Download 5950-3000JA
Transcript
付録C Open/Short/Load補正の理論 Open/Short/Load補正では、Open/Short補正測定データに加えて、既知の値をもつ標準DUTの測定データが必要になり ます。図C-1に示すように、テストフィクスチャや、ケーブル、外部回路の残留分は、パラメータA、B、C、Dで表わ される4端子回路網(2端子対回路網)として表現できます。 図C-1 Open/Short/Load補正のモデル インピーダンスZ2のDUTをテストフィクスチャなどの外部回路を介して端子に接続した時、測定器はインピーダンス 値をZ1と測定したと仮定します。この時Z1とZ2の関係は次式で表わせます。 Given: Z1=V1/I1 and Z2=V2 /I2 AV2+BI2 AZ2+B Z1= —————— = ————— CZ2+D CV2+DI2 パラメータA、B、C、Dは、次のように定義した値を式に適用すると消去できます。 Zo : 測定端子をオープンにした時の測定値 Zs : 測定端子をショートした時の測定値 Zsm: 標準DUTを測定した時の測定値 Zstd: 標準DUTの定義値 Zxm: DUTの測定値 Zdut: 補正後のDUTのインピーダンス値 数式を解くと、以下のようなインピーダンス測定誤差を補正する式が導き出されます。 Zstd (Zo−Zsm) (Zxm−Zs) Zdut=———————————————— (Zsm−Zs) (Zo−Zxm) (パラメータはすべて複素数です。) C-1