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自己判断での医薬品使用行動に焦点を当てて,その関連要因を明らかにし,青少年を対象
とした医薬品の適切な使用を促進するための教育の内容に関して示唆を得ることを目的と
した.
Ⅱ.研究対象
研究対象は,青少年の医薬品使用行動の関連要因に関する国内外の研究論文とした.
なお研究対象とする文献は,1)出版年が 1995 年以降の文献,2)研究対象年齢が,中・
高校生を中心とした 10 代の青少年である文献,3)風邪や頭痛といった軽度の身体の不
調の際に使用する医薬品を研究対象とし,慢性疾患や重度の疾病の際に使用する医薬品を
研究対象に含まない文献,4)医療目的での医薬品使用に関する研究であり,乱用といっ
た医療目的以外での医薬品使用に関する研究でない文献,の四つの条件を満たすものとし
た.
Ⅲ.結果および考察
健康行動にかかわる要因は,家族や友人などの周囲の人々,家庭環境,生活環境といっ
た環境要因と,知識や態度,信念,年齢や性などの人口統計学的要因といった個人要因と
に分けられる 10).したがって,本研究においても,医薬品使用行動と関連があることが示
されていた要因について,環境要因,個人要因の二つに大別して検討することとした.
なお先行研究には,一般用医薬品のみを調査対象とした研究,一般用医薬品と医療用医
薬品を区別してその両方を調査対象とした研究,一般用医薬品と医療用医薬品を区別して
いない研究とがあった.一般用医薬品と医療用医薬品とではかかわる要因が異なる可能性
もある.しかし,先行研究の数が多くはなかったこと,また,一般用医薬品と医療用医薬
品を区別していない先行研究が比較的多かったため,本研究では,一般用医薬品,医療用
医薬品のいずれかに絞って関連要因を分析することはできなかった.ただし,先行研究の
結果を示すにあたって,一般用医薬品と医療用医薬品の区別がなされていた場合は,
「一般
用医薬品」
,
「医療用医薬品」とを区別して結果を示した.
1.環境要因
(1)保護者や友人などの周囲の人々
保護者をはじめとする家族や友人の医薬品使用にかかわる行動や価値観が,青少年の医
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