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まえがき 特定非営利活動法人日本セキュリティ監査協会における、「社会に貢献できる公正かつ 公平な情報セキュリティ監査の普及・浸透」を目的とする諸活動の中にあって、技術部会 は、とりわけ情報セキュリティ監査技術の向上を目的として、監査マニュアルの作成、監 査手法の調査研究、監査ノウハウの蓄積を通して、有効かつ効率的な監査を提供するため の基盤作りを行うことをその役割としている。すなわち監査アプローチ、監査技術、監査 基盤の各領域の調査研究を対象としている。 これら3領域の調査研究のため、技術部会は3つのワーキンググループを発足し、活動 してきた。 第1のワーキンググループは、監査アプローチを対象領域とし、昨年度は「情報セキュ リティ監査助言方監査マニュアル」を取りまとめた。今年度は、将来的に「保証型監査マ ニュアル」策定を目標とし、そのフェイズ1として保証型監査等の諸監査概念の比較・検 討を行っている。 第2のワーキンググループは、監査手法を対象領域とし、昨年度は「技術的検証項目」 の調査研究に着手し、今年度は、「IDCサービス」をモデルとし、当該モデル環境にお ける詳細な技術的情報セキュリティ管理基準の策定を行った。 第3のワーキンググループは、監査基盤を対象領域とし、昨年度は、「リスクアセスメ ントの調査報告書」を公表した。今年度は、リスクアセスメント手法の適用方法および個 別情報資産に関連する脅威-脆弱性の研究を行った。 それぞれの報告は、技術部会構成員により日常業務で多忙な中、その寸暇を惜しんで取 りまとめられたものである。執筆・査閲の労をとられた方々に、ここに改めて感謝の意を 表したい。 情報セキュリティは、国家プロジェクトであるe-Japan戦略の重要なファクタと して位置付けられている。技術部会構成員の英知の結晶である本報告が、その一端を担っ ていれば幸いである。 平成17年3月31日 日本セキュリティ監査協会 技術部会長 和貝享介