Download N8103-79用増設バッテリ取扱説明書

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本書は 製品 とと もに 大切に 保管 して くだ さい
N8103−79
増設バッテリ
取扱説明書
まえがき
こ の た び は 、 N8103-79 増 設 バ ッ テ リ を お 買 い 上 げ い た だ き ま こ と に あ り が と う ご ざ い ま す 。
本 書 は 、 N8103-79 増 設 バ ッ テ リ ( 以 下 「 本 装 置 」 と 呼 び ま す ) を 正 し く 、 安 全 に 設 置 ・ 使 用 す る た め の
手 引 き で す 。本 装 置 を 取 り 扱 う 前 に 必 ず お 読 み く だ さ い 。ま た 、本 装 置 を 使 用 す る 上 で わ か ら な い こ と 、
不具合が起きたときにもぜひご利用ください。本書は、必要な時にすぐに参照できるように必ずお手元
に保管してください。
本 装 置 を 取 り 付 け る N8103-80 デ ィ ス ク ア レ イ コ ン ト ロ ー ラ (1ch)の 取 り 扱 い に つ い て の 説 明 は 、N8103-80
に 添 付 の ユ ー ザ ー ズ ガ イ ド を 参 照 し て く だ さ い 。 ま た 、 本 装 置 を 取 り 扱 う 前 に 「 安 全 上 の ご 注 意 」、「 使
用上のご注意」を必ずお読みください。
856
85 6 - 840047840047 - 0 7979 - 0
商標について
Microsoft と そ の ロ ゴ お よ び 、 Windows2000 は
米 国 Microsoft Corporation の 米 国 お よ び そ の 他 の 国 に お け る 登 録 商 標 で す 。
MegaRAID は 米 国 LSILOGIC の 登 録 商 標 で す 。
ご注意
(1)
本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。
(2)
本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
(3)
NECの許可なく複製・改変などを行うことはできません。
(4)
本書は内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれ
などお気づきのことがありましたら、お買い求めの販売店にご連絡ください。
(5)
運用した結果の影響については(4)項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承くだ
さい。
ii
安全上のご注意 ∼ 必ずお読みください ∼
本書では、安全にお使いいただくためにいろいろな絵表示をしています。表示を無視し、誤った取り扱い
をすることによって生じる内容を次のように区分しています。内容をよく理解してから本文をお読みくだ
さい。
警告
指示を守らないと人が死亡する、または重傷を負うおそれがあることを示しています。
指示を守らないと、火傷やけがなどを負うおそれや物的損害を負うおそれがあることを示し
ています。
注意
お守りいただく内容の種類を絵表示で区別し、説明しています。
(例 )
注意の喚起
この記号は指示を守らないと、危険が発生するおそれがあるこ
とを表します。記号の中の絵表示は危険の内容を図案化したも
のです。
(感 電 注 意 )
(例 )
行為の禁止
行為の強制
こ の 記 号 は 行 為 の 禁 止 を 表 し ま す 。記 号 の 中 や 近 く の 絵 表 示 は 、
してはならない行為の内容を図案化したものです。
この記号は行為の強制を表します。記号の中の絵表示は、しな
ければならない行為の内容を図案化したものです。危険を避け
るためにはこの行為が必要です。
(分 解 禁 止 )
(例 )
(プ ラ グ を 抜 け )
注 意 の喚 起
特定しない一般的な注意・警告を示しま
す。
高温による障害を負うおそれがあること
を示します。
感電のおそれがあることを示します。
発煙または発火のおそれがあることを示
します。
行 為 の禁 止
分解・修理しないでください。感電や火
災のおそれがあります。
特定しない一般的な禁止を示します。
行 為 の強 制
電源プラグをコンセントから抜いてくだ
さい。火災や感電のおそれがあります。
iii
安全にお使いいただくために、次に示す注意事項をお守りください。
警告
本 書 に 指 示 が な い 限 り 絶 対 に 分 解・修 理・改 造 を 行 わ な い で く だ さ い 。故 障 の 際 は お 買 い 求 め の
販売店または保守サービス会社にご連絡ください。
本 装 置 の バ ッ テ リ に は ニ ッ ケ ル 水 素 電 池 を 使 用 し て い ま す 。破 裂 す る お そ れ が あ り ま す の で 、以
下の事項を必ずお守りください。
火 や 100℃ 近 く の 高 温 に 近 づ け な い で く だ さ い 。
水に浸さないでください。
分解しないでください。
当社指定以外のバッテリを使用しないでください。
ま た 、 バ ッ テ リ 交 換 の 際 は 、「 第 2 章 運 用 ・ 保 守 」 に 従 っ て く だ さ い 。
本装置のバッテリに貼付しているバッテリラベルには警告ラベルが併記されています。
警告ラベルは絶対にはがさないでください。
本 装 置 の 取 り 付 け は 、基 本 装 置 の 電 源 を 切 断 し 、電 源 コ ー ド を 抜 い て か ら 行 っ て く だ さ い 。た と
え 電 源 を 切 っ て も 、電 源 コ ー ド を 接 続 し た ま ま 装 置 内 部 の 部 品 や ケ ー ブ ル / コ ネ ク タ に 触 る と 感
電 し た り 、シ ョ ー ト に よ り 火 災 を 起 こ し た り す る こ と が あ り ま す 。ま た 、ぬ れ た 手 で 本 装 置 の 取
り付け・取り外しを行わないでください。故障するばかりでなく、感電するおそれがあります。
本 装 置 を N8103-80 に 取 り 付 け 後 、 万 一 、 煙 ・ 異 臭 ・ 異 音 な ど が 生 じ た 場 合 は 、 た だ ち に POWER
ス イ ッ チ を OFF に し て 電 源 プ ラ グ を コ ン セ ン ト か ら 抜 い て く だ さ い 。そ の ま ま 使 用 す る と 火 災 の
原因となります。
ラ ッ ク マ ウ ン ト モ デ ル の 基 本 装 置 へ の 取 り 付 け・取 り 外 し は 、基 本 装 置 が 不 安 定 な 状 態 で 無 理 に
行わないでください。基本装置が落下し、怪我をするおそれがあります。
尚、取り付け・取り外しは保守サービス会社へ依頼することもできます。
注意
基 本 装 置 の 電 源 コ ー ド は プ ラ グ 部 分 を 持 っ て 引 き 抜 い て く だ さ い 。コ ー ド 部 分 を 持 っ て 引 き 抜 く
と、コードの被覆が破損し、漏電や感電のおそれがあります。
基 本 装 置 の 電 源 を OFF に し た 直 後 は 、装 置 内 の 部 品 が 高 温 に な っ て い ま す 。十 分 に 冷 め た こ と を
確認してから取り付け/取り外しを行ってください。
本 装 置 の そ ば で は 携 帯 電 話 や PHS,ポ ケ ッ ト ベ ル の 電 源 を OFF に し て お い て く だ さ い 。電 波 に よ
る誤動作の原因になります。
iv
使用上のご注意
∼装置を正しく動作させるために∼
本装置を使用するときに注意していただきたいことを次に示します。これらの注意を無視して、
本 装 置 を 使 用 し た 場 合 、 資 産 (デ ー タ や そ の 他 の 装 置 )が 破 壊 さ れ る お そ れ が あ り ま す の で 必 ず お
守りください。
●本装置は大変デリケートな電子装置です。本装置を取り扱う前に、基本装置の金属フレーム部
分などに触れて身体の静電気を逃がしてください。本装置の取り扱いは端の部分を持ち、表面
の部品やコネクタと接続する部分には触れないようにしてください。また、本装置を落とした
り、ぶつけたりしないでください。
● 本 装 置 に 使 用 さ れ て い る バ ッ テ リ( ニ ッ ケ ル 水 素 電 池 内 蔵 )の 廃 棄 に つ い て は 各 自 治 体 の 廃 棄 方
法に従ってください。廃棄に関しては「廃棄について」を参照して下さい。
電波障害自主規制について
こ の 装 置 は 、 情 報 処 理 装 置 等 電 波 障 害 自 主 規 制 協 議 会 ( VCCI) の 基 準 に 基 づ く ク ラ ス A
情 報 技 術 装 置 で す 。こ の 装 置 を 家 庭 環 境 で 使 用 す る と 電 波 妨 害 を 引 き 起 こ す こ と が あ り ま
す。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。
本 書 は 、 Windows2000 な ど の オ ペ レ ー テ ィ ン グ シ ス テ ム や キ ー ボ ー ド 、 マ ウ ス と い っ た 一 般 的 な
入出力装置などの基本的な取り扱いについて十分な知識を持ったユーザを対象として記載され
ています。
v
梱包箱の中身について
梱包箱の中には本装置以外に色々な付属品が入っています。添付の構成品表を参照し、
全ての付属品が揃っていることを確認してください。万一、足りないものや損傷して
いるものがあった場合には、本装置をご購入された販売店にご連絡ください。
保証について
本 装 置 に は 「 保 証 書 」 が 添 付 さ れ て い ま す 。「 保 証 書 」 は 販 売 店 で 所 定 事 項 を 記 入 し お 渡 し し ま す
の で 、 記 載 内 容 を ご 確 認 の 上 、 大 切 に 保 管 し て く だ さ い 。 保 証 期 間 中 に 故 障 し た 場 合 に は 、「 保 証
書」の記載内容に基づき無償修理致します。保証後の修理については、ご購入された販売店もしく
はご契約されているNEC保守サービス会社にご相談ください。
製品寿命について
本装置にはバックアップ用のバッテリが付いています。バッテリの寿命は使用環境や運用条件によ
り異なりますが、おおむね2年、または充電回数が約500回となっております。
本 装 置 の 設 置 か ら 約 2 年 後 ( 設 置 時 期 は 基 本 装 置 お よ び 本 装 置 に 貼 り 付 け の バ ッ テ リ ラ ベ ル に 記 載 )、
または充電回数500回を目安に交換してください(充電回数の確認は「第2章
運用・保守
4 . バ ッ テ リ の 交 換 手 順 」 を 参 照 し て く だ さ い )。 交 換 に つ い て は 、 本 装 置 を ご 購 入 さ れ た 販 売 店 も し
くはご契約されているNEC保守サービス会社へご相談ください。
第三者への譲渡について
本装置を第三者に譲渡(または売却)する時には、必ず本書を含む全ての添付品をあわせて譲渡
(または売却)してください。
輸送について
本 装 置 を 輸 送 す る 際 は 、「 第 1 章 概 要 」 を 参 考 に 基 本 装 置 か ら 本 装 置 を 取 り 出 し 、 本 装 置 と す べ
ての添付品を購入時の梱包箱入れてください。
vi
廃棄について
本 装 置 は N8103-80 デ ィ ス ク ア レ イ コ ン ト ロ ー ラ (1ch)の バ ッ テ リ バ ッ ク ア ッ プ モ ジ ュ ー ル で す 。
本 装 置 に は ニ ッ ケ ル 水 素 電 池 が 搭 載 さ れ て お り , リ サ イ ク ル が 可 能 で す 。 廃 棄 の 際 に は 、「 第 2 章 運
用 ・ 保 守 」 の 「 3 . バ ッ テ リ の 交 換 手 順 」 に 従 い 本 装 置 を N8103-80 よ り 取 り 外 し て か ら 、 各 自 治 体 の
廃 棄 ル ー ル に 従 っ て 分 別 廃 棄 し て 下 さ い 。詳 し く は 、各 自 治 体 に お 問 い 合 わ せ 下 さ い 。ま た 、廃 棄 に つ
い て の お 問 合 せ は 、本 装 置 を ご 購 入 さ れ た 販 売 店 も し く は ご 契 約 さ れ て い る N E C 保 守 サ ー ビ ス 会 社 へ
ご相談ください。
ニッケル水素電池
●本装置は「第2章
運用・保守」を参照して取扱に十分注意してください。
リサイクルについて
本装置にはリサイクル可能なバッテリ(ニッケル水素電池)を使用しています。貴重な資源とな
りますので、再利用のため最寄りのリサイクル協力店にお持ちください。
vii
目
次
安全上のご注意
∼必ずお読みください∼
使用上のご注意
∼装置を正しく動作させるために∼
Ⅲ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅴ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅵ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅵ
梱包箱の中身について
保証について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
製品寿命について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第三者への譲渡について
Ⅵ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅵ
輸送について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅵ
廃棄について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅶ
リサイクルについて
第1章
1.仕様
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅶ
概要
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.本装置の特徴
3.構成品
1- 1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1- 1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1- 2
4.ハードウェアのセットアップ
4.1.作業フロー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.2.ケーブルの確認
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.3.本装置のバッテリラベルに日付を記入
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.4.本装置添付のバッテリラベルに日付を記入し、基本装置に貼付
1- 3
1- 3
1- 3
1- 4
・・・・・・・・・・・・・
1- 4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1- 5
4 . 6 . ケ ー ブ ル の 取 り 付 け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1- 5
4.5.本装置の取り付け
第2章
保守・運用
1.保守サービス
2.予防保守
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2- 1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2- 2
3.本装置の交換手順
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2- 2
3 . 1 . バ ッ テ リ の 充 電 回 数 確 認 方 法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2- 2
3.2.本装置の交換手順
2- 4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<本書の記号について>
本書の中には次の3種類の記号を使用しています。それぞれの記号は次のような意味をもつものとして
定義されています。
装置を取り扱う上で、守らなければいけないことや、特に注意すべき点を示します。
装置を取り扱う上で、確認をしておく必要がある点を示します。
知っておくと役に立つ情報や便利なことを示します。
viii
第1章
概要
本装置を初めてお使いになる場合は、この章からお読みください。
ここでは、本装置の特徴ならびにセットアップについて説明します。
1.仕様
項
目
仕
様
最大データバックアップ時間
外形寸法
質量
81 時 間 *注 1
56(幅 )×60(奥 行 )X15(高 )mm
約 0.07kg
動作電圧
3.6V
消費電力
2.1W
温度
湿度
温度
湿度
動作時
動作環境
保管時
0℃ ∼ 45℃
20%∼ 80%
0℃ ∼ 70℃
20%∼ 95%
備
考
バッテリ満充電時
結露しないこと
※ 本装置は2年または充電回数500回で交換が必要です。
※ 本装置は消耗品/有償保守部品です。
2.本装置の特徴
本 装 置 は N8103-80 デ ィ ス ク ア レ イ コ ン ト ロ ー ラ (1ch)の オ プ シ ョ ン 部 品 で す 。
N8103-80 デ ィ ス ク ア レ イ コ ン ト ロ ー ラ (1ch)は 増 設 バ ッ テ リ を 実 装 す る 事 で 、 予 期 せ ぬ 停 電 な ど に よ
りデータが失われることを防止することが出来ます。
新しいバッテリは充電されておりません。
装置起動後、約6時間で満充電となります。
バ ッ テ リ が 満 充 電 に な っ て か ら Write Back 機 能 を 使 用 し て く だ さ い 。
1−
−1
3.構成品
3. 構成品
梱包箱には次のものが入っています。確認してください。万一、足りないものや破損しているものがあり
ましたら、購入された販売店にご連絡ください。
項番
1
2
3
4
品名
数量
1台
1冊
1枚
1冊
増設バッテリ
N8103-79 増 設 バ ッ テ リ 取 扱 説 明 書
セットアップデートラベル
保証書
備考
本書
1
Set up Date
Slot
Date
Y
3
.M
4
2
1
増設バッテリ
本装置です、ニッケル水素電池とコントロール基盤からなります。
ニッケル水素電池の寿命は2年または500回の充放電です。
2
N8103 - 79 増 設 バ ッ テ リ 取 扱 説 明 書
本書です
3
セットアップデートラベル
本装置に添付されているラベルです、日付を記入して基本装置に貼り付けます。
4
保証書
本装置の保証書です、大切に保管してください。
1−
−2
4.ハードウェアのセットアップ
次の手順に従って、本装置を基本装置に取り付けてください。
作業の前に基本装置に添付のユーザーズガイドもお読みになり、作業を行ってください。
4.1.作業フロー
開始
コネクタの確認
本装置のセットアップデートラベルに日付を記入
本装置添付のセットアップデートラベルに
日付を記入し、基本装置に貼付
N8103-80 へ の 取 り 付 け
コネクタの取り付け
終了
4.2.ケーブルの確認
バッテリとコントロール基盤とを結ぶケーブルが取り外されていることを確認してください。
もし、ケーブルが接続されたままであればケーブルを取り外してください。
1−
−3
4.3.本装置のセットアップデートラベルに日付を記入
本装置のバッテリに貼付されているセットアップデートラベルに、セットアップ
した日付を記入してください。
Set up Date
Y
.M
日付を記入(例:2002.12)
.
4.4.本装置添付のセットアップデートラベルに日付を記入し、基本装置に貼付
本装置に添付されているセットアップデートラベルに、日付およびディスクアレイコントローラ
を実装する基本装置のPCIバスのスロット番号を記入し、基本装置の天板等、目に付く場所へ
貼り付けてください。
Set up Date
Slot
Date
Y
.M
日付を記入(例:2002.12)
基本装置のPCIバスのスロット番号を記入
バッテリの寿命は、使用環境および運用条件によって異なりますが、おおむね2年
もしくは、充電回数が約500回です。年数での判断はバッテリラベルに記載の
日 付 を 目 安 に 行 っ て く だ さ い 。ま た 、充 電 回 数 の 確 認 に つ い て は「 第 2 章
の「4.バッテリの交換手順」を参照してください。
1−
−4
運 用・保 守 」
4.5.本装置の取り付け
始 め に 、本 装 置 の 裏 側 に あ る ス ペ ー サ ー か ら 止 め ネ ジ を 取 り 外 し て く だ さ い 。次 に 、本 装 置 を N8103-80
に 取 り 付 け ま す 。本 装 置 の 裏 側 に あ る コ ネ ク タ と N8103-80 の コ ネ ク タ を 接 続 し て く だ さ い 。最 後 に 止
めネジを締めて固定してください。
取り外したネジははなくさないようにして下さい。
4.6.ケーブルの取り付け
バッテリのケーブルをコントロール基盤に接続してください。
以上で本装置の取り付けは完了です。
1−
−5
第2章
運用・保守
1.保守サービス
保 守 サ ー ビ ス は NEC の 保 守 サ ー ビ ス 会 社 、 お よ び NEC が 指 定 し た 保 守 サ ー ビ ス 会 社 に よ っ て
のみ実施されますので、純正部品の使用はもちろんのこと、技術力においてもご安心の上、ご
都合にあわせてご利用いただけます。
なお、お客さまが保守サービス会社をお受けになる際のご相談は、弊社営業担当または代理店
で承っておりますのでご利用ください。
2.予防保守
予 防 保 守 と し て 、 バ ッ テ リ の 充 電 回 数 や 電 圧 な ど を , イ ベ ン ト ビ ュ ー ア ま た は MegaRAID
Configuraion Utility を 用 い て 定 期 的 に 確 認 し て く だ さ い 。
詳しくは本章の『3.1.バッテリの充電回数確認方法』を参照してください。
2− 1
3.本装置の交換手順
バッテリの充電回数確認方法および交換方法について説明します。
1.本装置は2年または充電回数500回で交換が必要です。
2.本装置は消耗品/有償保守部品です。
3.1.バッテリの充電回数確認方法
(1)イベントビューアでの確認方法
Windows2000 を 起 動 し 、 イ ベ ン ト ビ ュ ー ア の ア プ リ ケ ー シ ョ ン ロ グ を 画 面 に 表 示 し ま す 。
表 示 さ れ た ロ グ 一 覧 の 中 で 、 ソ ー ス が 『 MegaServ.log』、 イ ベ ン ト が 『 5105』 の 最 新
ログを確認してください。イベント詳細を表示すると以下の画面が表示されます。
イ ベ ン ト ビ ュ ー ア で 充 電 回 数 の 確 認 を 行 う に は 、 Power Console Plus の イ ン ス ト ー ル
が必要です。
イベント詳 細
日付:
XX/XX/XX
時刻:
午前 XX:XX:XX
ユーザー(U):
N/A
コンピュータ(M): XXX
イベント ID:
ソース:
種類:
分類:
5105
MegaServ.log
情報
なし
説明
・Adapter X: No of Charge Cycle = 86
データ(A)
◎ バイト(B)
閉じる
○ ワード(W)
前のイベント(P)
次のイベント(N)
ヘルプ(H)
『 説 明 』 の と こ ろ の 「 Adapter X: No of Change Cycle =」 が 充 電 回 数 を 示 し て い ま す 。
( 上 の 画 面 で は 86 回 を 意 味 し ま す )
2− 2
( 2 ) MegaRAID Configuraion Utility で の 確 認 方 法
MegaRAID Configuration Utility を 起 動 後 、「 Objects」 → 「 Battery Information」 を
選択すると、バッテリの状態が以下のように表示されます。
- : Battery Backup : -
Backup Module
= PRESENT
Battery Module
= PRESENT
Temperature
= GOOD
Voltage
= GOOD
Fast Charging
= COMPLETED
No of Cycles
= 86
Press Any Key To Continue
「 No of Cycles = 」 が 充 電 回 数 を 示 し て い ま す 。( 上 の 画 面 で は 86 回 を 意 味 し ま す )
購入後2年および充電回数が500回を過ぎた場合は、最大バックアップ
時間(81時間)が保証できなくなります。
2− 3
3.2.本装置の交換手順
( 1 ) N8103-80 か ら S C S I ケ ー ブ ル を 取 り 外 し 、 基 本 装 置 か ら N8103-80 を 取 り 外 し ま す 。
1 . N8103N8103 - 80 の 取 り 外 し ま で の 作 業 は 、『 N8103N8103 - 80 デ ィ ス ク ア レ イ コ ン ト ロ ー ラ
(1ch)ユ
(1ch) ユ ー ザ ー ズ ガ イ ド 』 を 参 照 し て 、 十 分 に 注 意 し て 行 っ て く だ さ い 。
2.ディスクアレイコントローラの実装PCIスロット、SCSIケーブルの
接続関係をメモした後、SCSIケーブルの取り外し、本体装置からのディ
スクアレイコントローラの取り外しを行ってください。
(2)バッテリとコントロール基盤とを接続しているケーブルを取り外します。
(3)本装置を止めているネジ3本を外します。ネジをなくさないよう注意してください
( 4 ) 本 装 置 を N8103-80 か ら 取 り 外 し ま す 。
①
③
②
( 5 ) 次 に 新 し い 本 装 置 を N8103-80 に 取 り 付 け ま す 。 本 装 置 の 取 り 付 け に 関 す る 詳 細 は 「 第
1章 概要」の「4.ハードウェアのセットアップ」を参照して行ってください。
( 8 ) 本 体 装 置 へ N8103-80 を 取 り 付 け ま す 。
( 9 ) 本 体 装 置 を 起 動 し 、 MegaRAID Configuration Utility を 立 ち 上 げ ま す 。
2− 4
(10)バッテリの充電回数をクリア
TOP メ ニ ュ ー よ り 、「 Objects」 → 「 Reset Battery Charge Counter」 を 選 択 し 、「 Yes」
を 選 択 す る と ク リ ア さ れ ま す 。 詳 細 は 『 N8103-80 デ ィ ス ク ア レ イ コ ン ト ロ ー ラ (1ch)
ユ ー ザ ー ズ ガ イ ド 』 の 「 第 4 章 3.6 そ の 他 」 を 参 照 し て く だ さ い 。
交換した新しいバッテリは充電されておりません。
装置起動後、約6時間で満充電となります。
バ ッ テ リ が 満 充 電 に な っ て か ら Write Back 機 能 を 使 用 し て く だ さ い 。
以上で、交換は終了です
2− 5
N8103N8103 - 79
増設バッテリ
取扱説明書
856−840047−079−0
発行:2002年11月 第1版
こ の マ ニ ュ アル は再 生紙を 使用 して いま す。