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AQS series
長寿命薄型化電源
特 長
●RoHS対応
ラ
イ
ン
ナ
ッ
プ
●基板タイプ、薄型、小型、軽量、低価格
●ワイド入力電圧範囲(AC85∼264V)
●安全規格:UL、CSA(cUL)
、EN認定、
電気用品安全法準拠
●長寿命品(周囲温度40℃、10年)
A
H
S
用 途
●FA機器、計測器、制御機器
●コンピュータ関連機器
●OA事務機器/民生用機器
●情報端末機器
A
M
S
無償補償期間
●2年間
A
Q
S
A
E
S
呼称方法
AQS
出力電圧(V)
A
L
S
出力電力(W)
シリーズ名
主な仕様
1. 入力電圧範囲
AC85∼264V(47∼63Hz)
2. 出力電圧可変範囲
±10%
3. 入力変動
出力電圧V×0.4%
4. 負荷変動
出力電圧V×1.0%
5. 冷却方式
自然空冷
6. 動作周囲温度
−10∼+70℃(ディレーティング特性参照)
7. 絶縁耐圧
入力−出力間:AC3000V、入力−FG間:AC2000V、出力−FG間:AC500V
8. 振動
周波数:10∼55Hz、加速度:19.6m/s2、X,Y,Z方向各1時間
9. 機能
過電流保護、過電圧保護、突入電流防止
10. 寿命
10年(周囲温度:40℃ AC100V/AC200V入力 最大出力時)
D
H
S
・
D
H
D
A
C
S
D
C
S
そ
の
他
取
扱
商
品
75
AQS series
長寿命薄型化電源
AQS50
ラ
イ
ン
ナ
ッ
プ
A
H
S
型 名
仕様項目
入力電圧及び周波数
入
力 効率
条 入力電流
件
入力突入電流
A
C
S
D
C
S
そ
の
他
取
扱
商
品
76
84%
(Typ.)
1.2A/0.7A(AC100/200V)
(Typ.) 注3
20A/40A(AC100/200V)
定格出力電圧
[V]
12
最大出力電力
[W]
51.6
最大出力電流
[A]
4.3
±10%以内
180以下
48以下
最大負荷変動
[mV]
120以下
最大温度変動
[mV]
0.02%/℃以下
出力保持時間
(Typ.)
付
属 出力過電圧保護
機 リモートセンシング
能
リモートON/OFFコントロール
20msec(AC100V 全負荷時)
注4
4.52A以上
注5
13.8∼16.2V
無し
無し
動作周囲温度
−10∼+70℃
(ディレーティング特性参照)
周
囲 動作周囲湿度
条 保存温度
件
保存湿度
絶
縁
A
L
S
D
H
S
・
D
H
D
AC85∼264V(47∼63Hz)
注1
(Typ.) 注2
出力過電流保護
A
E
S
AQS50-12
出 出力電圧可変範囲
力
条 最大リップル電圧(含ノイズ)[mVp-p]
件 最大入力変動
[mV]
A
M
S
A
Q
S
シリーズ
−20∼+75℃
10∼95%RH(結露なきこと)
絶縁耐圧
入力−出力間
AC3000V 1分間
入力−FG間
AC2000V 1分間
出力−FG間
AC500V
入力−出力間
絶縁抵抗
外形寸法
構
造
・
安
全
規
格
・
そ
の
他
20∼90%RH(結露なきこと)
1分間
DC500Vにて100MΩ以上(常温・常湿)
入力−FG間
DC500Vにて100MΩ以上(常温・常湿)
出力−FG間
DC500Vにて100MΩ以上(常温・常湿)
[mm]
60×22×155〈W×H×D〉
冷却方法
自然空冷
直列運転
可能
並列運転
不可
漏洩電流
0.15mA以下 AC132V 60Hz/0.3mA以下 AC264V 60Hz
寿命
10年(周囲温度:40℃)
(AC100V/AC200V 最大出力時)
耐振動
周波数:10∼55Hz、加速度:19.6m/s2、 周期:3分間、 X,Y,Z方向各1回
耐衝撃
加速度:196m/s2、時間:11ms、X,Y,Z方向各1回
UL60950認定、 CSA60950(C-UL)認定、 EN60950-1(ENEC)認定、 電気用品安全法準拠
安全規格
雑音端子電圧
FCCクラスB準拠、 CISPR Pub22クラス B、 VCCIクラスB準拠
雑音電界強度
FCCクラスB準拠、 CISPR Pub22クラス B、 VCCIクラスB準拠
IEC61000-3-2 A-14準拠(クラスA)
高調波電流規制
質 量
(Typ.)
注1) 安全規格申請時の定格入力電圧範囲は「AC100∼240V 50/60Hz」です。
注2) 入力電圧:AC100/200V、全負荷、Ta:25℃時の値(Typ.)
です。
注3) 入力電圧:AC100/200V、全負荷、Ta:25℃コールドスタート時の値(Typ.)
です。
パワーサーミスタ方式のため、入力再投入時や温度により制限値が異なります。
注4) 定電流垂下後にノッチング動作方式で、
自動復帰します。
また、最大出力電流を越える過負荷、短絡での過負荷放置は保証しておりません。
注5) 出力遮断方式で、入力再投入で出力は復帰します。
170g
ブロックダイヤグラム〈AQS50シリーズ〉
ヒューズ
250V 4A
AC IN
AC85∼264V
ノイズ
フィルタ
突入電流
防 止
ラ
イ
ン
ナ
ッ
プ
整流
平滑
出力トランス
FG
過電流
検出
整流
平滑
インバータ
DC
OUT
A
H
S
フォトカプラ
制御
制御
A
M
S
フォトカプラ
過電圧
検出
A
Q
S
外形寸法図(mm)
〈AQS50シリーズ〉
■入力コネクタ
名称
名称
P51
出力
ピン名称
1PIN
−
2PIN
−
3PIN
+
4PIN
+
使用メーカー、型名 適合ハウジング
(ターミナル)
日本圧着端子
B4P-VH
日本圧着端子
VHR-4N
(SVH-21T-P1.1)
銘板
S/N表示
出力調整ボリューム
2次フィン
(FG穴)
D
H
S
・
D
H
D
60
1
LABEL
50±0.5
3
S/N LABEL
9
5
(P1)
(P51)
1
2
3
4
A
C
S
9
(VR51)
5
A
E
S
A
L
S
22
(5)
P1
入力
■出力コネクタ
ピン名称
使用メーカー、型名 適合ハウジング(ターミナル)
1PIN AC(L)
2PIN
無し
日本圧着端子
日本圧着端子
3PIN AC(N)
VHR-5N
B3P5-VH
(SVH-21T-P1.1)
4PIN
無し
5PIN
FG
1次フィン
9
4-φ3.5
斜線部対面側
取付金具MAX値
5
145±0.5
155
(1.6)
9
(5)
19MAX
3MAX
(リード長さ)
D
C
S
そ
の
他
取
扱
商
品
77
AQS series
長寿命薄型化電源
AQS50
基本特性
入力突入電流(AQS50-12)
5A/div
ラ
イ
ン
ナ
ッ
プ
シリーズ
過電流保護特性(AQS50-12)
入力電圧:AC100V
負 荷 率:100%
周 波 数:50Hz
入力電圧:AC100V
負 荷 率:0∼ショート
周 波 数:47Hz
12
A
H
S
10
A
M
S
入力電流
出 8
力
電
圧 6
[
V
] 4
入力電圧
2
0
1
2ms/div
A
E
S
入力電圧:AC100V
負 荷 率:100%
周 波 数:47Hz
出力電圧
出力電圧
12
12
9
9
6
6
3
3
4
5
6
出力電流[A]
7
8
入力電圧:AC100V
負 荷 率:100%
周 波 数:47Hz
入力電圧
入力電圧
0
3
出力電圧立下がり特性(AQS50-12)
3V/div
出力電圧立上がり特性(AQS50-12)
3V/div
A
Q
S
2
0
A
L
S
200ms/div
D
H
S
・
D
H
D
効率特性(AQS50-12)
90
A
C
S
D
C
S
80
効
率
[
%
]
70
そ
の
他
取
扱
商
品
78
60
AC85V
AC100V
AC200V
AC264V
0
1
2
3
出力電流[A]
4
5
20ms/div
取扱説明書
ラ
イ
ン
ナ
ッ
プ
1. 出力電圧の設定
小さい方の定格電流以下とし、電源内部に定格電流
基板部品面内にあるボリュームを回転させると出力電圧
以上の電流が流れ込まないようにご使用願います。
を可変させることが可能です。出力電圧を上げる場合は時
[2]上図(接続方法1)のように、出力電圧積み重ね直列
計方向に回転させます。逆に出力電圧を下げる場合は、反
運転を行う場合には、パイパス用ダイオード(D1、
時計方向に回転させます。回転させる場合は、プラスドライ
D2)を図のように接続することが必要です。
バーをご使用願います。また、出力電圧は可変範囲以上に可
ダイオードの選択につきましては、以下を目安を示
変することが可能ですが、可変範囲内で使用ください。
します。
①せん頭繰返し逆電圧:VRRM
2. 過電流保護
VRRM =電源の定格出力電圧の2倍以上
出力が過負荷になると下図のように出力電流を制限しま
す。過負荷となっている原因を取り除くと、出力電圧は正常
電圧に復帰します。過電流保護が動作する電流値は105%
また、最大負荷電流を超え、短絡に至るまでの過負荷状
態での放置は、装置の故障、破損の原因となりますのでご
A
M
S
②平均出力電流:I O
I O =電源の定格出力電流の2倍以上
③順電圧:VF
VF =最小のもの(ショットキー・バリアダイオード等)
以上で設定してあります。
A
H
S
[3]上図(接続方法2)のように±出力使用の直列運転の
A
Q
S
場合は、パイパス用ダイオードの接続は不要です。
[4]但し、下図のように(接続方法1)と(接続方法2)の
注意願います。
複合接続となる場合は、バイパス用ダイオードの接
100%
続が必要です。
出
力
電
圧
間欠発振
開始電圧
+
電源A
0
A
E
S
D1
−
負荷1
+
負荷2
負荷3
出力電流
105%以上
電源B
D2
A
L
S
−
☆非線形負荷(ランプ、モーター等)及び定電流負荷が負荷
に接続される場合は、起動時に出力電圧が立ち上がらな
い場合がありますのでご注意ください。
(接続方法3)
●並列運転
並列運転は不可能です。
3. 過電圧保護
5. 出力電流の周囲温度ディレーティング
出力電圧が何らかの原因により規定値以上に上昇した場
●AQS50シリーズ
合は、この出力電圧を検出し、ただちに出力電圧を遮断致し
出力電流は、使用周囲温度範囲に依存いたします。下図
ます。過電圧保護回路は、入力電圧が供給している間継続し
の出力ディレーティング表を参考にしてご使用願います。な
て出力を断とうとしていますので、出力電圧を再度必要とす
お、周囲温度は電源近傍の温度としてください。
る場合には、一旦入力を遮断し、約2分間待ってから再投入
標準取付方向
してください。また、注意事項として、再投入の際には出力
P1
を無負荷にして入力電圧を印加し出力電圧が正常であるこ
D
H
S
・
D
H
D
A
C
S
P51
とをご確認願います。
4. 直列運転、並列運転
D
C
S
100
●直列運転
[1]下図のような接続方法にて直列運転が可能です。
但し、出力電流は直列接続している電源のいずれか
+
電源A
+
D1
電源A
−
−
負荷1
+
負荷2
+
D2
−
(接続方法1)
負 60
荷
率
[
% 40
]
そ
の
他
取
扱
商
品
20
負荷
電源B
80
電源B
−
(接続方法2)
0
−10
0
10
20
30
40
周囲温度[℃]
50
60
70
79
AQS series
ラ
イ
ン
ナ
ッ
プ
長寿命薄型化電源
6. 実装方法について
自然空冷の場合、自由空間に電源を置いた時の放射と対
流による放熱を期待しておりますが、ほとんど対流による
放射となりますので、下図のように空気が流れる隙間を確
保してください。
また、複数の電源を並べて使用する場合は、各電源の周囲
A
H
S
温度がディレーティングの範囲内であることを必ず確認して
頂き、通風には十分なご配慮をお願い致します。
装置での安全規格を適用頂く場合、下図に示すクリアラ
ンス以上が必要となります。安全規格上のFGは入力コネク
A
M
S
タのFG端子とし、FG端子を筐体の安全アースに接続する
ことにより、安全規格申請は可能になります。
8mm Min.
P1
P51
8mm Min.
筐体
A
Q
S
4mm Min.
8mm Min.
P1
P51
4mm Min.
8mm Min.
A
E
S
7. 漏洩電流
複数台使用時には、漏洩電流は加算されますのでご注意
願います。
A
L
S
8. 入力突入電流について
入力電圧印加時に流入する突入電流を抑制するため、パ
ワーサーミスタを使用しています。従って、部品の特性上周
囲温度条件、または通電による温度上昇によって抵抗値が変
D
H
S
・
D
H
D
わるため、入力投入時には仕様規格表に示した以上の電流
が流れ込みますので、ご注意願います。
9. 出力電圧が出ない場合
1.電源装置に入力電圧が印加されているかご確認願います。
A
C
S
2.出力側の配線間違いがないかご確認願います。
3.過電圧保護回路が動作していないかご確認願います。
4.過電流保護回路が動作していないかご確認願います。
5.結露していないかご確認願います。
D
C
S
10.その他
本製品は、面実装部品を使用しています。基板へのねじれ、
たわみ等のストレスは故障の原因となる為、取扱には充分注
意ください。
そ
の
他
取
扱
商
品
80
<取扱上の注意>
① 取付け穴は4ヶ所全て固定すること
② 基板は水平に取付けること
③ 落下等の衝撃を与えないこと
④ 電源の移動の際には、基板を持つこと