Download WR250R - ヤマハ発動機

Transcript
q ご使用の前には必ず取扱説明書をよく読んでください。
取扱説明書
WR250R
3D7-28199-J7
3D7-28199-J7_Hyoshi.indd
1
2013/07/12
13:12:39
3D7-28199-J7_Hyoshi.indd
1
2013/07/12
13:21:00
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
はじめに
JAU27254
ヤマハ車をお買いあげいただきありがとうございます。
この取扱説明書には、お買いあげいただいた車の正しい取り扱い方法や安全な運転のしかた、日常点検、簡単な定期点検整備などについて
説明してあります。
車は万一取り扱いを誤ると、重大な事故やケガ、トラブルの原因となります。
車の正しい取り扱いをご理解いただくため、運転される前に必ず本書をお読みください。
また、メンテナンスノート、セーフティガイド(バイクをより安全にお乗りいただくためのアドバイス)もあわせてお読みください。
本書では、正しい取り扱いおよび点検整備に関する重要な事項を下記のシンボルマークで表示しています。
安全にかかわる注意情報を示してあります。
取り扱いを誤った場合、死亡、重傷・傷害に至る可能性が想定される場合を示してあります。
取り扱いを誤った場合、物的損害の発生が想定される場合を示してあります。
正しい操作のしかたや点検整備上のポイントを示してあります。
車の受け取りの際には、お買いあげいただいた販売店から「取扱説明書」
「メンテナンスノート」
「セーフティガイド」
「車両受け渡し確認書」
を受け取り、以下の説明を必ずお受けください。
 車の正しい取り扱い方法
 日常点検、定期点検整備
 保証内容および保証期間
※ 車をゆずるときには、次の持ち主のために本書もお渡しください。
※ 仕様の変更などにより、本書の図や内容が一部実車と異なることがありますのでご了承ください。
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
もくじ
安全運転のために.......................... 1-1
日常点検箇所/点検内容....................4-1
あなた自身と同乗者のために ............1-1
歩行者と他の車のために ....................1-4
環境・住民の方との調和のために.....1-5
運転操作 ......................................... 5-1
各部の名称 ..................................... 2-1
左側面 ...................................................2-1
右側面 ...................................................2-2
運転装置と計器類................................2-3
エンジン始動 .......................................5-1
ギヤチェンジのしかた........................5-2
ブレーキ ...............................................5-2
ならし運転 ...........................................5-3
駐車.......................................................5-3
点検整備 ......................................... 6-1
各部の取り扱いと操作.................. 3-1
キーの取り扱い....................................3-1
メインスイッチ....................................3-1
警告灯と表示灯....................................3-3
マルチファンクション
ディスプレイ....................................3-4
ハンドルスイッチ................................3-9
フューエルタンクキャップ .............3-10
燃料....................................................3-11
シート ................................................3-12
ヘルメットホルダー.........................3-12
書類入れ ............................................3-13
フロントフォークの調整 .................3-13
フロントフォークのエア抜き .........3-15
リヤクッションの調整 .....................3-15
サイドスタンド.................................3-17
イグニッションサーキット
カットオフシステム .....................3-17
日常点検 ......................................... 4-1
日常点検の実施....................................4-1
点検整備の実施 ...................................6-1
サービスツール ...................................6-2
カバーの取り外し、取り付け ............6-2
エンジンオイル ...................................6-4
エンジンのかかり具合、
異音の点検 .......................................6-5
低速、加速の状態の点検....................6-5
冷却水...................................................6-6
エアクリーナーエレメントの清掃 ....6-7
タイヤ...................................................6-8
クラッチ ............................................6-10
ブレーキレバーの遊び/
ブレーキペダルの遊び、および
ブレーキのきき具合の点検 .........6-11
ブレーキランプスイッチ.................6-12
ブレーキパッドの点検.....................6-12
ブレーキ液量の点検.........................6-13
ブレーキ液の補給 ............................6-13
ドライブチェーン ............................6-15
ドライブチェーンの給油.................6-16
バックミラー ....................................6-16
車体各部の給油脂状態の点検 .........6-17
アンダーブラケットの
取り付け状態の点検
(ステアリングステム)................. 6-17
バッテリー........................................ 6-18
ヒューズ交換 .................................... 6-19
灯火装置および方向指示灯の
点検................................................ 6-21
運行において異常が認められた
箇所の点検 .................................... 6-21
お車の手入れ .................................7-1
洗車 ...................................................... 7-1
アルミフレームの取り扱い................ 7-2
保管のしかた ....................................... 7-2
アフターケア用品について................ 7-3
製品仕様 ......................................... 8-1
ユーザー情報 .................................9-1
二輪車を廃棄する場合は?................ 9-1
サービスマニュアル(別売)
の紹介............................................... 9-2
車両情報............................................... 9-2
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
安全運転のために
JAU27281
JAU44285
あなた自身と同乗者のために
この章には、特に知っておいていただきたい
安全項目ラベルについて
こと、守っていただきたいことなどの基本的
運転に慣れてきますと、いろいろな注意を忘
なアドバイスを述べてあります。運転すると
れがちになり、事故を起こすことがありま
きには、次のことを守って安全運転および上
す。
手な操作を心がけてください。
車に乗るときには、安全項目ラベルの注意事
安全運転とは、交通ルールを守ることだけで
項をいつも守り、安全運転に心がけてくださ
なく、ほかの人々が安全に通行できるように
い。
配慮することです。
1
安全運転は正しい服装から
 ヘルメットは必ず着用してください。ヘル
メットは PSC または SG、JIS マークの
ある二輪車用を必ず着用してください。ヘ
1
ルメットは正しくかぶり、必ずあごひもを
しめます。頭にしっくり合って、圧迫感の
ないものが最適です。
 グローブを必ず着用してください。グロー
ブは、摩擦に強い皮製のものが適していま
1. 安全項目ラベル
す。
 ヘルメットにシールドを着用してくださ
い。着用できないときは、ゴーグルを使用
してください。
 運転する服装は以下のことを確認して選
び、着用してください。疲労を少なくし、
万一の転倒時には身体を保護します。
• 保護性の高い服で明るく目立つ色のも
の
1-1
3D7-28199-J7.book 2 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
安全運転のために
• 動きやすく、体の露出が少ない長袖・長
ズボン
• ロングスカートやロングマフラーなど
い。
JWA11601
の体に密着しない服
1
ヘルメットを正しくかぶっていないと、万一
の事故の際、死亡または重傷に至る可能性が
高くなります。運転者と同乗者は、必ずヘル
メットをかぶり、正しい服装で乗車してくだ
さい。
日常点検、定期点検整備を必ず行う
事故や故障を防ぐため、法令で定められた日
常点検を行ってください。また、法令で定め
られた 1 年、2 年ごとに行う定期点検も必ず
実施してください。
 以下のような服装は運転操作のじゃまに
なります。また、回転部分に巻き込まれた
り高熱になる部分に接触したりして、思わ
ぬ事故の原因にもなりますので、着用しな
 靴はかかとが低く、運転操作がしやすいも
いでください。
のを着用してください。また、くるぶしま
車の異状
• ズボンのすそや袖口の広い服
で覆われていて足にピッタリしたものを
次のような場合は、車が故障しているおそれ
• 衣服の飾り物や紐など、長すぎる装飾が
選んでください。
があります。そのままにしておくと、走行に
ある服
 同乗者にも上記の注意を守らせてくださ
1-2
悪影響をおよぼしたり、事故につながるおそ
3D7-28199-J7.book 3 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
安全運転のために
れがあり危険です。販売店で点検・整備を受
す。
ください。
 ヘッドライトの前を荷物などでさえぎら
けてください。
 異音がしたり、異臭や異常な振動があると
ないようにしてください。ライトの熱によ
りヘッドライトのレンズが変色、溶損した
き。
 地面にオイルなどが漏れた跡があるとき。
り、荷物にまでその不具合がおよぶことも
 燃料、冷却水のにじみまたは漏れた跡があ
あります。
 マフラー、エンジンなどの熱くなるところ
るとき。
給油時は火気厳禁
へ荷物などの物が触れないようにしてく
ガソリンは揮発性が高く、引火しやすい燃料
ださい。
両手はハンドル、両足はフットレスト
です。給油時は必ずエンジンを止め、火気を
近づけないでください。
荷物はしっかり固定する
 荷物を積むと、積まないときにくらべて操
 運転するときは、両手でハンドルを握り、
両足をフットレストにのせます。
縦安定性が変わります。荷物はしっかりと
 同乗者には、両手で体をしっかり固定さ
固定し、積み過ぎないように注意してくだ
せ、両足を必ずフットレストにのせさせま
さい。
す。
風通しの悪い場所でエンジンを始動しな
い
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分
が含まれています。
風通しの悪い場所や屋内でエンジンをかけ
 ハンドルの近くには、荷物など、物を置か
ると、ガス中毒を起こす危険があります。エ
ないでください。ハンドルの近くに物を置
ンジンの始動は風通しのよい屋外で行って
くと、ハンドル操作を妨げる場合がありま
1-3
乗車定員は 2 名
ただし、免許取得後 1 年未満の運転者は、法
令により 2 人乗りはできません。
1
3D7-28199-J7.book 4 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
安全運転のために
また、高速道路(2 人乗りが許可されている
1
高速道路)においては、20 才以上で、免許
自己流のエンジン調整、部品の取り外し
はしない
取得後 3 年を経過した運転者でなければ 2
エンジン調整はヤマハ販売店におまかせく
人乗りはできません。
ださい。
JCA15221
急激なハンドル操作や片手運転はしない
JAU27504
歩行者と他の車のために
他の人への思いやり
 交通ルールを守り、まわりの歩行者や車の
動きに注意し、相手の立場について思いや
りの気持ちをもって通行しましょう。
急激なハンドル操作や片手運転は、横すべり
や転倒の原因となります。絶対にしないでく
部品交換が必要な場合は正規の規格のもの
ださい。
を使用するよう、販売店へ依頼してくださ
い。規格が異なった部品を使用すると、故障
などの原因となります。
 周囲の状況に注意して、安全なスピードで
走行してください。歩行者や自転車のそば
を通るときは、安全な距離を保つか徐行し
てください。
自賠責保険に必ず加入
自賠責保険(共済)に加入することは法令で
定められています。万一の事態に備えて必ず
加入してください。
また、保険の期限切れにも注意してくださ
い。
誤った方法でエンジンを停止しない
誤った取り扱いをすると、マフラーの中の触
駐車
媒装置が異常に高温になり、損傷するおそれ
 盗難予防のため、車から離れるときは必ず
があります。次のような操作はしないでくだ
ハンドルロックをかけ、キーをお持ちくだ
さい。
さい。また、チェーンロックなどのサイク
 走行中にメインスイッチやエンジンス
ルロックも同時に使用することをおすす
トップスイッチでエンジンを停止する。
めします。
 空ぶかし直後にエンジンを停止する。
 交通のじゃまにならない場所に駐車して
ください。
1-4
3D7-28199-J7.book 5 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
安全運転のために
 平坦な場所に駐車してください。やむをえ
JAU27581
環境・住民の方との調和のために
ず、傾斜地や柔らかい地面などの不安定な
住民の方への思いやり
場所に駐車するときは、転倒や動き出しの
自分の都合だけを考えて、沿道の方に不愉快
ないようにしてください。
な騒音などの迷惑をかけないでください。
 車から離れる前に、スタンドが確実にセッ
トされているかを確認してください。
JWA12241
 エンジン回転中および停止後、しばらくの
間はマフラーやエンジンなどが熱くなっ
ています。触れるとヤケドをすることがあ
りますので、注意してください。また、物
などが直接触れないようにしてください。
 駐車は、通行する人がマフラーやエンジン
特に深夜の住宅街や人通りの多い道路など
などに触れない場所にしてください。
で長時間のアイドリングや急発進などを行
 マフラーの中の触媒装置は高温になりま
うと、迷惑になりますのでしないでくださ
す。枯れ草や紙、オイル、木材など、燃え
やすいものがある場所には駐車しないで
ください。
い。
昼間はヘッドライトを下向きに
この車両は自動昼間点灯仕様です。他の車や
歩行者へ注意をうながし、自分の存在を知ら
せるためです。対向車がまぶしくないよう
に、ライトは下向きを使ってください。
1-5
1
3D7-28199-J7.book 6 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
安全運転のために
1
違法改造はしない
環境への配慮
 違法改造は法律により禁止されています。
廃車をするときや、バッテリー、廃油などの
改造は操縦安定性を悪くしたり、排気音を
廃棄処理をするときは、環境保護のためお買
大きくして車の寿命を縮めたり、重大な事
いあげのヤマハ販売店にご相談ください。
故や故障の原因となります。また、改造す
ると車の保証が受けられません。
 この車は、排出ガス規制適合車です。マフ
ラーには排出ガスを浄化する触媒装置が
内蔵されています。他のマフラーをこの車
に取り付けると、排出ガス規制に適合しな
くなる可能性があります。マフラーを交換
する場合は、お買いあげのヤマハ販売店に
ご相談ください。なお、ヤマハ純正部品の
マフラーには “YAMAHA” マークが刻
印されています。
1
1. “YAMAHA” マーク
1-6
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の名称
JAU10411
左側面
1
2, 3
4
5 6
7
8
2
3
4
5
6
7
11
10
8
9
1. フロントフォーク伸側減衰力アジャスター(P3-13)
10.書類入れ(P3-13)
2. 系統別ヒューズボックス(P6-19)
11.フロントフォーク圧側減衰力アジャスター(P3-13)
3. リカバリータンク (P6-6)
4. リヤクッション圧側減衰力アジャスター(P3-15)
5. バッテリー(P6-18)
6. メインヒューズ(P6-19)
7. ツールボックス(P6-2)
8. ヘルメットホルダー(P3-12)
9. シフトペダル(P5-2)
2-1
9
3D7-28199-J7.book 2 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の名称
JAU10421
右側面
1
1
2
3
4
2
8
7 6
1. リヤブレーキマスターシリンダー(P6-13)
2. エアクリーナーエレメント(P6-7)
3. リヤブレーキランプスイッチ (P6-12)
4. フューエルタンクキャップ(P3-10)
5. オイル注入口 (P6-4)
6. エンジンオイル点検窓(P6-4)
7. ブレーキペダル(P6-11)
8. リヤクッション伸側減衰力アジャスター(P3-15)
2-2
5
3D7-28199-J7.book 3 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の名称
JAU10431
運転装置と計器類
1
2
3 4
5 6
7
8
2
3
4
5
6
7
8
1. クラッチレバー(P6-10)
9
2. ハンドルスイッチ(左)(P3-9)
3. メインスイッチ / ハンドルロック(P3-1)
4. マルチファンクションディスプレイ(P3-4)
5. フロントブレーキマスターシリンダー(P6-13)
6. ハンドルスイッチ(右)(P3-9)
7. ブレーキレバー(P6-11)
8. スロットルグリップ
2-3
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
JAU31082
キーの取り扱い
 キーは車の操作や保管をするときなどに
1
使用する大切なものです。キーを紛失しな
たり、傷付きの原因となる場合があります。
キーホルダーは、布製または皮製のものをお
JAU10462
メインスイッチ
勧めします。
いように、充分に注意してください。
2
3
 キーは 2 本付属しています。1 本は予備と
して大切に保管してください。
 1 本のキーを紛失または破損したときは、
販売店またはキーショップなどで新しい
予備キーを作っておいてください。
 キーを 2 本とも紛失または破損したとき
メインスイッチはエンジンの始動と停止、ブ
は、販売店にご相談ください。
レーキランプや方向指示灯などの電源の「入
/ 切」、ハンドルロックを行います。
JWA11621
走行中にメインスイッチを OFF や LOCK の
位置にすると、電気系統の作動が停止し、事
故につながるおそれがあります。メインス
イッチは必ず停車中に操作してください。
JCA11972
JCA12502
エンジンをかけないでメインスイッチを ON
金属製のキーホルダーは使用しないでくだ
のままにしたり、エンジン始動後アイドリン
さい。また、リングなどに複数のキーをつな
グ状態を長時間続けると、バッテリーあがり
いで使用しないでください。走行中にキーホ
の原因となります。
ルダーや他のキーがカバーなどの部品に当
3-1
3D7-28199-J7.book 2 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
JAU10685
LOCK
盗難予防のため、車から離れるときは必ずハ
ハンドルがロックされ、全ての電気回路がオ
ンドルロックをかけ、キーをお持ちくださ
フになります。キーを抜くことができます。
い。
ハンドルロックのしかた
ハンドルロックの解除のしかた
2
1
JAU44291
2
ON
2
全ての電気回路に電源が供給され、メーター
1
3
灯、テールランプとナンバー灯が点灯し、エ
ンジンを始動させることができます。キーを
抜き取ることはできません。
1. 押す
4
2. 回す
 エンジンが始動すると、ヘッドライトが自
動的に点灯します。エンジンが止まっても
メインスイッチを OFF にするまで点灯し
続けます。
 この車はフューエルポンプを装備してい
ます。メインスイッチを ON にしたとき、
またはエンジン始動中にフューエルポン
LOCK の位置でキーを押しこみ、そのまま
OFF まで回します。
1. 押す
5
6
2. 回す
1. ハンドルを左へいっぱいに切ります。
7
2. OFF の位置でキーを押し込み、そのまま
LOCK まで回します。
8
プの作動音が聞こえることがありますが、
異常ではありません。
ロックしにくいときは、ハンドルを少し左右
JAU46011
OFF
全ての電気回路がオフになり、エンジンが停
に動かしながらキーを回します。
3. キーを抜きます。
止します。キーを抜くことができます。
3-2
9
3D7-28199-J7.book 3 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
JAU49394
警告灯と表示灯
1
2
1
3 4
2
売店で点検を受けてください。
キーを ON にしたとき、警告灯が約 2 秒間
点灯し、その後消灯します。点灯しないとき
 キーを ON にしたとき、警告灯が約 2 秒間
や消灯しないときは、ヤマハ販売店で点検を
点灯し、その後消灯します。点灯しないと
受けてください。
きや消灯しないときは、ヤマハ販売店で点
JAU11447
水温警告灯 “
3
6 5
1. 水温警告灯 “
エンジン冷却水が規定温度以上になったと
灯が点灯することがありますが、これは異
き、警告灯が点灯するか、点滅します。この
常ではありません。
い。
JCA11851
”
3. ニュートラルランプ “
4. 方向指示器表示灯 “
”
”
5. ヘッドライト上向き表示灯 “
6. エンジン警告灯 “
エンジンがオーバーヒートしたときは、走行
”
しないでください。
”
JAU11021
方向指示器表示灯 “
”
メインスイッチを ON にしたとき、警告灯が
方向指示器に合わせて点滅します。
JAU11061
ニュートラルランプ “
”
ギヤがニュートラルのとき点灯します。
JAU11081
ヘッドライト上向き表示灯 “
約2秒間点灯し、その後消灯します。警告灯
が点灯しないときや、点灯したままになって
いるときは、ヤマハ販売店で電気回路の点検
を受けてください。
”
ヘッドライトを上向きにすると点灯します。
JAU44622
燃料残量警告灯 “
”
燃料残量が約 2.1 L 以下になると点灯しま
検を受けてください。
 スタータースイッチを押している間、警告
ときは、エンジンを止めて冷やしてくださ
”
2. 燃料残量警告灯 “
”
JAU43024
エンジン警告灯 “
”
エンジンの電気回路に異常が発生したとき、
警告灯が点灯するか、点滅します。ヤマハ販
す。早めに給油してください。
3-3
3D7-28199-J7.book 4 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
 トリップメーター〈A / B〉
JAU44385
マルチファンクションディスプレ
イ
1
2
リセットしてからの走行距離を積算しま
す。ト リ ッ プ メ ー タ ー の 最 大 表 示 値 は
JWA12161
999.9km です。
 フューエルトリップメーター
表示の切り替え、時刻調整などの操作は、必
燃料残量警告灯が点灯してからの走行距
ず停車中に行ってください。
1 2 3
離を表示します。ただし、オフロード走行
などでフューエルタンク内のガソリン油
3
4
”
る場合、燃料残量警告灯の点灯が遅くなる
2. トリップメーター A 表示 “
”
3. トリップメーター B 表示 “
”
2. “SELECT1” ボタン
3. “SELECT2” ボタン
るときは、ガソリンの残量に注意してくだ
 この車のマルチファンクションディスプ
エルトリップメーター動作状態になった
レイは、基本モードと計測モードの切り替
と き は、基 本 モ ー ド に 切 り 替 え
えができ、それぞれ以下の機能がありま
後、“SELECT2” ボタンの操作で表示
す。
することができます。
 基本モードと計測モードの切り替えのと
4. 時計/ストップウォッチ
 自己診断機能
5. スピードメーター
セットされます。
計測モード :
 スピードメーター
基本モード:
車の速度を示します。
 スピードメーター
車の速度を示します。
 オドメーター
走行した総距離を表示します。
 トリップメーター A
リセットしてからの走行距離を積算しま
す。また計測モードでは積算された走行距
離を修正することができます。
 ストップウォッチ
3-4
5
6
7
 時計
き、トリップメーター A のみ 0km にリ
6. オドメーター / トリップメーター / フューエル
トリップメーター
4
ときがあります。このような走行をしてい
さい。また、計測モードで走行中にフュー
1. “RESET” ボタン
3
面が大きく変動するような走行をしてい
1. ストップウォッチ表示 “
6 5
2
8
9
3D7-28199-J7.book 5 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
 自己診断機能
ト リ ッ プ メ ー タ ー の リ セ ッ ト
は、“SELECT2” ボタンを押してリセッ
1
トしたいトリップメーターを表示させてか
 “SELECT1” ボタン、“SELECT2”
ら “RESET” ボタンを 1 秒以上押します。
ボタンや “RESET” ボタンを使用する
2
3
フューエルトリップメーター
ときは、メインスイッチを ON にしてくだ
フューエルタンクのガソリンの残量が約2.1
さい。
L になると、燃料残量警告灯が点灯し、選択
 メインスイッチを ON にすると、マルチ
ントを表示し、その後、前回メインスイッ
しているトリップ表示にかかわらずフュー
1
ファンクションディスプレイの全セグメ
エルトリップメーターに切り替わって、その
1. トリップメーター A 表示 “
”
時点からの走行距離を表示します。このとき
チを OFF にしたときの表示になります。
“SELECT2” ボタンを押すと、オドメー
このとき車は自己診断を行っており、その
ターとトリップメーターは下記の順に切り
結果に異常があればマルチファンクショ
替わります。
ンディスプレイに表示します。
フューエルトリップメーター → オドメー
基本モード
ター → トリップメーターA → トリップメー
オドメーター/トリップメーター
ター B → フューエルトリップメーター
“SELECT2” ボタンを押すごとに、オド
メーターとトリップメーターが下記の順で
1
切り替わります。
オドメーター → トリップメーター A → ト
フューエルトリップメーターのとき
1. トリップメーター B 表示 “
は、“F” が表示されます。
”
リップメーター B → オドメーター
トリップメーター A を選ぶと、“
” が表
示されます。トリップメーター B を選ぶ
と、“
” が表示されます。
3-5
3D7-28199-J7.book 6 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
1
 計測モードに切り替えると “
す。
2. < 時 > の 表 示 が 点 滅 し た
ら、“SELECT1”
ボ タ ン、ま た は
“SELECT2” ボタンを押して<時>
を合わせます。
3. “RESET” ボタンを押すと、<分>の
表示が点滅します。
4. “SELECT1”
ボタン、または
“SELECT2” ボタンを押して<分>
1. フューエルトリップメーター
ト リ ッ プ メ ー タ ー の リ セ ッ ト
は、“SELECT2” ボタンを押してリセッ
トしたいトリップメーターを表示させてか
を合わせます。
5. “RESET” ボタンを押すと、<秒>の
” が表示
されます。
 計測モードの表示機能は基本モードとは
異なります。
基本モードから計測モードへの切り替え
オ ド メ ー タ ー を 表 示 さ せ た 状 態
で、“SELECT1” ボタンと “SELECT2”
ボタンを同時に 2 秒以上押すと、計測モード
ボタン、または
計測モードから基本モードへの切り替え
計測モードから基本モードへの切り替えは、
ら “RESET” ボタンを1秒以上押します。
“SELECT2” ボタンを押すと<秒>
ストップウォッチ機能で時間の計測をして
フューエルトリップメーターはリセットし
が 00 にセットされます。
いない状態でのみ可能です。
なくても、ガソリンを給油後約 5km 走行す
7. “RESET” ボタンを 2 秒以上押すと、
ると自動的にフューエルトリップメーター
時刻調整が完了し、時計表示に戻ります。
に切り替わる前の表示に戻ります。
時刻調整のしかた
調整されている時刻を保持して、通常の時計
表示に戻ります。
るとき、“SELECT1” ボタンを押すと 1
基本モードと計測モード
1. “SELECT1” ボタンを2秒以上押しま
ボタ ン と
“SELECT2” ボタンを同時に押して
ボタンと
“SELECT2” ボタンを同時に2秒以上
押すと基本モードに切り替わります。
 ストップウォッチ機能での時間の計測は
計測モードでのみ可能です。
3-6
4
5
6
7
8
計測を停止します。
計測モード
を押すと 1 ずつ数が減ります。それぞれ長押
しすることで数は早く進みます。
ていないかを確認します。計測していた
2. “SELECT1”
時刻調整で<時>、<分>、<秒>を合わせ
ずつ数が増えます。“SELECT2” ボタン
1. ストップウォッチ機能で時間の計測をし
と きは、“SELECT1”
30 秒以上ボタンの操作がない場合は、時刻
3
に切り替わります。
表示が点滅します。
6. “SELECT1”
2
計 測 モ ー ド に 切 り 替 え て か ら、ス ト ッ プ
9
3D7-28199-J7.book 7 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
ウォッチ機能で時間を計測するには以下の2
通りがあります。
オートスタートで計測の準備が完了すると
 マニュアルスタート
1
2
“
” とトリップメーターA を示す “
”
運転者が自分でボタンを押して計測を開
が点滅します。また、時間の表示部分が左か
始します。
ら右に流れるように表示されます。
 オートスタート
車が動くと、スピードパルス信号を感知し
て自動的に計測が開始されます。
3
マニュアルスタート
2. “RESET” ボタンを押すと計測が開始
基本モードから計測モードに切り替えると、
3. “SELECT1”
されます。
ボタンと
ストップウォッチ機能は自動的にマニュア
“SELECT2” ボタンを同時に押すと
ルスタートが選択されます。
計測が停止します。
1. 計測モードに切り替わっていることを確
認します。
3. 車が動き出すとスピードパルスを検知し
走行してもストップウォッチ機能で時間を
計測しないとき、トリップメーターA も積算
を開始しません。
“
” とトリップメーター A を示す
” が点滅します。
ボタンと
“SELECT2” ボタンを同時に押すと
マニュアルスタートで計測の準備が完了す
ると “
て、自動的に計測が開始されます。
4. “SELECT1”
4. “SELECT1”
ボタンと
“SELECT2” ボタンを同時に押すと
再び計測を開始します。
一旦、計測を停止します。
5. “SELECT1”
ボタンと
“SELECT2” ボタンを同時に押すと
再び、計測を開始します。
オートスタート
1. 計測モードに切り替わっていることを確
認します。
一旦、オートスタートで計測を開始すると、
2. “SELECT1” ボタンを2秒以上押しま
す。
停車しても計測を継続しています。計測を一
時停止、再スタートするには、4 ∼ 5 のボタ
3-7
3D7-28199-J7.book 8 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
ン操作が必要です。
トリップメーター A の補正
“SELECT1” ボタンと “SELECT2” ボタ
ンを使って、トリップメーター A の数値を補
正することができます。“SELECT1” ボタ
ンを押すと 0.1 ずつ数が増え、
“SELECT2”
ボタンを押すと 0.1 ずつ数が減ります。それ
トリップメーターAとストップウォッチ機能
ラーコードが表示された場合、エラーコード
で計測した時間のリセット
を控え、ヤマハ販売店で車の点検を受けてく
1. ストップウォッチ機能で時間を計測して
ださい。
いないことを確認します。
2. “RESET” ボタンを 2 秒以上押すとト
2
リップメーター A とストップウォッチ機
能で計測した時間がリセットされます。
3
ぞれ長押しすることで数は早く進みます。
 リセットすると、トリップメーターA とス
補正はストップウォッチ機能で計測中でも、
計測停止した後でも可能です。
計測したデータのリセット
4
トップウォッチ機能は計測の準備状態に
1
戻ります。
 マニュアルスタートで計測していたとき
5
1. エラーコード表示
は、マニュアルスタートの準備状態に戻り
JCA13002
ます。
計測したデータのリセットには以下の2種類
があります。
 トリップメーター A のリセット。
 トリップメーターAとストップウォッチ機
能で計測した時間のリセット。
トリップメーター A のリセット
1. ストップウォッチ機能で時間を計測して
いることを確認します。
2. “RESET” ボタンを 2 秒以上押すとト
リップメーター A がリセットされます。
6
 オートスタートで計測していたときは、
オートスタートの準備状態に戻りま
マルチファンクションディスプレイがエ
す。“SELECT2” ボタンを 2 秒以上押
ラーコードを表示しているときは、エンジン
すとマニュアルスタートに切り替えがで
の損傷を防ぐために、できるだけ早く点検を
きます。
受けてください。
自己診断機能
7
8
9
このモデルには電気回路の自己診断装置が
備わっています。
回路のいずれかが故障した場合、マルチファ
ンクションディスプレイのオドメーター表
示部にエラーコードが表示されます。
マルチファンクションディスプレイにエ
3-8
3D7-28199-J7.book 9 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
JAU1234F
ハンドルスイッチ
<左>
1
ヘッドライトの配光を上向き、下向きに切り
1
2
2
JAU12401
ヘッドライト上下切り替えスイッチ
“ / ”
替えるスイッチです。
のを使用してください。正規のワット数以外
のものを使用すると、正常に作動しません。
JAU12501
ホーンスイッチ “
”
スイッチを押すとホーンが鳴ります。
(上向き):遠くを照らします。
(下向き):近くを照らします。
必要なときにのみ使用してください。
3
3
4
先行車や対向車があるときは、ヘッドライト
を下向きにしてください。
2. ハザードスイッチ “
”
3. 方向指示器スイッチ “
4. ホーンスイッチ “
/
/
方向指示器スイッチ “
/
”
消灯するときは、スイッチを押します。
:右側の方向指示灯が点滅します。
1
:左側の方向指示灯が点滅します。
2
イッチです。通常は “
” にしておきます。
JWA12101
ドさせます。
<右>
”
進路変更の合図に使用します。
操作は、進路変更する側にスイッチをスライ
”
”
/
非常時に、エンジンをすぐに停止させるス
JAU12461
1. ヘッドライト上下切り替えスイッチ “
”
JAU28182
エンジンストップスイッチ “
非常時にエンジンストップスイッチでエン
ジンを停止させたときは、マフラーやエンジ
ンなどが熱くなっています。ヤケドに注意し
てください。
JWA11641
JCA12351
方向指示灯は自動的に消灯しません。使用後
 非常時にエンジンストップスイッチでエ
は、必ず消灯してください。点滅したままに
ンジンを停止させたときは、必ずメインス
しておくと、他のかたの迷惑になります。
イッチを OFF にしてください。ON のま
JCA11983
まですと、バッテリーあがりの原因となり
ます。
1. エンジンストップスイッチ “
2. スタータースイッチ “
”
/
”
電球を交換するときは、正規のワット数のも
3-9
 走行中に、エンジンストップスイッチを
“
”→“
”→“
” にしないでく
3D7-28199-J7.book 10 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
JCA11891
ださい。エンジンの回転が不円滑となり、
フューエルタンクキャップ
エンジン不調の原因となります。また、排
出ガス浄化装置の故障の原因となります。
JWA12172
バッテリーあがりを防ぐため、ハザードラン
プを長時間使用しないでください。
“
JAU44364
給油時およびガソリンを取り扱う場合は、次
のことを必ず守ってください。
” にすると、エンジンは始動できませ
 給油時は必ずエンジンを止め、火気を近づ
ん。
けないでください。ガソリンは揮発性が高
JAU12713
スタータースイッチ “
く、引火しやすい燃料です。
”
 フューエルタンクキャップを開ける前に、
このスイッチを押すと、スターターモーター
車体などの金属部分に触れて静電気の除
が回転し、エンジンが始動します。
た状態で給油すると、放電による火花で引
4
5
火する場合があり、ヤケドするおそれがあ
 スターターモーターを連続して回転させ
ります。
ないでください。消費電力が多いためバッ
6
 給油操作は、必ず一人で行ってください。
テリーあがりの原因となります。
複数で行うと静電気が除去できない場合
 エンジンを始動させる前に、5-1 ページの
7
があります。
始動手順を参照してください。
 給油は、必ず屋外で行ってください。
JAU12766
 セルフサービスのガソリンスタンドで給
”
油するときは、ガソリンの吹きこぼれがな
メインスイッチを ON にした状態で、スイッ
チを “
3
去を行ってください。身体に静電気を帯び
JCA11882
ハザードスイッチ “
2
いよう、慎重に給油してください。
” にスライドし、ハザードランプ
 給油限度(フィラーチューブ下端まで)を
を点滅させます(全ての方向指示器が点滅し
超えてガソリンを入れないでください。走
ます)。
行中にガソリンがにじみ出ることがあり
ハザードランプは、故障などの非常時に他車
危険です。
に知らせるために使用します。
 給油後、フューエルタンクキャップを確実
3-10
8
9
3D7-28199-J7.book 11 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
に閉めてください。
JAU31461
回します。
2. フューエルタンクキャップを反時計方向
1
に回し、キャップを取り外します。
2
フューエルタンクキャップの取り付けか
た
1
2
1. キ ー を ロ ッ ク に 差 し 込 ん だ 状 態 で、
フューエルタンクキャップをタンクの開
け口に挿入し、時計方向に回します。
3
燃料
JAU28332
指定燃料
指定燃料:
無鉛プレミアムガソリン
タンク容量:
約 7.6 L
2. キーを時計方向に回し、キーを抜きます。
1. 給油限度
 必ず指定燃料を使用してください。高濃度
1
2. フィラーチューブ
JCA12512
アルコール含有燃料や軽油、粗悪ガソリン
など、指定以外の燃料を使用するとエンジ
フューエルタンクキャップの取り外しか
た
2
ンの始動性が悪くなったり、出力低下など
のエンジン不調の原因となる場合があり
ます。また、エンジンや燃料系の部品を損
1
傷するおそれがあります。
 こぼれたガソリンは、布切れなどできれい
1. キー
2
2. フューエルタンクキャップ
にふき取ってください。
 タンクにゴミやチリなどの不純物が入ら
ないように注意してください。
キーを抜き取ると、フューエルタンクキャッ
プを閉めることはできません。また、フュー
1. キー
エルタンクキャップを正しく閉めないと、
2. フューエルタンクキャップ
キーを抜くことはできません。
1. キーをロックに差し込み、反時計方向に
3-11
3D7-28199-J7.book 12 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
JAU13972
JAU14283
1
シート
ヘルメットホルダー
シートの取り外しかた
1
ボルトを外し、シートを取り外します。
2
2
1
2
3
1. 突起
4
2. シートホルダー
1. ヘルメットホルダー
2. 解除
1. ボルト
シートの取り付けかた
5
乗車する前に、シートが正しく取り付けられ
キーでロックを解除し、ヘルメットのあごひ
ていることを必ず確認します。
もの金具部分を掛けてロックします。
6
JWA11651
1. シート前部の突起を図のようにシートホ
ルダーに差し込みます。
7
ヘルメットをヘルメットホルダーに掛けた
2. シートを元の位置に取り付け、ボルトを
まま走行しないでください。ヘルメットが運
締め付けます。
転を妨げ、思わぬ事故の原因になったり、車
の部品に損傷を与えたり、またヘルメットに
も損傷を与え保護機能を低下させます。
ヘルメットホルダーは、常にロックしておい
てください。
3-12
8
9
3D7-28199-J7.book 13 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
JAU44352
JAU41473
書類入れ
1
カバーA を取り外すと、裏側にバンドでポー
1
2
チ(書類入れ)が固定されています。
3
フロントフォークには、伸側減衰力アジャス
ターおよび圧側減衰力アジャスターが装備
1. カバー A を取り外します。(カバーの取
2
フロントフォークの調整
されています。
JWA11481
り外しは 6-2 ページ参照)
2. メンテナンスノート、自賠責保険証を丸
めてバンドでとめ、ポーチに入れます。
アジャスターは左右同じ位置に調整してく
ださい。左右が異なると操縦安定性に悪影響
1
をおよぼします。
1. ポーチ
2
2. バンド
伸側減衰力
4. カバー A を取り付けます。
伸側減衰力を強めるには左右のフロント
フォークの伸側減衰力アジャスターを (a) 方
3
向に回します。伸側減衰力を弱めるには左右
のフロントフォークの伸側減衰力アジャス
ターを (b) 方向に回します。
(アジャスターを(a)方向にいっぱいに回し
1. メンテナンスノート、自賠責保険証
2. バンド
てから(b)方向に戻して初めに節度がある
3. ポーチ
ところが 1 段目です。)
3. ポーチを図のようにバンドでカバー A に
固定します。
3-13
3D7-28199-J7.book 14 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
(アジャスターを(a)方向にいっぱいに
(a)
(b)
回してから(b)方向に戻して初めに節
アジャスターは調整範囲以上にも回ります
度があるところが 1 段目です。)
が、減衰力に変化はありません。調整範囲内
で使用してください。
1
(b)
2
(a)
1
3
1. 伸側減衰力アジャスター
4
伸側減衰力:
最小(ソフト):
17 段
標準:
11 段
最大(ハード):
1段
圧側減衰力
1. ゴムキャップをフロントフォークから取
り外します。
2. 圧側減衰力を強めるには左右のフロント
5
1. 圧側減衰力アジャスター
6
圧側減衰力:
最小(ソフト):
19 段
7
標準:
10 段
8
最大(ハード):
1段
9
3. キャップを取り付けます。
JCA11911
フォークの圧側減衰力アジャスターを
(a) 方向に回します。圧側減衰力を弱め
るには左右のフロントフォークの圧側減
調整範囲を超えて、アジャスターを回さない
衰力アジャスターを (b) 方向に回します。
でください。
3-14
3D7-28199-J7.book 15 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
JAU14794
JWA10201
フロントフォークのエア抜き
走行により、フロントフォーク内の温度が上
1
がると、フォーク内の空気圧が上昇し、フロ
ントサスペンションは固くなります。このよ
2
3
うな場合、以下のようにしてフロントフォー
クのエア抜きを行います。
JAU44301
リヤクッションの調整
エア抜きは左右のフロントフォークに対し
て行ってください。左右が異なると操縦安定
性に悪影響をおよぼします。
3. ブリードスクリューを取り付けます。
1. エンジンの下に適当なスタンドを置き、
リヤクッションには、スプリングプリロード
アジャスター、伸側減衰力アジャスターおよ
び圧側減衰力アジャスターが装備されてい
ます。
スプリングプリロード
スプリングプリロードのセッティングは、図
フロントホイールを持ち上げます。
のセット長 A を測定して決めます。セット長
A を長くすると、スプリングプリロードは小
さくなり、サスペンションは柔らかくなりま
フロントフォークのエア抜きを行うときは、
す。セット長 A を短くすると、スプリングプ
車両の前部に荷重がかからないようにしま
リロードは大きくなり、サスペンションは硬
す。
くなります。
2. ブリードスクリューを外し、それぞれの
フォークからエアを放出させます。
1
1
1. セット長 A
1. ブリードスクリュー
スプリングプリロードの調整はお買い上げ
3-15
3D7-28199-J7.book 16 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
のヤマハ販売店にご相談ください。
伸側減衰力:
圧側減衰力:
最小(ソフト):
伸側減衰力
るには、アジャスターを (a) 方向に回します。
12 段
標準:
標準:
14 段
伸側減衰力を弱め、サスペンションを柔らか
くするには、アジャスターを (b) 方向に回し
最小(ソフト):
25 段
伸側減衰力を強め、サスペンションを硬くす
8段
最大(ハード):
3段
ます。
(アジャスターを(a)方向にいっぱいに回し
てから(b)方向に戻して初めに節度がある
ところが 1 段目です。)
1
1段
3
圧側減衰力
圧側減衰力を強め、サスペンションを硬くす
アジャスターは調整範囲以上にも回ります
るには、
アジャスターを (a) 方向に回します。
が、減衰力に変化はありません。調整範囲内
圧側減衰力を弱め、サスペンションを柔らか
で使用してください。
JWA11511
6
(アジャスターを(a)方向にいっぱいに回し
(a)
4
5
くするには、アジャスターを (b) 方向に回し
ます。
(b)
2
最大(ハード):
てから(b)方向に戻して初めに節度がある
リヤクッションユニットは高圧の窒素ガス
ところが 1 段目です。)
を含んでいますので下記のことを厳守して
7
ください。
1. 伸側減衰力アジャスター
(b)
(a)
1
 分解しない。
 火気の中に投げ込まない。
 廃棄するには、ガス抜きが必要です。必ず
お買い上げのヤマハ販売店にご相談くだ
さい。
1. 圧側減衰力アジャスター
3-16
8
9
3D7-28199-J7.book 17 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
JAU15306
サイドスタンド
1
サイドスタンドはフレームの左側にありま
イグニッションサーキットカット
オフシステム
す。車を直立にした状態で、足でサイドスタ
イグニッションサーキットカットオフシス
ンドを上げ下げします。
テム(サイドスタンドスイッチ、クラッチス
イッチおよびニュートラルスイッチを含む)
2
この車にはサイドスタンドスイッチが装備
3
JAU44893
されています。(サイドスタンドスイッチに
ついては次の項目を参照してください。)
JWA10242
には次の機能があります。
 ギヤがニュートラル以外で、サイドスタン
ドが上げてあるが、クラッチレバーを握っ
ていないとき、エンジンは始動できませ
ん。
 ギヤがニュートラル以外で、クラッチレ
サイドスタンドを下ろした状態で、またはサ
バーを握っているが、サイドスタンドが下
イドスタンドが正しく上がらない(上がった
がっているとき、エンジンは始動できませ
状態にならない)場合、車を運転しないでく
ん。
ださい。サイドスタンドが地面に接し、操縦
安定性を損なうことがあります。ヤマハのイ
 ギヤがニュートラル以外で、サイドスタン
ドを下げるとエンジンが停止します。
グニッションサーキットカットオフシステ
イグニッションサーキットカットオフシス
ムは、発進前にサイドスタンドの上げ忘れを
テムの作動を、以下の手順に従って定期的に
防止するよう設計されています。従って、定
点検してください。
JWA11541
期的にこのシステムを点検してください。正
しく機能しない場合にはヤマハ販売店に修
理を依頼してください。
点検の結果異常があった場合は、走行前にヤ
マハ販売店でシステムの点検を受けてくだ
さい。
3-17
3D7-28199-J7.book 18 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
各部の取り扱いと操作
2
3
4
5
6
7
8
9
3-18
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
日常点検
JAU15598
1
JAU30142
日常点検の実施
日常点検箇所/点検内容
車を安全で快適に使用いただくため、法また
詳しい点検の方法は、6-1 ページ以降の点検
は法に準じ、日常の車の使用状況に応じて、
整備の方法および別冊「メンテナンスノー
使用する人の判断で適時行う点検です。
ト」を参照してください。
JWA12032
2
点検箇所
4
 日常点検を怠ると重大な事故やケガ、トラ
ブルの原因となります。必ず実施してくだ
ブレーキ
さい。
 異常が認められたときは、乗車前にご使用
のかたご自身またはヤマハ販売店で必ず
整備を行ってください。
タイヤ
点検整備に使用する工具は、必要に応じてお
買い求めください。(モデルにより、サービ
スツールの有無や内容が異なります。)
エンジン
灯火装置お
よび方向指
示灯
運行におい
て異常が認
められた箇
所
※ 印の点検は車の走行距離、運行時の状態な
どから判断した適切な時期(長距離走行時や
洗車、給油後など)に実施をしてください。
JWA11733
点検内容
 ブレーキペダルの踏みしろ
3
(注)
およびレバーの握りしろが
適切で、ブレーキのききが
充分であること。
 ブレーキ液の量が適当であ
ること。
 タイヤの空気圧が適当であ
ること。
 亀裂、損傷がないこと。
 異常な摩耗がないこと。
 溝の深さが充分あること。
(※)
 冷却水の量が適当であるこ
と。
(※)
 エンジンオイルの量が適当
であること。(※)
 かかり具合が良好で、か
つ、異音がないこと。(※)
 低速、加速の状態が適当で
あること。(※)
 点灯または点滅具合が良好
で、かつ、汚れや損傷がな
いこと。
 当該箇所に異常がないこ
と。
4-1
安全のため、ご自身の知識、技量にあわせた
範囲内で点検・整備を行ってください。難し
いと思われる内容はヤマハ販売店にご依頼
ください。点検整備するときは安全に充分注
意し、下記の内容を守ってください。
 点検は平坦で足場のしっかりした場所を
選び、スタンドを立てて行ってください。
 エンジン停止直後は、エンジン本体やマフ
ラー、エキゾーストパイプなどが熱くなっ
ています。直接触れたりしないでくださ
い。ヤケドに注意してください。
 排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成
分が含まれています。風通しの悪い場所や
屋内でエンジンをかけると、ガス中毒を起
こす危険があります。
 走行して点検するときは、交通状況に注意
してください。
 異常が認められたときは、乗車前にご使用
のかたご自身またはヤマハ販売店で必ず
整備を行ってください。
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
運転操作
JAU46633
JAU3372A
です。
エンジン始動
JWA11562
この車は、以下の機構を装備しています。
 エンジンを始動するときには、3-17 ペー
 メインスイッチがONのときに車体が転倒
ジに記述された手順で、イグニッション
した状態になると、エンジンを停止させま
2
サーキットカットオフシステムの機能を
す。このとき、マルチファンクションディ
点検してください。
スプレイにエラーコード 30 を表示します
 サイドスタンドを下ろした状態で走行し
が、故障ではありません。また、この機構
ないでください。
が働くと、車体を起こしてもエンジン停止
3
4
1. メインスイッチを ON にし、エンジンス
の制御が継続されるため、スターターモー
ターは回転しても、エンジンを始動するこ
トップスイッチが “
とができません。そのまま始動操作を続け
ていることを確認します。
” にセットされ
2. ギヤをニュートラルにします。
ると、バッテリー上がりの原因になること
がありますので、このような状態になった
場合はメインスイッチを一旦 OFF にして、
ギヤをニュートラルにしたとき、ニュートラ
再度ONにするリセット操作をしてくださ
5
6
7
ルランプが点灯しない場合、ヤマハ販売店で
い。このリセット操作を行うと、エラー
電気回路の点検を受けてください。
コード 30 も表示されなくなります。
 車両が停止した状態で 20 分間以上エンジ
8
3. スロットルを完全に閉めます。
4. スタータースイッチを押して、エンジン
ンがかかったままになっていると、エンジ
を始動します。
ンを停止させます。このとき、マルチファ
ンクションディスプレイにエラーコード
70 を表示しますが、故障ではありません。
スタータースイッチで5秒以内にエンジンが
この機能でエンジンが停止した場合は、ス
始動しないときは、バッテリー電圧を回復さ
タータースイッチを押せば再始動が可能
せるため、10 秒位休ませてからスターター
5-1
9
3D7-28199-J7.book 2 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
運転操作
JAU27513
スイッチを押してください。
ギヤチェンジのしかた
ブレーキ
JCA15992
1. スロットルを完全に閉じます。
2. フロントブレーキとリヤブレーキを同時
1
 エンジンを長持ちさせるため、エンジンが
2
3
5
に、徐々にかけます。
6
5
4
3
2
冷えている間の急加速や、無用な空ぶかし
は避けてください。
 長時間のアイドリングはガソリンのムダ
<フロントブレーキ>
N
使いになるだけでなく、環境への悪影響に
もなりますので、やめてください。
4
JAU33174
2
1
1
 通常のアイドリング回転数を必要以上に
高くした状態(アイドルアジャスターの
1. シフトペダル
誤った調整や、スロットルグリップを開け
2. ニュートラル
て固定した状態など)で、長時間放置しな
この車はリターン式の 6 段変速です。
いでください。温度上昇により、エンジン
ギヤチェンジは、スロットルグリップを一度
または車両が損傷する場合があります。
戻してからクラッチレバーを握り、シフトペ
<リヤブレーキ>
ダルで操作します。
JCA12032
 シフトペダルは、踏みごたえがあるまで確
実に操作してください。
 クラッチレバーを確実に握らずにギヤ
チェンジしたり、無理なギヤチェンジは、
チェンジ機構の故障の原因になります。
JWA11573
 急なブレーキ操作は避けてください(特に
どちらか一方に傾いているとき)。横すべ
5-2
3D7-28199-J7.book 3 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
運転操作
りや転倒の原因となります。
 踏切、路面電車のレール、道路建設現場の
JAU31471
ならし運転
駐車
JAU27622
鉄製のプレート、マンホールのフタなど
ならし運転のしかた
は、濡れているときは極端に滑りやすくな
初回 1 か月目(または 1000 km 走行時)
ります。そのようなところでは減速し、注
の点検までは、ならし運転をしてください。
意して走行してください。
また、不要な空ぶかしや急加速、急減速はし
 濡れた路面では、ブレーキが効きにくいこ
とを留意してください。
JAU17214
ないでください。
ならし運転を行うと車の寿命を延ばします。
 下り坂でのブレーキ操作は非常に困難で
駐車するときは、エンジンを止め、キーをメ
インスイッチから抜きます。
JWA11582
 エンジンやマフラーは高温になります。通
行する人などが触れない場所に駐車して
ください。
 草や可燃物などの火災の危険がある場所
す。下り坂に差しかかる前までに充分減速
には、決して駐車しないでください。
してください。
2
3
4
 傾斜地や地面が柔らかいところには駐車
 連続したブレーキ操作は避けてください。
しないでください。車が転倒することがあ
ブレーキ部の温度が上昇し、ブレーキの効
5
ります。
きが悪くなるおそれがあります。
6
7
8
9
5-3
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU29839
点検整備の実施
日常点検
1
4-1 ページ「日常点検箇所/点検内容」の表
にしたがって、適時実施してください。点検
2
3
の方法については、本書の以降のページや、
別冊「メンテナンスノート」の点検整備のし
かた以降のページを参照してください。
定期点検整備
定期点検整備は車を使用する人が自己管理
4
責任で定期的に行う点検整備で、法または法
に準じて行うことが義務づけられています。
5
二輪自動車または原動機付自転車について
は、1 年点検と 2 年点検の 2 種類があります。
6
定期点検項目と基本的な点検内容は別冊の
「メンテナンスノート」に記載してあります。
ここでは、この車独自の内容を補足説明して
います。実際の点検作業にあたっては、別冊
「メンテナンスノート」とあわせてご使用く
ださい。
JWA12055
難しいと思われる内容はヤマハ販売店に
パー、ドラム、ライニングなどは使用すると
ご依頼ください。
高温になり、ヤケドするおそれがあります。
 点検するときは安全に充分注意し、以下の
内容を守ってください。
• 点検は平坦で足場のしっかりした場所
を選び、スタンドを立てて行ってくださ
 点検整備に使用する工具は、必要に応じて
い。
• エンジン停止直後の点検は、エンジン本
ビスツールの有無や内容が異なります。)
が熱くなっています。ヤケドに注意して
 点検結果は、別冊「メンテナンスノート」
の定期点検整備記録簿に記入してくださ
ください。
• 排気ガスには、一酸化炭素などの有害な
い。ご自身でできない項目については、ヤ
成分が含まれています。風通しの悪い場
マハ販売店で点検を受け、記録してくださ
所や屋内でエンジンをかけると、ガス中
毒を起こす危険があります。エンジンの
始動は風通しのよい屋外で行ってくだ
• 走行して点検するときは、周囲の交通事
ださい。
情に充分注意してください。
• 異常が認められたときは、乗車前にご使
必ず整備を行ってください。
JWA15461
走行直後はブレーキ関係の部品に直接触れ
ないでください。ブレーキディスク、キャリ
6-1
整備記録簿の「その他」の欄に記録してく
ださい。
さい。
た範囲内で点検・整備を行ってください。
い。
 点検の記録は廃車されるまで保存してく
 メーカー指定項目の点検結果は、定期点検
さい。
ブルの原因となります。必ず実施してくだ
 安全のため、ご自身の知識、技量にあわせ
お買い求めください。
(モデルにより、サー
体やマフラー、エキゾーストパイプなど
用のかたご自身またはヤマハ販売店で
 点検整備を怠ると重大な事故、ケガ、トラ
点検整備はブレーキ関係の部品が充分に冷
えてから行ってください。
3D7-28199-J7.book 2 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU44311
JAU18752
サービスツール
カバーの取り外し、取り付け
サービスツールはツールボックスに格納し
図のカバーは、点検整備などで取り外す必要
てあります。
があります。カバーを取り外すときや、取り
1
付けるときは、この項目を参照してくださ
い。
2
3
1. カバー C
1
1
4
JAU44371
5
カバー A
1. ツールボックス
カバーの取り外しかた
6
1. ボルトを外します。
1. カバー A
7
1
8
1
9
2
2
1. カバー A
2. ボルト
1. カバー B
2. カバーの下部を持ち上げるようにしなが
6-2
3D7-28199-J7.book 3 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
ら、カバーを前方に引き出します。
カバーを取り外します。
カバー C
カバーの取り外しかた
1. シートを取り外します。 (3-12 ページ
1
参照)
3
2. ボルトを外し、図のようにカバーを取り
2
外します。
2
2
3
1
4
5
カバーの取り付けかた
1. ボルト
もとの位置にカバーを取り付け、ボルトで締
2. ワッシャー
め付けます。
3. カバー B
1
カバーの取り付けかた
6
1. もとの位置にカバーとワッシャーを取り
付け、ボルトで締め付けます。
1. ボルト
2. カバー C
カバーの取り付けかた
1. もとの位置にカバーを取り付け、ボルト
で締め付けます。
カバー B
カバーの取り外しかた
1. シートを取り外します。 (3-12 ページ
参照)
2. シートを取り付けます。
2. ボルトとワッシャーを外し、図のように
6-3
3D7-28199-J7.book 4 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU30374
エンジンオイル
<推奨エンジンオイル>
エンジンオイル量の点検
1. 平坦な場所でエンジンを 2 ∼ 3 分間アイ
ドリング運転します。
走行直後でエンジンが充分に暖まっていれ
ば、アイドリング運転は不要です。
ヤマハ純正オイル
ヤマルーブプレミアム
ヤマハ純正オイル
ヤマルーブスポーツ
ヤマハ純正オイル
ヤマルーブスタンダー
ドプラス
SAE
JASO
10W–40
MA
10W–40
MA
10W–40
MA
2
3
JAU47213
2. シートを取り付けます。
2. エンジンを止めて車を垂直にし、2 ∼ 3
エンジンオイルの交換時期
分後、オイル点検窓でエンジンオイル量
4
初回:
を点検します。
1 か月点検時または 1000 km 時
5
2 回目以降:
1
6000 km 走行ごと、または 1 年
ごと
定期交換時オイル量:
オイルフィルターエレメント無交
2
3
6
7
換時:1.30 L
4
オイルフィルターエレメント交換
8
時:1.40 L
9
1. オイル注入口
2. フルレベル
定期交換時期の前でも、エンジンオイルの汚
3. ロアレベル
れが著しいときやエンジンオイルが薄茶色
4. エンジンオイル点検窓
に濁っているときは、早めにエンジンオイル
3. オイル量がロアレベル以下のときは、オ
を交換してください。汚れや濁りの程度につ
イル注入口から補給します。
6-4
いては、ヤマハ販売店にご相談ください。
3D7-28199-J7.book 5 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
オイルフィルターエレメントの交換時期
初回:
1
1 か月点検時または 1000 km 時
2 回目以降:
2
18000 km 走行ごと
JAU30691
エンジンのかかり具合、異音の点
検
低速、加速の状態の点検
エンジンがすみやかに始動し、スムーズに回
行ってください。
転するかを点検します。
 エンジンを停止した状態でスロットルグ
エンジンから異音がしないかを点検します。
ることを点検してください。また、ハンド
 走行後など、しばらくの間はマフラーやエ
ルを左右にいっぱいに切った状態でも同
ンジンなどが熱くなっています。ヤケドに
じ点検を行ってください。
注意してください。
 スロットルケーブルに劣化や損傷などが
 油脂類の廃液は、法令(公害防止条例)で
ないか点検してください。また、取り付け
適切な処理を行うことが義務づけられて
6
リップをゆっくり回し、引っ掛かりがなく
きにスロットルグリップがスムーズに戻
3
5
低速、加速の状態の点検前に以下の点検を
スムーズに作動することと、手を離したと
JWA11861
4
JAU44194
の状態も点検してください。
います。ヤマハ販売店にご相談ください。
 スロットルケーブルには、ゴムカバーが取
り付けられているものがあります。ゴムカ
JCA12102
バーが確実に取り付けられていることを
 化学添加剤は一切加えないでください。ま
確認し、洗車時にはゴムカバーに直接水を
たヤマハ純正オイルヤマルーブ FX をこの
かけないようにしてください。ゴムカバー
車に使用しないでください。エンジンオイ
の汚れがひどい場合には、水で濡らして固
ルはクラッチも潤滑しています。添加剤に
くしぼった布などでふき取ってください。
よりクラッチがすべる原因になります。
 補給時に、オイル注入口からゴミなどが入
らないように注意してください。
 オイルをこぼしたときは、布などでよくふ
きとってください。
6-5
3D7-28199-J7.book 6 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU20071
冷却水
水を 1 対 1 で混ぜ合わせます。
JAU30723
冷却水量の点検
冷却水量の点検は、エンジンが冷えた状態
2
で、車を平坦なところで垂直にして行ってく
ださい。
1
3
リカバリータンク内の冷却水量が、フルレベ
1. ゴムカバー
ルとロアレベルの範囲内にあるかを点検し
JWA15531
JWA11882
クーラントには毒性がありますので、取り扱
1
ケーブル、ワイヤー類に異常があるときは、
6
 目に入ったとき
がある状態で使用を続けると、重大な事故や
水で充分に洗い流してから、医師の治療を
ケガ、トラブルの原因となります。
2
7
受けてください。
アイドリングがスムーズに続くかを点検し
 皮膚や衣類についたとき
ます。
すみやかに水洗いした後、セッケン水で
スロットルグリップを徐々に回してエンジ
洗ってください。
ンを加速したとき、スロットルグリップもエ
1. フルレベル
ンジンもスムーズに回るかを走行などして
2. ロアレベル
点検します。このとき、エンジンストール
マハ販売店で点検・整備を受けてください。
5
いには充分注意してください。
早めにヤマハ販売店にご相談ください。異常
(エンスト)やノッキングなどが起きたら、ヤ
4
ます。
 飲んだとき
すぐにおう吐させ、医師の治療を受けてく
冷却水がロアレベル以下のときは、以下を参
照して補充してください。
ださい。
JCA12111
JAU30804
冷却水のつくりかた
ヤマルーブロングライフクーラントと水道
6-6
補充する水は水道水を使用し、井戸水や塩分
8
9
3D7-28199-J7.book 7 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
の含まれた天然水は使用しないでください。
JAU30842
冷却水の補充
1
1. カバー A を取り外します。(6-2 ページ
参照)
2
2. リカバリータンクキャップを開け、冷却
JAU44324
エアクリーナーエレメントの清掃
2
1. カバー C を外します。
(6-2 ページ参照)
2. スクリューを外し、エアクリーナーケー
スカバーを開きます。
2
水をフルレベルとロアレベルの中間まで
3
1
エアクリーナーエレメントの清掃
補充します。
1. クリップ
1
4
2. エアクリーナーエレメント
4. エアクリーナーエレメントフレームから
5
エアクリーナーエレメントを外し、きれ
1
6
いな灯油で洗浄して軽くしぼります。
1. スクリュー
2. エアクリーナーケースカバー
3. クリップを外し、エアクリーナーケース
1. リカバリータンクキャップ
からエアクリーナーエレメントを取り外
3. カバー A を取り付けます。
JCA12121
します。
 フルレベル以上は入れないでください。
 冷却水の交換は、ヤマハ販売店で行ってく
JWA12251
ださい。
ガソリンや引火性の高い洗浄剤は引火のお
それがありますので、使用しないでくださ
6-7
3D7-28199-J7.book 8 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
動不良などの原因になります。
い。
JCA10512
 著しくほこりなどの多い場所を走行した
ときは、定期点検期間より早めに点検、清
エアクリーナーエレメントが破損しないよ
う、力を入れず、曲げたり折ったりしないで
JAU31006
タイヤ
空気圧
掃を行ってください。
8. エアクリーナーケースカバーを閉じ、ス
2
クリューを締め付けます。
ください。
5. エアクリーナーエレメントに損傷がない
か点検します。損傷している場合は交換
します。
6. ヤマルーブフィルターオイルをエアク
リーナーエレメントの表面全体に塗布し
てから、布切れなどで包み、しぼります。
7. エアクリーナーエレメントをエアクリー
9. カバーを取り付けます。
3
ブローバイガス還元装置のブリーザード
レンホースの清掃
4
1. ブリーザードレンホースを点検し、汚れ
や水がたまっていないか確認します。
タイヤ接地部のたわみ状態により空気圧が
1
5
不足していないかを点検します。たわみ状態
ナーエレメントフレームに取り付け、エ
が異常なときは、タイヤゲージで点検し、正
アクリーナーケースに戻し、クリップで
規の空気圧にしてください。
取り付けます。
空気圧はタイヤの冷えているときに測定し
6
7
てください。
JCA13062
8
 破れなどのあるものは交換してください。
 エアクリーナーエレメントの取り付けが
悪いと、ゴミやほこりがエンジン内部に入
り、摩耗や出力低下を起こして耐久性に影
響を与えます。確実に取り付けてくださ
い。
 洗車時にエアクリーナーケースに水を入
1. ブローバイガス還元装置のブリーザードレン
ホース
2. 汚れや水があった場合は、ブリーザード
レンホースを取り外して清掃し、元に戻
します。
れないでください。内部に水が入ると、始
6-8
9
3D7-28199-J7.book 9 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
タイヤ空気圧 (冷間時):
1 名乗車:
1
2
3
前輪:
125 kPa (1.25 kgf/cm2)
後輪:
175 kPa (1.75 kgf/cm2)
2 名乗車:
前輪:
150 kPa (1.50 kgf/cm2)
4
 空気圧の確認は、タイヤが冷えているとき
に行ってください。走行後はタイヤが暖
まっており、空気圧が高くなります。
JAU28582
前輪:
6
で点検します。ウェアインジケーターがあら
われたら、タイヤを交換してください。
さっていないかを点検します。
 ウェアインジケーターはタイヤの溝が
0.8mm になるとあらわれます。
1
 安定したコーナリングや操縦性などを確
2
保して安全な走行を行うため、タイヤの溝
3
には充分注意してください。一般的にト
レールタイプのタイヤは前輪、後輪とも溝
175 kPa (1.75 kgf/cm2)
の深さが4mm以下になりましたら交換を
高速走行(2 名乗車):
後輪:
JAU28825
タイヤの溝の深さ
がないか、また、釘、石、その他の異物が刺
後輪:
150 kPa (1.50 kgf/cm2)
を点検します。
タイヤの溝の深さをウェアインジケーター
125 kPa (1.25 kgf/cm2)
前輪:
タイヤの接地面が異常に摩耗していないか
タイヤの接地面や側面に著しい亀裂や損傷
後輪:
高速走行(1 名乗車):
タイヤの異常な摩耗
タイヤの亀裂、損傷の点検
200 kPa (2.00 kgf/cm2)
5
JAU28701
行ってください。
おすすめします。
1. ウェアインジケーター(摩耗限度表示)
JWA11914
2. 異物(釘、石など)
3. 亀裂、損傷
 タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤ
200 kPa (2.00 kgf/cm2)
を使用し、前後とも同じ銘柄のものを使用
 タイヤの空気圧は徐々に低下します。見た
目には不足していることが判りにくいタ
道路の縁石などにタイヤ側面を接触させた
してください。指定タイヤ以外のタイヤや
り、大きなくぼみや突起物を乗り越したとき
前後で異なった銘柄のタイヤを使用する
は、必ず点検してください。
と、操縦安定性に影響をおよぼすおそれが
ありますので使用しないでください。
イヤもあり、少なくとも 1 か月に一度はタ
イヤゲージを使用して空気圧の点検を
6-9
3D7-28199-J7.book 10 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
 過度にすり減ったタイヤの使用や不適正
な空気圧での運転は、転倒事故などを起こ
す原因となることがあります。取扱説明書
に記載された空気圧を守り、過度にすり
減ったタイヤは交換してください。
 タイヤに異常があると、操縦安定性に影響
JAU28971
クラッチ
クラッチレバーの遊び
クラッチレバーを手で抵抗を感じるまで引
き、レバー先端部の遊びの量が規定の範囲に
あるかをスケールなどで点検します。
をおよぼしたりパンクの原因になります。
クラッチレバーの遊び
異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・
10.0–15.0 mm
調整後、エンジンをかけてギヤチェンジがス
ムーズにできるか、エンストなどしないかを
確認してください。なお、車の飛び出しに注
2
意してください。
JCA12091
3
整備を受けてください。
 調整後は、ロックナットを確実に締め付け
2
タイヤサイズ:
3 4
ます。
4
 1か月に一度はクラッチケーブルの取り
前輪:
80/100-21M/C 51P
JWA11841
付け部に注油をしてください。ケーブルの
1
5
寿命が伸びます。
後輪:
6
120/80-18M/C 62P
指定タイヤ:
7
前輪:
BRIDGESTONE/TW-301F
後輪:
BRIDGESTONE/TW-302F
1. 遊び
8
2. ロックナット
3. アジャスター
9
4. カバー
点検の結果調整が必要な場合は、カバーをず
らし、ロックナットをゆるめてアジャスター
で調整します。
6-10
3D7-28199-J7.book 11 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU44331
1
ブレーキレバーの遊び/ブレーキ
ペダルの遊び、およびブレーキの
きき具合の点検
ブレーキの遊びの点検
2
3
JCA12071
JWA11761
調整後は、ロックナットを確実に締め付けま
走行して点検するときは、交通状況に注意
す。
し、低速で走行しながら行ってください。
JWA11851
<フロントブレーキ>
ブレーキレバーを軽く握り、抵抗を感じるま
でのレバー先端部の遊びが 5.0–8.0 mm の
ブレーキ調整後は、必ずブレーキランプの点
範囲にあるかを点検します。
灯とタイミング、ブレーキの引きずりがない
かを確認してください。
4
1
2
3
4
5
<リヤブレーキ>
ブレーキペダルは無調整式です。ブレーキペ
ダルを手で押し、手ごたえがあるかどうかを
確認します。
6
JWA11741
ブレーキレバーの引き具合、ブレーキペダル
1. ロックナット
の踏み具合がやわらかく感じられるときは、
2. アジャスター
エアが混入しているおそれがあります。ヤマ
3. カバー
ハ販売店で点検・整備を受けてください。
4. 遊び
ブレーキのきき具合の点検
点検の結果調整が必要な場合は、カバーをず
乾いた路面を走行し、フロントブレーキ、リ
らし、ロックナットをゆるめてアジャスター
ヤブレーキを別々に作動させたときのきき
で調整します。
具合を点検します。
ブレーキのきき具合が悪いときは、ヤマハ販
売店で点検・整備を受けてください。
6-11
3D7-28199-J7.book 12 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU22274
ブレーキランプスイッチ
ブレーキがきき始める直前にブレーキラン
異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・整
備を受けてください。
JAU29601
ブレーキパッドの点検
ブレーキパッドの摩耗の状態を点検します。
プが点灯するか点検します。
摩耗したブレーキパッドは、ヤマハ販売店で
リヤブレーキランプスイッチの調整は、ス
交換してください。
イッチを指で押さえ、アジャスターを回して
<フロントブレーキ>
行います。
2
1
2
1
2
2
3
4
3
5
6
1. ブレーキディスク
1. リヤブレーキランプスイッチ
2. インジケーター溝
2. アジャスター
3. ブレーキパッド
ブレーキパッドのインジケーター溝がなく
JCA12081
なったら交換してください。
リヤブレーキランプスイッチを調整すると
7
8
9
きは、スイッチ本体を回さないでください。
スイッチ本体を回すと、リード線を傷付けま
す。
フロントブレーキをかけたときもブレーキ
ランプが点灯するか点検します。
6-12
3D7-28199-J7.book 13 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU29981
<リヤブレーキ>
ブレーキ液量の点検
1
1
1
4
2
ブレーキ液の補給
<フロントブレーキ>
1. マスターシリンダーまわりをきれいに
1
し、異物がタンク内に入らないようにし
2
ます。
3
2. スクリューを外し、キャップ、ダイヤフ
4
ラムブッシュ、ダイヤフラムを取り外し
3
2
4
ます。
3
1. ブレーキディスク
2. インジケーター
5
3. ブレーキパッド
ブレーキパッドのインジケーターとブレー
6
キディスクのすき間がなくなったら交換し
てください。
JAU34984
3. ロアレベル以上になるようにブレーキ液
を補給します。
1. ブレーキリザーバータンクキャップ
2
2. フロントブレーキマスターシリンダー
3. リヤブレーキマスターシリンダー
3
4. ロアレベル
ブレーキリザーバータンクキャップ上面を
水平にして、リザーバータンク内の液量がロ
4
5
アレベル以上にあるかを点検します。
JWA12151
1
ブレーキ液の減りが著しいときは、ブレーキ
1. マスターシリンダー
系統の液漏れが考えられます。販売店で点
2. スクリュー
検・整備を受けてください。
3. キャップ
4. ダイヤフラムブッシュ
5. ダイヤフラム
6. ブレーキ液
6-13
6
3D7-28199-J7.book 14 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
4. ダ イ ヤ フ ラ ム の か み 込 み に 注 意 し て
4. ダ イ ヤ フ ラ ム の か み 込 み に 注 意 し て
キャップを取り付け、スクリューを締め
キャップを取り付け、ボルトを締め付け
付けます。
ます。
<リヤブレーキ>
1. マスターシリンダーまわりをきれいに
し、異物がタンク内に入らないようにし
ます。
ください。入れすぎると、ダイヤフラムな
どを取り付けたときに、あふれます。
 ブレーキ液が塗装面やプラスチック、ゴム
類に付着すると部品が腐食することがあ
指定ブレーキ液:
ります。付着したら、すぐにふき取ってく
ヤマルーブ ブレーキフルード
ださい。
BF-4 (DOT-4)
2. ボルトを外し、キャップ、ダイヤフラム
2
JWA12072
3
 ブレーキ液は、銘柄や性能が異なるものを
4
ブッシュ、ダイヤフラムを取り外します。
3. ロアレベル以上になるようにブレーキ液
を補給します。
混入しないでください。銘柄や性能が異な
るブレーキ液を混入すると、ブレーキのき
2
5
き具合やブレーキ系統の部品に悪影響を
3
4
5
与えるおそれがあります。
 ブレーキ液を補給するときは、リザーバー
1
6
タンク内にゴミや水が混入しないように
してください。
 液面はブレーキパッドの摩耗と共に下
がってきます。液が早く減少するようでし
1. マスターシリンダー
2. ボルト
3. キャップ
4. ダイヤフラムブッシュ
6
7
8
たら、ヤマハ販売店で点検・整備を受けて
9
ください。
 ブレーキ液は安全のために2年ごとに交換
してください。
5. ダイヤフラム
JCA12331
6. ブレーキ液
 ブレーキ液の補給は、入れすぎに注意して
6-14
3D7-28199-J7.book 15 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU22762
ドライブチェーンたわみ量:
ドライブチェーン
JAU47223
1
1
8.0–13.0 mm
ドライブチェーンの点検
ドライブチェーンのたわみ量が規定の範囲
にない場合は、たわみ量を調整します。
3
また、車体を前後にゆっくり動かしてチェー
2
1
ンが滑らかに回転するか、給油は充分かを点
検します。
3
ドライブチェーンたわみ量の調整は、ヤマハ
4
2
販売店にご相談ください。
1. ドライブチェーンのたわみ量
2. チェーンサポート取り付けボルト
6
3. チェーンテンショナー
ギヤをニュートラルにしてサイドスタンド
3
2
1. セルフロッキングナット
JAU22936
ドライブチェーンたわみ量の調整
5
4
1. セルフロッキングナットをゆるめます。
2. ロックナット
3. アジャスター
4. 刻み目盛り
2. ロックナットをゆるめて、チェーンのた
わみ量が規定値になるようにアジャス
ターで調整します。
刻み目盛りを左右同じ位置にします。
3. 調整後、セルフロッキングナットを規定
を立て、チェーンテンショナーとチェーンサ
のトルクで締め付けます。
ポート取り付けボルト(前端部)間のチェー
ン中央部に、約 50N (5.0 kgf) の荷重をか
締め付けトルク:
け ま す。 こ の と き、リ ヤ ア ー ム 端面 か ら
セルフロッキングナット:
チェーン上面の距離が、規定の範囲にあるか
125 Nm (12.5 m・kgf)
をスケールなどで点検します。
4. ロックナットを規定のトルクで締め付け
ます。
ドライブチェーンのたわみ量を点検すると
きは、車体に荷重を掛けないで行います。
6-15
3D7-28199-J7.book 16 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU23026
締め付けトルク:
ロックナット:
16 Nm (1.6 m・kgf)
ドライブチェーンの給油
JAU43302
バックミラー
1. リヤホイールを浮かし、ホイールを手で
バックミラーの脱着のしかた
ゆっくり回しながら、チェーンやスプロ
 右バックミラー取り付けアダプターのボ
ケットに付着した泥や汚れを柔らかいブ
ルト部は左ネジです。右バックミラーを取
ドライブチェーンたわみ量が規定の範囲
ラシなどで落とします。その後、ヤマルー
り外すときは、右バックミラー取り付けア
にあるか、チェーンが滑らかに回転する
ブ スーパーチェーンクリーナーで洗浄
ダプターを時計回り(a)方向に回します。
5. 左右の刻み目盛りが同じ位置にあるか、
か確認します。
します。
3
2. チェーンを乾燥させた後、リヤホイール
を手でゆっくり回しながら、チェーンに
3
1
(a)
ヤマルーブ 180 チェーンオイルを給油
2
2
4
します。
5
JCA12471
6
この車はシールチェーンを採用しています。
取り扱いには以下の点に注意してください。
 スチーム洗浄はしないでください。
1. 右バックミラー
 シンナー、ガソリンなどの揮発性溶剤やワ
2. 右バックミラー取り付けアダプター
イヤーブラシを使用して洗浄しないでく
3. 右バックミラー取り付けナット
 左バックミラー取り付けアダプターのボ
ださい。
7
8
ルト部は右ネジです。左バックミラーを取
り外すときは、左バックミラー取り付けア
ダプターを反時計回り(b)方向に回しま
す。
6-16
9
3D7-28199-J7.book 17 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU28621
1
1
2
3
(b)
2
車体各部の給油脂状態の点検
JAU28651
車体各部の給油脂状態が充分であるかを点
アンダーブラケットの取り付け状
態の点検(ステアリングステム)
検します。
アンダーブラケットの締付ボルトまたは締
異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・整
付ナットに、ゆるみがないかを工具で点検し
備を受けてください。
ます。
3
4
1. 左バックミラー
2. 左バックミラー取り付けアダプター
3. 左バックミラー取り付けナット
5
 バックミラーの取り付けは、取り外しと逆
の手順で行います。
6
締付ボルトまたは締付ナットにゆるみがあ
 右バックミラー取り付けナットは、右ネジ
るときは、ヤマハ販売店で規定トルクでの締
め付けを依頼してください。
です。
 左バックミラー取り付けナットは、左ネジ
です。
6-17
3D7-28199-J7.book 18 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU28762
バッテリー
服などに付着すると、重大な傷害を受ける
ことがあります。
バッテリーの点検
3. バッテリーバンドを外します。
 子供の手の届くところに置かないでくだ
この車のバッテリーは密閉式です。
バッテリー液の補充、点検は不要です。
バッテリーに異常があるときは、ヤマハ販売
店で点検・整備を受けてください。
バッテリーターミナル部に汚れや腐食があ
るときは、バッテリーを取り外して清掃しま
す。
JWA11811
り外しは 6-2 ページ参照)
さい。
4. −(マイナス)側リード線を外し、次に
+(プラス)側リード線を外します。
応急手当
5. バッテリーを取り外します。
 万一、バッテリー液が皮膚、衣服などにつ
いたときはすぐに多量の水で洗い流して
2
1
ください。
3
 目に入ったときは、すぐに多量の水で洗い
2
流し、医師の治療を受けてください。
4
JCA12142
3
バッテリーは引火性ガス(水素ガス)を発生
しますので、取り扱いを誤ると爆発し、ケガ
 このバッテリーは密閉式の 12V です。
をすることがあります。次の点を必ず守って
 このバッテリーは液入り充電済です。液量
ください。
点検および補水は必要ありません。
 補充電には、密閉式バッテリー専用充電器
り、タバコなどの火気を近づけないでくだ
を使用してください。くわしくはヤマハ販
 補充電は風通しのよいところで行ってく
ださい。
 ガソリン、油、有機溶剤などを付着させな
いでください。電そう割れの原因となるこ
売店にご相談ください。
 落下などの強い衝撃を加えないでくださ
い。
 バッテリー液は希硫酸です。皮膚、目、衣
3. バッテリー
7
4. バッテリーバンド
バッテリーの取り付け
 長期間ご使用にならないときは、3 か月ご
とに補充電してください。
取り付けは、取り外しと逆の手順で行いま
す。
 バッテリーを交換するときは、必ず同型式
JAU29411
ターミナル部の清掃
のバッテリーを使用してください。
とがあります。
6
1. −リード線
2. +リード線
 火気厳禁です。ショートやスパークさせた
さい。爆発のおそれがあります。
5
4
JAU28912
バッテリーの取り外し
バッテリーターミナル部に汚れや腐食があ
るときは、やわらかいブラシなどで清掃しま
1. メインスイッチを OFF にします。
す。また、白い粉がついているときは、ぬる
2. カバー B を取り外します。(カバーの取
ま湯を注いでよくふき取ります。
6-18
8
9
3D7-28199-J7.book 19 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU23552
1
ヒューズ交換
メインヒューズはカバーBを外したところに
2
2
1
3
4
7
あります。(6-2 ページ参照)
1
123456
1. ターミナル
1. フューエルインジェクションヒューズ
2. ラジエターファンヒューズ
3. バックアップヒューズ
5
6
4. イグニッションヒューズ
1. メインヒューズ
5. シグナルヒューズ
2. スペアメインヒューズ
6. ヘッドライトヒューズ
7. スペアヒューズ
系統別ヒューズボックスはカバーAを外した
ところにあります。(6-2 ページ参照)
ヒューズが切れた場合、以下のように交換し
ます。
1. メインスイッチを OFF にします。
2. 切れたヒューズを外し、規定アンペア数
の新しいヒューズを取り付けます。
6-19
3D7-28199-J7.book 20 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
 洗車時ヒューズボックスのまわりに水を
メイン :
強く吹き付けないでください。漏電や短絡
30.0 A
(ショート)の原因になります。
イグニッション :
7.5 A
3. メインスイッチを ON にし、装置が正し
シグナル :
く作動することを点検します。
10.0 A
4. ヒューズを交換してもすぐに切れるとき
ヘッドライト :
は、ヤマハ販売店で電気系統の点検を受
15.0 A
けてください。
2
3
ラジエターファン :
4
7.5 A
バックアップ :
7.5 A
5
フューエルインジェクション :
7.5 A
6
JCA12862
7
 交換するヒューズは、指定されている容量
のヒューズを使用してください。指定容量
8
を超えるヒューズを使用すると、配線の過
熱や焼損の原因になります。
 電装品類(ライト、計器など)を取り付け
るときは、車種ごとに決められている「ヤ
マハ純正部品」を使用してください。それ
以外のものを使用すると、ヒューズが切れ
たり、バッテリーあがりを起こすことがあ
ります。
6-20
9
3D7-28199-J7.book 21 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
点検整備
JAU29443
灯火装置および方向指示灯の点検
1
1. メインスイッチを ON にします。
運行において異常が認められた箇
所の点検
2. テールランプ、ブレーキランプなどの灯
運行中に異常を認めた箇所について、運行に
火装置や方向指示灯の点灯・点滅具合が
2
3
JAU29571
支障がないかを点検します。
良好かを点検します。
3. エンジンを始動し、ヘッドライトの点灯
状態が良好かを点検します。
4. レンズなどに汚れや損傷がないかを点検
します。
4
点灯しないときはヒューズを点検(6-19
ページを参照)し、異常がないときは電球を
5
交換してください。
JCA12062
6
電球は、指定されているワット数・規格のも
の(「製品仕様」のページを参照)を使用し
てください。指定以外のものを使用すると、
球切れ、作動不良などの原因となります。
6-21
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
お車の手入れ
JAU35123
JAU27846
洗車
いつまでも車を長持ちさせるために、お手入
雨天走行後など、車が汚れたときは早めに洗
れをしてください。
車してください。車をサビやキズから守りま
すみずみまで掃除すれば、普段気付かない異
す。
常箇所や摩耗が発見でき、故障の予防にもな
 中性洗剤を使用して洗車した後、充分に水
ります。
洗いします。
JCA13083
 柔らかい布で、車に付着した水分をよくふ
きとります。
お車によってはマット塗装(ツヤ消し塗装)
が施されています。お車の手入れの前にヤマ
 洗車後、必要に応じて各部にグリースなど
 車の塗装面保護のため、ワックスがけをし
使用したら良いか、ご相談することをおすす
てください。(マット塗装部分を除く)
て、ブレーキの湿りをかわかしてくださ
い。
 ブレーキディスクやパッドにワックスや
2
グリースなどの油脂類をつけないでくだ
さい。ブレーキが効かなくなり、事故の原
3
因になることがあります。
JCA12214
4
 エアクリーナーや電装品などに水が入ら
5
になります。
をするときは、以下の点に注意してくださ
6
 マフラー内部に水がたまると、始動不良や
い。
サビの原因になることがあります。洗車時
 洗車などでブラシは使用しないでくださ
はビニール袋をかけるなどして、内部に水
い。塗装を傷つけることがあります。
が入らないようにしてください。
 ワックスがけはしないでください。ふき残
 ヘッドライト、メーターパネル、カバーな
しなどにより、外観が変化することがあり
7
8
どのプラスチック部品にガソリンやブ
ます。
レーキ液、アルカリ性および強酸性のク
 コンパウンドは使用しないでください。
JWA11931
マット塗装の表面が研磨されて、光沢がで
マハ販売店にご相談ください。
復するまで数回ブレーキを軽く作動させ
ないように注意してください。故障の原因
めします。また、マット塗装部分のお手入れ
 マット塗装部分の補修が必要な場合は、ヤ
充分注意しながら低速で走行し、効きが回
を注油してください。
ハ販売店で、どのようなアフターケア用品を
ることがあります。
あります。効きが悪いときは、前後の車に
リーナー、その他の溶剤などがかかると、
ヒビ割れなどの原因になりますので注意
 洗車はエンジンが冷えているときにして
ください。
してください。また、コンパウンドの入っ
たワックスは、表面を傷つけますので使用
 洗車後、ブレーキの効きが悪くなることが
7-1
しないでください。
9
3D7-28199-J7.book 2 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
お車の手入れ
 ウインドシールド、ヘッドライトレンズ、
メーターレンズ、カウル、パネルなどのプ
ラスチック部品やマフラーは、清掃のしか
1
たを誤ると外観を損ねたり損傷したりし
ます。まず、柔らかくて清潔な布やスポン
2
ジを使用し、水洗いしてください。もし、
汚れが充分に落ちないときは、少量の中性
3
洗剤を水で薄めて清掃してください。中性
洗剤を使用して清掃した後は、大量の水で
4
洗剤を完全に洗い落としてください。洗剤
の成分が残っていると、プラスチック部品
5
6
が損傷するおそれがあります。
 高圧洗車機やスチーム洗浄機は使用しな
JAU44341
アルミフレームの取り扱い
保管のしかた
日常のお手入れ
車はできるだけ敷地内に保管し、屋外に駐車
清掃は中性洗剤を使用し、スポンジで水洗い
するときはボディーカバーをかけてくださ
します。
い。
(工業用洗剤、みがき粉、クレンザー、金属
タワシなどは、傷がつくので使用しないでく
ださい。)
洗車後は、乾いた布などで水分をよくふき
とってください。
長期間お手入れをしませんと、表面だけでな
く内部まで腐食します。手遅れにならないよ
うに、お手入れをしてください。
JWA14801
いでください。水が侵入し、故障の原因と
なることがあります。
変形したり、損傷したアルミフレームは、修
正して使用しないでください。変形したり、
7
 書類入れ付近に水を強くかけないでくだ
さい。内部に水が入り、書類が濡れること
JAU35912
損傷したときは、ヤマハ販売店にご相談くだ
さい。
があります。
JCA16021
 洗車後、雨天走行後、または湿度が高い天
候のときなど、ヘッドライトのレンズが曇
アルミは塩分に弱く腐食しやすいので、海岸
ることがあります。このような曇りは、
付近や凍結防止剤をまいた道路などを走っ
ヘッドライトを短時間点灯することで自
た後は、すぐに水洗いをしてください。
然に取れます。
7-2
なお、ボディーカバーはエンジンやマフラー
が冷えてからかけてください。
3D7-28199-J7.book 3 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
お車の手入れ
JCA13111
JAU28083
1
アフターケア用品について
長期間お乗りにならないときは、以下のこと
を守ってください。
 保管する前にワックスがけをしてくださ
より大きく左右されます。ヤマハの車には、
ヤマハ純正用品をご使用ください。
JAU28113
い。(マット塗装部分を除く)サビを防ぐ
ヤマルーブプレミアム
効果があります。
高回転・高負荷下でも油膜保持性能が高く、
 バッテリーを取り外し、充電器で満充電に
品質オイルです。
ください。また、バッテリーの劣化を抑え
ヤマルーブスポーツ
るため、3 か月ごとに補充電を行ってくだ
オイル消費を抑え、高速走行、ロングツーリ
さい。
ングなどでも優れた性能を発揮するマルチ
電、および各部の点検をしてください。
2
3
高性能エンジン搭載の中・大型車に最適な高
した後、湿気のない涼しい場所に保管して
 長期保管後の走行前には、バッテリーの充
3
2
大切な車の寿命は、使用するオイルの品質に
1. ヤマルーブプレミアム
4
2. ヤマルーブスポーツ
3. ヤマルーブスタンダードプラス
JAU28172
タイプのオイルです。
ヤマルーブ ロングライフクーラント
ヤマルーブスタンダードプラス
水冷専用。過酷な状況でも安定した冷却効果
※ 補充電については、ヤマハ販売店にご相談
タウン走行から、タフな業務使用にも適し、
と優れた防錆、防食力のある不凍液です。
ください。
経済的にも優れたコストパフォーマンスオ
5
6
7
イルです。
8
9
7-3
3D7-28199-J7.book 4 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
お車の手入れ
JAU28192
ヤマルーブフィルターオイル
1
2
ヤマハコンペティションモデル専用に開発
1
したオイルで、火山灰、サンド、赤土をはじ
めとして、泥ねい、泥水など、全日本 MX ラ
2
3
ウンド全ての諸状況を考慮し、テスト、開発
してあり、全ての条件下で最高の性能を発揮
するフィルターオイルです。
JAU28222
ヤマルーブ 180 チェーンオイル
4
フッ素樹脂配合により耐摩耗性、耐熱性に優
れたチェーンオイルです。“ ドライ ” と “
5
ウェットムースタイプ ” があります。
ヤマルーブ スーパーチェーンクリーナー
6
チェーンに付着したグリースやオイルなど
の油汚れを手軽に素早くクリーニングしま
7
JAU28202
ヤマルーブ
(DOT-4)
ブレーキフルード
BF-4
す。
1. ヤマルーブ 180 チェーンオイル
2. ヤマルーブ スーパーチェーンクリーナー
JAU28362
ユニコンカークリーム(ワックス)
塗装面の汚れを簡単にとり、手間をかけずに
美しい光沢が得られます。また、どんな塗装
にも使用できる伸びのよいワックスです。
ヤマルーブ 防錆潤滑浸透剤
防錆、潤滑、防湿、浸透力に優れた金属保護
液です。
高沸点、防錆性、安定性、ゴム劣化防止性に
優れたブレーキフルードです。
7-4
3D7-28199-J7.book 5 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
お車の手入れ
1
2
2
3
1. ユニコンカークリーム
4
2. ヤマルーブ 防錆潤滑浸透剤
5
6
7
8
9
7-5
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
製品仕様
JAU5091E
寸法 :
乗車定員 :
2名
全長 :
2190 mm
1
全幅 :
810 mm
2
全高 :
1235 mm
3
シート高 :
895 mm
4
軸間距離 :
1425 mm
5
6
最低地上高 :
300 mm
クラッチ形式 :
湿式多板
性能 :
変速機形式 :
定地燃費(国土交通省届出値):
始動方式 :
最小回転半径 :
セル式
2300 mm
車体 :
最高出力 :
23
フレーム形式 :
kW@10000
r/min
車両重量 :
132 kg
7
分布荷重(前):
8
分布荷重(後):
61 kg
71 kg
車両総重量 :
242 kg
分布荷重(前):
84 kg
分布荷重(後):
158 kg
(31
PS@10000 r/min)
セミダブルクレードル
キャスター :
最大トルク :
27.33 ゜
24.00 Nm@8000 r/min (2.40
トレール :
kgf-m@8000 r/min)
エンジン :
重量 :
常時噛合式 6 速
34.0 km/L/60 km/h
113 mm
ステアリングシステム :
原動機種類 :
ハンドル切れ角(左):
4 ストローク水冷 DOHC
気筒数・配列 :
44.0 ゜
ハンドル切れ角(右):
単気筒
44.0 ゜
総排気量 :
燃料 :
249 cm3
フューエルタンク容量 :
7.6 L
内径 x 行程 :
77.0 × 53.6 mm
予備容量 :
2.1 L
圧縮比 :
フロントブレーキ :
11.80 : 1
エアフィルターエレメント :
湿式エレメント
8-1
ブレーキ形式 :
油圧式シングルディスクブレーキ
3D7-28199-J7.book 2 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
製品仕様
リヤブレーキ :
ブレーキ形式 :
油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式 :
種類(前):
テレスコピック
種類(後):
スイングアーム(リンク式)
緩衝方式 :
ショックアブソーバータイプ(前):
コイルスプリング / オイルダンパー
ショックアブソーバータイプ(後):
コイルスプリング / ガスオイルダン
パー
フロントタイヤ :
種類 :
チューブ有り
サイズ :
80/100-21M/C 51P
メーカー / 銘柄 :
BRIDGESTONE/TW-301F
リヤタイヤ :
種類 :
チューブ有り
サイズ :
メーカー / 銘柄 :
BRIDGESTONE/TW-302F
トランスミッション :
バルブワット数 x 個数 :
ヘッドライト :
12 V, 60.0 W/55.0 W
テール / ブレーキランプ :
1 次減速比 :
3.120 (78/25)
LED
方向指示灯(前):
1速:
2.642 (37/14)
12 V, 10.0 W × 2
方向指示灯(後):
2速:
1.812 (29/16)
1.318 (29/22)
1.040 (26/25)
EL(エレクトロルミネセント)
パイロットランプワット数 x 個数 :
5速:
0.888 (24/27)
4
12 V, 5.0 W
メーター灯 :
4速:
3
12 V, 10.0 W × 2
番号灯 :
3速:
2
ニュートラルランプ :
5
6
LED
6速:
0.785 (22/28)
方向指示器表示灯 :
7
LED
2 次減速比 :
3.307 (43/13)
ヘッドライト上向き表示灯 :
8
LED
エレクトリカル :
燃料残量警告灯 :
点火方式 :
LED
TCI
冷却水温警告灯 :
ヘッドライト :
ヘッドライト球 :
ハロゲンバルブ
LED
エンジン警告灯 :
LED
120/80-18M/C 62P
8-2
9
3D7-28199-J7.book 3 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
製品仕様
エンジンオイル :
推奨オイル :
ヤマルーブ プレミアム、スポーツ、
1
スタンダードプラス
エンジンオイル量 :
2
オイルフィルターエレメント無交換時 :
1.30 L
3
オイルフィルターエレメント交換時 :
1.40 L
4
クーリングシステム :
冷却水容量(ラジエターと全ての経路):
5
6
0.90 L
ドライブチェーン :
たわみ量 :
8.0–13.0 mm
ブレーキレバーとブレーキペダル :
7
フロントブレーキレバー遊び :
5.0–8.0 mm
8
ケーブルとレバーの遊び :
スロットルグリップ遊び :
3.0–5.0 mm
クラッチレバー遊び :
10.0–15.0 mm
フロントディスクブレーキ :
パッド厚さ(内側):
タイヤ空気圧(冷間時):
前輪(1 名乗車):
125 kPa (1.25 kgf/cm2)
4.8 mm
使用限度 :
後輪(1 名乗車):
175 kPa (1.75 kgf/cm2)
1.0 mm
パッド厚さ(外側):
前輪(2 名乗車):
150 kPa (1.50 kgf/cm2)
4.8 mm
使用限度 :
後輪(2 名乗車):
200 kPa (2.00 kgf/cm2)
1.0 mm
指定ブレーキフルード :
BF-4 (DOT-4)
リヤディスクブレーキ :
パッド厚さ(内側):
高速走行 :
前輪(1 名乗車):
125 kPa (1.25 kgf/cm2)
後輪(1 名乗車):
175 kPa (1.75 kgf/cm2)
6.4 mm
使用限度 :
前輪(2 名乗車):
150 kPa (1.50 kgf/cm2)
1.0 mm
パッド厚さ(外側):
後輪(2 名乗車):
200 kPa (2.00 kgf/cm2)
6.4 mm
使用限度 :
バッテリー :
1.0 mm
バッテリー型式 :
指定ブレーキフルード :
BF-4 (DOT-4)
ホイールトラベル :
YTZ7S
バッテリー容量 :
12 V, 6.0 Ah
ホイールトラベル(前):
270.0 mm
点火タイミング :
点火時期 (B. T. D. C.):
ホイールトラベル(後):
270.0 mm
8-3
10.0 ゜
3D7-28199-J7.book 4 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
製品仕様
スパークプラグ :
メーカー / 型式 :
NGK/CR9EK
プラグギャップ :
0.6–0.7 mm
2
ヒューズ容量 :
メイン :
30.0 A
3
ヘッドライト :
15.0 A
4
シグナル :
10.0 A
5
イグニッション :
7.5 A
6
ラジエターファン :
7.5 A
7
フューエルインジェクション :
7.5 A
8
バックアップ :
7.5 A
9
8-4
3D7-28199-J7.book 1 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
ユーザー情報
JAU36641
二輪車を廃棄する場合は?
廃棄を希望する場合は?
1
廃棄を希望される二輪車がある場合は、お近
くの「廃棄二輪車取扱店」にご相談ください。
2
3
廃棄二輪車取扱店とは?
(社)全国軽自動車協会連合会の登録販売店
で、広域廃棄物処理指定業指定店として登録
されているお店が「廃棄二輪車取扱店」です。
廃棄二輪車を適正処理するための窓口とし
4
て、店頭に「廃棄二輪車取扱店の証」が表示
されています。
メーカー希望小売価格に含んでいますので、
リサイクル料金はいただきません。
ただし、リサイクル費用には運搬および収集
料金は含まれていませんので、廃棄二輪車取
扱店または指定引取場所までの運搬・収集料
金は、お客様の負担になります。運搬・収集
相談ください。
二輪車リサイクルマークの取り扱い
この車には、下図の位置に二輪車リサイクル
マークが貼付されています。
廃棄時に二輪車リサイクルマークの有無を
5
確認しますので、絶対に剥がさないでくださ
7
損による再発行、部品販売の取り扱いはござ
いません。
廃棄二輪車に関するお問い合わせは、最寄り
剥がれや破損でリサイクルマーク付き対象
の「廃棄二輪車取扱店」または下記へお問い
車かどうかが不明の場合は、下記へお問い合
8
1. 二輪車リサイクルマーク
廃棄二輪車に関するお問い合わせについ
て
い。二輪車リサイクルマークは、剥がれや破
6
1
料金につきましては、廃棄二輪車取扱店にご
合わせください。
(財)自動車リサイクル促進センターホーム
わせください。
ページ
1
http://www.jarc.or.jp/
9
二輪車リサイクルコールセンター
1. 廃棄二輪車取扱店の証
電話番号 03−3598−8075
リサイクル費用とは?
受付時間 9時30分∼17時00分(土・
廃棄二輪車を適正に処理し、再資源化する費
日・祝日・年末年始等を除く)
用です。二輪車リサイクルマークが車体に貼
付されている二輪車は、リサイクル費用を
9-1
3D7-28199-J7.book 2 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
ユーザー情報
JAU28392
JAU50492
あなたの車の情報を記入し、控えにして
サービスマニュアル(別売)の紹介
車両情報
サービスマニュアルには、点検・調整や分
モデルラベル
解・組立の方法を写真やイラストを用いて説
パーツオーダー、アフターサービスなどに使
明してあります。車の概要や構造を理解する
用します。
ためにご利用ください。
モデルラベルは、あなたの車を正確に特定す
サービスマニュアルのご注文は、ヤマハ販売
るための情報をコード化したものです。ご相
製品仕様を示しています。
店で受けております。部品番号をお知らせく
談の際には、車名およびモデルラベルの内容
○
ださい。
を正確にご連絡ください。
カラーリングを示しています。
モデルラベルは、車体右後方のシートレール
●
WR250R サービスマニュアル 部品
番号:
ください。
車名は
WR250R
モデルラベル
に貼り付けてあります。
2
JAU50501
3
4
車台番号
5
QQS-CLT-000-3D7
1
6
7
1
8
1. モデルラベル
1. 車台番号
ナンバー登録、自動車保険の加入などに使用
します。
詳しくは、お買い求めの販売店にご相談くだ
さい。
9-2
9
3D7-28199-J7.book 3 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
ユーザー情報
JAU50511
原動機番号
ナンバー登録、自動車保険の加入などに使用
します。
詳しくは、お買い求めの販売店にご相談くだ
1
さい。
2
3
1
4
1. 原動機番号
5
ナンバー登録、自動車保険の加入などに使用
します。
6
詳しくは、お買い求めの販売店にご相談くだ
さい。
7
JAU50521
型式認定番号
8
9
1
1. 型式認定番号
9-3
3D7-28199-J7.book 4 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
索引
日常点検の実施................................... 4-1
二輪車を廃棄する場合は?................ 9-1
さ
あ
あなた自身と同乗者のために ............1-1
アフターケア用品について ................7-3
アルミフレームの取り扱い ................7-2
アンダーブラケットの
取り付け状態の点検
(ステアリングステム)................. 6-17
サービスツール ................................... 6-2
サービスマニュアル(別売)
の紹介............................................... 9-2
サイドスタンド ................................ 3-17
車体各部の給油脂状態の点検......... 6-17
車台番号............................................... 9-2
車両情報............................................... 9-2
書類入れ............................................ 3-13
シート ............................................... 3-12
イグニッションサーキット
カットオフシステム..................... 3-17
う
え
燃料 ................................................... 3-11
は
し
い
運行において異常が認められた
箇所の点検 .................................... 6-21
ね
す
ハザードスイッチ ............................ 3-10
バックミラー.................................... 6-16
バッテリー........................................ 6-18
ハンドルスイッチ ............................... 3-9
ひ
か
型式認定番号 .......................................9-3
カバーの取り外し、取り付け ............6-2
環境・住民の方との調和のために ....1-5
スタータースイッチ ........................ 3-10
洗車 ...................................................... 7-1
タイヤ .................................................. 6-8
ち
駐車 ...................................................... 5-3
て
低速、加速の状態の点検.................... 6-5
点検整備の実施 ................................... 6-1
灯火装置および方向指示灯の
点検 ............................................... 6-21
ドライブチェーン ............................ 6-15
ドライブチェーンの給油................. 6-16
き
キーの取り扱い ...................................3-1
ギヤチェンジのしかた........................5-2
く
クラッチ............................................ 6-10
け
警告灯と表示灯 ...................................3-3
原動機番号 ...........................................9-3
4
フューエルタンクキャップ............. 3-10
ブレーキ .............................................. 5-2
ブレーキ液の補給 ............................ 6-13
ブレーキ液量の点検 ........................ 6-13
ブレーキパッドの点検 .................... 6-12
ブレーキランプスイッチ ................ 6-12
ブレーキレバーの遊び/
ブレーキペダルの遊び、および
ブレーキのきき具合の点検......... 6-11
フロントフォークのエア抜き......... 3-15
フロントフォークの調整 ................ 3-13
た
と
な
ならし運転........................................... 5-3
に
日常点検箇所/点検内容.................... 4-1
3
ヒューズ交換.................................... 6-19
ふ
せ
エアクリーナーエレメントの清掃 ....6-7
エンジンオイル ...................................6-4
エンジン始動 .......................................5-1
エンジンストップスイッチ ................3-9
エンジンのかかり具合、
異音の点検 .......................................6-5
2
5
6
7
8
へ
ヘッドライト上下切り替え
スイッチ........................................... 3-9
ヘルメットホルダー ........................ 3-12
9
10
ほ
方向指示器スイッチ ........................... 3-9
保管のしかた....................................... 7-2
歩行者と他の車のために ................... 1-4
ホーンスイッチ................................... 3-9
11
3D7-28199-J7.book 5 ページ
2013年7月10日 水曜日 午後7時18分
索引
ま
マルチファンクション
ディスプレイ....................................3-4
1
め
メインスイッチ....................................3-1
2
も
モデルラベル .......................................9-2
り
3
4
5
6
7
8
9
10
11
リヤクッションの調整 .....................3-15
れ
冷却水 ...................................................6-6
3D7-28199-J7_Hyoshi.indd
1
2013/07/12
13:21:00
あなたの街のあなたのお店
最寄りのお客様相談窓口については、メンテナンスノートの
巻末をご覧ください。
QQS-CLT-113-3D7
再生紙を使用しています
3D7-28199-J7_Hyoshi.indd
2
PRINTED IN JAPAN
2013.07-0.3 ×1 !
(J)
2013/07/12
13:12:41