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J06316
施工説明書
2008.4版
スーパーエクセレントバス <浴槽本体>
製品の機能が十分に発揮されるように、この施工説明書の内容にそって正しく取り付けてください。
取付け後は、お客様にご使用方法を十分にご説明ください。
■ このたびはTOTOスーパーエクセレントバスをご採用いただきましてありがとうございました。
■ 製品の機能が十分発揮されるように、この「施工説明書」の内容にそって正しく施工してください。
なおこの説明書は、浴槽本体の施工のみを記載しています。エアブローⅡ・水中照明Ⅲ・ブローバスSXⅡの施工については、それぞれの
施工説明書をご確認の上、正しい施工をお願いします。
■ 浴槽据付・機能部取付など各種施工と電気・水道工事は工程を十分に打合わせのうえ行ってください。
■ 工事完了後は、お客様に操作説明を行い、「取扱説明書(保証書付)」をお渡しください。
なお、「保証書」には必要事項を必ず記入してください。
■ 施工説明書に記載の品番は、改訂する場合がありますので、ご了承ください。
もくじ
1.
安全上の注意 ………………………………………………………………4 ∼ 7
2.
セット内容 ………………………………………………………………………8
3.
浴槽寸法図および仕様 …………………………………………………9 ∼ 21
4.
施工手順 ………………………………………………………………………22
5.
施工上の注意 …………………………………………………………………23
6.
施工要領 ………………………………………………………………24 ∼ 34
6-1
浴槽の穴あけ(給湯機の循環アダプタを取付ける場合) ……………………………………24
(1)穴あけ手順 ……………………………………………………………………………………………………24
(2)穴あけ指定位置 ………………………………………………………………………………………………24
6-2
浴槽下地づくり∼浴槽裾付け ……………………………………………………………………27
(1)台座の設置 ……………………………………………………………………………………………………27
(2)ブローバス防振ゴム脚の取付け 別売品施工 ……………………………………………………………27
(3)排水配管の取付け ……………………………………………………………………………………………27
(4)浴槽の裾付け …………………………………………………………………………………………………29
6-3
仕上げ ………………………………………………………………………………………………31
(1)浴槽の固定 ……………………………………………………………………………………………………31
(2)ブロック・れんがなど立上げ工事 …………………………………………………………………………31
(3)タイル仕上げ …………………………………………………………………………………………………34
7.
別売品 …………………………………………………………………………35
3
1. 安全上の注意
●安全のために必ずお守りください。
取付け工事の前に、この「安全上の注意」をよくお読みの上、正しく取付けてください。
この施工説明書では、製品を安全に正しく取付けていただき、使用者への危害や財産への損害および工事業者への
危害を未然に防止するために、いろいろな表示をしています。その表示と意味はつぎのようになっています。
表 示
注意
意 味
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容
および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。
下に示す表示は施工説明書や製品に表示して、工事業者の方に安全に正しく製品を取付けていただくためのもので
す。内容をよく理解して正しく取付けてください。
表 示
意 味
行ってはいけない「禁止」の内容です。
必ず実行していただく「強制」の内容です。
取付け工事完了後、器具のがたつきや漏水など安全上の不具合が
ないことを確かめてください。
製品に同梱されている取扱説明書(保証書付)は、使用者に製品
を正しく安全に使用していただくための重要なものです。紛失し
たり汚れたりしないように大切に保管し、工事完了後、使用者又
は建築工事責任者にお渡しください。なお、保証書には必要事項
を必ずご記入ください。
4
警告・注意事項
は、必ず守って
くださいね !
注意
設置は、施工説明書にしたがって
確実に行う
工事に不備があると漏水により家財など
を汚したり、腐らせるおそれがあります。
必ず実行
浴槽に硬いものを落したり、ぶつけたりしない
浴槽にひびが入りケガをしたり、または漏水により家財を
汚したり腐らせるおそれがあります。
禁 止
浴槽の上に乗って作業をしない
足をすべらせてケガをしたり、製品に傷をつけるおそれが
あります。
禁 止
浴槽への穴あけは、穴あけ指定位置で穴あけする
穴あけ指定位置以外に穴あけした場合、漏水により家財を
汚したり、腐らせるおそれがあります。
必ず実行
必ず防水層を設ける
押えモルタル
工事に不備があると漏水し、家財などを汚したり腐らせる
防水層
おそれがあります。
ならしモルタル
必ず実行
防水例
コンクリート
スラブ
5
注意
浴槽を据付ける際、壁・タイルと浴槽と
の間には、すき間を設ける
また、浴槽周囲のコーキングは手順に
したがって確実に行う
すき間
3mm以上
浴槽の熱膨張により、タイルなどの壁材を破損
必ず実行
したり、漏水により家財などを汚したり腐らせ
るおそれがあります。
すき間3mm以上
排水配管の取付けは、手順にしたがっ
て確実に行う
工事に不備があると漏水し、家財を汚したり腐
らせるおそれがあります。
必ず実行
開梱後、不要になった梱包材はすみや
かに処分する
ビニール袋などは子供などがかぶって遊び、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
また、木枠・釘・段ボールや締付バンドなどで
必ず実行
6
ケガをするおそれがあります。
水栓付浴槽の場合
注意
湯水を逆に配管しない
水を出そうとしても、湯が出てやけどをすること
があります。
水
禁 止
湯
熱湯を直接入れない
浴槽表面に直接 60 ℃を超えるお湯をあてると、表
面の変形や著しい荒れ・変色・退色をおこすおそ
れがあります。
60℃以下
禁 止
強い力や衝撃を与えない
故障や水漏れのおそれがあります。
禁 止
凍結が予想される場所でご使用になる場
合は、配管部などに保温材を巻く
また、寒冷地の場合は「寒冷地での水抜き
方法」を参照し、凍結予防を確実に行う
必ず実行
部品が破損し、水漏れにより家財などをぬらす財
産損害発生のおそれがあります。
7
2. セット内容
●製品を開梱しましたら、下記内容にそって部品と個数を確認してください。
品 名
個数
部品形状
施工説明書
施工説明書
浴
槽
本
体
部
1
1
(保証書付)
型
紙
PVS1610
PVS1400
PVS1540 のみ
PVS1820
PVS1530
(
)
品 名
同
梱
部
品
8
個数
2
ソフトピロー
PVS1640
のみ
PVS1650
)
2
ソフトピロー
PVS1820
のみ
PVS1840
)
1
(
吐水口掃除板
(取扱説明書参照に同封)
PVS1520
PVS1530 のみ
PVS1540
1
)
)
)
水栓継手
PVS1520
PVS1530 のみ
PVS1540
1
)
(
1
(
(
ソフトピロー
PVS1810
のみ
PVS1830
(
個数
2 ハンドルバス水栓
取扱説明書
PVS1520
PVS1530 のみ
PVS1540
(
取扱説明書
取扱説明書
品 名
ソフトピロー
(PVS1520 のみ)
1
ソフトピロー
(PVS1530 のみ)
1
ソフトピロー
(PVS1540 のみ)
2
部品形状
取扱説明書
2
部 品 形 状
3. 浴槽寸法図および仕様
(1)円形浴槽
〈PVS1640,1650〉
1600
<脚位置>
37
432
432
432
355
432
500
深さ450
590
30
57
295
500
1600
800
615
800
615
37
〈PVS1620〉
<脚位置>
1600
800
487
465
487
465
深さ430
25
550
800
30
487
466
1600
800
530
465
285
注 自然循環型給湯機は使用できません。
9
〈PVS1420〉
<脚位置>
1400
490
490
381
381
359.5
1400
700
332
332
700
400
深さ500
610
25
400
〈PVS1430〉
<脚位置>
1400
381
248.5
381
1400
700
332
490
332
490
700
注 自然循環型給湯機は使用できません。
10
深さ500
615
30
400
400
(2)半円形浴槽
〈PVS1810,1830〉
37
1750
400
37
<脚位置>
400
635
365
260
260
258
1385
875
635
875
400
深さ430
40
570
60
400
注 自然循環型給湯機は使用できません。
11
(3)角型浴槽
〈PVS1800〉
<脚位置>
1800
439
439
439
292
364
286
339
1100
550
384
900
439
614
深さ500
30
75
900
〈PVS1700〉
<脚位置>
1700
475
475
475
500
260
260
295
1000
260
475
260
850
注 自然循環型給湯機は使用できません。
12
深さ480
16
600
30
850
〈PVS1710〉
<脚位置>
1700
262
519
262
519
280
240
深さ450
570
30
75
800
262
225
800
400
262
800
〈PVS1600〉
1600
<脚位置>
800
435
435
450
230
230
255
900
213
455
213
435
深さ450
60
570
30
800
注 自然循環型給湯機は使用できません。
13
〈PVS1630〉
<脚位置>
1600
380
380
380
400
618
200
深さ500
30
50
800
200
230
800
200
380
200
800
〈PVS1500〉
0
150
<脚位置>
750
410
450
428
460
230
491
150
900
249
327
注 自然循環型給湯機は使用できません。
14
深さ500
620
40
803
450
〈PVS1510〉
<脚位置>
1500
335
335
335
400
618
深さ500
40
60
750
235
190
235
800
235
335
235
750
〈PVS1520〉
1500
750
250
<脚位置>
324
219
219
850
425
219
219
389
389
655
545
595
オーバーフロー面
80
324
注 自然循環型給湯機は使用できません。
15
〈PVS1410〉
1400
700
<脚位置>
305
272
245
850
425
272
214
290
注 自然循環型給湯機は使用できません。
16
深さ500
620
30
700
410
(4)だ円浴槽
〈PVS1820,1840〉
<脚位置>
1800
37
900
755
665
405
256
256
900
450
340
256
256
405
405
620
深さ480
30
59
665
〈PVS1610〉
<脚位置>
1600
435
537
435
407.5
212
212
196.5
815
290
537
290
870
深さ500
620
725
800
注 自然循環型給湯機は使用できません。
17
〈PVS1530〉
<脚位置>
1550
439
439
439
注 自然循環型給湯機は使用できません。
18
655
545
595
オーバーフロー面
80
234
234
900
234
439
234
310
450
775
(5)扇型浴槽
〈PVS1400〉
<脚位置>
.5
0
40
95
9
00
11
85
4
85
4
85
.5
(1555)
1
85
11
14
27
5
5
27
60
7
60
7
570
深さ450
30
990
(581)
(818)
(287)
(581)
(470)
〈PVS1540〉
(798)
<脚位置>
1020
945
1500
732
458
1400
348
458
265
945
732
1020
670
500
610
オーバーフロー面
80
1400
1500
348
265
注 自然循環型給湯機は使用できません。
19
(6)水栓位置図
湯
水
湯
40
40
75
100
10
75
水
R1/2
490
490
R1/2
40
湯
PVS1520LJ
水
湯
185
185
100
490
490
100
水
40
PVS1520RJ
R1/2
R1/2
PVS1530RJ
水
湯
100
100
960
湯
960
水
PVS1530LJ
75
R1/2
R1/2
PVS1540RJ
PVS1540LJ
仕様
給水・給湯圧力
最低必要水圧 0.1MPa
最大水圧 0.75MPa
最大流量
49L/min
水栓接続口径
R1/2(シールテープとヘルメシールを
合わせて使用してください。)
※水栓と給水、給湯管の接続については、P.32 をご参照ください。
20
505
505
75
取り付け前に
●給水圧力が 0.75MPa を超える場合は、市販の減圧弁で 0.2 ∼ 0.3MPa 程度に減圧してください。
快適に水栓をお使いいただくためには、0.2 ∼ 0.3MPa 程度の水圧をおすすめします。
●誤操作などによるやけどの防止のため、給水圧力は給湯圧力より必ず高くするか、同圧になるようにしてください。
また、湯側を加圧する場合でも、必ず湯側圧力を水側より低くしてください。
●誤操作などによるやけどの防止のため、60 ℃給湯をおすすめします。
●給湯機からの給湯管は、抵抗を少なくするため最短距離で配管し、配管には必ず保温材を巻いてください。
●梱包前に通水検査をしていますので商品内に水が残っている可能性がありますが、商品には問題ありません。
寒冷地での水抜き方法
凍結が予想される時期に施工された場合は、水抜きを行っておいてください。
またお客様にも水抜方法をご説明ください。
①配管部の元栓を閉め、水抜栓(配管部)を開ける。
湯側
※配管の元栓・水抜栓が分からない場合は、お求めの
工事店にご相談ください。
水側
開ける
②湯・水両方のハンドルを全開にして水栓内の水を抜く。
③水抜き完了後は、必ずハンドルを閉める。
湯側
(水が出ない状態)
水側
閉める
重
要
21
4. 施工手順
6-1. 浴槽の穴あけ(P24∼P26)
6-2. 浴槽下地づくり∼浴槽据付け
(P27∼P30)
(1)台座の設置(P27)
(2)ブロー防振ゴム脚(注1)の取付け(P27)
壁開口
サヤ管工事
(3)排水配管の取付け(P27∼P28)
(4)浴槽の据付け(P29∼P30)
機能部の設置と接続
確認・試運転および漏水確認
6-3. 仕上げ(P31∼P34)
(1)浴槽の固定(P31)
囲み部は機能部の施工です。
詳細については各機能の施工説明書を参照
ください。
(2)ブロック・れんがなど立ち上げ工事(P31∼P33)
(3)タイル仕上げ(P34)
最終確認
22
囲み部は別売品の施工です。
下記の別売品のうち、必要部材を購入の上、
施工してください。
別売品
(注1)ブローバス防振ゴム脚
品番: PZ6002(4 個入り)
品番: PZ6048(5 個入り)
(
)
5. 施工上の注意
●スーパーエクセレントバスの施工において必ず守ってください。
1
浴槽据付け前に、浴槽本
体・配管に異常がないこと
を確認する
2
脚立などを浴槽内に立てた
り、浴槽の縁に重たいもの
をのせない
(破損の原因となります。)
4
トーチランプの火を当てた
り、火のついたタバコを浴
槽にのせない
(破損の原因となります。)
7
5
リム面だけで支える施工は
行わない
(破損の原因となります。)
浴槽搬入の際、ワンプッシュ排水栓の操作部本体やホース、配管
を持ったり、硬いものをぶつけたりしない
また、水栓付浴槽の場合は水栓部を持たない。
ワンプッシュ排水栓の作動不良や配管からの漏水の原因となり
ます。
また、漏水により家財などを汚したり腐らせるおそれがあります。
(ワンプッシュ排水栓付・水栓付浴槽の場合)
3
浴槽の養生シートをはがさ
ない
また、浴室工事が終わるま
で浴槽を段ボールなどで養
生する
(破損の原因となります。)
6
浴槽は屋外や常時日の当た
る場所(サンルームなど)
に設置しない
(浴槽の変色の原因となります。)
8
吐水確認をするときはハン
ドルを全開にする
配管中のゴミがバルブに入
り、止水不良になるおそれ
があります。
操作部本体
開ける
ホース
●スーパーエクセレントバスを廃棄処分する場合は、許可を受けている処理業者に処理を依頼してください。
23
6. 施工要領
6 ー 1 浴槽の穴あけ(給湯機の循環アダプタを取付ける場合)
※スーパーエクセレントバスは、自然循環型給湯機は使用できません。
浴槽への穴あけは、穴あけ指定位置に穴あけする
注意
穴あけ指定位置外に穴あけした場合、漏水により家財などを汚したり腐ら
必ず実行
せるおそれがあります。
(1)穴あけ手順
●穴あけ後は穴の エッジ部の面取り を必ず実施してください。
①内側から
穴あけ禁止範囲
ドリル(φ3)
②外側から
面取り
ハイスホルソー(φ50)
品番 : PZ2501
ふろ接続アダプターが穴あけ
禁止範囲にかかると漏水の原
因になります。
穴あけ位置にφ 3 のドリルで浴槽内側からセンター穴
センター穴をガイドにしてφ 50 のハイスホルソーで
をあけてください。
①浴槽内側から半分位穴あけし、次に②浴槽外側より
貫通穴をあけてください。
・ドリルは 400rpm 以下でご使用ください。
・穴あけ周囲は、紙やすりなどで C1 ∼ C2 程度面を
取ってください。
● 穴あけ指定位置は、P24 ∼ 26 に記載していますので確認してください。
(2)穴あけ指定位置
900
550
510
550
875
900
50
335
φ
875
351
875
φ
50
PVS1800
24
PVS1810
850
500
850
900
384
450
500
900
200 200
φ5
0
325
450
200 200
φ
50
PVS1820/PVS1840
PVS1700
200
φ
5
325
310
400
138 138
115
PVS1710
400
138 138
115
0
800
0
PVS1600
φ5
350
400
500
200
φ5
800
400
400
800
500
800
900
400
800
0
PVS1630
555
495
453
φ
PVS1520
453
420
420
50
555
50
50
φ
405
495
φ
PVS1530
PVS1540
注 PVS1520, 1530, 1540 は R タイプを示しています。
25
800
0
75
800
45
0
0
800
800
800
75
800
800
0
800
45
100
160 160
100
φ
355
5
0
φ
305
370
160 160
0
5
φ
50
※A
870
700
730
425
400
425
407.5
700
PVS1620
407.5
750
400
750
PVS1500
200
66
200
φ
50
φ
50
PVS1510
700
355
360
66
φ
50
PVS1410
PVS1610
700
700
150 150
700
700
700
700
700
150 150
200 200
150 150
315
0
5
φ
385
200 200
380
φ
5
0
150 150
φ
5
0
※A
※A
PVS1420
PVS1430
注 水中照明付の場合、※ A 部への穴あけはできません。
26
※A
PVS1400
365
PVS1640/PVS1650
6 ー 2 浴槽下地づくり∼浴槽据付け
(1)台座の設置
●浴槽据付床は排水勾配をとり、浴槽脚部はブロックやモルタルなど
で台座を設けてください。
●台座はすべて同じレベルになるように設置してください。
排水勾配
●ブローバス防振ゴム脚を取付ける場合は、ブローバス防振ゴム脚の
台座
高さを考慮 し台座、デッキならびに配管取出口を設けてください。
(詳細は下記「ブローバス防振ゴム脚の取付け」をご参照ください。)
排水口
(2)ブローバス防振ゴム脚の取付け 別売品施工
●ブローバス防振ゴム脚を使用する場合は、浴槽据付前に取付
60
(170)
106
(216)
けを行ってください。
●ブローバス防振ゴム脚(別売品、品番:PZ6002,PZ6048)を
70
94
取付けた場合、脚部の高さが標準品より+17 ㎜高くなります。
また脚はアジャスターボルトになっており、ねじ込み代によっ
ては高さが上記寸法にならない場合があります。台座、デッ
φ57
φ50
キならびに配管取出口などは、以上を考慮のうえ、設置して
〈ブローバス防振ゴム脚〉
品番:PZ6002(4個入り)
PZ6048(5個入り)
〈標準品〉
ください。
● PZ6048 は PVS1810,1820,1830,1840,1640,1650,1540
専用です。
( )
※浴槽ステップ下脚用が1個PZ6048に付属
(3)排水配管の取付け
排水配管の取付けは、手順にしたがって確実に行う
注意
必ず実行
工事に不備があると漏水し、家財などを汚したり腐らせるおそれがあります。
間接排水の場合
浴槽の排水口下に径 50 ㎜以上の排水管を設けてください。
(図 1
※ 1 参照)
●排水配管の途中には、下水ガスが浴室内に逆流しないよう必ず
トラップ(封水深 50 ㎜以上)を設けてください。
(図 1
※ 2 参照)
50mm以上
(※1)
50mm以上
(※2)
図1
27
直接排水の場合
あらかじめ浴槽の排水金具にソケットやエルボをねじ込み、配管を接続してください。
エアブローⅡなしの場合
エアブローⅡ付の場合
●エアブローの浴槽裏配管への干渉を防ぐために、下
記のような施工が必要です。
浴槽深さ
浴槽深さ
1
PJ1 /2
塩ビ管
(50A)
ブッシング
1
/2 )
(呼び2×1 【ゴム栓】
約130mm
【1Push排水栓】
約150mm
異径エルボ
1
/2 )
(呼び2×1 90°
大曲りエルボ
(呼び2)
バルブソケット
(呼び2×50A)
塩ビ管
(50A)
【ゴム栓】
約170mm
【1Push排水栓】
約190mm
バルブソケット
(呼び2×50A)
<浴槽底面裏側に必要なクリアランスについて>
※浴槽深さ寸法(P9 ∼ P19 参照)に、
●エアブローⅡなし(異径エルボ使用):ゴム栓 約 130mm 、1Push 約 150mm
●エアブローⅡあり(ブッシング+大曲りエルボ使用):ゴム栓 約 170mm 、1Push 約 190mm
をたすと、湯あふれ面からエルボ下端までの寸法となります。
湯あふれ面
浴槽深さ
130mmまたは
170mm
●直接排水に必要な部材は全て現場手配となります。
●直接排水の場合、排水金具にソケットやエルボをねじ込むときは、金具本体が共回りしないよう 十分注意し漏水
確認を行ってください。
●エアブローⅡおよびブローバス SX Ⅱ付の場合、直接排水の排水管に 建築躯体に振動が伝わらないよう 配慮して
ください。
28
(4)浴槽の据付け
浴槽を据付ける際の壁・タイルと浴槽との間には、すき間を設
ける
注意
工事に不備があると漏水し、家財などを汚したり腐らせるおそれがあります。
必ず実行 また、浴槽の熱膨張によるタイルなどの壁材の破損およびブロー運転時の騒
音の原因となります。
● 浴槽は水平 に据付けてください。
●浴槽の脚はアジャスターボルトになっていますので、ロックナット(六角)を緩めて
ロックナット
(六角)
水平調整してください。
〈アジャスター脚〉
注 水平をとる場合は、下図のように必ずリム下で水平出しを行って据付けてください。
リム下端
水準器
●浴槽水平出し微調整後、アジャスター脚のロックナットを締付けてください。
注 浴槽の水平出し調整後、浴槽底面の排水勾配がとられていることを水準器で確認してください。
排水口
排水口部が下がっている 排水口
排水口部が上がっている 29
●コーナータイプの浴槽(扇型浴槽: PVS1400)やリムの広い浴槽(PVS1500)は、浴槽外周の
リムに大きな荷重が加わった場合(例:人が腰をかけるなど)浴槽外周がたわみ、目地切れなどの
問題が発生する可能性があります。
これを防止するため、必ず浴槽外周の下に建築(躯体)工事として 支持台を立上げてください。
〈施工要領〉
①据付け高さを決定してください。
②浴槽外周の下にブロックなどで 支持台を立上げてください。(図 1 参照)
(支持台の高さ寸法は、床面∼浴槽外周裏面の寸法から 20 ㎜程度低くしてください。)
③浴槽アジャスター脚を調節して浴槽を水平に設置してください。
(このとき、支持台と浴槽外周裏面のクリアランスは 20 ㎜程度になります。)
④浴槽の水平出し完了後、一度浴槽を外し、支持台の上にモルタルを 30 ㎜程度盛り、さらにその上に緩衝材を
敷いてください。(図 2 参照)
(注意)モルタルを盛り過ぎると崩れ落ちて、排水管などが詰まる可能性があるので注意してください。
(
緩衝材を使用しないと支持台との接触により浴槽の割れ、異音の発生などの問題が発生する可能性
があるので必ず使用してください。(緩衝材は、発泡スチロールなどを利用してください。)
)
⑤浴槽を再度設置して、浴槽外周を上から押しつけて(30 ㎜のモルタルを 20 ㎜まで押えつけることになります。)、
浴槽の水平出しを行ってください。
⑥そのままモルタルが固まるまで放置してください。
図1
浴槽外周
約20mm
約20mm
浴槽外周
※緩衝材
(5∼10mm程度)
モルタル
支持台
(ブロックなど)
※緩衝材は現場にて手配願います。
浴槽外周の斜線部に
支持台を立上げてください。
(4カ所程度)
図2
● PVS1520, 1530 はソフトピロー側とスパウト側の リムを壁付けしないでください 。
100mm以上
ソフトピロー
50mm以上
スパウト
30
6 ー 3 仕上げ
(1)浴槽の固定
ゴム部
●浴槽の据付けは、モルタルや強力接着剤にて
確実に固定してください。
台座
台座
注 浴槽本体にモルタルや接着剤を付けないよう
に注意してください。また、ブローバス防振
ゴム脚を使用する場合は、モルタルや接着剤
モルタル・接着剤
モルタル・接着剤
がゴム脚よりも下になるように固定してくだ
さい。
注 浴槽は屋外や常時日の当たる場所に設置しないでください。浴槽の変色の原因となります。
(2)ブロック・れんがなど立ち上げ工事
●だ円、扇形の浴槽は、施工を容易にするため型紙を同梱しています。型紙は、浴槽エプロン側の形
状と同寸法となっていますので、エプロンを浴槽形状に合わせて施工する場合は、下記要領にて実
施してください。
①据え付けた浴槽のリム下端より、垂直におろした位置をけがいてください。
けがき線
けがき線
浴槽の中心線の位置
②けがき線に合わせて型紙を置き、型紙にそってけがき線を入れてください。
けがき線
反転
※ 型紙は浴槽形状の半分となっていますので、反転して残りをけがいてください。
31
●バス水洗付浴槽は水栓と給水、給湯管の芯出しをして施工してください。水栓位置寸法は P20 参照
注 湯水を逆に配管しないように注意してください。
10mm以下
配管接続部については給水・給湯管と
接続後にブロックまたはれんがを積み
上げてください。
※接続できなくなります。
1 給水・給湯管に同梱品の継手を接続
してください。
2 水栓に袋ナットで接続してください。
※推奨締付トルク:30∼35N・m
給水・給湯管
継手(同梱品)
2
水栓接続部 R1/2
シールテープとヘルメシールを
合わせて使用し接続してください。
1
ブロックまたはれんが
注 全周デッキを設けるように施工してください。(PVS1400 を除く)
注 機能付の場合は、デッキ施工する際には接続管・水中照明照射部およびポンプモータ部に干渉しないように
半割りれんがなどでさけて施工 してください。
注 ブローバス SX Ⅱ付の場合、ポンプ取合確認用型紙にてポンプが干渉しないことを確認してください。
型紙
壁
れんが
95以
上
半割り
れんが
ポンプ取付に
必要な寸法
32
ポンプケースのフランジ部に
当たるまで押し込んで1回転さ
せ、壁面に当たらないことを
確認してください。
③下地の厚みを考慮して、けがき線にそって下地を立ち上げてください。
ブロックを割ったもの、半割りれんがなど
[下地厚み参考例]
下地厚み:20mm
ブロックやれんが
下地モルタル:10mm
タイル:5mm
接着モルタル:5mm
つらいち
※PVM ・ PVT ・ PVZ1400 の「水中照明付」の場合、水中照明照射部が干渉するため、エプロンリム面一施
工ができません。必ずデッキ部を設けてください。
33
(3)タイル仕上げ
注意
壁・タイルと浴槽との間には、すき間を設ける
また、浴槽周囲のコーキングは手順にしたがって確実に行う
必ず実行 工事に不備があると漏水し、家財などを汚したり腐らせるおそれがあります。
また、ブロー運転時の騒音の原因となります。
● 全周にデッキを設けてエプロン施工およびタイル貼りしてください。(PVS1400 を除く)
注 デッキ施工をする際は、接続管・水中照明照射部およびポンプモーター部が干渉しないように 半割りれんがな
どでさけて施工 してください。
浴槽とタイルとの目地充てんには、(脱)アルコールタイプのシリコン をご使用ください。(メジセメントは使用し
ないでください)
また、施工例を参考に浴槽とタイルとの間には必ずすき間を確保してください。
施工例1 〈壁タイル部(PVS1400のみ)〉
タイル
接着モルタル
モルタル
シリコン
(脱アルコールタイプ)
設定すき間
10mm
(最小5mm)
※目地バックアップ材
(発泡ポリエチレンなど)
3mm以上
施工例2 〈デッキエプロン施工〉
施工例3 〈デッキエプロン施工〉
(タイル差込み)
※目地バック
アップ材
(
裏面シール付
発泡ポリエチレンなど
差込み代
5mm以上
)
(タイル突き合わせ)
水栓付浴槽の場合、
水栓部は10mm以下
シリコン
(脱アルコールタイプ)
※目地バック
アップ材
(
裏面シール付
発泡ポリエチレンなど
)
設定すき間
10mm(最小5mm)
タイル
ブロック又は
れんが
接着モルタル
シリコン
(脱アルコールタイプ)
3mm以上
施工例4
〈デッキ施工(ポンプ部)〉
半割りれんがなどにてポンプ
をさけて施工してください。
※ブローバスSXⅡ付のみ
接着モルタル
設定すき間
10mm
(最小5mm)
れんが
タイル
モルタル
判割り
れんが
ブロック又は
れんが
モルタル
5mm以上
※目地バックアップ材は現場にて手配願います。
またデッキエプロン施工の場合、目地バックアップ材は必ず浴槽据付け前にデッキ面もしくは浴槽リム裏面に貼
り付けてください。浴槽据付け後では目地バックアップ材を入れられない場合があります。
34
7. 別売品
タイプ
ブエ
ロア
ーブ
バロ
スー
SⅡ
X・
Ⅱ
用
品 名
品 番
希望小売価格
必要数/台
PZ6002
¥ 23,000
(4個入り) (税込¥24,150)
ブローバス
防振ゴム脚
1
PZ6048
¥ 28,800
(5個入り) (税込¥30,240)
形 状
用 途
エアブローⅡおよびブ
ローバス SX Ⅱ運転中
の作動音が階下や隣室
に伝わるのを防ぐため
に使用します。
35