専用のデー タ リ ン ク ケーブル以外は使用 し ないで く だ さ い。
接続する前に、 各 コ ネ ク タ に異物の付着や コ ネ ク タ ピ ンの破損がないか確認 し て く だ さ い。
デー タ リ ン ク ケーブルを DST-i および車両側の診断 コ ネ ク タ へ接続する場合は、 コ ネ ク タ の
向き に注意 し 、 ま っ す ぐ静かに接続 し て く だ さ い。
誤っ た向 き で接続 し よ う と し た り 、 傾いた状態で差 し 込んだ場合、 コ ネ ク タ の端子が破損
し 、 車両や DST-i に異常を引 き 起 こ す原因 と な る 恐れがあ り ます。
DST-i に接続 し ている コ ネ ク タ に荷重をかけないで く だ さ い。
荷重をかけた場合、 コ ネ ク タ の端子が破損 し 、 車両や DST-i に異常を引 き 起 こ す原因 と な る
恐れがあ り ます。
-1-
1 起動 と 終了
3.
車両のキース イ ッ チ (イ グニシ ョ ン ス イ ッ チ) を ON に し ます。
アドバイス
車両のキース イ ッ チ (イ グニシ ョ ン ス イ ッ チ) が OFF または ACC の状態では、 車両 と 通信
する こ と がで き ません。 DST-i を使用する際は、 キース イ ッ チ (イ グニシ ョ ン ス イ ッ チ) を
ON またはエ ン ジ ン を始動 さ せて く だ さ い。
4.
DST-i のモー ド ス イ ッ チ を ON に し ます。
オープニ ン グ画面が表示 さ れます。
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T01897J
T02009J
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アドバイス
モー ド ス イ ッ チ を ON にする と 、 DST-i の電源イ ン ジケー タ が緑に点灯 し ます。
-2-
1 起動 と 終了
1-2 終了
1.
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) で車両 と の通信を終了 さ せます。
注意
作業サポー ト でア ク チ ュ エー タ を駆動中に DST-i のモー ド ス イ ッ チ を OFF に し た り 、 デー
タ リ ン ク ケーブルを取 り 外 し た り する と 、 ア ク チ ュ エー タ が駆動状態のま まにな る場合があ
り ます。 必ず作業サポー ト を終了 さ せてから、 終了処理 し て く だ さ い。
2.
DST-i のモー ド ス イ ッ チ を OFF に し ます。
3.
車両のキース イ ッ チ (イ グニシ ョ ン ス イ ッ チ) を OFF に し ます。
4.
デー タ リ ン ク ケーブルを DST-i と 車両側の診断 コ ネ ク タ から取 り 外 し ます。
注意
デー タ リ ン ク ケーブルを DST-i および車両側の診断 コ ネ ク タ から取 り 外す場合は、 コ ネ ク タ
に対 し て ま っ す ぐ静かに引き抜いて く だ さ い。
傾いた状態で引 き 抜いた場合、 コ ネ ク タ の端子が破損 し 、 車両や DST-i に異常を引 き 起 こ す
原因 と な る 恐れがあ り ます。
引き抜 く 際は、 コ ー ド の部分ではな く 、 必ず コ ネ ク タ の部分を持っ て引き抜いて く だ さ い。
コ ー ド の部分を持っ て引 き 抜いた場合、 ケーブルが断線す る 恐れがあ り ます。
-3-
2 DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
2
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
2-1 画面の構成
DST-i ト ラ ッ ク ・ バ ス用 ソ フ ト (日野車用) の画面の構成は、 以下の と お り です。
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タ イ ト ルバー
現在表示中の画面 タ イ ト ルが表示 さ れます。
T02627J
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タブ
現在表示中の画面内の選択可能な項目が表示 さ れます。
T02628J
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アドバイス
車種や画面によ っ て、 タ ブの有無や表示 さ れる項目は異な り ます。
ガイダンスエ リ ア
現在表示中の画面に対す る 操作ガ イ ダ ン ス が表示 さ れます。
T02629J
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-4-
2 DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
2-2 基本操作
DST-i には、 6 つの操作キーが配置 さ れてい ます。
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T02469J
画面に よ っ て、 操作キーの機能は異な り ます。
ガ イ ダ ン ス エ リ アに表示 さ れ る 操作ガ イ ダ ン ス に従っ て操作 し て く だ さ い。
B キーを押 し た と き の動作は、 特に操作ガ イ ダ ン ス の表示がない場合は 1 つ前の画面に戻 り ます。 (一部
画面を除 く )
-5-
2 DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
2-3 メ イ ン メ ニ ュ ー
オープニ ン グ画面が表示 さ れてい る 状態で、 いずれかのキーを押す と 、 メ イ ン メ ニ ュ ー画面が表示 さ れま
す。
T02634J
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アドバイス
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) がイ ン ス ト ール さ れた SD メ モ リ ー カ ー ド が挿入 さ れて
いない場合は、 メ イ ン メ ニ ュ ー画面に 「日野車ソ フ ト 」 は表示 さ れません。
DST-i ス タ ン ダー ド ソ フ ト (別売) がイ ン ス ト ール さ れた SD メ モ リ ー カ ー ド が挿入 さ れていない場
合は、 メ イ ン メ ニ ュ ー画面に 「ス タ ン ダー ド ソ フ ト 」 は表示 さ れません。
1 枚の SD メ モ リ ー カ ー ド に DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) と DST-i ス タ ン ダー ド ソ フ
ト (別売) の両方を イ ン ス ト ールする こ と がで き ます。
メ イ ン メ ニ ュ ー画面か ら 選択可能な機能について説明 し ます。
機 能
内 容
故障 コ ー ド の読出/消去、 作業サポー ト 機能に よ り 、 車両診断 ・ 整備に役立て る
日野車ソ フ ト
こ と がで き ます。
ス タ ン ダー ド ソ フ ト DST-i ス タ ン ダー ド ソ フ ト 取扱説明書を参照 し て く だ さ い。
本体設定
DST-i の設定を変更 し 、 カ ス タ マ イ ズす る こ と がで き ます。
-6-
2 DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
2-4 診断機能
シス テム選択
故障診断す る 車両情報やシ ス テ ム を選択 し ます。
1.
メ イ ン メ ニ ュ ー画面で 「日野車ソ フ ト 」 を選択 し 、 A キーを押 し ます。
車両分類選択画面が表示 さ れます。
T02634J
T02635J
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アドバイス
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) のバージ ョ ン によ っ て、 表示 さ れる車両分類は
異な り ます。
2.
車両分類選択画面で故障診断を行 う 車両の分類を選択 し 、 A キーを押 し ます。
排出ガ ス記号選択画面が表示 さ れます。
T02636J
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アドバイス
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) のバージ ョ ンおよび上位 メ ニ ュ ーで選択 し た内
容によ っ て、 表示 さ れる排出ガス記号は異な り ます。
-7-
2 DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
3.
排出ガス記号選択画面で故障診断を行 う 車両の排出ガス記号を選択 し 、 A キーを押 し ます。
シ ス テ ム区分選択画面が表示 さ れます。
T02637J
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アドバイス
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) のバージ ョ ンおよび上位 メ ニ ュ ーで選択 し た内
容によ っ て、 表示 さ れる シ ス テムは異な り ます。
4.
シス テム区分選択画面で故障診断を行 う シ ス テムを選択 し 、 A キーを押 し ます。
故障診断 メ ニ ュ ー画面が表示 さ れます。
T02638J
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アドバイス
車種やシ ス テムによ っ て、 故障診断 メ ニ ュ ー画面に表示 さ れる項目は異な り ます。
-8-
2 DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
故障 コ ー ド 読出
故障 コ ー ド と は、 車両の ECU の自己診断機能に よ っ て、 故障の系統や異常な状態を検出 し 、 ユーザや整
備 メ カ ニ ッ ク に知 ら せ る コ ー ド の こ と です。
故障 コ ー ド は、 故障系統毎に分け ら れてい る ため、 故障原因の特定に役立て る こ と がで き ます。
DST-i ト ラ ッ ク ・ バ ス用 ソ フ ト (日野車用) では、 現在の故障 コ ー ド 、 過去の故障 コ ー ド 、 判定中の故障
コ ー ド を表示す る こ と がで き ます。
故障 コ ー ド には以下の種類があ り ます。
故障 コ ー ド の種類
現在
過去
判定中
内 容
現在発生 し てい る と 思われ る 故障 コー ド です。
過去に検出 し た故障 コ ー ド です。
エ ミ ッ シ ョ ン関連で、 故障 コ ー ド 検出には至っ ていないが、 故障の可能性があ る こ
と を示す故障 コ ー ド です。
アドバイス
車種やシ ス テムによ っ て、 サポー ト し ている故障 コ ー ド の種類は異な り ます。
1.
故障診断 メ ニ ュ ー画面で 「故障 コ ー ド 」 を選択 し 、 A キーを押 し ます。
故障 コ ー ド メ ニ ュ ー画面が表示 さ れます。
T02638J
T02640J
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2.
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故障 コ ー ド メ ニ ュ ー画面で 「故障 コ ー ド 読出」 を選択 し 、 A キーを押 し ます。
故障 コ ー ド 表示画面が表示 さ れます。
T02641J
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-9-
2 DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
3.
故障 コ ー ド 表示画面 (現在の故障 コ ー ド 一覧) で右キーを押 し ます。
タ ブが 「過去」 に切 り 替わ り 、 過去の故障 コ ー ド 一覧が表示 さ れます。
さ ら に故障 コ ー ド 表示画面 (過去の故障 コ ー ド 一覧) で右キーを押 し ます。
タ ブが 「判定中」 に切 り 替わ り 、 判定中の故障 コ ー ド 一覧が表示 さ れ ます。
T02642J
T02643J
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アドバイス
右キー、 左キーで一覧表示を切 り 替え る こ と がで き ます。
車種やシ ス テムによ っ て、 サポー ト し ている故障 コ ー ド の種類は異な り ます。
サポー ト し てい る 故障 コ ー ド の種類のみ タ ブが表示 さ れ、 故障 コ ー ド の一覧を表示す る こ と
がで き ます。
4.
故障 コ ー ド 表示画面 (過去の故障 コ ー ド 一覧) で任意の故障 コ ー ド を選択 し 、 A キーを押 し ます。
故障 コ ー ド 詳細表示画面が表示 さ れます。
T02644J
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᡿㓚ౝኈ
- 10 -
2 DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
5.
故障 コ ー ド 詳細表示画面で右キーを押 し ます。
詳細情報 (2 桁のダ イ ア グ コ ー ド ) が表示 さ れます。
T02645J
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アドバイス
詳細情報は、 過去の故障 コ ー ド 一覧から し か表示で き ません。
また、 車種やシ ス テムによ っ て、 詳細情報が表示 さ れない場合があ り ます。
故障 コ ー ド メ ニ ュ ー画面に戻るには、 B キーを押 し て 1 画面ずつ戻 っ て く だ さ い。
故障 コ ー ド が記憶 さ れていない場合
ECU に故障 コ ー ド が記憶 さ れていない場合は、 故障 コ ー ド 表示画面に メ ッ セージが表示 さ れます。
T02646J
᡿㓚ࠦ࡯࠼⴫␜↹㕙
- 11 -
2 DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
故障 コ ー ド 消去
ECU に記憶 さ れてい る 故障 コ ー ド を消去す る こ と がで き ます。
1.
故障 コ ー ド メ ニ ュ ー画面で 「故障 コ ー ド 消去」 を選択 し 、 A キーを押 し ます。
故障 コ ー ド 消去画面が表示 さ れます。
T02647J
T02648J
᡿㓚ࠦ࡯࠼ࡔ࠾ࡘ࡯↹㕙
2.
᡿㓚ࠦ࡯࠼ᶖ෰↹㕙
故障 コ ー ド 消去画面で A キーを押 し ます。
故障 コ ー ド が消去 さ れた後、 消去完了 メ ッ セージが表示 さ れます。
T02649J
᡿㓚ࠦ࡯࠼ᶖ෰ቢੌ↹㕙
3.
故障 コ ー ド 消去完了画面で A キーを押 し ます。
故障 コ ー ド メ ニ ュ ー画面に戻 り ます。
- 12 -
2 DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) の操作
作業サポー ト
作業サポー ト では、 DPR 点検やポ ンプ交換時機差学習を実施す る こ と がで き ます。
1.
故障診断 メ ニ ュ ー画面で 「作業サポー ト 」 を選択 し 、 A キーを押 し ます。
作業サポー ト メ ニ ュ ー画面が表示 さ れます。
T02638J
T02651J
᡿㓚⸻ᢿࡔ࠾ࡘ࡯↹㕙
2.
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作業サポー ト メ ニ ュ ー画面で実施する作業サポー ト を選択 し 、 A キーを押 し ます。
「DPR 点検」 を選択 し た場合は、 DPR 点検 メ ニ ュー画面が表示 さ れます。
T02652J
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作業サポー ト メ ニ ュ ー画面か ら 選択可能な機能について説明 し ます。
機 能
DPR 状態表示
DPR 点検
DPR 状態 リ セ ッ ト
DPR 強制再生
DPR 差圧モニ タ
ポン プ交換時機差学習
内 容
DPR 状態を モニ タ す る こ と がで き ます。
DPR 状態に よ り 、 DPR の点検お よ び洗浄の必要性を確認 し ます。
DPR 状態を リ セ ッ ト す る こ と がで き ます。
DPR を強制的に再生す る こ と がで き ます。
エン ジ ン回転数 と DPR 差圧を確認す る こ と がで き ます
サプ ラ イ ポ ンプ を修理、 交換 し た際、 エン ジ ン ECU 内に記録 さ れてい
る 学習値を更新す る こ と がで き ます。
アドバイス
車種やシ ス テムによ っ て、 使用で き る機能は異な り ます。
使用で き ない機能は、 メ ニ ュ ーに表示 さ れません。
- 13 -
3 本体設定
3
本体設定
DST-i の設定を変更 し 、 カ ス タ マ イ ズす る こ と がで き ます。
1.
メ イ ン メ ニ ュ ー画面で 「本体設定」 を選択 し 、 A キーを押 し ます。
設定 メ ニ ュ ー画面が表示 さ れます。
T02653J
T02038J
ࡔࠗࡦࡔ࠾ࡘ࡯↹㕙
2.
⸳ቯࡔ࠾ࡘ࡯↹㕙
設定 メ ニ ュ ー画面で設定する項目を選択 し 、 A キーを押 し ます。
選択 し た項目の設定画面が表示 さ れます。
- 14 -
3 本体設定
明る さ 設定
明 る さ 設定では、 画面のバ ッ ク ラ イ ト の輝度を調整す る こ と がで き ます。
1.
明る さ 設定画面で右キーまたは左キーを押 し て希望の明る さ に合わせ、 A キーを押 し て決定 し ま
す。
A キーを押 さ ずに B キーを押す と 、 変更はキ ャ ン セル さ れます。
T02654J
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アドバイス
現在設定 さ れている明る さ の数値が画面に表示 さ れます。
ブザー設定
ブザー設定では、 DST-i 操作時のブザー音の有無を設定す る こ と がで き ます。
1.
ブザー設定画面で右キーまたは左キーを押 し て希望する設定に し 、 A キーを押 し て決定 し ます。
A キーを押 さ ずに B キーを押す と 、 変更はキ ャ ン セル さ れます。
T02039J
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アドバイス
現在設定 さ れている ブザー音の ON ・ OFF が画面に表示 さ れます。
- 15 -
3 本体設定
プ リ ン タ 設定
プ リ ン タ 設定では、 DST-i 用モバ イ ルプ リ ン タ ー (以下、 「Bluetooth プ リ ン タ 」) の登録 と テ ス ト 印刷を行
う こ と がで き ます。
アドバイス
DST-i ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用) では、 Bluetooth プ リ ン タ を使用する こ と はで き ません。
Bluetooth プ リ ン タ は、 DST-i ス タ ン ダー ド ソ フ ト を ご利用時に使用で き ます。
プ リ ン タ 設定については、 DST-i ス タ ン ダー ド ソ フ ト 取扱説明書を参照 し て く だ さ い。
- 16 -
4 エ ラ ーが発生 し た ら
4
エ ラ ーが発生 し た ら
4-1 通信エ ラ ー
DST-i ト ラ ッ ク ・ バ ス用 ソ フ ト (日野車用) を使用中に通信エ ラ ーが発生 し た場合、 下記のエ ラ ー メ ッ
セージ画面が表示 さ れます。
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T02656J
T02655J
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㧔ήᔕ╵㧕
通信エ ラ ー が発生 し た と き の対処方法は、 まず A キーを押 し て再試行 し ます。
その結果、 再び通信エ ラ ーが発生 し た場合は、 以下の通 り 、 通信エ ラ ーの発生を確認 し ます。
通信エ ラ ー A
通信エ ラ ー A は、 DST-i か ら の要求に対 し てシ ス テ ム (ECU) が応答 し ない場合に表示 さ れます。
原因 と し ては、 以下が考え ら れます。
・ 車両のキース イ ッ チ ( イ グ ニシ ョ ン ス イ ッ チ) が ON ではない。
・ デー タ リ ン ク ケーブルが接続 さ れていない、 ま たは接触不良。
・ 車両に診断対象のシ ス テ ムが搭載 さ れていない。
・ DST-i ト ラ ッ ク ・ バ ス用 ソ フ ト (日野車用) が当該のシ ス テ ムに対応 し ていない。
通信エ ラ ー B
通信エ ラ ー B は、 DST-i か ら の要求に対 し てシ ス テ ム (ECU) か ら 拒否応答があ っ た場合に表示 さ れ
ます。
原因 と し ては、 以下が考え ら れます。
・ 実施 し よ う と し てい る 作業に対 し て、 車両側の条件が整っ ていない。
例えば以下の場合が考え ら れます。
メ ーカお よ び車両に よ っ て、 「故障 コー ド 消去」 はエン ジ ン停止中 し か実施で き ない場合があ る
が、 作業ガ イ ダ ン ス に従わず、 エン ジ ン回転中に実施 し た場合な ど。
上記を確認 し て も 問題が解消 さ れない場合は、 ご購入店 も し く は最寄 り の株式会社デン ソ ーセールス ま で
お問い合わせ く だ さ い。
- 17 -
4 エ ラ ーが発生 し た ら
4-2 画面のフ リ ーズ
DST-i ト ラ ッ ク ・ バ ス用 ソ フ ト (日野車用) を使用中に画面が動かな く な っ た場合は、 以下の手順で対処
し ます。
1.
DST-i のモー ド ス イ ッ チ を OFF に し ます。
モー ド ス イ ッ チを OFF に し て も 画面の フ リ ーズが解消 さ れない場合は、 ご購入店 も し く は最寄 り
の株式会社デン ソ ーセールス ま でお問い合わせ く だ さ い。
2.
DST-i のモー ド ス イ ッ チ を ON に し て再起動 し ます。
再起動 し て も 画面の フ リ ーズが解消 さ れない場合は、 ご購入店 も し く は最寄 り の株式会社デン
ソ ーセールス ま でお問い合わせ く だ さ い。
- 18 -
ト ラ ッ ク ・ バス用ソ フ ト (日野車用)
取扱説明書
初版
2013 年 1 月