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SONIC EXCITER
SX3040
14_DATA-MANSHRT_SX3040_582_JA_Rev_A.fm Page 1 Thursday, April 19, 2007 4:46 PM
取扱説明書
バージ ョ ン 1.0
本製品に電源コードが付属されている場合、付属の電源コードは
本製品以外ではご使用いただけません。電源コードは必ず本製品
に付属された電源コードのみご使用ください。
2007 年 4 月
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SONIC EXCITER SX3040
安全にお使いいただ く ために
14) ー ト 、 ス タ ン ド 、 三脚、 ブ ラ ケ ッ ト 、 テーブルな どは、 本機
製造元が指定 し た もの、も し く は本機の付属品 と な る ものの
みをお使い く だ さ い。 カ ー ト を使用 し ての運搬の際は、 器具
の落下に よ る怪我に十分ご注意 く だ さ い。
注意 :
感電の恐れがあ り ますので、カバーやその他の部品を取 り 外
し た り 、 開けた り し ないで く だ さ い。 製品内部には手を触れ
な い で く だ さ い。 故障の際は当社指定のサー ビ ス技術者に
お問い合わせ く だ さ い。
警告 :
火事および感電の危険を防ぐ ため、本装置を水分や湿気のあ
る と ろ には設置 し な い で下 さ い。 装置には決 し て水分がか
から ないよ う に注意 し 、 花瓶な ど水分を含んだ ものは、 装置
の上には置かないよ う に し て く だ さ い。
こ のマー ク が表示 さ れてい る箇所には、 内部に
高圧電流が通 じ ています。 手を触れる と 感電の
恐れがあ り ます。
取 り 扱い と お手入れの方法についての重要な説
明が付属の取扱説明書に記載 さ れています。 ご
使用の前に良 く お読み く だ さ い。
1) 取扱説明書を通 し て ご覧 く だ さ い。
2) 取扱説明書を大切に保管 し て く だ さ い。
3) 警告に従っ て く だ さ い。
4) 指示に従っ て く だ さ い。
5) 本機を水の近 く で使用 し ないで く だ さ い。
6) お手入れの際は常に乾燥 し た布巾を使 っ て く だ さ い。
7) 本機は、 取扱説明書の指示に従い、 適切な換気を妨げない場
所に設置 し て く だ さ い。 取扱説明書に従 っ て設置 し て く だ
さ い。
8) 本機は、 電気 ヒ ー タ ーや温風機器、 ス ト ーブ、 調理台やア ン
プ と い っ た熱源か ら離 し て設置 し て く だ さ い。
9) ニ極式プ ラ グおよびアース タ イ プ ( 三芯 ) プ ラ グの安全ピ ン
は取 り 外 さ ないで く だ さ い。ニ極式プ ラ グにはピ ンが二本つ
いてお り 、その う ち一本はも う 一方よ り も 幅が広 く な っ てい
ま す。 ア ース タ イ プの三芯プ ラ グにはニ本のピ ン に加え て
アース用のピ ンが一本ついて い ま す。 こ れ ら の幅の広い ピ
ン、 およびアース ピ ンは、 安全のためのも のです。 備え付け
のプ ラ グが、 お使いの コ ン セ ン ト の形状 と 異な る場合は、 電
器技師に相談 し て コ ン セ ン ト の交換を し て下 さ い。
10) 電源 コ ー ド を踏みつけた り 、挟んだ り し ないよ う ご注意 く だ
さ い。 電源 コ ー ド やプ ラ グ、 コ ン セ ン ト 及び製品 と の接続に
は十分にご注意 く だ さ い。
11) すべての装置の接地 (アース) が確保 さ れている こ と を確認
し て下 さ い。
12) 電源 タ ッ プや電源プ ラ グは電源遮断機 と し て利用 さ れて い
る場合には、 こ れが直ぐ に手に届 く 場所に設置 し て下 さ い。
13) 付属品は本機製造元が指定 し た もののみをお使い く だ さ い。
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15) 雷雨の場合、 も し く は長期間ご使用にな ら ない場合は、 電源
プ ラ グ を コ ン セ ン ト から 抜いて く だ さ い。
16) 故障の際は当社指定のサー ビ ス技術者にお問い合わせ く だ
さ い。 電源コ ー ド も し く はプ ラ グの損傷、 液体の装置内への
浸入、 装置の上に物が落下 し た場合、 雨や湿気に装置が晒 さ
れて し ま っ た場合、 正常に作動 し ない場合、 も し く は装置を
地面に落下 さ せて し ま っ た場合な ど、いかな る形であれ装置
に損傷が加わっ た場合は、 装置の修理 ・ 点検を受けて く だ さ
い。
17) 注意 - こ れら の指示は、 資格のあ るサービ ス技術者に向け
た も のです。 感電の危険を防ぐ ため、 有資格者以外は、 装置
の操作方法に記載 さ れた内容以外の整備は、行わないよ う に
し て く だ さ い。 修理は、 資格のあ るサービ ス技術者のみが行
う よ う に し て下 さ い。
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SONIC EXCITER SX3040
1. は じ めに
SONIC EXCITER SX3040 を お買い上げいただ き ま し て誠にあ り
が と う ご ざ い ま す。 SX3040 は、 オーデ ィ オ信号のデ ィ テール、
コ ン ツ アー、 存在感を改善す る プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナルな信号プ ロ
セ ッ サです。 エキサイ タ ー技術は、 70 年代か ら 、 数多 く の優れ
た プ ロのレ コ ーデ ィ ン グのサウ ン ド を生み出 し き ま し た。 そ し
て、 今では、 その音響性は伝説のレ ベルに達 し てい ます。 以前
はアナ ロ グ技術の不足を補正す る ために頻繁に使用 さ れていま
し たが、 デジ タ ル化が進んだ今日では、 エキサ イ タ ーは、 現代
に見合 う プ ロ ダ ク シ ョ ンの際に音響エ ン ジ ニ アが使 う 秘密兵器
と な っ ています。
こ のエキサ イ テ ィ ン グ なサウ ン ド を SX3040 で体験す る こ と が
で き ます。 . 機器には 2 つの独立 し た チ ャ ン ネルが装備 さ れて
い るので、 ス テ レ オ信号 と モ ノ 信号を別々に処理する こ と がで
き ます。 SX3040 はス タ ジオ、 ラ イ ブ演奏、 ス テージ でお使いい
ただけます。 あ ら ゆる用途で高音質を お約束 し ます。 こ のサウ
ン ド イ ン プルーバーな し では ミ キシ ングがで き な く な り ます。
BEHRINGER の新製品の高性能をお試 し く だ さ い。
1.1 ご使用の前に
1.1.1 出荷
製品は、 安全な輸送のために工場出荷時に十分な注意を払 っ て
梱包 し てお り ますが、 万が一包装ダ ン ボールが破損 し てい る場
合は、 機器の外面に破損がない こ と を ご確認 く だ さ い。
万が一機器に破損があ る場合は、 保証請求権が無効 と な る
こ と を防ぐ ために、 製品を当社へ直接返送せずに、 必ず販
売代理店および運送会社ま で ご連絡 く だ さ い。
パワ ー ミ キサーの使用や運搬 を 最適に保護す る た めに、
ハー ド ケースの使用をお勧め し ます。
機器を保管 し た り 輸送する場合は、 破損を防ぐ ために、 必
ずオ リ ジナルの梱包箱を使います。
機器や包装箱は子供の手の届かな い場所に保管 し て く だ
さ い。
梱包材は環境保護に適 し た方法で廃棄 し ます。
1.1.2 ス タ ー ト ア ッ プ
十分な換気を確保 し 、 過熱を防 ぐ ために機器は暖房な どのそば
に設置 し ないで く だ さ い。
ヒ ュ ーズが焦げた場合は、 正 し い値の ヒ ュ ーズ と 交換 し ま
す。 ヒ ュ ーズの値については 「テ ク ニ カルデー タ 」 の章を
ご覧 く だ さ い。
電源への接続には付属の常温機器 コ ネ ク タ ー付き回路ケーブル
を使用 し ます。 こ のケーブルは必要な安全基準を満た し ていま
す。
すべての機器が正 し く 接地 さ れてい る こ と を確認 し ます。
安全のために、 機器や電源回路ケーブルから アース線を取
り 外 し た り 使用不能にす る こ と は絶対に し な い で く だ さ
い。
電波の強い無線送信機や高周波源の近 く では音質が悪 く
な る こ と があ り ます。 その場合は、 送信機 と 機器の距離を
離 し 、 すべてのコ ネ ク タ ーにシール ド ケーブルを使用 し ま
す。
1. は じ めに
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SONIC EXCITER SX3040
2. 操作エ レ メ ン ト と 接続
2.1 前面
チ ャ ンネル 1 と チ ャ ン ネル 2 の操作エ レ メ ン ト は同 じ です。 次に例 と し てチ ャ ン ネル 1 の機能を説明 し ます。
図 2.1: 前面の操作エ レ メ ン ト
BASS PROCESSOR ( 低音プ ロ セ ッ サ )
DRIVE ( ド ラ イ ブ) : こ の コ ン ト ロー ラ ーで、 低音処理の音
量を決めます。 最適な処理ポ イ ン ト に調整する と 、 強い低
音信号 ピ ー ク に到達 し て、 LED が緑色に一定に点灯 し ま
す。 LED の点灯時間が長いほど、 低音信号がピー ク レ ベル
にある時間が長 く な り ます (Sustain (維持))。 こ れに よ っ
て、 厚み と ボ リ ュ ーム感のあ る低音を実現 し ます。
MIX ( ミ ッ ク ス) : こ の コ ン ト ロー ラ ーで、 オ リ ジナル信号
と ミ ッ ク ス す る 処理済み高音エ キサ イ タ ー信号の割合 を
決めます。
TUNE (チ ュ ーン) : こ のコ ン ト ロー ラ ーで、 低音処理用の
カ ッ ト オ フ周波数を選択 し ます。 調整帯域は 50?Hz ( 最小
) ~ 160 Hz ( 最大 ) です。
POWER (電源) : POWER (電源) ス イ ッ チで機器の電源を
入れます。 電源回路に接続する場合には、 POWER (電源)
ス イ ッ チは 「OFF( オ フ )」 の位置に し ます。
MIX ( ミ ッ ク ス) : こ の コ ン ト ロー ラ ーで、 オ リ ジナル信号
と ミ ッ ク スする処理済み低音信号の割合を決めます。
SONIC EXCITER ( ソ ニ ッ ク エキサイ タ ー )
TUNE (チ ュ ーン) : こ のコ ン ト ロー ラ ーで、 高音エキサイ
タ ーが動作する カ ッ ト オ フ 周波数を決めます。 調整帯域は
1.3 kHz ( 最小 ) ~ 10 kHz ( 最大 ) です。
IN/OUT (イ ン / アウ ト ) : こ のス イ ッ チで信号処理を有効
/ 無効に し ます。 有効にな る と LED が点灯 し ます。
機器を回路か ら 取 り 外す場合は回路プ ラ グ を抜き ます。 機器の
電源を入れる場合には、 簡単に回路プ ラ グにア ク セ ス で き る こ
と を確認 し ます。 機器を ラ ッ ク に取 り 付け る場合は、 プ ラ グや
背面にあ る全極回路ス イ ッ チ で簡単に電流回路か ら 取 り 外 し で
き る こ と 確認 し ます。
次の点にご注意 く だ さ い : POWER (電源) ス イ ッ チ を オ フ
に し て も装置は完全には電流回路から切断 さ れません。 機
器を長期間使用 し ない場合は、 ケーブルを コ ン セ ン ト から
抜き ます。
HARMONICS (ハーモニ ク ス ): こ の コ ン ト ロー ラ ーで、 信
号に追加す る 高音の数 を 調整 し ま す。 こ のパ ラ メ ー タ ー
は、 デ ィ テールの信頼性 と サウン ド の特性に直接影響 し ま
す。 . MIN (最小) 調整は声な どの小 さ い信号に、 MAX (最
大) 調整は打楽器な どの特別な処理に使用 し ます。
2.2 背面
図 2.2: 背面の操作エ レ メ ン ト
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ヒ ュ ーズス イ ッ チ / IEC 規格準拠常温機器端子 : 回路接続
には IEC 規格準拠の常温機器端子を使います。 こ の端子は
必要な安全基準を満た し ています。 回路ケーブルが付属 し
ています。 ヒ ュ ーズを交換する際には、 必ず同 じ タ イ プの
ヒ ュ ーズ と 取 り 替え ます。
INPUTS (入力) 1: 左右対称 XLR ジ ャ ッ ク コ ネ ク タ ー と
6.3mm ジ ャ ッ ク コ ネ ク タ ー。 こ れで、 ラ イ ン レ ベルのある
信号 ソ ース ( ミ キサーな ど) を接続 し ます。 故障を防ぐ た
めに、 ジ ャ ッ ク コ ネ ク タ ーま たは XLR コ ネ ク タ ーのど ち
らかだけ を使います。
OUTPUTS (出力) 1: 左右対称 XLR ジ ャ ッ ク コ ネ ク タ ー と
6.3mm ジ ャ ッ ク コ ネ ク タ ー。 これで ア ン プ、 その他の信号
プ ロ セ ッ サ、 録音機器を接続 し ます。 出力が 2 つ必要な場
合は、 ジ ャ ッ ク コ ネ ク タ ー と XLR コ ネ ク タ ーは平行に使
用で き ます。
シ リ アル番号 : シ リ アル番号は機器の背面右側にあ り ま
す。 シ リ アル番号はオ ン ラ イ ン登録に必要です。
2. 操作エ レ メ ン ト と 接続
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SONIC EXCITER SX3040
3. 使用方法
3.2.3 ラ イ ブ演奏
SX3040 は、 サイ コ ア コ ース テ ィ ッ ク プ ロ セ ッ サグループの製品
です。 サイ コ ア コ ース テ ィ ッ ク プ ロ セ ッ サは、信号の変化を主観
的に感知 し てサウ ン ド を改善 し ます。 多 く の部分で人間の聴覚
に基づ く アルゴ リ ズムを利用 し て、 元のレ ベルバ ラ ン ス を崩 さ
ずにオーデ ィ オ信号の特性 と 時間的な シーケ ン スに影響を与え
ます。 こ う し て輪郭のは っ き り と し た ク リ ア でボ リ ュ ーム感の
あるサウン ド を実現 し ます。 SX3040 は、 ス タ ジオでのマス タ リ
ング、 PA 装置の再生音質の改善のための音響、 楽器 と ア ン プの
間の接続、 古い録音の再生機器 と 録音機器の修復な ど にお使い
いただけます。
SX3040 は、 ク ラ ブ、 デ ィ ス コ 、 ラ イ ブ コ ンサー ト 、 ス テージ な
どの音響装置 と し て最適です。 機器は、信号品質を大幅に改善す
る と と も に、小型 PA 装置や音量の小 さ い PA 装置の不足も 補正
し ます。
機器を、 ミ キサーのマ ス タ ー出力 と ア ン プ入力の間に取 り 付け
るのが最適です。 さ ら に、グ ラ フ ィ ッ ク イ コ ラ イザーを使用する
場合は、 SX3040 の後ろ に接続 し ます。
こ の場合はス テ レ オ処理なので、 チ ャ ン ネル 1 と チ ャ ン ネル 2
は同 じ 設定に し ます。 同 じ 設定に し ない と オ リ ジ ナルのス テ レ
オサウ ン ド の音質が悪 く な り ます。
3.1 機器の機能
SX3040 は 1 つのチ ャ ン ネルに、低音プ ロ セ ッ サ と 高音エキサイ
タ ーの 2 つの処理セ ク シ ョ ンがあ り ます。 イ コ ラ イ ザー と 比較
し て、 SX3040 に よ る処理では出力レ ベルが僅か し か変わ ら ず、
ス ピー カ ー と その他の機器のオーバー ド ラ イ ブ を防 ぐ こ と がで
き る点で優れています。 さ ら に、 サウ ン ド 変更はス タ テ ィ ッ ク
で な く 、 ダ イ ナ ミ ッ ク ネ イ チ ャ ーです。 つま り 、 さ ま ざ ま な信
号に自動的に適応 し ます。
MIX ( ミ ッ ク ス) コ ン ト ロ ー ラ ーで、 低音プ ロ セ ッ サ と ソ
ニ ッ ク エキサイ タ ーのセ ク シ ョ ン向けに、 それぞれオ リ ジ
ナル信号に ミ ッ ク スする処理済み信号の割合を決めます。
低音プ ロ セ ッ サは周波数選択型 コ ン プ レ ッ サ と 同様に動作 し ま
す。 調整可能な周波数帯域は信号のダ イ ナ ミ ク スに従 っ て補正
さ れ、 遅い フ ェ ーズ と オ リ ジナル信号を ミ ッ ク ス し ます。 コ ン
プ レ ッ シ ョ ン に よ っ て、 ピー ク レ ベルの時間が長 く な り 、 集中
的に実現 さ れます。 フ ェ ーズシ フ ト は、 コ ー ラ ス エ フ ェ ク ト の
よ う に低音を厚 く する効果があ り ます。
高音エキサ イ タ ーは、 周波数に従 っ て高音を加え てオーデ ィ オ
マ テ リ アルを厚 く し ます。 楽器の高音構成で、 サウ ン ド 特性だ
けで な く 、 存在感や音の通 り も 決ま り ます。 エキサ イ タ ーがオ
リ ジナル信号に加え る高音が多 く な る と 、 そのレ ベルが高 く な
り 、 信号の特性が一層は っ き り し ます。 エキサ イ タ ーに よ っ て
改善 さ れたサウ ン ド は、 何十年に も 渡 っ て高品質の商業プ ロ ダ
ク シ ョ ン で活用 さ れています。
3.2 使用例
SX3040 を組み込んだセ ッ ト ア ッ プには 2 つ方法があ り ます :
V 直列接続
V 平行接続
次に こ れら 2 つの方法について詳 し く 説明 し ます。
3.2.1 直列接続 (イ ンサー ト モー ド )
直列接続の最 も 簡単な形は信号チ ェ ー ン です。 信号チ ェ ー ン で
は、 例えば、 キーボー ド -> エ フ ェ ク ト 機器 (SX3040) -> ア ン
プのよ う に複数の機器を直列接続 し ます。 その際には、 エ フ ェ
ク ト 機器 (SX3040) には 1 つの入力信号が供給 さ れ、 入力信号
と 処理済みエ フ ェ ク ト 信号か ら 成る 1 つの混合信号を ア ン プ ま
たは録音機器 (MD レ コ ーダー、 コ ン ピ ュ ー タ な ど) に伝送 し て
再生 し ます。
直列接続の特殊 な 形は、 ミ キサー ま た は楽器の ア ン プ の イ ン
サー ト パス を使用す る場合です。 こ の設定では、 信号は特別な
Y ケ ー ブ ルの中央 で ミ キサー チ ャ ン ネ ルか ら 取 り 出 さ れ、 エ
フ ェ ク ト 機器 (SX3040) の出力の混合信号 (オ リ ジナル信号 と
エ フ ェ ク ト 信号) を も う 一度 ミ キサーチ ャ ン ネルに戻 し ます。
図 3.1: SX3040 を音響装置 と 併用する場合
直列接続では、 エ フ ェ ク ト 機器 (SX3040) の MIX ( ミ ッ ク
ス) コ ン ト ロー ラ ーでオ リ ジナル信号 と エ フ ェ ク ト 信号の
バラ ン ス を決めます。
3.2.2 平行接続 (AUX セ ン ド モー ド )
平行接続は ミ キサーの AUX パス を使います。 変更 さ れていない
オ リ ジ ナル信号に、 別のエ フ ェ ク ト バス を通 し て、 エ フ ェ ク ト
機器の平行接続 し た ピ ュ ア な エ フ ェ ク ト 信号 を ミ ッ ク ス し ま
す。 オ リ ジナル信号 と エ フ ェ ク ト 信号の ミ キシ ン グは ミ キサー
で行います。
平行接続では、 ミ キサーの Aux Return (補助 リ タ ーン) コ
ン ト ロー ラ - を使っ て、 オ リ ジナル信号に加え る エ フ ェ ク
ト 信号の割合 を 決め ま す。 その際には、 エ フ ェ ク ト 機器
(SX3040) の MIX ( ミ ッ ク ス) コ ン ト ロー ラ ーは MAX (最
大) の位置に し ます。
3. 使用方法
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SONIC EXCITER SX3040
3.2.4 ス タ ジオでの使用
ス タ ジオでは、 SONIC EXCITER を マス タ リ ン グに使 っ て、 録音
の音質を改善 し ます。 SX3040 を使えば、 あなたの音楽を音質の
良い プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナルな プ ロ ダ ク シ ョ ン にす る こ と は簡単で
す。 コ ン ピ ュ ー タ 処理す る 場合には、 最後の マ ス タ リ ン グ に
SX3040 を使用 し て外部レ コ ーダーに伝送で き ます。
こ の場合は、 SX3040 を マス タ リ ング レ コ ーダーの前に接続 し ま
す。 こ の場合はス テ レ オ処理なので、 チ ャ ン ネル 1 と チ ャ ン ネ
ル 2 は同 じ 設定に し ます。 同 じ 設定に し ない と オ リ ジナルのス
テ レ オサウ ン ド の音質が悪 く な り ます。
ア ン プのエ フ ェ ク ト ループ コ ネ ク タ ーがイ ンサー ト モー ド で直
列に、 また、 AUX セ ン ド モー ド で平行に動作する こ と を確認 し 、
それに応 じ て MIX ( ミ ッ ク ス) コ ン ト ロー ラ ーを調整 し ます (第
3.2.1 章 と 第 3.2.2 章を参照 し て く だ さ い)。 ご不明な点があ る場
合は、 ア ン プの操作説明書を参照 し て く だ さ い。 モデ リ ン グ プ
ロ セ ッ サを使用する場合は、プ ロ セ ッ サの出力を SX3040 の入力
と 接続 し 、 SX3040 の信号を ア ン プに伝送 し ます。
MIX ( ミ ッ ク ス) コ ン ト ロー ラ ーで、 低音プ ロ セ ッ サ と ソ
ニ ッ ク エキサイ タ ーのセ ク シ ョ ン向けに、 それぞれオ リ ジ
ナル信号に ミ ッ ク スする処理済み信号の割合を決めます。
図 3.3: ギ タ ーア ン プ と 併用 し た場合の SX3040
図 3.2: SX3040 のス タ ジオでの使用
3.2.5 楽器のア ン プ と 併用 し たス テージでの使用
SONIC EXCITER は、 ス テ レ オ信号によ る使用の他に、 ギ タ ーな
どのシ ングル信号を使 う 場合に も 最適です。 電気ギ タ ーでは、コ
ン ボア ン プ と 組み合わせた り 、 別々のモデ リ ン グ プ ロ セ ッ サ と
ア ン プ を組み合わせて使い、 ギ タ ーサウ ン ド の存在感 と 豊か さ
を大き く し 、 音の通 り を良 く し ます。 同様に、 キーボー ド や外部
ア ン プ と 組み合わせる こ と も で き ます。SX3040 の 2 つのチ ャ ン
ネルは独立 し ているので、2 つの異な る モ ノ 信号を処理する こ と
も で き ます。 SX3040 を コ ンボア ン プのエ フ ェ ク ト ループ コ ネ ク
タ ーに接続 し ます。
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3. 使用方法
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SONIC EXCITER SX3040
3.3 ベーシ ッ ク 操作
SX3040 の操作エ レ メ ン ト は数が少ないので操作が簡単です。
次のス テ ッ プに従っ て操作 し ます :
1. 機器を用途に従っ て第 3.2 章にある よ う に接続 し ます。
その他の機器の入力が左右対称の場合は、 SX3040 の左右対称の
出力には、 ス テ レ オジ ャ ッ ク プ ラ グが 2 つあ る左右対称のケー
ブルを使用 し ま す。 こ れ ら のケーブルは、 電源ケーブルの低音
ブー ミ ン グな どの妨害信号を防止す る性能に優れています。 長
いケーブル配線の場合は必ず使用 し て く だ さ い。
まず、 1 つのチ ャ ン ネルを次のよ う に調整 し ます (入力割
り 当てに よ っ てチ ャ ンネル 1 またはチ ャ ン ネル 2)。
2. ス テ レ オの場合は、 2 番目のチ ャ ン ネルを同 じ よ う に調整 し
ます。 装置の電源を入れます (最後に、 ア ン プ と ス ピー カ ー
の電源を入れます)。 SX3040 の IN/OUT (イ ン / アウ ト ) ス
イッチ
が点灯 し た こ と 、 機器が動作する こ と 、 すべて
の コ ン ト ロー ラ ーが MIN (最小) の位置にある こ と を確認 し
ます。 直列接続では、 MIX ( ミ ッ ク ス) コ ン ト ロー ラ ー を真
ん中の位置に し ます。 平行接続では MAX (最大) の位置に
し ます (第 3.2.1 章 と 第 3.2.2 章を参照 し て く だ さ い)。
3. DRIVE ( ド ラ イ ブ) コ ン ト ロー ラ ー
を回 し て、 低音の
厚みを調整 し ます。 ピー ク レ ベルにな る と LED が緑色に一
定に点灯 し ます。 .
4. TUNE (チ ュ ーン) コ ン ト ロー ラ ー
う 周波数帯域を決めます。
を回 し て、 処理を行
5. HARMONICS (ハーモニ ク ス) コ ン ト ロー ラ ー
て、 高域を調整 し ます。
6. TUNE (チ ュ ーン) コ ン ト ロー ラ ー
う 周波数帯域を決めます。
を回 し
を回 し て、 処理を行
図 4.2: ス テ レ オジ ャ ッ ク プ ラ グ付き左右対称ジ ャ ッ ク ケーブル
または、 プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナル XLR ケーブルを使用 し ます。 プ ロ
フ ェ ッ シ ョ ナル XLR ケーブルの一方の端には XLR 端子、も う 一
方の端には XLR プ ラ グがついています。 これは、 電気的に も機
械的に も最 も安定 し たケーブル接続です。
7. IN/OUT (イ ン / アウ ト ) ボ タ ン を押 し てオ リ ジナル信号 と
エ フ ェ ク ト 信号のバラ ン ス を調整 し 、オ リ ジナル信号 と 処理
済み信号を切 り 替え て比較 し ます。
8. ス テ ッ プ SX=3) から ス テ ッ プ 7) を繰 り 返 し て、 希望どお り
に調整 し ます。
4. 取 り 付け
4.1 ラ ッ ク への取 り 付け
BEHRINGER SONIC EXCITER SX3040 を 19 イ ン チ ラ ッ ク に取 り
付けるには、 1 ユニ ッ ト 必要です。 さ ら に、 背面の コ ネ ク タ ー用
に 10?cm の取 り 付け奥行が必要です。 機器を ラ ッ ク に取 り 付け
る場合は、 M6 機械ね じ と ナ ッ ト を使います。
図 4.3: 左右対称 XLR ソ ケ ッ ト
4.2 オーデ ィ オ接続
SX3040 を組み込んだセ ッ ト ア ッ プには さ ま ざ ま な方法があ り ま
す。 セ ッ ト ア ッ プの方法に よ っ て必要な接続ケーブルは異な り
ます。 接続ケーブルについては下記の と お り です。
4.2.1 ジ ャ ッ ク ケーブルを使っ た接続
SX3040 を 他の機器 と 直列接続 し て 使用す る 場合は、 通常の
6.3mm ジ ャ ッ ク ケーブル (イ ン ス ト ル メ ン ト ケーブル、 ま たは
パ ッ チケーブル と 呼ばれる こ と も あ り ます)が必要です。 こ れら
のケーブルには両端にジ ャ ッ ク プ ラ グが付いています。 機器の
入力を その他の機器の出力に接続 し ます。
図 4.1: モ ノ ジ ャ ッ ク プ ラ グ付き非対称ジ ャ ッ ク ケーブル
4. 取 り 付け
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SONIC EXCITER SX3040
5. テ ク ニ カルデー タ
4.2.2 イ ンサー ト ケーブルを使っ た接続
SONIC EXCITER を ミ キサーの イ ン サー ト 端子で稼動す る 場合
は、 汎用のジ ャ ッ ク プ ラ グ付き イ ンサー ト ケーブルが必要です。
Y ケーブルは、 片側に 6.3mm モ ノ ジ ャ ッ ク プ ラ グが 2 つあ り 、
反対側に 6.3mm ス テ レ オジ ャ ッ ク プ ラ グが 1 つあ り ます。 「セ
ン ド 」 と 印 さ れた プ ラ グ を エ フ ェ ク ト 機器の入力端子 L と 接続
し ます。 「 リ タ ーン」 プ ラ グは機器の出力端子 L に接続 し ます。
ス テ レ オ プ ラ グは選択 し た ミ キサーチ ャ ン ネルのイ ンサー ト 端
子 と 接続 し ま す。 ス テ レ オサ ブ グルー プ イ ン サー ト と メ イ ン
ミ ッ ク ス イ ンサー ト には 2 つのイ ンサー ト ケーブルを使います。
こ の場合は、 2 つめのケーブルを SX3040 の入力 / 出力端子 R
入力
接続
タ イプ
入力イ ン ピーダ ン ス
定格入力レ ベル
最大入力レ ベル
出力
コネク ター
タ イプ
出力イ ン ピーダ ン ス
最大出力レ ベル
に接続 し ます。
XLR および 6.3mm ス テ レ オジ ャ ッ ク
接続
左右対称
20 kΩ 左右対称、
10 kΩ 左右非対称
+4 dBu
+22 dBu
XLR および 6.3mm ス テ レ オジ ャ ッ ク
コネク ター
サーボ左右対称
60 Ω 左右対称、 60 Ω 左右非対称
+22 dBu
BASS PROCESSOR ( 低音プ ロ セ ッ サ )
タ イプ
フ ィ ル タ ー カ ッ ト オ フ 周波数
周波数選択型 コ ン プ レ ッ サ、
フ ェ ーズシ フ ト 付き
50 Hz ~ 160 Hz
SONIC EXCITER ( ソ ニ ッ ク エキサイ タ ー )
タ イプ
フ ィ ル タ ー カ ッ ト オ フ 周波数
ハーモ ニ ッ ク 高音エキサイ タ ー
1.3 kHz ~ 10 kHz
シ ス テムデー タ
周波数特性
S/N 比
歪み特性 (THD+N)
チ ャ ン ネル ク ロ ス ト ー ク
10 Hz ~ 120 kHz、 +/- 3 dB
> 90 dB、 unweighted、 20 Hz ~ 20 kHz
0.005 % typ. @ +4 dBu、 1 kHz (IN)
> 90 dB
電源
電圧
米国 / カ ナダ
中国 / 韓国
欧州 / 英国 ./ オース ト ラ リ ア
日本
一般輸出モデル
120 V~、 60 Hz
220 V~、 50/60 Hz
230 V~、 50 Hz
100 V~、 50 - 60 Hz
120/230 V~、 50 - 60 Hz
入力
ヒ ュ ーズ
約 12 W
100 - 120 V~: T 250 mA、 H 250 V
220 - 240 V~: T 125 mA、 H 250 V
外形寸法 / 質量
外形寸法 ( 高 さ x 幅 x 奥行 )
質量
約 44.5 X 482.6 x 217 mm
約 2.2 kg
BEHRINGER 社は、 最高の品質水準を保つ努力を常に行 っ ています。 必要
と 思われる改良等は、 事前の予告な し に行われますので、 技術デー タ お
よ び製品の写真が実物 と 多少相違す る場合があ り ますが、 あ ら か じ めご
了承 く だ さ い。 技術仕様お よび外観は予告な く 変更する場合があ り ます。
図 4.4: 2 つのモ ノ ジ ャ ッ ク プ ラ グ と 1 つステ レ オジ ャ ッ ク プ ラ
グがある イ ンサー ト ケーブル
テ ク ニ カルデー タ や製品の外観は予告な し に変更 さ れる場合があ り ます。 こ こ に記載 さ れた情報は、 印刷時の も のです。 BEHRINGER 社は、 こ こ に含まれた
すべて、 も し く は一部の記述、 画像お よび声明を基にお客様が起 こ し た行動に よ っ て生 じ たいかな る損害 ・ 不利益等に関 し て も 一切の責任を 負いません。
色お よ びスペ ッ ク が製品 と 微妙に異な る場合があ り ます。 製品の販売は、 当社の正規代理店のみが行 っ ています。 製品のデ ィ ス ト リ ビ ュ ー タ ー (配給元)
およびデ ィ ー ラ ー (販売業者) は、 BEHRINGER の特約代理店ではな く 、 こ れ ら は明示 ・ 暗示を問わずあ ら ゆる行動および表現に よ っ て BEHRINGER を拘束
する権限を一切有 し ません。 本取扱説明書に記載 さ れた情報内容は、 BEHRINGER International GmbH か ら の書面に よ る事前の許諾がない限 り 、 いかな る利
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5. テ ク ニ カルデー タ