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CT-780用 アップグレードキット ReferSTAR 78K/Kx2 (MODEL CT-781) ユ ー ザ ーズ・マニュアル 2006年8月20日発行 REV.1.00 SG043233 安全上のご注意 このたびは、弊社製品をご使用いただき、誠にありがとうございます。本項では、誤った取り扱いによる事故を 未然に防ぐための安全上の注意事項を説明しています。弊社製品をご使用になる前に必ずお読みください。 警告 この表記を無視して誤った取り扱いをすると、死亡や重傷など、人体への重大な障 害をもたらす恐れのある内容について示しています。 注意 この表記を無視して誤った取り扱いをすると、軽傷または中程度の障害をもたらす 恐れのある内容について示しています。また、本品や本品に接続している機器に損 傷を与える可能性がある事項についても示しています。 警告 プラグをコンセント から抜く ▶発煙、異臭への対処 煙がでている、へんな臭いがするなどの異常がありましたら使用を直ちに中止してく ださい。そのまま使用すると、火災、感電、故障の原因となります。 すぐに電源ケーブルのプラグをコンセントから抜き、煙などの異常が出なくなるのを 確認し、販売店などに修理をご依頼ください。 水場禁止 ▶水分の多いところ、水がかかる場所では、本製品は使用しないで下さい 風呂場や台所など水分の多いところ、水がかかる場所では、本製品は使用しないで下 さい。 火災、感電、故障の原因となります。 禁止 禁止 接触禁止 ▶電源ケーブルの取り扱いに注意してください 電源ケーブルを傷つけ、破損、加工、無理な曲げ、引っ張り、ねじり、束ねたりしな いでください。また、重い物を乗せたり、加熱したりすると電源ケーブルが破損し、 火災、感電、故障の原因となります。 ▶医療、軍事、航空宇宙、列車、運送、原子力などの制御設備へは使用しないでくだ さい 医療機器、軍事機器、航空宇宙機器、運送、原子力などの制御設備などの人命に関わ るシステムへの使用は意図しておりません。 ▶雷が鳴りはじめたら製品に触れないでください 近くに雷が発生したときは、製品本体に触れないでください。また、電源プラグをコ ンセントから抜いてご使用をお控えください。雷によっては、火災、感電、故障の原 因となることがあります。 注意 電源プラグの 差し込み ▶電源プラグは確実にコンセントに差し込んでください 差し込みが不完全ですと火災、感電、過熱の原因になります。 分解禁止 ▶分解・改造しないでください 分解、改造しないでください。怪我、感電、故障の原因となります。本製品の分解、 改造による怪我や事故について、当社は責任を負いかねます。 接触禁止 ▶濡れた手での操作は避けてください 濡れた手で電源ケーブル・プラグを抜き差ししないでください。また、製品に触れな いでください。感電の原因となることがあります。 注意 ▶以下のような場所では使用しないでください 本製品を以下のような場所で使用すると、動作不良、故障の原因となります。 ・振動や衝撃が加わる場所 ・直射日光のあたる場所 ・湿気やホコリが多い場所 ・温度差の激しい場所 ・熱を発生するもの(暖房器具など)の近く ・ 強い磁力、電波が発生するもの(磁石、ディスプレイ、スピーカー、ラジオ、無線機など) の近く ・湿気の多い場所 子供注意 活線挿抜禁止 安全設計 ▶子供の手の届かない場所に置いてください 本製品に装着されている電子部品など子供が飲み込まないように注意してください。 ▶通信ケーブルの抜き差しは、電源OFFにして行ってください 本品への通信ケーブル類は活線挿抜しないでください。ケーブルの抜き差しは、必ず本製 品または相手製品の電源がOFF状態にて行ってください。故障の原因になることがあり ます。 ▶安全設計をしてください 本製品を、高度な信頼性を必要とするシステムに使用する場合は、冗長設計、誤動作防止 設計など充分な安全設計を必ず行ってください。本製品の故障、傷害により生じるいかな る損害、事故について当社は責任を負いかねます。 保管注意 ▶長期間使用しない場合の保管について 長期間使用しない場合は、帯電防止袋などに入れ、ホコリなどが入らないようにしてくだ さい。ホコリが入ると接触不良などの原因になります。 ホコリ注意 ▶製品の清掃について 製品にホコリなどが付着すると放熱特性が低下し、 故障の原因になりますので、 下記の「▶ お手入れについて」に従って清掃してください。 薬品注意 ▶お手入れについて ホコリが付着した場合はサンハヤト製 152a ブローなどのガススプレーで吹き飛ばしてく ださい。 使用注意 ▶故障、破損時の処理について 本製品が故障もしくは破損した場合は、速やかに使用を中止して販売店などに修理依頼し てください。そのまま使用しますと火災、感電、怪我の原因になるおそれがあります。 廃棄注意 ▶本製品の廃棄について 本製品の廃棄は、各自治体の廃棄ルールに従ってください。詳しくは各自治体にお問い合 わせください。 AC100V 以外禁止 ▶日本国内のみで使用してください 本製品は日本国内の商用 AC100V 電源仕様です。海外では使用できません。AC100V 以外 では絶対に使用しないでください。 本資料についてのご注意 本資料について ・本資料は、電子工作や電子回路、パーソナルコンピュータの操作について一般的な知識をお持ちの方を対 象にしています。 ・本資料を元に操作するには、株式会社 NEC エレクトロニクス社製 8 ビットマイコン 78K0S/Kx2 シリー ズマイコンについての知識や開発環境などが必要です。 ・Microsoft 、Windows は米国 Microsoft 社の米国およびその他の国における登録商標です。 ・その他、記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。 ® ® 本資料のご利用にあたって ・この取扱説明書に掲載している内容は、お客様が用途に応じた適切な製品をご購入頂くことを目的として います。その使用により当社及び第三者の知的財産権その他の権利に対する保証、又は実施権の許諾を意 味するものではありません。また、権利の侵害に関して当社は責任を負いません。 ・本資料に記載した情報を流用する場合は、お客様のシステム全体で充分評価し適用可能かご判断願います。 当社では適用可能判断についての責任は負いません。 ・本資料に記載してある内容は、一般的な電子機器(学習教材、事務機器、計測機器、パーソナル機器、コ ンピュータ機器など)に使用されることを目的としています。高い品質や信頼性が要求され、故障や誤作 動が直接人命を脅かしたり人体に危害を及ぼす恐れのある、医療、軍事、航空宇宙、原子力制御、運輸、 移動体、各種安全装置などの機器への使用は意図も保証もしておりません。 ・この取扱説明書の一部、又は全部を当社の承諾なしで、いかなる形でも転載又は複製されることは堅くお 断りします。 ・全ての情報は本資料発行時点のものであり、当社は予告なしに本資料に記載した内容を変更することがあ ります。 ・この資料の内容は慎重に制作しておりますが、万一記述誤りによってお客様に損害が生じても当社はその 責任を負いません。 ・本資料に関してのお問合せ、その他お気付きの点がございましたら、当社までお問合せください。 ・本資料に関する最新の情報はサンハヤト株式会社ホームページ(http://www.sunhayato.co.jp/)に掲載し ております。 目次 目次 1. はじめに……………………………………………………… 6 1.1 この取扱説明書について………………………………………………………………………………………… 6 1.2 主な特長…………………………………………………………………………………………………………… 6 1.3 主な仕様…………………………………………………………………………………………………………… 7 1.4 付属品……………………………………………………………………………………………………………… 7 2. ReferSTAR 78K/Kx2 の構成……………………………… 8 3. 評価ボード CT-7820 の構成… …………………………… 9 3.1 評価用入出力デバイス…………………………………………………………………………………………… 9 3.2 ブレッドボードターミナル……………………………………………………………………………………… 10 4. マイコンボード CT-7821 の構成… …………………… 11 4.1 マイコン IC… …………………………………………………………………………………………………… 11 4.2 ネットワーク……………………………………………………………………………………………………… 12 5. 回路図……………………………………………………… 13 5.1 CT-7820…………………………………………………………………………………………………………… 13 5.2 CT-7821…………………………………………………………………………………………………………… 16 6. LCD モジュール… ……………………………………… 18 <特長>… …………………………………………………………………………………………………………… 18 <インストラクション概要>… …………………………………………………………………………………… 18 <インストラクション詳細>… …………………………………………………………………………………… 20 < DDRAM アドレス>… …………………………………………………………………………………………… 22 < CGROM のキャラクタフォント>……………………………………………………………………………… 23 < CGRAM のパターン>…………………………………………………………………………………………… 24 <初期設定>… ……………………………………………………………………………………………………… 25 改訂履歴……………………………………………………… 26 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 1. はじめに 1. はじめに 1.1 この取扱説明書について この取扱説明書は ReferSTAR 78K/Kx2(MODEL CT-781)の構成、使用方法、主な仕様について説明したも のです。 本製品に使用する開発ツールの使用方法については、当社発行の「NEC エレクトロニクス 8 ビット ALL Flash マイコンシリーズ スタートアップガイド」 、 または NEC エレクトロニクス社が発行する、それぞれのツールのユー ザーズ ・ マニュアルやオンラインヘルプを参照してください。 1.2 主な特長 ReferSTAR 78K/Kx2 はさまざまな入出力デバイスを搭載した評価ボード CT-7820 と、NEC エレクトロニクス 社製 8bit マイコン 78K0/KE2 シリーズの µPD78F0537D(以下 78K0/KE2 マイコンと呼びます)と REALTEK 社 製ネットワークコントローラ RTL8019 を搭載した着脱可能なマイコンボード CT-7821 がセットになったマイコ ン・トレーニング・キットです。 本製品をご使用になるには別途当社製品 ReferSTAR 78K(CT-780)が必要です。本製品は ReferSTAR 78K の 評価ボードと入れ替えて使用します。ReferSTAR 78K(CT-780)をお持ちでない場合は別途お買い求めください。 本製品の特長を以下に示します。 ● NEC エレクトロニクス社製マイコンの学習 / 評価ができる 78K0/KE2 マイコンをマイコンボードに実装済みです。このマイコンボードをさまざまな評価デバイスが搭 載されている評価ボードに接続することで、容易に 78K0/KE2 マイコンの学習や評価ができます。 ● 簡単にプログラム開発ができる ビジュアル・プログラミング・ソフト「Applilet EZ PL」に対応しています。GUI 上における操作のみで、 78K0/KE2 マイコンの内蔵フラッシュ・メモリに直接書込み可能なオブジェクト・コード(*.hex)の自動生 成から、フラッシュ・メモリ書込みまで行うことができます。 ● オンボードでプログラムが書込める 「Applilet EZ PL」で自動生成したオブジェクト・コード(*.hex)は、USB インターフェイスを介して ReferSTAR 78K/Kx2 ボード上で書き込まれます。これにより、プログラム開発からデバッグ、評価作業ま でを効率よく行うことができます。 ● 入出力デバイスが搭載済み 押ボタンスイッチ、 LED などの基本的な入出力デバイスが搭載されているので、すぐに入出力デバイスを使っ たプログラムが開発できます。 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 1. はじめに 1.3 主な仕様 ReferSTAR 78K/Kx2(+ ReferSTAR 78K 本体)の主な仕様を以下に示します。 ● CT-780 本体 外形寸法 電源 インターフェース W200 × D200 × H75mm(カバー取り付け時) AC100V 35W(AC アダプタ 5V 2.5A) USB-COM USB × 1(フラッシュ書込み、UART 通信) FTDI 社 FT232 通信インジケーター LED × 2 MODE 切り替えスイッチ× 1 リセット回路 Power ON、手動リセットスイッチ ● 評価ボード(CT-7820) 外形寸法 入出力デバイス W172 × D61mm LED ランプ× 5、押ボタンスイッチ× 4、スライドスイッチ× 2、ブザー× 1、温度セ ンサー× 1、ボリューム× 1、ステッピングモーター× 1 ● マイコンボード(CT-7821) 外形寸法 電源 マイコン ネットワークコントローラ W48 × D56 × H22mm DC 5V 2.5A 78K0/KE2 シリーズ µPD78F0537D REALTEK RTL8019 CT-7821 CT-7820 CT-780 1.4 付属品 CT-7800(CT-780 の本体ボード)とマイコンボード(CT-7821)を接続するフレキシブルケーブルが付属してい ます。製品梱包時はフレキシブルケーブルは評価ボード(CT-7820)に装着された状態です。 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 2. ReferSTAR 78K/Kx2 の構成 2. ReferSTAR 78K/Kx2 の構成 ReferSTAR 78K/Kx2 は評価ボード CT-7820 とマイコンボード CT-7821 から構成されています。それぞれの構 成を以下に示します。CT-7820 と CT-7821 はマイコンボード接続用コネクタで接続します。 LCD ディスプレイ LED ランプ 温度センサー ブザー ボリューム マイコンボード接続用コネクタ ステッピングモーター ブレッドボードターミナル 押ボタンスイッチ スライドスイッチ ネットワークステータス LED RJ45 コネクタ 78K0/KE2 マイコン マイコンボード接続用コネクタ 図2-1 ReferSTAR 78K/Kx2の構成 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 3. 評価ボード CT-7820 の構成 3. 評価ボード CT-7820 の構成 3.1 評価用入出力デバイス CT-7820 の基板上には評価用入出力デバイスとして、押ボタンスイッチ、LED ランプなどを搭載しています。 表 3-1 に入出力デバイスと、その割付ポートを示します。 表 3-1 入出力ポート割付一覧 機 能 押ボタンスイッチ 1 ~ 4 スライドスイッチ 1、2 ボリューム 温度センサー LED ランプ 1 ~ 5 ブザー ステッピングモーター シリアル通信ポート LCD モジュール 割付ポート P30/INTP1 P31/INTP2/OCD1A P32/INTP3/OCD1B P33/TI51/TO51/INTP4 ANI0/P20、ANI1/P21 ANI7/P27 ANI6/P26 P00/TI000 P01/TI010/TO00 P02/SO11 P03/SI11 P04/SCK11 P15/TOH0 P60/SCL0 P61/SDA0 P62/EXSCL0 P63 P13/TxD6 P14/RxD6 P70/KR0:DB4 P71/KR1:DB5 P72/KR2:DB6 P73/KR3:DB7 P51:E P77/KR7:R/W P76/KR6:RS 入出力 入力 仕 様 論理入力 押下:L 入力 入力 入力 出力 論理入力 上へスライド:L 電源分圧 0 ~ 100% 1/2Vcc 25℃ 論理出力 L:点灯 出力 出力 波形出力 セラミック発音体 C カップリング 論理出力 入出力 非同期シリアル - 「6. LCD モジュール」の章を参照 ① ボリューム 10k Ωのボリュームです。Vcc と GND 間を分圧してあり、時計方向に回すと電圧が上がり、78K0/KE2 マ イコンの ANI7/P27 ポートでの読み取り数値も上がります。読み取り数値の範囲は 0 ~ 255 で、左に回しきっ たときが 0、右に回しきったときが 255 になります。 ② 温度センサー このセンサーを温めたり冷やしたりすると A/D コンバータの入力値が変化します。温度センサーは 10k Ω の抵抗と直列に接続され、Vcc と GND 間を分圧してあります。 温度センサーの温度特性を表 3-2 に示します。表中の「ポート読み取り値」は Applilet EZ PL の「アナログ in」パネル上に表記されるものです。また各値は温度センサー資料より算出した参考値です。 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 3. 評価ボード CT-7820 の構成 表 3-2 温度センサーの温度特性 温度 ポート読み取り値 温度 Min Typ Max 241(F1) 243(F3) 244(F4) -35 237(ED) 239(EF) 241(F1) -30 233(E9) 235(EB) -25 227(E3) -20 ポート読み取り値 温度 Min Typ Max 124(7C) 128(80) 131(83) 30 112(70) 116(74) 119(77) 236(EC) 35 101(65) 105(69) 229(E5) 231(E7) 40 90(5A) 220(DC) 223(DF) 225(E1) 45 -15 212(D4) 215(D7) 218(DA) -10 203(CB) 207(CF) -5 194(C2) 0 ポート読み取り値 Min Typ Max 27(1B) 29(1D) 31(1F) 95 23(17) 26(1A) 28(1C) 108(6C) 100 21(15) 23(17) 25(19) 94(5E) 98(62) 105 18(12) 20(14) 22(16) 81(51) 84(54) 88(58) 110 16(10) 18(12) 20(14) 50 72(48) 75(4B) 79(4F) 115 15(0F) 16(10) 18(12) 210(D2) 55 63(3F) 67(43) 70(46) 120 13(0D) 14(0E) 16(10) 197(C5) 200(C8) 60 56(38) 59(3B) 63(3F) 125 12(0C) 13(0D) 14(0E) 183(B7) 187(BB) 190(BE) 65 49(31) 53(35) 56(38) 130 10(0A) 11(0B) 13(0D) 5 172(AC) 175(AF) 179(B3) 70 44(2C) 47(2F) 50(32) 135 9(09) 10(0A) 12(0C) 10 160(A0) 164(A4) 167(A7) 75 39(27) 41(29) 44(2C) 140 8(08) 9(09) 10(0A) 15 148(94) 152(98) 155(9B) 80 34(22) 37(25) 39(27) 145 7(07) 8(08) 9(09) 20 136(88) 140(8C) 143(8F) 85 30(1E) 33(21) 35(23) 150 7(07) 8(08) 8(08) (℃) -40 (℃) 25 (℃) 90 ③ ブザー 交流電圧を印加すると鳴動します。 ④ ステッピングモーター 二相ハイブリッド型のステッピングモーターです。各出力ポートから順番にパルスを与えることで回転しま す。 ⑤ シリアル通信ポート マイコン内蔵の UART(UART6)を使ってパソコンとシリアル通信する場合に使用します。パソコンから 見たシリアル通信は仮想 COM ポートを使用して行われます。 通信ポートはフラッシュ・メモリの書込みポートも兼ねていますので、ユーザプログラムで使用する際は、 本体パネルの FLASH 書込み /UART 切り替えスイッチを UART 側に設定してください。 ⑥ LCD モジュール バックライト付き 16 文字× 2 行のキャラクタタイプ LCD モジュールです。各ポートを制御して、LCD モ ジュールにインストラクションを書込むことにより文字を表示します。 R1 はコントラスト調節用ボリュームです。表示が見えづらいときは調節してください。 LCD モジュールの詳細については「6. LCD モジュール」を参照してください。 3.2 ブレッドボードターミナル ブレッドボードターミナルを使用して、ブレッドボード上に組み立てた試作回路と 78K0/KE2 マイコンを接続 します。78K0/KE2 マイコンの P5、P6、P10 ~ P12、P16、P17、ANI2 ~ ANI5 端子と接続できます。 このターミナルには 5V を超える電圧を印加しないでください。評価ボード上のデバイスを壊す恐れがあります。 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 10 4. マイコンボード CT-7821 の構成 4. マイコンボード CT-7821 の構成 4.1 マイコン IC マイコン IC は NEC エレクトロニクス社製 8bit マイコン 78K0/KE2 シリーズの µPD78F0537D を搭載していま す。表 4-1 にマイコン IC の概略仕様を示します。詳細な仕様は NEC エレクトロニクス社発行の「78K0/KE2 ユー ザーズ ・ マニュアル」 を参照してください。 表 4-1 µPD78F0537D 概略仕様 メモリ容量 プログラム・メモリ(FLASH メモリ)128k バイト 動作周波数 データ・メモリ(内部高速 RAM:1k バイト、内部拡張 RAM:6k バイト) メイン・システム・クロック 高速内蔵発振器(8MHz(TYP.)) 水晶/セラミック発振(1 ~ 20MHz) 外部クロック入力発振(1 ~ 20MHz) ※ CT-7821 では外部発振 20MHz を供給 サブ・システム・クロック 水晶/セラミック発振(32.768kHz) 低速内蔵発振クロック 電源電圧 動作温度範囲 内蔵周辺機能 多機能タイマ ウォッチドッグ・タイマ シリアルインターフェイス 低速内蔵発振器(240kHz(TYP.)) VDD = 1.8 ~ 5.5V ※ CT-7821 では 5V を供給 - 40 ~ +85℃ 16 ビットタイマ/イベントカウンタ:2 チャネル 8 ビットタイマ/イベントカウンタ:2 チャネル 8 ビットタイマ:2 チャネル 時計用タイマー:1 チャネル タイマ出力:6 本(PWM:4 本、PPG:2 本) 1 チャネル UART(LIN-bus 対応):1 チャネル 3 線式シリアル I/O/UART:1 チャネル 3 線式シリアル I/O:1 チャネル クロック出力 I2C バス:1 チャネル 10 ビット:8 チャネル 入出力ポート:50 本 出力ポート:1 本 N-ch オープンドレイン入出力ポート:4 本 156.25kHz、312.5kHz、625kHz、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz ブザー出力 2.44kHz、4.88kHz、9.77kHz、19.54kHz 乗除算器 内蔵 割り込み 外部要因:9 内部要因:19 パワーオン・クリア(POC)回路 低電圧検出(LVI)回路 内蔵 内蔵 A/D 変換器 汎用ポート ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 11 4. マイコンボード CT-7821 の構成 4.2 ネットワーク CT-7821 はネットワークコントローラ RTL8019 を搭載しています。これにより、イーサネット(10BASE-T)でネッ トワークに接続することができます。RJ-45 コネクタにはネットワークケーブル(10BASE-T 対応)をつなぎます。 ネットワークに接続すると、ネットワークステータス LED が点灯、または点滅します。詳細はネットワークコン トローラのマニュアルを参照してください。 ネットワークコントローラのポート割付は以下のようになっています。 表 4-2 ネットワークコントローラのポート割付 µPD78F0537D P40 P41 P42 P43 P120/INTP0/EXLVI P70/KR0 P71/KR1 P72/KR2 P73/KR3 P74/KR4 P75/KR5 P76/KR6 P77/KR7 P140/PCL/INTP6 P141/BUZ/INTP7 P50 P53 P130 RTL8019 SA0 SA1 SA2 SA3 SA4 SD0 SD1 SD2 SD3 SD4 SD5 SD6 SD7 IORB IOWB AEN IOCHRDY RSTDRV ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 12 D C 1 P50 P5 P6 P70 P71 P72 P12 P11 P10 ANI7 ANI6 ANI5 5 6 7 8 9 10 11 P13/TxD6 P12/SO10 P11/SI10/RxD0 P10/SCK10/TxD0 ANI7/P27 ANI6/P26 ANI5/P25 FLMD0 10 11 P51 P13 4 P14/RxD6 1 9 P52 P14 3 P15/TOH0 U2A TC74VHC00FT(EL) 8 P53 P15 16 P77 P63 P62 P61 P60 ANI0 P4 P3 P2 P1 17 18 19 20 ANI0/P20 P04/SCK11 P03/SI11 P02/SO11 P01/TI010/TO00 VCC.BUS MODE RESET PWREN TxD RxD RTS CTS DTR DSR DCD RI 52271-1679 CN4 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 P5.L R13470 R12 10k P5.L 2 C8 47u/16v 5 6 7 8 4 3 2 1 5 2 13 3 3 U1C SN74AHC14PWR 6 4 RESET FLMD0 P33/TI51/TO51/INTP4 P32/INTP3/OCD1B P31/INTP2/OCD1A P30/INTP1 P60/SCL0 P61/SDA0 P62/EXSCL0 P63 P77/KR7 P76/KR6 P75/KR5 P74/KR4 P73/KR3 P72/KR2 P71/KR1 P70/KR0 P06/TO01’ 2/TI011 P05/SSI11’ 2/TI001 P50 P51 P52 P53 +5V +5V CN2 2552-2X13G 4 11 10 9 P73 P72 P71 P70 P77 P76 P75 P74 4 P14 P13 INT_RSTP EXT_RSTN 8 MPU_RST U2C U2D TC74VHC00FT(EL) TC74VHC00FT(EL) 25 24 23 U1B 12 SN74AHC14PWR SN74AHC14PWR 5 1 U1A 6 U2B TC74VHC00FT(EL) MNR04M0ABJ101 R17 R14 MNR04M0ABJ103 4 MPU_RST 26 GND 26 GND 2 FLMD0 GND 25 GND 3 P33 P120 24 P120/INTP0/EXLVI P5.L P32 P140 23 P140/PCL/INTP6 22 P31 21 P30 P0 P141 21 22 P00/TI000 P141/BUZ/INTP7 20 19 18 17 15 P76 ANI1 ANI2/P22 15 14 P75 ANI2 14 ANI3/P23 16 13 P74 ANI3 ANI1/P21 12 P73 ANI4 12 13 7 6 5 4 ANI4/P24 5 6 7 8 4 3 2 1 B 2 +5V P16 2 P17/TI50/TO50 P16/TOH1/INTP5 3 1 +5V P5.L P17 1 3 P5.L 5 6 7 8 4 3 2 1 5 6 7 8 R20 MNR04M0ABJ103 4 3 2 1 R22 MNR04M0ABJ103 P14 CN1 2552-2X13G 2 P13 A 1 13 5 12 U1F SN74AHC14PWR 5 3 4 1 2 3 4 P17 P16 P12 P11 P10 EXT_RSTN C3 0.1u/25V 11 P5.L 10 1 ANI2 7 14 5 6 7 8 4 3 2 1 8 7 6 5 GND 6 0.1u/25V C2 7 GND VCC SN74AHC14PWR VCC U1G 14 TP3 ICC04-050-350 TP2 ICC04-050-350 TC74VHC00FT(EL) P5.L 8 5 4 3 2 1 MNR04M0ABJ101 5 R37 TP1 ICC04-050-350 U2E 470p/50V 9 4 3 2 1 MNR04M0ABJ101 5 5 6 7 8 U1D SN74AHC14PWR 3 2 ANI4 ANI3 C1 4 ANI5 R3 470 U1E SN74AHC14PWR 2 P5 R38 R36 MNR04M0ABJ101 1 P6 6 CT-7820 Product 7 7 8 CT-7820回路図 Title INT_RSTP OCD_TMG ANI[7..0] P[141..0] 8 1/3 Sheet D C B A 5. 回路図 5. 回路図 5.1 CT-7820 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 13 14 D C B 1 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 4.7K R26 P5.L 4.7K R33 P5.L 4.7K R34 P5.L 4.7K R35 P5.L 470 R30 470 R27 470 R28 470 R29 OCD_TMG 2 PUSH SWITCH INPUTS PUSH4 S4 SKHHAM010S PUSH3 S3 SKHHAM010S PUSH2 S2 SKHHAM010S PUSH1 S1 SKHHAM010S 2 3 P5.L 10 9 5 4 7 14 GND VCC 3 8 U3C TC74VHC00FT(EL) 6 U3B TC74VHC00FT(EL) U3E TC74VHC00FT(EL) 11 U3D TC74VHC00FT(EL) C4 0.1u/25V 13 12 2 1 U3A TC74VHC00FT(EL) 3 P33 P32 P31 P30 4 4 1 2 3 SLIDE2 4.7K R24 P5.L 4.7K R25 470 R31 470 R32 SLIDE SWITCH INPUTS 1 2 3 S6 MMS-A-1-2N SLIDE1 S5 MMS-A-1-2N P5.L 5 5 ANI1 ANI0 TH1 P5.L 6 R4 10K 0.1 C11 R18 470 7 C10 470 CT-7820 Product 0.1 R15 2 10K(B) P5.L ANALOG POD INPUT R2 7 TEMPERTUER SENSOR INPUT NTCDS3HG103JC3NB 6 3 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 1 A 1 ANI7 ANI6 8 CT-7820回路図 Title P[141..0] ANI[7..0] 8 2/3 Sheet D C B A 5. 回路図 D C B 1 2 2 P[141..0] P60 P61 P62 P63 P51 P77 P76 P73 P72 P71 P70 R19 47k 3 1u/25V C12 R21 22 1/4W P5.L P5.L R23 22 1/4W 5 6 7 8 K A DB7 DB6 DB5 DB4 DB3 DB2 DB1 DB0 E R/W RS VO VDD VSS CN3 FH21-16S-1DS 4 2 4 LGND PGND1 PGND2 PGND2 VM1 VM2 OUT1A OUT1B OUT2A OUT2B 15 6 7 4 9 3 10 5 8 1u/25V VDD PSAVE IN1A IN1B IN2A IN2B U4 MPC17C724EP/R2 P5.L2 C9 14 P5.L2 2 TB_SHORT2_V1 TB1 1u/25V 16 13 1 2 12 11 1 P5.L LCD CONTRAST TO LCD MODULE SC1602P 16 CHARACTERS x 2 LINES C7 R11 MNR04M0ABJ103 P5.L R1 2K(B) P5.L R16 MNR04M0ABJ101 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 LCD MODULE 4 3 2 1 3 5 6 7 8 4 3 2 1 1 3 A 1 5 1u/25V C6 P5.L2 5 L-934SED 1 L-934SRD-G 1 P3 P4 2 LED5 2 LED4 2 LED3 2 LED2 2 LED1 LED DISPLAYS L-934SYD 1 L-934SGD 1 P1 P2 L-934PBD-A 1 P0 470 R5 470 R6 470 R7 470 R8 470 R9 6 P5.L 6 CT-7820 Product P15 BZ1 GT-111P 1u/25V C5 R10 470 7 TB2 TB-PAD4 8 8 CT-7820回路図 Title 1 2 3 4 SOUND OUTPUT 7 3/3 Sheet D C B A 5. 回路図 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 15 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル D C B A SML-210MTT86 1GRN LED4 SML-210VTT86 1RED LED3 1 0 1 (2) 3 4 5 1 2 3 4 RESET 5 TxD6 6 RxD6 XTB1 &CON-7P-2.54 7 FLMD0 6 2 3 GND 22p(CH) 26 GND R15 10K C11 25 P5.L P5.L Y3 SSP-T7 12.5PF 24 P140/PCL/INTP6 R1 220K P120/INTP0/EXLVI 21 P00/TI000 1u/25V 23 20 C6 P141/BUZ/INTP7 19 P02/SO11 P01/TI010/TO00 P141 P140 P120 P43 P42 P41 P40 P130 3 22 18 15 ANI1/P21 P03/SI11 14 ANI2/P22 16 13 ANI3/P23 17 12 ANI4/P24 ANI0/P20 11 P04/SCK11 10 ANI6/P26 ANI5/P25 P11/SI10/RxD0 ANI7/P27 7 P12/SO10 9 6 P13/TxD6 8 5 P14/RxD6 P10/SCK10/TxD0 3 4 P15/TOH0 2 2542-2X13G CN2 2 2 P16/TOH1/INTP5 1K R10 1K R5 1 P5.L P5.L P17/TI50/TO50 P01 P00 2 22p(CH) C10 P5.L 57 58 59 60 61 62 63 64 1 2 3 4 5 6 7 8 48 49 50 51 52 53 54 55 56 39 40 41 42 43 44 45 46 47 4 P130 P04/SCK11 P03/SI11 P02/SO11 P01/TI010/TO00 P00/TI000 P141/BUZ/INTP7 P140/PCL/INTP6 P120/INTP0/EXLVI P43 P42 P41 P40 RESET P124/XT2/EXCLKS P123/XT1 AVSS ANI7/P27 ANI6/P26 ANI5/P25 ANI4/P24 ANI3/P23 ANI2/P22 ANI1/P21 ANI0/P20 P17/TI50/TO50 P16/TOH1/INTP5 P15/TOH0 P14/RxD6 P13/TxD6 P12/SO10 P11/SI10/RxD0 P10/SCK10/TxD0 AVREF U2 uPD78F0537DGA-9EV-A 4 P121/X1/OCD0A P122/X2/EXCLK/OCD0B FLMD0 REGC EVSS VSS EVDD VDD P30/INTP1 P53 P52 P51 P50 P31/INTP2/OCD1A P32/INTP3/OCD1B P05/SSI11/TI001 P06/TO01/TI011 P70/KR0 P71/KR1 P72/KR2 P73/KR3 P74/KR4 P75/KR5 P76/KR6 P77/KR7 P33/TI51/TO51/INTP4 P63 P62/EXSCL0 P61/SDA0 P60/SCL0 11 10 9 12 14 13 16 15 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 5 5 Y2 CSTCE20M0V510-B0 1u/25V 1u/25V 1u/25V C18 C7 C9 P5.L 6 6 P70 P71 P72 P73 P74 P75 P76 P77 P50 P53 CT-7821 Product P5.L 7 4.7u/6.3V C2 7 1 2 3 4 16 8 7 6 5 1 8 CT-7821回路図 Title 1/2 Sheet RESET P[30..141] FLMD0 26 R2 NMR04M0ABJ103 P32/INTP3/OCD1B P33/TI51/TO51/INTP4 24 25 P31/INTP2/OCD1A 23 P60/SCL0 P30/INTP1 21 22 P61/SDA0 19 20 P63 P62/EXSCL0 18 P77/KR7 16 17 P75/KR5 P76/KR6 15 P74/KR4 13 14 P72/KR2 P73/KR3 12 P71/KR1 10 11 P06/TO01’ 2/TI011 P70/KR0 9 P05/SSI11’ 2/TI001 8 P51 P50 7 P52 6 P53 5 3 4 +5V +5V 2 CN3 2542-2X13G 1 8 D C B A 5. 回路図 5.2 CT-7821 D C B 1 P[30..141] 2 P5.L 2 6 1 3 IN2 IN1 IN0 GND Vcc Y U3 SN74LVC1G97DCKR 2 5 4 C21 P130 0.1u/25V P5.L P120 P43 P42 P41 P40 P141 P140 P53 P50 P77 P76 P75 P74 P73 P72 P71 P70 3 10K R14 R12 NMR04M0ABJ103 1 2 3 4 8 7 6 5 R13 NMR04M0ABJ103 P5.L 1 2 3 4 8 7 6 5 P5.L 13 12 11 10 9 8 7 5 23 22 21 20 19 18 16 15 27 26 25 24 35 34 33 32 31 30 29 43 42 41 40 39 38 37 36 87 88 90 91 92 93 94 95 96 4 3 2 1 100 99 98 97 SA7 SA6 SA5 SA4 SA3 SA2 SA1 SA0 SA15 SA14 SA13 SA12 SA11 SA10 SA9 SA8 SA19 SA18 SA17 SA16 IOCHRDY AEN RSTDRV SMEMWB SMEMRB IOWB IORB [IRQ2/9] [IRQ3] [IRQ4] [IRQ5] [IRQ10] [IRQ11] [IRQ12] [IRQ15] 4 GND GND GND GND GND GND VDD VDD VDD VDD VDD VDD X2 X1 TX+ TXCDCD+ RXRX+ LEDBNC TPOUT- LED0 [LED_COL] [LED_LINK] LED1 [LED_RX] [LED_CRS] LED2 [LED_TX] AUI JP BA21 [PNP] BA20 [BS0] BA19 [BS1] BA18 [BS2] BA17 [BS3] IOCS16B [SLOT16] BA16 [BS4] BA15 SD15 BA14 [PL0] SD14 BCSB BD0 [IOS3] SD13 SD12 BD1 [IOS2] SD11 BD2 [IOS1] SD10 BD3 [IOS0] BD4 [IRQS2] SD9 SD8 BD5 [IRQS1][EESK] BD6 [IRQS0][EEDI] SD7 BD7 [PL1][EEDO] SD6 EECS SD5 SD4 TPIN+ SD3 SD2 TPINSD1 SD0 TPOUT+ INT0 INT1 INT2 INT3 INT4 INT5 INT6 INT7 U4 RTL8019AS 4 Y1 14 28 44 52 83 86 6 17 47 57 70 89 5 0.1u/25V C19 P5.L CXZ49GFB20000H0PES 51 50 49 48 53 54 55 56 60 46 45 58 59 61 62 63 64 65 66 67 68 69 71 72 73 74 75 85 84 82 81 80 79 78 77 76 5 1 2 3 4 0.1u/25V C20 22p(CH) C4 CS CLK DI DO 0.1u/25V C17 22p(CH) C8 VCC NC NC VSS U1 93LC46B-I/SN 0.1u/25V C16 8 7 6 5 0.1u/25V C15 R11 200 C12 0.1u/25V P5.L C5 6 1 7 1000p/50V 8 6 2 1000p/50V 3 0.1u/25V C13 C14 6 Product 7 8 7 6 5 4 3 CT-7821 TB1 F.GND 8 8 CT-7821回路図 Title 1 1000P/2kV 75 R6 75 R8 2 C1 75 R7 75 R9 LED2 SML-210DTT86 ORG ACT LED1 SML-210MTT86 GRN LINK CN1 RJ-45 1 1000P/2kV 9 10 11 14 15 16 R3 1K R4 1K P5.L C3 T1 20F001NG 7 2 1 2 1 3 S A 1 2/2 Sheet D C B A 5. 回路図 P130 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 17 6. LCD モジュール 6. LCD モジュール この資料は台湾 Sunlike Display Tech 社のデータシートを了承の元に作成したものです。 <特長> ・文字構成 5 × 7 ドット(カーソル付) ・コントローラ内蔵 ・電源 5V ・1/16 Duty Cycle 表 6-1 液晶モジュール各寸法 項目 寸法(mm) モジュールサイズ(W × H × T) 有効表示領域(W × H) 文字サイズ(W × H) 文字ピッチ(W × H) ドットサイズ(W × H) ドットピッチ(W × H) 53.0 × 20.0 × 8.0 36.0 × 10.0 1.85 × 3.15 2.15 × 4.25 0.33 × 0.35 0.38 × 0.40 表 6-2 液晶モジュール端子 NO. 1 2 3 4 5 6 7 8 記号 VSS VCC VO RS R/W E DB0 DB1 機能 GND 電源 コントラスト調整 レジスタ選択 Read/Write 選択 動作起動信号 Data Bit 0 Data Bit 1 NO. 9 10 11 12 13 14 15 16 記号 DB2 DB3 DB4 DB5 DB6 DB7 A K 機能 Data Bit 2 Data Bit 3 Data Bit 4 Data Bit 5 Data Bit 6 Data Bit 7 LED Power LED Power <インストラクション概要> 液晶モジュールは、インストラクションを書き込むことで表示の制御を行います。表示するパターンは、あらか じめモジュール内の CGROM(Character Generator ROM)に用意されている文字パターンか、ユーザーが作成 し、CGRAM(Character Generator RAM)に格納したパターンを選びます。パターンの表示位置は表示データ DDRAM(Display Data RAM)のアドレスで指定します。 各インストラクションの実行時間を十分にとってから、次のインストラクションを書き込むようにしてください。 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 18 6. LCD モジュール 表 6-3 インストラクション概要 インストラク ション コード RS R/W DB7 DB6 DB5 DB4 DB3 DB2 DB1 DB0 表示クリア 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 カーソルホーム 0 0 0 0 0 0 0 0 1 * エントリーモー ドセット 0 0 0 0 0 0 0 1 I/D S 表示オン / オフ 0 0 0 0 0 0 1 D C B カーソル/表示 シフト 0 0 0 0 0 1 * * ファンクション セット 0 0 0 0 1 DL * * CGRAM ア ド レ スセット 0 0 0 1 DDRAM ア ド レ スセット 0 0 1 ADD BF /アドレス読 み出し 0 1 BF AC C G R A M 、 DDRAM へ の 1 データ書込み C G R A M 、 DDRAM か ら の 1 データ読み出し 略称の説明 * DDRAM CGRAM ADD ACG AC S/C R/L N F ACG 内容 表示をクリアし、カーソルをホー ム位置へ戻します。 カーソルをホーム位置へ戻しま す。シフトしていた表示も元へ戻 ります。 データの書込み及び読み出し時 に、 カ ー ソ ル の 進 む 方 向(I/D)、 表示をシフトさせるかどうか(S) の設定をします。 全表示のオン / オフ(D)、カーソ ルのオン / オフ(C)、カーソル位 置にある桁のブリンク(B)を設 定します。 DDRAM の内容を変えずに、カー ソルの位置(S/C)と表示シフト (R/L)の設定をします。 インターフェイスデータ長(DL)、 デューティ(N)、及びドット数(F) を設定します。 AC に CGRAM のアドレスをセッ トします。以後、送受するデータ は、CGRAM のデータです。 AC に DDRAM のアドレスをセッ トします。以後、送受するデータ は、DDRAM のデータです。 モジュールが内部動作中であるこ とを示す BF 及び AC の内容を読 み出します。 実行時間 (max.) 1.64ms 1.64ms 40 μ s 40 μ s 40 μ s 40 μ s 40 μ s 40 μ s 0μs 0 書込みデータ CGRAM または DDRAM にデータ 46 μ s を書込みます。 tADD=6 μ S 1 読み出しデータ CGRAM または DDRAM からデー 46 μ s タを読み出します。 tADD=6 μ S 無効のビット Display Data RAM Character Ganerator RAM DDRAM のアドレス CGRAM のアドレス DDRAM、CGRAM の アドレスカウンタ 実行時間について 実行時間はクロック発振周波数が 250kHz の時の値です。 信号の説明 -1 信号 I/D 値 0 1 S 0 1 D 0 1 C 0 1 B 0 1 S/C 0 1 R/L 0 1 DL ※ 1 0 1 N※2 0 1 信号の説明 -2 内容 F 0 5 × 7 ドットマトリクス デクリメント 1 5 × 10 ドットマトリクス インクリメント BF 0 インストラクション受付可 表示をシフトしない 1 内部動作中 表示はシフトさせる ※ 1 CT-201 の回路構成上 0(4 ビット) 表示オフ 表示オン に設定してください。 カーソルオフ ※ 2 CT-201 搭 載 モ ジ ュ ー ル で は 1 カーソルオン ブリンクオフ (1/16)に設定してください。 ブリンクオン カーソル移動 表示シフト 左シフト 右シフト 4 ビット 8 ビット 1/8 または 1/11 デューティ 1/16 デューティ ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 19 6. LCD モジュール <インストラクション詳細> 以下に各インストラクションの詳細を示します。 ・表示クリア 表示クリア後、カーソルをホーム位置(00 番地)へ戻します。 DDRAM の全アドレスに対して 20H(スペースコード)が書かれ、AC に DDRAM アドレスの 00H 番地が書 かれます。 表示クリア実行後はエントリーモードはインクリメント(I/D=1)となっています。 ・カーソルホーム カーソルをホーム位置(00 番地)へ戻し、シフトしていた表示を元に戻します。 AC に DDRAM アドレスの 00H 番地が書かれます。 カーソルホーム実行後、DDRAM の内容は変わりません。 ・エントリーモードセット カーソルの進む方向と、表示のシフトを設定します。 < I/D:DDRAM、CGRAM 読み書きの際にアドレスを+ 1 あるいは- 1 するかを設定するビット> I/D=0 カーソル/ブリンクは左へ移動し、DDRAM のアドレスが+ 1 されます。 I/D=1 カーソル/ブリンクは右へ移動し、DDRAM のアドレスが- 1 されます。 < S:DDRAM 書込みの際に表示全体を左右どちらかにシフトするかを設定するビット> S 1 1 0 I/D 0 1 * 右にシフトします。 左にシフトします。 表示はシフトしません。 ・表示オン/オフ 表示、カーソルのオン/オフ、カーソル位置の文字のブリンクを設定します。カーソルのオン/オフおよびブ リンクは AC で指定される DDRAM のアドレスで行われます。 < D:表示オン/オフを切り替えるビット> D=0 表示をオフします。DDRAM にはデータが残っています。 D=1 表示をオンします。 < C:カーソルのオン/オフを切り替えるビット> C=0 カーソルをオフします。I/D ビットには設定が残っています。 C=1 カーソルをオンします。 < B:カーソル位置の文字のブリンクを設定するビット> B=0 カーソルをオンします。 カーソル位置の文字がブリンクします。ブリンクは 1 に設定したドット(表示)を 0(消灯)に切り替える B=1 ことで行われます。 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 20 6. LCD モジュール ・カーソル/表示シフト DDRAM の内容を書き換えずにカーソルと表示位置のシフトを行います。 DDRAM データの修正、検索に使用できます。 < S/C:カーソルシフトか表示シフトかを設定するビット R/L:左右を設定するビット> S/C 0 0 1 1 R/L 0 1 0 1 カーソルが左へシフトします。AC の値を- 1 します。 カーソルが右へシフトします。AC の値を+ 1 します。 表示全体(カーソル)を左へシフトします。AC は変わりません。 表示全体(カーソル)を右へシフトします。AC は変わりません。 ・ファンクションセット < DL:インターフェイスデータ長を設定するビット> 4 ビットモード(DB7 ~ DB4 を使用)に設定します。この設定の場合、上位 4 ビット転送、下位 4 ビット 転送の順で 2 回設定します。 DL=1 8ビットモード(DB7 ~ DB0 を使用)に設定します。 DL=0 < N:デューティを設定するビット※ F:フォントのドット構成を設定するビット> N 1 0 0 F * 0 1 2 行表示します。フォントドット構成の設定(F)は無効となり、5 × 7 ドットとなります。 1 行、5 × 7 ドットとなります。 1 行、5 × 10 ドットとなります。 ※ CT-201 の場合は、N=1 に設定してください。 ・CGRAM アドレスセット AC へ CGRAM のアドレスを設定します。この設定以降、マイコンからの書込み、読み出しは CGRAM に対 して行われます。 ・DDRAM アドレスセット AC へ DDRAM のアドレス設定します。この設定以降、マイコンからの書込み、読み出しは DDRAM に対し て行われます。 ・BF /アドレス読み出し 液晶モジュールがインストラクション実行中かどうかを調べるためのインストラクションです。読み出した結 果、BF ビットが 1 の場合は、0 になるまで次のインストラクションを実行しないでください。このインスト ラクションでは AC の値を読み出すこともできます。 ・CGRAM、DDRAM へのデータ書込み 8 ビットのデータを CGRAM、DDRAM へ書込みます。CGRAM アドレスセットのあとに書き込んだ場合は、 CGRAM へ、DDRAM アドレスセットのあとに書き込んだ場合は DDRAM へ書込みます。このインストラク ション実行後、エントリーモードセットの設定内容に従って AC が+ 1 あるいは- 1 されます。 ・CGRAM、DDRAM からのデータ読み出し CGRAM、DDRAM から 8 ビットのデータを読み出します。CGRAM アドレスセットのあとに読み出した場 合は、CGRAM から、DDRAM アドレスセットのあとに読み出した場合は DDRAM から読み出します。 CGRAM/DDRAM アドレスセット命令を実行せずにこの読み出し命令を実行した場合、1 回目に読み出した データは無効になります。連続して読み出し命令を実行した場合は、2 回目からデータが正常に読み出されま す。 カーソルシフトインストラクションの実行でカーソルシフト実行後は、DDRAM アドレスセットインストラ ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 21 6. LCD モジュール クションとみなされるので DDRAM アドレスセットインストラクションを実行する必要はありません。 このインストラクション実行後、エントリーモードの設定内容に従って AC が+ 1 あるいは- 1 されますが、 表示のシフトは行われません。 CGRAM、DDRAM 書込みインストラクション実行後は、エントリーモードに設定にしたがって AC が+ 1 あ るいは- 1 されますが、直後に読み出しを行った場合はその以前の AC が指す内容が読み出されます。 <DDRAMアドレス> 液晶モジュールの表示位置を指定するアドレスです。(HEX) 表 6-4 DDRAM アドレス 表示桁 1 1 行目 00 2 行目 40 2 01 41 3 02 42 4 03 43 5 04 44 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 22 6 05 45 7 06 46 8 07 47 9 08 48 10 09 49 11 0A 4A 12 0B 4B 13 0C 4C 14 0D 4D 15 0E 4E 16 0F 4F 6. LCD モジュール <CGROM のキャラクタフォント> 液晶モジュールに表示するためにあらかじめ用意されたキャラクタパターンです。(HEX) 表 6-5 CGROM キャラクタフォント 上位4ビット(D4~D7)HEX 0 1 2 3 4 下位4ビット(D0~D3)HEX 5 6 7 8 9 A B C D E F 0 CG RAM (1) CG RAM (2) CG RAM (3) CG RAM (4) CG RAM (5) CG RAM (6) CG RAM (7) CG RAM (8) CG RAM (1) CG RAM (2) CG RAM (3) CG RAM (4) CG RAM (5) CG RAM (6) CG RAM (7) CG RAM (8) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 23 6. LCD モジュール <CGRAMのパターン> 独自のパターンを作成し表示させる場合は、CGRAM へパターンを格納します。8 種類のパターンが格納できます。 ・パターンの作り方 表示するドットには 1 を、消去するドットには 0 を設定します。パターンの 8 行目はカーソル位置で、カーソ ルと CGRAM データの論理和をとって表示されるので、カーソル表示を行う場合には 8 行目の CGRAM デー タを 0 にしてください。8 行目のデータを 1 にすると、カーソルの有無に関係なく 1 ドットが点灯します。 ・パターンを書き込む時 パターンは横 5 ドットづつを 8 回に分けて書込みます。 ・パターンを読み出す時 読み出す場合は、8 × 5 ドットのパターンを一度に読み出します。どのパターンを読み出すかは 0 ~ 2 ビット で決定しますが、ビット 3 は無効なので 00H と 08H では同じ文字が選択されます。 表 6-6 CGRAM パターン ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 24 0 1 0 1 0 1 0 1 * * * 0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 1 1 0 0 1 1 0 1 0 1 0 1 0 1 * * * 0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 1 0 1 0 1 0 0 0 1 0 1 1 1 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 0 ……… 0 0 1 1 0 0 1 1 * 1 0 Low ……… 0 0 0 0 1 1 1 1 * 2 ……… * 3 ……… 0 1 0 1 0 1 0 1 4 ……… 0 0 1 1 0 0 1 1 ……… 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1 ……… 0 * 1 1 1 0 0 1 5 ……… 0 0 0 0 0 0 7 6 High ……… 0 * 0 0 1 ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… ……… 0 0 0 0 * 0 0 0 5 4 3 2 1 0 High Low ……… 0 0 0 3 2 1 0 Low パターンの作り方 ……… 7 6 5 4 High パターンを 書き込む時のアドレス ……… ……… ……… パターンを 読み出す時のアドレス 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 0 0 0 1 1 0 1 0 1 0 1 1 0 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 カーソル 6. LCD モジュール <初期設定> 以下の手順に従って初期設定を行ってください。(ReferSTAR 78K/Kx2 の回路構成よりインターフェイスデータ 長を 4 ビットに設定する方法を示します。 ) 液晶モジュールは電源投入後はインターフェイスデータ長が何ビットに設定されているかわかりませんので、ファ ンクションセットを 2 回以上行って、まず 8 ビットに設定してから 4 ビットに設定します。 電源オン VDD が 4.5V に達して から 45ms 以上待つ RS R/W DB7 DB6 DB5 DB4 0 0 0 0 1 1 4.1ms 以上待つ RS R/W DB7 DB6 DB5 DB4 0 0 0 0 1 1 100μs 以上待つ RS R/W DB7 DB6 DB5 DB4 0 0 0 0 1 1 RS R/W DB7 DB6 DB5 DB4 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 N 0 F 0 1 * 0 * 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 I/D 1 S 0 初期設定終了 図6-1 インターフェイスデータ4ビット長の初期設定例 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 25 改訂履歴 Rev. 発行日 1.00 2006/08/20 ページ - 改訂内容 初版発行 ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル 発行日 2006 年 8 月 20 日 Rev1.00 発 行 サンハヤト株式会社 〒 170-0005 東京都豊島区南大塚 3 丁目 40 番 1 号 ©2006 Sunhayato Corp. All rights reserved. SG043233