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シリアルーBCDコンバータ MODEL CV−3010 取 扱 説 明 書 東洋 測 器株 式会 社 本 社 横浜市青葉区上谷本町90−4 TEL 045−973−8353 FAX 045−973−8375 MA4-00148(2003/08) −− 目 次 −− 頁 §1 . 概 要 ......................................................................................................................... 3 §2 . 外 観 お よ び 各 部 名 称 ...................................................................................................... 3 §3 . 機 能 お よ び 操 作 説 明 ...................................................................................................... 4 3−1) 3−2) 3−3) 3−4) 3−5) 動 作 の 概 要 ................................................................................................................. 入 力 お よ び 出 力 イ ン タ ー フ ェ イ ス ............................................................................... 各 機 能 の 動 作 ............................................................................................................. 動 作 タ イ ミ ン グ と デ ー タ の 取 り 込 み 方 法 ..................................................................... 異 常 時 の 動 作 ............................................................................................................. 4 4 5 6 7 §4 . 異 常 時 の 対 処 方 法 ......................................................................................................... 8 4 − 1 ) 基 本 的 な 点 検 項 目 ....................................................................................................... 8 4 − 2 ) 希 望 の 動 作 を 行 わ な い 場 合 の 対 処 方 法 ........................................................................ 8 §5 . 機 器 の 据 付 お よ び 接 続 方 法 ............................................................................................ 9 5 − 1 ) 機 器 の 据 付 環 境 等 ....................................................................................................... 9 5 − 2 ) 端 子 台 結 線 ................................................................................................................. 9 §6 . 外 形 寸 法 .................................................................................................................... 11 ※ . 本 取 扱 説 明 書 は 2003年 8月 以 降 出 荷 分 に 適 合 し ま す 。 - 2 - MA4-00148 §1 . 概 要 本器は当社製指示計より出力されるシリアルデータをBCDデータに変換するコンバータで、 5桁分のデータをフォトカプラによりアイソレートされたオープンコレクタ信号にて出力し ます。 外部コントロールによるデータホールドや出力の論理切換機能なども備えています。 電 源 は DC24Vを 使 用 し 、絶 縁 型 DC/DCコ ン バ ー タ に よ り 入 力 電 源 と 内 部 回 路 は ア イ ソ レ ー ト さ れ ています。 §2 . 外観および各部名称 本体外観図 ① シ リ ア ル モ ニ タ LED ② シ リ ア ル 信 号 お よ び 電 源 接 続 用 、 5mmピ ッ チ ス ク リ ュ ー レ ス 端 子 台 ③ BCD出 力 信 号 お よ び 外 部 指 令 入 力 用 コ ネ ク タ (ア ン フ ェ ノ ー ル タ イ プ 36ピ ン コ ネ ク タ ) ④ 本体固定用取り付け穴 (M-3ネ ジ 4本 を 使 用 し て 本 体 を 固 定 し ま す 。 ) 附属品 1). 取 扱 説 明 書 2). コ ネ ク タ (DDK 57-30360ま た は 相 当 品 ) - 3 - 1部 1個 MA4-00148 §3 . 機能および操作説明 3−1)動作の概要 本 器 は 当 社 製 指 示 計 よ り RS-232Cま た は 0〜 20mAカ レ ン ト ル ー プ (以 下 C/L)で 出 力 さ れ る シ リ ア ル デ ー タ を オ ー プ ン コ レ ク タ 出 力 の BCDパ ラ レ ル 信 号 に 変 換 す る コ ン バ ー タ で す 。 接 続 が 可 能 な 弊 社 製 機 器 は 、 DLS-5025A,DLS-5028,SLD-5033の RS-232Cオ プ シ ョ ン 装 着 機 で 、 接 続 可 能 距 離 は 約 15mと な り ま す 。 指 示 計 と 本 器 と の 距 離 を 15m以 上 離 す 必 要 が あ る 場 合 は C/L信 号 を 使 用 す る 事 に よ り 約 100m迄 延 長 可 能 で す 。 C/L信 号 出 力 は 当 社 指 示 計 に て オ プ シ ョ ン と し て 順 次 対 応 予 定 で す 。 入 力 信 号 は RS-232Cま た は C/Lの 何 れ か 一 方 よ り 可 能 で 、 同 時 に 入 力 す る 事 は 出 来 ま せ ん 。 外 部 機 器 の 増 設 を 可 能 と す る た め 、 受 信 し た シ リ ア ル デ ー タ は そ の ま ま 入 力 と 同 時 に RS-232C お よ び C/Lの 各 出 力 端 子 よ り 送 信 さ れ ま す 。 出 力 は フ ォ ト カ プ ラ に よ っ て ア イ ソ レ ー ト さ れ た 24bitの オ ー プ ン コ レ ク タ 信 号 で す 。 計量データ : BCDデ ー タ 5桁 (4bit×20), 極 性 (+), オ ー バ ー STROBE :データの取り込みタイミング用出力 RUN :電源断や入力信号異常検出用出力 上 記 出 力 信 号 が 、 計 量 デ ー タ の 受 信 毎 (上 記 接 続 可 能 機 器 で は 4回 /秒 )に 更 新 さ れ ま す 。 本 器 の 動 作 コ ン ト ロ ー ル 用 に 3種 類 の 入 力 信 号 を 備 え て い ま す 。 デ ー タ ー ホ ー ル ド : 本 信 号 入 力 中 は BCD出 力 デ ー タ の 更 新 を 停 止 し ま す データ論理切換 : BCDデ ー タ ,極 性 (+),オ ー バ ー の 出 力 論 理 を 切 り 替 え ま す 。 STROBE論 理 切 換 : STROBEパ ル ス の 出 力 論 理 を 切 り 替 え ま す 。 3−2)入力および出力インターフェイス 3). シ リ ア ル デ ー タ 入 力 (RS-232Cお よ び C/L) 当 社 指 示 計 ( R S - 2 32 C オ プ シ ョ ン 付 き ) よ り 出 力 さ れ る R S - 2 3 2C シ リ ア ル デ ー タ を 接 続 し ま す 。 指 示 計 の C/Lオ プ シ ョ ン の 追 加 設 定 に よ る 、 接 続 可 能 距 離 の 延 長 も 予 定 し て い ま す 。 4). シ リ ア ル デ ー タ 出 力 (RS-232Cお よ び C/L) RS-232Cま た は C/Lよ り シ リ ア ル デ ー タ が 入 力 す る と 、 1キ ャ ラ ク タ 毎 に RS-232Cお よ び C/L より同時に送信されます。増設機器接続用として使用します。 但 し 、 受 信 時 に エ ラ ー が 検 出 さ れ た キ ャ ラ ク タ は 送 信 し ま せ ん 。 (フレーミングエラー,パリティーエラー, オーバーランエラー) 伝送方法は接続された指示計の伝送方法と同じになります。 2400 BPS, 調 歩 同 期 (非 同 期 ),データビット:7bit, ストップビット:2bit, パリティ:EVEN データ:ASCIIコ ー ド 端 子 台 脇 に あ る シ リ ア ル モ ニ タ LEDは こ の シ リ ア ル デ ー タ 出 力 を モ ニ タ し て い ま す 。 点滅が繰り返されている時は、データの受信および送信を行っている事を示します。 5). BCDデ ー タ 出 力 24bitの オ ー プ ン コ レ ク タ (O/C)信 号 で 出 力 さ れ ま す 。 東 芝 製 フ ォ ト カ プ ラ 「 TLP627」 を 使 用 し た NPNト ラ ン ジ ス タ 出 力 と な っ て お り 、 内 部 回 路 と は ア イ ソ レ ー ト さ れ て い ま す 。 36ピ ン の コ ネ ク タ よ り 出 力 さ れ 、エ ミ ッ タ 側 は コ ネ ク タ 13,14,31,32pinに 共 通 エ ミ ッ タ と し て纏められています。 定 格 は DC30V,30mA(抵 抗 負 荷 )と な っ て い ま す 。ま た 定 格 負 荷 時 の コ レ ク タ・エ ミ ッ タ 間 飽 和 電 圧 は 1.2V以 下 で す 。 - 4 - MA4-00148 本 器 で は 出 力 デ ー タ 等 の 論 理 を 選 択 で き る 様 に な っ て い ま す 。出 力 デ ー タ に 対 す る 負 論 理 ま た は 正 論 理 に お け る コ レ ク タ・エ ミ ッ タ 間 の 状 態 お よ び 出 力 レ ベ ル の 関 係 は 下 記 の 通 り に な り ま す。 負論理 出力データ 0 1 正論理 C〜 E間 出力レベル C〜 E 間 出力レベル OFF ON H L ON OFF L H C〜 E間 = コ レ ク タ 〜 エ ミ ッ タ 間 6). 外 部 指 令 入 力 デ ー タ ホ ー ル ド 、 出 力 デ ー タ 論 理 切 換 、 STROBE論 理 切 換 、 (他 に 予 備 1bit)を 備 え て お り 、 継 続 メ ー ク 接 点 で 入 力 し ま す 。 動 作 電 流 は 各 bit共 に 約 5mAで す 。 3−3)各機能の動作 1). B C D デ ー タ 出 力 当 社 指 示 計 よ り 入 力 さ れ た 、 ASCIIコ ー ド に よ る 計 量 デ ー タ を BCD信 号 5桁 で 出 力 し ま す 。 なお、入力データの小数点は無視します。 な お 、 指 示 計 が オ ー バ ー 表 示 の 時 は 、 各 桁 の デ ー タ は 4bit全 て 1 を 出 力 し ま す 。 (BCD信 号 5桁 が F F F F F を 出 力 し ま す )。 こ の 機 能 に よ り オ ー バ ー ビ ッ ト を 接 続 し な く と も 、 オ ー バー状態の判断が可能です。 2). オ ー バ ー 出 力 接 続 し て い る 指 示 計 が オ ー バ ー 表 示 (全 桁 9 表 示 で 点 滅 状 態 )の 時 、 1 を 出 力 し ま す 。 3). 極 性 出 力 (正 極 性 ) プラス時:1を出力、マイナス時:0を出力します。 4). デ ー タ ス ト ロ ー ブ 出 力 BCDデ ー タ は ASCIIコ ー ド に よ る 計 量 デ ー タ 入 力 毎 に 更 新 さ れ ま す 。 ス ト ロ ー ブ パ ル ス は 出 力 デ ー タ の 書 き 換 え 10msec後 に 1 に な り 、 そ の 後 10 0msec後 に 0 に な る の で 、 デ ー タ の 取 り 込 み は ス ト ロ ー ブ パ ル ス が 1 の 状 態 で 有 る 事 を 確 認 後 100msec以 内にデータの取り込みを行って下さい。 5). R U N 出 力 本器への通電後最初のデータを受信した後1を出力します。 通 常 、 指 示 計 は 4 回 /秒 の デ ー タ を 送 信 し ま す が 、 も し 1 秒 間 デ ー タ 受 信 が 途 絶 え た 場 合 、 指 示 計 異 常 ま た は 送 信 ケ ー ブ ル の 断 線 と 見 な し 、デ ー タ 再 受 信 迄 ま で の 間 0 を 出 力 し ま す 。 出 力 論 理 は 負 論 理 固 定 で 、 電 源 OFF時 は C〜 E間 OFFに な り ま す の で 、 本 出 力 は デ ー タ 受 信 異 常検出の他電源異常検出として使用出来ます。 6). デ ー タ ホ ー ル ド 入 力 コ ネ ク タ 16pin〜 D.COM間 を 短 絡 す る と 、 50msec以 内 に BCDデ ー タ の 出 力 更 新 が 停 止 し ま す 。 短絡中はストローブパルスを含め、出力データの書き換えを行いません。 デ ー タ ス ト ロ ー ブ に よ る デ ー タ 取 り 込 み が 行 え な い 場 合 は 、ホ ー ル ド 信 号 を 本 器 に 入 力 し た 後 に 50msec以 上 経 過 し て か ら デ ー タ の 取 り 込 み を 行 っ て 下 さ い 。 - 5 - MA4-00148 7). 出 力 デ ー タ 論 理 切 換 入 力 コ ネ ク タ 34pin〜 D.COM間 の 解 放 / 短 絡 に よ り 、 BCDデ ー タ ・ 極 性 ・ オ ー バ ー の 出 力 論 理 を 切 り換え可能です。 解 放 時 : 負 論 理 (出 荷 時 設 定 )、 短 絡 時 : 正 論 理 に な り ま す 。 8). ス ト ロ ー ブ パ ル ス 論 理 切 換 入 力 コ ネ ク タ 17pin〜 D.COM間 の 解 放 / 短 絡 に よ り 、デ ー タ ス ト ロ ー ブ パ ル ス の 出 力 論 理 を 切 り 換 え可能です。 解 放 時 : 負 論 理 (出 荷 時 設 定 )、 短 絡 時 : 正 論 理 に な り ま す 。 3−4)動作タイミングとデータの取り込み方法 1). 通 常 の 動 作 タ イ ミ ン グ 本器は通常、下記様なタイミングで動作します。 BCD デ ー タ 出 力 250ms サンプル 100ms ストローブ出力 ホールド入力 10ms 50ms max 50ms max ・ シ リ ア ル デ ー タ の 受 信 が 完 了 す る と 、 BCD出 力 デ ー タ を 更 新 し ま す 。 ・ デ ー タ 更 新 10msec.後 に ス ト ロ ー ブ パ ル ス を 100msec.間 、 1 に し ま す 。 ・ ホ ー ル ド 指 令 の 入 力 が さ れ る と 、 50msec.以 内 に BCD出 力 デ ー タ の 更 新 を 中 止 し ま す 。 2). デ ー タ の 取 り 込 み 方 法 BCDデ ー タ の 更 新 を 行 っ て い る 間 は デ ー タ は 不 定 と な り ま す 。出 力 ト ラ ン ジ ス タ (フ ォ ト カ プ ラ ) の タ ー ン オ ン 時 間 は お お よ そ 数 十 μ sec.程 度 で す が 、 タ ー ン オ フ で は 負 荷 抵 抗 に よ り 、 数 十 〜 数 百 μ sec.迄 変 化 し ま す 。 ま た タ ー ン オ ン お よ び タ ー ン オ フ 時 間 も 素 子 毎 に バ ラツキがあり、また温度によっても変化します。 従 っ て 、 取 り 込 み 側 で 24 bitの デ ー タ を 同 時 に 取 り 込 ん だ と し て も 、 そ れ が デ ー タ の 更 新 中であった場合は、データの読み込みミスとなってしまいます。 例 え ば 、デ ー タ が 19999か ら 20000に 変 化 す る 際 の 更 新 期 間 中 に 読 み 込 む と 09999や 30000な どといった読み込みミスとなる可能性が有ります。 こ の 様 な 事 を 防 ぐ た め に 、デ ー タ の 読 み 込 み は 下 記 3種 類 の 方 法 の 何 れ か で 行 っ て 下 さ い 。 ①ス ト ロ ー ブ パ ル ス (STROBE)を 利 用 す る 方 法 STROBEは デ ー タ 更 新 10msec.後 に 1 に な り ま す 。 こ の 10msec.の 間 に 出 力 デ ー タ は 安 定 し ま す 。 STROBEは 100msec.の あ い だ 1 に な っ て い ま す 。 ま た 本 器 に 接 続 可 能 な 指 示 計 の デ ー タ 更 新 周 期 は 250msec.な の で 、 STROBEが 0 に な っ て か ら も 100msec.は 次 の デ ー タ 更 新 が行われる事はありません。 - 6 - MA4-00148 こ の た め 、BCD出 力 デ ー タ の 読 み 込 み の 際 は 、STROBEが 1 で 有 る 事 を 確 認 し た 後 100msec. 以 内 に 24bitの デ ー タ を 読 み 込 ん で 下 さ い 。 ②デ ー タ ホ ー ル ド 指 令 を 利 用 す る 方 法 コ ネ ク タ 16pin〜 D.COM間 を 短 絡 す る と 、50msec以 内 に BCDデ ー タ の 出 力 更 新 が 停 止 し 、BCD出 力データが安定します。 デ ー タ ホ ー ル ド 指 令 を 入 力 後 、 50msec.以 上 経 過 後 に 24bitの デ ー タ を 読 み 込 ん で 下 さ い 。 ③デ ー タ を 2回 以 上 読 み 込 む 方 法 10msec.以 上 の 間 隔 で 24bitデ ー タ を 2回 読 み 込 み ま す 。 両 デ ー タ が 一 致 し て い れ ば 正 し い デ ー タ と 見 な し ま す 。一 致 し な い 場 合 は デ ー タ 更 新 前 後 の デ ー タ で あ っ た か 、不 定 期 間 の デ ー タ を 読 み 込 ん だ と 見 な し て 、 再 度 10msec.後 に 読 み 込 み ま す 。 こ の 方 法 で は 最 大 で も 4回 読 み 込 む 事 で 、 連 続 し て 一 致 し た デ ー タ を 正 し い デ ー タ と 見 な す 事が出来、読み込みミスを防ぐ事が出来ます。 3). 推 奨 論 理 と RUN出 力 本 器 で は BCDデ ー タ (5桁 デ ー タ , 極 性 (+),オ ー バ ー )の 出 力 論 理 と そ れ ら と 独 立 し て STROBE パルスの出力論理を切り替える事が出来ます。 本 器 の BCD出 力 は オ ー プ ン コ レ ク タ 出 力 で す の で 、 こ れ ら の 出 力 は 電 源 OF F時 C〜 E間 OFFに な り ま す 。 こ の 事 か ら 、 読 み 込 み 論 理 は BCDデ ー タ 、 STROBEパ ル ス 共 に 「 負 論 理 」 で の 使 用をお勧めします。 BCDデ ー タ を 正 論 理 で 使 用 し た 場 合 プ ラ ス オ ー バ ー (極 性 と 5桁 デ ー タ の 全 ビ ッ ト が 1 )と 電源断が区別出来ません。 ま た STROBEパ ル ス を 正 論 理 で 使 用 し た 場 合 、電 源 断 時 に STROBEが 1 の 状 態 に な っ て し ま い ます。 正 論 理 で 使 用 す る 場 合 は 、 RUNビ ッ ト の 併 用 を お 勧 め し ま す 。 こ の ビ ッ ト が C〜 E間 OFFに な っ て い る の は 、 電 源 断 か 指 示 計 か ら の 送 信 デ ー タ が 1秒 以 上 途 絶 え た 時 で す の で 、 「 動 作 異常」信号として使用することで、上記不具合を防ぐ事が出来ます。 負 論 理 で 使 用 す る 場 合 で も 、 RUNビ ッ ト を 監 視 す る 事 で 、 容 易 に 異 常 検 出 が 行 え ま す 。 3−5)異常時の動作 本 器 へ の 非 通 電 時 お よ び 通 電 後 最 初 の デ ー タ 受 信 迄 は 全 ビ ッ ト C〜 E 間 OFF に な り ま す 。 ケ ー ブ ル 断 線 等 ま た は 受 信 エ ラ ー 等 で 、 1秒 間 デ ー タ 受 信 が 途 絶 え た 場 合 、 出 力 デ ー タ 論 理 お よ び ス ト ロ ー ブ パ ル ス 論 理 に 従 っ て 、「 − 0 0 0 0 0 」を 出 力 し ま す 。指 示 計 か ら の ゼ ロ 出 力 は + 0 の み で す の で − 0 は 異 常 と 判 断 で き ま す 。な お 、こ の 時 STROBEパ ル ス は 出 力 を 停 止 し ま す 。 ま た 、 RUNビ ッ ト は C〜 E間 OFFと な り ま す 。 - 7 - MA4-00148 §4 . 異常時の対処方法 本 器 が 動 作 不 良 の 場 合 、下 記 に 示 す 対 処 に よ っ て も 不 具 合 が 解 消 さ れ な い 場 合 は 、弊 社 宛 て ご 連絡下さい。 この時、型名・製品シリアル番号と出来るだけ詳しい症状をお知らせ下さい。 4−1)基本的な点検項目 1). 供 給 電 源 (DC24V±10%, 100mAtyp)は 正 常 か 、 確 認 し て 下 さ い 。 2). コ ネ ク タ の 接 続 が 確 実 に 行 わ れ て い る か 確 認 し て 下 さ い 。 4−2)希望の動作を行わない場合の対処方法 1). シ リ ア ル 入 力 信 号 の チ ェ ッ ク シ リ ア ル モ ニ タ LEDが 定 期 的 に 点 滅 し て い る か 確 認 し ま す 。正 常 に デ ー タ 受 信 が 行 わ れ て い る 場 合 は 1秒 間 に 4回 LEDが 点 滅 し ま す 。 LEDが 点 滅 し て い な い 場 合 は 、 入 力 信 号 の ケ ー ブ ル 配 線 を チ ェ ッ ク し て 下 さ い 。 断 線 の 有 無 と 、 RS-232Cま た は C/Lの 接 続 端 子 番 号 の 確 認 を 行 っ て 下 さ い 。 ま た C/L信 号 は 無 極 性 で す が 、 RS-232Cは RXDと D.COMが 逆 で な い か も 確 認 し て 下 さ い 。 RS-232C入 力 と C/L入 力 は 何 れ か 一 方 を 使 用 し ま す 。 同 時 に 接 続 す る と デ ー タ の 読 み と り が 行えません。 2). シ リ ア ル モ ニ タ LEDが 点 滅 し て い る の に 、 BCD信 号 が 出 力 さ れ な い 。 コ ネ ク タ の BCD出 力 以 降 の 配 線 を チ ェ ッ ク し て 下 さ い 。 な お 、 本 器 の BCD出 力 は オ ー プ ン コ レクタ出力ですので、コネクタのコレクタ〜エミッタ間にテスタを接続してもH,Lの状 態は判断できません。各ビットを負荷抵抗経由にて外部電源のプラス側に接続する必要が 有ります。また共通エミッタには外部電源のマイナス側を接続します。 本 器 の オ ー プ ン コ レ ク タ 出 力 定 格 (DC30V, 30m A, 抵 抗 負 荷 ) を 超 え た 使 い 方 を し て い な い かも確認して下さい。 3). BCD信 号 が 接 続 し て い る 指 示 計 の 表 示 値 通 り に な ら な い 。数 時 間 ま た は 数 日 に 1回 指 示 計 の表示と異なったデータを出力する。 ① 外 部 指 令 入 力 の BCDデ ー タ 論 理 の 設 定 を 確 認 し て 下 さ い 。 (出 荷 時 は 負 論 理 )。 ② 外 部 指 令 入 力 の STROBEパ ル ス 論 理 の 設 定 を 確 認 し て 下 さ い 。 (出 荷 時 は 負 論 理 )。 ③ 無 条 件 に デ ー タ の 読 み 込 み を 行 っ て い る 場 合 。 3 -4 .2)項 「 デ ー タ の 取 り 込 み 方 法 」 を参照して安定したデータを取り込む様にして下さい。 - 8 - MA4-00148 §5 . 機器の据付および接続方法 5 − 1 ) 機器の据付環境等 1). 本 器 の 使 用 温 度 範 囲 は 0℃ 〜 40℃ で す 。直 射 日 光 の 当 ら な い 場 所 へ の 設 置 を 考 慮 し て 下 さ い 。 制御盤の中に取り付ける場合で熱がこもる可能性が有る時は排気を考慮して下さい。 (本 器 自 身 か ら の 大 量 の 発 熱 は 有 り ま せ ん 。 ) 2 ) . 本 器 は DC24V±10%で 動 作 し ま す 。異 な る 電 圧 へ の 接 続 は 、故 障 や 破 損 の 原 因 と な り ま す の で 注意して下さい。 3). 本 器 は ウ オ ー ル マ ウ ン ト 型 の 取 り 付 け 構 造 と な っ て い ま す 。 カ バ ー 部 の 4-φ 4.0を 利 用 し て M3ネ ジ で 固 定 し て 下 さ い 。 なお、取り付け方向に関する制限は有りません。 5−2)端子台結線 本 器 へ の 配 線 は 5mmピ ッ チ の 12Pス ク リ ュ ー レ ス 端 子 台 で 行 い ま す 。 各 ケ − ブ ル の シ ー ル ド は ,本 器 ま た は 各 接 続 計 器 の 何 れ か 一 方 で 接 地 す る 事 と し 、 グ ラ ン ド ループができる事の無いように行って下さい。 な お 、 9番 端 子 (Shield)と 10番 端 子 (E )は 内 部 で 接 続 さ れ て い ま す 。 電 源 は DC24Vを 使 用 し ま す 。絶 縁 型 DC/DCコ ン バ ー タ の 内 蔵 に よ り 、入 力 電 源 と 内 部 回 路 は ア イソレートされています。 指示計からのシリアル入力信号は、下記の様に接続します。 ・ RS-232C信 号 の 場 合 指 示 計 の RS-232C出 力 の TXD(OP+)と 本 器 の RXD(5番 端 子 )を 、 ま た 指 示 計 の D . C O M( OP -) と 本 器 の D . C O M( 6 番 端 子 ) を 接 続 します。 ・ カ レ ン ト ル ー プ 信 号 の 場 合 指 示 計 の C/L出 力 (2P)と 本 器 の C/L入 力 (1、2番 端 子 )を 接 続 します。極性は有りません。 また、オープンコレクタ出力はフォトカプラ出力により、内部回路とは絶縁されています。 外 部 指 令 入 力 ・ RS-232C入 出 力 ・ C/L入 力 の 各 回 路 は 内 部 回 路 と 絶 縁 さ れ て い ま せ ん 。 外 部 指 令 COMは RS-232C信 号 の デ ジ タ ル グ ラ ン ド と 共 通 で す 。 このため、本器の外部指令は独立したリレー接点信号で使用される事をお勧めします。 な お 、 C/L出 力 は フ ォ ト カ プ ラ に よ る ア イ ソ レ ー ト 出 力 と な っ て い ま す 。 BCD出 力 用 コ ネ ク タ か ら の 配 線 は シ ー ル ド 線 を 使 用 し て 配 線 し て 下 さ い 、 1). 端 子 台 5mmピ ッ チ ス ク リ ュ ー レ ス 端 子 台 No. 使用可能電線範囲 接 続 信 号 1. C/L IN カレントループ信号入力 2. C/L IN (無 極 性 ) 3. C/L OUT カレントループ信号出力 4. C/L OUT (無 極 性 ) 単 線 : φ 0.4〜 φ 1.2(AWG26〜 16) 撚 り 線 : 0.3mm 2 〜1.25mm 2 (AWG22〜 16) カレントループ 5. RXD 受信データ 6. D.COM デジタルグランド 7. TXD 送信データ 8. D.COM デジタルグランド 9. Shield シリアルデータ用シールド E 接地 10. 11. +24V 電 源 (+24V) 12. 0V 電 源 (0V) RS-232C - 9 - MA4-00148 2). コ ネ ク タ 36pinコ ネ ク タ (DDK : 57-40360-7700(D12)ま た は 相 当 品 ) 方向 信号名称 0 OUT 10 -1 10 0 -4 10 1 -1 10 1 -4 10 2 -1 10 2 -4 10 3 -1 10 3 -4 10 4 -1 10 4 -4 OVER STROBE 共通エミッタ 共通エミッタ N.C. データホールド IN STROBE論 理 切 換 D.COM ピンNo. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 信号名称 方向 0 10 -2 10 0 -8 10 1 -2 10 1 -8 10 2 -2 10 2 -8 10 3 -2 10 3 -8 10 4 -2 10 4 -8 POL(+) RUN OUT 共通エミッタ 共通エミッタ N.C. 外 部 指 令 入 力 用 D.COMは 、 RS-232C用 の D.COMと 共 通 データ論 理 切 換 AUX D.COM IN 適 合 コ ネ ク タ : DDK 57-30360ま た は 相 当 品 - 10 - MA4-00148 §6 . 外形寸法 - 11 - MA4-00148