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LP ガス液自動切替装置
本製品は、LPガスの圧力を検知し、使用側
ボンベ系列から予備側ボンベ系列に切替え、
LPガス(液 )の蒸発器への安定供給を図るため
の装置です。
Liquid auto changer
<エル ・アー ル>
設置・施工説明書
取 扱 説 明 書
このたびは、液 自 動 切 替 装 置 「LR」をお買 い上 げいただきまして、誠 にありがとう
ございます。
本 書 では「LR」を正 しく設 置 するための方 法 、および安 全 にご使 用 していただくため、
その取 扱 い方 法について説 明 しています。
設 置 工 事 をされる方 は、工 事 をされる前 に必 ずお読 みいただき、内 容 を十 分 に理 解 してか
ら行ってください。
また、ご使用の前に必ずお読みいただき、内容を十分理解してからご使用ください。
この説明書は、読まれたあとは維持管理責任者が大切に保管してください。
カグラベーパーテック株式会社
警
告
ご使用前に、本書をよくお読みの上、正しくお使いください。
誤った使い方は、重大な事故につながる危険があります。
安全上の注意
※ ご使 用 前 に、本 書 を良 く読 み正 しくお使 いください。
※ ここに示 した各 シンボルは、製 品 を安 全 に正 しくお使 い頂 き、あなたや他 の人 々への危 害 や損害 を
未 然 に防止 するためのものです。各 シンボルは次のように区 分 しています。
◆
のシンボルは、誤 った設 置 ・施 工 をした場 合や誤 った取 扱 いをした場 合 に、あなたや、他
の人 々に危険 を及 ぼす恐 れのある事項 について説明 してあります。
◆
のシンボルは、誤 った設 置 ・施 工 をした場 合や誤 った取 扱 いをした場 合 に製 品 を
損 傷 する恐 れのある事 項について説 明 してあります。
◆
のシンボルは、製 品の設 置 ・施 工 や製 品の性能 または維 持 管理 について
特 に知 っておいて頂 きたい事 項 について説 明 してあります。
安 全 に関 する注 意 および内 容 を説 明 した警 告 ラベルが製 品 に貼付 けてあります。
充 分 に理解 してから取 扱 ってください。尚 ,警 告 ラベルは経 年 変 化により消 えることがありますので、
その際 には,弊 社 または弊 社 サービス代 理 店 にご用 命ください。
1
法令との関係について
● 設 置 ・施 工 、取 扱 い、維持 管 理 を含 めて、ご使 用に際してはその設 備 の規模 に応 じて、
高 圧 ガス保 安 法 、液 化 石油 ガス法 、消 防 法 、その他 関係 法令 があり、遵 守 すべき内 容 が定 められて
おります。
● 本 説 明 書 では、LR の設置 ・施 工 および取 扱 いに関 して、これらの法 律 に準じた最 低 限 度 のことを
記 述 してありますので必ず守 ってください。
2
弊社がお勧めしている点検
◆ 試 運 転 チェック
LR の設 置 工 事完 了 後 、本 書 付 属の試 運転 チェックシートに基 づき試運 転チェックを実 施 してください。
◆ 日常点検
1日 3回 (運 転 開始 前 ・運転 中 ・運 転 終了 後 )LPガス消 費 者 におすすめしている点 検 です。
◆ 6 ヵ月 ごと定 期 点 検
LR の安 全 確 保の為に設置 後 、6 ヵ月 ごとに実 施 することをおすすめしている点 検 です。
◆ 分 解 検 査 および部 品交換
LR の機 能 および性 能 を維 持 するために、設 置 後2年 目に第1回 目 を、2回 目 以 降 は3年 ごとに行 う
検 査 です。
● LR に使 われている部 品には、経 年 劣化 するものがあります。
定 期 交 換部 品 は機 能 および性 能 を維 持 するために弊 社が定 期 的に交 換することをお願 いしている
部 品 です。
それぞれの点検 内 容 および点 検 スケジュールに関しては、6.維 持 管 理 (定期 点 検 )についての項 を
参 照 してください。
3
ご使用期限の目安
◆ LR の寿 命 は、ご使 用 中の維 持 管理 の状況 に大 きく左 右されますが、10 年を経 過 した LR につい
ては、安 全 上 、更 新 をおすすめ致 します。
詳 しくはLPガス供 給 業 者または弊 社 までお問 い合わせください。
i
目
次
1.製品の概要................................................................................................. 1
1-1 標準仕様 ...........................................................................................................1
1-2 主要構成部品の名称と機能 ...........................................................................2
1-3 外形寸法図 .......................................................................................................3
2. 使用上の注意事項 .................................................................................. 4
3.設置施工上の注意事項 ........................................................................... 5
3-1 設置場所選定上の注意 ..................................................................................5
3-2 配管施工上の注意 ...........................................................................................5
3-3 LR 作動スイッチの取付けと 電気工事上の注意 .........................................6
4.取扱い方法 ................................................................................................. 8
4-1 LR-SE/LRU-SE 型 .........................................................................................8
4-2 LR-SSE/LRU-SSE 型 ................................................................................. 11
5.保
5-1
5-2
5-3
5-4
守 ...................................................................................................... 12
日常点検 ........................................................................................................ 12
故障とその処置.............................................................................................. 13
定期交換部品 ................................................................................................ 14
補修用部品の供給期間について ................................................................ 14
6.維持管理(定期点検)について ................................................................ 15
7.万一の時は............................................................................................... 16
8.アフターサービスについて ....................................................................... 16
8-1 製品保証について ......................................................................................... 16
8-2 サービスを依頼されるとき ............................................................................. 16
9.試運転・定期点検・分解検査チェックシート .......................................... 17
ii
1.製品の概要
1-1 標準仕様
名
称
型
標
準
LR
LRU(ユニット)
LR-SE-Ⅱ
LRU-SE-Ⅰ
LRU-SE-Ⅱ
LR-SSE-Ⅰ
LR-SSE-Ⅱ
LRU-SSE-Ⅰ
LRU-SSE-Ⅱ
式
LR-SE-Ⅰ
発 信 機 能 付
流
体
液化石油ガス
容
P100%の場 合
300kg/hr以下
量
P30%以 下 の場 合
切
替
圧
力
150kg/hr以下
0 .0 5 ~ 0 .18 M Pa
0 . 1 5 ~ 0 .3 0M P a
切替圧力作動誤差
0 . 0 5 ~ 0 .1 8 M P a
0 . 1 5 ~ 0 .3 0 M P a
±0.01MPa
切替圧力+△P (最大1.56MPa)
液 入 口 必 要 圧 力
流量
ΔP
流量
ΔP
流量
ΔP
流量
ΔP
100
150
200
250
300
0.03 MPa
0.07 MPa
0.11 MPa
0.14 MPa
0.18 MPa
100
150
200
250
300
0.05 MPa
0.09 MPa
0.13 MPa
0.16 MPa
0.20 MPa
100 kg/h
150 kg/h
200 kg/h
250 kg/h
300 kg/h
0.03 MPa
0.07 MPa
0.11 MPa
0.14 MPa
0.18 MPa
100 kg/h
150 kg/h
200 kg/h
250 kg/h
300 kg/h
0.05 MPa
0.09 MPa
0.13 MPa
0.16 MPa
0.20 MPa
kg/h
kg/h
kg/h
kg/h
kg/h
kg/h
kg/h
kg/h
kg/h
kg/h
液 入 口 サ イ ズ
20A JIS20K
液 出 口 サ イ ズ
20A JIS20K
重
量
13kg
20kg
銅管継手 R1/4B(1個)
共
通
付
属
品
銅パイプ φ6×5m
発
信
機
仕
様
LRパネル(別 売 品 )
防 爆 構 造 の 種 類
接
点
定
格
ExdⅡAT5
AC 100V 0.1A / DC 24V 0.4A
接点接触抵抗: 100mΩ以下
外
形
寸
法
電
源
外部警報接点定格
W 90× H 170 × D 60mm 1.5kg
AC100V
AC200V 5A / DC24V 1A
(最小運転負荷 DC1V 0.1mA)
※ 圧力検知位置は必ず蒸発器出口にして下 さい
留
意
LPガスは、標 準 仕 様にかかげる容 量以下 でご使 用ください。
LR 入 口 必 要 圧力 が、標準 仕 様 の圧 力から外 れている場 合 は、
ガス組 成 の変更 を検 討 してください。
1
1-2 主要構成部品の名称と機能
(型式・LRU-SSE(ユニットタイプ))
1
2
3
4
5
15
9
16
10
14
液入口
JIS20K 20A
13
液入口
JIS20K 20A
17
11
6
12
7
液出口
JIS20K 20A
8
No.
名
称
機
能
1
レインキャップ
切 替 圧 力 設 定 ねじから内 部 へ雨 水 が浸 入 するのを防 ぎます。
2
切 替 圧 力 設 定 ねじ
切 替 圧 力 を設 定 するためのねじです。
時 計 回 り方 向 にねじを締 込 むと切 替 圧 力 は高 くなり、反 時 計 回 り方 向 にね
じを緩 めると切 替 圧 力 は低 くなります。
3
ロックナット
切 替 圧 力 設 定 ねじの緩 み止 めです。
4
シールワッシャ
切 替 圧 力 設 定 ねじから内 部 に雨 水 の浸 入 を防 ぐためのシールです。
5
手 動 切 替 ノブ
LR の手 動 切 替 時 このノブを切 替 圧 力 設 定 ねじの頭 に挿 入 し、LPG 液 の
流 れを強 制 的 に逆 方 向 に切 替 えます。
6
液 入 口 ボール弁
(LRU/ユニットのみ装 着 )
内 蔵 するストレーナで LR にゴミ等 の異 物 の侵 入 を防 ぐバルブです
バイパスバルブを開 くことで、運 転 中 にストレーナーの掃 除 が可 能 です
7
バイパスバルブ
(LRU/ユニットのみ装 着 )
LR 点 検 時 、バイパスを使 用 するときに開 きます。
通 常 時 は閉 状 態 で使 用 します。
8
液 出 口 ボール弁
(LRU/ユニットのみ装 着 )
LR 点 検 時 バイパスを使 用 するときに閉 じます。
通 常 時 は開 状 態 で使 用 します。
LPG(液 )の流 れ方 向 を示 します。
9
流 れ方 向 表 示 窓
右 側 の容 器 からの供 給
左 側 の容 器 からの供 給
LR をリセットするためのハンドルです。LR 作 動 後 、レバーを回 転 させ LR を
リセットします。
LR の作 動 状 態 を赤 と緑 で表 示 します。
LPG の流 れ方 向 が切 替 り空 ボンベがあるときに,赤 色 に変 ります。
ハンドル操 作 をし、LR をリセットすると、表 示 窓 は緑 色 に戻 ります。
LR が作 動 し LPG の流 れ方 向 が切 替 った時 、接 点 が閉 じ電 気 信 号 として取
り出 せます。
リセット(スナップリバース)機 構 の作 動 設 定 を行 なうねじです。
万 一 緩 んだ場 合 は、ねじ部 にねじロックを塗 布 後 しっかり増 し締 め
してください。
10
ハンドル
11
カラー表 示 窓
12
LR 作 動 スイッチ
(発 信 機 能 付 のみ)
13
六 角 穴 付 ボルト
14
シールワッシャ
六 角 ボルトねじ部 から内 部 へ雨 水 が浸 入 するのを防 ぎます。
15
ドライキーパー
カバーの呼 吸 孔 からの雨 水 や虫 の侵 入 を防 ぎます。
16
圧力検知口
切 替 圧 力 を検 知 するための接 続 口 です。
φ6 の銅 管 を接 続 するためのジョイントが付 属 しています。
17
ドライキーパー
LP ガスの透 過 等 によるシリンダー内 部 の圧 力 上 昇 を防 ぎます。
2
1-3 外形寸法図
1) LR(型式・LR-SSE)
215
液入口
JIS20K 20A
液入口
JIS20K 20A
190
(425)
圧力検知部
銅管継手φ6
液出口
JIS20K 20A
145
195
2) LR ユニット(型式・LRU-SSE)
385
圧力検知部
銅管継手φ6
液入口
JIS20K 20A
275
(510)
液入口
JIS20K 20A
液出口
JIS20K 20A
145
195
3) LR パネル(別売品)
3
2. 使用上の注意事項
警 告
火気厳禁
1) 火気は厳禁です
・ 火 気 には、「炎 」「電 気火花 」等 があります。
2) 感電防止のために
・ LR パネルの電 源 電 圧 は、100V となっていますので
感 電 しないよう充 分 にご注 意 ください。
・ LR パネル内 部 の点 検 は、専 門 の技 術 者に依 頼 して
ください。
3) LR を長くご使用頂くために
可燃性ガスを使用しておりますので
火気を使用すると火災・ガス事故の
原因となります。
本器の周囲では絶対に火気を使用
しないでください。
警 告
感電防止
内部に高い電圧を使用しています。
誤って接触すると感電事故の原因
となります。
内部の点検は、専門の技術者に
依頼してください。
(1)定 期 点 検 は、LR の健康 診 断 です。必 ず実 施 してください。
!
注
意
LRを安全にご使用いただく
ため,日常点検・定期点検
および分解検査を実施して
ください。
6ヶ月ごと
定期点検
分解検査
定 期 点 検の実 施には専 門 の知識 および技 能 が必 要です。
定 期 点 検契 約 の締 結については、お気 軽 にご用 命ください。
尚 、定 期 点 検 契 約 制 度 の内 容 につきましてはLPガス供 給 業 者 または弊 社 にお問 い合 わせください。
(2)定 期 交 換部 品 は必 ず交 換 してください。
LR に使 用 されている部 品には、経 年 劣化 するものがあります。
分 解 検 査に合 わせて定期 交 換 部品 を交 換 してください。
(3)LR に使 用 するLPガス(液 化 石 油 ガス)には次 のものを使 用 しないでください。
a.ブタンジエンの含 有 量が 0.5%を超 えるもの
b.エタンおよびエチレンの合 計 含有 量 が 5%を超えるもの
c.プロピレンを主 体 とするもの
d.圧 力 が温 度 40℃において 1.56MPa 超 えるもの
e.水 分 を含 んだもの
f.FCCガス等 ,ゴム部 品の寿 命 を著 しく低 下 させるもの
留
意
FCCガスは、ゴム部 品 の寿 命 を著 しく低 下 させるため使 用 しないで
ください
4) 混合ブタンガスの使用について
次 の場 合 はプロパン混 合比 率 の高 いLPガスを使用 してください。
(1)冬 期 外 気 温 度 が低 い時 期 において、混 合 ブタンガスの蒸 気 圧 が低 くなりLPガスの安 定 供 給
に支 障 をきたした場 合 。
(2)混 合 ブタンガスの蒸 気圧 が低 くなり、LR の作 動に必 要 な圧 力が不 足 で切替 不 良 を起 こす場 合 。
4
3.設置施工上の注意事項
3-1 設置場所選定上の注意
1) LR は漏 えいしたLPガスが滞 留 しない場 所 に設置 してください。
2) LR パネル(別売品)は LR および蒸 発 器等 から8m 以 上 離 れた非危 険 場所 に設 置 してください。
3) LR パネル(別売品)は屋 内 仕 様 です。雨 水のかからない場 所 に設 置 してください。
3-2 配管施工上の注意
1) LR の場合(LR-SE/LR-SSE 型)
(1)配 管 作 業の時 LR のハンドルを持 って作 業 をしないでください。
(2)LR には過 度 な応 力 がかからないように、無 理 な配 管接 続 はしないでください。
(3)LR の入 口 には必 ずストップバルブおよびストレーナーを取 付 けてください。
(4)バイパスバルブを取 付けてください。
(5)LR の出 口 側にはストップバルブを取 付 けてください。
(6)蒸 発 器 出 口 (調 整器手 前 )より Rc1/4Bのねじを設 け、LR 本 体 の圧 力検 知 口 と
付 属 の銅 管 継 手 と銅管 (φ6)で接 続 してください。
※ 弊社製 蒸発器「ミニマム」には安全弁下側の継手に蒸発器出口圧力検知用の Rc1/4B のねじが用意されて
いますので、プラグを取外し、LR に付属しています銅管継手と銅管(φ6)で接続してください。
留
意
ガスの安 定 供 給 を図 るために、圧 力 検 知 用 の圧 力 は必 ず蒸 発 器 出
口 から取 り、LR の出 口 ~蒸 発 器 入口 の間 では取 らないでください。
(7)LR への接 続 配管 は必 ずサポートを取 ってください。
(8)圧 力 検 知導 圧 配管 は、必 ず蒸 発 器 側 へ下 り勾配になるように施 工 してください。
(9)ボンベの本数は、蒸発器の定格能力、最大ガス消費量に応じた適切な本数を設置してください。
(10)ボンベ(または容 器 )の集 合 配管 への接続 は、圧 力損 失が大 きくならないようにしてください。
特 に、ホースのタコ足 接 続は、絶 対 にしないでください。
(11)ボンベ集 合 配管 のホース・バルブ類 には、チェック弁 機 構付 のものは使用 しないでください。
注
意
ボンベ配管にチェック弁機構があった場合、LR を手動切替えしたときなど
に集合配管中に LPG 液が残り液封状態となり、配管の破損等事故の原
因になります。
2) LR ユニットの場合(LRU-SE/LRU-SSE 型)
(1)LR のバイパス配 管 (銅管 )を持 って作 業 をしないでください。
(2)配 管 への取付 は、付 属 のフランジボルト(M12×45L SUS 製 )を使 用 してください。
設置フロー(LRの場合)
Pa
(LRユニットの場合)
ストレーナー
(60メッシュ)
ストップバルブ
ストレーナー
(60メッシュ)
Pb
ストップバルブ
LR
V1
Pa
V1
ボンベA系列
バイパスバルブ
バイパス配管
P1
ストップバルブ
V2
バイパス配管
P2
液入口ボール弁
(60メッシュ)
液入口ボール弁
(60メッシュ)
LRU
V1
ボンベB系列
バイパスバルブ
圧力調整器
V1
液出口ボール弁
ボンベB系列
バイパスバルブ V2
バイパス配管
圧力検知導圧配管
銅パイプ
1/4Bノズル
蒸発器
ボンベA系列
P1
P3
供給圧力
ベーパーライザー
バイパスバルブ
バイパス配管
P2
圧力検知導圧配管
銅パイプ
1/4Bノズル
蒸発器
圧力調整器
ベーパーライザー
5
Pb
P3
供給圧力
3-3 LR 作動スイッチの取付けと 電気工事上の注意
LR-SSE(発 信 機 能 付 )の場 合 は LR 作 動 スイッチが付 属していますので、
LR 本 体 への作 動 スイッチの取 付 けと配 線 を行 ってください。
尚 、スイッチ本 体 は耐 圧防 爆 構 造の検 定合 格 品です。スイッチのケーブルは
非 危 険 場所 まで延 してケーブルまたは他 の機器 と接 続してください。
1) LR 作動スイッチの取付手順
(1)プラグの取 外 し
図 3-3-1 のプラグをスパナでゆるめ、シリンダー部から取 外 します。
(プラグと O リングが外 れます)
プラグと O リング(P-16)はスイッチユニット取付には不要です。
シリンダー
プラグ
+O リ ン グ
(2)スイッチユニットの取 付け
スイッチユニット〔スイッチ本 体 と O リング(P-22)〕を、シリンダーの
ネジ穴 に取付 けます。(図 3-3-2)
O リングは防 滴 の役目 をしますので、スイッチユニットのねじは
最 後 までしっかり締 めてください。
図 3-3-1: LR-SE
(3)スイッチの作 動確 認
スイッチユニット取 付 後 、切 替 操 作 を行 い、切 り替ったときにスイッチが
ON になることをテスター等 で確 認 してください。
注
意
1. スイッチユニットは確 実 に固 定 してください。
ゆるんだ状 態 で使 用 しますと、スイッチの位 置 ずれによる誤 作 動 や、
雨 水 の浸入 による作 動不良 の原 因 となります。
2. スイッチ本 体 をシリンダーにねじ込 むときに、ケーブルがよじれないよ
うに取 付 けてください。
スイッチ
本体
図 3-3-2: LR-SSE
2) LR 作動スイッチへの配線
(1)LR 作 動 スイッチは耐圧 防 爆 構造 となっておりますので、スイッチ本 体 の
アース端 子 またはケーブルのアース線 (黒 色 )を必ず接 地 抵 抗 値 100Ω以下 の
接 地 点 に接 続 してください。
(2)LR 作 動 スイッチを電 話回 線 に接続 する場 合
①LR パネルを中 継 して電 話 回 線 に接 続
LR 作 動 スイッチを LR パネルに接 続 し、LR パネルの外 部 出力 端 子に電 話回 線 用 中継 器
を繋 いでください。詳 細は LR パネルの取 扱説明書 を参 照 ください。
6
②LR 作 動 スイッチを直 接電 話 回 線用 中 継器 に接続
LR 作 動 スイッチを電 話 回線 用 中 継器 に直接接 続する場 合 は、電 気 ヒーターや他 の動 力
機 器 配 線 とは別の金 属 製電 線 管 内に納 めてください。
3) 蒸発器「ミニマム」の制御盤に接続する場合
「ミニマム」の制御 盤 には、標 準 で LR 作 動 スイッチを接 続 するための端 子が用 意 されています。
LR の作 動 スイッチからの配 線 は以 下 の a・b いずれかの方 法 で「ミニマム」に接 続 してください。
a.「ミニマム」制 御 盤 の制御 回 路 端子 台 に接 続 する
(1) LR 作 動 スイッチ配 線を 2 芯 シールド線 で「ミニマム」制 御 盤 に引 込 み、本 安 機 器入 力 端
子 台 (C-P6)端 子 に接続してください。
(2) LR~「ミニマム」制 御盤 間 の配線 は、電 気 ヒーターやその他 動力 機 器の配 線 と、それぞれ
別 の電 線管 内 に納 めてください。
尚 、「ミニマム」の制 御 回路 の配 線 とは、同 一の電線 管 であっても問 題 はありません。
(3) 「ミニマム」制 御 盤 についての詳 細 は、「ミニマム」の設 置 ・施 工 説明 書をご参 照 ください。
注
意
LR 作 動 スイッチの配 線 と、電 気 ヒーターやその他 動 力 機 器 の配 線
と を 同 じ電 線 管 内 に 納 め る と 、ノ イズに よ る 誤 動 作 の 原 因 と な りま
す。
b. 「ミニマム」本 体 の温度 制 御 箱に接 続 する
右 図 のように LR 作 動 スイッチからの配 線 を、
「ミニマム」背 面の温 度 制御 箱 の端子 台
(C-P6)で中 継 し「ミニマム」制 御 盤 に
接 続 する方 法が簡 単 です。
「ミニマム」制 御 盤 からの制 御 回 路配 線 は
本 質 安 全回 路 となっていますので、
LR 作 動 スイッチ~ミニマム本 体 間 の
配 線 は本 質 安全 防 爆配線 工 事 を行 なって
ください。
また、スイッチ側 ケーブルのアース線 は
使 用 しませんので絶 縁 テープ等 で他 の
端 子 に接触 しないようにしてください。
7
4.取扱い方法
次 の手 順 で LR の切 替 圧力 の設 定 ・微調 整 および作 動確 認 を行 なってからご使 用 ください。
なおチェックには付 属の「試 運 転 ・定 期点 検 ・分 解検 査 チェックシート」ご使用 ください。
4-1 LR-SE/LRU-SE 型
1) LR の作動とボンベ交換後のリセット操作サイクル
リセット操 作 は必 ずボンベ交 換 後 に行 なってください。
※ LR のリセット操作とは
カラー表示窓が赤色になっているときに、ボンベを交換し LR のハンドルを 180°上反対方向に
回すことをいいます。正常な場合リセット操作によりカラー表示は緑色に変ります。
留
意
リセット操 作 を行 うときには予 備 側 のボンベが充 瓶 となっていること
を確 認 してください。ボンベを交 換 する前 にリセット操 作 のみを行 っ
た場 合 は LR が切 替 ってもガスが出 ない等 、トラブルの原 因 となりま
す。
8
2) 切替圧力の設定と微調整
(1)切 替 圧 力の設 定
①切 替 圧 力の決 定
切 替 圧 力 は蒸 発 器 出 口 の圧 力 調 整 器 の必 要 入 口 圧 力 (圧力調整器によって異なります)の値 以
上 としてください。
②設 定 方 法
次 のグラフを 目安 として設 定 し、その後 LP ガスを使 用 しながら 微調整 を行 なってください。
mm
LR切替設定圧力と調整ねじ高さ
70
65
60
55
50
45
40
Ⅱ型
Ⅰ型
0
0.05
0.1
0.15
0.2
0.25
切替設定圧力 MPa
(2)切 替 圧 力の微 調整 (P11 設置フロー参照)
①流 れ方 向 の LR 入 口 の液 入 口 ボール弁 (または元 バルブ:V1)を閉 めてください。
(予 備 側 は開 けておきます)
②ガスを消 費 すると、発 生圧 力 (P2)が徐 々に下がり、切 替 圧 力 になると LR が作 動 し、
カラー表 示 窓 が赤色 になり、流 れ方 向 表示 窓 の矢印 の向 きが変 ります。このときの
発 生 圧 力 (P2)を圧 力 計で確 認 し、切 替 圧力 が高い場 合 、切 替 圧 力設 定 ねじを緩 め、
低 い場 合 は、圧 力 設 定 ねじを締 めます。
③①で閉 めた LR 入 口 の液 入 口 ボール弁 (または元 バルブ:V1)を開 けリセット操 作
をした後 、反 対 側 の液入口 ボール弁 を締 めてください。
④切 替 圧 力が正 しく調 整されるまで、①~③の操 作を繰 り返 します。設 定 が終了 したら
A系 列 、B系 列 両 方 の液入 口 ボール弁 (または元 バルブ:V1)は開 いてください。
⑤切 替 圧 力設 定 後 はロックナットをしっかりと締 付けてください。
注
意
・必 ずシールワッシャの挿 入 を確 認 してから、しっかりとロックナットを締 付 けて
ください。
・シールワッシャがない場 合 および締 付 不 良の場 合、雨 水 が浸 入 し LR の作
動 不 良 の原 因 となります。
3) 使用したいボンベ系列の選択
矢 印 が、使 いたい側 と反対 のボンベ系 列 を指 している場 合 には、
次 の手 順 で LR の手 動 切替 ノブを使 用 して手 動切替 を行 ってください。
No.
1
2
3
4
5
名
称
レインキャップ
切 替 圧 力 設 定 ねじ
ロックナット
シールワッシャ
手 動 切 替 ノブ
9
0.3
(1) LR のハンドル位 置 の確 認
LR のハンドルが、左 図のように流 れ方向 表 示窓 の矢 印 方 向 と
同 じ向 きになっており、カラー表 示 窓が「緑 色 」になっていることを
確 認 してください。
ハンドルと流 れ方 向表 示窓 の矢 印向 きが同 じ
(本 図 左 下 、流 れ方向参照 )
カラー表 示 窓 「緑 色 」
(2) 手 動 切 替 ノブの挿 入
切 替 圧 力設 定 ねじのゴムキャップを外 し、手 動 切 替ノブを
切 替 圧 力設 定 ねじの六角 の頭 部 から挿 入 します。
(3)手 動 切 替 操 作
手 動 切 替ノブを下 に押 込むと、LPG液 の流 れ方向が逆 側 に
(本 図 左 下 、流 れ方向図参 照 )
このときカラー表 示窓 は「赤 色 」に変 ります。
カラー表 示 窓 「赤 色 」
(4) リセット操 作
手 動 切 替 操 作 完 了 後 、ハンドルを180°回 し、リセット操 作 を行 っ
てください。
カラー表 示 窓 は「緑 色」に戻 ります。
切 替 圧 力 設 定 ねじにレインキャップをかぶせてください。手 動 切 替
ノブはLR本 体 の右 後部 のサポートに差 込 んでおいてください。
カラー表 示 窓 「緑 色 」
10
4) リセットできないとき
リセットしてもカラー表 示窓 が緑 色にならない場 合、次 の二 つの要 因が考 えられます。
要
因
1. LR の切 替 設定 圧 力が、発 生 ガス圧 (P2)より高 い
2. ボンベからのガス圧 力 (Pa又 は Pb)不 足
処
置
圧 力 設 定 ねじを適 切 な圧力 になるまで緩 める
プロパン混 合 比率 の高 いLPガスと取 り替 える
設置フロー(LR-SE 型の場合)
Pa
ストレーナー
(60メッシュ)
ストップバルブ
ストレーナー
(60メッシュ)
Pb
ストップバルブ
LR
V1
V1
ボンベA系列
バイパスバルブ
ストップバルブ
V2
バイパス配管
バイパス配管
P1
P2
ボンベB系列
バイパスバルブ
圧力検知導圧配管
銅パイプ
1/4Bノズル
蒸発器
P3
供給圧力
圧力調整器
ベーパーライザー
設置フロー(LRU-SE 型の場合)
Pa
液入口ボール弁
(60メッシュ)
液入口ボール弁
(60メッシュ)
LRU
V1
ボンベA系列
Pb
V1
液出口ボール弁
ボンベB系列
バイパスバルブ V2
バイパスバルブ
バイパス配管
バイパス配管
P1
P2
圧力検知導圧配管
銅パイプ
1/4Bノズル
蒸発器
圧力調整器
P3
供給圧力
ベーパーライザー
4-2 LR-SSE/LRU-SSE 型
LR 本 体 の取扱 い方法 は、LR-SE/LRU-SSE 型 (前 項)に同 じです。
液 自 動切 替 え機 能が正 常 に作動 することを確 認 後 、LR 作 動 スイッチの動 作 確 認 を行 ってください。
1) 切 替 圧力 の設定 を行った後 、LR が作 動 し LPG の流 れが切 替 ると LR 作 動 スイッチの接 点 が
ONし、接 続 された機 器 が作 動 する事 を確 認 してください。
2) LR 本 体 のリセットを完了 すると LR 作 動 スイッチの接 点がOFFする事 を確認 してください。
11
5.保
守
運転開始前・運転中・運転終了後 に必 ず次 の項目 について点 検 してください。
5-1 日常点検
留
意
・ 日 常 点 検 は維 持 管 理 者 (LPガス消 費 者 またはLPガス供 給 業 者 )
の責 任 において1日 3回実 施 してください。
・ 24時 間 稼 動 の場 合 は、運 転 中 の点 検 項 目 を1日 3回 実 施 してく
ださい。
1) 漏えい検査
検 知 液 またはガス検 知 器で以 下 の各接 続 部の漏 えいの有 無 を確 認 してください。
(1)配 管 、バルブ類 各 フランジ接 合 部
(2)各 種 銅 配管 継 手 、ねじ込 み継 手 各 ねじ込 み部
(3)各 溶 接 部
(4)液 入 口 ボール弁 、液 出口 ボール弁 、ストップバルブ、バイパスバルブ
(5)その他 各 種 ねじ込 み部 、接 合 部
万 一 、ガスの漏 えいがある場 合 には直 ちにガスの使用を中 止 し、LPガス供 給 業 者 に連絡 を
してください。
2) カラー表示窓の色の確認
(1)カラー表 示 窓 が緑 色 になっている場 合 ,使 用側容 器 ・予 備 側
容 器 とも LPG 液 は十 分にあり問 題 はありません。
(2)カラー表 示 窓 が赤 色 になっている場 合 、片 側 の容 器にはLPG液 が
十 分 に入 っていない(空 の状 態 )ことを示 しています。
その場 合 はLPガス供 給 業 者 に連絡 してください。
カラー表 示 窓
12
5-2 故障とその処置
使 用 中 に普 段 と違 った状 態 になった場 合 や、不 具 合 が生 じた場 合 は、次 の内 容 を参 考 に調 査 を行 い
適 切 な処 置 を行 ってください。
尚 、正 常 に戻 らない場 合 ・原 因 が分 らない場 合 は必ずLPガス供 給 業 者 、弊社 サービスセンター、
弊 社 サービス代 理 店 にご連 絡 ください。
異常内容
1. リセットできない
2. 供 給 圧 力 が異 常 に下 が
るまたは消 費 先 で火 が消
える
3. ボ ン ベ ( ま た は 容 器 ) に
残 液 量 が多 い
4. 使 用 側 ,予 備 側 両 方 の
ボンベ(または容 器 )内 の
液 が同 時になくなる
異常原因
ボンベ圧 力 の不 足
ボンベに液 がない
ダイヤフラムの破 損
蒸 発 器 のサーモバルブが遮
断 している
切 替 設 定圧 力 が低 すぎる
検 出 位 置 および導 圧 配 管
の不 適 切
次のように処置してください
LPガス供 給 業者 へ連 絡
LPガス供 給 業者 へ連 絡
分 解 および部 品 交 換
蒸 発 器 運転 状 態の確 認
液 入 口 ボール弁 内 部の
ストレーナーの目 詰まり
切 替 設 定圧 力 が高 すぎる
ボンベの圧 力 が低 すぎる
検 出 位 置 および導 圧 配 管
の不 適 切
ボ ン ベ 接 続 不 備 ま た はボ ン
ベ本 数 が少 ない
停 電 による蒸 発 器 の停 止 ま
たは蒸 発 器 操 作 ミスによるガ
ス供 給 停 止
ボンベ元 弁 等 が全 開 してい
ない
弁 内 部 のシート漏 れ
ストレーナーの掃 除
バイパスバルブが開 いている
5. 予 備 側 に切 替 わらない
LR の不 具 合
可 動 部 のゴミ等 による作 動
不良
導 圧 配 管の不 適切
操 作 ミス
13
切 替 設 定圧 力 を高 くする
LPガス供 給 業者 へ連 絡
切 替 設 定圧 力 を低 くする
プロパン分 の多 いガス組成 に替 える
LPガス供 給 業者 へ連 絡
LPガス供 給 業者 へ連 絡
LPガス供 給 業 者 へ連 絡 し正 しい取
扱 指 導 を受 けてください
ボンベ元 弁 等 を全 開 にする
分 解 および部 品 交 換
LP ガス 供 給 業 者 また は弊 社 サ ー ビ
ス セ ン ター 、弊 社 サ ービス 代 理 店 へ
連絡
バイパスバルブを完 全 に閉 止 する
LPガス供 給 業 者 または弊 社 サービ
ス セ ン ター 、弊 社 サ ービス 代 理 店 へ
連 絡 (LR 分 解 検 査 )
可 動 部 の掃 除
LPガス供 給 業 者 または弊 社 サービ
ス セ ン ター 、弊 社 サ ービス 代 理 店 へ
連絡
取 扱 説 明書 に基 づく適 切な操 作
5-3 定期交換部品
定 期 交 換部 品 は、「分 解 検 査 」に合 わせて交 換 してください。
分 解 検 査 の実 施 には専 門 の知 識 および技 能 が必 要 です。分 解 検 査 の実 施 は、LPガス供 給 業 者 ,
弊 社 、弊 社 サービス代 理店 にご用 命 ください。
分 解 検 査に合 わせて交換 する部 品 は下 表の通 りです。
定 期 交 換部 品 一覧 表
No.
部品名称
交換周期
1
ダイヤフラム
3年以内
2
弁シート(シートリング)
3年以内
3
Oリング
3年以内
4
ステムガイド
3年以内
5
スプリングプランジャー
3年以内
6
プランジャースプリング
3年以内
7
ドライキーパー
3年以内
注
意
クレーム処 理 により分 解 修 理 を行 なった場 合 は、交 換 周 期 にかかわ
りなくパッキン類 は交 換 してください。
・ 使 用 するLPガス質 により点 検 および部 品 の交 換 時期が異 なります。
・ 交 換 周 期 は部品 交 換の目 安 を示 すもので部品 の耐 用年 数 を表 すものではありません。
5-4 補修用部品の供給期間について
弊 社 では、LR の補 修 用部 品 (製 品 の機 能 を維 持するために必 要 な部 品 )は製 造 打 ち切 り後
10 年 間 、供 給 可 能 とさせて頂 きます。
その後 の補修 用 部品 は、納 期 ・価 格 が通 常の補修用 部 品供 給 と著 しく異なる場 合 がありますので、
ご留 意 ください。
14
6.維持管理(定期点検)について
LR を安 心 してご使 用 して頂 く為 に、次 の点検 ・検査 を必ず実 施 してください。
留
意
定 期 点 検 ・検 査 は必 ず実 施 してください。実 施 をしなかった場
合 LR の作 動不 良 やガス漏 れの発生等 の不 具 合が生 じる恐 れ
があります。
定 期 点 検実 施 には、専 門の知 識 および技 能が必 要です。
定 期 点 検 の実 施 および内 容 につきましては、弊 社 または弊 社
サービス代 理 店にお問 合せください。
定 期 点 検には法 律 で定められた点検 と弊 社 がおすすめしている点 検 があります。
◇法 律 で定 められた点 検
1) 定 期 自主 検 査
高 圧 ガス保 安 法 によって定 められている1年 に1回以上 、特 定 高 圧 ガス消 費者 が行 う点 検 です。
2) 供 給 設備 の点検
液 化 石 油 ガス法 によって定 められている1年 に1回以上 、LPガス事 業 者が行う点 検 です。
◇弊 社 がおすすめしている点 検
1) 6 ヵ月 ごと定 期 点 検
LR の安 全 確 保の為に設置 後 、6 ヵ月 ごとに実 施することをおすすめしている点 検 です。
2) 分 解 検査
機 能 および性 能 を維 持 するために、設 置 後 2年 目 に第 1回 目 を、2回 目 以 降 は3年 ごとに行 う
検 査 です。
3) 定 期 点検 および分 解検 査 内 容
項目
6 ヵ月
分解検査
1. 漏 えい検 査
○
-
2. 気 密 試 験
-
○
3. シート漏 れ
-
○
4. 作 動 状 態の確 認 (作動 はスムーズか)
○
○
5. 切 替 作 動圧 力 確認
○
○
6. 外 観 検 査
○
○
注
意
分 解 検 査に合 わせて定期 交 換 部品 を交 換してください。
LR の定 期 点 検 スケジュール
15
7.万一の時は
◆ LPガスの漏 えいまたは火 災 ・地 震 の発 生 等 により災 害 の恐 れがある場 合 は、次 の措 置 をとってく
ださい。
1) 設 備 管理 責 任者 に連絡 する。
2) LPガス使 用 を中 止 してください。
3) LPガスが噴 出 した場 合 は、直 ちに容 器 等 の元 バルブを操 作 してLPガスの流 出 防 止 を行 ってく
ださい。
4) 漏 えいしたLPガスに引 火 しないようにする為 に、火 気 の使 用 を中 止 し、容 器 収 納 庫 の扉 を開 け
換 気 を行 う等 LPガスの拡 散 を図 ってください。
5) 火 災 が発 生 した時 は、初 期 消 火に努 めてください。
6) 事 故 発 生 を大 声 で知 らせ、付 近 の協 力 を求 め、又 、火 災 が発 生 した時 は付 近 の住 民 の避 難 ・
誘 導 を行 ってください。
7) 火 災 等 、必 要に応 じて消 防 署 (119 番 )・警 察 署 (110 番 )、関 係 官 庁 に通報 し災 害 の拡 大防 止 を
図 ってください。
8.アフターサービスについて
8-1 製品保証について
ご購 入 頂 きました LR は、納 入 後 1年間 の製品 保 証を行っております。
◆ 保 証 の適用
取 扱 説 明書 に基 づく正 常な使 用 状 態 で、製 造 上の責 任による故 障の場 合 、納 入 日 から1年 以 内 で
あれば無 償 にて修理 致 します。
◆ 保 証 の適用 除 外
1) 取 扱 説 明 書 および設 置 施 工 説 明 書 に記 載 してある使 用 方 法 および取 付 方 法 等 を守 らない使
用 者 の故意 または不 注意によって生 じた故 障 または損 傷 の場合
2) 火 災 ・天 災 ・異常 高 圧等 の不 可抗 力 による故障または損 傷 の場合
3) 弊 社 の承 諾 なく機 能に影 響 をおよぼす変 更 がなされた場 合
4) 機 器 を弊 社または弊社 サービス代 理 店 以 外 で修 理されたことが原 因 で故 障 した場 合
5) その他 、弊 社 の責 任によらない故 障 または損傷 の場 合
尚 、保 証 期 間 経過 後 に故障 が生 じた場 合 は、有 償にて修 理 交 換 させて頂 きます。
8-2 サービスを依頼されるとき
・ 5-2故障とその処置(13 ページ)の項 をもう一 度ご確 認ください。
・ 確 認 のうえ、それでも不 具合 が直 らない場 合 には、LPガス供 給 業 者または弊社 サービスセンター、
弊 社 サービス代 理 店にご連 絡 ください。
製造銘板
◆アフターサービスを依 頼 される時 は、次 の事 をお知 らせください。
1) LR の製 造番 号 -------------- 製 造 銘 板に記 載されています。
2) お取 り付 け年 月 日 ------------- 試 運 転 チェックシートを確 認 してください。
3) 現 象 ------------------------ できるだけ詳 しくお知 らせください。
4) お客 様 のご住 所 、お名 前 、お電 話 番 号 、付 近に目 印になるものがあれば
一 緒 にお知 らせください。
16
9.試運転・定期点検・分解検査チェックシート
液自動切替え装置 LR
試運転・定期点検・分解検査チェックシート
サ ー ビ ス 代 理 店
住
検 査 責 任 者 名
製
据
検
造
付
査
番
号
年
月
年
月
所
立 合 者 名
検査の結
果必要に
作 業 区 分 と
応 じて実施
チェック 記号
した作業内
容
日
ガ ス 供 給 業 者 名
型
会 社 名
式
V
検査結果異常が無かった
×
検査の結果交換した
△
検査の結果修理した
A
検査の結果調整した
T
検査の結果締め付けた
◎周囲の状況
点
検
項
目
結
立 入 禁 止 の 措 置
果
備
考
調
査
項
目
結
良・否
警 戒 標 識
1 新 設 ・ そ の 他
メンテナンススペース 有 ・ 無
LR の 周 囲
2 L P ガ スの 使用 用途
m LR と の 距 離
火気を取扱う施設等との距離
漏えいガスの滞留防止措置 良 ・ 否 換気 口の有無
3 L P ガ スの 供給 方式
LR パ ネ ル の 位 置
m LR と の 距 離
4 LR
設
置
場
所
可 燃 物 と の 距 離
m LR と の 距 離
5 蒸
発
器
型
式
消 火 器 の 有 無
有・無
貯蔵設備用の代用可
点検項目
No.
1
2
3
気
漏
密
え
試
い
検
一次圧力指示
(ボンベ集合配管)
結 果
験
査
検
整
作業区分 設 置 時 試 運 転 時
良 ・ 否
有 ・ 無
(1) 50kg容器(
○
-
(2) 500kg容器(
備
時
6ヵ月定期点検
分解検査
-
○
-
○
○
○
右
MPa
-
○
○
○
左
MPa
-
○
○
○
○
○
○
5 ネジの ゆるみ有無 の確 認
有 ・ 無
-
○
○
○
6 ハ ン ド ル は ス ム ーズ に 動 く か
良 ・ 否
-
○
○
○
右
MPa
-
○
○
○
左
MPa
-
○
○
○
右
有 ・ 無
-
○
-
○
左
有 ・ 無
-
○
-
○
9 キリ カエ 作動 はスムー ズか
良 ・ 否
-
○
○
○
10 液入口ボール弁のフィルター清掃
良 ・ 否
-
-
-
○
外
観
検
査
考
)
期
-
11
備
屋 内 ・ 屋 外
有 ・ 無
8 シート漏れ有無の確認
考
本)
4 ガス漏れの有無の確認
7 切替 作動圧力 確認
備
本)
6 圧 力 検 知 の 位 置 蒸発器出口・その他(
点
◎ LR点検事項
果
良 ・ 否
○
○
○
○
12 LRに過度の応力が加わっていないか
良 ・ 否
○
○
-
○
13 正しい電気工事を行なっているか
(備 考)
良 ・ 否
○
○
-
○
上記事項を承認しました
会 社 名
担当 者名
カグラベーパーテック株式会社
17
カグラベーパーテック株式会社
URL http://www.kagla.co.jp
本社・大阪オフ ィ ス
〒661-0025 兵庫県尼崎市立花町1丁目2番1号
TEL 06(6429)2691(代) FAX 06(6422)0134
東 京 オ フ ィ ス
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1丁目3番9号(茅場町MYビル3F)
TEL 03(3661)7681(代) FAX 03(3661)7685
仙 台 オ フ ィ ス
〒980-0012 宮城県仙台市青葉区錦町1丁目10番11号(新平和ビル6F)
TEL 022(722)8745(代) FAX 022(711)1085
名古屋オフィス
〒452-0008 愛知県清須市西枇杷島町地領1丁目9番15号
TEL 052(505)7011(代) FAX 052(505)7013
福 岡 オ フ ィ ス
〒819-0002 福岡県福岡市西区姪の浜4丁目14番25号(華香ビル2F)
TEL 092(894)5070(代) FAX 092(885)8751
有
〒651-1411 兵庫県西宮市山口町名来1235番地
TEL 078(904)0871(代) FAX 078(904)0874
馬
工
場
サービスセンター
0120-021-833 (受付時間 月曜~金曜日 9:00~18:00)
フリーコール
[ガス事業法に基づく溶接承認番号,56資庁第15290号,58資庁第14883号,
経済産業大臣認定事業所・MBA-441-M.N(管類,弁類)]
・機器の点検・修理・故障に関するご相談は弊社または弊社サービス代理店へご連絡ください。
サービス代理店
HDM0068R8
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