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R o H S 指令対応
H D L C ・ TC P / I P プ ロ ト コ ル コ ン バ ー タ
Enet-HDLC-RoHS
ユーザーズマ ニ ュ ア ル
W PP- 14
14-130807
第 14 版 平成 25 年 8 月
デ ー タ リ ン ク 株式会社
安全に お 使い い た だ く た め に 必ず お 読み く だ さ い
!
火災、 感電、 怪我、 故障、 エ ラ ー の 原因に な り ま す
◆ 正し い 電源電圧で お 使い く だ さ い 。
◆ 湿気や 埃、 油煙、 湯気が 多い 所に は 置か な い で く だ さ い 。
◆ 暖房器具の 近く や直射日光が あ た る 場所など 、高温の
、 高温の 場所で 使用し た り 放置し ない で く だ さ い 。
◆ た こ 足コ ン セ ン ト や 配線器具の 定格を 超え る 使い 方は し な い で く だ さ い 。
◆ 電源ケ ー ブ ル に 加工や 熱を 加え た り 、 物を 載せ る な ど で 傷を つ け な い で く だ さ い 。
◆ 内部に 異物を 入れ な い で く だ さ い 。 ((水厳禁
水厳禁))
◆ 本体及び 付属品を 改造し な い で く だ さ い 。
◆ 排気口の あ る 機種は 、 排気口を 塞い で 使用し な い で く だ さ い 。
◆ 濡れ た 手で コ ン セ ン ト に さ わ ら な い で く だ さ い 。
◆ 雷発生時は 、 本製品に 触れ た り 周辺機器の 接続を し た り し な い で く だ さ い 。
◆ 設置、 移動の 時は 電源プ ラ グ を 抜き 、 周辺機器の 接続を 切り 離し て く だ さ い 。
有寿命部品に 関す る 保証規定
本製品に 付属、 ま た は 、 別売の AC ア ダ プ タ は 、 有寿命部品で す 。 使用時間の 経過に 伴っ て
摩耗、 劣化等が 進行し 、 動作が 不安定に な る 場合が あ り ま す の で 、 本製品を 安定し て お 使い
い た だ く た め に は 、 一定の 期間で 交換が 必要と
必要と な り ま す 。 特に 長時間連続し て 使用す る 場合
に は 、 早期の 部品交換が 必要で す 。
有寿命部品の 交換時期の 目安は 、 使用頻度や 使用環境(
使用環境( 温湿度な ど ) 等の 条件に よ り 異な り ま
す が 、 通常の ご 使用で 約 3 年で す 。 こ の 目安は 、 期間中に 故障し な い こ と や 無償交換を お 約
束す る も の で は あ り ま せ ん 。
摩耗や 劣化等に よ る 有寿命部品の 交換は 、 保証期間内
保証期間内(( 当社発送か ら 1 年) に お い て は 原則的
に 無償交換を 行い ま す が 、 劣悪環境で の 稼動、 落雷な ど 外部要因に 起因す る 故障な ど の 場合
は 、 標準保証の 対象外と な り 、 製品保証期間内で あ っ て も 有償交換と な り ま す 。
AC ア ダ プ タ は 社外購入品に つ き 、 代替品
代替品と
と の 交換に
交換に て 修理に 代え さ せ て い た だ き ま す 。
ま た 、 保証期間経過後も 、 代替品の 有償交換を さ せ て い た だ き ま す 。
尚、 本体同様A C ア ダ プ タ の 故障ま た は そ の 使用に よ っ て 生じ た 直接、 間接の 障害に つ い て
も 当社は そ の 責任を 負わ な い も の と し ま す 。
万一、 発熱を 感じ た り 、 煙が 出て い た り 、 変な に お い が す る な ど の 異常を 確認し た 場合は 、
直ち に 電源を 外し 使用を 中止し て お 買い あ げ の 販売店に ご 連絡下さ い 。
● 本書の 一部ま た は 、全部を
、全部を 無断で 複製、複写、
複製、複写、転載、
転載、改変す
改変す る こ と は 法律で 禁じ ら れ て い ま す 。
● 本書の 内容お よ び 製品の 仕様、意匠等に
仕様、意匠等に つ い て は 、改良の
、改良の た め に 予告な く 変更す る こ と が あ り ま す 。
● 本書の 内容に つ い て は 、万全を 記し て 作成い た し ま し た が 、万一ご 不審な 点や 誤り 、記載漏れな ど お 気
付き の 点が ご ざ い ま し た ら 、ご
、ご 連絡下さ い ま す よ う お 願い 致し ま す 。
● 本書に 記載さ れ て い る 各種名称、会社名、
各種名称、会社名、商品名な
商品名な ど は 一般に 各社の 商標ま た は 登録商標で す 。
目 次
目 次
序 章 は じ め に ...................................................... 1
序−1 梱包内容の 確認 .................................................................... 1
序−2 本機の 特徴 ........................................................................... 2
序−3 こ の マ ニ ュ ア ル の 読み 方 ..................................................... 4
序−4 各部の 名称と 働き (LE D と SW ) ........................................... 5
序−5 本書で 使わ れ る 用語 ............................................................ 6
第1 章 通信を 行う 前の 準備 .................................... 7
1 −1 1 −2 電源の 投入 ........................................................................... 7
通信条件の 設定を 行う ((プ
プ ロ グ ラ ム モ ー ド ) ........................ 7
プ ロ グ ラ ム モ ー ド と は ........................................................................ 7
パ ソ コ ン と 本機を 接続す る ................................................................ 8
1 -2 -1 111
-2 -2 1 −3 プ ロ グ ラ ム モ ー ド へ の 入り 方、 終了方法 ........................... 9
PROG SW に よ る プ ロ グ ラ ム モ ー ド ................................................. 10
TELNET に よ る プ ロ グ ラ ム モ ー ド .................................................... 10
出荷時の 設定へ 戻す 方法 .................................................................. 12
1 -3 -1 111
-3 -2 11
-3 -3 1 −4 プ ロ グ ラ ム モ ー ド 状態で の 設定方法 ................................. 13
基本的な 操作方法 ............................................................................. 13
表示画面 ........................................................................................... 14
1 -4 -1 111
-4 -2 1 −5 設定項目の 解説 ................................................................... 16
各項目の 意味、 設定範囲、 デ フ ォ ル ト 値 ......................................... 16
11
-5 -1 第2 章 簡単な 通信テ ス ト ...................................... 2 3
2 −1 p ing を 使っ た 簡単な 通信テ ス ト ........................................ 23
第3 章 伝送仕様に つ い て ...................................... 2 4
3 −1 受信パ ケ ッ ト 識別 ............................................................... 24
i
目 次
3 −2 ARP に 対す る 応答 ............................................................. 25
3 −3 3 −4 TCP /IP コ ネ ク シ ョ ン の 開設 ............................................. 25
TCP/
TCP/
TCP
/IP コ ネ ク シ ョ ン の 終了 ............................................. 27
3 −5 デ ー タ の 伝送 ..................................................................... 28
3 −6 実際の デ −タ 伝送 .............................................................. 30
3 -6 -1 3HDLC 機器→Enet-HDLC-RoHS
HDLC機器→
Enet-HDLC-RoHS
→イ −サ ネ ッ ト 機器へ の デ ー タ 伝送 ...........
3
3-6-2 イ ー サ ネ ッ ト 機器→ Enet-HDLC-RoHS
→ HDLC 機器へ の デ ー タ 伝送 ......................
3 -6-3 全二重動作時の デ −タ 伝送例 ..........................................................
30
32
34
第4 章 情報フ レ −ム 送受信時の 誤り 回復動作 ...... 3 6
4 −1 RR に よ る 回復動作 ............................................................ 36
4 −2 4 −3 REJ に よ る 回復動作 .......................................................... 37
RN R に よ る b usy 状態回復動作 ........................................ 38
第5 章 伝送異常時の 動作 ...................................... 3 9
5 −1 FRM R 送信時の 動作 .......................................................... 39
5 −2 5 −3 FRM R 受信時の 動作 .......................................................... 40
情報転送フ ェ −ズ に お け る U A, DM , DISC 受信時の 動作 . 41
5 −4 イ −サ ネ ッ ト 間で の 伝送異常 ........................................... 42
第6 章 使用例 ....................................................... 4 3
6 −1 Enet-HDLC-RoHS を シ ス テ ム に 組み 込む 為の 手順 .... 43
6 −2 使用例 [[ホ
ホ ス ト ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン 等と の 接続]
接続] .............. 44
第 7 章 物理的仕様 ............................................... 4 6
7 −1 ii
ハ ー ド 構成、 仕様 .............................................................. 46
目 次
7 −2 使用環境、 消費電流 ........................................................... 47
7 −3 形状、 重量 .......................................................................... 48
7 −4 H D LC チ ャ ン ネ ル ピ ン ア サ イ ン ......................................... 50
7 −5 7 −6 H D LC 機器接続例 ............................................................... 52
プ ロ グ ラ ム モ −ド 設定を RS232C で 行う 場合の
パ ソ コ ン 等と の 接続方法 ...... 55
7 −7 添付ケ ー ブ ル 結線図 ........................................................... 56
7 −8 イ ー サ ネ ッ ト コ ネ ク タ (RJ45) ピ ン ア サ イ ン ..................... 56
第8 章 そ の 他 ....................................................... 5 7
8 −1 FAQ (よ
( よ く あ る 質問に つ い て ) ............................................. 57
8 −2 フ ァ ー ム ウ ェ ア の 更新 ........................................................ 59
8 −3 8 −4 ユ ー ザ サ ポ ー ト の ご 案内 .................................................... 60
付録 用語解説 ................................................................... 60
付録. TERM WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル ............. 6 2
保証規定 .................................................................. 6 6
iii
目 次
iv
序 章 はじ め に
序 章 章 は じ め に
序−1 梱包内容の 確認
Enet-HDLC-RoHS に は 以下の 品目が 含ま れ ま す 。 品目数量を ご 確認下さ い 。
不足が あ る 場合は 、 弊社営業部ま で ご 連絡下さ い 。
◆ Enet-HDLC-RoHS 本体
1台
◆ AC ア ダ プ タ
Enet-HDLC-RoHS 専用の ROHS 指令対応 AC ア ダ プ タ で す 。
1個
◆ R o H S 対応調歩同期 R S2 3 2 C 用ク ロ ス ケ ー ブ ル 1 . 8 m
1本
Dsub 25 ピ ン オ ス と Dsub 9 ピ ン メ ス の RS232C の ク ロ ス ケ ー ブ ル で す 。
プ ロ グ ラ ム モ −ド の 設定に 使用し ま す 。 (7
(7-6)
(Dsub 25/RS232C モ デ ル の み 添付)
添付)
◆ タ ー ミ ナ ル ソ フ ト TERM WIN C D - R
こ の ソ フ ト で 条件設定、 簡単な 動作確認が 可能で す 。
使用方法は 本誌巻末を ご 参照く だ さ い 。
1枚
◆ Enet-HDLC-RoHS ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル ((本誌
本誌))
1冊
1
序 章 はじ め に
序−2 本機の 特徴
◆ Enet-HDLC-RoHS は RoHS 指令に 対応し て い ま す 。
RoHS 指令と は
2003 年 1 月、 EU (欧州連合
(欧州連合)) は 電子電機機器に 含ま れ る 特定有害物質 ※ の
使用を 制限す る 制定を 可決い た し ま し た 。
同指令は 2006 年 7 月 1 日よ り 施行さ れ 、 そ れ 以降特定有害物質を 含む 対象
製品は 原則と し て 同地域で は 販売す る こ と が で き ま せ ん 。
※ 特定有害物質 6 品種
「 鉛・
鉛・水銀
水銀・
・カ ド ミ ウ ム ・六価ク ロ ム ・PBB (多臭素化ビ
(多臭素化ビ フ ェ ニ ー ル ) ・
PBDE (多臭素化ビ
(多臭素化ビ フ ェ ニ ル エ ー テ ル ) 」
◆ Enet-HDLC-RoHS は LAP
LAP-B プ ロ ト コ ル と TCP
TCP/
/IP プ ロ ト コ ル を 内蔵し て お り 、
LAPLAP
-B 機器は Enet-HDLC-RoHS を 介し て UNIX マ シ ン 等と ネ ッ ト ワ ー ク 通信
する こ と ができ ま す。
◆ Enet-HDLC-RoHS に 内蔵さ れ て い る LAP
LAP-B プ ロ ト コ ル ※ 1 は HDLC (ハ
(ハ イ レ ベ
ル デ ー タ リ ン ク 制御手順)
制御手順) の BAC (Balanced op eration Asynchronous b alanced
mod e class/
class/ 平衡型非同期平衡モ ー ド ク ラ ス ) の 基本機能に 付加機能 2,8 を 追加
し た サ ブ セ ッ ト で す 。 付加機能 2,8 は 以下の 通り で す 。
2 . REJ コ マ ン ド /レ ス ポ ン ス の 追加
8 . I レ ス ポ ン ス 削除
※ HDLC 手順は 以下の よ う な 特徴が あ り ま す 。
▼任意の ビ ッ ト パ タ ー ン の 送出が 可能
▼受信側か ら の 応答を 待た ず に 、 連続し て デ ー タ の 伝送が 可能。
▼デ ー タ を 両方向同時伝送 ((全二重
全二重)) が 可能。
▼誤り 制御が 厳密
※ フ ァ −ム ウ ェ ア の 入れ 換え に よ り フ リ −ラ ン へ の 対応も 可能で す 。弊社ユ
。弊社ユ −ザ サ
ポ −ト へ ご 相談下さ い 。
◆ Enet-HDLC-RoHS は 非同期平衡モ ー ド (ABM) で 、 手順ク ラ ス は LAP
LAP-B で 動作
し ま す。
◆ Enet-HDLC-RoHS で サ ポ ー ト さ れ る コ マ ン ド 及び レ ス ポ ン ス は 以下で す 。
コ マ ン ド : I , RR
RR,
, RNR
RNR,
, SABM
SABM,
, DISC
DISC レ スポン ス:
RR,
RR
, RNR
RNR,
, FRMR
FRMR,
, UA
UA,
, DM
DM 2
序 章 はじ め に
◆ イ ー サ ネ ッ ト 側は 、 TCP
TCP/
/IP
IP、
、 TELNET ※ 2 を 内部に 標準で 搭載し て い ま す 。
ネ ッ ト ワ ー ク 通信は 、 TCP
TCP/
/IP
IPソケット
ソケットを
を 用い て Enet-HDLC-RoHS と 通信を 行い ま す 。
◆ TCP/
TCP/IP コ ネ ク シ ョ ン の 開設/終了は 、 Enet-HDLC-RoHS 側/ホ ス ト 側の ど ち
ら か ら も 可能で す 。
◆ 通信条件、イ
通信条件、 イ ー サ ネ ッ ト 関係の ア ド レ ス 等は 、プ
、 プ ロ グ ラ ム モ ー ド で 対話式に 設定
が 可能で す 。 こ れ ら の 条件設定は 、 フ ラ ッ シ ュ ROM (電気的消去
(電気的消去・
・ 編集可能
編集可能)) に
記憶さ せ ま す 。 設定は 、 HDLC ポ ー ト を 設定時の み RS232C チ ャ ン ネ ル ((ま
または
RS422チ
RS422
チ ャ ン ネ ル ) と し て 使用し タ ー ミ ナ ル ソ フ ト +パ ソ コ ン の RS232C (RS422
モ デ ル は 変換器が 必要)
必要) を 使用し た 方法と TELNET LOGINに
LOGIN に よ る 方法が 可能で す 。
◆ HDLC チ ャ ン ネ ル は 、 Dsub 25 ピ ン メ ス ((電気的特性
電気的特性:
: RS232C) ま た は Dsub 15 ピ
ン メ ス ((電気的特性
電気的特性: RS422) か ら 選択が 可能で す 。 ((ご
ご 注文時に ご 指定く だ さ い 。)
。)
※ 1:
※ 2:
TCP/IP
TCP/
IPと
と LAP
LAP-B と い う 異な る プ ロ ト コ ル の 変換を 行う 為に 、一部機能に
、一部機能に 制
限が あ り ま す 。 ((詳細は
詳細は 第 3 章、 第 4 章、 第 5 章を 参照下さ い )
ネ ッ ト ワ ー ク 端末よ り Enet-HDLC-RoHS に 対し て TELNET
TELNET LOGIN を 行
う 事で Enet-HDLC-RoHS の 設定値変更/ Enet-HDLC-RoHS の 再起動
が 可能で す 。
※ Enet-HDLC-RoHS の HDLC ポ ー ト は 送信/受信ク ロ ッ ク に よ り 同期を 取っ て 動
作し ま す 。ク
。ク ロ ッ ク 信号の 無い HDLC
HDLC機器と
機器と は 接続出来ま せ ん 。 (DPLL
(DPLL回路は
回路は 未搭載
で す 。)
※ 本製品は 異な る プ ロ ト コ ル の 同期を と り ま す が 、異常系の
、 異常系の 事象に よ っ て は 、通信
、 通信
の 継続が 出来な い 場合が あ り ま す 。
こ の よ う な ケ ー ス で は 、 一旦、 切断処理を 行い ま す 。
切断後は 、 再度接続を 行う 事に よ り 通信の 再開を 可能と し ま す 。
※ 異常系の 動作に つ い て は 、ご
、ご 使用環境に お い て 十分な 検証を 行っ た 上で 検討さ れ
て い る シ ス テ ム に て 運用可能で あ る か の 判断を 行っ て く だ さ い 。
例) 伝送が 継続出来な い 異常が 発生の 場合は 、 一旦、 HDLC 側及び LAN 側に 対し て 切
断処理を 行い ま す 。
通信を 継続す る に は 、 再度、 開設し て か ら 通信を 再開す る 事と な り ま す 。
再開設ま で の 許容時間等は 、シ
、シ ス テ ム に 依存し ま す の で 検討が 必要な 事項と な り
ま す。
3
序 章 はじ め に
イ ーサネッ ト
ハブ
イ ーサネッ ト
他の Enet
シリ ーズ
ハブ
10/100Base
10/100Base
Enet-HDLC-RoHS
HDLC
Enet-HDLC-RoHS
UNIXマ シ ン
W ind owsPC等の
ネ ッ ト ワ ー ク 機器
HDLC相手機器
HDLC
端末機器等
HDLC相手機器
序−3 こ の マ ニ ュ ア ル の 読み 方
初め て Enet-HDLC-RoHS を ご 使用に な る 場合は 、 こ の マ ニ ュ ア ル を 次の 順に 読み
な が ら 実行し て 下さ い 。
Enet-HDLC-RoHS は 使用に 先立ち 、 1 台 1 台に 設定を 行っ て か ら で な い と 動作し
ま せ ん の で 、 必ず 下記の 手順を 実行し て 下さ い 。
[第1章 通信を 行う 前の 準備] を 参照に し て Enet-HDLC-RoHSに 動作条件を 設
定し ま す 。
[第2章 簡単な 通信テ ス ト ]を 参照に し て 2点間の 物理的な 接続を 確認し ま す 。
[第3章 伝送仕様に つ い て ] [第4章 情報フ レ ー ム 送受信時の 誤り 回復動作] を
よ く お 読み 頂い た 上で 、 シ ス テ ム 構成で 必要な 設定を 行い ま す 。
[第6章 使用例] を 参照に し て 実際の 通信を 行い ま す 。 HDLC/RS232C機器を
接続時に は [第7章 物理的仕様] の 中に RS232Cケ ー ブ ル 接続の 例が あ り ま す の
で 接続機器に 合わ せ た ケ ー ブ ル を ご 利用下さ い 。
4
序 章 はじ め に
序−4 各部の 名称と 働き ( L E D と S W )
Enet-HDLC-RoHS
E t h e r n e t /H D L C
PROG
POW ER
PROG /
CONNECT
PACKET
PACKET
TCP、 プ ロ −ド キ ャ ス ト パ ケ ッ ト
送受信時に 緑で 点滅
P R O G R A M /C O N N E C T
TC P /I P 開設時、 緑で 点灯、 プ ロ グ ラ
ム モ ー ド 時、 赤で 点灯
POW ER
電源投入と と も に 赤に 点灯し ま す 。
PROG
電源投入時、 押下し て い る と 、 通信条件固定の
プ ロ グ ラ ム モ ー ド か ら 起動す る
10/100Base
1 0 /1 0 0 B a s e
コ ネク タ
HDLC
DC5V
DC
INジ ャ ッ ク
HDLC Dsub 25ピ ン メ ス ( RS232Cモ デ ル )
( DTE配列)止め ネ ジ M2.6
HDLC Dsub 15ピ ン メ ス ( RS422モ デ ル )
止め ネ ジ M2.6
5
序 章 はじ め に
序−5 本書で 使わ れ る 用語
◆ TC P/
P /I P チ ャ ン ネ ル
イ ー サ ネ ッ ト に 接続さ れ る チ ャ ン ネ ル も し く は コ ネ ク タ 部の 総称
◆ H D LC チ ャ ン ネ ル
Enet-HDLC-RoHS の HDLC に 接続さ れ る チ ャ ン ネ ル ま た は コ ネ ク タ 部の 総称
◆ 自機
Enet-HDLC-RoHS と 端末機器を 一体と し た ネ ッ ト ワ ー ク 上の 識別単位
◆ 相手機器
Enet-HDLC-RoHS と TCP
TCP/
/IP ソ ケ ッ ト 通信に よ っ て 、 イ ー サ ネ ッ ト を 介し て
ネ ッ ト ワ ー ク 通信す る サ ー バ を 含む 通信相手機器の 総称
◆ 端末機器
HDLC チ ャ ン ネ ル に 接続さ れ る 端末機器の 総称
◆ フ ラ ッ シ ュ ROM
電気的消去、 編集可能な ROM
ROM。
。 パ ソ コ ン 等で メ モ リ ス イ ッ チ 等に 使用さ れ て い
る IC の 名称
◆ TERM WIN
添付さ れ て い る ソ フ ト は パ ソ コ ン を 使用し て Enet-HDLC-RoHS の プ ロ グ ラ ム
モ ー ド を 実行す る 為に 使用し ま す 。 キ ー 入力が RS232C に 出力さ れ 、 RS232C
(ま た は RS422) か ら の 入力は 画面に 表示さ れ ま す 。
◆ プロ グラ ムモード
プ ロ グ ラ ム モ ー ド と は 、 各種条件を 設定す る 際の Enet-HDLC-RoHS の 状態を
言い ま す 。ネ
。 ネ ッ ト ワ ー ク 関係の ア ド レ ス や HDLC の 通信条件等は 、利用に
、 利用に 先立ち
一度プ ロ グ ラ ム モ ー ド で 設定を 行う 必要が あ り ま す 。不揮発性メ
。不揮発性メ モ リ に 記憶さ れ
る 為、そ
為、そ の 後は 電源を 入れ る だ け で 設定さ れ た 条件で 動作し ま す 。 。 プ ロ グ ラ ム
モ ー ド の 実行に は 以下の 2 通り の 方法が あ り ま す 。
1) Enet-HDLC-RoHS の HDLC ポ ー ト を 使用し て 、 RS232C ポ ー ト を 持つ パ
ソ コ ン +タ ー ミ ナ ル ソ フ ト で 設定を 行う 方法。
2)
◆
Enet-HDLC-RoHS の イ ー サ ネ ッ ト ポ ー ト を 使用し て 、 TELNET が 起動可
能な 端末よ り 設定を 行う 方法。
CR LF
キ ャ リ ッ ジ リ タ ー ン (0Dh) 、 ラ イ ン フ ィ ー ド (0Ah) の 2 バイ ト 。 コ マ ン ド 、 リ ザ ル ト
の 文字列の 説明等で こ の 文字が あ る 場合、
ご 注意
6
CR LF
の 2 バ イ ト が 付加さ れ て い ま す 。
1) の 場合、 Enet-HDLC-RoHS の HDLC チ ャ ン ネ ル は RS232C (ま
1)の
(ま た は
RS422) と し て 動作し ま す 。 RS422 モ デ ル は 別途変換器が 必要で す 。
第1 章 通信を 行う 前の 準備
第1 章 通信を 行う 前の 準備
1 −1 電源の 投入
添付の AC ア ダ プ タ を 差し 込む と 電源投入と な り ま す 。 。 POW ER の LED が 赤で 点灯
し ま す 。 。 ま た 、PROG
、 PROG と PACKET
PACKETの
の LED が 緑で 点滅し ま す 。 。 こ の 間に ハ ー ド ウ ェ
ア の チ ェ ッ ク を 行っ て い ま す 。
正常な 場合
PROGと PACKETの LEDは 消灯し ま す
プ ロ グ ラ ム モ ー ド で 、 各種設定を
行な い ま す
ご 注意
異常な 場合
PROGま た は PACKETの LEDが 赤で
点滅し ま す
弊社ユ −ザ サ ポ ー ト 課へ ご 連絡下
さい
LED が 緑で 点滅後に 、 赤の 点滅 ((PROG
PROG ま た は PACKET の い ず れ か ) と な っ
た 場合は ハ ー ド ウ ェ ア チ ェ ッ ク で 異常を 検出し た 状態で す 。
弊社ユ ー ザ サ ポ ー ト ま で ご 連絡下さ い 。
1 −2 通信条件の 設定を 行う
1 −2 −1
(プ ロ グ ラ ム モ ー ド )
プロ グラ ムモ ード と は
Enet-HDLC-RoHS は 、 各種通信条件、 相手機器の ア ド レ ス 等を フ ラ ッ シ ュ ROM
に 記録し て 、 そ の 設定条件で 動作し ま す 。 従っ て 、 ご 利用前に 、 各種条件を フ ラ ッ
シ ュ ROM に 予め 設定し て お く 必要が 有り ま す 。プ
。 プ ロ グ ラ ム モ ー ド と は 、フ
、フ ラ ッ シ ュ
ROM へ の 編集、 書き 込み 作業を 行う モ ー ド で す 。
フ ラ ッ シ ュ ROM
ROMは
は 、電源を
、電源を 切っ て も そ の 内容が 消去さ れ る こ と は あ り ま せ ん 。再度、
。再度、
電源投入し た 後、設定さ
後、 設定さ れ た 内容で 動作し ま す 。フ
。 フ ラ ッ シ ュ ROM へ の 書き 込み 繰り
返し 寿命は 、 約 10 万回で す 。 プ ロ グ ラ ム モ ー ド 終了時に 、 一括し て 書き 込み を 行い
ま す の で 、 通常の 使用で は 充分の 回数で す 。
フ ラ ッ シ ュ ROM へ の 書き 込み は 以下の 2 つ の 方法が 可能で す 。
◆ Enet-HDLC-RoHS の シ リ ア ル チ ャ ン ネ ル を 使用し て タ ー ミ ナ ル 機能を 持つ 端
末機器 ((パ
パ ソ コ ン 等)
等) を 使用す る 方法。
Enet-HDLC-RoHS の HD LC コ ネ ク タ を 一時的に RS232C 非同期通 (Dsub 25
25 / RS232C モ デ ル ) ま た は RS422 非同期通信 (Dsub 15/
15 /RS422 モ デ ル ※ 1 ) と し
て 使用し ま す 。
7
第1 章 通信を 行う 前の 準備
◆ Enet-HDLC-RoHS の イ ー サ ネ ッ ト ポ ー ト を 使用し て TELNET が 使用可能な 端
末機器か ら 書き 込み を 行う 方法。
※ ど ち ら の 方法も プ ロ グ ラ ム モ ー ド を 対話的に 編集す る 事が 可能で す 。
メ モ
▼ シ リ ア ル チ ャ ン ネ ル を 使用す る 場合で 端末機器が W ind owsの
owsの 環境下に
あ る 場合は 、 添付の TERM WIN が 使用で き ま す 。
端末機器に W i n d o w s が イ ン ス ト ー ル さ れ て い れ ば W i n d o w s の
Hyp erterminal 等で も プ ロ グ ラ ム モ ー ド は 実行可能で す 。
▼ 出荷時の 通信条件は 、 BPS= 9600 デ ー タ 長 = 8ビ ット STOP= 2 パ リティ= 無
し です。
※ 1 Dsub 15/
15 /RS422 モ デ ル の HDLC コ ネ ク タ を 一時的に RS422 非同期通
信と し て PC 通信す る た め に は 、 別途 RS422
RS422/
/RS232C 変換器が 必要と
なり ま す。
1 −2 −2 パ ソ コ ン と 本機を 接続す る
◆ シ リ ア ル チ ャ ン ネ ル を 使用す る 場合
RS422モ デ ル に は RS232C/RS422
変換器が 必要( 別売)
DOS/V機
W ind owsPC
9/25ピ ン ク ロ ス ケ ー ブ ル
Enet-HDLC-RoHS
TERM WIN CD-R
ACア ダ プ タ
◆ TELNET を 使用す る 場合
イ ーサネッ ト
Enet-HDLC-RoHS
TELNETが 実行可能な 端末機器
8
第1 章 通信を 行う 前の 準備
1 −3 プ ロ グ ラ ム モ ー ド へ の 入り 方、 終了方法
◆ 入り 方
詳細は 、 1 - 3 -1 , 1 -3 -2 を 参照し て 下さ い 。
正し く プ ロ グ ラ ム モ ー ド に 入る と 、 パ ソ コ ン 画面ま た は TELNET 端末に は 、
*** PRO G RAM M O DE *** CR LF が 送信さ れ プ ロ グ ラ ム モ ー ド へ 入っ た 事を 知ら
せ ま す 。こ
。こ の 時、PROG
時、PROG LED が 赤く 点灯し ま す 。こ
。こ の 状態が プ ロ グ ラ ム モ ー ド で 、
終了の 操作を 行っ て 通常状態に 戻る ま で 続き ま す 。
◆ 終了方法
END
CR LF
を 送出し 、 プ ロ グ ラ ム モ ー ド を 終了し ま す 。
Enet-HDLC-RoHS は 、 END
CR LF
1.
*** PROG RAM EN D ***
CR LF
2.
(a)
(b )
ご 注意
を 受信す る と 以下の よ う に 動作し ま す 。
を 返送し て プ ロ グ ラ ム モ ー ド を 終了し ま す 。
PROG SW (1(1 -3 -1) に よ る プ ロ グ ラ ム モ ー ド の 場合
変更内容を フ ラ ッ シ ュ ROM に 書き 込み ま す 。
な お 、シ
、 シ リ ア ル ポ ー ト の 通信条件を 変更し た 場合は 、フ
、 フ ラ ッ シ ュ ROM
へ の 書き 込み 完了後、 通信条件が 変更さ れ ま す 。
TELNET (1(1 - 3 -2) に よ る プ ロ グ ラ ム モ ー ド の 場合
上記メ ッ セ ー ジ を 送出後に さ ら に 動作の 選択要求が 送信さ れ ま す 。 。 詳細は [1
[1-3 -2 TELNET
TELNETに
に よ る プ ロ グ ラ ム モ ー ド ] を 参照し て 下さ い 。
変更内容を フ ラ ッ シ ュ ROM に 書き 込む に は 約2 秒か
秒か か り ま す 。こ
。こ の 間に 電
源を 落と し ま す と 設定内容が 壊れ る 可能性が あ り ま す 。
プ ロ グ ラ ム モ ー ド 終了後に 電源を 落と す 場合は 、プ
、プ ロ グ ラ ム モ ー ド 終了メ ッ
セ ー ジ 確認後、 必ず 2 秒以上時間を
秒以上時間を 置い て か ら 電源を 落と し て く だ さ い 。
TELNET に よ る プ ロ グ ラ ム モ ー ド で Reb oot以外の
TELNETに
oot以外の 場合は 、設定内容更新後、
、設定内容更新後、
必ず 2 秒以上時間を
秒以上時間を 置い て か ら 電源を 落と し て く だ さ い 。
9
第1 章 通信を 行う 前の 準備
1 −3 −1 P R O G S W に よ る プ ロ グ ラ ム モ ー ド
パ ソ コ ン を タ ー ミ ナ ル と し て 準備し た ら 、 PROG SW を 押し な が ら Enet-HDLCRoHS の 電源を 投入し て 下さ い 。
こ の 動作時の み E net -HD L C -R oHS の HD LC チ ャ ン ネ ル は RS232C (D sub 25/
25 /
RS232C モ デ ル ) ま た は RS422 (Dsub 15/
15 /RS422 モ デ ル ) と し て 動作し ま す 。
こ の 時の 、 プ ロ グ ラ ム モ ー ド で の 通信条件は 固定で す 。
通信速度:
通信速度
: 9600b p s デ ー タ 長:
長: 8 ビ ッ ト ス ト ッ プ ビ ッ ト : 2 ビ ッ ト パ リ テ ィ : 無し
端末機器の 通信条件を 上記に 合わ せ て 使用し て 下さ い 。
こ の 方法は 、 次の 様な 場合に 有効で す 。
◆ TELNET Log in に よ る 設定変更が 不能な と き 。
ご 注意
Dsub 15/
15 /RS422 モ デ ル の 場合、 PC の RS232C ポ ー ト に 接続し て 通信を 行う
に は 、 別途 RS422/RS232C 変換器が 必要に な り ま す 。
1 −3 −2 TE L N E T に よ る プ ロ グ ラ ム モ ー ド
イ ー サ ネ ッ ト を 介し て Enet-HDLC-RoHS と TELNET 通信可能な 端末よ り プ ロ グ ラ
ム モ ー ド に 入り ま す 。 TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン 開設中や デ ー タ 通信中で も プ ロ グ ラ ム
モ ー ド へ 入る 事が 可能で す 。
ご 注意
Enet-HDLC-RoHS の IP ア ド レ ス は デ フ ォ ル ト で 192.168.0.10 と な っ て い
ま す 。 Enet-HDLC-RoHS を 接続す る ネ ッ ト ワ ー ク が 上記ア ド レ ス の ま ま
使用し て も 問題が
問題 が な い 事を 確認し て 下さ い 。 以下の 様な 場合に は そ の ま ま
の IP ア ド レ ス で TELNET 通信を 行う と 問題が 発生す る 可能性が あ り ま す 。
▼接続す る ネ ッ ト ワ ー ク の ア ド レ ス 空間が 上記デ フ ォ ル ト と 異な る 場合。
▼既に デ フ ォ ル ト の ア ド レ ス が 他の 機器で 使用さ れ て い る 場合。
10
こ の よ う な 場合は 、 一度、 前述 1 -3 -1 の 方法に て 使用可能な IP ア ド レ ス を
設定し た 後に 行う か 、影響の
、影響の な い セ グ メ ン ト 内で TELNET
TELNETに
に よ る 設定変更を
設定変更を
行い ま す 。
(例: Enet-HDLC-RoHS と 端末の 2 台の み を イ ー サ ネ ッ ト 接続す る 。)
。)
第1 章 通信を 行う 前の 準備
次に W ind ows98 で の TELNET Log in の
例を あ げ ま す 。
DOS プ ロ ン プ ト よ り 以下の コ マ ン ド を
入力し ま す 。
C: ¥W IND OW S> telnet 192. 168. 0. 10
TELNET接続さ
TELNET
接続さ れ て 右の よ う な 画面と な
り ま す。
Pa ssword : に Enet-HDLC-RoHS で 設
定 ((後述プ
後述プ ロ グ ラ ム モ ー ド 設定項目参照)
設定項目参照)
さ れた パ ス ワ ー ド を 入力し エ ン タ ー キ ー
押し ま す 。 デ フ ォ ル ト の パ ス ワ ー ド は Enet-H で す 。
を
(パ ス ワ ー ド は 表示さ れ ま せ ん )
正し い パ ス ワ ー ド が 入力さ れ る と *** PRO G RAM M O D E *** CR LF が 表示さ れ プ ロ
グ ラ ム モ ー ド に 入り ま す 。
誤っ た パ ス ワ ー ド を 入力し た 場合は 、 以下の 様な メ ッ セ ー ジ が 表示さ れ パ ス ワ ー ド
の 再入力と な り ま す 。
Log in incorrect
Pa ssw ord :
プ ロ グ ラ ム モ ー ド に 入っ た 後の 設定変更等の 操作は 、 前述 1 -3 -1 と 同様で す 。 後述
[1[1
-4 プ ロ グ ラ ム モ ー ド 状態で の 設定方法]
設定方法] [1[1 -5 設定項目の 解説]
解説] を 参照し て 下さ い 。
◆ TELNET に よ る プ ロ グ ラ ム モ ー ド の 終了
TELNETに
TELNET
に よ り プ ロ グ ラ ム モ ー ド を 終了す る 場合は 、他の
、他の 方法と 同様に END(end )
CR LF
を 入力し ま す 。
す る と *** PRO G RAM END *** CR LF が 表示さ れ プ ロ グ ラ ム モ ー ド が 終了し た 事
を 通知し ま す 。 ((他の
他の 方法と こ こ ま で は 同様で す 。)
。)
し か し TELNET
TELNETに
に よ る プ ロ グ ラ ム モ ー ド で は 、設定変更を
、 設定変更を 行っ た 値は こ の 時点で
は 書き 込ま れず に 、 END メ ッ セ ー ジ の 後に 以下の 様な メ ッ セ ー ジ が 表示さ れま す 。
そ れ ぞ れ の メ ッ セ ー ジ の 意味は 以下の と お り で す 。
1: U p d a te a nd Reb oot
2: Q uit a nd Reb oot
3: U p d a te a nd Q uit
4: Q uit
Select num b er:
設定変更値を 更新し て Enet-HDLC-RoHS を 再起動
し TELNET セ ッ シ ョ ン を 終わ る 。
設定変更を 破棄し て Enet-HDLC-RoHS を 再起動し
TELNET セ ッ シ ョ ン を 終わ る 。
設定変更を 行い TELNET セ ッ シ ョ ン を 終わ る 。
設定変更を 破棄し て TELNET セ ッ シ ョ ン を 終わ る 。
11
第1 章 通信を 行う 前の 準備
Select num b er の 所に 行い た い 処理の 番号を 入力し エ ン タ ー キ ー を 押し ま す 。
1 ∼ 2 を 選択時点で TCP
TCP/
/IP デ ー タ 通信コ ネ ク シ ョ ン が 開か れ て い る 場合に 下記
メ ッ セ ー ジ が 表示さ れ ま す 。 デ ー タ 通信コ ネ ク シ ョ ン が 開か れ て い な い 場合は 、
選択さ れ た 処理が 行わ れ ま す 。
W a rning : U nd er com m unica tion running
1: O k 2: Ca ncel ncel Select num b er:
Select num b er の 所に 行い た い 処理の 番号を 入力し エ ン タ ー キ ー を 押し ま す 。
1 を 入力の 場合は 、 デ ー タ 通信の 有無に 関わ ら ず 、 前述で 選択さ れ た 1 ∼ 3 の 処
理を 行い ま す 。
2 を 選択の 場合は 、 再度 1 ∼ 4 の 選択メ ッ セ ー ジ が 表示さ れ ま す 。
ご 注意
1 ∼ 3 の 番号の 処理を 実行し た 場合、プ
場合、 プ ロ グ ラ ム モ ー ド 内で 設定変更し た 値
が 書き 変わ っ た り 、 Enet-HDLC-RoHS が 再起動し ま す 。 こ の 場合に は 、
TCP/
TCP
/IP
IPコ
コ ネ ク シ ョ ン 中の デ ー タ 通信用ポ ー ト の 状態が 維持出来な く な り ま
す 。 ((イ
イ ー サ ネ ッ ト チ ャ ン ネ ル 、シ
、シ リ ア ル チ ャ ン ネ ル 共に ) よ っ て 現在コ ネ ク
シ ョ ン 中の 場合、 強制終了さ れ ま す 。
ま た 、 再起動が 行わ れ た 場合は Enet-HDLC-RoHS の 電源再投入と 同じ 動
作と な り ま す 。 1 ∼ 3 を 選択す る 場合は 、 現在の デ ー タ 通信状態が 破棄さ れ
る 事を ご 承知の 上で 、 注意し て 行っ て 下さ い 。
※ Up d ate 処理が 行な わ れ る と 、 Up d ate Comp leted
※ Reb oot 処理が 行な わ れ る と 、 Reb oot Comp leted
※ TELNET セ ッ シ ョ ン を 終了の 際に 、 Disconnected
CR LF
CR LF
CR LF
の メ ッ セ ー ジ が 表示。
の メ ッ セ ー ジ が 表示。
の メ ッ セ ー ジ が 表示。
1 −3 −3 出荷時の 設定へ 戻す 方法
◆ IP設定な
IP設定な ど を 忘れ て し ま い プ ロ グ ラ ム モ ー ド に 入れ な く な っ た 場合は 、以下の
、以下の 方
法で 出荷時の 設定に 戻す こ と が で き ま す 。
① PRG SW を 押し な が ら 電源を 投入し て プ ロ グ ラ ム モ ー ド に 入り ま す 。 (PROG/
CONNECT の LED が 赤で 点灯し た 状態)
状態)
② PRG SW を 再び 押し ま す 。 ((押し
押し 続け ま す )
PRG SW を 押し 続け る と PAKECT の LED が オ レ ン ジ で 点灯し ま す 。
更に PRG SW を 押し 続け る と PROG
PROG/
/CONNECT 及び PACKET の LED が 緑
の 点灯と な り ま す 。 こ れ を 確認し た ら 、 PRG SW を 放し ま す 。
12
第1 章 通信を 行う 前の 準備
③ PROG/
PROG /CONNECT
CONNECT及び
及び PACKET の LED が 緑の 点滅と な り 、出荷時の
、 出荷時の 状態で
初期化さ れ ま す 。
④ IP= 192.168.0.10 と な り ま す の で 、 TELNET で こ の IP に 対し て ロ グ イ ン 可
能と な り ま す 。
1 −4 プ ロ グ ラ ム モ ー ド 状態で の 設定方法
1 −4 −1 基本的な 操作方法
◆ 設定変更の 方法は ○○ = ○○○
((エ
エ ン タ ー キ ー ) が 基本で す 。
画面表示し て い る 書式と 同じ よ う に キ ー 入力し ま す 。
エ ン タ ー キ ー は 、 端末の Enter キ ー を 押す こ と を 表し て い ま す 。
ASCII コ ー ド の 英大文字、 英小文字、 数字、 記号を 使用し ま す 。
例)
通信速度の 変更例 19200b p s に 変更す る 。
B= 19200
((エ
エ ン タ ー キ ー ) ま た は b = 19200
((エ
エ ン タ ーキー)
((プ
プ ロ グ ラ ム モ ー ド を 終了す る ま で 通信条件は 変わ り ま せ ん 。)
。)
◆ も し 誤っ た 書式や 設定で き な い 値を 入力し た 場合は ?を 返し ま す 。
◆ エ ン タ ー キ ー ((直前に
直前に 文字を 打た ず に Enter キ ー の み ) を 押す と 、 現在の 設定値
ペ ー ジ ま た は 次の 設定値ペ ー ジ を 表示し ま す 。
事前に 変更入力が あ っ た 場合→変更入力さ れ た 項目の ペ ー ジ を 表示
事前に 変更入力が 無い 場合 →現在表示の 次の ペ ー ジ を 表示
◆ 設定画面の ペ ー ジ は 全部で 3 ペ ー ジ あ り ま す 。
表示ペ ー ジ を 変え る に は 、前述の
、前述の エ ン タ ー キ ー に よ る 方法の 他に ペ ー ジ 番号指定
に よ る 方法が あ り ま す 。
例)
2
((エ
エ ン タ ー キ ー )=(2 ペ ー ジ 目を 表示す る )
13
第1 章 通信を 行う 前の 準備
1 −4 −2 表示画面
*** PROG RAM M O DE *** + CR+ LF の 表示後、 エ ン タ ー キ ー を 押す と 1 ペ ー ジ 目が
表示さ れ ま す 。
1 ∼ 3 ペ ー ジ の 内容は 以下で す 。
◆ 1 ページ目
*** PRO G RAM 1 /3 ***
E ne t-H
Ver 3 . 0 0 6 /XX
Ver3
XX/
/XX
TCLK = 1
B= 9 6 0 0
RO M VE RSI O N
TX CLK SE LE CT [1: ST1 or 2: ST2 ]
BPS [2 40 0/
0 /48 00 /960 0/
0 /1 92 00 /38 40 0/
0 /7 68 00 /1 53 60 0
14 40 0/
0 /28 80 0/
0 /57 60 0/
0 /11 52 00 /48000
48000/
/64000
64000]]
CRC= 16
CRC
SE LE CT [1 6 or 3 2 ]
E F= 0
M A= 0 1
D ATA E N CO DI N G FO RM AT [0 : N RZ or 1 : N RZ I ]
M Y AD DRE SS [01 -FE 8 b it O NLY]
YA= 0 2
YOU AD DRE SS [01 -FE 8 b it O NLY]
T1= 2 . 0 0
RESPON CE TI M ER [9 9. 9 9 se c ]
N2= 5
T2= 1 . 0 0
RE TRY CO U N TE R [1 -2 0 ]
TX RR RESPO N CE TI M ER [9 9. 9 9 se c ]
T4 = 3 . 0 0
FO R RE M OTE CHAN N EL BU SY TI M E R [9 9 . 99 se c ]
OC= 1
O U T STAN D I N G CO U N TE R [1 -7 ]
DM= D
PO W E R O N D M SE N D [E /D ]
FLG = D
FLAG SN E D [E /D ]
◆ 2 ページ目
*** PRO G RAM 2 /3 ***
M AC= 0 0 : C0 : 8 4 : XX
XX:: XX
XX:: XX
IP= 1 92 . 1 68 . 0 . 1 0
E TH E RN E T AD D RE SS
I P AD D R E SS
PORT= 00 0 0
SO U RC E PO RT N U M BE R
N ETM = 0 . 0 . 0. 0
N E TM ASK
D EFG = 0. 0. 0. 0
BRD A= 2 5 5. 2 5 5. 2 55 . 25 5
D E FAU LT G ATE W AY
BR O AD CAST AD D RE SS
W AI T= 1 2 0
TIM E W AIT (se c )
PASS= E n e t-H
FTP o r TE LNE T PASS W O RD
O BSP= 00 0 0
TRY = S
O BSE RVATI O N U D P PO RT N U M BE R
RE TR Y CO U N TE R [N /S]
W TM=
TM =
KEEP W ATCH TIMER [ 00 - 60 Min ]
14
0
第1 章 通信を 行う 前の 準備
◆ 3 ページ目
*** PRO G RAM 3 /3 ***
H O ST I P AD D RESS
D E ST PO RT H O ST E TH E RN E T AD D RE SS
1 I= 0 . 0 . 0. 0
2 I= 0 . 0 . 0. 0
1 P= 0 0 0 0
2 P= 0 0 0 0
1M = 00 : 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00
2M = 00 : 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00
3 I= 0 . 0 . 0. 0
3 P= 0 0 0 0
3M = 00 : 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00
4I = 0. 0 . 0. 0
4 P= 0 0 0 0
4M = 00 : 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00
5 I= 0 . 0 . 0. 0
6 I= 0 . 0 . 0. 0
5 P= 0 0 0 0
6 P= 0 0 0 0
5M = 00 : 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00
6M = 00 : 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00
7 I= 0 . 0 . 0. 0
7 P= 0 0 0 0
7M = 00 : 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00
8 I= 0 . 0 . 0. 0
8 P= 0 0 0 0
8M = 00 : 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00
9 I= 0 . 0 . 0. 0
1 0I= 0. 0. 0 . 0
9 P= 0 0 0 0
1 0P= 0 00 0
9M = 00 : 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00
10 M = 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00: 00
1 1I= 0. 0. 0 . 0
1 1P= 0 00 0
11 M = 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00: 00
1 2I= 0. 0. 0 . 0
1 2P= 0 00 0
12 M = 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00: 00
1 3I= 0. 0. 0 . 0
1 4I= 0. 0. 0 . 0
1 3P= 0 00 0
1 4P= 0 00 0
13 M = 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00: 00
14 M = 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00: 00
1 5I= 0. 0. 0 . 0
1 5P= 0 00 0
15 M = 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00: 00
1 6I= 0. 0. 0 . 0
1 6P= 0 00 0
16 M = 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00: 00
1 7I= 0. 0. 0 . 0
1 7P= 0 00 0
17 M = 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00: 00
1 8I= 0. 0. 0 . 0
1 8P= 0 00 0
18 M = 0 0: 0 0: 0 0: 00: 00: 00
15
第1 章 通信を 行う 前の 準備
1 −5 設定項目の 解説
1 −5 −1 各項目の 意味、 設定範囲、 デ フ ォ ル ト 値
◆プ ロ グ ラ ム モ −ド の 設定 1 /3 ペ −ジ
▼ ROM VERSIO N
ソ フ ト バ ー ジ ョ ン を 表示し ま す 。
▼ Enet-HDLC-RoHS 送信ク ロ ッ ク の 選択
TCLK= 1
CR LF
RS232C Typ e
RS422 Typ e
TCLK= 2
CR LF
RS232C Typ e
RS422 Typ e
デフ ォ ルト 1
送信ク
受信ク
送信ク
受信ク
ロッ
ロッ
ロッ
ロッ
ク
ク
ク
ク
を 自機 ST1 出力と し ま す 。
を RXC 入力と し ま す 。
を 自機 ST ±出力と し ま す 。
を RXC 入力と し ま す 。
送信ク
受信ク
送信ク
受信ク
ロッ
ロッ
ロッ
ロッ
ク
ク
ク
ク
を ST2 入力と し ま す 。
を RXC 入力と し ま す 。
を 自機 ST ±入力と し ま す 。
を RXC 入力と し ま す 。
デ フ ォ ル ト 9600
▼ シ リ ア ル 通信速度
B= nnnn CR LF nnnn b p s と し ま す 。
値は 2400,4800,9600,19200,38400,76800,153600,14400,28800,57600,
115200,48000,64000 の い ず れか で す 。 ※ 48000,64000 選択時は 誤差が あ り ま す 。
▼ CRC
デ フ ォ ル ト 16
CRC= 16 CR LF
CRC は CCITT CRC (X16+ X12+ X5+ 1)
CRC= 32 CR LF
CRCは
CRC
は CCITT CRC (X32+ X26+ X23+ X22+ X16+ X12+ X11+ X10+ X8+ X7+ X5+ X4+ X2+ X1+ 1)
▼ デ −タ エ ン コ −デ ィ ン グ フ ォ −マ ッ ト
デフ ォ ルト 0
EF= 0
CR LF
NRZ 形式と し ま す 。
EF= 1 CR LF
NRZI 形式と し ま す 。
▼ Enet-HDLC-RoHS の H DLC ア ド レ ス
デ フ ォ ル ト 00
MA= hh CR LF
Enet-HDLC-RoHS の ア ド レ ス を hh と し ま す 。
hh は 01h ∼ FEh の 16 進数で す 。
▼ 相手 H D LC 機器の ア ド レ ス
デ フ ォ ル ト 00
YA= hh CR LF
相手 HDLC 機器の ア ド レ ス を hh と し ま す 。
hh は 01h ∼ FEh の 16 進数で す 。
16
第1 章 通信を 行う 前の 準備
▼ 応答確認用タ イ マ 1
デ フ ォ ル ト 1.00
T1= nn.nn CR LF
応答確認用タ イ マ T1 を nn.nn と し ま す 。
nn は 0 ∼ 9 の 数値で す 。 応答確認用タ イ マ 1 は 、 P= 1 の フ レ ー ム 、 I フ レ ー ム
ま た は FRMR レ ス ポ ン ス 等を 送信時に 起動し ま す 。 上記に 対す る 正し い レ ス ポ
ン ス が 返送さ れ る と 停止し ま す 。 。 正し い レ ス ポ ン ス が 返送さ れ な い 場合は 、T1
、T1
タ イ マ に て N2 回再送を 行い ま す 。
▼ 応答確認リ ト ラ イ 回数
デフ ォ ルト 5
N2= nn CR LF
応答確認リ ト ラ イ 回数 N2 を nn と し ま す 。
nn は 1 ∼ 20 の 数値で す 。
▼ 応答確認用タ イ マ 2
デ フ ォ ル ト 0.50
T2= nn.nn CR LF
応答確認用タ イ マ T2 を nn.nn と し ま す 。
nn は 0 ∼ 9 の 数値で す 。
こ の タ イ マ は HDLC 機器よ り 正し い I フ レ ー ム を 受信し た 時に 起動し ま す 。
T2 が タ イ ム ア ウ ト し た 時に 、 受信 I フ レ ー ム の 応答確認と し て RR レ ス ポ ン ス を
送信し ま す 。
T2 が タ イ ム ア ウ ト す る 前に Enet-HDLC-RoHS よ り 送信す る I フ レ ー ム が あ る
場合は 、そ
、そ の I フ レ ー ム に 応答確認を 相乗り さ せ て 送信し 、T2
、T2タ
タ イ マ を 停止し ま す 。
※ 必ず T1> T2 と な る よ う に 設定し て 下さ い 。
▼ 相手局 b u s y 監視用タ イ マ 4
デ フ ォ ル ト 3.00
T4= nn.nn CR LF
相手局 b usy 監視用タ イ マ 4 を nn.nn と し ま す 。
nn は 0 ∼ 9 の 数値で す 。
相手局 b usy 監視用タ イ マ は HDLC 相手機器よ り RNR を 受信時に 起動し ま す 。
そ の 後HDLC
後 HDLC 相手機器よ り b usy解除通知で
usy 解除通知で あ る RR ま た は REJ
REJを
を 受信す る と 停止
さ れま す 。
Busy 解除通知を 受信し な い 場合は 、 RR コ マ ン ド を T4 タ イ マ 値に よ り N2 回再送
し ま す。
▼ アウト スタ ンディ ング数
デフ ォ ルト 1
OC= n CR LF
ア ウ ト ス タ ン デ ィ ン グ 数 OC を n と し ま す 。
nn は 1 ∼ 7 の 数値で す 。
相手か ら の 応答確認な し に 連続し て 送信で き る I フ レ ー ム の 数。
イ ー サ ネ ッ ト 相手機器よ り 受信し た デ ー タ を HDLC 機器に 対し て I フ レ ー ム と し
て 送信毎に OC= n で 設定の 値と チ ェ ッ
ク を 行い 、設定値n
、 設定値n 番目の I フ レ ー ム
出力時に P= 1 の I フ レ ー ム と し て 送信し ま す 。
P= 1 の I フ レ ー ム 送信後は 、 相手 HDLC 機器よ り の 受信確認を 待ち ま す 。
受信確認を 待つ 間は 、 次の I フ レ ー ム の 送信は し ま せ ん 。
17
第1 章 通信を 行う 前の 準備
▼ 電源投入後の D M 送信
DM= D
CR LF
DM= E
CR LF
デフ ォ ルト D
電源投入後に 、 何も 送信し ま せ ん 。
電源投入後に 、 DM レ ス ポ ン ス を 送信し 、 SABM を 待ち ま す 。
SABM を 受信し な い 場合は T1
T1タ
タ イ マ 値で N2
N2回
回 DM を 送信し ま す 。
▼ フ レ ー ム 間の フ ラ グ /ア イ ド ル の 送信
デフ ォ ルト D
FLG= D
CR LF
フ レ ー ム 間で フ ラ グ を 送信し ま せ ん 。
フ レ ー ム 間は マ ー ク (1) で す 。
FLG= E
CR LF
フ レ ー ム 間で フ ラ グ を 送信し ま す 。
◆プ ロ グ ラ ム モ −ド の 設定 2 /3 ペ −ジ
▼ 自機イ ー サ ネ ッ ト ア ド レ ス
MAC= 00:C0:84:hh:hh:hh CR LF こ の 項目は 、 変更で き ま せ ん 。
hh:hh:hh 部分は 、 個々の 装置に ユ ニ ー ク な 番号で す 。
▼ 自機 I P ア ド レ ス デ フ ォ ル ト 192.168.0.10
IP= d d d .d d d .d d d .d d d CR LF
自機 IP ア ド レ ス を 設定し ま す 。
IP ア ド レ ス は 、 32 ビ ッ ト 長 (4 バ イ ト ) で 示さ れ ま す 。 8 ビ ッ ト (1 バ イ ト ) 単位を
ド ッ ト で 区切り 、 各 8 ビ ッ ト を 10 進数で 表示し ま す 。
個々の d d d の 部分は 、 0 ∼ 255 で す 。
▼ ソースポート ア ド レス
デ フ ォ ル ト 0000
PORT= hhhh CR LF
ソ ー ス ポ ー ト 番号を 設定し ま す 。
番号は 、 16 ビ ッ ト 長 (2 バ イ ト ) で 示さ れ ま す 。 16 進数で 指定し ま す 。
※ ポ ー ト 番号は 0000 の 状態は 未設定と な り ま す 。
ご 注意
例)
18
Enet-HDLC-RoHS の PORT の 設定は 、 す べ て Hex (16 進数
進数)) で の 指定と な
り ま す 。 通信相手機器の ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム 等の PORT
PORT指定が
指定が Dec (10進数
(10 進数))
の 場合が あ り ま す の で 、 ご 注意下さ い 。
Enet-HDLC-RoHS 側で PORT を 1000 (Hex) と 指定し た 場合、
場合、 通信相手機
器で 設定す る Enet-HDLC-RoHS の ポ ー ト は 、10 進数で 4096 (Dec) と 指
定し ま す 。
ポ ー ト 番号の 0 ∼ 1024 (0400h) ま で は well
well- known p ort と し て 予約さ れ て
いま す。
通常の デ ー タ 通信に は 別の 番号を 設定し て 下さ い 。
第1 章 通信を 行う 前の 準備
▼ ネッ ト マ スク ア ド レス
デ フ ォ ル ト 0.0.0.0
NETM= d d d .d d d .d d d .d d d CR LF
サ ブ ネ ッ ト の 場合の ネ ッ ト マ ス ク 値を 設定し ま す 。
設定値は 、 IP ア ド レ ス と 同様な 書式で す 。
下図 [[異な
異な る ネ ー ッ ト ワ ー ク 間の 通信]
通信] を 参照し て 下さ い 。
▼ デフ ォ ルト ゲート ウ ェ イ アド レス
デ フ ォ ル ト 0.0.0.0
DEFG= d d d .d d d .d d d .d d d CR LF
サ ブ ネ ッ ト の 場合の デ フ ォ ル ト ゲ ー ト ウ ェ イ 値を 設定し ま す 。
設定値は 、 IP ア ド レ ス と 同様な 書式で す 。
下図 [[異な
異な る ネ ー ッ ト ワ ー ク 間の 通信]
通信] を 参照し て 下さ い 。
▼ ブロ ード キャ スト ア ド レス
デ フ ォ ル ト 255.255.255.255
BRDA= d d d .d d d .d d d .d d d CR LF
サ ブ ネ ッ ト の ブ ロ ー ド キ ャ ス ト ア ド レ ス 値を 設定し ま す 。
設定値は 、 IP ア ド レ ス と 同様な 書式で す 。
こ の 値は 、 IP と NETM の 設定で 連動し て 変化し ま す 。 特に 変更を 要す る 時
に こ の コ マ ン ド を 使用し ま す 。
下図 [[異な
異な る ネ ッ ト ワ ー ク 間の 通信]
通信] を 参照し て 下さ い 。
※ 上記の ア ド レ ス 設定は 同一の セ グ メ ン ト 内で 通信を 行う 場合に は 必要あ り ま せ ん 。
★ 異な る ネ ッ ト ワ ー ク 間の 通信例 ★
相手機器
No.1
IP= 192.168.20.12
No.2
IP= 192.168.20.02
他ネ ッ ト へ
ルータ ー
No.1
IP= 192.168.20.01
192.168.20.0
のサブ ネッ ト
ルータ ー
※太線が 通信さ れ る ル ー ト
ネッ ト ワ ーク
ルータ ー
No.3
IP= 192.168.50.01
相手機器 No.2
IP= 192.168.50.40
192.168.50.0
のサブ ネッ ト
自機 Enet-HDLC-RoHS
IP= 192.168.50.30 NETM= 255.255.255.0 DEFG= 192.168.50.1
BRDA= 192.168.50.255 相手No.1= 192.168.20.12 相手No.2= 192.168.50.40
19
第1 章 通信を 行う 前の 準備
▼ タ イ ム ウ ェ イ ト の 時間を 変更す る
デ フ ォ ル ト 120
W AIT= nnn CR LF
タ イ ム ウ ェ イ ト を nnn 秒と し ま す 。
nnn は 1 ∼ 999 秒で す 。
通常は 、 120 秒で す が 、 シ ス テ ム で こ の 値を 変更し て も 良い
良 い 場合に の み 変更し
て 下さ い 。
[3[3
-4 TCP/
TCP/IP コ ネ ク シ ョ ン の 終了]
終了] を 参照し て 下さ い 。
▼ TE LN E T Lo g in 時の パ ス ワ −ド を 指示す る
デ フ ォ ル ト Enet-H
PASS= xxxxxxxx CR LF
タ イ ム ウ ェ イ ト を nnn 秒と し ま す 。
xxxxxxxx は 最大 8 文字で す 。
TELNET で 相手よ り ア ク セ ス が あ っ た 時、 PASS= で 指定さ れ て い る 文字列と
チ ェ ッ ク を 行い ま す 。 一致し な け れ ば TELNET 通信は 行い ま せ ん 。
PASS=
CR LF
で 指定無し と な り ま す 。
※ PASS 無し の 場合、 TELNET Log in に て セ キ ュ リ テ ィ な し で の Enet-HDLCRoHS の 再起動が 可能と な っ て し ま い ま す 。 安全の 為、 PASS の 設定を 行う 事を
おすすめし ま す。
▼ 将来拡張用ポ −ト 番号
OBSP= hhhh
CR LF
デ フ ォ ル ト 0000
拡張用の ポ −ト 番号で す 。
通常設定の 必要は あ り ま せ ん 。
▼ TC P/
P / I P デ −タ の 再送、 終了要求パ ケ ッ ト FI N の 再送指定
デフ ォ ルト S
TRY= S
Enet-HDLC-RoHS は 、 通信相手に TCP
TCP/
/IP デ ー タ パ ケ ッ ト を 送信後、
相手よ り の 応答ACK
応答 ACK パ ケ ッ ト を 待ち ま す 。こ
。こ の 時相手よ り 応答が 無い
場合 ((ケ
ケ ー ブ ル 断、相手機器ダ
断、相手機器ダ ウ ン ) デ ー タ パ ケ ッ ト の 再送を 行い ま す 。
再送は 以下の タ イ マ 間隔で 行わ れ ま す 。
1 秒後→ 2 秒後→ 4 秒後→ 8 秒後→ 16 秒後→ 32 秒応答ウ エ イ ト し た 後
に 強制終了し ま す 。
再送タ イ ム ア ウ ト ま で 約 1 分で す 。
TRY= N
20
1 秒後→ 2 秒後→ 4 秒後→ 8 秒後→ 16 秒後→ 32 秒後→ 64 秒後→
70 秒後→ 70 秒後→ 70 秒後→ 70 秒後→ 70 秒後→ 70 秒応答ウ エ ィ
ト し た 後に 強制終了し ま す 。
再送タ イ ム ア ウ ト ま で 約 9 分か か り ま す 。
第1 章 通信を 行う 前の 準備
▼ 無通信時の コ ネ ク シ ョ ン 強制終了タ イ マ ー の 指定
デフ ォ ルト 0
W TM= 00 CR LF
nn は 0 ∼ 60 ま で の 10 進数で 指定。 単位は 分で す 。
0 指定時に は こ の 機能は 無効と な り ま す 。
1 ∼ 60 を 指定の 場合、 デ ー タ 通信コ ネ ク シ ョ ン 中の 無通信時間を 計測し ま
す。
TCP/
TCP
/IP 通信相手よ り イ ー サ ネ ッ ト パ ケ ッ ト の 受信が な く 、 Enet-HDLCRoHS か ら パ ケ ト 送信し て い な い 場合で 、 設定時間を 経過す る と リ セ ッ ト
パ ケ ッ ト を 送出し て コ ネ ク シ ョ ン を 強制終了し ま す 。 。 ま た 、HDLC
、HDLC側へ
側へ は
DISC を 送信し て TCP
TCP/
/IP の 切断を 通知し ま す 。
本機能は 、 何等か の 理由で 無通信状態と な っ て し ま っ た 場合に 、 EnetHDLC-RoHS の 遷移状態を 初期状態に 戻す こ と が 可能と な り ま す 。
ま た 、 HDLC 機器へ TCP
TCP/
/IP 通信の 異常を 通知し ま す 。
使用例:
使用例
: 半開設状態の 早期リ カ バ リ 等で 使用。
尚、 1 ∼ 60 を 設定し て い て も TELNET Log in 中は 無効と な り ま す 。
21
第1 章 通信を 行う 前の 準備
◆プ ロ グ ラ ム モ −ド の 設定 3 /3 ペ −ジ
▼ 相手 I P ア ド レ ス
デ フ ォ ル ト 0.0.0.0
nnI= d d d .d d d .d d d .d d d CR LF
テ ー ブ ル nn 番の 相手 IP ア ド レ ス を d d d .d d d .d d d .d d d と し ま す 。
nn は 、 1 ∼ 18 の テ ー ブ ル 番号で す 。
設定値は 、 IP ア ド レ ス と 同様な 書式で す 。
既に 設定さ れ て い た テ ー ブ ル nn 番の IP ア ド レ ス を 異な る 値に 設定し た 場合
場合
は 、 同じ テ ー ブ ル の 相手イ ー サ ネ ッ ト ア ド レ ス を 消去し ま す 。
1I= 、 1P (1 番目
番目)) に 設定し た 相手に 対し て Enet-HDLC-RoHS よ り コ ネ ク シ ョ
ン 開設を 行い ま す 。
1 ∼ 18 の 相手テ ー ブ ル に 登録し た 相手よ り 開設要求を 受信の 場合は 、HDLC
、 HDLC チ ャ
ン ネ ル に SABM を 送信し ま す 。
(TCP/
(TCP
/IP コ ネ ク シ ョ ン 非開設時)
非開設時)
TCP/
TCP
/IP コ ネ ク シ ョ ン は 同時に 複数の 開設は 出来ま せ ん 。
▼ 相手ポ ー ト 番号
デ フ ォ ル ト 0000
nnP= hhhh CR LF
テ ー ブ ル nn 番の 相手ポ ー ト 番号を hhhh と し ま す 。
nn は 、 1 ∼ 18 の テ ー ブ ル 番号で す 。
設定値は 、 ソ ー ス ポ ー ト と 同様な 書式で す 。
※ 0000 を 設定の 場合、 こ の テ ー ブ ル ナ ン バ ー は 未設定と な り ま す 。
相手機器と 通信を 行な う に は 必ず 必要な 設定で す 。
▼ 相手イ ー サ ネ ッ ト ア ド レ ス
nnM= hh:hh:hh:hh:hh:hh こ の 項目は 、 設定す る 必要が 有り ま せ ん 。
ARP に よ り 自動的に 取得し ま す 。 開設失敗の 場合は 、 自動的に 消去し ま す 。
nnM= 0 CR LF で 消去す る 事が 出来ま す 。 消去さ れ た 場合は 、 再度 ARP か ら の 手順
と なり ま す。
▼ 全て の 設定値を デ フ ォ ル ト と す る
DEFAULT CR LF
フ ラ ッ シ ュ ROM 内の 全て の 設定値が デ フ ォ ル ト 値と な り ま す 。
ご 注意
22
今ま で の 設定内容が す べ て 消え て し ま い ま す 。重要な
。重要な 設定値は 、他に
、他に メ モ を
残し て か ら 実行し て 下さ い 。
第2 章 簡単な 通信テ ス ト
第2 章 章 簡単な 通信テ ス ト
2 −1 p i n g を 使っ た 簡単な 通信テ ス ト
1) Enet-HDLC-RoHS と 通信す る イ ー サ ネ ッ ト 相手機器が UNIX マ シ ン ま た は W in
d ows マ シ ン の 場合
▼ Enet-HDLC-RoHS 自身の IP ア ド レ ス を 設定す る 。 ((第
第 1 章を 参照)
参照)
例: IP= 192.168.0.130 (同一セ
(同一セ グ メ ン ト 内の 場合の 例で す )
▼ 通信を 行う 相手機器よ り p ing コ マ ン ド を 実行す る 。
M icrosoft (R) W ind ow s 98 で の p ing テ ス ト 成功例
C: ¥W IN D OW S> p ing 192. 168. 0. 130
Ping ing 192. 168. 0. 130 w ith 32 b ytes of d a ta :
Rep ly from 192. 168. 0. 130: b ytes= 32 tim e= 2m s TTL= 32
Rep ly from 192. 168. 0. 130: b ytes= 32 tim e= 2m s TTL= 32
Rep ly from 192. 168. 0. 130: b ytes= 32 tim e= 1m s TTL= 32
Rep ly from 192. 168. 0. 130: b ytes= 32 tim e= 1m s TTL= 32
上記が 返送さ れ れ ば 、 物理的な 接続は 問題あ り ま せ ん 。
M icrosoft (R) W ind ow s 98 で の p ing テ ス ト 失敗例
C: ¥W IN D OW S> p ing 192. 168. 0. 130
Ping ing 192. 168. 0. 130 w ith 32 b ytes of d a ta :
Req uest tim ed out.
Req uest tim ed out.
Req uest tim ed out.
Req uest tim ed out.
上記の よ う な メ ッ セ ー ジ が 返送の 場合は 、ケ
、ケ ー ブ ル 接続/経路等を ご 確認下さ い 。
2) Enet-HDLC-RoHS と 通信を 行う 通信相手機器が p ing コ マ ン ド を 実行で き な い
場合は 、 相手機器が 接続さ れ る セ グ メ ン ト 内の p ing が 可能な 機器よ り 実行し ま
す 。 ((テ
テ ス ト 方法/結果は 1) と 同様で す 。
※ UNIX マ シ ン 等で の p ing の 実行方法は 機器の マ ニ ュ ア ル 等を 参考に し て 下さ い 。
※ inform a tion Req uest/
uest/Rep ly
Tim esta m p /Tim esta m p Rep ly
Ad d ress M a sk Req uest/
uest/Rep ly に は 対応し て お り ま せ ん 。
23
第3 章 伝送仕様に つ い て
第3 章 伝送仕様に つ い て
3 −1 受信パ ケ ッ ト 識別
Enet-HDLC-RoHS は 、 自機宛の パ ケ ッ ト か 否か の 判定を 以下の よ う に 行い ま す 。
◆ イ ーサネッ ト ヘッ ダ 部
デ ス ト ネ ー シ ョ ン ア ド レ ス ((送信先
送信先 MAC ア ド レ ス ) と 自機 MAC ア ド レ ス の 一致
ソ ー ス ア ド レ ス ((送信元
送信元 MAC ア ド レ ス ) と 自機保持の 相手 MAC ア ド レ ス の 一致
◆ IP ヘ ッ ダ 部
デ ス ト ネ ー シ ョ ン IP ア ド レ ス ((送信先
送信先 IP) と 設定し た 自機 IP ア ド レ ス の 一致
ソ ー ス IP ア ド レ ス ((送信元
送信元 IP ア ド レ ス ) と 設定し た 相手 IP ア ド レ ス の 一致
◆ TCP ヘ ッ ダ 部
デ ス ト ネ ー シ ョ ン ポ ー ト No (送信先ポ
(送信先ポ ー ト No) と 設定し た 自機ポ ー ト No の 一致
ソ ー ス ポ ー ト No (送信元ポ
(送信元ポ ー ト No) と 設定し た 相手ポ ー ト No の 確認
受信し た ソ ー ス ポ ー ト No と 設定し た 相手ポ ー ト No が 不一致の 場合、 一時的に
ソ ー ス ポ ー ト No に 合わ せ て 通信を 行い ま す 。
ま た 、 TCP プ ロ ト コ ル の SEQ No、
No 、 ACK No の チ ェ ッ ク を 行い ま す 。
送出パ ケ ッ ト は 相手ア ド レ ス と 適切な SEQ
SEQ、
、 ACK を 作成し て 出力し ま す 。
例) IP ア ド レ ス 、 ポ ー ト 番号の 設定例
下記の よ う な 設定で 、 自機と 相手機器と の 間で コ ネ ク シ ョ ン の 開設が 出来ま す 。
MAC= XX:XX:XX:XX:XX:XX
イ ー サ ネ ッ ト ア ド レ ス (装置固定)
IP= 192.168.0.10
自機IPア ド レ ス
PORT= A10C(Hex)
自機ポ ー ト ア ド レ ス
nI= 192.168.0.20
相手IPア ド レ ス
nP= B001
相手ポ ー ト ア ド レ ス
イ ーサネッ ト ア ド レ ス
(装置固定)
192.168.0.20
自機IPア ド レ ス
B001
自機ポ ー ト ア ド レ ス
IP= 192.168.0.10
相手IPア ド レ ス
A10C(Hex)
相手ポ ー ト ア ド レ ス
◆ 矢印の よ う な 関係に な っ て い る 必要が あ り ま す 。
◆ Enet-HDLC-RoHS の ポ ー ト ナ ン バ ー の 指定は Hex (16 進数
進数)) で す 。 相手機器の
ポ ー ト 指定を 10 進で 行な う 場合は 、 上記例の 場合、 A10C= 41228 (Dec) 、
B001= 45057(Dec) と な り ま す 。
◆ Enet-HDLC-RoHS の ポ ー ト ナ ン バ ー 指定で 、 0000 は 未設定扱い と な り ま す 。
必ず 0000 以外の 設定が 必要で す 。
24
第3 章 伝送仕様に つ い て
3 −2 A R P に 対す る 応答
Enet-HDLC-RoHS は 、 通信相手機器 ((サ
サ ー バ ) 、 ル ー タ 等が 発行す る ARP ブ ロ ー
ド キ ャ ス ト に 応答し ARP 応答を 返送し ま す 。
こ れ に よ り ARP 発行元は 、 Enet-HDLC-RoHS の イ ー サ ネ ッ ト ア ド レ ス を 得る こ
と が 出来ま す 。 ま た 、 Enet-HDLC-RoHS か ら コ ネ ク シ ョ ン を 開設す る 際に 、 相手
の イ ー サ ネ ッ ト ア ド レ ス を 取得し て い な い 場合は 、 ARP ブ ロ ー ド キ ャ ス ト を 発行し
ま す。
応答し て き た 相手の イ ー サ ネ ッ ト ア ド レ ス を 取得し ま す 。 サ ブ ネ ッ ト 間の 通信を 行
う 場合は 、 NETM 等の 設定が 必要と な り ま す 。
[1 -5 設定項目の 解説]
解説] 中の NETM 等の 設定ぺ ー ジ 及び [[異な
異な る ネ ッ ト ワ −ク 間の 通
信例]] を 参照し て 下さ い 。
信例
3 −3 T C P / I P コ ネ ク シ ョ ン の 開設
※ TCP
TCP/
/IP
IP通信で
通信で は 、コ
、コ ネ ク シ ョ ン 開設に 成功し な い と デ ー タ の 伝送は 出来ま せ ん 。
◆ Enet-HDLC-RoHS か ら の コ ネ ク シ ョ ン 開設
( Enet-HDLC-RoHS ク ラ イ ア ン ト 動作)
動作)
Enet-HDLC-RoHS か ら TCP
TCP/
/IP の コ ネ ク シ ョ ン を 開設す る に は 、 以下の シ ー ケ
ン ス と なり ま す。
▼ HDLC 接続機器か ら SABM を 受信す る 。
▼ SABM を 受信し た Enet-HDLC-RoHS は プ ロ グ ラ ム モ ー ド 3 /3 ペ ー ジ の
相手設定テ ー ブ ル No1 に 設定 ((1I=
1I= ,1P= ) し た イ ー サ ネ ッ ト 接続相手機器へ
TCP/
TCP
/IP コ ネ ク シ ョ ン 開設要求を 送信し ま す 。
※ こ の 時イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器は Enet-HDLC-RoHS よ り 開設要求を 受
信可能な 状態 ((ホ
ホ ス ト 型)
型) で 動作し て い る 必要が あ り ま す 。
▼ Enet-HDLC-RoHS が 送信し た 開設要求を 受信し た イ ー サ ネ ッ ト 相手機器
は 、 開設要求応答を 返送し ま す 。
▼ Enet-HDLC-RoHS は HDLC 相手機器に UA を 返送し ま す 。
※ こ こ ま で で の シ ー ケ ン ス 終了で TCP
TCP/
/IP
IPお
お よ び HDLC
HDLCの
の ど ち ら も デ ー タ 伝送
可能と な り ま す 。
Enet-HDLC-RoHS は イ ー サ ネ ッ ト 通信相手よ り TCP
TCP/
/IP 開設要求応答が
返送さ れ な い と UA レ ス ポ ン ス を 返送し ま せ ん 。
25
第3 章 伝送仕様に つ い て
◆ イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器か ら の コ ネ ク シ ョ ン 開設 ((Enet-HDLC-RoHS
Enet-HDLC-RoHSホ
ホスト
動作)) プ ロ グ ラ ム モ ー ド 3 /3 ペ ー ジ の 通信相手設定テ ー ブ ル に 設定さ れ た イ ー サ
動作
ネ ッ ト 通信相手機器か ら TCP
TCP/
/IP
IPコ
コ ネ ク シ ョ ン 開設要求で あ る SYN パ ケ ッ ト 受信
し た 場合、以下の
場合、以下の シ ー ケ ン ス と な り ま す 。 ((相手テ
相手テ ー ブ ル に 未登録の 相手に は 応答
し ま せ ん 。)
。)
▼ HDLC 相手機器に SABM を 送信す る 。
▼ HDLC 相手機器よ り UA が 返送さ れ た 場合、 イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器へ
TCP/
TCP
/IP コ ネ ク シ ョ ン 開設要求に 対す る 応答を 返送し ま す 。
※ こ こ ま で で の シ ー ケ ン ス 終了で TCP
TCP/
/IP
IPお
お よ び HDLC
HDLCの
の ど ち ら も デ ー タ 伝送
可能と な り ま す 。
Enet-HDLC-RoHS は HDLC 相手機器よ り UA レ ス ポ ン ス が 返送さ れ な い
と TCP
TCP/
/IP 開設要求に 対す る 応答は 返送し ま せ ん 。
※ Enet-HDLC-RoHS が コ ネ ク シ ョ ン 開設中は 、 他の 通信相手機器か ら の 開
設要求は 受け 付け ま せ ん 。
※ イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器が UNIX
UNIXや
や W indowsの
indowsの ソ ケ ッ ト 通信プ ロ グ ラ ム の
場合、相手機器は
場合、
相手機器は ク ラ イ ア ン ト 型も し く は ホ ス ト 型の ど ち ら か の 動作と な り
ま す。
相手機器が ホ ス ト 型の 場合は 、 Enet-HDLC-RoHS は ク ラ イ ア ン ト 動作を
行う 必要が あ り ま す 。
ま た 相手機器が ク ラ イ ア ン ト 型の 場合は 、 Enet-HDLC-RoHS は ホ ス ト 型
の 動作で あ る 必要が あ り ま す 。
26
第3 章 伝送仕様に つ い て
3 −4
TC P / I P コ ネ ク シ ョ ン の 終了
◆ Enet-HDLC-RoHS か ら コ ネ ク シ ョ ン の 終了
Enet-HDLC-RoHS か ら TCP
TCP/
/IP の コ ネ ク シ ョ ン を 終了す る に は 、 以下の シ ー ケ
ン ス と なり ま す。
▼ TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン 開設中に HDLC 相手機器よ り DISC を 受信
▼ Enet-HDLC-RoHS は 、 FIN パ ケ ッ ト ((終了要求パ
終了要求パ ケ ッ ト ) を 発行し て 終了
手順を 実行し ま す 。 正し く 終了手順が 行わ れ た 後に 、 UA を 返送し タ イ ム
ウ ェ イ ト 状態と な り ま す 。
タ イ ム ウ ェ イ ト は 、最後に
、最後に 発行さ れた パ ケ ッ ト が 確実に 消滅す る ま で の 時間
で 、ネ
、 ネ ッ ト ワ ー ク 回線の ハ ー ド 的要因で 規定さ れ て い ま す 。 。 こ の 間、同じ
間、同じ
相手に 対し て SYN (開設要求
(開設要求)) を 発行す る 事は 出来ま せ ん 。 。 プ ロ グ ラ ム モ ー
ド 2 /3 ペ ー ジ で 設定の W AIT= nnn で 設定の 時間待た さ れ ま す 。
※ 上記シ ー ケ ン ス で 終了さ れ る の は 、 TCP
TCP/
/IP お よ び HDLC の ど ち ら も デ ー タ
伝送が TCP
TCP/
/IP ack や HDLC RR に よ り 完結さ れ て い る 場合だ け で す 。
受信確認待ち が あ る 場合に は 、 TCP
TCP/
/IP
IPコ
コ ネク ショ ン はリ セッ ト パケ ッ ト に
よ り 強制切断と な り ま す 。
◆ 相手機器か ら の コ ネ ク シ ョ ン の 終了
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器か ら の FIN
FINパ
パ ケ ッ ト を 受信し た 場合も 終了手順を 実行
し ま す。
ま た 、 相手機器よ り リ セ ッ ト パ ケ ッ ト ((強制終了パ
強制終了パ ケ ッ ト ) を 受信の 場合も コ ネ
ク シ ョ ン を 終了し ま す 。
ど ち ら の 場合も 、 HDLC 相手機器に DISC を 送信し UA 待ち と な り ま す 。
※ Enet-HDLC-RoHS は 、 デ ー タ 再送タ イ ム ア ウ ト 時に も リ セ ッ ト パ ケ ッ ト を 送
出し て TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン を 強制終了し ま す 。
こ の 時、 HDLC 相手機器に は DISC が 送信さ れ ま す 。
27
第3 章 伝送仕様に つ い て
3 −5
デ ー タ の 伝送
TCP/IPコ
IPコ ネ ク シ ョ ン が 開設中で HDLC
HDLC側も
側も 情報転送フ ェ ー ズ で あ る 場合は 、HDLC
、HDLCチ
チャ
ン ネ ル に 受信す る I フ レ ー ム デ ー タ は TCP
TCP/
/IP デ ー タ パ ケ ッ ト と し て 送出さ れま す 。
TCP/
TCP
/IP
IPか
か ら の デ ー タ パ ケ ッ ト 受信は 、そ
、 そ の デ ー タ 部分を HDLC チ ャ ン ネ ル に 送出し
ま す。
デ ー タ の 伝送中に な ん ら か の 理由で 相互の パ ケ ッ ト 交換に 異常が 発生し た 場合は 、
送信元は 送信間隔を 変え て 再送を 行い ま す 。
再送回数の 既定値を 越え て も 正常に 復帰し な い 場合は RST
RSTパ
パ ケ ッ ト を 送り 強制終了
と なり ま す。
Enet-HDLC-RoHS か ら TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン の 開設/デ ー タ の 伝送/終了
ホスト 型
相手機器
Enet-HDLC-RoHS
HDLC機器
HDLC
イ −サ ネ ッ ト
SABM
相手MAC未取得の 場合
ブ ロ −ド キ ャ ス ト ARP
ARP応答
開設要求SYN
SYN/ACK
ACK
UA
情報転送フ ェ −ズ
Iフ レ −ム P= 1
デ −タ "123456789"
RRレ ス ポ ン ス
F= 1
Iフ レ −ム P= 1
デ −タ "ABCDEF"
RRレ ス ポ ン ス
F= 1
Disc
コ ネ ク シ ョ ン 開設成功
デ −タ "123456789"
ACK
デ −タ "ABCDEF"
ACK
FIN
ACK
FIN
UA
※P= 1:Pollビ ッ ト 1を 表し ま す 。
28
ACK
タ イ ムウ ェ イ ト
W AIT= nnn
F= 1:Finalビ ッ ト 1を 表し ま す 。
第3 章 伝送仕様に つ い て
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器か ら TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン の 開設/デ ー タ の 伝送/終了
クラ イアント型
相手機器
Enet-HDLC-RoHS
HDLC機器
HDLC
イ −サ ネ ッ ト
開設要求SYN
SABM
UA
TCP/IP側は 、 ま だ 通信
でき ない
情報転送フ ェ −ズ
Iフ レ −ム
P= 1
デ −タ
"12345"
SYN/ACK
ACK
TCP/IPコ ネ ク シ ョ ン 開設
Iフ レ −ム
P= 1
デ −タ
"ABCDEF"
デ −タ "ABCDEF"
デ −タ "12345"
ACK(12345に 対す る )
RR
F= 1
RR
F= 1
ACK("ABCDEF"に 対す る )
Disc
UA
FIN
ACK
FIN
ACK
29
第3 章 伝送仕様に つ い て
3 −6 実際の デ ー タ 伝送に つ い て
TCP/IP が 開設中か つ HDLC 側が 情報転送フ ェ ー ズ の 場合、 HDLC 機器は 、 EnetTCP/
HDLC-RoHS を 介し て 相手機器と の 間で デ ー タ 伝送が 可能な 状態と な り ま す 。
3 −6 −1 H DLC 機器→ Enet-HDLC-RoHS →イ ー サ ネ ッ ト 機器へ の デ ー タ 伝送
◆ Enet-HDLC-RoHS は HDLC 機器か ら の フ レ ー ム を 受信す る 際に 、 HDLC チ ャ
ン ネ ル の RXC (17番ピ
(17 番ピ ン ) に 入力の ク ロ ッ ク 信号に よ り 同期を と り 、HDLC
、HDLCフ
フ レー
ム を 受信し ま す 。
従っ て 、HDLC
、 HDLC 機器よ り 送信の フ レ ー ム に 同期し た 送信ク ロ ッ ク 信号が 出力さ れ
な い 場合は 同期が と れ ず フ レ ー ム を 受信出来ま せ ん 。
◆ TCP
TCP/
/IP で は 、 1 パ ケ ッ ト で 伝送出来る 最大長が 規定さ れ て い ま す 。
そ の 値は 通常、 1460 バ イ ト で す 。
よ っ て HDLC 機器よ り 一度に 受信可能な I フ レ ー ム 情報部の 長さ の 上限は 1460
バ イ ト と な り ま す 。 。 ま た 、イ
、 イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器に よ っ て は 一度に 受信可
能な TCP
TCP/
/IP パ ケ ッ ト の デ ー タ 長が 1460 バ イ ト 以下の 機器も あ り ま す 。
こ れ は MSS (最大セ
(最大セ グ メ ン ト サ イ ズ ) に よ り 決ま り ま す が 、 MSS 値は コ ネ ク シ ョ
ン 開設時に の み 通知さ れ ま す 。
よ っ て コ ネ ク シ ョ ン 開設時に 通知さ れ た MSS 値が 1460 バ イ ト 以下の 場合、 例え
ば 1024 バ イ ト の 時は 、 Enet-HDLC-RoHS が 一度に 受信可能な I フ レ ー ム 情報
部の 長さ は 1024
1024バ
バ イ ト と な り ま す 。 。 あ ら か じ め 使用ネ ッ ト ワ ー ク の MTU
MTU値
値 ((最
最
大伝送ユ ニ ッ ト ) や イ ー サ ネ ッ ト 通信相手の MSS 値を 検討し て 下さ い 。
◆ TCP
TCP/
/IP
IPが
が 開設中か つ HDLC
HDLC側が
側が 情報転送フ ェ ー ズ で 正し く 受信し た I フ レ ー ム の
情報部の み を TCP
TCP/
/IP へ 送信し ま す 。
※ HDLC 機器と Enet-HDLC-RoHS で 設定の ボ ー レ ー ト を 合わ せ て も 必ず 誤差が
誤差が
生じ る 為、 ク ロ ッ ク 信号が な い と 同期が と れ ま せ ん 。
30
第3 章 伝送仕様に つ い て
例) 実際の 転送
Enet-HDLC-RoHS
HDLC機器
相手機器
HDLC
イ −サ ネ ッ ト
情報転送フ ェ −ズ
TCP/IPコ ネ ク シ ョ ン 開設済
Iフ レ −ム (0,0)①
フラグ アドレス 制御部 情報部 FSC フラグ
1∼1460 2or4
7E 1バイト 1バイト
バイト
バイト 7E
Iフ レ −ム (0,1)②
①デ −タ
TCP/IPデ −タ と し て 「 情報部」 の み
※1
①デ −タ に 対す る ACKが 返送
さ れ な い の で 出力し な い
①に 対す る ACK
②デ −タ
②に 対す る ACK
Iフ レ −ム (0,2,P= 1)③
③デ −タ
③デ −タ に 対す る ACK
RR(3,F= 1)④
Iフ レ −ム (0,3)⑤
T2タ イ マ
(プ ロ グ ラ ム モ −ド
T2= nn.nnで 設定)
⑤デ −タ
⑤デ −タ に 対す る ACK
RR(4,F= 0)⑥
※ ( 0 , 2 , P = 1 ) は 、 N ( R ) , N ( S ) , P o l l フ ラ グ 1 を 表 し ま す 。
① I フ レ ー ム の 情報部の み TCP
TCP/
/IP デ ー タ パ ケ ッ ト と し て 送信さ れ ま す 。
② I フ レ ー ム デ ー タ は 受信済み で す が 、 上記①の デ ー タ に 対す る TCP
TCP/
/IP ack が 未
返送の 為、 TCP
TCP/
/IP へ は 送信し ま せ ん 。
③ Poll フ ラ グ = 1 の I フ レ ー ム を 受信、 ③デ ー タ に 対す る TCP
TCP/
/IP ack を 受信後に 、
④ HDLC チ ャ ン ネ ル へ RR を Final フ ラ グ = 1 で 出力し ま す 。
※ Enet-HDLC-RoHS は HDLC よ り 受信の I フ レ ー ム を TCP
TCP/
/IP へ 送信し 、
TCP/
TCP
/IP の ack を 必ず 待ち ま す 。 TCP
TCP/
/IP よ り 受信確認の ack が 返送さ れ な
い と HDLC
HDLCチ
チ ャ ン ネ ル へ 受信確認の RR
RRを
を 返送し ま せ ん 。 ((TCP
TCP側の
側の 応答を 待
た ず に HDLC チ ャ ン ネ ル に 受信確認応答を 返送し な い : 内部留保は し な い )
こ れ は 、 HDLC チ ャ ン ネ ル よ り 受信の I フ レ ー ム を TCP
TCP/
/IP 側へ 送信し た だ
け で は 確実に 相手に 届い た 保証は な く 、ま
、ま た こ の 時点で 受信確認を HDLC
HDLCに
に
返送し た 場合に TCP
TCP/
/IP 相手機器が 通信不能状態だ っ た 場合、 HDLC 相手機
器か ら 見る と デ ー タ 送信完了/イ ー サ ネ ッ ト 相手機器か ら みる と デ ー タ 未受
信と な っ て し ま う 事を 防ぐ 為で す 。
⑤ Final フ ラ グ = 0 の I フ レ ー ム 送信後、 転送デ ー タ 無く な っ た 。
⑥ ⑤に 対す る TCP
TCP/
/IP ack 返送受信後、 T2= で 設定の 時間が 経過し た の で F= 0 で RR
受信確認を HDLC チ ャ ン ネ ル へ 返送す る 。
31
第3 章 伝送仕様に つ い て
3 −6 −2 イ ー サ ネ ッ ト 機器→ Enet-HDLC-RoHS → HDLC 機器へ の デ ー タ 伝送
◆ 通常の 伝送
TCP/
TCP
/IP
IPの
の デ ー タ パ ケ ッ ト を 受信し た 場合は 、そ
、そ の デ ー タ 部分を HDLC
HDLCチ
チャ ン ネル
に 送出し ま す 。
◆ Enet-HDLC-RoHS か ら HDLC 機器に 送信さ れ る I フ レ ー ム の Poll フ ラ グ は プ
ロ グ ラ ム モ ー ド の OC= n で 設定し た 値に よ り 変わ り ま す 。
例え ば OC= 2 と し た 場合は 、 Enet-HDLC-RoHS か ら HDLC 相手機器に 送出さ
れ る I フ レ ー ム の 2 番目、 4 番目、 6 番目に 送信I フ レ ー ム の Poll フ ラ グ が 1 と な
り 送信さ れ ま す 。 Poll フ ラ グ = 1 で I フ レ ー ム を 送信し た 場合は 、 HDLC 相手機
器よ り の RR レ ス ポ ン ス 等を 待ち ま す 。 こ の 間に イ ー サ ネ ッ ト 相手機器よ り 次
の デ ー タ を 受信し て い て も HDLC チ ャ ン ネ ル へ は 送信し ま せ ん 。
◆ 受信し た TCP
TCP/
/IP
IPデ
デ ー タ パ ケ ッ ト に 対す る ack
ackは
は HDLC チ ャ ン ネ ル へ I フ レ ー ム と
し て デ ー タ を 送信後に HDLC 相手機器か ら 受信確認応答で あ る RR 等を 受信し て
か ら 返送さ れ ま す 。 ((内部留保は
内部留保は し ま せ ん 。 前述 3 -6 -1 と 同様の 理由よ り )
従っ て 、HDLC
、 HDLC 機器よ り の 受信確認応答が 遅れ た 場合に イ ー サ ネ ッ ト 相手機器が
デ ー タ の 再送状態と な る 事が あ り ま す 。((イ
イ ー サ ネ ッ ト 側の 通信速度が HDLC
HDLCに
に比
べ る と 遙か に 高速で あ る 為)
為)
プ ロ グ ラ ム モ ー ド で 設定の ア ウ ト ス タ ン デ ィ ン グ 数の 値 (OC= ) を 大き く す る と
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器よ り の デ ー タ 再送が 発生し や す く な り ま す 。 ((相手機
相手機
器に よ り ま す が ) OC= は 1 ∼ 3 程度に 押さ え た 方が イ ー サ ネ ッ ト 側だ け み る と 効
率が 良い 事に な り ま す 。 ((ご
ご 使用さ れ る シ ス テ ム の デ ー タ 発生状態に 依存し ま す )
ご 使用さ れる シ ス テ ム 及び HDLC 相手機器に 合わ せ て 設定を 行う 必要が あ り ま す 。
◆ イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器が パ ケ ッ ト を 連続送信す る 際の 注意点
Enet-HDLC-RoHS は 、 受信し た イ ー サ デ ー タ パ ケ ッ ト を I フ レ ー ム へ 変換し て
HDLC機器へ
HDLC
機器へ 送信し ま す が 、HDLC
、HDLC機器か
機器か ら 受信完了の RR
RR応答が
応答が 返送さ れ な い と
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手に 対し て TCP/IP IP ACK を 返送し ま せ ん 。
RR 応答が 遅れ た 状態で 、 イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器が 次の パ ケ ッ ト を 連続送信
し た 場合、イ
場合、 イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器の 通信ソ ケ ッ ト に よ っ て は 、複数の
、 複数の デ ー タ
パ ケ ッ ト を 1 つ の パ ケ ッ ト に ま と め て 1 パ ケ ッ ト と し て 送信し て し ま う パ ッ キ ン
グ と い う 事象が 発生す る 事が あ り ま す 。 こ の よ う な ケ ー ス の 場合は 、 HDLC 機器
側が 対応出来ず エ ラ ー デ ー タ と な る 可能性も あ り ま す 。 従っ て 、 イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器は 、 デ ー タ パ ケ ッ ト 送信の 際に HDLC 機器へ
デ ー タ 送信の 際の 実時間 ((例
例: 9600b p s で 100 バ イ ト な ら 約 100msec の 送信時間
が 必要)
必要) 及び RR 応答時間を 考慮し た 上、 パ ッ キ ン グ が 発生し な い 間隔で イ ー サ
デ ー タ パ ケ ッ ト を 送信す る 必要が あ り ま す 。
32
第3 章 伝送仕様に つ い て
例) 実際の 転送
Enet-HDLC-RoHS
HDLC機器
HDLC
イ −サ ネ ッ ト
情報転送フ ェ −ズ
TCP/IPコ ネ ク シ ョ ン 開設済
ヘッダ-
②
相手機器
デ −タ 部
ABCDEF
CRC
I(0,0)
TCP/IPデ −タ
④
⑦
③
I(0,1)
TCP/IPデ −タ
⑥
①
⑤
I(0,2,P= 1)
RR(3,F= 1)
デ −タ ①に 対す る ACK
デ −タ ③に 対す る ACK
デ −タ ⑤に 対す る ACK
TCP/IPデ −タ
⑨
⑩
⑧
I(0,3)
RR(4,F= 0)
デ −タ ⑧に 対す る ACK
※Enet-HDLC-RoHS プ ロ グ ラ ム モ −ド 設定 OC= 3の 場合
① TCP/
TCP/IP デ ー タ パ ケ ッ ト の デ ー タ 部の み が I フ レ ー ム と し て 取り 出さ れ ま す 。
② 上記①で 取れ 出さ れた デ ー タ 部の み が I フ レ ー ム と し て HDLC
HDLCチ
チ ャ ン ネ ル に 送信
さ れ ま す 。 (Poll
(Pollフ
フ ラ グ は 0)
③ 2 パ ケ ッ ト 目の TCP
TCP/
/IP デ ー タ パ ケ ッ ト を 受信
④ HDLC チ ャ ン ネ ル へ 2 パ ケ ッ ト 目の I フ レ ー ム デ ー タ を 送信 Poll フ ラ グ は 0
⑤ 3 パ ケ ッ ト 目の TCP
TCP/
/IP デ ー タ パ ケ ッ ト を 受信
⑥ Enet-HDLC-RoHS に 設定の ア ウ ト ス タ ン デ ィ ン グ 数が OC= 3 の 為、 HDLC チ ャ
ン ネ ル に 送信す る 3 パ ケ ッ ト 目の I フ レ ー ム デ ー タ の Poll フ ラ グ は 1 と な る 。
⑦ HDLC 相手機器よ り 受信確認の RR が 返送さ れ る 。 Final フ ラ グ = 1
全て の 送信I フ レ ー ム に 対す る 受信確認を 受信し た の で 受信パ ケ ッ ト 分の TCP
TCP/
/IP
ack を 返送す る 。
▼ RR
RRが
が 未返送の 状態で ⑧の デ ー タ を 受信し て も HDLC
HDLCチ
チ ャ ン ネ ル へ は ⑨の I
フ レ ー ム デ ー タ は 送信し な い 。
▼ 転送例で HDLC チ ャ ン ネ ル の ボ ー レ ー ト が 9600 で 1 ∼ 3 番目の パ ケ ッ ト の
デ ー タ 長が 1024 バ イ ト の 場合、②か
場合、 ②か ら ⑥ま で の 物理的な 転送時間は 下記と
なり ま す。
33
第3 章 伝送仕様に つ い て
1024 バ イ ト シ リ ア ル 転送に 必要な 時間 0.85Sec × 3 パ ケ ッ ト 分 = 2.55Sec
こ の 時、イ
時、イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器は ①で 送信の パ ケ ッ ト に 対す る ack
ackが
が上
記時間待た さ れ る 事に な る の で 、 通常で あ れ ば ①の 再送状態と な り TCP
TCP/
/IP
側の 転送効率が 落ち る 事に な り ま す 。 ((再送ま
再送ま で の 時間等は 相手機器に 依存
し ま す 。)
。) よ っ て HDLC 側通信速度が 遅く TCP
TCP/
/IP か ら 受信の デ ー タ 長が 長
い 場合に は OC= n の 設定値を 小さ く す る 必要が あ り ま す 。
⑧ 4 パ ケ ッ ト 目の TCP
TCP/
/IP デ ー タ パ ケ ッ ト を 受信
⑨ HDLC チ ャ ン ネ ル へ 4 パ ケ ッ ト 目の I フ レ ー ム デ ー タ を 送信 Final フ ラ グ は 0
⑩ 上記⑨に 対す る 受信確認応答RR
受信確認応答 RRを
を 受信し た の で 、デ
、デ ー タ ⑧に 対す る TCP
TCP/
/IP ack
を 返送
3 −6 −3 全二重動作時の デ ー タ 伝送例
HDLC機器
Enet-HDLC-RoHS
HDLC
イ −サ ネ ッ ト
ク ライアント型
相手機器
TCP/IP開設要求SYN
SABM
UA
①
SYN/ACK
ACK
情報転送フ ェ −ズ
I(0,0)
TCP/IPコ ネ ク シ ョ ン 開設
I(0,0)
TCP/IPデ −タ (1)
②
③
③の TCP/IPデ −タ
⑥
I(1,1)
④に 対す る ACK
TCP/IPデ −タ (2)
④
⑤
⑦
②に 対す る ACK
⑥の TCP/IPデ −タ
⑧
⑥に 対す る ACK
⑨
⑩
⑫
I(2,1,P= 1)
RR(2,F= 1)
I(2,2,P= 1)
⑦に 対す る ACK
⑫の TCP/IPデ −タ
⑫に 対す る ACK
⑬
34
RR(3,F= 1)
⑪
第3 章 伝送仕様に つ い て
① Enet-HDLC-RoHS が ホ ス ト 動作、 イ ー サ ネ ッ ト 相手機器が ク ラ イ ア ン ト 動作
に よ り TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン 開設要求を 送信、 HDLC チ ャ ン ネ ル へ SABM 送信。
UA の 受信に よ り TCP
TCP/
/IP へ SYN
SYN/
/ACK を 返送。
TCP/
TCP
/IP よ り ack を 受信し TCP
TCP/
/IP 開設状態へ 移行。 HDLC は 情報転送フ ェ ー ズ
図例で は Enet-HDLC-RoHS の ア ウ ト ス タ ン デ ィ ン グ 数設定は 2 と し て い ま す 。
② イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器よ り 1 番目の パ ケ ッ ト デ ー タ を 受信
③ HDLC チ ャ ン ネ ル へ 1 番目の パ ケ ッ ト デ ー タ 送信中に HDLC 相手機器よ り も 1 番
目の I フ レ ー ム デ ー タ を 受信。
④ 上記③で 受信の 1 番目の I フ レ ー ム デ ー タ を TCP
TCP/
/IP デ ー タ と し て 送信
⑤ 上記④に 対す る TCP
TCP/
/IP ack を 受信
⑥ HDLC
HDLC相手機器よ
相手機器よ り ③で 送信し た 1 番目の パ ケ ッ ト デ ー タ の 受信確認を 上乗せ し
た 2 番目の I フ レ ー ム を 受信
⑦ ほ ぼ ⑥と 同時に イ ー サ ネ ッ ト 相手機器よ り 2 番目の パ ケ ッ ト デ ー タ を 受信
⑧ ⑥で 受信の 2 番目の I フ レ ー ム を TCP
TCP/
/IP へ 送信
⑨ OC= 2 の 設定よ り HDLC チ ャ ン ネ ル へ P= 1 の 2 番目の I フ レ ー ム を 送信
⑩ ⑧で 送信の P= 1 の 2 番目の パ ケ ッ ト デ ー タ に 対す る 受信確認応答を 受信
⑪ ⑦で 受信の 2 番目の パ ケ ッ ト デ ー タ に 対す る ack を 送信 ((⑧の
⑧の 受信に よ り )
⑫ HDLC 相手機器よ り 3 番目の I フ レ ー ム デ ー タ が 送信さ れ る 。
上記デ ー タ に 対す る TCP
TCP/
/IP ack が 返送さ れ た の で 受信確認応答 RR を 送信
35
第4 章 情報フ レ −ム 送受信時の 誤り 回復動作
第4 章 章 情報フ レ −ム 送受信時の 誤り 回復動作
4 −1 R R に よ る 回復動作
最後の I フ レ ー ム ((情報フ
情報フ レ ー ム )を 送信時に 伝送誤り が 発生し て 相手 HDLC 機器に
よ っ て 受信さ れ な い 時は 、 順序誤り は 検出さ れ ま せ ん 。
こ の 為、 送信し た I フ レ ー ム に 対す る 受信確認を 受け 取っ て い な い Enet-HDLCRoHS は 以下の よ う な 手順で I フ レ ー ム を 再送す る 動作を 行い ま す 。
Enet-HDLC-RoHS
HDLC機器
相手機器
HDLC
イ −サ ネ ッ ト
情報転送フ ェ −ズ
TCP/IP開設状態
TCP/IPデ −タ ①
I(0,0)
TCP/IPデ −タ ②
I(0,1、P= 1)
×
T1タ イ マ
RR受信待ち
タ イ ムア ウ ト
RR(0,P= 1)
RR(1,F= 1)
I(0,1,P= 1)
上記①②の 再送
③
上記①②の 再送
④
伝送誤り デ −タ の 再送
RR(2,F= 1)
デ −タ ①に 対す る TCP/IP ACK
デ −タ ③に 対す る TCP/IP ACK
※④の RRが 返送さ れ な い 場合は 、 T1タ イ マ 設定値で N2設定値回数分③の 再送を 行い 、
TCP/IPコ ネ ク シ ョ ン を 切断し て 開設待ち 状態と な り ま す 。
36
第4 章 情報フ レ −ム 送受信時の 誤り 回復動作
4 −2 R E J に よ る 回復動作
順序誤り を 検出時の 回復動作は 以下と な り ま す 。
以下の 例で は 、 Enet-HDLC-RoHS が R E J フ レ ー ム を 受信時の 動作と な っ て い ま
す が 、 Enet-HDLC-RoHS が 順序誤り を 検出し た 場合も 同様の 動作と な り ま す 。
Enet-HDLC-RoHS
HDLC機器
相手機器
HDLC
イ −サ ネ ッ ト
情報転送フ ェ −ズ
TCP/IP開設状態
TCP/IPデ −タ ①
I(0,0)①’
TCP/IPデ −タ ②
×
I(0,1)②’
障害発生
TCP/IPデ −タ ③
I(0,2)③’
REJ(1)
I(0,1)②’
I(0,2)③’
再送
RR(3)
①∼③に 対す る TCP/IP ACK
37
第4 章 情報フ レ −ム 送受信時の 誤り 回復動作
4 −3 R N R に よ る b u s y 状態回復動作
b usy 状態と は 、 一時的に I フ レ ー ム の 受け 入れ が 出来な く な っ た 状態の 事で す 。
こ の 時 RNR フ レ ー ム が 使用さ れ ま す 。
b usy 状態か ら の 復帰は 以下の よ う に な り ま す 。
Enet-HDLC-RoHS
HDLC機器
相手機器
HDLC
イ −サ ネ ッ ト
情報転送フ ェ −ズ
TCP/IP開設状態
TCP/IPデ −タ 送信①
I(0,1)
TCP/IPデ −タ 送信②
I(0,2)
TCP/IPデ −タ 送信③
I(0,3)
RNR(4,P= 1)
busy状態通知
TCP/IPデ −タ 送信④
RR(0,F= 1)
RR(4,P= 0)
I(0,4)
38
busy状態了承
busy解除通知
TCP/IPデ −タ ④の Iフ レ −ム
第5 章 伝送異常時の 動作
第5 章 伝送異常時の 動作
5 −1 F R M R 送信時の 動作
FRMR レ ス ポ ン ス は 通常以下の よ う な 場合に 送信さ れ ま す 。
◆ 未定義ま た は 実行で き な い 有効な フ レ ー ム を 受信の 場合
◆ 使用出来る バ ッ フ ァ の 容量を 超え る 長さ の 情報部を 持つ I フ レ ー ム や U I フ レ ー
ム を 受信の 場合
◆ 無効
無効N
N (R) を 持つ フ レ ー ム を 受信の 場合
FRMR を 送信の 場合は 以下の よ う な 動作と な り ま す 。
Enet-HDLC-RoHS
HDLC機器
相手機器
HDLC
イ −サ ネ ッ ト
情報転送フ ェ −ズ
TCP/IP開設状態
無効N(R)を 持つ Iフ レ −ム
FRMR
リ セッ ト パケッ ト によ る
TCP/IPコ ネ ク シ ョ ン の 切断
SABM
または
Disc
①
または
DM
TCP
CP/
/IP
IPコ
コ ネ ク シ ョ ン を 切断後の 動作は 相手HDLC
相手HDLC機器か
機器か ら の 応答に よ り 異な り ま す 。
◆ SABM 受信の 場合、 通常 LAP
LAP-B で は UA を 返送し て 通信可能状態と な り ま す が 、
Enet-HDLC-RoHS の 場合は 動作が 異な り ま す 。
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手が ホ ス ト 型の 場合は 、SABM
、SABM を 受信後再び イ ー サ ネ ッ ト 通
信相手に 対し て コ ネ ク シ ョ ン 開設要求を 送信し 開設に 成功す れ ば UA
UAを
を 返送し て
通信可能状態と な り ま す 。
し か し 、イ ー サ ネ ッ ト 通信相手が ク ラ イ ア ン ト 型の 場合は あ く ま で も イ ー サ ネ ッ ト
通信相手よ り の 開設要求を 待つ 動作と な る 為、 SABM に 対す る 応答は 行い ま せ ん 。
◆ DISC を 受信の 場合は 、 UA を 返送後に 初期状態へ 戻り ま す 。
DM を 受信の 場合は 、 何も 返送せ ず に 初期状態へ 戻り ま す 。
39
第5 章 伝送異常時の 動作
5 −2 F R M R 受信時の 動作
FRMR を 受信時の 動作は 以下と な り ま す 。
Enet-HDLC-RoHS
HDLC機器
相手機器
HDLC
イ −サ ネ ッ ト
情報転送フ ェ −ズ
TCP/IP開設状態
無効フ レ −ム
FRMR
リ セッ ト パケッ ト によ る
TCP/IPコ ネ ク シ ョ ン の 切断
※相手機器が ホ ス ト 型か 、
ク ラ イ ア ン ト 型か に よ り 異な る
DM
相手機器が ホ ス ト 型の 場合、 DMを
送信し て SABM勧誘動作と な る
SYN
SABM
40
相手機器が ク ラ イ ア ン ト 型の 場合、
相手か ら の 再開設要求SYNに よ り
SABM送信す る
第5 章 伝送異常時の 動作
5 −3 情報転送フ ェ −ズ に お け る U A , D M , D I S C 受信時の 動作
◆ 情報転送フ ェ ー ズ に お い て UA ま た は DM 受信の 場合は 、以下の
、 以下の 動作と な り ま す 。
① 開設中の TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン を リ セ ッ ト パ ケ ッ ト に よ り 切断す る 。
② イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器が ホ ス ト 型の 場合は DM
DMを
を 送信し て HDLC
HDLC相手機
相手機
器よ り の SABM 勧誘を 行い 、 TCP
TCP/
/IP
IP再コ
再コ ネ ク シ ョ ン /デ ー タ 転送可能状態
へ の 移行を 試み ま す 。
相手機器が ク ラ イ ア ン ト 型の 場合は 、HDLC
、HDLC相手機器に
相手機器に 対し て 何も 返送し ま
せん。
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器よ り の 再開設要求で あ る SYN パ ケ ッ ト を 受信す
れ ば 、 HDLC 相手機器に 対し て SABM を 送信し ま す 。
◆ DISC 受信時に 応答確認さ れ て い な い パ ケ ッ ト が 無い 場合に は 、 TCP
TCP/
/IP コ ネ ク
シ ョ ン を 切断要求 FIN に よ り 切断し ま す 。
ま た 、 TCP
TCP/
/IP 切断に 成功す る と UA を 返送し ま す 。
DISCに
DISC
に よ る 切断時は 、イ
、イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器が ホ ス ト 型で も DM
DM送信は
送信は 行い
ま せん。
UA 返送後に HDLC 機器よ り SABM を 受信し て も プ ロ グ ラ ム モ ー ド 2 /3 で 設定の
W AIT= nnn (単位は
(単位は Sec) 時間の 間は イ ー サ ネ ッ ト 通信相手に 対し て 開設要求は 送
信し ま せ ん 。
ご 注意
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器の 動作 ((ホ
ホ ス ト 型/ク ラ イ ア ン ト 型)
型) を ど ち ら で
行う か を ご 使用に な ら れ る シ ス テ ム と 合わ せ て ご 検討下さ い 。
異な る プ ロ ト コ ル の 接続を 行っ て い る 為、双方の
為、双方の プ ロ ト コ ル の 一部動作が 仕
様と 異な る 点に 留意し て シ ス テ ム 構築を 行っ て 下さ い 。
41
第5 章 伝送異常時の 動作
5 −4 イ −サ ネ ッ ト 間で の 伝送異常
① ARP 送信時
ARP に 対す る 応答が 無い と 以下の 動作と な り ま す 。 応答が 無い 場合は コ ネ ク シ ョ ン 開設は 出来ま せ ん 。
5 秒間隔で ARP 要求を 4 回送信し ま す 。 こ の 間に 応答が な い 場合は タ イ ム ア ウ
ト と な り 初期状態 ((CLOSED
CLOSED 状態
状態)) へ 移行し ま す 。
② TCP/
TCP/IP 開設要求 SYN 送信時
SYN に 対す る 応答が 無い と 以下の 動作と な り ま す 。
応答が 無い 場合は コ ネ ク シ ョ ン 開設は 出来ま せ ん 。
5 秒間隔で SYN 要求を 4 回再送し ま す 。 そ の 後30
後30秒応答を
秒応答を 待ち 応答が 無い 場合は タ イ ム ア ウ ト と な り 初期状態 ((CLOSED
CLOSED
状態)) へ 移行し ま す 。
状態
③ デ ー タ 送信に 対す る 受信確認 ACK 待ち 及び 、 終了要求 FIN 送信に 対す る ACK 待
ち の 場合
下記間隔で DATA ま た は FIN を 再送し ま す 。 タ イ ム ア ウ ト 後は 初期状態へ 移行
し ま す。
1 秒→ 2 秒→ 4 秒→ 8 秒→ 16 秒→ 32 秒間応答を 待つ →タ イ ム ア ウ ト
プ ロ グ ラ ム モ ー ド 2 /3 ペ ー ジ TRY= S 設定時
TRY= N と す る と 再送間隔は 以下と な り ま す 。
1 秒→ 2 秒→ 4 秒→ 8 秒→ 16 秒→ 32 秒→ 64 秒→ 70 秒→ 70 秒→ 70 秒→ 70 秒
→ 70 秒→ 70 秒間応答を 待つ →タ イ ム ア ウ ト
④ イ ー サ ネ ッ ト 相手機器よ り リ セ ッ ト パ ケ ッ ト を 受信し た 場合は 、 TCP
TCP/
/IP コ ネ ク
シ ョ ン を 切断後、 HDLC 相手機器に 対し て DISC を 送信し UA を 待ち ま す 。
UA を 受信後は 、 再開設待ち と な り ま す 。
※ イ ー サ ネ ッ ト 相手機器よ り TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン 終了要求 FIN を 受信時の 場合も
④と 同様の 動作と な り ま す 。 。 但し こ の 場合は 正常な 切断シ ー ケ ン ス と な り ま す 。
42
第6 章 使用例
第6 章 使用例
6 −1 E n e t -H D L C - R o H S を シ ス テ ム に 組み 込む 為の 手順
こ こ で は 、 シ ス テ ム に Enet-HDLC-RoHS を 組み 込む 際の 基本的な 手順の 例を 挙げ
ま し た 。 そ れ ぞ れ の 状況を 加味し て ご 検討下さ い 。
ど のよ う なイ ーサネッ ト に接続する か確認し ま す。 回線仕様、 ハード 、 コ ネク タ 、 相手機器の仕
様、 ソ ケ ッ ト 通信 (ク ラ イ ア ン ト 型orホス ト 型) 、 サブ ネッ ト の有無
HDLCチ ャ ン ネ ル の 通信条件 (ボ ー レ ー ト 、 ク ロ ッ ク 選択、 デ ー タ コ ー ド 化フ ォ ー マ ッ ト
の 選択、 ア ド レ ス の 設定等)
シス テ ム管理者に自機IPア ド レ ス を 割り 当てて も ら い、 相手機器IPの情報を 得ま す。
他のサブ ネッ ト と の接続の場合は、 サブ ネッ ト マ ス ク 、 デフ ォ ルト ゲート ウ ェ イ 、 サブ ネッ ト ブ ロ ー
ド キャ ス ト ア ド レ ス の情報も 得ま す。
取得し た 情報を 元に 、 プ ロ グ ラ ム モ ー ド で 必要条件を 設定し ま す 。 (プ ロ グ ラ ム モ ー ド は
RS232Cも し く は Telnetよ り )
必ず 設定が 必要な 項目
HDLC関連: 通信条件(DM=xを 除く 全て の 項目)
イ ー サ ネ ッ ト 関連: 自機IP、自機PORT (プ ロ グ ラ ム モ ー ド 2/3Pag e IP= ,PORT= )
相手IP、相手PORT (プ ロ グ ラ ム モ ー ド 3/3Pag e nI= ,nP= nは 相手TABLE No)
場合に よ り 設定が 必要な 項目
HDLC関連: 電源投入時の DM送信
イ ー サ ネ ッ ト 関連: サ ブ ネ ッ ト 関連ア ド レ ス (プ ロ グ ラ ム モ ー ド 2/3Pag e
NETM= ,DEFG= ,BRDA= )
設定終了後、 プ ロ グ ラ ムモ ード を 終了し ま す。
イ ーサネッ ト 通信相手機器よ り ping等によ り イ ーサネッ ト 部分の物理結線が常かど う か確認し ま す。
詳細は [第2章] を ご 参照く ださ い。
HDLC相手機器を 接続し ま す 。 接続の 際に は ケ ー ブ ル 結線に 十分に 注意し ま す 。
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手が ク ラ イ ア ン ト 型の 場合
Enet-HDLC-RoHSに 対し て コ ネ ク シ ョ ン 開設要求を 送信し ま す 。 HDLC相手機器に 対し
て SABMが 送信さ れ ま す 。
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手が ホ ス ト 型の 場合
HDLC相手機器よ り Enet-HDLC-RoHSに 対し て SABMを 送信し ま す 。
正し く 開設の 場合
LEDCONNECTが 緑
で 点灯し 、 デ ー タ
送信可能状態に な り
ま す。
LEDCONNECTが 緑で 点灯し な い 場合は デ ー タ 通信出来ま せ ん 。
最初か ら 以下も 手順を 確認し ま す 。
①Enet-HDLC-RoHSの 設定は 正し い か ?
②イ ー サ ネ ッ ト 通信相手の IP,port等は 正し い か ?起動し て い る か ?
③HDLCケ ー ブ ル 結線は 正し い か ?
④物理的結線は 正常か ?
⑤設定の HDLCア ド レ ス は 正常か ?
実際に 運用の 機器接続構成/ア プ リ ケ ー シ ョ ン で 動作確認
43
第6 章 使用例
6 −2 使用例 [ ホ ス ト ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン 等と の 接続]
接続 ]
ユ −ザ −様作製の ソ ケ ッ ト 通信の ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム が 必要に な り ま す 。
Enet-HDLC-RoHS が サ ポ ー ト し て い る 手順、 ホ ス ト マ シ ン が サ ポ ー ト し て い る 手
順を 組み 合わ せ て 構築し て 下さ い 。
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器
UNIX
イ ーサネッ ト
Or
W indowsの 場合
Enet-HDLC
-RoHS
HDLC
HDLC
相手機器
+ ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム (ユ ー ザ ー 様作製)
Enet-HDLC-RoHS に は 自機 IP
IP/
/PORT の 設定 ((IP=
IP= ,PORT= ) 及び ホ ス ト マ シ ン の IP
IP/
/
PORT(nnI= , nnP= ) の 設定が 必要で す 。
※ ホ ス ト か ら 開設の 場合で も 、 nnP= hhhh を 適当な 値で 必ず 設定し ま す 。 ◆ ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム か ら TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン の 開設/切断が 可能で す 。
ク ラ イ ア ン ト 型で 動作し て い る ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム か ら の 開設要求を 受信す る と
HDLC 相手機器側に SABM を 送信し ま す 。 HDLC 相手機器よ り UA を 受信す る と
TCP/
TCP
/IP コ ネ ク シ ョ ン を 開設し ま す 。 LED CONNECT が 緑で 点灯し ま す 。
ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム か ら の 切断要求を 受信時に HDLC 相手機器に 対し て DISC を
送信し ま す 。
TCP/
TCP
/IP コ ネ ク シ ョ ン を 切断し ま す 。 LED CONNECT が 消灯し ま す 。
HDLC 相手機器よ り UA を 受信の 場合は 、 初期状態に 戻り ソ ケ ッ ト よ り の 再接続
要求を 待ち ま す 。
UA が 受信出来な い 場合は 、 DISC を T1 タ イ マ に よ り N2 回再送し ま す 。
再送の タ イ ム ア ウ ト 後は 、 初期状態に 戻り ま す 。
※ ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム 側に は 、 Enet-HDLC-RoHS の IP= /PORT= で 指定の 値を 設
定す る 必要が あ り ま す 。
Enet-HDLC-RoHS で の PORT= の 指定は 16 進指定で す 。 ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ
ム で 指定の PORT No が 10 進指定の 場合は 、 表記の 違い に ご 注意下さ い 。
44
第6 章 使用例
◆ Enet-HDLC-RoHS 側か ら TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン の 開設/切断が 可能で す 。
HDLC 接続相手機器よ り SABM を 受信す る と 、 通信相手 TBL の 1 番目に 設定さ れ
た イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器に 対し て TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン 開設要求を 送信し ま
す。
こ の 時、ソ
時、ソ ケ ッ ト 通信プ ロ グ ラ ム は ホ ス ト 型に て 起動済み で コ ネ ク シ ョ ン 開設を
待っ て い る 状態で な け れ ば コ ネ ク シ ョ ン 開設は 出来ま せ ん 。
ま た 、 ソ ケ ッ ト 通信プ ロ グ ラ ム が ク ラ イ ア ン ト 型の 場合も 通常は コ ネ ク シ ョ ン
開設が 出来ま せ ん 。
TCP/
TCP
/IP コ ネ ク シ ョ ン が 開設さ れ る と LED CONNECT が 緑で 点灯し ま す 。
コ ネ ク シ ョ ン を 切断す る に は 、 通常 HDLC 接続相手機器よ り の DISC 受信に よ り
行わ れ ま す 。
DISC を 受信し た Enet-HDLC-RoHS は 、 ホ ス ト 型ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム に 対し て
コ ネ ク シ ョ ン 切断要求の FIN を 送信し ま す 。
(受信確認が 終了し て い な い デ ー タ 送信が あ る 場合は TCP
TCP/
/IP コ ネ ク シ ョ ン は リ
セ ッ ト パ ケ ッ ト に よ り 切断さ れ ま す 。)
。)
HDLC チ ャ ン ネ ル に UA を 送信し ま す 。
正し い 切断応答を 受信に よ り TCP
TCP/
/IP タ イ ム ウ ェ イ ト 状態と な り ま す 。
タ イ ム ウ ェ イ ト 時間は プ ロ グ ラ ム モ ー ド 2 /3 ペ ー ジ の W AIT= nnnで
nnn で 指定の 時間と
なり ま す。
こ の 時間が 経過す る 前に 、 HDLC チ ャ ン ネ ル よ り SABM を 受信し て も TCP
TCP/
/IP コ
ネ ク シ ョ ン 開設動作を 行い ま せ ん の で ご 注意下さ い 。
ウ エ イ ト 時間の デ フ ォ ル ト は 、 W AIT= 120 (秒
(秒) で す 。
ウ ェ イ ト 時間の 設定は ユ ー ザ 様環境に 合わ せ て ユ ー ザ 様の 判断に よ り 設定し て
下さ い 。
45
第7 章 物理的仕様
第7 章 章 物理的仕様
7 −1 ハ ー ド 構成、 仕様
HDLC 部
通信速度
同期ク ロ ッ ク
2400,4800,9600,19200,38400,76800,153600
14400,28800,57600,115200,48000,64000
受信ク ロ ッ ク RXC 入力固定
送信ク ロ ッ ク 自機ST1出力 or 自機ST2 入力選択
CRC
CRC16 or CRC32
デ ー タ 符号化方式
NRZ or NRZI
ア ド レ ス 指定
8bit (自局、 相手局)
タ イ マ 指定
T1,T2,T4
コ ネク タ
Dsub25ピ ン メ ス (DTE配列: RS232Cモ デ ル ) ま た は
Dsub15ピ ン メ ス (RS422モ デ ル )
ハ ー ド 構成
CPU
MC68302
モ ト ロ ーラ
LANコ ン ト ロ ー ラ
LAN91C111
SMSC
バッ フ ァ メ モ リ
シリ ア ルコ ネク タ
46
M514270
HM62256
日立相当
Dsub25ピ ン メ ス (RS232C/DTE配列) ま た は
Dsub15ピ ン メ ス (RS422)
シリ ア ルト ラ ン シーバ
MAX232A
マ キ シ ム 相当
イ ーサネッ ト コ ネク タ
10 / 100Baseコ ネ ク タ
RJ45モ ジ ュ ラ コ ネ ク タ
第7 章 物理的仕様
7 −2 使用環境、 消費電流
【 Enet-HDLC-RoHS 本体】
◆ 動作条件
温度
湿度
◆ 保存条件
温度
◆ 入力電圧範囲
DC
◆ 消費電流
5V
【 AC ア ダ プ タ 】
◆ メ ーカ ー
◆ サイ ズ
◆ ケーブ ル長
◆ 重量
◆ 動作条件
◆ 保存条件
◆ 定 格
◆ 出力プ ラ グ ◆ 安全規格
◆ EMI 規格
◆ 環境規格
※1
0 ∼ 50
50℃
℃
30 ∼ 80
80%
% ((但し
但し 結露な き こ と )
− 30 ∼ 50
50℃
℃
5V (±
(± 5 %)
最大 520mA
KAGA COMPONENTS
KAGA 横: 48m m m 高さ : 25.4mm
25.4mm 奥行:
奥行: 54mm
約 1950m m
約 85 ± 10g (ケ
(ケ ー ブ ル を 含む )
温度
0 ∼ + 40℃
40 ℃
湿度
20 ∼ 80% RH (但し
(但し 結露な き こ と )
温度
− 40 ∼ 70
70℃
℃
湿度
20 ∼ 80
80%
%RH (但し
(但し 結露な き こ と )
入力:
入力
: AC100
AC100 50/60Hz
出力:
出力
: DC5V
DC5V 1.6A
EIAJ EIAJ
Typ e2 e2 セ ン タ ー +
PSE
FCC CLASS B /VCCI CLASS B
RoHS 指令
AC ア ダ プ タ を ご 使用の 場合、 動作条件及び 保存条件は 本体と AC ア ダ プ タ
の 低い 方の 値と な り ま す 。
47
第7 章 物理的仕様
7 −3 形状、 重量
【 Enet-HDLC-RoHS
Enet-HDLC-RoHS】
】
◆ 寸法
幅
高さ
奥行
◆ 重量
120m m (ネ
(ネ ジ 頭含む )
30mm (ク
(ク ッ シ ョ ン ラ バ ー 含む )
189m m (コ
(コ ネ ク タ 突起部含む )
約 600g
◆ 外観図
120
DC5 V
HDLC
189
1 0/100Base
Ethernet/HDLC
PROG
48
PROG/
POW ER CONNECT PACKET
30
Enet-HDLC-RoHS
縮尺Free
(単位:mm )
第7 章 物理的仕様
【 AC ア ダ プ タ 】
◆ 寸法
幅
48m m
高さ
25.4mm
奥行
54m m
◆ 重量
ABOUT 85 ± 10g
1950±100
◆ 外観図
KAGA COMPONENTS
PES
4.0±0.1
48±1
Plug : EIAJ typ e2
25.4±1
54±1
49
第7 章 物理的仕様
7 −4 H D L C チ ャ ン ネ ル ピ ン ア サ イ ン
① Dsub 25/
25 /RS232C モ デ ル
Enet-HDLC-RoHS チ ャ ン ネ ル の Dsub 25 ピ ン は 、 DTE 配列に 準拠し て い ま す 。
パ ソ コ ン 等の DTE 配列の 端末機器と 接続す る 場合は 、 ク ロ ス ケ ー ブ ル と な り ま
す 。モ
。モ デ ム 等の DCE 配列の 端末機器と 接続す る 場合は 、ス
、ス ト レ ー ト ケ ー ブ ル と な
り ま す。
ピ ン 番号 信号名
1
FG
2
TXD
3
RXD
4
RTS
5
CTS
6
DSR
7
SG
8
CD
15
ST2
17
RXC
20
DTR
22
RI
24
ST1
方向
−
→
←
→
←
←
−
←
←
←
→
←
→
説明
フ レ ームグラ ン ド
送信デ ー タ
受信デ ー タ
送信要求
送信可能
データ セッ ト レ ディ
シグナルグラ ン ド
キ ャ リ ア 検出
送信信号エ レ メ ン ト タ イ ミ ン グ
受信信号エ レ メ ン ト タ イ ミ ン グ
データ タ ーミ ナルレ ディ
リ ング
送信信号エ レ メ ン ト タ イ ミ ン グ
※ 記載さ れ て い な い ピ ン は 全て NC (未接続
(未接続)) で す 。
※ 方向 →
←
Enet-HDLC-RoHS か ら の 出力信号
Enet-HDLC-RoHS へ の 入力信号
※ Enet-HDLC-RoHS で は 、 8 番 CD 入力、 22 番 RI 入力は 意味を 持ち ま せ ん 。
4 番 RTS
RTS、
、 5 番 CTS
CTS、
、 6 番 DSR
DSR、
、 20 番 DTR は 仕様上未使用で す 。
ま た 、 4 番 RTS 及び 20 番 DTR は 電源投入後、 稼働状態で 常に 有効と な り ま す 。
50
第7 章 物理的仕様
② Dsub 15/
15 /RS422 モ デ ル
Enet-HDLC-RoHS チ ャ ン ネ ル の Dsub 15 ピ ン は 、 以下の 配列と な っ て お り ま
す。
接続す る 相手機器に 合わ せ て 結線す る 必要が あ り ま す 。
ピ ン 番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
信号名 方向
FG
−
TXD+ →
RTS+ →
RXD+ ←
CTS+ ←
RXC+ ←
→
ST+
←
SG
−
TXD− →
RTS− →
RXD− ←
CTS− ←
RXC− ←
→
ST−
←
NC
TCLK=1選択時
TCLK=2選択時
TCLK=1選択時
TCLK=2選択時
説明
フ レ ームグラ ン ド
送信デ ー タ +
送信要求+
受信デ ー タ +
送信可能+
受信信号エ レ メ ン ト タ
送信信号エ レ メ ン ト タ
送信信号エ レ メ ン ト タ
シグナルグラ ン ド
送信デ ー タ −
送信要求−
受信デ ー タ −
送信可能−
受信信号エ レ メ ン ト タ
送信信号エ レ メ ン ト タ
送信信号エ レ メ ン ト タ
イミ ング+
イミ ング+
イミ ング+
イミ ング−
イミ ング−
イミ ング−
※ 記載さ れ て い な い ピ ン は 全て NC (未接続
(未接続)) で す 。
※ 方向 →
←
Enet-HDLC-RoHS か ら の 出力信号
Enet-HDLC-RoHS へ の 入力信号
◆ 7 , 14 番ピ ン ST
ST+
+ ,ST
,ST- は Enet-HDLC-RoHS の 設定に よ り 入出力が 切り 替わ り
ま す 。 ご 注意下さ い 。
◆ 3 , 10 番ピ ン RTS
RTS+
+ ,RTS
,RTS- は Enet-HDLC-RoHS 電源投入時に Read y と な り ま
す。
◆ 15 ピ ン NC は 未設続で す 。
◆ 相手 HDLC と 論理が 逆の 場合が あ り ま す 。 こ の 場合は 、 同じ 信号名で EnetHDLC-RoHS の ((+
+) と 相手の ((−
−) を 接続す る と う ま く 通信で き る 可能性が あ
り ま す。
51
第7 章 物理的仕様
7 −5 H D L C 機器接続例
① Dsub 25/
25 /RS232C モ デ ル
※ 添付ケ −ブ ル と は 別に 、 ケ −ブ ル を ご 用意下さ い 。
◆ HDLC 接続例1 (DTE 配列を も つ HDLC 相手機器と 接続す る 場合)
場合)
Enet-HDLC
-RoHS
1
2
3
4
5
6
7
8
15
17
20
22
24
(FG)
(TXD)
(RXD)
(RTS)
(CTS)
(DSR)
(SG)
(CD)
(ST2)
(RXC)
(DTR)
(RI)
(ST1)
1
2
3
4
5
6
7
8
15
17
20
22
24
(FG)
(TXD)
(RXD)
(RTS)
(CTS)
(DSR)
(SG)
(CD)
(ST2)
(RXC)
(DTR)
(RI)
(ST1)
相手機器
※ Enet-HDLC-RoHS プ ロ グ ラ ム モ ー ド 設定 TCLK= 1 1 選択時の 場合
送信ク ロ ッ ク は 自機よ り 出力 24 (ST1)
受信ク ロ ッ ク は 相手機器よ り 入力 17 (RXC)
こ の 場合は 、 Enet-HDLC-RoHS の 15 (ST2) は 未使用と な り ま す 。
相手機器の 15 (ST2) の 処理に 関し て は 接続機器の 仕様を ご 確認下さ い 。
Enet-HDLC
-RoHS
52
1
2
3
4
5
6
7
8
15
17
20
22
24
(FG)
(TXD)
(RXD)
(RTS)
(CTS)
(DSR)
(SG)
(CD)
(ST2)
(RXC)
(DTR)
(RI)
(ST1)
1
2
3
4
5
6
7
8
15
17
20
22
24
(FG)
(TXD)
(RXD)
(RTS)
(CTS)
(DSR)
(SG)
(CD)
(ST2)
(RXC)
(DTR)
(RI)
(ST1)
相手機器
第7 章 物理的仕様
◆ HDLC 接続例3 (DCE 配列を も つ HDLC 相手機器と 接続す る 場合)
Enet-HDLC
-RoHS
1
2
3
4
5
6
7
8
15
17
20
22
24
(FG)
(TXD)
(RXD)
(RTS)
(CTS)
(DSR)
(SG)
(CD)
(ST2)
(RXC)
(DTR)
(RI)
(ST1)
1
2
3
4
5
6
7
8
15
17
20
22
24
(FG)
(TXD)
(RXD)
(RTS)
(CTS)
(DSR)
(SG)
(CD)
(ST2)
(RXC)
(DTR)
(RI)
(ST1)
相手機器
※ Enet-HDLC-RoHS プ ロ グ ラ ム モ ー ド 設定 TCLK= n は 相手機器の 設定に 依存
し ま す。
▼ TCLK= 1 選択時の 場合の Enet-HDLC-RoHS の 動作は 以下と な り ま す 。
RS232C Typ e 送信ク ロ ッ ク は 自機よ り 出力
24 (ST1)
受信ク ロ ッ ク は 相手機器よ り 入力
17 (RXC)
RS422 Typ e
送信ク ロ ッ ク は 自機よ り 出力
7 (ST+ ), 14 (ST-)
受信ク ロ ッ ク は 相手機器よ り 入力
6 (RXC+ ) ,13 (RXC-)
▼ TCLK= 2 選択時の 場合の Enet-HDLC-RoHS の 動作は 以下と な り ま す 。
RS232C Typ e 送信ク ロ ッ ク は 相手機器よ り 入力
15 (ST2)
受信ク ロ ッ ク は 相手機器よ り 入力
17 (RXC)
送受信ク ロ ッ ク の ど ち ら も 相手機器よ り 入力の ク ロ ッ ク で 動作と な り ま す 。
RS422 Typ e
送信ク ロ ッ ク は 相手機器よ り 入力
7 (ST+ ) ,14 (ST-)
受信ク ロ ッ ク は 相手機器よ り 入力
6 (RXC+ ) ,13 (RXC-)
※ 相手機器側の ク ロ ッ ク 選択方法に つ い て は 、 接続機器の 仕様を ご 確認下さ い 。
ご 注意
接続機器に よ っ て 、信号名の
、信号名の 表現が 逆の も の が あ り ま す 。接続機器の
。接続機器の ピ ン ア
サ イ ン を ご 確認下さ い 。
Enet-HDLC-RoHS の HDLC チ ャ ン ネ ル は 独立同期式で す 。 ((ビ
ビ ッ ト 同期)
同期)
ク ロ ッ ク 信号に よ り 同期を 取っ て い ま す の で ク ロ ッ ク 信号が 無い 機器と は 通
信出来ま せ ん の で ご 注意下さ い 。 (DPLL
(DPLL回路は
回路は 搭載し て い ま せ ん )
53
第7 章 物理的仕様
② Dsub 15/
15 /RS422 モ デ ル
下図で は 、 送信は 自機、 受信は 相手の ク ロ ッ ク に よ る 同期と な り ま す 。 ((EnetEnetHDLC-RoHS は TCLK= 1 の 設定)
設定)
Enet-HDLC-RoHS
(Dsub15ピ ン メ ス )
{
受信
タイミ ング
送信要求
送信可能
{
{
1
8
2
9
4
11
6
13
7
14
3
10
5
12
(FG)
(SG)
(TXD+ )
(TXD-)
(RXD+ )
(RXD-)
(RXC+ )
(RXC-)
(ST+ )
(ST-)
(RTS+ )
(RTS-)
(CTS+ )
(CTS-)
ITU.T X.21
イ ン タ ー フ ェ イ ス 機器
(Dsub15)
1【
8【
2【
9【
4【
11 【
6【
13 【
7【
14 【
3【
10 【
5【
12 【
FG】 保安用ア ー ス
SG】 信号用ア ー ス
T(A)】
送信
T(B)】
R(A)】
受信
R(B)】
S(A)】
信号
タイミ ング
S(B)】
ST1(A)】 送信
ST1(B)】 タ イ ミ ン グ
C(A)】
コ ン ト ロ ール
C(B)】
I(A)】
イ ン ディ
ケーショ ン
I(B)】
}
}
}
}
}
}
※【 】 内な X.21名称
ご 注意
54
接続機器に よ っ て 、信号名の
、信号名の 表現が 異な る 場合が あ り ま す 。接続機器の
。接続機器の ピ ン
ア サ イ ン 、 入出力方向を ご 確認下さ い 。
接続機器に よ り 信号の 論理が 異な る 場合が あ り ま す の で ご 注意く だ さ い 。
Enet-HDLC-RoHS の HDLC チ ャ ン ネ ル は 独立同期式で す 。 ((ビ
ビ ッ ト 同期)
同期)
ク ロ ッ ク 信号に よ り 同期を 取っ て い ま す の で ク ロ ッ ク 信号が 無い 機器と は 通
信出来ま せ ん の で ご 注意下さ い 。 (DPLL
(DPLL回路は
回路は 搭載し て い ま せ ん )
第7 章 物理的仕様
7 −6 プ ロ グ ラ ム モ ー ド 設定を R S 2 3 2 C で 行う 場合の
パ ソ コ ン 等と の 接続方法
※ Dsub 25/
25 /RS232C モ デ ル に つ い て の 解説で す 。 Dsub 15/
15 /RS422 モ デ ル で も 同様に
非同期の RS422 で 動作し ま す が 、 PC の RS232C ポ ー ト と 接続す る に は RS422/
RS232C 変換器が 別途必要と な り ま す 。
◆ Enet-HDLC-RoHS の PROGRAM SW を 押し な が ら 電源を 投入す る と 、 HDLC
チ ャ ン ネ ル は RS232C で 動作し プ ロ グ ラ ム モ ー ド と な り ま す 。
LED PROG/
PROG /CONNECT
CONNECTが
が 赤で 点灯し ま す 。
◆ RS232C
RS232Cケ
ケ ー ブ ル と パ ソ コ ン 等+タ ー ミ ナ ル ソ フ ト ウ ェ ア に よ り プ ロ グ ラ ム モ ー
ド の 設定が 可能で す 。
プ ロ グ ラ ム モ ー ド に つ い て の 詳細は [[第
第 1 章 通信を 行う 前の 準備]
準備] を 参照下さ
い。
▼ RS232C 動作時の Enet-HDLC-RoHS (RS232C モ デ ル ) の ピ ン ア サ イ ン 及び
PC と の 接続例
1
2
3
4
5
Enet-HDLC
-RoHS
6
RS232C動作時 7
8
20
22
(FG)
(TXD)
(RXD)
(RTS)
(CTS)
(DSR)
(SG)
(CD)
(DTR)
(RI)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
(CD)
(RXD)
(TXD)
(DTR)
(GND)
(DSR)
(RTS)
(CTS)
(RI)
DOS/V
パ ソ コ ン 等の
相手機器
※ 添付の Dsub 25 オ ス − Dsub 9 メ ス 1.8m ク ロ ス ケ ー ブ ル が 使用可能で す 。
Enet-HDLC-RoHS の 5 (CTS) が 有効で 無い 場合、 Enet-HDLC-RoHS か ら
デ ー タ 送信さ れ ま せ ん の で ご 注意下さ い 。
55
第7 章 物理的仕様
7 −7 添付ケ ー ブ ル 結線図
◆ Dsub 25 ピ ン オ ス − Dsub 9 ピ ン メ ス 1.8m ク ロ ス ケ ー ブ ル 結線図
25ピ ン オ ス
F G 1
TXD 2
RXD 3
RTS 4
CTS 5
DSR 6
GND 7
DCD 8
DTR 20
R I 22
9ピ ン メ ス
1 DCD
2 RXD
3 TXD
4 DTR
5 GND
6 DSR
7 RTS
8 CTS
9 R I
※25ピ ン 1(FG)と 両コ ネ ク タ の シ ェ ル も 接続さ れ て い ま す 。
※ Dsub 25/
25 /RS232C モ デ ル の み に 添付と な り ま す 。
7 −8 イ ー サ ネ ッ ト コ ネ ク タ ( R J4 5 ) ピ ン ア サ イ ン
Enet-HDLC-RoHS は 、 イ ー サ ネ ッ ト コ ネ ク タ と し て 、 10
10/
/100Base を 装備し て い
ま す。
ピ ン 番号
1
2
3
4
5
6
7
8
56
信号名
デ ー タ 出力+
デ ー タ 出力−
デ ー タ 入力+
NC
NC
デ ー タ 入力−
NC
NC
方向
→
→
←
←
説明
送信線+
送信線−
受信線+
※ 方向 →
未接続
未接続
受信線−
←
未接続
未接続
Enet-HDLC-RoHS
か ら の 出力信号
Enet-HDLC-RoHS
へ の 入力信号
第8 章 そ の 他
第8 章 章 そ の 他
8 −1 F A Q ( よ く あ る 質問に つ い て )
Q . ど の よ う な イ ー サ ネ ッ ト 機器と 接続実績が あ り ま す か ?
A . UNIX マ シ ン 、 W ind ows2000、
ows2000 、 W ind owsXP マ シ ン 等と の 接続実績が あ り ま す 。
Q . イ ー サ ネ ッ ト 側通信相手機器に ソ ケ ッ ト ア プ リ ケ ー シ ョ ン が 必要と あ り ま す
が 、 ど う い う 事で す か ?
A . Enet シ リ ー ズ は 、通常
、 通常TCP
TCP/
/IP
IPプ
プ ロ ト コ ル を 使用し て イ ー サ ネ ッ ト 機器と 通信を
行い ま す 。 た と え ば 、 W ind ows の PC と Enet が 通信を 行う 場合、 Enet シ リ ー ズ
よ り 受信し た TCP
TCP/
/IP
IPデ
デ ー タ を ど の よ う に 扱う の か ((画面に
画面に 表示/集計/フ ァ イ ル
書き 込み 等)
等) ま た は 、 PC よ り ど の よ う な TCP
TCP/
/IP デ ー タ を Enet シ リ ー ズ に 送信
す る の か ?等は 、ユ ー ザ 様シ ス テ ム 固有の 処理と な り ま す 。 導入シ ス テ ム に 合わ
せ た ソ ケ ッ ト ア プ リ ケ ー シ ョ ン が 必要と な り ま す 。 。 ソ ケ ッ ト ア プ リ ケ ー シ ョ ン
は W ind ows 環境で あ れ ば 、 マ イ ク ロ ソ フ ト 社の VC ++や VB
VB、
、 ボ −ラ ン ド 社の
Delp hi 等で 作成が 可能で す 。
Q . p ing 応答は あ り ま す が 、 作成し た TC P/
P / IP ソ ケ ッ ト 通信と コ ネ ク シ ョ ン 開設
が 出来ま せ ん 。
A . 1 . Enet-HDLC-RoHS の PORT 番号は 正し く 設定さ れ て い ま す か ?
Enet-HDLC-RoHS で は 、 TCP
TCP/
/IP ソ ケ ッ ト と 通信す る に は 、 プ ロ グ ラ ム
モ ー ド 内で 自機IP
自機 IP、
、PORT (ソ
(ソ ー ス ポ ー ト 番号)
番号) と 相手IP
相手 IP、
、PORT (デ
(デ ス ト ネ ー
シ ョ ン ポ ー ト 番号)
番号) が 必要で す 。 こ れ ら を ご 確認下さ い 。 ま た 、 PORT
PORT番号
番号
は デ フ ォ ル ト で 0000 (Hex) と な っ て お り 、 0000 (Hex) の ま ま で は 未設定の
扱い と な り ま す 。
TCP/
TCP
/IP ソ ケ ッ ト 側よ り コ ネ ク シ ョ ン 開設 ((ク
ク ラ イ ア ン ト 型)
型) を 行う 場合、
Enet-HDLC-RoHS の 相手 PORT (デ
(デ ス ト ネ ー シ ョ ン ポ ー ト 番号)
番号) に は 仮の
値を 設定し て 下さ い 。 相手よ り の 開設要求パ ケ ッ ト の 相手 PORT No よ り 自
動取得し
動取得
し ま す。
2 . PORT 番号の 設定方法を 確認し て 下さ い 。
Enet-HDLC-RoHS で は PORT 番号の 指定は 全て 16 進表記で 行い ま す 。
一方、 ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム で 相手ポ ー ト 番号を 指定す る 場合は 、 10 進表記
を ご 使用さ れ て い る ケ ー ス が よ く あ り ま す 。 従っ て Enet-HDLC-RoHS の
ソ ー ス ポ ー ト No を ’ 1000
1000’
’ ((16
16 進) と 指定し た 場合、ソ
場合、 ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム 内
で の 10 進数表記に よ る 開設 要求先で あ る Enet-HDLC-RoHS の ポ ー ト
No は 4096 (10 進) と す る 必要が あ り ま す 。
57
第8 章 そ の 他
Q . Enet シ リ ー ズ は ク ラ イ ア ン ト ま た は ホ ス ト ど ち ら の 動作も 可能な の で す か ?
A . ど ち ら も 可能で す 。 基本的に 以下の よ う な 動作と な り ま す 。
1 . 通信条件設定モ ー ド ((プ
プ ロ グ ラ ム モ ー ド ) に て 通信相手の IP
IPア
ア ド レ ス を 設定
し ま す 。 通信相手は 最大 18 件ま で 登録可能。 上記で 設定の 通信相手 IP よ り
TCP/
TCP
/IP コ ネ ク シ ョ ン 開設要求が あ っ た 場合、 ホ ス ト の 動作と な り ま す 。
2 . Enet 側よ り コ ネ ク シ ョ ン 開設を 行う 場合は 、 ク ラ イ ア ン ト 動作と な り ま
す 。 コ ネ ク シ ョ ン を 開設す る に は 、接続さ
、 接続さ れ た HDLC 相手機器よ り SABM
コ マ ン ド を 受信す る と 、プ
、 プ ロ グ ラ ム モ −ド 3 /3 ペ −ジ の 1 番目の テ −ブ ル に
設定さ れ た 相手
相手IP
IPへ
へ 接続を 行い ま す 。 ((他の
他の 通信に 必要な 項目も 設定さ れ て
い る 必要が あ り ま す 。)
。)
Q . TCP/
TCP/IP ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム か ら Enet-HDLC-RoHS に TCP コ ネ ク シ ョ ン 開
設、 デ ー タ を 送信し て コ ネ ク シ ョ ン を 終了後、 再び コ ネ ク シ ョ ン を 開設し よ
う と し ま し た が う ま く 行き ま せ ん で し た 。 何故で し ょ う か ?
A . 上記の ケ ー ス の 場合、ソ
場合、ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム 側よ り コ ネ ク シ ョ ン 開設/終了を し て
いま す。
こ の 場合、 ソ ケ ッ ト 側が ク ラ イ ア ン ト 型と な り ま す 。 こ の 場合、 同じ 相手 ((IP
IP/
/
PORT) に 対し て の 接続に は 2分間の 待ち 時間が 必要で あ る と い う プ ロ ト コ ル 上の
決ま り が あ り ま す 。
待ち 時間を 無く す に は 、ご
、ご 使用の マ シ ン 環境や プ ロ グ ラ ム 環境で の 対応が 必要と
な り ま す 。 メ ー カ ー に お 問い 合わ せ 下さ い 。
尚、 Enet-HDLC-RoHS 側よ り コ ネ ク シ ョ ン 開設/終了を 行っ た 場合も 同様の
動作と な り ま す 。
待ち 時間を 変え る に は 、 プ ロ グ ラ ム モ ー ド 内 2 /3 ペ ー ジ の W AIT = 120 (単位秒
(単位秒))
の 設定を 変更し ま す 。 値の 変更は ユ ー ザ 様の 責任に お い て 実行し て 下さ い 。
58
第8 章 そ の 他
Q . 通信出来ま せ ん 。 何故で す か ?
A . ど の 部分の 障害な の か を 切り 分け を し な が ら 確認し て 下さ い 。
2 つ の 部分に 分け て 考え ま す 。 そ し て ひ と つ づ つ 確認し な が ら 障害原因を 探し て
下さ い 。
1 . イ ー サ ネ ッ ト 相手機器と Enet-HDLC-RoHS 間 ((イ
イ ー サ ネ ッ ト 部分)
部分)
物理的な 接続は 問題な い か ? (相手機器よ り p ing 要求を 送出し て 応答あ
り ?)
?)
設定し た IP ア ド レ ス /ポ ー ト N o 等に 間違え は な い か ?
異な る ネ ッ ト ワ ー ク 間通信を し て い な い か ? ((セ
セ グ メ ン ト 間通信)
間通信)
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手機器は ク ラ イ ア ン ト 動作か ホ ス ト 動作か ?
2 . Enet-HDLC-RoHS と HDLC 相手機器間 (HDLC 部分
部分))
ケ ー ブ ル 結線は 誤っ て い な い か ? ((ク
ク ロ ッ ク 等)
等)
通信条件の 設定に 問題は な い か ? ((ア
ア ド レ ス 、 デ ー タ 符号化方式等)
符号化方式等)
LAPLAP
-B プ ロ ト コ ル に よ り 動作し て い る か ?
イ ー サ ネ ッ ト 通信相手の ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム が ホ ス ト 型の 場合は 、 HDLC
相手機器よ り SABM コ マ ン ド が Enet-HDLC-RoHS に 対し て 送信さ れ な い
と 接続し ま せ ん 。
ま た 、ソ
、 ソ ケ ッ ト プ ロ グ ラ ム が ク ラ イ ア ン ト 型の 場合で 、HDLC
、HDLC相手機器よ
相手機器よ り
SABMコ
SABM
コ マ ン ド が 送信さ れて い る 場合は 、タ
、タ イ ミ ン グ に よ り 接続出来な い 場
合が あ り ま す 。
8 −2 フ ァ ー ム ウ ェ ア の 更新
Enet-HDLC-RoHS は フ ラ ッ シ ュ ROM を 搭載し て お り 、 最新の フ ァ −ム ウ ェ ア へ
の 書き 換え が 可能で す 。
フ ァ −ム ウ ェ ア へ の 書き 換え は 、 RS232C ま た は イ −サ ネ ッ ト を 使用し て い ま す 。
書き 換え 方法な ど の 詳細に つ き ま し て は 、 弊社ホ −ム ペ −ジ の フ ァ ー ム ウ ェ ア バ ー
ジ ョ ン ア ッ プ を ご 参照く だ さ い 。
h ttp : //w w w . d a ta -lin k . c o. jp /se rvic e . h tm l
(バ ー ジ ョ ン ア ッ プ さ れ て い な い 場合は 掲載さ れ て お り ま せ ん 。)
。)
ご 注意
フ ァ −ム ウ ェ ア の ア ッ プ グ レ −ド 作業は 、お
、お 客様ご 自身の 責任で 行っ て く だ
さ い 。 ア ッ プ グ レ −ド 作業中は 、 Enet-HDLC-RoHS の 電源や ケ −ブ ル
を 抜か な い で く だ さ い 。 現行フ ァ −ム の ROMVer /日付と バ −ジ ョ ン
ア ッ プ を 行う フ ァ イ ル の Ver を 確認し て く だ さ い 。
59
第8 章 そ の 他
8 −3 ユ ー ザ サ ポ ー ト の ご 案内
ご 購入頂き ま し た Enet-HDLC-RoHS に 関す る ご 質問・
質問・ ご 相談は 、 弊社ユ ー ザ サ
ポ ー ト 課ま で お 問い 合わ せ 下さ い 。
デ ー タ リ ン ク 株式会社 ユ ー ザ サ ポ ー ト 課
TEL 04 − 2924 − 3841 ( 代)
TEL FAX FAX
04 − 2924 − 3791
受付時間 月曜∼金曜 ( 祝祭日は 除く )
AM9: 00 ∼ 12: 00 00 PM1: 00 ∼ 5: 00
E-mai l
suppor t @dat a-l i nk. co. j p
8 −4 付録 用語解説
■ ACK No
Acknowled g ment Numb erの
er の 略で TCP
TCPプ
プ ロ ト コ ル に て 受信パ ケ ッ ト を ど こ ま で 処
理し た か を 示す も の で す 。
■ ARP
Ad d ressResolutionProtocol の 略で IP ア ド レ ス か ら ハ ー ド ウ ェ ア ア ド レ ス を 得る
為の プ ロ ト コ ル で す 。
■ ICMP
Internetwork Control Messag e Protocolの
Protocolの 略で IP
IPネ
ネ ッ ト ワ ー ク 上に 発生し た エ ラ ー
等さ ま ざ ま な 情報を や り と り す る プ ロ ト コ ル 。
■ IP ア ド レ ス
IPア
IP
ア ド レ ス は 、OSI7
、OSI7層モ
層モ デ ル の ネ ッ ト ワ ー ク 層に お い て 機器を 識別す る 番号で す 。
ネ ッ ト ワ ー ク に 接続す る 場合に 、他の
、他の 機器と 異な る IP
IPア
ア ド レ ス が 設定さ れ て い な
く て は な り ま せ ん 。 も し 、 同じ IP ア ド レ ス が 同一ネ ッ ト ワ ー ク 内に 存在す る と 、
正常な LAN を 構築す る 事が 出来ま せ ん 。 Enet-HDLC-RoHS に IP ア ド レ ス を 設
定す る 際に は 、シ
、 シ ス テ ム 管理者等に ご 相談の 上、正し
上、 正し い IP
IPア
ア ド レ ス を 設定す る 必
要が あ り ま す 。 IP ア ド レ ス は 32 ビ ッ ト 長 (4 バ イ ト ) で 示さ れ ま す 。 通常 8 ビ ッ
ト (1 バ イ ト ) 単位を ド ッ ト で 区切り 、 各 8 ビ ッ ト を 10 進数で 表示し ま す 。
60
第8 章 そ の 他
■ MAC ア ド レ ス
機器固有の ハ ー ド ウ ェ ア ア ド レ ス で す 。 デ ー タ リ ン ク 層で 定義さ れ る 物理ア
物理 ア ド
レ ス 。 イ ー サ ネ ッ ト ア ド レ ス と も 言わ れ ま す 。 Enet シ リ ー ズ は 、 IEEE よ り 個別
の MAC ア ド レ ス が 割り 当て ら れ 、1
、 1 台 1 台異な る ア ド レ ス を 出荷時に 設定し て あ
り ま す 。 こ れ は ハ ー ド 個別の 固有値で す か ら 変更出来ま せ ん 。
00:
00
: C0
C0:
: 84
84:
: hh
hh:
: hh
hh:
: hh
割当部分 個々の 番号
イ ー サ ネ ッ ト ア ド レ ス は 、 48 ビ ッ ト 長 ((6
6 バ イ ト ) で 示さ れ ま す 。
通常 8 ビ ッ ト (1 バ イ ト ) 単位を コ ロ ン で 区切り 、 各 8 ビ ッ ト を 16 進数で 示し ま す 。
■ PORT 番号
送信元、 宛先を 識別す る 為の 番号で す 。
ポ ー ト 番号は 、 16 ビ ッ ト 長 (2 バ イ ト ) で 示さ れ ま す 。
送信元ポ ー ト 番号を SourcePort
宛先ポ ー ト 番号を DestinationPort 番号と 呼び ま す 。
ポ ー ト 番号の 0∼1024 (400H) ま で は ウ ェ ル ノ ン ポ ー ト と し て 予約さ れ て い ま す 。
ソ ケ ッ ト 等で 使用す る 場合は 、 上記以外で 使用さ れ て い な 番号を 使用し ま す 。
■ SEQ No
Seq uence Numb er の 略で 、 TCP プ ロ ト コ ル に て デ ー タ 全体に お け る そ の パ ケ ッ
ト の セ グ メ ン ト 位置を し め す 。
■ TELNET
TELNETは
TELNET
は 、ネ
、ネ ッ ト ワ ー ク を 介し て リ モ ー ト 端末を 接続す る 為の プ ロ ト コ ル で す 。
■ DPLL (Dig ital Phase Lock Loop )
上記回路が あ る と 外部か ら の 受信ク ロ ッ ク 無し で 受信を 行う 事が で き ま す 。
Enet-HDLC-RoHS は 上記回路を 未搭載の 為、 受信し た デ ー タ と 同期し た ク
ロ ッ ク の 入力が な い と デ ー タ を 正し く 受信出来ま せ ん 。
61
付録 TERM WINユ
WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル
付録. TERM WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル
1 概 要
こ の マ ニ ュ ア ル ((付録
付録)) は 、 RS232C 簡易通信プ ロ グ ラ ム TERM WIN の 使用方法
に つ い て 説明し て い ま す 。
TERM WIN は 、 キ ー ボ ー ド 入力デ ー タ の RS232C ポ ー ト へ の 送信、 及び 画面表示、
RS232C ポ ー ト か ら の デ ー タ 受信、 及び 画面表示を 行う プ ロ グ ラ ム で す 。
TERM WIN を 使用す る に 当た っ て 、Wind
、 Wind ows98以上の
ows98 以上の DOS-V
DOS-Vパ
パ ソ コ ン が 必要で す 。
ご 注 意 本プ ロ グ ラ ム は 、 特定の 機種に よ る 動作確認の み を 行っ た サ ー ビ ス 品で す の で 、
つ ぎ の 点に ご 注意の 上ご 使用く だ さ い 。
◆プ ロ グ ラ ム の 開発に 当た っ て は 、 DOS/V 仕様機で の 動作を 前提に し て お り
ま す が 、 機種に よ っ て は 動作し な い こ と も 考え ら れ ま す 。 こ の よ う な 場合で
も 、 弊社は 保証い た し ま せ ん 。
◆本プ ロ グ ラ ム は 、 使用者の 責任に お い て ご 使用く だ さ い 。 万一、 ご 利用に よ る
不利益や 損害が 生じ た 場合で も 、 弊社は 責任を 負い か ね ま す 。
◆本プ ロ グ ラ ム の コ ピ ー 、 及び 配布は 認め て お り ま せ ん 。 コ ピ ー 、 及び 配布は 絶
対に 行わ な い で く だ さ い 。
2 TERM WIN デ ィ ス ク の 内容
TERM WIN デ ィ ス ク に は 、 つ ぎ の フ ァ イ ル が 含ま れ て い ま す 。
Tw1220.exe: ア プ リ ケ −シ ョ ン
解凍
Termw10.cnt: CNTフ ァ イ ル
Termw10.hlp: ヘ ル プ フ ァ イ ル
TermW in.exe: 実行フ ァ イ ル
TERMW IN.ini: 設定フ ァ イ ル
TERMW IN.stf: STFフ ァ イ ル
3 動作環境
パ ソ コ ン : DOS-V パ ソ コ ン ,OS
,OS:
: W ind ows98 以上 , メ イ ン メ モ リ : 640K バ イ ト 以上
4 基本仕様
画面表示
エ ラ ー 表示
バ ッ フ ァ 容量
62
カ ラ ー、 モ ード
送信デ ー タ を 水色、 受信デ ー タ を 白色で 表示
通信条件の 不一致、 パ リ テ ィ エ ラ ー 等で 正常な
受信が 行わ れ な い 場合は 、 当該受信デ ー タ を ブ
リ ン ク ( 点滅) 表示
送信バ ッ フ ァ 、 受信バ ッ フ ァ 共に 4Kバ イ ト
付録 TERM WINユ
WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル
5 起動と 終了
TERM WIN の 起動
① TERM WIN デ ィ ス ク を パ ソ コ ン の CD ド ラ イ ブ に 挿入し ま す 。
② 保存先に 指定す る フ ォ ル ダ を 新規に 作成し 、 [Tw1220.exe] を コ ピ −し ま す 。
③ [Tw1220.exe] を ダ ブ ル ク リ ッ ク し 、解凍先に
、解凍先に ②の フ ォ ル ダ を 指定す る と 、5
、5 つ の
フ ァ イ ル が 表示さ れ ま す 。
④ [TERMW IN.EXE] フ ァ イ ル ア イ コ ン を ダ ブ ル ク リ ッ ク し て 起動し ま す 。
⑤ メ イ ン 画面が 表示さ れ 、 使用可能な 状態に な り ま す 。
TERM WIN の 終了
[F12] キ ー ま た は 、 右下の [Exit] ボ タ ン で 終了し ま す 。
6 メ イ ン 画面
メ ニ ュ ーバー
デ ー タ 表示領域
機能バ ー
制御 LED
デ ー タ 表示領域
制御LED
送受信デ ー タ が 表示さ れ ま す 。
RTS、 DTR、 CTS及び DSR制御ラ イ ン の 状態が 表示さ れ ま す 。
機能バ ー
で は 、 フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー に [通信速度の 変更]等の 各種機能
が 割り 当て ら れ て い ま す 。
機能バ ー 内の 四角は 左か ら 順に [FI]キ ー ∼[F12]キ ー に 対応し
て お り 、 各種機能や 通信速度等の 現状を 表し て い ま す 。
尚、 空白の 四角は 、 対応す る フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー に 何も 機能
が 割り 当て ら れ て い な い こ と を 表し て い ま す 。
63
付録 TERM WINユ
WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル
7 各種機能
◆ス ト ッ プ ビ ッ ト 長 の 選択
[ 2St op] ボ タ ン
ス ト ッ プ ビ ッ ト 長を 選択し ま す 。
キー
: [[F1
F1]] キ ー
ス ト ッ プ ビ ッ ト 長:
長 : 1 /1. 5/
5 /2 ((ビ
ビッ ト)
初期値
: 2
◆パ リ テ ィ の 選択
[ P=None] ボ タ ン
パ リ テ ィ を 選択し ま す 。
キー
: [F2] キ ー
パリ テ ィ : none (なし ) /even (偶数
偶数))/odd (奇数
奇数))
初期値 : none
◆デ ー タ 長の 選択
[ 8Len] ボ タ ン
デ ー タ 長を 選択し ま す 。
キー
: [F3] キ ー
デ ー タ 長:
長: 7/8 ((ビ
ビッ ト)
初期値 : 8
◆通信速度の 選択
[ 9600] ボ タ ン
通信速度を 選択し ま す 。
キー
: [F4] キ ー
通信速度:
通信速度
: 1200
1200/
/2400
2400/
/4800
4800/
/9600
9600/
/19200 /28800
28800/
/38400
38400/
/57600
57600/
/76800
76800/
/115200
◆シ リ ア ル ポ − ト の 選択
[ Com1] ボ タ ン
シ リ ア ル ポ −ト を 選択し ま す 。
キー
: [F5] キ ー
初期値 : Com1
◆送 受 信デ ー タ の 表 示 形式 の 選択
[ Nor ma l ] ボ タ ン
送受信デ ー タ の 表示形式を 選択し ま す 。
キー
: [F6] キ ー
表示形式:
表示形式
: normal (キ ャ ラ ク タ 表示)
表示) / hex (16 進数表示
進数表示))
初期値 : normal
◆送 信デ ー タ の 表 示/ 非 表示 の 選択
送信デ ー タ の 表示/非表示を 選択し ま す 。
キー
: [F7] キ ー
表示/非表示:
表示/非表示
: Full (表示
(表示)) /Half (非表示
(非表示))
初期値
: Full
64
[ Ful l ] ボ タ ン
付録 TERM WINユ
WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル
◆デ リ ミ タ コ ー ド の 選択
[ CR + LF] ボ タ ン
[ Enter
Enter]
] キ ー を 押下し た 時に 送出す る デ リ ミ タ コ ー ド を 選択し ま す 。
キー
: [F8] キ ー
デ リ ミ タ コ ー ド : CR (0Dh の み 送出)
送出) /CR + LF (0Dh と 0Ah を 送出)
送出)
初期値
: CR + LF
◆デ ー タ 表 示領 域 の ク リ ア
[ Cl ea r ] ボ タ ン
デ ー タ 表示領域を ク リ ア し 、 カ ー ソ ル を 表示領域左上隅に 移動し ま す 。
キー
: [F9] キ ー
※ キ ー ボ ー ド 入力の 誤打を ク リ ア す る 機能で は あ り ま せ ん 。
◆ コ マ ン ド キ ー ワ ー ド の 送出
[LI K #] ボ タ ン
[F8] キ ー を 押下す る 度に LINK# の 文字列を 送出し ま す 。 こ の 文字列は 、 弊社製マ ル
チ プ レ ク サのデフ ォ ルト のコ マ ン ド キーワ ード です。
キー
: [F11] キ ー
◆ TERM WIN の 終了
[ Ex i t ] ボ タ ン
本プ ロ グ ラ ム を 終了し ま す 。
キー
: [F12] キ ー
◆固 定 文 字 列 の 送 出
64 バ イ ト の 固定文字列を 指定回数分送出す る こ と が 可能で す 。
そ の 他、 送信間隔等も 指定で き ま す 。
キー
: [Shift] キ ー + [F1] キ ー
[送信
送信]] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、 固定文字列の 送出を 開始し ま す 。
固定文字列の 送出を 中止す る に は [ESC] キ ー を 押下し ま す 。
◆ RTS ラ イ ン の ON
ON/
/ OFF 選択
[Shift
Shift]] キ ー + [[F2
F2]] キ ー を 押下す る と 、 RTS ラ イ ン が ON
ON/
/OFF 交互に 切り 替わ り ま す 。
キー
: [Shift] キ ー + [F2] キ ー
初期値 : ON
◆ DTR ラ イ ン の ON
ON/
/ OFF 選択
[Shift
Shift]] キ ー + [[F3
F3]] キ ー を 押下す る と 、 DTR ラ イ ン が ON
ON/
/OFF 交互に 切り 替わ り ま す 。
キー
: [Shift] キ ー + [F3] キ ー
初期値 : ON
W PP- 03
03-100922
RS232C 簡易通信プ ロ グ ラ ム TERM WIN
取扱説明書 ((付録版
付録版))
2010 年 9 月 第 3 版
65
保証規定
1
当社製品は 、 当社規定の 社内評価を 経て 出荷さ れ て お り ま す が 、 保証期間内に 万一故障し
た 場合、 無償に て 修理さ せ て い た だ き ま す 。 お 買い 求め い た だ い た 製品は 、 受領後直ち に
梱包を 開け 、 検収を お 願い 致し ま す 。
デ ー タ リ ン ク 製品の 保証期間は 、 当社発送日よ り 1 カ 年で す 。
保証期間は 、 製品貼付の シ リ ア ル ナ ン バ ー で 管理し て お り 、 保証書は ご ざ い ま せ ん 。
な お 、 本製品の ハ ー ド ウ エ ア 部分の 修理に 限ら せ て い た だ き ま す 。
2
万一当社製品に RoHS 指令基準値を 超え る 六物質 ((鉛、
鉛、 水銀、 カ ド ム ウ ム 、 六価ク ロ ム 、
PBB、
PBB
、 PBDE) が 含ま れ て い た 場合は 、 購入後 1 年以内に 限り 製品の 交換も し く は 、 部品
に 含有し て い た 場合は そ の 部品の み の 交換 ((修理
修理)) と な り ま す 。
保証の 総額は 製品価格が 限度と な り ま す 。
3
本製品の 故障、 ま た は そ の 使用に よ っ て 生じ た 直接、 間接の 障害に つ い て 、 当社は そ の 責
任を 負わ な い も の と し ま す 。
4
次の よ う な 場合に は 、 保証期間内で も 有償修理に な り ま す 。
(1)
お 買い 上げ 後の 輸送、 移動時の 落下、 衝撃等で 生じ た 故障お よ び 損傷。
(2)
(3)
ご 使用上の 誤り 、 あ る い は 改造、 修理に よ る 故障お よ び 損傷。
火災、 地震、 落雷等の 災害、 あ る い は 異常電圧な ど の 外部要因に 起因す る 故障お よ
び 損傷。
(4)
5
当社製品に 接続す る 当社以外の 機器に 起因す る 故障お よ び 損傷。
無償保証期間経過後は 有償に て 修理さ せ て い た だ き ま す 。 補修用部品の 保有期間は 原則製
造終了後 5 年間で す 。
な お 、 こ の 期間内で あ っ て も 、 補修部品の 在庫切れ 、 部品メ ー カ の 製造中止な ど に よ り 修
理で き な い 場合が あ り ま す 。
6
PCB 基板全損、 IC 全損な ど 、 故障状態に よ り 修理価格が 新品価格を 上回る 場合は 修理で
き ま せ ん 。。
7
出張修理は 致し て お り ま せ ん 。 当社あ る い は 販売店へ の 持ち 込み 修理と な り ま す 。
8
本製品に 付属、 ま た は 、 別売の AC ア ダ プ タ は 有寿命部品で す 。 本紙巻頭 ((表紙裏面
表紙裏面)) の
9
【 有寿命部品に 関す る 保証規定】 を 必ず お 読み く だ さ い 。
上記保証内容は 、 日本国内に お い て の み 有効で す 。
ユ ー ザ サ ポ ー ト の ご 案内
Enet-HDLC-RoHSに
Enet-HDLC-RoHS
に 関す る ご 質問、ご 相談は 、ユ ー ザ サ ポ ー ト 課ま で お 問い 合わ せ 下さ い 。
デ ー タ リ ン ク 株式会社 ユ ー ザ サ ポ ー ト 課
TEL04TEL04
-2924
2924- 3841
3841㈹ ㈹ FAX04
FAX04-2924
2924- 3791
3791 E -m a il: s u p p o rt@ d a ta -lin k . c o . jp
受付時間 月曜∼金曜 ((祝祭日は
祝祭日は 除く )
AM9:00∼
AM9:00
∼PM12:00
PM12:00 PM1:00
PM1:00∼
∼PM5:00
Enet-HDLC-RoHS Enet-HDLC-RoHS
取り 扱い 説明書 2013
2013年
年8 月 第14
第14版
版
製造、発売元 デ ー タ リ ン ク 株式会社
〒359-1113
359-1113 埼玉県所沢市喜多町10-5
埼玉県所沢市喜多町10-5
TEL04TEL04
- 2924
2924- 3841
3841㈹ ㈹ FAX04
FAX04- 2924
2924- 3791
66